JP3996597B2 - オープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法 - Google Patents

オープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法 Download PDF

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Description

本発明は、上下水道、共同溝、電信・電話などの付設地下道や、乗用車専用道路等の地下構造物を構築するためのオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法に関するものである。
オープンシールド工法は開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の長所を活かした合理性に富む工法である。図20にその概略を示すと、図中1はオープンシールド機1で、これは左右の側壁板1aと、これら側壁板1aに連結する底板1bとからなる前面、後面および上面を開口したシールド機である。
このオープンシールド機1は、前記側壁板1aと底板1bの先端を刃口11として形成し、また側壁板1aの中央または後端近くに推進ジャッキ2を後方に向け上下に並べて配設する。図中3は隔壁を示す。
かかるオープンシールド機1を使用して施工するオープンシールド工法は、図示は省略するが、発進坑内にこのオープンシールド機1を設置して、オープンシールド機1の推進ジャッキ2を伸長して発進坑内の反力壁に反力をとってオープンシールド機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4を上方から吊り降ろし、オープンシールド機1のテール部1c内で縮めた推進ジャッキ2の後方にセットする。推進ジャッキ2と反力壁との間にはストラットを配設して適宜間隔調整をする。
また、発進坑は土留壁で構成し、オープンシールド機1を発進させるにはこの土留壁を一部鏡切りするが、必要に応じて薬液注入などで発進坑の前方部分に地盤改良を施しておくこともある。
ショベル等の掘削機9でオープンシールド機1の前面または上面から土砂を掘削しかつ排土する。この排土工程と同時またはその後に推進ジャッキ2を伸長してオープンシールド機1を前進させる。この前進工程の場合、コンクリート函体4の前にはボックス鋼材または型鋼を用いた枠体よりなる押角8を配設し、オープンシールド機1は後方にセットされたコンクリート函体4から反力をとる。
そして第1番目のコンクリート函体4の前に第2番目のコンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1c内で吊り降ろす。以下、同様の排土工程、前進工程、コンクリート函体4のセット工程を適宜繰り返して、順次コンクリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらにこのコンクリート函体4の上面に埋戻土5を入れる。
なお、コンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1c内に吊り降ろす際には、コンクリートブロック等による高さ調整材7をコンクリート函体4下に配設し、このテール部1c内でコンクリート函体4の左右および下部の空隙にグラウト材6を充填する。
このようにして、オープンシールド機1が到達坑まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。
このようなオープンシールド工法では、前記のごとくコンクリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、コンクリート函体4は、オープンシールド機1のテール部1c内に吊り降ろされ、オープンシールド機1の前進とともに該テール部1cから出て地中に残されていくものであり、オープンシールド機1はこのように地中に残置したコンクリート函体4に反力をとって前進する。
コンクリート函体4は鉄筋コンクリート製で、図21に示すように左側板4a、右側板4bと上床板4cと下床板4dとからなる一体のもので、前後面が開口10として開放されている。
前記先行技術は当業者間で一般的に行なわれているものであり、文献公知発明にかかるものではない。
このようなオープンシールド工法によるコンクリート函体4の埋設は、既存の道路下で行われることが多いが、かかる場合、コンクリート函体4の幅が道路の幅員よりも小さければ、施工中であってもオープンシールド機1の横を歩行することができる。
しかしながら、道路幅に対して埋設予定のコンクリート函体4の幅が大きく、オープンシールド機1と施工幅がほぼ同じになるような狭隘部施工においては、オープンシールド機1の側方に歩行者用通路を確保することが困難である。そのため、歩行者に対しても通行止めとなり、日常生活などに障害が生じるおそれがある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、オープンシールド機1と施工幅がほぼ同じになるような狭隘部施工においては、オープンシールド機1の側方に歩行者用通路を確保することが困難な場合であっても、掘削作業による施工中にオープンシールド機の縦断方向に歩行者の歩行を可能にできるオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削機で掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体をセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設し、コンクリート函体の上に埋戻土を入れるオープンシールド工法で使用するオープンシールド機において、オープンシールド機の前進方向に向けてオープンシールド機本体の上側部に歩道設備を搭載し、該歩道設備はオープンシールド機上部に設けられた、歩道設備推進ジャッキなどによる推進手段を備えるガイドレールにそって前進することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、歩道設備をオープンシールド機の上部に設けたから、オープンシールド機の側方に歩道を確保することが困難な狭隘部施工においても、この歩道設備により歩行が可能となり、歩行者の生活に支障が生じることを回避できる。
そして、この歩道設備はオープンシールド機に設けたガイドレールにそって移動するから、オープンシールド機とともに移動し、掘削中であっても歩行可能である。
請求項2記載の発明は、オープンシールド工法として、オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削機で掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体をセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設し、コンクリート函体の上に埋戻土を入れるオープンシールド工法において、オープンシールド機の前進方向に向けてオープンシールド機本体の上側部に歩道設備を搭載し、該歩道設備はオープンシールド機上部に設けられた、歩道設備推進ジャッキなどによる推進手段を備えるガイドレールにそって前進するようにしたオープンシールド機を使用し、前記推進手段によりガイドレールにそって歩道設備を1サイクル前進させた後、オープンシールド機を掘進させることを要旨とするものである。
請求項3記載の発明は、オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削機で掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体をセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設し、コンクリート函体の上に埋戻土を入れるオープンシールド工法において、オープンシールド機の前進方向に向けてオープンシールド機本体の上側部に歩道設備を搭載し、該歩道設備はオープンシールド機上部に設けられた、歩道設備推進ジャッキなどによる推進手段を備えるガイドレールにそって前進するようにしたオープンシールド機を使用し、前記推進手段によりガイドレールにそって歩道設備を前進させながら同時にオープンシールド機を掘進させることを要旨とするものである。
請求項2、請求項3記載の発明によれば、歩道設備は、オープンシールド機の推進と同時に、または、これを1サイクル前進させた後、オープンシールド機がこれに追随して前進するから、全体的にはオープンシールド機とともに前進する。よって、オープンシールド機の上部側方には常に歩行設備が配設され、施工により歩行が不可能になることがない。
そして、請求項2のように歩道設備を先行して推進させた場合は、掘削前の切羽が安定している状態で歩道設備を前進させることができ、安全性が高い。
本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法は、オープンシールド機と施工幅がほぼ同じになるような狭隘部施工においては、オープンシールド機の側方に歩行者用通路を確保することが困難な場合であっても、オープンシールド機に歩行設備を設け、この歩行設備をオープンシールド機の推進とともに前進させるようにしたから、掘削作業による施工中にオープンシールド機の縦断方向に歩行者の歩行を可能にでき、歩行者の日常生活に生じる支障を小さくできるものである。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明のオープンシールド工法およびこれに使用するオープンシールド機の実施形態を示す縦断側面図、図2は同上一部切欠いた平面図、図3は同上正面図で、オープンシールド機およびオープンシールド工法の基本構成は従来と同様であるからここでの詳細な説明は省略する。
本発明のオープンシールド機1は、従来の構成のものに加えて、歩道設備12を搭載するもので、この歩道設備12は図4の拡大図にも示すように、オープンシールド機1の本体部を構成する側壁板1aの上部内側に例えばH型鋼などによるガイドレール13を敷設し、このガイドレール13の上に、床板14aと手摺り14bとからなる歩道14を配置し、床板14aの下面に取り付けたガイドローラ18をガイドレール13に係合して歩道14をガイドレール13上に推進手段によりスライド自在に配設する。
前記推進手段は、例えば歩道設備推進ジャッキ15によるもので、シリンダー15aをオープンシールド機1側に固定し、ロッド15bを歩道14側の床板14aに固定する。この場合、歩道14は前胴と後胴に分割し、それぞれに歩道設備推進ジャッキ15を設け、個別に前進するように構成する。
これにより、歩道14はオープンシールド機1の前進に追随してこれと同時に、また、歩道設備推進ジャッキ15の伸縮によって歩道設備推進ジャッキ15の1ストローク分だけ先行して前進するようにオープンシールド機1に固定される。
また、歩道14はガイドレール13の長さよりも長くし、前端部と後端部とがそれぞれオープンシールド機1よりも前方、後方に突出し、前端部は切羽の前方に、後端部は埋戻土5の上に接地する。この場合、歩道14の床板14aの下面に台車16を取り付け、歩道14の前端部および後端部がスムーズに地表面を移動できるようにしておく。
図中17はコンクリート函体4の吊り降ろし設備を示し、オープンシールド機1のテール部1c上に、これを跨ぐようにして立設した支柱にホイスト等の移送装置を取り付けた。この吊り降ろし設備17は、両側の歩道14の内側間で歩道14を通行する歩行者に影響のない位置に配置する。
次にかかるオープンシールド機1を使用するオープンシールド工法を図5〜図8の推進工程図、図9〜図14のコンクリート函体4の据付工程図、図15〜図19の切羽掘削工程図について説明する。
図5は歩道14を推進する前の段階の工程図で、この工程でコンクリート函体4がオープンシールド機1のテール部1cに吊り降ろされる。この実施形態ではコンクリート函体4は、大型のものとして上下に2分割された下ブロック4eと上ブロック4fとからなる。
コンクリート函体4の吊り降ろしは、図9、図10の第1工程図に示すように搬入車両で下ブロック4eを吊り降ろし設備17の下に移送し、オープンシールド機1のテール部1c内に吊り降ろし設備17で吊り下げる。この場合、下ブロック4eは幅方向を敷設方向と直交する方向に向けて吊り下ろし、図11、図12の第2工程図に示すようにテール部1c内で作業員が下ブロック4eの向きを90度反転させて所定位置に設置する。
次に図13の第3工程図に示すように下ブロック4eの設置と同様の方法で上ブロック4fをオープンシールド機1のテール部1c内に吊り降ろし、テール部1c内で作業員が上ブロック4fの向きを90度反転させてから、図14の第4工程図に示すように上ブロック4fを所定位置に設置する。
その後、下ブロック4eと上ブロック4fとをPC鋼棒などを用いて緊結する。
かかるコンクリート函体4の据付けの作業中、オープンシールド機1の上部側方には歩道14が設置されているから、コンクリート函体4の幅が道路幅に等しくても歩行者はオープンシールド機1の上に設置された歩道14上を通行でき、通行止めになることはない。また、吊り降ろし設備17は歩行者に通行に影響のない位置に配置されるから、オープンシールド機1の上部に吊り降ろし設備17が配置されていても支障はない。
このようにしてコンクリート函体4をテール部1c内に設置したならば、図6の推進工程の第2工程図に示すように歩道14の推進工程に移行する。この歩道推進工程は、まず、歩道14の前胴部に取り付けた歩道設備推進ジャッキ15のロッド15bを伸長してジャッキの1ストローク分(約1500mm)だけ前胴部を前進させる。
この前胴部の前進は、前記のように歩道設備推進ジャッキ15の伸長によりなされるが、歩道14はガイドローラ18がガイドレール13にそって移動し、また、歩道14の先端部は下面に設けた台車16が地表を移動するからスムーズに前進する。
次に図7の第3工程図に示すように歩道14の後胴部を前胴部と同様の方法で前進させ、後胴部の前端を前胴部の後端に接続する。これにより、歩道14の全長が歩道設備推進ジャッキ15の1ストローク分だけ前進する。
かかる歩道14の前進中も、オープンシールド機1による切羽の掘削作業は行われている。ここで、図15〜図19に基づいて切羽掘削の工程を説明する。切羽掘削はバックホーなどの掘削機9で行うが、掘削機9は切羽の中段部を掘削するものとしてオープンシールド機1のフロント部の内部と、切羽の上段部を掘削するものとしてフロント部の前方の地上とに配備する。
そして、図15の第1工程図に示すようにオープンシールド機1内に収納してある開閉バケット19を函体吊り降ろし設備17を使用してオープンシールド機1内の中段部に移動設置する。
次いで図16の第2工程図に示すようにオープンシールド機1の内部からと、前方の地上部とから、掘削機9で切羽を掘削する。この場合、掘削と同時にオープンシールド機1のフロント部の側部に設けてあるスライド側方土留板を推進し、切羽側方の地山崩壊を防止する。
切羽の掘削残土は切羽中段部に設置した開閉バケット19に投入し、また、オープンシールド機1の前方を地上の掘削機9で掘削する(図17の第3工程図参照)。なお、開閉バケット19に排土を投入する際は、掘削機9をオープンシールド機1内で旋回させることになるが、この場合は、図18に示すように監視員が旋回を誘導して安全を確保する。
次に図19に示すように開閉バケット19内の排土を函体吊り降ろし設備17によりオープンシールド機1の後方に搬送してここに配置のダンプトラック20に投入する。また、オープンシールド機1前方の掘削機9で掘削した排土は図16に示すように前方のダンプトラック20に投入する。
以上のようにして切羽掘削を行い、掘削終了後、図8に示すようにオープンシールド機1を推進させる。推進長は、先行して推進した歩道14の推進長と等しく、このとき、歩道14は停止状態にあり、歩道14の下をオープンシールド機1のみを前進させる。そして、裏込注入を行う。
歩道14の推進とオープンシールド機1の推進とのタイミングは、前記のように歩道14を1ストローク分推進し、この間に掘削を行い、その後オープンシールド機1を推進する方法に限定されるものではなく、掘削と同時に歩道14を推進することもできる。
なお、歩道14を推進してからその後オープンシールド機1を推進方法は、切羽が安定した状態で歩道14を推進でき、より安全性が高い。
本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す縦断側面図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す一部切欠いた平面図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す正面図である。 本発明のオープンシールド機の実施形態を示す要部である歩道部分の縦断正面図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す推進工程の第1工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す推進工程の第2工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す推進工程の第3工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す推進工程の第4工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す函体据付け工程の第1工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す函体据付け工程の正面側の第1工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す函体据付け工程の第2工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す函体据付け工程の正面側の第2工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す函体据付け工程の第3工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す函体据付け工程の第4工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す切羽掘削工程の第1工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す切羽掘削工程の第2工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す切羽掘削工程の第3工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す切羽掘削工程の正面側の第3工程図である。 本発明のオープンシールド機およびこれを使用するオープンシールド工法の実施形態を示す切羽掘削工程の第4工程図である。 オープンシールド工法の説明図である。 コンクリート函体の斜視図である。
符号の説明
1 オープンシールド機 1a 側壁板
1b 底板 1c テール部
2 推進ジャッキ 3 隔壁
4 コンクリート函体 4a 左側板
4b 右側板 4c 上床板
4d 下床板 4e 下ブロック
4f 上ブロック 5 埋戻土
6 グラウト材 7 高さ調整材
8 押角 9 掘削機
10 開口 11 刃口
12 歩道設備 13 ガイドレール
14 歩道 14a 床板
14b 手摺り 15 歩道設備推進ジャッキ
15a シリンダー 15b ロッド
16 台車 17 吊り降ろし設備
18 ガイドローラ 19 開閉バケット
20 ダンプトラック

Claims (3)

  1. オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削機で掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体をセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設し、コンクリート函体の上に埋戻土を入れるオープンシールド工法で使用するオープンシールド機において、オープンシールド機の前進方向に向けてオープンシールド機本体の上側部に歩道設備を搭載し、該歩道設備はオープンシールド機上部に設けられた、歩道設備推進ジャッキなどによる推進手段を備えるガイドレールにそって前進することを特徴とするオープンシールド機。
  2. オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削機で掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体をセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設し、コンクリート函体の上に埋戻土を入れるオープンシールド工法において、オープンシールド機の前進方向に向けてオープンシールド機本体の上側部に歩道設備を搭載し、該歩道設備はオープンシールド機上部に設けられた、歩道設備推進ジャッキなどによる推進手段を備えるガイドレールにそって前進するようにしたオープンシールド機を使用し、前記推進手段によりガイドレールにそって歩道設備を1サイクル前進させた後、オープンシールド機を掘進させることを特徴とするオープンシールド工法。
  3. オープンシールド機の前面または上面開口より前方の土砂を掘削機で掘削・排土する工程と、推進ジャッキを伸長してコンクリート函体を反力にしてシールド機を前進させる工程と、シールド機のテール部内で縮めた推進ジャッキの後方に新たなコンクリート函体をセットする工程とを適宜繰り返して順次コンクリート函体を縦列に埋設し、コンクリート函体の上に埋戻土を入れるオープンシールド工法において、オープンシールド機の前進方向に向けてオープンシールド機本体の上側部に歩道設備を搭載し、該歩道設備はオープンシールド機上部に設けられた、歩道設備推進ジャッキなどによる推進手段を備えるガイドレールにそって前進するようにしたオープンシールド機を使用し、前記推進手段によりガイドレールにそって歩道設備を前進させながら同時にオープンシールド機を掘進させることを特徴とするオープンシールド工法。
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