JP3990603B2 - レール側方間隙閉塞構造、及びレール側方の間隙閉塞方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造におけるレール側方の間隙を閉塞する構造、及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道線路と道路が平面交差する踏切道においては、歩行者や自動車等の交通の用に供するため、舗装を行っていた。例としては、図示はしていないが、木材又は石材等からなる敷材を2本のレール(軌条)の内側及び外側に敷設する踏切道が挙げられる。この敷材舗装の場合には、2本のレールの内側と敷材との間にガードレールが敷設されており、このガードレールにより、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過できるために確保すべき空間である「フランジウェイ」が形成されていた。
【0003】
また、近年、道路幅員が大きく道路交通量の多い踏切道等においては、図12(A)及び図12(B)に示すように、踏切箇所のまくらぎを取り外し、そのかわりとして鉄筋コンクリート(RC)やプレストレストコンクリート(PC)等からなる板状の連接軌道板21を用い、この連接軌道板21の上面に設けられた2つのレール収容凹部21aと21bの内部に、それぞれ左右のレールR3、R4を収容し、取付ボルト31や36、及びナット30や35によって締結・支持する「連接軌道」と呼ばれる踏切舗装構造が用いられている。図12(A)における符号22、23は、鉄筋コンクリート(RC)やプレストレストコンクリート(PC)等からなる板状の舗装ブロックである。図12(A)において、符号F3及びF4は、フランジウェイを示している。
【0004】
また、道路幅員が大きく道路交通量の多い踏切道等においては、図13(A)及び図13(B)に示すように、踏切箇所のまくらぎを取り外さずに、鉄筋コンクリート(RC)やプレストレストコンクリート(PC)等からなる板状の踏切舗装板(内軌側踏切舗装板1、外軌側踏切舗装板2及び3)を用い、この踏切舗装板1〜3を、踏切箇所の軌道の内側及び外側のまくらぎTの上面に取り付けることにより、踏切箇所の舗装を行う踏切舗装構造(以下、「総研形舗装板式踏切舗装構造」という。)も知られている。
【0005】
この総研形舗装板式踏切舗装構造においては、図13(B)に示すように、レール(例えばR1)を下方から支持する連結板7と取付ボルト91及び92により、各踏切舗装板(例えば、内軌側踏切舗装板1と外軌側踏切舗装板2)が軌道に固定される。図13(A)において、符号F1及びF2は、フランジウェイを示している。
【0006】
上記した従来の連接軌道、あるいは総研形舗装板式踏切舗装構造においては、レールの頭部又は腹部の付近に、レールの長手方向と平行になるように、ゴムシュート32と37、あるいはゴムシュート84が設置されている。これらのゴムシュートは、柱状の部材であり、その長手方向がレールの長手方向と平行となるように配置される。
【0007】
これらのゴムシュート32等がレール近傍に配置される従来の理由の一つは、降雪地帯において、フランジウェイ内に雪が溜まってしまい列車等が「乗り上がり脱線」を起こすことを防止するためであった。また、近年、幼児が、踏切内のレールの周辺のレール収容凹部などに足を挟まれ列車に接触して死亡する事故が発生し、このような人身事故を防止するため、レールの周囲には、フランジウェイ以外の凹部や間隙を残さないようにするべく、これらの間詰め用ゴムシュート類が踏切箇所に全面的に使用されるようになってきた。これらのゴムシュートは、天然ゴム、人造ゴムを含むゴム材料により作製されている。
【0008】
レール側方の間隙を充填するための部材の材料としては、ゴム材料のほかにも、金属材料、合成樹脂材料、あるいは木材等も考えられる。しかし、レールと接触することから電気絶縁性が要求されること、狭い間隙へはめ込む際に弾性変形が利用できること、雪や氷が付着し難いこと、付着した雪氷等を打撃やそれに伴う弾性変形等により容易に割砕することができること、等の理由から、ゴム材料が用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のゴムシュート32、37、84においては、複雑な形状であったり、複数のゴムシュートがレール側方付近に配置されているため、設置作業が繁雑である、という問題があった。また、レール側方の内部空間に異物等が存在するか否かなどを線路保守担当者が検査を行う場合に、検査が困難である、という問題もあった。
【0010】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、設置作業が容易で、レール側方の内部空間の検査が容易なレール側方間隙閉塞構造、及びレール側方の間隙閉塞方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るレール側方間隙閉塞構造は、
軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造におけるレール側方の間隙を閉塞する構造であって、
前記軌道舗装構造のいずれかの箇所に設置される棒状部材支持手段と、
前記棒状部材支持手段に取付手段により取り付けられる棒状部材と、
ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに長手方向に貫通する収容孔と、前記略柱状体の外部と前記収容孔を連通する嵌挿用開口を有し、前記棒状部材に前記嵌挿用開口を当てがって押し付けることにより前記収容孔の中に前記棒状部材を収容し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記レールの頭部又は腹部の側部付近に配置される緩衝部材を備えること
を特徴とする。
【0012】
上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記棒状部材には、引張り力が付与される。
【0013】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記舗装部材は、連接軌道板である。
【0014】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記棒状部材支持手段は、前記連接軌道板のいずれかの箇所により支持される。
【0015】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記棒状部材支持手段は、前記連接軌道板に設けられたレール収容凹部内に設置されるタイプレートにより支持される。
【0016】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記舗装部材は、舗装板である。
【0017】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記棒状部材支持手段は、前記舗装板のいずれかの箇所により支持される。
【0018】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記舗装部材は、敷板である。
【0019】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記棒状部材支持手段は、本線レールとガードレールとの間に設置される間隔保持部材により支持される。
【0020】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記緩衝部材は、前記レールの付近の空間のうち、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過し得る空間であるフランジウェイとは前記レールに関して反対側となる空間を閉塞する。
【0021】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記棒状部材支持手段どうしの中間位置に、前記緩衝部材を支持する緩衝部材支持手段が設置される。
【0022】
また、上記のレール側方間隙閉塞構造において、好ましくは、前記棒状部材を前記レールの長手方向につなぐ棒状部材接合手段と、
前記棒状部材接合手段を支持する継手部支持手段と、
前記棒状部材接合手段の位置に配置される継手部緩衝部材を
備える。
【0023】
また、本発明に係るレール側方の間隙閉塞方法は、
軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造におけるレール側方の間隙を閉塞する方法であって、
前記軌道舗装構造のいずれかの箇所に棒状部材支持手段を設置し、
前記棒状部材支持手段に取付手段により棒状部材を取り付け、
ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに長手方向に貫通する収容孔と、前記略柱状体の外部と前記収容孔を連通する嵌挿用開口を有する緩衝部材を、前記棒状部材に前記嵌挿用開口を当てがって押し付けることにより前記収容孔の中に前記棒状部材を収容し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記緩衝部材を前記レールの頭部又は腹部の側部付近に配置すること
を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0025】
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第1の横断面図である。また、図2は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第2の横断面図である。また、図3は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるゴムシュートの構成を示す図である。また、図4は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す図である。また、図5は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるゴムシュート支持金具の構成を示す図である。この第1実施形態である踏切舗装構造は、図12で説明した連接軌道で構成される踏切舗装構造に、新規な構成のゴムシュートを用いるように改良したものである。
【0026】
次に、第1実施形態のゴムシュートの連接軌道板への取り付け及び支持について、図1ないし図4、及び図12を参照しつつ、詳細に説明する。
【0027】
まず、図1及び2に示すように、レール収容凹部21b内にタイプレートパッド27を敷設する。次に、タイプレート25を設置する。次に、レールパッド26を敷設する。その上に、レールR4を設置する。
【0028】
次に、図2に示すように、クリップ部材28を、レールR4の底板上面を押さえるようにして設置する。その状態で、PC鋼棒支持金具45Aの底板部45A1を、クリップ部材28の上面の上に配置し、底板部45A1に設けられたボルト穴45A5の下方から取付ボルト31を挿通させる。取付ボルト31の図2における下端は、略「T」字状となっており、タイプレート25の一部に設けられた凹部(図示せず)によって係止される。その後、竹の子状バネ29を介してナット30を締結することにより、PC鋼棒支持金具45Aが、クリップ部材28に取り付けられるとともに、クリップ部材28が、レールR4をタイプレート25に締結する。
【0029】
また、タイプレート25は、図12(B)に示す取付ボルト36と、座金33と、コイルバネ34と、ナット35により連接軌道板21に固定される。この場合、取付ボルト36の図における下端は、図示はしていないが、略「T」字状となっており、連接軌道板21のレール収容凹部21bの底部に設けられた凹部(図示せず)によって係止されるようになっている。
【0030】
次に、上記のようにして取り付けられた2つのPC鋼棒支持金具45Aの底板部45A1から略垂直に立設された直立板部45A2に設けられている挿通孔45A6及び45A7と、PC鋼棒支持金具45Aの直立板部45A2(図4参照)に設けられている挿通孔45A6及び45A7(図4参照)に、それぞれ、PC鋼棒43A及び44Aを挿通し、PC鋼棒43A及び44Aの両端部に、座金48A及び49Aを介してナット46A及び47Aを締結することにより、PC鋼棒43Aと44Aに引張り力が付与され、PC鋼棒43A及び44Aが、その長手方向軸がレールR4の長手方向と平行になるようにして、レールR4の頭部又は腹部の側部付近の位置となるように取り付けられる。
【0031】
その後、後述する手順により、ゴムシュート40をPC鋼棒43A及び44Aに取り付ける。これにより、図1及び図2に示す状態となり、図1に示す状態では、フランジウェイF4が確保されている。
【0032】
図3は、ゴムシュート40の詳細な構成を示した図である。ゴムシュート40は、ゴム系材料からなり、略長方形断面の柱状体に形成され、円形断面の第1収容孔41と、円形断面の第2収容孔42と、第1嵌挿用開口V1と、第2嵌挿用開口V2を有している。第1嵌挿用開口V1は、ゴムシュート40の柱状体の外部(図3(A)における下方の外部)と第1収容孔41を連通する溝状の開口である。また、第2嵌挿用開口V2は、ゴムシュート40の柱状体の外部(図3(A)における右側方の外部)と第2収容孔42を連通する溝状の開口である。
【0033】
上記したゴム系材料は、天然ゴムと人造ゴムを含むほか、天然ゴム又は人造ゴムを母材(マトリクス)とし、その中に補強部材を混入させ分散配置させて成型した複合材料等をも含む概念の材料である。
【0034】
また、図4は、PC鋼棒支持金具45Aの詳細な構成を示した図である。図4に示すように、このPC鋼棒支持金具45Aは、鋼等からなり、平板状の底板部45A1と、底板部45A1の一端部から略垂直に曲げ加工等により立設された直立板部45A2と、直立板部45A2を補強するための補強板部45A3を有している。補強板部45A3は、底板部45A1と直立板部45A2に、溶接等によって接合されている。底板部45A1には、円形断面のボルト穴45A5が開設されている。また、直立板部45A2には、円形断面の挿通孔45A6及び45A7が開設されている。
【0035】
次に、図5を参照しつつ、ゴムシュート40をPC鋼棒43A及び44Aに取り付ける方法について説明する。まず、図5(A)に示すように、ゴムシュート40の断面が図3(A)の状態とは角度90度だけ回転した状態とし、第2嵌挿用開口V2が下方を向くように、また、第1嵌挿用開口V1がPC鋼棒43Aの斜め上方となるように配置する。この状態で、第2嵌挿用開口V2をPC鋼棒44Aの直上に移動させ、図5(A)において符号D1で示すように、図の下方に向けて押し込む。この押し込み作業は、人力によっても可能であるし、治具等を用いてもよい。
【0036】
この際、図5(B)に示すように、ゴムシュート40を、PC鋼棒44Aの長手方向(レールR4の長手方向と平行となる方向)に対して、一方の端部(図5(B)における左端部)が低い位置となり、かつ他方の端部(図5(B)における右端部)が高い位置となるように配置する。この状態で、図5(B)の左側から、符号P1、P2、P3、P4の順序で、ゴムシュート40の上方から下方に向けて押し付ける力を作用させる。
【0037】
これにより、ゴムシュート40の第2嵌挿用開口V2は、PC鋼棒44Aに当てがわれることになり、順次、左から右へ移動するように、かつゴムシュート40の上方から下方に向けて押し付けることにより、第2収容孔42の中にPC鋼棒44Aが押し込まれて収容される。これにより、ゴムシュート40の略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になる。
【0038】
次に、図5(C)の符号D2に示すように、PC鋼棒44Aを回転軸として、ゴムシュート40を、図5(C)における反時計回りに回転させ、ゴムの弾性を利用して押し込むようにすれば、第1嵌挿用開口V1とPC鋼棒43Aを嵌合させることができ、さらに押し付けながら図5(C)における反時計回りに回転させることにより、第1収容孔41の中にPC鋼棒43Aを収容することができる。これにより、図1及び図2に示した状態となる。
【0039】
上記したゴムシュート40のPC鋼棒44A及び43Aへの取り付けの際に、第2嵌挿用開口V2、第2収容孔42、第1嵌挿用開口V1、第1収容孔41の内面に、潤滑油等を塗布すれば、PC鋼棒への取り付け作業は、さらに容易になる。
【0040】
上記のような構成により、第1実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40がPC鋼棒43A及び44Aに取り付けられるため、その剛性が高く、変形しにくい。また、従来の連接軌道のゴムシュートと比べ、ゴムシュートの設置作業が容易である。さらに、ゴムシュートの形状が複雑ではないため、従来の連接軌道のゴムシュートと比べ、レール側方の内部空間の検査が容易である。また、部品点数が少ないため、価格が低廉であり、経済的である。
【0041】
上記した第1実施形態において、連接軌道板21は、特許請求の範囲における舗装部材に相当している。また、ゴムシュート40は、特許請求の範囲における緩衝部材に相当している。また、PC鋼棒支持金具45Aは、特許請求の範囲における棒状部材支持手段に相当している。また、PC鋼棒43A及び44Aは、特許請求の範囲における棒状部材に相当している。また、ナット46A及び47Aは、特許請求の範囲における取付手段に相当している。
【0042】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本発明の第2実施形態である踏切舗装構造に用いるゴムシュート支持金具の構成を示す図である。
この第2実施形態である踏切舗装構造は、上記した第1実施形態をさらに改良した実施形態である。
【0043】
この第2実施形態の踏切舗装構造は、第1実施形態においてPC鋼棒43A及び44Aを支持している2つのPC鋼棒支持金具45Aの、レールR4の長手方向における中間位置に、図6(A)及び図6(B)に示すようなゴムシュート支持金具50Aを設置する点が第1実施形態と異なっており、他の構成要素の構成及び作用については、第1実施形態の場合とまったく同様である。
【0044】
図6(A)及び図6(B)に示すように、このゴムシュート支持金具50Aは、鋼等からなり、平板状の底板部50A1と、底板部50A1の一端部(図6(A)及び図6(B)における右端部)から略垂直に曲げ加工等により立設された直立板部50A2と、直立板部50A1の他端部(図6(A)及び図6(B)における上端部)から略垂直に曲げ加工等により水平方向(図6(A)及び図6(B)における左から右へ向かう水平方向)に突出するように形成された上板部50A3を有している。底板部50A1には、円形断面のボルト穴50A5が開設されている。
【0045】
上記のような構成により、図2に示すPC鋼棒支持金具45Aの場合とまったく同様にして、クリップ部材28を、レールR4の底板上面を押さえるようにして設置し、その状態で、ゴムシュート支持金具50Aの底板部50A1を、クリップ部材28の上面の上に配置し、底板部50A1に設けられたボルト穴50A5の下方から取付ボルト31を挿通させる。取付ボルト31の図2における下端は、略「T」字状となっており、タイプレート25の一部に設けられた凹部(図示せず)によって係止される。その後、竹の子状バネ29を介してナット30を締結することにより、ゴムシュート支持金具50Aを、クリップ部材28に取り付けることができる。
【0046】
このようにすれば、第1実施形態においてPC鋼棒43A及び44Aを支持している2つのPC鋼棒支持金具45Aの、レールR4の長手方向における中間位置に、図6(C)に示すような状態でゴムシュート支持金具50Aを設置することができる。図6(C)における左右方向は、レールR4の長手方向と平行となっている。また、ゴムシュート支持金具50Aの上板部50A3の上面位置は、ゴムシュート40の底面位置と同じ高さとなるように設定されている。これにより、ゴムシュート40は、2つのPC鋼棒支持金具45Aのレール長手方向の中間位置でも支持され、レール長手方向の中央付近で下方にたわむことがない。
【0047】
上記した第2実施形態において、ゴムシュート支持金具50Aは、特許請求の範囲における緩衝部材支持手段に相当している。
【0048】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、本発明の第3実施形態である踏切舗装構造におけるPC鋼棒の継手部の構成を示す図である。この第3実施形態である踏切舗装構造は、上記した第1実施形態の踏切舗装構造の道路復員がさらに大きくなった場合に、PC鋼棒をレール長手方向に接続してつなぐことができるように改良したものである。
【0049】
図7のうち、図7(A)と図7(B)と図7(C)は、PC鋼棒継手部材51Aの構成を示した図である。PC鋼棒継手部材51Aは、鋼等からなり、2つの円柱部51A1及び51A2と、2つの円柱部51A1及び51A2を連結する正方形断面の角柱部51A3を有して構成されている。円柱部51A1及び51A2には、それぞれ雌ネジ孔51A4及び51A5が形成されている。また、角柱部51A3の外径は、円柱部51A1及び41A2の外径よりも小さく設定されている。
【0050】
また、図7(D)は、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3を支持するPC鋼棒支持金具45Bの構成を示す図であり、第1実施形態のPC鋼棒支持金具45Aの図4(C)に相当する構成を示している。
【0051】
図7(D)に示すように、このPC鋼棒支持金具45Bは、鋼等からなり、平板状の底板部45B1と、底板部45B1の一端部から略垂直に曲げ加工等により立設された直立板部45B2を有している。底板部45B1には、円形断面のボルト穴45B5が開設されている。また、直立板部45B2の上端部には、略四角形断面の挿通開口45B6と、挿通開口45B6の下方に連通する嵌合開口45B7及び45B8が開設されている。ここに、挿通開口45B6と、嵌合開口45B7及び45B8は、直立板部45B2の上部に、略「T」字状の開口を形成している。ここで、挿通開口45B6の幅と、嵌合開口45B7及び45B8の高さは、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3の外径よりもやや大きな寸法に設定され、円柱部51A1及び41A2の外径よりも小さく設定されている。
【0052】
また、図7(E)は、継手部ゴムシュート52Aの構成を示す図であり、第1実施形態のゴムシュート40の図3(A)に相当する構成を示している。
【0053】
継手部ゴムシュート52Aは、ゴム系材料からなり、略柱状体に形成され、略楕円形断面の継手部材嵌合孔52A1及び52A2を有している。継手部材嵌合孔52A1及び52A2は、継手部ゴムシュート52Aの長手方向に貫通している。また、継手部ゴムシュート52Aのシュート下部52A3、52A4は、継手部ゴムシュート52Aのシュート上部52A5、52A6よりも、図の水平(左右)方向への突出長さが短くなっている。
【0054】
上記したゴム系材料は、天然ゴムと人造ゴムを含むほか、天然ゴム又は人造ゴムを母材(マトリクス)とし、その中に補強部材を混入させ分散配置させて成型した複合材料等をも含む概念の材料である。
【0055】
上記のような構成により、第1実施形態のPC鋼棒43A及び44Aの端部に、PC鋼棒継手部材51Aの雌ネジ孔51A4及び51A5と螺合可能な雄ネジを形成しておけば、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3にスパナ等の工具を当てがって回動させることにより、PC鋼棒継手部材51Aの円柱部51A1及び51A2の雌ネジ孔51A4及び51A5をPC鋼棒43A又は44Aの先端の雄ネジと螺合させて接合させ、PC鋼棒の長さを延長することが可能である。この延長されたPC鋼棒の両端部は、上記したPC鋼棒支持金具45Aによって支持することができる。
【0056】
また、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3は、上記したPC鋼棒支持金具45Bの嵌合開口45B7又は45B8によって支持することができる。また、PC鋼棒支持金具45Bは、図2に示すPC鋼棒支持金具45Aの場合とまったく同様にして、クリップ部材28を、レールR4の底板上面を押さえるようにして設置し、その状態で、PC鋼棒支持金具45Bの底板部45B1を、クリップ部材28の上面の上に配置し、底板部45B1に設けられたボルト穴45B5の下方から取付ボルト31を挿通させる。取付ボルト31の図2における下端は、略「T」字状となっており、タイプレート25の一部に設けられた凹部(図示せず)によって係止される。その後、竹の子状バネ29を介してナット30を締結することにより、PC鋼棒支持金具45Bを、クリップ部材28に取り付けることができる。
【0057】
また、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3は、前後の円柱部51A1及び51A2より外径が小さく、挿通開口45B6の幅と、嵌合開口45B7及び45B8の高さは、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3の外径よりもやや大きな寸法に設定され、円柱部51A1及び41A2の外径よりも小さく設定されているため、PC鋼棒継手部材51Aは、PC鋼棒支持金具45Bから外れにくくなっている。なお、PC鋼棒継手部材51Aは、その一部がスパナ等で締付可能なように角柱(四角柱のほか、六角柱等も含む)となっていればよい。
【0058】
さらに、PC鋼棒継手部材51Aの円柱部51A1及び51A2には、上方から、上記した継手部ゴムシュート52Aを嵌め込むことができる。これは、継手部ゴムシュート52Aのシュート下部52A3、52A4が、継手部ゴムシュート52Aのシュート上部52A5、52A6よりも、図の水平(左右)方向への突出長さが短くなっているため、ゴムの弾性変形を利用して、PC鋼棒継手部材51Aの円柱部51A1及び51A2の上方から押し付けることによって嵌合させることができるからである。図7(F)は、PC鋼棒継手部材51Aの位置におけるPC鋼棒支持金具45Bと継手部ゴムシュート52Aの構成を示す横断面図である。
【0059】
上記した第3実施形態において、PC鋼棒継手部材51Aは、特許請求の範囲における棒状部材継手支持手段に相当している。また、PC鋼棒支持金具45Bは、特許請求の範囲における継手部支持手段に相当している。また、継手部ゴムシュート52Aは、特許請求の範囲における継手部緩衝部材に相当している。
【0060】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図8は、本発明の第4実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。この第4実施形態である踏切舗装構造は、上記した第1実施形態の踏切舗装構造に、他の新規な構成のゴムシュートを用いるように改良したものである。
【0061】
この第4実施形態の踏切舗装構造は、第1実施形態と同様の構成のゴムシュート40を有する踏切舗装構造において、レールR4の付近の空間のうち、フランジウェイF4とはレールR4に関して反対側となる空間(図8におけるレールR4の右側の空間)を、第1実施形態の場合と同じゴムシュート40によって閉塞した点が異なっており、他の構成要素の構成及び作用については、第1実施形態の場合とまったく同様である。
【0062】
また、ゴムシュート40の第1収容孔41に、上記したPC鋼棒43A又は44Aと同様な構成を有するPC鋼棒43Bが収容され、ゴムシュート40の第2収容孔42に、上記したPC鋼棒43A又は44Aと同様な構成を有するPC鋼棒44Bが収容され、PC鋼棒43B及び44Bの両端部に、座金(図示せず)やナット(図示せず)を締結することにより、PC鋼棒43Bと44Bに引張り力が付与され、ゴムシュート40が、その長手方向軸がレールR4の長手方向と平行になるようにして、レールR4の頭部又は腹部の側部付近の位置となるように取り付けられる。
【0063】
上記のような構成により、第4実施形態の連接軌道においては、第1実施形態と同様の効果、利点を得ることができる。
【0064】
上記した第4実施形態において、PC鋼棒43B及び44Bは、特許請求の範囲における棒状部材に相当している。
【0065】
次に、本発明の第5実施形態について、図面を参照しながら説明する。図9は、本発明の第5実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。図9は、レール長手方向において図13とは逆の方向に見た状態を示しており、図13とはレールの中心を通る鉛直線に関し左右が逆の鏡対称となっている。この第5実施形態である踏切舗装構造は、図13で説明した総研形舗装板式踏切舗装構造に、上記した実施形態のゴムシュート40を応用したものである。
【0066】
次に、上記した踏切舗装板の軌道への取り付け及び支持、及びゴムシュートの取り付けについて、図9及び図13を参照しつつ、詳細に説明する。
【0067】
図13(A)に示すように、内軌側踏切舗装板1は、レールR1及びR2に取り付けられている。また、外軌側踏切舗装板2は、外側レールR1に取り付けられている。また、外軌側踏切舗装板3は、内側レールR2に取り付けられる。また、各踏切舗装板1、2、3は、1本又は2本以上のまくらぎTにより支持される。各踏切舗装板1、2、3は、平面投影形状が台形状に形成された鉄筋コンクリート(RC)又はプレストレストコンクリート(PC)製の板状部材である。
【0068】
また、図13(A)に示すように、内側踏切舗装板1と、外側踏切舗装板2及び3がまくらぎTにより支持されている。また、各踏切舗装板1、2、3は、1本又は2本以上のまくらぎTにより支持される。図13(A)に示すように、内軌側踏切舗装板1は、まくらぎTの中央付近でゴム製のゴム受台5により支持される。また、外軌側踏切舗装板2、3は、まくらぎTの端部付近でゴム製のゴム受台4、6によりそれぞれ支持される。図13(A)においてF1、F2はフランジウェイを示している。
【0069】
図13(B)は、踏切舗装板1及び2が外側レールR1に取り付けられる状態を示した図である。図に示すように、内軌側踏切舗装板1には、外側レールR1側に突出するように形成された取付部材16が設けられており、この取付部材16が連結金具7を介して外側レールR1に取付ボルト92により固定される。また、外軌側踏切舗装板2は、連結金具7を介して取付ボルト91により外側レールR1に固定される。
【0070】
連結金具7は、略板状の外軌板受部71と、略板状のレール受部72と、略「L」字断面形状の内軌板受部73を有している。外軌板受部71には、ボルト孔71aが設けられている。また、内軌板受部73には、平面部73cと斜面部73bが設けられ、平面部73cにはボルト孔73aが開設されている。
【0071】
上記のような連結金具7により各踏切舗装板1、2をレールR1に取り付ける場合には、連結金具7の内軌板受部71にパッド81を装着した後、レールR1のベース部にゴム等からなる絶縁材82、83を装着し、レールR1のベース部を連結金具7のレール受部72に嵌める。次に、内軌側踏切舗装板1の取付部材16の平板部16aの下面を連結金具7の内軌板受部73の平面部73cと密接させ、かつ、内軌側踏切舗装板1の取付部材16の斜面部16bの下面を連結金具7の内軌板受部73の斜面部73bと密接させる。この状態で、連結金具7のボルト孔73aの下方から取付ボルト92を挿入し、竹の子状バネ94を介してナット93を締結することにより、内軌側踏切舗装板1をレールR1に取り付ける。
【0072】
上記した作業の際に、竹の子状バネ94を配置する前に、PC鋼棒支持金具45Cの底板部45C1を取付部材16の平板部16aの上に配置し、底板部45C1に設けられたボルト穴45C5の下方から取付ボルト92を挿通させる。その後、竹の子状バネ94を介してナット93を締結することにより、内軌側踏切舗装板1をレールR1に取り付ける際に、PC鋼棒支持金具45Cも取り付けられる。
【0073】
次に、上記のようにして取り付けられた2つのPC鋼棒支持金具45C底板部45C1から略垂直に立設された直立板部45C2に設けられている2個の挿通孔(図示せず)に、それぞれ、PC鋼棒43F及び44Fを挿通し、PC鋼棒43F及び44Fの両端部に、ナット46B及び47Bを締結することにより、PC鋼棒43Fと44Fに引張り力が付与され、PC鋼棒43F及び44Fが、その長手方向軸がレールR1の長手方向と平行になるようにして、レールR1の頭部又は腹部の付近の位置となるように取り付けられる(図9参照)。
【0074】
その後、第1実施形態の場合と同様の手順により、ゴムシュート40をPC鋼棒43ACび44Cに取り付ける。これにより、図9に示す状態となり、図9に示す状態では、フランジウェイF1が確保されている。
【0075】
PC鋼棒支持金具45Cの構成は、第1実施形態におけるPC鋼棒支持金具45Aとほぼ同様である。
【0076】
ゴムシュート40は、第1実施形態の場合と同じ部材である。なお、図9においては、図示の煩雑を避けるため、第1嵌挿用開口V1と第2嵌挿用開口V2は、図示を省略している。
【0077】
また、図13(B)に示すように、外軌側踏切舗装板2については、ボルト孔25の上方から取付ボルト91を挿入し、座金95を介して取付ボルト91を締結することにより、外軌側踏切舗装板2をレールR1に取り付ける。
【0078】
図9及び図13においてF1、F2はフランジウェイを示している。また、15a、15bは車輪WのフランジW1による損傷を防止するための山形鋼等の保護部材である。16cは、フランジウェイとして所定の空隙幅を確保するために、内軌側踏切舗装板1が、図13(B)において所定位置より左側へ移動することを規制するストッパーである。ストッパー16cは、図9においては図示が省略されている。また、上記した取付手順等は、他の踏切舗装板についても同様である。
【0079】
上記のような構成により、第5実施形態の総研形舗装板式踏切舗装構造においては、第1実施形態の場合と同様の作用、効果を得ることができる。
【0080】
上記した第5実施形態において、内軌側踏切舗装板1、又は外軌側踏切舗装板2若しくは3は、特許請求の範囲における舗装部材に相当している。また、ゴムシュート40は、特許請求の範囲における緩衝部材に相当している。また、PC鋼棒支持金具45Cは、特許請求の範囲における棒状部材支持手段に相当している。また、PC鋼棒43C及び44Cは、特許請求の範囲における棒状部材に相当している。また、ナット46B及び47Bは、特許請求の範囲における取付手段に相当している。
【0081】
次に、本発明の第6実施形態について説明する。図10は、本発明の第6実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す第1の図である。また、図11は、本発明の第6実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す第2の図である。この第6実施形態である踏切舗装構造は、舗装部材として敷板を用いる踏切舗装構造において、PC鋼棒43D及び44Dと、ゴムシュート40を用いる場合の実施形態である。
【0082】
図10(A)に示すように、舗装部材として敷板を用いる踏切舗装構造においては、本線レールR5とガードレールR6との間の間隙に、間隔保持部材55が設置される。この間隔保持部材55は、断面が略「U」字状の柱状体であり、側板部56及び57と、底板部58を有している。
【0083】
側板部56及び57の外面形状の一部と、底板部58の外面形状の一部は、本線レールR5とガードレールR6の側部の外面とは逆の曲面となっており、間隔保持部材55は、本線レールR5とガードレールR6との間の間隙に嵌合するようになっている。
【0084】
また、間隔保持部材55の側板部57には、ボルト挿通孔57aが形成されており、このボルト挿通孔57aにボルト59が挿通され、ガードレールR6のボルト挿通孔にも挿通されて、座金60とナット61により、固定されるようになっている。
【0085】
第6実施形態では、このような間隔保持部材55の一端面(例えば、図10(A)の手前側の端面)に、図10(B)及び図10(C)に示すようなPC鋼棒支持金具45Dを取り付けるとともに、間隔保持部材55の他端面(例えば、図10(A)の紙面奥側の端面)に、図11(A)及び図11(B)に示すようなPC鋼棒支持金具45Eを取り付け、第1実施形態におけるPC鋼棒支持金具45Aと同様の作用、効果を得ることができる。
【0086】
すなわち、図10(B)及び図10(C)に示すように、PC鋼棒支持金具45Dは、鋼等からなり、平板状に形成されている。このPC鋼棒支持金具45Dの下部には、円形断面のボルト穴45D5が開設されている。また、PC鋼棒支持金具45Dの上部には、円形断面の挿通孔45D6及び45D7が開設されている。また、PC鋼棒支持金具45Dの平面形状は、図10(A)に示す間隔保持部材55の断面の輪郭線よりも内側となるような形状に設定されている。
【0087】
また、図11(A)及び図11(B)に示すように、当て板45Eは、鋼等からなり、平板状に形成されている。この当て板45Eの下部には、円形断面のボルト穴45E5が開設されている。また、当て板45Eの上部には、長方形断面の収容開口45E6が形成されている。また、当て板45Eの平面形状は、図10(A)に示す間隔保持部材55の断面の輪郭線よりも内側となるような形状に設定されている。
【0088】
上記のような構成により、間隔保持部材55の両端面に、PC鋼棒支持金具45Dと当て板45Eを対向配置させ、ボルト穴45D5と45E5にボルト63を挿通し、座金65とナット64を用いて締め付けることにより、PC鋼棒支持金具45Dと当て板45Eを間隔保持部材55に取り付けることができる。
【0089】
その後は、上記のようにして取り付けられたPC鋼棒支持金具45Dを利用して、挿通孔45D6及び45D7に、それぞれ、PC鋼棒43D及び44Dを挿通し、PC鋼棒43D及び44Dの両端部に、座金48B及び49Bを介してナット46C及び47Cを締結することにより、PC鋼棒43Dと44Dに引張り力が付与され、PC鋼棒43D及び44Dが、その長手方向軸が本線レールR5の長手方向と平行になるようにして、本線レールR5の頭部又は腹部の側部付近の位置となるように取り付けられる。この際、当て板45Eの箇所では、収容開口45E6が設けられているので、この収容開口45E6の中にPC鋼棒43D及び44Dが収容される。
【0090】
以下、第1実施形態の場合と同様にして、ゴムシュート40を取り付けることができる。この際、当て板45Eの箇所では、収容開口45E6が設けられているので、この収容開口45E6の中にゴムシュート40が収容される。これにより、本線レールR5とガードレールR6の間隙が閉塞されるとともにフランジウェイが確保され、第1実施形態の場合と同様の作用、効果を得ることができる。
【0091】
また、図11(C)及び図11(D)は、この第6実施形態において、上記したPC鋼棒継手部材51A(図7(A)参照)の角柱部51A3を支持するPC鋼棒支持金具45Fの構成を示す図である。
【0092】
図11(C)及び図11(D)に示すように、このPC鋼棒支持金具45Fは、鋼等からなり、平板状に形成されている。このPC鋼棒支持金具45Fの下部には、円形断面のボルト穴45F5が開設されている。また、PC鋼棒支持金具45Fの上端部には、略四角形断面の挿通開口45F6と、挿通開口45F6の下方に連通する嵌合開口45F7及び45F8が開設されている。ここに、挿通開口45F6と、嵌合開口45F7及び45F8は、PC鋼棒支持金具45Fの上部に、略「T」字状の開口を形成している。ここで、挿通開口45F6の幅と、嵌合開口45F7及び45F8の高さは、上記したPC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3の外径よりもやや大きな寸法に設定され、円柱部51A1及び41A2の外径よりも小さく設定されている。また、PC鋼棒支持金具45Fの平面形状は、図10(A)に示す間隔保持部材55の断面の輪郭線よりも内側となるような形状に設定されている。
【0093】
上記のような構成により、間隔保持部材55の両端面に、PC鋼棒支持金具45Fと当て板45Eを対向配置させ、ボルト穴45F5と45E5にボルト63を挿通し、座金65とナット64を用いて締め付けることにより、PC鋼棒支持金具45Fと当て板45Eを間隔保持部材55に取り付けることができる。
【0094】
また、PC鋼棒43D及び44Dの端部に、PC鋼棒継手部材51Aの雌ネジ孔51A4及び51A5と螺合可能な雄ネジを形成しておけば、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3(図7(A)及び図7(C)参照)にスパナ等の工具を当てがって回動させることにより、PC鋼棒継手部材51Aの円柱部51A1及び51A2の雌ネジ孔51A4及び51A5をPC鋼棒43D又は44Dの先端の雄ネジと螺合させて接合させ、PC鋼棒の長さを延長することが可能である。この延長されたPC鋼棒の両端部は、上記したPC鋼棒支持金具45Dによって支持することができる。
【0095】
また、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3は、上記したPC鋼棒支持金具45Fの嵌合開口45F7又は45F8によって支持することができる。また、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3は、前後の円柱部51A1及び51A2より外径が小さく、挿通開口45F6の幅と、嵌合開口45F7及び45F8の高さは、PC鋼棒継手部材51Aの角柱部51A3の外径よりもやや大きな寸法に設定され、円柱部51A1及び41A2の外径よりも小さく設定されているため、PC鋼棒継手部材51Aは、PC鋼棒支持金具45Fから外れにくくなっている。
【0096】
さらに、上記した第3実施形態の場合とまったく同様にして、PC鋼棒継手部材51Aの円柱部51A1及び51A2には、上方から、上記した継手部ゴムシュート52Aを嵌め込むことができる。図11(D)は、PC鋼棒継手部材51Aの位置におけるPC鋼棒支持金具45Fと継手部ゴムシュート52Aの構成を示す横断面図である。この際、当て板45Eの箇所では、収容開口45E6が設けられているので、この収容開口45E6の中にPC鋼棒43D及び44Dと、継手部ゴムシュート52Aが収容される。
【0097】
上記した第6実施形態において、PC鋼棒支持金具45D、当て板45E、PC鋼棒支持金具45Fは、特許請求の範囲における棒状部材支持手段に相当している。また、PC鋼棒43D及び44Dは、特許請求の範囲における棒状部材に相当している。また、ナット46C及び47Cは、特許請求の範囲における取付手段に相当している。
【0098】
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0099】
例えば、上記実施形態においては、軌道舗装構造として、鉄道線路と道路との平面交差部である踏切付近の路面を構成する例について説明したが、本発明はこれには限定されず、軌道は、鉄道線路以外の軌道、例えば路面電車の軌道等であってもよい。また、舗装を行う箇所についても、踏切以外の箇所、例えば路面電車の停留所付近、路面電車の道路交差点付近等であってもよい。
【0100】
また、上記実施形態においては、踏切舗装板がRC又はPCからなる例について説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成、例えば舗装板の表面にゴム板を貼りつけてもよい。このようにすれば、寒冷地において降雪した場合でも、雪が路面に固着することを防止することができる。
【0101】
また、緩衝部材(例えば、ゴムシュート40)の断面形状は、上記実施形態のものに限定されず、他の断面形状であってもよい。例えば、第1収容孔V1を複数個設けるなどである。第2収容孔V2は、取り付け時に、回転の中心となるため、1個となる。
【0102】
また、棒状部材(例えばPC鋼棒43A及び44A)の個数は、2個には限定されず、3個以上であってもよい。また、緩衝部材の棒状部材軸まわりの回転を防止する手段を設ける場合には、棒状部材の個数は、1個であってもよい。
【0103】
また、棒状部材支持手段(例えば、PC鋼棒支持金具45A等)の取付箇所は、上記した各実施形態における取付箇所には限定されない。要は、軌道舗装構造のいずれかの箇所に設置されればよい。
【0104】
また、上記実施形態においては、緩衝部材を設ける軌道舗装構造として、連接軌道と、総研形舗装板式踏切舗装構造と、敷板式踏切舗装構造を例に挙げて説明したが、本発明はこれらには限定されず、他の構成の軌道舗装構造に緩衝部材を適用してもよい。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造におけるレール側方の間隙を閉塞する構造であって、軌道舗装構造のいずれかの箇所に設置される棒状部材支持手段と、棒状部材支持手段に取付手段により取り付けられる棒状部材と、ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに長手方向に貫通する収容孔と、略柱状体の外部と収容孔を連通する嵌挿用開口を有し、棒状部材に嵌挿用開口を当てがって押し付けることにより収容孔の中に棒状部材を収容し、略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにしてレールの頭部又は腹部の側部付近に配置される緩衝部材を備えるように構成したので、設置作業が容易で、レール側方の内部空間の検査が容易である、という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第1の横断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第2の横断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるゴムシュートの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造におけるゴムシュートの設置方法を説明する図である。
【図6】本発明の第2実施形態である踏切舗装構造に用いるゴムシュート支持金具の構成を示す図である。
【図7】本発明の第3実施形態である踏切舗装構造におけるPC鋼棒の継手部の構成を示す図である。
【図8】本発明の第4実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。
【図10】本発明の第6実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す第1の図である。
【図11】本発明の第6実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す第2の図である。
【図12】従来の踏切舗装構造の一例である連接軌道の構成を示す図である。
【図13】従来の踏切舗装構造の他の例である踏切舗装板の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 内軌側踏切舗装板
2、3 外軌側踏切舗装板
4、5、6 ゴム受台
7 連結金具
15a、15b 保護部材
16 取付部材
16a 平板部
16b 斜面部
16c ストッパー
21 連接軌道板
21a、21b レール収容凹部
22、23 舗装ブロック
24 PC鋼棒
25 タイプレート
26 レールパッド
27 タイプレートパッド
28 クリップ部材
29 竹の子状バネ
30 ナット
31 取付ボルト
32 ゴムシュート
33 座金
34 コイルバネ
35 ナット
36 取付ボルト
37 ゴムシュート
38 クサビ
40 ゴムシュート
41 第1収容孔
42 第2収容孔
43A〜43D、44A〜44D PC鋼棒
45A PC鋼棒支持金具
45A1 底板部
45A2 直立板部
45A3 補強板部
45A5 ボルト穴
45A6、45A7 挿通孔
45B PC鋼棒支持金具
45B1 底板部
45B2 直立板部
45B5 ボルト穴
45B6 挿通開口
45B7、45B8 嵌合開口
45C PC鋼棒支持金具
45C1 底板部
45C2 直立板部
45C5 ボルト穴
45D PC鋼棒支持金具
45D5 ボルト穴
45D6、45D7 挿通孔
45E 当て板
45E5 ボルト穴
45E6 収容開口
45F PC鋼棒支持金具
45F5 ボルト穴
45F6 挿通開口
45F7、45F8 嵌合開口
46A〜46C、47A〜47C ナット
48A、48B、49A、49B 座金
50A ゴムシュート支持金具
50A1 底板部
50A2 直立板部
50A3 上板部
50A5 ボルト穴
51A PC鋼棒継手部材
51A1、51A2 円柱部
51A3 角柱部
51A4、51A5 雌ネジ孔
52A 継手部ゴムシュート
52A1、52A2 継手部材嵌合孔
52A3、52A4 シュート下部
52A5、52A6 シュート上部
55 間隔保持部材
56 側板部
57 側板部
57a ボルト挿通孔
58 底板部
59 ボルト
60 座金
61 ナット
63 ボルト
64 ナット
65 座金
71 外軌板受部
71a ボルト孔
72 レール受部
73 内軌板受部
73a ボルト孔
73b 斜面部
73c 平面部
81 パッド
82、83 絶縁材
84 ゴムシュート
91、92 取付ボルト
93 ナット
94 竹の子状バネ
95 座金
D1、D2 方向
F1〜F4 フランジウェイ
P1〜P4 押し付け力
R1〜R4 レール
R5 本線レール
R6 ガードレール
T まくらぎ
V1 第1嵌挿用開口
V2 第2嵌挿用開口
W 車輪
W1 フランジ
Claims (13)
- 軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造におけるレール側方の間隙を閉塞する構造であって、
前記軌道舗装構造のいずれかの箇所に設置される棒状部材支持手段と、
前記棒状部材支持手段に取付手段により取り付けられる棒状部材と、
ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに長手方向に貫通する収容孔と、前記略柱状体の外部と前記収容孔を連通する嵌挿用開口を有し、前記棒状部材に前記嵌挿用開口を当てがって押し付けることにより前記収容孔の中に前記棒状部材を収容し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記レールの頭部又は腹部の側部付近に配置される緩衝部材を備えること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項1記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記棒状部材には、引張り力が付与されること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項1記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記舗装部材は、連接軌道板であること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項3記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記棒状部材支持手段は、前記連接軌道板のいずれかの箇所により支持されること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項4記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記棒状部材支持手段は、前記連接軌道板に設けられたレール収容凹部内に設置されるタイプレートにより支持されること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項1記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記舗装部材は、舗装板であること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項6記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記棒状部材支持手段は、前記舗装板のいずれかの箇所により支持されること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項1記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記舗装部材は、敷板であること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項8記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記棒状部材支持手段は、本線レールとガードレールとの間に設置される間隔保持部材により支持されること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項1記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記緩衝部材は、前記レールの付近の空間のうち、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過し得る空間であるフランジウェイとは前記レールに関して反対側となる空間を閉塞すること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項1記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記棒状部材支持手段どうしの中間位置に、前記緩衝部材を支持する緩衝部材支持手段が設置されること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 請求項1記載のレール側方間隙閉塞構造において、
前記棒状部材を前記レールの長手方向につなぐ棒状部材接合手段と、
前記棒状部材接合手段を支持する継手部支持手段と、
前記棒状部材接合手段の位置に配置される継手部緩衝部材を
備えること
を特徴とするレール側方間隙閉塞構造。 - 軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造におけるレール側方の間隙を閉塞する方法であって、
前記軌道舗装構造のいずれかの箇所に棒状部材支持手段を設置し、
前記棒状部材支持手段に取付手段により棒状部材を取り付け、
ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに長手方向に貫通する収容孔と、前記略柱状体の外部と前記収容孔を連通する嵌挿用開口を有する緩衝部材を、前記棒状部材に前記嵌挿用開口を当てがって押し付けることにより前記収容孔の中に前記棒状部材を収容し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記緩衝部材を前記レールの頭部又は腹部の側部付近に配置すること
を特徴とするレール側方の間隙閉塞方法。
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