JP3992062B2 - 空気調和機の室内機およびそのカバー部材、ならびに室内機の壁埋込み方法 - Google Patents

空気調和機の室内機およびそのカバー部材、ならびに室内機の壁埋込み方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気調和機の室内機およびそのカバー部材、ならびに室内機の壁埋込み方法に関する。
従来の床置き型の空気調和機の室内機には、特許文献1記載のように壁に埋め込んで設置することが可能な室内機がある。この室内機は、本体ケーシングに壁に埋め込まれる背面側埋込み部分を有している。室内機を壁に埋め込まない場合には、埋込み部分は、カバーで覆われている。カバーは、埋込み部分の上面および両側面を覆うためにコの字状の部材である。
特開平10−300186号公報
しかし、特許文献1記載の室内機では、壁が薄い等の理由によって、埋込み部分の全部を埋め込むことができないときには、埋込み部分のうちの壁から露出した部分を隠すために、化粧ボード等を露出部分に貼り付ける必要がある。このため、室内機の外観上の美しさが低下する。
本発明の課題は、埋込み量に合わせて本体の埋込み部分を隠すことができ、壁に埋め込んだ状態の室内機の外観を美しくすることができる空気調和機の室内機およびそのカバー部材、ならびに室内機の壁埋込み方法を提供することにある。
第1発明の空気調和機の室内機は、床置き型である。室内機は、本体と、カバー部材とを備えている。本体は、背面側段差部を有する。背面側段差部は、壁に埋めることが可能である。カバー部材は、複数のカバー要素を有している。複数のカバー要素は、背面側段差部が壁に埋め込まれる方向に沿って並ぶ。複数のカバー要素は、分割可能である。カバー部材は、背面側段差部の上面および両側面を覆う。カバー部材は、自立部を有している。自立部は、背面側段差部に当接している。自立部は、本体の周方向に延びている。自立部は、カバー要素にそれぞれ形成されている。
ここでは、本体の背面側段差部を覆うカバー部材が背面側段差部が壁に埋め込まれる方向に沿って並ぶ分割可能な複数のカバー要素を有しているので、複数のカバー要素の一部を取り外すことによって、背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材の幅を段階的に調整することが可能である。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部に露出部分が生じても、カバー部材の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことが可能である。その結果、埋め込み後の室内機の外観が美しくなる。
また、カバー部材は背面側段差部に当接する自立部を有しており、自立部が本体の周方向に延びているので、カバー部材の強度を向上することが可能である。しかも、自立部がカバー要素にそれぞれ形成されているので、自立部が各カバー要素を補強することによってカバー部材の分割を容易にすることが可能である。
第2発明の空気調和機の室内機は、第1発明の空気調和機の室内機であって、カバー部材は、少なくとも1本の溝を有している。溝は、本体の周方向に延びる。カバー部材は、溝に沿って分割可能である。
ここでは、カバー部材が本体の周方向に延びる溝を有しているので、カバー部材を容易に分割することが可能である。
第3発明の空気調和機の室内機は、第2発明の空気調和機の室内機であって、自立部は、背面側段差部の前後方向において溝とずれて配置されている。
ここでは、自立部は、背面側段差部の前後方向において溝とずれて配置されているので、溝に沿ってカバー要素を分割するときに、溝から生じる亀裂と自立部とが干渉することがない。しかも、溝の直近の位置で自立部がカバー要素のそれぞれを補強しているので、分割時においてカバー要素の変形を抑えることが可能である。これにより、溝に沿ってカバー要素を容易に分割することが可能になる。
第4発明の空気調和機の室内機は、第1発明の空気調和機の室内機であって、カバー要素は、互いに着脱自在に連結されている。
ここでは、カバー要素が互いに着脱自在に連結されているので、すでに壁に埋め込まれている室内機を取り外して他の薄い壁に埋め込む場合にも、カバー要素を連結することによって、背面側段差部の露出部分を隠すことが可能である。
第5発明のカバー部材は、複数のカバー要素と、自立部とを有している。複数のカバー要素は、分割可能である。自立部は、背面側段差部に当接している。自立部は、カバー要素にそれぞれ形成されている。自立部は、床置き型空気調和機の室内機の本体の周方向に延びる。カバー部材は、床置き型空気調和機の室内機の本体において壁に埋め込まれる背面側段差部の上面および両側面を覆う。
ここでは、カバー部材が分割可能な複数のカバー要素を有しているので、床置き型空気調和機の室内機の本体において壁に埋め込まれる背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材の幅を段階的に調整することが可能である。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部に露出部分が生じても、カバー部材の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことが可能である。その結果、埋め込み後の室内機の外観が美しくなる。
また、カバー部材が背面側段差部に当接する自立部を有しており、自立部が本体の周方向に延びているので、カバー部材の強度を向上することが可能である。しかも、自立部がカバー要素にそれぞれ形成されているので、自立部が各カバー要素を補強することによってカバー部材の分割を容易にすることが可能である。
第6発明の室内機の壁埋込み方法は、第1発明から第4発明のいずれかの床置き型空気調和機の室内機の壁埋込み方法であり、取外し工程と、埋込み工程とを有する。取外し工程は、分割可能な複数のカバー要素を有するカバー部材を、空気調和機の室内機の背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー要素の一部を取り外す工程である。埋込み工程は、カバー部材が装着された状態で背面側段差部を壁に埋め込む埋込み工程である。
ここでは、本体の背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー要素の一部を取り外す取外し工程と、背面側段差部を壁に埋め込む埋込み工程とを有しているので、背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材の幅を段階的に調整することが可能である。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部に露出部分が生じても、カバー部材の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことが可能である。その結果、埋め込み後の室内機の外観が美しくなる。
第1発明によれば、室内機本体の背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材の幅を段階的に調整することができる。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部に露出部分が生じても、カバー部材の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことができ、埋め込み後の室内機の外観を美しくすることができる。
また、カバー部材の強度を向上することができる。しかも、カバー部材の分割を容易にすることができる。
第2発明によれば、カバー部材を容易に分割することができる。
第3発明によれば、溝に沿ってカバー要素を分割するときに、溝から生じる亀裂と自立部とが干渉することがない。しかも、分割時においてカバー要素の変形を抑えることが可能である。これにより、溝に沿ってカバー要素を容易に分割することが可能になる。
第4発明によれば、すでに壁に埋め込まれている室内機を取り外して他の薄い壁に埋め込む場合にも、カバー要素を連結することによって、背面側段差部の露出部分を隠すことができる。
第5発明によれば、床置き型空気調和機の室内機の本体において壁に埋め込まれる背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材の幅を段階的に調整することができる。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部に露出部分が生じても、カバー部材の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことができ、埋め込み後の室内機の外観を美しくすることができる。
また、カバー部材の強度を向上することができる。しかも、カバー部材の分割を容易にすることができる。
第6発明によれば、室内機本体の背面側段差部が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材の幅を段階的に調整することができる。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部に露出部分が生じても、カバー部材の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことができ、埋め込み後の室内機の外観を美しくすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係わる空気調和機の室内機およびそのカバー部材、ならびに室内機の壁埋込み方法について説明する。
図1〜図5に示される空気調和機の室内機1は、床置き型の室内機であり、本体2と、室内熱交換器3と、ファン4と、シャッタ5と、ステップモータ6と、フィルタ7と、前面グリル8と、カバー部材9と、前面パネル10とを備えている。本体2の前面に配置される前面パネル10は、フラット(平坦)な形状をしている。
本体2には、室内熱交換器3と、ファン4と、シャッタ5と、ステップモータ6と、フィルタ7と、前面グリル8とが収納されている。
室内機1は、居室の床に据え置いた状態で使用される。室内機1は、本体2を居室の壁の表面に接触させて設置するだけでなく、図3および図5に示されるように、後述するカバー部材9の全部または一部を取り外すことにより、本体2の背面側段差部51の全部または一部を居室の壁に埋め込んだ状態で設置することも可能である。
<本体2の構成>
本体2は、図4および図5に示されるように、合成樹脂製の中空の筐体からなる。
本体2において壁に埋め込むことが可能な背面側段差部51は、図5に示されるように、前面側上面53よりも低くなるように形成されている。背面側段差部51を覆うカバー部材9の高さは、前面側上面53の高さと同一になるように設定されている。
本体2の内部には、図4に示されるように、前面側に形成された前面側開口2aから後方へ向かって、フィルタ7、室内熱交換器3、ファン4が順に配置されている。
本体2の前面側開口2aの周縁には、前面グリル8が取り付けられている。前面グリル8には、フィルタ7がはめ込まれている。
本体2の前面側開口2aの前方には、前面側開口2aから浮かせた状態で平坦な前面パネル10が配置されている。
前面パネル10は、上下左右の四方において上部吸込口11a、下部吸込口11b、第1側部吸込口11cおよび第2側部吸込口11dを有している。具体的には、前面パネル10は、本体2から前方に離間して配置されているので、前面パネル10の上側と左右両側の三方には、3カ所の上部吸込口11a、第1側部吸込口11c、および第2側部吸込口11d(図1参照)が形成されている。また、前面パネル10の下部であって下部吹出口25よりも若干上方の位置には、スリット状の下部吸込口11bが形成されている。これにより、前面パネル10の上下左右の四方向において、それぞれ吸込口11a、11b、11c、11dが配置されている。
前面パネル10の上部および下部には、嵌合突起10a、10bがそれぞれ形成されている。嵌合突起10a、10bを前面グリル8の嵌合凹部8aおよび本体2の前面下端付近の嵌合穴2bにそれぞれ嵌合させることにより、前面パネル10は、本体2の前面側開口2aから浮かせた状態で固定される。
本体1には、吸込通路P1と、上部吹き出し通路P2と、下部吹き出し通路P3とが形成されている。
吸込通路P1は、前面パネル10の四方の上部吸込口11a、下部吸込口11b、第1側部吸込口11c、または第2側部吸込口11dのうちのいずれかの吸込口を通って、前面側開口2aを通して本体2に入り、フィルタ7、室外熱交換器3、ファン4の順に通る通路である。
上部吹き出し通路P2は、ファン4から上部空間部27を通って上部吹出口24へ向かう通路である。上部吹出口24は、本体2の前面側開口2aの上方に形成されている。上部吹出口24には、開閉可能な可動板26が配置されている。
下部吹き出し通路P3は、ファン4から下部空間部28を通って下部吹出口25へ向かう通路である。下部吹出口25は、本体2の前面側開口2aの下方に形成されている。下部空間部28には、開閉可能なシャッタ5が配置されている。さらに、下部空間部28の内部には、閉状態でシャッタ5に当接するストッパ37が形成されている。また、前面パネル10における下部吹出口25の前方側の部分には、水平方向に延びる複数のスリット10cが形成されている。
<ファン4の構成>
ファン4は、遠心方向に風を吹き出す遠心ファンの一種であるターボファンであり、図4に示されるように、ファンロータ41と、モータ42と、ファンケーシング43とを備えている。ファンロータ41は、中心41bから螺旋を描きながら離れるように配置された複数枚の羽根41a(図4の斜線部分)を有している。
ファンケーシング43は、ファンロータ41およびモータ42を収納したケーシングである。ファンケーシング43の上部は、本体2の上部空間部27と連通している。ファンケーシング43の下部は、本体2の下部空間部28と連通している。
ファン4で生成された遠心方向へ吹き出す空気流れは、ファンケーシング43から上下に分岐して上部吹き出し通路P2および下部吹き出し通路P3をそれぞれ通り、そののち上部吹出口24および下部吹出口25からそれぞれ本体2の外部に排出される。
<カバー部材9の構成>
カバー部材9は、図3〜図5に示されるように、分割可能な複数のカバー要素55、56、57、58を有している。カバー要素55、56、57、58は、背面側段差部51が壁に埋め込まれる方向Dに沿って並ぶ。カバー部材9は、カバー要素55、56、57、58が一体になるように合成樹脂で製造されている。
カバー部材9は、本体2の背面側段差部51の少なくとも一部を覆う部材であり、背面側段差部51の上面および両側面を覆うためにコの字状に形成されている。カバー部材9は、ネジ52によって本体2に固定されている。図2〜図5に示されるカバー部材9は、本体2の背面側段差部51の全体を覆っている。
カバー部材9の複数のカバー要素55、56、57、58のうちの1つまたは複数個を分割することによって、本体2の背面側段差部51が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材9の幅を段階的に調整可能である。
また、カバー部材9は、カバー部材9の外周面において、本体2の周方向に延びる溝54を有している。溝54は、複数のカバー要素55、56、57、58の境界付近に形成されている。これにより、カバー部材9は、溝54に沿って、カバー部材9の複数のカバー要素55、56、57、58のうちの1つまたは複数個を分割することが可能である、
溝54は、カバー部材9を合成樹脂で製造する際に同時に成型したり、カバー部材9を成型後に切削加工するなどによって形成される。
さらに、カバー部材9は、本体2の周方向に延びる自立部としてリブ59を有する。リブ59は、カバー要素55、56、57、58にそれぞれ形成されている。このリブ59によって、カバー部材9の強度を向上することが可能である。
リブ59は、本体2の背面側段差部51の前後方向において溝54とずれ配置されているので、溝54に沿ってカバー要素55、56、57、58を分割するときに、溝54から生じる亀裂とリブ59とが干渉することがない。しかも、溝54の直近の位置でリブ59がカバー要素55、56、57のそれぞれを補強しているので、分割時においてカバー要素55、56、57、58の変形を抑えることが可能である。これにより、溝54に沿ってカバー要素55、56、57、58を容易に分割することが可能になる。
<室内機1の壁埋込み方法>
室内機1を壁に埋め込む場合、まず、カバー部材9を、室内機1の本体2の背面側段差部51が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせて、カバー要素55、56、57、58の一部を取り外す(取外し工程)。
ここで、カバー部材9を分割する際に、本体2からカバー部材9を取り外して分割を行ってもよいし、本体2にカバー部材9が装着された状態で分割を行ってもよい。
ついで、カバー部材9が装着された状態で背面側段差部51を壁に埋め込む(埋込み工程)。
この壁埋込み方法によって、本体2の背面側段差部51が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材9の幅を段階的に調整可能である。
<特徴>
(1)
実施形態の室内機1では、本体2の背面側段差部51を覆うカバー部材9が背面側段差部51が壁に埋め込まれる方向Dに沿って並ぶ分割可能な複数のカバー要素55、56、57、58を有しているので、複数のカバー要素55、56、57、58の一部を取り外すことによって、背面側段差部51が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材9の幅を段階的に調整することが可能である。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部51に露出部分が生じても、カバー部材9の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことが可能である。その結果、埋め込み後の室内機1の外観が美しくなる。
なお、露出部分をカバー部材で完全に隠すことができない場合でも、従来の室内機と比較して露出部分は小さくなっているので、コーキング剤を露出部分に塗布してマスキングすることによって仕上がりが美しくなる。
(2)
実施形態では、カバー部材9が本体2の周方向に延びる少なくとも1本の溝54を有しており、カバー部材9が溝54に沿って分割可能であるので、カバー部材9を容易に分割することが可能である。
また、カバー部材9の外側に少なくとも1本の溝54が形成されているので、室内機1全体の奥行きが薄く見えるという視覚効果を奏することが可能である。
(3)
実施形態では、カバー部材9が本体2の周方向に延びる少なくとも1本のリブ59を有しているので、カバー部材9の強度を向上することが可能である。しかも、リブ59が各カバー要素55、56、57、58を補強することによってカバー部材9の分割を容易にすることが可能である。
(4)
実施形態の室内機1の壁埋込み方法は、分割可能な複数のカバー要素55、56、57、58を有するカバー部材9を、本体2の背面側段差部51が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー要素55、56、57、58の一部を取り外す取外し工程と、カバー部材9が装着された状態で背面側段差部51を壁に埋め込む埋込み工程とを有しているので、背面側段差部51が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせてカバー部材9の幅を段階的に調整することが可能である。また、これによって、壁が薄い等の理由で背面側段差部51に露出部分が生じても、カバー部材9の幅を段階的に調整して露出部分をカバー部材で隠すことが可能である。その結果、埋め込み後の室内機1の外観が美しくなる。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、カバー部材9は、カバー要素55、56、57、58が一体になるように合成樹脂で製造されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、互いに着脱自在に連結可能なカバー要素55、56、57、58をそれぞれ別体として製造してもよい。この場合、カバー要素55、56、57、58を互いに連結することによって、カバー部材9が構成される。
この変形例におけるカバー要素55、56、57、58の連結部分は、例えば、互いに隣接するカバー要素55、56、57、58のそれぞれの対向面に設けられた嵌合凹部と嵌合凸部との組合せなどからなる。また、連結部分の他の例として、磁石の吸着力を用いた構成、例えば、磁石と金属板等の磁性体との組合せでもよい。
このように、カバー要素55、56、57、58が互いに着脱自在に連結されることによって、すでに壁に埋め込まれている室内機を取り外して他の薄い壁に埋め込む場合にも、カバー要素を連結することによって、背面側段差部の露出部分を隠すことが可能である。
(B)
実施形態では、カバー部材9の外側に溝54が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、カバー部材9の内側、またはカバー部材9の内外両側に溝54を形成してもよい。この場合も、カバー部材9を容易に分割することが可能である。
本発明は、壁への埋込みが可能な空気調和機の室内機およびそのカバー部材、ならびに室内機の壁埋込み方法に適用することが可能である。
本発明の実施形態に係わる空気調和機の室内機の正面図。 図1の室内機の側面図。 図1の室内機のカバー部材を取り外した状態の斜視図。 図1の室内機の縦断面図。 図4の室内機におけるカバー部材付近の拡大断面図。
符号の説明
1 室内機
2 本体
3 室内熱交換器
4 ファン
5 シャッタ
6 ステップモータ
7 フィルタ
8 前面グリル
9 カバー部材
10 前面パネル
24 上部吹出口
25 下部吹出口
27 上部空間部
28 下部空間部
51 背面側段差部
54 溝
55、56、57、58 カバー要素
59 リブ

Claims (6)

  1. 壁に埋めることが可能な背面側段差部(51)を有する本体(2)と、
    前記背面側段差部(51)が壁に埋め込まれる方向に沿って並ぶ分割可能な複数のカバー要素(55、56、57、58)を有しており、前記背面側段差部(51)の上面および両側面を覆うカバー部材(9)と、
    を備えており、
    前記カバー部材(9)は、前記背面側段差部(51)に当接する自立部(59)を有し、
    前記自立部(59)は、前記本体(2)の周方向に延び、前記カバー要素(55、56、57、58)にそれぞれ形成されている、
    床置き型の空気調和機の室内機(1)。
  2. 前記カバー部材(9)は、前記本体(2)の周方向に延びる少なくとも1本の溝(54)を有し、
    前記カバー部材(9)は、前記溝(54)に沿って分割可能である、
    請求項1に記載の室内機(1)。
  3. 前記自立部(59)は、前記背面側段差部(51)の前後方向において前記溝(54)とずれて配置されている、
    請求項2に記載の室内機(1)。
  4. 前記カバー要素(55、56、57、58)は、互いに着脱自在に連結されている、
    請求項1に記載の室内機(1)。
  5. 分割可能な複数のカバー要素(55、56、57、58)と、
    前記カバー要素(55、56、57、58)にそれぞれ形成され、床置き型空気調和機の室内機(1)の本体(2)の周方向に延びる、前記背面側段差部(51)に当接する自立部(59)と
    を有しており、
    床置き型空気調和機の室内機(1)の本体(2)において壁に埋め込まれる背面側段差部(51)の上面および両側面を覆う
    カバー部材(9)。
  6. 請求項1から4のいずれかの床置き型の空気調和機の室内機(1)の壁埋込み方法であって、
    分割可能な複数のカバー要素(55、56、57、58)を有するカバー部材(9)を、空気調和機の室内機(1)の背面側段差部(51)が壁に埋め込まれる埋込み量に合わせて前記カバー要素(55、56、57、58)の一部を取り外す取外し工程と、
    前記カバー部材(9)が装着された状態で前記背面側段差部(51)を壁に埋め込む埋込み工程
    を有する、
    室内機(1)の壁埋込み方法。
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