JP4608445B2 - 建具 - Google Patents
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Description
この嵌め殺し窓では、窓枠を構成する上枠、下枠および左右の縦枠の各々に見付け方向内方に突出した突片(張出片)が形成され、これらの突片に気密材を介して室外側から障子の上框、下框および左右の縦框の各々を当接して障子が取り付けられるようになっている。さらに、障子の縦框に設けた取付部材を、縦枠の突片に形成した開口を介して室内側に挿通させるとともに、突片の室内面に沿った固定材を取付部材の貫通孔に挿入することで、障子の室外側への移動を規制して窓枠に障子が固定されるようになっている。
このような構成によれば、上げ下げ窓用の枠体を用いて嵌め殺し窓を構成する際に、固定障子を室内側下部可動障子に対応した見込み位置に固定した場合には、室外側上部可動障子の戸先框が当接する上枠の下側を覆って着脱部材を設け、固定障子を室外側上部可動障子に対応した見込み位置に固定した場合には、室内側下部可動障子の戸先框が当接する下枠の上側を覆って着脱部材を設けることで、上枠または下枠に形成された前述の引き寄せ片等を隠蔽することができる。そして、着脱部材の対向部に室外または室内気密部を形成し、この気密部を固定障子の上框または下框と気密材を介して当接させることで、気密ラインが形成でき、固定障子の気密性、水密性を確保することができる。この際、着脱部材との間に気密ラインが形成される上框や下框以外の框材と枠体との間の気密ラインとしては、室内側下部可動障子や室外側上部可動障子における気密構造が転用可能であり、このようにすれば、さらなる部品点数の削減が可能になる。
このような構成によれば、固定障子の框材をスライド開閉窓用可動障子の框材と共通化することで、部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができるとともに、スライド開閉窓との外観や内観のデザインの統一感を一層高めることができる。
このような構成によれば、固定部材の係止部にカバー材を係止することで、固定部材が覆われるため、室内側に固定部材が露出せず、建具の内観意匠性を一層向上させることができる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である嵌め殺し窓(Fix窓)1を示す縦断面図である。図2は、嵌め殺し窓1を示す横断面図である。図3は、嵌め殺し窓1の上枠11部分を拡大して示す縦断面図である。図4は、嵌め殺し窓1の縦枠13部分を拡大して示す横断面図である。図5および図6は、それぞれ嵌め殺し窓1における固定障子20の固定手順を説明する斜視図である。
図1および図2において、嵌め殺し窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るサッシ窓であって、上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠10(枠体)と、窓枠10の内部に固定された固定障子20とを備えて構成されている。
固定障子20は、上框21、下框22、および左右の縦框23を四周框組みした内部に、ガラスパネル(複層ガラス)24を嵌め込んで構成されている。この固定障子20は、窓枠10の内部開口に収まる大きさを有して形成され、上框21を上枠11に近接対向させ、下框22を下枠12に近接対向させ、左右の縦框23を左右の縦枠13に近接対向させるとともに、縦枠13の室内側案内溝部131Bに対応した見込み位置に固定されている。
図7は、嵌め殺し窓1と共通部材を有する上げ下げ窓2を示す縦断面図である。図8は、上げ下げ窓2を示す横断面図である。図9は、上げ下げ窓2の上枠11部分を拡大して示す縦断面図である。
上げ下げ窓2は、前記嵌め殺し窓1と略同一の窓枠10と、この窓枠10の内部に支持された室外側の上部障子30および室内側の下部障子40と、上部障子30の室内側に設けられた網戸35とを備えて構成されている。これらの上部障子30およ下部障子40は、それぞれ前記縦枠13の室外側案内溝部131Aおよび室内側案内溝部131Bに沿って上下にスライド開閉可能に支持された可動障子である。
一方、下部障子40の縦框43と縦枠13との間の気密ラインは、図8の右側に示すように、前述の嵌め殺し窓1の固定障子20の場合と略同様であり、AT材231がアタッチメント132に摺接し、モヘア232が縦枠本体131に摺接することによって形成されている。
図10は、嵌め殺し窓1と上げ下げ窓2とを用いて構成した連窓3を示す外観姿図である。図11は、連窓3の連結部分を示す横断面図である。
連窓3は、上げ下げ窓2の左右両側に隣接して嵌め殺し窓1が配置され、これらの上げ下げ窓2と嵌め殺し窓1とが連結方立50によって連結されて構成されている。連結方立50は、嵌め殺し窓1および上げ下げ窓2の各々の縦枠13同士を連結するものであって、それぞれアルミ形材製の室内部材51、室外部材52と、樹脂製の断熱部材53とを有して構成されている。そして、連結方立50には、複数の係合片511が形成されており、これらの係合片511と縦枠13の係合片131Eとが互いに係合するとともに、室内側からビス止めすることによって連結方立50と縦枠13とが連結されるようになっている。
(1)すなわち、上げ下げ窓2に利用可能な窓枠10を嵌め殺し窓1に用い、この窓枠10の室内側案内溝部131Bに対応した見込み位置に固定障子20が固定され、固定障子20が固定されない側(室外側)の上枠11にアタッチメント112を取り付けたことで、このアタッチメント112によって気密ラインを形成したり、固定障子20の上框21を覆ってフラットな外観を形成したりすることができる。従って、嵌め殺し窓1と上げ下げ窓2との間で窓枠10の共通化を図ることができ、各々の窓専用の枠材を製造する必要がなくなり、製造装置やラインの簡素化や、押し出し型等の部品点数削減、部品や製品の在庫管理の容易化などが図れるため、製造コストを低減することが可能になる。
次に、本発明の第2実施形態について図12〜図15に基づいて説明する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る建具である嵌め殺し窓1Aを示す縦断面図である。図13は、嵌め殺し窓1を示す横断面図である。図14は、嵌め殺し窓1の下枠12部分を拡大して示す縦断面図である。図15は、嵌め殺し窓1の縦枠13部分を拡大して示す横断面図である。
本実施形態における嵌め殺し窓1Aは、固定障子の取付位置が前記第1実施形態と大きく相違するもので、他の構成は第1実施形態と略同様である。以下、相違点について詳しく説明する。
(5)すなわち、嵌め殺し窓1や上げ下げ窓2に利用可能な窓枠10を用い、この窓枠10の室外側案内溝部131Aに対応した見込み位置に固定障子60を固定して嵌め殺し窓1Aが構成され、固定障子60が固定されない側(室内側)の下枠12にアタッチメント121を取り付けたことで、このアタッチメント121によって気密ラインを形成することができる。従って、嵌め殺し窓1や上げ下げ窓2との間で窓枠10の共通化を図ることができ、前述と同様に、製造コストを低減することが可能になる。
例えば、前記実施形態においては、上げ下げ窓2の上部障子30および下部障子40を案内可能な室内外の案内溝部131A,131Bを窓枠10の縦枠13に設け、これらの案内溝部131A,131Bのいずれかに対応した見込み位置に固定障子20,60を固定したが、これに限らず、引き違い窓のように上枠と下枠とに案内部であるレール部が設けられた窓枠を用い、この窓枠における室内側レール部または室外側レール部に対応した位置に固定障子を固定してもよい。
さらに、嵌め殺し窓1,1Aと窓枠10が転用可能なスライド開閉窓としては、室内外両方の障子が上下または左右にスライド開閉可能なものに限らず、室内外のいずれか一方の障子がスライド開閉可能で、かつ他方の障子が固定されたシングルハングタイプの上げ下げ窓や、片引き窓等であってもよい。
また、前記実施形態では、嵌め殺し窓1と上げ下げ窓2とを左右に隣接させて連窓3を構成したが、これらを上下に隣接させて段窓を構成してもよい。さらに、連窓や段窓を構成するために嵌め殺し窓1,1Aの上下または左右に隣接させる窓としては、上げ下げ窓2に限らず、引違い窓や片引き窓等であってもよい。
また、前記実施形態では、着脱部材であるアタッチメント112,121に気密材保持部を形成し、この気密材保持部に気密部材としてのAT材112Hやモヘア121Dが保持されて上框21や下框62と当接するように構成されていたが、これに限らず、気密材保持部を固定障子20,60の框材(上框21や下框62)側に形成して気密部材を保持させ、この気密部材が着脱部材に当接するように構成してもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 外壁開口部に固定される枠体と、この枠体内部に固定される固定障子とを備えた建具であって、
前記枠体は、上枠、下枠、および左右の縦枠からなる枠材を四周枠組みして形成され、前記上枠および下枠、または前記左右の縦枠には、室内外一対の可動障子を左右または上下に案内可能な室内外の案内部が設けられ、
前記固定障子は、上框、下框、および左右の縦框を四周框組みした内部に嵌め込んだ面材を有し、かつ前記枠体の開口内部に収まる大きさを有して形成されるとともに、前記枠体における室内外いずれかの案内部に対応した見込み位置に固定手段を介して固定され、
前記固定障子が前記室内側案内部に対応した見込み位置に固定された場合において、これらの案内部を有した枠材と交差する一対の枠材のうち、少なくとも一方の枠材には、前記固定障子の室外側と対向する対向部を有する着脱部材が取り付けられ、
前記固定障子が前記室外側案内部に対応した見込み位置に固定された場合において、これらの案内部を有した枠材と交差する一対の枠材のうち、少なくとも一方の枠材には、前記固定障子の室内側と対向する対向部を有する着脱部材が取り付けられている建具。 - 前記室内外の案内部は、それぞれ室内側下部可動障子と室外側上部可動障子とを上下スライド案内可能に前記左右の縦枠に設けられており、
前記固定障子が前記室内側案内部に対応した見込み位置に固定された場合には、前記着脱部材は、前記上枠の下側を覆って設けられるとともに、前記固定障子の室外側面と気密材を介して当接する室外気密部が前記対向部に形成され、
前記固定障子が前記室外側案内部に対応した見込み位置に固定された場合には、前記着脱部材は、前記下枠の上側を覆って設けられるとともに、前記固定障子の室内側面と気密材を介して当接する室内気密部が前記対向部に形成されている請求項1に記載の建具。 - 前記固定障子の上框、下框、および左右の縦框のうちの三方の框材は、前記可動障子の召合せ框を除く三方の框材と同一断面を有して形成されている請求項1または請求項2に記載の建具。
- 前記固定手段は、前記上枠、下枠、および左右の縦枠のうちの互いに対向する一対の枠材と、これら一対の枠材に近接対向する前記固定障子の上框、下框、および左右の縦框のうちの一対の框材とを互いに固定するものであって、前記一対の枠材に設けられた支持片および係止溝と、前記一対の框材に設けられて前記支持片に室内側から当接可能な当接片と、前記係止溝に挿通可能な挿通部を有しかつ前記一対の框材に室内側から当接可能な固定部材と、この固定部材を室内側から前記一対の框材に固着する固着具とを有して構成され、
前記固定障子を前記枠体内部に室内側からセットした状態において、前記挿通部を前記係止溝に挿通させ、前記一対の框材に固定部材を当接させるとともに、この固定部材を当該一対の框材に前記固着具で固着することで、前記当接片が前記支持片に室内側から当接して見込み方向に移動不能に当該固定障子が固定される請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。 - 前記固定部材には、当該固定部材の室内側を覆うカバー材を係止する係止部が形成されている請求項4に記載の建具。
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