JP3988049B2 - 衝突音の緩和及び消去機構 - Google Patents
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Description
台板101は溝形鋼形である。台板101は窓の下枠に固定されている。溝形鋼形のアーム102は根本が台板101の溝内に嵌まり込み、台板101にピン103でもって回転自在に取り付けられている。アーム102の先端には合成樹脂材の当り部材104が嵌着でもって固定されている。ピン103に挿入されたねじりコイルばね106の一端106aは台板101のウエブの一部であるばね受部101aに当接し、他端106bはアーム102のウエブ102aの内側に当接している。ねじりコイルばね106のばね力でアーム106は時計回りに付勢されている。アーム102の根本はウエブ102aの延長部(図示されない)が台板101のウエブの一部に当接し回動限度位置を定められている。
窓枠1に固定される台座4は本例では下枠1aの室内側の上部に固定されている。ただし、機構Aは竪枠、上枠に取り付けてもよい。ただし、窓形式により機構Aの取付個所は制約を受ける。台座4は下枠1aの窓台1a−1上にライナー10を介して置かれる。そして、台座4、ライナー10及び窓台1a−1の穴を挿通する小ねじ13,17を、窓台1a−1の下の条溝1a―2に脱出しないように挿入されている裏板14にねじ込み固定されている。小ねじ17の頭は上方へ突出し後述するばね受けとなっている。台座4は一部を除いて見込方向の垂直面で切った断面は溝形である。台座4の溝が外部へ向って開いた状態で台座4は下枠1aに取り付けてある。台座4の上下のフランジには垂直方向の小ねじ15が貫通し、小ねじ15にナット16をねじ込み固定されている。小ねじ15の頭はライナー10の穴に収容された形である。
台座4に根本が枢着され斜めに外方へ突出した第二アーム5について説明する。
第二アーム5の先端に根本が枢着され折り返して斜めに外方へ突出した第一アーム7について説明する。
第一アーム7の先端に設けられ障子2の閉鎖時に障子が当る当り部6について説明する。
第二アーム5と台座4との間に設けられ第二アーム5を窓の見込方向外方へ付勢する第二ばねについて説明する。
第一アーム7と第二アーム5の間に設けられ第一アームを窓の見込方向外方へ付勢する第一ばねについて説明する。
第二アーム5の外方への回動を制限する第二の回動制限手段11について説明する。
第一アーム7の外方への回動を制限する第一回動制限手段12について説明する。
第二アーム5の中間にはフランジにわたすようにしてピン23が固定してある。第一アーム7が外部側より室内側へ向って回動すると第一アーム7の縁7aがピン23に当り第一アーム7はそれ以上第二アーム5に接近できないようになっている。縁7aがピン23に当った状態ではローラである当り部6は第二アーム5に当っていない。従って、当り部6は常に回転でき当り部6と障子2の下框2a間の当接力が強くなった状態においても、当り部6は回転可能である。ただし、ピン23を設けなくすることもできる。ピン23がない場合、第一アーム7が第二アーム5に接近すると、当り部6は第二アーム5に外周が当るので当り部6は回転できなくなる。これによって、当り部6が第二アーム5に当った後は当り部6と障子2は摺動しなければならないので障子2に加わる制動力は大きくなる。
(自然風力換気窓の建物への適用例)
図5は図1の側断面図である。既にのべたように障子2の上框2bの室内側には均合錘26が設けてある。そして、無風又は正圧の微風の際は障子2は枢軸3を中心として障子2の上下の重力による回転モーメントは均合を保って図5に示すように障子2の下側は外部側に開き、障子2の上側は室内側へ移動した状態となる。この窓が建物の風下側にあると障子2に加わる負圧は大きくなる。そこで、障子2の開放限度位置を規定するストッパ(図示されない)が窓枠1に設けられ、障子2を当てることによって開度を制限している。
図6から図10を用いて本実施例の作用を説明する。
特に強風が続く場合は窓は閉めておきたい。そのような窓開閉装置で強風時は窓を閉め、強風が吹かない無風又は微風のときのような自然風力の際に窓を開いておきたい。このような窓開閉装置は種々あるが自然風力換気窓に適するものに例えば特願2003−155866で公報で開示されている窓開閉装置Bがある。この窓開閉装置Bは図13、図14に示すように、窓枠1の下枠1a上に取付部材36を介して設けた垂直方向の円筒形の支軸31に回動腕32が水平面上を回転するように回動腕32の根本が取り付けてある。回動腕32の先端と一端がボール継手33で結合された捩動腕34の他端はボール継手35で障子2の下框2aに取付部材42を介して取り付けられている。従って、障子2は枢軸3を中心に自在に揺動可能であり、且つ、障子2と窓枠1の下端は障子2の下端の揺動が邪たげられないように結合されているものである。
第一ねじりコイルばね、第二ねじりコイルばねのばね力は
(1)上記実施例でのべたように第一アームが第二アームに設けたストッパに当るまで回動しないうちに第二アームが回転を始め、第一アームが第二アームに対して回転し乍、第二アームが下枠に向って回転し、第一アームが第二アームに設けたストッパに当った後は第一アーム、第二アームは相対位置を変えずに一体的に回動するように、第一ねじりコイルばね、第二ねじりコイルばねのばね力を選定する。
(2)第一アームが第二アームに設けたストッパに当るまで回動した後に、第一アーム、第二アームは相対位置を変えずに一体的に回動するように、第一ねじりコイルばね、第二ねじりコイルばねのばね力を選定する。
この場合において第一アームが第二アームに設けたストッパに当った際に仮にこのストッパがなくても第一ねじりコイルばねのねじられた抵抗で第二アームを回転するように第一ねじりコイルばね第二ねじりコイルばねを選定する。
第一アーム、第二アームの長さは
(1)第一アームが第二アームよりも短い。実施例は第一アームの長さ(小ねじ18の中心とピン21の中心間距離)25ミリメートル、第二アームの長さ(小ねじ15の中心と小ねじ18の中心間距離)40ミリメートルとした。第一アームを第二アームよりも短くしたために、第一アーム、第二アームが同一平面上にあっても、図2に二点鎖線で示すように、当り部6が台座4をかわして室内側へ回動し、第二アームを室内側へ回せるので第二アームの全回転角を大きくとれ、障子閉鎖時の衝撃を緩衝するために、第二ねじりコイルばねをねじる回転角を大きくすることができ、障子の閉まる際の衝突音の緩和及び消去に対して有効である。
(2)第一アーム、第二アームをほぼ同長にとる。この場合第一アーム、第二アームは小ねじ18位置での結合が軸方向にタンデムに重ねる形状となる。このようにすると、障子2が当り部に当って後閉まるまでの下框2aの変位を一定とすると前記(1)の場合よりも第二アームの長さが短くなるので機構Aの下框2aに沿う方向の長さを小さくできる。
(3)第一アームを第二アームよりも長くする。この場合も、第一アームと第二アームとは小ねじ18の部分で軸方向にタンデムに重ねることになる。
上述のような作用のため、本例のようにすると障子2は最初ばね力の抵抗に抗して押し込まれ、障子2の風力と慣性力を吸収するが途中からは静摩擦抵抗によって障子2の閉まるエネルギーが吸収される。
2…障子 2a…下框 2b…上框
3…枢軸
4…台座
5…第二アーム 5a…ばね受
6…当り部 6a…溝車 6b…転動輪
7…第一アーム 7a…縁 7b…縁
8…第二コイルばね 8a…一端 8b…他端
9…第一ねじりコイルばね 9a…一端 9b他端
10…ライナー
11…第二回動制限手段 11a…当接部 11b…当接部
12…第一回動制限手段 12a…ピン
13…小ねじ
14…裏板
15…小ねじ
16…ナット
17…小ねじ
18…小ねじ
19…ナット
21…ピン
23…ピン
26…均合錘
27…パッキン
30…アーム
31…支軸
32…回動腕 32a…作用面
33…ボール継手
34…捩動腕
35…ボール継手
36…取付部材
37…ガイド溝
38…往復部材
39…駆動ピン
41…ロックピン
42…取付部材 42a…溝
43…ギアボックス
44…二段ギア 44a…駆動ギア 44b…小ギア
45…パイプ
46…ギアードケーブル
47…パイプ
48…ギアードケーブル
49…往復操作手段
50…建物 50a…対向壁 50b…対向壁
51…矢印
52…矢印
53…矢印
54…発熱体
101…台板 101a…ばね受部
102…アーム 102a…ウエブ
103…ピン
104…当り部材
106…ねじりコイルばね 106a…一端 106b…他端
A…衝突音の緩和及び消去機構
B…窓開閉装置
α…角
S…ストローク
L…アームの長さ
Claims (3)
- 風力の消長により開閉する自然風力換気窓の風力による障子閉鎖時に発生する衝突音の緩和及び消去機構において、
窓枠に固定される台座と、
台座に根本が枢着され斜めに外方へ突出した第二アームと、
第二アームの先端に根本が枢着され折り返して斜めに外方へ突出した第一アームと、
第一アームの先端に設けられ障子閉鎖時に障子が当る当り部と、
第二アームと台座の間に設けられ第二アームを窓の見込方向外方へ付勢する第二ばねと、
第一アームと第二アームの間に設けられ第一アームを窓の見込方向外方へ付勢する第一ばねと、
第二アームの外方への回動を制限する第二回動制限手段と、
第一アームの外方への回動を制限する第一回動制限手段と、
を有することを特徴とする衝突音の緩和及び消去機構。 - 障子が当り部に当った際に先ず第一アームが室内側へ回動し、次に第二アームが室内側ヘ回動し始めるように第一、第二ばねのばね力を設定したことを特徴とする請求項1に記載の衝突音の緩和及び消去機構。
- 当り部が回転自在なローラであって、第一アームが第二アームに対して接近する際に前記ローラが第二アームに当らないように第一アームの第二アームに対する接近を制限するアーム間接近制限手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の衝突音の緩和及び消去機構。
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