JP3995910B2 - 制動灯点灯回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車に関し、特にその制動灯点灯回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動二輪車の後尾に配置される制動灯にLED(発光ダイオード)を利用するものとして、例えば、特許第2855323号公報や特許第2863926号公報、あるいは特許第3009193号公報に開示されたものがある。
この種の自動二輪車の制動灯は、通常運転者による制動操作が行われたときにブレーキレバーやブレーキペダルにより操作されて導通する、ブレーキレバーやブレーキペダルの近傍に配置されたブレーキスイッチと、制動操作中であることを後方車両に知らせるために発光するLEDとが、バッテリー(電源)に直列に接続されている。これにより、運転者による制動操作中はバッテリーからLEDへ電流が流れてLEDが発光する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし自動二輪車の場合、ブレーキスイッチは外部に露出しているため、防滴構造を備えていても雨などの水分がスイッチの接点に侵入する可能性を完全には排除しきれず、ブレーキスイッチの接点間に微弱なリーク電流が流れる可能性がある。このとき上述のように、発光に必要な電流が少ない(消費電流が少ない)LEDを制動灯に利用していると、自動二輪車の運転者が制動操作を行っていないにもかかわらず、この微弱なリーク電流だけでLEDが発光してしまうということがないように充分な配慮を施す必要があり、その結果装置の大型化とコスト高が余儀なくされてしまう。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、LEDを光源とする自動二輪車の制動灯のコンパクトで廉価な制動灯点灯回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、LEDを光源とする自動二輪車の制動灯を点灯させるための制動灯点灯回路であって、前記制動灯の光源ユニット(例えば、実施形態における光源ユニット50)と並列に、前記光源ユニットへのリーク電流の流入を低減するためのリーク電流消費用抵抗器(例えば実施の形態のリーク電流消費用抵抗器R4)を接続したことを特徴とする。
以上の構成により、制動灯点灯回路内をリーク電流が流れた場合に、これをリーク電流消費用抵抗器に消費させ、光源ユニットへのリーク電流の流入を低減し、リーク電流によるLEDの点灯を防止する。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制動灯点灯回路において、前記リーク電流消費用抵抗器のインピーダンスは、前記光源ユニットのインピーダンスより小さいことを特徴とする。
以上の構成により、リーク電流をリーク電流消費用抵抗器側へ十分に流し、光源ユニットへのリーク電流の影響を低減させる。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1、または請求項2に記載の制動灯点灯回路において、前記リーク電流消費用抵抗器は、前記光源ユニットを含むと共に前記自動二輪車の後尾に設けられた制動灯ユニット(例えば実施の形態のブレーキランプ部26)の筐体外部に配置されること(例えば実施の形態の抵抗器ユニット51として配置されること)を特徴とする。
以上の構成により、光源ユニットは発熱体であるリーク電流消費用抵抗器を除いた部品で構成し、リーク電流消費用抵抗器は放熱効率が上げられる場所に配置すると共に、光源ユニットからリーク電流消費用抵抗器を十分に離して配置することで、光源ユニットに対するリーク電流消費用抵抗器の発熱の影響を低減させる。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1、または請求項2に記載の制動灯点灯回路において、前記リーク電流消費用抵抗器は、前記光源ユニットを含むと共に前記自動二輪車の後尾に設けられた制動灯ユニット(例えば実施の形態のブレーキランプ部26)の筐体内部に配置されることを特徴とする。
以上の構成により、光源ユニットとリーク電流消費用抵抗器をモジュール化して製造することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態の自動二輪車の制動灯点灯回路を説明する。
まず、図2から図4を用いて、本実施の形態の制動灯点灯回路が適用される自動二輪車の構造について簡単に説明する。なお説明中、前後および左右といった方向の記載は、車体に対しての方向としている。
【0010】
図2は、本実施の形態の制動灯点灯回路が適用される自動二輪車1の全体構成の側面図を示している。
図2において、この自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前端部に回動可能に支持された左右一対のフロントフォーク3と、これらフロントフォーク3の上端部に取り付けられて車体前部の上部に配置された操舵用の左右一対のバーハンドル4と、フロントフォーク3に回転自在に支持された前輪5と、車体フレーム2に支持されたエンジン6と、エンジン6の前方に配置されたラジエータ7と、エンジン6の後端とピボット支持プレート14によって鉛直方向に揺動可能に支持されたリヤフォーク8と、このリヤフォーク8の後端部に回転自在に支持された後輪9と、車体フレーム1の上部に配置された燃料タンク10と、この燃料タンク10の後方に配置された運転者が着座するメインシート11および同乗者が着座するピリオンシート12とを備えており、車体前部のほぼ全体がフロントカウル15によって覆われている。なお、ピリオンシート12は、乗車用シート11の後方に配置されたリヤカウル13上面に位置する。
【0011】
次に、尾灯ユニットおよびその周辺部について説明する。
尾灯ユニット22は、図3および図4に示すように、上側ほど左右方向の幅が狭くなる形状をなすリヤカウル13の後端部と、このリヤカウル13の下側に取り付けられるリヤフェンダ21の後端部とで囲まれる部分の内側に配置されている。
すなわち、リヤカウル13はその後端部において尾灯ユニット22の上側を覆うもので、その後端部が、図3に示すように、後方から見た場合に、上側ほど左右方向の幅が狭くなる形状をなしており、かつ図4に示すように、左右側方から見た場合にも後端側に位置するほど細くなる先細形状をなしている。
【0012】
また、リヤフェンダ21は、図3および図4に示すように、その後端部において尾灯ユニット22の下側を覆うものであり、リヤカウル13の下側に配置された状態でリヤカウル13にビス等で取り付けられる。更に、リヤフェンダ21には、後端部の下部にリヤウインカやリヤリフレクタ等を取り付けるための取付部54が形成されている。
【0013】
これらリヤカウル13およびリヤフェンダ21の後端部内側に配置される尾灯ユニット22は、図4に示すように、前部に設けられたランプ保持部23とこのランプ保持部23の後側に取り付けられるランプカバー24とを有している。
そして、ランプカバー24は、図3に示すように、リヤカウル13の形状に合わせて、後方から見た場合に、上側ほど左右方向の幅が狭くなる形状をなしており、しかも、図4に示すように、左右側方から見た場合にも後端側に位置するほど細くなる先細形状をなしている。
【0014】
また、ランプカバー24は、図3および図4に示すように上下二つに区画されており、上部に左右方向に長いテールランプ部25が配置され、このテールランプ部25の下側に左右方向に長いブレーキランプ部26が配置されている。テールランプ部25は、自動二輪車1の存在を後方車両に知らせるために発光する尾灯で、ブレーキランプ部26は、自動二輪車1の制動操作時に制動操作中であることを後方車両に知らせるために発光する制動灯である。
【0015】
また、ランプ保持部23には、その上部のテールランプ部25内となる位置に、このテールランプ部25を発光させるためのLED(発光ダイオード)31が、左右方向に複数配列されて上下方向に一段のみ設けられており、その下部のブレーキランプ部26のケース内に、このブレーキランプ部26を発光させるためのLED32が、左右方向に複数配列され、しかも上下に複数段配列されている。
【0016】
次に、本実施の形態の制動灯点灯回路について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態の制動灯点灯回路の回路図である。図1において、本実施の形態の制動灯点灯回路は、LEDとその電流量を制御する制御回路からなり、上述のブレーキランプ部26のケース内部に配置される光源ユニット50と、光源ユニット50へのリーク電流の流入を低減するためのリーク電流消費用抵抗器R4を備えた、ブレーキランプ部26の外に配置される抵抗器ユニット51とを含む回路である。
【0017】
以下、図1を用いて制動灯点灯回路について説明すると、まずブレーキレバースイッチSW1及びブレーキペダルスイッチSW2は、お互いが電気的に並列に接続され、それぞれ運転者が操作するブレーキレバーやブレーキベダルの近傍に配置されるブレーキスイッチであって、バッテリーV1のプラス側にそれぞれ一方の端を接続され、バッテリーV1と直列に接続されている。
また、整流用ダイオードD1は、ブレーキレバースイッチSW1及びブレーキペダルスイッチSW2の他方の端にアノード端子を接続され、ブレーキレバースイッチSW1またはブレーキペダルスイッチSW2のいずれかと直列に接続されている。
【0018】
バリスタB1は、両端に加える電圧が高くなると抵抗値が急激に小さくなる特性をもつ電気抵抗体で、バッテリV1、ブレーキレバースイッチSW1またはブレーキペダルスイッチSW2のいずれか、整流用ダイオードD1からなる直列回路の両端に接続(整流用ダイオードD1のカソード端子とバッテリV1のグランド側に接続)され、ブレーキレバースイッチSW1またはブレーキペダルスイッチSW2の導通、遮断によって発生する電圧の高いサージを吸収する。
【0019】
また、トランジスタT1、T2、抵抗器R1、R2、R3、R5、R6、R7、及びコンデンサC1とツェナーダイオードZ1は、バッテリV1の電圧変動時に、電圧変動に応じて抵抗器R1からなる直列抵抗群と、抵抗器R2からなる直列抵抗群による電流経路を切り替えて、LED32へ流れる電流量を制御する制御回路である。
抵抗器R7とツェナーダイオードZ1、及び抵抗器R6は、バッテリV1、ブレーキレバースイッチSW1またはブレーキペダルスイッチSW2のいずれか、整流用ダイオードD1からなる直列回路の両端に直列に接続され、ツェナーダイオードZ1と抵抗器R6との接続点の電圧によってトランジスタT2のベース端子をバイアスする。
【0020】
なお、コンデンサC1は抵抗器R6に並列に接続され、トランジスタT2のベース端子のバイアス電圧を平滑化し安定させる。
一方、トランジスタT2のコレクタ端子は抵抗器R5を介して整流用ダイオードD1のカソード端子へ接続され、またトランジスタT2のエミッタ端子はバッテリV1のグランド側に接続されることにより、トランジスタT2はスイッチング素子として動作し、トランジスタT2のコレクタ端子に接続された素子に対する電圧の供給を制御する。
【0021】
また、トランジスタT2のコレクタ端子には、トランジスタT1のベース端子が接続される。更に、トランジスタT1のベース端子とバッテリV1のグランド側との間には抵抗器R3が接続され、トランジスタT1のベース端子は、トランジスタT2がOFF(遮断)時に抵抗器R5と抵抗器R3との接続点の電圧によりバイアスされる。
更に、トランジスタT1のエミッタ端子は、バッテリV1のグランド側に接続されることにより、トランジスタT1はスイッチング素子として動作し、トランジスタT1のコレクタ端子に接続された素子に対する電圧の供給を制御する。
【0022】
一方、LED32は、図1に示すように、2個のLEDを直列に接続した構成を4組並列に接続したあと、更にこれを2回路直列に接続し、合計16個のLEDの束として構成され、LED32のアノード側は整流用ダイオードD1のカソード端子に接続される。
また、LED32のカソード側は、抵抗器R1を2個直列に接続した直列抵抗群により、上述のトランジスタT1のコレクタ端子に接続されると共に、抵抗器R2を4個直列に接続した直列抵抗群により、上述のトランジスタT1のエミッタ端子(バッテリV1のグランド側)に接続されている。
【0023】
従って、バッテリV1の電源電圧の変動によって、抵抗器R7とツェナーダイオードZ1、及び抵抗器R6によるトランジスタT2のベース端子のバイアス回路の両端の電圧が変動すると、ツェナーダイオードZ1の両端に印加される電圧以上の変動幅でトランジスタT2のON(導通)とOFF(遮断)の状態が変化する。
例えば、今トランジスタT2がOFF状態とすると、トランジスタT1のベース端子は抵抗器R5と抵抗器R3の接続点の電圧によりバイアスされており、トランジスタT1はON状態で、LED32を発光させるための電流は、抵抗器R1を2個直列に接続した直列抵抗群を流れている。
【0024】
ここで、電源電圧がツェナーダイオードZ1の両端に印加される電圧以上の変動幅で高くなると、トランジスタT2がON(導通)し、これによりトランジスタT1のベース端子がバイアスされなくなるため、トランジスタT1はOFF(遮断)する。従って、今まで抵抗器R1を2個直列に接続した直列抵抗群を流れていたLED32を発光させるための電流は、抵抗器R2を4個直列に接続した直列抵抗群を流れるようになる。
【0025】
このように、電源電圧の変動に合わせて、抵抗器R1を2個直列に接続した直列抵抗群と抵抗器R2を4個直列に接続した直列抵抗群とのどちらに電流を流すかを制御することにより、電源電圧によらずLED32を流れる電流を一定に保持することができる。
なお、抵抗器R1、R2、R3、R5、R6、R7と、コンデンサC1と、整流用ダイオードD1と、ツェナーダイオードZ1と、バリスタB1と、トランジスタT1、T2と、複数のLED32とで光源ユニット50を構成する。
【0026】
更に、本実施の形態の制動灯点灯回路は、バッテリV1、ブレーキレバースイッチSW1またはブレーキペダルスイッチSW2のいずれかからなる直列回路の両端であって、光源ユニット50に対して並列に接続される位置に、ブレーキレバースイッチSW1やブレーキペダルスイッチSW2を通り上述の光源ユニット50に流入するリーク電流を低減するためのリーク電流消費用抵抗器R4を備えている。
【0027】
リーク電流消費用抵抗器R4は、ブレーキレバースイッチSW1やブレーキペダルスイッチSW2の接点に水分が付着すると流れるリーク電流を分流し、光源ユニット50へ流入する電流によってLEDが点灯しないようにするものである。従って、リーク電流消費用抵抗R4のインピーダンスは、少なくとも光源ユニット50のインピーダンスよりも小さくすることが、その機能上効果的である。そこで、一例として以下のように計算される。
例えば光源ユニット50の合成インピーダンスが240[kΩ]で、LED32の発光が認められる時の電流値が0.05[mA]であって、150[mA]のリーク電流値が流れた場合に、LED32を発光させないようにするには、
Figure 0003995910
となり、リーク電流消費用抵抗器R4が80[Ω]以下の抵抗器であれば、リーク電流はリーク電流消費用抵抗器R4へ分流されて、光源ユニット50へLED32を発光させるだけの電流が流れないということになる。
【0028】
なお、上記のR=80[Ω]という値は、設計時の計算上の目安であって、実際はLED32や抵抗器の素子毎の特性のバラツキなどにより、光源ユニット50の合成インピーダンスやLED32の発光が認められる時の電流値にもバラツキがあるので、実際のリーク電流消費用抵抗器R4の値は、もっと発光防止の余裕度の高い、例えば40[Ω]程度の値とすれば更に好ましい。
また、リーク電流消費用抵抗器R4の抵抗値が小さいため、正規に制動灯を点灯させた場合の抵抗器R4における消費電力は大きい。従って、リーク電流消費用抵抗器R4の発熱に対する放熱効率を上げるため、リーク電流消費用抵抗器R4は図5に示すように、巻き線抵抗を金属ケースに入れて、巻き線抵抗の周りをセメントで固めた抵抗器ユニット51を、例えば図2に示す自動二輪車の側部であって、リヤカウル13の前より内側に配置する。
【0029】
これにより、ブレーキランプ部26の内部にリーク電流消費用抵抗器R4を設ける必要がないので、ブレーキランプ部26自体を小型化できる。また、発熱体であるリーク電流消費用抵抗器R4を、ブレーキランプ部26の外へ出したことで、ブレーキランプ部26内部の温度変化を一定に保つことができ、LED32が制動灯として発する光束数が変動しないように設ける温度補償回路の動作範囲を適正にし、過度に大きくする必要がなくなる。
なお、抵抗器ユニット51の配置場所は、上記の場所に限らず、運転の妨げにならない場所で、抵抗器の放熱を妨げない場所であればどこであっても良い。
【0030】
また、上述の実施の形態では、リーク電流消費用抵抗器R4は、ブレーキランプ部26の外部に配置すると説明したが、ブレーキランプ部26の内部の温度上昇が許容できれば、ブレーキランプ部26の内部に設けても良い。この場合、ブレーキランプ部26と抵抗器ユニット51を合わせてモジュール化することができるため、上述の実施の形態の場合、ブレーキランプ部26と抵抗器ユニット51を別々にアセンブリする作業が必要であったのに対して、このモジュールをアセンブリするだけで良くなり、自動二輪車の製造時に工数を削減できるという効果がある。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、制動灯点灯回路内をリーク電流が流れた場合に、これをリーク電流消費用抵抗器に消費させ、光源ユニットへのリーク電流の流入を低減し、リーク電流によるLEDの点灯を防止する。
請求項2の発明によれば、リーク電流をリーク電流消費用抵抗器側へ十分に流し、光源ユニットへのリーク電流の影響を低減させる効果を、より向上させることができる。
【0032】
請求項3の発明によれば、光源ユニットは発熱体であるリーク電流消費用抵抗器を除いた部品で構成し、リーク電流消費用抵抗器は放熱効率が上げられる場所に配置すると共に、光源ユニットからリーク電流消費用抵抗器を十分に離して配置することで、光源ユニットに対するリーク電流消費用抵抗器の発熱の影響を低減させる。
従って、光源ユニットを含む制動灯ユニットを小型化することができ、かつリーク電流消費用抵抗器は、放熱効果が上げられる場所へ自由に配置ができるという効果が得られる。
また、光源ユニットを含む制動灯ユニットの発熱対策を過度に行う必要がなくなるという効果が得られる。
【0033】
請求項4の発明によれば、光源ユニットとリーク電流消費用抵抗器をモジュール化して製造することができる。
従って、自動二輪車の製造時に、光源ユニットとリーク電流消費用抵抗器を別々にアセンブリする場合に比較して、モジュールを1個アセンブリするだけで良くなるので、製造時の工数を削減できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 同実施の形態の制動灯点灯回路を示す回路図である。
【図2】 本発明の一実施の形態の制動灯点灯回路を備えた自動二輪車を示す側面図である。
【図3】 同実施の形態の制動灯点灯回路を備えた自動二輪車の尾灯構造等を示す背面図である。
【図4】 同実施の形態の制動灯点灯回路を備えた自動二輪車の尾灯構造等を示す側面図である。
【図5】 同実施の形態の制動灯点灯回路に用いられる抵抗器ユニットを示す図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
13 リヤカウル
22 尾灯ユニット
26 ブレーキランプ部
32 LED
50 光源ユニット
51 抵抗器ユニット
V1 バッテリー
R1、R2、R3、R5、R6、R7 抵抗器
R4 リーク電流消費用抵抗器
C1 コンデンサ
D1 整流用ダイオード
Z1 ツェナーダイオード
B1 バリスタ
T1、T2 トランジスタ
SW1 ブレーキレバースイッチ
SW2 ブレーキペダルスイッチ

Claims (4)

  1. LEDを光源とする自動二輪車の制動灯を点灯させるための制動灯点灯回路であって、
    前記制動灯の光源ユニットと並列に、前記光源ユニットへのリーク電流の流入を低減するためのリーク電流消費用抵抗器を接続した
    ことを特徴とする制動灯点灯回路。
  2. 前記リーク電流消費用抵抗器のインピーダンスは、
    少なくとも前記光源ユニットのインピーダンスより小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の制動灯点灯回路。
  3. 前記リーク電流消費用抵抗器は、
    前記光源ユニットを含むと共に前記自動二輪車の後尾に設けられた制動灯ユニットの筐体外部に配置される
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の制動灯点灯回路。
  4. 前記リーク電流消費用抵抗器は、
    前記光源ユニットを含むと共に前記自動二輪車の後尾に設けられた制動灯ユニットの筐体内部に配置される
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の制動灯点灯回路。
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