JP4290929B2 - 流体継ぎ手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取り付け対象の流体通流孔のねじ式連結部に着脱自在に連結する流体継ぎ手に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記流体継ぎ手は、取り付け対象の流体通流孔のねじ式連結部に装着されて、外部から取り付け対象の流体通流孔に流体を供給する、又は、取り付け対象が流体供給源側の場合には、取り付け対象の流体通孔から流体を外部に取り出すのに使用されることになる。
説明を加えると、例えば内燃機関の製造工場において、内燃機関の検査などのために内燃機関にオイルを供給するときに、取り付け対象としての内燃機関に備えられたオイル供給孔としての流体通流孔に装着されて、内燃機関にオイルを供給するのに使用されることになる。
ちなみに、このように内燃機関にオイルを供給する場合には、流体継ぎ手を、取り付け対象としての内燃機関の流体通流孔に装着される本体側部分と、その本体側部分に接続分離自在な接続体とから構成して、接続体をオイルの供給源に連通接続しておくとともに、本体側部分を予め取付対象に装着しておき、流体を供給するときに接続体を本体側部分に接続することにより行うようにする。
【0003】
従来では、流体継ぎ手を取り付け対象の流体通流孔のねじ式連結部に着脱自在に装着するに、流体通流孔のねじ式連結部に対して回動操作により螺合する回動操作式のねじ式取付部を流体継ぎ手に備えさせることが行われていた。
ちなみに、流体継ぎ手を、本体側部分とそれに対して接続分離自在な接続体とから構成する場合には、 前述の回動操作式のねじ式取付部を本体側部分に備えさせて、回動操作により本体側部分を取付対象に取り付けることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、流体継ぎ手に備えさせた回動操作式のねじ式取付部の回動操作により、流体継ぎ手を取り付け対象に装着する構成であるため、ねじ式取付部の回動操作が面倒で、流体継ぎ手を迅速に装着し難いものであった。
【0005】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、取付対象に迅速に装着できる流体継ぎ手を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の流体継ぎ手は、取り付け対象の流体通流孔のねじ式連結部に着脱自在に連結するものであって、
流体通流路が内部に形成された筒状の本体部、
その本体部を外套する筒状に形成されて、本体部軸心方向に往復移動自在にその本体部に外嵌され、且つ、突出側に弾性付勢されて、取り付け対象体との接当により引退移動する往復移動部材、
前記流体通流路の周方向に分割形成されて、流体通流路の径方向に移動することにより、前記ねじ式連結部に係合及び離脱し、且つ、前記往復移動部材に一体移動するように係止される係合部材、
前記係合部材の基端側に外嵌状態で嵌着されて、前記係合部材を離脱側に復帰付勢する弾性リング状体、
前記往復移動部材が突出移動すると前記係合部材を離脱側に操作し且つ前記往復移動部材が引退移動すると前記係合部材を係合側に操作するカム式の操作部、
前記往復移動部材が引退側に移動するに伴って自動係合して引退位置にロックし且つ解除操作自在なロック手段、及び、
前記往復移動部材の前端側に設けられて、取り付け対象体との接当によりシールするシール体を備え
前記係合部材の基端側が、前記シール体を支持する支持部分よりも本体部径方向の内側で本体部軸心方向に延びる前記往復移動部材の前端部に係止されている点を特徴とする。
【0007】
すなわち、流体継ぎ手を取り付け対象側に接近移動させると、往復移動部材が取り付け対象との接当により引退移動することになり、この往復移動部材の引退移動によりカム式の操作部の作用により、係合部材が流体通流孔のねじ式連結部に係合することになる。この係合部材のねじ式連結部への係合に併せて、往復移動部材がロック手段にて引退位置にロックされることになり、係合部材をねじ式連結部に係合させた状態で、流体継ぎ手が取り付け対象の流体通流孔に装着されることになる。さらに、この装着状態においては、往復移動部材の前端側に設けたシール体が取り付け対象に接当することにより、取り付け対象の流体通流孔及び本体部の流体通流路を通して通流する流体の漏れが抑制されることなる。
つまり、流体継ぎ手を取り付け対象側に接近移動させる操作を行うだけで、流体継ぎ手を取り付け対象に装着できることになる。勿論、流体継ぎ手を取り付け対象から離脱させるときには、ロック手段を解除操作して、流体継ぎ手を取り付け対象から離脱させることになる。
したがって、取り付け対象側に接近移動させるだけの操作で、迅速に装着できる流体継ぎ手を得るに至った。
【0008】
請求項2の流体継ぎ手は、請求項1の特徴に加えて、前記シール体を支持する支持部分が、前記往復移動部材に対して本体部軸心方向に移動自在で、突出側に弾性付勢されている点を特徴とする。
すなわち、流体継ぎ手を取り付け対象に接近移動させるに伴って、シール体が取り付け対象と接当すると、支持部分が弾性付勢力に抗して後退移動することになる。換言すれば、流体継ぎ手を取り付け対象に装着した状態においては、シール体は取り付け対象側に弾性付勢力にて押圧された状態で接当することになる。このように流体継ぎ手を取り付け対象に装着した状態において、シール体が取り付け対象側に弾性力にて押圧された状態で接当するものであるから、装着状態において諸々の誤差が発生しても、その誤差に拘わらずシール体を取り付け対象に的確に接当させて、流体の漏れを的確に抑制し易いものとなる。
【0009】
請求項3の流体継ぎ手は、請求項1又2の特徴に加えて、
前記本体部に対して接続及び分離自在で、且つ、接続状態において前記流体通流路に連通する接続側流体通流路を備えた接続体が設けられ、
その接続体には、前記接続側流体通流路と連通させる流路形成部材の接続部が設けられている点を特徴とする。
【0010】
すなわち、本体部、往復移動部材、係合部材、カム式の操作部、ロック手段、及びシール体を備える本体側部分と、その本体側部分に対して接続分離できる接続体とにより、流体継ぎ手が構成されることになり、例えば内燃機関の製造工場において、内燃機関の検査などのために内燃機関にオイルを供給するときに、取り付け対象としての内燃機関に備えさせたオイル供給孔としての流体通流孔に装着して、内燃機関にオイルを供給するのに使用できることになる。
説明を加えると、このように内燃機関にオイルを供給する場合には、取付対象としての内燃機関の流体通流孔に対して、 本体側部分を予め装着しておくとともに、接続体をオイルの供給源に連通接続しておき、流体を供給するときには接続体を本体側部分に接続するようにする。
ちなみに、本体側部分と接続体との接続分離構成は、迅速に接続分離できる扱い易い構造を採用するのことが好ましい。
従って、内燃機関の検査などにおいて一層便利に使用できる流体継ぎ手を得るに至った。
【0011】
請求項4の流体継ぎ手は、請求項3の特徴に加えて、
前記接続体が前記本体部に対して嵌合自在に構成され、
前記接続体が前記本体部に嵌合されるに伴って自動的に嵌合状態にロックし且つ解除操作自在な接続体用の固定手段が設けられている点を特徴とする。
【0012】
すなわち、請求項3の作用効果に加えて、下記の作用効果を得ることができるものとなる。
接続体を本体側部分に接続する際に、接続体を本体側部分の本体部に嵌合状態に接続すれば、それに伴って接続体用の固定手段が自動的に嵌合状態にロックするものとなり、接続体の本体側部分への接続を、接続体を本体部に嵌合させることにより行える。勿論、接続体を離脱させるときには、接続体用の固定手段を解除操作して、接続体を本体部から離脱させることになる。
したがって、接続体を本体部に嵌合させるだけで、接続体を本体側部分に嵌合状に接続できるから、接続体の本体側部分への接続を迅速に行えるのであり、一層便利に使用できるようになる。
【0013】
請求項5の流体継ぎ手は、請求項3又は4の特徴に加えて、
前記本体部に、前記流体通流路を開閉し且つ閉じ側に弾性付勢された本体側弁体が設けられ、
前記接続体に、前記接続側流体通流路を開閉し且つ閉じ側に弾性付勢された接続体側弁体が設けられ、
前記本体側弁体及び前記接続側弁体の夫々が、前記接続体が前記本体部に接続されるに伴って開き側に押し開かれるように構成されている点を特徴とする。
すなわち、接続体を本体側部分から離脱させた状態においては、本体部の流体通流路からの流体の漏れが、本体側弁体にて抑制され、接続体の接続体側流体通流路からの流体の漏れが、接続側弁体にて抑制されるものとなり、そして、接続体を本体側部分に接続した状態においては、本体部の流体通流路と接続体の接続体側流体通流路とが連通するものとなる。
したがって、請求項3の説明で述べた内燃機関にオイルを供給するのに用いるときなどにおいて、一層便利に使用できるものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、取付対象としての内燃機関Eにオイルを供給するための流体継ぎ手Tが設けられている。すなわち、流体継ぎ手Tが、内燃機関Eのオイル供給孔としての流体通流孔Reに装着される本体側部分T1と、その本体側部分T1に接続分離自在な接続体T2とから構成されて、接続体T2をオイルの供給源に油圧ホースYなどを用いて連通接続しておくとともに、本体側部分T1を予め内燃機関Eに装着しておき、流体を供給するときに接続体T2を本体側部分T1に接続することにより行うようなっている。
そして、本体側部分T1の内燃機関Eに対する装着が迅速に行えるように構成され、また、本体側部分T1に対する接続体T2の接続が迅速に行えるように構成されることによって、内燃機関Eにオイルを供給することを作業性良く行えるようになっており、以下各部の構成を説明しながら説明を加える。
【0015】
前記本体側部分T1は、図2及び図4にも示すように、内燃機関Eの流体流体通流孔Reのねじ式連結部nに着脱自在に連結されるものであって、流体通流路R1が内部に形成された筒状の本体部1、その本体部1を外套する筒状に形成された往復移動部材2、前記流体通流路R1の周方向に分割形成された一対の係合部材3、カム式の操作部K、前記往復移動部材2に対するロック手段H、及び、前記往復移動部材1の前端側に設けられたシール体4を主要部として備えている。
前記往復移動部材2は、本体部軸心方向に往復移動移動自在にその本体部1に外嵌され、且つ、突出側にスプリング5にて弾性付勢されて、内燃機関Eの外面との接当により引退移動するように構成されている。
【0016】
前記係合部材3は、流体通流路の径方向に移動することにより、前記ねじ式連結部nに係合及び離脱させ、且つ、その往復移動部材2に一体移動するように係止されるようになっている。つまり、係合部材3の基端側の被係止部3aが、往復移動部材2の断面形状U字状の係止部2aに係止されるようになっている。
尚、図中、Vは一対の係合部材3の基端側に外嵌状態で嵌着されて、一対の係合部材3を離脱側に復帰付勢する弾性リング状体である。
【0017】
前記カム式操作部Kは、本体部1の前端部にて形成されるものであって、前記往復移動部材2が突出移動すると前記係合部材3を離脱側に操作し且つ往復移動部材2が引退移動すると前記係合部材3を係合側に操作するように構成されている。
【0018】
前記ロック手段Hは、前記往復移動部材2が引退側に移動するに伴って自動係合して引退位置にロックし且つ解除操作自在に構成されるものである。説明を加えると、往復移動部材2には、流体通流路R1の径方向に貫通する保持孔6が形成され、その保持孔6に、ロック用のボール7が流体通流路R1の径方向に移動自在に保持されている。本体部1の外周部には、往復移動部材2が引退位置に位置したときに前記ロック用のボール7が係合する係合穴8が形成されている。前記往復移動部材2の外周部に、本体部軸心方向に往復移動自在に筒状のロック操作部材9が外嵌され、且つ、このロック操作部材9を本体部先端側に弾性付勢するスプリング10が設けられている。前記ロック操作部材9における本体部先端側に相当する先端部には、ロック操作部材9が本体部先端側に移動するに伴って、前記ロック用のボール7を内方側に押圧して前記係合穴8に押し込み操作する傾斜面9 aが形成され、ロック操作部材9の内側には、前記ロック用のボール7が前記係合穴8に係合した状態に維持するための操作面9bが、前記傾斜面9 aに連なる状態で形成されている。
【0019】
そして、ロック手段Hは、図2(イ)に示すように、前記往復移動部材2が突出位置に位置しているときには、前記ロック用のボール7が本体部1の外周面部に接当するロック解除状態となっており、図2(ロ)に示すように、前記往復移動部材2が引退移動して引退位置に位置すると、前記ロック用のボール7が前記ロック操作部材9の傾斜面9 aに押圧されて前記係合穴8に自動的に係合し、且つ、その係合状態がロック操作部材9の操作面9bの押圧により保持されるロック作用状態になるように構成され、さらには、ロック作用状態において、前記ロック操作部材9を本体部基端側に移動操作することにより、前記ロック用のボール7 に対するロック操作部材9の押圧作用が解除されて、ロック用のボール7 が係合穴8が離脱することにより、往復移動部材2が突出側にスプリング5の弾性力にて移動して、前記ロック解除状態になるように構成されている。
尚、図中、11は往復移動部材2に突出側の移動範囲を、本体部1の外周部に形成した当り部1aとの接当により規制するストッパーリング、2bは、往復移動部材2の外周部に形成されて、前記ロック操作部材9の本体部先端側への移動範囲を接当により規制するストッパ用の段部である。
【0020】
前記シール体4は、内燃機関Eの外面との接当により、流体通流孔Reと流体通流路R1との間を通流するオイルの漏れを抑制するために設けられるものであって、本実施形態では、そのシール体4を支持する支持部分12が、前記往復移動部材2に対して本体部軸心方向に移動自在で、スプリング13にて突出側に弾性付勢されている。
ところで、シール体4が往復移動部材2に対して本体部軸心方向に移動自在な支持部分12にて支持される構成であるため、支持部分12が内燃機関Eの外面との接当により本体部基端側に移動される伴って、支持部分12が往復移動部材2を本体部基端側に押すことにより、往復移動部材2の後退移動が行われるように構成されている。
【0021】
前記接続体T2は、図3に詳述するように、前記本体部1に対して接続及び分離自在で、且つ、接続状態において前記流体通流路R1に連通する接続側流体通流路R2を備え、 さらには、前記接続側流体通流路R2と連通させる流路形成部材の接続部14が設けられている。尚、本実施形態では、前記流路形成部材が前述の油圧ホースYであり、接続部14が、油圧ホースYを接続するねじ連結形式に形成されている。
前記接続体T2と前記本体部1との接続構成について説明を加えると、前記接続体T2の先端部が、前記本体部1の基端部に対して内嵌状態に嵌合自在に構成され、そして、前記接続体T2が前記本体部1に嵌合されるに伴って自動的に嵌合状態にロックし且つ解除操作自在な接続体用の固定手段Wが設けられており、接続体T2を本体部1に嵌合して接続するに伴って、その嵌合接続状態が自動的に保持されるようになっている。
このように嵌合接続状態を自動的に保持する構成を採用することによって、詳述はしないが、接続体T2の接続、分離操作をロボットにより自動的に行わせることが可能となっている。
【0022】
前記接続体用の固定手段Wは、前記ロック手段Hと同様な構造にて構成されるものであって、その構造について説明すると、本体部1には、流体通流路R1の径方向に貫通する保持孔15が形成され、その保持孔15に、ロック用のボール16が流体通流路R1の径方向に移動自在に保持されている。接続体T2の外周部には、その接続体T2が接続位置に位置したときに前記ロック用のボール16が係合する係合穴17が形成されている。接続体T2の外周部には、接続体軸心方向に往復移動自在に筒状のロック操作部材18が外嵌され、且つ、このロック操作部材18を接続体先端側に弾性付勢するスプリング19が設けられている。前記ロック操作部材18における接続体先端側に相当する先端部には、ロック操作部材18が接続体先端側に移動するに伴って、前記ロック用のボール16を内方側に押圧して前記係合穴17に押し込み操作する傾斜面18aが形成され、ロック操作部材18の内側には、前記ロック用のボール16が前記係合穴17に係合した状態に維持するための操作面18bが、前記傾斜面18aに連なる状態で形成されている。
【0023】
そして、接続体用の固定手段Wは、図3(イ)に示すように、前記接続体T1が本体部1から分離されてときには、前記ロック用のボール16が本体部1の係合孔17内にて遊動するロック解除状態となっており、図3(ロ)に示すように、前記接続体T2が前記本体部1に嵌合状態に接続されると、その嵌合接続に伴って、前記ロック用のボール16が前記ロック操作部材18の傾斜面18aに押圧されて前記係合穴17に自動的に係合し、且つ、その係合状態がロック操作部材18の操作面18bの押圧により保持されるロック作用状態になるように構成され、さらには、ロック作用状態において、前記ロック操作部材18を接続体基端側に移動操作することにより、前記ロック用のボール16に対するロック操作部材18の押圧作用が解除されて、ロック用のボール16が係合穴17からの離脱が許容される状態になって、接続体T2を本体部1から分離させることにより、前記ロック解除状態になるように構成されている。
尚、図中、20は、接続体T2の外周部に形成されて、前記ロック操作部材18の接続体先端側への移動範囲を接当により規制するストッパ用の段部である。
【0024】
図3に示すように、前記本体部1に、前記流体通流路R1を開閉し且つスプリング23にて閉じ側に弾性付勢された本体側弁体21が設けられ、前記接続体T2に、前記接続側流体通流路R2を開閉し且つスプリング24にて閉じ側に弾性付勢された接続体側弁体22が設けられている。そして、前記本体側弁体21及び前記接続側弁体22の夫々が、前記接続体T2が前記本体部1に接続されるに伴って、互いの接当により開き側に押し開かれるように構成されている。
ちなみに、前記本体側弁体21及び前記接続側弁体22の夫々を備えさせることのよって、接続体T2からのオイルの漏れが抑制され、内燃機関Eからのオイルの漏れが抑制される。
【0025】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(1)上記の実施形態においては、本体側部分T1と接続体T2とから流体継ぎ手Tを構成する場合を例示したが、本体側部分T1のみを備える形態で実施してもよい。つまり、本体側部分T1に流体供給源を接続しておき、取付対象Eに流体を供給するときに、本体側部分T1を取付対象に接続するようにしてもよい。
【0026】
(2)上記の実施形態及び上記(1)の説明ににおいては、外部から取付対象Eに流体を供給する場合を例示したが、取付対象が流体供給源となる形態でも適用できるものである。
【0027】
(3)上記実施形態では、取り付け対象としての内燃機関にオイルを供給する場合について説明したが、種々の取り付け対象に流体継ぎ手を装着するのに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】流体継ぎ手の側面図
【図2】流体継ぎ手の本体側部分を示す縦断側面図
【図3】流体継ぎ手の本体側部分及び接続体を示す縦断側面図
【図4】係合部材のねじ式連結部への係合状態を示す縦断正面図
【符号の説明】
E 取り付け対象
H ロック手段
K カム式の操作部
n ねじ式連結部
Re 流体通流孔
R1 流体通流路
R2 接続側流体通流路
W 接続体側の固定手段
Y 流路形成部材
1 本体部
2 往復移動部材
3 係合部材
4 シール体
12 支持部分
21 本体側弁体
22 接続側弁体

Claims (5)

  1. 取り付け対象の流体通流孔のねじ式連結部に着脱自在に連結する流体継ぎ手であって、
    流体通流路が内部に形成された筒状の本体部、
    その本体部を外套する筒状に形成されて、本体部軸心方向に往復移動自在にその本体部に外嵌され、且つ、突出側に弾性付勢されて、取り付け対象体との接当により引退移動する往復移動部材、
    前記流体通流路の周方向に分割形成されて、流体通流路の径方向に移動することにより、前記ねじ式連結部に係合及び離脱し、且つ、前記往復移動部材に一体移動するように係止される係合部材、
    前記係合部材の基端側に外嵌状態で嵌着されて、前記係合部材を離脱側に復帰付勢する弾性リング状体、
    前記往復移動部材が突出移動すると前記係合部材を離脱側に操作し且つ前記往復移動部材が引退移動すると前記係合部材を係合側に操作するカム式の操作部、
    前記往復移動部材が引退側に移動するに伴って自動係合して引退位置にロックし且つ解除操作自在なロック手段、及び、
    前記往復移動部材の前端側に設けられて、取り付け対象体との接当によりシールするシール体を備え
    前記係合部材の基端側が、前記シール体を支持する支持部分よりも本体部径方向の内側で本体部軸心方向に延びる前記往復移動部材の前端部に係止されている流体継ぎ手。
  2. 前記支持部分が、前記往復移動部材に対して本体部軸心方向に移動自在で、突出側に弾性付勢されている請求項1記載の流体継ぎ手。
  3. 前記本体部に対して接続及び分離自在で、且つ、接続状態において前記流体通流路に連通する接続側流体通流路を備えた接続体が設けられ、
    その接続体には、前記接続側流体通流路と連通させる流路形成部材の接続部が設けられている請求項1又は2記載の流体継ぎ手。
  4. 前記接続体が前記本体部に対して嵌合自在に構成され、
    前記接続体が前記本体部に嵌合されるに伴って自動的に嵌合状態にロックし且つ解除操作自在な接続体用の固定手段が設けられている請求項3記載の流体継ぎ手。
  5. 前記本体部に、前記流体通流路を開閉し且つ閉じ側に弾性付勢された本体側弁体が設けられ、
    前記接続体に、前記接続側流体通流路を開閉し且つ閉じ側に弾性付勢された接続体側弁体が設けられ、
    前記本体側弁体及び前記接続側弁体の夫々が、前記接続体が前記本体部に接続されるに伴って開き側に押し開かれるように構成されている請求項3又は4記載の流体継ぎ手。
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