JP3993778B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、濡れた手を乾燥させる手乾燥装置に関するものであり、特に乾燥過程で発生する菌類や塵埃等を手の挿入口から外部へ排出させない衛生的な手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、洗浄後の濡れた手の乾燥を行う上で使用されている装置として、濡れ手を装置に設けられた開口より挿入して、装置内部にて濡れ手に対して送風や加温を行うことで、手に付着した水分を吹き飛ばすとともに蒸発させて乾燥させるようにしている。
【0003】
このような装置においては、手を乾燥させる際、手に吹き付けられた空気が手を挿入している開口より外部に流出し、室内へ汚染空気が排出されてしまうという問題を有していた。
【0004】
上記手乾燥装置の問題点を改善するために特開2000−308598号に示された手乾燥装置は空気吹出しノズルからの吹出し空気を本体ケース内部で循環させ、手乾燥室内部を陰圧とすることにより、汚染空気の外部への流出を防止することを特徴とする手乾燥装置であるが評価の結果、外部飛散防止としては不十分であった。
【0005】
また、手乾燥装置の使用頻度が高い場合には、手から除去された水分が装置内に残留する量が多く、このため装置内部は乾燥せずに濡れた状態であることが多くあり、このような状態の手乾燥装置内部に手を挿入した場合には、装置内に残留して汚染されている水分が手に付着するという問題があった。
【0006】
さらに、前記のように手乾燥装置の内部に汚染された水分が残留すると、時間の経過と共に水分中の菌などが増殖してしまい、手乾燥装置内部の手乾燥室が汚染されて、手乾燥室内部に手を挿入した場合には手が汚染されてしまうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記問題点に鑑みて、手乾燥装置を利用している人の衣類や顔及び手乾燥装置を設置している環境への菌類や微塵等の飛散を防止するとともに、濡れた手から除去された水滴を手乾燥室に滞留させず排水容器に排出することによっって、手を挿入した場合に手乾燥室内の水分が付着して手が汚染される危険を防止し、さらに、手乾燥装置内で水が長時間残留することで発生する菌類の増殖を抑制して、手乾燥装置を清潔に保つことを可能とするものである。
【0008】
開口よりなる手挿入口を上方に有し、内部にボックス型の手乾燥室を有し、該手乾燥室には少なくとも空気を噴出することによって手の乾燥する手乾燥手段を配置してなる手乾燥装置において、前記手挿入口を形成する四方の端部手乾燥室の内周方向であるとともに手乾燥室の略中心方向へ傾斜するように張り出した壁を設けることによって菌類や塵埃等が外部に飛散することを防止するとともに手乾燥室内の空気の循環流路として機能する飛散防止手段を形成し、前記手乾燥手段は空気を噴出することによって手の乾燥を行う空気噴出乾燥手段と、手を加温することによって手の乾燥を行う加温乾燥手段とから構成され、前記手乾燥室の内部には、手の乾燥のために使用された空気と手より除去された水分とを吸引する吸引手段を配置するとともに、該吸引手段によって排気及び/又は排水を手乾燥室から排出するための排出口を配置し、前記手乾燥室の床面を前記手挿入口から前記排出口まで傾斜するとともに、前記手挿入口から前記排出口へ向かうに従って徐々に狭まっているように構成した。手挿入口を形成する四方の端部を手乾燥室の内周方向であるとともに手乾燥室の略中心方向へ傾斜するように張り出した壁を設けることによって菌類や塵埃等が外部に飛散することを防止するとともに手乾燥室内の空気の循環流路として機能する飛散防止手段を形成したことによって、手乾燥室内の空気流が手挿入口付近で勢い余って漏れ出すことを抑制して、前記飛散防止手段が手乾燥室の内部で手を乾燥させた汚染空気を手乾燥室にのみ循環させて、シンプルな構成によって、使用者の衣服や顔及び手乾燥装置を設置している環境への菌類や微塵等の飛散を効果的に防止することが可能である。
【0009】
また、空気を噴射する空気噴出ノズルによる空気噴出乾燥手段と、ハロゲンランプヒータと反射板等による加温乾燥手段によって手乾燥手段を構成することにより、前記空気噴出ノズルより噴射された空気によって手乾燥室に挿入された使用者の手に付着した水分を吹き飛ばし、手表面に微量に残る水分を前記加温乾燥手段の熱によって気化、乾燥させることができ、空気噴出ノズルのみによる乾燥よりも確実に手の乾燥を行うことが可能であるとともに、前記の加温乾燥手段にはハロゲンランプヒータと反射板を使用することで手表面の除菌を行うことも可能である。
【0010】
手乾燥室の内部には空気を噴射するノズルが配置されているが、手乾燥室の下方には、手に対して噴射されて乾燥を行った空気と空気によって手から吹き飛ばされた水分を手乾燥室から排出する排出口を設け、該排出口は前記手乾燥室から排気及び/又は排水を吸引する吸引手段に連通されている。また、手乾燥室の形状は手挿入口から排出口までの手乾燥室の内壁は徐々に狭まって形成されるとともに、手乾燥室の床面は手挿入口から排出口まで傾斜させて形成する。これにより、手乾燥室の内部で手より吹き飛ばされた水分及び汚染空気は、手乾燥室の内部に長時間滞留することなく、速やかに排出することが可能であり、手乾燥室の内部を清潔に保つことを可能とするものである。
【0011】
前記手乾燥室の内部より排出口を流通して排出された排気及び/又は排水はともにダクト経路を通過し、排水は水受け部によって保持される。前記水受け部に保持された排水は加温されることにより蒸発し、手乾燥装置の内部を乾燥した状態とすることが可能であり、従来の手乾燥装置において手乾燥室の内部に水分が残留していた際に生じていた、装置内部の残留水中で菌類が増殖するという問題を解決することが可能である。
【0012】
また、前記手乾燥室の内部より排出された排気は、ダクト経路を通過し、前記水受け部を経由して粗フィルタを通過した後に前記吸引手段に導かれ、吸引手段を通過して高性能フィルタを通過することによって清浄化される。清浄化された空気の一方はダクトを経由して前記空気噴出ノズルに導かれ、使用者の手に付着した水分を吹き飛ばすための空気として再利用される。他方の清浄化された空気は、前記ダクトの途中より分岐して設置された排気用ノズルからハロゲンランプヒータ等よりなる前記発熱手段に対して排出され、このことによってハロゲンランプヒータ及び反射板を冷却することが可能であり、前記手乾燥室の温度上昇を防止することが可能である。
【0013】
ハロゲンランプヒータ等からなる前記発熱手段を冷却した空気は、温度が上昇して温風化されており、該温風を前記水受け部に吹き付けられることを加温手段として、前記水受け部を加温することが可能であり、前述の通り、水受け部に保持されている排水を蒸発させて、手乾燥装置を清潔に保つことが可能である。
【0014】
また、前記水受け部に電気ヒータを設置して、該電気ヒータによって前記水受け部の加温を行うことで加温手段とすることも可能であり、これによって前記水受け部の乾燥が促進されて、手乾燥装置を清潔に保つことが可能である。尚、水受け部の加温手段として、ハロゲンランプヒータ等からなる前記発熱手段を冷却した空気を利用した加温手段と電気ヒータによる加温手段の両方を設けても良いが、十分な効果が得られるならば一方の加温手段のみを設置して使用して省エネやコストの削減に努めることも可能である。
【0015】
前記加温乾燥手段を長時間使用した場合には、前記手乾燥室において前記加温乾燥手段を設置した近傍が異常に加熱されてしまう危険が生じるが、本発明においては前記加温乾燥手段の最長加温時間を前記吸引手段または前記空気噴出乾燥手段の最長駆動時間よりも短く設定したことによって、前記加温乾燥手段の近傍の異常加熱を防止することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を表す概要正面図であり、図2は本発明の実施例を表す概要側面図であり、図3は飛散防止壁を設置していない場合の手乾燥室の内部における風の流を説明する簡略側面図であり、図4は手乾燥室の風の流れを説明する正面断面図であり、図5は手乾燥室の風の流れを説明する側面断面図であり、図6は本発明の制御内容を説明するフローチャートである。
【0017】
図1、2に示した手乾燥装置1は、トイレの洗面所等の垂直な壁面及び床等に固定される。本発明の構成は、開口よりなる手挿入口2を上方に有し、内部にボックス型の手乾燥室3を有し、該手乾燥室3には少なくとも空気を噴出することによって手の乾燥する手乾燥手段を配置してなる手乾燥装置1において、菌類や塵埃等が外部に飛散することを防止するとともに手乾燥室内の空気の循環流路として機能する飛散防止手段を、前記手挿入口2を形成する四方の端部手乾燥室3の内周方向であるとともに手乾燥室3の略中心方向へ傾斜するように張り出した壁を飛散防止壁5として設置したような構成とした。このような構成とすることによって、手乾燥室3の内部の空気流が手挿入口2付近で勢い余って漏れ出すことを抑制して、手乾燥室の内部で手を乾燥させた汚染空気を手乾燥室にのみ循環させて、シンプルな構成によって、使用者の衣服や顔及び手乾燥装置を設置している環境への菌類や微塵等の飛散を効果的に防止することが可能である。
【0018】
また、前記手乾燥手段は空気を噴射する空気噴出ノズル13、14を設置するとともに、ハロゲンランプヒータ20、21と反射板18,19による発熱手段を設置するような構成とした。このような場合には、前記空気噴出ノズル13、14より噴射された空気によって手乾燥室3に挿入された使用者の手に付着した水分を吹き飛ばし、手表面に微量に残る水分を前記加温乾燥手段の熱によって気化、乾燥させることができ、空気噴出ノズル13、14のみによる乾燥よりも確実に手の乾燥を行うことが可能であるとともに、前記の加温乾燥手段にはハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19を使用することで手表面の除菌を行うことも可能である。
【0019】
手乾燥室3の内部には空気噴出ノズル13、14が配置されているが、手乾燥室3の下方には、手に対して噴射されて乾燥を行った空気と空気によって手から吹き飛ばされた水分を手乾燥室3から排出する排出口4を設け、該排出口4は前記手乾燥室3から排気及び/又は排水を吸引する吸引手段に連通されている。また、手乾燥室3の形状は手挿入口2から排出口4までの手乾燥室3の内壁が徐々に狭まって形成されるとともに、手乾燥室3の床面6は手挿入口2から排出口4までを傾斜させて形成する。これにより、手乾燥室3の内部で手より吹き飛ばされた水分及び汚染空気は、手乾燥室3の内部に長時間滞留することなく、速やかに排出することが可能であり、手乾燥室3の内部を清潔に保つことを可能とするものである。
【0020】
前記手乾燥室3の内部より排出口4を流通して排出された排気及び/又は排水はともにダクト経路8を通過し、排水は水受け部7によって保持される。前記水受け部7に保持された排水は加温されることにより蒸発し、手乾燥装置1の内部を乾燥した状態とすることが可能であり、従来の手乾燥装置1において手乾燥室3の内部に水分が残留していた際に生じていた、装置内部の残留水中で菌類が増殖するという問題を解決することが可能である。
【0021】
また、前記手乾燥室3の内部より排出された排気は、ダクト経路8を通過し、前記水受け部7を経由して粗フィルタ11を通過した後に整流子ブロア9、10からなる前記吸引手段に導かれ、該整流子ブロア9、10を通過して高性能フィルタ12を通過することによって清浄化される。清浄化された空気の一方はダクト23、24を経由して前記空気噴出ノズル13、14に導かれ、使用者の手に付着した水分を吹き飛ばすための空気として再利用される。他方の清浄化された空気は、前記ダクト23、24の途中より分岐して設置された排気用ノズル15、16からハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19よりなる前記発熱手段に対して排出され、このことによってハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19からなる前記加温乾燥手段を冷却することが可能であり、前記手乾燥室3の温度上昇を防止することが可能である。
【0022】
ハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19からなる前記加温乾燥手段を冷却した空気は、温度が上昇して温風化されており、該温風を前記水受け部7に吹き付けることを加温手段として前記水受け部7を加温することが可能であり、前述の通り、水受け部7に保持されている排水を蒸発させて、手乾燥装置1を清潔に保つことが可能である。
【0023】
また、前記水受け部7に電気ヒータ28を設置して、該電気ヒータ28によって前記水受け部7の加温を行うことで加温手段とすることが可能であり、これによって前記水受け部7の乾燥が促進されて、手乾燥装置1を清潔に保つことが可能である。尚、本実施例では電気ヒータ28による加温手段とハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19からなる加温乾燥手段を冷却した空気を利用した加温手段の両方を採用したが、どちらか一方を設置して水受け部7の加温を行っても良く、例えば、外部への排気を水受け部7の近傍以外の場所に設けたい場合には電気ヒータ28による加温手段のみを採用することも可能であり、また、ハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19からなる加温乾燥手段を冷却した空気を利用した加温手段のみで十分効果が得られる場合は、コストダウン等、省エネ等のために、ハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19からなる加温乾燥手段を冷却した空気を利用した加温手段のみを採用しても良い。
【0024】
さらに、ハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19よりなる前記加温乾燥手段を長時間使用した場合には、前記手乾燥室3においてハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19よりなる前記加温乾燥手段を設置した近傍が異常に加熱されてしまう危険が生じるが、本発明においてはハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19よりなる前記加温乾燥手段の最長加温時間を整流子ブロア9、10からなる前記吸引手段または空気噴出ノズル13、14からなる前記空気噴出乾燥手段の最長駆動時間よりも短く設定したことによって、ハロゲンランプヒータ20、21と反射板18、19よりなる前記加温乾燥手段の近傍の異常加熱を防止することが可能である。
【0025】
本実施例においては、前記空気噴出ノズル13、14の噴出方向は手挿入方向22に対して約55〜65°内周側に傾斜した角度で吹き当たるように配置して、手に対して最も有効に水分を吹き飛ばすように構成している。また、手挿入口2の付近には手の挿入を検知する検出器17と制御装置27を配置する。
【0026】
【作用】
先ず、手乾燥装置に電源を投入すると手の挿入を検知する検知器17が検知可能な状態になる。その後、洗浄後の濡れた手を手挿入口2から手乾燥室3へ挿入し、それを検知器17が検知し整流子ブロア9、10及びハロゲンランプヒータ20、21、電気ヒータ28が起動し整流子ブロア9、10は水受け部7の空間の空気を粗フィルタ11を介して吸入し、高性能フィルタ12へ吐出する。高性能フィルタ12でろ過され清浄化した空気はダクト23、24を通過して空気噴出ノズル13、14に圧送され手乾燥室3へ噴出される。清浄化された空気を洗浄後の濡れた手に噴出することにより手の表面に付着した水滴は手乾燥室3から排出口4へ吸引される。また手表面に微量に残る水滴をハロゲンランプヒータ20、21にて気化、乾燥させる。上記のように整流子ブロア9、10や空気噴出ノズル13、14の駆動が長時間に及ぶと、前記ハロゲンランプヒータ20、21は予め設定された時間が経過すると点灯を停止して、前記ハロゲンランプヒータ20、21の近傍の異常な加熱を防止する。なおハロゲンランプヒータ20、21の熱により加温された反射板18、19は排気用ノズル15、16から噴出される空気により冷却される。
【0027】
また、空気噴出ノズル13、14からの空気流は手の水滴を除去した後、水滴と共に排出口4へと吸引されるが手乾燥室3の中で図4、5に示すごとく気流の渦が発生するため、一部手乾燥室3の壁を伝って手挿入口2へ移動する。しかし手乾燥室3の内周側に向けて張り出した飛散防止壁5を四方に設置することにより風向を変え、外部への流出を抑制する。このようにして手乾燥室3の空気及び水滴は排出口4へ回収される。
【0028】
また排出口4から回収された空気と水はダクト経路8を通過し水受け部7に移動する。その後、慣性力により水と空気が分離され水は水受け部に残り、空気は粗フィルタ11を介して整流子ブロア9、10へ吸入される。また、水受け部7に残留する水はハロゲンランプヒータ20、21及び反射板18、19の冷却にて加温された空気により加温され乾燥する。なお水受け部7を加温した空気は外気に連通する排気口25、26を通じて外部に排出される。また、水受け部7の底面には電気ヒータ28が設置されており、この電気ヒータ28の加熱により、さらに手乾燥装置1の内部を乾燥し菌類の増殖を抑制する。
【0029】
【発明の効果】
本発明の手乾燥装置は、前述の如く、手挿入口を形成する四方の端部を手乾燥室の内周方向であるとともに手乾燥室の略中心方向へ傾斜するように張り出した壁を設けることによって菌類や塵埃等が外部に飛散することを防止するとともに手乾燥室内の空気の循環流路として機能する飛散防止手段を形成したことによって、手乾燥室内の空気流が手挿入口付近で勢い余って漏れ出すことを抑制して、前記飛散防止手段が手乾燥室の内部で手を乾燥させた汚染空気を手乾燥室にのみ循環させて、シンプルな構成をもって、使用者の衣服や顔及び手乾燥装置を設置している環境への菌類や微塵等の飛散を効果的に防止することが可能である。
【0030】
また、手乾燥室の形状を内周方向に向かって狭まった形状とするとともに、手乾燥室の床面を排出口の方向に傾斜を形成したことによって、手乾燥室の内部に汚染された空気や水分が長期間残留することを防止して、手乾燥室を清潔な状態に保つことを可能とする。
【0031】
さらに、排水を保持する水受け部を配置し、該水受け部を加温することによって、保持していた排水を蒸発、乾燥して、手乾燥装置をより清潔な状態に保つこと可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表す概要正面図。
【図2】本発明の実施例を表す概要側面図。
【図3】飛散防止壁を設置していない場合の手乾燥室の内部における風の流を説明する簡略側面図。
【図4】手乾燥室の風の流れを説明する正面断面図。
【図5】手乾燥室の風の流れを説明する側面断面図。
【図6】本発明の制御内容を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 手乾燥装置本体
2 手挿入口
3 手乾燥室
4 排出口
5 飛散防止壁
6 床面
7 水受け部
8 ダクト経路
9 整流子ブロア
10 整流子ブロア
11 粗フィルタ
12 高性能フィルタ
13 空気噴出ノズル
14 空気噴出ノズル
15 排気用ノズル
16 排気用ノズル
17 検出器
18 反射板
19 反射板
20 ハロゲンランプヒータ
21 ハロゲンランプヒータ
22 手挿入方向
23 ダクト
24 ダクト
25 排気口
26 排気口
27 制御装置
28 電気ヒータ

Claims (1)

  1. 開口よりなる手挿入口を上方に有し、内部にボックス型の手乾燥室を有し、該手乾燥室には少なくとも空気を噴出することによって手の乾燥する手乾燥手段を配置してなる手乾燥装置において、
    前記手挿入口を形成する四方の端部手乾燥室の内周方向であるとともに手乾燥室の略中心方向へ傾斜するように張り出した壁を設けることによって菌類や塵埃等が外部に飛散することを防止するとともに手乾燥室内の空気の循環流路として機能する飛散防止手段を形成し、
    前記手乾燥手段は空気を噴出することによって手の乾燥を行う空気噴出乾燥手段と、手を加温することによって手の乾燥を行う加温乾燥手段とから構成され、前記手乾燥室の内部には、手の乾燥のために使用された空気と手より除去された水分とを吸引する吸引手段を配置するとともに、該吸引手段によって排気及び/又は排水を手乾燥室から排出するための排出口を配置し、前記手乾燥室の床面を前記手挿入口から前記排出口まで傾斜するとともに、前記手挿入口から前記排出口へ向かうに従って徐々に狭まっているように形成したことを特徴とする手乾燥装置。
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