JP3994407B2 - 廃棄物収納容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物収納容器に関し、特に、使用済みの紙オムツを収納するために好適な廃棄物収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、乳幼児の排泄物の処理に用いられる紙おむつは、従来の布オムツに替わっておむつの主役になっている。紙おむつは使い捨てであることから、使用済みの紙おむつを廃棄しなければならない。
【0003】
ところが、使用済みの紙おむつは悪臭と液体を伴うため、2〜3日毎のゴミの回収まで通常のゴミと一緒にゴミ箱に入れることはできない。このため、使用済みの紙おむつをポリエチレンシートで作られたポリ袋に入れてポリ袋の口を密封することが行われているが、一日に4〜5回程度取り替える必要があるため、その度にポリ袋の口を開けて使用済みの紙おむつを入れることは煩雑である。
【0004】
そのため、使用済み紙おむつをポリ袋の中に簡単に収納できると共に、密封性を保てる収納容器が求められている。このような紙おむつの一般的な収納容器としては、蓋付のバケツ状のものがある。バケツの中にポリ袋を被せ、バケツの外側にポリ袋の開口端縁を折り返した状態で蓋を被せて使用済みの紙おむつを収納するものである。
【0005】
また、長いポリ袋を収納し、ポリ袋の中に使用済みの紙おむつを投入した後、ポリ袋を機械的にねじり、紙おむつ毎に両側をねじって絞った状態でポリ袋内に密封する収納容器がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蓋付のバケツ状の収納容器は、安価であるが、蓋の密封性が不十分である。特に、ポリ袋をバケツ内部に被せて使用する場合は、蓋とバケツの間にポリ袋が介在するため、密封性が損なわれ、臭気の密封が不十分となる。しかも、バケツ状であるため、見栄えが悪く、部屋の家具として使用できるものではない。
【0007】
また、長いポリ袋の中にねじって紙おむつを収納する機械的な収納容器は、機械的な装置が必要であり、その分容器が大きくかつコストも高くなってしまう。しかも、故障するおそれもある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、使用済みの紙おむつを簡単な操作で収納できると共に、密封性に優れ、安価に提供できる廃棄物収納容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の廃棄物収納容器は、内部に通じる投入口を有する収納容器本体と、前記投入口にその周壁及び/又はその近傍を圧着して装着される装着シール部と前記装着シール部と一体に形成されて上方に立ち上がり径方向の外方側に湾曲しているラッパ状の開口シール部とを有するパッキング部材と、前記開口シール部に密着して前記開口シール部を閉塞する蓋部材とを有する構成としている。
【0010】
かかる廃棄物収納容器は、ポリ袋の密着と蓋部材による密封を一つのパッキング部材が行う構造である。即ち、この廃棄物収納容器は、収納容器本体の中にポリ袋を入れ、収納容器本体の投入口からポリ袋の開口部を出して折り返した状態でパッキング部材を投入口の周壁に装着シール部を装着して使用する。投入口周壁とパッキング部材間との間にポリ袋を介在させて、投入口周壁にパッキング部材の装着シール部を圧着することによって、ポリ袋がパッキング部材の装着シール部に密着し、ポリ袋の開口部はパッキング部材の開口シール部となる。このパッキング部材の開口シール部に蓋部材を密着させて閉塞することにより、ポリ袋の開口部を気密的に閉塞することができる。常時は蓋部材をパッキング部材の開口シール部に被せることによってポリ袋の開口部が密封閉塞される。使用済みの紙おむつを投入するときは、蓋部材をパッキング部材から離間させ、パッキング部材の開口シール部より収納容器内のポリ袋に投入し、投入後は、蓋部材を閉じることによってポリ袋の密封状態が得られる。通常の蓋付の収納容器にパッキング部材を追加したような構成であるから、安価に提供することができる。従って、かかる廃棄物収納容器は、使用済みの紙おむつを簡単な操作で収納できると共に、密封性に優れ、安価に提供できる。
【0011】
請求項2記載の廃棄物収納容器は、請求項1記載の廃棄物収納容器において、前記パッキング部材の装着シール部が、前記投入口の周壁よりわずかに内側に配置される短軸筒状体と、前記短軸筒状体の上端縁に一体に形成された外方に突出するフランジ部と、前記短軸筒状体の外側面にその周方向全体に亘って外方に張り出して一体に形成されて、前記投入口の周壁によって屈曲して前記周壁を圧着するリング状のフィン部とを有する構成としている。
【0012】
このパッキング部材は、収納容器本体の投入口の周壁にポリ袋を通した状態で短軸筒状体を挿入すると、フィン部が投入口の周壁に押されて屈曲されて投入口周壁を押圧して圧着することができる。その際に、パッキング部材のフランジ部が挿入停止部材として機能し、パッキング部材を投入口に確実に装着することができる。
【0013】
請求項3記載の廃棄物収納容器は、請求項1記載の廃棄物収納容器において、前記収納容器本体が、底板、側板及び天板を含む部品を組み立てて構成されている。
【0014】
かかる廃棄物収納容器は、組立式であり、分解して運搬できるため、運搬コストの低減化が可能であり、また、使用後の収納がコンパクトになり便利である。
【0015】
請求項4記載の廃棄物収納容器は、請求項3記載の廃棄物収納容器において、対向する前記側板相互に掛け渡されたシャフトでこれらの側板相互が固定されている構成としている。
【0016】
このような破棄物収納容器は、容器本体を構成する側板等をシャフトで固定するため、強度的に堅固である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の廃棄物収納容器の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1は、本発明の廃棄物収納容器の一実施形態を示す全体斜視図であり、開閉蓋を閉じた状態を示す。図2は、開閉蓋を開けた状態を示す斜視図である。図3は、廃棄物収納容器の構成部品を示す展開図であり、図4は、部品の組立を説明する断面図である。
【0019】
この廃棄物収納容器1は、図1、図2に示すように、四角箱状の収納容器本体20に開閉蓋40が開閉可能に軸支されている。開閉蓋40は、収納容器本体20に設けられているロック機構271に対する係合によって閉じた状態が維持されるようになっている。
【0020】
この廃棄物収納容器1は、組立式となっており、その構成部品について説明する。図3に示すように、底板21、右側板22、左側板23、前面側板24、後面側板25、天板26、開閉蓋40が開閉可能に軸支されている上枠部材27、パッキング部材28、一方の端部に樹脂製のキャップが設けられ、他方側の端部にネジが設けられた4本の金属シャフト29、及び金属シャフト29の先端部にネジ止めされる樹脂製の4個のナット部材30で構成される。
【0021】
底板21は、例えば樹脂製のほぼ正方形板状であり、外周縁に全周に亘る外側リブ211が上方に突出して一体に設けられ、外側リブの内側に外側リブとの間に各側板22〜25の下端部が収まるように上方に突出して一体に形成された内側リブ212が設けられている。外側リブ211の前面側と後面側のそれぞれの左右の隅には、金属シャフト29を通す4個のシャフト孔213が設けられている。
【0022】
各側板22〜25は、例えばMDF(Medium Density Fiber Board、中質繊維板)と呼ばれる木材の繊維を特殊な接着剤を用いて熱圧成板した厚みがある木質板で構成されている。このMDFは印刷適性に優れ、高級感のある印刷を施すことができる。前面側板24と後面側板25のそれぞれの四隅には、金属シャフトを通すシャフト孔241、251が穿設されている。前面側板24の上端部中央にはロック機構271を避ける切欠きが設けられている。後面側板25の上端部中央には開閉蓋の軸支部分を避ける切欠きが設けられ、左右側板22,23の上端部中央には図示しない取っ手を避ける切欠きがそれぞれ設けられている。
【0023】
また、上枠部材27は、樹脂製の枠状に形成され、四角に組んだ各側板22〜25の上端部を挟み込む外周面と内面側にそれぞれリブが設けられている。前面側中央部にはロック機構271が設けられている。このロック機構については後で詳述する。後面側中央部には開閉蓋40を開閉自在に軸支するヒンジ部272が設けられている。上枠部材27の前面側と後面側の左右の隅には、金属シャフト29を通す図示しないシャフト孔が設けられている。また、左右の枠の中央部には図示しない取っ手が内方に突出して設けられている。
【0024】
開閉蓋40の前端部の中央部にはロック機構271を避ける切欠き41が設けられ、この切欠き前面にロック機構271と係合する係合部が設けられている。また、下面中央部には、蓋部材42が設けられている。蓋部材42については後で詳述する。
【0025】
天板26は、樹脂製の四角板状であり、上枠部材27の内周縁に収まるように形成されている。中央部には円形の投入口261が穿設されている。投入口261には、短軸円筒状の筒状体262が一体に設けられている。天板26の前端部の左右の端縁付近には、上枠部材27に係合して固定するための係合部材263,263が設けられている。この係合部材263は、図示しないが、前後方向に伸縮する樹脂製のU字状バネの先端に前方に突出する突起部が設けられている構造である。
【0026】
パッキング部材28は、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)等の軟質合成樹脂の一体成形でリング状に構成され、円弧状の指かけ281が径方向に突出して一体に設けられている。パッキング部材の詳しい構成は後述する。
【0027】
これらの部品を組み立てる手順について説明する。まず、底板21の外側リブ211と内側リブ212の隙間に、右側板22、左側板23、前面側板24、後面側板25のそれぞれの下端部を差し込む。これにより、図4(b)に示すように、右側板22、左側板23、前面側板24、後面側板25がほぼ正方形を形成するように組まれる。これらの側板22〜25の上に上枠部材27を被せる。このとき、底板21と前面側板24と後面側板25の各シャフト孔は一直線上に揃う。同様に、上枠部材27と前面側板24と後面側板25の各シャフト孔は一直線上に揃う。そして、図4(a)に示すように、金属シャフト29のネジを設けた側を上枠部材27(図4(a)では模式的に示している)のシャフト孔と底板21のシャフト孔にそれぞれ差し込み、対向する側のシャフト孔に通し、ナット部材30をシャフト孔の中に差し込んで金属シャフト29の先端にネジ止めする。上下左右の合計4箇所で金属シャフト29とナット部材30の連結を行う。これにより、図4(a)、(b)に示すように、上枠部材27と各側板22〜25、底板21と各側板22〜25とを固定することができる。このように対向する側板24,25相互を貫通して掛け渡している金属シャフト29とナット部材30を用いて固定するのは、MDFが比較的重量があるため、強度を確保して確実に部品の脱落などがないようにするためである。
【0028】
次に、天板26を上枠部材27に嵌め、天板26の係合部材263で上枠部材27に着脱自在に固定する。このようにして組み立てられた状態が図2に示されている。
【0029】
開閉蓋40、蓋部材42、天板26、上枠部材27及びパッキング部材28のそれぞれの構造を図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、これらの構造を示す断面図であり、開閉蓋40を閉じた状態を示している。図6は、パッキング部材28の構造を説明する断面図である。
【0030】
図5に示すように、上枠部材27の後端部の中央には回転軸43で開閉蓋40が軸支されている。天板26は、上枠部材27の後部内方に突出したリブ274に後端縁が載置され、前端部の係合部材263(図5では図示していない)の先端の突起部が上枠部材27の前部の後端縁に着脱自在に嵌め込まれて固定されている。天板26の中央部には、投入口261が穿設され、投入口261の内縁には、短軸円筒状の筒状体262が一体に設けられている。筒状体262にはパッキング部材28が嵌め込まれている。
【0031】
パッキング部材28は、図6に示すように、投入口261の周壁としての筒状体262の筒状内壁265を圧着して装着されるリング状の装着シール部282と装着シール部282と一体に形成されて蓋部材42と密着するリング状の開口シール部283とを有する。装着シール部282は、投入口261の筒状内壁265よりわずかに径が小さく内側に配置される厚手の短軸筒状体284と、短軸筒状体284の上端縁に一体に形成された外方に突出するリング状の厚手のフランジ部285とを備える。短軸筒状体284の外側面の周方向全体に亘って外方に張り出して薄いリング状の第1フィン部286が一体に形成されている。第1フィン部286は投入口261の筒状内壁265によって屈曲する。また、開口シール部283は、フランジ部285の上面の内端から上方に立ち上がり、径方向の外方側に湾曲しているラッパ状の第2フィン部287で構成されている。
【0032】
図5に示すように、開閉蓋40の下面中央部にはほぼ円形の蓋部材42が設けられている。この蓋部材42は、開閉蓋40の下面より下方に突出したボス45、46に固定されている。蓋部材42の外周部は、下面が平らな円盤部421となっている。この円盤部421は、開閉蓋40を閉じたときに、パッキング部材28の第2フィン部287を押圧して下方へ数mm押し下げるようになっている。蓋部材42の中央部は下方にドーム状に膨らんだ膨出部422が形成されている。膨出部422は、開閉蓋40を閉じたときに、密封されたポリ袋の中に位置する。膨出部422と開閉蓋40の間は空洞になっており、脱臭剤などを挿入口4221(図2参照)より膨出部422の中に入れることができるようになっている。膨出部422の壁面には内部と外部とを連通させる複数の通気孔4222が穿設されている。なお、膨出部422と開閉蓋40との間には図示しない隔壁が設けられ、通気孔4222を通った空気が外部に漏れないようになっている。
【0033】
図5に示すように、開閉蓋40の前端側の切欠部41の前面には係合孔411が設けられている。上枠部材27のロック機構271には、この係合孔411に進入する鈎状突起2711を備えるロック部材2712が前進後退可能に上枠部材27に設けられ、このロック部材2712はバネ2713で常に前進するように付勢されている。また、開閉蓋40の切欠部41の内方に、出没自在に押圧部材47が設けられている。この押圧部材47は圧縮バネ471の作用で常時は突出し、開閉蓋40を閉じたときに天板26の上面で押圧されて没するようになっている。開閉蓋40を閉めるときに、一旦ロック部材2712が開閉蓋40の切欠部41の前面で押されて後退し、次に開閉蓋40の係合孔411に鈎状突起2711が係合すると前進して鈎状突起2711が係合孔411に進入してロックされる。開閉蓋40を開けるときは、ロック部材2712を後退させ、鈎状突起2711と係合孔411の噛み合いを解除すると、押圧部材47が突出して開閉蓋40が持ち上げられ、開けやすくなっている。
【0034】
このような廃棄物収納容器1の使用方法について説明する。収納容器本体20の容量は、例えば20リットルの市販のポリ袋を内部に広げて収納できる程度である。図6に示すように、破線で示すポリ袋50を収納容器本体20の中に収納し、ポリ袋50の開口端縁を投入口261から出して外側に折り返した状態に配置する。この状態でパッキング部材28を投入口261の筒状体262に嵌め込む。図5に示すように、パッキング部材28の短軸筒状体284の外径は投入口261の筒状体262の筒状内壁265の内径よりわずかに小さく、第1フィン部286は薄く屈曲可能であるため、パッキング部材28の短軸筒状体284を投入口261の筒状内壁265に沿ってフランジ部285の下端が投入口261の筒状体262上端縁に当接するまで挿入する。これによって、第1フィン部286は投入口261の筒状内壁265によって上方に屈曲し、屈曲されていることにより第1フィン部286で投入口261の筒状内壁265を圧着している。そのため、投入口261の筒状内壁265と第1フィン部286との間に介在しているポリ袋50を第1フィン部286が投入口261の筒状内壁265に押圧し、第1フィン部286の先端部とポリ袋50の内面との間は気密的に密着する。その結果、収納容器本体20内の収納されているポリ袋50の開口部はパッキング部材28となる。
【0035】
また、第1フィン部286は投入口261の筒状内壁265で上方に屈曲され、ポリ袋50に対して一種のラチェットとして機能するため、ポリ袋50が収納容器本体20内に降下することに対して強い抵抗となる。そのため、投入口261から突出しているポリ袋50の開口部側が収納容器本体20内のポリ袋の重量によって下方に引き寄せられてポリ袋50の開口部が収納容器本体の中に引き込まれることを防止することができる。その結果、収納容器本体20の容量よりかなり容量が小さいポリ袋50を用いて、ポリ袋50が投入口261に吊り下げられているような状態でも、パッキング部材28がポリ袋50を投入口261にしっかりと保持して収納容器本体20内に引き込まれることを防止するので、容量が小さいポリ袋50も使用することができる。
【0036】
紙おむつの収納は、常時は閉じている開閉蓋40をロック機構271を操作することによって開け、使用済みの紙おむつを投入口261から収納容器本体20に投入した後、開閉蓋40を閉じる操作で行う。開閉蓋40を閉じると、蓋部材42の円盤部421がパッキング部材28の第2フィン部287を数mm程度押し下げ、第2フィン部287を屈曲させ、第2フィン部287が蓋部材42の円盤部421を圧着し、円盤部421に気密的に密着する。これによって、ポリ袋50の開口部は気密的に閉塞され、ポリ袋50内部の臭気は密封される。
【0037】
また、使用済み紙おむつが収納されたポリ袋を収納容器本体20から取り出すときは、パッキング部材28の指かけ281(図3参照)に指をかけてパッキング部材28を投入口261から取り外す。次に、天板26を上枠部材27から係合部材263を解除することによって取り外し、収納容器本体内20のポリ袋を取り出すことによって、使用済みの紙おむつが収納されたポリ袋を廃棄することができる。
【0038】
このように、本実施形態の廃棄物収納箱1は、ポリ袋50への密着と蓋部材42の密着を一つのパッキング部材28が行う構造である。そのため、部品点数が少なく、安価に提供することができる。また、セットしたポリ袋50の開口と密封とを開閉蓋40の開閉という簡単な操作で行うことができるため、使用済みの紙おむつの収納作業が簡単である。また、ゴミ袋の密封が、第1フィン部286による圧着、第2フィン部287を蓋部材42の円盤部421で押し下げることによって、確実に行われるため、臭気の密封性が良好である。
【0039】
また、組立式であり、輸送コストを低減することができるため、安価に提供することができる。また、乳幼児が成長しておむつの使用が不要になったときは、分解して保管することができるため、保管時の容積を小さくすることができる。
【0040】
更に、側板22〜25にMDFを用いているため、高級感があり、室内に常時置いても違和感がないようになっている。
【0041】
本発明の廃棄物収納容器は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では組立式になっているが、収納容器本体は樹脂の一体成形で形成しても良い。また、パッキング部材の開口シール部はラッパ状のフィンになっているが、形状は制限されず例えばベローズ状でも良い。更に、本発明の廃棄物収納容器は、衛生的でもあるため、使用済み紙おむつを収納するだけでなく、例えば病院での廃棄物などを収納する用途にも使用でき、用途に限定はない。
【0042】
また、側板としてMDFを用いているが、プラスチック板で側板を構成しても良い。この場合、収納容器本体の重量は軽減されるため、金属シャフトを用いずに、側板と底板、側板と上枠部材とをそれぞれ固定できるような固定部材を用いて固定することができる。
【0043】
また、投入口は天板に形成しているが、例えば側板に形成するようにしても良い。
【0044】
更に、パッキング部材は、装着シール部で投入口の周壁を押圧するようにしているが、周壁のみならず、投入口近傍で押圧するような構造としても良い。例えば、装着シール部を断面コ字状に形成して、投入口の端縁を包み込むように形成することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明の廃棄物収納容器は、使用済みの紙おむつ等を簡単な操作で収納できると共に、密封性に優れ、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物収納容器の一実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】本発明の廃棄物収納容器の一実施形態の開閉蓋を開けた状態を示す斜視図である。
【図3】廃棄物収納容器の構成部品を示す展開図である。
【図4】金属シャフトで側板相互を固定する状態を示すもので、(a)は垂直方向断面図、(b)は水平方向断面図である。
【図5】本発明の廃棄物収納容器の上部構造を示す断面図である。
【図6】パッキング部材の構造を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 廃棄物収納容器
20 収納容器本体
21 底板
22 右側板
23 左側板
24 前面側板
25 後面側板
26 天板
261 投入口
262 筒状体
265 筒状内壁
27 上枠部材
28 パッキング部材
282 装着シール部
283 開口シール部
284 短軸筒状体
285 フランジ部
286 第1フィン部
287 第2フィン部
29 金属シャフト
30 ナット部材
40 開閉蓋
42 蓋部材

Claims (4)

  1. 内部に通じる投入口を有する収納容器本体と、前記投入口にその周壁及び/又はその近傍を圧着して装着される装着シール部と前記装着シール部と一体に形成されて上方に立ち上がり径方向の外方側に湾曲しているラッパ状の開口シール部とを有するパッキング部材と、前記開口シール部に密着して前記開口シール部を閉塞する蓋部材とを有することを特徴とする廃棄物収納容器。
  2. 請求項1記載の廃棄物収納容器において、
    前記パッキング部材の装着シール部が、前記投入口の周壁よりわずかに内側に配置される短軸筒状体と、前記短軸筒状体の上端縁に一体に形成された外方に突出するフランジ部と、前記短軸筒状体の外側面にその周方向全体に亘って外方に張り出して一体に形成されて、前記投入口の周壁によって屈曲して前記周壁を圧着するリング状のフィン部とを有することを特徴とする廃棄物収納容器。
  3. 請求項1記載の廃棄物収納容器において、
    前記収納容器本体が、底板、側板及び天板を含む部品を組み立てて構成されていることを特徴とする廃棄物収納容器。
  4. 請求項3記載の廃棄物収納容器において、
    対向する前記側板相互に掛け渡されたシャフトでこれらの側板相互が固定されていることを特徴とする廃棄物収納容器。
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