JP3985729B2 - 電子音楽装置及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作子を用いてパラメータを設定可能な電子音楽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子楽器上で該電子楽器の操作子のみを用いて、音高、音長、音量等の各種パラメータの値(数値)を設定する場合は、ロータリーエンコーダ(データダイアル)やインクデックスイッチを用いて数値の入力を行っている。(例えば、非特許文献1参照。)
例えば、ロータリーエンコーダを右に回すと値が増加し、左に回すと値が減少する。また、インクデックスイッチは、インクスイッチおよびデックスイッチの二つで構成され、インクスイッチを操作することにより値が一つ増加し、デックスイッチを操作することにより値が一つ減少する。
【0003】
【非特許文献1】
「MOTIF6/MOTIF7/MOTIF8取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2001年,p.72
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子楽器で、パラメータの値を入力する時は、希望する値が出てくるまで、ロータリーエンコーダを回したりインクデックスイッチを押し続けなければならず、希望の値の入力に手間がかかっている。テンキーを電子楽器上に配置することも考えられるが、電子楽器上には演奏に必要な操作子を優先的に配置させたいため、それ以外の操作子は、操作性の向上やコスト削減を踏まえると、可能な限り少なくすることが好ましい。
【0005】
本発明の目的は、電子音楽装置に装備されている操作子を有効に利用してパラメータの値を簡単に入力することのできる電子音楽装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、電子音楽装置は、編集対象のパラメータを選択する選択操作子と、それぞれに通常モードにおいて実行される機能が割り当てられている複数の機能操作子と、前記機能操作子を用いた入力処理の実行を指示するための割当操作子と、前記通常モードにおいて、前記機能操作子の操作に応じて、該操作された機能操作子に割り当てられている前記機能を実行する通常処理手段と、前記選択されたパラメータの種類が前記機能操作子を利用してパラメータを入力できるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段において、前記選択されたパラメータの種類が前記機能操作子を利用してパラメータ値を入力できると判定された場合に、前記割当操作子を前記パラメータの種類に応じた入力処理の実効を指示する操作子として機能させる手段と、前記割当操作子により前記パラメータの種類に応じた入力処理の実行が指示された場合に、通常モードから入力モードに移行し、前記複数の機能操作子のそれぞれに、前記割り当てられている機能の代わりに、前記選択手段によって選択されたパラメータの入力に適した入力値を割り当てるとともに、前記複数の機能操作子の操作に応じて、操作された機能操作子に割り当てた入力値を受け付けることにより前記選択されたパラメータの編集を行う入力処理手段とを有する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例によるパラメータ設定装置1の基本構成を表すブロック図である。
【0008】
パラメータ設定装置1は、例えば、電子音楽装置であり、バス10には、RAM11、ROM12、CPU13、検出回路15、表示回路18、外部記憶装置20、音源回路21、外部通信インターフェイス26が接続される。なお、本明細書において、電子音楽装置とは、キーボード、シンセサイザー、サンプラー等の電子楽器だけではなく音源装置、ミキサー等の音楽を扱う装置全般を指すものとする。
【0009】
ユーザは、検出回路15に接続される操作子16を用いて、各種設定をすることができる。なお、本実施例のパラメータ設定装置1は、後述するように、操作子16として、少なくとも、図2に示す、カーソルスイッチ61、割当スイッチ62、特殊スイッチ63、ロータリーエンコーダ64、インクデックスイッチ65等の複数の操作子を有する。ここで本実施例のパラメータ設定装置(電子音楽装置)1は、電子楽器上に配置する操作子の数を少なくすると言う理由から、操作子16としてテンキーを配置していない(テンキーは設けないものとする)。
【0010】
表示回路18は、表示部19に接続され、変更対象のパラメータの種類及び該パラメータの現在値等の各種情報を表示部19に表示することができる。例えば、図3〜図5に示すような表示画面を表示する。
【0011】
外部記憶装置20には、各種パラメータ、各種データ、及び本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。
【0012】
RAM11は、フラグ、レジスタ又はバッファ、各種パラメータ等を記憶するCPU13のワーキングエリアを有する。ROM12には、各種パラメータ及び制御プログラム、又は本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。CPU13は、ROM12又は、外部記憶装置20に記憶されている制御プログラム等に従い、演算又は制御を行う。
【0013】
タイマ14は、CPU13に接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイミング等をCPU13に供給する。
【0014】
音源回路21は、外部記憶装置20等に記録された演奏データ又は演奏操作子等から供給されるMIDI信号等の演奏信号に応じて楽音信号を生成し、サウンドシステム23に供給する。サウンドシステム23は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。
【0015】
外部通信インターフェイス26は、少なくとも、外部機器2に接続して、各種の情報等を送受信可能な通信インターフェイスである。なお、外部通信インターフェイス26は、有線のものに限らず無線でもよい。また双方を備えていてもよい。
【0016】
外部機器2は、例えば、コンピュータ(PC)又はたの電子音楽装置等で構成される。
【0017】
図2は、本実施例によるパラメータ設定装置1の一部の外観を現す概略図である。なお、本実施例では、パラメータ設定装置1は、電子鍵盤楽器(キーボード)の形態をとっている。
【0018】
複数の鍵(演奏操作子)からなる鍵盤28の上方に設置されるパネル上に、表示部19、カーソルスイッチ61、割当スイッチ62、特殊スイッチ63(機能操作子)、ロータリーエンコーダ64、インクデックスイッチ65が配置されている。
【0019】
表示部19には、図3(A)に示すように、編集可能なパラメータ及びパラメータの各種値(音高(NOTE)、音長(GATE)、音量(VELO)等)等のパラメータに関する情報及びその他の情報(現在のトラック、小節数等)が表示される。また、現在の編集対象のパラメータには、カーソル60が表示される。
【0020】
カーソルスイッチ61は、上下左右方向にカーソル60を移動させるための4つのスイッチで構成され、ユーザは、各方向のスイッチを操作することにより、カーソル60を移動させることが出来る。カーソル60の現在位置にあるパラメータは編集対象のパラメータとして認識される。よって、カーソル60の移動を行うことにより編集対象を選択することが出来る。
【0021】
割当スイッチ62は、特殊スイッチ63にカーソル位置の編集対象であるパラメータの値を入力するのに適した入力値を割り当てる入力モード指示機能を有する操作子である。パラメータの値を入力するのに適した入力値とは、例えば、音長パラメータを入力する場合には、後述するように、複数種類の音価に対応する入力値であり、音量パラメータを入力する場合は、0〜9の数値である。
【0022】
なお、本実施例では、各パラメータに適した入力値を割当スイッチ62を用いて特殊スイッチ63に割り当てている状態を入力モードと呼ぶ。また、本実施例における入力モードは、例えば、「音長モード」と「数字モード」がある。「音長モード」は、複数種類の音符の内から所望の音価を持つ音符に対応するスイッチ(特殊スイッチ)を操作することにより、音長を入力するモードであり、例えば、MIDIパラメータの音長(GATE)等の値を入力又は変更する場合に用いられる。「数字モード」は、0〜9の数字のそれぞれに対応したスイッチ(特殊スイッチ)を操作することにより、数値を入力するモードであり、例えば、MIDIパラメータの音量(VELO)等の値を入力するために用いられる。なお、本明細書では、「音長モード」での入力に適したパラメータ(例えば、音長パラメータ)を「音長モードのパラメータ」と呼び、「数字モード」での入力に適したパラメータ(例えば、音量パラメータ、ソングナンバー等)を「数字モードのパラメータ」と呼ぶ。
【0023】
割当スイッチ62には、現在選択されているパラメータに適した入力モードを指示するための入力モード指示機能が割り当てられるが、現在選択されているパラメータが入力モード対象外(特殊スイッチ63を利用した入力が想定されていない)のパラメータである場合は、入力モード指示機能は割り当てられない。
【0024】
なお、パラメータ設定装置1で設定可能なパラメータと各モード(音長モード、数字モード、入力モード対象外等)の対応関係は、予めテーブルデータとして図1のROM12又は外部記憶装置20内に保存しておく。
【0025】
特殊スイッチ63には、通常時、すなわち、割当スイッチ62によりパラメータの値を入力するのに適した入力値が割り当てられていない時(通常モード時)は、パラメータ値の入力以外の機能(デフォルト機能)、例えば、表示部19に表示される画面を変更するなどの各種の動作指示が割り当てられている。また、割当スイッチ62を操作することにより、カーソル位置の編集対象であるパラメータの値を入力するのに適した入力値が割り当てられる入力モード時には、それぞれの入力モードにおける入力値が割り当てられる。特殊操作子63に、割り当てられている編集対象であるパラメータの値を入力するのに適した入力値は、図4(B)又は図5(B)に示すように、表示部19の表示画面上に表示される。
【0026】
なお、割当スイッチ62及び特殊スイッチ63のパネル上での配置は、図2に示すものに限らない。例えば、特殊スイッチ63は、通常時(入力モード時以外)は、パラメータの値を入力する以外の指示に使われる操作子であり、パラメータの入力をするとき(入力モード時)に値を入力しやすいように(例えば、表示部19近傍にまとまって)配置されているものであればよい。
【0027】
ロータリーエンコーダ64は、左右に回転可能な操作子であり、右に回すと値が増加し、左に回すと値が減少する。インクデックスイッチ65は、インクスイッチおよびデックスイッチの二つで構成され、インクスイッチを操作することにより値が一つ増加し、デックスイッチを操作することにより値が一つ減少する。
【0028】
図3は、表示部19に表示される表示画面の一例を示す図である。図3(A)は、パラメータ設定装置1内に保存されているソングデータを編集するための画面の一例である。現在選択されているパラメータの上にはカーソル60が表示されている。
【0029】
図3(B)は、図3(A)に表示されているソングデータにMIDIイベントを挿入する場合の表示画面の一例である。ここでは、音高パラメータ上にカーソル60が位置しており、編集対象として、音高パラメータが選択されていることがわかる。本実施例では、音高パラメータは、モード対象外のパラメータであるので、割当スイッチ62には、入力モード指示機能は割り当てられていない。
【0030】
図4(A)は、カーソル60の移動により音長パラメータが編集対象として選択された場合の表示画面の一例である。ここでは、音長パラメータが編集対象として選択されているので、音長パラメータの入力に適した音長モードの指示機能が割当スイッチ62に割り当てられている。これを示すための割当表示62dが画面上に表示される。なお、音長モード指示機能が割り当てられていることの表示(割当表示)62dは、図のように音符のマークを表示することに限らず、ユーザが、音長モードの指示であることを認識できる表示であればどのようなものでもよい。
【0031】
図4(B)は、音長モードにおける表示画面の一例である。すなわち、図4(A)に示す音長モード指示機能が割り当てられた割当スイッチ62が操作された場合の表示画面である。表示画面上には、複数の特殊スイッチ63に割り当てられている入力値を表す入力値表示63dが表示され、各特殊スイッチ63に割り当てられている入力値に対応する音価を有する音符が、各特殊スイッチ63に対応する位置に表示されている。ユーザはこの中から希望する音価を有する音符に対応する特殊スイッチ63を操作することにより、該操作された特殊スイッチに割り当てられている入力値を入力することが出来る。
【0032】
このようにすることで、簡単に希望する音長を入力することが出来る。また、希望する音価と音長パラメータの対応関係が不明なユーザにも簡単に音長パラメータを入力することが出来る。なお、特殊スイッチ63に割り当てられている入力値の表示方法は音符表示に限らず「四分音符」等の文字でもよいし、各音符に対応する音長パラメータの値でもよい。
【0033】
図5(A)は、カーソル60の移動により音量パラメータが編集対象として選択された場合の表示画面の一例である。ここでは、音量パラメータが編集対象として選択されているので、音量パラメータの入力に適した数字モードの指示機能が割当スイッチ62に割り当てられている。これを示すための割当表示62dが画面上に表示される。なお、数字モード指示機能が割り当てられていることの表示(割当表示)62dは、図のように「TENKEY」表示することに限らず、例えば、数字を表示する等、ユーザが、数字モードの指示であることを認識できる表示であればどのようなものでもよい。
【0034】
図5(B)は、数字モードにおける表示画面の一例である。すなわち、図5(A)に示す数字モード指示機能が割り当てられた割当スイッチ62が操作された場合の表示画面である。表示画面上には、複数の特殊スイッチ63に割り当てられている入力値をあらわす入力値表示63dが表示され、各特殊スイッチ63に割り当てられている数値が各特殊スイッチ63に対応する位置に表示されている。ユーザはこの中から希望する数値を選択して対応する特殊スイッチ63を操作することにより、該操作された特殊スイッチに割り当てられている数値を組み合わせて入力値として入力することが出来る。
【0035】
このようにすることで、テンキー等の数値入力用の操作子がない電子音楽装置上で、簡単に希望する数値を入力することが出来る。
【0036】
図6は、図1のCPU7で実行されるパラメータ設定装置1のメイン処理を表すフローチャートである。
【0037】
ステップSA1で、メイン処理をスタートし、ステップSA2で、カーソル60が音長モードのパラメータに移動したか否かを検出する。カーソル60の音長モードのパラメータへの移動を検出したらYESの矢印で示すステップSA3に進み、その他の場合は、NOの矢印で示すステップSA4に進む。なお、ここでの判断及び後述するステップSA4及びステップSA6での判断は、予め保存されているパラメータと各モードの対応関係を表すテーブルを参照して行う。
【0038】
ステップSA3では、割当スイッチ62に音長モード指示機能を割り当てる(図4(A)の割当スイッチ62d参照)。これにより、以降割当スイッチ62を操作した場合は、入力モードは、「音長モード」に移行する。その後ステップSA8に進む。
【0039】
ステップSA4では、カーソル60が数字モードのパラメータに移動したか否かを検出する。カーソル60の数字モードのパラメータへの移動を検出したらYESの矢印で示すステップSA5に進み、その他の場合は、NOの矢印で示すステップSA6に進む。
【0040】
ステップSA5では、割当スイッチ62に数字モード指示機能を割り当てる(図5(A)の割当スイッチ62d参照)。これにより、以降割当スイッチ62を操作した場合は、入力モードは、「数字モード」に移行する。その後ステップSA8に進む。
【0041】
ステップSA6では、カーソル60がモード対象外のパラメータ、すなわち、参照すべきテーブルにモードとの対応関係がないパラメータに移動したか否かを検出する。モード対象外のパラメータへの移動を検出したらYESの矢印で示すステップSA7に進み、その他の場合、すなわちカーソル60の移動(カーソルスイッチ61の操作)を検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSA8に進む。
【0042】
ステップSA7では、割当スイッチ62に割り当てられているモード指示機能を解除する。
【0043】
ステップSA8では、割当スイッチ62の操作を検出したか否かを判断する。割当スイッチ62の操作を検出した場合は、YESの矢印で示すステップSA9に進み、検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSA11に進む。
【0044】
ステップSA9では、ステップSA8で操作を検出した割当スイッチ62に割り当てられている入力モードの有無を判断する。いずれかの入力モードが割り当てられている場合は、YESの矢印で示すステップSA10に進み、入力モードが何も割り当てられていない場合は、NOの矢印で示すステップSA11に進む。
【0045】
ステップSA10では、図7に示す入力モード処理を行う。入力モード処理では、割当スイッチ62に割り当てられている入力モードに応じて、特殊スイッチ63に入力値を割りあて、該割り当てられた入力値に従いパラメータ値を入力又は変更する。入力モード処理が終了したら、ステップSA11に進む。
【0046】
ステップSA11では、割当スイッチ62及び特殊スイッチ63以外の各種スイッチ(操作子)16の操作があれば、該操作に応じたその他の処理を実行する。ここでのその他の処理は、例えば、演奏操作子(鍵盤)28等による演奏操作、その他のスイッチによるファイル操作等の電子音楽装置としての一般的な機能を実行するための処理を含む。また、ロータリーエンコーダ64及びインクデックスイッチ65等を用いたパラメータ値の入力及び編集もここでの処理に含まれる。また、入力モード以外での特殊スイッチ63の操作に対応する処理(通常モード時の処理)もここでの処理に含まれる。
【0047】
ステップSA12では、メイン処理の終了指示を検出したか否かを判断する。終了指示を検出した場合は、YESの矢印で示すステップSA13に進みメイン処理を終了する。終了指示を検出しない場合は、NOの矢印で示すステップSA2に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0048】
図7は、本実施例によるメイン処理のステップSA10で行われる入力モード処理を表すフローチャートである。
【0049】
ステップSB1では、入力モード処理をスタートし、ステップSB2では、図6のステップSA8で操作を検出した割当スイッチ62に割り当てられている入力モード(例えば、音長モード、数字モード)に応じて、特殊スイッチ63のそれぞれに入力値(例えば、全音符〜3連32分音符に対応する音長値又は0〜9の値)を割り当てる。
【0050】
ステップSB3では、割当スイッチ62に割り当てられている入力モードに対応する操作画面を表示部19に表示する。例えば、割当スイッチ62に音長モードが割り当てられている場合は、図4(B)に示す操作画面を表示する。また、割当スイッチ62に数字モードが割り当てられている特は、図5(B)に示す操作画面を表示する。
【0051】
ステップSB4では、特殊スイッチ63によるパラメータ値の入力を受け付ける。スッテプSB5では、ステップSB4で受け付けた新たなパラメータ値の入力の確定指示の有無を判断する。確定指示があった場合は、YESの矢印で示すステップSB6に進む。確定指示がない場合は、NOの矢印で示すステップSB4に戻り、ステップSB4にて、再度パラメータ値の入力を受け付ける。
【0052】
ステップSB6では、編集対象(カーソル60の現在位置)のパラメータ値をステップSB5で確定した新たなパラメータ値に書き換える。その後、ステップSB7に進み、入力モード処理を終了して、図6に示すメイン処理のステップSA11に戻る。
【0053】
以上のように本発明の実施例によれば、パラメータの入力に適した入力値を特殊スイッチ63に割り当てることにより、簡単かつ迅速にパラメータ値の入力を行うことができる。
【0054】
また、カーソル60の移動を検出して、該検出したカーソル位置にある編集対象のパラメータに適切な入力モードを決定することが出来る。従って、複数の入力モードを用意して、自動的に編集対象に適切な入力モードを選択することが出来る。
【0055】
本実施例によれば、音長モードでは、特殊スイッチ63に複数の異なる音価を有する音符(入力値は音価に対応する数値)を割り当てることにより、簡単かつ迅速に音長パラメータのように音価に基づくパラメータを入力することが出来る。
【0056】
また、数字モードでは、特殊スイッチ63に0〜9の数値を入力値として割り当てることにより、テンキー等の数値入力用の操作子がない電子音楽装置上で、簡単かつ迅速に希望する数値を入力することが出来る。
【0057】
なお、本実施例では、音量パラメータの入力時には、数字モードを使用したが、これとは別に音量パラメータ入力用の音量モードを設けるようにしてもよい。この場合は、例えば、特殊スイッチ63に「ピアニッシッシモ、ピアニッシモ、ピアノ、メゾピアノ、メゾフォルテ、フォルテ、フォルテッシモ、フォルテッシッシモ」等の音量記号に対応する入力値を割り当てることが好ましい。このようにすると、各種の音量記号に対応する音量パラメータの値を簡単かつ迅速に入力することが出来る。また、音量記号と音量パラメータの対応関係が不明なユーザでも簡単に音量パラメータの入力を行うことができる。なお、テンポ等の音楽記号とパラメータ値に対応関係のあるパラメータについても、同様に特殊スイッチに音楽記号に対応する数値を割り当てるモードを用意するようにしてもよい。
【0058】
また、特殊スイッチ63にアルファベットや平仮名、カタカナ等の文字を割り当てる文字入力モードを用意してもよい。このようにすると、ソング名やファイル名などの文字入力を簡単かつ迅速に行うことができる。
【0059】
なお、実施例では、ROMに制御プログラムが記憶されているものとしたが、HDやCD−ROM等に制御プログラムを記憶させておいてそれをRAMに読み込むことで、ROMに制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPUにさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0060】
また、外部通信インターフェイスはLANやインターネットや電話回線などの通信ネットワークに接続可能であり、該通信ネットワークを介してサーバコンピュータと接続可能である。ハードディスク装置内に制御プログラムや各種データが記憶されていない場合、サーバコンピュータからプログラムやデータをダウンロードするために用いられる。
【0061】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、電子音楽装置に装備されている操作子を有効に利用してパラメータの値を簡単に入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるパラメータ設定装置1の基本構成を表すブロック図である。
【図2】本実施例によるパラメータ設定装置1の一部の外観を現す概略図である。
【図3】表示部19に表示される表示画面の例である。
【図4】音長モードにおける表示画面の例である。
【図5】数字モードにおける表示画面の例である。
【図6】図1のCPU7で実行されるパラメータ設定装置1のメイン処理を表すフローチャートである。
【図7】本実施例によるメイン処理のステップSA10で行われる入力モード処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…パラメータ設定装置、2…外部機器、10…バス、11…RAM、12…ROM、13…CPU、14…タイマ、15…検出回路、16…操作子、18…表示回路、19…表示部、20…外部記憶装置、21…音源回路、23…サウンドシステム、26…外部通信インターフェイス、28…鍵盤、60…カーソル、61…カーソルスイッチ、62…割当スイッチ、63…特殊スイッチ、64…ロータリーエンコーダ、65…インクデックスイッチ

Claims (2)

  1. 編集対象のパラメータを選択する選択操作子と、
    それぞれに通常モードにおいて実行される機能が割り当てられている複数の機能操作子と、
    前記機能操作子を用いた入力処理の実行を指示するための割当操作子と、
    前記通常モードにおいて、前記機能操作子の操作に応じて、該操作された機能操作子に割り当てられている前記機能を実行する通常処理手段と、
    前記選択されたパラメータの種類が前記機能操作子を利用してパラメータを入力できるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段において、前記選択されたパラメータの種類が前記機能操作子を利用してパラメータ値を入力できると判定された場合に、前記割当操作子を前記パラメータの種類に応じた入力処理の実効を指示する操作子として機能させる手段と、
    前記割当操作子により前記パラメータの種類に応じた入力処理の実行が指示された場合に、通常モードから入力モードに移行し、前記複数の機能操作子のそれぞれに、前記割り当てられている機能の代わりに、前記選択手段によって選択されたパラメータの入力に適した入力値を割り当てるとともに、前記複数の機能操作子の操作に応じて、操作された機能操作子に割り当てた入力値を受け付けることにより前記選択されたパラメータの編集を行う入力処理手段と
    を有する電子音楽装置。
  2. 編集対象のパラメータを選択する選択操作子と、それぞれに通常モードにおいて実行される機能が割り当てられている複数の機能操作子と、前記機能操作子を用いた入力処理の実行を指示するための割当操作子とを有する電子音楽装置で実行可能なプログラムであって、
    前記通常モードにおいて、前記機能操作子の操作に応じて、該操作された機能操作子に割り当てられている前記機能を実行する通常処理手順と、
    前記選択されたパラメータの種類が前記機能操作子を利用してパラメータを入力できるか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順において、前記選択されたパラメータの種類が前記機能操作子を利用してパラメータ値を入力できると判定された場合に、前記割当操作子を前記パラメータの種類に応じた入力処理の実効を指示する操作子として機能させる手順と、
    前記割当操作子により前記パラメータの種類に応じた入力処理の実行が指示された場合に、通常モードから入力モードに移行し、前記複数の機能操作子のそれぞれに、前記割り当てられている機能の代わりに、前記選択手順によって選択されたパラメータの入力に適した入力値を割り当てるとともに、前記複数の機能操作子の操作に応じて、操作された機能操作子に割り当てた入力値を受け付けることにより前記選択されたパラメータの編集を行う入力処理手順と
    を有する電子音楽装置で実行可能なプログラム。
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