JP3988647B2 - 車間距離制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両の走行を制御することにより自車両とそれの先行車両との車間距離を制御する技術に関するものであり、特に、自車両が追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱したことに応答して自車両を加速させる技術の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自車両の走行を制御することにより自車両とそれの先行車両との車間距離を制御する車間距離制御装置が既に知られている。この車間距離制御装置は、一般に、(a)自車両に設けられて先行車両を検出するセンサと、(b)そのセンサの出力信号に基づき、自車両を加速させることが必要である場合に、自車両の加速制御を行うコントローラとを含むように構成される。
【0003】
自車両は一般に、エンジン、モータ等の動力源とそれの出力を駆動車輪に伝達するトランスミッションとを有する駆動系によって駆動される一方、ブレーキによって制動される。ブレーキには、摩擦式、空力式、モータを発電機として利用して制動を行う回生式等がある。
【0004】
また、コントローラは、一般に、駆動系を制御して自車両を加速させるように構成される。
【0005】
この種の車間距離制御装置の一従来例が存在する(特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−91398号公報
この従来例においては、自車両と先行車両との相対速度が算出され、自車両と先行車両との車間距離の目標状態に対する偏差を表す車間偏差として、実車間距離の目標車間距離からの偏差または実車間時間の目標車間時間からの偏差が算出される。ここに「車間時間」は、ある瞬間に先行車両が通過した位置と同じ位置をそのある瞬間から自車両が通過するまでに経過することが予想される時間を意味する。
【0007】
この従来例においては、さらに、それら算出された相対速度および車間偏差とそれぞれの制御ゲインとに基づいて自車両の目標加速度が算出される。相対速度または車間偏差が0付近にあるときには、それら相対速度および車間偏差のうち0付近にあるものに対応する制御ゲインが、0または通常より小さい値に設定される。
【0008】
そして、特許文献1には、この従来例によれば、相対速度または車間偏差が0付近にあるときには、それら相対速度または車間偏差の変化に対して目標加速度が敏感に変化することが抑制され、その結果、自車両の乗り心地を容易に向上できると記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、自車両が追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱したことに応答して自車両が自動的に加速させられる加速制御について研究を行い、その結果、次のような知見を得た。
【0010】
自車両の実車速が目標車速(例えば、運転者による設定車速)に到達すべき時期よりかなり手前であるか、その時期の直前であるかを問わず、自車両の目標加速度を一定値として決定すると、実車速が目標車速に到達する直前において運転者が感じる加速感が過剰となる傾向がある。
【0011】
また、加速制御の開始時から終了時まで自車両の目標加速度を一定値として決定すると、運転者が感じる加速感が加速制御期間の初期においては不足する一方、加速制御期間の後期においては過剰となる傾向がある。
【0012】
したがって、自車両が追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱したことに応答して自車両が自動的に加速させられる加速制御に際し、自車両の目標加速度を、自車両の実車速と目標車速との関係と、加速制御の開始時からの経過時間の長さとのうちの少なくとも一方を考慮して可変値として決定することが、加速制御中に運転者が違和感を感じないようにするために望ましい。
【0013】
本発明者らは、自らの研究によってそのような知見を得たのであり、この知見は前記特許文献1に開示されていない。
【0014】
上述の知見に基づき、本発明は、自車両が追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱したことに応答して自車両が目標車速に向かって自動的に加速させられる加速制御に際し、自車両の目標加速度を適正に決定することにより、加速制御中に運転者が違和感を感じないようにすることを課題としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本明細書に記載の技術的特徴のいくつかおよびそれらの組合せのいくつかの理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴やそれらの組合せが以下の態様に限定されると解釈されるべきではない。
(1) 自車両の走行を制御することにより自車両とそれの先行車両との車間距離を制御する車間距離制御装置であって、
自車両に設けられて先行車両を検出するセンサと、
そのセンサの出力信号に基づき、自車両が追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱したことに応答して自車両を目標車速に向かって加速させるために、自車両の駆動系の制御によって自車両の加速制御を行うコントローラであって、その加速制御中における自車両の目標加速度を、自車両の実車速の目標車速からの偏差である車速偏差と、その加速制御の開始時からの経過時間である加速制御時間の長さとのうちの少なくとも一方に基づいて決定するものと
を含む車間距離制御装置。
【0016】
この装置によれば、自車両が追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱したことに応答して開始される加速制御中に、自車両の目標加速度が、自車両の実車速の目標車速からの偏差である車速偏差と、その加速制御の開始時からの経過時間である加速制御時間の長さとのうちの少なくとも一方に基づいて決定される。
【0017】
したがって、この装置によれば、自車両の目標加速度を、車速偏差に適合させることと、加速制御時間の長さに適合させることとの少なくとも一方を容易に行い得る。
【0018】
本項における「コントローラ」の一態様によれば、加速制御中における自車両の目標加速度が、車速偏差と加速制御時間の長さとのうちの少なくとも一方に基づき、その少なくとも一方の時間的変化に伴って時間的に変化するように決定される。
(2) 前記コントローラが、前記目標加速度を、前記車速偏差に基づき、自車両の実車速が目標車速に近づくにつれて減少するように決定する第1決定手段を含む(1)項に記載の車間距離制御装置。
【0019】
この装置によれば、自車両の実車速が目標車速に到達すべき時期よりかなり手前である場合と、その時期の直前である場合とで、自車両の目標加速度を互いに異なるように決定することが可能となる。
【0020】
さらに、この装置によれば、自車両の目標加速度を、自車両の実車速が目標車速に到達すべき時期の直前である場合において、その時期よりかなり手前である場合におけるより小さな値を有するように決定することが可能となる。
【0021】
したがって、この装置によれば、実車速が目標車速に到達する直前において運転者が感じる加速感が過剰となることを容易に回避できる。
(3) 前記コントローラが、前記目標加速度を、前記加速制御時間の長さに基づき、加速制御期間の初期においては加速制御時間の経過につれて増加してやがて基本加速度を超えるように決定する一方、加速制御期間の後期においては加速制御時間の経過につれて減少してやがて基本加速度において飽和するように決定する第2決定手段を含む(1)または(2)項に記載の車間距離制御装置。
【0022】
この装置によれば、目標加速度が、加速制御期間の初期においては加速制御時間の経過につれて増加してやがて基本加速度を超えるように決定される一方、加速制御期間の後期においては加速制御時間の経過につれて減少してやがて基本加速度において飽和するように決定される。
【0023】
したがって、この装置によれば、運転者が感じる加速感が加速制御期間の初期において不足することも、加速制御期間の後期において過剰となることも容易に回避できる。
(4) 前記コントローラが、前記目標加速度を、基本加速度と係数Aと係数Bとの積によって決定するとともに、係数Aを、前記車速偏差に基づき、自車両の実車速が目標車速に近づくにつれて1から0に近づくように決定する一方、係数Bを、前記加速制御時間の長さに基づき、加速制御期間の初期においては加速制御時間の経過につれて0から増加してやがて1を超えるように決定する一方、加速制御期間の後期においては加速制御時間の経過につれて減少してやがて1において飽和するように決定する第3決定手段を含む(1)項に記載の車間距離制御装置。
【0024】
この装置によれば、前記(2)および(3)項に記載の原理と同じ原理に従い、自車両の実車速が目標車速に到達する直前において運転者が感じる加速感が過剰となることを容易に回避できるとともに、運転者が感じる加速感が加速制御期間の初期において不足することも、加速制御期間の後期において過剰となることも容易に回避できる。
(5) 前記コントローラが、前記基本加速度を、自車両の実車速が増加するにつれて、上に凸のグラフで表される特性を有して変化するように決定する第4決定手段を含む(3)または(4)項に記載の車間距離制御装置。
【0025】
この装置によれば、自車両の実車速とは無関係に基本加速度を一定に決定する場合とは異なり、運転者が感じる加速感が低速域においては不足し、高速域においては過剰となる傾向を容易に回避できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のさらに具体的な実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】
図1には、本発明の第1実施形態に従う車間距離制御装置のハードウエア構成がブロック図で概念的に示されている。
【0028】
この車間距離制御装置は車両に搭載されている。その車両は、動力源としてのエンジン(モータでも可。)の駆動力がトランスミッション(有段式でも無段式でも可。)を経て複数の駆動車輪に伝達されることによって駆動される。
【0029】
この車両は、それら複数の駆動車輪を含む複数の車輪をそれぞれ制動するブレーキ(例えば、摩擦式、回生制動式等)10を備えている。それら複数の車輪は、左右の前輪と左右の後輪とを含むように構成されている。図1において「FL」は左前輪、「FR」は右前輪、「RL」は左後輪、「RR」は右後輪をそれぞれ意味している。車両は、各車輪のブレーキ10を電気的に制御するブレーキ・アクチュエータ12(例えば、モータ駆動式、電磁圧力制御式等)を備えている。
【0030】
エンジンは、それの吸気マニホールド内においてスロットルを備えており、そのスロットルの開度に応じてエンジンの出力が変化させられる。スロットルの開度は、スロットル・アクチュエータ20(例えば、電動モータ)によって電気的に制御可能となっている。
【0031】
トランスミッションにおいては、それの入力シャフトと出力シャフトとの変速比が変化させられる。その変速比を電気的に制御するために、トランスミッション・アクチュエータ22(例えば、ソレノイド)が設けられている。
【0032】
この車両は、さらに、ブレーキ・アクチュエータ12によってブレーキ10を制御するブレーキECU(Electronic Control Unit)30を備えるとともに、スロットル・アクチュエータ20およびトランスミッション・アクチュエータ22によってエンジンおよびトランスミッションをそれぞれ制御するエンジンECU32を備えている。それらブレーキECU30およびエンジンECU32は、CPU、ROMおよびRAMを含むコンピュータを主体として構成されている。このことは、後述の他のECUについても同様である。
【0033】
図1に示すように、本実施形態に従う車間距離制御装置は、自車両に先行する先行車両を検出するセンサとしてレーダ40を備えている。レーダ40は、電磁波(光、音等を含む)を放射し、その放射された電磁波のうち、レーダ40の検出ゾーン内の目標物によって反射した電磁波を受けることにより、目標物の自車両からの距離と、目標物の自車両に対する相対的な方向とを探知する装置である。レーダ40は、例えば、電磁波のビームをそれの進行方向と交差する方向に設定角度範囲内で往復揺動させてレーダ40の前方をスキャンすることにより、概して扇状を成す検出ゾーンの全域をカバーする。
【0034】
レーダ40により探知される目標物が先行車両である場合には、レーダ40は、先行車両の自車両からの距離である車間距離と、先行車両の自車両に対する相対的な方位とを探知することとなる。図2には、自車両のレーダ40の検出ゾーン内に1台の先行車両が存在する様子の一例が示されている。
【0035】
レーダ40が放射する電磁波としては、例えば、レーザ光(例えば、レーザビーム)やミリ波を選ぶことができる。ところで、あらゆる車両は、一般に、それの後面に、左右に隔たった一対のリフレクタを有している。各車両における一対のリフレクタからの反射波を利用することにより、レーダ40は、それの検出ゾーン内において各車両を他の車両から識別することが可能である。
【0036】
このレーダ40の出力信号に基づき、自車両と先行車両との車間距離が目標距離に近づくように自車両の走行を制御する車間距離ECU50(これが前記コントローラの一例である。)が、図1に示すように、車間距離制御装置に設けられている。
【0037】
この車間距離ECU50は、自車両の減速のためには、基本的には、ブレーキECU30およびブレーキ・アクチュエータ12を介してブレーキ作動力を制御し、一方、自車両の加速のためには、エンジンECU32、スロットル・アクチュエータ20およびトランスミッション・アクチュエータ22を介してスロットル開度および変速比を制御する。
【0038】
図1に示すように、本実施形態に従う車間距離制御装置は、さらに、車速センサ60と、ヨーレートセンサ62と、操舵角センサ64とを備えている。
【0039】
車速センサ60は、自車両の車速を実測または推定によって検出するセンサである。この車速センサ60は、例えば、各車輪ごとに車輪速度を検出する複数の車輪速度センサを有し、それらの出力信号を用いて自車両の車速を推定する形式とすることが可能である。
【0040】
ヨーレートセンサ62は、自車両に実際に発生したヨーレートを検出するセンサである。このヨーレートセンサ62は、音叉型の振動子を有し、自車両のヨーモーメントに基づいて振動子に生じた歪を検出することによって自車両のヨーレートを検出する形式とすることが可能である。
【0041】
操舵角センサ64は、自車両の運転者により自車両のステアリングホイールが回転操作された角度を操舵角として検出するセンサである。
【0042】
図1に示すように、本実施形態に従う車間距離制御装置は、さらに、制御許可スイッチ70と、モード選択スイッチ72とを備えている。
【0043】
制御許可スイッチ70は、車間距離制御を許可するか否かに関する運転者の意思表示を車間距離ECU50に入力するために運転者により操作されるスイッチである。
【0044】
モード選択スイッチ72は、車間距離を制御するために予め用意された複数の制御モードの中から、運転者が希望する制御モードを選択するために運転者による操作されるスイッチである。
【0045】
それら複数の制御モードは、例えば、ある瞬間に先行車両が通過した位置と同じ位置をそのある瞬間から自車両が通過するまでに経過することが予想される時間である車間時間に関して用意される。この場合、それら複数の制御モードは、例えば、長い車間時間を実現すべく、先行車両との間に長い車間距離が維持されるように車間距離を制御する長時間制御モードと、短い車間時間を実現すべく、先行車両との間に短い車間距離が維持されるように車間距離を制御する短時間制御モードと、それら2つのモードの中間に位置する中時間制御モードとを含むように定義することが可能である。
【0046】
次に、本実施形態に従う車間距離制御装置のソフトウエア構成を説明する。
【0047】
車間距離ECU50のコンピュータのROMには、上述の車間距離制御を実施するために各種プログラムが予め格納されている。図3には、そのうちの一つである加速制御プログラムの内容が概念的にフローチャートで表されている。ただし、図3においては、その加速制御プログラムのうち、本発明を理解するために不可欠ではない部分についての図示が省略されている。
【0048】
本実施形態においては、レーダ40を用いた車間距離制御により、先行車両との間に設定車間距離を保持しつつ先行車両に追従するように自車両の走行が制御される。車間距離制御により、自車両が先行車両を自動的に追尾するのである。
【0049】
このように自車両が先行車両に追従している状態から、自車両が先行車両を喪失する状態、すなわち、先行車両が自車両と同じ車線から離脱した状態に移行すると、本実施形態においては、車間距離制御により、自車両が自動的に加速させられてそれの実車速が目標車速に上昇させられ、以後、自車両がその設定車速で定速走行させられる。
【0050】
このように、先行車両が自車両と同じ車線から離脱した場合には、自車両は、加速走行という過渡状態を経て、定速走行という定常状態に移行させられるのであるが、本実施形態においては、過渡状態における自車両の加速度が適正に自動設定される。
【0051】
そして、図3には、そのような加速制御を行う加速制御プログラムがフローチャートで概念的に表されている。
【0052】
この加速制御プログラムにおいては、まず、ステップS601(以下、単に「S601」で表す。他のステップについても同じとする。)において、レーダ40の出力信号に基づき、自車両が先行車両に追従しているか否かが判定される。先行車両に追従中であれば、判定がYESとなり、S602に移行するが、先行車両に追従中でなければ、判定がNOとなり、S601に戻る。
【0053】
S602においては、レーダ40の出力信号に基づき、先行車両がその後、自車両と同じ車線から離脱したか否かが判定される。先行車両が離脱しない場合には、判定がNOとなり、S602に戻るが、先行車両が離脱した場合には、判定がYESとなり、S603に移行する。
【0054】
このS603においては、自車両が現に走行中の道路が一般道であるか否かが判定される。この判定は、例えば、一連の加速制御の開始時における自車両の車速Vnが設定値V0以下である場合に、自車両が走行中の道路が一般道であると判定するように実行することが可能である。
【0055】
今回は、自車両が走行中の道路が一般道ではないと仮定すると、S603の判定がNOとなり、S604において、車速センサ60により検出された自車両の車速Vnが目標車速VT以下であるか否か、すなわち、自車両を加速させることが必要であるか否かが判定される。ここに、「目標車速」は、例えば、自車両の運転者が制御許可スイッチ70をONに操作する際に運転者によって設定することが可能である。
【0056】
今回は、車速Vnが目標車速VT以下であると仮定すれば、S604の判定がYESとなり、S605において、自車両を加速制御するための基本加速度ABASEが決定される。本実施形態においては、基本加速度ABASEが車速Vn(例えば、今回の加速制御の開始時における車速)に応じて決定される。具体的には、車速Vnと基本加速度ABASEとの関係が前記ROMに予め格納されており、その関係に従い、車速Vnに対応する基本加速度ABASEが今回の基本加速度ABASEとして決定される。
【0057】
それら車速Vnと基本加速度ABASEとの関係は、低速域においては車速Vnと共に基本加速度ABASEが上昇し、中速域においては基本加速度ABASEが飽和し、高速域においては車速Vnと共に基本加速度ABASEが低下するように定義することが可能である。このように定義された関係の一例が図4にグラフで概念的に表されている。
【0058】
その後、図3のS606において、係数Aが決定される。係数Aは、実車速Vnの目標車速VTからの偏差である車速偏差ΔV(=VT−Vn)に応じて決定される。具体的には、車速偏差ΔVと係数Aとの関係が前記ROMに予め格納されており、その関係に従い、車速偏差ΔVに対応する係数Aが今回の係数Aとして決定される。
【0059】
それら車速偏差ΔVと係数Aとの関係は、車速偏差ΔVが0に近い領域においては車速偏差ΔVが0から増加するにつれて係数Aが0から増加し、係数Aが1まで増加した後には、車速偏差ΔVの増加にもかかわらず1に保持されるように定義することが可能である。このように定義された関係の一例が図5にグラフで概念的に表されている。
【0060】
したがって、このように定義された関係に従って決定される係数Aは、後に詳述するように、基本加速度ABASEに掛け算されて使用されるため、その結果値は、実車速Vnが目標車速VTから大きく外れている状態においては、基本加速度ABASEの値がそのまま最終値に反映されるように決定される一方、実車速Vnが目標車速VTに近づくにつれて、基本加速度ABASEの値が減殺されて最終値に反映されるように決定されることとなる。
【0061】
続いて、図3のS607において、今回の加速制御の開始時からの経過時間TAが測定される。その後、S608において、その測定された経過時間TAの長さに応じて係数Bが決定される。具体的には、経過時間TAと係数Bとの関係が前記ROMに予め格納されており、その関係に従い、経過時間TAに対応する係数Bが今回の係数Bとして決定される。
【0062】
それら経過時間TAと係数Bとの関係は、経過時間TAが0から増加するにつれて、係数Bが0から増加し、やがて1を超え、その後、係数Bが飽和し、続いて、経過時間TAの増加につれて係数Bが減少し、その後、1に維持されるように定義することが可能である。このように定義された関係の一例が図6にグラフで概念的に表されている。
【0063】
したがって、このように定義された関係に従って決定される係数Bは、後に詳述するように、基本加速度ABASEに掛け算されて使用されるため、その結果値は、経過時間TAが短い領域においては、係数Bが経過時間TAの増加につれて増加して1を超えるため、基本加速度ABASEの値が減殺されて最終値に反映される状態から増幅されて反映される状態に移行し、一方、経過時間TAが長い領域においては、基本加速度ABASEの値がそのまま最終値に反映されるように決定されることとなる。
【0064】
続いて、図3のS609において、以上決定された基本加速度ABASEと係数Aと係数Bとの積として目標加速度ATが決定される。その後、S610において、その決定された目標加速度ATがエンジンECU32に送信される。その結果、エンジンECU32は、スロットル・アクチュエータ20およびトランスミッッション・アクチュエータ22のうち必要なものを介してスロットル開度およびトランスミッションの変速比とのうち必要なものを制御し、それにより、自車両が適正な加速度勾配変化特性のもとに自動的に加速させられる。続いて、S602に戻る。
【0065】
以上、自車両の実車速Vnが目標車速VT以下である場合を説明したが、目標車速VT以下ではない場合には、S604の判定がNOとなる。この場合には、自車両を加速させることが必要ではないため、S611において、目標加速度ATが0に決定され、その後、S610に移行する。
【0066】
また、以上、自車両が現に走行中の道路が一般道ではない場合を説明したが、一般道である場合には、S603の判定がYESとなり、S612において、S605と同様にして、基本加速度ABASEが決定される。その後、S613において、S606と同様にして、係数Aが決定される。
【0067】
続いて、S614において、係数Bが決定されるが、S608とは異なり、経過時間TAに依存しない固定値である1に決定される。仮に係数BをS608と同様な規則に従って決定すると、係数Bが1より大きい値に決定される結果、基本加速度ABASEが増幅されて最終的な目標加速度ATに反映される可能性がある。目標加速度ATが基本加速度ABASEより大きな値に決定されることは、一般道において、そうではない道路(例えば、高速道路)とは異なり、自車両の運転者が感じる加速感が過剰となる可能性がある。
【0068】
このような知見に基づき、本実施形態においては、自車両が一般道を走行中である場合には、係数Bが1に決定され、運転者の加速感が過剰となることが回避されるようになっている。
【0069】
その後、S609に移行する。
【0070】
図7には、この加速制御プログラムの実行によって自車両の車速Vnおよび目標加速度ATが制御される一例が概念的にグラフで表されている。この制御例においては、自車両の車速Vnが車速V1であるときに、先行車両が自車両と同じ車線から離脱したため、以後、自車両の車速Vnが車速V1から目標車速VT(=V2)に増加させられる。
【0071】
加速初期においては、係数Bの作用(経過時間TAにつれて増加して1より大きい値に至るという特性)により、目標加速度ATが適度に増加させられる結果、自車両の加速感が向上している。高速域(目標車速VTに近い領域)においては、係数Aの作用(車速偏差ΔVが0に近づくにつれて0に近づくという特性)により、目標加速度ATが適度に減少させられる結果、自車両の加速感が過剰になることが抑制されている。
【0072】
比較例として、図8には、自車両の、初速V1から目標車速V2までの加速を、ほぼ一定の目標加速度ATで行う例が示されている。この例では、自車両の車速Vnが初速V1から目標車速V2に到達するまでに長い時間がかかってしまう。
【0073】
別の比較例として、図9には、自車両の、初速V1から目標車速V2までの加速を、運転者による特別のリジューム操作を伴って行う例が示されている。リジューム操作が行われると、自車両が図8の比較例におけるより大きな目標加速度ATで加速させられるが、この目標加速度ATは、図8の比較例におけると同様に、時間と共に変化しない。そのため、加速初期においては、自車両の加速感が不足する傾向があり、また、高速域においては、自車両の加速感が過剰になる傾向がある。
【0074】
それら比較例に対し、本実施形態によれば、自車両の運転者が自ら自車両を操縦して加速させる場合の車速変化を再現するように自車両が自動的に加速させられるため、自車両の自動加速時に運転者が大きな違和感を抱かずに済む。
【0075】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0076】
第1実施形態においては、自車両の減速制御中に、自車両がそれまで追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱すると、自車両の走行状態に対する制御要求が減速要求から加速要求に転換される。そして、その加速要求に応じ、図3の加速制御プログラムが実行される。
【0077】
減速要求から加速要求への転換に際しては、自車両のブレーキ10(減速装置の一例である。)の作動によって自車両に減速力が発生している状態においてブレーキ10にそれの作動を終了させる信号が入力されると、応答遅れを伴って減速力が消滅する場合がある。このような応答遅れが存在するにもかかわらず、ブレーキ10の作動力の消滅を待つことなく自車両の加速装置(エンジンまたはトランスミッション)にそれの作動を開始させる信号が入力されると、ブレーキ10の作動力が消滅しないうちに加速装置が作動し始めることがあり得る。この場合には、ブレーキ10が加速装置の作動を邪魔することとなる。
【0078】
これに対して、本実施形態においては、自車両の走行状態に対する要求が減速要求から加速要求に転じた場合には、ブレーキ10の作動力が消滅するまで、加速制御の開始時期が遅延させられる。
【0079】
そして、図10には、車間距離制御中に自車両が減速状態から加速状態に遷移する状態を制御するための遷移制御プログラムの内容がフローチャートで概念的に表されている。
【0080】
この遷移制御プログラムにおいては、まず、S301において、車間距離情報に基づいて自車両の目標減速度GTが決定される。車間距離情報と目標減速度GTとの関係がマップ、テーブル等の形式で前記ROMに予め格納されており、その関係に従い、今回の車間距離情報に対応する目標減速度GTが今回の目標減速度GTとして決定される。目標減速度GTは、正で自車両を減速させることを意味し、一方、負で自車両を加速させることを意味する。
【0081】
ここに「車間距離情報」は、例えば、自車両に対する先行車両の相対速度Vrと、ある瞬間に先行車両が通過した位置と同じ位置をそのある瞬間から自車両が通過するまでに経過することが予想される時間である車間時間Tとの双方を含むように定義することが可能である。
【0082】
ここに「相対速度Vr」は、それの符号が正であれば、自車両が先行車両から離間して車間距離が増加する離間傾向があることを示し、一方、それの符号が負であれば、自車両が先行車両に接近して車間距離が減少する傾向があることを示す。
【0083】
換言すれば、相対速度Vrは、自車両の先行車両に対する現在の相対位置が前回の相対位置に対して、自車両が先行車両に接近する向きにずれているのか、先行車両から離間する向きにずれているのか、すなわち、自車両の先行車両に対する相対移動の向きを表すとともに、その程度を表す物理量の一例である。
【0084】
これに対して、「車間時間T」は、同じ車速のもとに車間時間Tが長い場合と短い場合とを互いに比較すると、車間時間Tが長いほど車間距離が長いことを意味する。適正車間距離は、一定値とするのではなくむしろ、車速に応じて決まる可変値とするのが望ましく、そうすると、適正車間距離が長いか短いかを判断するためにはいちいちそのときの車速を参照しなければならない。それに対し、車間時間Tを採用すれば、それ単独で、自車両が先行車両に追突しないようにするために自車両の運転者が払うべき注意の程度を表現することが可能となる。このように、車間時間Tは、運転者の感覚をより忠実に表現するパラメータなのである。
【0085】
換言すれば、車間時間Tは、自車両の先行車両に対する実際の相対位置が目標の相対位置に対して、自車両が先行車両に接近する向きにずれているのか、先行車両から離間する向きにずれているのか、すなわち、自車両の先行車両に対する相対位置の偏差(誤差)の向きを表すとともに、その程度を表す物理量の一例である。
【0086】
次に、S302において、車間距離制御中であるか否かが判定される。例えば、運転者により制御許可スイッチ70が車間距離制御を許可するために操作されたか否かが判定される。今回は、制御許可スイッチ70が操作されてはいないと仮定すれば、判定がNOとなり、S301に戻るが、今回は、制御許可スイッチ70が操作されたと仮定すれば、判定がYESとなり、S303に移行する。
【0087】
このS303においては、自車両を減速させるためにブレーキ制御が実行中であるか否かが判定される。今回は、ブレーキ制御が実行中ではないと仮定すれば、判定がNOとなり、S301に戻るが、今回は、ブレーキ制御が実行中であると仮定すれば、判定がYESとなり、S304に移行する。
【0088】
このS304においては、今回のブレーキ制御を終了させる要求が出されるのが待たれる。そのブレーキ制御終了要求が出されたならば、S305において、前記決定された目標減速度GTが負であるか否か、すなわち、その目標減速度GTが自車両を加速させることが必要であることを意味するのか否かが判定される。
【0089】
その目標減速度GTが負である場合には、それに応答してブレーキECU30が、ブレーキ10の作動を解除するためのブレーキ作動解除信号をブレーキ・アクチュエータ12に入力する。
【0090】
しかし、ブレーキECU30は、ブレーキ10の作動力の実際値を速やかに0に減少させることが理論的には可能であっても、そのような急な減少に起因したショックが自車両の乗員に発生することが回避すべく、実際には、ブレーキ10の作動力を緩やかに0に減少させるように設計される場合がある。この場合、ブレーキ10の作動力は、制限された勾配を有して時間と共に変化させられ、その結果、ブレーキ作動解除信号の入力に対してブレーキ10の作動力の応答が積極的に遅延させられることとなる。
【0091】
今回は、目標減速度GTが負ではないと仮定すると、S305の判定がNOとなり、S301に戻る。これに対し、今回は、目標減速度GTが負であると仮定すると、S305の判定がYESとなり、S306に移行する。
【0092】
このS306においては、自車両の加速開始時期を遅延させることが必要であるか否かが判定される。具体的には、例えば、そのときのブレーキ10の作動力(目標値または実際値)が0より大きい場合に、加速開始時期を遅延させることが必要であると判定され、または、上記ブレーキ作動解除信号の発生時期から、ブレーキ10の作動力の実際値が0に減少するまでに経過することが必要であると予想される時間が経過していない場合に、加速開始時期を遅延させることが必要であると判定される。
【0093】
今回は、自車両の加速開始時期を遅延させることが必要であると仮定すれば、S306の判定がYESとなり、S307において、目標減速度GTが強制的に0に変更させられる。その後、S308において、その変更させられた目標減速度GTがエンジンECU32に対して送信される。エンジンECU32は、負である目標減速度GTを受信した場合には、自車両を加速させるべく、例えば、スロットル開度を増加させるが、0ないしは正である目標減速度GTを受信した場合には、自車両を加速させるための処理を行わない。したがって、今回は、元の目標減速度GTが負であるにもかかわらず、自車両の加速が禁止される。その後、S306に戻る。
【0094】
これに対し、今回は、自車両の加速開始時期を遅延させることが必要ではないと仮定すれば、S306の判定がNOとなり、目標減速度GTが、元の値から0に強制的に変更されることなく、エンジンECU32に対して送信される。エンジンECU32は、負である目標減速度GTを受信すれば、自車両を加速させるべく、例えば、スロットル開度を増加させる。その後、S301に戻る。
【0095】
以上、本発明の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、前記[課題を解決するための手段および発明の効果]の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に従う車間距離制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるレーダ40により先行車両が検出される様子を概念的に説明するための平面図である。
【図3】図1における車間距離ECU50のコンピュータにより実行される加速制御プログラムの内容を概念的に表すフローチャートである。
【図4】第1実施形態における車速Vnと基本加速度ABASEとの関係を説明するためのグラフである。
【図5】第1実施形態における車速偏差ΔVと係数Aとの関係を説明するためのグラフである。
【図6】第1実施形態における加速制御時間TAの長さと係数Bとの関係を説明するためのグラフである。
【図7】図3の加速制御プログラムの実行による車速Vnおよび目標加速度ATの時間的推移を説明するためのグラフである。
【図8】車速Vnおよび目標加速度ATの時間的推移の一比較例を説明するためのグラフである。
【図9】車速Vnおよび目標加速度ATの時間的推移の別の比較例を説明するためのグラフである。
【図10】本発明の第2実施形態に従う車間距離制御装置における車間距離ECU50のコンピュータにより実行される遷移制御プログラムの内容を概念的に表すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ブレーキ
12 ブレーキ・アクチュエータ
30 ブレーキECU
40 レーダ
50 車間距離ECU

Claims (5)

  1. 自車両の走行を制御することにより自車両とそれの先行車両との車間距離を制御する車間距離制御装置であって、
    自車両に設けられて先行車両を検出するセンサと、
    そのセンサの出力信号に基づき、自車両が追尾していた先行車両が自車両と同じ車線から逸脱したことに応答して自車両を目標車速に向かって加速させるために、自車両の駆動系の制御によって自車両の加速制御を行うコントローラであって、その加速制御中における自車両の目標加速度を、自車両の実車速の目標車速からの偏差である車速偏差と、その加速制御の開始時からの経過時間である加速制御時間の長さとのうちの少なくとも一方に基づいて決定する目標加速度決定手段を含むコントローラとを含み、
    前記コントローラが、自車両が現に走行中の道路が一般道であるか否かを判定する判定手段を含み、
    前記目標加速度決定手段が、前記判定手段による判定結果に応じて前記目標加速度の決定方法を変更し、走行中の道路が一般道でないと判定された場合には、前記目標加速度を、前記加速制御時間の長さに基づき、加速制御期間の初期においては加速制御時間の経過につれて増加してやがて基本加速度を超えるように決定する一方、加速制御期間の後期においては加速制御時間の経過につれて減少してやがて基本加速度において飽和するように決定する、車間距離制御装置。
  2. 前記目標加速度決定手段が、前記目標加速度を、前記車速偏差に基づき、自車両の実車速が目標車速に近づくにつれて減少するように決定する、請求項1に記載の車間距離制御装置。
  3. 前記目標加速度決定手段が、前記判定手段により走行中の道路が一般道でないと判定された場合に、前記目標加速度を、基本加速度と係数Aと係数Bとの積によって決定するとともに、係数Aを、前記車速偏差に基づき、自車両の実車速が目標車速に近づくにつれて1から0に近づくように決定する一方、係数Bを、前記加速制御時間の長さに基づき、加速制御期間の初期においては加速制御時間の経過につれて0から増加してやがて1を超えるように決定する一方、加速制御期間の後期においては加速制御時間の経過につれて減少してやがて1において飽和するように決定し
    前記目標加速度決定手段が、前記判定手段により走行中の道路が一般道であると判定された場合に、前記目標加速度を、基本加速度と係数Aと係数Bとの積によって決定するとともに、係数Aを、前記車速偏差に基づき、自車両の実車速が目標車速に近づくにつれて1から0に近づくように決定する一方、係数Bを1に決定する、請求項1に記載の車間距離制御装置。
  4. 前記目標加速度決定手段が、前記基本加速度を、自車両の実車速が増加するにつれて、上に凸のグラフで表される特性を有して変化するように決定する、請求項1または3に記載の車間距離制御装置。
  5. 前記目標加速度決定手段が、前記判定手段により走行中の道路が一般道でないと判定された場合には、前記加速制御時間に依存して前記目標加速度を決定し、前記判定手段により走行中の道路が一般道であると判定された場合には、前記加速制御時間に依存せずに前記目標加速度を決定する、請求項1に記載の車間距離制御装置。
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