JP2018000451A - 加温機能付掃除システムおよび電気掃除機用置台 - Google Patents

加温機能付掃除システムおよび電気掃除機用置台 Download PDF

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Abstract

【課題】電気掃除機の排気を利用して加温を行うにあたり、加温中にユーザーの手を煩わす必要のない手法を提供する。【解決手段】少なくとも掃除機本体と置台とから構成されるシステムであって、掃除機本体は、気流を発生させる電動送風機と、気流と共に塵埃を吸引する塵埃吸引口と、塵埃吸引口から電動送風機に至る吸引路の途中に集塵部材を装着するための装着部と、前記集塵部材から前記電動送風機へ気流を導く吸気ダクトと、電動送風機を経て加温された空気を排出する排気口とを備え、置台は、掃除機本体を支持する支持部と、排気口から排出される空気を導入する排気導入部と、導入された空気を一端から取り入れて他端から放出するホースと、排気導入部とホースの一端とを連通させるダクト部とを備える加温機能付掃除システム。【選択図】図9

Description

この発明は、加温機能付掃除システムおよび電気掃除機の置台に関し、より詳細には電気掃除機を支持すると共に電気掃除機から放出される加温された空気を対象物へ導く構造を有する置台およびそれを含む加温機能付掃除システムに関する。
近年、モータや電池の小型軽量化が進むにつれて持ち運びが容易な所謂ハンディータイプの電気掃除機が普及している。それに伴って、掃除する対象も床面だけでなくカーテン、家具あるいは寝具等多岐にわたっている。
布団やカーペットなどの掃除対象物に生息しているノミやダニ等の害虫を駆除するために、電動送風機により加温された排気流を掃除対象物に吹きつけるようにした電気掃除機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−67729号公報
布団やカーペットなどに生息している害虫を駆除するためには、電気掃除機をその表面上で移動させて、害虫を吸い取ることが必要である。そのような、掃除機能とは別に、電気掃除機からの加温された排気流で寝具を温めたり除湿するために前述の電気掃除機を用いることもできる。
ところが、加温された空気を機外へ排出する部分は掃除機本体にあるので、寝具を温めたり除湿する際にユーザーは対象物のある場所へ電気掃除機をわざわざ持って行き、目的の領域内で電気掃除機を移動させるといった操作が必要である。
特に、特許文献1のように掃除対象物に温風をあてることを前提として底面の一部に排出口が設けられているものは、それを対象物の上において移動させなければならない。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、電気掃除機の排気を利用して加温を行うにあたり、加温中にユーザーの手を煩わす必要のない手法を提供するものである。
この発明は、
(1)少なくとも掃除機本体と置台とから構成されるシステムであって、前記掃除機本体は、気流を発生させる電動送風機と、前記気流と共に塵埃を吸引する塵埃吸引口と、前記塵埃吸引口から前記電動送風機に至る吸引路の途中に集塵部材を装着するための装着部と、前記集塵部材から前記電動送風機へ気流を導く吸気ダクトと、前記電動送風機を経て加温された空気を排出する排気口とを備え、前記置台は、前記掃除機本体を支持する支持部と、前記排気口から排出される空気を導入する排気導入部と、導入された空気を一端から取り入れて他端から放出するホースと、前記排気導入部と前記ホースの一端とを連通させるダクト部とを備える加温機能付掃除システムを提供する。
さらに、異なる観点からこの発明は、
(2)掃除機本体を支持する支持部と、前記掃除機本体で加温され排出される空気を導入する排気導入部と、導入された空気を一端から取り入れて他端から放出するホースと、前記排気導入部と前記ホースの一端とを連通させるダクト部とを備える電気掃除機用置台を提供する。
この発明による加温機能付掃除システムは、置台が掃除機本体を支持して排気口から排出される空気を導入しホースの他端から放出することができるので、掃除機本体を置台に置いた状態でホースの他端を対象物まで伸ばして加温できる。よって、電気掃除機の排気を利用して加温を行うにあたり、加温中にユーザーの手を煩わす必要がない。
この発明による電気掃除機用置台も同様の作用効果を奏する。
この発明の加温機能付き掃除システムの一態様として置台に掃除機本体を搭載した状態を示す外観斜視図である。 図1Aに示す加温機能付き掃除システムの側面図である。 図1Aに示す加温機能付き掃除システムの正面図である。 図1Aに示す加温機能付き掃除システムの上面図である。 本発明の実施形態1に係る置台の外観を示す斜視図である。 図2Aに示す置台の側面図である。 図2Aに示す置台の正面図である。 図2Aに示す置台の上面図である。 図2CにおけるA−A矢視断面図である。 本発明の実施形態1に係る掃除機本体の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る掃除機本体の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係る掃除機本体を前側から見た正面図である。 本発明の実施形態1に係る掃除機本体を下面側から見た下面図である。 図5におけるB−B矢視断面図である。 図7におけるC−C矢視断面図である。 図1CにおけるD−D矢視断面図である。 図9に示す加温機能付き掃除システムにおける置台の変形例を示す断面図である。 図9に示す加温機能付き掃除システムにおける置台の異なる変形例を示す断面図である。 図9に示す加温機能付き掃除システムにおける掃除機本体の変形例を示す断面図である。 図9に示す加温機能付き掃除システムにおける掃除機本体の異なる変形例を示す断面図である。 図9に示す加温機能付き掃除システムのさらに異なる変形例を示す断面図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪システム全体の構成≫
この発明による加温機能付掃除システムは、少なくとも掃除機本体とその掃除機本体を置く置台とから構成される。
この実施の形態における掃除機本体は、主として布団等の寝具やカーペットを掃除するハンディ型の電気掃除機である。本体下部の前側部分には回転ブラシ付の吸込口が設けられて、掃除対象物の寝具やカーペットの塵埃やその掃除対象物に生息している害虫の死骸を吸引する。本体下部の後側部分には外部排出口が形成されてその外部排出口から機外へ排出される加温された空気で掃除対象物を加温して掃除対象物に生息している害虫を駆除する。
この実施の形態における置台は、掃除をしない時に掃除機本体を置いて収納しておけると共に、掃除機本体が載った状態で電動送風機が作動した場合に外部排出口から排出される加温された空気を受けてホースへ導き、ホースの先から排出することが可能である。ホースの先を寝具等の加温対象物に向けておけば、掃除機本体を置台に載せたままでユーザーの手を煩わすことなく対象物を加温できる。
図1A〜図1Dは、この実施形態による置台に掃除機本体を載せた状態を示す説明図である。図1Aは、斜視図、図1Bは側面図、図1Cは正面図であり、図1Dは上面図である。
図1A〜図1Dに示すように、この実施形態による加温機能付掃除システム1は、掃除機本体100と掃除機本体100を置く置台400とで構成される。
また、図2A〜図2Eは、この実施形態における置台を示し、図2Aは斜視図、図2Bは側面図、図2Cは正面図、図2Dは上面図である。図2Eは、図2CのA−A矢視断面図である。
置台400は、掃除機本体100が載置された場合に集塵カップ210の前端部を支持する円形凹状の集塵カップ支持部410と、集塵カップ支持部410の縁に向けて湾曲し降下する上面を有し、掃除機本体100の前端部を支持する本体前端支持部420を有している。本体前端支持部420の下面は、設置面(床面)と接しており、上面に掃除機本体100が載置された場合に掃除機本体100の前端部を抱きかかえるように支持する。
さらに、置台400は、本体前端支持部420から斜め上方へ伸び、掃除機本体100が載置された場合にその底部を支持する本体底支持部430を有している。集塵カップ支持部410、本体前端支持部420および本体底支持部430は、この発明に係る置台の支持部に相当する。本体底支持部430の上端付近の、掃除機本体100に対向する部分には、排気導入部440が形成されている。排気導入部440は、掃除機本体100の底部に設けられる外部排出口3(後述する図6参照)に対向し、外部排出口3から排出される気流を受け入れる。本体底支持部430の内部は空洞になっており、排気導入部440から導入された空気を導くダクト部450が形成されている。ダクト部450の下流端には、伸縮ホース460が接続されている。
置台400の所定位置に掃除機本体100が置かれると、集塵カップ支持部410、本体前端支持部420、及び本体底支持部430が掃除機本体100を支持する。掃除機本体100が置台400に載置された状態で、集塵カップ210内に集塵された塵埃がこぼれるのを避けるために、集塵カップ210の軸P(図1B参照)が略鉛直方向(重力方向)になるように保持される。
掃除機本体100が置台400に載置された収納状態で、ユーザーは、掃除機本体100からそのまま集塵カップ210を取出すことができる。それゆえ、集塵カップ210を容易に手入れすることができる。また、置台400は、操作ハンドル300が略水平(置台400を設置する設置面に対して略平行)になるように掃除機本体100を保持する。それゆえ、ユーザーは、操作ハンドル300を手で取り取りやい。さらに、操作ハンドル300が掃除機本体100の上側の位置に配されるので、ユーザーは、容易に、操作ハンドル300を握って掃除機本体100を持ち上げることができる。
≪置台の構成≫
この発明の構成要素である置台の一態様を説明する。
図2A〜図2Eに示すように、置台400は、前端部に平面視略円形の集塵カップ支持部410があり、集塵カップ支持部410の後方および左右の斜め後方に向けて本体前端支持部420の湾曲した上面が左右に大きく広がっている。本体前端支持部420は、湾曲した上面部で、掃除機本体100が置かれた場合に上部筐体121および下部基体122の前端部分を支持する。
本体前端支持部420の後方には、本体底支持部430が斜め上方へ伸びている。本体底支持部430の斜面の途中には凸部が形成されており、掃除機本体100が置かれた場合に凸部の角の部分が掃除機本体100の底部に設けられた開口部21(後述する図6参照)と係合して掃除機本体100を安定して支持する。
本体底支持部430の斜面の上端部には、排気導入部440が開口している。掃除機本体100が置かれた場合に、排気導入部440が掃除機本体100の底部に設けられた開口部21(後述する図6参照)からの排気が排気導入部440から置台400の内部へ導かれる。
置台400の内部は、空洞になっており、排気導入部440から流入した気流を導くダクト部450が形成されている。ダクト部450の上流端が排気導入部440であり、そこからダクト部450に流入した気流は、本体底支持部430の斜面に沿うようにして降下し、伸縮ホース460が収容された後端部に通じる孔から、伸縮ホース460の一端へ流入する。ダクト部450を流れる気流の流路を図2Eに矢印Fで示している。
伸縮ホース460は、収縮した状態で置台400の後端部に収容できる(図2E参照)。
掃除機本体100を置台400に載置し、外部排出口3からの排気を伸縮ホース460へ導いて対象物を加温する場合、ユーザーは置台400を対象物の傍に置いて伸縮ホース460の他端を伸ばして置台400から引き出し、対象物に向けておけばよい。例えば、加温の対象物がベッド上の寝具の場合、ベッドの傍の床面に置台400を置いて伸縮ホース460の他端をベッドと寝具の間に挿入し、置台400に載置された掃除機本体100を作動させて加温された排気を寝具に放出する。
加温中、掃除機本体100は置台400に支持されており、伸縮ホース460の他端はベッドと寝具とに挟まれて位置が固定しているので、ユーザーがその場にずっと居る必要はない。
このように、この発明による加温機能付掃除システムは、掃除機本体100単体を掃除機として使用するだけでなく、置台400と共に加温機として使用できるので、就寝前に冷えた寝具を温めるといった用途に使用できる。
≪掃除機本体の構成≫
以下、この実施の形態における掃除機本体について説明する。
図3は、本実施形態に係る掃除機本体の外観を示す外観図である。図4は、図3に示した掃除機本体の構成を示す側面図である。図5は、図3に示した掃除機本体を前側から見た正面図である。図6は、図3に示した掃除機本体を下面側から見た下面図である。図7は、図5におけるB−B矢視断面図である。図8は、図7におけるC−C矢視断面図である。
図3〜図8に示されるように、掃除機本体100は、外観が略円筒状に形成され、着脱可能なサイクロン式の集塵部200を有している。集塵部200の外観は、集塵カップ210と上蓋ユニット230に大別される。上蓋ユニット230は、集塵カップ210内の旋回気流の排出路として気流を吸気ダクト67へ導く内筒ユニットおよび前記旋回気流で遠心分離できなかった微細な塵埃を濾過するエアフィルターを含む。また、掃除機本体100には、L字状の操作ハンドル300が設けられている。この操作ハンドル300は、掃除機本体100の頂部から集塵部200と反対方向へ向かって屈曲して設けられている。掃除機本体100を用いて布団等の掃除対象物を掃除するに際し、ユーザーは、操作ハンドル300を把持して掃除機本体100を、例えば図7に示す矢印Xの方向に移動する。ここで、掃除機本体100における集塵部200側を前側とし、その反対側の操作ハンドル300側を後側とする。
掃除機本体100は、上部外観の錐面を構成する上部筐体121と、下部外観の錐面を構成する下部基体122と、上側頂部の外観を構成する第1頂部筐体124及び第2頂部筐体125と、を備えている。第1頂部筐体124は、操作ハンドル300と集塵部200とを連結する部分の筐体である。第1頂部筐体124と集塵部200との連結部分には、着脱ボタン126が設けられている。この着脱ボタン126を操作することにより、集塵部200を、掃除機本体100から取り外すことが可能になる。集塵部200は、掃除機本体100の錐面部分に露出した状態で、掃除機本体100に対して着脱可能に取り付けられている。
第2頂部筐体125は、上部筐体121の上端部にあり、第1頂部筐体124よりも下方にある筐体であって、電気掃除機の現在の状態(例えば、運転中、停止中など)を表示する表示部125aが設けられている。
掃除機本体100は、下部基体122の前側部分に着脱可能に取り付けられた吸込ユニット20を備えている。また、掃除機本体100の下部基体122の後側部分には、掃除機本体100内を通過した空気を外部へ排出する外部排出口3が形成されている。吸込ユニット20は、布団等の掃除対象物についた塵埃を空気とともに吸い込むためのユニットであり、回転ブラシ4が収容されている。回転ブラシ4は、布団等の掃除対象物の表面から、塵埃またはダニなどの害虫を掻き出すためのものである。また、外部排出口3は、吸込ユニット20から掃除機本体100内部へ吸い込まれた空気を外部へ排出するための開口である。
また、掃除機本体100の下部基体122には、仕切壁21cが設けられている。この仕切壁21cは、吸込口としての開口部21と外部排出口3との間を仕切るように、下部基体122の底面に対し立設している。
吸込ユニット20は、回転ブラシ4及びローラー16を備えている。ローラー16は、その回転軸の方向が前後方向と垂直になるように支持されており、掃除対象物に接触し、掃除機本体100の移動を補助する。
掃除機本体100は、内部にノズルパイプ5、電動送風機ユニット60、排気フィルター7、本体回路基板(図示せず)、光センサー部10、回転ブラシ駆動モータ(図示せず)を備えている。
ノズルパイプ5は、集塵部200における集塵カップ210の流入口210aと、吸込ユニット20とを中継する管である。ここで、集塵部200は、集塵カップ210の流入口210aが下向きに配されるように、掃除機本体100に搭載される。
電動送風機ユニット60は、電動送風機61と、電動送風機61を収容するファンカバーと、防振部材とを備えている。さらに、ファンカバーの温度を検出する温度センサーを備えている。電動送風機61は、その回転軸が水平面に対して傾斜するように配置され、回転軸心の上端側に吸気口が形成され、側面に排気口が形成されている。前記吸気口の上流側には吸気ダクト67が形成されており、集塵部200の上蓋ユニット230からの気流は吸気ダクト67を通って前記吸気口へ導かれる。吸気口から電動送風機61へ流入した気流は電動送風機の側面から排出され、ファンカバー内部の排気ダクト68を通って前記回転軸心の下端側に導かれる。作動により発熱した電動送風機61を通過する際に気流が加温される。電動送風機61を通過した気流は、回転軸心の下端側の外部排出口3から機外へ排出される。
図示しない本体回路基板は、電動送風機61の側方に配置されている。電動送風機61や回転ブラシ駆動モータ等の各種部材の動作を制御する制御部として機能する。また、本体回路基板は、CPUやRAM,ROMなどの制御機器を有しており、掃除機本体100を統括的に制御する。具体的には、本体回路基板では,CPUがROMに記憶された制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
電動送風機ユニット60は、下部基体122における外部排出口3側に形成されたスペースに配置されている。電動送風機ユニット60は、排気ダクト68の下流側に嵌め込まれた排気フィルター7が、外部排出口3側に位置するように配置されている。
光センサー部10は、掃除機本体100の掃除対象物を検知するセンサーであり、掃除機本体100の底部と掃除対象物との接触を検知する。具体的には、ユーザーが掃除機本体100を用いて掃除するに際し、光センサー部10は、開口部21(吸込口)が布団等の掃除対象物から離間したときに検知するものである。掃除機本体100では、光センサー部10の検知によって、例えば、表示部125aにて運転停止を報知する、回転ブラシ4の回転を停止する、あるいは回転ブラシ4の回転数を低くするといった制御がなされる。これによって、掃除機本体100が掃除対象物に離間したときのユーザーの使用安全性を向上させることができる。
また、光センサー部10は2個設置されている。ユーザーが掃除機本体100を用いて布団等の掃除対象物の端部を掃除するに際し、布団等の掃除対象物から離間したときに2個の光センサー部10のうち1個が検知した場合であっても、上述の制御がなされてもよい。これにより、例えば、表示部125aにて運転停止を報知するといった制御がなされる場合、掃除機本体100から排気される温風が有効に利用されない状態を回避することができるという効果を奏する。
図示しない回転ブラシ駆動モータは、吸込ユニット20に収容されている回転ブラシ4を駆動するモータである。
また、掃除機本体100には、給電用のプラグ付き電源コード110が取り付けられている(一部の図は省略している)。しかし、本実施形態における掃除機本体100は、プラグ付き電源コードにより給電される構成に限定されず、例えば、予め充電されたバッテリにより給電される構成であってもよい。更に、バッテリが着脱可能であってもよい。
本実施形態に係る掃除機本体100では、掃除機本体100に内蔵された電動送風機61が作動することによって、吸込ユニット20の開口部21から吸気が行われる。そして、開口部21から吸引された塵埃を含む空気は、ノズルパイプ5を経て円筒状の集塵カップ210の周に形成された流入口210aから集塵部200に流入する。集塵部200では、吸い込まれた空気から塵埃が遠心分離される。集塵部200にて塵埃が分離された後の空気は、電動送風機61および排気ダクト68を通過して掃除機本体100に設けられた外部排出口3から外部へ排気される。
以上が、掃除機本体100の構成である。
≪掃除システムにおける加温動作時の流路≫
図9は、図1CにおけるD−D矢視断面図である。即ち、置台400に掃除機本体100が載置された状態を示す断面図である。置台400におかれた状態で、掃除機本体100の開口部21の一部は本体底支持部430の凸状の角部と係合しているが、開口部21の大半は解放されている。
加温を目的として掃除機本体100を作動させると、その開口部21の解放された部分から外気が吸い込まれ、回転ブラシ4、ノズルパイプ5、集塵部200、吸気ダクト67、電動送風機61、排気ダクト68および排気フィルター7を経て外部排出口3から機外へ排出される。その際、作動中の電動送風機61を気流が通過するので加温される。
機外へ排出された気流は、置台400の排気導入部440から内部のダクト部450へ流入し、伸縮ホース460の一端からホース内に入り他端から放出される。
(実施の形態2)
実施の形態1に示す置台400の異なる態様を述べる。
図10は、この実施の形態に係る加温機能付掃除システム1を示す図であって、実施の形態1の図9に対応する断面図である。
図9に示す置台400と異なる点は、伸縮ホース460を収納する部分の後側の壁(後部側壁431)の一部が解放されており、図10に2点鎖線で示すように、伸縮ホース460を後側へ曲げて伸ばすことができる。例えば、床の上に敷かれたマットレスが加温対象物である場合に、床面に置台400を置いて横方向へ伸縮ホース460を伸ばすことができるので便宜である。
(実施の形態3)
実施の形態1に示す置台400のさらに異なる態様を述べる。
図11は、この実施の形態に係る加温機能付掃除システム1を示す図であって、実施の形態1の図9に対応する断面図である。
図11に示すように、この実施の形態において、置台400は、伸縮ホース460を収納する後側の壁(後部側壁431)が床面と平行になるように倒して、床面上に置くことができる。後部側壁431の上下左右の4カ所には、弾性体(ゴム)からなる後部脚432が付けられており、安定して床面に置くことができる。
例えば、床の上に敷かれたマットレスが加温対象物である場合に、床面に置台400を置いて横方向へ伸縮ホース460を伸ばすことができるので便宜である。
(実施の形態4)
この実施の形態では、実施の形態1に示す掃除機本体100の異なる態様を述べる。
図12は、この実施の形態に係る加温機能付掃除システム1を示す図であって、実施の形態1の図9に対応する断面図である。
図12で、置台400は図9と同じものであるが、掃除機本体100に短絡流路70と切換弁71が設けられている点が図9のものと異なる。
加温機能付掃除システム1の加温機能を使用する場合、掃除機としての集塵部200は不要である。そればかりか塵埃が溜まった集塵部200を気流が通過することをユーザーが嫌がることも考えられる。
この実施形態による掃除機本体100は、切換弁71を操作することによって開口部21から機内に流入した気流が集塵部200を通過する流路と、集塵部200を通過しない流路とを切換えることができる。切換弁71は、図示しないリンク機構と操作レバーによって位置を変えるように構成されてもよい。あるいは、電磁弁のようにアクチュエータを備えて電気信号によって位置を変えるように構成されてもよい。
切換弁71は、図12中に矢印で示すように、開口部21から流入した気流を集塵カップ210の流入口210aへ気流を導く位置と、短絡流路70へ気流を導く位置とを切換える。
掃除機本体100を電気掃除機として動作させる場合は、気流が流入口210aへ導かれるように切換弁71を切換える。その場合の流路は実施の形態1と同様である。
一方、掃除機本体100を加温機として動作させる場合は、気流が短絡流路70へ導かれるように切換弁71を切換える。その場合の流路は開口部21、ノズルパイプ5、切換弁71、短絡流路70を経て吸気ダクト67を通る流路になる。その後の流路は実施の形態1と同様であり、電動送風機61、排気ダクト68、排気フィルター7を経て外部排出口3から機外へ流出する。
以上のように、切換弁71の位置を切換えることによって、加温機能を使用する場合に集塵部200を通らない流路に切換えることができる。
(実施の形態5)
実施の形態4で、加温機能付掃除システム1の加温機能を使用する場合に塵埃が溜まった集塵部200を気流が通過しないようにできる構成を述べたが、この実施形態によれば、実施の形態4と異なる構成で同様の目的が達成される。
図13は、この実施の形態に係る加温機能付掃除システム1を示す図であって、実施の形態1の図9に対応する断面図である。
図13に示すように、掃除機本体100には、図9の集塵部200に代えて吸気部240が装着されている。即ち、ユーザーは、集塵部200を吸気部240に付け替えたうえで加温機能を使用することができる。集塵部200を吸気部240に付け替えなくても加温機能を使用できるが、その場合は図9と同様の構成である。
吸気部240は、カップ部の側面に複数の孔が形成されている。一方、図9に示す流入口210aは吸気部240に存在せず、従ってノズルパイプ5とカップ部とは連通していない。開口部21から電動送風機61が作動すると、カップ部の側面に形成された孔から空気が機内へ流入する。流入した空気は、吸気ダクト67、電動送風機61、排気ダクト68、排気フィルター7を経て外部排出口3から機外へ排出される。
なお、吸気部240は、図9に示す集塵部200のうち集塵カップ210のみを付け替える構成にしてもよい。そうすれば、交換する部材が少なくて済むので標準の付属品としてもよい。
しかし、集塵部200の上蓋ユニット230に相当する部分も含めて交換できるようにすれば、吸気部240に交換する際のユーザーの手間が省ける。また、上蓋ユニット230はエアフィルターを含むところ、吸気部240には加温機能の使用により好適なエアフィルターを上蓋ユニット230に相当する部分に装着しておくこともできる。例えば、開口部21から集塵カップ210までの流路が長く抵抗の大きい集塵部200に対して、吸気抵抗の小さい吸気部240の場合、より微細な塵埃を濾過するエアフィルターを装着してより清浄な排気が得られるようにしてもよい。
また、上述の実施形態は、掃除機本体100に集塵部200を装着した状態であるが、集塵部200を装着していない状態で掃除機を動作させることで加温機能を有する掃除システムが構成することができる。
図14は、この実施の形態に係る加温機能付掃除システム1の図13と異なる態様を示す図である。図14に示すように、掃除機本体100の集塵部200を取り外した場合、電動送風機61により吸気ダクト67へ空気が吸引され、電動送風機61により暖められた温風を外部排出口3から排出して、ダクト部450、伸縮ホース460へと流れる。なお、吸気ダクト67から空気が吸引するときに塵埃が吸引された場合には、掃除機本体100内に配置されている排気フィルター7により濾過されることになる。
以上に述べたように、
(i)この発明による加温機能付掃除システムは、少なくとも掃除機本体と置台とから構成されるシステムであって、前記掃除機本体は、気流を発生させる電動送風機と、前記気流と共に塵埃を吸引する塵埃吸引口と、前記塵埃吸引口から前記電動送風機に至る吸引路の途中に集塵部材を装着するための装着部と、前記集塵部材から前記電動送風機へ気流を導く吸気ダクトと、前記電動送風機を経て加温された空気を排出する排気口とを備え、前記置台は、前記掃除機本体を支持する支持部と、前記排気口から排出される空気を導入する排気導入部と、導入された空気を一端から取り入れて他端から放出するホースと、前記排気導入部と前記ホースの一端とを連通させるダクト部とを備えることを特徴とする。
この発明において、掃除機本体は、加温された空気を排出する。掃除機の具体的な一態様は、実施形態で述べたような、寝具やカーペットに生息しているノミやダニ等の害虫を駆除するハンディータイプの電気掃除機である。前記掃除機は、加温された空気を掃除対象物である寝具やカーペットに吹き付けながらそれらの害虫や塵埃を吸引する。ただし、必ずしもこれに限定されるものでない。
また、置台は、掃除機本体を安定して収納するためのものであるが、この発明においては掃除機本体が置かれた状態で、加温された空気を掃除対象物へ導く構造を有している。
掃除機本体の電動送風機は、吸引された空気を加温するものである。掃除機本体が電動送風機に加えて、吸引された空気を加熱する加熱手段を備えていてもよい。
集塵部材は、吸引された塵埃を溜めるものである。その具体的な態様は、例えば、紙パック式の集塵袋やサイクロン式の集塵カップが挙げられるが、これに限定されない。
置台の排気導入部は、掃除機本体の排気口から排出される空気をダクト部へ導入する部分である。排気口から排出されるすべての空気がダクト部へ導入されることが好ましいが、一部が漏れてもかまわない。
ホースは、少なくとも一部が屈曲自在な管状の部材である。その具体的な態様は、例えば、樹脂製で蛇腹状のホースである。樹脂の材質は特に限定されないし、樹脂以外の素材であってもよい。
なお、この発明による加温機能付掃除システムは掃除機本体と置台に加えて吸気部材を含み、吸気部材は、集塵部材に代えて前記装着部に装着可能であってもよい。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記ホースは、伸縮自在であって収縮した状態で置台に収容可能であってもよい。
このようにすれば、寝具等の対象物を加温するときは、ホースを伸ばして対象物へ導き、単に掃除機本体を収納しておく場合や掃除機本体を置台から取り外して使用する場合はホースを収縮させて置台に収容しておける。
(iii)前記掃除機本体は、前記装着部に集塵部材が装着されない状態で前記電動送風機が作動すると、前記吸気ダクトから導入され、前記電動送風機を経て加温された空気を前記排気口から排出してもよい。
このようにすれば、掃除する場合は装着部に集塵部材を装着し、加温する場合は装着部の集塵部材を取り外せばよい。加温する場合は吸気部材を取り外すことで、集塵部材に溜まった塵埃によって吸引抵抗が増大することがなくなると共に、より清潔な排気を得ることができる。
(iv)前記装着部は、前記集塵部材に代えて吸気部材が装着可能であり、前記吸気部材は吸気口を有し前記塵埃吸引口と異なる箇所から外気を導入してもよい。
このようにすれば、掃除する場合は装着部に集塵部材を装着し、加温する場合は装着部に吸気部材を装着すればよい。加温する場合に吸気部材を装着することで、集塵部材に溜まった塵埃によって吸引抵抗が増大することがなくなると共に、より清潔な排気を得ることができる。
(v)また、この発明による電気掃除機用置台は、掃除機本体を支持する支持部と、前記掃除機本体で加温され排出される空気を導入する排気導入部と、導入された空気を一端から取り入れて他端から放出するホースと、前記排気導入部と前記ホースの一端とを連通させるダクト部とを備えることを特徴とする。
(vi)前記ホースは、伸縮自在であって収縮した状態で収容可能であってもよい。
このようにすれば、寝具等の対象物を加温するときは、ホースを伸ばして対象物へ導き、単に掃除機本体を収納しておく場合や掃除機本体を置台から取り外して使用する場合はホースを収縮させて置台に収容しておける。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:加温機能付掃除システム、 3:外部排出口、 4:回転ブラシ、 5:ノズルパイプ、 7:排気フィルター、 10:光センサー部、 16:ローラー、 20:吸込ユニット、 21:開口部、 21c:仕切壁
60:電動送風機ユニット、 61:電動送風機、 67:吸気ダクト、 68:排気ダクト、 70:短絡流路、 71:切換弁
100:掃除機本体、 110:電源コード、 121:上部筐体、 122:下部基体、 124:第1頂部筐体、 125:第2頂部筐体、 125a:表示部、 126:着脱ボタン
200:集塵部、 210:集塵カップ、 210a:流入口、 230:上蓋ユニット、 240:吸気部
300:操作ハンドル
400:置台、 410:集塵カップ支持部、 420:本体前端支持部、 430:本体底支持部、 431:後部側壁、 432:後部脚、 440:排気導入部、 450:ダクト部、 460:伸縮ホース

Claims (6)

  1. 少なくとも掃除機本体と置台とから構成されるシステムであって、
    前記掃除機本体は、
    気流を発生させる電動送風機と、
    前記気流と共に塵埃を吸引する塵埃吸引口と、
    前記塵埃吸引口から前記電動送風機に至る吸引路の途中に集塵部材を装着するための装着部と、
    前記集塵部材から前記電動送風機へ気流を導く吸気ダクトと、
    前記電動送風機を経て加温された空気を排出する排気口とを備え、
    前記置台は、
    前記掃除機本体を支持する支持部と、
    前記排気口から排出される空気を導入する排気導入部と、
    導入された空気を一端から取り入れて他端から放出するホースと、
    前記排気導入部と前記ホースの一端とを連通させるダクト部とを備える
    加温機能付掃除システム。
  2. 前記ホースは、伸縮自在であって収縮した状態で置台に収容可能である請求項1に記載のシステム。
  3. 前記掃除機本体は、前記装着部に集塵部材が装着されない状態で前記電動送風機が作動すると、前記吸気ダクトから導入され、前記電動送風機を経て加温された空気を前記排気口から排出する請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記装着部は、前記集塵部材に代えて吸気部材が装着可能であり、前記吸気部材は吸気口を有し前記塵埃吸引口と異なる箇所から外気を導入する請求項1または2に記載のシステム。
  5. 掃除機本体を支持する支持部と、
    前記掃除機本体で加温され排出される空気を導入する排気導入部と、
    導入された空気を一端から取り入れて他端から放出するホースと、
    前記排気導入部と前記ホースの一端とを連通させるダクト部とを備える電気掃除機用置台。
  6. 前記ホースは、伸縮自在であって収縮した状態で収容可能である請求項5に記載の置台。
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CN113040525A (zh) * 2021-03-26 2021-06-29 盐城市朵布商贸有限公司 一种具备装订功能的空压机系统

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