JP3995235B2 - 固形糊繰出用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固形糊繰出用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
固形糊繰出用容器は、たとえば、特開平11−59080号公報、特公平8−5502号公報、実用新案登録第2534943号公報等に記載されている。
【0003】
これらのものは、図8に中央縦断面図を示すように、筒体(01)の一端に装着された尾栓(02)の回動により、尾栓(02)と一体に形成されたネジ杆(03)を筒体(01)内で回動させることによって、該ネジ杆(03)との螺合と、筒体(01)内周面に軸線方向に設けた案内突条(04)による案内とによって、スライダー(05)を筒体(01)内を昇降させるようにし、このスライダー(05)に固形糊(06)の後端を保持させて、固形糊(06)の先端を、筒体(01)から出没自在としてある。
【0004】
ところで、前記スライダー(05)は、ネジ杆(03)が螺合する貫通孔を有する有底円筒形のものとされている。
【0005】
しかし、前記のようなスライダー(05)には、次のような問題がある。
a) 棒状の固形糊(06)の一端が、有底円筒形のスライダー(05)に単に挿填された状態となっているため、たとえば使用中に、固形糊(06)の先端が被塗布面に接着して引張られると、固形糊(06)がスライダー(05)から抜け出すことがある。
【0006】
b) 固形糊(06)の全長のうち、通常、15%前後の後端部分が、有底円筒形のスライダー(05)の内部に挿填されているが、この挿填された固形糊部分は、接着に有効に用いることができず無駄になる。
【0007】
上記の問題点を解決するために、本願出願人は、先に、特願平11−149058号(特開2000−33519号)として、新規なスライダーを提案した。
【0008】
前記先願のスライダーは、その一実施形態を、図9に斜視図をもって、また図10に、図9におけるX〜X線縦断面図に示すように、ネジ杆(03)が貫通することとなる板体(07a)の中央部を円柱状(07b)とするとともに、その側面に、外方に向けて突出する単数あるいは複数の係止突起(07c)(07c)を一体に形成したスライダー(07)である。
【0009】
このようなスライダー(07)を用いることによって、従来の有底円筒形のスライダー(05)にみられた固形糊の抜け出しを防止することができる。
すなわち、液状の糊を、固化させて棒状の固形糊とするとともに、前記スライダー(07)に保持させる際に、液状の糊が、前記スライダー(07)の板体(07a)と係止突起(07c)との間や、係止突起(07c)(07c)の間に入り込んで固化するため、棒状の固形糊に対して、その軸線方向にスライダー(07)から離脱する向きの力が作用しても、固形糊は、前記外向きの係止突起(07c)(07c)に係止しているため、スライダー(07)から離脱することはない。
【0010】
更に、前記先願のスライダー(07)には、前記公知のスライダー(05)のように、スライダーの周縁に筒面が存在しないため、固形糊のスライダー(07)側の端部周面が外部に露出しており、そのため、前記係止突起(07c)(07c)の外周端が固形糊から露出するまで、固形糊の端部周面部分を有効に接着に供することができる。
【0011】
図11は、図9に示すスライダー(07)を用いた固形糊繰出用容器(08)に、固形糊(09)を装着して使用する状態を示す中央縦断面図である。
使用により、固形糊(09)の残部がスライダー(07)近傍部分のみに残った場合にも、紙面(010)等に押圧された固形糊(09)の外周部(09a)を有効に接着に供することができる。
【0012】
しかしながら、かかるスライダー(07)には、次のような問題がある。
(1) スライダー(07)の係止突起(07c)の外周縁が紙面(010)等に当接するために、係止突起(07c)の外周縁よりも内部に残存する部分の固形糊(09)は、接着の用に供することができない。
(2) 係止突起(07c)の外周縁が、紙面(010)等を擦り、その表面を損傷させる場合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記先願で提案したスライダーを、さらに改良し、固形糊の使用残部を少なくして、可及的有効に接着に供することができるようにするとともに、紙面等を損傷させることのない固形糊繰出用容器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明によると上記課題は、次のようにして解決される。
(1)筒体の一端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたネジ杆を筒体内で回動させることによって、そのネジ杆との螺合と、筒体内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を昇降させるスライダーを備え、そのスライダーに柱状の固形糊を装着させて、筒体より固形糊の先端を出没自在とするための固形糊繰出用容器であって、
前記スライダーを、板体の、固形糊を装着する側の中央部に、前記ネジ杆を螺合して貫通させる筒状体を設けるとともに、その筒状体に、外側方に向けて突出する係止突起を設け、この係止突起に容易に破断し得る線状の易破断部を設けるか、または係止突起を多孔板とすることにより、係止突起の少なくとも外端部が、前記筒状体の軸線方向に変形可能な係止突起を形成したものする。
【0015】
(2)上記(1)項において、前記線状の易破断部を、ミシン目状切込線とする。
【0016】
(3)上記(1)項または(2)項において、前記係止突起を、前記筒状体の先端に筒状体と同軸に設けた円板状または多角形板状のものとする。
【0017】
(4) 筒体の一端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたネジ杆を筒体内で回動させることによって、そのネジ杆との螺合と、筒体内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を昇降させるスライダーを備え、そのスライダーに柱状の固形糊を装着させて、筒体より固形糊の先端を出没自在とするための固形糊繰出用容器であって、
前記スライダーを、板体の、固形糊を装着する側と反対側の中央部に、前記ネジ杆を螺合して貫通させる筒状体を設けるとともに、固形糊を装着する側に、前記筒状体と同軸に、筒状体よりも大きい径を有し、軸線方向の圧力によって、圧縮変形し得る多孔筒状体を設け、かつ前記多孔筒状体の先端に、外側方に向けて突出する係止突起を形成したものとする。
【0018】
(5)上記 ( ) 項において、前記係止突起を、前記多孔筒状体の先端に、多孔筒状体と同軸に設けた円板状または多角形板状のものとする。
【0019】
(6)上記 ( ) 項または ( ) 項において、前記多孔筒状体の周壁の上下中央部を、外側に向けて膨出湾曲させる。
【0020】
(7)上記(4)項または(5)項において、前記多孔筒状体の周壁に、一定方向に傾斜する軸線方向の多数の傾斜孔を設けることにより、係止突起は、軸線方向の荷重を受けると、一定方向にやや回転しうるようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態の固形糊繰出用容器(1)の使用状態を示す中央縦断面図、図2は、図1に示す固形糊繰出用容器(1)におけるスライダー(2)の下方斜視図である。
【0022】
本発明の固形糊繰出用容器(1)は、従来公知のものと同様に、筒体(3)の一端に装着された尾栓(4)の回動により、尾栓(4)と一体に形成されたネジ杆(5)を筒体(3)内で回動させることによって、そのネジ杆(5)との螺合と、筒体(3)内周面に軸線方向に設けた案内突条(6)による案内とによって、筒体(3)内を昇降させられるスライダー(2)を備え、そのスライダー(2)に柱状の固形糊(7)を装着させて、筒体(3)より固形糊(7)の先端を出没自在としうるようになっている。
【0023】
本発明の固形糊繰出用容器は、それに組み込まれているスライダー(2)に特徴がある。
すなわち、本発明における代表的な実施形態のスライダー(2)は、図2に示すように、板体(8)の下面、すなわち固形糊(7)を装着する側の中央部に、前記ネジ杆(5)を螺合して貫通させる筒状体(9)を設けるとともに、その筒状体(9)の先端に、外方に向けて突出し、かつ少なくとも外端部(10a)が、前記筒状体(9)の軸線方向に変形可能な係止突起(10)を形成したものである。
【0024】
係止突起(10)は、筒状体(9)の下端に、この筒状体(9)と同軸に、中心部に開口(10b)を設けた円板状の係止突起(10)(以下、「係止円板」ともいう)を設けて形成されている。なお、係止円板に代えて、たとえば多角形板状の係止突起としてもよい。
【0025】
この係止円板(10)には、その外端部(10a)を筒状体(9)の軸線方向に変形し易くするため、線状の易破断部(11)が設けられている。すなわち、厚さが薄い係止円板(10)に、3つの輪状のミシン目状切込線(11a)(11b)(11c)が、同軸に施されるとともに、複数の放射状のミシン目状切込線(11d)が施されている。
【0026】
スライダー(2)に、固形糊(7)を装着させるには、別途用意した糊装着用筒体(図示せず)の内底部に、前記スライダー(2)を配設して、上方から液体状の糊を流し込み、冷却して固化させ、次いで前記糊装着用筒体から脱型することによって、固形糊(7)の前端が前記係止円板(10)に係止され、スライダー(2)に装着された形態のものが得られる。
【0027】
図1は、固形糊(7)を装着した前記スライダー(2)を用いた固形糊繰出用容器(1)の使用状態を示し、使用により、固形糊(7)の残部がスライダー(2)近傍部分のみに至った場合にも、紙面(P)等に押圧された固形糊(7)の外周部が消耗するに従い、スライダー(2)の係止円板(10)が、図示するように、前記のミシン目状切込線(11a)〜(11d)の部分で容易に折曲または破断して、係止円板(10)の外端部(10a)が、筒状体(9)の軸線方向の後向きに変形し、そのため、係止円板(10)と板体(8)間の固形糊(7)の部分をも、可及的有効に接着の用に供することができる。
【0028】
すなわち、ミシン目状切込線(11a)〜(11d)における破断の形態を、具体的に説明すれば、次のとおりである。図1において、固形糊繰出用容器(1)の紙面(P)に対する傾き角度θが小さい場合は、ミシン目状切込線(11a)〜(11d)において、折り曲がりの変形を生じ、前記傾き角度θが大きくなると、ミシン目状切込線(11a)〜(11d)において破断し、一般に外端部(10a)に近い部分から順次、分離される。すなわち、径が大きい輪状のミシン目状切込線(11a)〜(11c)の順に、逐次、それぞれのミシン目状切込線から外端部(10a)側に位置する部分が、分離される。そのため、係止円板(10)と板体(8)間の固形糊(7)の部分も、表面に露出し、可及的有効に接着の用に供することができる。
【0029】
図3は、本発明の固形糊繰出用容器におけるスライダー(12)の別の実施形態を示し、図2に対応する図面である。
本実施形態のスライダー(12)は、板体(13)の中央部に立設された筒状体(14)の先端に、図2に示したスライダー(2)におけるミシン目状切込線(11a)〜(11d)を施した係止円板(10)に代えて、水滴状の長孔(15)が放射状に穿設され、かつ中心部が開口(16b)された係止円板(16)を設けて形成されている。
【0030】
図1に示した固形糊繰出用容器(1)におけるスライダー(2)に代えて、図3に示したスライダー(12)を取り付けて、固形糊繰出用容器を紙面(P)に対して傾けた状態で押圧して使用する場合、係止円板(16)に、水滴状の長孔(15)が放射状に穿設されているため、係止円板(16)の外端部(16a)は、容易に、筒状体(14)の軸線方向の後向きに変形し、前記実施形態の場合と同様に、係止円板(16)と板体(13)間の固形糊の部分をも、有効に接着の用に供することができる。
【0031】
さらに、本実施形態の場合、係止円板(16)に長孔(15)が穿設されているため、係止円板(16)の外端部(16a)の前記変形にともない、係止円板(16)と板体(13)間の固形糊が、前記長孔(15)を通して、紙面(P)上に容易に供給され、固形糊を一層有効に使用することができる。
【0032】
図4に示すスライダー(17)は、板体(18)の中央部に立設した筒状体(19)の先端に、図3における、長孔(15)を穿設した係止円板(16)に代えて、円孔(20)を多数穿設した係止円板(21)を設けて形成されている。
本実施形態のスライダー(17)を用いた場合も、図3に示したスライダー(12)の場合と同様の効果を奏することができる。
【0033】
一般に、係止円板(16)(21)に適宜の形状の孔を多数穿設し、固形糊繰出用容器を紙面(P)に対して傾けた状態で押圧して使用する場合に、係止円板(16)(21)の外端(16a)(21a)が、容易に筒状体(14)(19)の軸線方向の後端向きに変形し得るようにすればよい。
【0034】
図5は、スライダー(22)の、さらに別の実施形態を示す、一部破断正面図である。
本実施形態のスライダー(22)は、板体(23)の、固形糊を装着する側と反対側の中央部に、前記ネジ杆(5)(図1参照)を螺合して貫通させる筒状体(24)を設けるとともに、固形糊を装着する側に、前記筒状体(24)と同軸に、筒状体(24)よりも大きい径を有し、軸線方向の圧力によって、圧縮変形し得る多孔筒状体(25)を設け、かつ前記多孔筒状体(25)の先端に、中心部が開口(26b)した係止円板(26)を設けて形成されている。
前記多孔筒状体(25)の周壁の上下方向の中央部(25a)は、外側に向けてやや膨出湾曲されている。
【0035】
図6は、図5に示すスライダー(22)を備える固形糊繰出用容器(27)の使用状態を示す図1に相当する図面である。
固形糊繰出用容器(27)を紙面(P)に対して傾けた状態で押圧して使用する場合、多孔筒状体(25)の周壁の中央部(25a)が、予め外側に向けて湾曲されているため、前記押圧によって、前記周壁の中央部(25a)が、一層外側に向けて折り曲がって突出し、それによって、係止円板(26)が紙面(P)に沿う向きに傾斜するとともに、係止円板(26)の外端部(26a)が多少変形し、かつ係止円板(26)と板体(23)間の固形糊(27)は、多孔筒状体(25)の多孔状の周壁によって外側に向けて押し出される。そのため、前記固形糊(27)を可及的有効に接着に供することができる。
【0036】
図7は、スライダー(28)の、さらに別の実施形態を示す図5に相当する図面である。
本実施形態のスライダー(28)は、図5に示したものと同様に、板体(29)の、固形糊を装着する側と反対側の中央部に、ネジ杆(5)を螺合して貫通させる筒状体(30)を設けるとともに、固形糊を装着する側に、前記筒状体(30)と同軸に、筒状体(30)よりも大きい径を有する多孔筒状体(31)を設け、かつ前記多孔筒状体(31)の先端に、中心部が開口(32a)した係止円板(32)を設けて形成されている。
【0037】
本実施形態のスライダー(28)の特徴は、多孔筒状体(31)の周壁(31a)における孔(31b)の形態にある。すなわち、周壁(31a)の全面に亘って、軸線方向の細長い傾斜孔(31b)が一定方向に穿設されており、隣接する傾斜孔(31b)間の多数の傾斜した細長い針状体(31c)をもって、係止円板(32)を板体(29)上に支持している形態となっている。そのため、使用のために紙面等に押圧すると、係止円板(32)は、中心軸まわりにある程度回転しながら、板体(29)に接近する。
【0038】
この係止円板(32)の回転によって、係止円板(32)と板体(29)の固形糊は、紙面上に供給され易くなり、固形糊の有効利用に資することができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を奏する。
(1) 請求項1記載の発明によれば、使用により固形糊の残部が、スライダー近傍部分のみに至った場合にも、紙面等に押圧された固形糊の外周部が消耗するに従い、スライダーの係止突起が、筒状体の軸線方向に変形し、そのため係止突起の近傍の固形糊の部分をも接着の用に有効に供することができる。
さらに、係止突起が変形するため、使用の際に紙面等を損傷することもない。
【0040】
() 請求項記載の発明によれば、易破断部を、容易に形成することができる。
【0041】
() 請求項記載の発明によれば、固形糊を、スライダーに確実、かつ均一な力で保持することができる。
【0042】
() 請求項記載の発明によれば、係止突起自体が変形し難い場合においても、紙面に対して、係止突起を容易に傾斜させることができ、それによって、請求項1記載の発明の効果を奏することができる。
【0043】
() 請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明と同様な効果を奏することができる。
【0044】
() 請求項記載の発明によれば、使用中における紙面等への押圧によって、多孔筒状体の周壁の中央部が、外側向きに一層突出して、折曲または湾曲し、それにともない、係止突起と板体間の固形糊を、前記周壁により外側向きに押出すため、前記固形糊を一層有効に接着の用に供することができる。
【0045】
() 請求項記載の発明によれば、使用のために紙面等を押圧すると、係止突起は若干回転し、固形糊は紙面等へ供給され易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の固形糊繰出用容器の使用状態を示す中央縦断面図である。
【図2】 図1に示す固形糊繰出用容器におけるスライダーの下方斜視図である。
【図3】 本発明の固形糊繰出用容器におけるスライダーの別の実施形態を示す、図2に相当する図面である。
【図4】 同じく、スライダーの別の実施形態を示す、図2に相当する図面である。
【図5】 同じく、スライダーの別の実施形態を示す、図2に相当する図面である。
【図6】 図5に示すスライダーを備える固形糊繰出用容器の使用状態を示す、図1に相当する図面である。
【図7】 本発明の固形糊繰出用容器におけるスライダーの別の実施形態を示す、図2に相当する図面である。
【図8】 従来公知の固形糊繰出用容器の中央縦断面図である。
【図9】 本願出願人が、先願において提案したスライダーの斜視図である。
【図10】 図9に示すスライダーの中央縦断面図である。
【図11】 図9に示すスライダーを備える固形糊繰出用容器に、固形糊を装着した場合の使用状態を示す中央縦断面図である。
【符号の説明】
(1)固形糊繰出用容器
(2)スライダー
(3)筒体
(4)尾栓
(5)ネジ杆
(6)案内突条
(7)固形糊
(8)板体
(9)筒状体
(10)係止突起(係止円板)
(10a)外端部
(10b)開口
(11)易破断部
(11a)(11b)(11c)(11d)ミシン目状切込線
(12)スライダー
(13)板体
(14)筒状体
(15)長孔
(16)係止円板
(16a)外端部
(16b)開口
(17)スライダー
(18)板体
(19)筒状体
(20)円孔
(21)係止円板
(21a)外端部
(22)スライダー
(23)板体
(24)筒状体
(25)多孔筒状体
(25a)中央部
(26)係止円板
(26a)外端部
(26b)開口
(27)固形糊
(28)スライダー
(29)板体
(30)筒状体
(31)多孔筒状体
(31a)周壁
(31b)傾斜孔
(31c)針状体
(32)係止円板
(32a)開口
(01)筒体
(02)尾栓
(03)ネジ杆
(04)案内突条
(05)スライダー
(06)固形糊
(07)スライダー
(07a)板体
(07b)円柱状
(07c)係止突起
(08)固形糊繰出用容器
(09)固形糊
(09a)外周部

Claims (7)

  1. 筒体の一端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたネジ杆を筒体内で回動させることによって、そのネジ杆との螺合と、筒体内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を昇降させるスライダーを備え、そのスライダーに柱状の固形糊を装着させて、筒体より固形糊の先端を出没自在とするための固形糊繰出用容器であって、
    前記スライダーを、板体の、固形糊を装着する側の中央部に、前記ネジ杆を螺合して貫通させる筒状体を設けるとともに、その筒状体に、外側方に向けて突出する係止突起を設け、この係止突起に容易に破断し得る線状の易破断部を設けるか、または係止突起を多孔板とすることにより、係止突起の少なくとも外端部が、前記筒状体の軸線方向に変形可能な係止突起を形成したものとしたことを特徴とする固形糊繰出用容器。
  2. 前記線状の易破断部を、ミシン目状切込線としたことを特徴とする請求項に記載の固形糊繰出用容器。
  3. 前記係止突起を、前記筒状体の先端に筒状体と同軸に設けた円板状または多角形板状のものとしたことを特徴とする請求項1または2に記載の固形糊繰出用容器。
  4. 筒体の一端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたネジ杆を筒体内で回動させることによって、そのネジ杆との螺合と、筒体内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を昇降させるスライダーを備え、そのスライダーに柱状の固形糊を装着させて、筒体より固形糊の先端を出没自在とするための固形糊繰出用容器であって、
    前記スライダーを、板体の、固形糊を装着する側と反対側の中央部に、前記ネジ杆を螺合して貫通させる筒状体を設けるとともに、固形糊を装着する側に、前記筒状体と同軸に、筒状体よりも大きい径を有し、軸線方向の圧力によって、圧縮変形し得る多孔筒状体を設け、かつ前記多孔筒状体の先端に、外側方に向けて突出する係止突起を形成したものとしたことを特徴とする固形糊繰出用容器。
  5. 前記係止突起を、前記多孔筒状体の先端に、多孔筒状体と同軸に設けた円板状または多角形板状のものとしたことを特徴とする請求項記載の固形糊繰出用容器。
  6. 前記多孔筒状体の周壁の上下中央部を、外側に向けて膨出湾曲させたことを特徴とする請求項またはに記載の固形糊繰出用容器。
  7. 前記多孔筒状体の周壁に、一定方向に傾斜する軸線方向の多数の傾斜孔を設けることにより、係止突起は、軸線方向の荷重を受けると、一定方向にやや回転しうるようにしたことを特徴とする請求項またはに記載の固形糊繰出用容器。
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