JP3532942B2 - 放射線位置検出装置 - Google Patents

放射線位置検出装置

Info

Publication number
JP3532942B2
JP3532942B2 JP19347093A JP19347093A JP3532942B2 JP 3532942 B2 JP3532942 B2 JP 3532942B2 JP 19347093 A JP19347093 A JP 19347093A JP 19347093 A JP19347093 A JP 19347093A JP 3532942 B2 JP3532942 B2 JP 3532942B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scintillator
incident
radiation
photoelectric conversion
compton scattering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19347093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0749386A (ja
Inventor
光男 渡辺
博 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP19347093A priority Critical patent/JP3532942B2/ja
Priority to US08/285,286 priority patent/US5525803A/en
Priority to DE69416746T priority patent/DE69416746T2/de
Priority to EP94305738A priority patent/EP0637759B1/en
Publication of JPH0749386A publication Critical patent/JPH0749386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3532942B2 publication Critical patent/JP3532942B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/161Applications in the field of nuclear medicine, e.g. in vivo counting
    • G01T1/164Scintigraphy
    • G01T1/1641Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions using one or several scintillating elements; Radio-isotope cameras
    • G01T1/1642Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions using one or several scintillating elements; Radio-isotope cameras using a scintillation crystal and position sensing photodetector arrays, e.g. ANGER cameras

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Nuclear Medicine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体内に放射性同位
元素(RI)を投入し、放射性同位元素からの放射線を
シンチレーション検出器等で検出することによって、被
検体の断層画像を得る装置に関し、特に、その放射線の
シンチレーション検出器等への入射位置を検出する放射
線位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような被検体の断層画像を得る装置
の一例として、ポジトロンCT装置が知られており、生
体内に投与されたポジトロン放出核種の分布をシンチレ
ーション検出器等で測定することにより生体の断層画像
を得る高度医療技術手段として注目されている。
【0003】一般的に、ポジトロンCT装置は、リング
状に配列された多数のシンチレータを有するシンチレー
ション検出器を備え、ポジトロン放出核種を投与された
被検者をシンチレーション検出器内に配置することによ
って測定を行う。そして、ポジトロン放出核種から放出
されたポジトロンは、放出部の近傍で電子と結合して消
滅すると共に、2本の511keVの放射線(ガンマ
線)を正反対方向に放出するので、この2本の放射線
を、相互に対向関係にあるシンチレータで同時計数する
ことによりポジトロン放出核種の消滅位置を検出するこ
とができ、この検出データに基づいて画像再構築を行う
ことにより、断層画像を作成するという原理に基づいて
いる。
【0004】更に、上記のポジトロン放出核種の消滅位
置を検出するためには、複数のシンチレータの内、放射
線の入射したシンチレータ(以下、入射シンチレータと
いう)のその位置を決定する必要があり、従来の放射線
位置検出器では、主に重心位置演算法が適用されてい
た。
【0005】この重心位置演算法を適用した従来の放射
線位置検出器の例を図13に示す。図13に示すよう
に、2次元方向に多数個のシンチレータが配列されて成
るシンチレータアレイ1と、シンチレータアレイ1の背
面に対向して配置された2次元クロスワイヤ位置検出型
光電子増倍管を備えるシンチレーション検出器に対し
て、2次元クロスワイヤ位置検出型光電子増倍管のX座
標方向とY座標方向の夫々のワイヤー間が抵抗群で接続
され、更に、加算回路2x がX座標方向の抵抗群の両端
に発生する出力信号x1 ,x2 を加算演算すると共に、
除算回路3x が出力信号x1 を加算結果(x1 +x2
で除算(割算)することによって、入射シンチレータの
X座標位置x1 /(x1 +x2 )を求め、一方、加算回
路2y がY座標方向の抵抗群の両端に発生する出力信号
1 ,y2 を加算演算すると共に、除算回路3y が出力
信号y1 を加算結果(y1 +y2 )で除算することによ
って、入射シンチレータのY座標位置y1 /(y1 +y
2 )を求める構成となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の重心
位置演算法を適用した放射線位置検出器は、コンプトン
散乱しても、それぞれの散乱位置からのシンチレータ光
の重心位置を求めてやるため、正確に放射線が最初に入
射したシンチレータを検出することはできなかった。
【0007】即ち、断層画像の空間分解能を向上させる
ためには、図13に示すシンチレータアレイ1の個々の
シンチレータのサイズを小さくすることが一般的である
が、各シンチレータのサイズを小さくすると、放射線の
入射した入射シンチレータ内でのコンプトン散乱現象に
ともない、その散乱角に応じてエネルギーの一部が入射
シンチレータで吸収されるのに起因して発光を生じると
共に、コンプトン散乱した放射線が他のシンチレータ
(入射シンチレータとは別個のシンチレータ)内へ飛散
して、発光現象を生じるような、複数シンチレータでの
発光状態が起こりやすくなる。したがって、入射シンチ
レータにおける発光現象のみを2次元クロスワイヤ位置
検出型光電子増倍管等で捕らえることができれば、断層
画像の空間分解能を向上させることができるが、別個の
シンチレータにおいても発光現象を生じる結果、重心位
置演算法では位置検出精度の低下を招来する。
【0008】本発明は、このような従来の空間分解能の
向上の困難性に鑑みてなされたものであり、コンプトン
散乱の影響を排除して、高精度で入射シンチレータの位
置を検出することができる放射線位置検出器を提供する
ことを目的とする。
【0009】このような目的を達成するために本発明の
放射線位置検出装置は、放射線が入射される複数のシン
チレータを有するシンチレータアレイと、シンチレータ
アレイの各シンチレータで生じる発光現象を個々独立の
光電変換信号に光電変換して出力する光検出器と、放射
線の入射したシンチレータか否か検出されるべき特定シ
ンチレータに対応する光電変換信号のレベルと該特定シ
ンチレータの周辺に位置する複数のシンチレータに対応
する光電変換信号のレベルとの大小関係を検出し、特定
シンチレータに対応する光電変換信号のレベル及び該特
定シンチレータの周辺に位置する複数のシンチレータに
対応する光電変換信号のレベルを相互に異なる複数のし
きい値で設定されるウィンドウの範囲内又は範囲外であ
るか比較する比較手段と、比較手段で検出された大小関
係及び比較手段で比較化された各光電変換信号のレベル
の特徴に基づいて、特定シンチレータが放射線の入射し
たシンチレータか否かを判定すると共に、特定シンチレ
ータが放射線の入射したシンチレータであると判定した
ときには、比較手段で検出された大小関係及び比較手段
で比較化された各光電変換信号のレベルの特徴に基づい
て、コンプトン散乱の態様を検出する位置検出手段と、
を具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明の放射線位置検出装置は、位
置検出手段が、特定シンチレータが放射線の入射したシ
ンチレータであると判定したときには、更に、検出した
コンプトン散乱の態様に基づいて放射線が最初に入射し
たシンチレータを特定することを特徴としてもよい。
【0011】また、本発明の放射線位置検出装置は、し
きい値は、第1のしきい値と第2のしきい値で挟まれる
ウィンドウが、入射した放射線が入射方向に対して逆方
向へ散乱する後方コンプトン散乱の状態での散乱放射線
エネルギーと反跳電子エネルギーの両者がウィンドウの
範囲に含まれ、かつ、入射した放射線が入射方向に対し
て同方向へ散乱する前方コンプトン散乱の状態での散乱
放射線エネルギーがウィンドウの範囲外でかつ、反跳電
子エネルギーがウィンドウの範囲に含まれるように峻別
されるように設定される、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】かかる構成によれば、位置検出されるべき特定
シンチレータ及びその周辺のシンチレータに対応する複
数の光電変換信号群を検査対象とする。したがって、特
定シンチレータに放射線が入射してコンプトン散乱を生
じた場合には、その特定シンチレータのみならず周辺の
シンチレータでも発光が生じるので、上記複数の光電変
換信号群は、特定シンチレータに対応する発光現象とコ
ンプトン散乱に起因する周辺のシンチレータに対応する
発光現象の情報を含むこととなる。そして、これらの光
電変換信号群の個々の光電変換信号を予め設定されたウ
ィンドウと比較することによって、比較手段からは特定
シンチレータを基準とする発光強度のパターンの特徴が
抽出され、この特徴抽出されたパターンに基づいて位置
検出手段が、特定シンチレータは放射線の入射したシン
チレータであるか否かの判定する。
【0013】又、この特徴抽出されたパターンは、コン
プトン散乱の態様に応じて異なる特徴を有するので、コ
ンプトン散乱の態様の判定に供することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、本発明の原理を詳細に説明する。
【0015】図13に示したようなシンチレータアレイ
の個々のシンチレータのサイズを小さくすると、入射シ
ンチレータ内でγ線がコンプトン散乱を生じた場合、入
射シンチレータ内で発光現象が生じるだけでなく、その
入射シンチレータに隣接した別個のシンチレータ内でも
飛散してきた散乱γ線に起因する発光現象を生じること
となるので、これらの発光現象を検出しただけでは、本
来検出されるべき入射シンチレータの位置を特定でき
ず、従来技術では、断層画像の空間分解能が向上されな
い。そこで、本発明の実現に当たって、入射シンチレー
タ内でのコンプトン散乱現象の特性を解析した。
【0016】まず、コンプトン散乱の発生確率Pc は、
シンチレータに入射するγ射線のエネルギーEと、シン
チレータの材質及び密度に依存する。例えば、ポジトロ
ンCT装置にあっては、E=511keV、シンチレー
タとしてBGOを適用した場合には、Pc =56%とな
る。
【0017】又、コンプトン散乱は、図1に示すよう
に、γ線の入射方向に対して同方向へ散乱する(散乱角
θが鋭角となる)前方コンプトン散乱と、図2に示すよ
うに、γ線の入射方向に対して逆方向(散乱角θが鈍角
となる)へ散乱する後方コンプトン散乱とが存在する。
【0018】夫々のコンプトン散乱の態様を更に詳述す
れば、まず、前方コンプトン散乱の態様としては、図1
(a)に示すように、入射シンチレータSC (γ線が最
初に入射したシンチレータを以下入射シンチレータと言
う)内で生じた前方コンプトン散乱によるγ線がその入
射シンチレータSC 内に光電吸収により止まる場合と、
図1(b)に示すように、入射シンチレータSC 内で生
じた前方コンプトン散乱によるγ線が左側に隣接する別
個のシンチレータSL 内に飛散し、光電吸収により止ま
る場合と、図1(c)に示すように、入射シンチレータ
C 内で生じた前方コンプトン散乱によるγ線が右側に
隣接する別個のシンチレータSR 内に飛散し、光電吸収
により止まる場合とが存在する。他方、後方コンプトン
散乱の態様としては、図2(a)に示すように、入射シ
ンチレータSC 内で生じた後方コンプトン散乱によるγ
線がその入射シンチレータSC 内に光電吸収により止ま
る場合と、図2(b)に示すように、入射シンチレータ
C 内で生じた後方コンプトン散乱によるγ線が左側に
隣接する別個のシンチレータSL 内に飛散し、光電吸収
により止まる場合と、図2(c)に示すように、入射シ
ンチレータSC 内で生じた後方コンプトン散乱によるγ
線が右側に隣接する別個のシンチレータSR内に飛散
し、光電吸収により止まる場合とが存在する。
【0019】かかる散乱角θ毎のコンプトン散乱発生確
率(散乱角分布確率)Pは、Klein−仁科の式で求
めることができ、また、散乱γ線エネルギーES と反跳
電子エネルギーERE(散乱地点に付寄されたエネルギ
ー)はエネルギー保存則に基づいて求まる。即ち、
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】となる。更に、ポジトロンCT装置の場合
には、γ線エネルギーE=mc2 =511keVである
ので、上記式(1) 〜(3) にこれを代入すると、
【0024】
【数4】
【0025】
【数5】
【0026】
【数6】
【0027】となる。そして、上記式(4) によれば、γ
線エネルギーEが511keVの(γ線)のコンプトン
散乱角分布確率は図3のようになる。尚、図3におい
て、横軸が散乱角θ、縦軸は最大発生確率を100%と
したときの相対値である。そして、0°≦θ≦60°の
範囲での発生確率の和が約49.3%、60°≦θ≦9
0°の範囲での発生確率の和が約20.3%、90°≦
θ≦180°の範囲での発生確率の和が約30.5%と
なることから、ポジトロンCT装置にあっては前方コン
プトン散乱の発生確率が高いことが判る。又、上記式
(5)(6)を図示すると図4に示す分布となる。尚、図4に
おいて、横軸が散乱角θ、縦軸は散乱γ線エネルギーE
S の最大値を100%としたときの散乱γ線エネルギー
s と反跳電子エネルギーEREの相対値である。
【0028】図4において注目すべきことは、図1
(a)(b)(c)に示すような前方コンプトン散乱が
生じる場合には、散乱γ線エネルギーES の方が反跳電
子エネルギーEREよりも大きくなり(ES >EPEA )つ
まり、散乱地点に付寄されたエネルギーより、散乱先で
吸収されたエネルギーの方が大きくなり、且つ夫々のエ
ネルギー差Δ(=|ES −ERE|)も大きくなり、他
方、図2(a)(b)(c)に示すような後方コンプト
ン散乱が生じる場合には、散乱γ線エネルギーES の方
が反跳電子エネルギーEREよりも小さくなり(ES <E
PEA )つまり、散乱地点に付寄されたエネルギーより、
散乱先で吸収されたエネルギーの方が小さくなり、且つ
夫々のエネルギー差Δ(=|ERE−ES |)は前方コン
プトン散乱の場合よりも小さくなる。更に、ほぼ散乱角
θ=90°を境にして、散乱γ線エネルギーES と反跳
電子エネルギーEREの大小関係が逆転する。
【0029】換言すれば、かかるエネルギーES とERE
の大小関係、及びエネルギー差Δの大小関係に着目する
と、入射シンチレータSc における反跳電子エネルギー
REに起因する発光強度が、それに隣接する別個のシン
チレータにおける散乱γ線エネルギーES の吸収により
起因する発光強度よりも小さく、且つエネルギー差Δ=
|ES −ERE|が大きいときは、前方コンプトン散乱の
場合(例えば図1(b)(c)の場合)であると言え
る。他方、入射シンチレータSc における反跳電子エネ
ルギーEREに起因する発光強度が、それに隣接する別個
のシンチレータにおける散乱γ線エネルギーES の吸収
により起因する発光強度よりも大きく、且つエネルギー
差Δ(=|ERE−ES |)が小さいときは、後方コンプ
トン散乱の場合(例えば図2(b)(c)の場合)であ
ると言える。更に、入射シンチレータSC だけで強発光
が生じる場合(例えば図1(a)、図2(a)の場合)
は、明らかにその入射シンチレータSC を特定すること
ができる。
【0030】そこで、本発明は、図4に示した散乱γ線
エネルギーES と反跳電子エネルギーEREの特性を利用
することによって、入射シンチレータの位置を判定する
こととした。まず、図4中に示す第1のエネルギーレベ
ルEU に相当する第1のしきい値TU と、第2のエネル
ギーレベルEL に相当する第2のしきい値TL (但し、
L <TU )と、第1,第2のエネルギーレベルEU
L 間のエネルギー範囲に相当するウィンドウ(即ち、
第1,第2のしきい値TU ,TL 間の範囲を示す)WUL
を予め設定する。
【0031】但し、第1のしきい値TU と第2のしきい
値TL は、後方コンプトン散乱の状態での散乱γ線エネ
ルギーES と反跳電子エネルギーEREの両者がウィンド
ウWULの範囲に含まれ、且つ、前方コンプトン散乱の状
態での散乱γ線エネルギーES がウィンドウWULの範囲
外でかつ、と反跳電子エネルギーEREがウィンドウWUL
の範囲に含まれるように峻別されるように設定すること
が好ましい。
【0032】そして、放射線のシンチレーションに起因
して発生する光の発光強度を各シンチレータ毎に光電子
増倍管等の光検出器で検出すると共に、これらの発光強
度の大小関係を第1のしきい値TU と第2のしきい値T
L に基づいて比較することによって、図4に示す散乱γ
線エネルギーES と反跳電子エネルギーEREの分布中の
いずれの散乱角θに対応する場合かを調べ、更に、ウィ
ンドウWULに基づいて前方コンプトン散乱と後方コンプ
トン散乱のいずれに該当する場合かを調べることによっ
て、図1(a)〜(c)及び図2(a)〜(c)のいず
れのコンプトン散乱に該当するかを判定して、入射シン
チレータを特定する。
【0033】図5は、かかる判定原理に基づいて図1
(a)〜(c)及び図2(a)〜(c)に示す入射シン
チレータSC を特定するための判定条件及び判定結果の
一例を示している。
【0034】このように、本発明は、シンチレータ群の
各シンチレータに生じる光の発光強度を光検出器で検出
し、コンプトン散乱の特性に基づいて予め設定された所
定のしきい値とウィンドウにより各シンチレータに対応
する発光強度の大小関係及び発光強度の範囲を調べるこ
とにより、入射シンチレータを特定するものであるの
で、シンチレータ群内において回避することのできない
コンプトン散乱が生じても、このコンプトン散乱の影響
を除去して、高精度の入射シンチレータの位置検出を実
現することができる。
【0035】次に、本発明を適用したより具体的な放射
線位置検出装置の実施例を図面と共に説明する。尚、こ
の実施例は、ポジトロンCT装置(PET)に適用した
場合であり、図6はシンチレーション検出器を適用した
放射線位置検出装置の全体構成を示すブロック図、図7
及び図8は図6の要部を詳しく示した回路図である。
【0036】まず、図6において、シンチレーション検
出器は、m×n個の複数のシンチレータがマトリクス状
に2次元配列されて成るシンチレータアレイ4と、各シ
ンチレータで生じる光を検出するためのm×n個の検出
部を有する光電子増倍管などを適用した光検出器5を具
備し、更に、光検出器5の各シンチレータに対応する検
出端子から出力される光電変換信号を信号処理すること
によって、特定の入射シンチレータの位置を判定する構
成となっている。尚、同図では、説明上、ある一方向に
配列されているn個のシンチレータS1 〜Sn とそれに
対応する光検出器5中のn個の検出端子から出力される
光電変換信号を信号処理することによって、シンチレー
タS1 〜Sn についての位置検出を行う場合を代表して
示す。
【0037】前置増幅部6は、n個の検出端子から出力
されるn個の光電変換信号を並列に増幅して信号処理用
のn個の信号ES1 〜ESn を出力するn個のプリアン
プA1 〜An を備えている(図7参照)。
【0038】第1の比較部7は、信号ES1 〜ESn
各振幅レベルを第1のしきい値TUと比較して、しきい
値TU より大振幅の信号に対しては論理"1"、しきい値
Uより小振幅の信号に対しては論理"0"を示す比較出
力信号BX1 〜BXn を出力する。例えば、図7に示す
ように、一方の入力端子に共通のしきい値TU が印加さ
れ、他方の入力端子に各信号ES1 〜ESn が入力され
るn個のコンパレータB1 〜Bn で構成されている。
【0039】第2の比較部8は、信号ES1 〜ESn
各振幅レベルを第2のしきい値TL(但し、TL <TU
の関係にある)と比較して、しきい値TL より大振幅の
信号に対しては論理"1"、しきい値TL より小振幅の信
号に対しては論理"0"を示す比較出力信号CX1 〜CX
n を出力する。例えば、図7に示すように、一方の入力
端子に共通のしきい値TL が印加され、他方の入力端子
に各信号ES1 〜ESn が入力されるn個のコンパレー
タC1 〜Cn で構成されている。
【0040】雑音成分除去部9は、信号ES1 〜ESn
の内の雑音成分つまり、実際に信号入力のない部分での
比較の結果を無効にするために、第3のしきい値(予め
雑音レベルより若干高レベルに設定されている)TN
比較することにより、雑音成分より大振幅の信号のみが
論理"1"、雑音成分に相当する信号については論理"0"
となる比較出力信号DX1 〜DXn を出力する。例え
ば、図7に示すように、一方の入力端子に共通のしきい
値TN が印加され、他方の入力端子に各信号ES1 〜E
n が入力されるn個のコンパレータD1 〜Dn で構成
されている。
【0041】包絡線抽出部10は、どのシンチレータが
最も大きな出力を出したかを検出するために、信号ES
1 〜ESn の全体的な振幅包絡の増減傾向を特徴抽出し
て包絡線信号FX1 〜FXn を出力する。例えば、図8
に示すように、出力信号ES1 〜ESn の相互に隣り合
う関係にある出力信号同士の振幅の大小関係を比較する
n−1個のコンパレータE1 〜En-1 と、コンパレータ
1 〜En-1 の相互に隣り合う関係にあるものの出力端
に発生する信号EX1 〜EXn-1 の排他的論理和演算を
行うn−1個のEx−ORゲートF2 〜Fn-1 及びイン
バータゲートF1 を備えることによって、包絡線信号F
1 〜FXn を発生する。
【0042】そして、例えば図9に示すように、第i+
3番目の信号ESi+3 が最大値となる凸状の包絡線分布
を有する信号ESi 〜ESi+7 が、包絡線抽出部10に
入力された典型例について述べれば、コンパレータの出
力信号はEXi+3 を境にして一方が"1"、他方が"0"と
なり、更に、Ex−ORゲートFi+3 の出力信号FX
i+3 のみが論理"1"となることから、包絡線分布が検出
される。
【0043】位置検出部11は、第1,第2の比較部
7,8から出力される比較出力信号BX1 〜BXn 及び
CX1 〜CXn と、雑音成分除去部9から出力される雑
音検出信号DX1 〜DXn と、包絡線抽出部10から出
力される包絡線信号FX1 〜FXn について所定のアル
ゴリズムに基づく演算を行うことによって入射シンチレ
ータSC の位置を検出する。尚、位置検出部11は、各
シンチレータS1 〜Sn毎に入射シンチレータSC であ
るか否かの判断をするために、n個の処理部J1〜Jn
を備えている。
【0044】そして、第i番目のシンチレータSi に対
応する処理部Ji を代表して述べれば、処理部Ji は、
第1の比較部7から出力される第i−1番目〜第i+1
番目の比較出力信号BXi-1 ,BXi ,BXi+1 と、第
2の比較部8から出力される第i−1番目〜第i+1番
目の比較出力信号CXi-1 ,CXi ,CXi+1 と、第i
番目の雑音検出信号DXi 及び包絡線信号FXi が入力
されて、これらの論理パターンから第i番目のシンチレ
ータSi が入射シンチレータに該当するか否かの判定を
行うと共に、図1及び図5に示した6種類のいずれの態
様に該当するかを判定する。これらの判定は次の論理演
算式(7) 〜(11)に基づいて行われ、真理値表で示すと図
10に示す通りである。
【0045】
【数7】
【0046】
【数8】
【0047】
【数9】
【0048】
【数10】
【0049】
【数11】
【0050】尚、処理部Ji から出力される第1判定信
号Ri(1) が論理"1"となる場合は、図1(a)又は図
2(a)の場合に該当し、第2判定信号Ri(2) が論
理"1"となる場合は、図1(b)の場合に該当し、第3
判定信号Ri(3) が論理"1"となる場合は、図1(c)
の場合に該当し、第4判定信号Ri(4) が論理"1"とな
る場合は、図2(b)の場合に該当し、第5判定信号R
i(5) が論理"1"となる場合は、図2(c)の場合に該
当する。そして、第1〜第5判定信号Ri(1) 〜Ri
(5) はいずれか1つのみが論理"1"となるので、図1及
び図2に示したいずれか1つの態様を示すこととなる。
【0051】更に、処理部Ji は、第1〜第5判定信号
Ri(1) 〜Ri(5) の論理和演算を行うことにより、O
R出力信号RJi を出力する。したがって、OR出力信
号RJi が論理"1"となったときは、第i番目の処理部
i に対応するシンチレータSi が入射シンチレータS
C であることを示すこととなる。
【0052】そして、第i番目の処理部Ji で代表して
示したように、残余の処理部J1 〜Ji-1 ,Ji+1 〜J
n も同様の構成となっており、したがって、位置検出部
11には、n個のシンチレータS1 〜Sn に対応してn
個の処理部J1 〜Jn が備えられている。
【0053】再び図6において、エンコード部12は、
各処理部J1 〜Jn から出力されるOR出力信号RJ1
〜RJn を、例えばバイナリーコードのコード化データ
PSC にエンコードするエンコード回路を内蔵し、入射
シンチレータSC の位置をコード化データPSC によっ
て特定するようになっている。又、処理部J1 〜Jn
夫々から出力される前述の第1〜第5判定信号もエンコ
ード部12を介して出力される。
【0054】尚、説明上、一次元配列されたシンチレー
タ群S1 〜Sn についての放射線位置検出を説明した
が、m×n個の二次元配列されたシンチレータ群を有す
るシンチレータアレイに対しても、同様の構成によって
放射線位置検出装置が構成されている。
【0055】図11は、かかる実施例による入射シンチ
レータSC の位置検出の判定結果を示し、図12は、従
来の重心位置演算法を適用した場合の入射シンチレータ
Cの位置検出の判定結果を示す。尚、これらの判定結
果は、共に同一のシンチレーション検出器を適用した同
一条件下での、モンテカルロシュミレーションによる結
果であり、二次元配列されたシンチレータ群の各検出確
率を棒グラフ状の分布で示されている。そして、図11
及び図12中において、ピークの部分が実際の(真の)
入射シンチレータSC の位置、その周囲の分布が、コン
プトン散乱により誤って入射シンチレータSC と判断し
たシンチレータの位置に対応し、又、nのひん度を示
す。
【0056】これらの評価結果を比較すると、本実施例
の場合(図11参照)には、入射シンチレータSC の検
出確率に較べて、その周囲のシンチレータ群の検出確率
は極めて小さく且つ確率分布の分散も小さくなる。一
方、従来の場合(図12参照)には、入射シンチレータ
C の検出確率に較べて、その周囲のシンチレータ群の
検出確率はさほど小さくなく、且つ確率分布の分散も大
きい。したがって、本実施例によれば、入射シンチレー
タSC の検出精度の向上と、断層画像の空間分解能の向
上を実現することができることが実証された。
【0057】尚、かかる実施例は、ポジトロンCT装置
(PET)の検出器に適用した場合であるが、本発明
は、SPECTの検出器にも適用することができる。即
ち、SPECTの検出器は、例えば図6に示すシンチレ
ータアレイ4の前方にコリメータが追加され、このコリ
メータを介してシンチレータアレイ4の各シンチレータ
に放射線が入射することにより、放射線の発生位置(ポ
ジトロン放出核種の消滅位置)を検出する構成となって
いる。したがって、SPECTにあっても、PETの場
合と同様に、入射シンチレータ内でコンプトン散乱を生
じるので、従来の重心位置演算法では入射シンチレータ
の検出精度と断層画像の空間分解能の向上が図れなかっ
た。よって、本発明をSPECTに適用すれば、実施例
において前述した如く、かかるコンプトン散乱の影響を
除くことができるので、入射シンチレータの検出精度の
向上と、断層画像の空間分解能の向上を実現することが
できる。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
放射線が入射した特定のシンチレータ内で生じるコンプ
トン散乱に起因して、その特定のシンチレータ内で生じ
る発光現象と、その周辺のシンチレータで生じる発光現
象を同時に光電変換信号として捕らえ、これらの光電変
換信号を所定のウィンドと比較して、その比較化された
パターンに基づいてコンプトン散乱の態様と、特定シン
チレータが放射線の入射したシンチレータであるか否か
を判定するので、コンプトン散乱の影響を除去して放射
線の入射したシンチレータの位置を検出することができ
る。したがって、従来のコンプトン散乱に起因した空間
分解能の低下の問題を解決することができ、空間分解能
の向上、及び放射線の入射した特定シンチレータの位置
検出の高精度化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における放射線位置検出原理を説明する
ための説明図である。
【図2】本発明における放射線位置検出原理を更に説明
するための説明図である。
【図3】シンチレータ内で生じるコンプトン散乱現象を
説明するための説明図である。
【図4】本発明において設定されるウィンドウの設定条
件を説明するための説明図である。
【図5】コンプトン散乱の態様とウィンドウとの相関関
係を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6中の構成を具体的に示す回路図である。
【図8】図6中の構成を更に具体的に示す回路図であ
る。
【図9】包絡線抽出部の動作を説明するための説明図で
ある。
【図10】位置検出部の動作を説明するための真理値を
表す図表である。
【図11】実施例の評価結果を示す説明図である。
【図12】従来技術の評価結果を示す説明図である。
【図13】従来の放射線位置検出装置の構成を示す構成
説明図である。
【符号の説明】
4…シンチレータアレイ、5…光検出器、6…前置増幅
部、7…第1の比較部、8…第2の比較部、9…雑音成
分除去部、10…包絡線抽出部、11…位置検出部、1
2…エンコード部、A1 〜An …プリアンプ、B1 〜B
n ,C1 〜Cn,D1〜Dn ,E1 〜En …コンパレータ、
1 …インバータゲート、F2 〜Fn-1…Ex−ORゲ
ート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/00 - 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線が入射される複数のシンチレータ
    を有するシンチレータアレイと、 前記シンチレータアレイの各シンチレータで生じる発光
    現象を個々独立の光電変換信号に光電変換して出力する
    光検出器と、 放射線の入射したシンチレータか否か検出されるべき特
    定シンチレータに対応する前記光電変換信号のレベルと
    該特定シンチレータの周辺に位置する複数のシンチレー
    タに対応する前記光電変換信号のレベルとの大小関係を
    検出し、前記特定シンチレータに対応する前記光電変換
    信号のレベル及び該特定シンチレータの周辺に位置する
    複数のシンチレータに対応する前記光電変換信号のレベ
    ルを相互に異なる複数のしきい値で設定されるウィンド
    ウの範囲内又は範囲外であるか比較する比較手段と、 前記比較手段で検出された前記大小関係及び前記比較手
    段で比較化された前記各光電変換信号のレベルの特徴に
    基づいて、前記特定シンチレータが放射線の入射したシ
    ンチレータか否かを判定すると共に、前記特定シンチレ
    ータが放射線の入射したシンチレータであると判定した
    ときには、前記比較手段で検出された前記大小関係及び
    前記比較手段で比較化された前記各光電変換信号のレベ
    ルの特徴に基づいて、コンプトン散乱の態様を検出する
    位置検出手段と、 を具備することを特徴とする放射線位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、 前記特定シンチレータが放射線の入射したシンチレータ
    であると判定したときには、更に、検出した前記コンプ
    トン散乱の態様に基づいて放射線が最初に入射したシン
    チレータを特定することを特徴とする請求項1に記載の
    放射線位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記しきい値は、第1のしきい値と第2
    のしきい値で挟まれるウィンドウが、 前記入射した放射線が入射方向に対して逆方向へ散乱す
    る後方コンプトン散乱の状態での散乱放射線エネルギー
    と反跳電子エネルギーの両者がウィンドウの範囲に含ま
    れ、かつ、 前記入射した放射線が入射方向に対して同方向へ散乱す
    る前方コンプトン散乱の状態での散乱放射線エネルギー
    がウィンドウの範囲外でかつ、反跳電子エネルギーがウ
    ィンドウの範囲に含まれるように峻別されるように設定
    される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射
    線位置検出装置。
JP19347093A 1993-08-04 1993-08-04 放射線位置検出装置 Expired - Fee Related JP3532942B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19347093A JP3532942B2 (ja) 1993-08-04 1993-08-04 放射線位置検出装置
US08/285,286 US5525803A (en) 1993-08-04 1994-08-03 Radiation site detecting apparatus
DE69416746T DE69416746T2 (de) 1993-08-04 1994-08-03 Ortsempfindlicher Strahlungsdetektor
EP94305738A EP0637759B1 (en) 1993-08-04 1994-08-03 Radiation site detecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19347093A JP3532942B2 (ja) 1993-08-04 1993-08-04 放射線位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0749386A JPH0749386A (ja) 1995-02-21
JP3532942B2 true JP3532942B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=16308554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19347093A Expired - Fee Related JP3532942B2 (ja) 1993-08-04 1993-08-04 放射線位置検出装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5525803A (ja)
EP (1) EP0637759B1 (ja)
JP (1) JP3532942B2 (ja)
DE (1) DE69416746T2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2755816B1 (fr) * 1996-11-08 1998-12-11 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif de traitement des signaux d'un ensemble de photodetecteurs ayant une architecture cellulaire, et application aux gamma-cameras
FR2759837B1 (fr) * 1997-02-14 2001-10-19 Commissariat Energie Atomique Dispositif et procede de traitement de signaux d'un detecteur de rayonnements a semiconducteurs
JP3778659B2 (ja) * 1997-07-07 2006-05-24 浜松ホトニクス株式会社 放射線位置検出装置
CA2212196A1 (en) * 1997-08-01 1999-02-01 Is2 Research Inc. Medical diagnostic apparatus and method
JP2000321357A (ja) * 1999-03-10 2000-11-24 Toshiba Corp 核医学診断装置
JP4659962B2 (ja) * 2000-10-04 2011-03-30 株式会社東芝 核医学診断装置
US6884982B2 (en) 2002-02-19 2005-04-26 Massachusetts Institute Of Technology Methods and apparatus for improving resolution and reducing the effects of signal coupling in an electronic imager
JP4178232B2 (ja) * 2003-02-28 2008-11-12 独立行政法人放射線医学総合研究所 入射位置検出装置
JP4519432B2 (ja) * 2003-09-12 2010-08-04 株式会社堀場製作所 シンチレーション検出器
JP3978193B2 (ja) * 2004-03-15 2007-09-19 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー クロストーク補正方法およびx線ct装置
PT103200B (pt) * 2004-09-30 2006-08-24 Taguspark-Soc. Prom.Desenv.Parq.Ci.Tec.Area Lisboa Sistema de tomografia por emissão de positrões (pet)
DE102005055656B3 (de) * 2005-11-22 2007-01-18 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur Verarbeitung von Detektorsignalen
KR100727681B1 (ko) * 2006-01-04 2007-06-13 한국원자력연구원 고방사선 구역의 방사선원 위치 추적 장치
CN102608648B (zh) * 2006-07-28 2015-06-03 皇家飞利浦电子股份有限公司 正电子发射断层摄影中的飞行时间测量
JP4737104B2 (ja) * 2007-02-07 2011-07-27 株式会社島津製作所 光子検出器の位置情報算出方法及びそれを用いたポジトロンct装置
US8822936B2 (en) * 2007-10-04 2014-09-02 Danmarks Tekniske Universitet Detector for detecting particle radiation of an energy in the range of 150 eV to 300 keV, and a materials mapping apparatus with such a detector
US20120112087A1 (en) * 2009-07-03 2012-05-10 Hitachi, Ltd. Apparatus and method for detecting gamma-ray direction
JP5431866B2 (ja) * 2009-10-22 2014-03-05 住友重機械工業株式会社 検出結果補正方法、その検出結果補正方法を用いた放射線検出装置、その検出結果補正方法を実行するためのプログラム、及びそのプログラムを記録する記録媒体
CN102843139B (zh) * 2012-09-20 2015-10-28 苏州瑞派宁科技有限公司 一种闪烁脉冲数字化的方法及装置
JP2016061584A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 キヤノン株式会社 放射線計測装置
KR101646651B1 (ko) * 2014-10-30 2016-08-08 서강대학교산학협력단 다중 문턱전압을 이용한 의료 영상기기의 신호처리 시스템 및 방법
JP6608241B2 (ja) * 2015-10-28 2019-11-20 浜松ホトニクス株式会社 放射線位置検出器、pet装置、プログラム及び記録媒体
JP6855047B2 (ja) * 2016-11-30 2021-04-07 国立大学法人千葉大学 ポジトロン断層測定装置及びポジトロン断層測定画像の構成方法
WO2019021819A1 (ja) * 2017-07-25 2019-01-31 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 放射線検出装置
JP7109168B2 (ja) * 2017-09-13 2022-07-29 浜松ホトニクス株式会社 放射線位置検出方法、放射線位置検出器及びpet装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4258428A (en) * 1979-06-25 1981-03-24 General Electric Company Compton effect deemphasizer for gamma cameras
JPS59141083A (ja) * 1983-01-31 1984-08-13 Shimadzu Corp 放射線結像装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69416746D1 (de) 1999-04-08
DE69416746T2 (de) 1999-08-19
EP0637759A1 (en) 1995-02-08
EP0637759B1 (en) 1999-03-03
JPH0749386A (ja) 1995-02-21
US5525803A (en) 1996-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3532942B2 (ja) 放射線位置検出装置
JP5037119B2 (ja) 相互作用深さの符号化を備えるガンマ線検出器
JP4659962B2 (ja) 核医学診断装置
US6858847B1 (en) Circuit and method for energy discrimination of coincident events in coincidence detecting gamma camera system
JP4660706B2 (ja) エネルギーと位置情報を利用した放射線検出方法及び装置
US20060175552A1 (en) Radiological inspection apparatus and radiological inspection method
US7138634B2 (en) Nuclear medical diagnostic apparatus
JP3418800B2 (ja) 放射線測定の消滅γ線の低減方法
JPH1152059A (ja) 核像形成方法及び装置
Derenzo Monte Carlo calculations of the detection efficiency of arrays of NaI (Tl), BGO, CsF, Ge, and plastic detectors for 511 keV photons
CN111366969A (zh) 伽马光子探测单元、探测方法、pet探测模块和pet系统
Vaquero et al. Performance characteristics of a compact position-sensitive LSO detector module
Martin et al. Quantitative PET with positron emitters that emit prompt gamma rays
Rafecas et al. A Monte Carlo study of high-resolution PET with granulated dual-layer detectors
JP6608241B2 (ja) 放射線位置検出器、pet装置、プログラム及び記録媒体
US6281504B1 (en) Diagnostic apparatus for nuclear medicine
US7253415B2 (en) Method and apparatus for vetoing random coincidences in positron emission tomographs
EP0829022B1 (en) An apparatus for scintigraphic analysis, particularly a mammograph, with sub-millimetric spatial resolution
CN211905711U (zh) 伽马光子探测单元、pet探测模块和pet系统
US5952662A (en) High event rate gamma camera
CN110680368A (zh) 有效单事件的检测方法及装置、信号读出方法及系统
Moisan et al. A Monte Carlo study of the acceptance to scattered events in a depth encoding PET camera
JP4997603B2 (ja) 陽電子画像の感度を向上させる方法及び装置
US7323691B1 (en) Methods and apparatus for protecting against X-ray infiltration in a SPECT scanner
CN113835113A (zh) 一种pet中的模块间散射数据收集方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080312

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees