JP3926176B2 - 軌道舗装構造、及び軌道近傍の舗装方法 - Google Patents

軌道舗装構造、及び軌道近傍の舗装方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造、及び軌道の近傍に舗装部材を設置することにより道路の路面を構成する軌道近傍の舗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道線路と道路が平面交差する踏切道においては、歩行者や自動車等の交通の用に供するため、舗装を行っていた。例としては、図示はしていないが、木材又は石材等からなる敷材を2本のレール(軌条)の内側及び外側に敷設する踏切道が挙げられる。この敷材舗装の場合には、2本のレールの内側と敷材との間にガードレールが敷設されており、このガードレールにより、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過できるために確保すべき空間である「フランジウェイ」が形成されていた。
【0003】
また、近年、道路幅員が大きく道路交通量の多い踏切道等においては、図10(A)及び図10(B)に示すように、踏切箇所のまくらぎを取り外し、そのかわりとして鉄筋コンクリート(RC)やプレストレストコンクリート(PC)等からなる板状の連接軌道板21を用い、この連接軌道板21の上面に設けられた2つのレール収容凹部21aと21bの内部に、それぞれ左右のレールR3、R4を収容し、取付ボルト31や36、及びナット30や35によって締結・支持する「連接軌道」と呼ばれる踏切舗装構造が用いられている。図10(A)における符号22、23は、鉄筋コンクリート(RC)やプレストレストコンクリート(PC)等からなる板状の舗装ブロックである。図10(A)において、符号F3及びF4は、フランジウェイを示している。
【0004】
また、道路幅員が大きく道路交通量の多い踏切道等においては、図11(A)及び図10(B)に示すように、踏切箇所のまくらぎを取り外さずに、鉄筋コンクリート(RC)やプレストレストコンクリート(PC)等からなる板状の踏切舗装板(内軌側踏切舗装板1、外軌側踏切舗装板2及び3)を用い、この踏切舗装板1〜3を、踏切箇所の軌道の内側及び外側のまくらぎTの上面に取り付けることにより、踏切箇所の舗装を行う踏切舗装構造(以下、「総研形舗装板式踏切舗装構造」という。)も知られている。
【0005】
この総研形舗装板式踏切舗装構造においては、図11(B)に示すように、レール(例えばR1)を下方から支持する連結板7と取付ボルト91及び92により、各踏切舗装板(例えば、内軌側踏切舗装板1と外軌側踏切舗装板2)が軌道に固定される。図11(A)において、符号F1及びF2は、フランジウェイを示している。
【0006】
上記した従来の連接軌道、あるいは総研形舗装板式踏切舗装構造においては、レールの頭部又は腹部の付近に、レールの長手方向と平行になるように、ゴムシュート32と37、あるいはゴムシュート84が設置されている。これらのゴムシュートは、柱状の部材であり、その長手方向がレールの長手方向と平行となるように配置される。
【0007】
これらのゴムシュート32等がレール近傍に配置される従来の理由の一つは、降雪地帯において、フランジウェイ内に雪が溜まってしまい列車等が「乗り上がり脱線」を起こすことを防止するためであった。また、近年、幼児が、踏切内のレールの周辺のレール収容凹部などに足を挟まれ列車に接触して死亡する事故が発生し、このような人身事故を防止するため、レールの周囲には、フランジウェイ以外の凹部や間隙を残さないようにするべく、これらの間詰め用ゴムシュート類が踏切箇所に全面的に使用されるようになってきた。これらのゴムシュートは、天然ゴム、人造ゴムを含むゴム材料により作製されている。
【0008】
レール側方の間隙を充填するための部材の材料としては、ゴム材料のほかにも、金属材料、合成樹脂材料、あるいは木材等も考えられる。しかし、レールと接触することから電気絶縁性が要求されること、狭い間隙へはめ込む際に弾性変形が利用できること、雪や氷が付着し難いこと、付着した雪氷等を打撃やそれに伴う弾性変形等により容易に割砕することができること、等の理由から、ゴム材料が用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のゴムシュート32、37、84においては、剛性が低く容易に変形するため、土砂等がゴムシュートと連接軌道板や踏切舗装板との間から下方に流入し溜まりやすい、という問題があった。また、特に、総研形舗装板式踏切舗装構造においては、降り積もった雪が車輪のフランジで圧縮されて氷状となった場合、上方のフランジからの押圧力により、ゴムシュート84が転倒してしまう、という問題もあった。
【0010】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、剛性が高く土砂の溜まりや雪氷による転倒等が発生し難くかつフランジウェイを確保し得る軌道舗装構造、及び軌道近傍の舗装方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る軌道舗装構造は、軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造であって、ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに挿通孔を有し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記レールの頭部又は腹部の付近に配置される緩衝部材と、前記軌道舗装構造のいずれかの箇所で下方から支持されると共に前記緩衝部材の前記挿通孔に相対する挿通孔を有する締付部材支持手段と、前記緩衝部材の挿通孔及び前記締結部材支持手段の挿通孔に挿通され引張り力が付与される締付部材と、前記引張り力が付与された締付部材を前記締付部材支持手段に取り付ける取付手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記の軌道舗装構造において、好ましくは、前記舗装部材は、連接軌道板である。
【0013】
また、上記の軌道舗装構造において、好ましくは、前記締付部材支持手段は、前記連接軌道板のいずれかの箇所により支持される。
【0014】
また、上記の軌道舗装構造において、好ましくは、前記締付部材支持手段は、前記連接軌道板に設けられたレール収容凹部内に設置されるタイプレートにより支持される。
【0015】
また、上記の軌道舗装構造において、好ましくは、前記舗装部材は、舗装板である。
【0016】
また、上記の軌道舗装構造において、好ましくは、前記締付部材支持手段は、前記舗装板のいずれかの箇所により支持される。
【0017】
また、上記の軌道舗装構造において、好ましくは、前記緩衝部材には、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過し得る空間であるフランジウェイ用凹部が設けられる。
【0018】
また、上記の軌道舗装構造において、好ましくは、前記緩衝部材は、前記レールの付近の空間のうち、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過し得る空間であるフランジウェイとは前記レールに関して反対側となる空間を閉塞する。
【0019】
また、本発明に係る軌道近傍の舗装方法は、軌道の近傍に舗装部材を設置することにより道路の路面を構成する軌道近傍の舗装方法であって、ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに挿通孔を有し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記レールの頭部又は腹部の付近に配置される緩衝部材を用い、前記軌道舗装構造のいずれかの箇所締付部材支持手段を下方から支持し、締付部材を前記緩衝部材の挿通孔及び前記締結部材支持手段の挿通孔に挿通して引張り力を付与し、前記引張り力が付与された締付部材を、取付手段によって前記締付部材支持手段に取り付けることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0021】
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第1の横断面図である。また、図2は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第2の横断面図である。また、図3は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるゴムシュートの構成を示す図である。また、図4は、本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す図である。この第1実施形態である踏切舗装構造は、図10で説明した連接軌道で構成される踏切舗装構造に、新規な構成のゴムシュートを用いるように改良したものである。
【0022】
次に、第1実施形態のゴムシュートの連接軌道板への取り付け及び支持について、図1ないし図4、及び図10を参照しつつ、詳細に説明する。
【0023】
まず、図1及び2に示すように、レール収容凹部21b内にタイプレートパッド27を敷設する。次に、タイプレート25を設置する。次に、レールパッド26を敷設する。その上に、レールR4を設置する。
【0024】
次に、図2に示すように、クリップ部材28を、レールR4の底板上面を押さえるようにして設置する。その状態で、PC鋼棒支持金具45Aの底板部45A1を、クリップ部材28の上面の上に配置し、底板部45A1に設けられたボルト穴45A5の下方から取付ボルト31を挿通させる。取付ボルト31の図2における下端は、略「T」字状となっており、タイプレート25の一部に設けられた凹部(図示せず)によって係止される。その後、竹の子状バネ29を介してナット30を締結することにより、PC鋼棒支持金具45Aが、クリップ部材28に取り付けられるとともに、クリップ部材28が、レールR4をタイプレート25に締結する。
【0025】
また、タイプレート25は、図10(B)に示す取付ボルト36と、座金33と、コイルバネ34と、ナット35により連接軌道板21に固定される。この場合、取付ボルト36の図における下端は、図示はしていないが、略「T」字状となっており、連接軌道板21のレール収容凹部21bの底部に設けられた凹部(図示せず)によって係止されるようになっている。
【0026】
次に、上記のようにして取り付けられた2つのPC鋼棒支持金具45Aの中間に、ゴムシュート40Aを入れる。この状態で、PC鋼棒支持金具45Aの底板部45A1から略垂直に立設された直立板部45A2に設けられている挿通孔45A6及び45A7と、ゴムシュート40Aに設けられている挿通孔41A及び42A(図3参照)と、PC鋼棒支持金具45Aの直立板部45A2(図4参照)に設けられている挿通孔45A6及び45A7(図4参照)に、それぞれ、PC鋼棒43A及び44Aを挿通し、PC鋼棒43A及び44Aの両端部に、座金48A及び49Aを介してナット46A及び47Aを締結することにより、PC鋼棒43Aと44Aに引張り力が付与され、ゴムシュート40Aが、その長手方向軸がレールR4の長手方向と平行になるようにして、レールR4の頭部又は腹部の付近の位置となるように取り付けられる。図1に示す状態では、フランジウェイF4が確保されている。
【0027】
図3は、ゴムシュート40Aの詳細な構成を示した図である。ゴムシュート40Aは、ゴム系材料からなり、略長方形断面の柱状体に形成され、2つの挿通孔41A及び42Aを有している。上記したゴム系材料は、天然ゴムと人造ゴムを含むほか、天然ゴム又は人造ゴムを母材(マトリクス)とし、その中に補強部材を混入させ分散配置させて成型した複合材料等をも含む概念の材料である。
【0028】
また、図4は、PC鋼棒支持金具45Aの詳細な構成を示した図である。図4に示すように、このPC鋼棒支持金具45Aは、平板状の底板部45A1と、底板部45A1の一端部から略垂直に曲げ加工等により立設された直立板部45A2と、直立板部45A2を補強するための補強板部45A3及び45A4を有している。補強板部45A3及び45A4は、底板部45A1と直立板部45A2に、溶接等によって接合されている。底板部45A1には、円形断面のボルト穴45A5が開設されている。また、直立板部45A2には、円形断面の挿通孔45A6及び45A7が開設されている。
【0029】
上記のような構成により、第1実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40AがPC鋼棒43A及び44Aで取り付けられるため、その剛性が高く、変形しにくい。このため、土砂等がゴムシュートと連接軌道板の間から下方に流入することはほとんどない。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)においては、レール収容凹部21b内に種々の間詰め用の部材や、それらの取り付け用の各種部材等の設置・取付を行い、最後にゴムシュート32又は37を設置するため、部品点数が多いが、第1実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40A以外には、PC鋼棒支持金具45AとPC鋼棒43A及び44Aとナット46A及び47Aと座金48A及び49Aのみであり、部品点数が少なく経済的である。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)では、ゴムシュート32又は37の下方には種々の間詰め用の部材等があり、空間が少ないが、第1実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40Aの下方は空間となっているため、土砂等が流入した場合であっても、降雨等によって流出しやすく、あるいは、ジェットウォーターなどを用いて強制的に内部の土砂の除去・清掃等を行うことも可能である。また、降り積もった雪が車輪のフランジで圧縮されて氷状となった場合で、上方のフランジから押圧された場合であっても、ゴムシュート40Aが転倒する等の問題は生じない。
【0030】
上記した第1実施形態において、連接軌道板21は、特許請求の範囲における舗装部材に相当している。また、ゴムシュート40Aは、特許請求の範囲における緩衝部材に相当している。また、PC鋼棒支持金具45Aは、特許請求の範囲における締付部材支持手段に相当している。また、PC鋼棒43A及び44Aは、特許請求の範囲における締付部材に相当している。また、ナット46A及び47Aは、特許請求の範囲における取付手段に相当している。
【0031】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。この第2実施形態である踏切舗装構造は、図10で説明した連接軌道で構成される踏切舗装構造に、新規な構成のゴムシュートを用いるように改良したものの他の形態である。
【0032】
この第2実施形態の踏切舗装構造は、第1実施形態におけるゴムシュート40Aのかわりに、他の構成のゴムシュート40Bを用いた点が異なっており、他の構成要素の構成及び作用については、第1実施形態の場合とまったく同様である。
【0033】
図5に示すように、ゴムシュート40Bは、ゴム系材料からなり、略「L」字状断面の柱状体に形成され、2つの挿通孔41B及び42Bを有するとともに、フランジウェイ用凹部40B1を有している。上記したゴム系材料は、天然ゴムと人造ゴムを含むほか、天然ゴム又は人造ゴムを母材(マトリクス)とし、その中に補強部材を混入させ分散配置させて成型した複合材料等をも含む概念の材料である。
【0034】
また、ゴムシュート40Bの挿通孔41B及び42Bに、PC鋼棒43A及び44Aを挿通し、PC鋼棒43A及び44Aの両端部に、座金(図示せず)やナット(図示せず)を締結することにより、PC鋼棒43Aと44Aに引張り力が付与され、ゴムシュート40Bが、その長手方向軸がレールR4の長手方向と平行になるようにして、レールR4の頭部又は腹部の付近の位置となるように取り付けられる。図5に示す状態では、ゴムシュート40Bのフランジウェイ用凹部40B1により、フランジウェイF4が確保されている。
【0035】
上記のような構成により、第2実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40BがPC鋼棒43A及び44Aで取り付けられるため、その剛性が高く、変形しにくい。このため、土砂等がゴムシュートと連接軌道板との間から下方に流入することはほとんどない。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)においては、レール収容凹部21b内に種々の間詰め用の部材や、それらの取り付け用の各種部材等の設置・取付を行い、最後にゴムシュート32又は37を設置するため、部品点数が多いが、第2実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40B以外には、PC鋼棒支持金具(図示せず)とPC鋼棒43A及び44Aとナット(図示せず)や座金(図示せず)のみであり、部品点数が少なく経済的である。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)では、ゴムシュート32又は37の下方には種々の間詰め用の部材等があり、空間が少ないが、第2実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40Bの下方は空間となっているため、土砂等が流入した場合であっても、降雨等によって流出しやすく、あるいは、ジェットウォーターなどを用いて強制的に内部の土砂の除去・清掃等を行うことも可能である。また、降り積もった雪が車輪のフランジで圧縮されて氷状となった場合で、上方のフランジから押圧された場合であっても、ゴムシュート40Bが転倒する等の問題は生じない。
【0036】
上記した第2実施形態において、ゴムシュート40Bは、特許請求の範囲における緩衝部材に相当している。
【0037】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図6は、本発明の第3実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。この第3実施形態である踏切舗装構造は、図10で説明した連接軌道で構成される踏切舗装構造に、新規な構成のゴムシュートを用いるように改良したもののさらに他の形態である。
【0038】
この第3実施形態の踏切舗装構造は、第1実施形態におけるゴムシュート40Aのかわりに、他の構成のゴムシュート40Cを用いた点が異なっており、他の構成要素の構成及び作用については、第1実施形態の場合とまったく同様である。
【0039】
図6に示すように、ゴムシュート40Cは、ゴム系材料からなり、略「L」字状断面の柱状体に形成され、2つの挿通孔41C及び42Cを有するとともに、フランジウェイ用凹部40C1を有している。上記したゴム系材料は、天然ゴムと人造ゴムを含むほか、天然ゴム又は人造ゴムを母材(マトリクス)とし、その中に補強部材を混入させ分散配置させて成型した複合材料等をも含む概念の材料である。
【0040】
また、ゴムシュート40Cの挿通孔41C及び42Cに、PC鋼棒43A及び44Aを挿通し、PC鋼棒43A及び44Aの両端部に、座金(図示せず)やナット(図示せず)を締結することにより、PC鋼棒43Aと44Aに引張り力が付与され、ゴムシュート40Cが、その長手方向軸がレールR4の長手方向と平行になるようにして、レールR4の頭部又は腹部の付近の位置となるように取り付けられる。図6に示す状態では、ゴムシュート40Cのフランジウェイ用凹部40C1により、フランジウェイF4が確保されている。
【0041】
上記のような構成により、第3実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40CがPC鋼棒43A及び44Aで取り付けられるため、その剛性が高く、変形しにくい。このため、土砂等がゴムシュートと連接軌道板との間から下方に流入することはほとんどない。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)においては、レール収容凹部21b内に種々の間詰め用の部材や、それらの取り付け用の各種部材等の設置・取付を行い、最後にゴムシュート32又は37を設置するため、部品点数が多いが、第3実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40C以外には、PC鋼棒支持金具(図示せず)とPC鋼棒43A及び44Aとナット(図示せず)や座金(図示せず)のみであり、部品点数が少なく経済的である。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)では、ゴムシュート32又は37の下方には種々の間詰め用の部材等があり、空間が少ないが、第3実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40Cの下方は空間となっているため、土砂等が流入した場合であっても、降雨等によって流出しやすく、あるいは、ジェットウォーターなどを用いて強制的に内部の土砂の除去・清掃等を行うことも可能である。また、降り積もった雪が車輪のフランジで圧縮されて氷状となった場合で、上方のフランジから押圧された場合であっても、ゴムシュート40Cが転倒する等の問題は生じない。
【0042】
上記した第3実施形態において、ゴムシュート40Cは、特許請求の範囲における緩衝部材に相当している。
【0043】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図7は、本発明の第4実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。この第4実施形態である踏切舗装構造は、上記した第3実施形態の踏切舗装構造に、他の新規な構成のゴムシュートを用いるように改良したものである。
【0044】
この第4実施形態の踏切舗装構造は、第3実施形態と同様の構成のゴムシュート40Dを有する踏切舗装構造において、レールR4の付近の空間のうち、フランジウェイF4とはレールR4に関して反対側となる空間(図7におけるレールR4の右側の空間)を、新たなゴムシュート40Eによって閉塞した点が異なっており、他の構成要素の構成及び作用については、第3実施形態の場合とまったく同様である。
【0045】
図7に示すように、ゴムシュート40Eは、ゴム系材料からなり、略四角形断面の柱状体に形成され、2つの挿通孔41E及び42Eを有している。上記したゴム系材料は、天然ゴムと人造ゴムを含むほか、天然ゴム又は人造ゴムを母材(マトリクス)とし、その中に補強部材を混入させ分散配置させて成型した複合材料等をも含む概念の材料である。
【0046】
また、ゴムシュート40Eの挿通孔41E及び42Eに、上記したPC鋼棒43A及び44Aと同様な構成を有するPC鋼棒43B及び44Bを挿通し、PC鋼棒43B及び44Bの両端部に、座金(図示せず)やナット(図示せず)を締結することにより、PC鋼棒43Bと44Bに引張り力が付与され、ゴムシュート40Eが、その長手方向軸がレールR4の長手方向と平行になるようにして、レールR4の頭部又は腹部の付近の位置となるように取り付けられる。図7に示す状態では、ゴムシュート40Eは、フランジウェイF4とは反対側(右側)のレール付近空間を閉塞している。
【0047】
上記のような構成により、第4実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40D及び40EがPC鋼棒43A及び44Aと43B及び44Bで取り付けられるため、その剛性が高く、変形しにくい。このため、土砂等がゴムシュートと連接軌道板との間から下方に流入することはほとんどない。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)においては、レール収容凹部21b内に種々の間詰め用の部材や、それらの取り付け用の各種部材等の設置・取付を行い、最後にゴムシュート32又は37を設置するため、部品点数が多いが、第4実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40D又は40E以外には、PC鋼棒支持金具(図示せず)とPC鋼棒43A、44A又は43B、44Bとナット(図示せず)や座金(図示せず)のみであり、部品点数が少なく経済的である。また、従来の連接軌道(図10(B)参照)では、ゴムシュート32又は37の下方には種々の間詰め用の部材等があり、空間が少ないが、第2実施形態の連接軌道においては、ゴムシュート40D又は40Eの下方は空間となっているため、土砂等が流入した場合であっても、降雨等によって流出しやすく、あるいは、ジェットウォーターなどを用いて強制的に内部の土砂の除去・清掃等を行うことも可能である。また、降り積もった雪が車輪のフランジで圧縮されて氷状となった場合で、上方のフランジから押圧された場合であっても、ゴムシュート40D又は40Eが転倒する等の問題は生じない。
【0048】
上記した第4実施形態において、ゴムシュート40D、40Eは、特許請求の範囲における緩衝部材に相当している。
【0049】
次に、本発明の第5実施形態について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の第5実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。図8は、レール長手方向において図11とは逆の方向に見た状態を示しており、図11とはレールの中心を通る鉛直線に関し左右が逆の鏡対称となっている。また、図9は、本発明の第5実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す図である。この第5実施形態である踏切舗装構造は、図11で説明した総研形舗装板式踏切舗装構造に、上記した実施形態のゴムシュートを応用したものである。
【0050】
次に、上記した踏切舗装板の軌道への取り付け及び支持、及びゴムシュートの取り付けについて、図8、9、及び11を参照しつつ、詳細に説明する。
【0051】
図11(A)に示すように、内軌側踏切舗装板1は、レールR1及びR2に取り付けられている。また、外軌側踏切舗装板2は、外側レールR1に取り付けられている。また、外軌側踏切舗装板3は、内側レールR2に取り付けられる。また、各踏切舗装板1、2、3は、1本又は2本以上のまくらぎTにより支持される。各踏切舗装板1、2、3は、平面投影形状が台形状に形成された鉄筋コンクリート(RC)又はプレストレストコンクリート(PC)製の板状部材である。
【0052】
また、図11(A)に示すように、内側踏切舗装板1と、外側踏切舗装板2及び3がまくらぎTにより支持されている。また、各踏切舗装板1、2、3は、1本又は2本以上のまくらぎTにより支持される。図11(A)に示すように、内軌側踏切舗装板1は、まくらぎTの中央付近でゴム製のゴム受台5により支持される。また、外軌側踏切舗装板2、3は、まくらぎTの端部付近でゴム製のゴム受台4、6によりそれぞれ支持される。図11(A)においてF1、F2はフランジウェイを示している。
【0053】
図11(B)は、踏切舗装板1及び2が外側レールR1に取り付けられる状態を示した図である。図に示すように、内軌側踏切舗装板1には、外側レールR1側に突出するように形成された取付部材16が設けられており、この取付部材16が連結金具7を介して外側レールR1に取付ボルト92により固定される。また、外軌側踏切舗装板2は、連結金具7を介して取付ボルト91により外側レールR1に固定される。
【0054】
連結金具7は、略板状の外軌板受部71と、略板状のレール受部72と、略「L」字断面形状の内軌板受部73を有している。外軌板受部71には、ボルト孔71aが設けられている。また、内軌板受部73には、平面部73cと斜面部73bが設けられ、平面部73cにはボルト孔73aが開設されている。
【0055】
上記のような連結金具7により各踏切舗装板1、2をレールR1に取り付ける場合には、連結金具7の内軌板受部71にパッド81を装着した後、レールR1のベース部にゴム等からなる絶縁材82、83を装着し、レールR1のベース部を連結金具7のレール受部72に嵌める。次に、内軌側踏切舗装板1の取付部材16の平板部16aの下面を連結金具7の内軌板受部73の平面部73cと密接させ、かつ、内軌側踏切舗装板1の取付部材16の斜面部16bの下面を連結金具7の内軌板受部73の斜面部73bと密接させる。この状態で、連結金具7のボルト孔73aの下方から取付ボルト92を挿入し、竹の子状バネ94を介してナット93を締結することにより、内軌側踏切舗装板1をレールR1に取り付ける。
【0056】
上記した作業の際に、竹の子状バネ94を配置する前に、PC鋼棒支持金具45Bの底板部45B1を取付部材16の平板部16aの上に配置し、底板部45B1に設けられたボルト穴45B5の下方から取付ボルト92を挿通させる。その後、竹の子状バネ94を介してナット93を締結することにより、内軌側踏切舗装板1をレールR1に取り付ける際に、PC鋼棒支持金具45Bも取り付けられる。
【0057】
次に、上記のようにして取り付けられた2つのPC鋼棒支持金具45Bの中間に、ゴムシュート40Fを入れる。この状態で、PC鋼棒支持金具45Bの底板部45B1から略垂直に立設された直立板部45B21に設けられている挿通孔45B61及び45B71と、ゴムシュート40Fに設けられている挿通孔と、PC鋼棒支持金具45Bの直立板部45B22(図9参照)に設けられている挿通孔45B62(図9参照)及び45B72(図9参照)に、それぞれ、PC鋼棒43F及び44Fを挿通し、PC鋼棒43F及び44Fの両端部に、ナット46B及び47Bを締結することにより、PC鋼棒43Fと44Fに引張り力が付与され、ゴムシュート40Fが、その長手方向軸がレールR1の長手方向と平行になるようにして、レールR1の頭部又は腹部の付近の位置となるように取り付けられる(図8参照)。図8に示す状態では、フランジウェイF1が確保されている。
【0058】
図9は、PC鋼棒支持金具45Bの詳細な構成を示した図である。図9に示すように、このPC鋼棒支持金具45Bは、平板状の底板部45B1と、底板部45B1の両端部から略垂直に曲げ加工等により立設された直立板部45B21及び45B22と、直立板部45B21及び45B22を補強するための補強板部45B3及び45B4を有している。補強板部45B3は、底板部45B1と直立板部45B21に、溶接等によって接合されている。また、補強板部45B4は、底板部45B1と直立板部45B22に、溶接等によって接合されている。底板部45B1には、円形断面のボルト穴45B5が開設されている。また、直立板部45B21には、円形断面の挿通孔45B61及び45B71が開設されている。また、直立板部45B22には、円形断面の挿通孔45B62及び45B72が開設されている。
【0059】
ゴムシュート40Fは、ゴム系材料からなり、略長方形断面の柱状体に形成され、2つの挿通孔を有している。上記したゴム系材料は、天然ゴムと人造ゴムを含むほか、天然ゴム又は人造ゴムを母材(マトリクス)とし、その中に補強部材を混入させ分散配置させて成型した複合材料等をも含む概念の材料である。
【0060】
また、図11(B)に示すように、外軌側踏切舗装板2については、ボルト孔25の上方から取付ボルト91を挿入し、座金95を介して取付ボルト91を締結することにより、外軌側踏切舗装板2をレールR1に取り付ける。
【0061】
図8、11においてF1、F2はフランジウェイを示している。また、15a、15bは車輪WのフランジW1による損傷を防止するための山形鋼等の保護部材である。16cは、フランジウェイとして所定の空隙幅を確保するために、内軌側踏切舗装板1が、図11(B)において所定位置より左側へ移動することを規制するストッパーである。ストッパー16cは、図8においては図示が省略されている。また、上記した取付手順等は、他の踏切舗装板についても同様である。
【0062】
上記のような構成により、第5実施形態の踏切舗装構造においては、ゴムシュート40FがPC鋼棒43F及び44Fで取り付けられるため、その剛性が高く、変形しにくい。このため、土砂等がゴムシュートと踏切舗装板との間から下方に流入することはほとんどない。また、降り積もった雪が車輪のフランジで圧縮されて氷状となった場合で、上方のフランジから押圧された場合であっても、ゴムシュート40Fが転倒する等の問題は生じない。
【0063】
上記した第5実施形態において、内軌側踏切舗装板1、又は外軌側踏切舗装板2若しくは3は、特許請求の範囲における舗装部材に相当している。また、ゴムシュート40Fは、特許請求の範囲における緩衝部材に相当している。また、PC鋼棒支持金具45Bは、特許請求の範囲における締付部材支持手段に相当している。また、PC鋼棒43F及び44Fは、特許請求の範囲における締付部材に相当している。また、ナット46B及び47Bは、特許請求の範囲における取付手段に相当している。
【0064】
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0065】
例えば、上記実施形態においては、鉄道線路と道路との平面交差部である踏切付近の路面を構成する例について説明したが、本発明はこれには限定されず、軌道は、鉄道線路以外の軌道、例えば路面電車の軌道等であってもよい。また、舗装を行う箇所についても、踏切以外の箇所、例えば路面電車の停留所付近、路面電車の道路交差点付近等であってもよい。
【0066】
また、上記実施形態においては、踏切舗装板がRC又はPCからなる例について説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成、例えば舗装板の表面にゴム板を貼りつけてもよい。このようにすれば、寒冷地において降雪した場合でも、雪が路面に固着することを防止することができる。
【0067】
また、緩衝部材(例えば、ゴムシュート40A)の断面形状は、上記実施形態のものに限定されず、他の断面形状であってもよい。
【0068】
また、締付部材は、PC鋼棒には限定されず、PC鋼線、PCケーブル(PC鋼線をよったもの)であってもよい。また、締付部材(例えばPC鋼棒43A及び44A)の個数は、2個には限定されず、3個以上であってもよい。また、緩衝部材の締付部材軸まわりの回転を防止する手段を設ける場合には、締付部材の個数は、1個であってもよい。
【0069】
また、締付部材支持手段(例えば、PC鋼棒支持金具45A等)の取付箇所は、上記した各実施形態における取付箇所には限定されない。要は、軌道舗装構造のいずれかの箇所に設置されればよい。
【0070】
また、上記実施形態においては、緩衝部材を適用する軌道舗装構造として、連接軌道と総研形舗装板式踏切舗装構造を例に挙げて説明したが、本発明はこれらには限定されず、他の構成の軌道舗装構造に緩衝部材を適用してもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに挿通孔を有し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記レールの頭部又は腹部の付近に配置される緩衝部材と、前記軌道舗装構造のいずれかの箇所で下方から支持されると共に前記緩衝部材の前記挿通孔に相対する挿通孔を有する締付部材支持手段と、前記緩衝部材の挿通孔及び前記締結部材支持手段の挿通孔に挿通され引張り力が付与される締付部材と、前記引張り力が付与された締付部材を前記締付部材支持手段に取り付ける取付手段を備えるように構成したので、緩衝部材の剛性が高く、変形しにくい。このため、土砂等が緩衝部材と舗装部材との間から下方に流入することはほとんどない。また、降り積もった雪が車輪のフランジで圧縮されて氷状となった場合で、上方のフランジから押圧された場合であっても、緩衝部材が転倒する等の問題は生じない、という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第1の横断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す第2の横断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるゴムシュートの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。
【図8】本発明の第5実施形態である踏切舗装構造のレール付近の構成を示す横断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態である踏切舗装構造に用いるPC鋼棒支持金具の構成を示す図である。
【図10】従来の踏切舗装構造の一例である連接軌道の構成を示す図である。
【図11】従来の踏切舗装構造の他の例である踏切舗装板の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 内軌側踏切舗装板
2、3 外軌側踏切舗装板
4、5、6 ゴム受台
7 連結金具
15a、15b 保護部材
16 取付部材
16a 平板部
16b 斜面部
16c ストッパー
21 連接軌道板
21a、21b レール収容凹部
22、23 舗装ブロック
24 PC鋼棒
25 タイプレート
26 レールパッド
27 タイプレートパッド
28 クリップ部材
29 竹の子状バネ
30 ナット
31 取付ボルト
32 ゴムシュート
33 座金
34 コイルバネ
35 ナット
36 取付ボルト
37 ゴムシュート
38 クサビ
40A〜40F ゴムシュート
40B1、40C1 フランジウェイ用凹部
41A〜41E、42A〜42E 挿通孔
43A〜43F、44A〜44F PC鋼棒
45A PC鋼棒支持金具
45A1 底板部
45A2 直立板部
45A3、45A4 補強板部
45A5 ボルト穴
45A6、45A7 挿通孔
45B PC鋼棒支持金具
45B1 底板部
45B21、45B22 直立板部
45B3、45B4 補強板部
45B5 ボルト穴
45B61〜45B72 挿通孔
46A、46B、47A、47B ナット
48A、49A 座金
71 外軌板受部
71a ボルト孔
72 レール受部
73 内軌板受部
73a ボルト孔
73b 斜面部
73c 平面部
81 パッド
82、83 絶縁材
84 ゴムシュート
91、92 取付ボルト
93 ナット
94 竹の子状バネ
95 座金
F1〜F4 フランジウェイ
R1〜R4 レール
T まくらぎ
W 車輪
W1 フランジ

Claims (9)

  1. 軌道の近傍に舗装部材が設置され道路の路面を構成する軌道舗装構造であって、ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに挿通孔を有し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記レールの頭部又は腹部の付近に配置される緩衝部材と、前記軌道舗装構造のいずれかの箇所で下方から支持されると共に前記緩衝部材の前記挿通孔に相対する挿通孔を有する締付部材支持手段と、前記緩衝部材の挿通孔及び前記締結部材支持手段の挿通孔に挿通され引張り力が付与される締付部材と、前記引張り力が付与された締付部材を前記締付部材支持手段に取り付ける取付手段を備えたことを特徴とする軌道舗装構造。
  2. 請求項1記載の軌道舗装構造において、前記舗装部材は、連接軌道板であることを特徴とする軌道舗装構造。
  3. 請求項2記載の軌道舗装構造において、前記締付部材支持手段は、前記連接軌道板のいずれかの箇所により支持されることを特徴とする軌道舗装構造。
  4. 請求項3記載の軌道舗装構造において、前記締付部材支持手段は、前記連接軌道板に設けられたレール収容凹部内に設置されるタイプレートにより支持されることを特徴とする軌道舗装構造。
  5. 請求項1記載の軌道舗装構造において、前記舗装部材は、舗装板であることを特徴とする軌道舗装構造。
  6. 請求項5記載の軌道舗装構造において、前記締付部材支持手段は、前記舗装板のいずれかの箇所により支持されることを特徴とする軌道舗装構造。
  7. 請求項1記載の軌道舗装構造において、前記緩衝部材には、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過し得る空間であるフランジウェイ用凹部が設けられることを特徴とする軌道舗装構造。
  8. 請求項1記載の軌道舗装構造において、前記緩衝部材は、前記レールの付近の空間のうち、鉄道車両の車輪のフランジが支障無く通過し得る空間であるフランジウェイとは前記レールに関して反対側となる空間を閉塞することを特徴とする軌道舗装構造。
  9. 軌道の近傍に舗装部材を設置することにより道路の路面を構成する軌道近傍の舗装方法であって、ゴム系材料からなり略柱状体に形成されるとともに挿通孔を有し、前記略柱状体の長手方向軸がレールの長手方向と平行になるようにして前記レールの頭部又は腹部の付近に配置される緩衝部材を用い、前記軌道舗装構造のいずれかの箇所締付部材支持手段を下方から支持し、締付部材を前記緩衝部材の挿通孔及び前記締結部材支持手段の挿通孔に挿通して引張り力を付与し、前記引張り力が付与された締付部材を、取付手段によって前記締付部材支持手段に取り付けることを特徴とする軌道近傍の舗装方法。
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