JP3978650B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、設定された加熱火力レベルあるいは加熱温度レベルを表示手段により表示させる誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は従来の誘導加熱調理器の要部の構成を示すブロック図、図17は従来の誘導加熱調理器に係る操作パネルの正面図である。図において、1は誘導加熱調理器の本体(図示せず)に電力を供給する商用交流電源、2は本体内に設けられ本体の上面に載置された鍋(図示せず)を誘導加熱する誘導加熱手段で、商用交流電源1からの交流を全波整流して直流を生成する整流器2aと、その直流を高周波に変換するインバータ回路のスイッチング素子2bと、そのインバータ回路のインバータ駆動手段2cと、鍋と磁気結合する加熱コイル2dと、共振コンデンサ2eとを備えている。3は本体内に設けられ商用交流電源1から誘導加熱手段2に入力される電力を検出する入力電力検出手段である。
【0003】
4は本体に設けられた操作部7の操作入力手段で、加熱の開始および停止を指示する加熱ON/OFF手段4aと、誘導加熱手段2(加熱コイル2d)による加熱火力レベルを調整して設定する火力調整入力手段4bとを備えており、本体の前面側に設けられた操作パネル8の加熱キー4aに加熱ON/OFF手段4aが対応し、操作パネル8の火力強弱キー4bに火力調整入力手段4bが対応している。5は操作部7の加熱火力表示手段で、操作パネル8に設けられた複数のLED5aに対応しており、操作入力手段4の火力調整入力手段4bで調整設定可能な加熱火力レベルの数(例えば300W、800W、1300W、1800W、2300Wの5つ)だけLED5aが設けられていて、調整設定された加熱火力レベルのLED5aが点灯される。
【0004】
6は本体内に設けられた制御手段で、表1に示すように、5つの調整設定可能な加熱火力レベル(300W、800W、1300W、1800W、2300W)に対応する5つの表示火力(0.3kW、0.8kW、1.3kW、1.8kW、2.3kW)のデータ、入力電圧に対応する加熱火力レベルのデータ等が記憶される記憶手段6aと、記憶手段6aに記憶されている入力電圧に対応する加熱火力レベルのデータに基づいて入力電力を加熱火力レベルに換算する演算手段6bとを有しており、操作入力手段4からの誘導加熱の開始または停止信号および火力調整信号と、入力電力検出手段3からの入力電力とに基づいて、誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cを調整設定された加熱火力レベル(加熱出力データ)で制御するとともに、加熱火力表示手段5により調整設定された加熱火力レベルの表示を実行させる。
【0005】
【表1】
【0006】
次に、この誘導加熱調理器の作用について、図18のフローチャートを用いて説明する。
まず、誘導加熱調理器の本体の上面に鍋を載置し、本体の前面側に設けられた操作パネル8の加熱キー4aを押すと、操作部7の操作入力手段4の加熱ON/OFF手段4aによって誘導加熱ON状態となり、制御手段6は、誘導加熱調理を開始する。調理最初は加熱火力レベルが調整設定されていないので誘導加熱手段2への加熱出力データは0Wであり、自動的に加熱出力データを1300Wに設定して、このデータと入力電力検出手段3による入力電力とに基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cの制御を開始し、加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に加熱火力表示手段5によって加熱出力データ1300Wに対応する操作パネル8の表示火力1.3kWのLED5aが点灯される。
【0007】
誘導加熱中、制御手段6は、誘導加熱調理が終了状態であるか、つまり加熱出力データが0Wであるかを判定し(S1)、誘導加熱調理中であれば誘導加熱の停止、つまり加熱キー4a(加熱ON/OFF手段4a)の押下の有無を判定して(S2)、入力がない場合は、火力強キー4b、火力弱キー4b(火力調整入力手段4b)の入力があったかを判定する(S3,S4)。火力強キー4bによる入力があったときは、設定されている加熱出力データが最大火力2300Wであるかを判定し(S5)、最大火力2300Wであれば加熱出力データを変更させずLED5aの表示も変更させない。また、最大火力2300Wでなければ加熱出力データを500W増加させ(S6)、加熱火力表示手段5により点灯されているLED5aを一旦消灯するとともに(S9)、増加させた加熱出力データに対応する表示火力のLED5aを点灯させる(S10)。
【0008】
一方、火力弱キー4bによる入力があったときは、設定された加熱出力データが最小火力300Wであるかを判定し(S7)、最小火力300Wであれば加熱出力データを変更させずLED5aの表示も変更させない。また、最小火力300Wでなければ加熱出力データを500W減少させ(S8)、加熱火力表示手段5により点灯されているLED5aを一旦消灯するとともに(S9)、減少させた加熱出力データに対応する表示火力のLED5aを点灯させる(S10)。
【0009】
ついで、火力強弱キー4b(火力調整入力手段4b)の入力がないとき(S3,S4)、あるいは火力強弱キー4b(火力調整入力手段4b)の入力があってそれぞれの処理を行った後(S5〜S10)、制御手段6は、入力電力検出手段3により検出された入力電力を取り込み(S11)、設定されている加熱出力データと入力電圧とを比較する(S12)。なお、入力電圧は、制御手段6の演算手段6bにより加熱火力レベルに換算され、換算結果と加熱出力データとを比較する。そして、入力電圧(換算結果)が加熱出力データより大きい場合はインバータ駆動手段2cを火力減に制御し(S13)、入力電圧(換算結果)が加熱出力データより小さい場合はインバータ駆動手段2cを火力増に制御し(S14)、入力電圧(換算結果)と加熱出力データが等しい場合はインバータ駆動手段2cを火力変更なく制御し、鍋(被加熱物)を誘導加熱する。
【0010】
そして、制御手段6は、誘導加熱中であるので(S1)、加熱キー4a(加熱ON/OFF手段4a)の押下の有無を判定し(S2)、入力があった場合は、誘導加熱OFF状態となり、誘導加熱手段2の加熱出力データを0W、つまり誘導加熱停止状態とし(S15)、加熱火力表示手段5により点灯されているLED5aを消灯させるとともに(S16)、インバータ駆動手段2cの制御を停止して(S17)、誘導加熱調理を終了させる。
【0011】
また、誘導加熱調理終了後(S1)、再び加熱キー4a(加熱ON/OFF手段4a)が押されると(S18)、制御手段6は、加熱出力データを1300Wに設定し(S19)、このデータと入力電力検出手段3による入力電力とに基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cの制御を開始して(S20)、加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に加熱火力表示手段5によって加熱出力データ1300Wに対応する操作パネル8の表示火力1.3kWのLED5aが点灯し(S10)、鍋(被加熱物)を誘導加熱する(S11・・・)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の誘導加熱調理器は、炎が出ないため、出力されている加熱火力レベルを分かりやすくするために、本体の操作パネル8に複数のLED5aを設け、火力調整入力手段4bにより設定した加熱火力レベル(加熱出力データ)に基づいてそれに対応したLED5aを点灯させるようにしている。しかしながら、表1に示すように、調整設定される加熱火力レベルは5つであるため、これら以外の所望の加熱火力レベルに誘導加熱手段2を調整できず、最適な誘導加熱調理を行うことができないことがあった。また、この5つの加熱火力レベルに対応してLED5aがそれぞれ設けられているため、設定可能な5つの加熱火力レベル以外の細かい加熱火力レベルの設定を可能にした場合、細かい加熱火力レベルに対応してLED5aを点灯させることができず、またそれに対応してLED5aを増やすと、誘導加熱調理器の本体、特に操作部7および操作パネル8を大型化させてしまうこととなり、コストがかかってしまうという問題があった。
【0013】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コストをかけることなく細かい加熱火力レベルおよび加熱温度レベルの調整設定と、それに対応した表示とを行うことのできる使い勝手のよい誘導加熱調理器を提供することを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る誘導加熱調理器は、鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱火力レベルの1つを設定する火力調整入力手段と、各加熱火力レベルに対して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、報知音を発生する報知手段と、入力電力に基づいて設定された加熱火力レベルに誘導加熱手段を制御し、設定された加熱火力レベルに対応した表示器を表示させる制御手段とを備えてなり、火力調整手段による設定可能な加熱火力レベルを含む複数の加熱火力レベルが設定可能で、いずれかの1つを設定する火力微調整入力手段を設けるとともに、火力微調整手段により設定される複数の加熱火力レベルの表示を、火力調整入力手段により設定可能な加熱火力レベルの各表示器にグループ毎に対応させて表示可能とし、制御手段は、火力調整入力手段および火力微調整入力手段により設定された加熱火力レベルと入力電力とに基づいて誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱火力レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させるものであり、制御手段は、火力調整入力手段、火力微調整入力手段により加熱火力レベルの設定が行われ、その設定により表示器による表示が前回の表示と変化があった場合と無かった場合とで、異なる報知音を報知手段から発生させるものである。
【0015】
本発明に係る誘導加熱調理器は、鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱温度レベルの1つを設定する温度調整入力手段と、複数の加熱温度レベルをいくつかのグループに分割し、分割された加熱温度レベルのグループに対応して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、報知音を発生する報知手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋温度検知手段の検知温度に基づいて温度調整入力手段により設定された加熱温度レベルに誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱温度レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させる制御手段とを備え、制御手段は、温度調整入力手段により加熱温度レベルの設定が行われ、その設定により表示器による表示が前回の表示と変化があった場合と無かった場合とで、異なる報知音を報知手段から発生させるものである。
【0016】
本発明に係る誘導加熱調理器は、鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱火力レベルの1つを設定する火力調整入力手段と、各加熱火力レベルに対して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、入力電力に基づいて設定された加熱火力レベルに誘導加熱手段を制御し、設定された加熱火力レベルに対応した表示器を表示させる制御手段とを備えてなり、火力調整手段による設定可能な加熱火力レベルを含む複数の加熱火力レベルが設定可能で、いずれかの1つを設定する火力微調整入力手段を設けるとともに、火力微調整手段により設定される複数の加熱火力レベルの表示を、火力調整入力手段により設定可能な加熱火力レベルの各表示器にグループ毎に対応させて表示可能とし、制御手段は、火力調整入力手段および火力微調整入力手段により設定された加熱火力レベルと入力電力とに基づいて誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱火力レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させるものであり、制御手段は、火力調整入力手段、火力微調整入力手段により加熱火力レベルの設定が行われ、かつ表示器による表示が前回の表示と変更がないときに、表示器の表示を一定消灯時間消灯させた後、再点灯させるものである。
【0017】
本発明に係る誘導加熱調理器は、 鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱温度レベルの1つを設定する温度調整入力手段と、複数の加熱温度レベルをいくつかのグループに分割し、分割された加熱温度レベルのグループに対応して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋温度検知手段の検知温度に基づいて温度調整入力手段により設定された加熱温度レベルに誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱温度レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させる制御手段とを備え、制御手段は、温度調整入力手段により加熱温度レベルの設定が行われ、かつ表示器による表示が前回の表示と変更がないときに、表示器の表示を一定消灯時間消灯させた後、再点灯させるものである。
【0018】
本発明に係る誘導加熱調理器は、表示手段に、加熱火力レベルまたは加熱温度レベルを数値で表示する数値表示器を設けたものである。
【0019】
本発明に係る誘導加熱調理器は、表示器を発光素子により構成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の要部の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態1に係る操作パネルの正面図である。なお、図16,17で説明した従来例と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
図において、4cは誘導加熱調理器の本体の操作部7の操作入力手段4に設けられた火力微調整入力手段で、本体の前面側に設けられた操作パネル8の加熱火力レベルの微調整強弱キー4cに対応しており、微調整強弱キー4cを押すことによって、表2に示すように、100W〜2500Wの間で所定火力量(例えば100W)毎に加熱火力レベルの細かな調整設定が可能である。また、細かく調整設定可能な加熱火力レベルは、所定火力量(例えば500W)毎にグループ分けされており、各グループが5つの表示火力(0.3kW、0.8kW、1.3kW、1.8kW、2.3kW)にそれぞれ対応していて、加熱火力レベルが調整設定されると、その加熱火力レベルが含まれるグループの表示火力のLED5aが点灯される。
【0022】
【表2】
【0023】
9は本体に設けられた報知音発生手段で、微調整強弱キー4cにより加熱火力レベルが調整設定され、かつLED5aの表示が変更されない場合に報知音を発生して加熱火力レベルの調整設定が行われたことを使用者に知らせる。
【0024】
次に、このように構成された実施の形態1の作用について、図3および図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、誘導加熱調理器の本体の上面に鍋を載置し、本体の前面側に設けられた操作パネル8の加熱キー4aを押すと、操作部7の操作入力手段4の加熱ON/OFF手段4aによって誘導加熱ON状態となり、制御手段6は、誘導加熱調理を開始する。調理最初は加熱火力レベルが調整設定されていないので誘導加熱手段2への加熱出力データは0Wであり、自動的に加熱出力データを1300Wに設定して、このデータと入力電力検出手段3による入力電力とに基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cの制御を開始し、加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に加熱火力表示手段5によって加熱出力データ1300Wが含まれるグループに対応する操作パネル8の表示火力1.3kWのLED5aが点灯される。
【0025】
誘導加熱中、制御手段6は、誘導加熱調理が終了状態であるか、つまり加熱出力データが0Wであるかを判定し(図3のS21)、誘導加熱調理中であれば加熱出力データは0Wではないので、誘導加熱の停止、つまり加熱キー4a(加熱ON/OFF手段4a)の押下の有無を判定する(S22)。加熱キー4a(加熱ON/OFF手段4a)の入力がない場合は、火力強弱キー4b(火力調整入力手段4b)および微調整強弱キー4c(火力微調整入力手段4c)の入力があったかを判定する(S23〜S26)。火力強キー4bによる入力があったときは、設定されている加熱出力データが2000Wを越えているかを判定し(S27)、越えていれば加熱出力データを最大火力2500Wに設定し(S28)、2000W以下であれば加熱出力データを500W増加させる(S29)。また、火力弱キー4bによる入力があったときは、設定されている加熱出力データが600W未満であるかを判定し(S30)、600W未満であれば加熱出力データを最小火力100Wに設定し(S31)、600W以上であれば加熱出力データを500W減少させる(S32)。
【0026】
さらに、微調整強キー4bによる入力があったときは、設定されている加熱出力データが2400Wを越えているかを判定し(S33)、越えていれば加熱出力データを最大火力2500Wに設定し(S34)、2400W以下であれば加熱出力データを100W増加させる(S35)。また、微調整弱キー4cによる入力があったときは、設定されている加熱出力データが200W未満であるかを判定し(S36)、200W未満であれば加熱出力データを最小火力100Wを設定し(S37)、200W以上であれば加熱出力データを100W減少させる(S38)。
【0027】
そして、これらの加熱火力レベルの入力(加熱出力データの変更)があった場合は、図4に示すLED5aの点灯状態更新処理を行う(図3のS39および図4のS51〜S54)。
つまり、制御手段6は、変更された加熱出力データが含まれるグループがいずれの表示火力のLED5aに対応するかを判定し(図4のS51)、点灯しているLED5aと判定したLED5aとが同一でない場合は、加熱火力表示手段5により点灯されているLED5aを一旦消灯し(S52)、変更された加熱出力データが含まれるグループに対応する表示火力のLED5aを点灯させる(S53)。また、点灯しているLED5aと判定したLEDとが同一の場合は、点灯しているLED5aの表示を変える必要がないため、報知音発生手段9により報知音を発生させ、LED5aの表示状態の変化はないが細かい加熱火力レベルの調整が行われたことを報知する。
【0028】
ついで、火力強弱キー4b(火力調整入力手段4b)および微調整強弱キー4c(火力微調整入力手段4c)の入力がないとき(図3のS23〜S26)、あるいは火力強弱キー4b(火力調整入力手段4b)および微調整強弱キー4c(火力微調整入力手段4c)の入力があってそれぞれの処理を行った後(S27〜S39)、制御手段6は、入力電力検出手段3により検出された入力電力を取り込み(S40)、設定されている加熱出力データと入力電圧とを比較する(S41)。なお、入力電圧は、制御手段6の演算手段6bにより加熱火力レベルに換算され、換算結果と加熱出力データとを比較する。そして、入力電圧(換算結果)が加熱出力データより大きい場合はインバータ駆動手段2cを火力減に制御し(S42)、入力電圧(換算結果)が加熱出力データより小さい場合はインバータ駆動手段2cを火力増に制御し(S43)、入力電圧(換算結果)と加熱出力データが等しい場合はインバータ駆動手段2cを火力変更なく制御し、鍋(被加熱物)を誘導加熱する。
【0029】
そして、制御手段6は、誘導加熱中であるので(S21)、加熱キー4a(加熱ON/OFF手段4a)の押下の有無を判定し(S22)、押された場合は、誘導加熱OFF状態となり、誘導加熱手段2の加熱出力データを0W、つまり誘導加熱停止状態とし(S44)、加熱火力表示手段5により点灯されているLED5aを消灯させるとともに(S45)、インバータ駆動手段2cの制御を停止して(S46)、誘導加熱調理を終了させる。
【0030】
また、誘導加熱調理終了後(S21)、再び加熱キー4a(加熱ON/OFF手段4a)が押されると(S47)、制御手段6は、加熱出力データを1300Wに設定し(S48)、このデータと入力電力検出手段3による入力電力とに基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cの制御を開始して(S49)、加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に加熱火力表示手段5によって加熱出力データ1300Wが含まれるグループに対応する操作パネル8の表示火力1.3kWのLED5aが点灯し(S39)、鍋(被加熱物)を誘導加熱する(S40・・・)。
【0031】
このように、加熱火力レベルを調整設定する火力調整入力手段4b(火力強弱キー4b)の他に、加熱火力レベルをより細かく調整設定する火力微調整入力手段4c(微調整強弱キー4c)を設け、加熱火力表示手段5により1つのLED5aで複数の加熱火力レベルを点灯表示させるようにしたので、火力微調整入力手段4c(微調整強弱キー4c)により、誘導加熱手段2を所望の加熱火力レベルに細かく調整設定することができ、最適な誘導加熱調理を行うことができる誘導加熱調理器が得られる。また、火力微調整入力手段4cにより調整設定される複数の加熱火力レベルも火力調整入力手段4bで調整設定される加熱火力レベルに対応するLED5aを用いて点灯表示させることができるため、LED5aの数を増やしたり操作部7および操作パネル8等を大型化させるおそれがなく、コストアップを防ぐことができる。さらに、1つのLED5aで複数の加熱火力レベルを点灯表示させるようにしたため、加熱火力レベルが変更してもLED5aの点灯状態に変更がない場合があるが、報知音発生手段9により加熱火力レベルが変更したことを報知音で知られるため、使用者は加熱火力レベルの変更を容易に確認することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0032】
なお、上述の実施の形態1では、加熱火力レベルの調整が行われLED5aの点灯状態が変化しなかったときに、報知音発生手段9により報知音を発生させて知らせる場合を示したが、加熱火力レベルの調整があった場合は全て報知音を発生させるようにしてもよく、LED5aの点灯状態に変化があった場合と無かった場合とで異なる報知音を発生させるようにしてもよい。また、LED5aの点灯状態が変化した場合のみ報知音を発生させるようにしてもよい。これらの場合も同様の効果を奏する。
【0033】
実施の形態2.
本発明に係る実施の形態2は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器において、報知音発生手段9を省略するとともに、制御手段6にLED5aの一定消灯時間を計時するタイマ(図示せず)を設け、加熱火力レベルの調整設定が行われLED5aの点灯状態が変化しなかったときに、点灯していたLED5aを一旦消灯し、一定消灯時間が経過した後同じLED5aを点灯させるようにしたものである。
【0034】
このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同じ作用および効果が得られるとともに、火力強弱キー4b(火力調整入力手段4b)および微調整強弱キー4c(火力微調整入力手段4c)の入力があって加熱火力レベルの入力(加熱出力データの変更)があった場合、図5に示すLED5aの点灯状態更新処理を行う(図5のS61〜S66)。つまり、制御手段6は、変更された加熱出力データが含まれるグループがいずれの表示火力のLED5aに対応するかを判定し(図5のS61)、点灯しているLED5aと判定したLED5aとが同一でない場合は、加熱火力表示手段5により点灯されているLED5aを一旦消灯し(S62)、変更された加熱出力データが含まれるグループに対応する表示火力のLED5aを点灯させる(S63)。また、点灯しているLED5aと判定したLED5aとが同一の場合は、加熱火力表示手段5により点灯しているLED5aを一旦消灯させ(S64)、タイマを駆動させて一定消灯時間を計時を開始する(S65)。一定消灯時間が経過すると、加熱火力表示手段5により同じLED5aを再点灯させ(S66)、細かい加熱火力レベルの調整設定が行われたことを知らせる。
【0035】
このように、加熱火力レベルが変更してもLED5aの点灯状態を変更させる必要がない場合は、LED5aを一定消灯時間消灯させるようにしたので、LED5aの表示を一時的に変化させることができ、この変化により使用者は加熱火力レベルの変更を容易に確認することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0036】
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3の外観を示す斜視図、図7はその要部の構成を示すブロック図である。図において、10は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の本体、11は本体10の上面に載置され、被加熱物(図示せず)が収容される鍋で、本体10の前面および上面には操作パネル8が設けられており、本体10の前面には、誘導加熱調理を開始または停止する加熱キー4aと、誘導加熱手段2の加熱火力レベルを調整設定する火力調整つまみ4dと、設定した加熱火力レベルを数値により表示する数値表示部5bとが設けられ、本体10の上面には、火力調整つまみ4dにより調整設定可能な複数の加熱火力レベルをいくつかのグループに分けて各グループに対応したLED5aを有し、設定した加熱火力レベルを点灯したLED5aの数により表示するLED表示部5cが設けられている。そして、加熱キー4aおよび火力調整つまみ4dの信号は操作部7の操作入力手段4を介して制御手段6に出力され、LED表示部5cのLED5aの点灯または消灯および数値表示部5bの数値表示は操作部7の加熱火力表示手段5によって実行される。
【0037】
また、火力調整つまみ4dは、ロータリエンコーダにより構成されており、火力調整つまみ4dを左右に回すことにより2相の信号波形が操作入力手段4に出力される。例えば火力調整つまみ4dを右方向(加熱火力大)に回転させると、図8(a)に示すように、A相信号が立ち上がりでB相信号が0の波形を出力し、操作入力手段4は0の波形を受け取るごとに加熱火力レベルの調整カウントを「+1」する。また、火力調整つまみ4dを左方向(加熱火力小)に回転させると、図8(b)に示すように、A相信号が立ち上がりでB相信号が1の波形を出力し、操作入力手段4は1の波形を受け取るごとに加熱火力レベルの調整カウントを「−1」する。そして、操作入力手段4は調整カウントの結果を制御手段6に出力する。
【0038】
なお、LED表示部5cによるLED5aの点灯数は、図9に示すように、設定された加熱火力レベルに基づいて決定され、例えば設定された加熱火力レベルが100W〜550Wの場合はLED5aの点灯数は1個となり、設定された加熱火力レベルが1550W〜2050Wの場合はLED5aの点灯数は4個となる。
また、この実施の形態3では、実施の形態1に係る火力調整入力手段4bおよび火力微調整入力手段4cは省略されている。
【0039】
次に、この実施の形態3の作用について、図10のフローチャートを用いて説明する。
まず、実施の形態1で説明した場合と同様に誘導加熱調理器の本体10の上面に鍋11を載置し、本体10の前面側に設けられた操作パネル8の加熱キー4aを押すと、その信号が操作入力手段4を介して制御手段6に入力されて誘導加熱ON状態となり、制御手段6は、誘導加熱調理を開始する。調理最初は加熱火力レベルが調整設定されていないため誘導加熱手段2への加熱出力データを自動的に1300Wに設定し、このデータと入力電力検出手段3による入力電力とに基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cの制御を開始して加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に、加熱火力表示手段5によって加熱出力データ1300Wに対応する数値、「1300」が数値表示器5bに表示されるとともに、加熱出力データ1300Wが含まれるグループに対応する個数のLED5aがLED表示部5cに点灯される。
【0040】
誘導加熱中、制御手段6は、誘導加熱調理が終了状態であるか、つまり加熱出力データが0Wであるかを判定し(図10のS71)、誘導加熱調理中であれば加熱出力データは0Wではないので、誘導加熱の停止、つまり加熱キー4aの押下の有無を判定する(S72)。加熱キー4aが押されていない場合は、火力調整つまみ4dが操作されている、つまり操作入力手段4からの火力調整つまみ4dの回転による加熱火力レベルの調整カウント結果を判定する(S73〜S76)。
【0041】
加熱火力レベルの調整カウントが所定最大値(例えば+3)を越えたときは(S73)、火力調整つまみ4dが加熱火力レベルを大きくする方向(右方向)に速く回されて、加熱火力レベルを大きく増やす操作が行われたこととなり、設定されている加熱出力データが2000Wを越えているかを判定する(S77)。越えていれば加熱出力データを最大火力2500Wに設定し(S78)、2000W以下であれば加熱出力データを500W増加させる(S79)。また、加熱火力レベルの調整カウントが所定最小値(例えば−3)未満のときは(S74)、火力調整つまみ4dが加熱火力レベルを小さくする方向(左方向)に速く回されて、加熱火力レベルを大きく減らす操作が行われたこととなり、設定されている加熱出力データが600W未満であるかを判定する(S80)。600W未満であれば加熱出力データを最小火力100Wに設定し(S81)、600W以上であれば加熱出力データを500W減少させる(S82)。
【0042】
さらに、加熱火力レベルの調整カウントが第1の所定範囲(例えば+1〜+3)内のときは(S75)、火力調整つまみ4dが加熱火力レベルを大きくする方向(右方向)にゆっくりと回されて、加熱火力レベルを少し増やす操作が行われたこととなり、設定されている加熱出力データが2400Wを越えているかを判定する(S83)。越えていれば加熱出力データを最大火力2500Wに設定し(S84)、2400W以下であれば加熱出力データを100W増加させる(S85)。また、加熱火力レベルの調整カウントが第2の所定範囲(例えば−3〜−1)内のときは(S76)、火力調整つまみ4dが加熱火力レベルを小さくする方向(左方向)にゆっくりと回されて、加熱火力レベルを少し減らす操作が行われたこととなり、設定されている加熱出力データが200W未満であるかを判定する(S86)。200W未満であれば加熱出力データを最小火力100Wに設定し(S87)、200W以上であれば加熱出力データを100W減少させる(S88)。
【0043】
そして、これらの加熱火力レベルの入力(加熱出力データの変更)があった場合、制御手段6は、加熱火力表示手段5により設定された加熱出力データに対応する数値を数値表示器5bに表示させるとともに(S89)、図4に示すLED5aの点灯状態更新処理を行って設定された加熱出力データが含まれるグループに対応する個数のLED5aをLED表示部5cに点灯させる(図10のS90および図4のS51〜S54)。
【0044】
ついで、火力調整つまみ4dが操作されていないとき(図10のS73〜S76)、あるいは火力調整つまみ4dが操作されてそれぞれの処理を行った後(S77〜S90)、制御手段6は、入力電力検出手段3により検出された入力電力を取り込み(S91)、設定されている加熱出力データと入力電圧とを比較する(S92)。なお、入力電圧は、制御手段6の演算手段6bにより加熱火力レベルに換算され、換算結果と加熱出力データとを比較する。そして、入力電圧(換算結果)が加熱出力データより大きい場合はインバータ駆動手段2cを火力減に制御し(S93)、入力電圧(換算結果)が加熱出力データより小さい場合はインバータ駆動手段2cを火力増に制御し(S94)、入力電圧(換算結果)と加熱出力データが等しい場合はインバータ駆動手段2cを火力変更なく制御し、鍋11(被加熱物)を誘導加熱する。
【0045】
そして、制御手段6は、誘導加熱中であるので(S71)、加熱キー4aの押下の有無を判定し(S72)、押された場合は、誘導加熱OFF状態となり、誘導加熱手段2の加熱出力データを0W、つまり誘導加熱停止状態とし(S95)、加熱火力表示手段5により数値表示器5bに表示されている数値を「0」と表示するとともに(S96)、LED表示部5cのLED5aを消灯させ(S97)、インバータ駆動手段2cの制御を停止して(S98)、誘導加熱調理を終了させる。
【0046】
また、誘導加熱調理終了後(S71)、再び加熱キー4aが押されると(S99)、制御手段6は、加熱出力データを1300Wに設定し(S100)、このデータと入力電力検出手段3による入力電力とに基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cを制御を開始して(S101)、加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に加熱火力表示手段5によって数値表示器5bに「1300」の数値が表示され(S89)、加熱出力データ1300Wが含まれるグループに対応する個数のLED5aがLED表示部5cを点灯される(S90)。そして、鍋11(被加熱物)の誘導加熱を行う(S91・・・)。
【0047】
このように、加熱火力レベルを細かく調整設定する火力調整つまみ4dを設け、この火力調整つまみ4dの操作により設定される複数の加熱火力レベルをいくつかのグループに分けて各グループにLED表示部5cの各LED5aをそれぞれ対応させて表示させるとともに、数値表示器5bにより数値で加熱火力レベルを表示させるようにしたので、誘導加熱手段2を所望の加熱火力レベルに素早く容易に細かく調整設定することができ、最適な誘導加熱調理を行うことができる誘導加熱調理器が得られる。また、火力調整つまみ4dにより調整設定されるグループに分けた複数の加熱火力レベルを少数のLED5aにそれぞれ対応させて点灯表示させることができるので、LED5aの数を増やしたり操作部7および操作パネル8等を大型化させるおそれがなく、コストアップを防ぐことができる。さらに、LED5aの点灯数でおおよその加熱火力レベルを直感的に把握できるとともに、数値により正確な加熱火力レベルを確認することができるため、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0048】
なお、上述の実施の形態3では、実施の形態1に本発明を実施した場合を説明したが、実施の形態2にも本発明を実施することができる。この場合も同様の効果を奏する。
【0049】
実施の形態4.
図11は本発明の実施の形態4の外観を示す斜視図、図12はその要部の構成を示すブロック図である。図において、4eは実施の形態1に係る誘導加熱調理器の本体10の前面の操作パネル8に設けられ、鍋(被加熱物)を誘導加熱する加熱温度レベルを調整設定する温度調整つまみで、実施の形態3に係る火力調整つまみ4dと同様にロータリエンコーダにより構成されており、左右に回すことにより2相の信号波形を操作入力手段4に出力し、操作入力手段4は受け取った波形に基づいて加熱温度レベルの調整カウントを演算し、制御手段6に調整カウント結果を出力する。また、温度調整つまみ4eにより調整設定可能な複数の加熱温度レベルは、いくつかのグループに分けられて、グループ毎に後述するLED表示部のLEDがそれぞれ対応しており、温度調整つまみ4eにより調整設定された加熱温度レベルが含まれるグループに対応するLEDが表示される。
【0050】
12は本体10に設けられた操作部7の加熱温度表示手段で、本体10の上面に設けられ点灯したLED12aの数により設定した加熱温度レベルを表示するLED表示部12cと、本体10の前面に設けられ数値により設定した加熱温度レベルを表示する数値表示部12bとを備えている。13は鍋11の温度を感熱素子13aにより検知する温度検知手段である。なお、LED表示部12cによるLED12aの点灯数は、図13に示すように、設定された加熱温度レベルに基づいて決定され、例えば設定された加熱温度レベルが155℃〜165℃の場合はLED12aの点灯数は1個となり、設定された加熱温度レベルが185℃〜195℃の場合はLED12aの点灯数は4個となる。また、この実施の形態4では、実施の形態3の場合と同様に実施の形態1に係る火力調整入力手段4bおよび火力微調整入力手段4cは省略されている。
【0051】
次に、この実施の形態4の作用について、図14および図15のフローチャートを用いて説明する。
まず、実施の形態1で説明した場合と同様に誘導加熱調理器の本体10の上面に鍋11を載置し、本体10の前面側に設けられた操作パネル8の加熱キー4aを押すと、その信号が操作入力手段4を介して制御手段6に入力されて誘導加熱ON状態となり、制御手段6は、誘導加熱調理を開始する。調理最初は加熱温度レベルが調整設定されていないため加熱温度データを自動的に175℃に設定し、このデータおよび温度検知手段13からの鍋11の検知温度に基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cの制御を開始して加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に加熱温度表示手段12によって加熱温度データ175℃に対応する数値、「175」が数値表示器12bに表示されるとともに、加熱温度データ175℃が含まれるグループに対応する個数のLED12aがLED表示部12cに点灯される。
【0052】
誘導加熱中、制御手段6は、誘導加熱調理が終了状態であるか、つまり加熱温度データが0℃であるかを判定し(図14のS111)、誘導加熱調理中であれば加熱温度データは0℃ではないので、誘導加熱の停止、つまり加熱キー4aの押下の有無を判定する(S112)。加熱キー4aが押されていない場合は、温度調整つまみ4eが操作されている、つまり操作入力手段4からの温度調整つまみ4dの回転による加熱温度レベルの調整カウント結果を判定する(S113〜S116)。
【0053】
加熱温度レベルの調整カウントが所定最大値(例えば+3)を越えたときは(S113)、温度調整つまみ4eが加熱温度レベルを高くする方向(右方向)に速く回されて、加熱温度レベルを大きく上げる操作が行われたこととなり、設定されている加熱温度データが190℃を越えているかを判定する(S117)。越えていれば加熱温度データを最高温度200℃に設定し(S118)、190℃以下であれば加熱温度データを10℃上げる(S119)。また、加熱温度レベルの調整カウントが所定最小値(例えば−3)未満のときは(S114)、温度調整つまみ4eが加熱温度レベルを低くする方向(左方向)に速く回されて、加熱温度レベルを大きく下げる操作が行われたこととなり、設定されている加熱温度データが160℃未満であるかを判定する(S120)。160℃未満であれば加熱温度データを最低温度150℃に設定し(S121)、160℃以上であれば加熱温度データを10℃下げる(S122)。
【0054】
さらに、加熱温度レベルの調整カウントが第1の所定範囲(例えば+1〜+3)内のときは(S115)、温度調整つまみ4eが加熱温度レベルを高くする方向(右方向)にゆっくりと回されて、加熱温度レベルを少し上げる操作が行われたこととなり、設定されている加熱温度データが198℃を越えているかを判定する(S123)。198℃を越えていれば加熱温度データを最高温度200℃に設定し(S124)、198℃以下であれば加熱温度データを2℃上げる(S125)。また、加熱温度レベルの調整カウントが第2の所定範囲(例えば−3〜−1)内のときは(S116)、温度調整つまみ4eが加熱温度レベルを低くする方向(左方向)にゆっくりと回されて、加熱温度レベルを少し下げる操作が行われたこととなり、設定されている加熱温度データが152℃未満であるかを判定する(S126)。152℃未満であれば加熱温度データを最低温度150℃に設定し(S127)、152℃以上であれば加熱温度データを2度下げる(S128)。
【0055】
そして、これらの加熱温度レベルの入力(加熱温度データの変更)があった場合、制御手段6は、加熱温度表示手段12により設定された加熱温度データに対応する数値を数値表示器12bに表示させるとともに(S129)、図15に示すLED12aの点灯状態更新処理を行って設定された加熱温度データが含まれるグループに対応する個数のLED12aをLED表示部12cに点灯させる(図14のS130および図15のS151〜S153)。
つまり、制御手段6は、変更された加熱温度データが含まれるグループがいずれのLED12aであり、そのLED12aを含む数のLED12aの点灯状態がLED表示部12cのLED12aの点灯状態と整合がとれているかを判定し(図15のS151)、整合がとれていない場合は、加熱温度表示手段12により点灯されているLED12aを一旦消灯するとともに、報知音発生手段9により報知音を発生する(S152)。そして、変更された加熱温度データが含まれるグループに対応する個数のLED12aをLED表示部12cに点灯させる(S153)。また、整合がとれている場合は、点灯しているLED12aの表示を変える必要がないため、LED12aの点灯状態を変更することなく誘導加熱を行う。
【0056】
ついで、温度調整つまみ4eが操作されていないとき(図14のS113〜S116)、あるいは温度調整つまみ4eが操作されてそれぞれの処理を行った後(S117〜S130)、制御手段6は、温度検知手段13(感熱素子13a)により検知された鍋11の温度を取り込み(S131)、設定されている加熱温度データと検知温度とを比較する(S132)。検知温度が加熱温度データより低く前回の検知温度より高い場合は(S132,S133)、加熱温度レベルが上昇する方向に制御されているため、インバータ駆動手段2cを火力変更なく制御し、検知温度が加熱温度データより低く前回の検知温度以下の場合は(S132,S133)、加熱温度レベルが下降する方向に制御されているため、インバータ駆動手段2cを火力増に制御する(S134)。また、検知温度が加熱温度データより高く前回の検知温度より低い場合は(S132,S135)、加熱温度レベルが下降する方向に制御されているため、インバータ駆動手段2cを火力変更なく制御し、検知温度が加熱温度データより高く前回の検知温度以上の場合は(S132,S135)、加熱温度レベルが上昇する方向に制御されているため、インバータ駆動手段2cを火力減に制御する(S136)。さらに、検知温度が加熱温度データと等しい場合はインバータ駆動手段2cを火力変更なく制御し、鍋11(被加熱物)を誘導加熱する。
【0057】
そして、制御手段6は、誘導加熱中であるので(S111)、加熱キー4aの押下の有無を判定し(S112)、押された場合は、誘導加熱OFF状態となり、加熱調理データを0℃、つまり誘導加熱停止状態とし(S137)、加熱温度表示手段12により数値表示器12bに表示されている数値を「0」と表示するとともに、LED表示部12cのLED12aを消灯させ(S138)、インバータ駆動手段2cの制御を停止して(S139)、誘導加熱調理を終了させる。
【0058】
また、誘導加熱調理終了後(S111)、再び加熱キー4aが押されると(S140)、制御手段6は、加熱温度データを175℃に設定し(S141)、このデータおよび温度検知手段13からの鍋の検知温度に基づいて誘導加熱手段2のインバータ駆動手段2cを制御を開始して(S142)、加熱コイル2dにより誘導加熱を行う。同時に加熱温度表示手段12によって数値表示器12bに「175」の数値が表示され(S129)、加熱温度データ175℃が含まれるグループに対応する個数のLED12aがLED表示部12cに点灯される(S130)。そして、鍋11(被加熱物)の誘導加熱を行う(S131・・・)。
【0059】
このように、加熱温度レベルを細かく調整設定する温度調整つまみ4eを設け、この温度調整つまみ4eの操作により設定された複数の加熱温度レベルをいくつかのグループに分けて各グループにLED表示部12cの各LED12aをそれぞれ対応させて表示させるとともに、数値表示器12bにより数値で加熱温度レベルを表示させるようにしたので、鍋11の温度を所望の加熱温度レベルに素早く容易に細かく調整設定することができ、最適な誘導加熱調理を行うことができる誘導加熱調理器が得られる。また、温度調整つまみ4eにより調整設定されるグループに分けた複数の加熱温度レベルを少数のLED12aにそれぞれ対応させて点灯表示させることができるので、LED12aの数を増やしたり操作部7および操作パネル8等を大型化させるおそれがなく、コストアップを防ぐことができる。さらに、LED12aの点灯数でおおよその加熱温度レベルを直感的に把握できるとともに、数値により正確な加熱温度レベルを確認することができるため、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。また、LED12aの点灯状態が変化する場合には報知音発生手段9による報知音によって知らせるため、使用者は加熱温度レベルの変更を容易に把握することができるとともに、加熱温度レベルの設定に注意を促す効果も得ることができる。
【0060】
なお、上述の実施の形態4では、実施の形態1に本発明を実施した場合を説明したが、実施の形態2にも本発明を実施することができる。この場合も同様の効果を奏する。
また、上述の実施の形態4では、温度調整つまみ4eにより加熱温度レベルを設定する場合を説明したが、実施の形態1に係る火力調整入力手段4bおよび火力微調整入力手段4cに相当する温度調整入力手段および温度微調整入力手段を設けて加熱温度レベルを設定するようにしてもよい。この場合も同様の効果を奏する。
さらに、上述の実施の形態4では、加熱温度レベルの設定が行われLED12aの点灯状態が変化したときに、報知音発生手段9により報知音を発生させて知らせる場合を示したが、LED12aの点灯状態に関係なく加熱温度レベルの設定が行われたときは全て報知音を発生させるようにしてもよく、LED12aの点灯数に変化があった場合と無かった場合とで異なる報知音を発生させるようにしてもよい。また、加熱温度レベルの設定が行われLED12aの点灯状態が変化しなかったときに、報知音を発生するようにしてもよい。これらの場合も同様の効果を奏する。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る誘導加熱調理器は、鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱火力レベルの1つを設定する火力調整入力手段と、各加熱火力レベルに対して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、報知音を発生する報知手段と、入力電力に基づいて設定された加熱火力レベルに誘導加熱手段を制御し、設定された加熱火力レベルに対応した表示器を表示させる制御手段とを備えてなり、火力調整手段による設定可能な加熱火力レベルを含む複数の加熱火力レベルが設定可能で、いずれかの1つを設定する火力微調整入力手段を設けるとともに、火力微調整手段により設定される複数の加熱火力レベルの表示を、火力調整入力手段により設定可能な加熱火力レベルの各表示器にグループ毎に対応させて表示可能とし、制御手段は、火力調整入力手段および火力微調整入力手段により設定された加熱火力レベルと入力電力とに基づいて誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱火力レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させるものであり、制御手段は、火力調整入力手段、火力微調整入力手段により加熱火力レベルの設定が行われ、その設定により表示器による表示が前回の表示と変化があった場合と無かった場合とで、異なる報知音を報知手段から発生させるので、火力微調整入力手段により、誘導加熱手段を所望の加熱火力レベルに細かく調整設定することができ、最適な誘導加熱調理を行うことができる誘導加熱調理器が得られる。また、火力微調整入力手段により調整設定される複数の加熱火力レベルも火力調整入力手段で調整設定される加熱火力レベルに対応する表示器により表示させることができるため、表示器の数を増やしたり誘導加熱調理器本体などを大型化させるおそれがなく、コストアップを防ぐことができる。さらに、おおよその加熱火力レベルを少数の表示器で直感的に把握することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。また、報知音により使用者は加熱火力レベルの変更を容易に確認することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0062】
本発明に係る誘導加熱調理器は、鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱温度レベルの1つを設定する温度調整入力手段と、複数の加熱温度レベルをいくつかのグループに分割し、分割された加熱温度レベルのグループに対応して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、報知音を発生する報知手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋温度検知手段の検知温度に基づいて温度調整入力手段により設定された加熱温度レベルに誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱温度レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させる制御手段とを備え、制御手段は、温度調整入力手段により加熱温度レベルの設定が行われ、その設定により表示器による表示が前回の表示と変化があった場合と無かった場合とで、異なる報知音を報知手段から発生させるものであるので、温度調整入力手段により誘導加熱手段を所望の加熱温度レベルに素早く容易に細かく調整設定することができ、最適な誘導加熱調理を行うことができる誘導加熱調理器が得られる。また、複数の加熱温度レベルをグループに分割し、分割したグループ毎に表示器を設けるようにしたので、少数の表示器で設定した加熱温度レベルを表示することができ、コストアップを防ぐことができる。さらに、おおよその加熱温度レベルを少数の表示器で直感的に把握することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。また、報知音により使用者は加熱温度レベルの変更を容易に確認することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0063】
本発明に係る誘導加熱調理器は、鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱火力レベルの1つを設定する火力調整入力手段と、各加熱火力レベルに対して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、入力電力に基づいて設定された加熱火力レベルに誘導加熱手段を制御し、設定された加熱火力レベルに対応した表示器を表示させる制御手段とを備えてなり、火力調整手段による設定可能な加熱火力レベルを含む複数の加熱火力レベルが設定可能で、いずれかの1つを設定する火力微調整入力手段を設けるとともに、火力微調整手段により設定される複数の加熱火力レベルの表示を、火力調整入力手段により設定可能な加熱火力レベルの各表示器にグループ毎に対応させて表示可能とし、制御手段は、火力調整入力手段および火力微調整入力手段により設定された加熱火力レベルと入力電力とに基づいて誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱火力レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させるものであり、制御手段は、火力調整入力手段、火力微調整入力手段により加熱火力レベルの設定が行われ、かつ表示器による表示が前回の表示と変更がないときに、表示器の表示を一定消灯時間消灯させた後、再点灯させるものであるので、表示器の表示状態の一時的な変化により、使用者は加熱火力レベルの変更を容易に確認することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0064】
本発明に係る誘導加熱調理器は、 鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱温度レベルの1つを設定する温度調整入力手段と、複数の加熱温度レベルをいくつかのグループに分割し、分割された加熱温度レベルのグループに対応して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、鍋温度検知手段の検知温度に基づいて温度調整入力手段により設定された加熱温度レベルに誘導加熱手段を制御するとともに、設定された加熱温度レベルが含まれるグループに対応した表示器を表示させる制御手段とを備え、制御手段は、温度調整入力手段により加熱温度レベルの設定が行われ、かつ表示器による表示が前回の表示と変更がないときに、表示器の表示を一定消灯時間消灯させた後、再点灯させるものであるので、表示器の表示状態の一時的な変化により、使用者は加熱温度レベルの変更を容易に確認することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0065】
本発明に係る誘導加熱調理器は、表示手段に、加熱火力レベルまたは加熱温度レベルを数値で表示する数値表示器を設けたので、より正確な加熱火力レベルまたは加熱温度レベルを容易に確認することができ、使い勝手のよい誘導加熱調理器を得ることができる。
【0066】
本発明に係る誘導加熱調理器は、表示器を発光素子により構成したので、加熱火力レベルまたは加熱温度レベルを容易に確認することができる誘導加熱調理器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る操作パネルの正面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1の作用を説明するフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態1の作用を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2の作用を説明するフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態3の外観を示す斜視図である。
【図7】 図6の要部の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係る火力調整つまみの出力信号波形を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態3の設定加熱火力とLED点灯数との関係を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態3の作用を説明するフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態4の外観を示す斜視図である。
【図12】 図11の要部の構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態4の設定加熱温度とLED点灯数との関係を示す図である。
【図14】 本発明の実施の形態4の作用を説明するフローチャートである。
【図15】 本発明の実施の形態4の作用を説明するフローチャートである。
【図16】 従来の誘導加熱調理器の要部の構成を示すブロック図である。
【図17】 従来の誘導加熱調理器に係る操作パネルの正面図である。
【図18】 従来の誘導加熱調理器の作用を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2 誘導加熱手段、4b 火力調整入力手段、4c 火力微調整入力手段、4d 火力調整つまみ、4e 温度調整つまみ、5a,12a LED、5b,12b 数値表示部、6 制御手段、9 報知音発生手段、11 鍋、13 温度検知手段。
Claims (6)
- 鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱火力レベルの1つを設定する火力調整入力手段と、前記各加熱火力レベルに対して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、報知音を発生する報知手段と、入力電力に基づいて設定された加熱火力レベルに前記誘導加熱手段を制御し、該設定された加熱火力レベルに対応した前記表示器を表示させる制御手段とを備えてなり、
前記火力調整手段による設定可能な加熱火力レベルを含む複数の加熱火力レベルが設定可能で、いずれかの1つを設定する火力微調整入力手段を設けるとともに、該火力微調整手段により設定される複数の加熱火力レベルの表示を、前記火力調整入力手段により設定可能な加熱火力レベルの各表示器にグループ毎に対応させて表示可能とし、制御手段は、火力調整入力手段および火力微調整入力手段により設定された加熱火力レベルと前記入力電力とに基づいて前記誘導加熱手段を制御するとともに、該設定された加熱火力レベルが含まれるグループに対応した前記表示器を表示させるものであり、前記制御手段は、火力調整入力手段、火力微調整入力手段により加熱火力レベルの設定が行われ、その設定により表示器による表示が前回の表示と変化があった場合と無かった場合とで、異なる報知音を前記報知手段から発生させることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱温度レベルの1つを設定する温度調整入力手段と、前記複数の加熱温度レベルをいくつかのグループに分割し、該分割された加熱温度レベルのグループに対応して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、報知音を発生する報知手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、該鍋温度検知手段の検知温度に基づいて前記温度調整入力手段により設定された加熱温度レベルに前記誘導加熱手段を制御するとともに、該設定された加熱温度レベルが含まれるグループに対応した前記表示器を表示させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、温度調整入力手段により加熱温度レベルの設定が行われ、その設定により表示器による表示が前回の表示と変化があった場合と無かった場合とで、異なる報知音を前記報知手段から発生させることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱火力レベルの1つを設定する火力調整入力手段と、前記各加熱火力レベルに対して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、入力電力に基づいて設定された加熱火力レベルに前記誘導加熱手段を制御し、該設定された加熱火力レベルに対応した前記表示器を表示させる制御手段とを備えてなり、
前記火力調整手段による設定可能な加熱火力レベルを含む複数の加熱火力レベルが設定可能で、いずれかの1つを設定する火力微調整入力手段を設けるとともに、該火力微調整手段により設定される複数の加熱火力レベルの表示を、前記火力調整入力手段により設定可能な加熱火力レベルの各表示器にグループ毎に対応させて表示可能とし、制御手段は、火力調整入力手段および火力微調整入力手段により設定された加熱火力レベルと前記入力電力とに基づいて前記誘導加熱手段を制御するとともに、該設定された加熱火力レベルが含まれるグループに対応した前記表示器を表示させるものであり、前記制御手段は、火力調整入力手段、火力微調整入力手段により加熱火力レベルの設定が行われ、かつ表示器による表示が前回の表示と変更がないときに、前記表示器の表示を一定消灯時間消灯させた後、再点灯させることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 鍋を誘導加熱する誘導加熱手段の設定可能な複数の加熱温度レベルの1つを設定する温度調整入力手段と、前記複数の加熱温度レベルをいくつかのグループに分割し、該分割された加熱温度レベルのグループに対応して1個あるいは複数個の表示器を表示する表示手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、該鍋温度検知手段の検知温度に基づいて前記温度調整入力手段により設定された加熱温度レベルに前記誘導加熱手段を制御するとともに、該設定された加熱温度レベルが含まれるグループに対応した前記表示器を表示させる制御手段とを備え、
前記制御手段は、温度調整入力手段により加熱温度レベルの設定が行われ、かつ表示器による表示が前回の表示と変更がないときに、前記表示器の表示を一定消灯時間消灯させ た後、再点灯させることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 表示手段に、加熱火力レベルまたは加熱温度レベルを数値で表示する数値表示器を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
- 表示器を発光素子により構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
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