JP3983642B2 - センサ信号補正装置及び積載重量計測装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサ信号補正装置及び積載重量計測装置に関し、より詳細には、車両に取り付けられたセンサが出力する当該車両に加わる荷重に応じて変化する信号を補正するセンサ信号補正装置、及び、車両に取り付けられ、前記車両に加わる荷重に応じて変化する信号を発生するセンサと、該センサの発生する信号に基づいて前記車両の積載重量を測定する積載重量計測手段と、を備える積載重量計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の積載重量の計測は、主としてトラック等の大型車両を対象とし、例えば過積載による横転等の交通事故や車両劣化の促進を防ぐ目的で行われている。在来の車両の積載重量計測は、俗に看貫(かんかん)と呼ばれる台秤に計測対象の車両を載せて行っていたが、施設が大掛かりで広い設置スペースを必要とするため、設置できる台秤の台数が制限され多くの車両を計測することができない他、設置コストが嵩んでしまう。
【0003】
そこで、近年では、車両自体に搭載して積載重量を計測する自重計が提供されている。車両搭載型の従来の自重計では、例えば、フロント、リアの両アクスル(車軸)のに左右両端部に、例えばひずみ式ゲージセンサ等、重量測定用のセンサを取り付け、前後左右の各タイヤに掛る荷重に比例するそれら各センサの出力の合計により積載重量を計測するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようにセンサが車軸に溶着された場合、そのセンサと車軸に温度差がなければ、センサが出力した荷重信号は荷重に応じた信号となるが、例えば、センサ通電直後のセンサ温度の上昇、車両停止直後の車軸温度の上昇等によってセンサと車軸との温度差に急激な変化が発生すると、温度による膨張量に差が生じてしまい、この差が荷重以外の歪みとしてセンサが検出すると、センサは誤差を含む荷重信号を出力するため、測定精度を低下させてしまうという問題が生じていた。
【0005】
そこで、センサと車軸の温度差による誤差を解消するには、センサと車軸とに温度差が生じたことを検出して温度補正を行うことで対処することができるが、温度補正のために温度センサ等を用いる必要があるため、上述した問題は解決することができる反面、装置のコストアップという問題が新たに生じてしまう。
【0006】
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、センサが出力する信号の精度を向上することができるセンサ信号補正装置、及び、計測する積載重量の精度を向上することができる積載重量計測装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載のセンサ信号補正装置は、図1の基本構成図に示すように、車両に取り付けられたセンサ21が出力する当該車両に加わる荷重に応じて変化する信号を補正するセンサ信号補正装置であって、前記センサ21が出力する信号に基づいて、前記センサ21と前記車両における前記センサ21の取付箇所との温度差による変化と積載による変化とを判定するための判定閾値を有する判定情報を記憶する判定情報記憶手段34aと、予め定められた前記温度差の発生を監視する監視期間の開始を検出する開始検出手段31aと、前記開始検出手段31aが検出した前記開始に対応して前記センサ21が出力した前記信号に応じた値を基準値として記憶する基準値記憶手段34bと、前記監視期間中に前記センサ21が出力した信号とその前回出力した信号との変化量と前記判定情報記憶手段34aが記憶している判定情報の判定閾値を比較して前記温度差による変化を検出する温度差検出手段31bと、前記温度差検出手段31bが温度差による変化を検出すると、当該検出に対応する前記信号を前記基準値記憶手段34bが記憶している基準値となるように補正する補正手段31cと、を備えることを特徴とする。
【0008】
上記請求項1に記載した本発明のセンサ信号補正装置によれば、開始検出手段31aによって監視期間の開始が検出されると、この検出に対応してセンサ21が出力した信号に応じた値が基準値として基準値記憶手段34bに記憶される。そして、監視期間中においてセンサ21と車両における前記センサ21の取付箇所とに温度差が生じると、センサ21が出力した信号とその前回出力した信号との変化量と判定情報記憶手段34aが記憶している判定情報の判定閾値を比較して前記温度差による変化が温度差検出手段31bによって検出される。そして、温度差による変化の検出に対応するセンサ21が出力した信号は、補正手段31cによって基準値記憶手段34bが記憶している基準値となるように補正される。
【0009】
よって、センサ21が出力する信号に基づいてセンサ21と車両におけるセンサ21の取付箇所との温度差による変化と積載による変化とを判定するための判定閾値を有する判定情報を記憶しておき、監視期間中に温度差による変化を検出すると、センサ21が出力した信号が監視期間の開始に対応し、温度差が生じる前の基準値となるように補正するので、センサ21とその車両の取付箇所とに温度差が生じてしまい、温度差による膨張量に差が生じてセンサ21の出力に誤差が生じても、適正な出力に補正することができる。従って、温度センサ等を用いることなく、センサ21が出力する信号の精度を向上することができる。
【0010】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載のセンサ信号補正装置において、前記温度差検出手段31bは、前記監視期間中に前記センサ21が出力した信号と前回出力した信号との変化量と前記判定情報記憶手段34aが記憶している判定情報の判定閾値を比較して、前記信号の前記荷重による変化を検出する手段であり、前記基準値記憶手段34bは、前記温度差検出手段31bが前記荷重による変化を検出すると、当該検出に対応する前記信号に応じた値を前記基準値とする手段であることを特徴とする。
【0011】
上記請求項2に記載した本発明のセンサ信号補正装置によれば、監視期間中にセンサ21が出力した信号と前回出力した信号との変化量と判定情報記憶手段34aが記憶している判定情報の判定閾値を比較して、前記信号の前記荷重による変化が温度差検出手段31bによって検出されると、この検出に対応してセンサ21が出力した信号に応じた値が新たな基準値として基準値記憶手段34bに記憶される。よって、センサ21が出力した信号と判定情報とに基づいて温度差による変化と荷重による変化とを判別することができることから、監視期間中に荷重の変化を検出したときに基準値記憶手段の基準値を更新することで、監視期間中に積荷、荷卸作業が行われても、温度差によるセンサ21の信号に生じた誤差を解消して正確な基準値に補正することができる。従って、監視期間中に荷卸、積荷等が発生しても正確な基準値に基づいて補正を行うので、センサ21が出力する信号の精度をより一層向上することができる。
【0012】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1又は2に記載のセンサ信号補正装置において、前記センサ21は前記車両の車軸に取り付けられ、前記開始検出手段31aは、前記車両の走行状態を示す走行状態信号に基づいて前記車両の停止を検出したときに前記監視開始とすることを特徴とする。
【0013】
上記請求項3に記載した本発明のセンサ信号補正装置によれば、走行状態信号に基づいて車両の停止が開始検出手段によって検出されると、この検出に対応してセンサ21が出力した信号に応じた値が基準値として基準値記憶手段34bに記憶され、監視期間が開始される。よって、車両の停止に応じて監視期間を開始するようにしていることから、車両が長時間走行した後に停止し、車軸の温度が徐々に上がることで、センサと車両側のセンサの取付箇所に温度差が生じてセンサ21が出力する信号に誤差が生じても、その誤差を補正することができる。従って、雰囲気温度の変化であれば車軸とセンサ21ははぼ同一の温度で変化するが、長時間走行した車両の車軸は停止後に変化するため、車軸とセンサ21とに温度差が生じやすいが、車軸にセンサ21を取り付けても正確にその信号を補正することができる。
【0014】
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項4記載の積載重量計測装置は、図1の基本構成図に示すように、車両に取り付けられ、前記車両に加わる荷重に応じて変化する信号を発生するセンサ21と、該センサ21の発生する信号に基づいて前記車両の積載重量を計測する積載重量計測手段31dと、を備える積載重量計測装置において、前記センサ21が出力する信号に対して補正を行う請求項1〜3の何れかに記載のセンサ信号補正装置をさらに備え、前記補正手段31cが補正を行うと、前記積載重量計測手段31dは前記補正手段31cが補正した補正結果に基づいて前記計測を行うことを特徴とする。
【0015】
上記請求項4に記載した本発明の積載重量計測装置によれば、センサ21の発生する信号に基づいて車両の積載重量が積載重量計測手段31dによって計測される。そして、センサ21と車両におけるセンサ21の取付箇所とに温度差が生じてセンサ信号補正装置の補正手段31cによってセンサ21が出力した信号が補正されると、その補正結果に基づいた積載重量が積載重量計測手段31dによって計測される。よって、センサ21にて出力された信号が補正されると、その補正結果に基づいて積載重量を計測するようにしているので、センサ21とその車両の取付箇所とに温度差が生じても、正確な積載重量を計測することができる。従って、センサ21の温度変化による影響を排除し、荷重の変化のみに基づいて計測しているので、積載重量の精度を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るセンサ信号補正装置を適用した積載重量計測装置の一実施の形態を、図2〜図6の図面を参照して説明する。
【0017】
ここで、図2は本発明に係る積載重量計測装置の基本構成の一例を示す構成図であり、図3は図2のCPUが実行する処理概要の一部を示すフローチャートであり、図4は図2のCPUが実行する処理概要の他の一部を示すフローチャートであり、図5は図3及び図4の積載重量表示処理の一例を示すフローチャートであり、図6はセンサ信号補正装置による補正例を説明するための図である。
【0018】
図2において、30は積載重量計測装置を示し、積載重量計測装置30には、車両の荷台に加わる荷重に応じて変化するパルス信号(信号に相当)を発生し、前後左右の車軸等に設けられた4つの荷重測定用センサであるセンシング素子21と、車両の走行に応じて発生する車速に応じた周期の走行パルスを出力する走行センサ60などが接続され、バッテリ2から電源が供給されている。
【0019】
なお、本実施の形態では、センシング素子21にひずみ式ゲージセンサ等を用い、前後左右の各センシング素子21に掛る荷重に比例するそれら各センシング素子21の出力の合計により積載重量を計測するようにしているから、センシング素子21が特許請求の範囲に記載のセンサとして機能している。
【0020】
31は中央演算処理装置(CPU)を示し、CPU31は予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などが行われる。32は読み出し専用のメモリ(ROM)を示し、ROM32にはCPU31のためのプログラム等が格納されている。33は読み出し書き込み自在のメモリ(RAM)を示し、RAM33はCPU31の処理の過程で発生する各種のデータを格納するデータエリアと処理の際に使用するワークエリア等を有する。
【0021】
34は不揮発性メモリ(NVM)を示し、NVM34に格納されたデータは電源供給が断たれても保持される。このNVM34には、各センシング素子21の出力パルス信号に対するオフセット調整及び特性補正値などの各テーブルと、重量換算式と、過積載の過積載判定値と、前後左右の4つの偏荷重判定値が前もって格納されている。また、NVM34には、温度差の発生を監視する監視期間に基準となる周波数に対応した基準値が、その監視期間の開始時に格納される。
【0022】
また、本実施の形態では、NVM34に判定情報がさらに格納されており、例えば、センシング素子(センサ)21が出力する信号に基づいて、センシング素子21と車軸等の車体側とに温度差が生じているか否かを判定するための判定情報が例えば車種、補正対象となるセンシング素子21の種類、センシング素子21の取付位置等に対応して格納している。
【0023】
判定情報の一例としては、前記監視期間中において、センシング素子21からのパルス信号を0.5秒毎に計測する場合、温度差による変化と積載による変化とを判定する判定閾値を有して構成される。詳細には、100Hzが1tonとして換算する構成において、判定閾値は±0.3Hzとなり、0.5秒間で±0.3Hz未満の変化を検出すると温度差による変化と判定され、0.5秒間で±0.3Hz以上の変化を検出すると積載による変化と判定される。なお、判定情報は、上述した構成に限定するものではなく、積載される運搬物に応じた判定閾値を有する構成など種々異なる実施の形態とすることができる。
【0024】
よって、本実施の形態では、NVM34に前記判定情報及び基準値を記憶することから、NVM34が特許請求の範囲に記載の判定情報記憶手段及び基準値記憶手段として機能している。なお、本発明は、判定情報記憶手段をROM32、基準値記憶手段をRAM33として機能させるなど種々異なる実施の形態とすることができる。
【0025】
35はインタフェース(I/F)部を示し、インタフェース部35はセンシング素子I/F35aと表示部I/F35bと警報部I/F35cと走行センサI/F35dとを有して構成されている。また、センシング素子I/F35aは、各センシング素子21に励磁電流を供給することで各センシング素子21を励磁させる励磁部35a1と、各センシング素子21の励磁によって生じる交流電圧を検出し直流電圧に変換する検出部35a2と、変換された直流電圧をその電圧値に比例した周波数のパルス信号に変換してCPU31に出力するVF変換部35a3とを備えて構成されている。
【0026】
36は電源部を示し、電源部36は車両のバッテリ2から供給される電力を、LCDなどで構成されている表示部40、警報ブザー47、インタフェース部35等に分配して供給する。37はRS−232Cドライバ部を示し、このRS−232Cドライバ部37を設けることでハンディターミナル等の外部機器との接続を可能としている。
【0027】
上述したRAM33は、後述する今回周波数、計測周波数、前回周波数、各センシング素子21に対応する重量、積載重量等の各種データを記憶する作業エリアを有している。
【0028】
次に、上述した車両用積載計測装置30のCPU31が行う本発明に係る処理概要の一例を、図3〜図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0029】
車両のバッテリ2からの電力の供給に応じて図3に示す処理が開始されると、ステップS1において、予め定められた計測時間(例えば、0.5秒等)が経過する毎にタイムアウトを通知する計測タイマが起動され、その後ステップS2において、計測タイマからタイムアウトが通知されると、センシング素子I/F35aを介して各センシング素子21から入力されるパルス信号に基づいて各々の周波数が計測され、それらは今回周波数としてRAM33に格納され、その後ステップS3に進む。
【0030】
ステップS3において、走行センサ60から入力された走行パルスに基づいて車両が停止しているか否かが判定される。なお、本実施の形態では、センシング素子21への通電開始時及び車両の停止時を監視期間の開始としているので、ステップS3の判定処理が特許請求の範囲に記載の開始検出手段に相当している。
【0031】
ステップS3で車両が停止していないと判定された場合は(ステップS3でN)、つまり、車両は走行状態であると判定され、その後ステップS4において、RAM33の計測周波数には今回周波数が設定され、その後ステップ5において、図5に示す積載重量表示処理が呼び出され、積載重量表示処理から復帰するとステップS2に進む。
【0032】
ここで、図5に示す積載重量表示処理の詳細について説明する。
ステップT1において、上述したRAM33に格納されている各センシング素子21に対応する計測周波数から、NVM34の重量換算式を用いて各々の重量がRAM33に割り出され、その後ステップT2において、それらの重量がNVM34のオフセット調整値によりオフセット調整され、その後ステップT3に進む。
【0033】
ステップT3において、オフセット調整後の各センシング素子21からの入力信号に基づいた重量がNVM34の特性補正値により特性補正され、その後ステップT4において、オフセット調整及び特性補正後の全ての重量に基づいて積載重量が算出され、ステップT5において、算出された積載重量を表示部40に表示させるための積載重量情報が生成されて表示部I/F35bに出力され、その後呼び出し元モジュールに復帰する。そして、表示部I/F35bは、入力された積載重量情報を表示部40に表示させる。
【0034】
よって、ステップT1〜T4の一連の処理によって、センシング素子(センサ)21が出力(発生)したパルス信号に基づいて積載重量を計測していることから、この一連の処理が特許請求の範囲に記載の積載重量計測手段に相当している。
【0035】
積載重量表示処理から復帰すると、図3に示すステップS6において、RAM33の前回周波数には計測周波数が設定され、その後ステップS2に戻り、一連の処理が繰り返される。よって、ステップS2〜S5の一連の処理が、車両の走行中に計測された積載重量を表示部40に表示させている。
【0036】
また、ステップS3で車両が停止していると判定された場合は(ステップS3でY)、ステップS7において、任意に定められた監視時間(例えば、20分など)が経過するとタイムアウトする監視タイマが起動され、その後ステップS8において、RAM33の基準周波数には今回周波数が設定され、その後ステップS9に進む。なお、監視時間については、例えば10〜60分までの範囲で1分単位で設定することが可能であり、実測データ、実験データ等に基づいて温度差が解消されるまでの時間を考慮して設定することが好ましい。
【0037】
ステップS9において、監視タイマがタイムアウトしているか否かが判定される。監視タイマがタイムアウトしていないと判定された場合は(ステップS9でN)、ステップS10において、RAM33の前回周波数と今回周波数との差が算出され、その差が周波数変化量として設定され、この周波数変化量が0であるか否かに基づいて、周波数が変化したか否かが判定される。周波数変化量が0である、つまり、周波数は変化していないと判定された場合は(ステップS10でN)、図4に示すステップS17に進む。また、周波数変化量が0ではない、つまり、周波数が変化したと判定された場合は(ステップS10でY)、ステップS11に進む。
【0038】
ステップS11において、RAM33の前回周波数に今回周波数が設定され、その後ステップS12において、前記周波数変化量とNVM34の判定情報とが比較され、その比較結果に基づいて補正対象となる変化か否か判定される。例えば、周波数変化量が0.3Hz未満の変化であるか否かが判定され、0.3Hz未満の変化を温度差によるものとし、0.3Hz以上の変化を積載による変化と判定している。よって、ステップS12の判定処理にて、温度差による変化と積載(荷重)による変化を検出していることから、特許請求の範囲に記載の温度差検出手段に相当している。
【0039】
ステップS12で補正対象となる変化であると判定されると(ステップS12でY)、ステップS13において、RAM33の計測周波数に基準周波数が設定され、その後図4のステップS16に進む。この処理によって、計測された周波数を前記基準周波数に置き換えて補正していることから、ステップS13が特許請求の範囲に記載の補正手段に相当している。
【0040】
また、ステップS12で補正対象となる変化ではないと判定された場合は(ステップS12でN)、つまり、積載による変化を検出したことから、その後ステップS14において、RAM33の基準周波数に周波数変化量が加算されることで基準周波数が更新され、その後ステップS15において、RAM33の計測周波数に今回周波数が設定され、その後ステップS16に進む。
【0041】
図4に示すステップS16において、ステップS5と同様に、積載重量表示処理が実行されると、図5に示す積載重量表示処理が呼び出され、積載重量表示処理から復帰するとステップS17に進む。そして、積載重量表示処理が実行されることで、表示部40にはRAM33の計測周波数に基づいて計測された積載重量が表示される。つまり、表示部40に表示される積載重量は、温度差による変化を検出した場合は変化せず、温度差による変化が検出された場合は今回計測された積載重量に更新される。
【0042】
ステップS17において、ステップS3と同様に、車両が停止しているか否かが判定される。車両が停止していない、つまり、走行を再開したと判定された場合は(ステップS17でN)、図3に示すステップS2に戻り、一連の処理が繰り返される。また、車両が停止していると判定された場合は(ステップS17でY)、ステップS18に進む。
【0043】
ステップS18において、ステップS2と同様に、計測タイマからタイムアウトが通知されると、各センシング素子21から入力されるパルス信号に基づいて各々の周波数が計測され、それらは今回周波数としてRAM33に格納され、その後図3に示すステップS9に戻り、一連の処理が繰り返される。
【0044】
また、ステップS9で監視タイマがタイムアウトしていると判定された場合は(ステップS9でY)、図4に示すステップS19において、計測タイマからタイムアウトが通知されると、各センシング素子21から入力されるパルス信号に基づいて各々の周波数が計測され、それらは計測周波数としてRAM33に格納され、その後ステップS20に進む。
【0045】
ステップS20において、ステップS5と同様に、積載重量表示処理が実行されると、図5に示す積載重量表示処理が呼び出され、積載重量表示処理から復帰するとステップS21に進む。そして、積載重量表示処理が実行されることで、表示部40にはRAM33の計測周波数に基づいて、監視期間終了後における車両の停止中の積載重量が表示される。
【0046】
ステップS21において、ステップS3と同様に、車両が停止しているか否かが判定される。車両が停止していない、つまり、走行を再開したと判定された場合は(ステップS21でN)、図3に示すステップS2に戻り、一連の処理が繰り返される。また、車両が停止していると判定された場合は(ステップS21でY)、ステップS19に戻り、車両の停止中は一連の処理が繰り返される。
【0047】
よって、上述した本実施の形態では、本発明に係る積載重量計測装置30のCPU31は、特許請求の範囲に記載の開始検出手段、温度差検出手段、補正手段、並びに積載重量計測手段として機能している。
【0048】
次に、上述した本発明に係るセンサ信号補正装置を適用した積載重量計測装置20の本実施の形態の動作(作用)の一例を、図6の図面を参照して説明する。なお、図6の縦軸はセンシング素子21が出力したパルス信号の周波数、横軸は時間をそれぞれ示している。
【0049】
車両が長時間走行して時刻Tsで停車すると、その時刻Tsに各センシング素子21が出力した信号に基づいて計測した周波数Fbが基準周波数(基準値)としてNVM34に記憶され、時刻Tsから監視タイマがタイムアウトする前記監視時間が経過する時刻Teまでが監視期間となる。
【0050】
図6中の一点鎖線に示すように、停止後時間が経過する従ってセンシング素子21が出力する信号は徐々に上昇するが、監視期間において前記計測時間毎に計測した周波数が補正対象となる変化(例えば、±0.3Hz未満)の場合は、温度差が生じる前の周波数である基準周波数Fbとなるように計測した周波数が補正される。そして、センシング素子21の出力は、周波数Fr(Fr>Fb)まで上昇した後、センシング素子21と車軸との温度差が小さくなるに従って徐々に下降して図中実線の値に近づいていく。
【0051】
この監視期間中に前記計測時間毎に計測した周波数の変化が補正対象となる変化であれば、図6中の実線で示すように、センシング素子21が出力した信号の周波数は基準周波数Fbに補正され、この基準周波数Fbに応じた積載重量が表示部40に表示される。
【0052】
よって、センシング素子21とその取付箇所である車軸とに温度差が生じたことで、監視期間中にセンシング素子21が出力した信号が周波数Frまで微増しても、基準周波数Fbに補正されるので、温度差による膨張量に差が生じてセンシング素子21の出力に誤差が生じても、適正な出力に補正することができる。
【0053】
従って、温度センサ等を用いることなく、センシング素子21が出力する信号の精度を向上することができる。さらに、センサ信号補正装置を積載重量計測装置30にて実現することで、センサ21の温度変化による影響を排除し、荷重の変化のみに基づいて計測することができるので、積載重量の精度を向上させることができる。
【0054】
また、監視期間が終了する頃には、センシング素子21と車軸との温度差も解消されることから、センシング素子21が出力する信号の誤差も小さくなり、監視期間の終了後はその誤差も解消されるので、監視期間後はセンシング素子21が出力する信号の周波数を補正する必要がなくなる。よって、監視期間後は、各センシング素子21が出力する信号の周波数に基づいて積載重量を計測すればよくなる。
【0055】
さらに、監視期間中に積荷、荷卸等に応じて車両に加わる荷重の変化を検出すると、この検出に対応してセンシング素子21が出力した信号の周波数が新たな基準周波数として設定されるので、監視期間中に積荷、荷卸作業が行われても、温度差によるセンサ21の信号に生じた誤差を解消して正確な基準値に補正することができる。
【0056】
また、車両の停止に応じて監視期間を開始するようにしていることから、車両が長時間走行した後に停止し、車軸の温度が徐々に上がることで、センシング素子21と車軸(取付箇所)が生じてセンシング素子21が出力する信号に誤差が生じても、その誤差を補正することができる。よって、センシング素子21を車軸に取り付けても、停車後に生じる温度差による信号の誤差を解消することができる。
【0057】
なお、上述した本実施の形態では、センサ信号補正装置を積載重量計測装置30に適用し、積載重量計測装置30のCPU31とNVM34にて各種手段を実現した場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、センサ信号補正装置をセンシング素子21を有するセンサユニットの補正回路として実現するなど種々異なる実施の形態とすることができる。
【0058】
また、上述した本実施の形態では、長時間走行した車両が停止してセンシング素子21と車軸に温度差が生じた場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、各センシング素子21に対する通電直後についても、温度差(センシング素子21の温度>車軸の温度)が生じるため、そのような場合の誤差も補正することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した本発明のセンサ信号補正装置によれば、センサが出力する信号に基づいてセンサと車両におけるセンサの取付箇所との温度差による変化と積載による変化とを判定するための判定閾値を有する判定情報を記憶しておき、監視期間中に温度差による変化を検出すると、センサが出力した信号が監視期間の開始に対応し、温度差が生じる前の基準値となるように補正するので、センサとその車両の取付箇所とに温度差が生じてしまい、温度差による膨張量に差が生じてセンサの出力に誤差が生じても、適正な出力に補正することができる。従って、温度センサ等を用いることなく、センサが出力する信号の精度を向上することができるという効果を奏する。
【0060】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、センサが出力した信号と判定情報とに基づいて温度差による変化と荷重による変化とを判別することができることから、監視期間中に荷重の変化を検出したときに基準値記憶手段の基準値を更新することで、監視期間中に積荷、荷卸作業が行われても、温度差によるセンサの信号に生じた誤差を解消して正確な基準値に補正することができる。従って、監視期間中に荷卸、積荷等が発生しても正確な基準値に基づいて補正を行うので、センサが出力する信号の精度をより一層向上することができるという効果を奏する。
【0061】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、車両の停止に応じて監視期間を開始するようにしていることから、車両が長時間走行した後に停止し、車軸の温度が徐々に上がることで、センサと車両側のセンサの取付箇所に温度差が生じてセンサが出力する信号に誤差が生じても、その誤差を補正することができる。従って、雰囲気温度の変化であれば車軸とセンサははぼ同一の温度で変化するが、長時間走行した車両の車軸は停止後に変化するため、車軸とセンサとに温度差が生じやすいが、車軸にセンサを取り付けても正確にその信号を補正することができるという効果を奏する。
【0062】
以上説明したように請求項4に記載した本発明の積載重量計測装置によれば、センサにて出力された信号が補正されると、その補正結果に基づいて積載重量を計測するようにしているので、センサとその車両の取付箇所とに温度差が生じても、正確な積載重量を計測することができる。従って、センサの温度変化による影響を排除し、荷重の変化のみに基づいて計測しているので、積載重量の精度を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサ信号補正装置及び積載重量計測装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明に係る積載重量計測装置の基本構成の一例を示す構成図である。
【図3】図2のCPUが実行する処理概要の一部を示すフローチャートである。
【図4】図2のCPUが実行する処理概要の他の一部を示すフローチャートである。
【図5】図3及び図4の積載重量表示処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】センサ信号補正装置による補正例を説明するための図である。
【符号の説明】
21 センサ(センシング素子)
30 積載重量計測装置
31a 開始検出手段(CPU)
31b 温度差検出手段(CPU)
31c 補正手段(CPU)
31d 積載重量計測手段(CPU)
34a 判定情報記憶手段(NVM)
34b 基準値記憶手段(NVM)
Claims (4)
- 車両に取り付けられたセンサが出力する当該車両に加わる荷重に応じて変化する信号を補正するセンサ信号補正装置であって、
前記センサが出力する信号に基づいて、前記センサと前記車両における前記センサの取付箇所との温度差による変化と積載による変化とを判定するための判定閾値を有する判定情報を記憶する判定情報記憶手段と、
予め定められた前記温度差の発生を監視する監視期間の開始を検出する開始検出手段と、
前記開始検出手段が検出した前記開始に対応して前記センサが出力した前記信号に応じた値を基準値として記憶する基準値記憶手段と、
前記監視期間中に前記センサが出力した信号とその前回出力した信号との変化量と前記判定情報記憶手段が記憶している判定情報の判定閾値を比較して前記温度差による変化を検出する温度差検出手段と、
前記温度差検出手段が温度差による変化を検出すると、当該検出に対応する前記信号を前記基準値記憶手段が記憶している基準値となるように補正する補正手段と、
を備えることを特徴とするセンサ信号補正装置。 - 前記温度差検出手段は、前記監視期間中に前記センサが出力した信号と前回出力した信号との変化量と前記判定情報記憶手段が記憶している判定情報の判定閾値を比較して前記信号の前記荷重による変化を検出する手段であり、
前記基準値記憶手段は、前記温度差検出手段が前記荷重による変化を検出すると、当該検出に対応する前記信号に応じた値を前記基準値とする手段である
ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ信号補正装置。 - 前記センサは前記車両の車軸に取り付けられ、
前記開始検出手段は、前記車両の走行状態を示す走行状態信号に基づいて前記車両の停止を検出したときに前記監視開始とする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ信号補正装置。 - 車両に取り付けられ、前記車両に加わる荷重に応じて変化する信号を発生するセンサと、該センサの発生する信号に基づいて前記車両の積載重量を計測する積載重量計測手段と、を備える積載重量計測装置において、
前記センサが出力する信号に対して補正を行う請求項1〜3の何れかに記載のセンサ信号補正装置をさらに備え、
前記補正手段が補正を行うと、前記積載重量計測手段は前記補正手段が補正した補正結果に基づいて前記計測を行う
ことを特徴とする積載重量計測装置。
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