JP6840122B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機、より具体的にはハンディ型の電気掃除機に関する。
従来、布団、絨毯、ソファー等に付いているダニ等の害虫を駆除するため、電気掃除機から被掃除面に対し熱風を吹き付ける技術が知られている。このような技術は、例えば、特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1には、電気掃除機のヘッド部材の吸い込み開口部の周辺に電熱器及び送風ファンを取り付け、電熱器によって熱せられた空気を送風ファンで吹き出し口から布団や絨毯に送り込み、ノミやダニ等の害虫や微生物を熱風で殺し、その死骸などをヘッドの吸い込み開口部より吸引する技術が開示されている。
特許文献2には、電気掃除機ではないが、害虫等駆除装置が開示されている。この害虫等駆除装置は、床面等の一部を覆うことの可能なカバーと、このカバー内の空気を吸引口から吸引すると共に吹出口から前記カバー内へ吹き出すための送風機と、吸引口から吹出口に至る空気を清浄する集塵具と、吹出口から吹き出される空気を加熱するためのヒーターとを備えている。
特許文献3には、電気掃除機の排気口に嵌入された排気ホースから、電動送風機の高温排気を、密閉された通気性がない布団乾燥袋に排出し、害虫を死滅させる技術が開示されている。
特許文献4には、ハンディ型電気掃除機が開示されている。このハンディ型電気掃除機は、被掃除面に直接対向する吸込口が掃除機本体の下面部に設けられている。掃除機本体内には、集塵フィルターが内蔵された集塵室、集塵室にその吸気側が連通するように電動送風機が設けられている。そして、掃除機本体には、電動送風機の排気側と吸込口とを連通させる還流風路が設けられている。また、掃除機本体の下面には、電気掃除機の排気側と還流風路とを連通するスリット状の排気口が設けられている。また、還流風路には、排気口と対向する部分には切欠部が形成されており、該切欠部を選択的に開閉する切換開閉板が設けられている。特許文献4のハンディ型電気掃除機では、電動送風機の駆動により塵埃が空気とともに吸込口から吸い込まれ、集塵室の集塵フィルターにて捕捉される。集塵フィルターを通過した空気は電動送風機に吸い込まれる。電動送風機からの排気風は排気口を通過する。
切換開閉板によって切欠部が閉塞されているとき、電動送風機からの排気風は、外部に排出されず、還流風路を介して吸込口へ還流し、被掃除面へ吹き付けられる。そして、排気風の一部は、集塵室、電動送風機へ再び吸い込まれ、その結果、掃除機本体において、吸込口、集塵室、電動送風機、及び還流風路を繰り返し巡る還流気流が生じる。そして、発熱する電動送風機を空気が繰り返し通過することによって、循環気流の温度が上昇する。このように加熱された排気風が還流風路から吸込口を介して被掃除面に吹き付けられることによって、被掃除面にいる害虫が駆除されつつ吸い込まれて集塵室内に捕捉される。
特許文献5及び6には、ふとん等を掃除対象としたハンディ型の電気掃除機が開示されている。
特許文献5には、主に、紫外線ランプが設けられた殺菌装置を備えた電気層掃除機が開
示されている。
また、特許文献6には、主に、掃除対象物に打撃を与えて掃除対象物から異物を脱落させる埃叩きと、回転するように掃除機本体に装着され掃除対象物から異物を引き離す円筒状ブラッシュと、を備えた電気掃除機が開示されている。特許文献6に開示された電気掃除機では、埃叩き及び円筒状ブラッシュを作動させるための駆動力を提供する駆動源が単一になっている。
また、特許文献7〜9には、電気掃除機に用いられる回転ブラシが開示されている。
特開2005−312470号公報(2005年11月10日公開) 特開2000−116576号公報(2000年 4月25日公開) 特開平5− 3840号公報(1993年 1月14日公開) 特開平3−162812号公報(1991年 7月12日公開) 特表2008−543356号公報(2008年12月 4日公表) 特開2014−128548号公報(2014年 7月10日公開) 特開平3−158126号公報(1991年 7月 8日公開) 特開2000−217753号公報(2000年 8月 8日公開) 特開2000−14605号公報(2000年 1月18日公開)
しかしながら、上述の従来技術、特に特許文献4に開示された技術には、以下の問題がある。
特許文献4に開示された技術では、還流気流が、吸込口、集塵室、電動送風機、及び還流風路を過度に循環することによって、過度に加熱することになる。このような過度に加熱された排気風が掃除機内を循環することにより、電動送風機等の温度が上昇してしまい、掃除機の安全性や信頼性が損なわれる。
また、特許文献4に開示された技術では、加熱された排気風が吸込口を介して被掃除面に吹き付けられるので、加熱された排気風が被掃除面に当る前に吸込口から掃除機内部に吸引されるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、吸込口と排気口との間の排気風の過度の循環を防止することが可能な電気掃除機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気掃除機は、
掃除対象物に対向する底面に設けた吸込口と、
上記吸込口を介して空気を内部に吸引する電動送風機と、
上記吸込口から吸引された空気を外部に排出する外部排出口と、
上記吸込口に設けられた回転ブラシと、を備え、
上記電動送風機により、吸引された空気を加熱し、加熱された空気を上記外部排出口から上記掃除対象物へ吹き付ける電気掃除機であって、
上記外部排出口は、上記吸込口が掃除対象物に近接対向した状態で、上記掃除対象物との間に空間を隔てて対向する底面に配置され、
上記掃除対象物を掃除する際に、上記吸込口から空気を吸引しながら、上記外部排出口から上記掃除対象物へ向かって空気を排出し、
上記回転ブラシは、回転駆動により上記掃除対象物から塵埃を掻き上げるブラシ部材と、上記回転駆動により上記掃除対象物を叩打する叩き部材と、を有し、
上記叩き部材を駆動し上記叩き部材により上記掃除対象物を叩打しながら、上記吸込口から空気を吸引することを特徴とする
本発明の一態様によれば、掃除対象物を叩打することによって、ダニ等の害虫が掃除対象物から遊離し、効率的に、ダニ等の害虫を掃除機本体へ吸い込むことができる。
本発明の実施形態1に係る電気掃除機の外観を示す外観図である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機を前側から見た正面図である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機を下面側から見た下面図である。 図3におけるA−A断面図である。 図5におけるB−B断面図である。 図5におけるC−C断面図である。 図6におけるD−D断面図である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機の回路基板収容部の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機の集塵カップにおける、ユーザに対してごみ溜まりを示す「ゴミ満量」のラインの好ましい位置を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機における、回転ブラシ駆動モータ、回転ブラシ、及び電動送風機の位置関係を示す断面図である。 図1に示す電気掃除機1の変形例を示し、(a)は側面図であり、(b)は底面図であり、(c)は前側から見た正面図である。 本発明の実施形態2に係る電気掃除機の回転ブラシの構成を示し、(a)は側面図であり、(b)は斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態2に係る電気掃除機の回転ブラシの構成の一例を示す断面図であり、(b)は(a)と異なる構成を有する回転ブラシを示す断面図であり、(c)は(a)及び(b)と異なる構成を有する回転ブラシを示す断面図である。る。 図15の(b)に示す叩き部材の、ブラシ部材から取り外したときの構成を示す側面図である。 本発明の実施形態3に電気掃除機における吸込ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図1に示す電気掃除機を搭載する収納台単体の構成(本発明の実施形態4)を示し、(a)は、斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面図であり、(d)は上面図である。 図18に示す収納台に図1に示す電気掃除機を搭載した状態を示し、(a)は、斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は正面図であり、(d)は上面図である。 本発明の実施形態5に係る電気掃除機の構成を示し、(a)は、下面側から見た下面図であり、(b)は、断面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る電気掃除機1の外観を示す外観図である。図2は、図1に示した電気掃除機1の構成を示す側面図である。図3は、図1に示した電気掃除機1を前側から見た正面図である。図4は、図1に示した電気掃除機1を下面側から見た下面図である。図5は、図3におけるA−A断面図である。また、図6は、図5におけるB−B断面図である。図7は、図5における
C−C断面図である。また、図8は、図6におけるD−D断面図である。図9は、本実施形態に係る電気掃除機1の構成を示す分解斜視図である。
図1〜図9に示されるように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体100と集塵装置200と、を備えている。掃除機本体100は、外観が略円盤状に形成されている。また、集塵装置200は、掃除機本体100に着脱可能に設けられている。また、掃除機本体100には、L字状の操作ハンドル300が設けられている。この操作ハンドル300は、ハンドル本体310とハンドル本体310を覆うハンドルカバー320とから構成されており、掃除機本体100の頂部から集塵装置200と反対方向へ向かって屈曲して設けられている。電気掃除機1を用いて布団等の掃除対象物を掃除するに際し、ユーザは、操作ハンドル300を介して電気掃除機1を、例えば図5に示す矢印Xの方向に移動する。ここで、掃除機本体100における集塵装置200側を前側とし、その反対側を後側とする。
(掃除機本体100)
掃除機本体100の外観を構成する筐体ユニット120は、上部の錐面を構成する上部筐体121と、下部の錐面を構成する下部基体122と、集塵装置200を保持する保持筐体123と、上側頂部の外観を構成する第1頂部筐体124及び第2頂部筐体125と、を備えている。第1頂部筐体124は、操作ハンドル300及び集塵装置200に連結している。第1頂部筐体124と集塵装置200との連結部分には、着脱ボタン126が設けられている。この着脱ボタン126を操作することにより、集塵装置200を、掃除機本体100から脱離する、あるいは掃除機本体100に装着することが可能になる。集塵装置200は、掃除機本体100の錐面部分に露出した状態で、掃除機本体100に対して着脱可能に取り付けられている。また、第2頂部筐体125には、電気掃除機の現在の状態(例えば、運転中、停止中など)を表示する表示部125aが設けられている。
また、掃除機本体100は、下部基体122の前側部分に取り付けられた吸込ユニット20を備えている(図9参照)。この吸込ユニット20は、筐体ユニット120から脱着可能になっている。また、掃除機本体100の下部基体122の後側部分には、掃除機本体100内を通過した空気を外部へ排出する外部排出口3が形成されている。吸込ユニット20は、布団等の掃除対象物についた塵埃を空気とともに吸い込むためのユニットであり、回転ブラシ4が収容されている。回転ブラシ4は、布団等の掃除対象物の表面から、塵埃またはダニなどの害虫を掻き出すためのものである。また、外部排出口3は、吸込ユニット20から掃除機本体100内部へ吸い込まれた空気を外部へ排出するための開口である。
また、掃除機本体100の下部基体122には、仕切壁21cが設けられている。この仕切壁21cは、吸込口としての開口部21aと外部排出口3との間を仕切るように、下部基体122の底面に対し立設している。
吸込ユニット20は、回転ブラシ4及びローラー16を収容するブラシ筐体21を備えている。ブラシ筐体21には、回転ブラシ4が露出するように、開口部21a、及びリブ21bが設けられている。開口部21aは、電気掃除機1の吸込口として機能する。開口部21aは、その構成する側壁に囲まれた形状が、電気掃除機1の移動させる方向と直交する方向に延びる矩形形状をなしている。また、リブ21bは、前方へ向かって複数形成されており、電気掃除機1の移動方向を前方へ案内するものである。
また、吸込ユニット20は、ブラシ筐体21内部に、回転ブラシ4の回転軸を支持するラッチ22a及び22bを備えている。このラッチ22a及び22bによって、回転ブラシ4は、その回転軸の方向が前後方向と垂直になるように支持される。
また、ローラー16、並びにローラー17a及び17bは、掃除対象物に接触し、掃除機本体100の移動を補助するものである。ローラー16は、下部基体122に収容されている。また、ローラー17a及び17bは、ブラシ筐体21のローラー収容部21dに収容されている。ローラー16、並びにローラー17a及び17bは、その回転軸の方向が前後方向と垂直になるように支持される。
掃除機本体100は、筐体ユニット120内部に、ノズルパイプ5、電動送風機ユニット60、排気フィルター7、本体回路基板8(回路基板)、PCI(プラズマクラスター:登録商標)ユニット9、光センサー部10、回転ブラシ駆動モータ14、及びLEDユニット15を備えている。
ノズルパイプ5は、集塵装置200における集塵カップ210の流入口210aと、吸込ユニット20とを中継する管である。ノズルパイプ5は、パッキン5aを介して、下部基体122の開口部122aに設けられている。吸込ユニット20は、開口部122aを介してノズルパイプ5と連通している。また、集塵装置200は、集塵カップ210の流入口210a及び保持筐体123を介して、ノズルパイプ5と連通している。
ここで、集塵装置200は、集塵カップ210の流入口210aが下向きに配されるように、掃除機本体100に搭載される。それゆえ、集塵カップ210に集塵された塵埃などが流入口210a及びノズルパイプ5を介して開口部122aに逆流するおそれがある。本実施形態に係る電気掃除機1では、このような塵埃の逆流を防止するため、パッキン5aに可撓性材料で構成された逆流防止弁が設けられている(不図示)。
電動送風機ユニット60は、電動送風機61と、電動送風機61を収納するファンカバー62と、第1防振部材63と、第2防振部材64と、温度センサー65と、底部カバー部材66と、備えている。ファンカバー62内部で、電動送風機61は、その回転軸が水平面に対して傾斜するように配置されている。第1防振部材63及び第2防振部材64は、電動送風機61の回転軸方向の両端部に設けられており、ゴム等の弾性材料からなる。また、温度センサー65は、ファンカバー62内部の温度を検知するものである。なお、温度センサー65は、電動送風機ユニット60に配置されているが、温度センサー65の配置は、この配置に限定されない。例えば、温度センサー65は、後述する本体回路基板8やIR基板11に配置されていてもよい。
電動送風機61は、回転軸心位置に、吸気口61a及び排気口61bを有する通気通路61cが形成されている。吸気口61aは、電動送風機61における上側の回転軸心位置に形成されており、排気口61bは、電動送風機61における側面の位置に形成されている。
ファンカバー62は、電動送風機61の上部を覆う吸気ダクト部材67と、吸気ダクト部材67と接合する排気ダクト部材68とを有している。吸気ダクト部材67は、電動送風機61の吸気口61aと連通する上流側通気口67aを有する。上流側通気口67aは、吸気ダクト部材67における集塵装置200と対向する部分に形成されている。吸気ダクト部材67の上側には、第1頂部筐体124及び第2頂部筐体125が配置されている。
また、底部カバー部材66には爪部が形成されている。底部カバー部材66は、この爪部が排気ダクト部材68の底部に引っ掛かることによって、排気ダクト部材68の底部を被覆する。
また、排気ダクト部材68は、電動送風機61を収容する電動送風機収容部68aと、本体回路基板8を収容する回路基板収容部68b(基板収容部)と、を有している。また、電動送風機収容部68aには、電動送風機61の側面に形成された排気口61bと連通する下流側通気口68cが設けられている。この下流側通気口68cには、排気フィルター7が嵌め込まれている。
本体回路基板8は、電動送風機61や回転ブラシ4等の各種部材の動作を制御する制御部として機能する。また、本体回路基板8は、CPUやRAM,ROMなどの制御機器を有しており、電気掃除機1を統括的に制御する。具体的には、本体回路基板8では,CPUがROMに記憶された制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
また、回路基板収容部68bは、電動送風機収容部68aの側面に形成されている。本体回路基板8は、回路基板収容部68b内に収容され、本体回路基板カバー8aによって閉塞される。ここで、電動送風機収容部68aと回路基板収容部68bとは、連通している。図10は、回路基板収容部68bの構成を示す分解斜視図である。
図10に示されるように、回路基板収容部68bには、上流側通気口68d、下流側通気口68e、及び案内リブ68fが設けられている。上流側通気口68d及び下流側通気口68eは、案内リブ68fの一部を挟むように設けられている。
案内リブ68fは、回路基板収容部68bにおける上流側通気口68d及び下流側通気口68eが形成された面に対して立設しており、上流側通気口68d及び下流側通気口68eの間を延びる立設部68gを有している。また、案内リブ68fは、立設部68gに対して折れ曲がって形成された68hを有している。
回路基板収容部68bは、上流側通気口68d及び下流側通気口68eを介して、電動送風機収容部68aと連通している。電動送風機61の通気通路61cを通過する空気の一部は、上流側通気口68dを介して回路基板収容部68bに流入し、下流側通気口68eを介して電動送風機収容部68aへ流出する。案内リブ68fは、上流側通気口68dを介して流入した空気が本体回路基板8全体に当るように、空気の流路Z2を規定するリブである。
電動送風機ユニット60は、下部基体122における外部排出口3側に形成されたスペースに配置されている。電動送風機ユニット60は、排気ダクト部材68の下流側通気口68cに嵌め込まれた排気フィルター7が、外部排出口3側に位置するように配置されている。
PCIユニット(イオン発生器)9は、排気フィルター7の下側に配置されている。このPCIユニット9は、図示しない電極を有し、この電極は排気フィルター7と外部排出口3との間の空間内に突出している。PCIユニット9は電極を印加し、PCI(正負イオン)を排気フィルター7と外部排出口3との間の空間内に発生させる。PCIユニットから発生したPCIは、電動送風機ユニット60から排出される空気によって、外部排出口3から外部へ排出される。これにより、布団等の掃除対象物の脱臭効果が促進する。
光センサー部10は、電気掃除機1の掃除対象物を検知するセンサーであり、掃除機本体100の底部と掃除対象物との接触を検知する。具体的には、ユーザが電気掃除機1を用いて掃除するに際し、光センサー部10は、開口部21a(吸込口)が布団等の掃除対象物から離間したときに検知するものである。この光センサー部10は、IR基板11、センサー遮光カバー12、及びセンサーレンズ13を備え、下部基体122の外部排出口3の近傍に設けられた第1収容部122bに収容されている。電気掃除機1では、光セン
サー部10の検知によって、例えば、表示部125aにて運転停止を報知する、回転ブラシ4の回転を停止する、あるいは回転ブラシ4の回転数を低くするといった制御がなされる。これによって、電気掃除機1が掃除対象物に離間したときのユーザの使用安全性を向上させることができる。また、光センサー部10は2個設置されている。ユーザが電気掃除機1を用いて布団等の掃除対象物の端部を掃除するに際し、布団等の掃除対象物から離間したときに2個の光センサー部10のうち1個が検知した場合であっても、上述の制御がなされてもよい。これにより、例えば、表示部125aにて運転停止を報知するといった制御がなされる場合、電気掃除機1から排気される温風が有効に利用されない状態を回避することができるという効果を奏する。
回転ブラシ駆動モータ14は、吸込ユニット20に収容されている回転ブラシ4を駆動するモータである。回転ブラシ駆動モータ14は、下部基体122における第2収容部122c内に収容され回転ブラシ駆動モータカバー14aによって閉塞されている。ここで、回転ブラシ4を収容する吸込ユニット20には、回転ブラシ駆動モータ14が収容されていない。電気掃除機1では、水洗いが困難な回転ブラシ駆動モータ14が吸込ユニット20とは別の箇所に収容されるとともに、回転ブラシ4を収容する吸込ユニット20が取り外し可能になっている。それゆえ、吸込ユニット20を取り外すことにより電気掃除機1の吸込口近傍部分の水洗いが可能になる。このように吸込ユニット20を備えた構成は、例えばハンディタイプ掃除機において、吸込口を清潔に保つ上で特に有効な構成である。
LEDユニット15は、電気掃除機の現在の状態を表示する表示部125aに光を照射する光源として機能する。LEDユニット15は、LED基板15a、LEDカバー15b、及びLEDレンズ15cを備えている。このLEDユニット15は、第2頂部筐体125の表示部125aの下側に配置されている。
また、掃除機本体100には、給電用のプラグ付き電源コード(不図示)が取り付けられている。しかし、本実施形態における掃除機本体100は、プラグ付き電源コードにより給電される構成に限定されず、例えば、予め充電されたバッテリにより給電される構成であってもよい。更に、バッテリが着脱可能であってもよい。
本実施形態に係る電気掃除機1では、掃除機本体100に内蔵された電動送風機61が作動されることによって、吸込ユニット20の開口部21aから吸気が行われる。そして、開口部21aから吸引された塵埃を含む空気は、集塵装置200に流入する。集塵装置200では、吸い込まれた空気から塵埃が遠心分離される。集塵装置200にて塵埃が分離された後の空気は、掃除機本体100に設けられた外部排出口3から外部へ排気される。
(集塵装置200)
以下、集塵装置200の構成について詳細に説明する。
集塵装置200は、集塵カップ210と、集塵カップ210を閉塞する上蓋ユニット220と、上蓋ユニット220を覆うカバー230と、を備えている。
集塵カップ210には、塵埃を含む空気を導入するための流入口210aが形成されている。集塵カップ210は、上部が開口されており、内部に、上蓋ユニット220が支持される。また、集塵カップ210と上蓋ユニット220とは連通している。
集塵カップ210内には、内筒部211及びダスト仕切部212が設けられている。内筒部211は、上蓋ユニット220と連通している。また、ダスト仕切部212は、内筒
部211における上蓋ユニット220と反対側に連結され、集塵カップ210の底部に当接して設けられている。
内筒部211は、後述する遠心分離部によるサイクロン分離後の空気を上蓋ユニット220へと通気するように構成されている。内筒部211は、上蓋ユニット220に連結する上側端縁211aと、遠心分離後の空気を通すための複数のスリット211bを有する胴部211cと、ダスト仕切部212と連結する下側端縁211dと、を有している。なお、胴部211cの外周にはメッシュ状の吸気側フィルターが巻き付けられている。
ダスト仕切部212は、中心孔を有する円板形のフランジ部212aと、大径筒部212bと、小径筒部212cと、を有する。大径筒部212bは、フランジ部212aの外周端から上方向及び下方向の両方向に突出して設けられている。また、小径筒部212cは、フランジ部212aの内周部から垂下して設けられている。また、小径筒部212cの下端部は、閉塞状態であり筒部が塞がれている。
上蓋ユニット220内には、つづら折り状(プリーツ)のフィルター等を有するフィルターユニットが収容されている。フィルターユニットの上部には、つづら折り状のフィルターに堆積した塵埃をフィルターから除塵するための除塵部220b、及び手動で除塵部220bを回転するための凸部220aが設けられている。上蓋ユニット220では、除塵部220bを凸部220aにより手動で回転することによって、つづら状のフィルターに堆積した塵埃を除塵する構成になっている。そして、除塵部220bによって除塵された塵埃は、落下し内筒部211に堆積する。内筒部211に堆積した塵埃は、ダスト仕切部212を取り外すことによって、廃棄することができる。
また、集塵装置200は、後述する遠心分離部によるサイクロン分離性能を維持しつつ、電気掃除機1の体積を小さくするため、鉛直方向に対して傾斜した姿勢で掃除機本体100に配置されている。また、電気掃除機1の主な掃除対象物として、布団が想定されている。布団から吸引される塵埃は、フローリングや絨毯等から吸引される塵埃と比較して、細かい粉状のものが多く存在する。このため、布団から吸引された塵埃は、集塵装置200にて、集塵カップ210の軸に対して傾斜した角度で堆積される。それゆえ、図11に示されるように、ユーザに対してごみ溜まりを示す「ゴミ満量」のラインは、集塵カップ210の外側表面に表示されている。そして、この「ゴミ満量」のラインは、集塵カップ210の軸Pに対して傾斜した角度で表示されていることが好ましい。
(電気掃除機1の動作)
本実施形態に係る電気掃除機1の動作について、以下に説明する。まず、ユーザは、電気掃除機1を用いて布団等の掃除対象物を掃除するに際し、操作ハンドル300を持って、掃除機本体100を手で支持する。そして、掃除機本体100の底面を掃除対象物に接地し、吸込ユニット20の開口部21a及び外部排出口3を掃除対象物に近接対向させる。電気掃除機1を操作すると、掃除機本体100に備えられた本体回路基板8(制御装置)は、電動送風機61及び回転ブラシ4の回転ブラシ駆動モータ14を作動させる。
回転ブラシ駆動モータ14が駆動すると、回転ブラシ4が回転する。そして、回転ブラシ4の回転によって、布団等の掃除対象物表面に存在する塵埃またはダニ等の害虫が掻き出される。
ここで、図12に示されるように、回転ブラシ駆動モータ14は、回転ブラシ4よりも前方に位置し、回転ブラシ4よりも後方に位置する電動送風機61と距離をおいて配置されている。これによって、電動送風機61から発生する熱が回転ブラシ駆動モータ14へ伝わりにくくなり、より安全に回転ブラシ駆動モータ14を運転させることができる。
また、電動送風機61を作動させると、開口部21aから塵埃含有空気が吸気される。開口部21aから吸気された塵埃含有空気は、図5の矢印で示す分離流路Yを経由して、ノズルパイプ5を介して、流入口210aから集塵装置200に流入し、上蓋ユニット220を通過し、集塵装置200から排出される。集塵装置200から排出された空気は、電動送風機61が収容されている電動送風機ユニット60へ吸引される。
集塵装置200では、集塵カップ210内のダスト仕切部212の上部にあるフランジ部212aを境に、上部が遠心分離部240として作用する。すなわち、集塵装置200において、遠心分離部240は、集塵カップ210の内側面及び内筒部211の外周面等によって構成された旋回風路である。そして、流入口210aは、遠心分離部40が構成する旋回風路の接線方向に開口している。それゆえ、流入口210aを介して流入した塵埃含有空気は、図4の分離流路Yのように、遠心分離部240が構成する旋回風路を旋回することによって、該塵埃含有空気中の塵埃が遠心分離される。遠心分離された塵埃のうち、比較的大きい粗塵(第1の塵埃)は、遠心力の作用により、集塵カップ210の内側面に沿って落下して、ダスト仕切部212の下方に集積される。
粗塵が分離された空気は、内筒部211を通過する(図5の分離流路Y参照)。このとき、遠心分離部240によって分離されなかった比較的小さい細塵(第2の塵埃)は、空気流とともに、内筒部211のスリット211bを介して上昇する。一方、粗塵は、胴部211cに巻き付けられたメッシュ状のフィルターによって濾過される。内筒部211を通過した空気は、上蓋ユニット220に収容されたフィルターユニットを通過することによって細塵(第2の塵埃)が除去されて、集塵装置200から排出される。なお、集塵装置200は、旋回風路(サイクロン)で集塵する方式の集塵装置である。しかし、集塵装置200は、サイクロン方式の集塵装置に限定されず、紙パック式や布袋式の集塵装置であってもよい。
集塵装置200から排出された空気は、電動送風機ユニット60へ吸引される。集塵装置200から排出された空気は、電動送風機ユニット60内にて、発熱している電動送風機61の通気通路61cを通過し、側面に形成された排気口61bを介して排気ダクト部材68の電動送風機収容部68aの側壁を迂回する流路をとる。そして、排気フィルター7を通過して、電動送風機ユニット60から排出される(図5の流路Z1参照)。このとき、空気は、発熱している電動送風機61の通気通路61cを通過する。これによって、空気は加温されて、温風となって電動送風機ユニット60から排出される。そして、電動送風機ユニット60から排出された温風は、排気フィルター7を通過して、掃除機本体100の底面に形成された外部排出口3から外部へ排出される。
ここで、電動送風機ユニット60の回路基板収容部68bは、上流側通気口68d及び下流側通気口68eを介して、電動送風機収容部68aと連通している。このため、電動送風機61の排気口61bから排出された空気の一部は、上流側通気口68dを介して回路基板収容部68bに流入し、案内リブ68fによって規定された流路Z2に沿って、回路基板収容部68b内を通過し、下流側通気口68eを介して電動送風機収容部68aへ流出する。そして、下流側通気口68eを介して電動送風機収容部68aへ流出した空気は、排気フィルター7を通過して、掃除機本体100の底面に形成された外部排出口3から外部へ排出される。
このように、電気掃除機1では、電動送風機61によって加温された温風の流路Z1は、途中で、一部の温風が回路基板収容部68b内部を通過する流路Z2に分岐する。回路基板収容部68b内部を通過する流路Z2は、回路基板収容部68bに収容された本体回路基板8の冷却に利用される。電気掃除機1を運転中、本体回路基板8の温度は、約10
0℃以上となる。一方、電動送風機61によって加温された温風の温度は、約60℃〜70℃となる。それゆえ、本体回路基板8は、電動送風機61によって加温された温風が当ることによって、冷却される。
また、回路基板収容部68b内部を通過する流路Z2は、排気フィルター7よりも上流側で再び流路Z1に合流する。そして、流路Z1及び流路Z2は、単一の排気フィルター7を通過する。流路Z1及び流路Z2の空気は、排気フィルター7により清浄化されて、外部排出口3から外部へ排出される。
電動送風機61の排気熱を利用して掃除対象物に対し温風を当てる電気掃除機1においては、外部へ排出される空気を浄化するために、排気フィルター7が搭載される。また、電気掃除機1には、本体回路基板8といった制御装置が搭載されているので、本体回路基板8の冷却のために、電動送風機61によって加温された温風を回路基板収容部68bに流入させる必要がある。
ここで、本体回路基板8の冷却のための流路構成として、電動送風機61によって加温された温風全てを回路基板収容部68bに流入させ、回路基板収容部68bから排出された空気を排気フィルター7に通過させる流路構成が考えられる。しかし、この流路構成では、電動送風機61によって加温された温風が回路基板収容部68b内で滞留する等の理由によって、外部排出口3から排出される空気の量や温度が低下するおそれがある。その結果、外部排出口3から排出される空気による十分な熱効果を得ることができない。
これに対して、本実施形態に係る電気掃除機1では、電動送風機61の通気通路61cを通過する空気のうち、一部が上流側通気口68dを介して回路基板収容部68bに流入し、残りが回路基板収容部68bに流入しない流路構成になっている。それゆえ、外部排出口3から排出される空気の量を維持することができる。したがって、外部排出口3から排出される空気による十分な熱効果を得るとともに、本体回路基板8も十分に冷却することができる。
ユーザは、電気掃除機1を用いて布団等の掃除対象物を掃除するに際し、掃除機本体100の底面を布団等の掃除対象物に接地し、開口部21a及び外部排出口3を掃除対象物に近接対向させて、図5に示す矢印Xの方向に掃除機本体100を移動させる。
ユーザが掃除するときは、まず、掃除対象物に対して、外部排出口3を介して温風が吹き付けられる。このように電動送風機61の排気温風を布団等の掃除対象物に吹き付けることによって、掃除対象物が加温する。そして、これにより、例えば布団綿にしがみ付いているダニ等の触手が布団綿から離れ、害虫が弱体化する。このように弱体化した害虫は、開口部21aから掃除機本体100へ吸い込まれる。
このように電気掃除機1においては、電動送風機61を通過する際にその排熱(正確には駆動モータの排熱)にて加熱され、温風となって外部排出口3から排出される(排気)。このように、電動送風機61の排熱を利用することによって、加熱器を別途設けることなく排気を加熱することができ、電気掃除機1の構成の簡略化、および消費電力の抑制が図ることができる。
ここで、本実施形態に係る電気掃除機1においては、開口部21a(吸込口)を有する吸込ユニット20内部に回転ブラシ4が収容されている。そして、吸込ユニット20において、回転ブラシ4は、開口部21aから露出するように設けられている。換言すれば、回転ブラシ4は、開口部21aと外部排出口3との間に設けられており、開口部21a近傍に配置されている。
これにより、電気掃除機1では、回転ブラシ4によって布団等の掃除対象物表面から塵埃またはダニ等の害虫を掻き出す動作、及び吸引動作が、吸込ユニット20の開口部21a近傍箇所で行われる。それゆえ、温風によって弱体化した害虫を効率的に掃除機本体100内に吸引することができる。
なお、掃除機本体100の移動方向は、矢印Xの方向に限らず、矢印Xと反対方向も可能である。また、掃除機本体100を往復移動させて掃除することも可能である。この場合、矢印X方向と反対方向に掃除機本体100を移動させるときには、外部排出口3からの温風により布団等の掃除対象物の湿気を除くことができるという効果を奏する。また、回転ブラシ4の回転による開口部21aからの吸引によって塵埃などを集塵することができるという効果を奏する。また、電動送風機61によって加温された温風の排気を吹き付けることによって、布団等の掃除対象物中に含まれる水分が除去され、布団等の掃除対象物をふっくらさせることができるという効果を奏する。なお、このような効果は、掃除機本体100の移動方向に関係なく奏する。
また、電気掃除機1では、掃除機本体100の下部基体122の底面に、吸込口としての開口部21aと外部排出口3との間を仕切る仕切壁21cが設けられている。この仕切壁21cにより、外部排出口3から排出された温風が開口部21aへ吸引されることを防止することができる。それゆえ、掃除機本体100における、開口部21a(吸込口)と外部排出口3との間の排気風の過度の循環を防止することができ、排気循環による掃除機本体100の過度の温度上昇を防止することができる。その結果、電気掃除機1の安全性及び信頼性を高めることができる。
また、吸込ユニット20のローラー収容部21dにローラー16が収容されているので、電気掃除機1の移動が容易になり、操作性が向上する。
なお、仕切壁21cは、下部基体122の底面に設けられていたが、吸込ユニット20のブラシ筺体21側に設けられていてもよい。この場合、仕切壁21cは、ブラシ筺体21と一体となって構成されている。より具体的には、ローラー収容部21dを構成する側壁の一部は、上述した仕切壁21cにより構成されている。
このように仕切壁21cを側壁の一部とするローラー収容部21dにローラー16が収容されているので、電気掃除機1の移動が容易になり、操作性が向上する。
また、図13は、図1に示す電気掃除機1の変形例を示し、図13の(a)は側面図であり、図13の(b)は底面図であり、図13の(c)は前側から見た正面図である。図13の(a)〜(c)に示されるように、電気掃除機1aでは、ブラシ筐体21から前方向へ向かって前倒れ防止用リブ21eが設けられている。前倒れ防止用リブ21eは、板体または箱体の構造物であり、掃除対象物の面にほぼ平行な方向に伸びている。
これにより、ユーザが操作ハンドル300を介して掃除機本体100を持ち上げ後方から押したとき、掃除機本体100が前のめりの姿勢になることを防ぐことができる。それゆえ、掃除機本体100を動かすに際し過度な力が必要になることを防ぐ。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図14及び図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る電気掃除機は、回転ブラシ4の構成が、上記実施形態1と異なる。図14は、本実施形態に係る電気掃除機の回転ブラシ4の構成を示し、図14の(a)は側面図であり、図14の(b)は斜視図である。また、図15の(a)は、本実施形態に係る電気掃除機の回転ブラシ4の構成の一例を示す断面図であり、図15の(b)は図15の(a)と異なる構成を有する回転ブラシ4を示す断面図であり、図15の(c)は図15の(a)及び(b)と異なる構成を有する回転ブラシ4を示す断面図である。図16は、図15の(b)に示す叩き部材4b1の、ブラシ基部4dから取り外したときの構成を示す側面図である。
図14の(a)及び(b)に示されるように、回転ブラシ4は、回転軸部4aと、叩き部材4bと、ブラシ部材4cと、を備えている。叩き部材4b及びブラシ部材4cは、回転軸部4aを覆うように設けられており、回転軸部4aの回転方向に螺旋状に延びている。図15の(a)及び(c)に示されるように、回転軸部4aには、叩き部材4b及びブラシ部材4cの設置部となるブラシ基部4dが設けられている。このブラシ基部4dには、複数の突起4eが回転軸部4aの方向に延びるように形成されている。ブラシ部材4cは、隣接する2つの突起4e間に挿入される。
また、叩き部材4bは、隣接する2つの突起4e間に挿入される挿入部4fと、挿入部4fに連結した叩き部本体4gとからなる。叩き部本体4gは、ブラシ基部4dの突起4eよりも突出している。叩き部材4bは、ブラシ部材4cよりも柔軟な材料、例えばラバー素材によって構成されている。
回転ブラシ4の回転駆動に伴ってブラシ基部4dが回転軸部4aを軸として回転する。この回転に伴って、突起4e間に挿入されたブラシ部材4cが掃除対象物に対し繰り返し当接することによって、掃除対象物表面に存在する塵埃が掻き上げられる。
また、叩き部材4bは、回転ブラシ4の回転に伴ってブラシ基部4dとともに回転軸部4aを軸として回転する。叩き部材4bは、ブラシ部材4cよりも柔軟な材料によって構成されている。それゆえ、叩き部材4b1・4b3は、回転軸部4aの回転による遠心力によって、叩き部本体4g1・4g3が回転軸部4aと垂直な方向に撓む。その結果、回転軸部4aが回転している状態では、遠心力により、叩き部材4b1・4b3の叩き部本体4g1・4g3がブラシ部材4cよりも回転軸部4aと垂直な方向に延びている。それゆえ、叩き部材4b1・4b3は、ブラシ部材4cよりも掃除対象物表面に当接しやすくなる。したがって、回転ブラシ4においては、ブラシ部材4cにより掃除対象物表面に存在する塵埃が掻き上げられた直後に、叩き部材4b1・4b3が掃除対象物を叩打するようになる。
また、図16に示されるように、叩き部材4b2は、掃除対象物に接する側に切欠部4hが設けられていてもよい。この切欠部4hによって、回転軸部4aの回転による遠心力によって叩き部本体4g2が回転軸部4aと垂直な方向に撓む際に、切欠部4h間に叩き部本体4g2が短く構成される。このため、回転軸部4aの回転に対し、叩き部本体4g2の可撓性が柔軟に対応し得る。その結果、叩き効果を十分に発揮することができる。
また、切欠部4hは、前述のリブ21bの配置(図4及び図20の一点破線L1)と同じ位置(図16の一点鎖線L2の位置)になるように配置されている。すなわち、切欠部4hは、回転ブラシ4において、リブ21bに沿って伸びる仮想線である一点破線L1と交差する位置(一点破線L2)に設けられている。これにより、リブ21bと叩き部本体4g2の切欠部4hとが略一直線上に位置することになる。それゆえ、回転ブラシ4が回転したときに、この切欠部4hにより、叩き部本体4g2とリブ21bとの間に隙間が生じ、叩き部本体4g2の先端部がリブ21bの先端部に接触することを防止することがで
きる。また、叩き部本体4g2とリブ21bとの間に隙間が設けられることによって、布団等の掃除対象物の一部が回転ブラシ4に巻き込まれるのを防止することができる。さらに、リブ21b間の空間から上記隙間を介して空気が流入するので、掃除対象物におけるリブ21bと対向する部分と掃除機本体100とが離間しやすくなり、掃除対象物を有効に叩打することができる。なお、切欠部4hは、叩き部材4b2に限定されず、例えば叩き部材4b1、4b3に設けられていてもよい。好ましくは、切欠部4hは、叩き部本体が環状になっていない叩き部材、例えば叩き部材4b2・4b3に設けられる。
このように回転ブラシ4の回転に伴って叩き部材4bが掃除対象物を叩打することよって、電動送風機61の排気温風によって弱体化した害虫が掃除対象物から遊離する。それゆえ、効率的に、弱体化した害虫を掃除機本体へ吸い込むことができる。
また、本実施形態に係る電気掃除機では、回転ブラシ4に叩き部材4b及びブラシ部材4cが備えられていることにより、駆動モータによる回転駆動力によって、掃除対象物に対する塵埃の掻き出し動作、及び叩き動作の両方を行っている。それゆえ、別途、掃除対象物に対する叩き機構を設ける必要がなく、掃除機本体の軽量化及び小型化を実現することができる。
叩き部材の叩き部本体の形状は、回転軸部4aの回転による遠心力によって回転軸部4aと垂直な方向に可撓する形状であればよい。例えば、図15の(a)に示されるように、叩き部本体4g1は、回転軸部4aに対して垂直な断面形状が環形状であってもよい。また、図15の(b)に示されるように、叩き部本体4g2は、回転軸部4aに対して垂直な断面形状が括れ部を有する形状であってもよい。また、図15の(a)及び(b)に示された叩き部本体4g1・4g2の形状に限定されず、図5の(c)に示されたように、叩き部本体4g3は、回転方向に傾斜したブレード形状であってもよい。
なお、図15の(a)〜(c)の構成では、叩き部材4b1・4b2.4b3及びブラシ部材4cは、ブラシ基部4dに対し2つずつ設けられおり、回転方向において交互に配置されていた。しかし、叩き部材4b1・4b2.4b3及びブラシ部材4cの数、配置といった構成は、図15の(a)〜(c)の構成に限定されず、掃除機本体100の構成、掃除対象物の主な種類等に応じて適宜設計可能である。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図17に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図17は、本実施形態に係る電気掃除機1Bの構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係る電気掃除機は、吸込ユニット20Aの構成が、上記実施形態1と異なる。図17は、本実施形態に係る電気掃除機1Bにおける吸込ユニット20Aの構成を示す分解斜視図である。
図17に示されるように、本実施形態に係る電気掃除機1Bにおいて、吸込ユニット20Aは、回転ブラシ4の上側部分を覆うブラシ上部筐体23と、回転ブラシ4の下側部分を覆うブラシ下部筐体24と、を備えている。ブラシ上部筐体23及びブラシ下部筐体24は、互いに分離可能に取り付けられている。
回転ブラシ4を備えた電気掃除機1Bにおいては、吸込ユニット20Aにおける回転ブラシ4の上側部分が特に塵埃によって汚れる。本実施形態に係る電気掃除機1Bでは、ブラシ上部筐体23及びブラシ下部筐体24は、互いに分離可能に取り付けられている。そ
れゆえ、回転ブラシ4の上側部分を覆うブラシ上部筐体23を掃除機本体100から分離できるので、ブラシ上部筐体23を水洗いなどすることによって、特に汚れる回転ブラシ4の上側部分を清潔に保つことができる。
〔実施形態4〕 本発明のさらに他の実施形態について、図18及び図19に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態は、電気掃除機1を搭載する収納台に関する。図18は、電気掃除機1を搭載する収納台400単体の構成を示し、図18の(a)は、斜視図であり、図18の(b)は側面図であり、図18の(c)は正面図であり、図18の(d)は上面図である。また、図19は、収納台400に電気掃除機1を搭載した状態を示し、図19の(a)は、斜視図であり、図19の(b)は側面図であり、図19の(c)は正面図であり、図19の(d)は上面図である。
図18及び図19に示されるように、収納台400は、集塵装置200における集塵カップ210の前端部を支持する集塵カップ前端支持部410と、掃除機本体100の前端部を支持する掃除機本体前端支持部420と、掃除機本体100の底部を支持する掃除機本体底部支持部430と、を有している。
電気掃除機1は、集塵カップ前端支持部410、掃除機本体前端支持部420、及び掃除機本体底部支持部430に支持された状態で、収納台400に収納される。電気掃除機1は、収納台400に収納されたとき、集塵カップ210内に集塵された塵埃がこぼれるのを避けるために、集塵カップ210の軸Pが略鉛直方向(重力方向)になるように保持される。
このように電気掃除機1が収納台400に収納された状態において、ユーザは、収納状態にある掃除機本体100からそのまま集塵カップ210を取出すことができる。それゆえ、集塵カップ210を容易に手入れすることができる。また、電気掃除機1は、収納台400に収納された状態では、操作ハンドル300が水平(収納台400を設置する設置面に対して平行)になるように保持される。それゆえ、ユーザは、操作ハンドル300を手で取り取りやすくなる。さらに、操作ハンドル300が掃除機本体100よりも上側の位置に配されるので、ユーザは、容易に、操作ハンドル300を介して、掃除機本体100を持ち上げることができる。
また、収納台400には、電気掃除機1の電源コード110を収納する収納部431が設けられている。このように収納台400に電源コード110を収納する収納部431を設けることによって、電気掃除機1を収納台400に搭載したときにユーザが電源コード110に引っ掛かることを防止できる。
〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態について、図20に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図20は、本実施形態に係る電気掃除機1Cの構成を示し、図20の(a)は、下面側から見た下面図であり、図20の(b)は、断面図である。
本実施形態に係る電気掃除機1Cは、掃除機本体100の下部基体122に仕切壁21cに加えリブ21fが設けられた点が実施形態1に係る電気掃除機1と異なる。
図20の(a)及び(b)に示されるように、リブ21fは、下部基体122の下面において、仕切壁21cと共に外部排出口3を取り囲むように形成されている。また、リブ21fは、布団等の掃除対象物と対向する端面が、仕切壁21cにおける布団等の掃除対象物と対向する端面と同じ高さ位置になるように、下部基体122の下面(底面)に対し突出している。
それゆえ、下部基体122の下面、仕切壁21c、リブ21f、及び掃除対象物によって囲まれた空間S内の密閉度は向上する。その結果、外部排出口3から排出された温風が空間S外へ漏れないので、温風の温度を所定温度以上に保ちやすくなる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1Cでは、吸込ユニット20に脱着ツマミ21gが設けられている。ユーザがこの脱着ツマミ21gをスライド移動することによって、吸込ユニット20に対する掃除機本体100のロック機構が解除され、吸込ユニット20は、掃除機本体100に対し取り外し可能となる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1Cでは、掃除機本体100の後側部分の底面に設けられた下部基体122にローラー18が取り付けられている。また、掃除機本体100の前側部分の底面に設けられた吸込ユニット20に、2つのローラー19a及び19bが取り付けられている。ローラー18、並びにローラー19a及び19bは、その回転軸の方向が前後方向と垂直になるように配置されている。ローラー18、並びにローラー19a及び19bが設けられていることにより、布団等の掃除対象物上で掃除機本体100をスムーズに移動させることができる。
また、ローラー19a及び19bは、前述の吸込ユニット20におけるブラシ筐体21の底面21hに配置されている。この底面21hは、仕切壁21cと同じ高さの平面部によって構成されている。このような平面部により構成された底面21hが設けられることによって、ユーザが掃除機本体100を移動させるに際し、外部排出口3から排出された温風により布団等の掃除対象物をふっくらした後に、底面21hの平面部によって掃除対象物のしわを伸ばすことができるという効果を奏する。
なお、掃除機本体100に設けられるローラーは、図20の(a)に示された構成に限定されない。ローラーの数、配置等といった構成は、掃除機本体100の構成、掃除対象物の主な種類等に応じて適宜設計可能である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電気掃除機1は、電動送風機61を内蔵し、掃除対象物に対向する底面に吸込口(開口部21a)及び外部排出口3が形成された掃除機本体100を備え、上記電動送風機61の排熱により加熱された温風を外部排出口3から上記掃除対象物へ吹き付ける電気掃除機1であって、上記吸込口と上記外部排出口3との間を仕切る仕切壁21cが、上記掃除機本体100の底面に対して設けられている。
上記の構成によれば、上記吸込口(開口部21a)と上記外部排出口3との間を仕切る仕切壁21cが、上記掃除機本体100の底面に対して設けられているので,外部排出口3から排出された温風が吸込口(開口部21a)へ吸引されることを防止することができる。それゆえ、掃除機本体100における、吸込口(開口部21a)と外部排出口3との間の排気風の過度の循環を防止することができ、排気循環による掃除機本体100の過度の温度上昇を防止することができる。
本発明の態様2に係る電気掃除機1は、上記態様1において、上記掃除機本体100の移動を補助する回転体(ローラー16)を備え、上記回転体(ローラー16)を収容する
回転体収容部(ローラー収容部21d)を構成する側壁の一部が上記仕切壁21cであってもよい。
上記の構成によれば、電気掃除機1の移動が容易になり、操作性が向上する。
本発明の態様3に係る電気掃除機1は、上記態様1または2において、上記掃除機本体100の動作を制御する回路基板(本体回路基板8)と、該回路基板を収容する基板収容部(回路基板収容部68b)と、を備え、上記吸込口(開口部21a)から上記外部排出口3までの上記掃除機本体100内部の流路における、上記外部排出口3の上流側に、上記温風を浄化する排気フィルター7が配置され、上記温風の流路は、上記基板収容部を通過せず上記外部排出口3へ向かう第1の流路Z1と、上記基板収容部を通過する第2の流路Z2とに分岐し、上記第1及び第2の流路Z1・Z2は、合流して上記排気フィルター7を通過する構成であってもよい。
電動送風機61の排気熱を利用して掃除対象物に対し温風を当てる電気掃除機1においては、外部へ排出される空気を浄化するために、排気フィルター7が搭載される。また、電気掃除機1には、回路基板(本体回路基板8)といった制御装置が搭載されているので、回路基板の冷却のために、電動送風機61によって加温された温風を基板収容部(回路基板収容部68b)に流入させる必要がある。
上記の構成によれば、電動送風機61の通気通路61cを通過する空気のうち、第2の流路Z2にて一部の空気が基板収容部(回路基板収容部68b)に流入し、第1の流路Z1にて残りの空気が基板収容部(回路基板収容部68b)に流入しない流路構成になっている。そして、第1及び第2の流路Z1・Z2は、合流して上記排気フィルター7を通過する。それゆえ、外部排出口3から排出される空気の量を維持することができる。したがって、上記の構成によれば、外部排出口3から排出される空気による十分な熱効果を得るとともに、回路基板(本体回路基板8)も十分に冷却することができる。
本発明の態様4に係る電気掃除機1は、上記態様3において、上記基板収容部(回路基板収容部68b)の内部には、上記第2の流路Z2を規定する案内リブ68fが設けられており、上記案内リブ68fは、上記回路基板(本体回路基板8)全体に温風を案内するように構成されてもよい。
上記の構成によれば、上記案内リブ68fは、上記回路基板(本体回路基板8)全体に温風を案内するので、十分に上記回路基板(本体回路基板8)を冷却することができる。
本発明の態様5に係る電気掃除機1は、上記態様1から4において、回転ブラシ4を備え、該回転ブラシ4は、回転駆動により上記掃除対象物から塵挨あるいは異物を掻き上げるブラシ部材4cと、上記回転駆動により上記掃除対象物を叩打する叩き部材4bと、を有し、上記回転ブラシ4は、上記吸込口(開口部21a)に設けられている構成であってもよい。
上記の構成によれば、回転ブラシ4によって布団等の掃除対象物表面から塵埃またはダニ等の害虫を掻き出すとともに叩き出す動作、及び吸引動作が、上記吸込口(開口部21a)の近傍箇所で行われる。それゆえ、上記の構成によれば、温風によって弱体化した害虫を効率的に掃除機本体100内に吸引することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれ
ぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、特に布団等を掃除するハンディ型の電気掃除機に利用することができる。
〔付記事項〕
本発明の一態様に係る電気掃除機は、電動送風機を内蔵し、掃除対象物に対向する底面に吸込口及び外部排出口が形成された掃除機本体を備え、上記電動送風機の排熱により加熱された温風を外部排出口から上記掃除対象物へ吹き付ける電気掃除機であって、上記吸込口と上記外部排出口との間を仕切る仕切壁が、上記掃除機本体の底面に対して設けられていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、吸込口と排気口との間の排気風の過度の循環を防止することができるという効果を奏する。
1、1B 電気掃除機
3 外部排出口
4 回転ブラシ
4a 回転軸部
4b 叩き部材
4c ブラシ部材
4d ブラシ基部
4e 突起
4f 挿入部
4g 叩き部本体
7 排気フィルター
8 本体回路基板
14 回転ブラシ駆動モータ
16 ローラー
20、20A 吸込ユニット
21 ブラシ筐体
21a 開口部
21c 仕切壁
21d ローラー収容部
23 ブラシ上部筐体
24 ブラシ下部筐体
60 電動送風機ユニット
61 電動送風機
68 排気ダクト部材
68a 電動送風機収容部
68b 回路基板収容部
68c 下流側通気口
68d 上流側通気口
68e 下流側通気口
68f 案内リブ
68g 立設部
100 掃除機本体
120 筐体ユニット
200 集塵装置
Z1 流路(第1の流路)
Z2 流路(第2の流路)

Claims (3)

  1. 掃除対象物に対向する底面に設けた吸込口と、
    上記吸込口を介して空気を内部に吸引する電動送風機と、
    上記吸込口から吸引された空気を外部に排出する外部排出口と、
    上記吸込口に設けられた回転ブラシと、を備え、
    上記電動送風機により、吸引された空気を加熱し、加熱された空気を上記外部排出口から上記掃除対象物へ吹き付ける電気掃除機であって、
    上記外部排出口は、上記吸込口が掃除対象物に近接対向した状態で、上記掃除対象物との間に空間を隔てて対する底面に配置され
    上記掃除対象物を掃除する際に、上記吸込口から空気を吸引しながら、上記外部排出口から上記掃除対象物へ向かって空気を排出し、
    上記回転ブラシは、回転駆動により上記掃除対象物から塵埃を掻き上げるブラシ部材と、上記回転駆動により上記掃除対象物を叩打する叩き部材と、を有し、
    上記叩き部材を駆動し上記叩き部材により上記掃除対象物を叩打しながら、上記吸込口から空気を吸引することを特徴とする電気掃除機。
  2. 上記叩き部材を上記吸込口から吸引される空気流路の前方に配置することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 上記外部排出口を上記吸込口の後方に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機。
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