JP3977197B2 - 個人情報管理サーバ及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個人情報管理サーバ及びプログラムに関する。特に本発明は、ユーザの個人情報をアクセス業者に提供する個人情報管理サーバ及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザにサービスを提供するアクセス業者からサービスを受けるために、ユーザは、ユーザの名前、住所、及び電話番号等の個人情報をアクセス業者に提供する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ユーザが、アクセス業者に個人情報を与えることにより、ユーザのプライバシーが部外者に漏れる可能性があった。一方、個人情報をアクセス業者に提供せずに、ユーザが、アクセス業者から自分に適したサービスを受けることは、従来困難であった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる個人情報管理サーバを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、ユーザにサービスを提供するアクセス業者に対してユーザに関する情報を提供する個人情報管理サーバであって、個人情報管理サーバは、アクセス業者が有するアクセス業者IDに対応付けてアクセス業者が属するグループを格納するアクセス業者ID格納部と、個人情報管理サーバによってユーザの識別が可能な暫定ユーザIDを、ユーザの実ユーザIDに対応付けて格納するユーザID格納部と、グループ及び実ユーザIDに対応付けて、それぞれのグループに対してユーザが予め提供を許可したユーザの個人情報を、格納する個人情報データベースと、ユーザID格納部に格納された暫定ユーザIDをユーザが有するユーザ端末に提供する暫定ユーザID提供部と、アクセス業者のアクセス業者端末からアクセス業者IDを受信した場合に、アクセス業者ID格納部を参照し、ユーザによって予め定められたグループのいずれにアクセス業者が属するか判断するグループ判断部と、暫定ユーザID提供部がユーザ端末に提供した暫定ユーザIDと同一の暫定ユーザIDをアクセス業者端末から取得した場合に、取得した暫定ユーザIDに基づいて、ユーザID格納部から実ユーザIDを取得する実ユーザID取得部と、グループ判断部によりアクセス業者が属すると判断されたグループ及び実ユーザID取得部により取得された実ユーザIDに対応する個人情報を、個人情報データベースから取得し、アクセス業者端末に提供する個人情報提供部とを備える。
【0006】
更に、個人情報管理サーバは、アクセス業者がユーザに提供したサービスの内容をアクセス業者から取得し、ユーザの履歴情報として個人情報データベースに格納するサービス内容取得部を更に備えることが好ましい。更に、ユーザID格納部は、個人情報提供部がアクセス業者に個人情報を提供する毎に、暫定ユーザIDを変更して実ユーザIDに対応付けて格納することが好ましい。
【0007】
更に、個人情報データベースは、個人情報データベースに格納された複数のユーザの行動の履歴を取得する行動履歴取得部と、取得された履歴に基づいてユーザの行動特性を抽出し、属性情報として個人情報データベースに格納する情報集約部を有することが好ましい。また、行動履歴取得部は、ユーザ端末の位置を一定期間取得して履歴に関する個人情報として個人情報データベースに格納し、情報集約部は、個人情報データベースに格納された、一定期間におけるユーザ端末の位置に基づいてユーザの行動特性を抽出してもよい。
【0008】
更に、行動履歴取得部は、ユーザ端末の位置及びユーザ端末の位置を取得したときの取得時間を一定期間取得してユーザ端末の位置及び取得時間に基づいてユーザの移動速度を一定期間分算出し、情報集約部は、一定期間におけるユーザ端末の移動速度に基づいてユーザの行動特性を抽出してもよい。また、行動履歴取得部は、ユーザの移動速度及び取得時間に基づいてユーザの移動加速度を一定期間分算出し、情報集約部は、一定期間におけるユーザ端末の移動加速度に基づいてユーザの行動特性を抽出してもよい。更に、情報集約部は、行動履歴取得部が取得した一定期間におけるユーザ端末の位置からユーザの移動領域を特定し、移動領域に基づいてユーザの行動特性を抽出してもよい。
【0009】
更に、個人情報データベースに格納された個人情報が正しいかどうかを、個人情報の少なくとも一部を格納する外部のデータベースを用いて確認し、外部データベースの信頼度の格付けに基づいて個人情報のレベルを、個人情報に対応付けて個人情報データベースに格納する情報レベル付与部を更に備えることが好ましい。暫定ユーザIDは、暫定ユーザID提供部がユーザ端末に暫定ユーザIDを提供してから、ユーザがアクセス業者からサービスを提供されるまでの間、有効なIDであることが好ましい。
【0010】
アクセス業者ID格納部は、アクセス業者IDに対応付けて更にIPアドレスを格納し、個人情報提供部は、アクセス業者ID格納部においてアクセス業者IDに対応付けて格納されたIPアドレスに向けて個人情報を提供してもよい。
【0015】
本発明の第2の形態によると、ユーザにサービスを提供するアクセス業者に対してユーザに関する情報を提供するコンピュータ用のプログラムであって、プログラムは、アクセス業者が有するアクセス業者IDに対応付けてアクセス業者が属するグループを格納するアクセス業者ID格納機能と、個人情報管理サーバによってユーザの識別が可能な暫定ユーザIDを、ユーザの実ユーザIDに対応付けて管理するユーザID管理機能と、グループ及び実ユーザIDに対応付けて、それぞれのグループに対してユーザが予め提供を許可したユーザの個人情報を管理する個人情報管理機能と、ユーザID格納機能に格納された暫定ユーザIDをユーザが有するユーザ端末に提供する暫定ユーザID提供機能と、アクセス業者のアクセス業者端末からアクセス業者IDを受信した場合に、アクセス業者ID管理機能を参照し、ユーザによって予め定められたグループのいずれにアクセス業者が属するか判断するグループ判断機能と、暫定ユーザID提供機能がユーザ端末に提供した暫定ユーザIDと同一の暫定ユーザIDをアクセス業者端末から取得した場合に、取得した暫定ユーザIDに基づいて、ユーザID管理機能から実ユーザIDを取得する実ユーザID取得機能と、グループ判断機能によりアクセス業者が属すると判断されたグループ及び実ユーザID取得機能により取得された実ユーザIDに対応する個人情報を、個人情報管理機能から取得し、アクセス業者端末に提供する個人情報提供機能とを備える。
【0017】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、本実施形態の個人情報管理システム100の全体の概略を示す。個人情報管理システム100は、ユーザにサービスを提供するアクセス業者に対してユーザの個人情報を提供する。個人情報管理システム100は、ユーザに適したサービスをアクセス業者からユーザに提供するために、必要最小限のユーザの個人情報をアクセス業者に与える一方で、アクセス業者がユーザの個人情報を蓄積することを防止する。そのため、個人情報管理システム100は、ユーザの個人情報を保護しつつ、アクセス業者からユーザに対して所望のサービスを提供することができる。ユーザの個人情報は、例えば、ユーザの現在位置、購買履歴、保険事故歴及び交通違反歴等のリスク履歴、財務履歴、家族履歴、病歴、及び経歴等の履歴情報と、履歴情報に基づいて得られるユーザの行動・趣向情報、リスク情報、財務情報、家族情報、身体情報、及び本人を特定する情報等の属性情報を含む。更に、個人情報は、個人情報の確からしさについての格付けのレベルに関する情報を含む。
【0020】
個人情報管理システム100は、個人情報管理サーバ20aと、ユーザ端末30と、アクセス業者端末40とを有する。個人情報管理サーバ20aは、ネットワーク10を介してユーザ端末30から受信したユーザの個人情報を蓄積し、管理する。更に、アクセス業者がユーザの個人情報を要求した場合に、個人情報管理サーバ20aは、ユーザがアクセス業者に対して提供することを許可したユーザの個人情報を、ネットワーク10を介してアクセス業者端末40に提供する。アクセス業者40は、個人情報管理サーバ20aから提供された個人情報に基づいて、ネットワーク10を介してユーザ端末30にサービスを提供する。
【0021】
ここで、個人情報管理サーバ20aは、暫定ユーザIDを用いて、ユーザの個人情報をアクセス業者端末40に提供する。個人情報管理サーバ20aは、ユーザ端末30に暫定ユーザIDを予め提供する。暫定ユーザIDは、個人情報管理サーバ20aによってユーザの識別が可能なパスワードであり、アクセス業者が、暫定ユーザIDに基づいてユーザが誰であるかを識別することができないパスワードであることが好ましい。暫定ユーザIDは、個人情報管理サーバ20aがユーザに暫定ユーザIDを提供してから、ユーザがアクセス業者からサービスを提供されるまでの間、有効なIDであることが好ましい。例えば、暫定ユーザIDは、アクセス業者端末40がユーザ端末30にサービスを提供する毎に変更されるワンタイムパスワード等のパスワードであることが好ましい。
【0022】
アクセス業者端末40は、ユーザの個人情報を得るために、ユーザ端末30を介して個人情報管理サーバ20aからユーザの暫定ユーザID及びユーザが使用する個人情報管理サーバ20aのIDを取得する。アクセス業者端末40は、ユーザ端末30から取得した暫定ユーザID及びアクセス業者のアクセス業者IDを、ユーザ端末30から取得した個人情報管理サーバIDを有する個人情報管理サーバ20aに送信する。個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者が有するアクセス業者IDに基づいて、ユーザによって予め定められたグループのいずれにアクセス業者が属するか判断する。
【0023】
ユーザは、アクセス業者に提供することができる個人情報の種類を、アクセス業者が属するグループ毎に個人情報管理サーバ20aに予め登録する。個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者が属するグループ及び暫定ユーザIDに基づいて個人情報をアクセス業者端末40に提供する。アクセス業者端末40は、個人情報管理サーバ20aから提供された個人情報に基づいて、ユーザ端末30にサービスを提供する。更に、個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者がユーザ端末30に提供したサービスの内容を、アクセス業者端末40から取得して個人情報として蓄積する。更に、個人情報管理サーバ20aは、ユーザ端末30からユーザの位置情報を取得して個人情報として管理する。更に、個人情報管理サーバ20aは、個人情報管理サーバ20aに蓄積された個人情報が正しい情報かどうか、外部データベース70に問い合わせて確認する。
【0024】
図2は、個人情報管理サーバ20aの機能構成を示すブロック図である。個人情報管理サーバ20aは、グループ判断部50と、ユーザID格納部64と、暫定ユーザID提供部56と、実ユーザID取得部54と、個人情報データベース62と、個人情報提供部52と、サービス内容取得部80と、行動履歴取得部58と、情報レベル付与部72と、個人情報取得部92と、アクセス業者ID格納部60aとを備える。
【0025】
アクセス業者ID格納部60aは、アクセス業者が有するアクセス業者IDと、アクセス業者が属するグループと、アクセス業者のIPアドレスとを対応付けて格納する。グループ判断部50は、アクセス業者ID格納部60aを参照し、アクセス業者IDに基づいて、ユーザによって予め定められたグループのいずれにアクセス業者が属するか判断する。ユーザID格納部64は、暫定ユーザIDを、ユーザの実ユーザIDに対応付けて格納する。暫定ユーザID提供部56は、ユーザID格納部64に格納された暫定ユーザIDと、個人情報管理サーバIDとを、ユーザ端末30に提供する。実ユーザID取得部54は、アクセス業者端末40から受信した暫定ユーザIDに基づいて、ユーザID格納部64から実ユーザIDを取得する。
【0026】
個人情報データベース62は、アクセス業者が属するグループ及びユーザの実ユーザIDに対応付けて、それぞれのグループに対してユーザが予め提供を許可したユーザの個人情報を格納する。個人情報提供部52は、グループ判断部50によりアクセス業者が属すると判断されたグループ及び実ユーザID取得部54により取得された実ユーザIDに対応する個人情報を、個人情報データベース62から取得してアクセス業者端末40に提供する。このとき、個人情報提供部52は、アクセス業者IDに基づいて、アクセス業者ID格納部60aからアクセス業者のIPアドレスを取得し、取得したアクセス業者のIPアドレスに向けて個人情報を送信してもよい。
【0027】
サービス内容取得部80は、アクセス業者がユーザに提供したサービスの内容をアクセス業者端末40から取得し、ユーザの個人情報として個人情報データベース62に格納する。行動履歴取得部58は、個人情報データベース62に格納された複数のユーザの行動の履歴を取得する。例えば、行動履歴取得部58は、ユーザ端末30の位置を、ユーザ端末30から一定期間取得し、個人情報として個人情報データベース62に格納する。情報レベル付与部72は、個人情報データベース62に格納された個人情報が正しいかどうかを、図1に示す外部データベース70を用いて確認する。外部データベース70は、外部データベース70の信頼度に応じて格付けされており、情報レベル付与部72は、外部データベース70の格付けに基づいて、確認した個人情報の信頼度のレベルを判断し、レベルを個人情報として個人情報データベース62に格納する。
【0028】
ユーザは、個人情報管理システム100を初めて使用するときに、ユーザの個人情報を、ユーザ端末30を用いて個人情報管理サーバ20aに送信する。そのとき、個人情報取得部92は、ユーザ端末30からユーザの個人情報を取得し、個人情報データベース62に格納する。更に、ユーザは、住所の変更等のために個人情報を変更する場合に、ユーザ端末30を用いてユーザの個人情報を、個人情報管理サーバ20aに送信する。そのとき、個人情報取得部92は、ユーザ端末30から変更された個人情報を取得して個人情報データベース62に格納することにより、個人情報データベース62に格納された個人情報の内容を更新する。
【0029】
記録媒体90は、グループ判断部50、ユーザID格納部64、暫定ユーザID提供部56、実ユーザID取得部54、個人情報データベース62、個人情報提供部52、サービス内容取得部80、行動履歴取得部58、情報レベル付与部72、個人情報取得部92、及びアクセス業者ID格納部60aの動作を行わせるプログラムを格納する。他の方法として、個人情報管理サーバ20aは、上記の動作を行うプログラムを、通信回線を介して取得してもよい。
【0030】
このように、本実施形態の個人情報管理サーバ20aは、暫定ユーザID及びアクセス業者が属するグループに基づいてユーザの個人情報をアクセス業者に提供する。そのため、個人情報管理システム100は、ユーザがアクセス業者に提供することを許可した個人情報をアクセス業者に提供することにより、アクセス業者40からユーザ端末30に対してサービスを提供することができる。ここで、アクセス業者は、ユーザ端末30ではなく、ユーザに直接サービスを提供してもよい。すなわち、ユーザは、本実施形態の個人情報管理システム100を用いることにより、最低限必要な個人情報をアクセス業者に提供してサービスを受けることができる。
【0031】
図3は、個人情報データベース62のデータフォーマットの一例を示す。個人情報データベース62は、情報レベル付与部72によって各個人情報に付与されたレベル情報、アクセス業者が属するグループに関する情報、ユーザの属性情報、及びユーザの履歴情報を、ユーザの実ユーザID「A」、「B」、「C」、及び「D」のそれぞれに対応付けて格納する。
【0032】
ユーザの個人情報は、属性情報及び履歴情報を含む。履歴情報は、ユーザの位置、購買履歴、保険事故歴及び交通違反歴等のリスク履歴、財務履歴、家族履歴、病歴、及び経歴に関する情報を含む。属性情報は、各履歴情報に対応するユーザの行動・趣向情報、リスク情報、財務情報、家族情報、身体情報、及び本人を特定する情報等の情報を含む。
【0033】
アクセス業者は、ユーザにより、それぞれa〜eの5つのグループのいずれかに分類される。アクセス業者がユーザから得ることができる個人情報の種類は、グループによってそれぞれ異なる。例えば、グループaに属するアクセス業者は、ユーザの行動・趣向情報の属性情報を個人情報管理サーバ20aから得ることができるが、リスク情報、財務情報、家族情報、身体情報、及び本人特定情報を、個人情報管理サーバ20aから得ることはできない。従って、グループaに属するアクセス業者は、本人を特定する情報を個人情報管理サーバ20aから得ることができないので、サービスを提供するべきユーザが誰であるかについて識別することができない。しかし、グループdに属するアクセス業者は、ユーザの行動・趣向情報、リスク情報、財務情報、家族情報、身体情報、及び本人特定情報を、個人情報管理サーバ20aから得ることができるので、サービスを提供するユーザが誰であるか識別することができる。
【0034】
レベル情報は、情報レベル付与部70が個人情報に付与したレベル、情報レベル付与部70が個人情報の正しさを確認するために用いた確認物、及び情報レベル付与部70が個人情報の正しさを確認した日付の情報を含む。例えば、実ユーザID「A」を有するユーザの名前、年齢、住所、及び電話番号等に関する本人特定情報は、市役所等の外部データベース70に格納された戸籍謄本を確認物として2002年5月5日に確認されている。情報レベル付与部72は、情報の信用度の格付けが「A」である市役所のデータベース70を用いて本人特定情報を確認したので、本人特定情報に「A」のレベルを与えている。
【0035】
アクセス業者は、個人情報提供サーバ20aから送付された個人情報に含まれるレベル情報を用いることにより、個人情報提供サーバ20aから提供された個人情報が信頼できるかどうかを判断し、ユーザに対してサービスを提供するかどうかを判断することができる。
【0036】
個人情報データベース62は、情報集約部66を有する。情報集約部66は、個人情報データベース62に格納された履歴情報に基づいてユーザの行動特性を抽出し、属性情報として個人情報データベース62に格納する。例えば、行動履歴取得部58は、ユーザ端末30の位置及びユーザ端末30の位置を取得した時間を一定期間取得し、ユーザ端末30の位置及び取得時間に基づいてユーザの移動速度を一定期間分算出して個人情報データベース62に格納する。この場合、情報集約部66は、一定期間におけるユーザ端末30の移動速度に基づいて、ユーザが自動車の運転をするときに違反速度を出す傾向がある等のユーザの行動特性を抽出する。
【0037】
更に、行動履歴取得部58が、ユーザの移動速度及び取得時間に基づいてユーザの移動加速度を一定期間分算出して個人情報データベース62に格納した場合、情報集約部66は、一定期間におけるユーザ端末30の移動加速度に基づいて、ユーザが自動車の運転をするときに急発進又は急停車する傾向がある等のユーザの行動特性を抽出する。更に、行動履歴取得部58が一定期間におけるユーザ端末30の位置からユーザの移動領域を特定した場合、情報集約部66は、移動領域に基づいて、ユーザが短時間に長距離を移動する傾向がある等のユーザの行動特性を抽出する。ユーザが保険を購入する場合、アクセス業者である保険会社は、上記のようなユーザの行動特性を含む属性情報を用いてユーザのリスクを算出することにより、ユーザの保険料を算出することができる。
【0038】
図4は、個人情報管理サーバ20aの動作を示すフローチャートである。まず、個人情報管理サーバ20aは、ユーザ端末30に暫定ユーザID及び個人情報管理サーバIDを提供する(S100)。次に、個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者端末40から、アクセス業者がユーザ端末30から取得した暫定ユーザID及びアクセス業者のアクセス業者IDを受信する(S102)。次に、個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者端末40から受信した暫定ユーザIDが、格納された暫定ユーザIDと一致するか判断し(S104)、一致しない場合(S104、NO)、取引を拒否するメッセージをアクセス業者端末40に送信し(S120)、処理を完了する。
【0039】
アクセス業者端末40から受信した暫定ユーザIDが、格納された暫定ユーザIDと一致した場合(S104、YES)、個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者が有するアクセス業者IDに基づいて、アクセス業者が属するグループを判断する(S106)。次に、個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者が属するグループ及び暫定ユーザIDに基づいて、アクセス業者に提供することが許可された個人情報を、個人情報データベース62から取得する(S110)。
【0040】
個人情報管理サーバ20aから提供された個人情報に基づいて、アクセス業者がユーザ端末30にサービスを提供した後、個人情報管理サーバ20aは、アクセス業者がユーザに提供したサービスの内容を、アクセス業者40から取得し(S112)、取得したサービス内容を履歴情報として個人情報データベース62に格納する(S114)。情報集約部は、個人情報データベース62の履歴情報に基づいて属性情報を生成する(S116)。次に、個人情報管理サーバ20aは、暫定ユーザIDを変更して実ユーザIDに対応付けて格納する(S118)。このように、一旦使用された暫定ユーザIDが変更されるので、アクセス業者は、ユーザにサービスを提供した後、同じ暫定ユーザIDを用いて、同一のユーザにアクセスすることができない。そのため、アクセス業者は、ユーザの個人情報を蓄積することができない。しかも、アクセス業者がグループa〜cのいずれかに属する場合、アクセス業者は、本人特定情報を個人情報管理サーバ20aから得ることができない。更に、アクセス業者は、暫定ユーザIDからユーザが誰であるか特定することができない。従って、個人情報管理システム100は、ユーザの個人情報をアクセス業者から保護することができる。
【0041】
従って、ユーザは、個人情報管理システム100を用いることにより、アクセス業者から自分に適したサービスを受けるためにアクセス業者に必要最小限の個人情報を与える一方で、アクセス業者が自分の個人情報を蓄積することを防止することができる。
【0042】
図5は、他の実施形態における個人情報システム200の全体の概略を示す。本実施形態の個人情報システム200では、ユーザがサービスを受けることを希望するサービスの内容及び個人情報を個人情報管理サーバ20bに予め登録しておく。個人情報管理サーバ20bは、ユーザによって登録された希望情報に基づいて、ユーザが希望するサービスを提供することができるアクセス業者に対して、ユーザの個人情報を提供する。
【0043】
個人情報管理システム200は、個人情報管理サーバ20bと、ユーザ端末30と、複数のアクセス業者端末40a及び40bとを有する。個人情報管理サーバ20bは、ネットワーク10を介してユーザ端末30からユーザの暫定ユーザID、個人情報、希望情報、及び位置情報を受信して管理する。更に、ユーザの希望情報に基づいて、個人情報管理サーバ20bは、ユーザがアクセス業者X及びYに対して提供することを許可したユーザの個人情報及び希望情報と、暫定ユーザIDとを、ネットワーク10を介してアクセス業者端末40a及び40bに提供する。
【0044】
アクセス業者端末40aは、個人情報管理サーバ20bから提供された個人情報、希望情報、及び暫定ユーザIDに基づいて、ネットワーク10を介して個人情報管理サーバ20bにサービスX、暫定ユーザID、及びアクセス業者IDを送信する。同様に、アクセス業者端末40bは、ネットワーク10を介して個人情報管理サーバ20bにサービスY、暫定ユーザID、及びアクセス業者IDを送信する。個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者端末40a及び40bから受け取ったサービスX及びYを、暫定ユーザIDに基づいてユーザ端末30に提供する。アクセス業者端末40a及び40bは、サービスを個人情報管理サーバ20bを介してユーザ端末30に提供せずに、直接ユーザに対してサービスX及びYを提供してもよい。更に、ユーザは、サービスの提供を開始又は終了する旨の宣言を、直接アクセス業者に与えてもよい。また、ユーザは、サービスの提供を開始又は終了する旨の宣言を、個人情報管理サーバ20bを介してアクセス業者に与えてもよい。
【0045】
図6は、個人情報管理サーバ20bの機能構成を示すブロック図である。個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者ID格納部60bと、ユーザID格納部64と、希望情報取得部74と、希望情報格納部68と、個人情報データベース62と、個人情報提供部52と、暫定ユーザID提供部56と、実ユーザID取得部54と、サービス提供部82と、サービス内容取得部80と、行動履歴取得部58と、アクセス業者選択部76と、情報レベル付与部72と、個人情報取得部92とを備える。
【0046】
暫定ユーザID提供部56、実ユーザID取得部54、行動履歴取得部58、個人情報データベース62、ユーザID格納部64、情報レベル付与部72、及び個人情報取得部92は、図2で説明した暫定ユーザID提供部56、実ユーザID取得部54、行動履歴取得部58、個人情報データベース62、ユーザID格納部64、情報レベル付与部72、及び個人情報取得部92と同様の構成及び機能を有するので、説明を省略する。
【0047】
アクセス業者ID格納部60bは、アクセス業者X及びYが有するアクセス業者IDと、アクセス業者X及びYがいずれに属するか予めユーザによって定められたグループとを対応付けて格納する。希望情報取得部74は、ユーザが受けることを希望するサービスの内容に関する希望情報を、ユーザ端末30から取得する。希望情報格納部68は、希望情報取得部74が取得した希望情報と、希望情報のサービスの内容を提供可能なアクセス業者X及びYのアクセス業者IDとを、実ユーザIDに対応付けて格納する。更に、ユーザが、サービスの開始及び終了について宣言する場合に、希望情報取得部74は、ユーザ端末30からサービスの開始及び終了の宣言に関する情報を取得する。
【0048】
個人情報提供部52は、ユーザID格納部64からユーザの暫定ユーザID及び実ユーザIDを取得し、取得した実ユーザIDに対応する希望情報及びアクセス業者IDを、希望情報格納部68から取得し、取得したアクセス業者IDを有するアクセス業者X及びYが属するグループ及び実ユーザIDに対応する個人情報を、個人情報データベース62から取得し、暫定ユーザID、希望情報、及び個人情報を、取得したアクセス業者IDを有するアクセス業者X及びYの端末40a及び40bに提供する。また、個人情報提供部52は、希望情報取得部74がユーザ端末30からサービスの開始及び終了の宣言に関する情報を取得したときに、アクセス業者端末40a又は40bにサービスの開始及び終了の宣言に関する情報を与える。
【0049】
サービス提供部82は、アクセス業者端末40a及び40bから暫定ユーザIDに対応付けられたサービスを受け取り、暫定ユーザIDを有するユーザにサービスを提供する。また、サービス提供部82は、ユーザにサービスを提供するために必要な所定の条件が満たされたときに、サービスを受けるかどうかユーザに確認する。サービス内容取得部80は、アクセス業者X及びYがユーザにサービスを直接提供した場合に、ユーザに提供されたサービスの内容をアクセス業者端末40a及び40bから取得し、ユーザの履歴情報として個人情報データベース62に格納する。アクセス業者選択部76は、希望情報取得部74が取得した希望情報のサービス内容を提供可能なアクセス業者を、アクセス業者ID格納部から選択する。
【0050】
記録媒体90は、アクセス業者ID格納部60b、ユーザID格納部64、希望情報取得部74、希望情報格納部68、個人情報データベース62、個人情報提供部52、暫定ユーザID提供部56、実ユーザID取得部54、サービス提供部82、サービス内容取得部80、行動履歴取得部58、アクセス業者選択部76、情報レベル付与部72、及び個人情報取得部92の動作を行わせるプログラムを格納する。他の方法として、個人情報管理サーバ20bは、上記の動作を行うプログラムを、通信回線を介して取得してもよい。
【0051】
このように、個人情報管理サーバ20bは、ユーザの個人情報及び希望情報を、暫定ユーザID及びグループに基づいてアクセス業者X及びYに提供する。そのため、個人情報管理システム100は、ユーザがアクセス業者に提供することを許可した個人情報をアクセス業者に提供することにより、アクセス業者40からユーザ端末30に対してサービスを提供することができる。すなわち、ユーザは、本実施形態の個人情報管理システム200を用いて最低限必要な個人情報と希望情報とをアクセス業者に提供することにより、アクセス業者から所望のサービスを受けることができる。
【0052】
図7は、希望情報格納部68のデータフォーマットの一例を示す。希望情報格納部68は、ユーザが希望するサービスの内容、サービスを受ける期間、サービスを提供可能なアクセス業者のアクセス業者ID、アクセス業者が属するグループ、サービスの契約条件に関する情報、及びユーザにサービスを提供するために必要な追加情報を、ユーザの実ユーザID「A」、「B」、「C」、及び「D」のそれぞれに対応付けて格納する。追加情報は、個人情報データベース62に格納された個人情報以外でユーザにサービスを提供するために必要な情報である。サービスを提供可能なアクセス業者のアクセス業者IDは、予めユーザによって登録されてもよく、アクセス業者の業種に基づいてアクセス業者選択部76によりアクセス業者ID格納部60bから選択されてもよい。
【0053】
図7では、ユーザが希望するサービスの内容の例として、保険料の見積り、保険契約の締結、イベント型の保険、保険契約の条件の更新、リスク診断サービス、個人包括予定保険、総合リスク診断、事故発生時の対応、航空券/列車のチケット購入、衣料品の購入、病院の診察、及び住民票の発行等が挙げられている。しかし、図7に挙げた以外のサービスの内容を、サービスの内容として希望情報格納部68に格納してもよい。
【0054】
サービスの一例であるイベント型保険は、テーマパーク、運動施設、又は催し物会場において一時的に加入するイベント対応型の保険及び旅行傷害保険等を含む。旅行傷害保険の場合、ユーザは、旅行の行先及び旅行の期間等の情報を、予め希望情報格納部68に登録しておく。更に、ユーザは、保険の基本契約を保険会社と締結しておく。締結された保険の契約条件は、契約条件情報として希望情報格納部68に格納される。ユーザが設定した所定の期間が開始すると、個人情報管理サーバ20bは、希望情報及びグループcの個人情報をアクセス業者ID「5678」を有するアクセス業者である保険会社に提供し、希望情報及びグループdの個人情報をアクセス業者ID「5679」を有するアクセス業者である保険会社に提供する。そのため、アクセス業者ID「5678」を有する保険会社及びアクセス業者ID「5679」を有する保険会社からユーザに対してサービスが提供される。
【0055】
保険会社は、ユーザ端末30から行動履歴取得部58が得るユーザの位置情報に基づいて、ユーザが希望情報格納部68に登録した行先に向かっているかどうかを確認することができる。従って、保険会社は、ユーザが予め希望情報格納部68に登録した行先と異なる行先に向かっている場合、ユーザに対して予め登録された契約条件と異なることを通知することができる。
【0056】
次に、イベント型保険として、ユーザがイベントに参加している時に適用される保険を、テーマパーク等の施設の入口等に設置された保険販売装置を用いてユーザに販売する場合を考える。この場合、ユーザは、イベント型保険に加入するための基本契約を保険会社と予め締結しておく。ユーザがイベント会場に設置された保険販売装置から所定の距離の範囲内に近づいたことを、個人情報提供部52が行動履歴取得部58を介して検知すると、個人情報提供部52は、グループ及び暫定ユーザIDに基づいて希望情報及び個人情報を保険会社に提供する。保険会社は、このイベントのための保険に加入するか否か、ユーザに確認する。ユーザが保険の加入に合意し、ユーザがイベントの開始を宣言すると、保険会社は、ユーザに対する保険サービスの提供を開始する。更に、ユーザがイベントの終了を宣言すると、保険会社は、ユーザに対する保険サービスの提供を終了する。ユーザは、保険販売装置にイベントの開始及び終了を宣言する情報を与えてもよい。また、ユーザは、個人情報管理サーバ20b経由でアクセス業者に対してイベントの開始及び終了を宣言する情報を与えてもよい。更に、ユーザは、アクセス業者に対してイベントの開始及び終了を宣言する情報を直接与えてもよい。
【0057】
このように、ユーザは、希望情報格納部68に受けることを希望するサービスを予め登録しておくことにより、容易にイベント型保険に加入することができる。更に、個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者に提供する個人情報を、アクセス業者が属するグループに基づいて制限するので、ユーザは、サービスを受けるために必要以上の個人情報をアクセス業者に提供する必要がない。
【0058】
更に、サービスの他の例として、ユーザがリスク診断サービスを保険会社から受けることを希望する場合、ユーザは、個人情報管理サーバ20bから保険会社に対してユーザの行動・趣向に関する属性情報を一定期間継続的に提供するという契約を、保険会社と締結する。締結された保険契約及びリスク診断サービスを受けることに対するユーザの合意に関する情報は、希望情報格納部68に格納される。
【0059】
個人情報管理サーバ20bは、行動履歴取得部58及び個人情報データベース62を用いることにより、一定期間におけるユーザ端末30の位置等を追跡して得た履歴情報に基づいて、ユーザが自動車を運転するときの速度、移動距離、自動車の駐車位置等の傾向に関する属性情報を抽出して保険会社に提供する。保険会社は、個人情報管理サーバ20bから提供されたユーザの属性情報に基づき、ユーザのリスクを診断し、ユーザに対してリスクを回避するための助言及び保険料の見直し等をユーザに通知する。このように、個人情報管理サーバ20bが、一定期間のユーザの行動特性に関する属性情報を、保険会社に提供するので、保険会社は、ユーザの実態に即してユーザのリスクを診断することができる。しかも、ユーザは、個人情報管理サーバ20bを用いることにより、自分が許可した以外の個人情報をアクセス業者である保険会社に提供せずに、リスク診断サービスを受けることができる。
【0060】
サービスの更に他の例として、ユーザが個人包括予定保険を保険会社から受けることを希望する場合、ユーザは、個人情報管理サーバ20bから保険会社に対してユーザの行動・趣向、リスク情報、財務情報、家族情報、身体情報、及び本人特定情報に関する属性情報を一定期間継続的に提供するという契約を保険会社と締結する。保険会社は、事前にユーザから暫定保険料を徴収し、ユーザの複数のリスクをカバーする契約をユーザと締結する。締結された契約及び暫定保険料に関する情報は、希望情報格納部68に格納される。保険会社は、一定期間毎のユーザの行動履歴情報に基づいて、ユーザの生活の実態に合わせてリスクを算出し、予めユーザから徴収した保険料を精算する。
【0061】
このように、個人情報データベース62が、ユーザの履歴情報に基づいてユーザの行動特性等の属性情報を生成するので、ユーザは、個人包括予定保険に容易に加入することができる。
【0062】
サービスの更に他の例として、ユーザが総合リスク診断サービスを受けることを希望する場合を考える。総合リスク診断サービスは、上記のリスク診断サービスで考慮するユーザの行動・趣向によるリスクに加え、例えばユーザの財務上及び身体上のリスクを含めて総合的にユーザのリスクを診断するサービスである。個人情報管理サーバ20bは、個人情報データベース62に格納された行動・趣向情報、リスク情報、財務情報、家族情報、身体情報、及び本人特定情報の全ての個人情報を、保険会社に提供する。ユーザは、個人情報を提供する保険会社がグループdに属するように、保険会社のアクセス業者IDを、アクセス業者ID格納部に格納する。これにより、ユーザは、全ての個人情報を保険会社に提供することができる。保険会社は、ユーザの行動特性上のリスクばかりでなく、ユーザの財務上のリスク等を含めてユーザのリスクを判断し、、ユーザに対してリスクを回避するための助言及び保険料の見直し等をユーザに通知する。
【0063】
このように、個人情報データベース62が、ユーザの履歴情報に基づいてユーザの属性情報を生成するので、ユーザは、総合リスク診断サービスを容易に受けることができる。
【0064】
サービスの更に他の例として、ユーザが事故発生時の対応に関するサービスを受けることを希望する場合、ユーザは、保険事故が発生したときに、身体情報、本人特定事項、及び遺言等の個人情報が病院、消防署、警察署、及び裁判所等に提供されるように個人情報データベース62及び希望情報格納部68に予め登録しておく。更に、ユーザは、消防署、病院、警察署、及び裁判所をグループbのアクセス業者としてアクセス業者ID格納部60bに登録しておく。本人が事故に遭遇して無意識となった場合、個人情報管理サーバ20bは、予め登録された個人情報及び希望情報を、消防署、病院、警察署、及び裁判所に提供するので、消防署、病院、警察署、及び裁判所は、ユーザに適切な処置を施すことができる。なお、上記に説明したサービスを、図1から図4に説明した個人情報管理システム100を用いて提供してもよい。例えば、イベント型保険の場合において、アクセス業者のアクセス業者端末40の一例である保険販売装置は、ユーザ端末30に働きかけて暫定ユーザIDを取得し、取得した暫定ユーザIDを用いて個人情報管理サーバ20aから個人情報を取得し、取得した個人情報に基づいて、ユーザに保険サービスを提供してもよい。
【0065】
図8は、アクセス業者ID格納部60bのデータフォーマットの一例を示す。アクセス業者ID格納部60bは、アクセス業者が属するグループ、アクセス業者のIPアドレス、アクセス業者の業種、及びアクセス業者の所在地を、アクセス業者IDに対応付けて格納する。
【0066】
アクセス業者ID格納部60bが、アクセス業者のIPアドレスをアクセス業者IDに対応付けて格納するので、個人情報提供部52は、希望情報格納部68から取得したアクセス業者IDを有するアクセス業者のIPアドレス宛に、暫定ユーザID、希望情報、及び個人情報を送信することができる。従って、アクセス業者のサービスをユーザに対して迅速に提供することができる。
【0067】
更に、アクセス業者ID格納部60bが、アクセス業者IDに対応付けてアクセス業者の業種を格納するので、アクセス業者選択部76は、ユーザが受けることを希望するサービス内容を提供可能なアクセス業者を、アクセス業者の業種に基づいてアクセス業者ID格納部60bから選択することができる。従って、希望するサービスを提供可能なアクセス業者を、ユーザが知らない場合であっても、ユーザは希望のサービスを受けることができる。
【0068】
更に、アクセス業者ID格納部60bが、アクセス業者の所在地をアクセス業者IDに対応付けて格納するので、行動履歴取得部58が取得したユーザ端末30の位置が、アクセス業者ID格納部60bに格納されたアクセス業者の所在地から所定の距離範囲内にあるときに、個人情報提供部52は、ユーザの暫定ユーザID、希望情報、前記個人情報を、アクセス業者に提供することができる。すなわち、ユーザは、上記のサービスを希望することを希望情報格納部68に予め登録しておくことにより、ユーザがアクセス業者の所在地から所定の距離範囲内にあるときに、アクセス業者からのサービスを自動的に受けることができる。
【0069】
図9は、個人情報管理サーバ20bの動作の一例を示すフローチャートである。個人情報管理サーバ20bは、ユーザ端末30に暫定ユーザIDを予め提供する(S130)。ユーザ端末30は、個人情報管理サーバ20bから与えられた暫定ユーザIDを用いて個人情報管理サーバ20bにアクセスする。そのため、個人情報管理サーバ20bは、ユーザ端末30から暫定ユーザIDを受信する(S132)。
【0070】
次に、個人情報管理サーバ20bは、受信した暫定ユーザIDがユーザID格納部64に格納された暫定ユーザIDと一致するか判断する(S134)。受信した暫定ユーザIDがユーザID格納部64に格納された暫定ユーザIDと一致しない場合(S134、NO)、個人情報管理サーバ20bは、アクセスしてきたユーザ端末30に対して取引を拒否するメッセージを送信し、処理を終了する(S162)。受信した暫定ユーザIDがユーザID格納部64に格納された暫定ユーザIDと一致した場合(S134、YES)、個人情報管理サーバ20bは、ユーザ端末30から希望情報を取得する(S136)。このように、個人情報管理サーバ20bは、アクセスしてくるユーザ端末30を認証することにより、個人情報管理システム200に予め登録されたユーザでない者が、ユーザの希望しないサービスを希望情報格納部68に登録することを防ぐ。
【0071】
次に、個人情報管理サーバ20bは、ユーザ端末30から取得した希望情報を希望情報格納部68に格納し(S138)、現在の日時を取得する(S140)。個人情報管理サーバ20bは、希望情報格納部68に格納された希望情報のサービス提供期間の開始日時と取得した現在日時との差が所定の範囲内にあるかどうか判断する(S142)。取得した現在日時とサービス提供期間の開始日時との差が所定の範囲内にない場合(S142、NO)、個人情報管理サーバ20bは、一定期間待ち(S160)、再び現在日時を取得する(S140)。取得した現在日時とサービス提供期間の開始日時との差が所定の範囲内にある場合(S142、YES)、個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者が属するグループ及びユーザの実ユーザIDに対応する個人情報を個人情報データベース62から取得し(S148)、個人情報及び希望情報をアクセス業者に提供する(S150)。
【0072】
次に、個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者からアクセス業者ID、暫定ユーザID、及びサービスを受取り、受け取った暫定ユーザIDを有するユーザ端末30にサービスを提供する(S152)。次に、個人情報管理サーバ20bは、ユーザに提供したサービスの内容を個人情報データベース62に履歴情報として格納する(S154)。以降、図4で説明した属性情報の生成ステップ(S116)及び暫定ユーザIDの変更処理(S118)をした後、処理を終了する。アクセス業者により暫定ユーザIDが再利用されないように、暫定ユーザIDは、一定期間毎に自動的に更新され、ユーザに提供されることが好ましい。また、希望情報格納部68に格納された希望情報のサービス提供期間の終了日時と取得した現在日時との差が所定の範囲内にあるときに、サービスの提供を終了してもよい。
【0073】
図9では、個人情報管理サーバ20bが、アクセス業者からサービスを受け取り、受け取ったサービスをユーザ端末30に提供する。しかし、アクセス業者は、個人情報管理サーバ20bから個人情報を提供された後、ユーザ端末30に直接サービスを提供してもよい。この場合、サービス内容取得部80は、アクセス業者がユーザに提供したサービスの内容を、アクセス業者端末40から取得し、個人情報データベース62に履歴情報として格納する。
【0074】
図10は、個人情報管理サーバ20bの動作の他の例を示すフローチャートである。暫定ユーザIDを提供するステップ(S130)から希望情報を格納するステップ(S138)までは、図9で説明した処理と同様の処理をするので説明を省略する。個人情報管理サーバ20bは、ユーザ端末30から取得した希望情報を希望情報格納部68に格納した後(S138)、ユーザ端末30からユーザの位置情報を取得する(S192)。
【0075】
次に、個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者ID格納部60bに格納されたアクセス業者の所在地と、行動履歴取得部58が取得したユーザの位置とが所定の距離範囲内にあるかどうか判断する(S194)。取得したユーザの位置と、アクセス業者の所在地とが所定の範囲内でない場合(S194、NO)、個人情報管理サーバ20bは、一定時間待ち(S208)、再びユーザの位置情報を取得する(S192)。取得したユーザの位置と、アクセス業者の所在地とが所定の距離範囲内である場合(S194、YES)、個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者が属するグループ及びユーザの実ユーザIDに対応する個人情報を個人情報データベース62から取得する(S195)。
【0076】
次に、個人情報管理サーバ20bは、サービスの提供を開始するかどうか、ユーザに確認をとる(S196)。ユーザ端末30からサービスの提供を開始する宣言を受信しない場合(S197、NO)、一定時間待ち(S212)、再びサービスの提供を開始するかどうか、ユーザに確認をとる(S196)。
【0077】
ユーザ端末30からサービスの提供を開始する宣言を受信すると(S197、YES)、個人情報管理サーバ20bは、個人情報データベース62から取得した個人情報及び希望情報をアクセス業者に提供する(S198)。次に、個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者からアクセス業者ID、暫定ユーザID、及びサービスを受取り、受け取った暫定ユーザIDを有するユーザ端末30にサービスを提供する(S200)。次に、ユーザ端末30からサービスの提供を終了する宣言を受信すると(S201)、個人情報管理サーバ20bは、サービスの提供を終了し、ユーザに提供したサービスの内容を個人情報データベース62に履歴情報として格納する(S202)。以降、図4で説明した属性情報の生成ステップ(S116)及び暫定ユーザIDの変更処理(S118)をした後、処理を終了する。個人情報管理サーバ20bは、アクセス業者ID格納部60bに格納されたアクセス業者の所在地と、行動履歴取得部58が取得したユーザの位置とが所定の距離範囲外となったときに、サービスの提供を終了してもよい。
【0078】
図1から4で説明した個人情報管理システム100と同様に、ユーザは、個人情報管理システム200を用いることにより、アクセス業者から自分に適したサービスを受けるためにアクセス業者に必要最小限の個人情報を与える一方で、アクセス業者が自分の個人情報を蓄積することを防止することができる。更に、ユーザは、自らアクセス業者にサービスを要求しなくとも、自らが希望するサービスを希望情報として予め希望情報格納部68に格納しておくことにより、最低限必要な個人情報をアクセス業者に自動的に送信してアクセス業者から所望のサービスを受けることができる。従って、ユーザは、個人情報を保護しつつ、所望のサービスを容易に受けることができる。
【0079】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0080】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、ユーザがアクセス業者に提供することを許可した個人情報をアクセス業者に提供することにより、所望のサービスをユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の個人情報管理システム100の全体の概略を示す。
【図2】図2は、個人情報管理サーバ20aの機能構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、個人情報データベース62のデータフォーマットの一例を示す。
【図4】図4は、個人情報管理サーバ20aの動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は、他の実施形態における個人情報システム200の全体の概略を示す。
【図6】図6は、、個人情報管理サーバ20bの機能構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、希望情報格納部68のデータフォーマットの一例を示す。
【図8】図8は、アクセス業者ID格納部60bのデータフォーマットの一例を示す。
【図9】図9は、個人情報管理サーバ20bの動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】図10は、個人情報管理サーバ20bの動作の他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ネットワーク、20a、20b・・・個人情報管理サーバ、30・・・ユーザ端末、40、40a、40b・・・アクセス業者端末、50・・・グループ判断部、52・・・個人情報提供部、54・・・実ユーザID取得部、56・・・暫定ユーザID提供部、58・・・行動履歴取得部、60a、60b・・・アクセス業者ID格納部、62・・・個人情報データベース、64・・・ユーザID格納部、68・・・希望情報格納部、70・・・外部データベース、72・・・情報レベル付与部、74・・・希望情報取得部、76・・・アクセス業者選択部、80・・・サービス内容取得部、82・・・サービス提供部、92・・・個人情報取得部、100、200・・・個人情報管理システム

Claims (12)

  1. ユーザにサービスを提供するアクセス業者に対して前記ユーザに関する情報を提供する個人情報管理サーバであって、
    前記アクセス業者が有するアクセス業者IDに対応付けて前記アクセス業者が属するグループを格納するアクセス業者ID格納部と、
    前記個人情報管理サーバによって前記ユーザの識別が可能な暫定ユーザIDを、前記ユーザの実ユーザIDに対応付けて格納するユーザID格納部と、
    前記グループ及び前記実ユーザIDに対応付けて、それぞれの前記グループに対して前記ユーザが予め提供を許可した前記ユーザの個人情報を、格納する個人情報データベースと、
    前記ユーザID格納部に格納された前記暫定ユーザIDを前記ユーザが有するユーザ端末に提供する暫定ユーザID提供部と、
    前記アクセス業者のアクセス業者端末から前記アクセス業者IDを受信した場合に、前記アクセス業者ID格納部を参照し、前記ユーザによって予め定められたグループのいずれに前記アクセス業者が属するか判断するグループ判断部と、
    前記暫定ユーザID提供部が前記ユーザ端末に提供した暫定ユーザIDと同一の暫定ユーザIDを前記アクセス業者端末から取得した場合に、取得した前記暫定ユーザIDに基づいて、前記ユーザID格納部から前記実ユーザIDを取得する実ユーザID取得部と、
    前記グループ判断部により前記アクセス業者が属すると判断された前記グループ及び前記実ユーザID取得部により取得された前記実ユーザIDに対応する前記個人情報を、前記個人情報データベースから取得し、前記アクセス業者端末に提供する個人情報提供部と
    前記ユーザが有するユーザ端末の位置を取得する行動履歴取得部と
    を備え、
    前記アクセス業者ID格納部は、前記アクセス業者の所在地を、前記アクセス業者IDに対応付けて格納し、
    前記個人情報提供部は、前記行動履歴取得部が取得した前記ユーザ端末の位置が、前記アクセス業者ID格納部に格納された前記アクセス業者の所在地から所定の距離範囲内にあるときに、前記ユーザの前記実ユーザIDに対応する前記個人情報を、前記アクセス業者端末に提供することを特徴とする個人情報管理サーバ。
  2. 前記アクセス業者が前記ユーザに提供した前記サービスの内容を前記アクセス業者から取得し、前記ユーザの履歴情報として前記個人情報データベースに格納するサービス内容取得部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理サーバ。
  3. 前記ユーザID格納部は、前記個人情報提供部が前記アクセス業者に前記個人情報を提供する毎に、前記暫定ユーザIDを変更して前記実ユーザIDに対応付けて格納することを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理サーバ。
  4. 前記個人情報データベースは、前記個人情報データベースに格納された複数の前記ユーザの行動の履歴を取得する行動履歴取得部と、
    取得された前記履歴に基づいて前記ユーザの行動特性を抽出し、前記属性情報として前記個人情報データベースに格納する情報集約部を有することを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理サーバ。
  5. 前記行動履歴取得部は、前記ユーザ端末の位置を一定期間取得して前記履歴に関する個人情報として前記個人情報データベースに格納し、
    前記情報集約部は、前記個人情報データベースに格納された、一定期間における前記ユーザ端末の位置に基づいて前記ユーザの行動特性を抽出することを特徴とする請求項4に記載の個人情報管理サーバ。
  6. 前記行動履歴取得部は、前記ユーザ端末の位置及び前記ユーザ端末の位置を取得したときの取得時間を一定期間取得して前記ユーザ端末の位置及び前記取得時間に基づいて前記ユーザの移動速度を前記一定期間分算出し、
    前記情報集約部は、前記一定期間における前記ユーザ端末の移動速度に基づいて前記ユーザの行動特性を抽出することを特徴とする請求項5に記載の個人情報管理サーバ。
  7. 前記行動履歴取得部は、前記ユーザの移動速度及び前記取得時間に基づいて前記ユーザの移動加速度を前記一定期間分算出し、
    前記情報集約部は、前記一定期間における前記ユーザ端末の移動加速度に基づいて前記ユーザの行動特性を抽出することを特徴とする請求項6に記載の個人情報管理サーバ。
  8. 前記情報集約部は、前記行動履歴取得部が取得した一定期間における前記ユーザ端末の位置から前記ユーザの移動領域を特定し、前記移動領域に基づいて前記ユーザの行動特性を抽出することを特徴とする請求項5に記載の個人情報管理サーバ。
  9. 前記個人情報データベースに格納された前記個人情報が正しいかどうかを、前記個人情報の少なくとも一部を格納する外部のデータベースを用いて確認し、前記外部データベースの信頼度の格付けに基づいて前記個人情報のレベルを、前記個人情報に対応付けて前記個人情報データベースに格納する情報レベル付与部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理サーバ。
  10. 前記暫定ユーザIDは、前記暫定ユーザID提供部が前記ユーザ端末に前記暫定ユーザIDを提供してから、前記ユーザが前記アクセス業者から前記サービスを提供されるまでの間、有効なIDであることを特徴とする請求項1に記載の個人情報管理サーバ。
  11. 前記アクセス業者ID格納部は、前記アクセス業者IDに対応付けて更にIPアドレスを格納し、
    前記個人情報提供部は、前記アクセス業者ID格納部において前記アクセス業者IDに対応付けて格納されたIPアドレスに向けて前記個人情報を提供する請求項1に記載の個人情報管理サーバ。
  12. ユーザにサービスを提供するアクセス業者に対して前記ユーザに関する情報を提供するコンピュータ用のプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記アクセス業者が有するアクセス業者IDに対応付けて前記アクセス業者が属するグループを格納するアクセス業者ID格納機能と、
    前記個人情報管理サーバによって前記ユーザの識別が可能な暫定ユーザIDを、前記ユーザの実ユーザIDに対応付けて管理するユーザID管理機能と、
    前記グループ及び前記実ユーザIDに対応付けて、それぞれの前記グループに対して前記ユーザが予め提供を許可した前記ユーザの個人情報を管理する個人情報管理機能と、
    前記ユーザID格納機能に格納された前記暫定ユーザIDを前記ユーザが有するユーザ端末に提供する暫定ユーザID提供機能と、
    前記アクセス業者のアクセス業者端末から前記アクセス業者IDを受信した場合に、前記アクセス業者ID管理機能を参照し、前記ユーザによって予め定められたグループのいずれに前記アクセス業者が属するか判断するグループ判断機能と、
    前記暫定ユーザID提供機能が前記ユーザ端末に提供した暫定ユーザIDと同一の暫定ユーザIDを前記アクセス業者端末から取得した場合に、取得した前記暫定ユーザIDに基づいて、前記ユーザID管理機能から前記実ユーザIDを取得する実ユーザID取得機能と、
    前記グループ判断機能により前記アクセス業者が属すると判断された前記グループ及び前記実ユーザID取得機能により取得された前記実ユーザIDに対応する前記個人情報を、前記個人情報管理機能から取得し、前記アクセス業者端末に提供する個人情報提供機能と、
    前記ユーザが有するユーザ端末の位置を取得する行動履歴取得機能と
    を実現させ、
    前記アクセス業者ID格納機能は、前記アクセス業者の所在地を、前記アクセス業者IDに対応付けて格納し、
    前記個人情報提供機能は、前記行動履歴取得機能が取得した前記ユーザ端末の位置が、前記アクセス業者ID格納機能に格納された前記アクセス業者の所在地から所定の距離範囲内にあるときに、前記ユーザの前記実ユーザIDに対応する前記個人情報を、前記アクセス業者端末に提供するプログラム。
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