JP3986610B2 - エンジン始動用空気導入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジン暖機運転後、再始動させるときの再始動性を向上させるための改良がなされたエンジン始動用空気導入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動二輪車等は、エアクリーナで清浄にされた新気が、キャブレターで燃料と混合され、この混合気がインテークマニホールド等の吸気通路を介してエンジンの燃焼室に吸入されて燃焼されるようになっている。
【0003】
そして、この燃焼がある程度の時間継続して行われることにより、エンジンの温度が上昇し、いわゆる暖機運転状態になり、燃焼が円滑に行われることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のものにあっては、暖機後、エンジンが停止すると、エンジンの温度が上昇しているため、キャブレターのフロート室等の燃料が蒸発し易くなり、この蒸発した燃料が吸気通路に溜まり、この部分の混合気の燃料の割合が大きくなってしまう。従って、この状態で、エンジンを再始動させるときには、その混合気が燃焼室に吸い込まれてしまい、着火性、つまり、再始動性が悪くなる、という問題があった。
【0005】
そこで、この発明は、エンジン暖機運転後、再始動させるときの再始動性を向上させることができるエンジン始動用空気導入装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成するために、請求項に記載の発明は、エンジンの燃焼室に混合気を導入する吸気通路に、新気を導入するバイパス通路及びスタータ通路を接続し、該スタータ通路に、燃料を供給するスタータ燃料通路を接続し、更に、前記バイパス通路,前記スタータ通路及び前記スタータ燃料通路を開閉する開閉手段を設け、該開閉手段により、前記バイパス通路,前記スタータ通路及びスタータ燃料通路の閉状態と、前記スタータ通路及びスタータ燃料通路の開状態前記バイパス通路の閉状態と、前記バイパス通路の開状態,前記スタータ通路及びスタータ燃料通路の閉状態とを選択可能としたエンジン始動用空気導入装置としたことを特徴とする。
【0008】
請求項に記載の発明は、エンジンの燃焼室に混合気を導入する吸気通路に、新気を導入するバイパス通路を接続し、該バイパス通路に、燃料を供給するスタータ燃料通路を接続し、更に、前記バイパス通路及び前記スタータ燃料通路を開閉する開閉手段を設け、該開閉手段により、前記バイパス通路及びスタータ燃料通路の閉状態と、前記バイパス通路及びスタータ燃料通路の開状態と、前記バイパス通路開及び前記スタータ燃料通路閉状態とを選択可能としたエンジン始動用空気導入装置としたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0010】
[発明の実施の形態1]
図1及び図2には、この発明の実施の形態を示す。
【0011】
まず構成について説明すると、図1中符号1は、自動二輪車の4サイクルエンジンで、このエンジン1は、シリンダボディ2にシリンダヘッド3が固定され、これらの内部に、図示省略のクランク軸にコネクティングロッドを介して連結されたピストン4が配設されている。また、そのシリンダヘッド3には、燃焼室5内の燃料に着火させる図示省略の点火プラグが配設されると共に、この燃焼室5に吸気通路6及び排気通路7が接続され、この吸気通路6の吸気口6aを開閉する吸気弁8及び排気通路7の排気口7aを開閉する排気弁9が配設されている。さらに、これら吸気弁8及び排気弁9を所定のタイミングで駆動させて開閉させる吸気用カム10及び排気用カム11が設けられている。
【0012】
また、その吸気通路6は、キャブレター12及びエアクリーナ13に接続され、エアクリーナ13で清浄にされた新気がキャブレター12で燃料と混合され、この混合気を燃焼室5に供給するようにしている。そして、この吸気通路6の途中には、図1に示すように、バイパス通路18が接続されている。
【0014】
この実施の形態は、キャブレター12に、スタータ通路17及びバイパス通路18が形成されると共に、そのスタータ通路17には、スタータ燃料通路20が接続され、これら通路17,18,20を開閉する「開閉手段」としてのプランジャー19がスライド自在に配設されている。
【0015】
それらスタータ通路17及びバイパス通路18は、エアクリーナ13から吸気通路6まで延び、エアクリーナ13からの新気を吸気通路6に導入するように形成されると共に、スタータ燃料通路20からスタータ通路17内に燃料が導入されるようになっている。
【0016】
また、プランジャー19は、プランジャー本体19aとノブ部19bとを有し、その本体19aには、エア連通孔19c及び燃料連通孔19dが形成されている。そのエア連通孔19cは、図2の(b)又は(c)に示すように、スタータ通路17又はバイパス通路18と一致されることにより、各通路17,18を開き、ずらすことにより閉じられるようになっている。また、燃料連通孔19dは、図2の(b)に示すように、スタータ燃料通路20と一致されることにより、このスタータ燃料通路20を介して微粒化された燃料が吸い出され、スタータ通路17を流れる新気と混合して、始動に最適な混合気となって吸気通路6に流入されるようになっている。
【0017】
このようなものにあっては、通常時においては、図2の(a)に示すように、スタータ通路17及びバイパス通路18が閉じられている。
【0018】
一方、冷間始動時等には、その状態からプランジャー19を一段引き、エア連通孔19cがスタータ通路17と一致されることにより、このスタータ通路17が開かれると共に、燃料連通孔19dがスタータ燃料通路20と一致されることにより、スタータ燃料通路20が開かれる。これで、スタータ燃料通路20から微粒化された燃料と空気との混合気がスタータ通路17に流入され、更に、このスタータ通路17を流れる新気と混合されて、始動に最適な混合気となって吸気通路6を介して燃焼室5内に供給される。このように冷間時には、霧化が悪いため、通常の状態より、混合気の燃料の割合を大きくして着火性、つまり、始動性を向上させるようにしている。
【0019】
また、いわゆる暖機後の再始動時には、図2の(c)に示すように、プランジャー19を図2の(b)に示す状態から更に一段引き上げ、バイパス通路18にエア連通路19cを一致させ、このバイパス通路18を開くと共に、スタータ通路17を閉じる。これにより、バイパス通路18を介して新気を吸気通路6に流入させ、燃焼室5に供給することにより、混合気を薄くすることができ、着火性、つまり、始動性を向上させることができる。
【0020】
なお、このようなものにあっては、プランジャー19を各図に示す位置で停止させる時に、節度感を持たせるようにすれば操作性が良好となる。また、例えば、図2の(b)に示す状態からプランジャー19を回転させた後引くことにより、図2の(c)に示す位置に設定することができるようにすれば、各位置における動作を確実に行わせることができる。
【0021】
図3には、この発明の実施の形態を示す。
【0022】
この実施の形態は、実施の形態と比較すると、実施の形態ではスタータ通路17とバイパス通路18とが2本形成されているのに対し、この実施の形態では、一本のバイパス通路22が形成されている点で相違している。
【0023】
このバイパス通路22にはスタータ燃料通路24が接続され、これらバイパス通路22及びスタータ燃料通路24を開閉するプランジャー23がスライド自在に配設されている。このプランジャー23は、プランジャー本体23aとノブ部23bとを有し、この本体23aには燃料連通孔23cが形成されている。
【0024】
このようなものにおいては、通常時には、図3の(a)に示すように、プランジャー23により、バイパス通路22及びスタータ燃料通路24が閉じられている。
【0025】
また、冷間始動時には、図3の(b)に示すように、プランジャー23が一段引き上げられ、バイパス通路22が開かれると共に、スタータ燃料通路24と燃料連通孔23cが一致されることにより、スタータ燃料通路24が開かれる。
【0026】
これで、スタータ燃料通路24から微粒化された燃料と空気との混合気がバイパス通路22に流入され、更に、このバイパス通路22を流れる新気と混合されて、始動に最適な混合気となって吸気通路6を介して燃焼室5内に供給される。このように冷間時には、通常の状態より、混合気の燃料の割合を大きくして着火性、つまり、始動性を向上させるようにしている。
【0027】
また、いわゆる暖機後の再始動時には、図3の(c)に示すように、プランジャー23を(b)に示す状態から更に一段引き上げ、バイパス通路22の開度をより大きくすると共に、燃料連通路23cをスタータ燃料通路24からズラしてスタータ燃料通路24を閉じる。
【0028】
これで、バイパス通路22を介して新気のみが、吸気通路6に供給されることにより、燃焼室5に送られる混合気を薄くすることができ、暖機後の再始動時における着火性、つまり、始動性を向上させることができる。
【0029】
なお、上記実施の形態では切り換えを手動で行っていたが、自動で行うこともできる。すなわち、エンジン1の温度を検出すると共に、エンジン1のイグニッションスイッチのON状態を検知することにより、エンジン1が所定の温度より高くなり、且つ、エンジン1が再始動されたときに、自動的にプランジャー19,23を駆動させて、バイパス通路18,22を開いて、新気を吸気通路6に供給するようにすることもできる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、エンジンの燃焼室に混合気を導入する吸気通路に、新気を導入するバイパス通路及びスタータ通路を設け、スタータ通路に連通するスタータ燃料通路を設けこれら通路を開閉する開閉手段を設けたことにより、暖機後の再始動時においてその新気を吸気通路の供給できるため、始動性を向上させることができ、また、冷間始動時には、スタータ燃料通路から微粒化された燃料と空気との混合気がスタータ通路に流入され通常の状態より、混合気の燃料の割合を大きくして始動性を向上させることができる。
【0031】
請求項2に記載の発明によれば、バイパス通路,スタータ通路及びスタータ燃料通路を開閉する開閉手段を設けているため、一つの開閉手段を操作することにより、冷間始動時及び暖機始動時の両者の切換を行うことができる。
【0032】
請求項3に記載の発明によれば、一本のバイパス通路で、上記バイパス通路及びスタータ通路の機能を発揮することができるため、より構造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るエンジン始動用空気導入装置を示すエンジン等の断面図である。
【図2】 同実施の形態1に係る要部を示す断面図で、(a)は通常の状態、(b)は冷間始動時、(c)は暖機後再始動時を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る要部を示す断面図で、(a)は通常の状態、(b)は冷間始動時、(c)は暖機後再始動時を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン
5 燃焼室
6 吸気通路
18,22 バイパス通路
19,23 プランジャー(開閉手段)
17 スタータ通路
20,24 スタータ燃料通路

Claims (2)

  1. エンジンの燃焼室に混合気を導入する吸気通路に、新気を導入するバイパス通路及びスタータ通路を接続し、該スタータ通路に、燃料を供給するスタータ燃料通路を接続し、更に、前記バイパス通路,前記スタータ通路及び前記スタータ燃料通路を開閉する開閉手段を設け、該開閉手段により、前記バイパス通路,前記スタータ通路及びスタータ燃料通路の閉状態と、前記スタータ通路及びスタータ燃料通路の開状態前記バイパス通路の閉状態と、前記バイパス通路の開状態,前記スタータ通路及びスタータ燃料通路の閉状態とを選択可能としたことを特徴とするエンジン始動用空気導入装置。
  2. エンジンの燃焼室に混合気を導入する吸気通路に、新気を導入するバイパス通路を接続し、該バイパス通路に、燃料を供給するスタータ燃料通路を接続し、更に、前記バイパス通路及び前記スタータ燃料通路を開閉する開閉手段を設け、該開閉手段により、前記バイパス通路及びスタータ燃料通路の閉状態と、前記バイパス通路及びスタータ燃料通路の開状態と、前記バイパス通路開及び前記スタータ燃料通路閉状態とを選択可能としたことを特徴とするエンジン始動用空気導入装置。
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