JP3997488B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関し、詳しくは、出入り口や窓における引き戸などの戸(障子)に固定され、隣り合う他の戸等に当接して戸の開放範囲を制限する障子ストッパーを備えた建具に関する。
従来より、3枚引き戸などの建具における戸(障子)の上框(上側桟)や下框(下側桟)に固定されたストッパーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたストッパーは、3枚の戸のうちの室外側および室内側の戸における上框や下框の室内側(または室外側)側面に直接ビス止め固定され、それぞれ真ん中の戸に当接して開放範囲を制限するようになっている。
特開2001−295557号公報
ところで、近年、出入り口や窓における室内外の断熱効率を高めたり、室内側に結露が発生することを防止したりする目的で、金属製の室外部材と樹脂製の室内部材とを備えて構成された複合の框材が多用されるようになってきた。
しかしながら、このような複合の框材において、特許文献1のような従来のストッパーを適用しようとすると、ストッパーを室内側の樹脂材にビス止め固定することになってしまうため、ストッパーの固定強度が十分に確保できないという問題がある。
また、一般的に下框の端部である縦框近傍位置には戸車が内蔵されており、この戸車の内蔵位置とストッパーの固定位置とが室内外方向に重なることが多くあり、従来のストッパーのように框材に直接ビス止め固定することができない場合がある。このような場合には、障子の走行安定性を確保するために戸車の位置を変更せずに、ストッパーを上方や縦框から離れる側方にずらした位置に固定する、あるいはストッパーを縦框固定する等の対策がなされていた。しかし、ストッパーを上方にずらすと、下框の見付け寸法が大きくなってしまい、ストッパーを縦框から離れる側方にずらすと、引き残し寸法が大きくなって建具の開口寸法が小さくなってしまうという問題が生じる。また、ストッパーを縦框固定すると、引き残し寸法が小さくなり過ぎるため、縦框に設けるハンドル等がストッパーよりも突出しないように、その大きさや形状が制限を受けてしまうという問題もある。
本発明の目的は、固定強度が十分に確保できる障子ストッパーを備えた建具を提供することにある。
本発明の建具は、枠体と、上下左右の框材を備えて前記枠体内部に設けられた障子と、この障子の室内側に設けられたパネル体とを備えた建具であって、前記障子における上および/または下の框材には、前記パネル体に当接して当該障子またはパネル体のスライド範囲を制限する障子ストッパーが固定され、前記障子の框材は、金属製の室外部材と、この室外部材の室内側に固定される樹脂製の室内部材とを有して構成され、前記上および/または下の框材における室外部材の室内側側面には、ストッパー受部が形成されており、前記障子ストッパーは、前記室内部材の室内側側面よりも室内側に突出して前記パネル体に当接可能に設けられたストッパー本体と、このストッパー本体を前記室外部材のストッパー受部に固定する固定手段とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、框材が樹脂製の室内部材を備えて構成されていても、ストッパー本体を金属製の室外部材のストッパー受部に固定することで、固定強度を十分確保することができる。
また、ストッパー受部を室外部材の室内側側面に設けたことで、下框の室外部材に戸車が内蔵されていても、この戸車に干渉することなく障子ストッパーを設けることができる。
この際、本発明の建具では、前記ストッパー受部は、前記室外部材の室内側側面から室内側に突出して形成され、前記室内部材には、当該室内部材の室外側側面から室内側に凹み、前記ストッパー受部が挿入される凹部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、ストッパー受部を室外部材の室内側側面から室内側に突出して形成することで、前述のように戸車との干渉を防止することができる。また、このようにストッパー受部を室内側に突出させても、室内部材の凹部にストッパー受部が挿入されて収まるので、框材全体の厚さ寸法(見込み寸法)が大きくなることを防止することができる。
また、本発明の建具では、前記ストッパー受部は、前記室外部材の長手方向に沿って延び、かつ室内側に開口して係合溝を形成する断面略C字形の係合部で構成されており、前記固定手段は、前記室外部材の係合溝に挿入される裏板を有して構成され、前記係合溝に挿入された裏板を介して前記ストッパー本体が前記ストッパー受部に固定されることが好ましい。
このような構成によれば、裏板を介してストッパー本体を固定することで、必要とされる固定強度に応じて裏板の材質や厚さ寸法、長さ寸法等を適宜設定することができるため、簡単かつ確実に固定強度を確保することができる。
この際、本発明の建具では、前記室外部材の係合部には、切欠部が設けられており、前記裏板は、前記係合溝に挿入される挿入部と、この挿入部の一端側に設けられて当該挿入部よりも幅広とされた規制部とを有して全体略T字形に形成され、前記挿入部の他端側が前記係合部の切欠部から前記障子の戸先側に向かって挿入されるとともに、前記規制部が前記係合部の前記切欠部側端面に当接されることが好ましい。
このような構成によれば、裏板を略T字形に形成し、その挿入部を戸先側に向かって係合溝に挿入して規制部を係合部に当接させることで、裏板が戸先側に向かって移動しないようになっており、ストッパー本体にパネル体が当接した際の荷重が作用しても、この荷重を裏板の規制部および係合部の切欠部側端面によって確実に支持することができる。
また、本発明の建具では、前記上および/または下の框材における室内部材には、当該室内部材を室内外方向に貫通する挿通孔が形成されており、前記固定手段は、前記室内部材の挿通孔に挿通されるスペーサを有して構成され、前記スペーサの室外側側面を前記ストッパー受部に当接し、かつ当該スペーサの室内側側面を当該ストッパー本体に当接した状態で、前記ストッパー本体が前記ストッパー受部に固定されることが好ましい。
このような構成によれば、框材の室内部材を貫通するスペーサをストッパー本体およびストッパー受部に当接させることで、ストッパー本体を固定する際の固定力(例えば、ビスによる締め付け力)が室内部材に作用することがないため、樹脂製の室内部材の変形や破損を防止することができる。
この際、本発明の建具では、前記スペーサには、当該スペーサを室内外に貫通する仮固定用孔および本固定用孔が設けられ、前記スペーサは、前記仮固定用孔に挿通した固着具を用いて前記室外部材に仮固定され、前記ストッパー本体は、室内側から当該ストッパー本体および前記スペーサの本固定用孔に挿通した固着具を用いて前記ストッパー受部に固定されることが好ましい。
このような構成によれば、スペーサを仮固定しておいてからストッパー本体を固定することで、ストッパー本体を容易に固定することができる。
一方、本発明の建具では、前記障子およびパネル体は、それぞれ前記枠体内部にスライド自在に設けられ、前記障子またはパネル体を開放した際に前記ストッパー本体が前記パネル体に当接して当該障子またはパネル体のスライド範囲を制限することを特徴とする。
このような構成によれば、前述と同様の効果を有する引違い形式の出入り口や、引違い窓を構成することができる。
また、本発明の建具では、前記障子は、前記枠体内部にスライド自在に設けられ、前記パネル体は、前記障子の室内側に移動不能に設けられ、前記障子を開放した際に前記ストッパー本体が前記パネル体に当接して当該障子のスライド範囲を制限するものでもよい。
このような構成によれば、前述と同様の効果を有する外動片引き形式の出入り口や、外動片引き窓を構成することができる。
なお、移動不能に設けられたパネル体は、障子と同様に上下左右の框材を有して構成された固定障子でもよく、また可動する障子を収納する戸袋などの壁体であってもよい。
さらに、本発明の建具では、前記障子は、前記枠体内部に移動不能に設けられ、前記パネル体は、前記枠体内部にスライド自在に設けられ、前記パネル体を開放した際に前記ストッパー本体が当該パネル体に当接して当該パネル体のスライド範囲を制限するものでもよい。
このような構成によれば、前述と同様の効果を有する内動片引き形式の出入り口や、内動片引き窓を構成することができる。
また、本発明の建具では、前記障子の室外側には、当該障子と略同様の構成を有した少なくとも1枚以上の室外側障子が設けられ、前記室外側障子における上および/または下の框材には、当該室外側障子または前記障子を開放した際に当該障子または室外側障子に当接して当該障子、当該室外側障子または当該室外側障子の室内側に設けられた他の室外側障子のスライド範囲を制限する障子ストッパーが固定され、この障子ストッパーは、前記障子ストッパーと略同様の構成を有しているものでもよい。
このような構成によれば、前述と同様の効果を有する3枚引き形式の出入り口や、3枚引き窓、あるいは4枚以上の障子を有する出入り口や窓を構成することができる。
なお、ここで室外側障子が前記障子と略同様の構成を有するとは、室外側障子が請求項1〜請求項6のいずれかに記載の障子の要件と同様という意味であって、縦框形状等の他の構成も前記障子と必ずしも同様ということではない。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。また、各図においては、主要構成部品の断面を示すハッチングが省略されている。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である引違い窓1を室内側から見た正面図である。図2、図3は、それぞれ引違い窓1を示す縦断面図、および横断面図である。
図1〜3において、建物の外壁開口部に設けられた引違い窓1は、上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠(枠体)10と、この窓枠10の内側に開閉自在に支持された室内外一組の障子20とを備えて構成されている。障子20は、上框21、下框22、および左右の縦框23,24を四周框組みした内部に、ガラスパネル25を嵌め込んで構成されている。一組の障子20は、室内側の障子20Aと、室外側の障子20Bとが、窓枠10の見付け方向(図3中、左右方向)略中央位置の召合せ部分26で重なって閉じるようになっている。そして、室内外の障子20A,20Bは、召合せ部分26の縦框(召合せ框)23A,23Bに設けられた引戸錠であるクレセント27により施錠できるようになっている。さらに、室内外の障子20A,20Bにおける戸先側(縦枠13側)の縦框(戸先框)24A,24Bには、各障子20A,20Bを開閉操作するためのハンドル28が取り付けられている。
室内外の障子20A,20Bは、それぞれ窓枠10内において左右にスライド自在に支持されるとともに、室外側の障子20Bにおける上下框21,22に固定された障子ストッパー30によって、障子20A,20Bを開放した際の当該障子20A,20B相互のスライド範囲が制限されている。すなわち、障子ストッパー30は、図1、3に示すように、室外側の障子20Bにおける上下框21,22の戸先框24B側の端部近傍に固定されており、障子20A,20B開放時に室内側の障子20Aの召合せ框23Aに当接するようになっている。このように障子20A,20B相互のスライド範囲が制限されることで、室外側の障子20Bのハンドル28が室内側の障子20Aの召合せ框23Aに衝突することや、室内側の障子20Aのクレセント27が縦枠13に衝突することが防止されている。さらに、障子ストッパー30を戸先側端部近傍に固定することで、障子20A,20B開放時に大きな開口寸法W(図3)が確保できるようになっている。
次に、障子20の構成について、図4〜図6に基づいて詳しく説明する。図4は、室外側障子20の下框22部分を拡大して示す縦断面図である。図5は、下框22の戸先側端部を示す分解斜視図である。図6は、下框22の戸先側端部を室内側から見た一部を省略した正面図である。
障子20の上框21、下框22、および左右の縦框23,24は、それぞれ室外側に配置されるアルミ押出形材製の室外部材と、この室外部材の室内側に取り付けられる樹脂押出形材製の室内部材とを備えて構成されている。すなわち、図4〜6に示す下框22について説明すると、下框22は、室外部材221と室内部材222とを備え、室外部材221に室内部材222が係合して一体化されている。
下框22の室外部材221は、角筒状の中空本体部221Aと、この中空本体部221Aの上部室外側から上方に突出したガラス支持片221Bと、中空本体部221Aの上部室内側から上方に突出した係合片221Cと、中空本体部221Aの下部室内外両側から下方に突出した2つの垂下片221Dとを備えて形成されている。室外部材221の中空本体部221Aには、戸車223Aを備えた戸車ボックス223が挿入されている。この戸車ボックス223は、下框22における戸先框24B側の端部近傍に固定されており、室外側の障子20Bにおいて前記障子ストッパー30と室内外方向(見込み方向)に重なって位置されている。また、室外部材221における中空本体部221Aの室内側側面には、当該室外部材221の長手方向に沿って延び、かつ係合溝を有すると共に室内側に開口した断面略C字形の係合部221Eが室内側に突出して形成されている。この係合部221Eの下部室内側には、下方に突出した係合片221Fが設けられている。さらに、係合部221Eの一部には、図5、6に示すように、後述する障子ストッパー30の裏板34を係合部221Eの係合溝に挿入するための切欠部221Gが形成されている。
下框22の室内部材222は、内部が上下三段に仕切られた角筒状の本体部222Aと、この本体部222Aの上部室内側から上方に突出したガラス支持片222Bと、本体部222Aの上部室外側から室外側に突出して鈎状に折れ曲がった係合片222Cと、本体部222Aの室外側側面に突出した2つの突起部222Dとを備えて形成されている。また、室内部材222における本体部222Aの室外側側面には、室内側に凹んだ凹部222Eが形成されており、この凹部222Eの下部室外側には、上方に突出した係合片222Fが設けられている。さらに、室内部材222には、後述する障子ストッパー30のスペーサ33を挿通するための挿通孔222Gが、当該室内部材222の本体部222Aを室内外方向に貫通して形成されている。
以上のような室内部材222は、その係合片222C,222Fを室外部材221の係合片221C,221Fに係合させるとともに、突起部222Dを室外部材221の室内側側面に摺接させて、室外部材221の長手方向端部から差し込んで取り付けられるようになっている。そして、室外部材221に室内部材222を取り付けた状態において、室外部材221の係合部221Eが室内部材222の凹部222Eに挿入されている。また、室外部材221および室内部材222のガラス支持片221B,222Bが対向して凹溝状のガラス支持部224を形成し、このガラス支持部224にガスケット25Aを介してガラスパネル25が支持されるようになっている。
次に、室外側の障子20Bにおける下框22に固定される障子ストッパー30について、図7〜図9も参照して説明する。図7(A),(B)は、それぞれ障子ストッパー30のストッパー本体31を示す断面図である。図8(A)〜(C)は、それぞれストッパー本体31のベース部311を示す断面図および正面図である。図9(A)〜(C)は、それぞれストッパー本体31のキャップ部312を示す三面図である。
障子ストッパー30は、樹脂製のストッパー本体31と、このストッパー本体31を下框22の室外部材221に固定するためのビス(固着具)32、スペーサ33、および裏板34とを有して構成されている。すなわち、ビス32、スペーサ33、および裏板34によって本発明の固定手段が構成されており、これらを介してストッパー本体31は、室外部材221のストッパー受部としての係合部221Eに固定されるようになっている。
ストッパー本体31は、図7〜8に示すように、下框22の室外部材221に固定されるベース部311と、このベース部311に係合して取り付けられるキャップ部312とを有している。ベース部311は、その上下に設けられて略楔形状に形成された水平面部311Aと、下框22の室内部材222に沿って設けられる固定面部311Bと、この固定面部311Bに略直交して室内側に延びる当接面部311Cとを有し、これらが一体に成形されている。ベース部311の水平面部311Aの内側面には、キャップ部312を係止するための係止突起311Dが設けられている。また固定面部311Bには、ビス32を挿通するための挿通孔311Eと、後述するスペーサ仮固定用のビス35の頭部の逃げ空間としての開口311Fとが設けられている。また、ベース部311の当接面部311Cは、障子20A,20Bを開放した際に室内側の障子20Aの召合せ框23Aに当接するようになっている。
一方、ストッパー本体31のキャップ部312は、ベース部311の水平面部311Aの室内側端縁に沿ってストッパー本体31の室内側側面を構成する側面部312Aと、この側面部312Aからベース部311内部に向かって延びる一対の係合片部312Bと、側面部312Aから延びてベース部311の水平面部311Aに面接触する一対の突出片部312Cと、固定面部311Bに係合する一対の係合突起312Dとを有して形成されている。このようなキャップ部312は、係合突起312Dをベース部311の固定面部311Bに引っ掛けてから、係合片部312B側の側面部312Aを室外側に向かって押し込むことで、係合片部312Bがベース部311の係止突起311Dに係合されてベース部311に取り付けられるようになっている。また、マイナスドライバ等をキャップ部312とベース部311の間に差し込んで室内側に抉ることで、キャップ部312がベース部311から取り外せるようになっている。
スペーサ33は、図4、5に示すように、全体略長円柱状の樹脂部材であり、その見込み寸法は、下框22の室外部材221における係合部221Eの室内側側面から室内部材222の室内側側面までの距離と略同一とされている。すなわち、スペーサ33の室外側側面を係合部221Eの室内側側面に当接した状態で、スペーサ33の室内側側面が室内部材222の室内側側面と略同一面となり、このスペーサ33の室内側側面にストッパー本体31のベース部311の固定面部311Bが当接されるようになっている。そして、スペーサ33には、室内外に貫通する2つの本固定用孔331と、1つの仮固定用孔332とが設けられている。本固定用孔331には、ベース部311の固定面部311Bの挿通孔311Eから挿入されたビス32が挿通され、仮固定用孔332には、仮固定用のビス33Aが挿通されるようになっている。つまり、スペーサ33は、仮固定用のビス33Aによって下框22の室外部材221(係合部221Eの係合溝に挿入された裏板34)に仮固定可能になっている。
裏板34は、下框22における室外部材221の係合部221Eの係合溝に挿入され、この裏板34にビス32,33Aを螺合することによって、ストッパー本体31およびスペーサ33が室外部材221に固定される。裏板34は、金属板材からなり、係合溝に挿入される挿入部341と、この挿入部341の一端側(図6の右側)に設けられて挿入部341よりも幅広とされた規制部342とを有して全体略T字形に形成されている。また、裏板34の挿入部341には、ビス32が螺合する2つの本固定用ビス孔343と、スペーサ仮固定用のビス33Aが螺合する1つの仮固定用ビス孔344とが設けられている。そして、裏板34は、係合部221Eの切欠部221Gから戸先框24B側に向かって挿入部341が係合部221Eの係合溝に挿入され、係合部221Eの切欠部221G側端面に規制部342が当接されるようになっている。
以上のような障子ストッパー30の取付手順としては、図5に示すように、下框22における室内部材222を室外部材221に対して長手方向にずらした状態において、室外部材221の係合部221Eの係合溝に裏板34を挿入する。そして、室内部材222を室外部材221の正規の位置に固定する。
次に、室内部材222の挿通孔222Gにスペーサ33を挿通し、仮固定用のビス33Aによってスペーサ33を室外部材221に仮固定する。
そして、ストッパー本体31のベース部311の固定面部311Bをスペーサ33の室内側側面に当接させた状態で、ビス32を固定面部311Bの挿通孔311Eおよびスペーサ33の本固定用孔331に挿通して裏板34の本固定用ビス孔343に螺合させる。
次に、ストッパー本体31のキャップ部312をベース部311に係合させて、障子ストッパー30の取り付けが完了する。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、障子ストッパー30を固定する上下の框21,22が樹脂形材製の室内部材222を備えて構成されていても、ビス32、スペーサ33、および裏板34を介してストッパー本体31がアルミ形材製の室外部材221に固定されるので、障子ストッパー30の固定強度を十分確保することができる。従って、障子20A,20Bを開放した際の当該障子20A,20B相互のスライド範囲が適切に制限されるので、室外側の障子20Bのハンドル28が室内側の障子20Aの召合せ框23Aに衝突したり、室内側の障子20Aのクレセント27が縦枠13に衝突したりすることが防止できる。
(2)また、下框22における戸車ボックス223と障子ストッパー30とが見込み方向に重なって設けられていても、室外部材221の室内側側面から突出した係合部221Eに障子ストッパー30が固定されるので、戸車ボックス223と障子ストッパー30とが干渉しないようにできる。従って、障子ストッパー30を最適な固定位置からずらして固定する必要がないため、下框22の見付け寸法を自由に設定できるとともに、適切な引き残し寸法を設定することで開口寸法Wが確保できる。さらに、ハンドル28の大きさや形状の制限を受けないためハンドル28等の大きさや形状を自由に設定することができる。
(3)さらに、係合部221Eが室外部材221の室内側側面から室内側に突出して形成されているので、係合部221Eの突出寸法や厚さ寸法が十分確保でき、障子ストッパー30の固定強度をさらに高めることができる。また、このように係合部221Eを室内側に突出させても、室内部材222の凹部222Eに係合部221Eが挿入されて収まるので、框21,22全体の見込み寸法が大きくなることを防止することができる。
(4)また、係合部221Eの係合溝に挿入した裏板34を介してストッパー本体31が固定されるので、必要とされる固定強度に応じて裏板34の材質や厚さ寸法、長さ寸法等を適宜設定することができるため、簡単かつ確実に固定強度を確保することができる。さらに、裏板34の本固定用ビス孔343にビス32を螺合させるだけで簡単にストッパー本体31を固定することができる。
(5)さらに、係合部221Eの係合溝に挿入された裏板34を介してストッパー本体31が固定されるので、固定強度に応じて室外部材221の断面を変更する必要がなく、室外部材221の室内側側面に直接ビス等を螺合してストッパー本体31を固定する場合と比較して、障子20の設計が容易にできるとともに、障子ストッパー30の固定強度が確保できる。
(6)さらに、裏板34を略T字形に形成し、その挿入部341を戸先框24B側に向かって係合部221Eの係合溝に挿入して規制部342を係合部221Eの切欠部221G側端面に当接させたので、裏板34が戸先側に向かって移動せず、ストッパー本体31に室内側の障子20Aの召合せ框23Aが当接した際の荷重が作用しても、この荷重を裏板34の規制部342および係合部221Eの切欠部221G側端面によって確実に支持することができる。
(7)また、室内部材222を貫通するスペーサ33の室外側側面を室外部材221の係合部221Eに当接させ、スペーサ33の室内側側面をストッパー本体31の固定面部311Bに当接させることで、ストッパー本体31を固定する際にビス32を締め付ける締め付け力が室内部材222に作用することがないため、樹脂形材製の室内部材222の変形や破損を防止することができる。
(8)さらに、スペーサ33を仮固定用のビス33Aで仮固定しておいてからストッパー本体31を固定することで、ベース部311の挿通孔311Eに挿通したビス32をスペーサ33の本固定用孔331に挿通させることで、この本固定用孔331がガイドになってビス32の先端が裏板34の本固定用ビス孔343に案内されるため、ビス32を容易に螺合することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る建具である片引き窓1Aについて、図10に基づいて説明する。図10は、片引き窓1Aを示す横断面図である。
片引き窓1Aは、前記第1実施形態と同様の窓枠10と、この窓枠10の内側に開閉自在に支持された1枚の障子(可動障子)20(20B)とを備えた外動タイプの片引き窓である。そして、障子20の室内側には、パネル体としての固定障子40が窓枠10に移動不能に固定されている。
固定障子40は、召合せ部26を構成する縦骨43と、縦枠13に固定された縦支持部材44と、図示しない上下の支持部材とを備え、これらの縦骨43および支持部材44の内部にガラスパネル45が嵌め込まれて構成されている。
障子20の上下の框には、障子ストッパー30が固定されており、障子20を開放した際に障子ストッパー30が固定障子40の縦骨43に当接して障子20のスライド範囲を制限するようになっている。
このような本実施形態によれば、前述の効果と略同様の効果を備えた外動タイプの片引き窓1Aを構成することができる。
すなわち、障子ストッパー30の固定強度を十分確保することができるとともに、障子20を開放した際のスライド範囲が適切に制限されるので、障子20のハンドル28が固定障子40の縦骨43に衝突することが防止できる。さらに、適切な引き残し寸法を設定することで開口寸法Wが確保できる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る建具である片引き窓1Bについて、図11に基づいて説明する。図11は、片引き窓1Bを示す横断面図である。
片引き窓1Bは、前記第1実施形態と同様の窓枠10と、この窓枠10の内側に開閉自在に支持された1枚の障子(可動障子)20(20A)とを備えた内動タイプの片引き窓である。そして、障子20の室外側には、固定障子50が窓枠10に移動不能に固定されている。
固定障子50は、召合せ部26を構成する縦骨(框材)53と、縦枠13に固定された縦支持部材(框材)54と、図示しない上下の支持部材(框材)とを備え、これらの縦骨53および支持部材54の内部にガラスパネル55が嵌め込まれて構成されている。固定障子50の上下の支持部材は、前述の第1実施形態の上下の框21,22と同様に、室外側に配置されるアルミ押出形材製の室外部材と、この室外部材の室内側に取り付けられる樹脂押出形材製の室内部材とを備えて構成されている。そして、固定障子50の上下の支持部材には、障子ストッパー30が固定されており、障子20を開放した際に障子ストッパー30が障子20の召合せ框23Aに当接して障子20のスライド範囲を制限するようになっている。
このような本実施形態によれば、前述の効果と略同様の効果を備えた内動タイプの片引き窓1Bを構成することができる。
すなわち、障子ストッパー30の固定強度を十分確保することができるとともに、障子20を開放した際のスライド範囲が適切に制限されるので、障子20のクレセントが縦枠13に衝突することが防止できる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態に係る建具である3枚引きタイプのサッシ窓1Cについて、図12に基づいて説明する。図12は、サッシ窓1Cを示す横断面図である。
サッシ窓1Cは、前記第1実施形態と同様の窓枠10と、この窓枠10の内側に支持された3枚の障子60,70,80とを備えた3枚引きタイプのサッシ窓である。3枚の障子60,70,80は、それぞれ前述の第1実施形態の上下左右の框21,22,23,24と同様の構成を備えた図示しない上下の框および縦框63,64,73,74,83,84と、これらの内部に嵌め込まれたガラスパネル65,75,85を備えている。すなわち、上下の框および縦框63,64,73,74,83,84は、室外側に配置されるアルミ押出形材製の室外部材と、この室外部材の室内側に取り付けられる樹脂押出形材製の室内部材とを備えて構成されている。そして、各障子60,70,80は、それぞれ窓枠10内部における室内外方向の異なる位置に支持されており、最も室内側に設けられる障子60の室外側に沿って障子70がスライド自在に支持され、この障子70の室外側に沿って障子80がスライド自在に支持されている。この際、最も室内側の障子60は、スライド自在に支持されていてもよく、また移動不能に支持されていてもよい。
また、後述するハンドル28を障子80ではなく障子60に設ければ、最も室外側の障子80を移動不能に支持してもよい。
障子70,80の上下の框には、障子ストッパー30が固定されており、障子70,80を開放した際に、室外側の障子80の障子ストッパー30がこの障子80の室内側に設けられた障子70の縦框(召合せ框)73に当接し、中間の障子70の障子ストッパー30が室内側の障子60の縦框(召合せ框)63に当接して、各障子70,80のスライド範囲を制限するようになっている。
このような本実施形態によれば、前述の効果と略同様の効果を備えた3枚引きタイプのサッシ窓1Cを構成することができる。
すなわち、障子ストッパー30の固定強度を十分確保することができるとともに、障子70,80を開放した際のスライド範囲が適切に制限されるので、障子80の縦框(戸先框)84に設けたハンドル28が障子70の召合せ框73に衝突したり、中間の障子70が室内側の障子60を越えて縦枠13に衝突したりすることが防止できる。さらに、適切な引き残し寸法を設定することで開口寸法Wが確保できる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記各実施形態では、それぞれサッシ窓1,1A,1B,1Cを例示して説明したが、本発明の建具としてはこのようなサッシ窓に限らず、引き戸形式の出入り口であってもよい。引き戸形式の出入り口としては、建物等の外部と内部とを仕切るものでもよく、また建物の部屋等を仕切るものでもよく、例えば浴室の出入り口等に用いることができる。さらに、上げ下げ形式の窓にも用いることができる。
また、前記各実施形態では、障子20B,50,70,80の上下の框に障子ストッパー30を固定したが、これに限らず、上框および下框のいずれか一方に障子ストッパー30を固定してもよい。
また、前記第2実施形態では、可動障子の室内側に設けられるパネル体として固定障子を用いたが、これに限らず、可動障子の戸袋部を構成する壁体をパネル体として用いてもよい。
また、前記第3実施形態では、窓枠10内部に3枚の障子60,70,80が支持される3枚引きタイプのサッシ窓について説明したが、これに限らず、4枚以上の障子が支持されたサッシ窓であってもよい。
4枚以上の障子が支持されたサッシ窓としては、例えば、図13、14に示すような構成が採用可能である。
図13に示すサッシ窓1Dは、前記第1実施形態と同様の窓枠10と、この窓枠10の内側にスライド自在に支持された4枚の障子20とを備えた4枚建ての引違い窓である。すなわち、サッシ窓1Dは、室内側に設けられた2枚の室内側の障子20Aと、これらの室外側に設けられた2枚の室外側の障子20Bとを備え、室外側の障子20Bの上下の框に障子ストッパー30が固定されている。そして、図13(B)に示すように、室内側の障子20Aを左右両側に開放した場合や、図13(C)に示すように、左右いずれかの側の室内外の障子20A,20Bを他方の側に開放した場合に、障子ストッパー30が室内側の障子20Aの召合せ框に当接して、各障子20のスライド範囲を制限するようになっている。
図14に示すサッシ窓1Eは、前記第3実施形態と同様の窓枠10と、この窓枠10の内側にスライド自在に支持された2枚の障子20と、窓枠10の内側に移動不能に支持された2枚の固定障子50とを備えた内動タイプの引分け窓である。すなわち、サッシ窓1Eは、室内側に設けられた2枚の室内側の障子(可動障子)20Aと、これらの室外側で左右の縦枠13側に固定された2枚の固定障子50とを備え、固定障子50の上下の框に障子ストッパー30が固定されている。そして、図14(B)に示すように、室内側の障子20Aを左右両側に開放した場合に、障子ストッパー30が室内側の障子20Aの召合せ框に当接して、室内側の障子20Aのスライド範囲を制限するようになっている。
また、上述のサッシ窓の他に、図15、16に示すような構成のサッシ窓に本発明は適用可能である。
図15に示すサッシ窓1Fは、前記第2実施形態と同様の窓枠10と、この窓枠10の内側にスライド自在に支持された2枚の障子20と、窓枠10の内側に移動不能に支持された幅広の固定障子40とを備えた外動タイプの両袖片引き窓である。すなわち、サッシ窓1Fは、室外側に設けられた2枚の室外側の障子(可動障子)20Bと、これらの室内側で左右の縦枠13間の略中央に固定された固定障子40とを備え、室外側の障子20Bの上下の框に障子ストッパー30が固定されている。そして、図15(B)に示すように、室外側の障子20Bを中央側に開放した場合に、障子ストッパー30が固定障子40に当接して、室外側の障子20Bのスライド範囲を制限するようになっている。
図16に示すサッシ窓1Gは、図15の両袖片引き窓と同様に、2枚の障子20と、幅広の固定障子40とを備えているが、2枚の可動障子が室内側の障子20Aであり、これらの室外側に幅広の固定障子40が固定された内動タイプの両袖片引き窓である点と、固定障子40の略中央位置における上下の框に、障子ストッパー30が2つずつ固定されている点とが相違する。そして、図16(B)に示すように、室内側の障子20Aを中央側に開放した場合に、障子ストッパー30が室内側の障子20Aの召合せ框に当接して、室内側の障子20Aのスライド範囲を制限するようになっている。
また、前記各実施形態では、障子ストッパー30をストッパー本体31、ビス32、スペーサ33、および裏板34で構成したが、これに限らず、スペーサをストッパー本体と一体化してもよい。この場合、樹脂製のストッパー本体とベース部を一体化してもよく、またストッパー本体とスペーサを金属製として一体化してもよい。さらに、障子ストッパー30の裏板を省略し、室外部材221のストッパー受部に直接ビス止めによりストッパー本体を固定してもよい。この場合ストッパー受部としては、室外部材221の室内側側面にビスホール等を形成しておいてもよく、また前記実施形態の裏板と同様の部材を溶接等により室外部材に固定しておいてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る建具である引違い窓を室内側から見た正面図である。 前記引違い窓を示す縦断面図である。 前記引違い窓を示す横断面図である。 前記引違い窓における室外側障子の下框部分を拡大して示す縦断面図である。 前記下框の戸先側端部を示す分解斜視図である。 前記下框の戸先側端部を室内側から見た一部を省略した正面図である。 (A),(B)は、本発明の障子ストッパーにおけるストッパー本体を示す断面図である。 (A)〜(C)は、前記ストッパー本体のベース部を示す断面図および正面図である。 (A)〜(C)は、前記ストッパー本体のキャップ部を示す三面図である。 本発明の第2実施形態に係る建具である片引き窓を示す横断面図である。 本発明の第3実施形態に係る建具である片引き窓を示す横断面図である。 本発明の第4実施形態に係る建具である3枚引きタイプのサッシ窓を示す横断面図である。 本発明の変形例に係る建具の概略構成を示す横断面図である。 本発明の変形例に係る建具の概略構成を示す横断面図である。 本発明の変形例に係る建具の概略構成を示す横断面図である。 本発明の変形例に係る建具の概略構成を示す横断面図である。
符号の説明
1…建具である引違い窓、1A,1B…建具である片引き窓、1C…建具である3枚引きタイプのサッシ窓、10…枠体である窓枠、20,20B…障子、20A…パネル体である室内側障子、21…上框、22…下框、23,24…縦框、30…障子ストッパー、31…ストッパー本体、32,33A…固着具であるビス、33…スペーサ、34…裏板、40…パネル体である固定障子、50…固定障子、60,70,80…障子、221…室外部材、221E…係合部、221G…切欠部、222…室内部材、222E…凹部、222G…挿通孔、331…本固定用孔、332…仮固定用孔、341…挿入部、342…規制部。

Claims (10)

  1. 枠体と、上下左右の框材を備えて前記枠体内部に設けられた障子と、この障子の室内側に設けられたパネル体とを備えた建具であって、
    前記障子における上および/または下の框材には、前記パネル体に当接して当該障子またはパネル体のスライド範囲を制限する障子ストッパーが固定され、
    前記障子の框材は、金属製の室外部材と、この室外部材の室内側に固定される樹脂製の室内部材とを有して構成され、前記上および/または下の框材における室外部材の室内側側面には、ストッパー受部が形成されており、
    前記障子ストッパーは、前記室内部材の室内側側面よりも室内側に突出して前記パネル体に当接可能に設けられたストッパー本体と、このストッパー本体を前記室外部材のストッパー受部に固定する固定手段とを備えた建具。
  2. 前記ストッパー受部は、前記室外部材の室内側側面から室内側に突出して形成され、前記室内部材には、当該室内部材の室外側側面から室内側に凹み、前記ストッパー受部が挿入される凹部が形成されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記ストッパー受部は、前記室外部材の長手方向に沿って延び、かつ室内側に開口して係合溝を形成する断面略C字形の係合部で構成されており、
    前記固定手段は、前記室外部材の係合溝に挿入される裏板を有して構成され、前記係合溝に挿入された裏板を介して前記ストッパー本体が前記ストッパー受部に固定される請求項1または請求項2に記載の建具。
  4. 前記室外部材の係合部には、切欠部が設けられており、
    前記裏板は、前記係合溝に挿入される挿入部と、この挿入部の一端側に設けられて当該挿入部よりも幅広とされた規制部とを有して全体略T字形に形成され、前記挿入部の他端側が前記係合部の切欠部から前記障子の戸先側に向かって挿入されるとともに、前記規制部が前記係合部の前記切欠部側端面に当接される請求項3に記載の建具。
  5. 前記上および/または下の框材における室内部材には、当該室内部材を室内外方向に貫通する挿通孔が形成されており、
    前記固定手段は、前記室内部材の挿通孔に挿通されるスペーサを有して構成され、
    前記スペーサの室外側側面を前記ストッパー受部に当接し、かつ当該スペーサの室内側側面を当該ストッパー本体に当接した状態で、前記ストッパー本体が前記ストッパー受部に固定される請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
  6. 前記スペーサには、当該スペーサを室内外に貫通する仮固定用孔および本固定用孔が設けられ、
    前記スペーサは、前記仮固定用孔に挿通した固着具を用いて前記室外部材に仮固定され、前記ストッパー本体は、室内側から当該ストッパー本体および前記スペーサの本固定用孔に挿通した固着具を用いて前記ストッパー受部に固定される請求項5に記載の建具。
  7. 前記障子およびパネル体は、それぞれ前記枠体内部にスライド自在に設けられ、
    前記障子またはパネル体を開放した際に前記ストッパー本体が前記パネル体に当接して当該障子またはパネル体のスライド範囲を制限する請求項1から請求項6のいずれかに記載の建具。
  8. 前記障子は、前記枠体内部にスライド自在に設けられ、
    前記パネル体は、前記障子の室内側に移動不能に設けられ、
    前記障子を開放した際に前記ストッパー本体が前記パネル体に当接して当該障子のスライド範囲を制限する請求項1から請求項6のいずれかに記載の建具。
  9. 前記障子は、前記枠体内部に移動不能に設けられ、
    前記パネル体は、前記枠体内部にスライド自在に設けられ、
    前記パネル体を開放した際に前記ストッパー本体が当該パネル体に当接して当該パネル体のスライド範囲を制限する請求項1から請求項6のいずれかに記載の建具。
  10. 前記障子の室外側には、当該障子と略同様の構成を有した少なくとも1枚以上の室外側障子が設けられ、
    前記室外側障子における上および/または下の框材には、当該室外側障子または前記障子を開放した際に当該障子または室外側障子に当接して当該障子、当該室外側障子または当該室外側障子の室内側に設けられた他の室外側障子のスライド範囲を制限する障子ストッパーが固定され、この障子ストッパーは、前記障子ストッパーと略同様の構成を有している請求項1から請求項9のいずれかに記載の建具。
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