JP3989205B2 - Cvd膜の形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高密度プラズマを用いたCVD膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路の素子パターンの微細化に伴って、配線間の高アスペクト比スペースを層間絶縁膜によって如何にしてボイドの発生なく埋めるか、また配線間の容量を低誘電率膜によって如何にして低減し配線遅延を低減させるか、が重要になってきている。このため、成膜とArスパッタリングエッチとを同時実施することができ、絶縁膜などの埋め込み特性を向上できるだけでなく、低誘電率化のためにフッ素添加しても高品質の絶縁膜を形成できる高密度プラズマCVD技術が必須となってきている。
【0003】
図4は高密度プラズマCVD装置の概略断面図である。このCVD装置は半導体基板を1枚づつ処理する枚葉式CVD装置であり、反応室1の内部に、処理対象の半導体基板2を載置する静電チャック3が設けられている。
【0004】
この反応室1には、反応性ガス供給ライン4と、クリーニングガス供給ライン5と、排気バルブ6を介装し一端においてドライポンプ7に接続したメイン排気ライン8と、排気バルブ9,スロットルバルブ10を介装しスロットルバルブ10側の一端においてドライポンプ7に接続したラフ排気ライン11とが接続している。
【0005】
クリーニングガス供給ライン5には、クリーニングガスをプラズマ化するアプリケータ12が介装されている。メイン排気ライン8には、反応室1と排気バルブ6との間に、スロットルバルブ13、ゲートバルブ14、ターボポンプ15が反応室1側より順に介装されている。ターボポンプ15を使用するのは、CVD膜形成中に反応性ガスを排気することができ、しかも反応室1を高い到達真空度にできるからであり、このような条件を満たすのは現状ではターボポンプのみである。
【0006】
上記した高密度プラズマCVD装置を利用してCVD膜を形成する工程を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、#400において、メイン排気ライン8のゲートバルブ14を閉じた状態で、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmの三フッ化窒素(NF3)を導入しながら、ドライポンプ7に接続した低真空のラフ排気ライン11を通じて排気することで、反応室1内の圧力を3Torrの高圧力に制御し、反応室内1のクリーニングを行う。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→排気バルブ9→スロットルバルブ10→ドライポンプ7である。
【0007】
次に、#401aにおいて、反応性ガス供給ライン4よりモノシラン(SiH4)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)を混合した反応性ガスを導入し、反応室1の圧力を6mTorrに制御する。すなわち、ラフ排気ライン11の排気バルブ9を閉じ、反応性ガス供給ライン4より反応性ガスを導入するとともに、メイン排気ライン8のゲートバルブ14を開け、ターボポンプ15を駆動し、スロットルバルブ13で排気速度を調整して、メイン排気ライン8を通じて排気することにより、上記圧力値に維持する。この時、ターボポンプ15は30000rpmとする。この状態で、図示していない高周波電源により反応室1内の反応性ガスに電力を印加して高密度プラズマを発生させることにより、半導体基板2の上にCVD膜を形成する。反応性ガスが流れる経路は、反応室1→スロットルバルブ13→ゲートバルブ14→ターボポンプ15→排気バルブ6→ドライポンプ7である。
【0008】
次に、#401bにおいて、#400と同様にして、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmのNF3ガスを導入しながら、ラフ排気ライン11に排気することにより、反応室1内の圧力を3Torrに制御し、反応室1内をクリーニングする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→排気バルブ9→スロットルバルブ10→ドライポンプ7である。
【0009】
そして、#401a,#401bの工程を1サイクルとして半導体基板2の枚数だけ、ここでは#402a,#402b・・#450a,#450bまで50サイクル繰り返すことで、50枚の半導体基板2にCVD膜を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のCVD膜形成方法では、1枚の半導体基板2への成膜が終了するごとに高圧NF3で反応室1のクリーニングを行なっているにもかかわらず、半導体基板2上の微細パターン形成不良を引き起こすパーティクルが多く発生し、半導体デバイスの歩留り低下を来たすという問題があった。
【0011】
本発明は上記問題を解決するもので、生産性を低下させることなく、微細パターン形成不良の原因となるパーティクルを低減することができ、半導体デバイスの歩留りを向上できるCVD膜の形成方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために研究したところ、パーティクルの発生は、クリーニングガスNF3の排気をラフ排気ラインを通じて行なっていることが原因であることが判明した。このラフ排気ラインの利用は、ターボポンプを備えたメイン排気ラインに高圧のクリーニングガスを流すことでターボポンプの温度が上昇して、羽根の変形等が生じ、故障が発生するのを避けるためであるが、このことが、メイン排気ラインにクリーニングガスが全く流れず、ゲートバルブ内部やターボポンプ内部に堆積する反応物(高密度プラズマCVD膜が絶縁膜系の時はSiO2が大部分)をエッチング除去する機会がなくなり、反応物のパーティクルが発生して、成膜中の半導体基板に付着する原因となっているのである。
【0013】
このため本発明では、クリーニングガスの圧力を低くするか、あるいはターボポンプの回転数を低くする状態において、ターボポンプを含んだ排気ラインにクリーニングガスを流すことで、この排気ラインに付着した反応物を除去するようにした。
【0014】
すなわち本発明の請求項1記載のCVD膜の形成方法は、CVD膜を形成するための反応室と、前記反応室に接続したターボポンプを含まない第1の排気ラインと、ターボポンプを含み前記第1の排気ラインとは独立に前記反応室に接続した第2の排気ラインとを備えたCVD装置で複数枚の半導体基板にCVD膜を形成するに際して、前記反応室に反応ガスを供給しつつ、室内を第1の圧力に制御するように前記ターボポンプを駆動し前記第2の排気ラインを通じて排気する状態において、前記反応室内に半導体基板を搬入してCVD膜を形成し、膜形成を終了した半導体基板を搬出する工程と、前記半導体基板を搬出した反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い第2の圧力に制御するように前記第2の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする工程とを1サイクルとして、前記複数枚の半導体基板の基板枚数に応じた回数だけ繰り返す第1の工程と、前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第2の圧力より高い第3の圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする第2の工程とを行なうことを特徴とする。第1の排気ラインを用いて第2の圧力より高い圧力でクリーニングする第2の工程は、第1の工程の前と後の少なくとも一方で実施する。
【0015】
請求項2記載のCVD膜の形成方法は、CVD膜を形成するための反応室と、前記反応室に接続したターボポンプを含まない第1の排気ラインと、ターボポンプを含み前記第1の排気ラインとは独立に前記反応室に接続した第2の排気ラインとを備えたCVD装置で複数枚の半導体基板にCVD膜を形成するに際して、前記反応室に反応ガスを供給しつつ、室内を第1の圧力に制御するように前記ターボポンプを駆動し前記第2の排気ラインを通じて排気する状態において、前記反応室内に半導体基板を搬入してCVD膜を形成し、膜形成を終了した半導体基板を搬出する工程と、前記半導体基板を搬出した反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い第2の圧力に制御するように前記第2の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする工程とを1サイクルとして、前記複数枚の半導体基板の基板枚数に応じた回数だけ繰り返す第1の工程を行なうことを特徴とする。
【0016】
請求項3記載のCVD膜の形成方法は、CVD膜を形成するための反応室と、前記反応室に接続したターボポンプを含まない第1の排気ラインと、ターボポンプを含み前記第1の排気ラインとは独立に前記反応室に接続した第2の排気ラインとを備えたCVD装置で複数枚の半導体基板にCVD膜を形成するに際して、前記反応室に反応ガスを供給しつつ、室内を第1の圧力に制御するように前記ターボポンプを駆動し前記第2の排気ラインを通じて排気する状態において、前記反応室内に半導体基板を搬入してCVD膜を形成し、膜形成を終了した半導体基板を搬出する工程と、前記半導体基板を搬出した反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い第2の圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする工程とを1サイクルとして、前記複数枚の半導体基板の基板枚数に応じた回数だけ繰り返す第1の工程と、前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第2の圧力より低い第3の圧力に制御するように前記第2の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする第2の工程とを行なうことを特徴とする。第2の排気ラインを用いて第2の圧力より低い圧力でクリーニングする第2の工程は、第1の工程の前と後の少なくとも一方で実施する。
【0017】
請求項4記載のCVD膜の形成方法は、請求項1に記載の方法において、前記第2の圧力が0.5Torr以上、1.5Torr以下であることを特徴とする。
請求項5記載のCVD膜の形成方法は、請求項2または請求項3のいずれかに記載の方法において、前記第2の圧力が1.5Torrより大きいことを特徴とする。
請求項6記載のCVD膜の形成方法は、請求項1に記載の方法において、前記第3の圧力が1.5Torrより大きいことを特徴とする。
請求項7記載のCVD膜の形成方法は、請求項3に記載の方法において、前記第3の圧力が0.5Torr以上、1.5Torr以下であることを特徴とする。
【0018】
請求項8記載のCVD膜の形成方法は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の方法において、前記第1の工程の内のクリーニング時に、前記ターボポンプが作動している
ことを特徴とする。
請求項9記載のCVD膜の形成方法は、請求項2記載の方法において、前記第1の工程の内のクリーニング時の前記ターボポンプの回転数が10000rpm以上、20000rpm以下であることを特徴とする。
請求項10記載のCVD膜の形成方法は、請求項3に記載の方法において、前記第2の工程において、前記ターボポンプが作動していることを特徴とする。
【0019】
請求項11記載のCVD膜の形成方法は、請求項1に記載の方法において、前記第1の工程の内のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスと不活性ガスとを用いることを特徴とする。
請求項12記載のCVD膜の形成方法は、請求項1に記載の方法において、前記第2の工程のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスを用いることを特徴とする。
請求項13記載のCVD膜の形成方法は、請求項2または請求項3のいずれかに記載の方法において、前記第1の工程の内のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスを用いることを特徴とする。
請求項14記載のCVD膜の形成方法は、請求項3に記載の方法において、前記第2の工程のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスと不活性ガスとを用いることを特徴とする。
【0020】
請求項15記載のCVD膜の形成方法は、請求項11または請求項14のいずれかに記載の方法において、前記不活性ガスがアルゴンガスであることを特徴とする。
【0021】
請求項16記載のCVD膜の形成方法は、請求項2に記載の方法において、前記第1の工程の前と後の少なくとも一方で、前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングすることを特徴とする。
請求項17記載のCVD膜の形成方法は、請求項1または請求項3のいずれかに記載の方法において、前記第1の工程の前に、前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングすることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるCVD膜の形成方法を図面に基づいて具体的に説明する。以下の各実施の形態では図4を用いて説明した従来の高密度プラズマCVD装置を使用するものとして、同装置については図4を参照する。
(実施の形態1)
図1のフローチャートに示すように、まず、#100において、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmの三フッ化窒素(NF3)を導入しながら、ドライポンプ7に接続した低真空のラフ排気ライン11を通じて排気することで、反応室1内の圧力を3Torrの高圧力に制御し、反応室内1を高圧クリーニングする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→排気バルブ9→スロットルバルブ10→ドライポンプ7である。
【0023】
次に、#101aにおいて、反応性ガス供給ライン4よりモノシラン(SiH4)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)を混合した反応性ガスを導入し、反応室1の圧力を6mTorrに制御する。すなわち、ラフ排気ライン11の排気バルブ9を閉じ、反応性ガス供給ライン4より反応性ガスを導入するとともに、メイン排気ライン8のゲートバルブ14を開け、ターボポンプ15を駆動し、スロットルバルブ13で排気速度を調整して、メイン排気ライン8を通じて排気することにより、上記圧力値に維持する。この時、ターボポンプ15は30000rpmとする。この状態で、図示していない高周波電源により反応室1内の反応性ガスに電力を印加して高密度プラズマを発生させることにより、半導体基板2の上にCVD膜を形成する。反応性ガスが流れる経路は、反応室1→スロットルバルブ13→ゲートバルブ14→ターボポンプ15→排気バルブ6→ドライポンプ7である。
【0024】
次に、#101bにおいて、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmのNF3ガスと500sccmのArを導入しながら、メイン排気ライン8に排気することにより、反応室1内の圧力を1Torrの低圧力に制御して、反応室1内並びにメイン排気ライン8を低圧クリーニングする。この時、ターボポンプ15は30000rpmとする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→スロットルバルブ13→ゲートバルブ14→ターボポンプ15→排気バルブ6→ドライポンプ7である。
【0025】
そして、上記した#101a,#101b工程を1サイクルとして同様に半導体基板2の枚数だけ、ここでは#102a,#102b・・#150a,#150bまで50サイクル繰り返すことで、50枚の半導体基板2にCVD膜を形成する。
【0026】
最後に、#151において、#100と同様にして、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmのNF3ガスを導入しながら、ラフ排気ライン11に排気することで、反応室1内の圧力を3Torrに制御して、反応室1内を高圧クリーニングする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→排気バルブ9→スロットルバルブ10→ドライポンプ7である。
【0027】
このようにして、CVD膜形成ごとに実施する反応室1内のクリーニング(#101b,#102b,・・)をメイン排気ライン8を通じて実施することにより、ゲートバルブ14やターボポンプ15の近傍に堆積する反応物をもエッチング除去することができ、パーティクルの発生を抑制できる。
【0028】
その際に、反応室1内のNF3圧力を1Torrの低圧に制御するようにしたことで、ターボポンプ15の温度上昇を防止することができる。反応室1の圧力とターボポンプ15の温度、及び寿命との関係を調べたところ、1.5Torr以下の低圧力ではターボポンプ15をその実用的な回転数の範囲内で110℃以下とすることができ、ポンプ寿命に影響がなかった。しかし、0.5Torr以下の圧力ではクリーニングレートが著しく低下し、生産性が低下してしまう。このため、低圧クリーニングは0.5Torr以上、1.5Torr以下の範囲で実施する。望ましいクリーニング条件は、ターボポンプ15の回転数30000rpm、反応室1内の圧力0.7〜1.0Torrである。
【0029】
なおその際に、NF3だけでなくArも使用するようにした理由を説明する。高密度プラズマCVD膜成長工程(#101a,・・)、低圧クリーニング工程(#101b,・・)とも、同一のスロットルバルブ13にて圧力制御を行う。このため、高密度プラズマCVD膜成長工程ではスロットルバルブ13を開度90%付近として6mTorrの圧力制御を行うのに対し、低圧クリーニング工程では開度10%程度という全閉に近いところで1Torrの圧力制御を行うことになる。
【0030】
ところが、特に後者において圧力制御性が悪く、1.0+/−0.6Torr程度の制御性しかないため、上記した1.5Torrを越えてしまう場合があり、ターボポンプ15の温度上昇、短命化、という課題が残る。しかし現状では、上記した超低圧6mTorrから低圧1.5Torrに及ぶ圧力範囲を安定して制御できるスロットルバルブは存在していない。
【0031】
そこで、NF3の流量を1100sccmから1500sccmに増加させることにより、ストットルバルブ13の開度を大きくし、圧力の制御性を向上させる方法を検討したが、NF3はプラズマ化に伴う圧力上昇が大きいため、スロットルバルブ13の制御が追従できず、圧力変動量は流量1100sccmの場合と同程度になってしまう。これは、NF3がプラズマ化によってNF2とFとに分解し、その分解率に応じた圧力上昇が生じるためと考えられる。
【0032】
そこでさらに、プラズマ化しても分解の進まないArを添加する方法を検討したところ、Arの添加500sccmによって、1.0+/−0.2Torrに制御できることがわかった。これは、Arの添加によってスロットルバルブ13の開度を25%程度にまで大きくできること、またArはプラズマ化してもほとんど圧力変動しないことによると考えられる。不活性ガスであるArを用いることで懸念されるクリーニングレートの低下は見られなかった。Arに代えて、プラズマ化しても体積変化のないヘリウム(He)等の他の不活性ガスを用いても、同様の効果を得ることが可能である。
【0033】
なお、上記した実施の形態1の方法によれば、従来は高圧で実施していたCVD膜形成ごとのクリーニングを低圧にて実施するようにしたことでクリーニング効果が低下するが、複数枚の半導体基板2への連続成膜が終了した後に、#151で、ラフ排気ライン11を用いる従来の高圧クリーニングを幾分長い時間行なうようにすることで、反応室1内を従来と同等にクリーニング可能である。高圧クリーニング時のNF3圧力は小さくとも1.5Torrより大であり、望ましくは2.0Torr以上である。
【0034】
#151の高圧クリーニングは半導体基板をCVD成膜設備から取り出すための大気解放操作中に実施できるので、生産性が低下することもない。#151の高圧クリーニングを#150bの低圧クリーニングから連続した1つの工程としてもよい。
(実施の形態2)
図2のフローチャートに示すように、#200において、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmの三フッ化窒素(NF3)を導入しながら、ドライポンプ7に接続した低真空のラフ排気ライン11を通じて排気することで、反応室1内の圧力を3Torrの高圧力に制御して、反応室内1を高圧クリーニングする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→排気バルブ9→スロットルバルブ10→ドライポンプ7である。
【0035】
次に、#201aにおいて、反応性ガス供給ライン4よりモノシラン(SiH4)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)を混合した反応性ガスを導入し、反応室1の圧力を6mTorrに制御する。すなわち、反応性ガス供給ライン4より反応性ガスを導入するとともに、メイン排気ライン8のゲートバルブ14を開け、ターボポンプ15を駆動し、スロットルバルブ13で排気速度を調整して、メイン排気ライン8を通じて排気することにより、上記圧力値に維持する。この時、ターボポンプ15は30000rpmとする。この状態で、図示していない高周波電源により反応室1内の反応性ガスに電力を印加して高密度プラズマを発生させることにより、半導体基板2の上にCVD膜を形成する。反応性ガスが流れる経路は、反応室1→スロットルバルブ13→ゲートバルブ14→ターボポンプ15→排気バルブ6→ドライポンプ7である。
【0036】
次に、#201bにおいて、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmのNF3ガスを導入しながら、メイン排気ライン8に排気することにより、反応室1内の圧力を3Torrの高圧に制御し、反応室1内並びにメイン排気ライン11を高圧クリーニングする。この時、ターボポンプ15は15000rpmの低速度とする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→スロットルバルブ13→ゲートバルブ14→ターボポンプ15→排気バルブ6→ドライポンプ7である。
【0037】
そして、#201a,#201bの工程を1サイクルとして同様に半導体基板2の枚数だけ、ここでは#202a,#202b・・#250a,#250bまで50サイクル繰り返すことで、50枚の半導体基板2にCVD膜を形成する。
【0038】
このようにして、CVD膜形成ごとに実施する反応室1内のクリーニング(#201b,#202b,・・)をメイン排気ライン8を通じて実施することにより、ゲートバルブ14やターボポンプ15の近傍に堆積する反応物をもエッチング除去することができ、パーティクルの発生を抑制できる。
【0039】
その際に、CVD膜形成時よりも低い回転数でターボポンプ15を回転させるようにしたことで、ターボポンプ15の温度上昇、それによる故障も防止することができる。反応室1の圧力とターボポンプ15の温度、回転数、及び寿命との関係を調べたところ、3Torrの高圧力領域では、ターボポンプ15を15000rpm以下にて低速回転させることで110℃以下とすることができ、ポンプ寿命に影響がなかった。10000rpmより小さいと回転数が安定せず、したがって圧力が不安定となる。このため、10000rpm以上、多くとも20000rpm以下の範囲で実施する。
【0040】
NF3圧力は従来の高圧クリーニングと変わらないため、クリーニング効果は従来と同等に確保でき、この点では実施の形態1よりもメイン排気ライン8のクリーニング効果に優れているといえる。
(実施の形態3)
図3のフローチャートに示すように、#300において、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmの三フッ化窒素(NF3)を導入しながら、ドライポンプ7に接続した低真空のラフ排気ライン11を通じて排気することで、反応室1内の圧力を3Torrの高圧力に制御して、反応室1内を高圧クリーニングする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→排気バルブ9→スロットルバルブ10→ドライポンプ7である。
【0041】
次に、#301aにおいて、反応性ガス供給ライン4よりモノシラン(SiH4)、酸素(O2)、アルゴン(Ar)を混合した反応性ガスを導入し、反応室1の圧力を6mTorrに制御する。すなわち、反応性ガス供給ライン4より反応性ガスを導入するとともに、メイン排気ライン8のゲートバルブ14を開け、ターボポンプ15を駆動し、スロットルバルブ13で排気速度を調整して、メイン排気ライン8を通じて排気することにより、上記圧力値に維持する。この時、ターボポンプ15は30000rpmとする。この状態で、図示していない高周波電源により反応室1内の反応性ガスに電力を印加して高密度プラズマを発生させることにより、半導体基板2の上にCVD膜を形成する。反応性ガスが流れる経路は、反応室1→スロットルバルブ13→ゲートバルブ14→ターボポンプ15→排気バルブ6→ドライポンプ7である。
【0042】
次に、#301bにおいて、#300と同様にして、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmのNF3ガスを導入しながら、ラフ排気ライン11に排気することにより、反応室1内の圧力を3Torrに制御して、反応室1内を高圧クリーニングする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→排気バルブ9→スロットルバルブ10→ドライポンプ7である。
【0043】
そして、#301a,#301bの工程を1サイクルとして同様に半導体基板2の枚数だけ、ここでは#302a,#302b・・#350a,#350bまで50サイクル繰り返すことで、50枚の半導体基板2にCVD膜を形成する。
【0044】
最後に、#351において、クリーニングガス供給ライン5より1100sccmのNF3ガスと500sccmのArを導入しながら、メイン排気ライン8に排気することにより、反応室1内の圧力を1Torrの低圧力に制御して、反応室1内並びにメイン排気ライン8を低圧クリーニングする。この時、ターボポンプ15は30000rpmとする。NF3が流れる経路は、アプリケータ12→反応室1→スロットルバルブ13→ゲートバルブ14→ターボポンプ15→排気バルブ6→ドライポンプ7である。ここでNF3だけでなくArも用いたのは、実施の形態1で示した理由と同様である。
【0045】
このようにして、CVD膜形成ごとに実施する反応室1内のクリーニングは従来と同様のラフ排気ライン11を用いた高圧クリーニングとして従来と同等のクリーニング効果を確保しながら、複数枚の半導体基板2への成膜終了後にメイン排気ライン8を通じて1Torrの低圧クリーニングを実施するようにしたことで、ゲートバルブ14やターボポンプ15の近傍に堆積する反応物をもエッチング除去することができ、パーティクルの発生を抑制できる。
【0046】
最後の低圧クリーニングは半導体基板をCVD製膜設備から取り出すための大気解放操作中に実施できるので、生産性が低下することもない。
なお、ここではメイン排気ライン8の低圧クリーニングを複数枚の半導体基板2への連続成膜終了後に実施したが、連続成膜開始前(半導体基板を設備に入れるための真空引き中)に実施しても同様の効果が得られる。ただし、連続成膜の開始前あるいは終了後だけなので、1枚の半導体基板2への成膜を終了するごとにメイン排気ライン8のクリーニングを行なう実施の形態1または実施の形態2と比較して、メイン排気ライン8のクリーニング効果は小さい。
【0047】
上記実施の形態1〜3では、フッ素(F)を含まない反応性ガスを用いた高密度プラズマCVD膜の形成を例示したが、フッ素等を含んだ反応性ガスを用いて高密度プラズマCVD膜を形成する場合も同様のクリーニング効果、パーティクル防止効果が得られる。
【0048】
メイン排気ラインのクリーニング工程は、ターボポンプの低速回転(25000rpm以下)と低圧力NF3ガス(圧力1.5Torr以下)とを併用するなど、実施の形態1〜3の条件を組み合わせたものとしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明のCVD膜形成方法によれば、反応室内をクリーニングするクリーニングガスを、ターボポンプを介装した排気ラインを通じて排気するようにし、その際にクリーニングガスの圧力あるいはターボポンプの回転数を従来に比べて低くするようにしたことにより、ターボポンプの故障を招くことなく、また生産性を低下させることなく、前記排気ラインをもクリーニングすることが可能になった。その結果、ターボポンプやゲートバルブの近傍に堆積する反応物をエッチング除去して、パーティクルの発生を抑制することが可能になり、半導体デバイスの歩留りの向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるCVD膜形成工程を示すプロセスフローチャート
【図2】本発明の実施の形態2によるCVD膜形成工程を示すプロセスフローチャート
【図3】本発明の実施の形態3によるCVD膜形成工程を示すプロセスフローチャート
【図4】従来よりある高密度プラズマCVD装置の概略構成を示す説明図
【図5】従来のCVD膜形成工程を示すプロセスフローチャート
【符号の説明】
1 反応室
2 半導体基板
8 メイン排気ライン(第2の排気ライン)
11 ラフ排気ライン(第1の排気ライン)
15 ターボポンプ

Claims (17)

  1. CVD膜を形成するための反応室と、前記反応室に接続したターボポンプを含まない第1の排気ラインと、ターボポンプを含み前記第1の排気ラインとは独立に前記反応室に接続した第2の排気ラインとを備えたCVD装置で複数枚の半導体基板にCVD膜を形成するに際して、
    前記反応室に反応ガスを供給しつつ、室内を第1の圧力に制御するように前記ターボポンプを駆動し前記第2の排気ラインを通じて排気する状態において、前記反応室内に半導体基板を搬入してCVD膜を形成し、膜形成を終了した半導体基板を搬出する工程と、前記半導体基板を搬出した反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い第2の圧力に制御するように前記第2の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする工程とを1サイクルとして、前記複数枚の半導体基板の基板枚数に応じた回数だけ繰り返す第1の工程と、
    前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第2の圧力より高い第3の圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする第2の工程とを行なうことを特徴とするCVD膜の形成方法。
  2. CVD膜を形成するための反応室と、前記反応室に接続したターボポンプを含まない第1の排気ラインと、ターボポンプを含み前記第1の排気ラインとは独立に前記反応室に接続した第2の排気ラインとを備えたCVD装置で複数枚の半導体基板にCVD膜を形成するに際して、
    前記反応室に反応ガスを供給しつつ、室内を第1の圧力に制御するように前記ターボポンプを駆動し前記第2の排気ラインを通じて排気する状態において、前記反応室内に半導体基板を搬入してCVD膜を形成し、膜形成を終了した半導体基板を搬出する工程と、前記半導体基板を搬出した反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い第2の圧力に制御するように前記第2の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする工程とを1サイクルとして、前記複数枚の半導体基板の基板枚数に応じた回数だけ繰り返す第1の工程を行なうことを特徴とするCVD膜の形成方法。
  3. CVD膜を形成するための反応室と、前記反応室に接続したターボポンプを含まない第1の排気ラインと、ターボポンプを含み前記第1の排気ラインとは独立に前記反応室に接続した第2の排気ラインとを備えたCVD装置で複数枚の半導体基板にCVD膜を形成するに際して、
    前記反応室に反応ガスを供給しつつ、室内を第1の圧力に制御するように前記ターボポンプを駆動し前記第2の排気ラインを通じて排気する状態において、前記反応室内に半導体基板を搬入してCVD膜を形成し、膜形成を終了した半導体基板を搬出する工程と、前記半導体基板を搬出した反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い第2の圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする工程とを1サイクルとして、前記複数枚の半導体基板の基板枚数に応じた回数だけ繰り返す第1の工程と、
    前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第2の圧力より低い第3の圧力に制御するように前記第2の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングする第2の工程とを行なうことを特徴とするCVD膜の形成方法。
  4. 前記第2の圧力が0.5Torr以上、1.5Torr以下であることを特徴とする請求項1に記載のCVD膜の形成方法。
  5. 前記第2の圧力が1.5Torrより大きいことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のCVD膜の形成方法。
  6. 前記第3の圧力が1.5Torrより大きいことを特徴とする請求項1に記載のCVD膜の形成方法。
  7. 前記第3の圧力が0.5Torr以上、1.5Torr以下であることを特徴とする請求項3に記載のCVD膜の形成方法。
  8. 前記第1の工程の内のクリーニング時に、前記ターボポンプが作動していることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のCVD膜の形成方法。
  9. 前記第1の工程の内のクリーニング時の前記ターボポンプの回転数が10000rpm以上、20000rpm以下であることを特徴とする請求項2記載のCVD膜の形成方法。
  10. 前記第2の工程において、前記ターボポンプが作動していることを特徴とする請求項3に記載のCVD膜の形成方法。
  11. 前記第1の工程の内のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスと不活性ガスとを用いることを特徴とする請求項1に記載のCVD膜の形成方法。
  12. 前記第2の工程のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスを用いることを特徴とする請求項1に記載のCVD膜の形成方法。
  13. 前記第1の工程の内のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスを用いることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のCVD膜の形成方法。
  14. 前記第2の工程のクリーニング時のクリーニングガスに三フッ化窒素ガスと不活性ガスとを用いることを特徴とする請求項3に記載のCVD膜の形成方法。
  15. 前記不活性ガスがアルゴンガスであることを特徴とする請求項11または請求項14のいずれかに記載のCVD膜の形成方法。
  16. 前記第1の工程の前と後の少なくとも一方で、前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングすることを特徴とする請求項2に記載のCVD膜の形成方法。
  17. 前記第1の工程の前に、前記反応室にクリーニングガスを供給しつつ、室内を前記第1の圧力より高い圧力に制御するように前記第1の排気ラインを通じて排気することにより、前記反応室の内部をクリーニングすることを特徴とする請求項1または請求項3のいずれかに記載のCVD膜の形成方法。
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