JP3986767B2 - スタティックram及び半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は絶縁基板状に形成された薄膜状の活性層(活性化領域、チャネル領域ともいう)を有する絶縁ゲイト型半導体装置、例えば薄膜トランジスタ(TFT)に関する。本発明の応用される分野としては、半導体集積回路、液晶表示装置、光学読み取り装置等である。
【0002】
【従来の技術】
最近、絶縁基板上に、薄膜状の活性層を有する絶縁ゲイト型の半導体装置の研究がなされている。特に、薄膜状の絶縁ゲイトトランジスタ、いわゆる薄膜トランジスタ(TFT)が熱心に研究されている。これらは、液晶等の表示装置において、マトリクス構造を有するものの各画素の制御用に利用することが目的であり、利用する半導体の材料・結晶状態によって、アモルファスシリコンTFTや多結晶シリコンTFTというように区別されている。もっとも、最近では多結晶シリコンとアモルファスの中間的な状態を呈する材料も利用する研究がなされている。これは、セミアモルファスといわれ、アモルファス状の組織に小さな結晶が浮かんだ状態であると考えられている。
【0003】
また、単結晶シリコン集積回路においても、いわゆるSOI技術として多結晶シリコンTFTが用いられており、これは例えば高集積度SRAMにおいて、負荷トランジスタとして使用される。但し、この場合には、アモルファスシリコンTFTはほとんど使用されない。
【0004】
一般にアモルファス状態の半導体の電界移動度は小さく、したがって、高速動作が要求されるTFTには利用できない。また、アモルファスシリコンでは、P型の電界移動度は著しく小さいので、Pチャネル型のTFT(PMOSのTFT)を作製することができず、したがって、Nチャネル型TFT(NMOSのTFT)と組み合わせて、相補型のMOS回路(CMOS)を形成することができない。
【0005】
しかしながら、アモルファス半導体によって形成したTFTはOFF電流が小さいという特徴を持つ。そこで、液晶のアクティブマトリクスのトランジスタのように、それほどの高速動作が要求されず、一方の導電型だけで十分であり、かつ、電荷保持能力の高いTFTが必要とされる用途に利用されている。
【0006】
一方、多結晶半導体は、アモルファス半導体よりも電界移動度が大きく、したがって、高速動作が可能である。例えば、レーザーアニールによって再結晶化させたシリコン膜を用いたTFTでは、電界移動度として300cm2 /Vsもの値が得られている。通常の単結晶シリコン基板上に形成されたMOSトランジスタの電界移動度が500cm2 /Vs程度であることからすると、極めて大きな値であり、単結晶シリコン上のMOS回路が基板と配線間の寄生容量によって、動作速度が制限されるのに対して、絶縁基板上であるのでそのような制約は何ら無く、著しい高速動作が期待されている。
【0007】
また、多結晶シリコンでは、NTFTだけでなく、PTFTも同様に得られるのでCMOS回路を形成することが可能で、例えば、アクティブマトリクス方式の液晶表示装置においては、アクティブマトリクス部分のみならず、周辺回路(ドライバー等)をもCMOSの多結晶TFTで構成する、いわゆるモノリシック構造を有するものが知られている。前述のSRAMに使用されるTFTもこの点に注目したものであり、PMOSをTFTで構成し、これを負荷トランジスタとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般に多結晶TFTはアモルファスTFTに比べて、電界移動度が大きな分だけ、リーク電流が大きく、アクティブマトリクスの画素の電荷を保持する能力には劣っていた。例えば、液晶表示素子に用いる場合には、従来は画素の大きさが数100μm角で、画素容量が大きかったために特に問題となることはなかったが、最近では、高精細化とともに画素の微細化が進み、画素容量が小さくなり、安定なスタティック表示をおこなうのに不十分となっている。
【0009】
このような多結晶TFTのリーク電流の問題に対しては、いくつかの解決法が提案されている。その一つは、活性層を薄くする方法である。こうすることによって、OFF電流が小さくなることが報告されている。例えば、活性層の厚さを25nmとすることによって、OFF電流が10-13 A以下にできることが知られている。しかしながら、薄い半導体膜を結晶化させることは非常に難しく、容易に結晶化しないことが知られている。
【0010】
また、活性層を薄くすることはソース/ドレイン領域も薄くすることにつながる。すなわち、通常の作製方法ではソース/ドレインも活性層も同時に作製された半導体膜から形成され、同じ厚さを有するからである。このことはソース/ドレイン領域の抵抗が大きくなることにつながる。
【0011】
そのためには、ソース/ドレイン領域の大部分を厚くなるように別に形成する方法が採用されるが、そのことはマスクプロセスを余分に追加することであり、歩留りの点から好ましくない。
【0012】
また、本発明人等の知見によると、活性層が50nm以下のTFTでは、MOSしきい値電圧が大きくシフトし、特にNMOSの場合には顕著であるが、しきい値は0Vないし、負の値となる。このようなTFTでCMOSを作製すると動作が不安定となる。
【0013】
一方、活性層を厚くするとリーク電流が大きくなるが、その大きさは活性層の厚さに比例するものでなく、したがって、何らかの要因によってリーク電流が非線型的に大きくなるものと考えられる。本発明人等の研究の結果、活性層の厚いTFTのリーク電流の大部分は、活性層の基板側の部分を経由してバイパス的に流れることが明らかにされた。このようなリーク電流の原因としては2つのことが考えられる。1つは、基板と活性層の間の界面準位に固定化された電荷によるものであり、もう一つは、基板側からナトリウム等の可動イオンが活性層に侵入し、基板側の部分を導通化するためである。後者はプロセスの清浄度を高めることによって克服される。
【0014】
前者に関しては、いかに基板と活性層間の界面を清浄にしても解決できなかった。例えば、基板に直接、活性層を積層することは界面準位を上げることとなるので、ゲイト酸化膜と同じ程度に良質な酸化膜(例えば、シリコンの熱酸化膜)を下地にして、その上に活性層を形成してもリーク電流を解決することはできなかった。すなわち、固定電荷は容易に除去できないことが判明した。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明人は、このような困難を解決するために、基板と活性層の間に、別のゲイト電極(裏面ゲイト電極という)を形成し、このゲイト電極の電位を適切な値に保つことによって、上記のような固定電荷の効果を打ち消すことができることを発見した。本発明の構成の典型的な例は図1および図2に示される。
【0016】
図1は、本発明の概念を示すもので、Aが通常のゲイト電極であり、Bが裏面ゲイト電極である。このような裏面ゲイト電極は図1(A)のように、ソース、ドレインの全面に重なっていてもよいが、この場合にはソース、ドレインと、裏面ゲイト電極の間の寄生容量が大きくなるので、高速動作等が要求される場合には、図1(B)のようにソース、もしくはドレインの一方、あるいは両方と重ならないような構成としてもよい。重要なことはこのような裏面ゲイト電極は、少なくとも活性層の一部に重なっていることであり、効果を確実にするためには可能な限り活性層を横断していることである。
【0017】
例えば、従来のNMOSにおいて、ソースとゲイトの電位を0、ドレインの電位を10Vとした場合には、理想的にはドレイン電流は0であるが、基板側の固定電荷によって、活性層が弱い反転状態にあるため、熱的な励起によってドレイン電流が流れる。その様子が図4に示されている。すなわち、従来のTFTでは、基板側の固定電荷によって図に示すような弱反転領域が形成されていた。これは、ゲイト電極にどのような電圧が印加されていてもほとんど変わらず存在するため、リーク電流の源となった。ただし、活性層の厚さが著しく薄い場合には、ゲイト電極の影響が基板側にもおよび、ゲイトの電位によってこの弱反転領域は消滅する。これまで、特に理由がわからないまま、活性層を薄くすることによってリーク電流が低減できることが報告されたものはこのような理由によるものであると考えられる。しかしながら、このモデルからは、容易にしきい値電圧がシフトすることが示され、本質的な解決方法でないことも明らかとなった。
【0018】
本発明は、上記のような裏面ゲイト電極を設け、裏面ゲイト電極を0もしくは負の値にすることによって、固定電荷の効果を除去しようとするのである。図2には、本発明の例を示した。この場合には、いずれも裏面ゲイト電極は、絶縁膜の一部にコンタクトホールを設けて、ソース領域に接続され、常にソースと同じ電位となるようにされている。図2(A)では、裏面ゲイト電極9をソース領域6、ドレイン領域5と全く同じように重ねて構成したものである。この場合には、工程が比較的単純で、ゲイト電極のある部分に段差が生じないため歩留りがよい。
【0019】
このような構造の素子を形成しようとすれば以下のようにおこなえばよい。すなわち、基板上に裏面ゲイト電極となる被膜と絶縁膜8を形成し、これにコンタクトホール10を形成して、さらに半導体層を形成し、これをまとめてパターニングする。そして、ゲイト絶縁膜4とゲイト電極1を形成してセルフアライン的にドレイン領域5とソース領域6を形成し、不純物ドープのされない部分は活性層7となる。最後にドレイン電極2、ソース電極3を形成すればよい。以上の工程で使用されるマスクは4枚(ソース電極とドレイン電極を同時に形成しない場合は5枚)である。
【0020】
一方、図2(B)には裏面ゲイト電極19とドレイン領域15が重ならないようにしたもので、裏面ゲイト電極の段差によってゲイト電極11に段差の影響が出る。そのためゲイト電極の剥離が生じるおそれがある。また、工程も図2(A)に比べて増加する。すなわち、最初に裏面ゲイト電極19をパターニングし、ついで、絶縁膜18を形成して、コンタクトホールを設ける。そして、半導体層を形成し、これをパターニングしてからゲイト電極11をパターニングし、ソース領域14、ドレイン15、活性化領域17をセルフアライン的に形成して、ソース電極13とドレイン電極12を形成する。以上の工程で使用されるマスクは5枚ないし6枚である。寄生容量を減らし、プロセスの簡略化のためには裏面ゲイト電極も、ソース領域、ドレイン領域とセルフアライン的に形成されることが理想である。
【0021】
なお、裏面ゲイト電極9、19の材料はその後のプロセスに留意して決定されなければならない。例えば、熱酸化法によってゲイト絶縁膜を形成する場合にはそれだけの高温に耐える材料で形成されなければならないし、裏面ゲイト材料から、活性層への異性有害元素の拡散は避けなければならない。例えば、活性層がシリコンで形成され、ゲイト絶縁膜膜がシリコンの熱酸化膜であれば、通常、最高プロセス温度は1000℃を越えるので、裏面ゲイト電極の材料としてはドープドポリシリコンが望ましい。
【0022】
また、最高プロセス温度が600℃程度の低温プロセスでは、ドープドシリコンでもよいが、より低抵抗な材料を利用するとしたらクロムやタンタル、タングステンが好ましい。もちろんこれら以外の材料を使用することも実施する者の設計事項として取り扱われるべきものである。
【0023】
このような構造を有するTFTの動作を図3にまとめた。ここではNMOSの例を示したが、PMOSの場合には不等号の向きを逆にすればよい。最初にゲイトの電位VG がソース電位VS もしくはドレイン電位VD のいずれか低い方に等しい場合を考える。この場合には、図4に示されるようにソースとドレインが対称ではないので、ドレインの電位VD の高低によって状況が異なる。もし、VS <VD ならば、図3(A)のようにゲイト電極と裏面ゲイト電極とソースが同じ電位であり、これらの領域からは、電子が掃き出されて、空乏領域もしくは蓄積領域が形成される。逆に、もし、VD <VS であれば、図3(B)のようにゲイト電極側は空乏領域であるが、裏面ゲイト電極側は反転領域が形成され、ドレイン電流が流れる。以上の議論は非常に荒っぽいもので、厳密にはしきい値電圧を考慮しなければならないが、本発明の概要は理解できる。
【0024】
VD >VS の条件ではVG <VS では、空乏領域が活性層の全域に拡がるが(図3(C))、VG >VS では、ゲイト電極側に反転領域が形成される(図3(D))。また、VD <VS の条件ではVG <VD では、裏面ゲイト側に反転領域が形成されて、ドレイン電流が流れ(図3(E))、VG >VD では、両側に反転領域が形成される(図3(F))。
【0025】
VD がVS に等しいか、同程度の場合には状況は複雑である。すなわち、この場合にはソースからドレインへ(もしくはドレインからソースへ)流れる電気力線がないので、裏面ゲイト側の固定電荷の影響によって、弱反転領域が形成され、従来のTFTで見られたようなリーク電流が生じる(図3(G)および(H))。
【0026】
裏面ゲイト電極は、実用的にはソースもしくはドレインと同電位に保たれると都合がよいが、もし、それが無理な場合には他の電源電位と同じに保たれるとよい。また、ソースもしくはドレインと同電位に保たれる場合にあっても、この電位は変動しないものであれば、素子の動作特性に与える影響が少ない。
【0027】
例えば、オフ状態でのリークを少なくして、ON/OFFをTFTにおこなわせる場合には、図3(A)もしくは(C)(OFF状態)と図3(D)、(F)もしくは(H)(ON状態)とが実現するように、電位を定めればよい。また、この素子を用いて、CMOSインバータ回路も構成できる。
【0028】
固定電荷は主としてNMOSで問題となるので、PMOSは従来と同じように作製し、NMOSのみを本発明を用いて作製してもよいが、電荷が負の場合にはPMOSでも問題となるので、両方を用いてもよい。
【0029】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例では、本発明を利用した高温プロセスによる結晶化シリコンTFTの作製方法について記述する。本実施例では、ゲイト電極も裏面ゲイト電極もドープドポリシリコンによって構成した。作製技術は既に公知となっている各種半導体集積回路プロセス技術と同じであるので、詳細は述べない。
【0030】
石英基板21上にリンが1019〜5×1020cm-3、例えば8×1019cm-3ドープされた多結晶シリコン膜を減圧CVD法によって厚さ100〜500nm、例えば200nmだけ形成し、これを1000℃の酸素雰囲気中で熱酸化し、シリコン皮膜22と酸化珪素膜23を形成した。酸化珪素の厚さは50〜200nm、例えば70nmとした。不純物のドーピングされていないシリコン膜を形成し、これに不純物をドープしてから熱酸化しても、あるいは熱酸化してから不純物をドープしてもよい。
【0031】
その後、不純物のドープされていないアモルファスシリコン膜24を厚さ100〜1000nm、例えば300nm堆積した。堆積時の基板温度は450〜550℃、例えば480℃とした。また、原料ガスとしてはモノシランやポリシラン(ジシラン、トリシラン)が使用できたが、ジシランはトリシラン以上のポリシランよりも安定で、かつ、モノシランよりも良好な皮膜が形成できた。そして、600℃で12時間かけてゆっくりと結晶を成長させた。ここまでの様子を図5(A)に示す。
【0032】
次いで、パターニングをおこなって、島状の半導体領域(シリコンアイランド)を形成し、酸素雰囲気中での熱酸化することによって、その表面にゲイト絶縁膜となる酸化珪素膜25を厚さ50〜500nm、例えば150nm形成した。ここまでの様子を図5(B)に示す。
【0033】
さらに、減圧CVD法によってリンのドープされた多結晶シリコン膜を厚さ300〜1000nm、例えば500nm形成し、これをパターニングしてゲイト電極26とした。さらに、このゲイト電極をマスクとしてセルフアライン的にイオン注入をおこない、1000℃でアニールして、ソース領域28とドレイン領域27を形成した。そして、TEOSのプラズマCVD法によって層間絶縁物29を形成し、これにコンタクトホールを設けてドレイン電極30を形成した。ここまでの様子を図5(C)に示す。
【0034】
その後、ソース電極を形成したが、このプロセスは特殊であるので詳述する。まず、ドレイン電極形成後、さらに層間絶縁物31を形成した。そして、フォトレジスト32をスピンコーティング法によって形成し、ソース電極のコンタクトホールを形成するために孔33を設けた。
【0035】
次に、等方的なエッチング方法、例えば等方性ドライエッチング法やウェットエッチング法によって層間絶縁物層とゲイト絶縁膜(いずれも酸化珪素)をエッチングした。このときには酸化珪素膜のみが選択的にエッチングされることが望まれる。例えば、薄いフッ化水素酸をエッチャントとして用いるとよい。そして、エッチングの時間を長めに取ると、エッチングはコンタクトホールの側面にまで及び、孔33より広いコンタクトホール34が形成された。ここまでの様子は図5(D)に示される。
【0036】
そして、今度はRIE(反応性イオンエッチング法)等の異方性エッチング法によってエッチングをおこない、孔33にほぼ忠実にソース領域28をエッチングし、コンタクトホール35を形成した。ここまでの様子は図5(E)に示される。その後、ソース領域と裏面ゲイト電極の間に存在する薄い酸化珪素膜も除去した。
【0037】
フォトレジストを除去したのち、ソースに金属配線材料によってソース電極36を形成した。すなわち、先の2段階のエッチングによって、コンタクトホールはソース領域と裏面ゲイト電極の双方に十分なコンタクトが形成される。この様子を図5(F)に示す。以上で、TFTが完成した。
【0038】
このようにして形成したNMOSとPMOSのTFTを図6(A)のように組み合わせてCMOSインバータ回路を構成した。この回路の回路図は図6(B)に示される。このインバータ回路では裏面ゲイト電極は常にソースの電位(PMOSの場合はVH 、NMOSの場合はVL )に保たれる。すなわち、スタティックな状態においては、VinがVH (したがって、Vout がVL )であれば、NMOSは図3(H)の状態に、PMOSは図3(A)の状態になる。逆にVinがVL (したがって、Vout がVH )であれば、NMOSは図3(A)の状態に、PMOSは図3(H)の状態になり、基板側のリーク電流は極めて抑制される。
【0039】
このように裏面ゲイト電極がソースと同じ電位に保たれるだけでリーク電流を減らせるのは以下のように説明される。
すなわち、NMOSにおいて、図6(C)に示すように、ドレイン61がソース63に比べて電位が高い状態を考える。もし、裏面ゲイト電極がなかったり、あっても裏面ゲイト電極64が浮遊状態にあれば、ドレインからソースへの電気力線は図6(C)に示すように、活性層領域62を真っ直ぐに横断する。
【0040】
しかし、裏面ゲイト電極がソースと同じ電位に保たれていれば、本来は真っ直ぐにソースに向かう電気力線の一部が裏面ゲイト電極に引き寄せられ、電気力線は図6(D)に示すように曲げられる。
【0041】
実際には、活性層領域と絶縁膜の界面には固定電荷が存在するので事態は複雑である。すなわち、裏面ゲイト電極がなかったり、あるいは浮遊状態であれば、固定電荷(この場合は正)によって、電気力線は影響を受け、図6(E)に示すように、絶縁膜(あるいは裏面ゲイト電極)側から活性層へ向かう成分を有する電気力線が生じる。このような電気力線の意味していることは、活性層内部に比べて絶縁膜(あるいは裏面ゲイト電極)の方が電位が高いということであるので、この電位に電子が引き寄せられて、絶縁膜界面付近に弱い反転領域が形成される。この弱反転領域は、ドレインからソースまで連続的に発生するのでリーク電流の原因となる。
【0042】
一方、裏面ゲイト電極がソースと同じ電位に保たれている場合には、活性層と絶縁膜(あるいは裏面ゲイト電極)の間に固定電荷が存在していても、ドレインから出た電気力線は裏面電極に向かう成分を有しているので相互に打ち消し合い、図6(F)に示すように、裏面電極から活性層表面に向かう成分を有する電気力線はほとんど生じない。また、一部にはそのような成分を有する電気力線が生じても、ソースからドレインにかけて全面的に生じるわけではないのでリークは極めて起こりにくい。
【0043】
このように、裏面ゲイト電極をソースの電位に保つことによって、リーク電流を著しく削減することができた。例えば、CMOS回路を構成した場合には、スタテッィク状態での維持電流は、平均的にはNMOSとPMOSのリーク電流の和程度であるが、従来のTFTでは、ドレイン電圧を5Vとした場合に、1pA程度の電流が流れた。例えば、1MビットのスタテッィクRAMには約200万のCMOSインバータ回路が存在するが、記憶を保持するために2μA程度の電流が絶えず流れていた。
【0044】
しかしながら、本発明によって特にNMOSのリーク電流が著しく低下したことにより、1つのCMOSインバータの維持電流は0.01〜0.1pA以下にまで減少した。したがって、1MビットSRAMの保持電流は0.02〜0.2μAにまで削減できた。
【0045】
本発明では、従来のCMOSインバータ回路において設計事項として盛り込まれていたゲイト電極とチャネルとの容量C1 に加えて、裏面ゲイト電極を介したドレインとソースの寄生容量C2 、C3 が存在することに注意しなければならない。この寄生容量は負荷として働き、インバータの動作時に信号伝達速度を低下させ、消費電力を増やすこととなる。簡単な計算では、信号遅延時間はC2 とC3 の和に比例し、消費電力はその和の4乗に比例する。
【0046】
したがって、出来る限りこれらの寄生容量を削減することが望まれる。実際には、固定電荷はほとんど正の電荷であるので、MOSに対しては影響はでない。したがって、PMOSは従来と同じ構造とし、NMOPSだけに裏面ゲイト電極を設けて本発明を適用することは有効である。単純に考えれば寄生容量を半減することができ、寄生容量による電力のロスを16分の1にできる。
【0047】
〔実施例2〕本実施例では、本発明を利用した高温プロセスによる結晶化シリコンTFTの作製方法について記述する。本実施例では、ゲイト電極も裏面ゲイト電極もドープドポリシリコンによって構成した。作製技術は既に公知となっている各種半導体集積回路プロセス技術と同じであるので、詳細は述べない。
【0048】
石英基板71上に実施例1と同じ条件で燐のドープされた多結晶シリコン膜を形成し、これをパターニングして裏面ゲイト電極72とした。そして、1000℃の酸素雰囲気中で熱酸化し、酸化珪素膜73を形成した。その後、実施例1と同じ条件で不純物のドープされていないアモルファスシリコン膜74を堆積し、熱アニールによって結晶を成長させた。ここまでの様子を図7(A)に示す。
【0049】
次いで、パターニングをおこなって、島状の半導体領域(シリコンアイランド)を形成し、実施例1と同様に熱酸化膜75を形成した。さらに、ドープドシリコンによってNMOS用のゲイト電極77とPMOS用のゲイト電極76を形成し、セルフアライン的にN型不純物イオンを注入して、不純物領域78を形成した。この際には、裏面ゲイト電極にもN型不純物(例えばリンや砒素)が注入されるが、裏面ゲイト電極自体がN型であったので問題はなかった。ここまでの様子を図7(B)に示す。
【0050】
そして、今度は図の右側のTFTの部分をフォトレジスト等で覆って、P型不純物イオン(ボロン等)を注入した。以上の工程によって、PMOSのソース79、ドレイン80、NMOSのソース82、ドレイン81が形成された。その後、層間絶縁物83を形成した。ここまでの様子を図7(C)に示す。
【0051】
その後、フォトレジスト84を全面に形成し、コンタクトホールを設ける部分に孔85〜87を形成した。そして、実施例1と同様な手法で等方性エッチングによって層間絶縁物層とゲイト酸化膜(いずれも酸化珪素)にコンタクトホール88〜90を設けた。いずれの場合も、レジストに形成された孔よりもコンタクトホールは拡がった。さらに、異方性エッチングによって、孔85〜87通りにシリコン層をエッチングし、コンタクトホール90の部分に関してはその下の薄い酸化珪素膜もエッチングした。ここまでの様子を図7(D)に示す。
【0052】
最後に金属材料によって、電極91〜93を形成した。この様子を図7(E)に示す。電極91を高電位に、電極93を低電位に、また、電極92を出力端子としてインバータが形成された。このような工程によるインバータは、実施例1の場合に比べて、PMOSのリークが多いことが懸念されるが、一般的には、本発明によってNMOSのリーク電流が1〜2桁減少するのに対して、PMOSのリーク電流は1桁弱程度の改善しか見られず、結果的に、NMOSのみに本発明を実施しても、NMOSとPMOSのリーク電流の差が縮まるということによって、CMOSインバータ回路としての特性の劣化は特には観測されなかった。
【0053】
さらに、CMOSインバータにおいては、高電圧入力状態(NMOSがON、PMOSがOFF)では、リーク電流はPMOSのリーク電流によって決定され、また、低電圧入力状態(NMOSがOFF、PMOSがON)では、リーク電流はNMOSのリーク電流によって決定された。そして、従来のTFTにおいてはNMOSのリーク電流がPMOSの100倍以上であったので、これをSRAM回路にした場合には、1つの記憶セルにおいては、いずれかのインバータが低電圧入力状態(NMOSがOFF、PMOSがON)となっているので、結局、SRAM回路のリーク電流はNMOSのリーク電流に支配されていた。
【0054】
したがって、実質的には本実施例のように、NMOSのみに裏面ゲイト電極を設けてNMOSのリーク電流を1〜2桁減少させるだけでも十分であった。仮にNMOSとPMOSの双方に裏面ゲイト電極を設けた場合でも、リーク電流の多くの部分はNMOSによるものであるからである。むしろ、裏面ゲイト電極とドレインとの寄生容量によるデメリットを考慮すればPMOSには裏面ゲイト電極を設けないことは賢明である。
【0055】
【発明の効果】
本発明によってリーク電流の少ない優れた特性を有するTFTを作製できた。また、すでに示したように、このTFTを組み合わせてCMOSインバータの特性を向上することができた。TFTは液晶ディスプレーやイメージセンサーにとどまらず、高速論理回路や高速メモリー(具体的には、上記実施の形態で説明したSRAM回路)にも応用できる。
【0056】
本発明はこれらの装置に応用することができ、しかも、これらの装置の信頼性や消費電力等の諸特性を向上させる上で有効である。実施例では、主として高温プロセスを取り上げて、これに応用する方法を示したが、低温プロセスにおいても何ら問題なく適用できることは明らかであろう。なお、低温プロセスを採用する場合には、本発明人等の発明である特願平4−38637、同4−54322等に示されるような陽極酸化プロセスを利用してもよい。
【0057】
また、TFTは従来の単結晶集積回路においても使用されるが、本発明を利用することによって、従来の補助的な目的ではなく、通常のMOSトランジスタの代わりとして使用し、より一層回路の特性を高めることができることも明らかであろう。このように本発明は産業的な価値の大きな発明である。
【0058】
特に、前述したように、SRAM回路にあっては、リーク電流の多くの部分を占めるNMOSに本発明のTFTを適用することで、NMOSのリーク電流を著しく低下でき、1つのCMONインバータの維持電流を0.01〜0.1pA以下にまで減少できる。したがって、1MビットSRAM回路の保持電流を0.02〜0.2μAにまで削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTFTの構成の概念図を示す。
【図2】従来のTFTの構成例を示す。
【図3】本発明のTFTの動作を示す。
【図4】従来のTFTの動作を示す。
【図5】本発明のTFTの作製工程を示す。
【図6】本発明のTFTの応用例を示す。
【図7】本発明のTFTの作製工程を示す。
【符号の説明】
1、11 ・・・ゲイト電極
2、12 ・・・ドレイン電極
3、13 ・・・ソース電極
4、14 ・・・ゲイト絶縁膜
5、15 ・・・ドレイン領域
6、16 ・・・ソース領域
7、17 ・・・活性領域
8、18 ・・・絶縁膜
9、19 ・・・裏面ゲイト電極
10、20・・・コンタクト部
Claims (11)
- 絶縁表面上のNチャネル型薄膜トランジスタを用いて形成されたスタティックRAMであって、
前記Nチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に第1の絶縁膜を介して対向する第1のゲイト電極及び該活性層の他方の面に第2の絶縁膜を介して対向する第2のゲイト電極を有し、
前記第1のゲイト電極は、前記絶縁表面と前記活性層との間に、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースに接すると共に前記ソースの端部を越えて延在せず重なるように設けられ、かつ、前記Nチャネル型薄膜トランジスタのドレインに重ならないように設けられていることを特徴とするスタティックRAM。 - 絶縁表面上のNチャネル型薄膜トランジスタを用いて形成されたスタティックRAMであって、
前記Nチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に第1の絶縁膜を介して対向する第1のゲイト電極及び該活性層の他方の面に第2の絶縁膜を介して対向する第2のゲイト電極を有し、
前記第1のゲイト電極は、前記絶縁表面と前記活性層との間に、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースに接すると共に、前記ソースの端部を越えて延在することなく前記活性層の少なくとも一部に重なるように設けられていることを特徴とするスタティックRAM。 - 絶縁表面上のNチャネル型薄膜トランジスタを用いて形成されたスタティックRAMであって、
前記Nチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に第1の絶縁膜を介して対向する第1のゲイト電極及び該活性層の他方の面に第2の絶縁膜を介して対向する第2のゲイト電極を有し、
前記第1のゲイト電極は、前記絶縁表面と前記活性層との間に、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースに接すると共に、前記ソースの端部を越えて延在することなく前記活性層を横断するように設けられていることを特徴とするスタティックRAM。 - 絶縁表面上のPチャネル型薄膜トランジスタ及びNチャネル型薄膜トランジスタを用いて形成されたスタティックRAMであって、
前記Pチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に絶縁膜を介して対向するゲイト電極を有し、
前記Nチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に第1の絶縁膜を介して対向する第1のゲイト電極及び該活性層の他方の面に第2の絶縁膜を介して対向する第2のゲイト電極を有し、
前記第1のゲイト電極は、前記絶縁表面と前記Nチャネル型薄膜トランジスタの前記活性層との間に、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースに接すると共に前記ソースの端部を越えて延在せず重なるように設けられ、かつ、前記Nチャネル型薄膜トランジスタのドレインに重ならないように設けられていることを特徴とするスタティックRAM。 - 絶縁表面上のPチャネル型薄膜トランジスタ及びNチャネル型薄膜トランジスタを用いて形成されたスタティックRAMであって、
前記Pチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に絶縁膜を介して対向するゲイト電極を有し、
前記Nチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に第1の絶縁膜を介して対向する第1のゲイト電極及び該活性層の他方の面に第2の絶縁膜を介して対向する第2のゲイト電極を有し、
前記第1のゲイト電極は、前記絶縁表面と前記Nチャネル型薄膜トランジスタの前記活性層との間に、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースに接すると共に、前記ソースの端部を越えて延在することなく前記Nチャネル型薄膜トランジスタの前記活性層の少なくとも一部に重なるように設けられていることを特徴とするスタティックRAM。 - 絶縁表面上のPチャネル型薄膜トランジスタ及びNチャネル型薄膜トランジスタを用いて形成されたスタティックRAMであって、
前記Pチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に絶縁膜を介して対向するゲイト電極を有し、
前記Nチャネル型薄膜トランジスタは、活性層の一方の面に第1の絶縁膜を介して対向する第1のゲイト電極及び該活性層の他方の面に第2の絶縁膜を介して対向する第2のゲイト電極を有し、
前記第1のゲイト電極は、前記絶縁表面と前記Nチャネル型薄膜トランジスタの前記活性層との間に、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記Nチャネル型薄膜トランジスタのソースに接すると共に、前記ソースの端部を越えて延在することなく前記Nチャネル型薄膜トランジスタの前記活性層を横断するように設けられていることを特徴とするスタティックRAM。 - 前記Pチャネル型薄膜トランジスタ及びNチャネル型薄膜トランジスタは、相補型のMOS回路を形成していることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載のスタティックRAM。
- 前記Pチャネル型薄膜トランジスタ及びNチャネル型薄膜トランジスタは、CMOSインバータ回路を形成していることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか一項に記載のスタティックRAM。
- 前記Pチャネル型薄膜トランジスタを負荷トランジスタに用いたことを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれか一項に記載のスタティックRAM。
- 前記活性層は、多結晶半導体膜からなることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のスタティックRAM。
- 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のスタティックRAMを用いたことを特徴とする半導体集積回路。
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