JP3997958B2 - プロジェクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像表示装置として、液晶パネル(液晶表示装置)、CRT表示装置、プラズマディスプレイ装置等のドットマトリックス画像表示装置が多く用いられている。ドットマトリックス画像表示装置は、二次元的に周期的に配列された多数の画素によって画像を表現する。この時、この周期的配列構造に起因する、いわゆるサンプリングノイズが発生し、画質が劣化する(画像がざらついて見える)現象がみられる。そして、画質が劣化する現象を低減する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−122709号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ドットマトリックス画像表示装置においては、画素と画素との間に領域は、不要光を低減するためにブラックマトリックスと呼ばれる遮光部が設けられている。近年、画像表示装置の使用態様として、大画面を比較的近距離から観察する場合が多くなってきている。このため、観察者がブラックマトリックスの像を認識してしまう場合がある。このように、従来のドットマトリックス画像表示装置は、ブラックマトリックスの像のため、スムーズさの少ない画像、又はざらつきを有する画像等のように画質が劣化するという問題点を有している。上述の特許文献1では、ブラックマトリックスの像に起因する画質の劣化を低減することは困難である。
【0005】
このため、観察者がブラックマトリックス等の遮光部を認識することがないように、画像表示装置からの光を、プリズム群へ入射させることが考えられる。プリズム群の平坦部は、画像表示装置からの光をそのまま透過させる。また、プリズム群の屈折面は、画像表示装置からの光を屈折させて透過させる。このような、プリズム群を透過した光は、平坦部を射出した後そのまま直進する光に加えて、プリズムの屈折面で光路を偏向された光も生ずる。光路を偏向された光により、画素像がブラックマトリックス上に形成される。これにより、ブラックマトリクスを認識することを低減できる。換言すると、プリズム群を用いることで、投写される画素像を拡大してブラックマトリックスを認識することを低減している。
【0006】
しかしながら、プロジェクタは映画等の画像データの投写だけではなく、プレゼンテーションにおいて文字、グラフ、表等の画像(以下、総称して「テキスト画像」という。)を投写する場合にも使用される頻度が高い。テキスト画像を投写する場合に、上述のプリズム群を用いると、却ってテキスト画像の締りがなくなってしまい画質を低下させてしまう。また、映画を鑑賞する場合と、プレゼンテーションをする場合とで、用途を分けてそれぞれ専用のプロジェクタを準備するのは不経済である。従って1台のプロジェクタで、様々な用途において、高品質な画像を得られることが望ましい。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、映画やプレゼンテーション等の様々な用途において、高品質な投写像を得ることができるプロジェクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、光を供給する光源と、光源からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、変調された光を投写する投写レンズとを有し、空間光変調装置の射出側の光路中に、光学素子を挿脱する挿脱部をさらに有し、挿脱部は、空間光変調装置と光学素子との相対的な角度を一定にするための位置決め部を有することを特徴とするプロジェクタを提供できる。
【0009】
1台のプロジェクタに対して、画像信号が映画等の場合には、例えばプリズム群等の光学素子を空間光変調装置の射出側の光路内に挿入する。これにより、プリズム群の屈折作用により、空間光変調装置からの変調光が屈折されて、投写像のブラックマトリックスを認識することを低減できる。また、このプロジェクタをプレゼンテーションに使用する場合は、プリズム群等の光学素子を光路外へ退避する。これにより、文字等のテキスト画像は、空間光変調装置からの変調光が、そのまま投写される。この結果、シャープな投写像を得ることができる。シャープな画像とは、いわゆる、きれの有る、引き締まった鮮明な画像をいう。また、空間光変調装置の変調面上の画素と、プリズム群とは、相対的に所定の角度関係であることを要する。本発明では、空間光変調装置と光学素子との相対的な角度を一定にするための位置決め部を有している。このため、光学素子を光路内に挿入すれば、光学素子の位置決めを行うことができる。
【0010】
また、本発明の好ましい態様によれば、挿脱部は、光学素子と異なる他の光学素子をさらに有し、光学素子と他の光学素子とを択一的に光路内に挿脱し、光学素子が光路内に挿入された状態の光学的光路長と、他の光学素子が光路内に挿入された状態の光学的光路長とは、略等しいことが望ましい。光学素子を単に光路内へ挿脱すると、光学素子が光路内に挿入されている状態と、光学素子が光路外へ退避している状態とでは、空間光変調装置からスクリーンまでの光学的な光路長(屈折率×厚さ)が異なってしまう。このため、単に光学素子を光路に挿脱すると、投写像のピントがぼけてしまう。本態様では、光学素子が光路内に挿入された状態の光学的光路長と、他の光学素子が光路内に挿入された状態の光学的光路長とは、略等しいように構成されている。これにより、光学素子及び他の光学素子の何れを選択している場合でも、常にピントの合った高品質な画像を得ることができる。
【0011】
また、本発明の好ましい態様によれば、光学素子は、屈折光学素子、又は回折光学素子であり、他の光学素子は、光学的に透明な平行平板であることが望ましい。屈折光学素子は、空間光変調装置からの光を屈折させて偏向する。また、回折光学素子は、空間光変調装置からの光を回折させて偏向する。空間光変調装置からの光が屈折又は回折されることで、スクリーンにおける画素の像の位置がシフトする。そして、画素の像の位置が画素間のブラックマトリックス上にシフトするように、光を屈折又は回折させる。これにより、観察者はブラックマトリックスを認識することを低減できる。また、他の光学素子は平行平板である。平行平板は、屈折、回折等の光学的な作用を生じないノンパワーな要素である。このため、テキスト画像を投写する場合は、平行平板を光路内へ挿入する状態にする。これにより、空間光変調装置からの変調光をそのまま投写できる。この結果、シャープな投写像を得ることができる。
【0012】
また、本発明の好ましい態様によれば、挿脱部は、空間光変調装置と投写レンズとの間の光路内に設けられていることが望ましい。これにより、例えば、3板式のプロジェクタの場合、各波長領域の色光に対応した空間光変調装置ごとに、各色光に最適化したプリズム群を用いることができる。
【0013】
また、本発明の好ましい態様によれば、挿脱部は、投写レンズの射出側に設けられていることが望ましい。これにより、複数のプリズム群ではなく、単独のプリズム群を用いれば良い。この結果、安価で簡易な構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0015】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るプロジェクタの概略構成を示す。
(プロジェクタ全体説明)
初めに図1を参照して、本発明の実施形態1に係るプロジェクタの概略構成を説明する。次に、図2以降を参照して、本実施形態の特徴的な構成を説明する。まず、図1において、光源部である超高圧水銀ランプ101は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光である緑色光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」という。)を含む光を供給する。インテグレータ104は、超高圧水銀ランプ101からの光の照度分布を均一化する。照度分布を均一化された光は、偏光変換素子105にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。s偏光光に変換された光は、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106Rに入射する。以下、R光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rは、R光を透過し、G光、B光を反射する。R光透過ダイクロイックミラー106Rを透過したR光は、反射ミラー107に入射する。反射ミラー107は、R光の光路を90度折り曲げる。光路を折り曲げられたR光は、第1色光であるR光を画像信号に応じて変調する第1色光用空間光変調装置110Rに入射する。第1色光用空間光変調装置110Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。なお、ダイクロイックミラーを透過しても、光の偏光方向は変化しないため、第1色光用空間光変調装置110Rに入射するR光は、s偏光光のままの状態である。
【0016】
第1色光用空間光変調装置110Rは、λ/2位相差板123R、ガラス板124R、第1偏光板121R、液晶パネル120R、及び第2偏光板122Rを有する。液晶パネル120Rの詳細な構成については後述する。λ/2位相差板123R及び第1偏光板121Rは、偏光方向を変換させない透光性のガラス板124Rに接する状態で配置される。これにより、第1偏光板121R及びλ/2位相差板123Rが、発熱により歪んでしまうという問題を回避できる。なお、図1において、第2偏光板122Rは独立して設けられているが、液晶パネル120Rの射出面や、クロスダイクロイックプリズム112の入射面に接する状態で配置しても良い。
【0017】
第1色光用空間光変調装置110Rに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Rによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたR光は、ガラス板124R及び第1偏光板121Rをそのまま透過し、液晶パネル120Rに入射する。液晶パネル120Rに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、R光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Rの変調により、s偏光光に変換されたR光が、第2偏光板122Rから射出される。このようにして、第1色光用空間光変調装置110Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
【0018】
次に、G光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rで反射された、G光とB光とは光路を90度折り曲げられる。光路を折り曲げられたG光とB光とは、B光透過ダイクロイックミラー106Gに入射する。B光透過ダイクロイックミラー106Gは、G光を反射し、B光を透過する。B光透過ダイクロイックミラー106Gで反射されたG光は、第2色光であるG光を画像信号に応じて変調する第2色光用空間光変調装置110Gに入射する。第2色光用空間光変調装置110GはG光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。第2色光用空間光変調装置110Gは、液晶パネル120G、第1偏光板121G及び第2偏光板122Gを有する。
【0019】
第2色光用空間光変調装置110Gに入射するG光は、s偏光光に変換されている。第2色光用空間光変調装置110Gに入射したs偏光光は、第1偏光板121Gをそのまま透過し、液晶パネル120Gに入射する。液晶パネル120Gに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調により、G光がp偏光光に変換される。液晶パネル120Gの変調により、p偏光光に変換されたG光が、第2偏光板122Gから射出される。このようにして、第2色光用空間光変調装置110Gで変調されたG光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
【0020】
次に、B光について説明する。B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ108と、2枚の反射ミラー107とを経由して、第3色光であるB光を画像信号に応じて変調する第3色光用空間光変調装置110Bに入射する。第3色光用空間光変調装置110Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。
【0021】
なお、B光にリレーレンズ108を経由させるのは、B光の光路の長さがR光及びG光の光路の長さよりも長いためである。リレーレンズ108を用いることにより、B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光を、そのまま第3色光用空間光変調装置110Bに導くことができる。第3色光用空間光変調装置110Bは、λ/2位相差板123B、ガラス板124B、第1偏光板121B、液晶パネル120B、及び第2偏光板122Bを有する。なお、第3色光用空間光変調装置110Bの構成は、上述した第1色光用空間光変調装置110Rの構成と同様なので、詳細な説明は省略する。
【0022】
第3色光用空間光変調装置110Bに入射するB光は、s偏光光に変換されている。第3色光用空間光変調装置110Bに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Bによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたB光は、ガラス板124B及び第1偏光板121Bをそのまま透過し、液晶パネル120Bに入射する。液晶パネル120Bに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、B光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Bの変調により、s偏光光に変換されたB光が、第2偏光板122Bから射出される。第3色光用空間光変調装置110Bで変調されたB光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。このように、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106RとB光透過ダイクロイックミラー106Gとは、超高圧水銀ランプ101から供給される光を、第1色光であるR光と、第2色光であるG光と、第3色光であるB光とに分離する。
【0023】
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112は、2つのダイクロイック膜112a、112bをX字型に直交して配置して構成されている。ダイクロイック膜112aは、B光を反射し、R光、G光を透過する。ダイクロイック膜112bは、R光を反射し、B光、G光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム112は、第1色光用空間光変調装置110R、第2色光用空間光変調装置110G、及び第3色光用空間光変調装置110Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。合成された光は、挿脱部である光学フィルタ130に入射する。光学フィルタ130の詳細な構成は図2、3を用いて後述する。光学フィルタ130を透過した光は投写レンズ114に入射する。投写レンズ114は、クロスダイクロイックプリズム112で合成された光をスクリーン116に投写する。これにより、スクリーン116上でフルカラー画像を得ることができる。
【0024】
なお、上述のように、第1色光用空間光変調装置110R及び第3色光用空間光変調装置110Bからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、s偏光光となるように設定される。また、第2色光用空間光変調装置110Gからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、p偏光光となるように設定される。このようにクロスダイクロイックプリズム112に入射される光の偏光方向を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム112において各色光用空間光変調装置から射出される光を有効に合成できる。ダイクロイック膜112a、112bは、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、ダイクロイック膜112a、112bで反射されるR光及びB光をs偏光光とし、ダイクロイック膜112a、112bを透過するG光をp偏光光としている。
【0025】
(光学フィルタの構成)
次に、図2を用いて光学フィルタ130の詳細について説明する。図2は、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bから投写レンズ114までの概略構成を示す。光学フィルタ130は、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bから投写レンズ114までの間の光路中、特にクロスダイクロイックプリズム112から投写レンズ114までの光路内に設けられている。これにより、後述するような複数の光学フィルタではなく、単独の光学フィルタ130を用いれば良い。この結果、安価で簡易な構成することができる。
【0026】
挿脱部である光学フィルタ130は、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bの射出側に設けられている。そして、光学フィルタ130には、屈折光学素子であるプリズム群210と、他の光学素子である光学的に透明な平行平板250とが形成されている。プロジェクタ100で、映画等の画像を投写する場合は、図2で示すように、プリズム群210を光路内に挿入し、平行平板250を光路外へ退避させる状態にする。
【0027】
図3は、光学フィルタ130の概略構成を示す。プリズム群210は、V字形状の溝と平坦部とからなるマイクロプリズム素子211をアレイ状に配列して構成されている。各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの光のうち、プリズム群210の平坦部を透過した光は、そのまま直進して画素像を形成する。これに対して、プリズム群210のV字形状の溝に入射した光は、溝の斜面で屈折されることで偏向する。斜面角度と斜面の向きは、偏向した光が画素間のブラックマトリックス像上にシフトするような値に設定されている。これにより、観察者は、スクリーン116上でブラックマトリックスを認識することを低減できる。斜面の向きと、画素とのアライメントについては後述する。
【0028】
図2に戻って、不図示のモータは、レバー240を介して、光学フィルタ130を光軸AXに略垂直な方向に沿って移動させて、択一的にプリズム群210と平行平板250とを光路内へ挿入できる。この際、光学フィルタ130は、4つのガイド220a、220b、220c、220dにより、その移動方向が矢印Aで示す一方向に規制される。そして、プリズム群210を光路内へ挿入させる方向へ光学フィルタ130を移動させると、位置決め部230aに光学フィルタ130の端部が当接した状態で光学フィルタ130は停止する。位置決め部230a、230bは、ばね等の弾性部材で構成されている。光学フィルタ130が、位置決め部230aに当接した状態において、プリズム群210と、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bの画素とは、相対的な角度が一定に保たれている。
【0029】
上述したように、プリズム群210のV字形状の溝の斜面の方向は、画素からの光を屈折させて偏向する方向に対応する。このため、画素からの光を、ブラックマトリックスを覆うように偏向させるためには、画素とプリズム群210、特にV字形状の溝の斜面とは、相対的に所定の角度関係となるように構成することが望ましい。本実施形態では、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bの位置は固定されている。従って、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bに対して、光学フィルタ130を角度に関してアライメントする。本実施形態では、位置決め部230により、光学フィルタ130が停止した状態で、所定の角度となるように構成されている。このように、本実施形態では、プリズム群210を光路内に挿入すれば、プリズム群210の位置決めを行うことができる。
【0030】
また、プロジェクタ100で、プレゼンテーションにおいてテキスト画像を投写する場合は、平行平板250を光路内に挿入する。この場合、不図示のモータはレバー240を介して、光学フィルタ130を反対方向(図中A方向)へ移動させる。光学フィルタ130の端部は、弾性部材で構成されている位置決め部230aが撓むことで、プリズム群210が光路内に挿入されている状態よりもさらに図中A方向へ移動する。そして、光学フィルタ130の他の端部が位置決め部230bに当接する状態で停止する。この状態において、平行平板250が光路内に挿入され、プリズム群210は光路外へ退避している。
【0031】
平行平板250は、屈折、回折等の光学的な作用を生じないノンパワーな要素である、このため、テキスト画像を投写する場合は、平行平板250が光路内へ挿入されているので、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの変調光をそのまま投写できる。この結果、シャープな投写像を得ることができる。
【0032】
このように、本実施形態では、1台のプロジェクタ100に対して、画像信号が映画等の場合には、例えばプリズム群210を各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bの射出側の光路内に挿入する。これにより、プリズム群210の屈折作用により、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの変調光が屈折されて、投写像のブラックマトリックスを認識することを低減できる。また、このプロジェクタ100をプレゼンテーションに使用する場合は、プリズム群210を光路外へ退避する。これにより、文字等のテキスト画像は、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの変調光が、そのまま投写される。この結果、シャープな投写像を得ることができる。
【0033】
また、本実施形態では、光学素子であるプリズム群210が光路内に挿入された状態の光学的光路長と、他の光学素子である平行平板250が光路内に挿入された状態の光学的光路長とは、略等しい。このために、プリズム群210を構成する硝子部材の屈折率×厚さと、平行平板250を構成する硝子部材の屈折率×厚さとが略等しくなるように構成する。プリズム群210を単に光路内へ挿脱すると、プリズム群210が光路内に挿入されている状態と、プリズム群210が光路外へ退避している状態とでは、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからスクリーン116までの光学的光路長が異なってしまう。このため、単にプリズム群210のみを光路に挿脱すると、投写像のピントがぼけてしまう。本実施形態では、プリズム群210を光路に挿脱した場合、常にピントの合った投写像を得られる。例えば、映画を投写する場合、及びテキスト画像を投写する場合の何れの場合でも常にピントの合った高品質な画像を得ることができる。
【0034】
(実施形態2)
図4、5は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタ400の各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからスクリーン116までの概略構成を示す。超高圧水銀ランプから各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bまでの構成は、上記実施形態1と同一であるため、図示を省略する。また、上記実施形態1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、R光用の第1色光用空間光変調装置110Rとクロスダイクロイックプリズム112との間の光路中に、挿脱部であるR光用光学フィルタ401Rが光路内に設けられている。R光用光学フィルタ401Rは、プリズム群が形成されている。また、R光用光学フィルタ401Rは、モータMにより、光路内へ挿脱可能に構成されている。図4では、R光用光学フィルタ401Rが光路内へ挿入されている状態を示す。
【0035】
同様に、G光用の第2色光用空間光変調装置110Gとクロスダイクロイックプリズム112との間の光路中に、G光用光学フィルタ401Gが設けられている。また、B光用の第3色光用空間光変調装置110Bとクロスダイクロイックプリズム112との間の光路中に、B光用光学フィルタ401Bが設けられている。G光用光学フィルタ401GとB光用光学フィルタ401Bとの何れのフィルタもモータMにより光路内へ挿脱可能である。図4では、G光用光学フィルタ401GとB光用光学フィルタ401Bとが光路内へ挿入されている状態を示す。
【0036】
さらに、他の光学素子である硝子部材からなる平行平板420は、クロスダイクロイックプリズム112と投写レンズ114との間に設けられている。平行平板420は、モータMにより、光路内へ挿脱可能である。図4では、平行平板420が光路から退避している状態を示す。即ち、図4は、プロジェクタ400で映画を投写する場合に、各色光の光路内にプリズム群410R、410G、410Bを挿入している状態である。プリズム群410R、410G、410Bは、上記実施形態1と同様に、不図示のガイド部と位置決め部とにより、位置決めされた状態で光路内で停止する。これにより、プリズム群410R、410G、410Bの屈折作用により、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの変調光が所定方向へ所定量だけ屈折される。この結果、観察者が投写像のブラックマトリックスを認識することを低減できる。
【0037】
プリズム群210のプリズム素子211(図3参照)の斜面で屈折される量は、光の波長に依存して異なる。このため、本実施形態のように、各色光に応じて、それぞれ別のプリズム群410R、410G、410Bを設けると、各プリズム群を波長に対応させて最適化させることができる。例えば、プリズム群410Rは、第1色光用空間光変調装置110Rの画素からのR光がスクリーン116上でブラックマトリックス上へ屈折するような斜面角度とする。G光、B光についても同様に最適化した斜面角度で形成する。これにより、R光、G光、B光が合成された投写像は、色ずれが無く、かつブラックマトリックスを認識することが低減でき、鮮明でつなぎ目の無いシームレスな画像となる。
【0038】
次に、プロジェクタ400で文字等のテキスト画像を投写する場合を図5に基づいて説明する。テキスト画像を投写する場合は、プリズム群410R、410G、410Bは、それぞれモータMにより光路外へ退避する。これに対して、平行平板420をモータMにより光路内へ挿入する。各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの光は、プリズム群410R、410G、410Bを透過しないため、屈折されることなく、そのままスクリーン116へ投写される。
【0039】
また、上記実施形態1と同様に、平行平板420の光学的光路長と、プリズム群410R、410G、410Bの光学的光路長とは略等しい。これにより、図4に示したプリズム群410R、410G、410Bを光路内へ挿入している状態と、図5で示した平行平板420を光路内へ挿入している状態とにおいて、スクリーン116へ投写されている画像のピントが常に合っている。この結果、映画等を投写する場合は、ブラックマトリックスを認識することを低減し、高品質な画像を得られる。さらに、文字等のテキスト画像を投写する場合でも、シャープで高品質な画像を得られる。
【0040】
(実施形態3)
図6(a)、6(b)は、本発明の実施形態3に係るプロジェクタの投写レンズ114近傍の概略構成を示す。上記各実施形態と同一部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、挿脱部である光学フィルタ601が投写レンズ114の射出側に設けられている。また、投写レンズ114の光軸と、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bの法線とは略一致するように配置されている。図6(a)は、光路内にプリズム群610を挿入している状態を示す。プロジェクタ本体は、略水平な机等の台上に設置される。また、スクリーンは観察者が容易に観察できるように、観察者に対して上方に設置される場合が多い。この場合、プロジェクタは、あおり投写を行うことになる。あおり投写の場合、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bで変調された光は、まず、投写レンズ114の入射側開口部の略中心位置から入射する。これに対して、投写レンズ114内を進行した光は、投写レンズ114の射出側開口部の周辺部、例えば図6(a)で示す上方部分から射出する。
【0041】
円形形状の光学フィルタ601には、上記各実施形態と同様に、プリズム群610と、平行平板650とが形成されている。また、光学フィルタ601の周辺部の対向する2箇所の位置に位置決め部である切欠き部602a、602bが設けられている。また、投写レンズ114本体には、ばね等の弾性部材で形成された突起部(不図示)が設けられている。突起部と切欠き602aとが係合した状態で、不図示の各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bとプリズム群610の画素とは相対的な角度が一定となるように構成されている。
【0042】
図7は、光学フィルタ601の断面構成を示す。プリズム群610は、屈折面である斜面と、平坦部とからなるマイクロプリズム素子が周期的に形成されている。また、平行平板650は、プリズム群610と光学的光路長が略等しくなる屈折率と厚さとを有している。さらに、光学フィルタ601の投写レンズ114側の入射面601aには、反射防止膜が形成されている。これにより、投写レンズ114からの光Lが、入射面601aで反射され、再度投写レンズ114へ戻ることを防止できる。このような戻り光は迷光となるため、フレアやゴーストの原因となってしまう。このため、反射防止膜を形成しておくことで、迷光が低減された投写像を得られる。また、上述したように、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの光Lは、あおり投写のために、投写レンズ114の光軸AXに対して所定のあおり角θをなして進行する。
【0043】
図6(a)に戻って、本実施形態のプロジェクタを用いて映画等を投写する場合は、投写レンズ114の光が射出する光路内にプリズム群610を挿入する位置へ光学フィルタ601を回転させる。この位置状態で、上述したように、切欠き部602aと不図示の突起部とが係合する。そして、不図示の各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bの画素とプリズム群610とは相対的な角度が一定となる
【0044】
そして、各色光用空間光変調装置110R、110G、110Bからの光は、プリズム群610に入射する。プリズム群610の平坦部を透過した光は、屈折されることなく、そのまま進行する。プリズム群610の屈折面に入射した光は、屈折されることで偏向される。偏向された光は、スクリーン116上において、画素像と画素像との間の中点位置へ投写される。画素像と画素像との間の中点の位置には、本来ブラックマトリックスが投写されている。このため、本実施形態では、ブラックマトリックスの上に重ねて画素からの光を投写できる。この結果、観察者は、ブラックマトリックスを認識することを低減できる。
【0045】
次に、本実施形態に係るプロジェクタで、文字等のテキスト画像を投写する場合の構成を図6(b)に示す。テキスト画像を投写する場合は、光学フィルタ601を矢印A方向へ回転させて、切欠き部602bと不図示の突起部とを係合させる。これにより、投写レンズ114からの光の光路内に平行平板650が挿入され、プリズム群610は光路外へ退避する。平行平板650は、光をそのまま透過させる。このため、シャープなテキスト画像の投写像が得られる。また、プリズム群610の光学的光路長と、平行平板650の光学的光路長とは略等しくしている。このため、プリズム群610に代えて、平行平板650を挿入した状態でも、常にピントの合った投写像を得ることができる。また、光学フィルタ601は、投写レンズ114の開口部近傍に設けられているため、レンズを保護する機能をも兼用することができる。
【0046】
(実施形態4)
図8は、本発明の実施形態4に係るプロジェクタ800の概略構成を示す。プロジェクタ800は、上記各実施形態とは異なりレーザプロジェクタである。レーザ光源802からのレーザ光は空間光変調装置803に入射する。ここで、レーザ光源802は、R光用光源とG光用光源とB光用光源とから構成される。そして、各色用光源からの3色のレーザ光が供給される。図8では、説明の便宜のため、これらの構成は省略してレーザ光源802として図示する。
【0047】
空間光変調装置803は、例えば、複数の短冊状の回折素子を一列に並べて構成されている。短冊状の回折素子は、電気信号でそれぞれ独立して動かすことができる。そして、動き量を調節することで回折光の光量を変化させる。レーザ光源802からの光は、不図示のビーム整形光学系でライン状に整形される。さらに、ライン状のレーザ光は、ライン状の長手方向と、空間光変調装置803の長手方向とが略一致するような向きに整形される。
【0048】
空間光変調装置803で画像信号に応じて変調された光は、ポリゴンミラー804へ入射する。ポリゴンミラー804は、ポリゴンミラー駆動部805により、所定軸を中心に回転している。そして、ポリゴンミラー804は、ライン状のレーザ光を一方向へ走査させる。ここで、制御部806は、レーザ光源802の発振強度の制御、空間光変調装置803の制御、及びポリゴンミラー804の駆動制御を行う。
【0049】
ポリゴンミラー804で反射された光は、光学フィルタ801に入射する。ここで、プロジェクタ800で映画等を投写する場合は、モータMにより光学フィルタ801のプリズム群810を光路内へ挿入する。変調されたライン状のレーザ光は、プリズム群810に入射することで、平坦部を直進する光と、屈折面で屈折される光とに分かれる。そして、上記各実施形態と同様に、屈折された光により、画素間の領域を認識することを低減できる。このため、シームレスでつなぎ目のない高品質な投写像を得ることができる。
【0050】
また、プロジェクタ800で、文字等のテキスト画像を投写する場合は、モータMで光学フィルタ801の平行平板850を光路内へ挿入する。これにより、ポリゴンミラー804で反射されたレーザ光は、屈折などの作用を受けることなく、そのままスクリーン116に投写される。これにより、シャープな投写像を得ることができる。
【0051】
なお、光学素子は上記各実施形態のプリズム群に限られない。例えば、回折格子、複屈折板、マイクロレンズアレイ等の画素からの光を分散させる機能を有する光学素子であれば良い。図9(a)は、光学素子として用いる回折格子900の概略断面構成を示す。所定の屈折率を有する基板に、エッチング処理等で凸部901と凹部902とを交互に形成する。図9(b)は、回折格子900を上面から見た構成を示す。凸部901と凹部902とは、略直交する格子状に交互に繰り返して周期的に形成されている。そして、回折格子900に入射した光は、凸部901と凹部902との周期構造により回折される。回折された光のうち、例えば±1次回折光が、ブラックマトリックス像上へ重畳するように回折角度を決定する。この回折角度を満足するように、回折格子900の周期構造のピッチと深さを形成する。
【0052】
さらに、上記各実施形態におけるプリズム群は、ブラックマトリックスを略重畳するように画素からの光を屈折させている。これに限られず、屈折量を適宜変更したプリズム群を用いることにより、ブラックマトリックスを認識しないシームレスな画像と、テキスト画像等のシャープな画像との中間的な画質の画像を得ることもできる。さらに、光学フィルタ内に複数の異なる光学特性を有するプリズム群を設けても良い。この場合、ユーザは、所望のプリズム群を光路内へ挿入することで、それぞれ異なる画質の投写像を得ることができる。なお、本発明は、上記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のプロジェクタの概略構成図。
【図2】 実施形態1の空間光変調装置近傍の概略構成図。
【図3】 実施形態1の光学フィルタの概略図。
【図4】 実施形態2のプロジェクタの概略図。
【図5】 実施形態2のプロジェクタの他の概略図。
【図6】 (a)、(b)は実施形態3における投写レンズ近傍の概略図。
【図7】 実施形態3の光学フィルタの断面図。
【図8】 実施形態4のプロジェクタの概略図。
【図9】 (a)は回折格子の断面図、(b)は回折格子の上面図。
【符号の説明】
100 プロジェクタ、101 超高圧水銀ランプ、104 インテグレータ、105 偏光変換素子、106R R光透過ダイクロイックミラー、106G B光透過ダイクロイックミラー、107 反射ミラー、108 リレーレンズ、110R 第1色光用空間光変調装置、110G 第2色光用空間光変調装置、110B 第3色光用空間光変調装置、112 クロスダイクロイックプリズム、112a、112b ダイクロイック膜、114 投写レンズ、116 スクリーン、120R、120G、120B 液晶パネル、121R、121G、121B 第1偏光板、123R、123B λ/2位相差板、124R、124B ガラス板、130 光学フィルタ、220a、220b、220c、220d ガイド部、AX 光軸、230a、230b 位置決め部、210プリズム群、240 レバー、250 平行平板、400 プロジェクタ、401R、401G、401B 各色光用光学フィルタ、410R、410G、410B 各色光用プリズム群、420 平行平板、M モータ、601 光学フィルタ、610 プリズム群、650 平行平板、601a 入射面、602a、602b切欠き部、800 プロジェクタ、801 光学フィルタ、802 レーザ光源、803 空間光変調装置、804 ポリゴンミラー、805 ポリゴンミラー駆動部、806 制御部、810 プリズム群、850 平行平板、900 回折格子、901 凸部、902 凹部
Claims (3)
- 光を供給する光源と、
前記光源からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、
変調された光を合成する色合成光学系と、
合成された光を投写する投写レンズとを有し、
前記空間光変調装置の射出側の光路中に、光学素子を挿脱する挿脱部をさらに有し、
前記挿脱部は、前記光学素子と異なる他の光学素子をさらに有し、前記光学素子と前記他の光学素子とを択一的に前記光路内に挿脱し、
前記光学素子は、屈折光学素子、又は回折光学素子であり、前記空間光変調装置と前記色合成光学系との間に挿入され、
前記他の光学素子は、光学的に透明な平行平板であり、前記色合成光学系と前記投写レンズとの間に挿入されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 前記挿脱部は、前記空間光変調装置と前記光学素子との相対的な角度を一定にするための位置決め部を有することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
- 前記光学素子が前記光路内に挿入された状態の光学的光路長と、前記他の光学素子が前記光路内に挿入された状態の光学的光路長とは、略等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロジェクタ。
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