JP3991341B2 - 投光機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば土木工事現場で夜間照明などに用いられる投光機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
土木工事現場で夜間照明などに用いられる投光機としては、従来、例えば特開平8−138406号公報や特開平9−17226号公報に記載のものが知られている。これらの公報に記載の投光機は、伸縮自在の支柱の上端部に照明装置を設け、この照明装置の高さを調整できるようにしたものである。支柱は、太い支柱部材(マスト)の内側に細い支柱部材を順次挿入してなるもので、最上部の第4支柱部材の下端部にワイヤロープの一端を固定し、第3支柱部材、第2支柱部材の上下両端部および最下部の第1支柱部材の上端部に設けた滑車に前記ワイヤロープを掛け渡し、このワイヤロープの他端を固定したウインチによりワイヤロープを巻き解きして支柱を伸縮させるようにしている。
【0003】
この種の投光機では、万一ワイヤロープが切れてしまった場合、支柱部材が急速に縮んで照明装置が落下するおそれがあり、照明装置が急速に降下した場合照明装置が不用意に人体に当たったり、落下の衝撃で破損すると危険である。そこで、前記公報に記載の投光機では、ワイヤロープが切れた際に照明装置の落下を防止する安全機構を設けている。
【0004】
特開平8−138406号公報に記載の投光機では、第3支柱部材の上端部に水平に移動するピンを設けるとともに、第4支柱部材の下端部に、前記ピンが係合する貫通孔を設け、前記ピンをばねにより貫通孔に係合する方向へ付勢したものである。第3支柱部材に対して第4支柱部材が上昇限位置にあれば、ピンは貫通孔に係合している。したがって、ワイヤロープが切れた場合には、第2支柱部材および第3支柱部材は下降したとしても、第3支柱部材に対して第4支柱部材が下降することはない。第3支柱部材に対して第4支柱部材を下降させるには、ピンを操作して貫通孔から抜かなければならない。これは、ワイヤロープが切れていないときも同様であり、支柱を縮めるときには、ウインチの他にピンを操作する手間がかかる。
【0005】
特開平9−17226号公報に記載の投光機の安全機構は、同様のピンを利用したものであるが、正常時に支柱を縮めるときにピンを操作する手間をなくしている。そのため、第1支柱部材の上部にロック解除部材を設け、第3支柱部材が下降してきたとき、ロック解除部材がピンに固定されたロック解除レバーを押してこのピンが貫通孔から抜けるようにしている。ロック解除部材は、第1支柱部材に回動自在に支持してあり、ばねによりロック解除レバーから外れる方向へ付勢されている。また、ロック解除部材に固定されたテンションアームに設けた滑車にワイヤロープを掛けてあり、このワイヤロープの張力がばねによる付勢方向と反対方向にロック解除部材を回動させるようになっている。したがって、ワイヤロープが切れていない正常な状態では、前述のようにロック解除部材がピンに係合することにより、第3支柱部材に対して第4支柱部材が下降できる。一方、ワイヤロープが切れると、ばねによりロック解除部材がロック解除レバーに係合できない位置に移動し、ピンが貫通孔から抜けず、第3支柱部材に対して第4支柱部材は下降しない。
【0006】
しかし、この従来の投光機では、第3支柱部材に対して第4支柱部材が上昇限まで上昇しないと、ピンが貫通孔に係合しないため、支柱を伸ばすとき、第4支柱部材が伸び切るまでの間にワイヤロープが切れると、安全機構は作動することがなく、第4支柱部材とともに照明装置が落下してしまう問題があった。これは、前記特開平8−138406号公報に記載の投光機でも同様である。また、ピンなどからなるストッパ機構の他に、ロック解除部材、ばねおよび滑車などからなるストッパ解除機構を備えているため、構造が複雑で、加工コストがかさむとともに、作動の信頼性の低下を招く問題があった。すなわち、ストッパ機構およびストッパ解除機構の構成部品が多いため、壊れる可能性が高くなり、信頼性に問題がある。また、ストッパ機構およびストッパ解除機構は、正常な使用時においても支柱部材の昇降に伴って相互に摺動する部分(ロック解除レバーとロック解除部材との接触部、ピンとロック解除レバーとを連結する連結杆とこれを支持しているケースとの接触部)を有しているため、使用に伴い、この摺動部の摩耗が進行してがたが発生し、ストッパ機構やストッパ解除機構が正常に作動しなくなるおそれがある。また、長期間支柱を縮めて屋外に放置していた場合、連結杆とケースとが錆により固着して、ピンが貫通孔に挿入されない状態、すなわち、支柱部材が係止されない状態になり、安全機構が作動しなくなるおそれがある。さらに、ワイヤロープが切れた場合には、ロック解除部材が巻取り側へ回動するため、巻取り作業を行っている人にロック解除部材が当たるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、信頼性の高い安全機構を備えるとともに、安価にできる投光機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、段階的に細くなる複数本の支柱部材からなり、太い支柱部材の内側に細い支柱部材を順次挿入して上下方向に伸縮自在に構成した支柱と、最も細い最上部の支柱部材の上端部に設けられた照明装置と、前記最上部の支柱部材の下端部に一端が固定されたワイヤロープと、中間部の支柱部材の上下両端部および最も太い最下部の支柱部材の上端部に設けられ前記ワイヤロープが掛け渡された滑車と、前記ワイヤロープの他端が固定されたウインチとを備え、前記ワイヤロープの巻き解きにより前記支柱を伸縮させる投光機において、
前記最下部の支柱部材の内側に挿入された支柱部材の側面部に、上下方向に並んだ複数の係止部を設け、また、前記最下部の支柱部材外側面の上部には、前記係止部の一部が露出する抜き孔と回動自在で支柱へ向かって回動したとき、その先端部の係合突部が前記抜き孔から前記係止部に係合するストッパを設けており該ストッパは前記最下部の支柱部材外側面に固定されているストッパ軸に回動自在に取付けると共に、前記最下部の支柱部材外側面とストッパの係合突部との間に、前記ストッパの係合突部を前記係止部に係合する方向へ回動させるためのばねを設け、しかも、このストッパ先端部とストッパ軸 との間に取付けられている前記滑車に、前記ワイヤロープを掛け渡すことにより、このワイヤロープの張力をストッパの係合突部が前記係止部から外れる方向へ回動させるものである。
【0009】
ウインチにワイヤロープを巻き取ると、隣接する支柱部材のガイド部材間の距離が短くなるため、これら支柱部材からなる支柱が伸びる。なお、支柱部材は、内側のものから順次上昇していく。逆に、ウインチからワイヤロープを繰り出すと、重力により、支柱部材が外側のものから順次下降して支柱が縮む。最下部の支柱部材の上端部において、ワイヤロープはストッパに設けられたガイド部材に掛かっており、ワイヤロープが切れていなければ、このワイヤロープの張力により、ストッパは、ばねに抗して最下部の支柱部材の内側の支柱部材の係止部に係合していない状態になっている。したがって、最下部の支柱部材に対してその内側の支柱部材は昇降できる。一方、ワイヤロープが切れると、このワイヤロープの張力がなくなるので、ばねの力により、ストッパが回動して抜き孔から係止部に係合し、最下部の支柱部材に対してその内側の支柱部材の下降を停止させる。しかも、係止部は上下方向に並んで複数あるので、最下部の支柱部材に対してその内側の支柱部材がどの位置にあっても、ワイヤロープが切れた時点で即座にストッパが最寄りの係止部に係合し、最下部の支柱部材に対してその内側の支柱部材の下降を停止させる。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、本発明の投光機の一実施例について、図面を参照しながら説明する。投光機の全体を示す図3において、1は基台で、この基台1は、車輪2を有しているとともに、発電機3が搭載されている。そして、基台1の一側には上下方向に伸縮自在の支柱4が垂直に立設されており、この支柱4の上側先端部に照明装置5が設けられている。なお、前記発電機3は、照明装置5の電源となるものである。
【0011】
前記支柱4は、例えば角筒状で段階的に外形が小さく(細く)なる複数本の支柱部材11,12,13,14からなっている。そして、最も太い最下部の第1の支柱部材11内に次に太い第2の支柱部材12が上から上下摺動自在に挿入され、この第2の支柱部材12内に次に太い第3の支柱部材13が上から上下摺動自在に挿入され、この第3の支柱部材13内に最も細い最上部の第4の支柱部材14が上から上下摺動自在に挿入されている。そのうち第1の支柱部材11が前記基台1上に固定されており、第4の支柱部材14の上端部に前記照明装置5が設けられている。そして、隣接する支柱部材11,12,13,14が互いに上下動できる範囲は規制されている。この規制のための構成は、図示していないが、例えば隣接する支柱部材11,12,13,14のうちの一方の上端部に設けられたストッパーに、他方の下端部に設けられたストッパーが当接するものである。
【0012】
そして、前記支柱4の伸縮は、ワイヤロープ16の巻き解きによって行われるようになっている。図4に示すように、ワイヤロープ16は、一端が第4の支柱部材14の下端部に固定されており、他端が第1の支柱部材11に設けられたウインチ17に固定されている。また、ワイヤロープ16は、第3の支柱部材13および第2の支柱部材12の上下両端部および第1の支柱部材11の上端部にそれぞれ設けられたガイド部材としての滑車18,19,20,21,22にジグザグ状に掛け渡してある。したがって、図4(a)に示すように支柱4が縮んだ状態からウインチ17にワイヤロープ16を巻き取っていくと、まず第4の支柱部材14が第3の支柱部材13に対して上昇し、第4の支柱部材14が第3の支柱部材13に対して上昇限に達した後、この第3の支柱部材13が第2の支柱部材12に対して上昇し、第3の支柱部材13が第2の支柱部材12に対して上昇限に達した後、この第2の支柱部材12が第1の支柱部材11に対して上昇することになる。一方、図4(b)に示すように支柱4が伸びた状態でウインチ17からワイヤロープ16を繰り出していくと、まず第2の支柱部材12が第1の支柱部材11に対して下降し、第2の支柱部材12が第1の支柱部材11に対して下降限に達した後、第3の支柱部材13が第2の支柱部材12に対して下降し、第3の支柱部材13が第2の支柱部材12に対して下降限に達した後、第4の支柱部材14が第3の支柱部材13に対して下降することになる。
【0013】
前記ウインチ17は、図1および図2に示すように、第1の支柱部材11の外側面上部に固定された支持具26に水平な支軸27により軸着されており、ウインチ17の回動操作のためのハンドル28を備えている。
【0014】
また、本投光機は、ワイヤロープ16が切れたときに支柱4が最小長まで縮んで照明装置5が落下することを防止する安全機構31を備えている。つぎに、この安全機構31の構成について説明する。前記第2の支柱部材12、第3の支柱部材13および第4の支柱部材14の一側面部には、そのほぼ全長に渡る上下方向のスリット32がそれぞれ開口形成されており、このスリット32の一側縁に、上下方向に一定間隔で並んだ複数の切欠き状の係止部33が形成されている。この係止部33は、スリット32の一側縁のほぼ全体にある。一方、前記第1の支柱部材11の側面部の上端部には、前記係止部33に対向してこの係止部33の一部を露出させる抜き孔34が開口形成されている。
【0015】
また、第1の支柱部材11の外側面の両側には、ウインチ17の上方でかつ抜き孔34の下方に位置して軸受片36が固定されており、これら軸受片36間に、前記ウインチ17の支軸27と平行なストッパ軸37が回動自在に支持されている。そして、このストッパ軸37の中央部にはストッパ38が上方へ突出させて固定されている。このストッパ38は、所定角度のみ回動可能になっているが、このストッパ38が支柱4へ向かって回動したとき前記抜き孔34を通って前記係止部33に係合する係合突部39を上側の先端部に有している。
【0016】
また、ストッパ38の中央部に、前記滑車22がウインチ17の支軸27と平行な支軸41により回動自在に軸着されており、この滑車22の上側に掛けられた前記ワイヤロープ16が第1の支柱部材11の側面部に形成された通孔42から第1の支柱部材11内に導入されている。そして、ワイヤロープ16の張力は、ストッパ38を係止部33および抜き孔34から外れる方向へ回動させるように作用する。
【0017】
さらに、前記ストッパ軸37には、ストッパ38を挟んで位置する一対の第1のばね受け片43が固定されている。一方、第1の支柱部材11の外側面の両側にそれぞれ固定された固定片44に、ねじ棒45が水平に移動自在に支持されている。その移動方向は、ストッパ38の回動軌跡の接線方向である。そして、ねじ棒45には、一端部にダブルナット46が螺着されているとともに、他端部に第2のばね受け片47が固定されている。そして、これら第2のばね受け片47と前記第1のばね受け片43との間にコイルばね48がそれぞれ装着されている。これらコイルばね48は、ストッパ38に対して、このストッパ38が支柱4の係止部33に係合する方向へ回動する力を作用させるものであるが、ワイヤロープ16が切れていない限り、ワイヤロープ16の張力がコイルばね48の力を上回り、ストッパ38が係止部33から外れた状態になる。なお、コイルばね48がストッパ38に付与する力は、ねじ棒45におけるダブルナット46の位置を調整することにより調整可能である。
【0018】
つぎに、前記の構成についてその作用を説明する。本投光機の使用に際しては、支柱4を伸縮させることにより照明装置5の高さを任意に調整可能である。すなわち、ハンドル28を回してウインチ17にワイヤロープ16を巻き取れば、隣接する支柱部材11,12,13,14の滑車18,19,20,21,22間の距離が短くなるため、支柱部材11,12,13,14からなる支柱4が伸びる。一方、ハンドル28を回してウインチ17からワイヤロープ16を繰り出せば、重力により支柱部材12,13,14が下降して支柱4が縮む。なお、先に説明したように、支柱4が伸びるときには、内側の支柱12,13,14から順次上昇していき、支柱4が縮むときには、外側の支柱12,13,14から順次下降していく。
【0019】
ワイヤロープ16が切れていない正常な状態では、このワイヤロープ16がストッパ38に付与している力により、このストッパ38は、図2に実線で示すように、コイルばね48の付与している力に抗して、第1の支柱部材11の抜き孔34から抜け、他の支柱部材12,13,14の係止部33に係合していない状態になっている。そのため、支柱部材12,13,14は、ストッパ38により妨げられることなく、第1の支柱部材11に対して昇降できる。したがって、ハンドル28を回すだけで、支柱4を最小長から最大長まで伸縮させられる。
【0020】
一方、何らかの原因でワイヤロープ38が切れてしまったときには、このワイヤロープ38の張力がなくなるので、コイルばね48の力により、図2に二点鎖線で示すように、ストッパ38が支柱4の方へ回動し、このストッパ38の係止突部39が第1の支柱部材11の抜き孔34を通って他の支柱部材12,13,14の係止部33に係合する。より詳しく説明すると、係止突部39は、第2の支柱部材12の係止部33のみか、第2の支柱部材12および第3の支柱部材13の係止部33か、あるいは、第2の支柱部材12、第3の支柱部材13および第4の支柱部材14の係止部33に係合する。このように係止部33に係合したストッパ38が第1の支柱部材11に対して他の支柱部材12,13,14の下降を停止させる。しかも、係止部33は支柱部材12,13,14のほぼ全長に渡って上下方向に並んで複数あるので、第1の支柱部材11に対して他の支柱部材12,13,14がどの位置にあっても、ワイヤロープ16が切れた時点で即座にストッパ38が最寄りの係止部33に係合し、第1の支柱部材11に対して他の支柱部材12,13,14は下降を停止する。このようにして、照明装置5が人体の高さまで落下することを防止でき、安全性が向上する。
【0021】
前記実施例の構成によれば、安全機構31の構成が簡単なので、安価にできるとともに、安全機構31の作動の信頼性も向上する。また、ストッパ38は、ワイヤロープ16が切れていない正常な使用状態では基本的には回動するものではないので、使用に伴いストッパ38などの摩耗が進行して、安全機構31の信頼性が低下することはない。さらに、ストッパ38や第1のばね受け片43は小さなものである上、ワイヤロープ16が切れたとき、ストッパ38や第1のばね受け片43は支柱に近付く方向へ回動するので、人体を傷付けるようなおそれは全くない。
【0022】
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、ストッパを付勢するばねの取付け方は前記実施例のものに限定されない。また、係止部は、前記実施例のようにスリットの側縁に凹凸状に形成する他、上下方向に分離して並んだ抜き孔で形成してもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の支柱部材からなる支柱をワイヤロープにより伸縮させる投光機において、最下部の支柱部材の内側に挿入された支柱部材の側面部に、係止部を設け、最下部の支柱部材の上部に係止部の一部が露出する抜き孔と回動自在で支柱へ向かって回動したとき抜き孔から係止部に係合するストッパを設け、このストッパにワイヤロープを掛けるガイド部材を設けてワイヤロープを掛け渡し、このワイヤロープの張力をストッパが係止部から外れる方向へ回動するように作用させ、最下部の支柱部材とストッパとの間に、このストッパを係止部に係合する方向へ回動させるばねを設けたので、ワイヤロープが切れていない正常な状態では、ワイヤロープを巻き解きするウインチのみの操作により支柱を伸縮させることができる一方、ワイヤロープが切れたときには、ストッパが係止部に係合し、最下部の支柱部材に対してその内側の支柱部材の下降を停止させ、照明装置の落下を防止できる。しかも、この安全機構の構成が簡単なので、安価にできるとともに、安全機構の作動の信頼性も向上する。また、ストッパは、ワイヤロープが切れていない正常な使用状態では基本的には回動するものではないので、使用に伴いストッパなどの摩耗が進行して、安全機構の信頼性が低下することはない。さらに、ワイヤロープが切れたとき、ストッパは支柱に近付く方向へ回動するので、人体を傷付けるようなおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の投光機の一実施例を示すストッパ付近の斜視図である。
【図2】 同上ストッパ付近の側面図であり、一部を断面にしてある。
【図3】 同上全体の側面図である。
【図4】 同上支柱の伸縮の作用説明図であり、(a)は支柱が縮んだ状態、(b)は支柱が伸びた状態を示している。
【符号の説明】
4 支柱
5 照明装置
11 第1の支柱部材
12 第2の支柱部材
13 第3の支柱部材
14 第4の支柱部材
16 ワイヤロープ
17 ウインチ
18,19,20,21,22 滑
33 係止部
37 ストッパ軸
38 ストッパ
39 係合突部
48 コイルばね(ばね)

Claims (1)

  1. 段階的に細くなる複数本の支柱部材からなり、太い支柱部材の内側に細い支柱部材を順次挿入して上下方向に伸縮自在に構成した支柱と、最も細い最上部の支柱部材の上端部に設けられた照明装置と、前記最上部の支柱部材の下端部に一端が固定されたワイヤロープと、中間部の支柱部材の上下両端部および最も太い最下部の支柱部材の上端部に設けられ前記ワイヤロープが掛け渡された滑車と、前記ワイヤロープの他端が固定されたウインチとを備え、前記ワイヤロープの巻き解きにより前記支柱を伸縮させる投光機において、
    前記最下部の支柱部材の内側に挿入された支柱部材の側面部に、上下方向に並んだ複数の係止部を設け、また、前記最下部の支柱部材外側面の上部には、前記係止部の一部が露出する抜き孔と回動自在で支柱へ向かって回動したとき、その先端部の係合突部が前記抜き孔から前記係止部に係合するストッパを設けており該ストッパは前記最下部の支柱部材外側面に固定されているストッパ軸に回動自在に取付けると共に、前記最下部の支柱部材外側面とストッパの係合突部との間に、前記ストッパの係合突部を前記係止部に係合する方向へ回動させるためのばねを設け、しかも、このストッパ先端部とストッパ軸との間に取付けられている前記滑車に、前記ワイヤロープを掛け渡すことにより、このワイヤロープの張力をストッパの係合突部が前記係止部から外れる方向へ回動させることを特徴とする投光機。
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