JPH0544611A - エアアシスト型燃料噴射装置 - Google Patents

エアアシスト型燃料噴射装置

Info

Publication number
JPH0544611A
JPH0544611A JP20583891A JP20583891A JPH0544611A JP H0544611 A JPH0544611 A JP H0544611A JP 20583891 A JP20583891 A JP 20583891A JP 20583891 A JP20583891 A JP 20583891A JP H0544611 A JPH0544611 A JP H0544611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel injection
fuel
valve
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20583891A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiso Takeda
啓壮 武田
Chishirou Sugimoto
知士郎 杉本
Susumu Kojima
進 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP20583891A priority Critical patent/JPH0544611A/ja
Publication of JPH0544611A publication Critical patent/JPH0544611A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M69/00Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel
    • F02M69/04Injectors peculiar thereto
    • F02M69/047Injectors peculiar thereto injectors with air chambers, e.g. communicating with atmosphere for aerating the nozzles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はエアアシスト型の燃料噴射装置に関
し、高温始動時に空気供給を停止することによって、始
動性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 燃料噴射弁の噴口の下流にエアアシストの供
給口を設け、空気制御弁の開弁によって形成される高速
空気流に燃料噴射弁の噴口からの燃料を乗せ、ロングノ
ズル内の空気燃料通路より吸気ポートに噴射する。通常
運転時は燃料噴射に先立つ空気供給が開始され、燃料噴
射の終了後しばらくは空気の供給は継続される。スター
タ131 が作動し、かつエンジン回転数が400 r.p.m より
低い高温始動時は燃料噴射弁34のみが作動され、空気制
御弁36は作動されず、空気が供給されない。燃料噴射弁
の噴口部の圧力が下がり、燃料噴射弁の前後圧力の低下
が押さえられるので始動に必要な燃料を噴射することが
できる。高温始動時に燃料噴射弁の閉弁後に空気制御弁
を所定期間開弁してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は所謂ロングノズルを用
いたエアアシスト型の燃料噴射装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エアアシスト型内燃機関において燃料噴
射弁の噴口付近にアシストエアの供給口を有し、噴口か
らの燃料をと供給口からの空気とを吸気ポート内に延び
た細長い空気燃料通路を介して導入するものが提案され
ている(特願平3−141号)。 燃料噴射弁による燃
料噴射の開始に先だってアシストエアの供給口から高速
空気がエアアシスト通路に導入され、かくして形成され
た高速空気流中に燃料噴射弁からの燃料が噴射され、空
気と燃料とは混合された後吸気ポートに向けて噴射され
る。空気供給通路はエンジンの低温作動時に空気燃料通
路内の空気と燃料との混合物を加熱するヒータを備えて
いる。このタイプの燃料噴射装置ではロングノズルを吸
気ポートにおける吸気弁の近くの位置に開口させ、霧化
のよい可燃混合気を吸気弁の近くに導入することができ
る。吸気弁の近くの位置に霧化状態の良好な混合気を導
入することができるため、噴射時期を吸気行程において
選定したとしても燃焼室内での混合気の良好な燃焼を実
現することができる。通常の燃料噴射装置では吸気行程
の噴射では混合気の霧化が不十分であるため良好な燃焼
が得難く、いきおい燃料噴射は吸気行程の手前に行い、
吸気ポート内に噴射した燃料を吸気ポート内にしばらく
滞留させて、燃焼室への導入に先だって混合の良好を図
っているが、この場合噴射された燃料のうち吸気ポート
内面に付着する量が多くなる欠点があったが、上記ロン
グノズル型の燃料噴射装置は従来技術のこの欠点の解消
を図ったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の燃料噴射内燃機
関と同様ロングノズル型エアアシスト装置においても燃
料タンクからの燃料を受け取る燃料デリバリパイプが各
気筒の燃料噴射弁に接続される。そして、燃料デリバリ
パイプの燃料圧力と、吸気ポートの圧力との差圧で燃料
噴射が行われる。ところが、走行停止後間もない高温の
エンジンを再始動する場合燃料デリバリパイプ内に高温
によって燃料のベーパが形成され、デリバリパイプ内の
燃圧が著しく低下し、燃料噴射量が低下又は燃料噴射が
なし得なくなり、エンジンの始動性が低下し易い欠点が
ある。
【0004】この発明はロングノズル型エアアシスト装
置における始動性の改善を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明によれば、図
1に示すように、燃料噴射弁34の噴口50の下流の位
置に、空気制御弁36からのアシストエアの供給口1を
開口させ、該供給口1からの空気と噴口50からの燃料
とを空気燃料通路2より機関に供給し、更に、燃料噴射
弁34からの燃料噴射を制御する燃料噴射制御手段3
と、アシストエア供給口1からの空気の供給を制御する
空気供給制御手段4とを備え、更に、機関の高温始動時
を検出す手段5と、高温始動時に空気供給制御手段4に
よる空気の供給を禁止する手段6とを具備したことを特
徴とするエアアシスト型燃料噴射装置が提供される。
【0006】第2の発明によれば、図2に示すように、
燃料噴射弁34の噴口50の下流の位置に、空気制御弁
36からのアシストエアの供給口1を開口させ、該供給
口1からの空気と噴口50からの燃料 を空気燃料通路
2より機関に供給し、更に、燃料噴射弁34からの燃料
噴射を制御する燃料噴射制御手段3と、アシストエア供
給口1からの空気の供給を制御する空気供給制御手段4
とを備え、更に、機関の高温始動時を検出する手段5
と、高温始動時に燃料噴射の終了後に空気供給制御手段
4による空気の供給を許可する手段7とを具備したこと
を特徴とするエアアシスト型燃料噴射装置が提供され
る。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、高温始動時検出手段5が
高温始動時を検出すると、禁止手段6は、空気供給制御
手段4による空気制御弁36からの空気の供給を禁止す
る。第2の発明によれば、高温始動時検出手段5が高温
始動時を検出すると、燃料噴射制御手段3により燃料噴
射弁34より燃料噴射が行われた後に、許可手段7は空
気供給制御手段4による空気制御弁36からの空気の供
給を許可する。
【0008】
【実施例】図3及び図4において、10はシリンダヘッ
ド、11はシリンダブロック、12は吸気マニホルド、
14はシリンダボア、15はピストン、16は吸気弁、
18は排気弁である。この実施例ではエンジンは吸気弁
16と排気弁18とはそれぞれ2個づつ設けられた所謂
4バルブ型である。便宜上内燃機関は4気筒として説明
する。シリンダヘッド10は各吸気弁16への吸気ポー
ト20、各排気弁18からの排気ポート22を形成して
いる。吸気ポート20は吸気マニホルド12に接続され
る。23はディストリビュータである。
【0009】24はエアクリーナであリ、エアクリーナ
24からの空気はエアーフローメータ26にて計量さ
れ、スロットル弁28を介して吸気管(矢印にて略示し
ている)30を経て吸気マニホルド12に導入される。
31はスロットル弁28を迂回するバイパス通路32に
設けられるアイドルスピード制御弁(ISC弁)であ
り、周知のようにアイドル運転時に所定エンジン回転数
を得るものである。
【0010】燃料噴射弁34と空気制御弁36は共通の
取り付け本体38によって吸気マニホルド12の取り付
け部12aに取り付けられている。図5において燃料噴
射弁34はノズル本体40と、その先端のエアアシスト
アダプタ42とを具備し、ハウジング44のかしめ部4
4aによって、ノズル本体40とエアアシストアダプタ
42とは縦に連結されている。ノズル本体40内にニー
ドル46が配置され、スプリング48はノズル本体40
の先端の燃料噴口50を閉鎖するべくニードル46を付
勢している。磁性体にて作られたコア51はニードル4
6に連結され、ソレノイド52がコア51の軸線の回り
に配置され、ソレノイド52を選択的に通電することに
よって燃料噴射を制御することができる。ハウジング4
4の上端に燃料受け口54が固定され、デリバリパイプ
90(図3,6)からの燃料が燃料噴射弁34に供給さ
れる。56はフィルタである。
【0011】空気制御弁36は下端に空気ノズル58を
具備し、上端に空気受け口60を備える。空気受け口6
0はデリバリパイプ90に接続され、空気ポンプ100
からの空気が導入される。その他の詳細構成は図示しな
いが、空気ノズル58からの空気噴射を制御するための
ソレノイドを具備している。燃料噴射弁34のエアアシ
ストアダプタ42は取り付け本体38に形成される孔6
2に挿入され、空気制御弁36の空気ノズル58は取り
付け本体38の孔64に接続される。ロングノズル68
は燃料噴射弁34と直列に、取り付け本体38内に挿入
配置される。燃料噴射弁34の先端のエアアシストアダ
プタ42とロングノズル68との間にシール70が配置
される。エアアシストアダプタ42の中心に噴射燃料通
路72が形成され、燃料噴射通路72の上端は燃料噴射
弁34の燃料噴口50に開口している。噴射燃料通路の
下端はロングノズル68に形成される空気燃料孔74の
上端に開口している。エアアシストアダプタ42はその
外周に円周方向に延びる横断面形状がV型の溝76を形
成し、この溝76は孔62の内周とで環状アシストエア
室78を形成し、このアシストエア室78は取り付け本
体38内に形成される斜め通路80を介して空気ノズル
58に接続される。アシストエア室78はエアアシスト
アダプタ42に形成されるアシストエア供給通路として
の傾斜孔81を介して噴射燃料通路72に開口し、エア
アシストが行われる。ロングノズル68の外周にPTC
ヒータ82が配置され、空気燃料孔74を通過する空気
−燃料混合物の加熱を行う。ヒータ82は電極84を介
して、電源に接続される。図3及び図5に示すようにロ
ングノズル68は吸気ポート20に向って延説され、ロ
ングノズル68の先端は二つの吸気ポート20を分離す
る隔壁88の付近に位置し、夫々の吸気ポート20に向
かう二股の出口68-1を形成している。
【0012】図3,6において、90は空気と燃料との
共用のデリバリパイプであり、燃料デリバリ通路92
と、空気デリバリ通路94とを有し、燃料デリバリ通路
92は各気筒の燃料噴射弁34の燃料受け口54が挿入
される孔96に接続され、空気デリバリ通路94は各気
筒の空気制御弁36の空気受け口60が挿入される孔9
8に接続される。燃料デリバリ通路92は一端が閉鎖さ
れ、他端は図示しない燃料噴射ポンプを介して図示しな
い燃料タンクに接続され、燃料タンクからの燃料は燃料
噴射ポンプによって燃料デリバリ通路92を介して各気
筒の燃料噴射弁34に供給される。空気デリバリ通路9
4は一端が閉鎖され、他端はエアポンプ100を介して
エアーフローメータ26の下流でスロットル弁28の上
流の吸気管に接続される。エアポンプ100は例えば内
燃機関のクランク軸の回転によって駆動される機械駆動
式ポンプであり、吸気管からバイパスされた空気を空気
デリバリ通路94を介して各気筒の空気制御弁36に導
入する。
【0013】圧力制御弁102は空気デリバリ通路94
に導入される空気の圧力を一定に制御するものであり、
ダイヤフラム104と、スプリング106と、戻り通路
108とを備える。空気ポンプ100からの吐出空気圧
力が所定値より大きくなると圧力制御弁102はスプリ
ング106に抗して開弁され、一部の空気は戻り通路1
08を介して、エアーフローメータ26の下流の吸気管
に戻される。その結果、圧力が下がると、スプリング1
06は圧力制御弁102を閉弁させ、このような作動の
繰り返しにより空気デリバリ通路94への空気圧力が一
定に制御される。
【0014】制御回路110は燃料噴射弁34及び空気
制御弁36の作動制御を行うものでマイクロコンピュー
タシステムとして構成される。制御回路110はその他
のエンジン制御も行い、例えば、ISC弁31の作動制
御を行うようにすることができる。制御回路110には
各種のセンサに接続され、各種のエンジン状態信号が入
力される。エアーフローメータ26からは空気ポンプ1
00からエアアシスト用に取り出される空気も含めて機
関に導入される空気の全量Qが検知される。ディストリ
ビュータ23にクランク角度センサ114,116が設
けられ、第1のクランク角度センサ114は、基準信号
となるクランク軸の720゜(即ち、エンジン1サイク
ル)毎のパルス信号を発生し、第2のクランク角度セン
サ116はクランク軸の30゜毎にパルス信号を発生
し、燃料噴射の開始タイミングとなると共に、そのパル
ス間の間隔による周知のようにエンジン回転数を知るの
に使用される。水温センサ120はエンジンの冷却水ジ
ャケット内の冷却水の温度TWを知るのに使用され、吸入
空気温度センサ122は吸入空気の温度Taを知るのに使
用される。制御回路110はこれらのセンサよりプログ
ラムに従って、燃料噴射弁34及び空気制御弁36の作
動信号を形成する。また、ISC弁31などの他のエン
ジン制御装置の作動の制御を行う。制御回路110はイ
グニッションキースイッチ130を介してバッテリ13
2より給電される。
【0015】図7は制御回路110と各気筒の燃料噴射
弁34及び空気制御弁36への接続を示す。ゲート140-
1,140-2,140-3,140-4はそれぞれ第1,2,3,4気筒
の燃料噴射弁34を制御し、ゲート142-1,142-2,142-3,
142-4 はそれぞれ第1,2,3,4気筒の空気制御弁3
6を制御する。制御回路110のポートCRFは制御回
路110内の図示しない燃料噴射制御用コンペアレジス
タに接続され、このポートCRFは燃料噴射開始時刻か
ら終了時刻の間セットされる。ポートCRAは制御回路
110内の図示しない空気供給制御用コンペアレジスタ
に接続され、このポートCRAは空気供給の開始から停
止の間セットされる。ポートF1,F2,F3,F4 は、夫々、そ
の気筒の燃料噴射の間のみセットされる。これによりゲ
ート140-1,140-2,140-3,140-4 及び142-1,142-2,142-3,
142-4 のうち燃料噴射を行う気筒のゲートのみセット可
能となり、その気筒の燃料噴射弁34及び空気制御弁3
6のみ開弁制御される。例えば、第1気筒の噴射時はF
1がセットされ、ポートCRFが1となる間ゲート140-
1 がONとなり燃料噴射弁34が開弁され、ポートCRA
が1となる間ゲート142-1 がONとなり、空気制御弁36
が開弁される。他の気筒の噴射時にも同様な作動が行わ
れる。
【0016】空気制御弁36は燃料噴射弁34に先だっ
て開弁され、吸気管より分岐された空気は空気ポンプ1
00より空気デリバリ通路94を経て、空気制御弁36
の空気ノズル58より傾斜通路80を介してアシストエ
ア室78に導入され、エアアシスト室78より傾斜孔8
1を経て噴射燃料通路72に導入され、ロングノズル6
8の空気燃料孔74より吸気ポート20に向け噴出され
る。このようにしてアシストエアの流れが形成された時
点で燃料噴射弁34の開弁が行われ、ニードル46がリ
フトすることで噴口50から燃料が噴射燃料通路72に
噴射され、噴射された燃料は噴射燃料通路72内に既に
形成されているアシストエアの流れにのってロングノズ
ル68内の空気燃料孔74を介してよく微粒化された状
態で吸気ポート20に噴出される。計算された量の燃料
が噴射されるた後も空気燃料通路に残留する燃料の掃気
のため、しばらくはアシストエアの導入は継続される。
燃料噴射はエンジンの吸気行程に行われ、吸気ポート壁
面への燃料の付着がなく、かつよく微粒化されているた
めシリンダボア内に形成されるたてスワールにより吸気
行程の噴射でも良好な混合状態を得ることができる。
【0017】また、低温始動時にはエンジンの低温時に
は制御回路110よりヒータ82を通電すべき信号が出
力され、空気と燃料との混合性を向上し、低温時の燃焼
性を維持することができる。第1実施例では走行停止後
間もない高温のエンジンを再始動する場合は空気制御弁
の作動を禁止し、燃料噴射弁の噴口付近での空気圧が低
下されるので、燃料圧力が低くても燃料噴射を可能とし
ている。また、第2実施例では、燃料噴射の終了後は空
気噴射を行わしめることにより空気燃料通路の内壁へ付
着した燃料の掃気を行うようにしている。
【0018】以下、図8〜図12のフローチャートによ
って制御回路110の作動を詳細に説明すると、図8は
第2クランク角度センサ116からのクランク角度で3
0゜毎に実行されるクランク角度割込ルーチンである。
ステップ200では第1気筒の燃料噴射演算を実行する
タイミングか否か判定される。前述したように燃料噴射
は吸気行程において実行されるため、それに先行する例
えば吸気上死点前60゜といった所定タイミングで各気
筒の燃料噴射演算(燃料噴射弁34の開弁、閉弁時間の
演算)がされる(図13の(ロ) 参照)。このタイミング
は第1クランク角度センサ114からの720゜CA毎
のパルス信号によってクリヤされ、第2クランク角度セ
ンサ116からの30゜CA毎パルス信号によってイン
クリメントされるカウンタの値によって判別することが
できる。同様にステップ202,204,206では第
2,3,4気筒の燃料噴射演算タイミングか否か判別さ
れるされる。この30゜CAルーチンのタイミングが、
例えば、第4気筒の演算タイミングと判定されたときは
ステップ206よりステップ208に進み、エアーフロ
ーメータ26により計測される吸入空気量Qとエンジン
回転数NEより基本燃料噴射量Tpが算出される。基本
燃料噴射量Tpはその吸入空気量Qと回転数NEにおい
て理論空燃比を得るための燃料量である。ステップ21
0では最終燃料噴射量Tauが算出される。この最終燃
料噴射量Tauは加速補正や、始動補正の種々の補正を
加えたあとの燃料噴射量である。
【0019】ステップ212〜216は高温のエンジン
を始動する場合を検出する処理であリ、この実施例では
高温エンジンの始動時にはアシストエアの供給が禁止さ
れる。ステップ212ではスタータ131がONか否か判
別され、ステップ214ではエンジン回転数がクランキ
ング時のエンジン回転数より幾分高い所定値(例えば4
00r.p.m )より低いか否か判別され、ステップ216
では水温センサ120により検出されるエンジン水温T
Wが所定値T0より高いか否か判別される。ステップ21
1,214,216のいずれもがYes でなければ、エン
ジン高温始動時以外の運転時であり、このときはステッ
プ218以下の通常の燃料噴射及びアシストエア供給処
理が実行される。ステップ218では燃料噴射弁34の
開弁開始時刻t1及び開弁終了時刻t2の算出が行われ
る。この実施例では燃料噴射は吸気行程において行わ
れ、吸気下死点付近に燃料噴射が終了するように閉弁時
刻t2が決められ、それから燃料噴射量Tauを得るた
めの開弁開始時刻t1が逆算される。ステップ220で
は空気制御弁36の開弁開始時刻t1´及び開弁終了時
刻t2´の算出が行われる。空気制御弁36の開弁開始
時刻t1´は燃料噴射弁34の開弁開始時刻t1に先だ
って充分の空気をエアアシスト通路に流すことができる
ように空気制御弁を完全開弁させておくのに必要な時間
として設定される。また、空気制御弁36の閉弁時刻t
2´は燃料噴射弁34の閉弁時刻t2より充分後になっ
ていて、燃料噴射後に空気燃料通路の壁面に付着する燃
料を完全に掃気できるような時間として設定される。図
13(ハ) 及び(ニ) 参照。
【0020】ステップ222では燃料噴射弁開弁開始時
刻t1が制御回路110の図示しない燃料噴射制御用コ
ンペアレジスタにセットされる。燃料噴射制御用コンペ
アレジスタに接続されるポートCRFは燃料噴射開始時
刻t1の到来でONされ、燃料噴射終了時刻t2の到来で
OFF されるようになっている(図13(チ) 参照)。ステ
ップ224では空気制御弁開弁開始時刻t1´が制御回
路110の図示しないアシストエア制御用コンペアレジ
スタにセットされる。空気供給制御用コンペアレジスタ
に接続されるポートCRAは空気供給開始時刻t1´の
到来でONされ、空気供給終了時刻t2´の到来でOFF さ
れるようになっている(図13(リ) 参照)。
【0021】ステップ226では第4気筒の噴射制御用
ポートF4がセットされ、かつ燃料噴射制御時刻一致ル
ーチンの切替用フラグFF、空気供給制御時刻一致ルー
チンの切替フラグFAがセットされる。空気制御弁制御
用コンペアレジスタの設定時刻即ち、空気制御弁開始時
刻t1´が先に到来し(図13(ハ) 、(ニ) )、ポートC
RAがONとなり、ゲート142-4がONとなり、第4気筒の
空気制御弁36がONされ、空気制御弁36より孔80、
室78及び孔81を介して、噴射燃料通路72に空気の
導入がまず開始される。同時に図10の時刻一致割込ル
ーチンが起動され、ステップ227ではFA=1か否か
判別され、最初はYes (ステップ226) であるため
ステップ228に進み、空気噴射終了時刻t2´が空気
制御弁用のコンペアレジスタにセットされる。ステップ
229ではFA=0とされる。
【0022】空気制御弁24の開弁に遅れて燃料噴射開
始時刻t1が到来すると、ポートCRFがONとなり、ゲ
ート140-4 がONとなり、第4気筒の燃料噴射弁34がON
され、同燃料噴射弁34の噴口50より燃料噴射が開始
され、同時に図11の時刻一致割込ルーチンが起動さ
れ、テップ230ではFF=1か否か判別され、最初は
Yes (ステップ226)であるためステップ232に進
み、燃料噴射終了時刻t2が燃料噴射弁用のコンペアレ
ジスタにセットされる。ステップ233ではFF=0と
される。
【0023】燃料噴射弁34の閉弁時刻t2が次に到来
し、ポートCRF=0となるためゲート140-4 はOFF と
なり、燃料噴射弁34に閉弁信号が送られ、同時に図1
1の時刻一致割込ルーチンが起動され、ステップ230
ではFF=0(ステップ233)であるためNoの判断と
なり、ステップ232は迂回される。最後に空気制御弁
36の閉弁時刻t2´が到来し、ポートCRAがOFF と
なり、ゲート142-4 がOFF となり、空気制御弁36に閉
弁信号が送られ、同時に図10の時刻時刻一致割込ルー
チンが起動され、テップ227ではFA=0(ステップ
229)であるためNo の判断となり、ステップ228
は迂回され、ステップ235で第4気筒噴射制御用のポ
ートF4がクリヤされる。
【0024】図8のステップ200,202,204で
Yes と判定されたときの処理、即ち、各第1〜第3気筒
の燃料噴射弁34及び空気制御弁36の通常状態(高温
再始動時でない場合)制御はそれぞれ第4気筒のステッ
プ208以下と同様に処理されるため詳細説明は省略す
るものとする。図12はヒータ制御ルーチンを示し、こ
のルーチンはイグニッションキースイッチ130がONさ
れた後繰り返し実行されるメインルーチン内に位置する
ものとする。ステップ300ではスタータ131がOFF
されているか否か判別される。スタータONのときは始動
時の電気負荷を軽減するためステップ302に進み、ヒ
ータ82はOFF される。スタータ131がONされていな
いときはステップ303に進み、水温センサ120が検
知するエンジン水温Tw≦70゜Cか否か判別される。
Tw≦70゜Cのとき、即ち、エンジンが暖機されてい
ないと判断されたときはステップ306に進み、ヒータ
82はONされる。従って、エンジンが暖機されていない
ときはヒータ82はロングノズル68を加温し、その空
気燃料孔74を通過する空気・燃料混合物は加熱され、
良好な微粒化状態が得られる。ステップ304でエンジ
ン水温Tw>70゜Cと判定されたとき、即ちエンジン
が暖機された後はステップ302に進み、ヒータ82は
OFF される。
【0025】エンジンを停止した後あまり時間を経ない
で再びエンジンを作動させる場合はエンジンの水温は高
いため図8及び9のクランク角度割込ルーチンの実行時
に始動において始動時(スタータはON(ステップ212
でYes)でエンジン回転数は400r.p.m より低い(ス
テップ214でYes )時にステップ216で水温>T0で
あるためステップ216よりステップ400〜404に
進む。この高温始動時のステップ400〜404の処理
は通常走行時のステップ218〜226と比較して、空
気制御弁の作動処理220,224に相当するステップ
を欠如している。即ち、高温始動時は空気制御弁36は
作動されない。そのため、アシストエアとしての空気の
供給は行われない。
【0026】図14は第1実施例における始動時の一連
の燃料噴射作動を模式的に説明するタイミング図であ
り、(イ) に示すスタータ131の作動中において(ロ) に
示すエンジン回転数NE≦400 r.p.m.が成立するとき、高
温再始動時(始動時の水温TW≧TOのとき) は(ハ) に示す
ような燃料噴射弁の一連の作動に係わらず(ニ)に示すよ
うに空気制御弁は駆動信号が停止され、NE>400 r.p.m.
が成立してから、燃料噴射弁の開弁に先立って開弁さ
れ、燃料噴射弁の閉弁後に暫時開弁するという図13の
(ハ) 、(ニ) で説明した如き燃料噴射弁34及び空気制御
弁36の本来の作動が得られる。高温始動時は燃料デリ
バリ通路92内で燃料が蒸発するためこの部分の燃料圧
力が下がり、燃料噴射弁34の前後圧力差が充分でなく
なるため噴射が行われ難くなるが、この実施例では高温
始動時に空気制御弁36を閉弁しているため、空気が燃
料噴射弁34の噴口50の部分に供給されず、この部分
の圧力が降下され、燃料デリバリ通路92内の燃料圧力
が降下した状態でも燃料噴射弁34の前後差圧を最小限
に押さえることができ、燃料噴射が行われ易くなるため
エンジンの始動性の向上を図ることができる。
【0027】第2の実施例は第1の実施例の改善であ
り、高温再始動時に燃料噴射弁34の閉弁後に所定期間
だけ空気制御弁36を開弁させることで、噴射後にロン
グノズル68内の空気燃料孔74及びエアアシストアダ
プタ42内の噴射燃料通路72の内周壁面に付着した燃
料の掃気を図り、高温再始動性の一層の向上を企図した
ものである。図15及び図16はこの第2実施例の図1
5、図16は第2の発明におけるクランク角度割り込み
ルーチンを示す。このルーチンは第1実施例におけ図
8、図9のルーチンに対してステップ500を設けた点
のみが相違し、その他の点は同一である。従って、この
点に絞って説明すると、高温再始動時(ステップ216
でYes)はステップ400で燃料噴射弁34の開弁開始時
刻t1及び開弁終了時刻t2の算出をしたあと、ステッ
プ500で高温再始動時用の空気制御弁36の開弁開始
時刻t1´及び開弁終了時刻t2´の算出が行われる。
第1実施例では高温始動時は空気制御弁36は作動しな
いためt1´及びt2´の演算はされていない。この場
合の空気制御弁36の作動は、図17に示すように(ハ)
に示す燃料噴射弁34が時刻t1で閉弁したときに、(ニ)
に示すように空気制御弁36は開弁され(時刻t1´)、
その後空気制御弁36は所定時間開弁し、時刻t2´で
閉弁されるようになっている。
【0028】この図15、図16のフローチャートの実
行の結果、図17に示すように高温再始動時燃料噴射弁
34の閉弁直後に空気制御弁36の開弁が実行される。
そのため、第1実施例に説明した理由(空気を供給しな
いためその分燃料噴射弁の前後差圧を大きくとることが
できる)で、高温始動性が良好となり、また燃料噴射後
に所定時間空気を供給しているため、ロングノズル68
及びエアアシストアダプタ42の内周壁面に付着した燃
料を掃気することができ、燃料の微粒化を促進でき、こ
れにより燃料噴射量の増加と燃料の微粒化とが両立でき
るので、高温再始動性をより一層促進することができ
る。
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば、高温始動時に空気
の供給を禁止することで、燃料噴射弁の噴口付近の圧力
が降下され、高温に原因する気化によって燃料デリバリ
通路内の燃料圧力に低下があっても、燃料噴射弁の前後
圧力の低下を抑制することができ、燃料噴射が可能とな
り、高温始動性を改善することができる。
【0030】また第2の発明によれば、高温始動時に燃
料噴射弁の開弁の後に空気制御弁を暫時開弁させること
で、空気燃料通路の内周壁面に付着した燃料の掃気を図
ることができ、燃料の微粒化が促進され、始動性の一層
の向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の発明の構成を示す線図である。
【図2】図2は第2の発明の構成を示す線図である。
【図3】図3は実施例の内燃機関の全体概略図である。
【図4】図4は図3の内燃機関の燃焼室部分の縦断面図
である。
【図5】図5は燃料噴射弁及び空気制御弁を断面図であ
る。
【図6】図6は燃料及び空気デリバリパイプの断面図で
ある。
【図7】図7は制御回路と各気筒の燃料噴射弁及び空気
制御弁との接続を示す概略図である。
【図8】図8はクランク角度割込ルーチンのフローチャ
ートの一部を示す。
【図9】図9はクランク角度割込ルーチンのフローチャ
ートの残りの部分を示す。
【図10】図10は空気噴射制御用比較レジスタの時刻
一致割込ルーチンのフローチャートである。
【図11】図11は燃料噴射制御用比較レジスタの時刻
一致割込ルーチンのフローチャートである。
【図12】図12はヒータ制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図13】図13は空気制御弁及び燃料噴射弁の作動タ
イミングを説明するタイミングチャートである。
【図14】図14は第1の発明における高温始動時の燃
料噴射弁及び空気制御弁の一連の作動を説明する図であ
る。
【図15】図15は第2実施例におけるクランク角度割
込ルーチンのフローチャートの一部を示す。
【図16】図16は図15のクランク角度割込ルーチン
のフローチャートの残りの部分を示す。
【図17】図17は第1の発明における高温始動時の燃
料噴射弁及び空気制御弁の一連の作動を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10…シリンダヘッド 12…吸気マニホルド 16…吸気弁 18…排気弁 20…吸気ポート 26…エアフローメータ 28…スロットル弁 31…ISC 弁 34…燃料噴射弁 36…空気制御弁 38…取付本体 40…ノズル本体 42…エアアシストアダプタ 50…燃料噴口 52…ソレノイド 68…ロングノズル 72…噴射燃料通路 74…空気燃料孔 78…エアアシスト室 81…アシストエア供給口 82…ヒータ 90…デリバリパイプ 100…エアポンプ 102…圧力制御弁 110…制御回路 120…水温センサ 122…吸入空気温センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射弁の噴口の下流の位置に、空気
    制御弁からのアシストエアの供給口を開口させ、該供給
    口からの空気と噴口からの燃料とを空気燃料通路より機
    関に供給し、更に、燃料噴射弁からの燃料噴射を制御す
    る燃料噴射制御手段と、アシストエア供給口からの空気
    の供給を制御する空気供給制御手段とを備え、更に、機
    関の高温始動時を検出する手段と、高温始動時に空気供
    給制御手段による空気の供給を少なくとも燃料の噴射中
    において禁止する手段とを具備したことを特徴とするエ
    アアシスト型燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 燃料噴射弁の噴口の下流の位置に、空気
    制御弁からのアシストエアの供給口を開口させ、該供給
    口からの空気と噴口からの燃料とを空気燃料通路より機
    関に供給し、更に、燃料噴射弁からの燃料噴射を制御す
    る燃料噴射制御手段と、アシストエア供給口からの空気
    の供給を制御する空気供給制御手段とを備え、更に、機
    関の高温始動時を検出する手段と、高温始動時に燃料噴
    射の終了後に空気供給制御手段による空気の供給を許可
    する手段とを具備したことを特徴とするエアアシスト型
    燃料噴射装置。
JP20583891A 1991-08-16 1991-08-16 エアアシスト型燃料噴射装置 Pending JPH0544611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20583891A JPH0544611A (ja) 1991-08-16 1991-08-16 エアアシスト型燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20583891A JPH0544611A (ja) 1991-08-16 1991-08-16 エアアシスト型燃料噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544611A true JPH0544611A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16513554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20583891A Pending JPH0544611A (ja) 1991-08-16 1991-08-16 エアアシスト型燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544611A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100758422B1 (ko) 내연 기관 및 그 제어 방법
EP1403512B1 (en) Engine start system
US5009211A (en) Fuel injection controlling device for two-cycle engine
US6955161B2 (en) Charge-injected internal combustion engine, and method of operating same
US5934259A (en) Fuel injection control system for an internal combustion engine
US7461622B2 (en) Controller for a direct-injection internal combustion engine and method of controlling the direct-injection internal combustion engine
JP2761421B2 (ja) 燃料噴射式エンジン
JPH062552A (ja) 過給機付きエンジンの吸気制御装置
JP3589011B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JPH09158766A (ja) 筒内直接噴射式火花点火内燃機関の燃料噴射装置
JP3407644B2 (ja) 内燃機関の始動制御装置
JP2782995B2 (ja) エアアシスト型燃料噴射装置
JPH0544611A (ja) エアアシスト型燃料噴射装置
JP2639244B2 (ja) エアアシスト型燃料噴射装置
JP2000136737A (ja) 内燃機関の逆回転防止装置
JP2555842B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2782996B2 (ja) エアアシスト型燃料噴射装置
JP2611709B2 (ja) エアアシスト型燃料噴射装置
JP2689696B2 (ja) 2サイクル内燃機関の燃料噴射制御装置
JPS62255558A (ja) エンジンの始動制御装置
JPS63246411A (ja) 2サイクル燃料噴射内燃機関
JPH0544552A (ja) エアアシスト型燃料噴射装置
JP3218992B2 (ja) 筒内噴射型内燃エンジン
JP3829033B2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料噴射装置
JPS61286579A (ja) 燃料噴射式エンジン