JP3978193B2 - クロストーク補正方法およびx線ct装置 - Google Patents
クロストーク補正方法およびx線ct装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3978193B2 JP3978193B2 JP2004071978A JP2004071978A JP3978193B2 JP 3978193 B2 JP3978193 B2 JP 3978193B2 JP 2004071978 A JP2004071978 A JP 2004071978A JP 2004071978 A JP2004071978 A JP 2004071978A JP 3978193 B2 JP3978193 B2 JP 3978193B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- scintillator
- leakage
- ray
- leakage coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000012937 correction Methods 0.000 title claims description 64
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 40
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 40
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 32
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 28
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 18
- 238000003892 spreading Methods 0.000 claims description 8
- 230000007480 spreading Effects 0.000 claims description 8
- 238000000611 regression analysis Methods 0.000 claims description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 238000012887 quadratic function Methods 0.000 claims description 3
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 16
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 4
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
- 239000012491 analyte Substances 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/161—Applications in the field of nuclear medicine, e.g. in vivo counting
- G01T1/164—Scintigraphy
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41B—WEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F41B11/00—Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns
- F41B11/50—Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines
- F41B11/57—Electronic or electric systems for feeding or loading
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/29—Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
- G01T1/2914—Measurement of spatial distribution of radiation
- G01T1/2985—In depth localisation, e.g. using positron emitters; Tomographic imaging (longitudinal and transverse section imaging; apparatus for radiation diagnosis sequentially in different planes, steroscopic radiation diagnosis)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/58—Testing, adjusting or calibrating thereof
- A61B6/582—Calibration
- A61B6/583—Calibration using calibration phantoms
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、スライス方向に隣接するシンチレータ間で生じる蛍光の漏洩を簡便に除去することができる、クロストーク補正方法およびX線CT装置を提供することを目的とする。
−ln(Dn)≒
−ln(Sn)+ε+・(Sn-1/Sn−1)+ε-・(Sn+1/Sn−1)
である式(1)を用いて行われることを特徴とする。
また、第3の観点の発明にかかるクロストーク補正方法は、前記算定が、前記スライス方向の位置に対応して円径が変化する円筒状のファントムを透過するX線ビームの検出情報Snであるスロープファントム投影情報を用いて行われることを特徴とする。
また、第4の観点の発明にかかるクロストーク補正方法は、前記算定が、前記式(1)のDnの値として、前記スロープファントム投影情報の前記n番目のスライス方向位置で、前記2次元配列の前記扇状の拡がり方向であるチャネル方向位置に対応する値に第1の関数フィッティングを行い、前記第1の関数フィッティングで取得される関数値を用いることを特徴とする。
この第5の観点の発明では、関数は、クロストーク成分を除去する。
この第7の観点の発明では、関数フィッティングにより、最適化を行う。
Dn=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/g
である式(2)を用いて、前記強度情報であるDnを求めることを特徴とする。
また、第9の観点の発明にかかるクロストーク補正方法は、前記除去が、前記シンチレータの感度補正の前あるいは後に行われることを特徴とする。
また、第10の観点の発明にかかるクロストーク補正方法は、前記算定を、前記2次元配列される複数のシンチレータが、矩形状に2次元配列されるシンチレータからなるタイルを複数組み合わせてなる際に、単数あるいは複数の前記タイルごとに第1の漏洩係数および第2の漏洩係数を求めることを特徴とする。
また、第11の観点の発明にかかるクロストーク補正方法は、前記除去が、単数あるいは複数の前記タイルごとの第1の漏洩係数および第2の漏洩係数を用いて、前記強度情報を求めることを特徴とする。
また、第12の観点の発明にかかるX線CT装置は、厚みを持って扇状に拡がるコーン状のX線ビームを照射するX線管と、前記X線ビームの照射方向と概ね直交する面上に2次元配列される、前記X線ビームを検出するシンチレータと、前記シンチレータで検出される2次元的な投影情報に基づいて、前記X線管および前記シンチレータの間に配置される被検体の断層画像を再構成するデータ処理装置と、を備えるX線CT装置であって、前記データ処理装置は、前記シンチレータの検出情報が、前記シンチレータに入射するX線ビームの強度に比例する強度情報と、前記X線ビームの厚み方向となる前記2次元配列のスライス方向に隣接するシンチレータからの前記隣接するシンチレータに入射するX線ビームの強度に比例する漏洩情報とを含む際に、前記隣接するシンチレータに入射するX線ビームの強度から前記漏洩情報の量を算出するのに用いる漏洩係数を、前記スライス方向をなす第1の方向への第1の漏洩係数および前記第1の方向の反対方向である第2の方向への第2の漏洩係数ごとに算定する算定手段、並びに、前記漏洩係数を用いて、前記投影情報の検出情報に含まれる前記漏洩情報を除去し、前記強度情報を求める補正手段を備えることを特徴とする。
−ln(Dn)≒
−ln(Sn)+ε+・(Sn-1/Sn−1)+ε-・(Sn+1/Sn−1)
である式(1)を用いることを特徴とする。
また、第14の観点の発明にかかるX線CT装置は、前記算定手段が、前記スライス方向の位置に対応して円径が変化する円筒状のファントムを透過するX線ビームの検出情報Snであるスロープファントム投影情報を用いることを特徴とする。
また、第15の観点の発明にかかるX線CT装置は、前記算定手段が、前記式(1)のDnの値として、前記スロープファントム投影情報の前記n番目のスライス方向位置で、前記2次元配列の前記扇状の拡がり方向であるチャネル方向位置に対応する値に関数のフィッティングを行い、前記フィッティングされる関数値を求める第1の関数フィッティング手段を備えることを特徴とする。
Dn=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/g
である式(2)を用いて、前記強度情報であるDnを求めることを特徴とする。
また、第18の観点の発明にかかるX線CT装置は、前記除去手段が、前記シンチレータの感度補正の前あるいは後に行われることを特徴とする。
また、第19の観点の発明にかかるX線CT装置は、前記算定手段が、前記2次元配列される複数のシンチレータが、矩形状に2次元配列されるシンチレータからなるタイルを複数組み合わせてなる際に、単数あるいは複数の前記タイルごとに前記第1の漏洩係数および前記第2の漏洩係数を求めることを特徴とする。
また、第20の観点の発明にかかるX線CT装置は、前記除去手段が、単数あるいは複数の前記タイルごとの第1の漏洩係数および第2の漏洩係数を用いて、前記強度情報を求めることを特徴とする。
S2=D2−ε21・D2−ε23・D2+ε12・D1+ε32・D3
=(1−ε21−ε23)・D2+ε12・D1+ε32・D3
となる。ここで、X線検出器24の製造工程に係わる事由により、漏洩係数は、スライス方向での向きにより異なり、ブロックごとの変化は小さいことが実験的に知られている。すなわち、
ε12=ε23=ε+
ε21=ε32=ε-
とすることができる。ここで、ε+は、第1の漏洩係数をなし、図3のスライス方向左向きの漏洩係数を現し、ε-は、第2の漏洩係数をなし、図3のスライス方向右向きの漏洩係数を現している。なお、図3左側部分には、ε+およびε-による漏洩係数が図示されている。
S2=(1−ε+−ε-)・D2+ε+・D1+ε-・D3
となる。そして、全く同様に、n番目のブロックnの検出情報Snに対しても
Sn=(1−ε+−ε-)・Dn+ε+・Dn-1+ε-・Dn+1 (3)
である式(3)が成立する。
ここで、漏洩係数ε+およびε-は、実験的に0.1程度の小さな値である。さらにこれらの差分は極めて小さなものとなるので、上式の右辺第2項は無視され、
Sn≒Dn (4)
とすることができる。ここで、(4)式を式(3)に代入すると、
Sn≒(1−ε+−ε-)・Dn+ε+・Sn-1+ε-・Sn+1
となる。この式をDnについて解くと、
Dn=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/g (2)
である式(2)となる。ここで、g=1−ε+−ε-とする。
未知数であるため解くことが出来ない。
−ln(Dn)≒
−ln(Sn)+ε+・(Sn-1/Sn−1)+ε-・(Sn+1/Sn−1) (1)
である式(1)となる。
In=(An−ε+・An-1−ε-・An+1)/g
となるが、空気の投影情報であることを考慮すると、In+1=In=In-1およびAn+1≒An≒An-1となり、
In=An (4)
が成立する。この式(4)は、空気だけの投影情報からなる検出情報Anに、スライス方向のクロストーク除去を行う必要がないことを意味する。
In=An
となり、被検体の検出情報Snは、
Sn=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/g
となり、感度補正された強度出力Dn=Sn/Inにより、
Dn=Sn/In=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/(g・An) (5)
となる。
Dn=(Sn/An−ε+・Sn-1/An-−ε・Sn+1/An)/g
=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/(g・An) (6)
となる。ここで、式(5)および式(6)は、同一の式であり、被検体投影情報42のスライス方向のクロストーク除去を、感度補正前あるいは後のいずれで行っても、同一の結果が取得される。
つづいて、本実施の形態にかかるX線CT装置の動作について述べる。まず、オペレータは、撮影テーブル4に載置されたスロープファントム7を、図5(A)に示す様にボア29中心部に配置する(ステップS601)。そして、データ処理装置60は、走査ガントリ10を制御し、スロープファントム7のスロープファントム投影情報41を取得する(ステップS602)。そして、取得されたスロープファントム投影情報41は、データ収集バッファ64に転送される。
4 撮影テーブル
6 操作コンソール
7 スロープファントム
10 走査ガントリ
20 X線管
22 コリメータ
24 X線検出器
26 データ収集部
28 X線コントローラ
29 ボア
30 コリメータコントローラ
34 回転部
36 回転コントローラ
41 スロープファントム投影情報
42 被検体投影情報
43 画像再構成手段
44 後処理手段
50 算定手段
51、53フィッティング手段
52 フィッティング関数
60 データ処理装置
62 制御インタフェース
64 データ収集バッファ
66 記憶装置
68 表示装置
70 操作装置
80 クロストーク補正手段
81 チャネル方向補正手段
82 クロストーク除去手段
Claims (18)
- 厚みを持って扇状に拡がるX線ビームの強度を検出する、前記X線ビームの入射方向と概ね直交する矩形状の面に2次元配列される複数のシンチレータが存在し、前記シンチレータによる前記X線ビームの検出情報が、前記シンチレータに入射するX線ビームの強度に比例する強度情報と、前記2次元配列の前記厚みの方向であるスライス方向に隣接するシンチレータからの、前記隣接するシンチレータに入射するX線ビームの強度に比例する漏洩情報とを含む際に、
前記隣接するシンチレータに入射するX線ビームの強度から前記漏洩情報の量を算出するのに用いる漏洩係数を、前記スライス方向の位置に対応してX線ビームの透過路長が変化するファントムを透過するX線ビームの検出情報であるファントム投影情報を用いて、前記スライス方向をなす第1の方向への第1の漏洩係数および前記第1の方向の反対方向である第2の方向への第2の漏洩係数ごとに式(1)により算定し、
前記漏洩係数を用いて、前記複数のシンチレータで検出される検出情報に含まれる前記漏洩情報を除去し、前記強度情報を求めることを特徴とするクロストーク補正方法。
−ln(Dn)≒−ln(Sn)+ε+・(Sn-1/Sn−1)+ε-・(Sn+1/Sn−1) …式(1)
ただし、前記第1の漏洩係数をε+とし、前記第2の漏洩係数をε-とし、前記スライス方向のシンチレータの順番をnとし、前記n番目のシンチレータの強度情報をDnとし、前記n番目のシンチレータの検出情報をSnとし、Sn-1/Sn≠1とし、Sn+1/Sn≠1とする。 - 前記算定が、前記式(1)のDnの値として、前記ファントム投影情報の前記n番目のスライス方向位置で、前記2次元配列の前記扇状の拡がり方向であるチャネル方向位置に対応する値に第1の関数フィッティングを行い、前記第1の関数フィッティングで取得される関数値を用いるものであることを特徴とする請求項1に記載のクロストーク補正方法。
- 前記関数が、2次関数であることを特徴とする請求項2に記載のクロストーク補正方法。
- 前記算定が、同一チャネル方向位置の前記ファントム投影情報および前記関数値に前記式(1)を用いた第2の関数フィッティングを行い、前記第2の関数フィッティングで取得される関数形から前記第1の漏洩係数をε+および前記第2の漏洩係数をε-を求めることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のクロストーク補正方法。
- 前記第1の関数フィッティングまたは前記第1および第2の関数フィッティングが、最小二乗法あるいは回帰分析を用いて行うものであることを特徴とする請求項2から請求項4のうちいずれか1項に記載のクロストーク補正方法。
- 前記除去が、前記第1の漏洩係数をε+とし、前記第2の漏洩係数をε-とし、前記スライス方向のシンチレータの順番をnとし、前記n番目のシンチレータの検出情報をSnとし、前記n番目のシンチレータの強度情報をDnとし、g=1−ε+−ε-とし、
Dn=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/g
である式(2)を用いて、前記強度情報であるDnを求めるものであることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載のクロストーク補正方法。 - 前記除去が、前記シンチレータの感度補正の前あるいは後に行われるものであることを特徴とする請求項6に記載のクロストーク補正方法。
- 前記算定が、前記2次元配列される複数のシンチレータが、矩形状に2次元配列されるシンチレータからなるタイルを複数組み合わせてなる際に、単数あるいは複数の前記タイルごとに第1の漏洩係数および第2の漏洩係数を求めるものであることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載のクロストーク補正方法。
- 前記除去が、単数あるいは複数の前記タイルごとの第1の漏洩係数および第2の漏洩係数を用いて、前記強度情報を求めるものであることを特徴とする請求項8に記載のクロストーク補正方法。
- 前記ファントムが、前記スライス方向の位置に対応して円径が変化する円筒状のスロープファントムであることを特徴とする請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載のクロストーク補正方法。
- 厚みを持って扇状に拡がるコーン状のX線ビームを照射するX線管と、
前記X線ビームの照射方向と概ね直交する面上に2次元配列される、前記X線ビームを検出するシンチレータと、
前記シンチレータで検出される2次元的な投影情報に基づいて、前記X線管および前記シンチレータの間に配置される被検体の断層画像を再構成するデータ処理装置と、を備えるX線CT装置であって、
前記データ処理装置が、前記シンチレータの検出情報が、前記シンチレータに入射するX線ビームの強度に比例する強度情報と、前記厚みの方向である前記2次元配列のスライス方向に隣接するシンチレータからの前記隣接するシンチレータに入射するX線ビームの強度に比例する漏洩情報とを含む際に、前記隣接するシンチレータに入射するX線ビームの強度から前記漏洩情報の量を算出するのに用いる漏洩係数を、前記スライス方向の位置に対応してX線ビームの透過路長が変化するファントムを透過するX線ビームの検出情報であるファントム投影情報を用いて、前記スライス方向をなす第1の方向への第1の漏洩係数および前記第1の方向の反対方向となる第2の方向への第2の漏洩係数ごとに式(1)により算定する算定手段、並びに、前記漏洩係数を用いて、前記投影情報の検出情報に含まれる前記漏洩情報を除去し、前記強度情報を求める補正手段を備えることを特徴とするX線CT装置。
−ln(Dn)≒−ln(Sn)+ε+・(Sn-1/Sn−1)+ε-・(Sn+1/Sn−1) …式(1)
ただし、前記第1の漏洩係数をε+とし、前記第2の漏洩係数をε-とし、前記スライス方向のシンチレータの順番をnとし、前記n番目のシンチレータの強度情報をDnとし、前記n番目のシンチレータの検出情報をSnとし、Sn-1/Sn≠1とし、Sn+1/Sn≠1とする。 - 前記算定手段が、前記式(1)のDnの値として、前記ファントム投影情報の前記n番目のスライス方向位置で、前記2次元配列の前記扇状の拡がり方向であるチャネル方向位置に対応する値に関数のフィッティングを行い、前記フィッティングされる関数値を求める第1の関数フィッティング手段を備えることを特徴とする請求項11に記載のX線CT装置。
- 前記算定手段が、同一チャネル方向位置の前記ファントム投影情報および前記関数値に前記式(1)を用いてフィッティングを行い、前記フィッティングされる式(1)の関数形から前記第1の漏洩係数をε+および前記第2の漏洩係数をε-を求める第2の関数フィッティング手段を備えることを特徴とする請求項12に記載のX線CT装置。
- 前記補正手段が、前記第1の漏洩係数をε+とし、前記第2の漏洩係数をε-とし、前記スライス方向のシンチレータの順番をnとし、前記n番目のシンチレータの検出情報をSnとし、前記n番目のシンチレータの強度情報をDnとし、g=1−ε+−ε-とし、
Dn=(Sn−ε+・Sn-1−ε-・Sn+1)/g
である式(2)を用いて、前記強度情報であるDnを求めるものであることを特徴とする請求項11から請求項13のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。 - 前記補正手段が、前記除去を、前記シンチレータの感度補正の前あるいは後に行うものであることを特徴とする請求項14に記載のX線CT装置。
- 前記算定手段が、前記2次元配列される複数のシンチレータが、矩形状に2次元配列されるシンチレータからなるタイルを複数組み合わせてなる際に、単数あるいは複数の前記タイルごとに前記第1の漏洩係数および前記第2の漏洩係数を求めるものであることを特徴とする請求項11から請求項15のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
- 前記補正手段が、単数あるいは複数の前記タイルごとの第1の漏洩係数および第2の漏洩係数を用いて、前記強度情報を求めるものであることを特徴とする請求項16に記載のX線CT装置。
- 前記ファントムが、前記スライス方向の位置に対応して円径が変化する円筒状のスロープファントムであることを特徴とする請求項11から請求項17のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004071978A JP3978193B2 (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | クロストーク補正方法およびx線ct装置 |
EP05251405.6A EP1580575A3 (en) | 2004-03-15 | 2005-03-08 | Cross-talk correction method and X-ray CT apparatus |
US11/077,852 US20050201513A1 (en) | 2004-03-15 | 2005-03-11 | Cross-talk correction method and X-ray CT apparatus |
CNB2005100548445A CN100398068C (zh) | 2004-03-15 | 2005-03-15 | 串扰校正方法和x射线计算机断层扫描设备 |
KR1020050021289A KR100705874B1 (ko) | 2004-03-15 | 2005-03-15 | 누화 보정 방법 및 x선 ct 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004071978A JP3978193B2 (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | クロストーク補正方法およびx線ct装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005253815A JP2005253815A (ja) | 2005-09-22 |
JP3978193B2 true JP3978193B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=34858336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004071978A Expired - Fee Related JP3978193B2 (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | クロストーク補正方法およびx線ct装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050201513A1 (ja) |
EP (1) | EP1580575A3 (ja) |
JP (1) | JP3978193B2 (ja) |
KR (1) | KR100705874B1 (ja) |
CN (1) | CN100398068C (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4884765B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2012-02-29 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | X線ct装置 |
CN101600974B (zh) * | 2007-02-01 | 2013-03-13 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 用于光子计数探测器的事件共享恢复 |
EP2569614A4 (en) * | 2010-05-12 | 2018-01-17 | Li-Cor, Inc. | High dynamic range scanning with reduced channel cross-talk |
JP5579505B2 (ja) | 2010-06-03 | 2014-08-27 | 株式会社日立メディコ | X線ct装置 |
JP6162241B2 (ja) * | 2013-07-25 | 2017-07-12 | 株式会社日立製作所 | X線ct装置 |
CN104665859B (zh) * | 2013-11-29 | 2017-12-15 | 通用电气公司 | 成像系统 |
JP6448930B2 (ja) | 2014-06-30 | 2019-01-09 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | フォトンカウンティング型x線ct装置及びフォトンカウンティング型イメージングプログラム |
JP2016142718A (ja) | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 株式会社東芝 | 放射線検出装置、放射線検出方法、およびプログラム |
WO2018052447A1 (en) * | 2016-09-19 | 2018-03-22 | Siemens Medical Solutions Usa, Inc. | Flexible application of cross-calibration for quantitative functional imaging |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1538450A (en) * | 1975-12-30 | 1979-01-17 | Perkin Elmer Ltd | Stabilizing cross-talk balance in each of two electrical demodulation channels |
US4897788A (en) * | 1988-04-18 | 1990-01-30 | General Electric Company | Image correction for computed tomography to remove crosstalk artifacts |
JP3532942B2 (ja) * | 1993-08-04 | 2004-05-31 | 浜松ホトニクス株式会社 | 放射線位置検出装置 |
US5473663A (en) * | 1994-09-12 | 1995-12-05 | General Electric Company | Method for evaluating the performance of detectors in a computed tomography system |
JP2001502165A (ja) * | 1996-09-16 | 2001-02-20 | ユニバーシティ オブ ユタ リサーチ ファウンデイション | クロマトグラフ泳動パターンの分析方法および装置 |
JP4194128B2 (ja) * | 1998-03-13 | 2008-12-10 | 株式会社東芝 | X線ct装置 |
DE19956585A1 (de) * | 1999-11-25 | 2001-05-31 | Philips Corp Intellectual Pty | Computertomographie-Verfahren |
US6457861B1 (en) * | 2000-11-15 | 2002-10-01 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Method and apparatus for correcting electronic offset and gain variations in a solid state X-ray detector |
US6504158B2 (en) * | 2000-12-04 | 2003-01-07 | General Electric Company | Imaging array minimizing leakage currents |
US6774647B2 (en) * | 2002-02-07 | 2004-08-10 | International Business Machines Corporation | Noninvasive optical method and system for inspecting or testing CMOS circuits |
DE10224315B4 (de) * | 2002-05-31 | 2007-11-15 | Siemens Ag | Verfahren zum Bestimmung von Korrektur-Koeffizienten für Detektorkanäle eines Computertomographen |
US7412027B2 (en) * | 2004-01-12 | 2008-08-12 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Methods and system for multi-modality imaging |
-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004071978A patent/JP3978193B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2005
- 2005-03-08 EP EP05251405.6A patent/EP1580575A3/en not_active Withdrawn
- 2005-03-11 US US11/077,852 patent/US20050201513A1/en not_active Abandoned
- 2005-03-15 CN CNB2005100548445A patent/CN100398068C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2005-03-15 KR KR1020050021289A patent/KR100705874B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005253815A (ja) | 2005-09-22 |
KR100705874B1 (ko) | 2007-04-09 |
CN100398068C (zh) | 2008-07-02 |
KR20060043632A (ko) | 2006-05-15 |
EP1580575A2 (en) | 2005-09-28 |
EP1580575A3 (en) | 2013-04-24 |
CN1669529A (zh) | 2005-09-21 |
US20050201513A1 (en) | 2005-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101416073B (zh) | 用于重建图像的双能量衰减数据的信噪比的动态优化 | |
KR100705874B1 (ko) | 누화 보정 방법 및 x선 ct 장치 | |
CN105452852B (zh) | 通过使用相衬ct的单色衰减对比图像生成 | |
RU2660386C2 (ru) | Способ и устройство для формирования рентгеновского изображения с энергетическим разрешением с адаптированным порогом энергии | |
US7738625B2 (en) | X-ray CT apparatus | |
JP4536212B2 (ja) | Pet装置 | |
CN100506161C (zh) | Ct系统束硬化后处理方法及ct系统 | |
EP3039456B1 (en) | A hybrid tof-pet/ct tomograph comprising polymer strips made of scintillator material | |
US7230246B2 (en) | System and method for providing slant-angle collimation for nuclear medical imaging | |
EP1151322B1 (en) | X-ray imaging apparatus and method with scatter correction | |
JP2009531108A (ja) | 効率的な二重エネルギーx線減衰測定 | |
EP2243021A2 (en) | System and method for quantitative imaging of chemical composition to decompose multiple materials | |
KR101948800B1 (ko) | 3차원 산란 방사선 영상장치와 이를 갖는 방사선 의료장비 및 3차원 산란 방사선 영상장치의 배치 방법 | |
JP2001512359A (ja) | コンピュータ断層撮影装置 | |
JP2022113115A (ja) | ビームハードニング補正方法、x線ct装置及びビームハードニング補正プログラム | |
JP2022111990A (ja) | 光子計数型x線ct装置及び方法 | |
JP6711619B2 (ja) | 放射線撮影装置、放射線撮影方法、ct装置及びプログラム | |
WO2009118843A1 (ja) | 断層撮影装置、それを備えた撮影システム並びに撮影データ取得方法 | |
EP3723612B1 (en) | Single shot x-ray phase-contrast and dark field imaging | |
Pellegrini et al. | Gamma emission tomosynthesis based on an automated slant hole collimation system | |
JP2020103571A (ja) | 医用処理装置及びx線診断システム | |
JP5097384B2 (ja) | X線ct装置及び散乱補正方法 | |
JP4841639B2 (ja) | X線ct装置 | |
JP2008170183A (ja) | 断層撮影装置、それを備えた撮影システム並びに撮影データ取得方法 | |
Tkaczyk et al. | Atomic number resolution for three spectral CT imaging systems |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20060922 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20060927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070622 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |