JP3990206B2 - グロメット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、パネルに挿通する電線束等を保護すると共に、パネルの内外を防水シールするためのグロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の多くのグロメットは、合成ゴムを主体として例えば自動車等のパネルに取り付けられ、パネルの内外に配設された電線束の損傷を防止すると共に、パネルの内外の浸水等に対するための防水性を確保するようにしている。
【0003】
グロメットをパネルに固定する際には、パネルに組み付ける際の利便性等の点から、合成ゴムを保持するための合成樹脂又は金属から成るプロテクタが用いられることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述したグロメットは、硬いゴムを用いることが多く、パネルに歪み等がある場合にはグロメットとの間に隙間が生ずる場合もあり、その部位の密着度が低下し、水漏れが発生する虞れがある。
【0005】
本発明の目的は、上述した問題点を解消し、比較的硬度の低い合成ゴムの特性を生かして、操作性、防水性を向上させたグロメットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るグロメットは、合成ゴム製の柔軟なシール部材と、該シール部材を外側から保持するために分割した合成樹脂製又は金属製のプロテクタとから成るグロメットにおいて、前記シール部材は電線束を通す筒部の一端に大径のフランジ部を設け、該フランジ部の外径よりも小さな外径を有すると共に断面を略円形としたリングシール部を前記フランジ部の外側に付設し、前記プロテクタは前記シール部材の筒部を外側から覆う断面円弧状の半筒部を有し、該半筒部の一端に前記シール部材のフランジ部とほぼ同じ外径の半フランジ部を連接し、前記半筒部の外側には取り付けるべきパネルの孔部に係合するための弾発性を有する係合アームを設け、前記シール部材の周囲に複数の前記プロテクタを装着した後に、前記シール部材のリングシール部を前記プロテクタの半フランジ部の裏側に反転して配置することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1はグロメットを分解した状態の平面図、図2は同じ状態の一部を断面とした側面図を示しており、グロメットはシール部材1とプロテクタ2から構成されている。
【0008】
柔軟な合成ゴムから成るシール部材1は、電線束を挿通し緊締する小径筒部1aと、小径筒部1aに順次に連設するテーパ部1bと、大径筒部1cと、この大径筒部1cの端部の外径側に形成された大径の第1のフランジ部1dと、フランジ部1dの大径筒部1cの反対の外側に形成され、第1のフランジ部1dの外径よりも外径が小さく、断面が略円形のOリング状のリングシール部1eとを有している。また、小径筒部1aの他端には小径の第2のフランジ部1fが設けられている。
【0009】
プロテクタ2は例えば合成樹脂又は金属から成り、シール部材1の外側からシール部材1を保持するために、例えば2つ割りとされている。このプロテクタ2はシール部材1の小径筒部1a、テーパ部1b、大径筒部1cの外側から密着する断面半円弧状の半筒部2aと、半筒部2aの端部に連設しシール部材1の第1のフランジ部1dに密着しフランジ部1dとほぼ同じ外径の半円状の半フランジ部2bと、パネルに取り付けるための弾発性を有する係合アーム2cと、2つ割りのプロテクタ2を合わせた際に相手側プロテクタ2に設けた係止穴2dに入り込んで係止を行うための係止爪2eとを有している。また、係合アーム2cの先端には、パネルの縁部に係合するための段部2fが設けられている。
【0010】
そして図3に示すように、シール部材1の周囲に2つ割りのプロテクタ2を装着することにより、係止爪2eが相手側のプロテクタ2の係止穴2dに嵌合して、プロテクタ2同士の一体化がなされる。
【0011】
なお、プロテクタ2の半フランジ部2bと係止部2cの段部2dとの中心軸方向の間隔は、取り付けるべきパネルの厚みと、リングシール部1dの断面の直径との和よりも短くされている。
【0012】
実際には、シール部材1に大径筒部1c側から所定位置に電線束Wを挿通してから、2つ割りのプロテクタ2を外側から合わせてシール部材1を囲むと、プロテクタ2はシール部材1を外周から保持することができる。これにより、プロテクタ2はシール部材1の第1、第2のフランジ部1d、1fに挟まれ、ずれて外れることがない。
【0013】
その後に、図5に示すようにシール部材1のリングシール部1eを開拡しながら、矢印で示すようにプロテクタ2の半フランジ部2bの裏側に反転する。なお、リングシール部1eはこのように一時的に拡げて使用するので、シール部材1の材質は十分に引き伸ばせる柔軟性が必要であり、特に低硬度の合成ゴムが好ましい。
【0014】
図6はこのようにして組立てたグロメットを、パネルPの孔部Pa内に挿入する過程の断面図を示し、小径筒部1a、テーパ部1b、係合アーム2cを孔部Pa内に押し込むと、図6に示すように係合アーム2cが撓み始める。
【0015】
更に押し込むことにより、係合アーム2cは孔部Pa内を潜り抜け、係合アーム2cはその弾発性により復元し、図7に示すようにその段部2fが孔部Paの縁部に係合する。これにより、電線束Wを保持したグロメットがパネルPに対し前後移動不能に固定されることとなる。
【0016】
パネルPの厚みに応じて、プロテクタ2の係合アーム2cの大きさ、シール部材1のリングシール部1eの断面の直径等が設計されているので、パネルPとプロテクタ2の半フランジ部2bとの間に、柔軟なリングシール部1eが挟み込まれ押し潰されると、パネルPに多少の歪みがあってもパネルPとリングシール部1eが密着し、孔部Paのリングシール部1e側の周囲は防水され、水がパネルPの内外に出入りすることが全くなくなる。
【0017】
なお、2つ割りのプロテクタ2は同形状とすることができるので、プロテクタ2を成型する金型は1個で済み、安価に製造することが可能となる。
【0018】
また、本実施の形態においてはプロテクタ2は2つ割りとしたが、3つ以上に分割することもできるし、シール部材1のリングシール部1eを反転することにより、分割されたプロテクタ2は一体に係合できるので、プロテクタ2同士を係止する係止穴2dと係止爪2eは係止力が小さなものでもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るグロメットは、パネルとの間に柔軟な合成ゴムから成るリングシール部を有するシール部材が水密に介在するため、パネルに多少の歪みがあってもそれに追従して防水性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グロメットを分解した状態の平面図である。
【図2】一部を断面とした側面図である。
【図3】グロメットを組み立てた状態の平面図である。
【図4】電線束に挿着した状態の一部を断面とした側面図である。
【図5】リングシール部を反転した状態の一部を断面とした側面図である。
【図6】パネルにグロメットを嵌合する過程の断面図である。
【図7】パネルにグロメットを嵌合した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 シール部材
1a 小径筒部
1b テーパ部
1c 大径筒部
1d フランジ部
1e リングシール部
2 プロテクタ
2a 半筒部
2b 半フランジ部
2c 係合アーム
2d 係止穴
2e 係止爪
P パネル
Pa 孔部

Claims (5)

  1. 合成ゴム製の柔軟なシール部材と、該シール部材を外側から保持するために分割した合成樹脂製又は金属製のプロテクタとから成るグロメットにおいて、前記シール部材は電線束を通す筒部の一端に大径のフランジ部を設け、該フランジ部の外径よりも小さな外径を有すると共に断面を略円形としたリングシール部を前記フランジ部の外側に付設し、前記プロテクタは前記シール部材の筒部を外側から覆う断面円弧状の半筒部を有し、該半筒部の一端に前記シール部材のフランジ部とほぼ同じ外径の半フランジ部を連接し、前記半筒部の外側には取り付けるべきパネルの孔部に係合するための弾発性を有する係合アームを設け、前記シール部材の周囲に複数の前記プロテクタを装着した後に、前記シール部材のリングシール部を前記プロテクタの半フランジ部の裏側に反転して配置することを特徴とするグロメット。
  2. 前記係合アームの先端には、前記パネルの孔部の縁部に係合する段部を設けた請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記段部と前記半フランジ部との間隔は、前記パネルの厚みと前記リングシール部の円形の断面の直径との和よりも小さくした請求項2に記載のグロメット。
  4. 前記分割したプロテクタには一体に合わせた場合に相互に係止する係止爪を設けた請求項1に記載のグロメット。
  5. 前記シール部材は低硬度の合成ゴムから成る請求項1に記載のグロメット。
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