JP3995874B2 - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の印字ヘッドを備えた印刷装置とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
大量の印刷物を作成する場合などにおいて、複数台のプリンタを用いて、1台のパソコンからネットワークに接続したこれら複数台のプリンタへ印字データを振り分け、複数台の印刷装置を並列に動作させることにより、印刷物の作成時間を短縮するクラスタプリンタというものが提案されている。
【0003】
また、複数の印字部を並列に配置して印字データを振り分け、これらの印字部を並列に動作させることにより、高速印刷を実現するプリンタが、例えば、特開平11−348385号公報等に掲載されている。これによれば、複数の印字部を並列に動作させることで、同一性能の印字部を1台のみ使用した印刷装置と比べて、高速に印刷を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなプリンタによれば、以下に述べるような問題点があった。 すなわち、頁毎の印字所要時間を計算して、印字効率が高まるように(トータル印字時間が短くなるように)頁毎の印字データを各プリンタに振り分けた場合に、各プリンタにそれぞれ排紙部があるため、それぞれの排紙部に印刷物を回収して周らなければならないし、印刷物の頁順などがばらばらになっているため、手作業でコレートしなければならない。頁順などを分かりやすくする為には、振り分けを行わなければ良いが、データ量が多い頁が一つの印字部に集中してしまうと印刷速度が遅くなってしまう。
【0005】
また、一体型で複数の印字部を持つ印刷装置では、各印字部へ用紙を給排紙する際に印字開始及び、印字終了のタイミング制御が必要となる。
【0006】
また、一体型で複数の印字部を持つ印刷装置では、各印字部で印字の終わった印刷用紙の排紙タイミングが異なっていると、排紙の制御に手間がかかる。
【0007】
また、頁毎の印字データを各印字部に振り分ける振り分け方法として、印字原稿の頁数、部数、各頁の印字所要時間により最適な方法が変わってくるため、ユーザに最適な振り分け方を選択させるのは困難である。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の印字部を有する印刷装置において、排紙部を1つに集約し、ユーザによるコレート作業をなくし、かつ高速な印刷処理を可能とする印刷装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の印刷装置は、入力された印字データに基づいて印刷用紙に対して印字処理を行う印字ヘッドと前記印刷用紙の紙送り機構とを少なくとも有する複数の印字部と、前記印刷用紙上に印刷する多枚数印字データを入力する印字データ入力手段と、前記各印字部に前記多枚数印字データを頁単位で振り分ける印字データ振り分け手段と、前記複数の印字部のそれぞれに印刷用紙を搬送する給紙搬送手段と、前記複数の印字部のそれぞれから排出される印刷用紙を搬送する排紙搬送手段とを有し、前記印字データ振り分け手段は、前記多枚数印字データの各頁の印字処理に要する時間を計算する印字時間計算手段と、前記印字時間計算手段の計算結果に基づいて、印字処理に要する時間が長い頁順に前記多枚数印字データを並び替え、並べ替え結果を記憶する並べ替え結果記憶手段と、前記並べ替え結果を参照して、使用可能な前記印字部の数に相当する頁数の印字データを各印字部に振り分けて印字する巡回を繰り返して印字対象となる多枚数印字データを印字させる場合、1巡目では最終頁から印字部の数分の頁数の印字データを印字部に振り分け、2巡目以降では、前の巡回で最初に印字が終了した印字部から順に長い頁の印字データを振り分ける振り分け順序決定手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、 頁毎の印字データを印字効率が良くなるように各印字部に振り分けて印字した場合に印字効率が良いことに加え、排紙部が1つに集約されているため、印刷物が複数の排紙部にばらばらに出てくることがなく、ユーザは印刷物をスムーズに受け取ることが可能となる。
【0011】
請求項2記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置であって、前記複数の印字部は、k個(kは2以上の整数)の印字部で構成され、前記並び替え結果記憶手段は、各頁の印字データを、印刷する順番に従って、前記k個ずつの印字データ又は最後に印刷されるkより小さい個数の印字データに分類し、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの中で、前記印字時間計算手段の計算結果に基づいて印字に要する時間が長い順に並び替える処理を、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データごとに行い、並び替え結果を記憶し、前記振り分け順序決定手段は、前記並び替え結果を参照して、前記2巡目以降では、各印字部の印刷が終了した順に、並び替えられたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの各々を、並び替えの順に各印字部に振り分けることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置であって、複数の印字データ振り分け手段を有し、前記複数の印字データ振り分け手段のうちの一つを選択する印字モード選択手段を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置において、前記各印字部が前記印刷装置に対して着脱自在に構成され、前記印字データ振り分け手段は、前記印刷装置に装着されている印字部に対して前記振り分け処理を行うことを特徴とする
【0014】
請求項5記載の印刷装置は、入力された印字データに基づいて印刷用紙に対して印字処理を行う印字ヘッドと当該印刷用紙の紙送り機構とを少なくとも有する印字部を複数備えた印刷装置の制御方法であって、前記印刷用紙上に印刷する多枚数印字データを入力するステップと、前記多枚数印字データの各頁の印字処理に要する時間を計算するステップと、印字処理に要する時間の大きい頁順に前記多枚数印字データを並び替え、並び替え結果を記憶するステップと、前記並び替え結果を参照して、使用可能な前記印字部の数に相当する頁数の印字データを各印字部に振り分けて印字する巡回を繰り返して印字対象となる多枚数印字データを印字させる場合、1巡目では最終頁から印字部の数分の頁数の印字データを印字部に振り分け、2巡目以降では、前の巡回で最初に印字が終了した印字部から順に長い頁の印字データを振り分ける振り分け順序決定ステップと、を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の印刷装置の制御方法は、請求項5に記載の印刷装置の制御方法において、前記複数の印字部は、k個(kは2以上の整数)の印字部で構成され、前記並び替え結果を記憶するステップは、各頁の印字データを、印刷する順番に従って、前記k個ずつの印字データ又は最後に印刷されるkより小さい個数の印字データに分類し、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの中で、前記印字時間を計算するステップの計算結果に基づいて印字に要する時間が長い順に並び替える処理を、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データごとに行い、並び替え結果を記憶し、前記振り分け順序決定ステップは、前記並び替え結果を参照して、前記2巡目以降では、各印字部の印刷が終了した順に、並び替えられたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの各々を、並び替えの順に各印字部に振り分けることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0025】
〔実施の形態1〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置の構成を示すための説明図である。図において、100はマルチレイヤー印刷装置の本体であり、制御部101と、印刷用紙を収容する給紙トレイ106と、給紙トレイ106に印刷用紙を収容し印刷用紙を順次送り出す給紙部102と、複数の印字部104に印刷用紙を搬送する給紙搬送部103と、印刷用紙に印字する手段としての複数の印字部104と、印字部104から送り出された印刷用紙を排紙トレイ107に搬送する排紙搬送部105と、排紙搬送部105から送り出された印刷用紙を収容する排紙トレイ107とを備えている。
ここで、上記給紙搬送部103及び排紙搬送部105は、本実施形態のように印字部が縦置きの機構である場合には、吸引により搬送ベルトに印刷用紙が吸い付く機構を設けてもよい。
【0026】
上記制御部101は、印刷用紙上に画像形成する印字データが入力される印字データ入力部101aと、印字データを頁単位で分割し、各印字部に対して出力する印字データを印字データの頁単位で振り分ける印字データ振り分け部101bとから構成される。
【0027】
上記印字部104は、本実施形態では、図2に示すように、回転軸201aを中心に回動自在で給紙搬送部103から送り出された印刷用紙を印字部に取り込む給紙分離爪201と、印刷用紙を給紙ローラ203に搬送する補助手段としての第1の用紙送りガイド板202と、印字速度に従って印刷用紙を給紙する給紙ローラ203と、印刷用紙に印字する印字ヘッド204と、印刷用紙を排紙搬送部105に送り出す排紙ローラ205と、印刷用紙を排紙搬送部105に搬送する補助手段としての第2の用紙送りガイド板206とから構成され、1枚の印刷用紙に対して印刷を行う機能を有する。
【0028】
また、本実施形態では、上記印字部104は、マルチレイヤー印刷装置の本体100に固定された状態としてあるが、図3に示すように、印字部ユニット300からなる構成とし、本体100から一つずつ取り外し可能にしてもよい(図4)。このとき、上記印字部ユニット300は、図5に示すように、マルチレイヤー印刷装置の本体100から着脱するための手段として印字部ユニット取り出し用取っ手301と、印字部ユニット取り出し補助レール302などで構成可能である。
【0029】
さらに、印字を行っている最中に、印字部ユニットを本体から取り外せないようにロックし、印字が終了又は中断した場合には、ロックを解除する機構を設け、装置の故障及びトラブルを引き起こさないような機構を設けてもよい。
【0030】
印字部ユニット300の内部の詳細は、上記印字部104と同様であるため説明を省略する。
【0031】
また、本実施形態では、マルチレイヤー印刷装置本体100に5つの印字部104または印字部ユニット300を搭載したものとしているが、印字部104または印字部ユニット300の数は、さらに多くあるいは少なくてもよい。
【0032】
上記制御部101は、本実施形態では、図6に示すように、印刷要求端末401と、操作部402と、印字部104又は印字部ユニット300と接続および通信機能を有し、パソコン等の外部より入力される印刷要求または多枚数の印字データを取り込む処理と、外部より取り込まれた多枚数印字データを頁毎に分解して、各印字部へ頁毎の印字データを送信する処理と、印刷用紙の給紙から排紙までの搬送コントロール処理とを行う。なお、ここでいう多枚数の印字データとは、一頁多部数、多頁一部数、多頁多部数を含む。
【0033】
上記印刷要求端末401は、パソコン、スキャナ、メモリ媒体、通信回線、無線通信機、携帯端末(PDA、デジカメ等)等の印刷要求および印字データを印刷装置に送信できるものである。
【0034】
上記操作部402は、印刷制御に関する操作を自動または手動で行うかを選択するモード選択部403と接続している。本実施例では、モード選択部をボタンとして示してあるが、パソコン等の外部よりモード選択信号を制御部に送信することで、モードを設定してもよい。
【0035】
次に、以上のように構成されたマルチレイヤー印刷装置の動作について説明する。
【0036】
まず、制御部101は、印刷要求端末401から印刷要求および印字データを受け取る。
【0037】
次に、制御部101は、受け取った印刷要求および印字データに従って給紙部102、印字部104に制御信号を送る。給紙部102は、前記制御信号に従って給紙トレイ106にセットされた印刷用紙を一枚ずつ給紙し、給紙搬送部103に送る。給紙搬送部103は、給紙部102より送られてきた印刷用紙を各印字部104へと搬送する。ここで、本実施形態では、複数ある印字部のどの印字部へ印刷用紙を搬送するかという制御は給紙搬送部103側では行わず、各印字部104側で印刷用紙を取り込む機構を備えている。
【0038】
すなわち、各印字部は、制御部からの制御信号に従って給紙分離爪201を回転軸201aを中心に回動することにより、給紙搬送部103より送られてきた用紙を印字部104内へ取り込む。取り込まれた印刷用紙は、第1の用紙送りガイド板202に案内され、給紙ローラ203に取り込まれる。給紙ローラ203は、制御部101からの制御信号に従って印字速度に合わせて紙送りし、印字ヘッドにより印刷用紙に印刷が行われる。印刷された印刷用紙は、排紙ローラ205により搬送され、第2の用紙送りガイド板206に案内され、排紙搬送部105へ送られる。排紙搬送部105は、各印字部104より送られてきた印刷用紙を排紙トレイ107へ搬送する。排紙トレイ107には、排紙搬送部105から送られてきた印刷用紙が、印刷面を上面として順次積み上げられていく。
【0039】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置によれば、 頁毎の印字データを印字効率が良くなるように各印字部に振り分けて印字した場合に印字効率が良いことに加え、印刷物が複数の排紙部にばらばらに出てくることがなく、1つの排紙部に集約されるため、ユーザは印刷物をスムーズに受け取ることが可能となる。
【0040】
〔実施の形態2〕
この実施形態2では、前述した実施形態1のマルチレイヤー印刷装置において、頁順序のある印刷物を印刷する場合の印字制御処理を行う例について述べる。基本的な構成及び動作は、前述した実施の形態1と同様である。本実施例では、簡略化のため、マルチレイヤー印刷装置において印字部を5つ使用し、15頁ある印刷物を1部印刷する場合について述べる。
【0041】
頁順序のある印刷物を印刷する場合に、図7に示すように、印字にかかる時間が長い頁と短い頁とを各印字部に割り当てて印刷を行うと、印字時間の短い頁を多く印字している印字部は、印字時間の長い頁を追い越してしまう。従って、印刷が終了した時点で排紙トレイに収容された印刷物の頁順序が違ってしまうという不具合が生じる。
【0042】
この例では、図7に示すように、印字部1で11頁を印字し終わる前に、印字部5で15頁、10頁の印字が終わってしまっている。このような不具合が生じないようにするため、本実施の形態では、例えば、図7では、印字時間が一番長い印字部1によれば、11頁、6頁、1頁の順に印字されているので、図8に示すように、その他の頁は全て11頁、6頁、1頁の印字時間に合うように待機時間を入れて印字を行う。
【0043】
ここで、待機時間は、印字工程のいずれかの部分に設けられるが、ここでは、印字後に待機時間を設けている。印字後に待機時間を設けると、インクの乾燥時間に充当することができ、より効果的である。
【0044】
次に、上記タイミングで印字処理を行うための制御方法について図9及び図10のフローチャートを用いて説明する。図9は印字処理のメインフローであり、図10は印字処理のサブルーチンである。
【0045】
本実施形態では、頁毎の印字時間を印字データの印字率より予め計算しておき、この印字時間を基に、印字時間の最も長い印字部に他の印字部の印字時間が同じになるように調整を行う。
【0046】
ステップS501〜S503は、印字の準備段階であり、ステップS504〜S512は、印刷物全頁を印字部に振り分けて印刷する段階である。
【0047】
まず、ステップS501において、制御部101は、印刷要求および印字データをパソコン等の印刷要求端末401より受信する。
【0048】
次に、ステップS502において、制御部101は、受信した印字データを頁毎のデータに分割し、ステップS503において、残り印刷枚数を表す頁の変数jが印刷用紙のトータル枚数n(1部の頁数×部数)に設定され、ループカウントの変数tは初期値0に設定される。
【0049】
次に、ステップS504において、定数mを現在使用可能な印字部の数、変数kを今回印字を行う印字部の数とし、残り印刷枚数jが印字部の数mより大きければ、変数kに印字部の数mを代入し(S505)、残り印刷枚数jが印字部の数mより小さければ、変数kに残り印刷枚数jを代入する(S506)。
【0050】
次にステップS507において、下段の印字部から順に上段の印字部へ頁データを頁の終わりから順に割り当てる。これは、印刷用紙が印刷されて排紙トレイに収容されたときに頁順にソートされた状態にしておくためである。
【0051】
次にステップS508において、制御部101は、各頁の印字にかかる印字時間を計算し、ステップS509において、印字部に割り当てた頁の中で最長の印字時間を変数h(t)に代入する。また、最長の印字時間をもつ印字部の番号をaとする。
【0052】
次にステップS510において、印字ヘッドは、印字用紙に対して印字を行う。
【0053】
次にステップS511において、頁の変数jから、今回印字した枚数kを減算する。また、ループカウントに1を加算する。
【0054】
次にステップS512において、まだ印字を行っていない頁があった場合には、S504に戻り印字を繰り返す。全ての印字が終わっていれば印字終了とする。
【0055】
次に、上記ステップS510のサブルーチンの詳細を図10に示す。
【0056】
ステップS521〜S524は、マルチレイヤー印刷装置の使用する印字部の上段から順に給紙搬送部103より各印字部に印刷用紙を1枚ずつ給紙するためのフローである。
【0057】
まず、ステップS521において、変数iを印字部番号として、印字部の数mから印字を行う印字部の数kを減算し、1加えた数が変数iに代入される。ここで印字部番号は、マルチレイヤー印刷装置本体の印字部の上段から下段へ昇順で番号がふられるものとする。
【0058】
次に、ステップS522において、給紙部は、前記ステップS521で入力された印字部番号iの印字部へ印刷用紙を給紙する。
【0059】
次に、ステップS523において、印字部番号iに1を加算し、ステップS524において、印字部番号iが印字部の数mより小さければ、ステップS522に戻り、給紙を繰り返す。
【0060】
次に、上記ステップS521〜S524のフローにより使用する印字部全てに1枚ずつ給紙されると、ステップS525a、S525b、S525c、S525dにおいて、各印字部は同時に印字を開始する。
【0061】
次に、前記ステップS509で印字部に割り当てた頁の中で最長の印字時間を持つ印字部が印字部aだったとすると、印字部aは、通常に印刷を行い(S525c)、それ以外の印字部(S526a、S526b、S526d)は印字開始からh(t)経つまで待っている。
【0062】
次に、ステップS527〜S530は、マルチレイヤー印刷装置の使用する印字部の下段から順に排紙搬送部105に各印字部で印刷された印刷用紙を1枚ずつ排紙するためのフローである。
【0063】
まず、ステップS527において、印字部番号iに印字部の数mを代入し、ステップS528において、印字部iから印刷された印刷用紙を排紙搬送部へ排紙する。
【0064】
次に、ステップS529において、印字部番号から1を減算し、ステップS530において、印字部番号iが印字部の数mから印字を行う印字部の数kを減算し、1加えた数より大きい場合には、ステップS528に戻り排紙を繰り返し、1加えた数より小さい場合には、排紙終了とする。
【0065】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置の制御方法によれば、印刷に要する時間が全ての印字部で同じになるため、排紙のタイミング制御がしやすくなる。また、頁順序をもつ印刷物を印刷した場合においては、印刷が終了した時点で、排紙トレイに収容された印刷物の頁順序が揃っているためコレートする必要がない。
【0066】
また、一括して給紙排紙を行う構成とすれば、印字中に給紙・排紙機構を動かす必要がないため省電力である。
【0067】
〔実施の形態3〕
この実施形態3では、基本的な構成及び動作は、前述した実施の形態1と同様であるが、印刷開始のタイミングを各印字部で段階的に調節するという点が異なる。すなわち、印字開始のタイミングを印字部毎に段階的にずらすという調整を行う。ずらす量は、(総給排紙時間/k)とすれば良く(総給排紙時間は全印字部の給排紙するのに要する時間)、排紙搬送部には1つの印字部からのみ用紙が排出され、排紙トレイ107では連続して一定間隔で印刷用紙が一枚ずつ排紙される。なお、総給排紙時間は、印字部の数及び印刷用紙サイズにより異なる時間となる。本実施例では、簡略化のため、マルチレイヤー印刷装置において印字部を5つ使用し、15頁ある印刷物を1部印刷する場合について述べる。
【0068】
以下に、上記タイミングで印字処理を行うための制御方法について図12のフローチャートを用いて説明する。
【0069】
メインフローは実施の形態2と同じであるため説明は省略し、印字のフロー(S510)のサブルーチンについてのみ説明する。
【0070】
まず、ステップS541において、印字番号の変数iが印字部の数mに設定される。ここで、印字番号を示す変数iはmに初期化される。
【0071】
次に、ステップS542において、総給排紙時間よりも印字時間が短い場合には(S542−YES)、ステップS543で最長の印字時間h(t)を総給排紙時間とし、総給排紙時間よりも印字時間が長い場合はh(t)は変更しない(S542−NO)。ステップS545において各印字部の給排紙が重複しないように(総給排紙時間/kの間)待つ。
【0072】
図11に示すタイミング図は、実施形態2と同じ印字データに、本実施の形態を適用したもので、用紙一枚ずつ順番に給排紙が行われる。
【0073】
次に、ステップS546において、給紙部および給紙搬送部は、印刷用紙を印字部iに給紙し、ステップS547において、印字部iで印刷用紙に印字を開始する。
【0074】
次に、ステップS548において、印字ヘッドが印字を開始したら、バックグラウンド処理で印字を行い、印字開始からh(t)経ったら、同様にバックグラウンド処理で排紙を行う。
【0075】
次に、ステップS549において、印刷を行う印字部が1つ上の印字部になるように印字番号の変数iから1を減算する。
【0076】
次に、ステップS550において、印字部iが最下部の印字部から順に上に数えてk番目の印字部以下の場合には、ステップS542に戻り、k番目の印字部より大きい場合には印字終了とする。
【0077】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置によれば、給紙排紙それぞれの用紙搬送の際に、1枚ずつ用紙を搬送するため、同時に複数枚の用紙が排紙搬送部105に送られることがなく、給紙排紙の用紙搬送制御が容易に行える。
【0078】
また、本発明の第2の実施の形態と同様に、頁順序をもつ印刷物を印刷した場合においては、印刷が終了した時点で、排紙トレイに収容された印刷物の頁順序が揃っているためコレートする必要がない。
【0079】
〔実施の形態4〕
この実施形態4では、基本的な構成及び動作は、前述した実施の形態1と同様であるが、印字にかかる時間を予め計算しておき、効率が良くなるように頁毎の印字データを各印字部へ振り分けるという点が異なる。すなわち、印字が早く終わった印字部には、印字にかかる時間の長い頁から順に印字ジョブを振り分けるという調整を行う。本実施例では、マルチレイヤー印刷装置において印字部を5つ使用し、15頁ある印刷物を1部印刷する場合についてのタイミング図13を示す。図13に示すように、使用可能な印字部の数、この例では、印字部1から印字部5の5台に相当する頁数である5頁分の印字データを各印字部1〜5に振り分けて印字する巡回を繰り返して印字対象となる多枚数印字データを印字する。この場合、1巡目では最終頁である15頁から印字部5から5頁分印字データを印字部1までに振り分けて印字を実行する。2巡目以降では、前の巡回で最初に印字が終了した印字部から順に長い頁の印字データを振り分ける。この例の2巡目では、印字部5が最初に印字が終了するので、10頁から6頁の中で一番長い6頁を印字部5に振り分け、次に印字を終了する印字部3には次に長い7頁を振り分ける。すなわち、並び替え結果記憶手段は、各頁の印字データを、印刷する順番に従って、印字部の数に相当するk個(kは2以上の整数)ずつの印字データ又は最後に印刷されるkより小さい個数の印字データに分類し、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの中で、前記印字時間計算手段の計算結果に基づいて印字に要する時間が長い順に並び替える処理を、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データごとに行い、並び替え結果を記憶し、前記振り分け順序決定手段は、前記並び替え結果を参照して、前記2巡目以降では、各印字部の印刷が終了した順に、並び替えられたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの各々を、並び替えの順に各印字部に振り分ける。
【0080】
以下に、上記タイミングで印字処理を行うための制御方法について図14、図15のフローチャートを用いて説明する。
【0081】
メインフロー(図14)は実施の形態2と同様であるが、ステップS509における最長の印字時間の計算は行わない。
【0082】
まず、ステップS561において、制御部101は、印字部に振り分ける頁データを印字に要する時間が長い順にソートし、その頁番号をS(i)に代入する。
【0083】
次に、ステップS562において、印字データ受信直後でない場合には、現在印刷中の印字が早く終わる順番にU(i)に印字部の番号を代入し(S563)、印字データ受信直後の場合には、U(i)=iとする(S564)
次に、ステップS565において、制御部101は、印字番号の変数iに初期値1を代入し、ループ変数の初期化を行う。
【0084】
次に、ステップS566において、印字データ受信直後でない場合には、印字部U(i)の印字終了を待ち(S567)、印字が終了したら印字部は排紙を行い(ステップS568)、印字データ受信直後の場合には、ステップS569へ進む。
【0085】
次に、ステップS569において、給紙部および給紙搬送部は、印字部U(i)に給紙を行う。
【0086】
次に、ステップS570において、印字部U(i)で印字ヘッドは印字を開始し、印字処理をバックグラウンドで行う(S571)。
【0087】
次に、ステップS572において、制御部101は、ループ変数iに1を加える。
【0088】
次に、ステップS573において、印字部に振り分けるデータが残っている場合には、ステップS566に戻り、印字部に振り分けるデータが残っていない場合には、印字終了とする。
【0089】
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置の制御方法によれば、印字時間にかかる待ち時間が極力少なくなるため、印字効率が向上する。また、特に頁毎の印字に要する時間の差が大きいほど印字効率がよくなる。
【0090】
〔実施の形態5〕
次に本発明の実施の形態5について説明する。カラー頁と白黒頁の混在した印刷物や文書頁と画像頁の混在した印刷物等を印刷する場合においては、1枚に要する印字時間が大きく異なるため、実施の形態2等においては印字時間は最も時間の要する印刷物で律速されてしまう。
【0091】
そこで、印字の終了した印字部から順に逐次印字を開始し、印字部の待機時間を減らすことで、印刷に要する時間を短縮する逐次印字方式による印字制御処理方法を説明する。図16は、印字時間の異なる12頁の印刷物を10部印刷する場合において、印字部5つ使用し、逐次印字方式による並行処理を行ったときのタイミング図である。
【0092】
逐次印字方式による印字処理方法の流れを図17のフローチャートに示す。印字頁数m、印字部数n、総印字枚数mnを印刷する場合において、k個の印字部を使用して分散処理を行うものとする。
【0093】
まず、総印字枚数から1を減じた数値を制御部側のループ値Mとする(S650)。
【0094】
次に、1〜kまである印字部のうちスタンバイ状態にある印字部を印字部1から順に検索する(S651〜S654)。
【0095】
制御部は、印字部Kがスタンバイ状態であることを確認すると(S654−YES)、Mをnで除した剰余に1を加えた数をPとし、P頁目の画像データを印字部Kに送出する(S655)。
【0096】
次に、各印字部は、S655で制御部から送信されてきた画像データを受信し印字する(S660,S661)。
【0097】
次に、ステップS663において、各印字部で印刷が終了した時に、前頁が印字を終了している場合には、印刷用紙を排紙し(S664)、次の頁の印刷までスタンバイ状態になる(S658)。前頁が印字を終了していない場合には、印字部は前頁の印字が終了するまで待機する(S662)。
【0098】
以上のステップS658〜S664までの処理により印字が終了した印字部に、制御部は、順次印字データを割り付けていく(S655)。
【0099】
最後に、ステップS656、S657において、上記動作を最終頁から1頁目まで繰り返す。
【0100】
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置の制御方法によれば、スタンバイ状態になった印字部に順に印字データを振り分けるため無駄な時間が生じにくい。
【0101】
〔実施の形態6〕
次に本発明の実施の形態6について説明する。
【0102】
図18は、印字時間の異なる12頁の印刷物を10部印刷する場合において、印字部を5つ使用し、印刷エンド基準配分法よる並行処理を行ったときのタイミング図である。
【0103】
印刷エンド基準配分法による印字処理方法の流れを図19のフローチャートに示す。印字頁数m、印字部数n、総印字枚数mnを印刷する場合において、k個の印字部を使用して分散処理を行うものとする。このとき、k個の印字部のうち、α番目までの積算印字時間をSαとする。
【0104】
まず、ステップS701において、積算印字時間 〜Sと分配順序を示す変数jが初期値0に設定される。
【0105】
次に、ステップS702において、制御部は、1〜m頁の各印刷頁の印字時間t〜tを印字データから予測する。このとき、n部印字を行う場合は、1〜m頁の印字をn回連続して行うため、各印字頁はt〜tの各印字時間となる。
【0106】
次に、ステップS703において、1頁目からm頁目までをn回繰り返した順序を分配順序P〜Pmnとナンバリングし、それぞれの印字時間をTp1〜Tpmnとし、ステップS704で分配順序jの値に1加算する。
【0107】
次に、ステップS705において、k個の印字部の積算印字時間(S〜S)を比較し、最も印字時間の短いSαを求める。
【0108】
次に、ステップS706において、Sαを持つα番目の印字部にPαの印字データを割り振る。ここで、Sの値が同じ場合には、αの小さい印字部から優先して割り付けるようにしてもよい。
【0109】
次に、ステップS707において、SαにPの印字時間Tpjを加算し、印字部αの積算印字時間Sαを更新する。
【0110】
次に、ステップS708において、更新された積算印字時間(S〜S)を用いて、全頁の割付が終了するまで同様の操作(S704〜S707)を繰り返す。
【0111】
次に、ステップS709において、全頁の割付が終了したら、最大積算印字時間Smaxを求める。また、各印字部と最大積算印字時間との差D〜Dを下記の式により求め、各印字部の印字データの最後尾に割り振る。
【0112】
α=Smax〜Sα
最後に、ステップS710において、各印字部に割り振られた順序をDαが先頭になるようにそれぞれ逆転し、最終的な分配順序を得る。
【0113】
以上説明したように、本発明の実施の形態6に係るマルチレイヤー印刷装置の制御方法によれば、印字開始頁、印字開始時間は頁順ではないが、印字終了順序及び印字終了時間は頁順になされ、待機時間が生じないため、効率よく印字配分が行われる。
〔実施の形態7〕
この実施形態7では、基本的な構成及び動作は、前述した実施の形態1と同様であるが、印字データの振り分け方法をユーザが選択するか、または最適な印字データの振り分け方法を自動的に選択するかを制御する点が異なる。
【0114】
以下に、上記制御方法について、図6およびフローチャート図20を参照しながら説明する。
【0115】
まず、ステップS581において、モード選択部403の印字モードをデフォルトに設定する。ここで、どの印字モードをデフォルトに設定するかは、予めユーザが設定して、印刷装置に記憶させておく。
【0116】
次に、ステップS582において、モード選択部403で印字モードが選択されると、印字モードが選択された印字モードに変更される。本実施例では、印字モードとして、実施形態4の印字処理を行う速度優先モード(S583)、実施形態3の印字処理を行う中間モード(S584)、実施形態2の印字処理を行う省電力モード(S585)を備えている。
【0117】
次に、ステップS586において、操作部101でその他の操作がされた場合には、操作に従って処理を行う(S587)。
【0118】
次に、S588において、印字データが制御部に送られていない場合には、S582へ戻り、印字データが制御部に送られてきた場合には、S582で設定された印字モードに従って印字を行い(S589)、印字が終了すると、S582へ戻り、データ入力待ち状態となる。
【0119】
以上説明したように、本発明の第7の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置の制御方法によれば、白黒またはカラーの混在した印刷物のように頁毎の印字データ量が著しく異なる印刷物や頁毎の印字データ量に大きな差がない印刷物に対して、それぞれの印刷物に最適な印字データの振り分け方法を選択することが可能となる。
【0120】
〔実施の形態8〕
この実施形態8では、基本的な構成及び動作は、前述した実施の形態1と同様であるが、マルチレイヤー印刷装置に印字部ユニット300を使用した場合には、実施形態2乃至7において印字処理のメインフローの前に行う処理が異なる。
【0121】
以下に、上記処理手順について、フローチャート図21を参照しながら説明する。
【0122】
まず、ステップS601において、印字部ユニット番号の変数iと、印字部番号の変数nが共に初期化1に設定される。
【0123】
次に、ステップS602において、制御部は印字部ユニットの装着を検出し、印字部ユニットが装着されている場合には、S603において、印字部ユニットiは印字部nに設定され、印字部ユニット番号の変数iに1を加算し(S604)、S605へ進む。印字部ユニットが装着されていない場合には、S605において、印字部ユニット番号の変数iに1が加算される。
【0124】
次に、ステップS606において、装着を確認していない印字部ユニットがあった場合には(S606−NO)、S602へ戻り、印字部ユニット全ての装着が確認された場合に(S606−YES)は、S607へ進む。
【0125】
次に、ステップS607において、印字部の数を表す変数mに、マルチレイヤー印刷装置に装着された印字部ユニットの数を代入する。
【0126】
以上説明したように、本発明の第8の実施の形態に係るマルチレイヤー印刷装置の制御方法によれば、マルチレイヤー印刷装置本体の全ての段に印字部が装着されている必要がなく(最低1つは装着が必要)、印字を行うことができる。
【0127】
また、複数ある印字部の中で、故障、トラブル、インク補充などにより、印字部ユニットが停止した場合あるいは印字部ユニットを取り外した場合においても、印字部ユニットが装着されている段のみに印字データを振り分けて印字を行うことが可能となる。
【0128】
【発明の効果】
本発明のマルチレイヤー印刷装置及びその制御方法によれば、複数の印字部を有する印刷装置において、排紙部が1つに集約されているため、コレート作業がなくなり、かつ高速な印刷処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチレイヤー印刷装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るマルチレイヤー印刷装置の印字部の構成を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るマルチレイヤー印刷装置に印字部ユニットを使用したときの概略構成を示す説明図である。
【図4】図4に示したマルチレイヤー印刷装置の印字部ユニットを取り外したときの概略構成を示す説明図である。
【図5】図3、図4に示したマルチレイヤー印刷装置の印字部ユニットの構成を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るマルチレイヤー印刷装置の制御部の構成を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る印字処理をしない場合のタイミング図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る印字処理をした場合のタイミング図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る印字処理のメインフローチャート図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る印字処理の印字フローチャート図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係る印字処理のタイミング図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る印字処理の印字フローチャート図である。
【図13】本発明の実施の形態4に係る印字処理のタイミング図である。
【図14】本発明の実施の形態4に係る印字処理のメインフローチャート図である。
【図15】本発明の実施の形態4に係る印字処理の印字フローチャート図である。
【図16】本発明の実施の形態5に係る逐次印字方式による印字処理のタイミング図である。
【図17】本発明の実施の形態5に係る逐次印字方式による印字処理のフローチャート図である。
【図18】本発明の実施の形態6に係る印刷エンド基準分配法による印字処理のタイミング図である。
【図19】本発明の実施の形態6に係る印刷エンド基準分配法による印字処理のフローチャート図である。
【図20】本発明の実施の形態7に係る印字処理のフローチャート図である。
【図21】本発明の実施の形態8に係る印字処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
100 マルチレイヤー印刷装置の本体
101 制御部
101a 印字データ入力部
101b 印字データ振り分け部
102 給紙部
103 給紙搬送部
104 印字部
105 排紙搬送部
106 給紙トレイ
107 排紙トレイ
201 給紙分離爪
201a 回転軸
202 第1の用紙送りガイド板
203 給紙ローラ
204 印字ヘッド
205 排紙ローラ
206 第2の用紙送りガイド板
300 印字部ユニット
301 印字部ユニット取り出し用取っ手
302 印字部ユニット取り出し補助レール
401 印刷要求端末
402 操作部
403 モード選択部

Claims (6)

  1. 入力された印字データに基づいて印刷用紙に対して印字処理を行う印字ヘッドと前記印刷用紙の紙送り機構とを少なくとも有する複数の印字部と、
    前記印刷用紙上に印刷する多枚数印字データを入力する印字データ入力手段と、
    前記各印字部に前記多枚数印字データを頁単位で振り分ける印字データ振り分け手段と、
    前記複数の印字部のそれぞれに印刷用紙を搬送する給紙搬送手段と、
    前記複数の印字部のそれぞれから排出される印刷用紙を搬送する排紙搬送手段とを有し、
    前記印字データ振り分け手段は、
    前記多枚数印字データの各頁の印字処理に要する時間を計算する印字時間計算手段と、
    前記印字時間計算手段の計算結果に基づいて、印字処理に要する時間が長い頁順に前記多枚数印字データを並び替え、並べ替え結果を記憶する並べ替え結果記憶手段と、
    前記並べ替え結果を参照して、使用可能な前記印字部の数に相当する頁数の印字データを各印字部に振り分けて印字する巡回を繰り返して印字対象となる多枚数印字データを印字させる場合、1巡目では最終頁から印字部の数分の頁数の印字データを印字部に振り分け、2巡目以降では、前の巡回で最初に印字が終了した印字部から順に長い頁の印字データを振り分ける振り分け順序決定手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記複数の印字部は、k個(kは2以上の整数)の印字部で構成され、
    前記並び替え結果記憶手段は、
    各頁の印字データを、印刷する順番に従って、前記k個ずつの印字データ又は最後に印刷されるkより小さい個数の印字データに分類し、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの中で、前記印字時間計算手段の計算結果に基づいて印字に要する時間が長い順に並び替える処理を、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データごとに行い、並び替え結果を記憶し、
    前記振り分け順序決定手段は、
    前記並び替え結果を参照して、前記2巡目以降では、各印字部の印刷が終了した順に、並び替えられたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの各々を、並び替えの順に各印字部に振り分けることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1に記載の印刷装置において、
    複数の印字データ振り分け手段を有し、
    前記複数の印字データ振り分け手段のうちの一つを選択する印字モード選択手段を備えることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記各印字部が前記印刷装置に対して着脱自在に構成され、
    前記印字データ振り分け手段は、前記印刷装置に装着されている印字部に対して前記振り分け処理を行うことを特徴とする印刷装置。
  5. 入力された印字データに基づいて印刷用紙に対して印字処理を行う印字ヘッドと当該印刷用紙の紙送り機構とを少なくとも有する印字部を複数備えた印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷用紙上に印刷する多枚数印字データを入力するステップと、
    前記多枚数印字データの各頁の印字処理に要する時間を計算するステップと、
    印字処理に要する時間の大きい頁順に前記多枚数印字データを並び替え、並び替え結果 を記憶するステップと、
    前記並び替え結果を参照して、使用可能な前記印字部の数に相当する頁数の印字データを各印字部に振り分けて印字する巡回を繰り返して印字対象となる多枚数印字データを印字させる場合、1巡目では最終頁から印字部の数分の頁数の印字データを印字部に振り分け、2巡目以降では、前の巡回で最初に印字が終了した印字部から順に長い頁の印字データを振り分ける振り分け順序決定ステップと
    を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載の印刷装置の制御方法において、
    前記複数の印字部は、k個(kは2以上の整数)の印字部で構成され、
    前記並び替え結果を記憶するステップは、
    各頁の印字データを、印刷する順番に従って、前記k個ずつの印字データ又は最後に印刷されるkより小さい個数の印字データに分類し、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの中で、前記印字時間を計算するステップの計算結果に基づいて印字に要する時間が長い順に並び替える処理を、分類されたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データごとに行い、並び替え結果を記憶し、
    前記振り分け順序決定ステップは、
    前記並び替え結果を参照して、前記2巡目以降では、各印字部の印刷が終了した順に、並び替えられたk個の印字データ又はkより小さい個数の印字データの各々を、並び替えの順に各印字部に振り分けることを特徴とする印刷装置の制御方法。
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