JP6555734B2 - 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6555734B2
JP6555734B2 JP2013195816A JP2013195816A JP6555734B2 JP 6555734 B2 JP6555734 B2 JP 6555734B2 JP 2013195816 A JP2013195816 A JP 2013195816A JP 2013195816 A JP2013195816 A JP 2013195816A JP 6555734 B2 JP6555734 B2 JP 6555734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
maintenance
service
user
information
providing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013195816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015060546A (ja
Inventor
宏比古 伊藤
宏比古 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013195816A priority Critical patent/JP6555734B2/ja
Publication of JP2015060546A publication Critical patent/JP2015060546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6555734B2 publication Critical patent/JP6555734B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、車両で来店したユーザに対して、車両のメンテナンス及びユーザに提供されるサービスに関する情報を提供する、情報提供装置、情報提供方法、及びこれらを実現するためのプログラムに関する。
近年、電池技術の発展により、電気自動車の普及が見込まれている。このため、ガソリンスタンドを運営する事業者は、今後の電気自動車の普及に伴い、ガソリンの小売という形態からの脱却を目指している。このような脱却の一例としては、GMS(General Merchandise Store)への発展が考えられる。
一般に、GMSは、小売店、病院、美容院、スポーツジム等の複数の店舗で構成された商業施設である。ガソリンスタンドがGMSへと発展した場合は、ユーザは、電気自動車の充電サービスだけでなく、ショッピング、医療、美容といったサービスを受けることもできる。
ところで、現在の電気自動車では、その充電に数十分程度又はそれ以上の時間が必要であり、充電時間も電池の状態により様々である。このため、充電時間を見積もり、見積もった充電時間内にユーザが利用できる施設又は他のサービスを推薦することが、求められている。そして、このような背景の中、種々のシステムが提案されている。
例えば、特許文献1は、充電時間を見積もり、見積もった充電時間の間にユーザが行き帰り可能な施設を推薦する、充電システムを提案している。また、特許文献2は、同様に充電時間を見積もった後、サービス提供時間とサービス情報とを関連付けたルールに基づいて、充電時間よりもサービス提供時間が短いサービスを特定し、そのサービス情報のみを、ユーザの端末に配信するシステムを提案している。
また、上述のシステムの利便性を向上させるための技術も提案されている。例えば、特許文献3は、来店したユーザの会員カードのRFIDタグから検出したユーザ情報に基づいて、ユーザが個人及び家族であるかを判定し、判定結果に基づいて、ユーザに最適な広告を選択し、選択した広告を店舗内の端末に提示する技術を提案している。
更に、特許文献4は、来店した車のナンバーを読み取り、読み取ったナンバーに関連付けられているユーザ情報を抽出し、そして、抽出したユーザ情報に基づいて、車検、オイル交換等の提案内容を店員に通知する、技術を提案している。
また、特許文献5は、ユーザが利用したサービス及びアプリケーションの使用状況等を特定する履歴情報に基づいて、ユーザに提案するサービス及びアプリケーションを決定する技術を開示している。
従って、電気自動車の充電設備が設置されたGMSにおいて、上記特許文献1又は2に開示されたシステム、更には上記特許文献3〜5に開示された技術を導入すれば、ユーザは、充電が完了するまでの間、時間を無駄にすることなく過ごすことができると考えられる。
特開2012−182872号公報 特開2012−228006号公報 特許第4470683号明細書 特許第4268653号明細書 特開2004−355376号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示されたシステムでは、充電時間内で利用できる施設及びサービスを単に提示できるに過ぎないため、施設の利用後、又はサービスの提供完了後に、ユーザにおいて未だ時間が余ってしまう場合がある。
また、ユーザは、自動車について、充電以外のサービス、例えば、洗車、タイヤ空気圧の点検、オイル交換等を受けたい場合もある。しかし、特許文献1及び2に開示されたシステムでは、自動車については充電しか考慮されておらず、これらのメンテナンスに関するサービスを考慮した提案は困難である。
なお、特許文献3に開示された技術は、抽出したユーザ情報に基づいて、ユーザの車の車検時期及びオイル交換時期が近いかどうかを判定し、近い場合に、店員にその旨を通知することに特徴がある。このため、特許文献1又は2に開示されたシステムに、たとえ、特許文献3に開示された技術を適用したとしても、メンテナンスに関するサービスを考慮した提案は困難である。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、車両をメンテナンス可能な場所において、車両に提供可能なメンテナンス全般を考慮しつつ、ユーザが待ち時間を効率良く利用できるように情報を提供し得る、情報提供装置、情報提供方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報提供装置は、車両で来店したユーザに対して情報を提供するための装置であって、
予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、提供メンテナンス抽出部と、
抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、メンテナンス必要時間算出部と、
予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、提供サービス抽出部と、
抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、サービス必要時間算出部と、
抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、情報提供部と、
前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、調整処理部と、を備え、
前記情報提供部は、前記調整処理部が、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定すると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報提供方法は、車両で来店したユーザに対して情報を提供するための方法であって、
(a)予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、ステップと、
(b)抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(c)予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、ステップと、
(d)抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(e)抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、ステップと、
(f)前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、ステップと、を備え、
(g)前記(f)のステップで、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定されると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、コンピュータによって、車両で来店したユーザに対して情報を提供するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、ステップと、
(b)抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(c)予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、ステップと、
(d)抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(e)抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、ステップと、
(f)前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、ステップと、を備え、
(g)前記(f)のステップで、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定されると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、車両をメンテナンス可能な場所において、車両に提供可能なメンテナンス全般を考慮しつつ、ユーザが待ち時間を効率良く利用できるように情報を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態における情報提供装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態における情報提供装置の具体的構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態における情報提供装置の動作を示すフロー図である。 図4は、本発明の実施の形態における情報提供装置100を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施例において車両から取得される車両状態特定情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施例で用いられるメンテナンスの履歴の一例を示す。 図7は、本発明の実施例で用いら得るメンテナンスメニューの一例を示す図である。 図8は、本発明の実施例において充電と同時に実行できるメンテナンスの一例を示している。 図9は、本発明の実施例において来店したユーザの個人情報の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施例にいおて来店したユーザに提供されたサービスの履歴の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施例においてユーザに過去に提供されたサービスにかかった時間の統計結果を示す図である。 図12は、本発明の実施例で用いられるサービスメニューの一例を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、情報提供装置、情報提供方法、及びプログラムについて、図1〜図4を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本発明の実施の形態における情報提供装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における情報提供装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の情報提供装置100は、車両で来店したユーザに対して情報を提供するための装置である。図1に示すように、情報提供装置100は、提供メンテナンス抽出部11と、メンテナンス必要時間算出部12と、提供サービス抽出部21と、サービス必要時間算出部22と、調整処理部31と、情報提供部32とを備えている。
このうち、提供メンテナンス抽出部11は、予め設定されたメンテナンスメニューの中から、ユーザが乗ってきた車両に提供するメンテナンスを抽出する。また、メンテナンス必要時間算出部12は、ユーザが乗ってきた車両のメンテナンスの提供に必要な時間(以下「メンテナンス必要時間」と表記する。)を算出する。
提供サービス抽出部21は、予め設定されたサービスメニューの中から、来店したユーザに提供するサービスを抽出する。サービス必要時間算出部22は、提供サービス抽出部21によって抽出されたサービスそれぞれについて、その提供に必要な時間(以下「サービス必要時間」と表記する。)を算出する。
情報提供部32は、メンテナンス及びサービスに関する情報を、ユーザに提供する。本実施の形態では、情報提供部32による情報の提供は、例えば、ユーザが利用可能な端末装置(図2参照)の画面に情報を表示することによって行なわれている。
調整処理部31は、サービス必要時間とメンテナンス必要時間との間に差分が生じている場合に、差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する。
また、調整処理部31によって、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定されると、情報提供部32は、この追加のメンテナンス又は追加のサービスに関する情報もユーザに提供する。
このように、情報提供装置100では、メンテナンス必要時間とサービス必要時間との間に差分があると、その差分を補間するために、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定され、これらが新たな情報としてユーザに提供される。例えば、車両の充電にかかる時間が、ユーザによって選択されたサービスの提供にかかる時間よりも長い場合は、ユーザに追加のサービスが提示される。反対にユーザによって選択されたサービスの提供にかかる時間が、車両のメンテナンスにかかる時間よりも長い場合は、ユーザに追加のメンテナンスが提示される。
つまり、情報提供装置100によれば、車両をメンテナンス可能な商業施設等において、ユーザの車両に提供可能なメンテナンス全般を考慮しつつ、ユーザが待ち時間を効率良く利用できるように情報を提供することができる。また、この結果、ユーザが来店した店側にとっては、ユーザに対して、提供可能なサービスをできるだけ多く提示できることになるので、ビジネスチャンス獲得の機会が増加することになる。
続いて、図2を用いて、本実施の形態における情報提供装置100の具体的構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態における情報提供装置の具体的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態では、情報提供装置100は、図1に示した構成に加えて、車両情報取得部13と、ユーザ情報取得部23と、差分算出部33とを備えている。また、情報提供装置100は、データベース(DB)として、メンテナンス履歴DB14と、提供可能メンテナンスDB15と、サービス履歴DB24と、提供可能サービスDB25とを備えている。
車両情報取得部13は、車両情報を取得し、取得した車両情報を提供メンテナンス抽出部11に入力する。本実施の形態では、車両情報には、例えば、来店したユーザの車両を特定する情報(以下「車両特定情報」と表記する。)、及び車両の状態を特定する情報(以下「車両状態特定情報」と表記する。)が含まれている。
ここで、「車両特定情報」としては、車両の登録番号が挙げられる。「車両状態特定情報」としては、走行距離、オイル量、車両の故障箇所を示す情報等が挙げられる。また、車両が、走行用の電動機と、外部からの充電が可能な走行用の二次電池(バッテリー)とを備えている場合、即ち、車両が電気自動車、又はプラグインハイブリッド自動車である場合は、「車両状態特定情報」としては、バッテリーSOC(State Of Charge)も挙げられる。
また、車両情報の取得は、例えば、車両に予め取り付けられた無線通信機器によって車両情報を情報提供装置100へと送信させることによって、又はユーザによって入力装置(図2において図示せず)を介して入力することによって、行なうことができる。また、車両情報のうち、車両特定情報の取得は、車両のナンバープレートを撮影し、撮影画像を解析することによって行なうこともできる。
提供メンテナンス抽出部11は、本実施の形態では、車両情報取得部13から車両情報が入力されると、まず、車両特定情報を用いて、メンテナンス履歴DB15から、この車両に過去に提供されたメンテナンスの履歴を取得する。メンテナンス履歴DB15には、登録された車両毎に、過去に提供されたメンテナンスの履歴が格納されている。
また、提供メンテナンス抽出部11は、車両状態特定情報と、メンテナンス履歴DB15から取得したメンテナンスの履歴とに基づいて、提供可能メンテナンスDB15から、車両に提供するメンテナンスを抽出する。提供可能メンテナンスDB15には、車両に提供可能な全てのメンテナンスが、メンテナンスメニューとして格納されている。
また、車両が電気自動社等である場合は、提供メンテナンス抽出部11は、車両に提供するメンテナンスとして、「充電」を必ず抽出する。車両に提供可能なメンテナンスとしては、充電の他に、室内クリーニング、エンジンルーム洗浄、ボディコーティング、タイヤ交換、空気圧点検、バッテリー交換、定期点検等が挙げられる。
また、提供メンテナンス抽出部11は、サービス必要時間がメンテナンス時間よりも短いことによって両者に差分が生じていた場合は、調整処理部31の指示に応じて、提供可能メンテナンスDB15から、追加のメンテナンスを抽出する。この場合、提供メンテナンス抽出部11は、抽出したメンテナンスを調整処理部31に出力するので、調整処理部31は、出力されてきたメンテナンスを追加のメンテナンスとして特定する。
更に、提供メンテナンス抽出部11は、提供可能メンテナンスDB15から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、メンテナンス必要時間内に完了できる、車両のメンテナンスを新たに抽出することもできる。この場合は、情報提供部32は、新たに抽出された車両のメンテナンスに関する情報もユーザに提供する。具体的には、車両が電気自動車等である場合は、提供メンテナンス抽出部11は、充電と同時に実行できるメンテナンスを新たに抽出する。
メンテナンス必要時間算出部12は、本実施の形態では、提供メンテナンス抽出部11によって抽出されたメンテナンスについて、メンテナンス必要時間を算出する。また、提供可能メンテナンスDB15に格納されているメンテナンスメニューに、メンテナンス毎に、それにかかる時間が登録されている場合は、メンテナンス必要時間算出部12は、メンテナンス必要時間の算出において、登録されている時間を用いることができる。
また、メンテナンス必要時間算出部12は、車両が電気自動車であり、車両情報取得部13によって充電に必要な時間が既に取得されている場合は、取得されている時間を用いてメンテナンス必要時間を算出することができる。また、メンテナンス必要時間算出部12は、車両情報取得部13によって充電に必要な時間が取得されていない場合は、バッテリーのSOC、充電状件等に基づいて、充電に必要な時間を算出することができる。
ユーザ情報取得部23は、来店したユーザを特定するユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報を提供サービス抽出部21に入力する。ユーザ情報としては、予め各ユーザに設定されているユーザID(Identifier)が挙げられる。
ユーザ情報の取得は、例えば、ユーザの顔認識を実行することで、又は、車両特定情報とユーザ情報とを予め紐付けておき、車両情報取得部13によって取得された車両情報を用いることで行なうことができる。また、ユーザ情報の取得は、ユーザによる入力装置を介した入力によっても行なうことができる。
提供サービス抽出部21は、本実施の形態では、ユーザ情報取得部23からユーザ情報が入力されると、まず、ユーザ情報を用いてユーザを特定し、サービス履歴DB24から、特定したユーザに過去に提供されたサービスの履歴を取得する。サービス履歴DB24には、登録されたユーザ毎に、過去に提供されたサービスの履歴が格納されている。
また、提供サービス抽出部21は、ユーザ情報と、サービス履歴DB24から取得したサービスの履歴とに基づいて、提供可能サービスDB25から、ユーザに提供するサービスを抽出する。提供可能サービスDB25には、ユーザに提供可能な全てのサービスが、サービスメニューとして格納されている。
例えば、提供サービス抽出部21は、特定の過去の期間において、ユーザが選択したサービスのうち、選択された回数が多いサービスを、順に、設定された数だけ抽出する。また、ユーザに提供するサービスとしては、ショッピング、美容、特設会場でのイベントの参加、遊戯設備の利用等が挙げられる。
また、提供サービス抽出部21は、サービス必要時間がメンテナンス時間よりもいことによって両者に差分が生じていた場合は、調整処理部31の指示に応じて、提供可能サービスDB25から、追加のサービスを抽出する。この場合、提供サービス抽出部21は、抽出したサービスを調整処理部31に出力するので、調整処理部31は、出力されてきたサービスを追加のサービスとして特定する。

サービス必要時間算出部22は、本実施の形態では、抽出されたサービスが過去にユーザに提供されたときにかかった時間を参照して、各サービスのサービス必要時間を算出することができる。例えば、サービス履歴DB24に、過去に提供されたサービスと共に、そのときにかかった時間が登録されているのであれば、サービス必要時間算出部22は、サービス必要時間の算出において、登録されている時間を参照する。
差分算出部33は、サービスが抽出されると、サービス必要時間とメンテナンス必要時間との差分を算出する。また、ユーザによってメンテナンス及びサービスの選択が行なわれた場合は、差分算出部33は、選択されたメンテナンス及びサービスについて、サービス必要時間とメンテナンス必要時間との差分を算出する。
調整処理部31は、本実施の形態では、差分算出部31によって差分が入力されると、選択されたサービスのサービス必要時間とメンテナンス必要時間とのうち、いずれが長いのかを判定する。そして、調整処理部31は、サービス必要時間がメンテナンス必要時間よりも長い場合は、提供メンテナンス抽出部11に、提供可能メンテナンスDB15から、追加のメンテナンスを抽出させる。また、調整処理部31は、サービス必要時間がメンテナンス必要時間よりも短い場合は、提供サービス抽出部21に、提供可能サービスDB25から、追加のサービスを抽出させる。
調整処理部31は、提供メンテナンス抽出部11によって追加のメンテナンスが抽出された場合、又は提供サービス抽出部21によって追加のサービスが抽出された場合は、追加のメンテナンス及び追加のサービスを、情報提供部32に入力する。
情報提供部32は、本実施の形態では、メンテナンス及びサービスに関する情報を、ユーザが利用可能な端末装置40に出力することができる。この場合、情報は、端末装置40の画面上に表示される。なお、端末装置40は、店舗に備え付けられた端末装置であっても良いし、ユーザが所有するスマートフォン等であっても良い。また、メンテナンスに関する情報として、メンテナンスの名称、内容、メンテナンス必要時間等が挙げられる。サービスに関する情報としては、サービスの名称、内容、サービス必要時間等が挙げられる。
また、情報提供部32は、メンテナンス及びサービスに関する情報を、端末装置40の画面上に表示する際において、ユーザに、提示されているメンテナンス及びサービスを了承するか否かを問い合わせるメッセージ(確認メッセージ)も表示させることができる。そして、ユーザが了承した場合は、情報提供部32は、提示されているメンテナンスとサービスとをユーザが選択した旨を、調整処理部31に通知する。一方、ユーザが了承していない場合は、情報提供部32は、提示されているメンテナンスとサービスとをユーザが選択していない旨を、調整処理部31に通知する。
更に、情報提供部32は、調整処理部31が追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定した場合は、これらの情報も、確認メッセージと共に、端末装置40に出力し、その画面上に表示させる。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における情報提供装置100の動作について図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態における情報提供装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1を参酌する。また、本実施の形態では、情報提供装置100を動作させることによって、情報提供方法が実施される。よって、本実施の形態における情報提供方法の説明は、以下の情報提供装置100の動作説明に代える。
図3に示すように、最初に、車両情報取得部101が、ユーザが車両に乗って来店すると、車両から車両情報を取得する(ステップS1)。
次に、提供メンテナンス抽出部11は、ステップS1で取得された車両情報を用いて、車両を特定し、更に、メンテナンス履歴DB15から、特定した車両に過去に提供されたメンテナンスの履歴を取得する。そして、提供メンテナンス抽出部11は、取得したメンテナンス履歴と、車両情報に含まれる車両状態特定情報とに基づいて、提供可能メンテナンスDB15から、車両に提供するメンテナンスを抽出する(ステップS2)。
また、ステップS2では、提供メンテナンス抽出部11は、提供可能メンテナンスDB15から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、メンテナンス必要時間内に完了可能な、メンテナンスを新たに抽出することもできる。
次に、メンテナンス必要時間算出部12は、提供可能メンテナンスDB15に格納されたメンテナンスメニューを参照して、ステップS2で抽出されたメンテナンスを実行するために必要な時間(メンテナンス必要時間)を算出する(ステップS3)。
次に、ユーザ情報取得部23は、車両に乗車しているユーザのユーザ情報を既に取得しているかどうかを判定する(ステップS4)。ステップS4の判定の結果、ユーザ情報が既に取得されている場合は、後述のステップS9が実行される。一方、ステップS4の判定の結果、ユーザ情報が既に取得されていない場合は、ユーザ情報取得部23は、ユーザ情報の取得を実行する(ステップS5)。
次に、提供サービス抽出部21は、ステップS5で取得されたユーザ情報を用いてユーザを特定し、サービス履歴DB24から、特定したユーザに過去に提供されたサービスの履歴を取得する。そして、提供サービス抽出部21は、ユーザ情報と、サービス履歴DB24から取得したサービスの履歴とに基づいて、提供可能サービスDB25から、ユーザに提供するサービスを抽出する(ステップS6)。
次に、サービス必要時間算出部22は、ステップS6で抽出されたサービスを提供するために必要な時間(サービス必要時間)を算出する(ステップS7)。具体的には、サービス必要時間算出部22は、サービスが過去にユーザに提供されたときにかかった時間を参照して、サービス必要時間を算出する。
次に、差分算出部33は、ステップS3で算出されたメンテナンス必要時間と、ステップS7で算出されたサービス必要時間との差分を算出する(ステップS8)。また、差分算出部33は、算出した差分を調整処理部31に入力する。
次に、調整処理部31は、端末装置40の画面上に、ユーザに対して、抽出されたメンテナンス及びサービスを了承するか否かを問い合わせるメッセージ(確認メッセージ)が、既に表示されているかどうかを判定する(ステップS9)。ステップS9の判定の結果、既に確認メッセージは表示されている場合は、調整処理部31は、後述するステップS13を実行する。
一方、ステップS19の判定の結果、未だ確認メッセージは表示されていない場合は、情報提供部32は、ステップS2で抽出されたメンテナンス及びステップS6で抽出されたサービスに関する情報と、確認メッセージとを、ユーザが利用可能な端末装置40に出力して、これらの情報と確認メッセージとの提示を実行する(ステップS10)。
次に、調整処理部31は、情報提示部32からの通知に基づいて、ユーザが、確認メッセージに対応して、提示されたメンテナンス及びサービスを了承したかどうかを判定する(ステップS11)。
ステップS11の判定の結果、ユーザが了承した場合は、調整処理部31は、後述するステップS13を実行する。一方、ステップS11の判定の結果、ユーザが了承しなかった場合は、調整処理部31は、ステップS12を実行する。
ステップS12では、調整処理部31は、ユーザが了承しなかったのはサービスであるかどうかを判定する。ステップS12の判定の結果、ユーザが了承しなかったのがサービスである場合は、調整処理部31は、提供サービス抽出部21に、ステップS6を再度実行させる。一方、ステップS12の判定の結果、ユーザが了承しなかったのがメンテナンスである場合は、調整処理部31は、提供メンテナンス抽出部11に、ステップS2を再度実行させる。
また、ステップS13では、調整処理部31は、ステップS8で算出された差分が閾値以下であるかどうかを判定する。ステップS13の判定の結果、ステップS8で算出された差分が閾値以下である場合は、調整処理部31は、ステップS18を実行する。
一方、ステップS13の判定の結果、ステップS8で算出された差分が閾値よりも大きい場合は、調整処理部31は、サービス必要時間がメンテナンス必要時間よりも長いかどうかを判定する(ステップS14)。
ステップS14の判定の結果、サービス必要時間がメンテナンス必要時間よりも短い場合(ステップS14:No)は、調整処理部31は、提供サービス抽出部21に、提供可能サービスDB25から、追加のサービスを抽出させる(ステップS15)。
一方、ステップS14の判定の結果、サービス必要時間がメンテナンス必要時間よりも長い場合(ステップS14:Yes)は、調整処理部31は、提供メンテナンス抽出部11に、提供可能メンテナンスDB15から、追加のメンテナンスを抽出させる(ステップS16)。
次に、ステップS15又はS16が実行されると、情報提供部32は、追加のサービス又は追加のメンテナンスに関する情報を、端末装置40に出力して、これらの情報をユーザに提示させる(ステップS17)。
また、ステップS17では、情報提供部32は、ユーザに、追加のサービス又は追加のメンテナンスを了承するか否かを問い合わせるメッセージも画面上に表示させる。そして、情報提供部32は、ユーザが、回答を行なった場合は、回答を受け付け、その結果を、調整処理部31に通知する。なお、図3においては図示されていないが、ユーザが、了承しなかった場合は、再度、ステップS15又はS16が実行されても良い。
次に、ステップS13で差分が閾値以下である場合、及びステップS17が実行された場合は、調整処理部31は、最終的にユーザが選択したメンテナンス及びサービスを決定する(ステップS18)。また、情報提供部32は、決定されたメンテナンス及びサービスに関する情報を、端末装置40に出力して、これらの情報をユーザに提示させる。ステップS18の実行後、情報提供装置100における処理は終了する。
以上のように本実施の形態では、ユーザは、希望するメンテナンス及びサービスを選択でき、そして、情報提供装置100は、両者の間に一定の差分があれば、追加のメンテナンス及び追加のサービスを提案する。このため、本実施の形態によれば、車両のメンテナンスが可能な場所において、ユーザの車両に提供可能なメンテナンス全般を考慮しつつ、ユーザが待ち時間を効率良く利用できるように情報を提供することができる。
[プログラム]
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図3に示すステップS1〜S18を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における情報提供装置100と情報提供方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、提供メンテナンス抽出部11、メンテナンス必要時間算出部12、提供サービス抽出部21、サービス必要時間算出部22、ユーザ情報取得部23、調整処理部31、情報提供部32、及び差分算出部33として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態では、メンテナンス履歴DB14、提供可能メンテナンスDB15、及びサービス履歴DB24は、上記のコンピュータの記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現できる。なお、これらのデータベースは、上記のコンピュータにネットワークを介して接続された別のコンピュータの記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによっても実現できる。
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、情報提供装置100を実現するコンピュータについて図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態における情報提供装置100を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図4に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
次に、実施例を用いて、図3に示した各ステップに沿って、本発明の実施の形態における情報提供装置100の動作を更に具体的に説明する。また、以下の実施例では、複合商業施設Aに車両BでユーザCが来店する場合を想定する。更に、車両Bは、電気自動車であるとする。また、複合商業施設Aには、同じ敷地内に、電気自動車の充電設備、及び車両のメンテナンスを行う施設に加え、小売店舗、レストラン、美容院などが併設されているとする。なお、以下の説明では、適宜、図1〜図3を参酌する。
[ステップS1]
まず、ユーザCが、車両Bに乗って、複合店舗Aの敷地内に入ると、複合商業施設Aに設置された読取装置は、車両Bのナンバープレートの画像認識によって、そのナンバーを読み取る。そして、読取装置は、読み取ったナンバーを車両特定情報として情報提供装置100へと送信する。また、車両Bに予め取り付けられた無線通信機器は、図4に示す車両状態特定情報を情報提供装置100へと送信する。
図5は、本発明の実施例において車両から取得される車両状態特定情報の一例を示す図である。図5に示すように、本実施例では、車両状態特定情報は、車両の走行用のバッテリーのSOCと、バッテリーの充電に必要な時間とで構成されている。また、図5の例では、バッテリーのSOCは20%程度であり、充電には1.5時間程度必要である。
また、車両情報の取得は、上記の読取装置及び無線通信機器を用いずに、例えば、ユーザC自身が、施設に備え付けの入力装置を用いて、直接入力することによって行なわれていても良い。
[ステップS2〜S3]
次に、提供メンテナンス抽出部11は、車両特定情報を用いて、車両Bを特定し、更に、メンテナンス履歴DB15から、車両Bに過去に提供されたメンテナンスの履歴を取得する。図6は、本発明の実施例で用いられるメンテナンスの履歴の一例を示す。
続いて、提供メンテナンス抽出部11は、車両Bが電気自動車であることから、車両に提供するメンテナンスの一つとして「充電」を抽出する。また、提供メンテナンス抽出部11は、提供可能メンテナンスDB15から、複合商業施設Aにおいて現在提供することが可能なメンテナンスの一覧(メンテナンスメニュー)を取得する。
図7は、本発明の実施例で用いら得るメンテナンスメニューの一例を示す図である。図7に示すメンテナンスメニューでは、充電以外の各メンテナンスについて、そのメンテナンス必要時間、費用、効果期間、重要度、及びそのメンテナンス必要時間内に同時に実施できる他のメンテナンスが、登録されている。
図7に示すように、例えば、エンジンルームの洗浄には、0.7時間が必要であり、その費用は10,000円、効果期間は1年間である。また、エンジンルームの洗浄は、車両の通常利用にはそれほど重要ではないため、重要度は「Bレベル」に設定されている。また、エンジンルームの洗浄は、室内クリーニングと同時に実施が可能なメンテナンスであることがわかる。
また、図7に示すように、タイヤ交換には、2時間が必要であり、その時間内に同時にフッ素コーティング(ボディコーティング)を実施することが可能である。しかし、フッ素コーティングをメインとした場合には、タイヤ交換はフッ素コーティングよりも実施に時間がかかるため、同時実施ができないことがわかる。
次に、メンテナンスメニューの取得後、提供メンテナンス抽出部11は、図7に示されたメンテナンスのうち、充電と同時に実行でき、且つ、充電完了までに終了できるメンテナンスを特定する。図8は、本発明の実施例において充電と同時に実行できるメンテナンスの一例を示している。
図8に示すように、充電と同時に実行できるメンテナンスは、室内クリーニング、フッ素コーティング、及びタイヤ交換であるが、このうちタイヤ交換の時間は充電時間(1.5時間)より長い2時間である。従って、提供メンテナンス抽出部11は、充電と同時に実行できるメンテナンスとして、室内クリーニング、及びフッ素コーティングを特定する。
次に、提供メンテナンス抽出部11は、メンテナンス必要時間算出部12に、図5に示した車両状態特定情報と、図7に示したメンテナンスメニューとを渡し、充電と特定したメンテナンスとの組み合わせについて、メンテナンス必要時間を算出させる。本実施例では、提供メンテナンス抽出部11は、メンテナンス必要時間算出部12に、「充電−室内クリーニング」、「充電−フッ素コーティング」、「充電−室内クリーニング−フッ素コーティング」それぞれについて、メンテナンス必要時間を算出する。
これらのうち、「充電−室内クリーニング」及び「充電−フッ素コーティング」については、充電時間の1.5時間以内に完了できるので、メンテナンス必要時間算出部12は、メンテナンス必要時間を1.5時間と算出する。一方、「充電−室内クリーニング−フッ素コーティング」については、室内クリーニングとフッ素コーティングとが同時に実施できないため(図7参照)、メンテナンス必要時間算出部12は、メンテナンス必要時間を2.0時間と算出する。
次に、提供メンテナンス抽出部11は、算出結果に基づき、充電と同時に実施するメンテナンスとして、室内クリーニングとフッ素コーティングのうちの一方を、メンテナンスの履歴、重要度、費用、又は効果期間等を考慮して、選択する。本実施例では、提供メンテナンス抽出部11は、重要度の高い室内クリーニングを選択し、充電と、それと同時に実施可能な室内クリーニングとを車両Bに提供するメンテナンスとして抽出する。また、提供メンテナンス抽出部11は、図6に示すメンテナンスの履歴を参照し、効用期間が過ぎてしまったメンテナンスがあれば、それを優先して選択することもできる。
次に、メンテナンス必要時間算出部12は、メンテナンス必要時間を1.5時間と決定し、抽出されたメンテナンスに関する情報とメンテナンス必要時間とを、差分算出部33及び情報提供部32に出力する。
[ステップS4〜S5]
次に、ユーザ情報取得部13は、来店したユーザCを特定するユーザ情報を取得する。本実施例では、ユーザ情報の取得は、複合商業施設Aに設置された顔認識装置によって行なわれている。顔認識装置は、ユーザCの顔の画像から、顔認識処理によってユーザCを特定し、特定したユーザCのユーザ情報を情報提供装置100へと送信する。また、ユーザ情報の取得も、上記の顔認識装置を用いずに、例えば、ユーザC自身が、施設に備え付けの入力装置を用いて、直接入力することによって行なわれていても良い。
[ステップS6]
ユーザ情報が取得されると、提供サービス抽出部21は、ユーザCを特定し、サービス履歴DB24から、ユーザCの個人情報と、ユーザCに過去に提供されたサービスの履歴とを取得する。図9は、本発明の実施例において来店したユーザの個人情報の一例を示す図である。図10は、本発明の実施例にいおて来店したユーザに提供されたサービスの履歴の一例を示す図である。
図9に示すように、個人情報には、ユーザの名前(人物名)毎に、性別、年齢、及び推薦候補サービスが登録されている。このうち、推薦候補サービスは、該当ユーザが、複合商業施設Aにおいて利用する可能性があり、且つ、該当ユーザに推薦すべきとされる、サービスの候補である。
また、図10に示すように、サービスの履歴には、ユーザCに提供された各サービスが、提供された日時、名称、及び提供時のサービス必要時間と共に登録されている。図10の例では、ユーザCは、複合商業施設Aにおいて、ショッピングのみを利用してきたことがわかる。
次に、提供サービス抽出部21は、提供可能サービスDB25のサービスメニュー(図12参照)の中から、ユーザCのユーザ情報(個人情報)とサービスの履歴とに基づき、ユーザCに提供するサービスとして、ユーザCが最も利用する確率の高いサービスを抽出する。
具体的には、本実施例では、提供サービス抽出部21は、過去数か月といった特定の過去の期間において、ユーザCに提供されたサービスの中で最も多く提供されたサービスである「ショッピング」を抽出する。また、本実施例では、提供サービス抽出21は、ユーザCと同じセグメントに属する他のユーザの履歴に基づいて、ユーザCが利用する確率の高いサービスを推定し、推定したサービスを抽出することもできる。
[ステップS7]
次に、サービス必要時間算出部22は、抽出されたサービスが過去にユーザに提供されたときにかかった時間を参照して、各サービスのサービス必要時間を算出する。例えば、サービス必要時間算出部22は、今回のユーザCの来店の目的はショッピングのみであると推定し、過去のショッピングにかかった時間から、今回のサービス必要時間を算出する。
具体的には、過去のショッピングにかかった時間の分布が図11に示す通りであれば、サービス必要時間算出部22は、時間の分布のピーク値をとり、これをサービス必要時間とする。図11は、本発明の実施例においてユーザに過去に提供されたサービスにかかった時間の統計結果を示す図である。図11の例では、サービス必要時間算出部22は、サービス必要時間を1時間と算出する。
[ステップS8]
次に、差分算出部33は、サービス必要時間とメンテナンス必要時間との差分を算出する。本実施例では、サービス必要時間が1時間であり、メンテナンス必要時間が1.5時間であるので、差分算出部33は、差分を0.5時間と算出する。そして、差分算出部33が差分を調整処理部31に通知すると、調整処理部31は、車両のメンテナンスに0.5時間多くかかると判定する。
[ステップS9〜S11]
次に、情報提供部32は、メンテナンス及びサービスに関する情報を、ユーザが利用可能な端末装置40に出力し、これらを、端末装置40の画面上に表示させる。具体的には、本実施例では、ステップS3において、提供メンテナンス抽出部11は、充電と室内クリーニングとを車両Bに提供するメンテナンスとして抽出しているので、メンテナンスに関する情報として、充電と室内クリーニングとに関する情報が表示される。また、ステップS6において、提供サービス抽出部21が、ショッピングをユーザCに提供するサービスとして抽出しているので、サービスに関する情報として、ショッピングに関する情報が表示される。
また、このとき、情報提供部32は、「今回、複合商業施設Aで利用するメンテナンスは充電と室内クリーニングのみであり、サービスはショッピングのみである」か否かを問い合わせる確認メッセージも、端末装置40の画面上に表示させる。
[ステップS13〜S15]
そして、確認メッセージに対する回答結果が、情報提供部32を介して調整処理部31に通知される。このとき、ユーザCが、ステップS10における確認メッセージ(メンテナンスは充電のみであり、サービスはショッピングのみであること)に対して了承したとする。この場合、調整処理部31は、車両のメンテナンスに0.5時間多くかかり(サービス必要時間の方が短い)、この時間は閾値以上であるので、提供サービス抽出部21に、0.5時間を補完する追加のサービスを新たに抽出するように、指示を行なう(ステップs13:No、ステップS14:No)。
次に、提供サービス抽出部21は、提供可能サービスDB25から、サービスメニューを取得し、これから、サービス必要時間が0.5時間又はこれに近い値となるサービスを抽出する。図12は、本発明の実施例で用いられるサービスメニューの一例を示す図である。図12の例では、サービスメニューには、サービス毎に、サービス必要時間が設定されているため、提供サービス抽出部21は、サービスの抽出において、このサービス必要時間を参照することができる。よって、提供サービス抽出部21は、追加のサービスとして、サービス必要時間が0.5時間に設定されている「特設会場でのイベントの開催」を抽出する。
なお、上記の例では、各メンテナンスにかかる時間として、メンテナンスメニューに登録の時間が利用されている。しかし、本実施例では、提供サービス抽出部21は、サービス必要時間算出部22に対して、サービスメニューにある各サービスのサービス必要時間の算出を依頼することもできる。この場合は、サービス必要時間算出部22は、提供サービス抽出部21に依頼された各サービスについて、ステップS7と同様にして、サービス必要時間を算出することができる。
[ステップS17]
ステップS15が実行されると、情報提供部32は、追加のサービスに関する情報を、ユーザが利用可能な端末装置40に出力し、これらを、端末装置40の画面上に表示させる。また、情報提供部32は、ユーザに、追加のサービスを了承するか否かを問い合わせる確認メッセージも画面上に表示させる。そして、情報提供部32は、ユーザが、回答を行なった場合は、回答を受け付け、その結果を、調整処理部31に通知する。なお、ユーザが、了承しなかった場合は、再度、ステップS15が実行される。
[ステップS12]
一方、ユーザCが、ステップS10における確認メッセージ(メンテナンスは充電のみであり、サービスはショッピングのみであること)に対して了承しなかったとする。この場合、調整処理部31は、回答結果に基づいて、ユーザが何に対して了承しなかったのかを判定する。
例えば、ユーザが、ステップS10における確認メッセージに対して、今回はレストランでの食事も予定していると回答していたとする。この場合、調整処理部31は、提供サービス抽出部21に対してステップS6を再度実行させる。
具体的には、提供サービス抽出部21は、提供可能サービスDB25から、レストランでの食事に関する情報を抽出し、サービス必要時間算出部22に送る。この場合、サービス必要時間算出部22は、ショッピングにかかる時間(1時間)とレストランでの食事にかかる時間(1.5時間(図12参照))と合算して、サービス必要時間を2.5時間と算出する。
次に、差分算出部33は、メンテナンス必要時間は1.5時間であるので、サービス必要時間とメンテナンス必要時間との差分を1時間と算出し、算出結果を調整処理部31に通知する。
[ステップS13〜S14、S16]
次に、調整処理部31は、サービスの提供に1時間多くかかると判定する(サービス必要時間の方が長い)。このときの差分も閾値以上であるので、調整処理部31は、提供メンテナンス抽出部11に、1時間を補間する追加のメンテナンスを新たに抽出するように、指示を行なう(ステップs13:No、ステップS14:Yes)。
次に、提供メンテナンス抽出部11は、ステップS2で取得している車両Bのメンテナンス履歴から、複合商業施設Aで車両Bに過去に提供された充電以外のメンテナンスについて、日時、名称、効果期間、車両の通常利用にとって重要である程度を表す重要度を取得する。
そして、現在の日時が2012年2月22日であるとすると、提供メンテナンス抽出部11は、車両Bにおいては、エンジンルーム洗浄とボディフッ素コーティングとの効果期間が切れていると判断し、更にこれらの重要度を特定する。今回の場合は、エンジンルーム洗浄、フッ素コーティングの順に重要度は低くなる。
次に、提供メンテナンス抽出部11は、メンテナンス必要時間算出部12に対して、エンジンルーム洗浄又はフッ素コーティングを追加した場合のメンテナンス必要時間を算出させると共に、差分算出部33には、各場合の差分を算出させる。そして、提供メンテナンス抽出部11は、算出結果に基づき、メンテナンス必要時間の延長分が1時間又はそれに近くなるように、追加のメンテナンスを抽出する。
具体的には、既に、充電(1.5時間)と、それと同時に実施される室内クリーニング(0.5時間)とが抽出されている。そして、今回の場合は、エンジンルーム洗浄は、室内クリーニングと同時に実施できるが、充電とは同時には実施できないため、充電が終了してから実施されることになる。従って、充電、室内クリーニング、及びエンジンルーム洗浄を実施する場合は、メンテナンス必要時間は3時間となるので、エンジンルーム洗浄は追加のメンテナンスの候補とはならないこととなる。
一方、フッ素コーティング(1.5時間)は、室内クリーニングとは同時に実施できないが、充電とは同時に実施できる。従って、充電、フッ素コーティング、及び室内クリーニングを実施する場合は、メンテナンス必要時間は2時間となるので、フッ素コーティングは追加のメンテナンスの候補となる。従って、この場合、提供メンテナンス抽出部11は、追加のメンテナンスとして、「フッ素コーティング」を抽出する。
なお、上記の例でも、各メンテナンスにかかる時間として、メンテナンスメニューに登録されている時間が利用されている。しかし、この場合においても、提供サービス抽出部21は、サービス必要時間算出部22に対して、サービスメニューにある各サービスのサービス必要時間の算出を依頼することもできる。
[ステップS17]
ステップS16が実行されると、情報提供部32は、追加のメンテナンスに関する情報を、ユーザが利用可能な端末装置40に出力し、これらを、端末装置40の画面上に表示させる。また、情報提供部32は、ユーザに、追加のメンテナンスを了承するか否かを問い合わせる確認メッセージも画面上に表示させる。そして、情報提供部32は、ユーザが、回答を行なった場合は、回答を受け付け、その結果を、調整処理部31に通知する。なお、ユーザが、了承しなかった場合は、再度、ステップS16が実行される。
[ステップS18]
ステップS17の実行後、調整処理部31は、最終的にユーザが選択したメンテナンス及びサービスを決定する。そして、情報提供部32は、決定されたメンテナンス及びサービスに関する情報を、端末装置40に出力して、これらの情報をユーザに提示させる。本実施例では、最終的に、充電、室内クリーニング、及びフッ素コーティングがユーザに選択されたメンテナンスとして決定され、ショッピング及びレストランでの食事がユーザに選択されたサービスとして決定される。
本実施例によれば、車両のメンテナンスが可能な複合商業施設Aにおいて、ユーザCの車両Bに提供可能なメンテナンス全般を考慮しつつ、ユーザCが待ち時間を効率良く利用できるように情報が提供される。また、複合商業施設Aにおいては、ユーザに対して、提供可能なサービスをできるだけ多く提示できることになるので、ビジネスチャンス獲得の機会が増加することになる。
上述した実施の形態及び実施例の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記18)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
車両で来店したユーザに対して情報を提供するための装置であって、
予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、提供メンテナンス抽出部と、
抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、メンテナンス必要時間算出部と、
予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、提供サービス抽出部と、
抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、サービス必要時間算出部と、
抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、情報提供部と、
前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、調整処理部と、を備え、
前記情報提供部は、前記調整処理部が、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定すると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、
ことを特徴とする情報提供装置。
(付記2)
前記車両が、走行用の電動機と、外部からの充電が可能な二次電池とを備えている場合に、前記提供メンテナンス抽出部が、前記車両に提供するメンテナンスとして充電を抽出する、付記1に記載の情報提供装置。
(付記3)
前記調整処理部が、前記ユーザによって、抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスが選択され、選択された前記メンテナンスの提供に必要な時間と、選択された前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、
付記1または2に記載の情報提供装置。
(付記4)
前記提供メンテナンス抽出部が、前記車両の状態を特定する情報と、前記車両に過去に提供されたメンテナンスの履歴とに基づいて、前記メンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出し、
前記メンテナンス必要時間算出部が、抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、
付記1〜3のいずれかに記載の情報提供装置。
(付記5)
前記提供メンテナンス抽出部が、前記メンテナンスメニューの中から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、前記先に抽出されているメンテナンスの提供に必要な時間内に完了できる、新たなメンテナンスを更に抽出する、
付記1〜4のいずれかに記載の情報提供装置。
(付記6)
前記提供サービス抽出部が、前記ユーザに過去に提供されたサービスの履歴を用いて、前記サービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、
付記1〜5のいずれかに記載の情報提供装置。
(付記7)
車両で来店したユーザに対して情報を提供するための方法であって、
(a)予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、ステップと、
(b)抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(c)予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、ステップと、
(d)抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(e)抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、ステップと、
(f)前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、ステップと、を備え、
(g)前記(f)のステップで、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定されると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、ステップと、
を有することを特徴とする情報提供方法。
(付記8)
前記車両が、走行用の電動機と、外部からの充電が可能な二次電池とを備えている場合に、前記(a)のステップにおいて、前記車両に提供するメンテナンスとして充電を抽出する、付記7に記載の情報提供方法。
(付記9)
前記(f)のステップにおいて、前記ユーザによって、抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスが選択され、選択された前記メンテナンスの提供に必要な時間と、選択された前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、
付記7または8に記載の情報提供方法。
(付記10)
前記(a)のステップにおいて、前記車両の状態を特定する情報と、前記車両に過去に提供されたメンテナンスの履歴とに基づいて、前記メンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出し、
前記(b)のステップにおいて、抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、
付記7〜9のいずれかに記載の情報提供方法。
(付記11)
前記(a)のステップにおいて、前記メンテナンスメニューの中から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、前記先に抽出されているメンテナンスの提供に必要な時間内に完了できる、新たなメンテナンスを更に抽出する、
付記7〜10のいずれかに記載の情報提供方法。
(付記12)
前記(c)のステップにおいて、前記ユーザに過去に提供されたサービスの履歴を用いて、前記サービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、
付記7〜11のいずれかに記載の情報提供方法。
(付記13)
コンピュータによって、車両で来店したユーザに対して情報を提供するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、ステップと、
(b)抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(c)予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、ステップと、
(d)抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
(e)抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、ステップと、
(f)前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、ステップと、を備え、
(g)前記(f)のステップで、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定されると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、ステップと、
を実行させるプログラム。
(付記14)
前記車両が、走行用の電動機と、外部からの充電が可能な二次電池とを備えている場合に、前記(a)のステップにおいて、前記車両に提供するメンテナンスとして充電を抽出する、付記13に記載のプログラム。
(付記15)
前記(f)のステップにおいて、前記ユーザによって、抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスが選択され、選択された前記メンテナンスの提供に必要な時間と、選択された前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、
付記13または14に記載のプログラム。
(付記16)
前記(a)のステップにおいて、前記車両の状態を特定する情報と、前記車両に過去に提供されたメンテナンスの履歴とに基づいて、前記メンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出し、
前記(b)のステップにおいて、抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、
付記13〜15のいずれかに記載のプログラム。
(付記17)
前記(a)のステップにおいて、前記メンテナンスメニューの中から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、前記先に抽出されているメンテナンスの提供に必要な時間内に完了できる、新たなメンテナンスを更に抽出する、
付記13〜16のいずれかに記載のプログラム。
(付記18)
前記(c)のステップにおいて、前記ユーザに過去に提供されたサービスの履歴を用いて、前記サービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、
付記13〜17のいずれかに記載のプログラム。
以上のように、本発明によれば、車両のメンテナンスが可能な商業施設等において、車両に提供可能なメンテナンス全般を考慮しつつ、ユーザが待ち時間を効率良く利用できるように情報を提供することができる。本発明は、特に、電気自動車の充電設備等のメンテナンス設備を備える、複合商業施設に有効である。
11 提供メンテナンス抽出部
12 メンテナンス必要時間算出部
13 車両情報取得部
14 メンテナンス履歴DB
15 提供可能メンテナンスDB
21 提供サービス抽出部
22 サービス必要時間算出部
23 ユーザ情報取得部
24 サービス履歴DB
25 提供可能サービスDB
31 調整処理部
32 情報提供部
33 差分算出部
40 端末装置
100 情報提供装置
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (7)

  1. 車両で来店したユーザに対して情報を提供するための装置であって、
    予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、提供メンテナンス抽出部と、
    抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、メンテナンス必要時間算出部と、
    予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、提供サービス抽出部と、
    抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、サービス必要時間算出部と、
    抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、情報提供部と、
    前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、調整処理部と、を備え、
    前記情報提供部は、前記調整処理部が、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定すると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供し、
    前記提供メンテナンス抽出部が、前記メンテナンスメニューの中から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、前記先に抽出されているメンテナンスの提供に必要な時間内に完了できる、新たなメンテナンスを更に抽出する、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記車両が、走行用の電動機と、外部からの充電が可能な二次電池とを備えている場合に、前記提供メンテナンス抽出部が、前記車両に提供するメンテナンスとして充電を抽出する、請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記調整処理部が、前記ユーザによって、抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスが選択され、選択された前記メンテナンスの提供に必要な時間と、選択された前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、
    請求項1または2に記載の情報提供装置。
  4. 前記提供メンテナンス抽出部が、前記車両の状態を特定する情報と、前記車両に過去に提供されたメンテナンスの履歴とに基づいて、前記メンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出し、
    前記メンテナンス必要時間算出部が、抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の情報提供装置。
  5. 前記提供サービス抽出部が、前記ユーザに過去に提供されたサービスの履歴を用いて、前記サービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の情報提供装置。
  6. 車両で来店したユーザに対して情報を提供するための方法であって、
    (a)コンピュータによって、予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、ステップと、
    (b)前記コンピュータによって、抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
    (c)前記コンピュータによって、予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、ステップと、
    (d)前記コンピュータによって、抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
    (e)前記コンピュータによって、抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、ステップと、
    (f)前記コンピュータによって、前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、ステップと、を備え、
    (g)前記コンピュータによって、前記(f)のステップで、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定されると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、ステップと、
    を有し、
    前記(a)のステップにおいて、前記コンピュータによって、前記メンテナンスメニューの中から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、前記先に抽出されているメンテナンスの提供に必要な時間内に完了できる、新たなメンテナンスを更に抽出する、
    ことを特徴とする情報提供方法。
  7. コンピュータによって、車両で来店したユーザに対して情報を提供するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)予め設定されたメンテナンスメニューの中から、前記車両に提供するメンテナンスを抽出する、ステップと、
    (b)抽出された前記メンテナンスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
    (c)予め設定されたサービスメニューの中から、前記ユーザに提供するサービスを抽出する、ステップと、
    (d)抽出された前記サービスの提供に必要な時間を算出する、ステップと、
    (e)抽出された前記メンテナンス及び抽出された前記サービスに関する情報を前記ユーザに提供する、ステップと、
    (f)前記メンテナンスの提供に必要な時間と、前記サービスの提供に必要な時間との間に、差分が生じている場合に、前記差分に基づいて、追加のメンテナンス又は追加のサービスを特定する、ステップと、を備え、
    (g)前記(f)のステップで、追加のメンテナンス又は追加のサービスが特定されると、更に、特定した前記追加のメンテナンス又は前記追加のサービスに関する情報を、前記ユーザに提供する、ステップと、
    を実行させ、
    前記(a)のステップにおいて、前記メンテナンスメニューの中から、先に抽出されているメンテナンスと同時に実行でき、且つ、前記先に抽出されているメンテナンスの提供に必要な時間内に完了できる、新たなメンテナンスを更に抽出する、
    プログラム。
JP2013195816A 2013-09-20 2013-09-20 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP6555734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195816A JP6555734B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195816A JP6555734B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015060546A JP2015060546A (ja) 2015-03-30
JP6555734B2 true JP6555734B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=52817980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013195816A Expired - Fee Related JP6555734B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6555734B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6234540B1 (ja) 2016-11-25 2017-11-22 本田技研工業株式会社 電力取引仲介システム、プログラム、及び、電力取引仲介方法
JP7133906B2 (ja) 2017-04-21 2022-09-09 株式会社東芝 自動走行車システム、制御システム、制御方法、及びプログラム
KR102234366B1 (ko) * 2019-04-29 2021-03-30 양영제 출장스팀세차 서비스 시스템
JP7038082B2 (ja) * 2019-06-27 2022-03-17 本田技研工業株式会社 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法
KR102436049B1 (ko) * 2020-01-29 2022-09-01 주식회사 카핸즈 출장어플리케이션과 가상키어플리케이션을 이용한 자동차관리시스템

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006021570A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Fujitsu Ten Ltd 消耗劣化品管理装置および消耗劣化品管理方法
JP2006092113A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 East Japan Railway Co 情報提供システム
JP2012070479A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Ntt Facilities Inc 充電電力供給システム
JP5699025B2 (ja) * 2011-04-15 2015-04-08 株式会社日立ソリューションズ 充電器管理システム、充電器管理方法、充電器管理装置及びサービス提供装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015060546A (ja) 2015-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6555734B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、及びプログラム
JP5980585B2 (ja) アクセスポイントの接続パスワードの多重化割り当てによる顧客関係管理方法、顧客管理サーバ及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR102180881B1 (ko) 렌터카 서비스 장치 및 그 장치에서의 인공지능 기반 차량 검색 서비스 방법
JP7078357B2 (ja) 配信装置、配信方法および配信プログラム
JP7032341B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
CN110751501B (zh) 商品导购方法、装置、设备及存储介质
US20180181973A1 (en) Method of determining crowd dynamics
US20150058940A1 (en) Automatic Context Aware Preloading of Credential Emulator
JP2020166644A (ja) 取引支援システム、取引支援方法及び取引支援プログラム
KR20180029544A (ko) 병원 동행 서비스 중개 방법 및 이를 실행하는 서버
US20140343974A1 (en) Selecting a Subset of Transit Trips Based on Time and Duration
US20150134421A1 (en) Optimizing customer promotions
KR102206008B1 (ko) 네일 아트 서비스 제공을 위한 네일샵 및 디자이너 중개 플랫폼 제공 방법, 장치 및 컴퓨터-판독가능 기록 매체
JP2009252060A (ja) 電子コンテンツ流通システム、電子コンテンツ流通方法及び電子コンテンツ流通用プログラム
US9412098B1 (en) Systems and methods for daily task optimization
JPWO2014185018A1 (ja) 移動体向け情報提供システムならびに移動体向け情報提供方法および移動体内端末向け情報提供方法
US20140047024A1 (en) Transportation sharing based on user activities and statements
JP2004078515A (ja) 個人情報管理サーバ及びプログラム
JP2014190952A (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーション方法、及びナビゲーションプログラム
CN107533811B (zh) 信息处理装置、信息处理方法和程序
JP5045457B2 (ja) 広告表示方法、広告表示システム、広告表示プログラム
JP6572460B2 (ja) 地域交通コミュニティ形成サーバ、地域交通コミュニティ形成システム及びその方法
CN113852916B (zh) 信息处理系统、信息处理方法以及记录介质
CN111612493A (zh) 一种用户分群方法及装置
WO2019236293A1 (en) System and method for providing interconnected and secure mobile device charging stations

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20150123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6555734

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees