JP3979830B2 - マルチキャピラリー電気泳動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、試料と分離媒体とが充填されている複数本のキャピラリーからなるマルチキャピラリーアレイを有するマルチキャピラリー電気泳動装置に関し、より詳細には、マルチキャピラリー電気泳動装置における検査の測定ばらつきを低減することができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、キャピラリーに高分子ゲルやポリマー溶液などの電気泳動媒体(分離媒体)を充填したキャピラリー電気泳動装置が開発されている(特開平6−138037号公報)。キャピラリー電気泳動装置は、従来から用いられてきた平板型電気泳動装置に比べて熱放散性が高く、より高い電圧を印加することができるため、高速で電気泳動を行うことができるという利点がある。
【0003】
図11に、一般的なキャピラリー型電気泳動装置の概略構造を示す。
図11に示すように、キャピラリー型電気泳動装置Bは、キャピラリー部103と、恒温槽105と検出部107と、バッファー容器111とを有している。
キャピラリー部103は、複数本のキャピラリー103aにより形成されている。バッファー容器111中はバッファー液111aで満たされている。
キャピラリー103a中には試料と、試料を分離するための分離媒体とが充填されている。キャピラリー103aの一端103bは、バッファー液111a中に浸されている。キャピラリー103aの他端103cも例えばバッファー液中に浸っている。
【0004】
検出部107は、キャピラリー103aを保持するための保持部107bにより保持されている。保持部107bと蓋体108とにより検出部107が収容される。キャピラリー103aの一端103bと他端103cとの間に高電圧を印加化することにより、試料が分離媒体中を電気泳動する。電気泳動により分離された試料は、検出部107において光学的手段により検出される。保持部107bには光学的手段により励起された蛍光を取り出すための窓部107cが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
キャピラリー電気泳動装置において、キャピラリー103aの両端103b−103c間に高電圧を印加するとジュール熱が発生する。特に、局所的な温度上昇により分離媒体液中に溶けている空気が気泡となり、分離媒体の抵抗を高くする。分離媒体が高抵抗化すると電気泳動速度が低下し、試料の分離能が悪くなるなどの悪影響をもたらす。一般的に、キャピラリー103a内での局所的な熱の発生を防止するために、キャピラリー103aを恒温槽105内に入れることにより一定の温度に保った状態で電気泳動を行う手法が広く行われている。
【0006】
ところが、実際にはキャピラリーをその全長にわたって恒温槽内に入れるのは困難である。例えば、試料を導入するための試料導入部を形成する一端103bや試料を光学的手段により検査するための検出部107は、恒温槽105内には入れられていない。
【0007】
試料導入部103bから試料を導入するためのメンテナンスが必要になるため、試料導入部103bは、恒温槽内には入れにくい。加えて、電気泳動中においては、キャピラリー103aの一端103b・103cを電気泳動用のバッファー液111a中に浸している。従って、一端103b・103cと検出部107近傍とに関しては、キャピラリーの中央部(電気泳動部)と一緒の恒温槽105内に入れることが難しかった。
【0008】
複数本のキャピラリーを有するマルチキャピラリー装置においては、キャピラリーの管径方向における分離媒体の温度が、複数のキャピラリーの間でばらつきやすい。特に、複数のキャピラリーのうち周辺部に配置されたキャピラリーと中心部に配置されたキャピラリーとでは温度が異なることが多い。周辺部に配置されたキャピラリーは外気などの影響をより受けやすいためと考えられる。
また、試料導入部103b及び被検出部103dと恒温槽105内の電気泳動部とで、キャピラリー内部の分離媒体に温度差が生じやすく、泳動時間がばらつくなどの悪影響が出るおそれもある。
【0009】
検出部107に対して、例えばレーザー光を出射させる発光部とともに、被検出部103dに照射されたレーザー光を受光するためのCCD固体撮像素子(或いはそれを備えたCCDカメラ)とが配置されている。CCD固体撮像素子は熱の影響により熱ノイズが増加する。熱ノイズを低減するために、検出部107の近傍に配置されるCCD固体撮像素子は、できるだけ低温に保つ必要がある。このため、検出部107とCCD固体撮像素子とを、恒温槽105内に入れるのは好ましくない。
【0010】
従って、検出部107においても、複数本のキャピラリーにおいて、キャピラリーの管径方向における分離媒体の温度にばらつきが生じやすい。
また、恒温槽105により一定に保たれていた電気泳動部における分離媒体の温度は、実際には検出部107付近で急に低くなる。キャピラリーの延在方向に関しても、温度ばらつきが存在すると、泳動時間がばらつくなどの悪影響が出るおそれもある。
【0011】
本発明の目的は、複数のキャピラリーを有するマルチキャピラリーアレイを備えたマルチキャピラリー電気泳動装置におけるキャピラリー間の温度ばらつき、特に管径方向の温度ばらつきを低減し、泳動時間のばらつきなどに起因して生じる検査上の誤差を低減することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、試料を分離するための分離媒体が充填され、一端に試料導入部があり、該試料導入部から離れた位置に分離された前記試料に依存する情報を取得する検出部を有するマルチキャピラリーアレイと、前記試料導入部と前記検出部とを含む通電路に電圧を加える電圧印加機構と、前記マルチキャピラリーアレイから前記試料導入部を除いた部分の一部又は全体を収容する恒温槽と、前記試料導入部を浸す第1バッファー液を収容する第1バッファー容器と、該第1バッファー液の温度を調整する第1温度制御機構とを有するマルチキャピラリー電気泳動装置が提供される。
【0013】
本発明の他の観点によれば、試料を分離するための分離媒体が充填され、一端に試料導入部があり、該試料導入部から離れた位置に分離された前記試料に依存する情報を取得する検出部とを有するマルチキャピラリーアレイと、前記試料導入部と前記検出部とを含む通電路に電圧を印加する電圧印加機構と、前記マルチキャピラリーアレイから前記検出部を除いた一部又は全体を収容する恒温槽と、前記検出部の温度を調整する第2温度制御機構とを有するマルチキャピラリー電気泳動装置が提供される。
【0014】
また、試料を分離するための分離媒体が充填され、一端に試料導入部があり、該試料導入部から離れた位置に分離された前記試料に依存する情報を取得する検出部とを有するマルチキャピラリーアレイと、前記試料導入部と前記検出部とを含む通電路に電圧を加える電圧印加機構と、前記マルチキャピラリーアレイから前記試料導入部と前記検出部とを除いた部分の一部又は全体を収容する恒温槽と、前記試料導入部を浸す第1バッファー液を収容する第1バッファー容器と、 該第1バッファー液の温度を調整する第1温度制御機構と、前記検出部の温度を調整する第2温度制御機構とを有するマルチキャピラリー電気泳動装置が提供される。
温度制御機構によりキャピラリーの温度を調整することにより、特に複数本のキャピラリー間の管径方向の電気泳動時間のばらつきを低減することができ、複数の試料に関してより正確な分析が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
発明者は、マルチキャピラリー型電気泳動装置に関して、鋭意実験・検討を加えた結果、導入部を浸すバッファー液を例えばヒーターなどにより温度制御することにより、複数本のキャピラリーを備えるマルチキャピラリーアレイにおけるキャピラリー間の検査結果のばらつきを低減できることを発見した。
【0016】
さらに、試料の検出を行う検出部、特に検査対象となるキャピラリーの被検出部近傍の温度を制御することによっても、複数本のキャピラリーに関する検出結果のばらつきを低減できることを発見した。
以下、図1から図9までを参照して、本発明の一実施の形態によるキャピラリー型電気泳動装置ついて説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置の全体構造を示す図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態によるキャピラリー型電気泳動装置Aは、恒温槽5の収容部CS内に収容された複数本のキャピラリー3aからなるマルチキャピラリーアレイ3を有する。マルチキャピラリーアレイ3は、キャピラリー3aを複数本、例えば16本有している。
【0018】
キャピラリー3a中には、予め、DNA分子などのサンプルが含まれている試料4aと、試料4a内のDNA分子を分離するための媒体となる分離媒体4bとが充填されている。分離媒体4bはゲル状のポリマーなどにより構成されている(図2(c))。
【0019】
試料4aに含まれるDNA断片試料は、例えばサンガー反応を用いてプライマー又はターミネータを蛍光物質で標識することにより識別ができるようになっている。蛍光物質で標識されたDNA断片試料は、後述する光学的手段により識別することができる。
【0020】
キャピラリー3aの一端は、恒温槽5の底部から出て検査前に試料4aを導入するための導入部3bを構成している。導入部3bは、第1バッファー液11aに浸されている。第1バッファー液11aは第1バッファー容器11内に入っている。導入部3bには第1電極6aが取り付けられている。
【0021】
一方、キャピラリー3aの他端は、恒温槽5の側部から出て、試料4aに依存する情報を取得するための検出部1を経て、複数本のキャピラリー3aがキャピラリー固定部35においてまとめられてキャピラリーの終端部3dを形成している。終端部3dは、上部ゲルブロック34と接続する。上部ゲルブロック34に対して、第2のバッファー液15aが充填される第2のバッファー容器15と、ゲル(分離媒体)34cが充填されるゲル貯蔵容器25と、シリンジ31とが接続されている。
尚、破線で示すように、上部ゲルブロック34と第2のバッファー容器15とシリンジ31との少なくともいずれかを収容する第2恒温槽RHを設けても良い。
【0022】
本実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置Aは、一般的なマルチキャピラリー電気泳動装置に備えられている恒温槽5によりキャピラリー3aの温度を制御する温度制御機構TCM0の他に、第1から第5までの温度制御機構TCM1からTCM5のうち少なくとも1つの温度制御機構を備えている。
以下、本実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置Aに関して、上記温度制御機構を中心に説明する。
【0023】
図1から図3までを参照して第1の温度制御機構について説明する。キャピラリー3aの試料導入部3bの端部は、第1バッファー液11aに浸されている。第1バッファー液11aは、第1バッファー容器11内に充填されている。図2(a)に示すように、試料導入部3b側の電極である第1電極6aは、金属板6a−2にSUS製のチューブ6a−1を圧入することにより形成されている。図2(b)に示すように、試料導入部3bをSUS製のチューブ6a−1に通し、試料導入部3bと第1電極6aとを一体化している。図示しない装置側の電極を介して直流電源21(図1)の正極と第1電極6aとが接続されている。試料導入部3bをSUS製のチューブ6a−1に通した状態で、第1電極6aを樹脂製のカバーPC内に収容する。尚、図2(c)に示すように、キャピラリー3a内には分離媒体4bが充填され、試料導入部3b付近に試料4aが入れられている。
【0024】
図1及び図3(a)に示すように、試料導入部3bと第1電極6aとは、第1バッファー容器11内に充填されている第1バッファー液11aに浸されている。第1バッファー液11aは、例えばTBE(トリス(ヒドロキシメチルアミノメタン)、ほう酸、EDTA混液)、TAPS(N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロバンスルホン酸)などにより調整されている。
第1バッファー容器11は、上部に開口を有するアダプタAD内に収容される。アダプタADは、その内側の底面上にラバーヒーター12bが敷かれている。
【0025】
ラバーヒーター12bとアダプタADとはシリコンゴムSGにより目止め防水がなされている。アダプタADの外側の底面12b’に開口部12cが形成されている。開口部12cから露出するラバーヒーター12bの裏面にサーミスタ(温度モニタ)TMが取り付けられ、サーミスタTMからる第1ケーブルCB1が出ている。さらに、ラバーヒーター12bの裏面にヒーター用電源PSと、ヒューズFSとに接続される第2のケーブルCB2が出ている。
【0026】
ラバーヒーター12bを用いるとラバーヒーター12bと接する第1バッファー容器11の面内温度を均一にすることが可能である。さらに、ラバーヒーター12bを用いると、放電現象を抑制することが可能になる。
【0027】
ラバーヒーター12bを敷いたアダプタAD上に第1バッファー容器11を載せる構造をとることにより、ヒーターの取り替えなどのメンテナンス作業が簡単になる。
尚、ラバーヒーター12bは第1バッファー容器11に接するように配置されているが、この接するという文言は、単に物理的かつ直接的に両者が接している構成に限定されるものではなく、例えば間接的に接していても良い。すなわち、両者の間に例えば熱伝導性の良いシートなどを挟んでいても良い。要するに、熱力学的に接続されていることを意味する。
【0028】
上記第1温度制御機構TCM1により、複数の試料導入部3b内の分離媒体4bの温度差を小さくすることが出来る。
次に検査部1の温度を制御する第2の温度制御機構TCM2について、図4及び図5を参照して説明する。
【0029】
図4(a)から(c)までに示すように、複数本のキャピラリー3aからなるマルチキャピラリー3は、例えばガラス板により形成されるキャピラリー支持部77と押さえ部材78との間に挟まれるようにして支持されている。キャピラリー3aの外周面は、例えばポリイミドなどの遮光性樹脂51aにより被覆されている。キャピラリー支持部77と押さえ部材78との間に、キャピラリー3aの外周面に遮光性樹脂51aが被覆されていない領域を設ける。この領域にレーザー光Lを照射する。この領域を被検出部3cと称する。押さえ部材78のうち被検出部3cを含む領域には、開口部78aが形成されている。試料にレーザー光を照射した際に発生する励起光Kが開口部78aを通って外部に放射される。これらの構造を総称して検出部と称する。
尚、キャピラリー3aの上下両方向からレーザー光Lを照射することによりキャピラリー3aに照射されるレーザー光Lの位置による強度のばらつきを低減できる。
【0030】
図5(a)から図5(c)までに示すように、上記キャピラリー支持部77と押さえ部材78とその間において支持されるマルチキャピラリー3とは、収容部7内に収容される。収容部7は、本体部7aと蓋部7bとからなる。本体部7aと蓋部7bとは、ヒンジHGを中心軸として回動可能となっている。
【0031】
本体部7aは、その中央付近に形成されキャピラリー支持部77と押さえ部材78とを収容できる第1収容部7a−3と、それに連なり、両側に延びる第1溝部7a−1と第2溝部7a−2と、第2溝部7a−2と連なり本体部の側面から突出する突出部7a−4とを有している。第1溝部7a−1と第2溝部7a−2と第1突出部7a−4とはマルチキャピラリー3を配置できる平坦面を有している。第1収容部7a−3は、上記平坦面よりも深い凹部を形成している。凹部には、本体部7aを貫通する開口部7a−5が形成されている。
【0032】
一方、蓋部7bには、第1収容部7a−3に対応する位置に、スプリング部材SPが設けられている。スプリング部材SPは、蓋部7bを閉めた際に、キャピラリー支持部77を押圧することにより、マルチキャピラリーアレイ3を強く支持する。スプリング部材SPの両側には、第1溝部7a−1及び第2溝部7a−2と対応する位置に、それぞれの溝部と係合する第1凸部7b−1及び第2凸部7b−2とが形成されている。第1突出部7a−4と対応する位置に第2凸部7b−2から延びる第2突出部7b−3が形成されている。
蓋部7bを閉めた場合には、第1突出部7a−4と第2突出部7b−3とにより形成された突出部が、上部ゲルブロック34(図1)に形成されている凹部35’内に収容されて、収容部7と上部ゲルブロック34とが接続できる。
【0033】
図5(b)は、第1収容部7a−3内にキャピラリー支持部77と押さえ部材78とを収容するとともに、第1収容部7a−3及び第1溝部7a−1と第2溝部7a−2とに、マルチキャピラリーアレイ3を収容した様子を示している。尚、本体部7aの上下には、レーザー光を出射するレーザー装置61が配置される。本体部7aには、被検出部3c(図4(b))に対応する位置にレーザー光Lを到達させるための第1貫通孔7c−1と第2貫通孔7c−2とが形成されている。
【0034】
レーザー装置61からレーザー光Lを出射すると、被検出部3c内の試料4aにレーザー光Lが照射され、励起光Kを発する。励起光Kは、開口部7a−5から出射し、受光素子、例えばCCD光電変換素子73を備えたCCDカメラ71により検知される。
【0035】
検出部1の近傍に設けられる第2の温度制御機構TCM2は、例えば、第1溝部7a−1と第2溝部7a−2との蓋部7bと対向する表面にそれぞれ貼付された第1のラバーヒーター8b−1及び第2のラバーヒーター8b−2と、第1凸部7b−1と第2凸部7b−2の本体部7a及びその対向面にそれぞれ貼付された第3のラバーヒーター8a−1と第4のラバーヒーター8a−2とのうち少なくともいずれかを含む。さらに、第1収容部7a−3の近傍に設けられた温度モニタ8cが設けられる。各ラバーヒーターの代わりに熱伝導シートを貼付しても良いし、ラバーヒーターと熱伝導シートとを重ねて貼付しても良い。
【0036】
尚、蓋部7bを閉めた際に、蓋部7bと本体部7aとを固定ねじFSにより固定しても良い。尚、検出部1の近傍とは、検出部1に対して直接又は間接に温度制御が可能な範囲内を指す。例えば、収容部7の外周面にヒーターを配置しても良い。
【0037】
第2の温度制御機構MC2により、検出部1におけるマルチキャピラリーアレイ内のそれぞれのキャピラリー間の分離媒体の温度差を低減できる。
第3の温度制御機構について図6を参照して説明する。恒温槽5内のキャピラリー収容部CS内のマルチキャピラリー3は、恒温槽5から検出部1に連なっている。恒温槽5内の検出部1側の側部(出口)には開口が形成されている。恒温槽5の本体部5aに凹部5a−1を、蓋部5bに凹部5a−1と係合する凸部5b−1を形成する。蓋部5bを閉めた際に形成される凹部5a−1と凸部5b−1との間の隙間をマルチキャピラリーアレイ3が通る。
【0038】
第3の温度制御機構は、凹部5a−1と凸部5b−1との対向面にそれぞれ貼付されたラバーヒーターHS1及びHS2と、その近傍に設けられた温度モニタHS’を含む。尚、ラバーヒーターは、凹部5a−1と凸部5b−1との対向面のいずれか一方に貼付しても良い。また、ラバーヒーターの代わりに熱伝導シートを貼付しても良いし、両者を重ねて貼付しても良い。
第3の温度制御機構TMC3により、恒温槽5から検出部1へ向かうマルチキャピラリーアレイ内のそれぞれのキャピラリーの分離媒体の温度差を低減できる。
【0039】
次に、第4及び第5の温度制御機構について図7を参照して説明する。
上部ゲルブロック34は、例えばアクリル製のブロックである。上部ゲルブロック34に対して、シリンジ31とゲル貯蔵容器25と第2バッファ容器15とが接続されている。上部ゲルブロック34内に、第1から第5までの流路31aから31eが形成されている。
【0040】
ゲル貯蔵容器25内には新しいゲル34cが充填されている。ゲル貯蔵容器25は、第1管部34bを介して第2流路31bの端部と接続されている。第1管部34bの先端と第2流路31bとの間には、ゲル貯蔵容器25から上部ゲルブロック34に向かう方向へのゲルの流れのみを許容する第1バルブ(逆止弁)V1が設けられている。
【0041】
シリンジ31と上部ゲルブロック34とが接続部31’により接続される。ピンバルブPVを閉じ、シリンジ31のプランジャを引き減圧すると、ゲル貯蔵容器25内の新しいゲル34cが、第1管部34b、第2流路31b、第1流路31aを経由してシリンジ31内に充填される。ピンバルブPVを閉じ、シリンジ31のプランジャを加圧すると第1流路31a、第3流路31c、第4流路31dを経由して、シリンジ31内に吸収されたゲルをキャピラリー3a内に注入することができる。このゲルがキャピラリー3a内において分離媒体4bとして機能する。なお、検査後の分離媒体4bは、上記の方法で新しいゲルを充填することでキャピラリー試料導入部3bよりキャピラリー3a外に押し出すことができる。
【0042】
上部ゲルブロック34内の第5流路31eと下部ゲルブロック15c内の第6流路15eとの間には、両者を繋ぐ第2管部15bが設けられている。下部ゲルブロック15cは、下方に突出する突出部15c’を有している。下部ゲルブロック15cには、第6流路15eの末端口15dを開閉するピンバルブPVが取り付けられている。ピンバルブPVの先端は、突出部15c’内に達している。分離媒体4bは上部ゲルブロック34内の第5流路31e、第2管部15b、下部ゲルブロック15cの第6流路15e内に充填されている。第2バッファー液15aが第2バッファー容器15内に入っている。第2バッファー容器15には、バッファー液でなく、例えば代わりに分離媒体4bを入れてもよい。分離媒体4bと第2バッファー液15aとは、第6流路15eの末端口15dで接している。
【0043】
電気泳動を行う場合には、ピンバルブPVを引き抜く方向に(図面の上方)移動させる。第2電極6bの先端部6b’は、接地されている。ピンバルブPVを開にすると、第1電極6aと第2電極6bとの間に、第1電極6aからキャピラリー試料導入部3b間のバッッファー液11a、キャピラリー試料導入部3bからキャピラリー3a内、キャピラリー終端部3d、上部ゲルブロック34の第5流路、第2管部15b、下部ゲルブロック15cの第6流路15eに充填された分離媒体4b、さらに第6流路15eの末端口15dから第2電極6bまでは第2バッファー液15aから成る通電路が形成される。したがって、ピンバルブPVを開にし、第1電極6aと第2電極6bとの間に直流電源21(図1)により電圧を印加することにより、上記した通電路の両端間(正確には通電路内に充填された分離媒体およびその両端のバッファー液)にも電圧を印加することができる。このようにして、キャピラリー3a内に充填された分離媒体4bに電流を流すことができる。
【0044】
バルブが開となり、分離媒体4bは、孔部15b’と孔部15b’’とを通って装置側の電極まで満たされる。従って、キャピラリー3a内に充填された分離媒体4bに電流を流すことができる。
キャピラリー3a内にゲルを充填する場合には、ピンバルブPVを押し込む。ピンバルブPVによりキャピラリー3aと装置側の電極との間の分離媒体による通電路を閉にする。この際には、シリンジ31を用いて、分離媒体をゲル貯蔵容器25からキャピラリー3a内に注入することができる。
【0045】
ここで、第4の温度制御機構TCM4として、第2管部15bの外側面に配置されたラバーヒーター36と、ラバーヒーター36の開口部から露出した第2管部15bの外表面に取り付けられた温度モニタ36bを用いる。或いは、第2バッファー容器15の外表面に貼付されたラバーヒーターHTとラバーヒーターHTの開口部から露出する第2バッファー容器15の露出面に貼付された温度モニタHT’を設けても良い。両方を設けても良い。上部ゲルブロック34の外表面又は内部にヒーターを設けても良い。
【0046】
尚、第1バッファー液11aと第2バッファー液15aとは、例えばTBE(トリス(ヒドロキシメチルアミノメタン)、ほう酸、EDTA混液)、TAPS(N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロバンスルホン酸)などにより調整されている。第2管部も同様のバッファー液15a中に浸されている。
【0047】
バッファー液11a・15aは、バッファー容器11・15中に充填されている。第1電極6a及び第2電極6bも、それぞれバッファー液11a、バッファー液15a中に浸っている。バッファー液11a・15aにより、キャピラリー3aに高電圧を印加した際に生じる放電を防止し、電気泳動をスムーズに行わせることができる。
また、図7において、第2バッファ液15aの上面は、第6流路の末端口15dよりも上方に位置している。従って、下部ゲルブロック15cの突出部15c’は、第2バッファ液15a内に少なくとも一部が浸されている。
【0048】
第4の温度制御機構TCM4により、第2バッファー容器近傍におけるマルチキャピラリーアレイ内のそれぞれのキャピラリーの分離媒体の温度差を低減できる。
次に第5の温度制御機構について図1を参照して説明する。第5の温度制御機構TCM5は、上部ゲルブロック34と、第2バッファー液15aと、第2管路15bとのうちの少なくとも1つの温度を調整する。好ましくは、第2恒温槽RHとその中に取り付けられた温度モニタRH’である。
【0049】
第5の温度制御機構TCM5により、上部ゲルブロック34と、第2バッファー液15aと、第2管路15bとのうちの少なくとも1つの領域におけるマルチキャピラリーアレイ内のそれぞれのキャピラリーの分離媒体の温度差を低減できる。
【0050】
次に、電気泳動装置Aに設けられた温度調節機能について図8を参照して説明する。
まず、全体の温度制御、例えばPID制御を行うための温度制御部26が設けられている。温度制御部26は、キャピラリー電気泳動装置A内における温度制御を一括して行う。
【0051】
前述のように、恒温槽5内には、恒温槽5内の温度をモニタする温度モニタ31が設けられている。温度モニタ31が制御部26に信号S1を送り、それに基づいて恒温槽5内の温度を制御する制御信号S2を送ることにより基本的な温度制御機構TMC0を構成する。
【0052】
第1の温度制御機構TMC1は、ラバーヒーター12bと温度モニタ12dとを含む。温度モニタ12dが制御部26に信号S3を送り、それに基づいて、制御部26は、ラバーヒーター12bを介して第1バッファー液11aの温度を制御する制御信号S4を送る。
【0053】
第2の温度制御機構TMC2は、ラバーヒーター8a−1、8a−2及びラバーヒーター8b−1、8b−2と温度モニタ8cとを含む。温度モニタ8cが制御部26に信号S5を送り、それに基づいて、制御部26は、各ラバーヒーターを介して検出部1近傍(キャピラリー被検出部3c内)の分離媒体4bの温度を制御する制御信号S6を送る。
【0054】
第3の温度制御機構TMC3は、ラバーヒーターHS1,2と温度モニタHS’とを含む。温度モニタHS’が制御部26に信号S7を送り、それに基づいて、制御部26は、ラバーヒーターHS1,2を介して恒温槽5の出口付近の温度を制御する制御信号S8を送る。
【0055】
第4の温度制御機構TMC4は、ヒーター36と温度モニタ36bとを含むとともに、第2バッファー容器15の外周面に接するヒーターHTと温度モニタHT’とを含む。温度モニタ36bと温度モニタHT’とから制御部26に信号S9を送り、それに基づいて、制御部26は、ヒーター36、HTを介して上部ゲルブロック34近傍の分離媒体4bの温度を制御する制御信号S10を送る。
【0056】
第5の温度制御機構TMC5は、恒温槽RHと恒温槽RH内に設けられた温度モニタRH’とを含む。温度モニタRH’が制御部26に信号S11を送り、それに基づいて、制御部26は、恒温槽RHの温度を制御する制御信号S12を送る。
【0057】
尚、ラバーヒーター12bは、第1バッファー容器11の底面に接して設けられているが、第1バッファー容器11の外側の側面に設けても良い。ラバーヒーター12bは、底面又は側面のうちのいずれか一方に取り付けても良いし、両方に取り付けても良い。さらに、第1バッファー容器11をヒーター上に載せて温度制御を行っても良い。
【0058】
温度制御部26は、温度モニタからそれぞれ制御部26に送られる信号S1、S3、S5、S7、S9及びS11とに基づいて、恒温槽又はヒーターに対して温度制御信号S2、S4、S6、S8、S10及びS12を送信することにより各部分ごとの温度制御を行う。温度モニタとしては、例えば白金抵抗体や熱電対を用いることができる。
【0059】
前述のように、温度制御法としては、例えばPID(Proportional plus integral plus derivation)法を用いることもできる。すなわち、温度モニタからの検出出力を、ヒーターやペルチェ素子などにフィードバックする方法を用いることができる。
【0060】
温度制御は、複数本のキャピラリー3aの管径方向の温度(端部からの長さが同じ位置におけるキャピラリー内の分離媒体の温度)差が小さくなるように制御する。例えば、恒温槽5に取り付けられた温度モニタ31により測定された温度と、その他の部分との温度差が小さくなる方向に制御すると、管径方向の温度差も小さくなる傾向にある。
【0061】
以下、上記のマルチキャピラリー型電気泳動装置Aの使用方法(試料の検査方法)について簡単に説明する。
まず、シリンジ31を用いて、キャピラリー3a内に分離媒体4bを充填する。例えば16本のキャピラリー3aを用いる。次いで、試料導入部3b側から、塩基の長さの異なる複数種のDNA分子(DNA断片試料)を含む試料4aをキャピラリー3a内に充填されている分離媒体4b中に導入する。試料導入部3bを、第1バッファー容器11内に充填されている第1バッファー液11aに浸す。温度制御部26により、複数本のキャピラリー3a間の温度差が小さくなるようにPID制御を行う。
【0062】
第1から第5までの温度制御機構のうち少なくともいずれかを用いることにより、複数本のキャピラリー3aの管径方向の温度差が小さくなるように温度制御を行う。温度制御を継続したまま、高圧直流電源21により第1電極6a(陰極)と第2電極6b(陽極)との間に、例えば10kVから20kV程度の高電圧を印加する。
【0063】
DNA分子は負に帯電しているため、第2電極6b側に向けて移動(電気泳動)する。塩基の長さによりDNA分子の電気泳動速度に差異を生じる。塩基の長さが短い分子ほど電気泳動速度が速くなり、被検出部3cに到達するまでに要する時間が短くなる。被検出部3cに到達した試料(DNA分子)に対して、レーザー光Lが照射されると、DNA分子に付されている識別標識が励起されて蛍光を発する。蛍光はCCDカメラ71に設けられている受光素子(CCD固体撮像素子)73により光電変換される。CCDカメラ71により得られた電気信号からDNA分子の識別が可能なため、DNAの種類を識別することができる。すなわち、DNA断片を含む試料を電気泳動させ、電気泳動の途中で試料からの蛍光を検出することにより塩基配列を決定するDNA塩基配列解析を行うことができる。
前述のように、検査後の分離媒体4bと試料4aとは、経路31eを通って外部に排出することができる。1回の検査ごとに、分離媒体4bを交換し、新しい分離媒体4bを用いた新たな検査を行うのが好ましい。
【0064】
図9に、キャピラリー3aを16本用い、これらに同じ試料を入れ同条件で同時に電気泳動を行った場合の電気泳動時間の標準偏差を示す。図9は、第1バッファー容器11と検出部1とにそれぞれ第1の温度調節機構TCM1と第2の温度制御機構TCM2とを取り付けた場合の実験結果である。
【0065】
第1バッファー容器11と検出部1とのいずれにも温度制御機構を設けない場合(一般的な電気泳動装置)の、16本のキャピラリー3a間の電気泳動時間の標準偏差は、0.62程度である。一方、第1の温度制御機構TCM1のみを設けた場合の、16本のキャピラリー3a間の電気泳動時間の標準偏差は0.16程度である。第2の温度制御機構TCM2のみを設けた場合の、16本のキャピラリー3a間の電気泳動時間の標準偏差は、0.13程度である。尚、第1の温度制御機構TCM1と第2の温度制御機構TCM2の両方を設けた場合の16本のキャピラリー3a間の電気泳動時間の標準偏差は、0.13程度である。
これらの結果より、第1バッファー容器11又は検出部1のいずれかに温度制御機構を設けて温度制御を行うことにより、16本のキャピラリー間における電気泳動時間の差を小さくすることができることがわかる。
【0066】
次に、本発明の一実施の形態の変形例によるマルチキャピラリー型電気泳動装置について、図10を参照して説明する。図10は、マルチキャピラリー型電気泳動装置のうち検出部1の構造を示す断面図である。
図10に示すように、本変形例によるマルチキャピラリー型電気泳動装置の検出部1にも、キャピラリー3aを挟んでキャピラリー支持部77と反対側に、押さえ板78とその外側面の少なくとも一部を覆うAlなどの良熱伝導体7dとが設けられている。良熱伝導体7dの外周面に接してペルチェ素子81が取り付けられている。その他の構成は、前述のマルチキャピラリー型電気泳動装置と同様である。ペルチェ素子81は、直流電源91に接続されている。より詳細には、ペルチェ素子81は、n型半導体層81aと、p型半導体層81bと、n型半導体層81aの一表面に形成され出力電圧を変化させることができる可変直流電源91の負極と接続される電極81dと、p型半導体層81bの一表面に形成され可変直流電源91の正極と接続される電極81cと、n型半導体層81a及びp型半導体層81bのそれぞれの一表面と反対側の表面に形成され、両半導体層81a及び81bに共通の共通電極81eとを有している。
【0067】
一方、CCD固体撮像素子73に接して良熱伝導体75が形成されている。CCD固体撮像素子73と共通電極81eとの間は、良熱伝導体75により熱交換が行われるようになっている。良熱伝導体75にも温度モニタが取り付けられている。温度モニタにより測定された温度に基づく電気信号は、制御部26(図1)に向けて送信される。制御部26は、電気信号に基づき、可変直流電源91に向けて、印加電圧を決めるための制御信号を送信する。
【0068】
例えば、温度モニタ8a’により測定された温度が低すぎる場合には、制御部26は、可変直流電源91に対して、ペルチェ素子81に印加する電圧を大きくするための信号を送信する。ペルチェ素子81に印加する電圧を大きくすると、電極81c及び電極81d側の温度が高くなる。従って、キャピラリー3aの温度が上がる。一方、電極81eの温度は低くなるので、良熱伝導体75を介してCCD固体撮像素子73を冷却することができる。CCD固体撮像素子73のノイズを低減することができる。
以上、実施の形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業者に自明であろう。
【0069】
【発明の効果】
本発明のマルチキャピラリー電気泳動装置によれば、複数本のキャピラリーの、管径方向の電気泳動速度のばらつきを抑制することができる。
従って、マルチキャピラリー電気泳動装置を用いた場合に、試料の検査をより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置の全体構造を示す図である。併せて、第5温度制御機構の構造を示す。
【図2】図2(a)及び図2(b)は、本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置のうち第1電極の構造を示す図であり、図2(c)は、第1電極内に挿入された試料導入部付近のキャピラリーの構造を示す図である。
【図3】図3(a)及び図3(b)は、本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置のうち第1バッファー容器と、その中に入れられた第1バッファー液を温度制御する第1温度制御機構の構造を示す図である。
【図4】図4(a)から図4(c)までは、本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置のうち検出部の構造を示す図である。
【図5】図5(a)から図5(c)までは、本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置のうち検出部を収容する収容部と、検出部の温度制御を行う第2温度制御機構の構造を示す図である。併せて、光学手段の配置を示す。
【図6】図6(a)及び図6(b)は、本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置のうち恒温槽の出口付近のキャピラリー間を温度制御する第3の温度制御機構の構造を示す図である。
【図7】図7(a)は、本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置のうちゲルブロックと第2バッファー液を充填する第2バッファー容器及び両者を接続する管路を含む構造を示す図であり、特に管路と第2バッファー容器を温度制御する第4温度制御機構の構造を示す図である。図7(b)は、第2バッファー容器の蓋部の側面図である。
【図8】本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置の制御部と各温度制御機構との関係を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態によるマルチキャピラリー電気泳動装置を用いた場合の、キャピラリー間の電気泳動時間の標準偏差を示す図である。
【図10】本発明の位置実施の形態の変形例によるマルチキャピラリー電気泳動装置の検出部の構造を示す図である。
【図11】一般的なマルチキャピラリー電気泳動装置の概略構造を示す図である。
【符号の説明】
A…キャピラリー電気泳動装置、TMC1〜TMC5…第1〜第5温度制御機構、1…検出部、3…マルチキャピラリーアレイ、3a…キャピラリー、3b…試料導入部、3c…被検出部、3d…終端部、4a…試料、4b…分離媒体、5…恒温槽、6a…第1電極、6b…第2電極、7…(検出部の)収容部、7a…本体部、7b…蓋部、11…第1バッファー容器、11a…第1バッファー液、15…第2バッファー容器、15a…第2バッファー液、21…直流高圧電源、34…ゲルブロック、61…レーザー装置、73…CCD固体撮像素子、77…キャピラリー支持部。
Claims (12)
- 試料を分離するための分離媒体が充填され、一端に試料導入部があり、該試料導入部から離れた位置に分離された前記試料に依存する情報を取得する検出部を有するマルチキャピラリーアレイと、前記試料導入部と前記検出部とを含む通電路に電圧を加える電圧印加機構と、前記マルチキャピラリーアレイから前記試料導入部を除いた部分の一部又は全体を収容する恒温槽と、前記試料導入部を浸す第1バッファー液を収容する第1バッファー容器と、該第1バッファー液の温度を調整する第1温度制御機構と、を有し、前記恒温槽に収容されていない前記試料導入部が管径方向に周辺部と中心部とが存在するように配置されているマルチキャピラリー電気泳動装置。
- 請求項1記載のマルチキャピラリー電気泳動装置において、前記第1温度制御機構が前記第1バッファー容器と接するラバーヒーターを含むことを特徴とするマルチキャピラリー電気泳動装置。
- さらに、前記検出部の温度を調整する第2温度制御機構を有する請求項1又は2に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置。
- 請求項3に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置において、前記第2温度制御機構が前記検出部の近傍に配置されたヒーターを含むことを特徴とするマルチキャピラリー電気泳動装置。
- 試料を分離するための分離媒体が充填され、一端に試料導入部があり、該試料導入部から離れた位置に分離された前記試料に依存する情報を取得する検出部を有するマルチキャピラリーアレイと、前記試料導入部と前記検出部とを含む通電路に電圧を加える電圧印加機構と、前記マルチキャピラリーアレイから前記試料導入部と前記検出部とを除いた部分の一部又は全体を収容する恒温槽と、前記試料導入部を浸す第1バッファー液を収容する第1バッファー容器と、該第1バッファー液の温度を調整する第1温度制御機構と、前記検出部の温度を調整する第2温度制御機構と、を有し、前記恒温槽に収容されていない前記試料導入部が管径方向に周辺部と中心部とが存在するように配置されているマルチキャピラリー電気泳動装置。
- 請求項5に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置において、前記第1温度制御機構が前記第1バッファー液を加熱する第1ヒーターと前記第1バッファー液の温度を測定する第1センサーとを含み、前記第2温度制御機構が前記検出部を加熱する第2ヒーターと前記検出部の温度を測定する第2センサーとを含むことを特徴とするマルチキャピラリー電気泳動装置。
- さらに、前記恒温槽内であって、該恒温槽の前記検出部側の出口近傍の温度を調節する第3温度制御機構を備える請求項1から6までのいずれか1項に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置。
- さらに、前記恒温槽の外部に配置され、前記キャピラリーアレイに前記分離媒体を充填するためのゲルブロックと、該ゲルブロックの温度を調節する第4温度制御機構とを有することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置。
- 前記マルチキャピラリーアレイと繋がれ、前記分離媒体が充填される流路と、該流路の温度を制御する第4温度制御機構とを有することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置。
- さらに、前記マルチキャピラリーアレイと繋がれ、前記分離媒体が充填される流路と、該流路が浸された第2バッファー液を収容する第2バッファー容器と、前記第2バッファー液の温度を制御する第5温度制御機構とを有することを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置。
- 請求項10に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置において、前記第5温度調節機構が前記第2バッファー容器に接するヒーターを含むことを特徴とするマルチキャピラリー電気泳動装置。
- 請求項1から11までのいずれか1項に記載のマルチキャピラリー電気泳動装置において、前記検出部は前記試料にレーザー光を照射することで発生する励起光を受光する受光部と、該受光部を冷却又は前記検出部を加熱する発熱冷却素子を有していることを特徴とするマルチキャピラリー電気泳動装置。
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