JP3989527B2 - 検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバ - Google Patents

検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP3989527B2
JP3989527B2 JP2006546441A JP2006546441A JP3989527B2 JP 3989527 B2 JP3989527 B2 JP 3989527B2 JP 2006546441 A JP2006546441 A JP 2006546441A JP 2006546441 A JP2006546441 A JP 2006546441A JP 3989527 B2 JP3989527 B2 JP 3989527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
information
storage facility
user
access
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006546441A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007015548A1 (ja
Inventor
徹 谷川
修作 岡本
修 山田
知宣 成岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP3989527B2 publication Critical patent/JP3989527B2/ja
Publication of JPWO2007015548A1 publication Critical patent/JPWO2007015548A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本発明は、タグリーダやカメラ、接触センサ等を配置した環境内でユーザが検索している物品を推定する検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバに関する。
従来、ユーザからの何らかの入力に対して検索対象となっている物品を推定するときには物品の名前やID、物品を示す様なキーワード、物品の類語等を使用することが一般的であった。例えば特許文献1では、検索物品の名称を覚えていないときに代わりにその検索物品を示すキーワードをキーボードから入力することで検索物品を推定している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−250768号公報
しかしながら、前記特許文献1では、物探索システムに物品を検索させようとする度にユーザは意図的に検索物品に関する情報を前記物探索システムに入力する必要がある。ここで、例えば一般家庭内で物品検索を行うことを考えると、通常、家庭内には人が把握しきれないほどの物品が存在し、中にはコップのような同一名称の物品も数多く存在する。このような同一名称の物品を識別するために一つ一つ物品にキーワードを割り振る作業は面倒であり、更に、割り振ったキーワードをユーザが明確に記憶できるとも限らない。
本発明は、前記課題を解決するためになされ、その目的とするところは、ユーザが検索したい物品の情報を的確に検索物品推定装置に伝えることができなくても、ユーザが検索しようとしている物品を推定することのできる検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明は、
物品を推定するために必要な物品情報を記録した物品情報データベースと、
前記物品情報データベースに記録されている前記物品の収納位置を記録した収納位置データベースと、
生活環境内に配置され、少なくとも前記物品の位置を推定し得る物品位置情報とユーザの前記物品の前記収納位置での収納設備へのアクセスの状態を推定し得るアクセス状態推定情報を検出するセンシング装置と、
時刻を取得するタイマーと、
前記環境内のマップと、前記環境内に配置されている前記収納設備と前記センシング装置の設置位置を記録した環境データベースと、
前記環境データベースに記録されている前記センシング装置の前記設置位置と、前記センシング装置が検出した前記物品位置情報及び前記アクセス状態推定情報と、前記タイマーが取得した時刻から、前記センシング装置が前記物品位置情報及び前記アクセス状態推定情報を検出した時刻における前記物品の位置の情報と、前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態情報を求める情報処理手段と、
前記情報処理手段により求められた前記物品の位置の情報が、前記センシング装置が前記物品位置情報を検出した時刻と共に記録される物品位置履歴データベースと、
前記情報処理手段により求められた前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示す前記アクセス状態情報が、前記センシング装置が前記アクセス状態推定情報を検出した時刻と共に記録される設備操作履歴データベースと、
前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったとき、前記収納設備への前記アクセスの開始時と前記収納設備への前記アクセスの終了時で、前記収納設備内の物品の有無に変化があるかを検出する検索状態検出手段と、
前記検索状態検出手段が、前記収納設備内の前記物品の有無に変化が無かったことを検出すると、前記収納位置データベースと、前記物品位置履歴データベースと、設備操作履歴データベースとを参照することによって、前記ユーザが検索している前記物品を推定する検索物品推定手段と、
を備えたことを特徴とする検索物品推定装置を提供するものである。
以上のように、本発明によれば、ユーザの収納設備へのアクセス状態とその間の前記収納設備内の物品の変化を調べ、もし変化していない場合には前記収納設備には前記ユーザが検索している物品が無かったと判断し、更に収納位置データベースを参照することによって、本来、前記収納設備内に収納されているべき物品を前記ユーザが検索している物品として推定する、という構成により、ユーザの検索している物品をユーザの検索状態から自動で推定できる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様によれば、
物品を推定するために必要な物品情報を記録した物品情報データベースと、
前記物品情報データベースに記録されている前記物品の収納位置を記録した収納位置データベースと、
生活環境内に配置され、少なくとも前記物品の位置を推定し得る物品位置情報とユーザの前記物品の前記収納位置での収納設備へのアクセスの状態を推定し得るアクセス状態推定情報を検出するセンシング装置と、
時刻を取得するタイマーと、
前記環境内のマップと、前記環境内に配置されている前記収納設備と前記センシング装置の設置位置を記録した環境データベースと、
前記環境データベースに記録されている前記センシング装置の前記設置位置と、前記センシング装置が検出した前記物品位置情報及び前記アクセス状態推定情報と、前記タイマーが取得した時刻から、前記センシング装置が前記物品位置情報及び前記アクセス状態推定情報を検出した時刻における前記物品の位置の情報と、前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態情報を求める情報処理手段と、
前記情報処理手段により求められた前記物品の位置の情報が、前記センシング装置が前記物品位置情報を検出した時刻と共に記録される物品位置履歴データベースと、
前記情報処理手段により求められた前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示す前記アクセス状態情報が、前記センシング装置が前記アクセス状態推定情報を検出した時刻と共に記録される設備操作履歴データベースと、
前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったとき、前記収納設備への前記アクセスの開始時と前記収納設備への前記アクセスの終了時で、前記収納設備内の物品の有無に変化があるかを検出する検索状態検出手段と、
前記検索状態検出手段が、前記収納設備内の前記物品の有無に変化が無かったことを検出すると、前記収納位置データベースと、前記物品位置履歴データベースと、設備操作履歴データベースとを参照することによって、前記ユーザが検索している前記物品を推定する検索物品推定手段と、
を備えたことを特徴とする検索物品推定装置を提供するものである。
この構成によると、ユーザの収納設備へのアクセス状態とその間の前記収納設備内の物品の変化を調べ、もし変化していない場合には前記収納設備には前記ユーザが検索している物品が無かったと判断し、更に収納位置データベースを参照することによって本来前記収納設備内に収納されているべき物品を前記ユーザが検索している物品として推定するため、ユーザの検索している物品をユーザの検索状態から自動で推定できる。
また、本発明の第2の態様によれば、
前記センシング装置は、更に、前記収納設備に備え付けられている開閉機能の開閉状態を検出し、
前記センシング装置が検出した、前記ユーザが前記収納設備へ前記アクセスを開始してから前記アクセスを終了するまでの前記開閉機能の開閉度合いに応じて、前記ユーザが目視困難な前記収納設備内の範囲を推定する目視困難範囲推定手段を備え、
前記検索物品推定手段は、更に、前記目視困難範囲推定手段の推定結果を参照することによって前記ユーザが検索している物品を推定することを特徴とする第1の態様に記載の検索物品推定装置を提供するものである。
この構成によると、収納設備の扉や引き出しの開き具合によってユーザが目視できない収納設備の範囲を推定し、その範囲内にある物品はユーザが見落としている可能性があることを考慮してユーザの検索している物品を推定することができる。
また、本発明の第3の態様によれば、
更に、前記ユーザのユーザIDと、前記ユーザIDを推定するために必要なユーザ情報を記録したユーザ情報データベースと、
前記物品情報データベースに記録されている前記物品の所有者の情報を記録した所有者データベースを備え、
前記センシング装置は、更に前記ユーザを推定し得るユーザ情報を検出し、
前記情報処理手段は、更に前記センシング装置が検出した前記ユーザ情報から前記ユーザ情報データベースを参照することによって、前記ユーザのIDを推定し、
前記検索物品推定手段は、更に前記ユーザのIDと前記所有者データベースに記録されている前記物品の所有者の情報を参照することによって、前記ユーザが検索している前記物品を推定することを特徴とする第1又は第2の態様に記載の検索物品推定装置を提供するものである。
この構成によると、現在のユーザを特定し、前記ユーザの所有物の中からユーザの検索している物品を絞り込むことが可能となり、個人適合した物品の推定が行えるようになる。
また、本発明の第4の態様によれば、
前記物品情報データベースには、更に、複数の物品の物品組合せに関する情報が記録されていることを特徴とする第1から第4のいずれか1つの態様に記載の検索物品推定装置を提供するものである。
この構成によると、現在のユーザの所持物によって、前記ユーザが検索している物品を推定することができる。
また、本発明の第5の態様によれば、
更に、前記ユーザの収納設備への前記アクセスの終了から別の収納設備へのアクセスの開始までの時間から、同一の物品を検索しているのかを推定する同一物品検索推定手段を備え、
前記検索物品推定手段は、更に、前記同一物品検索推定手段の推定結果を基に前記ユーザが検索している物品を推定することを特徴とする第1から第5のいずれか1つの態様に記載の検索物品推定装置を提供するものである。
この構成によると、ユーザが物品を見つけることができずに複数箇所の収納設備を検索した場合、前記ユーザが検索している前記物品を前記ユーザが検索した前記複数箇所の収納設備に共通してありそうな物品であると推定することができる。
また、本発明の第6の態様によれば、
物品を推定するために必要な物品情報を記録した物品情報データベースと、
前記物品情報データベースに記録されている前記物品の収納位置を記録した収納位置データベースと、
生活環境内のマップと、前記環境内に配置されている機器や前記物品の収納位置での収納設備、前記センシング装置の設置位置を記録した環境データベースと、
前記環境内に配置され、少なくとも、前記物品の位置を推定し得る物品位置情報とユーザの前記収納設備へのアクセスの状態を推定し得るアクセス状態推定情報と、を検出するセンシング装置が検出した前記物品位置情報及び前記アクセス状態推定情報と前記環境データベースから、前記物品の現在位置の情報と前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態の情報を示すアクセス状態情報を求める情報処理手段と、
前記情報処理手段により求められた前記物品の位置の情報が、前記センシング装置が情報を検出した時刻と共に記録される物品位置履歴データベースと、
前記情報処理手段により求められた前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示す前記アクセス状態情報が、前記センシング装置が情報を検出した時刻と共に記録される設備操作履歴データベースと、
前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったとき、前記収納設備への前記アクセスの開始時と前記収納設備への前記アクセスの終了時で、前記収納設備内の前記物品の有無に変化があるかを検出する検索状態検出手段と、
前記検索状態検出手段が、物品の有無に変化が無かったことを検出すると、前記収納位置データベースと、前記物品位置履歴データベースと、設備操作履歴データベースとを参照することによって、前記ユーザが検索している前記物品を推定する検索物品推定手段と、を備えたことを特徴とする検索物品推定装置用サーバを提供するものである。
この構成によると、サーバはユーザの収納設備へのアクセス状態とその間の前記収納設備内の物品の変化の情報をセンシング装置から受け取り、前記収納設備内に前記ユーザが検索していた物品が在ったか無かったかを判断し、もし無かったと判断した場合、更に収納位置データベースを参照することによって本来前記収納設備内に収納されているべき物品を前記ユーザが検索している物品として推定するため、ユーザの検索している物品をユーザの検索状態から自動で推定できる。
また、本発明の第7の態様によれば、
生活環境内に配置されたセンシング装置によって、少なくとも物品の位置を推定し得る物品位置情報と、ユーザの収納設備へのアクセスの状態を推定し得るアクセス状態推定情報と、を検出し、
前記検出した物品位置情報とアクセス状態推定情報と、前記環境内のマップと前記環境内に配置されている前記収納設備、前記センシング装置の設置位置を記録した環境データベースから、前記物品の現在位置と前記ユーザの前記収納設備への前記アクセスの状態を示すアクセス状態情報を求め、
前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったとき、前記収納設備への前記アクセスの開始時と前記収納設備への前記アクセスの終了時で、前記収納設備内の前記物品の有無に変化があるかを検出し、
前記ユーザが検索している前記物品を推定する、検索物品推定方法を提供するものである。
この構成によると、ユーザの収納設備へのアクセス状態とその間の前記収納設備内の物品の変化を調べ、もし変化していない場合には前記収納設備には前記ユーザが検索している物品が無かったと判断し、更に収納位置データベースを参照することによって本来前記収納設備内に収納されているべき物品を前記ユーザが検索している物品として推定するため、ユーザの検索している物品をユーザの検索状態から自動で推定できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置を示すブロック図である。
本検索物品推定装置は、物品情報データベース106と、収納位置データベース107と、タイマー109と、センシング装置101と、情報処理手段110と、物品位置履歴データベース108と、設備操作履歴データベース105と、環境データベース201と、検索状態検出手段102と、検索物品推定手段103と、報知装置104とで構成される。
情報処理手段110は、センシング装置101とタイマー109と物品情報データベース106と物品位置履歴データベース108と設備操作履歴データベース105と環境データベース201とに接続され、センシング装置101で検出された検出情報、例えば、物品のIDなどの情報を基に、環境データベース201に記録されているセンシング装置101の設置位置や物品情報データベース106に記録されている物品情報を適宜参照して物品位置の検出などの情報処理を行うとともに、求めた前記物品位置や、センシング装置101で検出された検出情報、例えば、収納設備(例えば、物品を収納又は載置可能な本棚、多目的棚、文房具入れなど)の開閉動作(アクセスの一例)などのアクセス状態推定情報を、時刻を取得するタイマー109からの時刻情報と合わせて、物品位置履歴データベース108に前記物品位置情報の履歴情報として適宜記録するとともに設備操作履歴データベース105にユーザがアクセス中か否かを示すアクセス状態情報として適宜記録する。
物品情報データベース106には、生活環境(例えば、家、家の中の部屋)などの中に存在する物品を推定するために必要な物品情報の例として、物品のIDの情報と、物品のIDを推定するために必要な物品ID推定用物品情報とが記録されている。
ここで、図5は例えば家屋内にある物品の物品情報データベース106の一例を示している。図5では物品のIDを推定するために必要な情報の例として、物品の名称(テキストデータ)、物品の重量(テキストデータ)、物品の外観(概略イメージデータ)とがそれぞれの物品のIDと対応して記録されている。
収納位置データベース107には、物品情報データベース106に記録されている各物品の本来の収納すべき収納位置の情報が記録されている。ここで、図6は、例えば家庭内にある収納位置データベース107の一例を示している。ここでは、収納位置のIDに関連付けて収納位置の名称が記載され、且つ、その収納位置に本来収納すべき物品のIDが記載されているが、同一名称の収納位置はないものとしている。仮に、前記生活環境内に同一名称の収納位置が存在する場合は、前記収納位置にIDを割り振り、収納位置データベース107の収納位置として前記収納位置のIDを記録しても構わない。例えば、図6の2つのソファーのうち、一方のソファー1にはIDP006を割り振り、他方のソファー2にはIDP007を割り振っている。また、一つの物品に対して複数の収納位置を設定しておいても構わない。例えば、図27は、収納位置データベース107の別の例を示すものであって、ホッチキス(物品のID:ID007)を、多目的棚(物品のID:ID001)と文房具入れ(物品のID:ID004)の2つの収納設備を本来の収納位置に設定している。
なお、物品情報データベース106と収納位置データベース107に記録されている情報は、ユーザがタッチパネルやキーボードやマウスやマイクなどの入力装置900から直接入力したものでも良いし、物品の製造元、又は販売元が付したタグなどに記録されている情報をタグリーダなどの入力装置900から読み込んで記録するものでも良い。
また、収納位置データベース107に関して、物品の収納位置が一定期間毎に異なるように複数の収納位置を決めておいても構わない。ここで、図8は、一定期間毎に異なる、物品の収納位置を記録した収納位置データベース107の一例を示している。図8の収納位置データベースを用いると、例えば14時台にユーザが物品ID001の携帯電話の検索要求を出したときには、携帯電話は家庭外にあり、現在の環境(家庭)内には無いということをユーザに報知することが可能となる。
なお、図8の例では、一定期間を一日の内の一時間単位で区切っているが、さらに平日と休日で区切ったり、季節によって区切ったりしても良い。
環境データベース201には、前記生活環境内の部屋の間取(又は、環境例えば部屋のマップ)と前記生活環境内にある収納設備の配置やセンシング装置101の設置位置が記録されており、センシング装置101がセンシングしている収納設備で、例えば本棚の中に収納されている物品や、文房具入れの中に収納されている物品の位置座標を求めることが可能となる。
ここで、図4は、環境データベース201に記録されている環境のマップと環境内にある収納設備などの配置を示している。図4の例では、前記生活環境の寸法は実際の寸法よりも縮小されて表示されており、生活環境の実際の寸法は、縦横各6mの大きさの前記生活環境の1つの部屋となっている。なお、前記生活環境内の収納設備の配置を変更するとき、ユーザがキーボードやマウス、マイクなどの入力装置900を使用して手動で環境データベース201を更新しても良いし、タグリーダなどのセンシング装置101と情報処理手段110とを使用して、自動で環境データベース201を更新しても良い。ここで、図15を用いて、タグリーダなどのセンシング装置101と情報処理手段110とを使用して行なう、環境データベース201の自動更新方法を示す。図15のように、前記生活環境内の部屋の床面に、位置座標情報を持ったセンシング装置101の一例としてのタグリーダA〜K(1504〜1510)を敷き詰め、各収納設備、図15の例でいうと棚1501の底面にタグ(後側タグA 1502,前側タグB 1503)を2つ貼り付けておく。これによって、棚1501を床に設置したときにタグリーダD 1507,E 1508が後側タグA 1502に反応し、タグリーダJ 1509,タグリーダK 1510が前側タグB 1503に反応するようになり、棚1501がタグリーダD 1507,タグリーダE 1508,タグリーダJ 1509,タグリーダK 1510の位置にタグリーダJ 1509,タグリーダK 1510を前方にして設置(部屋の壁側とは反対向きに設置)されたことが情報処理手段110により判断される。このようにして求められた棚1501の位置座標の情報を情報処理手段110により環境データベース201に記録して更新する。
図2は、環境データベース201に記録されているセンシング装置101の設置位置と、図4に示す環境のマップと環境内にある収納設備の配置の情報を含む、環境データベース201に記録される情報を示している。例えば、センサIDがTag_001のタグリーダは、位置座標(2000,900)〜(3500,0)の範囲で、センサが設置される収納設備としての「文房具入れ」に設置されていることを示している。これによって、情報処理手段110は、物品位置の検出などの情報処理を行うとき、環境内のどの位置に設置してあるセンシング装置101からの情報か、を判断することができる。
センシング装置101は、前記生活環境内に配置され、少なくとも物品の位置(位置座標)を推定し得る物品位置情報と、収納設備の開閉情報などのユーザの収納設備へのアクセス状態を推定し得るアクセス状態推定情報とを検出する装置である。センシング装置101としては、例えばタグリーダ、重量センサ、カメラ、接触センサ、又は焦電型赤外線センサなどが考えられる。各センシング装置101のセンサIDや各センシング装置101が設置されている設備、各センシング装置101の設置座標(設置位置座標)は環境データベース201に記録されており、センシング装置101から情報処理手段110に送信する情報に自身のセンサIDを含めることで、情報処理手段110は、どこに配置されているセンシング装置101からの情報なのかが判断できる。
以下に、センシング装置101の例である各センサの説明、及び情報処理手段110による各センサが取得した情報の処理内容の説明を行う。
まず、タグリーダをセンシング装置101として用いた例を説明する。前記生活環境内にタグリーダを配置すると、配置したタグリーダによりタグを検出すると、タグを検出したタグリーダのセンシング範囲に前記タグを付した物品が在るということが情報処理手段110により判断される。ここで、タグリーダのセンシング範囲をある一つの収納位置のみに設定しておくものとし、物品には物品のIDを記録したタグが付されているものとする。すると、情報処理手段110は、タグリーダが検出したタグの情報(物品位置情報の一例としての情報であって、例えば、タグのID情報)と、タグリーダのセンシングしている位置の情報(物品位置情報の一例としての情報であって、例えば、タグリーダのセンシング位置や範囲、タグリーダの中心座標などの情報)とから物品情報データベース106を参照して、物品情報データベース107に記録されている物品が、現在どこの収納位置にあるのかを検出するように情報処理する。さらに、タグを用いて人の検出を行う場合、ID情報付きのタグを前記生活環境内の床に例えば格子状に敷き詰めるとともに、床に敷き詰められたタグのID情報と床の位置とを対応付けした対応付けデータを作成する。一方、履物には床に敷き詰められたタグのID情報を読み取るタグリーダが設置され、このタグリーダには、前記IDと前記IDを持つタグの置かれている場所とを対応付けたデータが格納されている。
このような構成のもとで人が前記生活環境内の床を歩くと、足を床に踏みつけた瞬間に履物についたタグリーダが、その下にあるタグと通信して前記タグのIDを読み取る。情報処理手段110は、前記IDの値を前記対応付けデータに照らし合わせることで、床上での人の位置を特定することができる。もちろんこれはあくまで一例であり、床に位置情報を持ったタグリーダを敷き詰め、スリッパにタグをつけるという構成でもよい。もし複数人の検出に対応させるためには、それぞれの人が所有するIDを区別してやればよい。
タグリーダを用いてユーザの収納設備へのアクセス状態を判断するのであれば、前記収納設備の前にタグリーダを設置しておき、前記タグリーダが前記ユーザを示すタグを検出しているか否かをアクセス状態推定情報とすることができる。
次に、重量センサをセンシング装置101として用いた例を説明する。前記生活環境内に重量センサを配置すると、前記重量センサが検出した重量の増減値によって前記重量センサ上に置かれた、又は前記重量センサから取られた物品が情報処理手段110により判断される。例えば、前記重量センサが+200gの荷重を検出した場合、情報処理手段110は、検出した荷重の情報(物品位置情報の一例としての情報)と、重量センサのセンシングしている位置の情報(物品位置情報の一例としての情報であって、例えば、重量センサのセンシング位置や範囲、重量センサの中心座標などの情報)を基に物品情報データベース106に記録されている重量データを参照することで、前記重量センサ上には携帯電話が置かれていることを検出することができる。また、重量センサを前記生活環境内の床に例えば格子状に敷き詰めることにより、人の検出も行うことができる。前記重量センサは、人の足等によって荷重がかかるとその値が出力されるようになっており、前記重量センサの全てが情報処理手段110につながっている。情報処理手段110は、重量センサのセンシングした情報を常に受け取るようになされており、もし、あるセンサに荷重がかかっていることが検出された場合には、当該センサの置かれている位置座標を直ちに求める。このような検索物品推定装置を用いて最も簡単に人の位置を知るには、荷重がかかったセンサの座標値をそのまま人の位置とすればよい。しかしながら、これでは複数人の人が環境内に居る場合にそれらが区別できないという問題もでてくる。このような問題に対応するためには、例えばセンサの荷重がほぼ等しいセンシングデータをグルーピングし時間順に並べるなどの処理を追加すればよい。これにより人検出の精度を高めることができる。
重量センサを用いてユーザの収納設備へのアクセス状態を判断するのであれば、前記収納設備の前に重量センサを設置しておき、前記重量センサが前記ユーザの体重と同等の重量を検出しているか否かをアクセス状態推定情報とすることができる。
次に、カメラをセンシング装置101として用いた例を説明する。前記生活環境内にカメラを配置すると、情報処理手段110は、例えば背景差分などにより前記カメラの視野内での画像の変化分が取り出せる。背景差分とは、予め作成しておいた基準となる背景画像と現在の入力画像を比較し、その差分を取り出す技術である。そして、背景差分により得られた差分と物品情報データベース106に記録されている外観データとでマッチングを行うことによりカメラの視野内に現れた物品、又はカメラの視野内から消えた物品が情報処理手段110により検出される。同様にして、人検出を行うことも可能である。
カメラを用いたときの物品の位置を推定するための物品位置情報は、例えば、カメラが取得した画像、または背景差分により得られた差分画像と、背景差分により得られた差分画像の位置とすることができる。また、カメラを用いてユーザの収納設備へのアクセス状態を判断するのであれば、前記収納設備の前に前記ユーザを検出したか否かをアクセス状態推定情報とすることができる。
センシング装置101は、物品の位置を推定し得る物品位置情報を取得するセンサと、ユーザの収納設備へのアクセス状態を推定し得るアクセス状態推定情報を取得するセンサを組み合わせて実現しても構わない。以下に、アクセス状態推定情報を取得可能なセンサとして接触センサと焦電型赤外線センサについて説明する。
接触センサをセンシング装置101として用いた例を、図12A、及び図12Bを用いて説明する。図12Aにおいて、1201a〜1201dと記載されている部分が接触センサである。具体的には、図12Aでは、収納設備、例えば文房具入れ1200に2つのタイプの開閉式ドアがあり、それらのそれぞれに接触センサ1201a〜1201dが設置された様子が示されている。文房具入れ1200の上側の開閉式ドアは、ヒンジを境に開閉するドア1200aであり、ドア1200aの縁と、その縁と対向する本体部1200bの縁にそれぞれ接触センサ1201a,1201bが互いに接触可能に設置されている。また、文房具入れ1200の下側の開閉式ドアは、引き出し1200cであり、引き出し1200cの縁と、その縁に対向する本体部1200dの縁にそれぞれ接触センサ1201c,1201dが互いに接触可能に設置されている。これらの構成によって、情報処理手段110は、図12Bにテーブル形式で示すように、接触センサ1201aと1201b同士又は接触センサ1201cと1201d同士が接触すると収納設備のドア1200a又は1200cが閉まっている、接触センサ1201aと1201b同士又は接触センサ1201cと1201d同士が非接触状態になると収納設備のドア1200a又は1200cが開いている、という具合に収納設備のドアの開閉情報を算出することができる。そして、このドアが開いているか否かをアクセス状態推定情報とすることができる。
ここでは、センシング装置101として、接触センサ1201a〜1201dの例を示したが、もちろんそれ以外のセンサ、例えば光学式の非接触センサを用いても良い。
次に、光学式の非接触センサの一例としての焦電型赤外線センサをセンシング装置101として用いた例を、図12C、及び図12Dを用いて説明する。図12Cにおいて、1202と記載されている部分が収納設備の一例としての本棚1203に設置された焦電型赤外線センサである。焦電型赤外線センサ1202は、人など温度を持つ物体の温度(背景温度より高い温度を持つ物体の温度)と背景温度の差から温度変化を検知することができる。例えば焦電型赤外線センサ1202を、本棚1203の入口に取り付けておき、焦電型赤外線センサ1202の検出範囲を本棚1203の入口に設定しておくことで、図12Dのテーブル形式で示すように、人が本棚1203の中に手を入れているか入れていないかを焦電型赤外線センサ1202で検出できる。そして、この本棚1203の中に手を入れているか否かをアクセス状態推定情報とすることができる。
物品位置履歴データベース108には、物品のIDと、その物品の現在位置(位置座標などの現在位置情報)を含めた現在までに置かれた位置(位置座標などの位置情報)の履歴が時間と共に記録されている。ここで、図7は物品位置履歴データベース108の一例を示している。図7に記載しているテーブル、食卓、本棚などの収納位置では、センシング装置101が各々センシングしており、前記収納位置に置かれた物品、又は前記収納位置から取られた物品が何であるかがセンシング装置101により検出されるようになっている。例えば、図7のID001(携帯電話)を見てみると、14時03分(検出時間)にテーブル置かれ、17時08分(消失時間)にテーブルから取られ(図7の前々回収納位置の欄を参照)、17時10分(検出時間)に食卓に置かれ、17時20分(消失時間)に食卓から取られ(図7の前回収納位置の欄を参照)、17:22分(検出時間)にテーブルに置かれて現在に至っていることがセンシング装置101により検出される(図7の現在収納位置の欄を参照)。ここで、図6の物品収納位置データベース107と同様に収納位置毎にIDを割り振り、収納位置の名称ではなく、収納位置のIDを物品位置履歴データベース108に記録しても構わない。
設備操作履歴データベース105には、各収納設備を表す情報と、ユーザの収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態推定情報が時刻と共にアクセス状態情報の履歴情報として情報処理手段110により記録されている。ここで、図11A〜図11Dはそれぞれ設備操作履歴データベース105の例を示している。図11A〜図11Dはそれぞれ収納設備(本棚、多目的棚、食器棚、文房具入れ)の設備操作履歴データベース105を示している。
例えば図11Aに示す設備操作履歴データベース105の例では本棚(例えば図12Cの本棚1203)の操作履歴情報を示している。19時31分に人検出の状態の情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、ユーザが本棚の中に手を入れていることが検出されたことを示している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、アクセス中とする。19時32分に人未検出の状態の情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、ユーザが本棚の中から手を抜いたことが検出されたことを示している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、非アクセス中とする。
また、図11Bに示す設備操作履歴データベース105の例は多目的棚の操作履歴情報を示しており、19時10分に扉が開放されたことを示す扉開情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、扉が開放されたことを検出している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、アクセス中とする。19時14分に扉が閉められたことを示す扉閉情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、扉が閉じられたことを検出している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、非アクセス中とする。
また、図11Cに示す設備操作履歴データベース105の例は、食器棚の操作履歴情報を示しており、18時14分に扉が開放されたことを示す扉開情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、扉が開放されたことを検出している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、アクセス中とする。18時20分に扉が閉められたことを示す扉閉情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、扉が閉じられたことを検出している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、非アクセス中とする。
また、図11Dに示す設備操作履歴データベース105の例は、文房具入れ(例えば図12Aの文房具入れ1200)の操作履歴情報を示しており、21時02分に扉が開放されたことを示す扉開情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、扉が開放されたことを検出している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、アクセス中とする。21時04分に扉が閉められたことを示す扉閉情報(アクセス状態推定情報の一例)が検出されて、扉が閉じられたことを検出している。この場合は、前記アクセス状態推定情報に基づき、情報処理手段110により、アクセス状態情報の一例として、非アクセス中とする。
検索状態検出手段102は、物品位置履歴データベース108と設備操作履歴データベース105と検索物品推定手段103と接続されて、設備操作履歴データベース105の各収納設備の状態に「開」が記録されてから「閉」が記録されるまでの期間、もしくは「人検出」が記録されてから「人未検出」が記録されるまでの期間に、前記収納設備内に物品が置かれたか、又は前記収納設備内から物品が取られたかを物品位置履歴データベース108を参照することによって把握し、もし前記収納設備に対して何も物品操作がなされていなければ、ユーザは物品を検索しているが、前記物品を見つけることができなかったと判断する。
ここで、検索状態検出手段102は、収納設備の開放から閉鎖までの期間に物品操作が行われなかったことを2回連続で検出した場合にのみ、ユーザは物品を検索しているが、前記物品を見つけることができなかったと判断してもよいし、3回連続で検出した場合にのみ、ユーザは物品を検索しているが、前記物品を見つけることができなかったと判断してもよい。
これによって、ユーザは単に収納設備の内容を確認しただけなどのときに、逐一、ユーザが何か物品を検索しているとして、ユーザが検索している物品を検索状態検出手段102により推定する必要がなくなり、また、ユーザが物品を収納設備から退かせて物品を検索して見つからなかったときなど、ユーザが検索している物品を検索状態検出手段102により推定しないといったことがなくなる。
検索物品推定手段103は、収納位置データベース107と物品位置履歴データベース108と設備操作履歴データベース105と環境データベース201と検索状態検出手段102と報知装置104と接続されて、検索状態検出手段102による物品検索状態検出動作後に検索状態検出手段102から物品検索状態検出結果情報を受取り、まず、ユーザが物品検索できなかったと検索状態検出手段102が判断するに至った収納設備が本来の収納位置である物品IDを、収納位置データベース107を参照することによって、検索物品推定手段103が取得する。そして、検索物品推定手段103は、取得した前記物品IDの中から物品位置履歴データベース108を参照することによって、現在、本来の収納位置に無い物品IDの物品を絞り込み、ユーザが検索していた物品であると推定する。
報知装置104は、検索物品推定手段103と物品位置履歴データベース108とに接続されて、検索物品推定手段103によって推定された物品の現在位置をユーザに知らせるものであり、例えばランプやスピーカ、映像や文字情報を映し出すディスプレイなどを用いて実現することができる。
報知装置104にランプを用いる場合、まず、前記生活環境内の各収納位置にランプを配置しておく必要がある。そして、報知装置104は検索物品推定手段103によって絞り込まれた物品の現在位置を、物品位置履歴データベース108を参照することによって取得すると、前記物品の現在位置にあるランプを点灯させユーザに報知することができる。
報知装置104にスピーカ、ディスプレイを用いる場合も、報知装置104はランプ時と同様に検索物品推定手段103によって絞り込まれた物品の現在位置を、物品位置履歴データベース108を参照することによって把握し、スピーカなら音声で、ディスプレイなら映像でそれぞれ前記物品の現在位置をユーザに報知することができる。
ここで、前記物品の現在位置だけでなく前記物品の名称も報知できる方がユーザにとって分かり易く、より効果的である。さらに、台所など調理中に目を離したくない場所にある報知装置104としてはスピーカを使用して、スピーカから音声にてユーザに報知するようにし、テレビ音などで他の音声を聞き取りにくい場所にある報知装置104としてはディスプレイを使用して、ディスプレイから画像にてユーザに報知するようにすると、より効果的である。図18にディスプレイによる物品位置の報知例を示す。図18では、多目的棚にホッチキスがあることが、画像データとテキストデータの両方で報知されている例である。
次に、検索物品推定装置の検索物品推定処理について、図13A〜図14に示すフローチャートを参照しながら説明する。
始めに、図13A、図13B、図14に示すフローチャートの検索物品推定処理は、前記生活環境内にある収納設備の中の1つに対して適用されるものであり、本検索物品推定装置の動作中は、前記生活環境内にある収納設備の数だけ前記フローチャートに示された検索物品推定処理が適用され、互いに並列で処理される。ここで、図13Aは開閉機能を持った収納設備に適用される検索物品推定処理のフローチャートであり、図14は開閉機能を持たない収納設備に適用される検索物品推定処理のフローチャートである。又、図13Bに示すフローチャートについては、センシング装置101は常に物品の出現・消滅をセンシングしており、前記物品の出現・消滅を検出し次第(ステップS1309)、その情報を情報処理手段110を介して設備操作履歴データベース105及び物品位置履歴データベース108に記録する(ステップS1310)ことを示している。
ここでは、図13Aに示すように、の開閉機能を持った収納設備として、多目的棚を例にとって、検索物品推定処理の説明を行う。
始めに、ユーザが多目的棚の扉を開くまで、具体的には、多目的棚をセンシングしている接触センサなどのセンシング装置101が多目的棚の開放を検出するまで待機している(ステップS1301)。ユーザが多目的棚の扉を開くと、多目的棚の開閉をセンシングしているセンシング装置101が多目的棚の開放を検出し、多目的棚の開放情報を検出時刻と共に設備操作履歴データベース105に情報処理手段110により記録する(ステップS1302)。
次に、ユーザが多目的棚の中に何らかの物品を取り出すか否かをタグリーダなどのセンシング装置101で検出する(ステップS1303)。ユーザが多目的棚の中から物品を取り出さずに、ユーザが多目的棚の中に何らかの物品を収納したことをセンシング装置101により検出したとする(ステップS1303でNOの場合でかつステップS1304でYESの場合)。すると、センシング装置101が、前記収納された物品を検出することで、物品位置履歴データベース108に多目的棚に物品が収納されたという情報が情報処理手段110により記録される。検索状態検出手段102は、物品位置履歴データベース108に情報処理手段110により記録された前記情報(すなわち、物品位置履歴データベース108に情報処理手段110により記録された、多目的棚に物品が収納された、という情報)を参照することによって、ユーザは物品を検索していないと判断する。
次いで、ユーザにより多目的棚の扉が閉められるか否かを検出する(ステップS1305A)。ユーザにより多目的棚の扉が閉められたことをセンシング装置101で検出すると(ステップS1305AでYESの場合)、情報処理手段110により、設備操作履歴データベース105に多目的棚の閉鎖情報を検出時刻と共に記録し(ステップS1306A)、このフローチャートの処理は終了する。なお、ステップS1305Aで、所定時間経過しても、ユーザにより多目的棚の扉が閉められなかった場合にも、このフローチャートの処理を終了するようにしてもよい。
なお、多目的棚の中をセンシングしているセンシング装置101が前記物品の収納を検出したとき(ステップS1309)、物品位置履歴データベース108に、前記物品が多目的棚に収納された情報が情報処理手段110により記録される(すなわち、センシング装置101で検出された物品のID情報と多目的棚のID情報とタイマー109からの時刻情報とが対応付けられて情報処理手段110により記録される)(ステップS1310)。
なお、ユーザが多目的棚の中から何らかの物品を取り出したとき(ステップS1303でYESの場合)も、センシング装置101が、物品が取り出されたことを検出することで、物品位置履歴データベース108に多目的棚から物品が取り出されたという情報が記録され、検索状態検出手段102は、物品位置履歴データベースに記録された前記情報(すなわち、物品位置履歴データベース108に記録された、多目的棚にから物品が取り出れたという情報)を参照することによって、(ユーザは検索物品を見つけたため)ユーザは物品を検索していないと判断して、ステップS1305Aに進む。
一方、ユーザが多目的棚の中から何も取り出しもせず(ステップS1303でNOの場合)かつ、多目的棚の中に何も物品を収納せず(ステップS1304でNOの場合)に多目的棚の扉が閉められたとき、センシング装置101が多目的棚の扉が閉められたことを検出し(ステップS1305でYESの場合)、情報処理手段110により、設備操作履歴データベース105に多目的棚の閉鎖情報を検出時刻と共に記録される(ステップS1306)。すると、検索状態検出手段102は、設備操作履歴データベース105に記録された多目的棚の開放から閉鎖までの間に、多目的棚に物品が収納されず、且つ、多目的棚から物品が取り出されてもいないという情報を、物品位置履歴データベース108を参照することによって得て、ユーザが物品検索を行ったが物品を見つけられないでいると判断する。
そして、検索状態検出手段102によるその判断結果を受けて、検索物品推定手段103が、本来、多目的棚に収納するべき物品で、且つ、現在、多目的棚に無い物品をユーザが検索していた物品であると推定する(ステップS1307)。すなわち、前記したように、まず、ユーザが物品検索できなかったと検索状態検出手段102が判断するに至った多目的棚が本来の収納位置である物品IDを、収納位置データベース107を参照することによって検索物品推定手段103が取得する。そして、検索物品推定手段103は、取得した前記物品IDの中から物品位置履歴データベース108を参照することによって、現在、本来の収納位置である多目的棚に無い物品IDの物品を絞り込み、絞り込んだ物品を、ユーザが検索していた物品であると推定する。
前記処理を、図6,図7,図11Bの例でより具体的に説明すると、検索状態検出手段102が、図11Bの多目的棚における設備操作履歴データベース105を参照することにより、多目的棚の扉が、19時10分に開き、19時14分に閉じたことが検索状態検出手段102により判断される。ここで、図7の物品位置履歴データベース108を検索状態検出手段102が参照することによって、この時間の間に多目的棚を収納位置として収納された物品IDが無いため、この時間の間に多目的棚の中に何も物品が収納されず、多目的棚から何も物品がとられていないことが検索状態検出手段102により判断される。このようにして、検索状態検出手段102は、ユーザが物品検索を行ったが物品を見つけられないでいると判断する。続いて、この検索状態検出手段102による判断結果を検索物品推定手段103が受け取ると、図6の収納位置データベース107を検索物品推定手段103が参照することによって、多目的棚が収納位置となっている物品は、物品IDがID001、ID002の物品であることが検索物品推定手段103により判断される。さらに、図7の物品位置履歴データベース108を検索物品推定手段103が参照することによって、前記物品の中で現在多目的棚に無い物品は物品IDがID001の携帯電話であることが検索物品推定手段103により判断される。このようにして、検索物品推定手段103は、ID001の携帯電話をユーザが検索していた物品であると推定する。
最後に、検索物品推定手段103によって絞り込まれた物品(例えば、前記例では携帯電話)の現在位置をランプやスピーカ、ディスプレイなどの報知装置104によりユーザに知らせ(ステップS1308)、処理を終了する。なお、前記絞り込まれた物品の現在位置は、報知装置104が、物品位置履歴データベース108を参照することによって取得することができる。
なお、ユーザが多目的棚の中から何も取り出しもせず(ステップS1303でNOの場合)、かつ、多目的棚の中に何も物品を収納せず(ステップS1304でNOの場合)に多目的棚の扉も閉められておらず、所定時間内にセンシング装置101が多目的棚の扉が閉められたことを検出できなかったとき(ステップS1305でNOの場合)には、ステップS1303に戻る。
次に、図14に示すように、開閉機能を持たない収納設備として、本棚を例にとって、検索物品推定処理の説明を行う。
始めに、ユーザが本棚の中に手を入れるまで、具体的には、本棚の入口をセンシングしている焦電型赤外線センサなどのセンシング装置101が本棚の中に入れられた手を検出(人検出)するまで待機している(ステップS1311)。ユーザが本棚の中に手を入れると、本棚の入口をセンシングしているセンシング装置101が本棚の中に入れられた手を検出し(ステップS1311でYESの場合)、本棚の人検出情報を検出時刻と共に設備操作履歴データベース105に情報処理手段110により記録される(ステップS1312)。
次に、ユーザが本棚の中から何らかの物品を取り出すか否かをタグセンサなどのセンシング装置101で検出する(ステップ1313)。ユーザが本棚の中から物品を取り出さずに(ステップ1313でNOの場合)、ユーザが本棚の中に何らかの物品を収納したとする(ステップS1314でYESの場合)。すると、センシング装置101が収納された物品を検出することで、物品位置履歴データベース108に本棚に物品が収納されたという情報が情報処理手段110により記録される。検索状態検出手段102は、物品位置履歴データベース108に記録された前記情報(すなわち、物品位置履歴データベース108に情報処理手段110により記録された、本棚に物品が収納された、という情報)を参照することによって、ユーザは物品を検索していないと判断する。
次いで、ユーザにより本棚から手を抜き出したか否かを検出する(ステップS1315A)。ユーザにより本棚から手を抜き出したこと(人が検出されなくなったこと)をセンシング装置101で検出すると(ステップS1315AでYESの場合)、情報処理手段110により、設備操作履歴データベース105に本棚の人未検出情報を検出時刻と共に記録し(ステップS1316A)、このフローチャートの処理は終了する。
なお、本棚の中をセンシングしているセンシング装置101が前記物品を取り出したことを検出したとき(ステップS1309)、物品位置履歴データベース108に前記物品が本棚から取り出されたという情報が情報処理手段110により記録される(すなわち、センシング装置101で検出された物品のID情報と本棚のID情報とタイマー109からの時刻情報とが対応付けられて情報処理手段110により記録される)(ステップS1310)。
なお、ユーザが本棚の中から何らかの物品を取り出したとき(ステップS1313でYESの場合)も、センシング装置101が、物品が取り出されたことを検出することで、物品位置履歴データベース108に本棚から物品が取り出されたという情報が記録され、検索状態検出手段102は、物品位置履歴データベース108に記録された前記情報(すなわち、物品位置履歴データベース108に記録された、本棚から物品が取り出されたという情報)を参照することによって、(ユーザは検索物品を見つけたため)ユーザは物品を検索していないと判断して、ステップ1305Aに進む。
一方、ユーザが本棚の中から何も取り出しもせず(ステップS1313でNOの場合)かつ何も物品を収納せず、本棚の中から何も取り出しもせず(ステップS1314でNOの場合)に本棚から手が抜き出したとき、センシング装置101が、ユーザが本棚から手を抜き出したこと(人が検出されなくなったこと)を検出し(ステップS1315でYESの場合)、情報処理手段110により、設備操作履歴データベース105に本棚の人未検出情報を検出時刻と共に記録する(ステップS1316)。すると、検索状態検出手段102は、設備操作履歴データベース105に記録された本棚の人検出から人未検出までの間に、本棚に物品が収納されず、且つ、本棚から物品が取り出されてもいない情報を、物品位置履歴データベース108を参照することによって得て、ユーザが物品検索を行ったが物品を見つけられないでいると判断する。
そして、検索状態検出手段102によるその判断結果を受けて、検索物品推定手段103が、本来、本棚に収納するべき物品で、かつ、現在、本棚に無い物品をユーザが検索していた物品であると推定する(ステップS1317)。すなわち、前記したように、まず、ユーザが物品検索できなかったと検索状態検出手段102が判断するに至った本棚が本来の収納位置である物品IDを、収納位置データベース107を参照することによって検索物品推定手段103が取得する。そして、検索物品推定手段103は、取得した前記物品IDの中から物品位置履歴データベース108を参照することによって、現在、本来の収納位置である本棚に無い物品IDの物品を絞り込み、絞り込んだ物品を、ユーザが検索していた物品であると推定する。
前記処理を、図6,図7,図11Aの例でより具体的に説明すると、検索状態検出手段102が、図11Aの本棚における設備操作履歴データベース105を参照することにより、本棚で、19時31分に人検出、19時32分に人未検出になったことが検索状態検出手段102により判断される。ここで、図7の物品位置履歴データベース108を検索状態検出手段102が参照することによって、この時間の間に本棚を収納位置として収納された物品IDが無いため、この時間の間に本棚の中に何も物品が収納されず、本棚から何も物品がとられていないことが検索状態検出手段102により判断される。このようにして、検索状態検出手段102は、ユーザが物品検索を行ったが物品を見つけられないでいると判断する。続いて、この検索状態検出手段102による判断結果を検索物品推定手段103が受け取ると、図6の収納位置データベース107を検索物品推定手段103が参照することによって、本棚が収納位置となっている物品は、物品IDがID005、ID006の物品であることが検索物品推定手段103により判断される。さらに、図7の物品位置履歴データベース108を検索物品推定手段103が参照することによって、前記物品の中で現在本棚に無い物品は物品IDがID006の雑誌であることが検索物品推定手段103により判断される。このようにして、検索物品推定手段103は、ID006の雑誌をユーザが検索していた物品であると推定する。
最後に、検索物品推定手段103によって絞り込まれた物品(例えば、前記例ではID006の雑誌)の現在位置をランプやスピーカ、ディスプレイなどの報知装置104によりユーザに知らせ(ステップS1318)、処理を終了する。なお、前記絞り込まれた物品の現在位置は、報知装置104が、物品位置履歴データベース108を参照することによって取得することができる。
なお、ユーザが本棚の中から何も取り出しもせず(ステップS1313でNOの場合)、かつ、本棚の中に何も物品を収納せず(ステップS1314でNOの場合)に本棚で人検出され続けている場合(ステップS1315でNOの場合)には、ステップS1313に戻る。
ここで、ユーザは、収納設備の内部が良く見えないために、一度、前方にある物品を収納設備から収納設備の外に取り出して収納設備の内部にある物品を検索するということも考えられるため、図21にてこの問題を対処するフローチャートを示す。なお、ここでは、開閉機能を持った収納設備に関するフローチャートを示しているが、開閉機能を持たない収納設備に関しても行う処理に関しては同等である(すなわち、扉の開放は人検出、扉の閉鎖は人未検出と読み替えれば良い)ため、ここでは省略する。
このフローチャートによると、収納設備の扉が開いたことを接触センサなどのセンシング装置101により検出し(ステップS2801でYESの場合)、その情報を記録してから(ステップS2802)、扉が閉じられたことを接触センサなどのセンシング装置101により検出するまで(ステップS2803でYESとなるまで)に何回物品の出し入れが行われたとしても、扉が閉められた時の前記収納設備内にある物品と扉が開かれた時の前記収納設備内にあった物品が異なっていないとき(ステップS2804及びステップS2805でNOの場合)、それは物品検索のために物品の出し入れを行っただけであると検索物品推定手段103は判断し、前記収納設備内にはユーザが検索していた物品は無かったとして、検索物品推定手段103は、収納設備無いに収納されるべき物品で、現在収納設備内に無い物品をユーザが検索していた物品の推定する(ステップS2806)。以後、必要に応じて、ステップS1308と同様の報知動作を行っても良い。
なお、ステップS2802では、設備操作履歴データベース105に収納設備の開放情報を検出時間と共に情報処理手段110により記録する。また、ステップS2804では、設備操作履歴データベース105に収納設備の閉鎖情報を検出時間と共に情報処理手段110により記録する。また、ステップS2805で扉が閉められた時の前記収納設備内にある物品と扉が開かれた時の前記収納設備内にあった物品が異なっていたとき(ステップS2805でYESの場合)、ユーザは前記収納設備内の物品の検索を行って物品を見つけたので物品の検索を終了した、または、ユーザは前記収納設備内に物品を収納しただけであり物品の検索は行っていなかった、と判断できるため、このまま処理を終了する。
前記第1実施形態によれば、ユーザが検索中の物品がありそうな収納設備内を検索した結果、前記物品を見つけられなかったことを検索状態検出手段102で自動的に判断し、本来前記収納設備内にある物品で現在前記収納設備内に無い物品を前記ユーザが検索している物品であると検索物品推定手段103により推定するため、ユーザは検索したい物品の情報を意図的に検索物品推定装置に入力する必要がなくなる。また、検索物品推定手段103により推定した結果である検索したい物品の位置情報を報知装置104で報知するようにすれば、さらに、ユーザは効率良く物品を探すことができる。
(第2実施形態)
図22は本発明の第2実施形態にかかる検索物品推定装置を示すブロック図である。
本検索物品推定装置は、物品情報データベース106と、収納位置データベース107と、タイマー109と、センシング装置101と、情報処理手段110と、物品位置履歴データベース108と、設備操作履歴データベース105と、環境データベース201と、検索状態検出手段102と、検索物品推定手段103と、報知装置104と、目視困難範囲推定手段3201とで構成される。データベース等をユーザが手動で設定可能にするためにキーボードやマウス、マイクなどの入力装置900をさらに備えても良い。
目視困難範囲推定手段3201以外の各手段、各装置、及び各データベース、タイマー109に関して、第1実施形態にて説明した構成及び機能と同等のため説明を省略し、目視困難範囲推定手段3201に関する構成及び動作を主として説明する。
目視困難範囲推定手段3201は、設備操作履歴データベース105と検索物品推定手段103とに接続されて、設備操作履歴データベース105の収納設備の状態に、情報処理手段110により、「開」が記録されてから「閉」が記録されるまでの前記収納設備の開閉度合いを参照し、前記収納設備に対し、ユーザが目視困難な範囲を推定する。以下に、図23A〜図23Dを用いて目視困難範囲推定手段3201の説明を行う。
図23Aは文房具入れ1200を示し、図23Bは文房具入れ1200の平面図を示している。文房具入れ1200の引き出し1200cにはセンシング装置101の例としてのタグリーダAA 2301〜タグリーダDD 2316が敷き詰められている(図23D参照)。それぞれのタグリーダAA 2301〜タグリーダDD 2316は、物品に付されたタグを検出できるとともに、文房具入れ1200の引き出し2000cの入口の上側の文房具入れ本体部に貼り付けられたタグ2317を検出することができる。ただし、タグ2317は、引き出し2000cの入口の上側の文房具入れ本体部に貼付けられているため、引き出し2000cが閉められているときには、タグリーダAA 2301〜タグリーダDD 2316はタグ2317を検出することはできず、引き出し2000cの引き出し具合によって、タグ2317を検出できるタグリーダAA 2301〜タグリーダDD 2316が変化する。ここで、図23Aは、ユーザが文房具入れ1200の中の物品を検索するために引き出し1200cを途中まで引き出したときの様子であり、図23A及び図23Bに示す、文房具入れ1200の引き出し1200cの引き出し状態では、タグリーダBA 2305とタグリーダBB 2306とタグリーダBC 2307とタグリーダBD 2308がタグ2317を検出できている。図23Cは、図23Bの引き出し1200cの引き出し状態における、タグリーダBA 2305とタグリーダBB 2306とタグリーダBC 2307とタグリーダBD 2308の検出結果を受けて、情報処理手段110が、設備操作履歴データベース105に情報を記録したときの様子であり、23時45分にタグリーダBA 2305とタグリーダBB 2306とタグリーダBC 2307とタグリーダBD 2308が、タグ2317を検出したことを示している。
目視困難範囲推定手段3201は、情報処理手段110により設備操作履歴データベース105に記録されているタグ2317の検出状態を参照し、タグリーダBA 2305とタグリーダBB 2306とタグリーダBC 2307とタグリーダBD 2308がタグ2317を検出していることを把握すると、タグリーダBA 2305とタグリーダBB 2306とタグリーダBC 2307とタグリーダBD 2308を含め、タグリーダBA 2305とタグリーダBB 2306とタグリーダBC 2307とタグリーダBD 2308よりも、引き出し1200cの奥側に設置されているタグリーダ(タグリーダAA 2301、タグリーダAB 2302、タグリーダAC 2303、タグリーダAD 2304)を、前記ユーザが目視するのに困難な範囲であると推定する。
この後、例えば23時48分に前記ユーザが文房具入れ1200から何も物品を取り出さず、且つ、何も物品を収納しないまま引き出しを閉じたことをセンシング装置101により検出したとする。すると、検索状態検出手段102が、前記ユーザが文房具入れ1200の中を検索したが、検索したい物品を見つけることができなかったと判断する。検索物品推定手段103は、検索状態検出手段102の前記判断結果を受け、本来、文房具入れ1200に収納されているべき物品で、現在、文房具入れ1200に無い物品、又は、目視困難範囲推定手段3201が推定した文房具入れ1200内の前記ユーザが目視困難であった範囲内に収納されていた物品、例えば、ホッチキス(ID007)をユーザが検索していた物品であると推定することができる。
第2実施形態によれば、収納設備の扉や引き出しの開き具合によって、ユーザが目視できないか困難な収納設備の範囲を推定し、その範囲内にある物品はユーザが見落としている可能性があることを考慮して、目視困難範囲推定手段3201によりユーザの検索している物品を推定することができるため、ユーザが検索している物品をより高精度に推定することができる。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態にかかる検索物品推定装置を示すブロック図である。
本検索物品推定装置は、物品情報データベース106と、収納位置データベース107と、タイマー109と、センシング装置101と、情報処理手段110と、物品位置履歴データベース108と、設備操作履歴データベース105と、検索状態検出手段102と、検索物品推定手段103と、報知装置104と、環境データベース201と、ユーザ情報データベース301と、所有者データベース302とで構成される。
ユーザ情報データベース301と所有者データベース302以外の各手段、各装置、及び各データベース、タイマー109に関しては、第1実施形態にて説明した構成及び機能と同等のため説明を省略し、ユーザ情報データベース301と所有者データベース302に関する構成及び動作を主として説明する。
ユーザ情報データベース301には、ユーザのIDの情報と、ユーザのIDを推定するために必要なユーザ情報とが記録されている。ここで、図10Aは前記ユーザ情報データベース301の一例を示している。図10Aでは、ユーザのIDを推定するためのユーザ情報の例として、ユーザの名称、ユーザの身長、ユーザの体重とが記録されている。ユーザ情報データベース301を用いることによって、現在、物品検索を行っているのが誰であるのかを検索状態検出手段102により判断することが可能となる。
所有者データベース302には、物品情報データベース106に記録されている各物品の所有者の情報が記録されている。ここで、図9は、所有者データベース302の一例を示している。図9では、物品ID001〜ID009の各物品について第3所有者まで記録しているが、必ずしも第3所有者まで記録する必要は無い。所有者データベース302を用いることによって、検索物品推定手段103は、現在物品を検索しているユーザの所有物の中から、現在のユーザの検索している物品の候補を推定することが可能となる。
ここで、ユーザ情報データベース301、又は所有者データベース302などをユーザが手動で設定可能にするためにキーボードやマウス、マイクなどの入力装置900をさらに備えても良い。
次に、検索物品推定装置の検索物品推定処理について、図17に示すフローチャートを参照しながら、一例として、姉(ユーザID:U003)がコップを検索したことを例にして説明する。ここで、物品の絞り込み部分以外については、図13A及び図14のフローチャート(第1実施形態)の検索物品推定処理のステップS1301〜S1305、S1305A、S1306A及びステップS1308並びにステップS1311〜S1315、S1315A、S1316A及びステップS1318と同等であるため、それらの部分の詳細な説明については省略する。
始めに、ユーザである姉が、コップを探して食器棚の扉を開けると、接触センサなどのセンシング装置101により食器棚の扉の開放が検出される(図13AのステップS1301、図14のステップS1311)。しかし、コップ(ID003、ID004)は、現在、食器棚には無く(図7参照:現在、コップID003はテーブルにあり、コップID004は食卓にある。)、姉はコップを見つけることができないまま食器棚の扉を閉めると、接触センサなどのセンシング装置101により食器棚の扉の閉鎖が検出される(図13AのステップS1304〜S1305、図14のステップS1314〜S1315)。
すると、検索物品推定手段103が、まず、食器棚が本来の収納位置である物品で、現在、食器棚の中にない物品を収納位置データベース107(図6参照)と物品位置履歴データベース108(図7参照)から絞り込む(図17のステップステップS2201)。
その結果、コップ(ID003)とコップ(ID004)の2つ物品が検索物品推定手段103により見つけられるので(ステップS2202)、次に、検索物品推定手段103は、ユーザをカメラやタグリーダなどのセンシング装置101によってセンシングした結果を基に、ユーザ情報データベース301を参照することによって、現在のユーザが姉(U003)であることを把握する(ステップS2203)。ここで、ユーザが姉であると認識する方法については、第1実施形態のカメラやタグリーダなどのセンシング装置101にて説明済みであるため省略する。
次に、検索物品推定手段103が、所有者データベース302を参照することによってコップ(ID003)とコップ(ID004)は姉が所有しているコップであるかを調べる。すると、コップ(ID003)は、第1所有者としてユーザIDがU003の姉の所有しているコップである(図9参照)ことが検索物品推定手段103により判断され、コップ(ID003)を姉が検索している第1候補の物品として検索物品推定手段103により推定する(ステップS2204)。ここでは、コップ(ID004)は、第1所有者としてユーザIDがU001の父、第2所有者としてユーザIDがU002の母、第3所有者としてユーザIDがU0043の弟の所有しているコップであり、姉では無いので無視する。
最後に、検索物品推定手段103によって絞り込まれたコップ(ID003)の現在位置(図7ではテーブル。)を、報知装置104により物品位置履歴データベース108を参照して取得し、ランプやスピーカ、ディスプレイなどの報知装置104により、姉にコップ(ID003)の現在位置を知らせ(図13AのステップS1308、図14のステップS1318)、前記処理を終了する。
ここで、さらに、図10Bに示すように、ユーザ情報データベース301に、物品を検索するときの平均発見時間をユーザ毎に記録しておいてもよい。すると、例えば物品を検索しているのは父であった場合、通常20秒以内に検索している物品を見つけることができると、検索状態検出手段102により判断することができる。しかし、ここで、父が20秒以上同じ収納設備内を検索している状態(例えば食器棚の扉が20秒以上開いている状態)が続いた場合、検索状態検出手段102は、前記収納設備には父が検索している物品は無いと判断し、扉が閉められるのを待つことなく(センシング装置101による扉の閉の検出を待つことなく)、検索物品推定手段103は、父が検索している物品の推定を開始することができる。
前記第3実施形態によれば、検索物品推定手段103がユーザ情報データベース301と所有者データベース302を参照することにより、現在のユーザを特定し、前記ユーザの所有物の中からユーザの検索している物品を絞り込むことが可能となり、より精度の高い物品の推定が検索物品推定手段103により行えるようになる。
(第4実施形態)
図25は本発明の第4実施形態にかかる検索物品推定装置を示すブロック図である。
本検索物品推定装置は、物品情報データベース106と、収納位置データベース107と、タイマー109と、センシング装置101と、情報処理手段110と、物品位置履歴データベース108と、設備操作履歴データベース105と、環境データベース201と、検索状態検出手段102と、検索物品推定手段103と、報知装置104とで構成される。
物品情報データベース106以外の各手段、各装置、及び各データベース、タイマー109に関しては、第1実施形態〜第3実施形態にて説明した構成及び機能と同等のため説明を省略し、物品情報データベース106に関する構成及び動作を主として説明する。
物品情報データベース106には、生活環境などの中に存在する物品のIDの情報と、物品又は物品のIDを推定するために必要な物品ID推定用物品情報とが記録されている他に、更に、物品組合せに関する情報の一例として、互いに関連のある物品IDが記録されている。図24に第4実施形態にかかる物品情報データベース106の一例を示す。図24の物品情報データベース106においては、例えば携帯電話(ID001)と財布(ID002)は外出の際に常に一緒に持ち出すことから互いに関連の有る物品であると記録されている。また、コップ(ID003)は冷たい飲料を注ぐことからジュース(ID020)やミネラルウォータ(ID021)と関連付けられている。他の物品に関しても同様に関連のある物品IDが記録されている。
検索物品推定手段103は、ユーザが検索した収納設備内には前記ユーザが検索していた物品は無かったという判断結果を検索状態検出手段102から受けると、前記収納設備内にあるべき物品で、現在、前記収納設備内に無い物品であり、且つ、物品情報データベース106を参照し、現在の前記ユーザの所持物品と関連の有る物品を、前記ユーザの検索していた物品であると推定する。ここで、前記ユーザが所持している物品の検出方法であるが、物品位置履歴データベース108を検索物品推定手段103が参照することによって推定できる。例えば、図7を用いて説明すると、携帯電話(ID001)は、17時20分に食卓から持ち出され、17時22分にテーブルに置かれており、この間は、ユーザが所持していたということになる。つまり、物品位置履歴データベース108に物品の消失が記録され、且つ、未だ、どの収納設備にも検出されていない物品を、ユーザが所持していると検索物品推定手段103により推定することができる。
ここで、物品情報データベース106などをユーザが手動で設定可能にするためにキーボードやマウス、マイクなどの入力装置900をさらに備えても良い。
第4実施形態によれば、物品組合せに関する情報が記録されている物品情報データベース106を検索物品推定手段103が参照することにより、現在のユーザの所持物と関連のある物品の中から前記ユーザが検索している物品を検索物品推定手段103により絞り込むことが可能となり、より精度の高い物品の推定が検索物品推定手段103により行えるようになる。
(第5実施形態)
図26は本発明の第5実施形態にかかる検索物品推定装置を示すブロック図である。
本検索物品推定装置は、物品情報データベース106と、収納位置データベース107と、タイマー109と、センシング装置101と、情報処理手段110と、物品位置履歴データベース108と、設備操作履歴データベース105と、環境データベース201と、検索状態検出手段102と、検索物品推定手段103と、報知装置104と、同一物品検索推定手段3601とで構成される。データベース等をユーザが手動で設定可能にするためにキーボードやマウス、マイクなどの入力装置900をさらに備えても良い。
同一物品検索推定手段3601以外の各手段、各装置、及び各データベース、タイマー109に関して、第1実施形態にて説明した構成及び機能と同等のため説明を省略し、同一物品検索推定手段3601に関する構成及び動作を主として説明する。
同一物品検索推定手段3601は、設備操作履歴データベース105と環境データベース201と物品位置履歴データベース108と検索物品推定手段103とタイマー109とに接続されて、設備操作履歴データベース105と環境データベース201と物品位置履歴データベース108とを参照し、必要に応じてタイマー109からの時刻情報をも参照して、収納設備の状態に「閉」が記録されてから次に別の収納設備の状態に「開」が記録されるまでの時間を求め、前記時間が短く、且つ、1つ目の収納設備(状態に「閉」と記録された収納設備)に何も物品を取り出しもせず、その収納設備には何も物品を収納もしなかったことをセンシング装置101により検出した場合に、ユーザは、前記2つ目の収納設備で同じ物品を検索していたと同一物品検索推定手段3601により推定する。
ここで、前記時間の短さの基準であるが、例えば、ユーザの歩行速度と前記2つの収納設備間の距離を利用することができる。例えば、ユーザの平均歩行速度を1000cm/sであるとし、前記平均歩行速度の情報を同一物品検索推定手段3601の内部記憶に記録されていたとする。このような状況にて、1つ目の収納設備(状態に「閉」と記録された収納設備)が文房具入れであり、2つ目の収納設備(状態に「開」と記録された収納設備)が多目的棚であり、前記文房具入れを検索したときの前記ユーザの位置が(2500,1000)で、前記多目的棚を検索したときの前記ユーザの位置が(1200,1500)であったとする。尚、ユーザ位置の取得方法に関しては第1実施形態のセンシング装置101で説明済みのため省略する。同一の物品を検索していた場合、前記文房具入れから他の場所を経由せず直接前記多目的棚へ向かうと判断でき、前記文房具入れと前記多目的棚の距離は約1400cmを前記平均歩行速度1000cm/sで割った値、すなわち1.4秒を前記時間の短さの基準とすることができる。
例えば、同一物品検索推定手段3601が、前記ユーザが前記文房具入れと前記多目的棚にて同じ物品を検索していたと推定し、その後、前記多目的棚からも何も物品を取らず、且つ、何も物品を収納しないまま18時40分に扉を閉めたことをセンシング装置101により検出すると、検索物品推定手段103は、同一物品検索推定手段3601の推定結果を受けて、前記文房具入れにも前記多目的棚にも無い物品で(図7参照)、且つ、前記文房具入れと前記多目的棚の両方の収納設備が本来の収納設備となっている物品(図27参照)、すなわちホッチキス(ID007)を前記ユーザが検索している物品であると推定する。
第5実施形態によれば、ユーザが物品を見つけることができずに複数箇所の収納設備を検索した場合、前記ユーザが検索している前記物品を前記ユーザが検索した前記複数箇所の収納設備に共通してありそうな物品であると同一物品検索推定手段3601により推定することができ、ユーザの検索している物品をより高精度に推定することができる。
(第6実施形態)
図19は、本発明の第6実施形態にかかる、検索物品推定装置用サーバを利用する検索物品推定装置のブロック図である。
第6実施形態にかかる検索物品推定装置は、検索物品推定装置用サーバ2601と、情報処理手段110に接続されるセンシング装置101と、情報処理手段110に接続されるタイマー109と、検索物品推定手段103と物品位置履歴データベース108とに接続される報知装置104と、入力装置900とで構成される。
検索物品推定装置用サーバ2601は、検索状態検出手段102と、検索物品推定手段103と、設備操作履歴データベース105と、物品情報データベース106と、収納位置データベース107と、物品位置履歴データベース108と、情報処理手段110と、環境データベース201とで構成され、ユーザの収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態推定情報とその間の前記収納設備内の物品の変化の情報を、サーバ2601の外部に備えたセンシング装置101からサーバ2601の情報処理手段110で受け取り、前記収納設備内に前記ユーザが検索していた物品が在ったか無かったかをサーバ2601の検索状態検出手段102により判断し、もし無かったと検索状態検出手段102により判断した場合、更に収納位置データベースをサーバ2601の検索物品推定手段103により参照することによって、本来、前記収納設備内に収納されているべき物品を前記ユーザが検索している物品として検索物品推定手段103により推定する。
ここで、図19のブロック図中の各手段、各装置、及び各データベース、タイマーについては第1実施形態にて説明済みであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
サーバ2601は、図20A,図20Bに示すように、前記生活環境内の端に設置しているが、前記生活環境外に設置しておいても構わない。
センシング装置101としては、食器棚には扉の開閉を検出する接触センサと、物品の有無を検出するタグリーダが、食卓には物品の有無を検出する重量センサとタグリーダが、本棚には、本棚内に人の手の有無を検出する赤外線センサと、物品の有無を検出するタグリーダが、多目的棚には扉の開閉を検出する接触センサと、物品の有無を検出するタグリーダが、テーブルには物品の有無を検出するタグリーダが、文房具入れには扉の開閉を検出する接触センサと、物品の有無を検出するタグリーダが、床面には人を検出するための重量センサがそれぞれ設置されている。
報知装置104としては、前記生活環境内にスピーカと、ランプと、ディスプレイが設置されている。
ここで、センシング装置101と報知装置104と入力装置900とタイマー109とは、それぞれサーバ2601に有線、もしくは無線によって接続しているものとする。
前記第6実施形態によれば、サーバ2601は、ユーザの収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態推定情報とその間の前記収納設備内の物品の変化の情報をセンシング装置101から受け取り、前記収納設備内に前記ユーザが検索していた物品が在ったか無かったかをサーバ2601の検索状態検出手段102により判断し、もし無かったと検索状態検出手段102により判断した場合、更にサーバ2601の収納位置データベース107をサーバ2601の検索物品推定手段103により参照することによって、本来、前記収納設備内に収納されているべき物品を前記ユーザが検索している物品として検索物品推定手段103により推定し、ユーザに前記推定した物品の位置情報を報知装置104で報知するため、ユーザは本検索物品推定装置に対して、意図的な入力を行うことなく、現在検索中の物品の位置情報を知ることができる。また、サーバ2601は、ユーザの生活環境内に設置しておく必要は無いため、例えばサーバ2601を外部の管理機関などに設置しておくと、ユーザの生活環境内にはセンシング装置101、タイマー109、報知装置104、入力装置900のみを設置すれば良いということになる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明の検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバは、ユーザが物品を検索するときに意図的な入力を必要としないので、家庭内やオフィスなどといった数多くの物品が存在する環境内での物品検索に有用である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の環境データベースに記録される情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の第3実施形態にかかる検索物品推定装置の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の環境データベースの一例を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の物品情報データベースの一例を示す図である。 図6は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の収納位置データベースの一例を示す図である。 図7は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の物品位置履歴データベースの一例を示す図である。 図8は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の収納位置データベースの一例を示す図である。 図9は、本発明の第3実施形態にかかる検索物品推定装置の所有者データベースの一例を示す図である。 図10Aは、本発明の第3実施形態にかかる検索物品推定装置のユーザ情報データベースの一例を示す図である。 図10Bは、本発明の第3実施形態にかかる検索物品推定装置のユーザ情報データベースの一例を示す図である。 図11Aは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の設備操作履歴データベースの一例を示す図である。 図11Bは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の設備操作履歴データベースの一例を示す図である。 図11Cは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の設備操作履歴データベースの一例を示す図である。 図11Dは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の設備操作履歴データベースの一例を示す図である。 図12Aは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置のセンシング装置の一例において接触センサの利用方法を示す斜視図である。 図12Bは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置のセンシング装置において図12Aの接触センサによる検出結果をテーブル形式で示す図である。 図12Cは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置のセンシング装置の別の例において焦電型赤外線センサの利用方法を示す斜視図である。 図12Dは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置のセンシング装置において図12Cの焦電型赤外線センサによる検出結果をテーブル形式で示す図である。 図13Aは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置において、開閉機能を持った収納設備に適用される検索物品推定処理を示すフローチャートである。 図13Bは、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の検索物品推定処理において物品の出現・消滅検出動作を示すフローチャートである。 図14は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置において、開閉機能を持たない収納設備に適用される検索物品推定処理を示すフローチャートである。 図15は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の環境データベースの更新方法を示す図である。 図16は、ユーザと物品の現在位置を示す図である。 図17は、本発明の第3実施形態にかかる検索物品推定装置の検索物品推定処理を示すフローチャートである。 図18は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の報知装置にディスプレイを用いたときの表示例を示す図である。 図19は、本発明の第6実施形態にかかる検索物品推定装置用サーバを利用する検索物品推定装置の構成を示すブロック図である。 図20Aは、本発明の第6実施形態にかかる検索物品推定装置用サーバを利用する検索物品推定装置のサーバ、センシング装置、報知装置の配置前の設備の配置図である。 図20Bは、本発明の第6実施形態にかかる検索物品推定装置用サーバを利用する検索物品推定装置のサーバ、センシング装置、報知装置の配置例を示す図である。 図21は、本発明の第1実施形態にかかる検索物品推定装置の検索物品推定処理において、収納設備の内部が良く見えないために、一度、前方にある物品を収納設備から収納設備の外に取り出して収納設備の内部にある物品を検索するときのフローチャートである。 図22は、本発明の第2実施形態にかかる検索物品推定装置を示すブロック図である。 図23Aは、本発明の第2実施形態にかかる検索物品推定装置を説明するための文房具入れの斜視図である。 図23Bは、本発明の第2実施形態にかかる検索物品推定装置を説明するための文房具入れの平面図である。 図23Cは、本発明の第2実施形態にかかる検索物品推定装置の報知装置にディスプレイを用いたときの設備操作履歴データベースの一例を示す図である。 図23Dは、本発明の第2実施形態にかかる検索物品推定装置の報知装置にディスプレイを用いたときのセンシング装置とセンサIDと設置設備と設置座標(設置位置座標)との関係を示す図である。 図24は、本発明の第4実施形態にかかる検索物品推定装置の物品情報データベースの一例を示す図である。 図25は、本発明の第4実施形態にかかる検索物品推定装置の構成例を示すブロック図である。 図26は、本発明の第5実施形態にかかるサーバを利用する検索物品推定装置の構成を示すブロック図である。 図27は、本発明の第1及び第5実施形態にかかる検索物品推定装置の収納位置データベースの別の例を示す図である。

Claims (9)

  1. 生活環境内に配置され、物品のIDの情報を検出する物品情報検出用センサと、ユーザの前記物品の収納位置である収納設備へのアクセスの状態を推定し得るアクセス状態推定情報を検出するアクセス状態推定情報検出用センサとを有するセンシング装置と、
    時刻を取得するタイマーと、
    前記環境内の前記各センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標と、前記収納設備に備えた前記各センサのセンサIDとをそれぞれ対応付けて記録した環境データベースを参照し、前記物品情報検出用センサにより前記物品のIDの情報を検出した前記物品情報検出用センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標を求めるとともに、前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態情報を求める情報処理手段と、
    前記情報処理手段により求められた前記物品のIDの情報を検出した前記物品情報検出用センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標と前記物品のIDの情報を物品位置情報として、前記物品情報検出用センサが前記物品のIDの情報を検出した時刻と共にそれぞれ対応付けて記録される物品位置履歴データベースと、
    前記情報処理手段により求められた前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示す前記アクセス状態情報が、前記収納設備の名称又は設置座標と、前記アクセス状態推定情報検出用センサが前記アクセス状態推定情報を検出した時刻と共に対応付けて記録される設備操作履歴データベースと、
    前記設備操作履歴データベースと前記物品位置履歴データベースとにそれぞれ記録された情報に基づいて、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出して前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったと判断したとき、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの開始時と、前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記検出されたアクセス状態推定情報に続いて2回目の前記アクセス状態推定情報を検出したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの終了時との間で、前記収納設備に配置された前記物品位置情報検出用センサで検出された前記物品のIDの情報の有無に変化があるか否かを検出する検索状態検出手段と、
    前記検索状態検出手段が、前記収納設備内の前記物品のIDの情報の有無に変化が無かったことを検出すると、前記収納設備が本来の収納位置である前記物品のIDの情報を、前記物品の収納位置である収納設備の名称又は前記収納設備の前記設置座標と、前記物品のIDの情報とを対応付けて記録した収納位置データベースを参照することによって取得し、次いで、前記取得した前記物品IDの情報の中から前記物品位置履歴データベースを参照することによって、現在、本来の収納位置に無い前記物品のIDの情報を持つ物品を絞り込み、絞り込まれた物品を前記ユーザが検索している前記物品であると推定する検索物品推定手段と、
    を備えたことを特徴とする検索物品推定装置。
  2. 物品を推定するために必要な物品情報として前記物品のIDの情報を記録した物品情報データベースと、
    前記物品情報データベースに記録されている前記物品の収納位置である収納設備の名称又は収納設備の設置座標と、前記物品のIDの情報とを対応付けて記録した収納位置データベースと、
    生活環境内に配置され、前記物品のIDの情報を検出する物品位置情報検出用センサと、ユーザの前記物品の収納位置である前記収納設備へのアクセスの状態を推定し得るアクセス状態推定情報を検出するアクセス状態推定情報検出用センサとを有するセンシング装置と、
    時刻を取得するタイマーと、
    前記生活環境内のマップを記録するとともに、前記環境内に配置されている前記収納設 備に配置された前記センシング装置の前記各センサの設置位置の設置座標と、前記各センサのセンサIDと、前記各センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記収納設備の前記設置座標とをそれぞれ対応付けて記録した環境データベースと、
    前記環境データベースに記録されている前記センシング装置の前記各センサの前記収納設備の前記設置座標と、前記センシング装置の前記物品位置情報検出用センサが検出した前記物品のIDの情報と前記アクセス状態推定情報検出用センサが検出した前記アクセス状態推定情報と、前記タイマーが取得した時刻から、前記各センサが前記物品のIDの情報及び前記アクセス状態推定情報を検出した時刻における、前記物品のIDの情報を検出した前記物品位置情報検出用センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標を求めるとともに、前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態情報を求める情報処理手段と、
    前記情報処理手段により求められた前記物品のIDの情報を検出した前記物品位置情報検出用センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標と前記物品のIDの情報とを物品位置情報として、前記物品位置情報検出用センサが前記物品のIDの情報を検出した時刻と共にそれぞれ対応付けて記録される物品位置履歴データベースと、
    前記情報処理手段により求められた前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示す前記アクセス状態情報が、前記収納設備の名称又は設置座標と、前記アクセス状態推定情報検出用センサが前記アクセス状態推定情報を検出した時刻と共に対応付けて記録される設備操作履歴データベースと、
    前記設備操作履歴データベースと前記物品位置履歴データベースとにそれぞれ記録された情報に基づいて、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出して前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったと判断したとき、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの開始時と、前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記検出されたアクセス状態推定情報に続いて2回目の前記アクセス状態推定情報を検出したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの終了時との間で、前記収納設備に配置された前記物品位置情報検出用センサで検出された前記物品のIDの情報の有無に変化があるか否かを検出する検索状態検出手段と、
    前記検索状態検出手段が、前記収納設備内の前記物品のIDの情報の有無に変化が無かったことを検出すると、前記収納設備が本来の収納位置である前記物品のIDの情報を前記収納位置データベースを参照することによって取得し、次いで、前記取得した前記物品IDの情報の中から前記物品位置履歴データベースを参照することによって、現在、本来の収納位置に無い前記物品のIDの情報を持つ物品を絞り込み、絞り込まれた物品を前記ユーザが検索している前記物品であると推定する検索物品推定手段と、
    を備えたことを特徴とする検索物品推定装置。
  3. 前記センシング装置の前記アクセス状態推定情報検出用センサは、更に、前記収納設備に備え付けられている開閉機能の開閉状態を前記アクセス状態推定情報として検出し、
    前記センシング装置の前記アクセス状態推定情報検出用センサが検出した、前記ユーザが前記収納設備へ前記アクセスを開始してから前記アクセスを終了するまでの前記開閉機能の開閉度合いに応じて、前記ユーザが目視困難な前記収納設備内の範囲を推定する目視困難範囲推定手段を備え、
    前記検索物品推定手段は、更に、前記目視困難範囲推定手段の推定結果及び前記収納位置データベースを参照することによって、本来、前記収納設備に収納されているべき物品で、現在、前記目視困難範囲推定手段が推定した前記収納設備内の前記ユーザが目視困難な前記収納設備内の範囲内に収納されている物品が前記ユーザが検索している物品であると推定することを特徴とする請求項2に記載の検索物品推定装置。
  4. 更に、前記ユーザのユーザIDと、前記ユーザIDを推定するために必要なユーザ情報を記録したユーザ情報データベースと、
    前記物品情報データベースに記録されている前記物品の所有者の情報を記録した所有者データベースを備え、
    前記センシング装置は、更に前記ユーザを推定し得るユーザ情報を検出し、
    前記情報処理手段は、更に前記センシング装置が検出した前記ユーザ情報から前記ユーザ情報データベースを参照することによって、前記ユーザのIDを推定し、
    前記検索物品推定手段は、更に前記ユーザのIDと前記所有者データベースに記録されている前記物品の所有者の情報を参照することによって、前記ユーザが検索している前記物品を推定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の検索物品推定装置。
  5. 前記物品情報データベースには、更に、複数の物品の物品組合せに関する情報が記録されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1つに記載の検索物品推定装置。
  6. 更に、前記設備操作履歴データベースにおいて1つの収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサが前記アクセス状態推定情報を最後に検出した時刻の後で別の収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサが前記アクセス状態推定情報を最初に検出した時刻までに相当する前記ユーザの収納設備への前記アクセスの終了から別の収納設備へのアクセスの開始までの時間で、前記物品位置履歴データベースに記録された前記物品位置情報を参照することにより、前記1つ目の収納設備から何も物品が取り出されず、かつ、その収納設備には何も物品を収納をしなかったことを検出して、前記ユーザは前記2つ目の収納設備で前記1つ目の収納設備と同一の物品を検索していると推定する同一物品検索推定手段を備えることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1つに記載の検索物品推定装置。
  7. 前記物品情報データベースでは、前記物品のIDの情報に加えて、前記物品のIDの情報に対応付けられた前記物品の名称を記録することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の検索物品推定装置。
  8. 物品を推定するために必要な物品情報として前記物品のIDの情報を記録した物品情報データベースと、
    前記物品情報データベースに記録されている前記物品の収納位置である収納設備の名称又は収納設備の設置座標と前記物品のIDの情報とを対応付けて記録した収納位置データベースと、
    時刻を取得するタイマーと、
    生活環境内のマップを記録するとともに、前記環境内に配置されている機器や前記物品の収納位置での収納設備に配置された、物品位置情報検出用センサとアクセス状態推定情報検出用センサとを有するセンシング装置の前記各センサの設置位置の設置座標と、前記各センサのセンサIDと、前記各センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記収納設備の前記設置座標とをそれぞれ対応付けて記録した環境データベースと、
    前記環境データベースに記録されている、前記環境内に配置され、前記物品のIDの情報を検出する前記物品位置情報検出用センサと、ユーザの前記物品の収納位置である前記収納設備へのアクセスの状態を推定し得る前記アクセス状態推定情報検出用センサとを有する前記センシング装置の前記各センサの前記収納設備の前記設置座標と、前記センシング装置の前記物品位置情報検出用センサが検出した前記物品のIDの情報と前記アクセス状態推定情報検出用センサが検出した前記アクセス状態推定情報と、前記タイマーが取得した時刻から、前記各センサが前記物品のIDの情報及び前記アクセス状態推定情報を検出した時刻における、前記物品のIDの情報を検出した前記物品位置情報検出用センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標を求めるとともに、前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態情報を求める情報処理手段と、
    前記情報処理手段により求められた前記物品のIDの情報を検出した前記物品位置情報検出用センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標と、前記物品のIDの情報とを物品位置情報として、前記物品位置情報検出用センサが前記物品のIDの情報を検出した時刻と共に対応付けて記録される物品位置履歴データベースと、
    前記情報処理手段により求められた前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示す 前記アクセス状態情報が、前記収納設備の名称又は設置座標と、前記アクセス状態推定情報検出用センサが前記アクセス状態推定情報を検出した時刻と共に対応付けて記録される設備操作履歴データベースと、
    前記設備操作履歴データベースと前記物品位置履歴データベースとにそれぞれ記録された情報に基づいて、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出して前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったと判断したとき、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの開始時と、前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記検出されたアクセス状態推定情報に続いて2回目の前記アクセス状態推定情報を検出したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの終了時との間で、前記収納設備に配置された前記物品位置情報検出用センサで検出された前記物品のIDの情報の有無に変化があるか否かを検出する検索状態検出手段と、
    前記検索状態検出手段が、前記収納設備内の前記物品のIDの情報の有無に変化が無かったことを検出すると、前記収納設備が本来の収納位置である前記物品のIDの情報を前記収納位置データベースを参照することによって取得し、次いで、前記取得した前記物品IDの情報の中から前記物品位置履歴データベースを参照することによって、現在、本来の収納位置に無い前記物品のIDの情報を持つ物品を絞り込み、絞り込まれた物品を前記ユーザが検索している前記物品であると推定する検索物品推定手段と、
    を備えたことを特徴とする検索物品推定装置用サーバ。
  9. 生活環境内に配置されたセンシング装置の物品位置情報検出用センサによって、物品のIDの情報を検出するとともに、ユーザの前記物品の収納位置でありかつ前記環境内に配置されている収納設備へのアクセスの状態を推定し得るアクセス状態推定情報を前記センシング装置のアクセス状態推定情報検出用センサで検出し、
    前記環境内のマップを記録するとともに、前記環境内に配置されている前記収納設備に配置された前記センシング装置の各センサの設置位置の設置座標と、前記各センサのセンサIDと、前記各センサが設置されている前記収納設備の名称又は収納設備の設置座標とをそれぞれ対応付けて記録した環境データベースを参照して、前記環境データベースに記録されている前記センシング装置の前記各センサの前記収納設備の前記設置座標と、前記センシング装置の前記物品位置情報検出用センサが検出した前記物品のIDの情報と前記アクセス状態推定情報検出用センサが検出した前記アクセス状態推定情報と、タイマーが取得した時刻とから、前記各センサが前記物品のIDの情報及び前記アクセス状態推定情報を検出した時刻における、前記物品のIDの情報を検出した前記各センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標を求めるとともに、前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示すアクセス状態情報を情報処理手段により求め、
    前記情報処理手段により求められた前記物品のIDの情報を検出した前記物品情報検出用センサが設置されている前記収納設備の名称又は前記設置座標と前記物品のIDの情報を物品位置情報として、前記物品情報検出用センサが前記物品のIDの情報を検出した時刻と共にそれぞれ対応付けて物品位置履歴データベースに記録し、
    前記情報処理手段により求められた前記ユーザの前記収納設備へのアクセス状態を示す前記アクセス状態情報を、前記収納設備の名称又は設置座標と、前記アクセス状態推定情報検出用センサが前記アクセス状態推定情報を検出した時刻と共に対応付けて設備操作履歴データベースに記録し、
    前記設備操作履歴データベースと前記物品位置履歴データベースとにそれぞれ記録された情報に基づいて、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出して前記ユーザが前記収納設備への前記アクセスにより前記物品の検索を行ったと判断したとき、前記収納設備に配置された前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記アクセス状態推定情報を検出したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの開始時と、前記アクセス状態推定情報検出用センサにより前記検出されたアクセス状態推定情報に続いて2回目の前記アクセス状態推定情報を検出 したときの時刻である前記収納設備への前記アクセスの終了時との間で、前記収納設備に配置された前記物品位置情報検出用センサで検出された前記物品のIDの情報の有無に変化があるかを検索状態検出手段により検出し、
    前記検索状態検出手段が、前記収納設備内の前記物品のIDの情報の有無に変化が無かったことを検出すると、前記収納設備が本来の収納位置である前記物品のIDの情報を前記検索物品推定手段が取得し、次いで、前記検索物品推定手段は、前記取得した前記物品IDの情報の中から、現在、本来の収納位置に無い前記物品のIDの情報を持つ物品を絞り込み、絞り込まれた物品を前記ユーザが検索している前記物品であると検索物品推定手段により推定する検索物品推定方法。
JP2006546441A 2005-08-04 2006-08-03 検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバ Expired - Fee Related JP3989527B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005226654 2005-08-04
JP2005226654 2005-08-04
PCT/JP2006/315413 WO2007015548A1 (ja) 2005-08-04 2006-08-03 検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバ
JP2006211567 2006-08-03
JP2006211567 2006-08-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3989527B2 true JP3989527B2 (ja) 2007-10-10
JPWO2007015548A1 JPWO2007015548A1 (ja) 2009-02-19

Family

ID=37708828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006546441A Expired - Fee Related JP3989527B2 (ja) 2005-08-04 2006-08-03 検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8099427B2 (ja)
JP (1) JP3989527B2 (ja)
WO (1) WO2007015548A1 (ja)

Families Citing this family (113)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8894576B2 (en) * 2004-03-10 2014-11-25 University Of Virginia Patent Foundation System and method for the inference of activities of daily living and instrumental activities of daily living automatically
US8930331B2 (en) 2007-02-21 2015-01-06 Palantir Technologies Providing unique views of data based on changes or rules
US8429194B2 (en) 2008-09-15 2013-04-23 Palantir Technologies, Inc. Document-based workflows
WO2010052874A1 (ja) * 2008-11-05 2010-05-14 パナソニック株式会社 物体位置推定システム、物体位置推定装置、物体位置推定方法、及び、物体位置推定プログラム
WO2010095437A1 (ja) * 2009-02-19 2010-08-26 パナソニック株式会社 物体位置推定システム、物体位置推定装置、物体位置推定方法、及び物体位置推定プログラム
CN102265112B (zh) * 2009-09-04 2014-07-02 松下电器产业株式会社 位置矫正信息收集装置以及位置矫正装置
US8799240B2 (en) 2011-06-23 2014-08-05 Palantir Technologies, Inc. System and method for investigating large amounts of data
US9547693B1 (en) 2011-06-23 2017-01-17 Palantir Technologies Inc. Periodic database search manager for multiple data sources
US9092482B2 (en) 2013-03-14 2015-07-28 Palantir Technologies, Inc. Fair scheduling for mixed-query loads
US8732574B2 (en) 2011-08-25 2014-05-20 Palantir Technologies, Inc. System and method for parameterizing documents for automatic workflow generation
US8504542B2 (en) 2011-09-02 2013-08-06 Palantir Technologies, Inc. Multi-row transactions
US9348677B2 (en) 2012-10-22 2016-05-24 Palantir Technologies Inc. System and method for batch evaluation programs
US9380431B1 (en) 2013-01-31 2016-06-28 Palantir Technologies, Inc. Use of teams in a mobile application
US10037314B2 (en) 2013-03-14 2018-07-31 Palantir Technologies, Inc. Mobile reports
US8909656B2 (en) 2013-03-15 2014-12-09 Palantir Technologies Inc. Filter chains with associated multipath views for exploring large data sets
US8868486B2 (en) 2013-03-15 2014-10-21 Palantir Technologies Inc. Time-sensitive cube
US9965937B2 (en) 2013-03-15 2018-05-08 Palantir Technologies Inc. External malware data item clustering and analysis
US10275778B1 (en) 2013-03-15 2019-04-30 Palantir Technologies Inc. Systems and user interfaces for dynamic and interactive investigation based on automatic malfeasance clustering of related data in various data structures
US8917274B2 (en) 2013-03-15 2014-12-23 Palantir Technologies Inc. Event matrix based on integrated data
US8937619B2 (en) 2013-03-15 2015-01-20 Palantir Technologies Inc. Generating an object time series from data objects
US8818892B1 (en) 2013-03-15 2014-08-26 Palantir Technologies, Inc. Prioritizing data clusters with customizable scoring strategies
US8799799B1 (en) 2013-05-07 2014-08-05 Palantir Technologies Inc. Interactive geospatial map
US9223773B2 (en) 2013-08-08 2015-12-29 Palatir Technologies Inc. Template system for custom document generation
US9335897B2 (en) 2013-08-08 2016-05-10 Palantir Technologies Inc. Long click display of a context menu
US8713467B1 (en) 2013-08-09 2014-04-29 Palantir Technologies, Inc. Context-sensitive views
US9785317B2 (en) 2013-09-24 2017-10-10 Palantir Technologies Inc. Presentation and analysis of user interaction data
US8938686B1 (en) 2013-10-03 2015-01-20 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for analyzing performance of an entity
US8812960B1 (en) 2013-10-07 2014-08-19 Palantir Technologies Inc. Cohort-based presentation of user interaction data
US8924872B1 (en) 2013-10-18 2014-12-30 Palantir Technologies Inc. Overview user interface of emergency call data of a law enforcement agency
US9116975B2 (en) 2013-10-18 2015-08-25 Palantir Technologies Inc. Systems and user interfaces for dynamic and interactive simultaneous querying of multiple data stores
US9021384B1 (en) 2013-11-04 2015-04-28 Palantir Technologies Inc. Interactive vehicle information map
US8868537B1 (en) 2013-11-11 2014-10-21 Palantir Technologies, Inc. Simple web search
US9105000B1 (en) 2013-12-10 2015-08-11 Palantir Technologies Inc. Aggregating data from a plurality of data sources
US10025834B2 (en) * 2013-12-16 2018-07-17 Palantir Technologies Inc. Methods and systems for analyzing entity performance
US9552615B2 (en) 2013-12-20 2017-01-24 Palantir Technologies Inc. Automated database analysis to detect malfeasance
US10356032B2 (en) 2013-12-26 2019-07-16 Palantir Technologies Inc. System and method for detecting confidential information emails
US9043696B1 (en) 2014-01-03 2015-05-26 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for visual definition of data associations
US8832832B1 (en) 2014-01-03 2014-09-09 Palantir Technologies Inc. IP reputation
US9009827B1 (en) 2014-02-20 2015-04-14 Palantir Technologies Inc. Security sharing system
US9483162B2 (en) 2014-02-20 2016-11-01 Palantir Technologies Inc. Relationship visualizations
US9727376B1 (en) 2014-03-04 2017-08-08 Palantir Technologies, Inc. Mobile tasks
US8935201B1 (en) 2014-03-18 2015-01-13 Palantir Technologies Inc. Determining and extracting changed data from a data source
US9857958B2 (en) 2014-04-28 2018-01-02 Palantir Technologies Inc. Systems and user interfaces for dynamic and interactive access of, investigation of, and analysis of data objects stored in one or more databases
US9009171B1 (en) 2014-05-02 2015-04-14 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for active column filtering
US9619557B2 (en) 2014-06-30 2017-04-11 Palantir Technologies, Inc. Systems and methods for key phrase characterization of documents
US9535974B1 (en) 2014-06-30 2017-01-03 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for identifying key phrase clusters within documents
US9785773B2 (en) 2014-07-03 2017-10-10 Palantir Technologies Inc. Malware data item analysis
US9256664B2 (en) 2014-07-03 2016-02-09 Palantir Technologies Inc. System and method for news events detection and visualization
US10572496B1 (en) 2014-07-03 2020-02-25 Palantir Technologies Inc. Distributed workflow system and database with access controls for city resiliency
US9202249B1 (en) 2014-07-03 2015-12-01 Palantir Technologies Inc. Data item clustering and analysis
US9454281B2 (en) 2014-09-03 2016-09-27 Palantir Technologies Inc. System for providing dynamic linked panels in user interface
US9767172B2 (en) 2014-10-03 2017-09-19 Palantir Technologies Inc. Data aggregation and analysis system
US9501851B2 (en) 2014-10-03 2016-11-22 Palantir Technologies Inc. Time-series analysis system
US9785328B2 (en) 2014-10-06 2017-10-10 Palantir Technologies Inc. Presentation of multivariate data on a graphical user interface of a computing system
US9984133B2 (en) 2014-10-16 2018-05-29 Palantir Technologies Inc. Schematic and database linking system
US9229952B1 (en) 2014-11-05 2016-01-05 Palantir Technologies, Inc. History preserving data pipeline system and method
US9043894B1 (en) 2014-11-06 2015-05-26 Palantir Technologies Inc. Malicious software detection in a computing system
JP2016118926A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社ニコン 電子機器
US10552994B2 (en) 2014-12-22 2020-02-04 Palantir Technologies Inc. Systems and interactive user interfaces for dynamic retrieval, analysis, and triage of data items
US9348920B1 (en) 2014-12-22 2016-05-24 Palantir Technologies Inc. Concept indexing among database of documents using machine learning techniques
US9367872B1 (en) 2014-12-22 2016-06-14 Palantir Technologies Inc. Systems and user interfaces for dynamic and interactive investigation of bad actor behavior based on automatic clustering of related data in various data structures
US10362133B1 (en) 2014-12-22 2019-07-23 Palantir Technologies Inc. Communication data processing architecture
US9870205B1 (en) 2014-12-29 2018-01-16 Palantir Technologies Inc. Storing logical units of program code generated using a dynamic programming notebook user interface
US9817563B1 (en) 2014-12-29 2017-11-14 Palantir Technologies Inc. System and method of generating data points from one or more data stores of data items for chart creation and manipulation
US9335911B1 (en) 2014-12-29 2016-05-10 Palantir Technologies Inc. Interactive user interface for dynamic data analysis exploration and query processing
US10372879B2 (en) 2014-12-31 2019-08-06 Palantir Technologies Inc. Medical claims lead summary report generation
US10387834B2 (en) 2015-01-21 2019-08-20 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for accessing and storing snapshots of a remote application in a document
US9727560B2 (en) 2015-02-25 2017-08-08 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for organizing and identifying documents via hierarchies and dimensions of tags
US9891808B2 (en) 2015-03-16 2018-02-13 Palantir Technologies Inc. Interactive user interfaces for location-based data analysis
JP6164703B2 (ja) * 2015-03-19 2017-07-19 Necエンジニアリング株式会社 作業実績収集システム、作業実績収集方法及びプログラム
US9886467B2 (en) 2015-03-19 2018-02-06 Plantir Technologies Inc. System and method for comparing and visualizing data entities and data entity series
KR102447438B1 (ko) * 2015-07-01 2022-09-27 삼성전자주식회사 알림 장치 및 알림 장치가 물건의 위치를 알려주는 방법
US9392008B1 (en) 2015-07-23 2016-07-12 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for identifying information related to payment card breaches
US9454785B1 (en) 2015-07-30 2016-09-27 Palantir Technologies Inc. Systems and user interfaces for holistic, data-driven investigation of bad actor behavior based on clustering and scoring of related data
US9996595B2 (en) 2015-08-03 2018-06-12 Palantir Technologies, Inc. Providing full data provenance visualization for versioned datasets
US9456000B1 (en) 2015-08-06 2016-09-27 Palantir Technologies Inc. Systems, methods, user interfaces, and computer-readable media for investigating potential malicious communications
US9600146B2 (en) 2015-08-17 2017-03-21 Palantir Technologies Inc. Interactive geospatial map
US10489391B1 (en) 2015-08-17 2019-11-26 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for grouping and enriching data items accessed from one or more databases for presentation in a user interface
US10102369B2 (en) 2015-08-19 2018-10-16 Palantir Technologies Inc. Checkout system executable code monitoring, and user account compromise determination system
US10853378B1 (en) 2015-08-25 2020-12-01 Palantir Technologies Inc. Electronic note management via a connected entity graph
US11150917B2 (en) 2015-08-26 2021-10-19 Palantir Technologies Inc. System for data aggregation and analysis of data from a plurality of data sources
US9485265B1 (en) 2015-08-28 2016-11-01 Palantir Technologies Inc. Malicious activity detection system capable of efficiently processing data accessed from databases and generating alerts for display in interactive user interfaces
US10706434B1 (en) 2015-09-01 2020-07-07 Palantir Technologies Inc. Methods and systems for determining location information
US9576015B1 (en) 2015-09-09 2017-02-21 Palantir Technologies, Inc. Domain-specific language for dataset transformations
US10296617B1 (en) 2015-10-05 2019-05-21 Palantir Technologies Inc. Searches of highly structured data
US9424669B1 (en) 2015-10-21 2016-08-23 Palantir Technologies Inc. Generating graphical representations of event participation flow
US10613722B1 (en) 2015-10-27 2020-04-07 Palantir Technologies Inc. Distorting a graph on a computer display to improve the computer's ability to display the graph to, and interact with, a user
US9542446B1 (en) 2015-12-17 2017-01-10 Palantir Technologies, Inc. Automatic generation of composite datasets based on hierarchical fields
US10089289B2 (en) 2015-12-29 2018-10-02 Palantir Technologies Inc. Real-time document annotation
US9823818B1 (en) 2015-12-29 2017-11-21 Palantir Technologies Inc. Systems and interactive user interfaces for automatic generation of temporal representation of data objects
US10268735B1 (en) 2015-12-29 2019-04-23 Palantir Technologies Inc. Graph based resolution of matching items in data sources
US9612723B1 (en) 2015-12-30 2017-04-04 Palantir Technologies Inc. Composite graphical interface with shareable data-objects
US10698938B2 (en) 2016-03-18 2020-06-30 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for organizing and identifying documents via hierarchies and dimensions of tags
US10650558B2 (en) 2016-04-04 2020-05-12 Palantir Technologies Inc. Techniques for displaying stack graphs
US10007674B2 (en) 2016-06-13 2018-06-26 Palantir Technologies Inc. Data revision control in large-scale data analytic systems
US10719188B2 (en) 2016-07-21 2020-07-21 Palantir Technologies Inc. Cached database and synchronization system for providing dynamic linked panels in user interface
US10324609B2 (en) 2016-07-21 2019-06-18 Palantir Technologies Inc. System for providing dynamic linked panels in user interface
US10437840B1 (en) 2016-08-19 2019-10-08 Palantir Technologies Inc. Focused probabilistic entity resolution from multiple data sources
US9881066B1 (en) 2016-08-31 2018-01-30 Palantir Technologies, Inc. Systems, methods, user interfaces and algorithms for performing database analysis and search of information involving structured and/or semi-structured data
US10318630B1 (en) 2016-11-21 2019-06-11 Palantir Technologies Inc. Analysis of large bodies of textual data
EP3343403A1 (en) 2016-12-28 2018-07-04 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for retrieving and processing data for display
US10460602B1 (en) 2016-12-28 2019-10-29 Palantir Technologies Inc. Interactive vehicle information mapping system
US10475219B1 (en) 2017-03-30 2019-11-12 Palantir Technologies Inc. Multidimensional arc chart for visual comparison
US10956406B2 (en) 2017-06-12 2021-03-23 Palantir Technologies Inc. Propagated deletion of database records and derived data
US10403011B1 (en) 2017-07-18 2019-09-03 Palantir Technologies Inc. Passing system with an interactive user interface
WO2019014952A1 (zh) * 2017-07-21 2019-01-24 深圳市萨斯智能科技有限公司 一种机器人对待抓取的目标物品的处理方法和机器人
US10929476B2 (en) 2017-12-14 2021-02-23 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for visualizing and analyzing multi-dimensional data
US11599369B1 (en) 2018-03-08 2023-03-07 Palantir Technologies Inc. Graphical user interface configuration system
US10754822B1 (en) 2018-04-18 2020-08-25 Palantir Technologies Inc. Systems and methods for ontology migration
US10885021B1 (en) 2018-05-02 2021-01-05 Palantir Technologies Inc. Interactive interpreter and graphical user interface
US11119630B1 (en) 2018-06-19 2021-09-14 Palantir Technologies Inc. Artificial intelligence assisted evaluations and user interface for same
WO2021176145A1 (en) * 2020-03-05 2021-09-10 Retail Tech Finland Oy Apparatus for tracking behaviour in store
JP7426760B1 (ja) 2023-03-29 2024-02-02 オーリス株式会社 邸商品管理システム及び邸商品管理方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1071055B1 (en) 1999-07-23 2004-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Home monitoring system for health conditions
JP3459202B2 (ja) * 1999-07-23 2003-10-20 松下電器産業株式会社 行動判定装置、ケアシステム、ケア住宅およびプログラム記録媒体
JP3882610B2 (ja) * 2000-12-22 2007-02-21 株式会社デンソー 物探索システム
CA2445161A1 (en) * 2001-05-08 2002-11-14 Hill-Rom Services, Inc. Article locating and tracking system
US7305402B2 (en) * 2001-10-10 2007-12-04 International Business Machines Corporation Adaptive indexing technique for use with electronic objects
JP2003233715A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Sharp Corp 生活情報管理システムおよび方法ならびに生活情報処理装置
JP3967151B2 (ja) * 2002-03-01 2007-08-29 シャープ株式会社 行動看視システム
JP2004326437A (ja) * 2003-04-24 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 物品管理システム及び物品管理方法
JPWO2004106009A1 (ja) * 2003-06-02 2006-07-20 松下電器産業株式会社 物品取扱いシステムおよび物品取扱いサーバ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007015548A1 (ja) 2007-02-08
US20070208736A1 (en) 2007-09-06
US8099427B2 (en) 2012-01-17
JPWO2007015548A1 (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3989527B2 (ja) 検索物品推定装置及び方法、並びに、検索物品推定装置用サーバ
KR101251944B1 (ko) 물건에 관심을 가지는 사람을 감시하기 위한 장치 및 방법
JP4006471B2 (ja) 物品位置推定装置、物品位置推定方法、物品検索システム、及び物品位置推定用プログラム
TWI778030B (zh) 店鋪裝置、店鋪管理方法及程式
CN103823553B (zh) 对表面背后的场景的增强现实显示
JP6707940B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2011253344A (ja) 購買行動分析装置、購買行動分析方法、およびプログラム
JP2003519878A (ja) 携帯型rfidリーダ用ユーザ・インタフェース
JP2005179059A (ja) 保管施設内での物品の検索を容易にするための方法およびシステム
KR20150090043A (ko) 상품 진열장 시스템, 상품 진열장 방법 및 상품 진열장 프로그램
JP2007079918A (ja) 物品検索システム及び方法
CN103207888A (zh) 产品搜索设备和产品搜索方法
CN110772177B (zh) 信息处理方法、信息处理装置以及记录介质
US20110091069A1 (en) Information processing apparatus and method, and computer-readable storage medium
CN213781100U (zh) 储物柜
US10158728B1 (en) Method and device to track objects
US20090175615A1 (en) Location determination method
JP7332310B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置及び情報処理プログラム
CN107924421A (zh) 服务器装置、用户终端装置、其控制方法和电子系统
JP2003252410A (ja) 汎用性のある簡便な書類等の管理方法
JP2012236716A (ja) 所在情報管理システム
Schiavo et al. Sensing and reacting to users' interest: an adaptive public display
JP2005056177A (ja) 物品探索システム
JP2003162553A (ja) 建物構造データ検索システム及び方法並びにプログラム
WO2008104912A2 (en) Method of locating objects using an autonomously moveable device

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070717

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3989527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130727

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees