JP3983712B2 - 汚水中継ポンプ設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水道において汚水を送水するための汚水中継ポンプ設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、下水道において汚水を送水するための種々の汚水中継ポンプ設備がある。例えば、この種の汚水中継ポンプ設備として、マンホールポンプ型と、ソリッドセパレーション型とが知られている。
【0003】
図22及び図23を参照して、周知のマンホールポンプ型の汚水中継ポンプ設備を説明する。地中に埋設されたマンホール200には流入管201が接続されている。また、マンホール200内に配置された2台の水中ポンプ203A,203Bの吐出口は揚水管204A,204Bを介して送水管202に接続されている。各揚水管204A,204Bには、ボール弁206、逆止弁207、及び空気抜き弁208が介設されている。水中ポンプ203A,203Bの吐出口218と揚水管204A,204Bの下端とは、ボルト等の手段で固定されておらず、ガイドパイプ210A,210Bに沿って水中ポンプ203A,203Bを昇降させることができる。また、水中ポンプ203A,203Bの吸込口と対向するマンホール200の底部には、予旋回槽211が配設されている。
【0004】
流入管201からマンホール200内に流入した汚水は、水と土砂及びし渣が混在した状態のままで、水中ポンプ203A,203Bの吸込口219から吸い込まれ、吐出口から揚水管204A,204Bを介して送水管202から下流側へ送られる。予旋回槽211で水中ポンプ203A,203Bに吸い込まれる汚水を旋回させることで、マンホール200底部での土砂の堆積が防止されている。メンテナンス発生時や故障発生時には、マンホール蓋212を開放してガイドパイプ210A,210Bに沿って水中ポンプ203A,203Bを地上に吊り上げて、必要な作業を行うことができる。
【0005】
ソリッドセパレーション型の汚水中継ポンプ設備は、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されている。
【0006】
図24及び図25を参照して、ソリッドセパレーション型の汚水中継ポンプ設備を説明する。地上に設置され又は地下に埋設されたピット100内に、汚水貯留槽105が配置され、この汚水貯留槽105内にし渣分離装置101A,101Bが配置されている。し渣分離槽101A,101Bには流入管102A,102Bと、吐出管103A,103Bが接続されている。また、各し渣分離槽101A,101Bと汚水貯留槽105とを接続する接続管115A,115Bが設けられ、これらの接続管115A,115Bにはポンプ113A,113Bが介設されている。し渣分離槽101A,101B内で開口する接続管115A,115Bの端部には汚水からし渣を分離するためのセパレーション弁117A,117Bが取り付けられている。また、各接続管115A,115Bには汚水ポンプ113A,113Bの前後に常開の流入仕切弁119A,119B,121A,121Bが設けられている。
【0007】
汚水ポンプ113A,113Bの停止時には、図25において破線の矢印で示すように、流入管102A,102Bからし渣分離槽101A,101B内に流入した汚水はセパレーション弁117A,117Bによりし渣が分離された後、接続管115A,115Bを経て汚水貯留槽105内に流入する。し渣分離槽101A,101B内には汚水から分離されたし渣が蓄積する。
【0008】
汚水ポンプ113A,113Bの作動時には、図25において実線の矢印で示すように、汚水貯留槽105に貯留された汚水が汚水ポンプ113A,113Bによって接続管115A,115Bを介してし渣分離槽101A,101B内に圧送される。その結果、し渣分離槽101A,101B内に蓄積されたし渣と共に汚水が送水管103A,103Bから下流側に送出される。し渣分離槽101A,101B内には汚水上に浮くボール107が収容されている。図25において二点鎖線で示すように、汚水ポンプ113A,113Bによる汚水の圧送時にはボール107によってし渣分離槽101A,101Bの流入管102A,102Bの接続部分が閉鎖され、流入管102A,102Bへの汚水の逆流が防止される。
【0009】
【特許文献1】
独国実用新案第2950528号明細書
【特許文献2】
欧州特許第744504号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
マンホールポンプ型の汚水中継ポンプ設備は、比較的小型で構造が簡易である点でソリッドセパレーション型よりも優れている。しかし、前述のように水中ポンプ203A,203Bは、汚水からし渣を分離することなく吸入するので、夾雑物による閉塞が生じるおそれがある。
【0011】
一方、ソリッドセパレーション型の汚水中継ポンプ設備では、ポンプ113A,113Bは、セパレーション弁117A,117Bでし渣を分離済みの汚水を吸入するので、夾雑物による閉塞を防止することができる。しかし、ソリッドセパレーション型の設備は、汚水貯留槽105の外側にさらにピット100を設けた、このピット100内に汚水ポンプ113A,113Bやセパレーション弁117A,117Bを配設した構造であるので、マンホールポンプ型と比較すると、設備が大型で構造も複雑である。
【0012】
また、ソリッドセパレーション型の設備では、ポンプ113A,113B及びセパレーション弁117A,117Bはいずれも接続管115A,115Bに対してボルト等によって固定されているので、故障時やメンテナンス時には作業者がピット100内に入り、かつボルト等により固定を解除する必要がある。この点で、ソリッドセパレーション型の設備は、メンテナンス等の作業が煩雑である。また、ピット100内での作業を可能に十分な空間を確保する必要があるので、設置面積が大きくなる。
【0013】
本発明は、これら従来の汚水中継ポンプ設備における問題を解決するためになされたもので、設置面積の小さい小型かつ簡易な構造で、メンテナンス作業が容易でありながら、夾雑物によるポンプの閉塞を防止することができる、汚水中継ポンプ設備を提供することを課題としている。
【0014】
本発明の第1の態様は、流入管を介して上流側から流入する汚水を、送水管を介して下流側に送水する、汚水中継ポンプ設備であって、汚水貯留槽と、前記流入管と前記送水管とに接続され、前記流入管からの汚水の流入は許可するが前記流入管への汚水の逆流を阻止する逆流防止機構とを備える、前記汚水貯留槽内に配置されたし渣分離槽と、吐出口が前記し渣分離槽に対して着脱可能に接続される一方、吸込口が前記汚水貯留槽内に開放し、停止時に吐出口から吸込口への汚水の逆流を許可する、前記汚水貯留槽内に配置された水中ポンプと、前記し渣分離槽に対して着脱可能に接続される前記水中ポンプの吐出口に固定されて、前記し渣分離槽から前記吐出口に流入する汚水からし渣を分離し、かつ吐出口からの汚水の流れを許可する固液分離弁と、停止状態の前記水中ポンプを前記汚水貯留槽から搬出及び搬入するための搬入出機構とを備える、汚水中継ポンプ設備を提供する。また、本発明の第2の態様は、流入管を介して上流側から流入する汚水を、送水管を介して下流側に送水する、汚水中継ポンプ設備であって、汚水貯留槽と、前記流入管と前記送水管とに接続され、前記流入管からの汚水の流入は許可するが前記流入管への汚水の逆流を阻止する逆流防止機構とを備える、前記汚水貯留槽内に配置されたし渣分離槽と、吐出口が前記し渣分離槽に対して着脱可能に接続される一方、吸込口が前記汚水貯留槽内に開放し、停止時に吐出口から吸込口への汚水の逆流を許可する、前記汚水貯留槽内に配置された水中ポンプと、前記し渣分離槽と前記水中ポンプの吐出口との間に介設され、前記し渣分離槽から前記吐出口に流入する汚水からし渣を分離し、かつ吐出口からの汚水の流れを許可する固液分離弁と、停止状態の前記水中ポンプを前記汚水貯留槽から搬出及び搬入するための搬入出機構と、前記し渣分離槽の内部を、前記水中ポンプとの接続部を含む部分と残りの部分とに分割する取り外し可能な隔壁とを備え、前記固液分離弁は前記隔壁に取り付けられている、汚水中継ポンプ設備を提供する。かかる構成とした場合、水中ポンプと固液分離弁とは別個に汚水貯留槽から搬出及び搬入できるので、メンテナンス時及び故障時の作業性がより向上する。
【0015】
流入管からし渣分離槽に流入した汚水は、前記固液分離弁、停止状態の前記水中ポンプの吐出口、及び前記水中ポンプの吸込口を経て、前記汚水貯留槽内に流入し、前記し渣分離槽内には前記固液分離弁により汚水から分離されたし渣が蓄積される。前記汚水貯留槽に蓄積された汚水は作動状態の前記水中ポンプの吸込口から、前記水中ポンプの吐出口、及び固液分離弁を経て、前記し渣分離槽内に流入し、前記し渣分離槽内に蓄積されたし渣と共に、前記送水管へ送られる。
【0016】
本発明の汚水中継ポンプ設備では、汚水貯留槽内にし渣分離槽、水中ポンプ、及び固液分離弁が収容されている。従って、汚水貯留槽の外側にさらにピットが設けられ、このピット内にポンプ等が配設されている従来のソリッドセパレーション型の設備と比較すると、小型で構造も簡易である。
【0017】
また、汚水貯留槽内に配置された水中ポンプの吐出口はし渣分離槽に対して着脱可能に接続され、水中ポンプを汚水貯留槽から搬出及び搬入するための搬入出機構が設けられている。従って、メンテナンス時や故障発生時には、搬入出機構により水中ポンプを汚水貯留槽から搬出して作業を行うことができ、作業性が良好である。
【0018】
さらに、水中ポンプを汚水貯留槽から搬出できるので、汚水貯留槽内に作業者が入って作業を行う空間を確保する必要がない。従って、従来のソリッドセパレーション型の設備と比較すると設備の設置面積を低減することができる。
【0019】
さらにまた、水中ポンプは、汚水貯留槽に蓄積されている固液分離弁によってし渣を分離済みの汚水を吸込口から吸い込んで、吐出口からし渣分離槽へ吐出するので、夾雑物による水中ポンプの閉塞を防止することができる。
【0020】
前記搬入出機構は、例えば、前記汚水貯留槽内に配置された上下方向に延びる案内部材と、前記水中ポンプの吐出口に取り付けられ、前記案内部材に沿って移動可能な被案内部材と、前記水中ポンプの吐出口を前記し渣分離槽に対して位置決めする位置決め機構とを備える。
【0021】
前記水中ポンプの吸込口が前記汚水貯留槽の底部に対向して開口し、前記汚水貯留槽の底部に、前記水中ポンプの吸込口に吸い込まれる汚水を旋回させるための予旋回構造をさらに備えることが好ましい。あるいは、前記水中ポンプの吸込口が前記汚水貯留槽の底部に対向して開口し、前記汚水貯留槽の底部に、前記水中ポンプの吸込口に向けて少なくともその一部が傾斜する構造をさらに備えてもよい。
【0022】
これらの構造により、汚水中に含まれる土砂が汚水貯留槽の底部に堆積するのを防止することができる。
【0023】
前記流入管と前記し渣分離槽の接続部は、前記汚水貯留槽内に開放されていることが好ましい。
【0024】
かかる構成により、流入管から急激に多量の汚水がし渣分離槽に流入しても、一部の汚水がし渣分離槽を経ずに汚水貯留槽に流入するので、流入管の上流側での滞留を防止することができる。
【0025】
例えば、前記流入管の端部と、前記し渣分離槽との間に間隔が設けられ、この間隔を覆うスクリーンをさらに備えることが好ましい。
【0026】
かかる構成とすると、流入管から急激に多量の汚水がし渣分離槽に流入した場合、汚水貯留槽にはスクリーンによってし渣が分離された汚水が流入するので、水中ポンプがより閉塞しにくくなる。
【0027】
前記流入管とし渣分離槽の接続部を閉鎖し、かつ流入管との接続部の近傍のし渣分離槽にスリット、孔、又はメッシュを設けてもよい。また、し渣分離槽の上部を開放し、流入管の端部をし渣分離槽内に挿入してもよい。この場合も、し渣分離槽の上部にスリット、孔、又はメッシュを設けることが好ましい。
【0031】
前記汚水貯留槽内に、それぞれ前記し渣分離槽、前記水中ポンプ、及び前記固液分離弁を含むユニットが2組以上収容され、前記2つ以上のし渣分離槽は、分岐管を介して互いに接続され、かつこの分岐管を介して前記流入管に接続されている。
【0032】
流入管から急激に多量の汚水が流入し、一方のユニットのし渣分離槽が満杯になっても、他方のユニットのし渣分離槽に汚水が流入するので、し渣分離槽から汚水がオーバーフローするのを防止することができる。
【0033】
前記汚水貯留槽は、例えば地中に埋設されたマンホールである。しかし、汚水貯留槽は、地上に設置してもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0035】
(第1実施形態)
図1から図3は、本発明の第1実施形態にかかるマンホール型の汚水中継ポンプ設備1を示している。
【0036】
汚水中継ポンプ設備1は、流入管2を介して上流側から流入する汚水を、送水管3を介して下流側に送水する。汚水中継ポンプ設備1は、汚水貯留槽であるマンホール6を備え、このマンホール6内に、し渣分離槽7A,7B、水中ポンプ8A,8B、固液分離弁であるセパレーション弁9A,9B、及び水中ポンプ8A,8Bの搬入出機構13A,13Bが配置されている。図2にのみ示すコントローラ10は、投込式水位計11やフロート式水位計12からの入力に基づいて、水中ポンプ8A,8Bの運転を制御する。
【0037】
マンホール6は地中に埋設され、地表に設けられた開口6aはマンホール蓋5により閉鎖されている。
【0038】
一対のし渣分離槽7A,7Bは、共通の流入槽16と分岐管17とを介して、上端が流入管2に接続されている。流入槽16はし渣分離槽7A,7Bの一部を構成している。流入槽16を省略して分岐管17から直接し渣分離槽7A,7Bに汚水が流入するようにしてもよい。分岐管17は、その両開口端がそれぞれし渣分離槽7A,7Bに接続され、中央部が流入槽16の底部側と連通している。図16(A)及び図18(A)を併せて参照すると、流入槽16は上端に開口16aを備え、流入槽16の上方に位置する流入管2の開口端2aは、この流入槽16の開口16aに対して間隔をあけて対向している。換言すれば、流入管2と流入槽16との接続部分は、密閉されておらず、マンホール6内に開放されている。また、流入槽16と流入管2との間の間隔を覆うように、矩形格子状のスクリーン18が取り付けられている。し渣分離槽7A,7Bの内部には、ボール19が収容されている。後に詳述するように、このボール19は流入管2からの汚水の流入は許可するが、流入管2への汚水の逆流を阻止する逆流防止機構として機能する。また、各し渣分離槽7A,7Bは、その下部が上下方向に延びる揚水管21A,21Bを介して送水管3に接続されている。揚水管21A,21Bには、ボール弁22、逆止弁23、及び空気抜き弁24が介設されている。し渣分離槽7A,7Bは台座26A,26Bによりマンホール6の底部に支持されている。
【0039】
各し渣分離槽7A,7Bに対応して、一対の水中ポンプ8A,8Bが配設されている。水中ポンプ8A,8Bは、吐出口8bがし渣分離槽7A,7Bに着脱可能に接続され、吸込口8aがマンホール6内の開放されている。
【0040】
図4及び図5をさらに参照して、水中ポンプ8A,8Bとし渣分離槽7A,7Bとの接続構造について説明する。まず、し渣分離槽7A,7Bの下部には、水平方向に突出する管部28が設けられている。この管部28は、基端側がし渣分離槽7A,7Bの内部と連通し、先端側が開口端であり、し渣分離槽7A,7Bとマンホール6との間での汚水の出入口として機能する。一方、水中ポンプ8A,8Bの吐出口8bの先端には、し渣分離槽7A,7Bの管部28よりも大径のフランジ8cが設けられている。このフランジ8cには1個のセパレーション弁(固液分離弁)9A,9Bが取り付けられている。また、フランジ8cの上部にはスライダ(被案内部材)29の基端側が固定されている。このスライダ29の先端側には、下向きに突出するフック状突起29aが設けられている。一方、管部28の上部には、上向に突出するフック状の第2の突起28aが設けられている。これらの突起28a,29aが互いに係止されることにより、水中ポンプ8A,8Bの吐出口8bがし渣分離槽7A,7B側の管部28に位置決めされた状態で保持される。吐出口8bと管部28はボルト等により固定されていないので、水中ポンプ8A,8Bを吊り上げれば、図5に示すように、水中ポンプ8A,8Bをし渣分離槽7A,7Bから取り外すことができる。換言すれば、水中ポンプ8A,8Bの吐出口8bは、し渣分離槽7A,7Bに対して着脱可能に接続されている。
【0041】
図6に示すように、セパレーション弁9A,9Bは複数のスリット9aと、軸9bを中心に矢印方向に回動可能な弁体9cとを備えている。9a間の寸法は、汚水に含まれるし渣のうち、水中ポンプ8A,8B内の吸込口8aから吐出口8bに至る流路の最小径(水中ポンプ8A,8Bの通過径)よりも大きいし渣は通過させないが、汚水自体は通過できるように設定されている。弁体9cは吐出口8bを閉鎖してし渣分離槽7A,7Bからの汚水の流入を阻止するが、吐出口8bから流出する汚水によって開弁し、吐出口8bからし渣分離槽7A,7Bへの汚水の流出を許可する。
【0042】
次に、水中ポンプ8A,8Bの搬入出機構13A,13Bについて説明する。マンホール6内には、各水中ポンプ8A,8B毎に、鉛直方向に延びる一対の案内ロッド31A,31Bが設けられている。前述のスライダ29には円弧状の一対の切欠29b,29cが設けられている。これらの切欠29b,29c内に案内ロッド31A,31Bが収容されている。水中ポンプ8A,8Bを吊り上げると、スライダ29が案内ロッド31A,31Bに沿って移動するので水中ポンプ8A,8Bは、マンホール6の開口6aに向けてほぼ真っ直ぐに上昇する。逆に、地表から水中ポンプ8A,8Bをマンホール6内に収容する場合、いったん切欠29b,29c内に案内ロッド31A,31Bの上端が差し込まれると、スライダ29が案内ロッド31A,31Bに案内されることにより、水中ポンプ8A,8Bが図4で示す吐出口8bと管部28が接続される位置に移動する。
【0043】
水中ポンプ8A,8Bの吸込口8aはマンホール6の底部に対向して開口し、マンホール6の底部には予旋回槽32が配置されている。図1、図2、及び図7を参照すると、予旋回槽32は、各水中ポンプ8A,8Bの吸込口8aに対応する平面視で円形の凹部32a,32bと、図7においてニ点鎖線の矢印で示すように、凹部32a,32bの底に向かう螺旋面状の曲面32c,32dとを備えている。この予旋回槽32を設けたことにより、水中ポンプ8A,8Bの作動時には吸込口8a付近で汚水が旋回する。
【0044】
以上の構造を備える第1実施形態の汚水中継ポンプ設備1では、汚水貯留槽であるマンホール6内にし渣分離槽7A,7B、水中ポンプ8A,8B、及びセパレーション弁9A,9Bが収容されいる。従って、汚水貯留槽の外側にさらにピットが設けられ、このピット内にポンプ等が配設されている従来のソリッドセパレーション型の設備と比較すると、小型で構造も簡易である。
【0045】
また、マンホール6内に配置された水中ポンプ8A,8Bの吐出口8bはし渣分離槽7A,7Bの管部に対して着脱可能に接続され、かつ吐出口8bにセパレーション弁9A,9Bが取り付けられた水中ポンプ8A,8Bをマンホール6から搬出及び搬入するための搬入出機構13A,13Bが設けられている。従って、メンテナンス時や故障発生時には、搬入出機構により水中ポンプ8A,8Bをマンホール6から開口6aを介して地表に搬出して作業を行うことができ、作業性が良好である。
【0046】
さらに、水中ポンプ8A,8Bをマンホール6から搬出できるので、マンホール6内に作業者が入って作業を行う空間を確保する必要がない。従って、従来のソリッドセパレーション型の設備と比較すると設備の設置面積を低減することができる。
【0047】
次に、図8から図11を参照して、第1実施形態の汚水中継ポンプ設備1に動作を説明する。通常、一対の水中ポンプ8A,8Bの一方が作動状態であれば、他方は停止状態である。以下の説明では、特に言及しない限り、一方の水中ポンプ8A及び対応するし渣分離槽7Aに着目して説明する。
【0048】
図8に示すように、し渣や土砂を含む汚水が流入管2から流入槽16に流入し、流入槽16から分岐管17を経てし渣分離槽7Aに流入する。図9に示すように、し渣分離槽7Aに流入した汚水は、さらに管部28から停止中の水中ポンプ8Aの吸込口8aに流入し、水中ポンプ8Aの吸込口8aからマンホール6内に流入する。セパレーション弁9Aを通過する際に、汚水からし渣が分離されるので、マンホール6内にはし渣を分離済みの汚水が蓄積される。一方、セパレーション弁9Aにより分離されたし渣は、し渣分離槽7A内に蓄積する。し渣分離槽7A内のし渣が増えるのに伴って、ボール19が上昇する。
【0049】
し渣分離槽7A内が予め定められた水位に達したことを水位計11,12が検出すると、コントローラ10により水中ポンプ8Aが始動される。図11に示すように、水中ポンプ8Aが始動すると、マンホール6内の汚水が吸込口8aから吸い込まれ、吐出口8bからセパレーション弁9Aを経て、し渣分離槽7A内に流入する。汚水はさらにし渣分離槽7A内のし渣と共に、揚水管21Aから送水管3に送られる。し渣分離槽7Aと流入槽16との接続部分はボール19により遮断されているので、流入槽16へ汚水が逆流しない。
【0050】
水中ポンプ8A,8Bは、マンホール6内に蓄積されているセパーレーション弁9A,9Bによってし渣を分離済みの汚水を吸込口8aから吸い込んで、吐出口8bからし渣分離槽7A,7Bへ吐出するので、夾雑物による水中ポンプ8A,8Bの閉塞を防止することができる。
【0051】
また、マンホール6の底部に配置された予旋回槽32によって、水中ポンプ8A,8Bの吸込口8aに吸い込まれる際に汚水が旋回するので、汚水に含まれる土砂が吸込口8aに確実に吸い込まれる。その結果、マンホール6の底部に土砂が堆積するのを防止することができ、、バキュームカー等によってマンホール内に堆積した土砂を排出する作業を定期的に行う必要がない。
【0052】
流入管2の開口と流入槽16の開口とは間隔をあけて対向しているので、流入管2から急激に多量の汚水が流入槽16を介してし渣分離槽7A,7Bに流入する場合、一部の汚水が流入槽16やし渣分離槽7A,7Bを経ずにマンホール6内に流入する。よって、流入管2の上流側での滞留を防止することができる。また、流入槽16と流入管2との間の間隔にはスクリーン18が取り付けられているので、前述のように流入管2から急激に多量の汚水がし渣分離槽7に流入した場合、マンホール6内にはスクリーン18によってし渣が分離された汚水が流入するので、水中ポンプ8A,8Bがより閉塞しにくくなる。
【0053】
さらに、一対のし渣分離槽7A,7Bが共通の分岐管17を介して流入槽16に接続されているので、流入管2から急激に多量の汚水が流入し、一方のし渣分離槽7Aが満杯になっても、他方のし渣分離槽7Bに汚水が流入するので、し渣分離槽7A,7Bから汚水がオーバーフローするのを防止することができる。
【0054】
(第2実施形態)
図12及び図13に示す本発明の第2実施形態の汚水中継ポンプ設備1は、水中ポンプ8A,8Bとセパレーション弁を別体としている点が第1実施形態と異なる。し渣分離槽7A,7Bの内部を、水中ポンプ8A,8Bとの接続部を含む部分(第1室35)と、残りの部分(第2室36)とに分割する取り外し可能な隔壁37が設けられている。図13に示すように、隔壁37はその両側縁が挿入された案内レール38により、し渣分離槽7A,7Bに対して上下方向に着脱できる。この隔壁37に2個のセパレーション弁9A,9Bが取り付けられている。また、隔壁37の上端にはし渣分離槽7A,7Bの外壁の一部を構成する天板39が取り付けられている。40は吊り上げ又は吊り下げの際にフックを掛けるためのリングである。
【0055】
流入管2から流入槽16及び分岐管17を介してし渣分離槽7A,7Bの流入したし渣は、第2室36からセパレーション弁9A,9Bを通って第1室35に流入し、停止中の水中ポンプ8A,8Bを介してマンホール6内に流出する。セパレーション弁9A,9Bにより汚水から分離されたし渣は、し渣分離槽7A,7Bの第2室36内に蓄積する。水中ポンプ8が作動すると、水中ポンプ8に吸い込まれたマンホール6内の汚水は第1室35からセパレーション弁9A,9Bを経て第2室36に流入し、し渣と共に揚水管21A,21B及び送水管3に送られる。
【0056】
図14に示すように、案内ロッド31A,31Bに沿ってスライダ29を昇降させ、水中ポンプ8A,8Bをマンホール6から搬出及び搬入するとができる。また、図15に示すように、セパレーション弁9A,9Bを備える隔壁37のみをし渣分離槽7A,7Bから取り外して、マンホール6から搬出及び搬入することができる。このように、水中ポンプ8A,8Bとセパレーション弁9A,9Bは別個にマンホール6から搬出及び搬入できるので、メンテナンス時及び故障時の作業性がより向上する。
【0057】
第2実施形態のその他の構成及び作用は前記第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0058】
次に、流入管2の端部と流入槽16の開口の位置関係について説明する。前記実施形態では、図16(A)示すように、流入管2の端部と流入槽16の開口は互いに間隔をあけて対向している。しかし、図16(B)に示すように、流入槽16の上端を閉鎖する上端壁16bを設け、この上端壁16bに流入管2の端部を接続してもよい。この場合、流入槽16の内部とマンホール6内とを連通させるために、図17(B)に示す上下方向のスリット16c、図17(C)に示す例えば円形穴である穴16d、又は図17(D)に示すメッシュ状部16eを設けることが好ましい。図16(C)に示すように流入槽16の開口から流入管2の端部を挿入し、流入管2の端部を流入槽16内に配置してもよい。また、流入管2の端部と流入槽16の開口とを同一の高さ位置に配置してもよい。これらの場合、前記実施形態(図16(A))と同様に流入槽16内は開放されているので、図17(A)に示すように流入槽16の上部にスリットや穴を設けない構造でもよい。
【0059】
前記実施形態では、流入管2の端部と流入槽16の間の間隔を覆うスクリーン18は、矩形状のメッシュ18aを備える。しかし、図18(B)に示す菱形状のメッシュ18bを備えるスクリーン18、あるいは図18(C)に示す例えば円形穴である穴18cを備えるスクリーン18であってもよい。また、図18(D)〜(G)に示すように、スクリーン18は両端開口の短円筒状であってもよい。図18(D)のスクリーン18は短冊状のメッシュ18dを備え、図18(E)は矩形状のメッシュ18aを備え、図18(F)は菱形状のメッシュ18bを備え、図18(G)は複数の穴18cを備えるスクリーン18を示している。
【0060】
予旋回槽32に代えて、例えば、図19から図21に示すように種々の形状の構造物32’を採用することができる。これらの構造物32’は、マンホール6の底部に対向して開口する水中ポンプ8A,8Bの吸込口8aに向けて傾斜する形状としており、汚水に含まれる土砂が水中ポンプ8A,8Bに吸い込まれるようになっている。また、予旋回槽32や構造物32’に代えて、マンホール6の底自体を水中ポンプ8A,8Bに吸い込まれる汚水が旋回するような形状や、水中ポンプ8A,8Bの吸込口8aに向けて傾斜する形状としてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の汚水中継ポンプ設備では、汚水貯留槽内にし渣分離槽、水中ポンプ、及び固液分離弁を収容し、かつ水中ポンプを汚水貯留槽から搬入及び搬出する搬入出機構を設けている。また、し渣分離槽に対して着脱可能に接続される水中ポンプの吐出口に固液分離弁を固定し、又は取り外し可能な隔壁に固液分離弁を設けている。そのため、設置面積の小さい小型かつ簡易な構造で、メンテナンス時や故障時の作業性が良好であり、かつ夾雑物によるポンプの閉塞を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るマンホール型の汚水中継ポンプ設備を示す断面図である。
【図2】 図1のII−II線での断面図である。
【図3】 図1の平面図である。
【図4】 図1の部分拡大図である。
【図5】 水中ポンプをし渣分離槽から取り外した状態を示す図1の部分拡大図である。
【図6】 セパレーション弁を示す斜視図である。
【図7】 予旋回槽を示す平面図である。
【図8】 し渣分離槽への汚水の流入開始時の状態を示す概略断面図である。
【図9】 し渣分離槽への汚水の流入中の状態を示す概略断面図である。
【図10】 し渣分離槽がし渣で満たされた状態を示す概略断面図である。
【図11】 水中ポンプによりマンホール内の汚水をし渣分離槽を介して圧送する状態を示す概略断面図である。
【図12】 本発明の第2実施形態に係るマンホール型の汚水中継ポンプ設備を示す部分拡大断面図である。
【図13】 図12のXIII−XIII線での断面図である。
【図14】 ポンプをし渣分離槽から取り外した状態を示す部分拡大断面図である。
【図15】 セパレーション弁をし渣分離槽から取り外した状態を示す部分拡大断面図である。
【図16】 (A)、(B)、及び(C)は、流入管の端部と流入槽の関係の例を示す部分概略図である。
【図17】 (A)、(B)、(C)、及び(D)は流入管の端部の例を示す部分概略図である。
【図18】 (A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、及び(G)は、スクリーンの例を示す部分概略図である。
【図19】 予旋回槽の代替構造の例を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図20】 予旋回槽の代替構造の列を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図21】 予旋回槽の代替構造の例を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図22】 従来のマンホール型の汚水中継ポンプ設備を示す部分拡大図である。
【図23】 図21のXXIII−XXIII線での断面図である。
【図24】 従来のソリッドセパレーション型の汚水中継ポンプ設備を示す断面図である。
【図25】 図23のXXV−XXV線での断面図である。
【符号の説明】
1 汚水中継ポンプ設備
2 流入管
2a 開口端
3 送水管
5 マンホール蓋
6 マンホール
6a 開口
7A,7B し渣分離槽
8A,8B 水中ポンプ
8a 吸込口
8b 吐出口
8c フランジ
9A,9B セパレーション弁
10 コントローラ
11 投込式水位計
12 フロート式水位計
13A,13B 搬入出機構
16 流入槽
16a 開口
16b 上端壁
16c スリット
16d 穴
16e メッシュ状部
17 分岐管
18 スクリーン
18a 矩形状のメッシュ
18b 菱形状のメッシュ
18c 穴
18d 短冊状のメッシュ
19 ボール
21A,21B 揚水管
22 ボール弁
23 逆止弁
24 空気抜き弁
26A,26B 台座
28 管部
28a 突起
29 スライダ
29a 突起
29b,29c 切欠
31A,31B 案内ロッド
32 予旋回槽
32a,32b 凹部
32c,32d 曲面
32’ 構造物
35 第1室
36 第2室
37 隔壁
38 案内レール
39 天板
40 リング

Claims (9)

  1. 流入管を介して上流側から流入する汚水を、送水管を介して下流側に送水する、汚水中継ポンプ設備であって、
    汚水貯留槽と、
    前記流入管と前記送水管とに接続され、前記流入管からの汚水の流入は許可するが前記流入管への汚水の逆流を阻止する逆流防止機構とを備える、前記汚水貯留槽内に配置されたし渣分離槽と、
    吐出口が前記し渣分離槽に対して着脱可能に接続される一方、吸込口が前記汚水貯留槽内に開放し、停止時に吐出口から吸込口への汚水の逆流を許可する、前記汚水貯留槽内に配置された水中ポンプと、
    前記し渣分離槽に対して着脱可能に接続される前記水中ポンプの吐出口に固定されて、前記し渣分離槽から前記吐出口に流入する汚水からし渣を分離し、かつ吐出口からの汚水の流れを許可する固液分離弁と、
    停止状態の前記水中ポンプを前記汚水貯留槽から搬出及び搬入するための搬入出機構と
    を備える、汚水中継ポンプ設備。
  2. 流入管を介して上流側から流入する汚水を、送水管を介して下流側に送水する、汚水中継ポンプ設備であって、
    汚水貯留槽と、
    前記流入管と前記送水管とに接続され、前記流入管からの汚水の流入は許可するが前記流入管への汚水の逆流を阻止する逆流防止機構とを備える、前記汚水貯留槽内に配置されたし渣分離槽と、
    吐出口が前記し渣分離槽に対して着脱可能に接続される一方、吸込口が前記汚水貯留槽内に開放し、停止時に吐出口から吸込口への汚水の逆流を許可する、前記汚水貯留槽内に配置された水中ポンプと、
    前記し渣分離槽と前記水中ポンプの吐出口との間に介設され、前記し渣分離槽から前記吐出口に流入する汚水からし渣を分離し、かつ吐出口からの汚水の流れを許可する固液分離弁と、
    停止状態の前記水中ポンプを前記汚水貯留槽から搬出及び搬入するための搬入出機構と
    前記し渣分離槽の内部を、前記水中ポンプとの接続部を含む部分と残りの部分とに分割する取り外し可能な隔壁と
    を備え、
    前記固液分離弁は前記隔壁に取り付けられている、汚水中継ポンプ設備。
  3. 前記搬入出機構は、
    前記汚水貯留槽内に配置された上下方向に延びる案内部材と、
    前記水中ポンプの吐出口に取り付けられ、前記案内部材に沿って移動可能な被案内部材と、
    前記水中ポンプの吐出口を前記し渣分離槽に対して位置決めする位置決め機構と
    を備える、請求項1又は請求項2に記載の汚水中継ポンプ設備。
  4. 前記水中ポンプの吸込口が前記汚水貯留槽の底部に対向して開口し、
    前記汚水貯留槽の底部に、前記水中ポンプの吸込口に吸い込まれる汚水を旋回させるための予旋回構造をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の汚水中継ポンプ設備。
  5. 前記水中ポンプの吸込口が前記汚水貯留槽の底部に対向して開口し、
    前記汚水貯留槽の底部に、前記水中ポンプの吸込口に向けて少なくともその一部が傾斜する構造をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の汚水中継ポンプ設備。
  6. 前記流入管と前記し渣分離槽の接続部は、前記汚水貯留槽内に開放されている、請求項1又は請求項2に記載の汚水中継ポンプ設備。
  7. 前記流入管の端部と、前記し渣分離槽との間に間隔が設けられ、この間隔を覆うスクリーンをさらに備える、請求項に記載の汚水中継ポンプ設備。
  8. 前記汚水貯留槽内に、それぞれ前記し渣分離槽、前記水中ポンプ、及び前記固液分離弁を含むユニットが2組以上収容され、
    前記2つ以上のし渣分離槽は、分岐管を介して互いに接続され、かつこの分岐管を介して前記流入管に接続されている、請求項1又は請求項2に記載の汚水中継ポンプ設備。
  9. 前記汚水貯留槽は地中に埋設されたマンホールである、請求項1又は請求項2に記載の汚水中継ポンプ設備。
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