JP3996397B2 - 被調整ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、歯付きリングアッセンブリ又はロータアッセンブリを有し、また、移送チャンバを制限する軸方向に摺動可能な制御ピストンによってシールされるように互いに分離可能である、ポンプハウジング内に配設されたそれぞれ1つの圧力及び吸入ポケットと、ポンプハウジングを閉鎖するハウジングカバーとを有し、その際、圧力ポケットが、制御ピストンのショルダー部と接続している圧力通路を備える、ポンプに関する。
【0002】
少ない燃料消費の自動車の開発は、車両コンポーネント及びエンジンコンポーネントの最適化を必要とする。この場合、しばしば生じる短距離及び市街地走行における自動車エネルギ消費のため、特に二次ユニットの駆動機構に起因する損失は、特に重要である。特にエンジンの潤滑を保証するオイルポンプの駆動動力は、本来のエンジン動力を低下させることに通じてしまい、これにより、燃料消費は激しく増大する。
【0003】
マイナス40°Cに至るまでの場合は、エンジンの潤滑の機能及び十分に迅速なエンジンの潤滑が保証されなければならず、160°Cに至るまでの高温のアイドリング運転にあっては、オイルの供給は、いかなる不足も備えることが許されない。高温アイドリング運転は、オイルポンプの大量の内部リーク及びエンジンの比較的大量のオイル必要量によって特徴付けられている。高温アイドリング運転は、オイルポンプの寸法設定のための本質的な運転ポイントである。
【0004】
一般に、古典的なポンプ設計においては、オイルポンプがこの運転ポイントのために設計される。標準的な車両運転にあっては、これが、過剰寸法設定のオイルポンプに導く。何故なら、内燃機関のオイル消費曲線が回転数にわたって逓減するように推移し、その際、オイルポンプの移送特性曲線は、近似的に線形に回転数と共に増大するからである。これから結果として生じるオイルの過剰供給は、過剰圧力制限弁を介してエネルギの消耗をして放出される。
【0005】
独国特許出願第196 46 359号明細書からは、容積効率を介して制御される潤滑オイルポンプが公知であり、この潤滑オイルポンプは、内燃機関のオイル消費曲線に対するオイルポンプの移送特性曲線の良好な適合を可能にする。何故なら、圧力ポケット内の限界圧力を超過した後、圧縮バネでもって予緊張された圧力ポケットを吸入ポケットから分離するピストンが押し戻され、従って、吸入ポケットに対する圧力ポケットの圧力相殺を可能にする軸方向の遊びが生じるからである。これにより、移送容積及び圧力の低減が行なわれ、従って、オイルポンプの移送特性曲線は、エンジンのオイル消費曲線に近似される。
【0006】
本発明の課題は、エンジンのオイル消費曲線に対してポンプの移送特性曲線をより精密に適合させることを可能にするポンプを形成することである。特に回転数が上昇した場合、ポンプの圧力及び容積流は、調整ポイント以降はほぼ一定に維持されるべきである。更に、ポンプは、より僅かな動力消費量を備えるべきである。
【0007】
この課題は、本発明によれば、制御ピストンが、その移送チャンバとは逆に面した端部において、制御ピストンに対して直角に配設されたプランジャと協働し、その際、プランジャが、圧縮バネでもって制御ピストンに抗して予緊張させられており、制御ピストンとプランジャとが、制御ピストン軸に対して角度をもって配設された滑動面を介して接続していることによって解決される。
【0008】
本発明の利点は、傾斜した面によって、一定の行程比を制御ピストンとプランジャとの間に予め与えることができる点にある。ポンプの圧力及び移送容積は、調整ポイントに至るまでほぼ線形に増大する。調整ポイントの限界回転数以降は、圧力及び移送容積が回転数にわたってほぼ一定に維持される場合が望ましい。本発明によるポンプの更なる利点は、脈動が低減されること、及び、媒体の、即ち、特にオイルの、より僅かな発泡しか生じないことである。
【0009】
従って、本発明によれば、プランジャの予緊張された圧縮バネによって、ポンプの調整ポイントが調整される。限界回転数を超過した場合、同時に限界圧力も超過し、その際、圧力は、移送媒体を介して圧力ポケットから圧力調整通路を経て制御ピストンのショルダー部を押圧し、この制御ピストンを圧縮バネに抗して押し戻す。制御ピストンを引き戻すことによって、軸方向の遊びは拡大させられる。
【0010】
同時に、ハウジングカバーが圧力通路を備え、この圧力通路が、圧力ポケットと移送チャンバとを接続するように構成されている。ポンプカバー内に設けられた圧力通路を介して、移送チャンバは適切に圧力の作用を受ける。これにより、予め吸入領域内で充填された移送チャンバは、適切に、圧力通路を介する圧力ポケットからの移送媒体でもって置換され、過剰な移送媒体は、拡大された軸方向の遊びを介して、即ち、制御ピストンを引き戻すことを介して、抵抗なく吸入領域内へと還流することができるか、又は同様に吸入領域内に留まる。付加的に、移送媒体は、直接、拡大された軸方向の遊びを介して圧力領域から吸入領域内へと還流することができる。
【0011】
これにより、同時に、ポンプの効率が低下させられ、その際、圧力及び容積流は等しいままである。軸方向の遊びの拡大に相当する制御ピストンの後退長さ、従ってポンプの効率の縮小が、一定の比であるべきであり、その際、圧力及び容積流を調整ポイント以降一定に維持するため、制御ピストンの後退長さが圧縮バネのバネ行程よりも大きくあるべきであるということが前提である。
【0012】
制御ピストンが、制御ピストン軸に対して30°の角度で傾斜した面を、また、プランジャが、プランジャ軸に対して60°の角度で傾斜した面を備えることによって、2:1の行程比に調節することができる。制御ピストンの傾斜した面と制御ピストン軸との間の角度αが10°〜80°の値を備え、プランジャの傾斜した面とプランジャ軸との間の角度βが90°−αの角度を備える場合が有効である。従って、制御ピストン及びプランジャの傾斜を相応に形成することによって、任意の行程比を、従って適合させられたポンプの調整状態を得ることができる。
【0013】
本発明の有利な形態にあっては、滑動面が、曲面として形成されている。曲面を相応に構成することによって、調整状態の更なる改善が得られ、制御ピストンの面は、例えば凸に形成することができ、従って、回転数の上昇と共に、軸方向の遊びの著しい拡大が行なわれ、従って、移送特性曲線は、最適にエンジンのオイル消費特性曲線に適合させることができる。
【0014
本発明の有利な形態にあっては、制御ピストンがリング溝を備え、このリング溝が、引き戻された位置にあっては、圧力及び吸入ポケットを起点とするバイパス通路と接続している。バイパスは、制御ピストンの出口位置で閉鎖されている。限界圧力を超過した後、制御ピストンは、一定の時点で、制御ピストンの周面上に配設されたリング溝が、圧力ポケット及び吸入ポケットを起点とするバイパス通路と接続しており、従って、移送媒体が、抵抗なく圧力領域から低圧領域内へと、即ち、吸入ポケット内へと、還流することができるまで引き戻される。これにより、ポンプの容積効率が付加的に故意にマイナスの影響を受ける。
【0015
本発明の別の有利な形態にあっては、ハウジングカバーが圧力通路を備え、この圧力通路が、圧力ポケットと移送チャンバとを接続するように構成されている。ポンプカバー内に設けられた圧力通路を介して、移送チャンバは、適切に圧力の作用を受けることができる。圧力通路は、圧力ポケットを移送チャンバと接続し、これにより、移送チャンバは、部分的に圧力ポケットからの移送媒体でもって充填され、これにより、軸方向の遊びが拡大された場合、即ち、制御ピストンを引き戻した場合、移送媒体は抵抗なく吸入領域内へと還流することができるか、又は同様に吸入領域内に留まる。これは、ただエンジンのオイル消費特性曲線に応じて必要とされるだけ、移送媒体が移送されるということを意味する。
【0016
本発明の有効な形態にあっては、圧力ポケットと移送チャンバとを接続する圧力通路が、遮断可能もしくは調整可能であり、従って、例えば、圧力通路は一定の回転数に至るまで閉鎖されたままであり、次いで、これにより移送チャンバに対する圧力ポケットの圧力相殺を得るために、初めて完全に又は部分的に開放される。更に、圧力調整通路は、遮断可能又は調整可能に形成されている。
【0017
本発明の別の有効な形態にあっては、制御ピストンが耐摩耗性の表面を備える。特に、移送チャンバに面している制御ピストンのシール面は、高い摩耗の支配下にある。これにより、望まれない従来のポンプのシールウェブにおける効率の縮小が生じる。プランジャのバネ圧力によって、制御ピストンは、常に若干の圧力を受け、これにより、完全な保障が得られる。
【0018
本発明の特に有利な形態にあっては、歯付きリングアッセンブリ又はロータアッセンブリのそれぞれの側に、制御ピストンを有する装置が設けられている。第1の制御ピストンに向かい合って位置する側に更なる制御ピストンを使用することによって、更に改善されたポンプの調整が可能にされる。何故なら、例えば、第2の制御ピストンが、第1の制御ピストンとは異なるバネ特性曲線を備えるバネを備えることができるからである。更に、第2の制御ピストンが、調整ポイント以降に初めて有効になるバネを備えていることが可能である。
【0019
更に、制御ピストンの摺動が、トランスレータ/アクチュエータによって行なわれ、その際、これらが、例えば圧力センサ又は容積フローメータを介して調整することができ、検出された測定値に依存して制御ピストンの摺動を可能にすることができる。調整部は、例えばエンジンマネージメント部又は変速機調整部へと統合することができる。調整が移送容積の特性曲線を介してポンプの出力消費部のそれぞれの必要に正確に適合させることができることが有利である。例えばトランスレータ/アクチュエータのために、電動サーボ駆動機構(モータ、変速機、及び調整部に対するフィードバック部を有する位置測定装置)、電磁式の駆動機構、圧電式アクチュエータ、熱的なアクチュエータ、油圧式の調節ピストン及び気圧式のシリンダがある。
【0020
本発明の考慮の内にあるポンプは、特に、ゲロータ(商標)ポンプ、歯付きロータアッセンブリポンプ、鎌形セルポンプ、歯車ポンプ、ベーンセルポンプである。
【0021
本発明による調整システムは、ハイドロモータを調整するためにも使用することができる。
【0022
本発明を、実施例の概略図を基にして説明する。
【0023
図1は、アウタロータ2及びインナロータ3から成るゲロータとして形成されたロータアッセンブリを有する、ポンプ1、特に内燃機関のためのオイルポンプに対する平面図を示す。ポンプ1は、吸入ポケット5に対する流入口4と、圧力ポケット7に対する流出口6とを備える。これらのポケットは、それぞれ腎臓形に形成されている。
【0024
図2は、図1における線A−Aに沿った本発明によるポンプ1を経る断面図を示す。ポンプハウジング8内には、吸入ポケット5及び圧力ポケット7が配設されている。吸入ポケット5及び圧力ポケット7は、移送チャンバ9を制限する軸方向に摺動可能な制御ピストン10によってシールされるように互いに分離されている。圧力ポケット7は、制御ピストン10のショルダー部12と接続している圧力調整通路11を備える。制御ピストン10は、その移送チャンバ9とは逆に面した端部において、制御ピストン10に対して直角に配設されたプランジャ13と協働し、その際、プランジャ13は、圧縮バネ14でもって制御ピストン10に抗して予緊張されている。制御ピストン10とプランジャ13とは、制御ピストン軸17に対して角度をもって配設された滑動面15を介して接続している。ポンプ1の調整ポイントは、ネジ16によって圧縮バネ14を相応に予緊張することによって調節することができる。
【0025
傾斜した面15の使用によって、一定の行程比が、制御ピストン10とプランジャ13との間に設けることができる。限界回転数以降は、圧力及び移送容積が回転数にわたってほぼ一定に維持されていることが望ましいので、本発明によれば、限界回転数を、即ち、同時に圧力ポケット7内の限界圧力を、超過した際、移送媒体の圧力は圧力ポケット7から圧力調整通路11を経て制御ピストン10のショルダー部12を押圧し、この制御ピストンを圧縮バネ14に抗して押し戻す。
【0026
制御ピストン10を引き戻すことによって、軸方向の遊びaは拡大され、従って、移送媒体は圧力ポケット7から吸入ポケット5へと流れることができる。これにより、同時にポンプ1の効率は低下させられ、その際、圧力流及び容積流は一定である。軸方向の遊びaの拡大に相当する制御ピストン10の後退距離は、圧力及び容積流を調整ポイント以降一定に維持するために、圧縮バネ14のバネ行程よりも大きくすることができる。
【0027
制御ピストン10は、制御ピストン軸17に対して30°の角度で傾斜した面15を、また、プランジャ13は、プランジャ軸18に対して60°の角度で傾斜した面を備える。これにより、2:1の行程比が、制御ピストン10とプランジャ13との間で調節される。制御ピストン10の傾斜した面と制御ピストン軸17との間の角度αは、10〜80°の値を備えるべきであり、プランジャ13の傾斜した面とプランジャ軸18との間の角度βは、これに応じて90°−αの角度を備えるべきである。従って、制御ピストン10とプランジャ13との傾斜を相応に構成することによって、任意の行程比を、従って適合させられたポンプの調整状態を調節することができる。
【0028
更に精密なポンプ1の調整状態の形成は、滑動面15が曲面として形成されていることによって得られる。制御ピストン10の滑動面15は、例えば凸に形成することができ、従って、回転数が上昇すると共に、軸方向の遊びaの著しい拡大が行なわれ、従って、移送特性曲線は、最適に、エンジンのオイル消費特性曲線に適合させることができる。
【0029
図3は、アウタロータ2及びインナロータ3から成るゲロータとして形成されたロータアッセンブリを有する、ポンプ1、特に内燃機関のためのオイルポンプに対する平面図を示す。制御ピストン10もしくは制御ピストン10のショルダー部12は、破線によって図示されている。移送チャンバ9は、アウタロータ2及びインナロータ3並びに制御ピストン10によって制限される。
【0030
図4は、図3における線B−Bに沿った本発明によるポンプ1の第1の形態を経る断面図を示す。圧力及び吸入ポケット7,5は、移送チャンバ9を制限する軸方向に摺動可能な制御ピストン10によってシールされるように互いに分離されている。圧力ポケット7から、圧力調整通路11は制御ピストン10のショルダー部12へと通じ、その際、ショルダー部12にはリング溝が設けられている。制御ピストン10は、その移送チャンバ9とは逆に面した端部において、傾斜した滑動面15を備え、この滑動面は、制御ピストン軸17に対して30°の角度で配設されている。図示された位置にあっては、圧力ポケット7内の圧力が、調整ポイントに存在する限界圧力以下にあり、従って、制御ピストンは閉鎖されており、いかなる軸方向の遊びaも存在しない。ポンプの調整ポイントは、ネジ16によって調節することができる圧縮バネ14によって予め与えられる。
【0031
図5は、図3における線B−Bに沿った本発明によるポンプ1の第1の形態を経る断面図を示す。図5は、軸方向の遊びaが生じる変位をした位置にある制御ピストン10を示す。圧力ポケット7内の限界圧力が達成された場合の限界回転数以降は、圧縮バネ14のバネ力が克服され、その際、移送媒体の圧力は、圧力調整通路11を経て制御ピストン10のショルダー部12に導かれる。制御ピストン10のショルダー部12には、良好な圧力分配をショルダー部の全面にわたって得るために、リング溝が設けられている。ハウジング8に対して制御ピストン10をシールするため、シールリングが設けられている。制御ピストン10がプランジャ13に抗して押し戻される場合、制御ピストン10は、制御ピストン軸17に対して30°の角度で配設された傾斜した滑動面15に基づいて、プランジャ13に対する行程比2:1の摺動を達成する。
【0032
軸方向の遊びaによって、媒体は、圧力ポケット7及び移送チャンバ9から吸入ポケット5へとオーバーフローすることができ、これにより、ポンプの効率は適切にマイナスの影響を受ける。この措置は、調整ポイント以降、ポンプ1の圧力及び容積流が、回転数にわたってほぼ一定に維持され、これにより、ポンプの移送特性曲線が、エンジンのオイル消費特性曲線に近似されるということが得られる。
【0033
移送媒体は、圧力ポケット7から吸入ポケット5へと、生じた軸方向の遊びaに基づいて相殺することができる。これに加えて、図6に示すように、圧力ポケット7から吸入ポケット5への圧力相殺、制御ピストン10の外周面上に配設されたリング溝と協働するバイパス通路22によって行なうことができる
【0034
ポンプの調整状態は、ハウジングカバー24が、圧力ポケット7と移送チャンバ9とを接続する圧力通路23を備えることによって、更に有利な影響を受ける。ハウジングカバー24内に設けられた圧力通路23を介して、移送チャンバ9は、適切に圧力の作用を受けることができる。圧力通路23は、圧力ポケット7を移送チャンバ9と接続し、これにより、移送チャンバ9は、部分的に、圧力ポケット7からの移送媒体でもって充填され、これにより、軸方向の遊びaが拡大された場合、即ち、制御ピストン10を引き戻した場合、移送媒体は抵抗なく吸入領域内へと還流することができるか、又は同様に吸入領域内に留まる。これにより、ただエンジンのオイル消費特性曲線に応じて必要とされるだけ、移送媒体が移送される。
【0035
ポンプの調整状態に更により精密かつより適切に影響を与えるため、圧力通路11及び23は遮断可能もしくは調整可能であり、従って、例えば圧力通路23が、一定の回転数又は圧力ポケット7内の圧力に至るまで閉鎖されたままであり、次いで、これにより圧力ポケット7から移送チャンバ9への圧力相殺を得るために、初めて完全又は部分的に開放される。更に、改善されたポンプ1の調整を可能にするために、図4及び5並びに7及び8に示された本発明の形態が、制御ピストン10に向かい合って位置する側に配設されている場合が有効である。例えば、第2の制御ピストンは、第1の制御ピストンのバネとは異なるバネ特性曲線を備えるバネを備えることができる。第2の制御ピストンは、制御ピストンが第1の装置における制御ピストンの限界圧力よりも高い圧力となった場合に初めて有効になるように予緊張されているバネも備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポンプに対する平面図を示す。
【図2】 図1における線A−Aに沿った断面図を示す。
【図3】 本発明によるポンプの第1の形態に対する平面図を示す。
【図4】 軸方向の遊びのない図3における線B−Bに沿った断面図を示す。
【図5】 軸方向の遊びを有する図3における線B−Bに沿った断面図を示す。
【図6】 バイパス通路を示す。
【符号の説明】
1 ポンプ
2 アウタロータ
3 インナロータ
4 流入口
5 吸入ポケット
6 流出口
7 圧力ポケット
8 ポンプハウジング
9 移送チャンバ
10 制御ピストン
11 圧力調整通路
12 ショルダー部
13 プランジャ
14 圧縮バネ
15 滑動面
16 ネジ
17 制御ピストン軸
18 プランジャ軸
21 リング溝
22 バイパス通路
23 圧力通路
24 ハウジングカバー
a 軸方向の遊び
b 間隙
α 制御ピストンの傾斜した面と制御ピストン軸との間の角度
β プランジャの傾斜した面とプランジャ軸との間の角度

Claims (8)

  1. 歯付きリングアッセンブリ又はロータアッセンブリを有し、また、移送チャンバ(9)を制限する軸方向に摺動可能な制御ピストン(10)によってシールされるように互いに分離可能である、ポンプハウジング内に配設されたそれぞれ1つの圧力及び吸入ポケット(7,5)と、ポンプハウジング(8)を閉鎖するハウジングカバー(24)とを有し、その際、圧力ポケット(7)が、制御ピストン(10)のショルダー部(12)と接続している圧力調整通路(11)を備える、ポンプ(1)において、
    制御ピストン(10)が、その移送チャンバ(9)とは逆に面した端部において、制御ピストン(10)に対して直角に配設されたプランジャ(13)と協働し、その際、プランジャ(13)が、圧縮バネ(14)でもって制御ピストン(10)に抗して予緊張させられており、制御ピストン(10)とプランジャ(13)とが、制御ピストン軸(17)に対して角度をもって配設された滑動面(15)を介して接続していることを特徴とするポンプ(1)。
  2. 滑動面(15)が、曲面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ(1)。
  3. 制御ピストン(10)がリング溝(21)を備え、このリング溝が、引き戻された位置にあっては、圧力及び吸入ポケット(7,5)を起点とするバイパス通路(22)と接続していることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ(1)
  4. ハウジングカバー(24)が圧力通路(23)を備え、この圧力通路が、圧力ポケット(7)と移送チャンバ(9)とを接続するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のポンプ(1)
  5. 圧力調整通路(11)及び/又は圧力通路(23)が、遮断可能又は調整可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のポンプ(1)
  6. 制御ピストン(10)が耐摩耗性の表面を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のポンプ(1)
  7. 制御ピストン(10)のショルダー部(12)が溝を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のポンプ(1)
  8. 歯付きリングアッセンブリ又はロータアッセンブリのそれぞれの側に、制御ピストン(10)を有する装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のポンプ(1)
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