JP3973364B2 - 回線接続装置、回線接続方法および情報システム - Google Patents

回線接続装置、回線接続方法および情報システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、呼出信号を受信して情報端末の被呼動作を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体技術および電気通信技術の進歩と、利便性を求める市場の要請とに対応して、携帯電話や簡易型携帯電話、携帯型パーソナルコンピュータ等のいわゆる情報端末が広く使用されるようになってきた。
【0003】
これら情報端末では、基地局などから呼出信号を受信すると、端末を通信可能あるいは通話可能状態に設定すべく、携帯者に呼出信号の着信を報知する。かかる報知は、いわゆるリンガ音を鳴らしたり、予め登録しておいた音声データを再生するといったように、音響を利用した方法で行われるのが一般的である。このようないわゆる着信音を利用する方法は、例えばランプを点灯させる方法などに比べて、情報端末がカバンの中や洋服のポケットの中にある場合でも、端末の携帯者に確実に報知することができるという利点がある。
【0004】
情報端末の携帯者が、好みのメロディを音声データとして情報端末に予め登録しておき、呼出信号を受信した場合には、登録しておいた音声データを再生することによって着信を報知する技術が開示されている(特開2000−134332号など)。かかる技術を用いれば、情報端末の携帯者は、常に好みのメロディを着信音として用いることができる。
【0005】
また、特開平11−32105号には、送信者毎に音声データを予め登録しておき、呼出信号を受信すると送信者に関する情報を検出して、検出した送信者に対応付けて登録されている音声データを、着信音として再生する技術が開示されている。かかる技術を用いれば、情報端末の携帯者は着信に応答する前に、着信音の種類から送信者を特定することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら技術においては、着信音の音声データを受信側の情報端末に予め登録しておかなければならず、送信者側から好みの着信音を自由に指定することができないという問題があった。かかる問題は、携帯式の情報端末に限らず、設置場所で使用することが前提の固定式情報端末においても生じ得る。
【0007】
本発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、受信側の情報端末に音声データが登録されていなくとも、送信者が好みの着信音を自由に指定可能な技術の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明は、送信側の情報端末と受信側の情報端末との間で通信回線を接続する回線接続装置や回線接続方法あるいは情報システムとして把握することができる。このような、本発明の回線接続装置は次の構成を採用した。すなわち、
送信側の情報端末と、受信側の情報端末との間で通信回線を接続する回線接続装置であって、
前記送信側の情報端末が前記受信側の情報端末を呼び出す呼出信号を、該送信側情報端末から受け取る呼出信号受信手段と、
前記呼出信号に関連づけられた音声データの有無を判断する音声データ判断手段と、
前記関連づけられた音声データが存在する場合は、該音声データを着信音として前記受信側の情報端末に出力する音声データ出力手段と、
前記音声データを受け取った前記情報端末が通信可能な状態に設定されたことを検出して、前記送信側情報端末と該受信側情報端末との間の通信回線を接続する通信回線接続手段と
標準の音声データを前記受信側の情報端末に対応付けて記憶しておく標準音声データ記憶手段と、
前記呼出信号に音声データが関連づけられている場合に、該呼出信号に該当する前記標準音声データと該音声データとを所定の方法で組み合わせることによって、合成音声データを合成する音声データ合成手段と
を備えるとともに、
前記音声データ出力手段は、前記音声データに代えて、前記合成音声データを出力する手段であることを要旨とする。
【0015】
かかる回線接続装置においては、送信側の情報端末から受け取った呼出信号に音声データが関連づけられているか否かを判断し、音声データが関連づけられている場合には、該音声データを着信音として受信側の情報端末に出力する。こうして出力した音声データに、受信側の情報端末が応答したことを検出すると、送信側の情報端末と受信側の情報端末との間の通信回線を接続する。
【0016】
こうすれば、送信側の情報端末から送信した音声データを、受信側の情報端末で着信音として再生することが可能となるので好適である。しかも、かかる回線接続装置においては、標準の音声データを受信側の情報端末に対応付けて予め記憶しておき、送信側の情報端末から受け取った呼出信号に音声データが関連づけられている場合は、該呼出信号に該当する前記標準音声データと該音声データとを所定の方法で組み合わせることによって合成音声データを合成し、得られた合成音声データを、着信音として受信側の情報端末に送信する。このため、合成された合成音声データを、受信側の情報端末に着信音として送信することができる。
【0017】
かかる回線接続装置においては、送信側の情報端末から呼出信号と音声データとを受け取った場合には、該呼出信号に該音声データが関連づけられていると判断することとしても良い。
【0018】
こうして呼出信号に続けて受け取った音声データを、該呼出信号に関連づけられた音声データと判断すれば、音声データを呼出信号に簡便に関連づけることができ、加えて、呼出信号に関連づけられた音声データを容易に特定することができるので好適である。
【0019】
かかる回線接続装置においては、少なくとも1つの音声データを予め記憶しておき、前記呼出信号に加えて、該記憶されている音声データの1の音声データを指定する音声データ指定信号を受信し、呼出信号に加えて該音声データ指定信号を受信した場合には、指定された音声データが呼出信号に関連づけられていると判断することとしても良い。
【0020】
こうすれば、送信側の情報端末から音声データを受け取らなくとも、呼出信号と音声データとを関連づけることができ、その分だけ、受信側の情報端末に音声データを迅速に送信することが可能となるので好ましい。
【0022】
こうして合成された合成音声データを、受信側の情報端末で着信音として再生すれば、聞き慣れない着信音が送信されてきた場合でも、標準の着信音とともに再生されるので、情報端末が呼出信号を受信したことに、より気付き易くなって好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の作用・効果をより明確に説明するために、次のような順序に従って、本発明の実施例を説明する。
A.実施の形態:
B.第1実施例:
B−1.情報端末の概要:
B−2.回線接続のしくみ:
B−3.第1実施例の着信動作:
B−4.第1実施例の変形例:
C.第2実施例:
C−1.第2実施例の着信動作:
C−2.第2実施例の変形例:
【0024】
A.実施の形態:
図1を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、情報端末10を備える情報システム50を概念的に例示した説明図である。図1では、情報端末10が本発明の情報端末に相当している。図1に示した情報システム50は、大まかには、複数の情報端末10と、情報端末10との間で電波の送受信を行う基地局20と、基地局20が接続される周知の回線網30とから構成されている。回線網30は、複数のデジタル交換機が大容量の通信ケーブルで互いに接続された構成となっていて、全体として一つの回線網を形成している。
【0025】
送信側の情報端末10aが電波にのせて受信側の呼出信号を発信すると、近くにある基地局20aがこれを受信し、回線網30を経由して、所定の変換を施した後に基地局20bに伝達される。基地局20bは、伝達されてきた呼出信号を再び電波として受信側の情報端末10bに出力する。受信側の情報端末10bはアンテナ12でこの呼出信号を受信すると、情報端末10bは受信を端末の携帯者に報知して、例えば通話ボタンを押すなど、通話可能な状態にセットするようにうながす。信号受信の報知は、通常は、情報端末が内蔵しているスピーカ14から、所定の着信音を鳴らすことで行われる。こうして受信側の情報端末が通話可能な状態にセットされると、送信側の情報端末10aと受信側の情報端末10bとの間で回線が接続されて、以降、情報端末間での通話あるいはデータの送受信が可能となる。
【0026】
詳細には後述するが、本発明の情報端末10bは、呼出信号に加えてその呼出信号に関連づけられた音声データも受信することが可能であり、呼出信号に関連づけられた音声データを受信したか否かによって、着信音の鳴動方法が異なっている。図1の受信側情報端末10bの内側に表示したフローチャートは、かかる着信動作を概念的に示したものである。
【0027】
基地局20bから放出された呼出信号は、アンテナ12を経由して受信側の情報端末10bに受信される(ステップS1)。次いで、受信側情報端末10bは、受信した呼出信号に音声データが関連づけられているか否かを判断する(ステップS2)。詳細には後述するが、送信側の情報端末10aは、呼出信号の送信時に、音声データを関連づけるか否かを指定することができる。音声データを関連づける旨が指定されると、予め記憶されている音声データが呼出信号に関連づけられて、受信側情報端末10bに送信される。音声データは、例えば送信側の情報端末10aの内蔵メモリや、回線網30に接続されているサーバ内などに記憶しておく。
【0028】
呼出信号に音声データが関連づけられている場合には、受信した音声データを着信音として再生する(ステップS3)。また、呼出信号に音声データが関連づけられていない場合には、受信側の情報端末10bに予め登録されている着信音データを再生する(ステップS4)。
【0029】
このように、送信側の情報端末10aが音声データを指定して呼出信号を送信すれば、受信側の情報端末で音声データを登録しているか否かに関わらず、送信側から指定した音声データを着信音として再生することが可能となる。本発明の実施の形態にも種々の態様が存在する。以下では、実施例に基づいて、各種態様について具体的に説明する。
【0030】
B.第1実施例:
B−1.情報端末の概要:
図2は、本実施例の情報端末100の構造概要を示す分解組立図である。図示されているように、情報端末100は、アッパーケース110およびロアケース120の中に、多層構造のプリント基板130や、フレキシブル基板140、液晶表示パネルLCD150、スイッチパネル152、スピーカ154、マイクロフォン156、内蔵アンテナ160等の部品が収納された構造となっている。
【0031】
プリント基板130には、CPU131や、ROM132、RAM133、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)134、受信用回路135、送信用回路136等の各種ICチップや、水晶発振器137等が搭載されている。プリント基板130には、フレキシブル基板140を介して液晶表示パネル150や、スイッチパネル152、スピーカ154,マイクロフォン156が接続されている。液晶表示パネルLCD150には、情報端末100を操作するための各種情報が表示され、スイッチパネル152上に設けられたそれぞれのボタンを押すことで、情報端末100を操作することができる。内蔵アンテナ160や、ロアケース120に設けられた外部アンテナ122は、プリント基板130の裏面側から接続されている。これらアンテナから受信した音声を情報端末100に設けられた小型のスピーカ154で再生したり、マイクロフォン156で拾った音声を送信すれば、いわゆる携帯電話として使用することができる。情報端末100を動作させるための電力は、ロアケース120の裏面に設けられた二次電池170から供給される。
【0032】
図3は、本実施例の情報端末100の内部で行われる処理の概要を示す機能ブロック図である。情報端末100は、大きくは、電波の送受信を主に司る無線ブロック200と、送信データを無線ブロック200に供給したり無線ブロック200で受信したデータの変換などを主に司る制御ブロック250とから構成されている。図中に太い破線で示した矢印は、情報端末100が、マイクロフォン156で拾った音声を電波として送信するときの信号の流れを示しており、太い実線で示した矢印は、空気中を伝わってきた電波を音声としてスピーカ154から再生するときの信号の流れを示している。以下では、信号の流れに従って、情報端末100の各部の機能について説明する。
【0033】
初めに、マイクロフォン156で拾った音声を電波として送信する場合について説明する。マイクロフォン156が音声を拾ってアナログ電圧波形を発生すると、このアナログ波形はCODEC254に供給される。CODEC254は、アナログ信号をデジタル信号に変換したり、デジタル信号をアナログ信号に変換する一種の信号変換器である。アナログ信号をデジタル信号に変換することを「CODE」、デジタル信号をアナログ信号に戻すことを「DECODE」と呼ぶことから、2つを併せて「CODEC」と呼ばれる。CODEC254は、受け取ったアナログ電圧波形をデジタル信号に変換した後、圧縮・解凍部252に供給する。圧縮・解凍部252は、デジタル信号の圧縮処理あるいは解凍処理を行う。すなわち、信号の迅速な送受信を可能とするために、一旦、圧縮して信号の容量を小さくしてから送信し、受信後、圧縮した信号を解凍して通常の信号に戻してやるのである。こうすれば、送受信するデータの容量を小さくすることができるので、迅速に送受信を行うことができる。尚、圧縮・解凍処理は、DSP134と呼ばれる専用のICチップを使用することにより、迅速に実行される。
【0034】
こうして圧縮された音声信号は、変調部214で周波数変調された後、送信ミキサ部216に供給される。送信ミキサ部216は、周波数変調された音声信号と、音声信号を載せる搬送波成分とを合成して、合成信号を生成する。搬送波成分は、周波数生成部220から送信ミキサ部216に供給される。次いで、合成信号を電力増幅部218で増幅した後、アンテナ共用部208を介して外部アンテナ122から電波として空気中に送信される。外部アンテナ122は、電波を受信するためのアンテナとして使用されているので、送信する電波と受信した電波とが混信しないようにアンテナ共用部208が設けられている。
【0035】
次に、受信した電波をスピーカ154で再生する場合について説明する。空気中を伝わってきた電波は、内蔵アンテナ160および外部アンテナ122で検出される。このうち、内蔵アンテナ160で検出した電波は受信部206に供給され、搬送波成分と信号成分とに分離される。外部アンテナ122で検出した電波は、アンテナ共用部208を介して受信部210に供給され、ここで搬送波成分と信号成分とに分離される。受信部206,210は受信した電波から信号成分を分離する際に、周波数生成部220から供給される搬送波成分の信号を参照しながら信号成分を分離する。分離された信号成分は、送信時に周波数変調されているので、復調するために復調部212に供給される。復調部は、外部アンテナ122からの信号の感度と、内蔵アンテナ160からの信号の感度とを比較して、いずれか感度の強い方の信号成分を復調する。こうして常に感度の強い方の信号成分を処理するために、電波の感度を良好に維持することができる。復調された信号は、圧縮・解凍部252に送られて解凍される。こうして得られた音声信号はデジタル信号であり、CODEC254でアナログ信号に変換されて、スピーカ154から音声として再生される。
【0036】
CPU131は、圧縮・解凍部252やCODEC254とデータのやり取りを行いながら、これらで行われる処理を制御する。CPU131には、各種制御を行うプログラムや制御に必要なデータを記録したROM132、データを一時的に記憶するRAM133、各種情報を表示するLCD150、およびキーボード256等が接続されている。LCD150の表示を見ながら、キーボード256を操作することで、CPU131に処理を指示したり、数値を設定することができる。
【0037】
B−2.回線接続のしくみ:
上述の携帯情報端末間で、通信回線が接続されるしくみについて概要を説明する。図4は、複数のデジタル交換機によって回路網が形成されている様子を概念的に示した説明図である。以下、図4を参照しながら、携帯情報端末間で通信回線が接続されるしくみの概要を説明する。
【0038】
送信側の情報端末100aから、受信側の情報端末100bの番号を指定して呼出信号を送信すると、呼出信号が近くの基地局102で受信される。尚、以下の説明では、送信側の携帯情報端末を「100a」、受信側の携帯情報端末を「100b」としたように、送信側・受信側を特に区別するときは、送信側には「a」を付し、受信側には「b」を付して表示するものとする。また、例えば、「情報端末100」と表記した場合は、特に送信側と受信側とを区別していないことを表すものとする。
【0039】
前述したように、情報端末100と基地局102とは無線で通信しているために、1つの基地局が通信可能な領域には自ずから制限がある。このことから、基地局は複数設けられており、情報端末100aから送信した呼出信号は、近傍にある基地局102aによって受信される。受信した呼出信号は、基地局102aから、一旦、移動体通信交換局(MSC)104に転送される。
【0040】
図4に示すように、MSC104には複数の基地局102が接続されていて、情報端末100がどの基地局の通信可能領域内にあるかは、専用のデータベースで集中的に管理されている。データベースが情報端末100の位置情報を管理するしくみについては後述する。かかるデータベースに従って、MSC104は呼出信号を受信側の基地局102bに供給し、基地局102bは受け取った呼出信号を受信側の情報端末100bに向かって出力する。
【0041】
受信側の情報端末100bが、送信側のMSC104aとは異なるMSC104bに属している場合は、MSC104は、呼出信号を中継移動体通信交換局(TMSC)106に転送する。図4に示すように、TMSC106には複数のMSC104が接続されており、呼出信号は、受信側の情報端末100bが属するMSC104bにTMSC106を介して転送される。尚、送信側のMSC104aおよび受信側のMSC104bのいずれのMSC104も対応している場合には、TMSC106を介さずにMSC104間で直接転送することも可能である。また、送信側の情報端末100aと受信側の情報端末100bとが、TMSC106をまたいで存在している場合には、呼出信号はTMSC106間を転送され、受信側のMSC104bから基地局102bを介して、受信側の情報端末100bに送信される。
【0042】
こうして、受信側の情報端末100bに呼出信号が送信されると、情報端末100b側では、着信音を再生する等の方法で着信を報知する。これに応じて、受信側の情報端末100bが、例えば「通話ボタン」が押されるなどして、通信可能状態に設定されると、送信側の情報端末100aと受信側の情報端末100bとの間で通信回線が接続され、以降は、いずれかの情報端末100で回線が切断されるまで、接続された通信回線が専有される。
【0043】
次に、情報端末100が、いずれの基地局の通信可能領域内にあるかを示す位置情報が、専用サーバに登録されるしくみについて説明する。情報端末100は電源が投入されると、基地局102から発信されてくる制御信号の強度を定期的に測定し、使用可能な周波数の中で最も信号強度の強い周波数の基地局を選択して、該基地局に自らの位置情報を登録する。こうして基地局に登録された位置情報は、専用サーバに転送されて集中的に管理されている。情報端末100が移動しても選択した基地局から遠ざかったとしても、情報端末100は定期的に信号強度を測定して、常に最も信号強度の強い基地局に基地局を切り替えることができる。このような情報端末の位置情報が、基地局から専用サーバに転送されて、集中的に管理されている。かかる位置情報を検索することにより、受信側の情報端末100bが、いずれの基地局の通話可能領域内に存在するかを検出することができる。
【0044】
TMSC106は、ゲートウェイ移動体通信交換局(GMSC)108を介して公衆電話回線網(PSTN)110に接続されている。尚、TMSC106の中には、GMSC108を介することなくPSTN110に直接接続可能な機能を備えたものも存在している。PSTN110に接続されている設置型の情報端末112等の呼出番号を指定して、情報端末100aから呼出信号を送信した場合は、基地局102,MSC104,TMSC106,GMSC108,PSTN110を経由して、設置型情報端末112に呼出信号が転送される。これに応じて、例えば「通話ボタン」が押されるなど、情報端末112が通信可能状態に設定されれば、情報端末100aと設置型の情報端末112との間で通信回線を接続することができる。
【0045】
また、図4に示すように、TMSC106には、変換サーバ114も接続されている。変換サーバ114は、TMSC106から受け取った信号を、TCP/IPなど、情報伝達用に広く使用されているプロトコルのデータに変換する。図4中で、変換サーバ114,インターネット116,メールサーバ118の間が破線で示されているのは、この間はTCP/IPプロトコルが使用されていることを模式的に示したものである。このように変換サーバ114でプロトコルを変換することにより、TMSC106は、変換サーバ114を介してインターネット116上の各種サーバとデータのやり取りを行うことが可能となる。従って、画像データや音声データなどの各種のデータをインターネットから情報端末100にダウンロードしたり、逆に情報端末100側から各種データをインターネット上のサーバに出力することができる。尚、変換サーバ114にはメールサーバ118も接続されており、メールサーバ118は情報端末100から出力した各種データが記憶されている。
【0046】
B−3.第1実施例の着信動作:
第1実施例の情報端末では、送信側の情報端末から音声データを指定して呼出信号を送信することが可能となっている。受信側の情報端末では、送信されてきた音声データを着信音として再生する。こうすることによって、受信側の情報端末に音声データが登録されていなくても、好みの着信音を送信側から自由に指定することが可能となる。以下では、上述した携帯情報端末を例にとって、第1実施例の着信動作における送信側の携帯情報端末、回線網を構成する各交換器、および受信側の携帯情報端末の各々で行われる処理について説明する。
【0047】
図5は、第1実施例の送信側の情報端末100aで行われる音声データ送信処理の流れを示したフローチャートである。かかる処理は、送信側の情報端末100aから受信側の情報端末100bに呼出信号を送信する際に、CPU131によって実行される。
【0048】
処理を開始すると、先ず初めに着信音指定機能を使用するか否かを判断する(ステップS100)。着信音指定機能を使用するか否かの設定は、RAM133内に予め登録されているので、この設定を参照して、着信音指定機能を使用するか否かを判断する。
【0049】
着信音指定機能を使用する場合(ステップS100:yes)は、着信音として送信する音声データを、標準として設定されている音声データから変更するか否かを確認する(ステップS102)。すなわち、RAM133内には、複数の音声データが記憶されており、その中の1つの音声データが着信音として使用する標準のデータとして設定されているので、標準に設定されている音声データを着信音として送信するか否かを確認する。具体的な確認は次のようにして行う。先ず、CPU131が、標準として設定されている音声データを使用するか否かの確認メッセージを、LCD150に表示する。情報端末の携帯者は、LCD150の表示を見ながら、キーボード256を操作してLCD150上のカーソルを移動することにより、「YES」または「NO」のいずれを選択する。CPU131は、いずれが選択されたかを検出することにより、標準に設定されている音声データを使用するか否かを確認することができる。
【0050】
標準以外の音声データを使用する場合は、次のようにして、使用する音声データを設定する処理を行う(ステップS104)。先ず、RAM133に記憶されている音声データのリストをLCD150に表示する。情報端末の携帯者がカーソルを移動させて、このリストの中から1つの音声データを選択する。こうして選択された音声データを、着信音として送信する音声データに設定する。
【0051】
ステップS102で、標準の音声データを使用する旨が確認された場合は、音声データを設定する処理(ステップS104)を行うことなく、呼出信号設定処理を行う(ステップS106)。呼出信号設定処理とは、通信回線を接続すべき受信側の情報端末を特定するための呼出信号を設定する処理である。呼出信号の設定は、情報端末の携帯者がキーボード256を操作して、受信側情報端末の電話番号や、受信側情報端末に対応付けて予め登録されている登録番号あるいは短縮番号などを入力することにより行う。
【0052】
こうして、呼出信号が設定されたら、既に設定されている音声データを呼出信号とともに、外部アンテナ122(図2,図3参照)から電波に載せて送信する(ステップS108)。音声データは、呼出信号に続けて送信しても良いし、呼出信号の添付データとして送信しても良い。呼出信号に音声データが関連づけられている場合には、その旨が呼出信号に書き込まれた状態で送信される。
【0053】
一方、着信音指定機能を使用しない旨が初めに選択された場合は(ステップS100:no)、呼出信号を設定した後(ステップS110)、設定された呼出信号を送信する(ステップS112)。この場合には、音声データは送信しない。
【0054】
以上のようにして情報端末から送信された電波は、近くの基地局で受信された後、所定の処理が行われて、受信側の情報端末との間で通信回線が接続される。基地局側で行われる処理については、直ぐ後に説明する。送信側の情報端末では、通信回線が接続されるのを待機しており(ステップS114)、回線が接続されたことを確認した後、音声データ送信処理を終了する。以降は、切断されるまで通信回線を専有して、受信側の情報端末と通信を行うことができる。
【0055】
基地局は呼出信号を受け取ると、受信側の情報端末との間に通信回線を接続する処理を行う。かかる処理は、呼出信号を受信した基地局だけでなく、図4に示した回線網を構成する各種の移動体通信交換局が共動することによって行われる。尚、通信回線を接続する処理は、着信音指定機能を使用するか否かによってことなっているが、着信音指定機能を使用しない場合の処理は、通常行われている処理と同様であるため説明を省略して、以下では、着信音指定機能を使用する場合について説明する。
【0056】
図6は、基地局が、呼出信号と該呼出信号に関連づけられた音声データとを受け取って、受信側の情報端末との間に通信回線を接続する処理の流れを示したフローチャートである。以下、着信音指定機能を使用する場合に通信回線を接続する処理について、図6を参照しながら説明する。
【0057】
基地局102a(図4参照)は、送信側の情報端末100aからの電波を受信すると、通信ケーブルで接続されたMSC104a(図4参照)に転送し、MSC104aは受け取った信号を、呼出信号と音声データとに分離する(ステップS200)。呼出信号に音声データが関連づけられているか否かは、呼出信号を解析することで判断することができる。もちろん、送信周波数を異ならせたり、あるいは送信するタイミングを変更するなどの方法を用いて、呼出信号と音声データとが分離された状態で送信すれば、これらを分離する処理は不要あるいはきわめて簡便なものとすることができる。
【0058】
次いで、MSC104aは、分離した音声データをメールサーバ118(図4参照)に転送する(ステップS202)。すなわち、前述したように、音声データをTMSC106を経由して変換サーバ114に送り、変換サーバ114でTCP/IPプロトコルのデータに変換した後、変換サーバ114からインターネット116上のメールサーバ118に送信する。
【0059】
MSC104aは、音声データをメールサーバ118に転送すると、続いて、受信側の情報端末が属している基地局102bを探索する(ステップS204)。すなわち、前述したように情報端末100は自らの位置情報を基地局102に定期的に登録しており、全ての情報端末の位置情報についてのデータベースは専用サーバで集中的に管理されている。ステップS204の処理では、かかるデータベースを検索することで、受信側の情報端末を通信領域内に有する基地局102bを検出するのである。
【0060】
こうして検出された受信側の基地局102bに、MSC104から呼出信号が、メールサーバ118から音声データがそれぞれ送信される(ステップS206)。基地局102bは、呼出信号と音声データとを受け取ると、それらを電波に載せて送信する(ステップS208)。音声データは、呼出信号に続けて送信しても良いし、呼出信号の添付データとして送信しても良い。また、呼出信号に関連づけられたデータとして、音声データを呼出信号とは別に送信しても良い。受信した呼出信号を解析することで、これら音声データが存在することを検出することができる。
【0061】
以上のようにして電波を送信すると、基地局は、受信側の情報端末が電波を受信してこれに応答するまで待機し(ステップS210)、受信側情報端末の応答を検出すると、送信側の情報端末と受信側の情報端末との間の通信回線を接続する(ステップS212)。すなわち、送信側の基地局102aから受信側の基地局102bまでの間の通信回線の1つが、送信側情報端末100aと受信側情報端末100bとの間で通信を行うために確保される。
【0062】
次に、基地局102bから呼出信号と音声データとを受信した情報端末が行う処理について説明する。図7は、かかる処理の流れを示したフローチャートである。以下、図7に従って説明する。
【0063】
受信側の情報端末は、先ず初めに呼出信号を受信する(ステップS300)。具体的には、図3を用いて前述したように、呼出信号は外部アンテナ122あるいは内蔵アンテナ160のいずれかで受信された後、復調・解凍されて、CPU131に送られる。
【0064】
CPU131は、受け取った呼出信号を解釈して、音声データが関連づけられているか否かを判断する(ステップS302)。音声データが関連づけられている場合には(ステップS302:yes)、呼出信号に続いて音声データを受信し(ステップS304)、受信した音声データが着信音として使用されるよう設定する(ステップS306)。音声データが関連づけられていない場合には(ステップS302:no)、これらの処理は行わない。
【0065】
次いで、着信音として設定されている音声データを再生して、スピーカ154から出力する(ステップS308)。呼出信号に音声データが関連づけられている場合には(ステップS302:yes)、受信した音声データが着信音として再生されて、スピーカ154から出力される。音声データが関連づけられていない場合には(ステップS302:no)、着信音として予め設定されている標準の音声データが再生される。
【0066】
スピーカ154から着信音が出力されると、受信側の情報端末の携帯者は、情報端末が呼出信号を受信したことに気づいて、例えば、通話ボタンを押す等の所定の応答操作を行う。CPU131は、この応答操作を検出するまで、着信音を繰り返し再生する。こうして往動操作を検出したら(ステップS310)、応答操作が行われた旨を基地局102bに返信して(ステップS312)、図7に示した呼出信号応答処理を終了する。
【0067】
基地局102bが、受信側の情報端末からの返信を受信すると、前述したように送信側の情報端末と受信側の情報端末との間で通信回線が接続され、以降、切断されるまで回線が専有される。
【0068】
以上に説明した第1実施例の着信動作においては、受信側の着信音を、送信者側から好みの着信音に指定することができる。また、着信音として、送信者側の名前を送信すれば、受信側の情報端末のスピーカ154からは、送信者の名前が出力されるので、呼出信号を送信した相手を容易に特定することができる。
【0069】
B−4.第1実施例の変形例:
以上に説明した第1実施例の着信動作には、種々の変形例が存在する。以下、各変形例について簡単に説明する。
【0070】
上述の第1実施例においては、呼出信号に関連づけられた音声データは、呼出信号に続いて、基地局102bから送信されるものとして説明したが、次のようにしても良い。すなわち第1の変形例の着信動作においては、受信側の情報端末100bが呼出信号を受け取ると、呼出信号を解析して音声データが関連づけられているか否かを判断して、関連づけられている場合には、基地局102bに対して音声データを送信するよう要求する。基地局102bは、音声データの送信要求を確認した後、受信側の情報端末100bに音声データを送信することとしてもよい。
【0071】
こうして受信側の情報端末100bから、送信要求が送られてきたことを確信してから音声データを送信することとすれば、受信側の情報端末では音声データを確実に受信することができるので好適である。
【0072】
また、前述の第1実施例の着信動作においては、音声データは送信側の情報端末100aに記憶されていて、送信側の情報端末100aから音声データを送信するものとして説明したが、次のようにしても良い。すなわち第2の変形例の着信動作においては、音声データを、例えばメールサーバ118あるいは回線網を構成する交換局など、情報端末以外の機器に予め記憶しておき、情報端末から呼出信号とともに音声データを送信する代わりに、記憶されている1の音声データを指定して呼出信号を送信するようにしてもよい。
【0073】
こうすれば、送信側の情報端末100aからは、音声データを指定して呼出信号のみを送信すればよく、音声データそのものは送信せずに済むので、それだけ迅速に送信することができる。また、送信側の情報端末に記憶しておける音声データの種類には自ずから限界があるが、メールサーバ118や回線網に接続されたサーバなどに記憶することとすれば、情報端末に記憶しておく場合に比べて非常に他種類の音声データを記憶しておくことができる。従って、第2の変形例においては、これら多数の音声データの中から気に入った音声データを指定して呼出信号を送信することができるので好適である。
【0074】
C.第2実施例:
上述した第1実施例の着信動作においては、送信側の情報端末で指定した着信音が、そのまま受信側の情報端末のスピーカ154から出力された。これに対して、以下に説明する第2実施例の着信動作においては、送信側で指定した着信音と、受信側で設定されている着信音とが組み合わされて、受信側のスピーカ154から出力される部分が大きく異なっている。以下、第1実施例の着信動作と異なる部分を中心に、第2実施例の着信動作について説明する。
【0075】
C−1.第2実施例の着信動作:
第2実施例の着信動作も第1実施例と同様に、送信側の情報端末、回線網を構成する各交換器、および受信側の情報端末の各々で所定の処理が行われることで実現されるが、送信側の情報端末における処理および回線網側での処理は第1実施例の着信動作と同様であるため説明は省略して、受信側の情報端末で行われる処理について説明する。
【0076】
図8は、第2実施例の着信動作において、受信側の情報端末で行われる処理(呼出信号応答処理)の流れを示すフローチャートである。以下、図8のフローチャート視したがって説明する。
【0077】
第2実施例の着信動作においても、受信側の情報端末は、先ず初めに呼出信号を受信する(ステップS400)。すなわち第1実施例の場合と同様に、呼出信号は、外部アンテナ122あるいは内蔵アンテナ160のいずれかで受信された後、復調・解凍されて、CPU131に送られる。
【0078】
CPU131は、受け取った呼出信号を解釈して、音声データが関連づけられているか否かを判断し(ステップS402)、音声データが関連づけられている場合には音声データを受信する(ステップS404)。
【0079】
第2実施例の着信動作においては、音声データを受信した後、受信側の情報端末に予め設定されている音声データと、受信した音声データとを所定の方法で組み合わせて、合成音声データを生成する(ステップS406)。例えば、送信されてきた音声データが「山田です。」という音声データであるとして、予め設定されている音声データが「斉藤さん」という音声データであるとする。この2つの音声データを組み合わせて、「斉藤さん、山田です。」という音声データを合成するのである。もちろん、音声データは名前に関するデータである必要はなく、メロディであっても構わない。例えば、「山田です。」という音声データが送信されてきたとして、予め設定されている音声データがメロディであった場合には、メロディに続いて「山田です。」という名前が続く音声データが合成されることになる。
【0080】
こうして合成した音声データを合成したら、続いて、この音声データが着信音として使用されるよう設定する(ステップS408)。もちろん、ステップS402において、音声データが関連づけられていないと判断された場合は、これらの処理はスキップされる。
【0081】
次いで、着信音として設定されている音声データを再生して、スピーカ154から出力する(ステップS410)。呼出信号に音声データが関連づけられている場合には(ステップS402:yes)、合成した音声データが着信音として再生されて、スピーカ154からは例えば「斉藤さん、山田です。」といったメッセージが流れることになる。音声データが関連づけられていない場合には(ステップS402:no)、着信音として予め設定されている標準の音声データが再生される。
【0082】
こうしてスピーカ154から着信音が出力されると、受信側の情報端末の携帯者は、情報端末が呼出信号を受信したことに気づいて所定の応答操作を行う。CPU131は、この応答操作を検出するまで、着信音を繰り返し再生する。こうして応答操作を検出したら(ステップS412)、応答操作が行われた旨を基地局102bに返信して(ステップS414)、図8に示した第2実施例の呼出信号応答処理を終了する。
【0083】
受信側の情報端末からの返信が基地局102bに受信されると、送信側の情報端末と受信側の情報端末との間で通信回線が接続される。
【0084】
以上に説明した第2実施例の着信動作においては、送信側で指定した着信音と、受信側で設定した着信音とが組み合わされて、スピーカ154から出力される。このため、受信側の情報端末の携帯者は、携帯している端末が呼出信号を受信したことを容易に認識することが可能となる。
【0085】
C−2.第2実施例の変形例:
上述の第2実施例の着信動作においては、受信側で設定された音声データは、受信側の情報端末内に記憶されているものとして説明したが、次のようにしても良い。すなわち、受信側で設定された音声データを、例えばメールサーバ118あるいは回線網を構成する交換局など、情報端末以外の機器に予め記憶しておく。そして、送信側から呼出信号に関連づけて音声データが送信された場合に、メールサーバ118上で、送信されてきた音声データと予め設定されている音声データとを合成し、合成した音声データを呼出信号に関連づけて受信側の情報端末に送信する。
【0086】
こうすれば、受信側の情報端末100bでは、音声データを記憶しておく必要がないので、メモリを節約することが可能となって好適である。尚、音声データを合成するのは、メールサーバ118に限らず、例えば交換局の内部で合成しても構わない。また、第1実施例の変形例で説明したように、送信側で指定する音声データもメールサーバ118上に記憶しておいても構わない。
【0087】
以上、各種の実施例について説明してきたが、本発明は上記すべての実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
【0088】
例えば、上述の各種実施例では、情報端末が携帯電話であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、例えば携帯型のパーソナルコンピュータや、あるいは設置された場所で使用される情報端末などに対しても同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報端末を含んだ情報システムを例示する説明図である。
【図2】情報端末の構造を概念的に示す説明図である。
【図3】情報端末の機能を概念的に示す機能ブロック図である。
【図4】情報端末間で通信回線が接続されるしくみを示す説明図である。
【図5】第1実施例の着信動作における音声データ送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】第1実施例の着信動作における通信回線接続処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】第1実施例の着信動作における呼出信号応答処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】第2実施例の着信動作における呼出信号応答処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…携帯情報端末
12…アンテナ
14…スピーカ
20…基地局
30…回線網
50…情報システム
100…情報端末
102…基地局
104…MSC
106…TMSC
108…GMSC
110…PSTN
110…アッパーケース
112…情報端末
112…設置型情報端末
114…変換サーバ
116…インターネット
118…メールサーバ
120…ロアケース
122…外部アンテナ
130…プリント基板
131…CPU
132…ROM
133…RAM
134…DSP
135…受信用回路
136…送信用回路
137…水晶発振器
140…フレキシブル基板
150…液晶表示パネルLCD
152…スイッチパネル
154…スピーカ
156…マイクロフォン
160…内蔵アンテナ
170…二次電池
200…無線ブロック
206…受信部
208…アンテナ共用部
210…受信部
212…復調部
214…変調部
216…送信ミキサ部
218…電力増幅部
220…周波数生成部
250…制御ブロック
252…解凍部
254…CODEC
256…キーボード

Claims (5)

  1. 送信側の情報端末と、受信側の情報端末との間で通信回線を接続する回線接続装置であって、
    前記送信側の情報端末が前記受信側の情報端末を呼び出す呼出信号を、該送信側情報端末から受け取る呼出信号受信手段と、
    前記呼出信号に関連づけられた音声データの有無を判断する音声データ判断手段と、
    前記関連づけられた音声データが存在する場合は、該音声データを着信音として前記受信側の情報端末に出力する音声データ出力手段と、
    前記音声データを受け取った前記情報端末が通信可能な状態に設定されたことを検出して、前記送信側情報端末と該受信側情報端末との間の通信回線を接続する通信回線接続手段と
    標準の音声データを前記受信側の情報端末に対応付けて記憶しておく標準音声データ記憶手段と、
    前記呼出信号に音声データが関連づけられている場合に、該呼出信号に該当する前記標準音声データと該音声データとを所定の方法で組み合わせることによって、合成音声データを合成する音声データ合成手段と
    を備えるとともに、
    前記音声データ出力手段は、前記音声データに代えて、前記合成音声データを出力する手段である回線接続装置。
  2. 請求項1記載の回線接続装置であって、
    前記呼出信号受信手段は、前記呼出信号に加えて前記音声データを受信可能な手段であり、
    前記音声データ判断手段は、前記呼出信号とともに前記音声データを受信した場合に、該音声データが該呼出信号に関連づけられていると判断する手段である回線接続装置。
  3. 請求項1記載の回線接続装置であって、
    予め登録された少なくとも1つの音声データを記録している音声データ記録手段を備え、
    前記呼出信号受信手段は、前記呼出信号に加えて、前記記憶されている音声データの1の音声データを指定する音声データ指定信号を受信可能な手段であり、
    前記音声データ判断手段は、前記呼出信号とともに前記音声データ指定信号を受信した場合に、該指定された1の音声データを該呼出信号に関連づけられた音声データと判断する手段である回線接続装置。
  4. 送信側の情報端末と、受信側の情報端末との間で通信回線を接続する回線接続方法であって、
    前記送信側の情報端末が前記受信側の情報端末を呼び出す呼出信号を、該送信側情報端末から受け取り、
    前記呼出信号に関連づけられた音声データの有無を判断し、
    前記関連づけられた音声データが存在する場合は、該音声データを着信音として前記受信側の情報端末に出力し、
    前記音声データを受け取った前記情報端末が通信可能な状態に設定されたことを検出して、前記送信側情報端末と該受信側情報端末との間の通信回線を接続し、
    標準の音声データを前記受信側の情報端末に対応付けて記憶しておき、
    前記呼出信号に音声データが関連づけられている場合に、該呼出信号に該当する前記標準音声データと該音声データとを所定の方法で組み合わせることによって、合成音声データを合成し、前記音声データに代えて、前記合成音声データを出力する
    回線接続方法。
  5. 送信側の情報端末と、受信側の情報端末と、両者の間で通信回線を接続する回線接続装置とからなる情報システムであって、
    前記回線接続装置は、
    前記送信側の情報端末が前記受信側の情報端末を呼び出す呼出信号を、該送信側情報 端末から受け取る呼出信号受信手段と、
    前記呼出信号に関連づけられた音声データの有無を判断する音声データ判断手段と、
    前記関連づけられた音声データが存在する場合は、該音声データを着信音として前記受信側の情報端末に出力する音声データ出力手段と、
    前記音声データを受け取った前記情報端末が通信可能な状態に設定されたことを検出して、前記送信側情報端末と該受信側情報端末との間の通信回線を接続する通信回線接続手段と
    を備え、更に、
    標準の音声データを前記受信側の情報端末に対応付けて記憶しておく標準音声データ記憶手段と、
    前記呼出信号に音声データが関連づけられている場合に、該呼出信号に該当する前記標準音声データと該音声データとを所定の方法で組み合わせることによって、合成音声データを合成すると共に、前記音声データに代えて、前記合成音声データを出力する音声データ合成手段を有する
    情報システム。
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