JP3978437B2 - 収容物取出装置 - Google Patents

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本願発明は、ラムネ、ガム、小球等の収容物を一つずつ取り出すことができる収容物取出装置に関する。
従来の収容物取出装置は、収容ケースと、収容ケースの開口に開閉自在に設けられた蓋部材とからなり、蓋部材に収容ケース内の収容物を一つ入れることができる収容凹部が形成され、蓋部材を開いて収容ケースを傾けると、蓋部材の収容凹部に入っている収容物が一つ取り出せることができるようになっている(例えば、特許文献1)。
特開平8−295375号公報
上記従来の収容物取出装置は、蓋部材を開く動作により、開口が開放されて、開口からから収容ケース内の収容物が大量に出てしまう虞があるという問題点があった。また、上記従来の収容物取出装置は、片手で握って、親指等で蓋部材を開き、収容ケースを傾けて収容物を取りだすので、机等の平坦なところに置いては前記動作をすることができず、収容物を取り出すことができないという問題点があった。
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、平坦な場所に置いて、収容ケースを傾けるだけで、収容物を確実に一つずつ取りだすことができ、装飾物にもすることができる、従来にない興趣ある収容物取出装置を提供することを目的とする。
本願請求項に係る収容物取出装置は、上記目的を達成するため、収容物を収容し、当該収容された収容物を取り出すことが可能な収容物取出装置であって、少なくとも一部が平板状に形成された下面と、下面方向に凸状に湾曲した案内面が形成された上面を有する基台と、当該基台の上面に設けられた支持部材と、表面を有し、上部が頭部となるように外観が動物形状に形成され、内部に前記収容物を収容可能な収容空間を有する収容ケースと、収容ケースの下部に設けられ前記収容空間と連通し前記収容物が進入可能な落下口であって、所定の厚みを有する周縁を有する前記落下口と、前記収容ケース内に設けられ、収容物を前記落下口に案内し、収容ケースの落下口が略下部に位置している時に、一方側から収容物を落下口に案内し、他方側及び上方側から収容物を落下口に案内しないガイド部材とからなり、前記収容ケースは、前記落下口と前記案内面との間に前記収容物が進入不可能な隙間が形成されるように前記支持部材に回動可能に取り付けられ、回動することにより前記落下口を前記案内面と対向する位置から前記案内面と対向しない位置まで前記隙間を保持しつつ移動させることが可能であり、前記収容物取出装置は、前記基台の下面が重力方向に対して略垂直となるように前記基台を接地させたとき起立可能であり、起立しているときに、前記落下口を前記案内面と対向せしめることにより、重力に応じて前記落下口に前記収容物を進入させるとともに前記案内面に当接せしめ、前記収容ケースが回動することにより、前記落下口に進入した収容物を前記案内面に当接させつつ前記落下口の周縁により移動させ、前記落下口が前記案内面と対向しない位置まで移動することにより、重力に応じて前記落下口に進入した前記収容物を前記落下口より落下させて取り出すことが可能である。
本願発明に係る収容物取出装置は、基台により机等の平坦な所に載置することができるという効果がある。また、収容物が、収容ケースの下部に形成された落下口内に進入し、基台の案内面上に乗っており、収容ケースを回動して傾けると、落下口の周縁により収容物が案内面に沿って運ばれ、収容物が案内面から外れると、収容物が落下口から落下するので、落下口にある収容物を確実に取り出すことができるという効果がある。
本願発明に係る収容物取出装置は、上記効果に加え、前記収容ケースが球体形状に形成されているので、見た目が柔らかく、装飾物として利用し易いという効果がある。
本願発明に係る収容物取出装置は、上記効果に加え、規制手段により、収容ケースが一方側にしか回動しないので、収容物の取り出し位置を一つにすることができるという効果がある。
本願発明に係る収容物取出装置は、上記効果に加え、収容ケースの落下口が略下部に位置している時に、ガイド部材によって、一方側から収容物を落下口に案内し、他方側及び上方側から収容物を落下口に案内しないようになっており、収容ケースを回動し傾けると、落下口が下部の位置から上昇し、落下口に進入している収容物も上昇するが、落下口に進入している収容物の次の収容物は重力により下方に下がって落下口から離間し、落下口に進入している収容物は案内面から外れると落下口から落下するが、次の収容物は落下口から離れているので落下することがなく、そのため確実に一つずつ落下させることができるという効果がある。
本願発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る収容物取出装置の一つの実施の形態を示す全体斜視図である。図2は、図1の収容物取出装置の分解斜視図である。図3は、図1の収容物取出装置の正面断面図である。図4は、図1の収容物取出装置の側面断面図である。図5は、図1の収容物取出装置の動作を説明する側面断面図である。
収容物取出装置1は、基台2と、基台2に回動自在に設けられた収容ケース20とからなる。収容ケース20の下部には、収容ケース20内に収容された収容物Aを落下させる
落下口70が形成されている。基台2には、落下口70に位置する収容物Aを案内する案内面10が形成され、収容ケース20が回動して収容物Aが案内面10から外れると、落下口70から収容物Aが落下して、収容物Aを取り出すことができる。
前記案内面10は、前記収容ケース20の落下口70に近接して、落下口70から収容物Aが落下するのを阻止するように、湾曲した凹部面状に形成されている。前記収容ケース20の落下口70の周囲75は、前記案内面10に接触しない、湾曲した凸部面状に形成されている。
前記収容ケース20は、球体形状に形成されていても構わない。前記基台2には、前記収容ケース20の落下口70が略下部に位置している時に、一方側に回動しないように規制する規制手段3、4が設けられている。
前記収容ケース20内には、収容物Aを前記落下口70に案内するガイド部材60が設けられている。当該ガイド部材60は、収容ケース20の落下口70が略下部に位置している時に、一方側から収容物Aを落下口70に案内し、他方側及び上方側から収容物Aを落下口70に案内しないように形成されている。
収容物取出装置1は、収容物Aを収容し、当該収容された収容物Aを取り出すことが可能であって、少なくとも一部が平板状に形成された下面2bと、下面2b方向に凸状に湾曲した案内面10が形成された上面2aを有する基台2と、当該基台2の上面2aに設けられた支持部材3,4と、表面20bを有し、内部に前記収容物Aを収容可能な収容空間20cを有する収容ケース20と、収容ケース20の前記表面20bに設けられ前記収容空間20cと連通し前記収容物Aが進入可能な落下口70であって、所定の厚みを有する周縁70aを有する前記落下口70とからなる。前記収容ケース20は、前記落下口70と前記案内面10との間に前記収容物Aが進入不可能な隙間が形成されるように前記支持部材3,4に回動可能に取り付けられ、回動することにより前記落下口70を前記案内面10と対向する位置から前記案内面10と対向しない位置まで前記隙間を保持しつつ移動させることが可能である。前記収容物取出装置1は、前記基台2の下面2bが重力方向に対して略垂直となるように前記基台2を接地させたとき起立可能であり、起立しているときに、前記落下口70を前記案内面10と対向せしめることにより、重力に応じて前記落下口70に前記収容物Aを進入させるとともに前記案内面10に当接せしめ、前記収容ケース20が回動することにより、前記落下口70に進入した収容物Aを前記案内面10に当接させつつ前記落下口70の周縁70aにより移動させ、前記落下口70が前記案内面10と対向しない位置まで移動することにより、重力に応じて前記落下口70に進入した前記収容物Aを前記落下口70より落下させて取り出すことが可能である。
さらに、収容物取出装置1について詳細に説明する。図1に示すように、収容物取出装置は、基台2と、基台2に回動自在に設けられた収容ケース20とからなる。収容ケース20は、球体形状に形成され、カエル等の動物形状のデザインが施されている。図2に示すように、基台2は、円板状に形成され、上面2aの略中央に凹部11が形成されている。また、基台2上面2aの凹部11の側方には、板状の支持部材3が基台2の上面2aに略垂直となるように立設されている。また、基台2上面2aの凹部11の側方には支持部材3と略平行となるように支持部材3と同一形状の支持部材4が立設されており、支持部材3,4の間に凹部11が配置されるようになっている。なお、本実施例においては、支持部材3,4の幅方向を前後方向と呼び、支持部材3がある方向を左とし、支持部材4がある方向を右とする。
左側の支持部材3の上部左面には、左方に延びる左支軸5が略水平に取り付けられている。また、左側の支持部材3には、左支軸5を略中心とする下半円状の左ガイド板6が形
成されている。左側の支持部材3は、上端3aが左支軸5を略中心として略半円状に形成されている。右側の支持部材4の上部右面には、右方に延びる右支軸7が略水平に取り付けられている。また、右側の支持部材4は、右支軸7を略中心とする下半円状の右ガイド板8が形成されている。右側の支持部材4は、上端4aが右支軸7を略中心として略半円状に形成されている。左支軸5と右支軸7は、略同一軸心上に配置され、左ガイド板6と右ガイド板8は略同じ大きさに形成されている。
基台2上面2aの凹部11の外方であって上面2aの前部には略三角板状の案内突起1
2が上面2aより略垂直に立設されている。また、案内突起12は、基台2の半径方向であって、かつ、支持部材3,4と略平行となるように形成されている。案内突起12の後部には、湾曲面13が形成されている。前記凹部11の凹部面15と案内突起12の湾曲面13によって、基台2の前後方向に向かって、緩やかに湾曲する案内面10が形成される。案内面10は、前記左支軸5及び右支軸7の略軸心を中心とした略半径で形成する曲面となっている。
収容ケース20は、案内面10の半径よりも若干小さい半径を有する略球体形状に形成されている。このように形成されていることにより、案内面10と収納ケース20の表面との間には若干の隙間が形成されるが、当該隙間は収容物Aの高さよりは小さく形成されている。また、収容ケース20は、前半体21と後半体41に前後二分割された構造であり、前半体21と後半体41が、ネジ、接着剤等の固定手段により接合されて組み立てられている。前半体21は、下部後端に半円状の下部切り欠き22が形成され、半円状の下部切り欠き22を挟んで右側に前右仕切壁23が形成され、左側に前左仕切壁25が形成されている。さらに、前半体21は、前右仕切壁23の右側に、前右仕切壁23より高く形成された前右軸受け壁26が設けられている。前右軸受け壁26の上部後端には、半円状の上部切り欠き27が形成されている。前半体21は、前左仕切壁25の左側に、前左仕切壁25より高く形成された前左軸受け壁28が設けられている。前左軸受け壁28の上部後端には、半円状の上部切り欠き29が形成されている。
前半体21の前右仕切壁23と前右軸受け壁26の間の下部には、前記した右側の支持部材4の幅方向略半分の長さの奥行きを有する略コ字状の切り欠き31が形成されている。同様に、前半体21の前左仕切壁25と前左軸受け壁28の間の下部には、前記した左側の支持部材3の幅方向略半分の長さの奥行きを有する略コ字状の切り欠き32が形成されている。さらに、前半体21は、環状の後端周縁に嵌合ピン35が突設されている。
前半体21の下部略中央であって、下部切り欠き22の周縁には、ガイド部材60が前半体21の略中心に向けて立設されている。ガイド部材60は、前記前半体21の底面20aから略直角に立ち上がる第1のガイド縁61と、第1のガイド縁61の上端に、第1のガイド縁61と略直角となるように後方に向かって形成された第2のガイド縁62と、第2のガイド縁62の後端から前方に向かって上昇傾斜する第3のガイド縁63と、第3のガイド縁63の前端から前方に向かって、第2のガイド縁62と略平行に形成された第4のガイド縁64と、第4のガイド縁64の前端から前半体21の底面20aまで下降傾斜する第5のガイド縁65とからなる。なお、第1のガイド縁61の高さは、収容ケース20内に収容される収容物Aより若干高く形成されているが、第2のガイド縁62と収容ケース20の底面20aの間の隙間16に、収容物Aが2つ入り込まない高さに形成されている。
後半体41は、下部前端に半円状の下部切り欠き42が形成され、半円状の下部切り欠き42を挟んで右側に後右仕切壁43が形成され、左側に後左仕切壁45が形成されている。さらに、後半体41は、後右仕切壁43の右側に、後右仕切壁43より高く形成された後右軸受け壁46が設けられている。後右軸受け壁46の上部前端には、半円状の上部
切り欠き47が形成されている。後半体41は、後左仕切壁45の左側に、後左仕切壁45より高く形成された後左軸受け壁48が設けられている。後左軸受け壁48の上部前端には、半円状の上部切り欠き49が形成されている。
後半体41の後右仕切壁43及び後左仕切壁45は、前半体21の前右仕切壁23及び前左仕切壁25と同じ高さに形成されている。後半体41の後右軸受け壁46及び後左軸受け壁48は、前半体21の前右軸受け壁26及び前左軸受け壁28と同じ高さに形成されている。
後半体41の後右仕切壁43と後右軸受け壁46の間の下部には、前記した右側の支持部材4の幅方向略2倍の長さの奥行きを有する略コ字状の切り欠き51が形成されている。同様に、後半体41の後左仕切壁45と後左軸受け壁48の間の下部には、前記した左側の支持部材3の幅方向略2倍の長さの奥行きを有する略コ字状の切り欠き52が形成されている。さらに、後半体41は、環状の前端周縁に嵌合穴55が突設されている。
収容ケース20は、前半体21の嵌合ピン35を後半体41の嵌合穴55に嵌合すると、前半体21と後半体41が位置決めされて接合され、ネジ、接着剤等の固定手段により、前半体21と後半体41を固定して組み立てられる。前半体21の下部切り欠き22と後半体41の下部切り欠き42が接合して、落下口70が形成される。前半体21の上部切り欠き27と後半体41の上部切り欠き47が接合して、右軸受孔71が形成される。前半体21の上部切り欠き29と後半体41の上部切り欠き49が接合して、左軸受孔72が形成される。前半体21の切り欠き31と後半体41の切り欠き51が接合して、ガイド長孔73が形成される。前半体21の切り欠き32と後半体41の切り欠き52が接合して、ガイド長孔74が形成される。
後半体41には、収容ケース20内と連通する収容口76が形成されている。当該収容口76は、下端に係合爪77が形成され、上端に係止突起78が設けられた蓋部材80によって、塞がれている、蓋部材80は、係合爪77を収容口76の下端周縁に係合させ、係止突起78を収容口76の上端周縁に係止させることにより、収容ケース20に着脱自在に取り付けられる。
収容ケース20は、基台2に次のようにして回動自在に取り付けられている。基台2の右側の支持部材4は、前半体21の切り欠き31と後半体41の切り欠き51が接合して形成されるガイド長孔73に挿設される。基台2の左側の支持部材3は、前半体21の切り欠き32と後半体41の切り欠き52が接合して形成されるガイド長孔74に挿設される。収容ケース20は、基台2の右側の支持部材4の右支軸7に、前半体21の上部切り欠き27と後半体41の上部切り欠き47が接合して形成される右軸受孔71が回動自在に取り付けられ、基台2の左側の支持部材3の左支軸5に、前半体21の上部切り欠き29と後半体41の上部切り欠き49が接合して形成される左軸受孔72が回動自在に取り付けられ、基台2に対して回動可能となっている。
前記右ガイド板8は、前右仕切壁23と前右軸受け壁26との空間及び後右仕切板43と後右軸受け壁46との空間に位置し、係る空間内に収容物Aが入り込むのを阻止する。同様に、前記左ガイド板6は、前左仕切壁25と前左軸受け壁28との空間及び後左仕切板45と後左軸受け壁48との空間に位置し、係る空間内に収容物Aが入り込むのを阻止する。
収容ケース20は、前記左支軸5及び右支軸7の略軸心を中心とした略半径で形成する前記案内面10よりも若干小さい半径で形成されている。このことにより、落下口70の周囲75も前記案内面10よりも若干小さい半径の湾曲した凸面状となるため、落下口7
0と前記案内面10は接触せず、若干の隙間が形成される。なお、当該隙間は収容物Aの高さよりも小さくなるように収容ケース20は形成されている。また、収容ケース20は球状形状に形成されていることから、前記案内面10と落下口70の周囲75との間の隙間は略一定となる。さらに、収容ケース20は、前記左支軸5及び右支軸7の略軸心を中心として前後方向に回動可能である。なお、収容ケース20は、左支持部材3及び右支持部材4が、ガイド長孔73、74の前縁73a,74a又は後縁73b,74bに当接する範囲、即ち、前半体21の切り欠き31及び切り欠き32の前縁、又は後半体41の切り欠き51及び切り欠き52の後縁に当接する範囲で回動可能となっている。
収容物取出装置1は、上記構成を有し、基台2によって、机等の平坦な場所に載置することができる。収容ケース20に外力が加わっていないときは、ガイド部材60が重りとなって、落下口70が最下部、すなわち、基台2上面2aの凹部11の直上に位置している。収容ケース20の蓋部材80を外し、収容口76から収容物Aを収容ケース20内に収容することができる。収容物Aは、ガム、ラムネ、ビー玉等であって、球状に形成されているが、特に形状に限定されるものではない。収容ケース20に収容物Aを収容したら、蓋部材80の係合爪77を収容口76の下端周縁に係合させ、蓋部材80の係止突起78を収容口76の上端周縁に係止させて、蓋部材80により収容口76を塞ぐ。
収容ケース20の最下部に位置する収容物Aが、ガイド部材60の第2のガイド縁62と収容ケース20の底面20aの隙間16を通って、落下口70に進入して一部が落下口70から収容ケース20外方に突出して、案内面10に当接する。隙間16は、第1のガイド縁61から後方に向かって形成されているため、収容物Aは後方から落下口70にガイドされる。収容ケース20が反時計方向に回転すると、落下口70が上昇し、前記したように隙間16を通ってくる収容物Aが連続して落下口70から落下して、収容物Aが大量に出てしまうことになる。しかし、収容ケース20は、ガイド長孔73、74の前縁73a,74aが左側の支持部材3及び右側の支持部材4に当接するため、反時計方向の回転が規制される。従って、収容ケース20は、落下口70が最下部の位置から反時計方向に回転して収容物Aを大量に流出してしまうことがない。
落下口70に進入している収容物Aは、案内面10上に乗っている。収容ケース20を時計回転方向に回動させて、収容ケース20を傾けると、落下口70が下部の位置から上昇し、落下口70の周縁によって、落下口70に進入している収容物Aも案内面10に沿って上昇する。落下口70に進入している収容物Aの次の収容物Aは、落下口70に進入していないため上昇することができず、重力により隙間16から下方に下がって落下口70から離間する。落下口70に進入している収容物Aは案内面10から外れると落下口70から落下して取りだすことができる。前記したように、次の収容物Aは落下口70から離れているので落下することがなく、そのため確実に収容物Aを一つずつ落下させることができる。
収容ケース20は、左側の支持部材3及び右側の支持部材4が、ガイド長孔73、74の後縁73b,74bに当接するまで、回動させることができる(図5参照)。ガイド部材60の前方に存在する収容物Aは、図5に示すように、収容ケース20を時計方向に回動させると、第5のガイド縁65によって後方、即ちガイド部材60の隙間16側に送られることになる。図4に示すように、収容ケース20を反時計方向に回動すると、次の収容物Aが隙間16を通って、落下口70に進入する。このように、収容物取出装置Aは、収容ケース20を往復回動するだけで、収容物Aを一つずつ取り出すことができる。
前記右側の支持部材4及び左側の支持部材3は、収容ケース20の回動方向を規制する規制手段として機能を発揮している。しかし、規制手段は、右側の支持部材4及び左側の支持部材3に限定されるものではなく、種々変更が可能である。また、収容ケース20は
、球体形状であり、種々のデザインを施すことができるが、球体形状でなくても良く、落下口70の周囲75が、前記基台2の案内面10に接触しない、湾曲した凸部面状に形成されていれば良い。
収容物取出装置1は、収納ケース20の外観が動物形状に形成されているため、落下口70から収容物Aを落下させる動作が、あたかも動物が卵を産んでいるような仕草に近似し、興趣ある装飾玩具として使用することができる。また、収容物取出装置1は、基台2を前方に伸ばして、基台2に受け凹部を形成し、収容物Aを受け凹部に落下させるようにしても構わない。なお、収容物取出装置1は、収容ケース20の落下口70の周囲75が、前記案内面10よりも若干小さい半径で形成され、案内面10と周囲75の間の隙間が小さいため、当該隙間にゴミが入り難くなっている。
本願発明に係る収容物取出装置の一つの実施の形態を示す全体斜視図である。 図1の収容物取出装置の分解斜視図である。 図1の収容物取出装置の正面断面図である。 図1の収容物取出装置の側面断面図である。 図1の収容物取出装置の動作を説明する側面断面図である。
符号の説明
A 収容物
1 収容物取出装置
2 基台
2a 上面
2b 下面
3 左支持部材(規制手段)
3a 上端
4 右支持部材(規制手段)
4a 上端
5 左支軸
6 左ガイド板
7 右支軸
8 右ガイド板
10 案内面
11 凹部
12 案内突起
13 湾曲面
15 凹部面
16 隙間
20 収容ケース
20a 底面
20b 表面
20c 収容空間
21 前半体
22 下部切り欠き
23 前右仕切壁
25 前左仕切壁
26 前右軸受け壁
27 上部切り欠き
28 前左軸受け壁
29 上部切り欠き
31 切り欠き
32 切り欠き
35 嵌合ピン
41 後半体
42 下部切り欠き
43 後右仕切壁
45 後左仕切壁
46 後右軸受け壁
47 上部切り欠き
48 後左軸受け壁
49 上部切り欠き
51 切り欠き
52 切り欠き
55 嵌合穴
60 ガイド部材
61 第1のガイド縁
62 第2のガイド縁
63 第3のガイド縁
64 第4のガイド縁
65 第5のガイド縁
70 落下口
70a 周縁
71 右軸受孔
72 左軸受孔
73 ガイド長孔
74 ガイド長孔
75 周囲
76 収容口
77 係合爪
78 係止突起
80 蓋部材

Claims (1)

  1. 収容物を収容し、当該収容された収容物を取り出すことが可能な収容物取出装置であって、
    少なくとも一部が平板状に形成された下面と、下面方向に凸状に湾曲した案内面が形成された上面を有する基台と、
    当該基台の上面に設けられた支持部材と、
    表面を有し、上部が頭部となるように外観が動物形状に形成され、内部に前記収容物を収容可能な収容空間を有する収容ケースと、
    収容ケースの下部に設けられ前記収容空間と連通し前記収容物が進入可能な落下口であって、所定の厚みを有する周縁を有する前記落下口と、
    前記収容ケース内に設けられ、収容物を前記落下口に案内し、収容ケースの落下口が略下部に位置している時に、一方側から収容物を落下口に案内し、他方側及び上方側から収容物を落下口に案内しないガイド部材と、
    からなり、
    前記収容ケースは、前記落下口と前記案内面との間に前記収容物が進入不可能な隙間が形成されるように前記支持部材に回動可能に取り付けられ、回動することにより前記落下口を前記案内面と対向する位置から前記案内面と対向しない位置まで前記隙間を保持しつつ移動させることが可能であり、
    前記収容物取出装置は、前記基台の下面が重力方向に対して略垂直となるように前記基台を接地させたとき起立可能であり、起立しているときに、前記落下口を前記案内面と対向せしめることにより、重力に応じて前記落下口に前記収容物を進入させるとともに前記案内面に当接せしめ、前記収容ケースが回動することにより、前記落下口に進入した収容物を前記案内面に当接させつつ前記落下口の周縁により移動させ、前記落下口が前記案内面と対向しない位置まで移動することにより、重力に応じて前記落下口に進入した前記収容物を前記落下口より落下させて取り出すことが可能であることを特徴とする収容物取出装置。
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