JP3997184B2 - メカニカルシール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールケース側の密封環と回転軸側の密封環との相対回転摺接作用により機内領域と機外領域とを遮蔽シールするように構成された端面接触形のメカニカルシールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のメカニカルシールとしては、図7に示す如く、回転機器の軸封部ケーシング101に取り付けられたシールケース108と、シールケース108に軸線方向移動可能に保持された静止密封環109と、回転軸102にストッパーリング124により挿通固定されたスリーブ122と、スリーブ122に静止密封環109に対向して固定された回転密封環123と、静止密封環109に相対回転不能に係合保持されたスプリング受体110と、スプリング受体110に対向して、シールケース108に取り付けられたスプリング保持体111と、スプリング受体110とスプリング保持体111との間に装填されて、静止密封環109を回転密封環123に押圧附勢するコイルスプリング112と、スプリング受体110とスプリング保持体111との間に介装されて、静止密封環109のシールケース108に対する相対回転を軸線方向移動を許容しつつ阻止するドライブピン120とを具備して、両密封環109,123の相対回転摺接作用により、機内領域Aと機外領域(大気領域)Bとを遮蔽シールするように構成されたもの(以下「従来シール」という)が公知である。
【0003】
而して、従来シールにあっては、スプリング受体110は、静止密封環109の端部に嵌合されており、その嵌合部分における相対回転が、スプリング受体110に設けたピン110aを静止密封環109に形成した係合溝に係合させることによって、阻止されている。また、スプリング保持体111の一端部には周方向に所定間隔を隔てて環状に並列する第1凹部111aが形成されており、他端部には、第1凹部111aに干渉しない第2凹部111bが形成されている。第1凹部111aには、コイルスプリング112の一端部が係合保持されている。また、ドライブピン120はスプリング受体110に螺合固着されていて、その先端部がスプリング保持体111を貫通して第2凹部111bへと突出されている。そして、ドライブピン120の先端部には、第2凹部111b内において軸線方向移動を許容される大径の抜け止め部120aが形成されている。したがって、静止密封環109は、スプリング受体110及びドライブピン120を介してスプリング保持体111に相対回転不能に係止され、且つドライブピン120の抜け止め部120aが第2凹部111b内を移動しうる範囲において軸線方向移動を許容されるようになっている。また、スプリング保持体111は、これに突設したピン111cをシールケース108の外端部を構成する蓋体108aに係合させることにより、シールケース108に対する相対回転を阻止されている。また、蓋体108aの内周部にスリーブ122との間をシールする弾性シール106を設けて、スリーブ122とシールケース108との間に形成されたクエンチング室105にクエンチング液136を供給することにより、クエンチング機能(密封環109,123の冷却,洗浄等)を発揮させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、メカニカルシールは、回転機器の機能を左右する重要な役割(軸封)を果たすものではあるが、回転機器の主要部をなすものではないことから、構造的にもコスト的にも可及的にコンパクトなものとしておくことが要請される。つまり、回転機器の主要部品と附属部品であるメカニカルシール等とは、構造的,経済的な許容度は大きく異なり、メカニカルシールのような附属部品に許容される構造的,経済的負担は極力低減しておくことが要請される。一方、メカニカルシールの構成部品は、シール機能に直結するために形状変更や構成変更が殆ど許容されない密封環等の主要部品と、かかる主要部品の機能に悪影響を及ぼさない範囲であれば、形状変更や部品点数の削除を含む構成変更をある程度自由に行うことができる附属部品とに大別することができる。したがって、上記した要請を満足するためには、このような附属部品(静止密封環の附勢手段や回転阻止手段を構成する部品等)の形状を可及的にシンプルなものとする等の工夫をしておくことが好ましい。
【0005】
かかる観点から従来シールの構成を検討してみると、例えば、スプリング受体110は、コイルスプリング112を受け止めるためのものであるから、コイルスプリング121を受け止めるに十分な径を有するものであればよく、形状シンプルにして製作コストの安価な環状板で構成しておくことが可能である。しかし、スプリング受体110には、静止密封環109の端部への嵌合部分とドライブピン120を螺合固着するための螺子孔部分が必要である。したがって、スプリング受体110は、かかる嵌合部分及び螺子孔部分を確保するために必要且つ十分な大きさのものとしておく必要があり、上記した環状板のようなシンプル形状とすることができないことから、スプリング受体110ひいてはメカニカルシール全体の大型化を招くことになると共に製作コストも低減することができない。
【0006】
このように、従来シールでは、形状のシンプル化や部品点数の低減を図りうる余地のある構成部分が存在するものの、かかる構成部分を上記した要請を満足しうるように改良することができないものであった。
【0007】
本発明は、シール機能に直結しない附属部品について形状のシンプル化と部品点数の削除を可及的に図ることにより、上記した要請を満足しうるメカニカルシールを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シールケースの内周部に軸線方向移動可能に保持された静止密封環と、シールケース及び静止密封環を洞貫する回転軸に固定された回転密封環と、シールケースに設けたスプリング保持体と静止密封環に設けたスプリング受体との間に介装されて静止密封環を回転密封環へと押圧接触させるスプリング部材とを具備して、両密封環の相対回転摺接部分で機内領域と機外領域とを遮蔽シールするように構成されたメカニカルシールにおいて、上記の目的を達成すべく、特に、次のように構成しておくことを提案するものである。
【0009】
すなわち、スプリング受体を環状板で構成すると共に、静止密封環の基端部分に、スプリング受体を挿通させる挿通部とスプリング受体の挿通部から回転密封環方向への移動を阻止する係止部とを形成して、挿通部に挿通させたスプリング受体をスプリング部材による附勢力により係止部に衝合保持させるように構成する。また、静止密封環の基端部分に軸線方向に延びる切欠溝を形成して、この切欠溝にシールケースに設けた係止ピンを係合させることにより、静止密封環のシールケースに対する軸線方向の相対移動を許容しつつその相対回転を阻止するように構成する。
【0010】
また、好ましい実施の形態にあっては、スプリング保持体がシールケースの内周部に嵌合保持された環状体であり、係止ピンがその両端部をスプリング保持体の内外周面から突出させた状態でスプリング保持体に保持されたものであり、係止ピンの一端部であってスプリング保持体の外周面から突出する部分をシールケースの内周部に形成した係合溝に係合させることにより、スプリング保持体のシールケースに対する相対回転が阻止されており、係止ピンの他端部であってスプリング保持体の内周面から突出する部分を前記静止密封環の切欠溝に係合させることにより、静止密封環のシールケースに対する相対回転が阻止される。また、回転軸とシールケースとの間に、両密封環により機内領域と遮蔽されると共に当該密封環の機外領域側に設けた二次シール部材により機外領域と遮蔽された閉塞空間たるクエンチング室を形成して、このクエンチング室にクエンチング液を給排するように構成される。この場合において、高圧のクエンチング液の供給を可能ならしめるために、二次シール部材を、シールケース及び回転軸の一方に軸線方向に移動可能に保持された可動密封環と他方に固定された固定密封環との相対回転摺接作用によりクエンチング室と機外領域とを遮蔽シールするメカニカルシール構造をなすものに構成しておくことが好ましい。また、このような二次シール部材を設けておく場合にあっては、静止密封環が円筒状の保持体とこれに固着した環状の密封環本体とからなるものであり、二次シール部材が、シールケースに軸線方向に移動可能に保持された可動密封環と回転軸に固定された固定密封環と可動密封環を固定密封環へと押圧附勢するスプリング部材とを具備するものであり、可動密封環が、静止密封環の密封環本体に対応する部材のみからなり、スプリング部材が、可動密封環と前記スプリング保持体との間に装填されていることが好ましい。また、当該メカニカルシールは、回転機器への取り付け及び取り外しを容易に行なうために、シールケース及びこれに取り付けられる部材群からなる静止側密封要素と回転軸に挿通固定されるスリーブ及びこれに取り付けられる部材群からなる回転側密封要素とを着脱自在なセット爪により一体連結しうるように構成したカートリッジ形のものとしておくことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて具体的に説明する。
【0012】
図1〜図3は本発明に係るメカニカルシールの一例を示したもので、図1はカートリッジ形メカニカルシールM1の回転機器への組み込み状態を示す縦断側面図であり、図2はその要部の拡大図であり、図3は図2のIII−III線に沿う要部の縦断正面図である。
【0013】
すなわち、このメカニカルシールM1は、図1に示す如く、回転機器の軸封部ケーシング1とこれを貫通して機器外に突出する回転軸2との間に介装されて、機内領域(当該回転機器の内部領域)Aと機外領域(当該回転機器の外部領域)たる大気領域Bとを遮蔽シールするものであり、静止側密封要素3と回転側密封要素4とを、複数個のセット爪7により当該メカニカルシールM1の軸封部ケーシング1及び回転軸2への着脱時に一体連結させておくように構成されたカートリッジ形のものである。また、このメカニカルシールM1には、二次シール部材6によりシールされた閉塞空間たるクエンチング室5が形成されていて、このクエンチング室5にクエンチング液36を給排することによりクエンチングを行ないうるように工夫されている。以下の説明において、前後とは図1及び図2における左右を意味するものとする。
【0014】
静止側密封要素3は、図1に示す如く、軸封部ケーシング1に取り付けられる環状のシールケース8と、シールケース8の内部に設けられた静止密封環9と、静止密封環9に取り付けられたスプリング受体10と、スプリング受体10とシールケース8との間に配設されたスプリング部材12と、二次シール部材6の静止側要素(シールケース8側に保持される可動密封環40,スプリング部材42,Oリング43)とを具備する。
【0015】
シールケース8は、図1に示す如く、ケース本体14にスプリング保持体11及びセット爪係合体13を設けてなる。ケース本体14は円形内周部を有する筒状をなし、これを回転軸2が同心状に洞貫する状態で適当数のボルト15により軸封部ケーシング1の後端部に取付けられている。スプリング保持体11は、ケース本体14と別体に構成された円環状のものであり、ケース本体14の内周部に嵌合固定されている。セット爪係合体13は、ケース本体14と別体に構成された円筒体であって、ケース本体14の後端部に、ケース本体14の内周部及びスプリング保持体11と同心をなして、取り付けられている。
【0016】
静止密封環9は、図2に示す如く、円筒状の保持体17とこれに固着した環状の密封環本体18とからなり、Oリング19及び係止ピン(ドライブピン)20を介してシールケース8の内周部に軸線方向(前後方向)に移動可能に且つ相対回転不能に保持されている。
【0017】
保持体17は、外周部が後方へと順次小径となる階段状に形成されたもので、前端部である保持部17aとその後端に連なり且つ外径を保持部17aより小径とする二次シール部17bとその後端に連なり且つ外径を二次シール部17bより小径とする挿通部17cとからなる。保持部17aには、密封環本体18が内嵌状に固着されており、二次シール部17bは、シールケース8の前端側内周部に二次シールたるOリング19を介して軸線方向に移動自在に内嵌保持されている。なお、Oリング19の軸線方向への移動範囲は、密封環9の保持部17aの後端部17dとケース本体14の内周部に形成した環状壁部14aとによって規制されている。環状壁部14aの内径は、密封環9の保持部17aの外径より小さく且つ二次シール部17bの外径より若干大きく設定されている。
【0018】
静止密封環9の基端部分(後端部分)には軸線方向に延びる切欠溝21が形成されていて、この切欠溝21にシールケース8に設けた係止ピン20を係合させることにより、静止密封環9のシールケース8に対する軸線方向の相対移動を許容しつつその相対回転を阻止するようになっている。この例では、各切欠溝21は、図2に示す如く、保持体17の挿通部17cに形成されており、その前端部(切欠溝21の先端部)は二次シール部17bの後端部まで延長されている。また、係止ピン20及び切欠溝21は、図3に示す如く、直径方向に対向する2箇所に設けられている。
【0019】
係止ピン20は、シールケース8にスプリング保持体11を介して固定されるものであり、スプリング保持体11のシールケース8に対する相対回転を阻止する手段としても機能するものに構成されている。すなわち、各係止ピン20は円柱状のもので、一端部に大径の円形頭部20aが一体形成されている。スプリング保持体11には、直径方向に対向する位置に配して、当該スプリング保持体11を径方向に貫通する一対のピン孔11a,11aが形成されている。而して、各係止ピン20は、一端部であるピン頭部20aをスプリング保持体11の外周面に突出させると共に他端部(係止ピン20の先端部)20bをスプリング保持体11の内周面から突出させた状態で、ピン孔11aに挿通されている。ピン先端部20bは切欠溝21に係合されており、ピン頭部20aはシールケース8の内周部(ケース本体14の内周部における後端部)に形成した係合溝8aに係合されている。係合溝8aは、図3に示す如く、スプリング保持体11の径方向においてピン頭部20aの移動を阻止しうる半円柱形状をなすものである。スプリング保持体11はケース本体14の内周部に嵌合されており、ケース本体14に適当数のビス16により取り付けられた環状のセット爪係合体13によって軸線方向移動を阻止されている。したがって、ピン頭部20aの係合溝8aへの係合によりスプリング保持体11のシールケース8に対する相対回転が阻止され、ピン先端部20bの切欠溝21への係合により静止密封環9のシールケース8に対する相対回転が阻止される。
【0020】
スプリング受体10は、図2に示す如く、環状板で構成されており、保持体17の保持部17cに挿通保持されており、前方への移動(後述する回転密封環23方向への移動)は二次シール部17bの後端部で形成される係止部17eによって阻止される。すなわち、保持部17cに挿通されたスプリング受体10は、これとスプリング保持体11との間に介装されたスプリング部材12による押圧力により、係止部17eに衝合した状態に保持される。
【0021】
スプリング部材12は、図2に示す如く、スプリング保持体11とスプリング受体10との間に介装された複数のコイルスプリング12aで構成されており、静止密封環9を前方へと押圧附勢している。コイルスプリング12aは、図3に示す如く、スプリング保持体11の前端部に周方向に等間隔を隔てて形成した第1凹部11bに係合保持されている。
【0022】
回転側密封要素4は、図1に示す如く、回転軸2に挿通されたスリーブ22と、回転軸2にスリーブ22を介して固定保持された回転密封環23と、スリーブ22を回転軸2に固定するためのストッパーリング24と、二次シール部材6の回転側要素(回転軸2(スリーブ22)側に保持される固定密封環41,Oリング45,ドライブピン46)とを具備する。
【0023】
スリーブ22は、図1に示す如く、その後端部をシールケース8から突出させた状態で回転軸2に挿通固定される。スリーブ22は前端部22aを除いて薄肉の円筒形状をなすものであり、後端部には複数のセット孔22bが穿設されている。スリーブ22の前端部22aの内周部には、回転軸2との間を二次シールするOリング26が保持されている。
【0024】
回転密封環23は、図1及び図2に示す如く、スリーブ22の前端部に固定されている。すなわち、スリーブ22の前端部22aにはOリング27及びドライブピン28を介して保持体29が外嵌固定されており、この保持体29の後端部に、Oリング30及びドライブピン31を介して、回転密封環23が内嵌固定されている。回転密封環23には、静止密封環9つまり密封環本体18がコイルスプリング12aにより押圧接触されている。静止密封環9の密封環本体18と回転密封環23との対向端面は、軸線に直交する環状平滑面をなす密封端面18a,23aに形成されている。特に、密封環本体18の先端部は、図2に示す如く、尖端形状に形成されていて、密封端面18aを微小幅の環状面となしている。なお、静止密封環9の密封環本体18及び回転密封環23の構成材はシール条件等に応じて適宜に選定されるが、この例では、特に両者18,23を炭化珪素製のものとしてある。
【0025】
ストッパーリング24は、図1に示す如く、スリーブ22の後端部に嵌合された円環状体であり、周方向に適当間隔を隔てて径方向に貫通する複数個の第1及び第2ネジ孔24a,24bが穿設されている。スリーブ22の後端部には、各第2ネジ孔24bに合致する同数のセット孔22bが穿設されている。ストッパーリング24は、各第1ネジ孔24aに螺合させた第1セットスクリュー32aをスリーブ22の外周面へと締め付けることにより、スリーブ22の後端部に固定される。スリーブ22は、これにストッパーリング24を固定した上、各第2ネジ孔24bに螺合させた第2セットスクリュー32bを締め付けて、当該セットスクリュー32bの先端部をセット孔22bを通して回転軸2の外周面へと締め付けることにより、回転軸2に固定される。このように、ストッパーリング24に設けた各第1及び第2セットスクリュー32a,32bを締め付けることにより、スリーブ22を回転軸2に固定させることができ(図1に示す状態)、各第2セットスクリュー32bを緩めることにより、スリーブ22を回転軸2に挿脱自在となすことができる。
【0026】
クエンチング室5は、図1に示す如く、回転軸2とシールケース8との間に形成された閉塞空間であって、両密封環9,23の相対回転摺接部分18a,23aの内周側領域を含むものであり、機外領域Bとは両密封環9,23の機外側(後方側)に配置した二次シール部材6によってシールされている。すなわち、クエンチング室5は、機内領域Aとの間を両密封環9,23(及びOリング19)によってシールされると共に機外領域Bとの間を二次シール部材6によってシールされたものである。而して、シールケース8のケース本体14には、これを径方向に貫通して、クエンチング室5に開口する給排液通路34,35が形成されていて、供液通路(クエンチ通路)34からクエンチング室5に供給されたクエンチング液(一般に、冷却水)36により、クエンチング作用つまり密封環9,23等の冷却及び機内領域Aから漏洩残渣等の洗浄を行なうようになっている。また、冷却,洗浄後のクエンチング液36aは、クエンチング室5から排液通路(ドレン)35を経てシールケース8外に排出されるようになっている。なお、ケース本体14には、前記相対回転摺接部分18a,23aの外周側に開口するフラッシング通路38が形成されており、このフラッシング通路38からフラッシング液37を供給することにより当該相対回転摺接部分18a,23aの冷却を行なうようになっている。
【0027】
二次シール部材6は、図1に示す如く、シールケース8に軸線方向に移動可能に保持された可動密封環40と、その後方に配して回転軸2に固定された固定密封環41と、可動密封環40を固定密封環41へと押圧附勢するスプリング部材42とを具備して、両密封環40,41の対向端面である密封端面40a,41aの相対回転摺接作用によりクエンチング室5と機外領域Bとの間をシールするメカニカルシールに構成されている。
【0028】
可動密封環40は、セット爪係合体13の内周部にOリング43を介して軸線方向に移動可能に保持されており、前記スプリング保持体11に突設したドライブピン44を当該密封環40に形成した凹部40bに係合させることによって、軸線方向への移動を許容しつつシールケース8に対する相対回転を阻止されている。スプリング部材42は、図2に示す如く、前記スプリング保持体11と可動密封環40との間に介装された複数のコイルスプリング42aで構成されており、可動密封環40を固定密封環方向(後方)へと押圧附勢している。コイルスプリング42aは、図3に示す如く、スプリング保持体11の後端部に周方向に適当間隔を隔てて形成した第2凹部11cに係合保持されている。このように、スプリング保持体11は、可動密封環40の回転阻止手段及びスプリングリテーナとして兼用されている。なお、スプリング保持体11におけるピン孔11a、凹部11b,11c及びドライブピン44は、相互に干渉しないように配置されている。
【0029】
固定密封環41は、図1及び図2に示す如く、可動密封環40とストッパーリング24との配してスリーブ22に固定されている。固定密封環41の固定は、ストッパーリング24を利用して行なわれている。すなわち、固定密封環41はスプリング部材42による附勢力によって可動密封環40を介してストッパーリング24方向へと押圧されるが、その押圧方向への移動(軸線方向移動)はストッパーリング24に衝合することによって阻止されている。また、固定密封環41の回転は、ストッパーリング24に突設したドライブピン46を当該密封環41に形成した凹部41bに係合させることによって阻止されている。なお、固定密封環41とスリーブ22との間はOリング45によってシールされている。また、密封環40,41の構成材は一般的なメカニカルシールにおける密封環と同様であり、例えば可動密封環40としてカーボン製のものを使用し、固定密封環41として炭化珪素等のセラミックス製のものや超硬合金製のものを使用する。
【0030】
而して、二次シール部材6によれば、両密封環40,41の対向端面たる密封端面40a,41aの相対回転摺接作用により、クエンチング室5を機外領域Bから遮蔽シールすることができ、クエンチング室5に供給させるクエンチング液36を高圧とした場合或いは供給液量が多くした場合にも、これを良好にシールすることができる。
【0031】
セット爪7は、図1に示す如く、先端部(前端部)をセット爪係合体13に形成した環状突起13aに係合させた状態で、基端部(後端部)をストッパーリング24にボルト33により取り付けることにより、シールケース8及びこれに取り付けられる部材群からなる静止側密封要素3とスリーブ22及びこれに取り付けられる部材群からなる回転側密封要素4とを一体連結するものであり、メカニカルシールM1を使用形態と同一形態をなすカートリッジ構造に組み立てるものである。組み立ては、次のような手順で行なわれる。まず、スリーブ22の前端部22aに保持体29を介して回転密封環23を固定保持させる。次に、Oリング19を嵌合させた静止密封環9を、回転密封環23に対向させた状態で、スリーブ22に挿通させた上、スリーブ22の後端側部分を、ケース本体14に、その前方から挿通させて、静止密封環9の二次シール部17bの後端部を環状壁14aより後方に突出させる。そして、静止密封環9の挿通部17cにスプリング受体10を挿通させた上、第1凹部11bにコイルスプリング12aを保持させると共にピン孔11aに係止ピン20を挿通保持させたスプリング保持体11を、ピン頭部20aをケース本体14の係合溝8aに係合させると共にピン先端部20bを静止密封環9の切欠溝21に係合させた状態で、ケース本体14の内周部に嵌合させる。さらに、スプリング保持体11の第2凹部11cにコイルスプリング42aを保持させると共に、内周部にOリング43を介して可動密封環40を嵌合保持させたセット爪係合体13をケース本体14に取り付ける。しかる後、固定密封環41を可動密封環40に対向させた状態でスリーブ22に挿通させた上、スリーブ22の後端部に第1セットスクリュー32aによりストッパーリング24を取り付けると共に、セット爪係合体13とストッパーリング24とをセット爪7により連結することによって、両密封要素3,4の軸線方向及び径方向における位置関係が使用形態と同一となるように位置決めされたカートリッジ構造のメカニカルシールM1が組み立てられる。なお、ストッパーリング24のスリーブ22への取り付けに際しては、第2セットスクリュー32bの先端をセット孔22bに突入させておくことにより、第1セットスクリュー32aを必要以上に強く締め付けることなく、ストッパーリング24のスリーブ22に対する軸線方向移動を阻止することが可能となる。而してして、このように組み立てられたメカニカルシールM1は、スリーブ22を回転軸2に挿通させた上、シールケース8つまりケース本体14を軸封部ケーシング1に取り付けると共に、第2セットスクリュー32bによりスリーブ22を回転軸2に固定させることにより、回転機器に組み込まれる。このように、メカニカルシールM1は使用形態と同一形態に組み立てられた状態で、そのまま回転機器に組み込むことができ、組み込み作業を効率良く行なうことができる。組み込み後は、セット爪7を取り外して両密封要素3,4の連結を解除することにより、直ちに、良好なシール機能を発揮させることができる。また、保守点検時等においては、セット爪7を取り付けて両密封要素3,4を連結すると共に第2セットスクリュー32bを緩めて回転軸2とスリーブ22との連結を解除することによって、メカニカルシールM1を組み立て状態で回転機器から容易に取り外すことができる。
【0032】
以上のように構成されたメカニカルシールM1は、冒頭で述べた要請(構造的,コスト的に可及的にコンパクトなものとする)を満足しつつ、良好なシール機能を発揮するものである。
【0033】
すなわち、スプリング受体10が環状板であり、スプリング部材12の弾性力を受けるに十分な強度を有するものであればよいこと、及びシールケース8側に設けた係止ピン20を静止密封環9の切欠溝21に係合させることにより、静止密封環9を軸線方向移動を許容しつつ回転阻止するようにして、スプリング保持体11をスプリング保持用の凹部11bを形成しうるに必要最小限の大きさのものとできるようにしたことから、静止密封環109の端部への嵌合部分やドライブピン120を螺合固着するための螺子孔部分を確保するに十分な大きさを必要とするスプリング受体110及びドライブピン120の抜け止め部120aが移動するための第2凹部111bを確保するに十分な大きさを必要とするスプリング保持体112を使用する従来シールに比して、構造簡略化及び低コスト化を図ることができる。また、スプリング保持体12をシールケース8に一体形成せず、別体に構成しているが、スプリング保持体12のケース本体14への固定(相対回転阻止)を静止密封環9の回転阻止手段である係止ピン20を利用して行なうようにしたから、スプリング保持体12の固定構造を簡略化できる。
【0034】
また、機内領域Aの流体が凝固成分,固形成分等のスラリ成分を含む液体(スラリ流体)である場合、密封端面18a,23a間からの微少漏れを放置しておくと、スラリ成分が密封端面18a,23aの摺動熱により固化する等により密封端面18a,23aに付着して、良好なシール機能が阻害される虞れがある。したがって、密封端面18a,23a等をクエンチング室5に供給されたクエンチング液36により洗浄する必要があるが、上記したメカニカルシールM1では、クエンチング室5をシールする二次シール部材6として密封環40,41からなるメカニカルシールを使用していることから、従来シールのように弾性シール106を使用した場合に比して、クエンチング室5へのクエンチング液圧ないし供給量を高めておくことができ、クエンチング液36による洗浄を効果的に行なうことができる。また、密封端面18aを微少幅のナイフエッジ形状としておくことにより、密封端面18a,23aへの付着物を削り取ることができるが、削り取られた残滓は、高圧又は多量のクエンチング液36によりクエンチング室5から良好に排出され、メカニカルシールM1内に残留,堆積することがない。これらのことから、上記メカニカルシールM1によれば、スラリ流体に対しても良好なシール機能を発揮することができる。
【0035】
また、上記メカニカルシールM1では、クエンチング室5の機外領域B側をメカニカルシール6でシールさせるようにしているが、スプリング部材42の保持手段としてスプリング部材12用の保持手段(スプリング保持体11)を兼用していること、可動密封環40の回転阻止を密封環40自体に形成した凹部40bとスプリング保持体11に突設したドライブピン44との係合によって行なっていること、固定密封環41の固定手段としてストッパーリング24及びスプリング部材42を利用していることから、二次シール部材6をメカニカルシール構造としているにも拘らず、当該メカニカルシールM1の全長(軸線方向長さ)を可及的に短尺化することできる。かかる点は、カートリッジ形メカニカルシールにおいて、極めて優れた利点である。
【0036】
ところで、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において、適宜に改良,変更することができる。例えば、機内領域Aの流体の性状によっては、クエンチング室5へのクエンチング液36の供給圧,供給量を高くしておく必要がない場合があるが、かかる場合には、二次シール部材6として、図4及び図5に示す如きスロットルブッシュ6aや図6に示す如き弾性シール(Vシール)6cを使用することができる。すなわち、図4及び図5に示すメカニカルシールM2では、セット爪係合体13の端部(後端部)に環状の保持壁13bを設けて、この保持壁13bとスプリング保持体11との対向端面間に、スリーブ22との間に極く僅かな隙間を有するスロトットルブッシュ6aを挟圧保持させてある。スロットルブッシュ6aの回転は、スプリング保持体11に突設したドライブピン6bにより阻止されている。また、図6に示すメカニカルシールM3では、セット爪係合体13の端部(後端部)に環状のシール壁13cを設けて、このシール壁13cにスリーブ22に嵌合固定したVシール6cのリップ部(シール部)を圧接させてある。ところで、これらのメカニカルシールM2,M3では、セット爪7にセット爪係合体13とストッパーリング24との間隔を規制する突起7aを設けて、メカニカルシールM2の組み立て時における軸線方向の位置決めを容易ならしめるように図っている。また、メカニカルシールM3では、シールケース8を、ケース本体14とこれに取り付けられる環状の蓋体25とこれに取り付けられるセット爪係合体13とで構成して、蓋体25の内周部にスプリング保持体11を一体形成すると共に係合ピン20を突設してある。なお、メカニカルシールM2,M3の構成は、上記した構成を除いて、前記メカニカルシールM1と同一である。
【0037】
また、本発明は、上記したカートリッジ形のメカニカルシールM1,M2,M3の他、各構成部材を各別に一定の手順で回転機器の軸封部に組み込むようにしたメカニカルシールにも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解されるように、本発明のメカニカルシールは、静止密封環の附勢手段ないし回転阻止手段を構成する部品の形状を可及的にシンプルなものとし、且つ当該手段の部品点数を低減したものであるから、構造簡単にして安価に製作することができ且つ組み立ても容易であり、極めて実用的価値の高いものである。また、本発明のメカニカルシールによれば、クエンチング室の機外側をシールする二次シール部材をメカニカルシール構造としておくことにより、クエンチング液の供給圧ないし供給量を高くして、強力なクエンチング機能を発揮させることができ、スラリ流体に対しても良好なシール機能を発揮させることができる。また、本発明によれば、回転機器への脱着作業を容易に行なうことができるコンパクトなカートリッジ形メカニカルシールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメカニカルシールの一例を示したもので、回転機器への組み込み状態を示す縦断側面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す縦断側面図である。
【図3】図2のIII−III 線に沿う縦断正面図である。
【図4】本発明に係るメカニカルシールの変形例を示す図1相当の縦断側面図である。
【図5】図4の要部を拡大して示す縦断側面図である。
【図6】本発明に係るメカニカルシールの他の変形例を示す図1相当の縦断側面図である。
【図7】従来シールを示す縦断側面図である。
【符号の説明】
A…機内領域、B…機外領域、M1,M2,M3…メカニカルシール、1…軸封部ケーシング、2…回転軸、3…静止側密封要素、4…回転側密封要素、5…クエンチング室、6…二次シール部材、7…セット爪、8…シールケース、8a…係合溝、9…静止密封環、10…スプリング受体、11…スプリング保持体、11a…ピン孔、11b…第1凹部、11c…第2凹部、12…スプリング部材、12a…コイルスプリング、13…セット爪係合体、14…ケース本体、17…保持体、17a…保持部、17b…二次シール部、17c…挿通部、17e…係止部、18…密封環本体、18a,23a…密封端面(相対回転摺接部分)、20…係止ピン、20a…ピン頭部、20b…ピン先端部、21…切欠溝、22…スリーブ、23…回転密封環、24…ストッパーリング、34…供液通路、34…排液通路、36,36a…クエンチング液、40…可動密封環、40a,41a…密封端面(相対回転摺接部分)、41…固定密封環、42…スプリング部材、42a…コイルスプリング。

Claims (4)

  1. シールケース(8)の内周部に軸線方向移動可能に保持された静止密封環(9)と、シールケース(8)及び静止密封環(9)を洞貫する回転軸(2)に固定された回転密封環(23)と、シールケース(8)に設けたスプリング保持体(11)と静止密封環(9)に設けたスプリング受体(10)との間に介装されて静止密封環(9)を回転密封環(23)へと押圧接触させるスプリング部材(12)とを具備して、両密封環(9,23)の相対回転摺接部分(18a,23a)で機内領域(A)と機外領域(B)とを遮蔽シールするように構成されたメカニカルシールにおいて、
    スプリング受体(10)を環状板で構成すると共に、静止密封環(9)の基端部分に、スプリング受体(10)を挿通させる挿通部(17c)とスプリング受体(10)の当該挿通部(17c)から回転密封環方向への移動を阻止する係止部(17e)とを形成して、挿通部(17c)に挿通させたスプリング受体(10)をスプリング部材(12)による附勢力により係止部に衝合保持させるように構成してあり、
    静止密封環(9)の基端部分に軸線方向に延びる切欠溝(21)を形成して、この切欠溝(21)にシールケース(8)に設けた係止ピン(20)を係合させることにより、静止密封環(9)のシールケース(8)に対する軸線方向の相対移動を許容しつつその相対回転を阻止するように構成してあり、
    スプリング保持体(11)がシールケース(8)の内周部に嵌合保持された環状体であり、係止ピン(20)がその両端部をスプリング保持体(11)の内外周面から突出させた状態でスプリング保持体(11)に保持されたものであり、係止ピン(20)の一端部であってスプリング保持体(11)の外周面から突出する部分をシールケース(8)の内周部に形成した係合溝(8a)に係合させることにより、スプリング保持体(11)のシールケース(8)に対する相対回転が阻止されると共に、係止ピン(20)の他端部であってスプリング保持体(11)の内周面から突出する部分を静止密封環(9)の切欠溝(21)に係合させることにより、静止密封環(9)のシールケース(8)に対する相対回転が阻止されていることを特徴とするメカニカルシール。
  2. 回転軸(2)とシールケース(8)との間に、両密封環(9,23)により機内領域(A)と遮蔽されると共に当該密封環(9,23)の機外領域(B)側に設けた二次シール部材(6)により機外領域(B)と遮蔽された閉塞空間たるクエンチング室(5)を形成して、このクエンチング室(5)にクエンチング液を給排するように構成されており、二次シール部材(6)が、シールケース(8)及び回転軸(2)の一方に軸線方向に移動可能に保持された可動密封環(40)と他方に固定された固定密封環(41)との相対回転摺接作用によりクエンチング室(5)と機外領域(B)とを遮蔽シールするメカニカルシール構造をなすものであることを特徴とする、請求項1に記載するメカニカルシール。
  3. 静止密封環(9)が円筒状の保持体(17)とこれに固着した環状の密封環本体(18)とからなるものであり、二次シール部材(6)が、シールケース(8)に軸線方向に移動可能に保持された可動密封環(40)と回転軸(2)に固定された固定密封環(41)と可動密封環(40)を固定密封環(41)へと押圧附勢するスプリング部材(42)とを具備するものであり、可動密封環(40)が、静止密封環(9)の密封環本体(18)に対応する部材のみからなり、スプリング部材(42)が、可動密封環(40)と前記スプリング保持体(11)との間に装填されていることを特徴とする、請求項2に記載するメカニカルシール。
  4. シールケース(8)及びこれに取り付けられる部材群からなる静止側密封要素(3)と回転軸(2)に挿通固定されるスリーブ(22)及びこれに取り付けられる部材群からなる回転側密封要素(4)とを着脱自在なセット爪(7)により一体連結しうるように構成したカートリッジ形のメカニカルールであることを特徴とする、請求項1、請求項2又は請求項3に記載するメカニカルシール。
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