JP3985715B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉体を自動的に開放できるようにした食器洗い機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の食器洗い機は、図5に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図5に示すように、扉体1は、扉軸2を中心にして、食器洗い機本体3の下部に開閉自在に取り付けており、食器洗い機本体3の前面開口部を覆うよう構成している。扉体1の上部には開閉する際に掴むための把手部4と、スイッチ5により解除されるロック手段6とを設けており、閉成状態で保持できるよう構成している。また、食器洗い機本体3は、内部に洗浄槽7を設けており、この洗浄槽7は、内部に食器かご8を配置している。
【0004】
食器洗い機の基本的な動作は、一般的によく知られているので、以下に簡単に述べると、使用者がスイッチ5によりロック手段6を解除し、その後、把手部4を持って扉体1を開放し、食器洗い機本体3内の洗浄槽7に設置された食器かご8に汚れた食器類9をセットする。
【0005】
つぎに、扉体1を閉め、ロック手段6により扉体1を閉成状態に保持し、運転を開始すると、洗浄槽7の底部に配置されたヒータによって洗浄水を加熱しながら、洗浄ノズル10から食器類9に向かって噴射し、食器類9の汚れを落とす洗浄行程を行う。その後、食器類9をすすいだ後、食器類9を乾かす乾燥行程を行って運転が終了する。
【0006】
また、他の食器洗い機として、図6に示すように、食器洗い機本体11に設けた2個の扉体12、13を上下方向に各々回動して洗浄槽14の前面開口部を開閉する構成のものがある。この食器洗い機では、扉体を複数に分割することで、上述した1枚扉の食器洗い機より食器洗い機の前方の設置スペースを小さくすることができる。さらに、連動手段15によって、扉体12、13は連結されており、扉体12を持って開放すれば、同時に他方の扉体13も開放するようになっている(例えば、特許文献1参照)。この食器洗い機も上述した基本動作を行う。
【0007】
【特許文献1】
特開昭50−26356号公報(図6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成で、図5に示す構成では、ロック手段6を解除するスイッチ5と扉体1を開くための把手部4が別々となっているため、扉体1を開ける際には、スイッチ5によりロック手段6を解除し、把手部4をつかみ直す必要がある。また、扉体1は閉塞方向に付勢されているため、把手部4を開放終了まで掴んで開けなければならなく、煩わしく使い勝手に劣るという問題を有している。
【0009】
また、図6に示すように、複数の扉体12、13を連動手段15によって回動自在に連結した場合でも、扉体12、13の開放に関して1枚扉と同様の問題を有している。
【0010】
また、上述した煩わしさを解消するために、図7に示すように、扉体16、17を連動して自動的に開放するよう引張りコイルばね18を設けた場合、扉体16、17の開放時に下扉支持部材19がストッパー部20に当接するときの衝撃による、衝撃音の発生や扉体のリバウンドという問題を有している。
【0011】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、自動開放機構により上扉体と下扉体を自動的に連動して上扉体が食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放し、かつ、扉体の開放速度を扉体開放途中から減速させ扉体開成時の衝撃を緩和することで、使用時の煩わしさを解消し、かつ、高品質な食器洗い機を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、食器洗い機本体内に洗浄槽を設け、この洗浄槽に設けた開口部を上扉体と下扉体により開閉し、上扉体と下扉体上支持部材と下支持部材により開閉自在に支持するとともに連動手段により連動させ、自動開放機構により上扉体と下扉体を連動して自動的に閉成状態から上扉体が食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放するとともに、減速機構により上扉体と下扉体の自動開放動作を扉体の開放途中から減速させるよう構成し、減速機構は、自動開放機構を構成するスプリングと、洗浄槽の左右両側に回動自在に軸支され、上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけて上支持部材の一部と当接するようにスプリングで付勢された摺動部材により構成するとともにスプリング、上扉体と下扉体の開放初期は連動リンクを上扉体と下扉体の開放方向へ付勢し、上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけては連動リンクを上扉体と下扉体の閉塞方向へ付勢するように一端を摺動部材に他端を連動リンクそれぞれ取り付け、かつ、上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけてスプリングの上扉体と下扉体の閉塞方向への付勢力によって摺動部材に当接させられる上支持部材の当接部は、上支持部材が上固定枢軸を中心として回動し上扉体の開放量が大きくなるのに応じて上固定枢軸からの距離が大きくなる形状としたものである。
【0013】
これにより、自動開放機構により上扉体と下扉体を自動的に連動して上扉体が食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放することができ、かつ、扉体開放途中から扉体の開放量に応じて、摺動部材と支持部材の摺動抵抗と連動手段への扉体閉塞方向への付勢力を大きくするこができるので、効果的に扉体の開放速度を減速して、扉体開成時の衝撃を緩和することができ、使用時の煩わしさを解消できて、高品質な食器洗い機を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、食器洗い機本体と、前記食器洗い機本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた開口部を弾性体により形成されたシール部材と開放初期に摺動して開閉する上扉体と下扉体と、前記洗浄槽の左右両側に設けた上固定枢軸で軸支され前記上扉体を上方へ回動自在に支持する左右一対の上支持部材と、前記洗浄槽の左右両側に設けた下固定枢軸で軸支され前記下扉体を下方へ回動自在に支持する左右一対の下支持部材と、左右それぞれにおいて前記上支持部材と前記下支持部材とを上連結枢軸および下連結枢軸でそれぞれ回動自在に連結して前記上扉体と下扉体を連動させる連動リンクと、前記上扉体と下扉体を連動して自動的に閉成状態から前記上扉体が前記食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放する自動開放機構と、前記上扉体と下扉体の自動開放動作をその開放途中から減速させる減速機構とを備え、前記減速機構は、前記自動開放機構を構成するスプリングと、前記洗浄槽の左右両側に回動自在に軸支され、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけて前記上支持部材の一部と当接するように前記スプリングで付勢された摺動部材により構成するとともに前記スプリング、前記上扉体と下扉体の開放初期は前記連動リンクを前記上扉体と下扉体の開放方向へ付勢し、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけては前記連動リンクを前記上扉体と下扉体の閉塞方向へ付勢するように一端を前記摺動部材に他端を前記連動リンクそれぞれ取り付け、かつ、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけて前記スプリングの前記上扉体と下扉体の閉塞方向への付勢力によって前記摺動部材に当接させられる前記上支持部材の当接部は、前記上支持部材が前記上固定枢軸を中心として回動し前記扉体の開放量が大きくなるのに応じて前記上固定枢軸からの距離が大きくなる形状としたものであり、自動開放機構により上扉体と下扉体を自動的に連動して上扉体が食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放することができ、かつ、扉体開放途中から扉体の開放量に応じて、摺動部材と支持部材の摺動抵抗と連動手段への扉体閉塞方向への付勢力を大きくするこができるので、効果的に扉体の開放速度を減速して、扉体開成時の衝撃を緩和することができ、使用時の煩わしさを解消できて、高品質な食器洗い機を提供することができる。
【0015】
また、扉体の自動開放と、扉体開放途中からの扉体開放速度の減速とでスプリングを兼用することで、部品点数の削減による、コストダウン、組立工数の削減を実現することができる。
【0016】
請求項に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、上支持部材は、摺動部材との当接部に複数段階に段差を設けたものであり、自動開放機構により上扉体と下扉体を自動的に連動して上扉体が食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放することができ、かつ、扉体の開放速度を支持部材の複数段階の段差部と摺動部材の当接により段階的に減速させることで、スムーズに扉体を開放させることができ、使用時の煩わしさを解消できて、高品質な食器洗い機を提供することができる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
(実施例1)
図1に示すように、食器洗い機本体21は、内部に洗浄槽22を設けており、この洗浄槽22は、内部に食器かご23を配置している。洗浄槽22は前方に開口部を有し、この開口部は上扉体(扉体)24と下扉体(扉体)25とで閉塞されている。上扉体24は上支持部材(支持部材)26によって、また、下扉体25は下支持部材(支持部材)27によって、それぞれ上固定枢軸28、下固定枢軸29とで洗浄槽22の左右両側に回転自在に軸支されている。
【0019】
ここで、上支持部材26と上固定枢軸28は、上扉体24が開成時に食器洗い機本体21の上方に回動するよう構成しており、下支持部材27と下固定枢軸29は、下扉体25が食器洗い機本体21の前方へ回動するよう構成している。
【0020】
また、連動手段30を上連結枢軸31により上支持部材26に軸支し、下連結枢軸32により下支持部材27に軸支することにより、上支持部材26と下支持部材27を連動し、上扉体24と下扉体25を連動して開閉するよう構成している。
【0021】
洗浄槽22にはストッパー部33を設けており、下支持部材27と当接することで、扉体(上扉体24と下扉体25)の開成状態を維持するよう構成している。
【0022】
下扉体25には押しボタンスイッチ34と、下扉体25を閉成状態に保持するロック手段35とを設け、押しボタンスイッチ34と連動して、洗浄槽22に設けた係止部36からロック手段35を解除できるよう構成している。上扉体24および下扉体25と洗浄槽22の開口部は、弾性体で形成されたシール部材(図示せず)によりシールされている。
【0023】
連動手段30に設けた第1の保持部37と、洗浄槽22に設けた第2の保持部38を自動開放機構を構成する第1のスプリング39(引張りコイルばね)で連結し、扉体が自動的に開放するよう付勢している。
【0024】
また、洗浄槽22に上支持部材26の一部と当接するよう摺動部材40を軸支し、摺動部材40に設けた第3の保持部41に弾性体を構成する第2のスプリング(引張りコイルばね)42を取り付け、摺動部材40が上支持部材26との当接部43に扉体を閉塞する方向へ負荷を加えるよう構成している。第2のスプリング42は、他端を連動手段30に設けた第4の保持部44に取り付けている。第3の保持部41と第4の保持部44は、扉体の開放途中から扉体の開放量が大きくなるのに応じて、第2のスプリング42が摺動部材40を付勢する力と連動手段30を扉体閉塞方向へ付勢する力がそれぞれ大きくなるような位置に設けている。
【0025】
上支持部材26に設けた当接部43は、2段階の段形状になっており、扉体の開放途中から開成にかけて摺動部材40と当接し、扉体の開放速度を2段階に減速している。
【0026】
上記構成において動作を説明する。押しボタンスイッチ34を作動することで、ロック手段35が解除され、第1のスプリング39により開放側に付勢された連動手段30により、上支持部材26と下支持部材27はそれぞれ上固定枢軸28と下固定枢軸29を中心に回動することで、上扉体24と下扉体25は、図1に示す閉成状態から、図2に示すように、上扉体24が食器洗い機本体21の上方に回動する開成状態まで自動的に開放することができる。
【0027】
上扉体24が上方に回動することで、上扉体24の前方への出代をなくすことができ、洗浄槽22の前面開口部の間口を広くとれ、食器かご23への食器類のセット性をよくすることができる。
【0028】
ここで、扉体(上扉体24と下扉体25)の開放初期は、上扉体24とシール部材との摺動があるため、摺動抵抗のばらつきを考慮して、扉体が確実に開放するよう第1のスプリング39の開放側への付勢力は大きめに設定しておく必要がある。
【0029】
扉体の開放途中から開成にかけて、摺動部材40が当接部43に扉体を閉塞する方向へ負荷を加え、第2のスプリング42が連動手段30を扉体閉塞方向へ付勢することで扉体の開放速度を減速させることができ、扉体開成時の下支持部材27とストッパー部33の衝撃を緩和することができる。
【0030】
ここで、扉体の自重による開放方向のモーメントは扉体の開放量に比例して大きくなるので、効果的に扉体の開放速度を減速させるために、第2のスプリング42の摺動部材40への付勢力と連動手段30を扉体閉塞方向へ付勢する力が扉体の開放量に応じてそれぞれ大きくなるよう構成している。
【0031】
さらに、当接部43は2段階の段形状になっており、扉体の開放速度を段階的に減速させることができ、スムーズな扉体の開放動作を実現できる。
【0032】
ここで、扉体の開放途中から扉体の開放速度を減速させるのは、扉体の開放初期は既に上扉体24とシール部材との摺動抵抗があるため、それ以上の摺動抵抗が加わると、開放初期位置で扉体が開かない可能性があるためである。
【0033】
このように本実施例によれば、第1のスプリング39(自動開放機構)により上扉体24と下扉体25を連動して自動的に閉成状態から開成状態まで開放するとともに、減速機構により上扉体24と下扉体25の自動開放動作を扉体の開放途中から減速させるよう構成し、減速機構は、扉体の開放途中から開成にかけて上支持部材26の一部と当接するように第2のスプリング42で付勢された摺動部材40により構成し、第2のスプリング42は一端を摺動部材40に取り付けるとともに他端を連動手段30に取り付け、扉体の開放量が大きくなるのに応じて摺動部材40への付勢力と連動手段30を扉体閉塞方向へ付勢する力がそれぞれ大きくなるよう構成したので、扉体開放途中から扉体の開放量に応じて、摺動部材40と上支持部材26の摺動抵抗と連動手段30への扉体閉塞方向への付勢力を大きくするよう構成することにより、効果的に扉体の開放速度を減速して、扉体開成時の衝撃を緩和することができ、使用時の煩わしさを解消できる。
【0034】
また、上支持部材26の摺動部材40との当接部に2段階に段差を設けたので、扉体の開放速度を上支持部材26の2段階の段差部と摺動部材40の当接により段階的に減速させることで、スムーズに扉体を開放させることができ、使用時の煩わしさを解消できる。
【0035】
なお、本実施例では、扉体を自動的に開放させる手段として第1のスプリング39(引張りコイルばね)を使用しているが、ゴム等の弾性体でも同様の効果を得ることができる。また、扉体もしくは食器洗い機本体21の少なくとも一方にソレノイド等により可動するピンを設けて、押しボタンスイッチ34と連動して扉体を押し開くよう構成しても同様の効果を得ることができる。
【0036】
(実施例2)
図3に示すように、洗浄槽45に上支持部材46の一部と当接するよう摺動部材47を軸支し、摺動部材47に設けた第5の保持部48に第3のスプリング(引張りコイルばね)49を取り付け、摺動部材47が上支持部材46との当接部50に扉体(上扉体56と下扉体57)を閉塞する方向に負荷を加えるよう構成している。第3のスプリング49は、他端を連動手段51に設けた第6の保持部52に取り付けている。
【0037】
第5の保持部48と第6の保持部52は、第3のスプリング49が、扉体開放初期は連動手段51を扉体開放方向へ付勢し、扉体開放途中からは扉体の開放量が大きくなるのに応じて、摺動部材47を付勢する力と連動手段51を扉体閉塞方向へ付勢する力がそれぞれ大きくなるような位置に設けている。
【0038】
上記構成において動作を説明する。押しボタンスイッチ53を作動することで、ロック手段54が解除され、第3のスプリング49により開放側に付勢された連動手段51により、上支持部材46と下支持部材55が回動することで、上扉体56と下扉体57は、図3に示す閉成状態から、図4に示す開成状態まで自動的に開放することができる。
【0039】
扉体(上扉体56と下扉体57)の開放途中から開成にかけて、摺動部材47が当接部50に扉体を閉塞する方向へ負荷を加え、第3のスプリング49が連動手段51を扉体閉塞方向へ付勢することで、扉体の開放速度を減速させることができ、扉体開成時の下支持部材55とストッパー部58の衝撃を緩和することができる。
【0040】
このように本実施例によれば、扉体を自動開放させるための連動手段51への付勢と、扉体開放途中から開成にかけて扉体開放速度を減速させるための連動手段51と摺動部材47への付勢を第3のスプリング49のみで行うことで、上記実施例1の食器洗い機より部品点数を減らすことができ、コストダウン、組立工数の削減が実現できる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、食器洗い機本体と、前記食器洗い機本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた開口部を弾性体により形成されたシール部材と開放初期に摺動して開閉する上扉体と下扉体と、前記洗浄槽の左右両側に設けた上固定枢軸で軸支され前記上扉体を上方へ回動自在に支持する左右一対の上支持部材と、前記洗浄槽の左右両側に設けた下固定枢軸で軸支され前記下扉体を下方へ回動自在に支持する左右一対の下支持部材と、左右それぞれにおいて前記上支持部材と前記下支持部材とを上連結枢軸および下連結枢軸でそれぞれ回動自在に連結して前記上扉体と下扉体を連動させる連動リンクと、前記上扉体と下扉体を連動して自動的に閉成状態から前記上扉体が前記食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放する自動開放機構と、前記上扉体と下扉体の自動開放動作をその開放途中から減速させる減速機構とを備え、前記減速機構は、前記自動開放機構を構成するスプリングと、前記洗浄槽の左右両側に回動自在に軸支され、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけて前記上支持部材の一部と当接するように前記スプリングで付勢された摺動部材により構成するとともに前記スプリング、前記上扉体と下扉体の開放初期は前記連動リンクを前記上扉体と下扉体の開放方向へ付勢し、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけては前記連動リンクを前記上扉体と下扉体の閉塞方向へ付勢するように一端を前記摺動部材に他端を前記連動リンクそれぞれ取り付け、かつ、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけて前記スプリングの前記上扉体と下扉体の閉塞方向への付勢力によって前記摺動部材に当接させられる前記上支持部材の当接部は、前記上支持部材が前記上固定枢軸を中心として回動し前記扉体の開放量が大きくなるのに応じて前記上固定枢軸からの距離が大きくなる形状としたから、自動開放機構により上扉体と下扉体を自動的に連動して上扉体が食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放し、かつ、扉体開放途中から扉体の開放量が大きくなるのに応じて、摺動部材と支持部材の摺動抵抗と連動手段への扉体閉塞方向への付勢力を大きくするこができるので、効果的に扉体の開放速度を減速し、扉体開成時の衝撃を緩和することができ、使用時の煩わしさを解消し、かつ、高品質な食器洗い機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の食器洗い機の扉体閉成状態の断面図
【図2】 同食器洗い機の扉体開成状態の断面図
【図3】 本発明の第2の実施例の食器洗い機の扉体閉成状態の断面図
【図4】 同食器洗い機の扉体開成状態の断面図
【図5】 従来の食器洗い機の一例の扉体開成状態の断面図
【図6】 従来の食器洗い機の他の例の扉体開成状態の一部切り欠きした側面図
【図7】 従来の食器洗い機の他の例の扉体閉成状態の断面図
【符号の説明】
21 食器洗い機本体
22 洗浄槽
24 上扉
25 下扉
26 上支持部
27 下支持部
30 連動手段(連動リンク)
39 第1のスプリング(自動開放機構)
40 摺動部材
42 第2のスプリング(スプリング、自動開放機構

Claims (2)

  1. 食器洗い機本体と、前記食器洗い機本体内に設けた洗浄槽と、前記洗浄槽に設けた開口部を弾性体により形成されたシール部材と開放初期に摺動して開閉する上扉体と下扉体と、前記洗浄槽の左右両側に設けた上固定枢軸で軸支され前記上扉体を上方へ回動自在に支持する左右一対の上支持部材と、前記洗浄槽の左右両側に設けた下固定枢軸で軸支され前記下扉体を下方へ回動自在に支持する左右一対の下支持部材と、左右それぞれにおいて前記上支持部材と前記下支持部材とを上連結枢軸および下連結枢軸でそれぞれ回動自在に連結して前記上扉体と下扉体を連動させる連動リンクと、前記上扉体と下扉体を連動して自動的に閉成状態から前記上扉体が前記食器洗い機本体の上方まで回動する開成状態まで開放する自動開放機構と、前記上扉体と下扉体の自動開放動作をその開放途中から減速させる減速機構とを備え、前記減速機構は、前記自動開放機構を構成するスプリングと、前記洗浄槽の左右両側に回動自在に軸支され、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけて前記上支持部材の一部と当接するように前記スプリングで付勢された摺動部材により構成するとともに前記スプリング、前記上扉体と下扉体の開放初期は前記連動リンクを前記上扉体と下扉体の開放方向へ付勢し、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけては前記連動リンクを前記上扉体と下扉体の閉塞方向へ付勢するように一端を前記摺動部材に他端を前記連動リンクそれぞれ取り付け、かつ、前記上扉体と下扉体の開放途中から開成にかけて前記スプリングの前記上扉体と下扉体の閉塞方向への付勢力によって前記摺動部材に当接させられる前記上支持部材の当接部は、前記上支持部材が前記上固定枢軸を中心として回動し前記扉体の開放量が大きくなるのに応じて前記上固定枢軸からの距離が大きくなる形状とした食器洗い機。
  2. 支持部材は、摺動部材との当接部に複数段階に段差を設けた請求項1記載の食器洗い機。
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