JP3973270B2 - ラベリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、容器の外周面にラベルを貼着するためのラベリング装置、特に、楕円筒状や角筒状の胴部を有する容器の外周面にラベルを貼着するのに適したラベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラベルの始端部分、中間部分及び終端部分等に接着剤を塗布したラベルを、胴部が楕円筒状の容器(以下、楕円容器という。)の全周に貼着するラベリング装置としては、例えば、特開平7−40949号公報に開示されたものがある。
【0003】
このラベリング装置は、図9及び図10に示すように、外周面にラベルを吸引保持した状態で自転する吸引ドラム51と、楕円容器Bをホールドした状態で自転させながら公転させる回転床52と、この回転床52の下部に設けられたガイド溝54によって楕円容器Bの自転軸55が案内されることで、ラベルの貼着位置において、前記吸引ドラム51に吸引保持されたラベルの全長にわたる距離だけ楕円容器Bが前記吸引ドラム51の外周面に沿って移動するように、楕円容器Bを前記回転床52の径方向に揺動させる揺動機構53とから構成されている。
【0004】
以上のように構成されたラベリング装置では、図10に示すように、前記回転床52によってラベルの貼着位置に搬送されてきた楕円容器Bが、まず、吸引ドラム51に吸引保持されたラベルの始端に接触することで、ラベルの始端が楕円容器Bに貼着され、続いて、楕円容器Bが自転しながら吸引ドラム51の外周面に沿って移動することにより、ラベルが楕円容器Bに巻き付けられ、最終的に楕円容器Bの全周にラベルが貼着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなラベリング装置は、図10からわかるように、ラベルの貼着位置では、楕円容器Bの自転軸55が吸引ドラム51の外周面から一定の間隔をおいて移動するため、ラベルを巻き付けるために楕円容器Bを自転させると、楕円容器Bの外周面が吸引ドラム51に対して接近離反することになる。
【0006】
このように、ラベルを容器に巻き付けて貼着する際に、容器の外周面がラベルを吸引保持している吸引ドラム51の外周面に対して接近離反すると、吸引ドラム51の外周面から楕円容器Bの外周面が離反したときに、吸引ドラム51に吸引保持されているラベルが必要以上に外方に引っ張られ、特に、ラベルの終端部付近では、ラベルの巻き付けが完了しない段階でラベルが吸引ドラム51から外れてしまい、ラベルの終端がフリーな状態でラベルが楕円容器Bに巻き付けられるので、ラベルをその全長にわたって均一な状態で適正に貼着することができないといった問題があった。
【0007】
そこで、この発明の課題は、ラベルを貼着しようとする容器が楕円容器や角筒状の容器であっても、巻き始めから巻き終わりまで、ラベルをフリーな状態にすることなく、ラベルを容器に巻き付けることのできるラベリング装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、所定の保持面にラベルを吸引保持するラベル保持手段と、前記保持面に吸引保持されたラベルの一端に、容器載置台上に自転可能に保持された容器の胴部を当接させることで、ラベルの一端を容器の胴部に貼着し、その容器を自転させると共に容器を前記保持面に対して前記保持面に沿う方向に相対移動させることで、ラベルを容器の胴部に巻き付けて貼着するラベル貼着手段とを備えたラベリング装置において、容器の自転に連動して容器全体を前記保持面に対して接近離反させる容器揺動機構を前記ラベル貼着手段に設け、前記ラベル貼着手段がラベルを容器の胴部に巻き付ける際の少なくとも巻き付け後半段階で、容器の胴部に対するラベルの巻き付け位置が前記保持面付近から大きく離反しないように、前記容器揺動機構によって容器全体を前記保持面に接近させるようにしたのである。
【0009】
以上のように構成されたラベリング装置では、ラベルの巻き付け後半段階で、容器の外周面がラベルの保持面から大きく離反しないので、ラベルの巻き付け途中においてラベルの終端が保持面から外れることがない。
【0010】
また、外周面にラベルを吸引保持した状態で自転する吸引ドラムを有するラベル保持手段と、容器載置台上に自転可能に保持された容器を、前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させる容器移動機構及びこの容器移動機構による容器の移動途中に、容器を自転させる容器自転機構を有するラベル貼着手段とを備え、前記ラベル貼着手段が、前記吸引ドラムの外周面に吸引保持されたラベルの一端に容器の胴部を当接させることで、ラベルの一端を容器の胴部に貼着し、その容器を前記容器自転機構によって自転させながら、前記容器移動機構によって前記吸引ドラムの自転速度より遅い移動速度で前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させることで、ラベルを容器の胴部に巻き付けて貼着するようにしたラベリング装置において、前記容器自転機構による容器の自転速度を、容器の周速が前記吸引ドラムの周速より大きくなるように設定し、容器の自転に連動して容器全体を前記吸引ドラムの外周面に対して接近離反させる容器揺動機構を前記ラベル貼着手段に設け、前記ラベル貼着手段がラベルを容器の胴部に巻き付ける際の少なくとも巻き付け後半段階で、容器の胴部に対するラベルの巻き付け位置が前記吸引ドラムの外周面付近から大きく離反しないように、前記容器揺動機構によって容器全体を前記吸引ドラムの外周面に接近させるようにしておくと、ラベルの巻き付け途中においてラベルの終端が保持面から外れることがなく、しかも、ラベルの巻き始めから巻き終わりまで、常時ラベルに張力が与えられるので、容器に対するラベルの貼着状態がさらに向上する。
【0011】
また、前記容器移動機構が、前記吸引ドラムの自転軸心を中心として、容器を公転させるようにしておくと、吸引ドラムの占有領域と容器移動機構の占有領域とが共有化され、ラベリング装置の省スペース化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、このラベリング装置1は、ロールから繰り出される長尺のラベル形成基材を所定位置で順次切断することで所定の熱接着性ラベルlを形成し、この熱接着性ラベルlをラベル供給位置αに位置決め供給するラベル供給部2と、ラベル供給位置αにおいて前記ラベル供給部2から供給された熱接着性ラベルlを、その表面側を外周面に吸引保持した状態、即ちラベルの内面側である熱接着層が外側に露出するように吸引保持した状態で自転することにより、前記ラベル供給位置αからラベル貼着位置βまでラベルを搬送する吸引ドラム10を備えたラベル搬送部3と、前記ラベル供給位置αとラベル貼着位置βとの間で、前記吸引ドラム10に吸引保持された熱接着性ラベルlを加熱して前記熱接着層を活性化させるヒータ等を備えたラベル加熱部4と、前記熱接着性ラベルlを貼着しようとする楕円容器であるプラスチックボトルA(以下、楕円ボトルAという。)を、前記ラベル貼着位置βに順次供給する供給用スクリューコンベア5a及び供給用スターホイール5bを備えたボトル供給部5と、前記吸引ドラム10の外周面に吸引保持された状態でラベル貼着位置βに搬送されてきた熱接着性ラベルlを、前記ボトル供給部5によって順次供給される楕円ボトルAの胴部外周面の全周に巻き付けて貼着するラベル貼着手段20を備えたラベル貼着部6と、前記ラベル貼着部6によって熱接着性ラベルlが貼着された楕円ボトルAを順次次工程に送り出す送出用スターホイール7a及び送出用ベルトコンベア7bとを備えたボトル送出部7とから構成されている。なお、前記熱接着性ラベルlは、始端部、中間部及び終端部の3カ所に熱接着層が形成されており、その3カ所で前記楕円ボトルAの胴部外周面に貼着される。
【0013】
前記ラベル貼着手段20は、図2に示すように、前記吸引ドラム10の外周面に沿って楕円ボトルAを移動させる容器移動機構21と、この容器移動機構21による楕円ボトルAの移動途中に、楕円ボトルAを自転させる容器自転機構31と、熱接着性ラベルlを楕円ボトルAの胴部に巻き付ける際に、楕円ボトルAの胴部に対する熱接着性ラベルlの巻き付け位置が前記吸引ドラム10の外周面付近から大きく離反しないように、楕円ボトルAの胴部形状に合わせて楕円ボトルA全体を前記吸引ドラム10の外周面に対して接近離反させる容器揺動機構41とから構成されている。
【0014】
前記容器移動機構21は、前記吸引ドラム10の下方に配置された軸受け22に回転可能に支持される、前記吸引ドラム10の自転軸心を回転中心とする回転軸23に固定された回転テーブル24と、前記回転軸23を回転駆動させるためのモータ等の駆動源(図示せず)及びギヤ等の動力伝達機構(図示せず)と、前記吸引ドラム10の外周面11の外側に配置されるように、前記容器自転機構31及び容器揺動機構41を介して前記回転テーブル24の周縁部分に取り付けられた容器載置台25と、図2には詳細に示していないが、前記吸引ドラム10の上方において、前記回転軸23に取り付けられ、前記容器載置台25の上方位置で容器載置台25と共に前記回転軸23を中心に回転する上部チャック26とから構成されている。
【0015】
従って、楕円ボトルAを、前記容器載置台25に載置すると共にその口部分(頭部)を前記上部チャック26によって上方から押さえつけることにより前記容器載置台25上に位置決めした状態で、前記回転テーブル24を回転させると、楕円ボトルAが前記吸引ドラム10の外周面11に沿って公転する。なお、このときの楕円ボトルAの公転速度は、前記吸引ドラム10の自転速度の約1/2程度に設定されている。
【0016】
前記容器自転機構31は、図2及び図3(b)に示すように、軸受け42を介して前記回転テーブル24に回転可能に支持された揺動軸43に、後述する前記容器揺動機構41の構成要素である揺動アーム44を介して支持され、上端部が前記容器載置台25に固定された自転軸32と、前記揺動軸43にベアリング34を介して回転可能に支持された扇形ギヤ33と、この扇形ギヤ33歯合する、前記自転軸32の下端部に設けられたギヤ35と、前記扇形ギヤ33に固定され、前記揺動軸43を中心に前記扇形ギヤ33と共に回転する従節36と、この従節36の先端に取り付けられたローラ36aが当接するカム面を有するリング状の回転カム37とから構成されており、前記従節36は、そのローラ36aが常時回転カム37のカム面に当接するように、図示しないバネ等の付勢手段によって付勢されている。
【0017】
この容器自転機構31は、前記従節36の動きが前記回転カム37によって規制されることで、前記扇形ギヤ33が、ラベルの貼着位置β(図1参照)において、図3(b)に実線で示す状態から一転鎖線で示す状態まで、回転するように構成されており、この扇形ギヤ33の回転によって、この扇形ギヤ33に歯合するギヤ35、即ち自転軸32が略360度回転するようになっている。
【0018】
また、この容器自転機構31による楕円ボトルAの自転速度は、自転する楕円ボトルAの周速が前記吸引ドラム10の周速より大きくなるように設定されており、熱接着性ラベルlを楕円ボトルAの胴部に巻き付ける際に、常時熱接着性ラベルlに張力がかかるようになっている。
【0019】
従って、楕円ボトルAにラベルを巻き付ける際に、熱接着性ラベルlにたるみが生じず、楕円ボトルの胴部外周面にしわがよることなく熱接着性ラベルlを貼着することができる。
【0020】
前記容器揺動手段41は、上述したように、前記回転テーブル24の周縁部下面側に設けられた軸受け42、この軸受け42に回転可能に支持される揺動軸43及び、ベアリング44aによって前記自転軸32を先端部に回転自在に支持すると共に基端部が前記揺動軸43に固定された揺動アーム44の他に、図2及び図3(a)に示すように、前記揺動軸43に固定され、前記揺動軸43を中心に前記揺動アーム44と共に回転する従節45と、この従節45の先端に取り付けられたローラ45aが当接するカム面を有するリング状の揺動カム46とを備えており、前記従節45は、そのローラ45aが常時揺動カム46のカム面に当接するように、図示しないバネ等の付勢手段によって付勢されている。
【0021】
この容器揺動機構41では、前記従節45の動きが前記揺動カム46によって規制されることで、ラベルの貼着位置β(図1参照)において、前記揺動アーム44が揺動軸43を中心に揺動して、楕円ボトルAの胴部に対するラベルの巻き付け位置が前記吸引ドラム10の外周面付近から大きく離反しないように、楕円ボトルAの自転に連動して楕円ボトルA全体を前記吸引ドラム10の外周面に対して接近離反させるようになっている。
【0022】
このように、楕円ボトルAの胴部に対するラベルの巻き付け位置が前記吸引ドラム10の外周面付近から大きく離反しないので、楕円ボトルAにラベルを巻き付ける際の巻き付け後半段階において、熱接着性ラベルlが前記吸引ドラム10の外周面(吸引保持面)から外れることがなく、ラベルの巻き始めから巻き終わりまで概ね一定の状態でラベルを楕円ボトルAに巻き付けることができる。
【0023】
以上のように構成されたラベリング装置1の楕円ボトルAに対するラベル貼着動作を、図1、図4ないし図8に基づいて説明する。なお、図4ないし図8の(a)に示されている2本の2点鎖線は、前記回転カム37のカム面の最大径及び最小径を示しており、図4ないし図8の(b)に示されている2本の2点鎖線は、前記揺動カム46のカム面の最大径及び最小径を示している。
【0024】
まず、図1に示すように、供給用スターホイール5bによって、楕円ボトルAがラベル貼着位置βに供給されると、前記容器載置台25に楕円ボトルAが載置されて上部チャック26によって、楕円ボトルAが容器載置台25にホールドされる。
【0025】
そして、前記容器自転機構31及び容器揺動機構41によって、楕円ボトルAが90度回転しながら前記吸引ドラム10に接近して、図4(a)及び(b)に示すように、前記吸引ドラム10の外周面に吸引保持された状態でラベル貼着位置βに搬送されてきた熱接着性ラベルlの始端部分に楕円ボトルAの長径側の外周面が当接することで、熱接着性ラベルlの始端部分が楕円ボトルAに貼着される。
【0026】
続いて、図4ないし図8に示すように、前記容器移動機構21によって、楕円ボトルAが前記吸引ドラム10の自転速度より遅い速度で吸引ドラム10の外周面に沿って吸引ドラム10の自転方向に公転し始めるが、楕円ボトルAの公転開始と共に従節36が回転カム37によって揺動軸43を中心として吸引ドラム10側に回転し、それに伴って前記扇形ギヤ33が図4ないし図7の(a)に矢印で示す方向に回転するので、前記自転軸32も矢印方向に回転し、楕円ボトルAが図4に示す状態から図8に示す状態まで移動する間に略360度自転し、この間で熱接着性ラベルlが楕円ボトルAの胴部に巻き付けられる。
【0027】
このとき、楕円ボトルAの自転に伴う周速が、前記吸引ドラム10の周速より速いため、熱接着性ラベルlの巻き始めから巻き終わりまで、終始、熱接着性ラベルlに張力がかかった状態となり、弛むことなく均一にラベルの巻き付けが行われる。
【0028】
また、このように、楕円ボトルAが360度自転する間には、図6に示すように、楕円ボトルAが180度自転した位置で、楕円ボトルAの長径側の周面が吸引ドラム10の外周面に当接することで、熱接着層が形成された熱接着性ラベルlの中間部が楕円ボトルAの周面に確実に貼着され、また、図8に示すように、楕円ボトルAが360度自転した位置で、再度楕円ボトルAの長径側の周面が吸引ドラム10の外周面に当接することで、既に楕円ボトルAに貼着された熱接着性ラベルlの始端部に、熱接着層が形成された熱接着性ラベルlの終端部が重ね合わされた状態で確実に貼着される。
【0029】
さらに、上述したように、楕円ボトルAが360度自転する間に、図4ないし図8の(b)に示すように、従節45が揺動カム46によって揺動軸43を中心として吸引ドラム10に対して揺動し、それに伴って前記揺動アーム44が揺動軸43を中心として吸引ドラム10に対して揺動することで、楕円ボトルAの自転開始から90度、270度自転した状態、即ち、図5(b)及び図7(b)に示すように、楕円ボトルAの短径側の外周面が前記吸引ドラム10の外周面に対向する状態のときに、楕円ボトルA全体が吸引ドラム10に最接近する。
【0030】
このため、楕円ボトルAが360度自転する間に熱接着性ラベルlの巻き付け位置が前記吸引ドラム10の外周面から大きく離反することがなく、ラベルの巻き付け後半段階において、楕円ボトルAが自転することにより熱接着性ラベルlが外方に大きく引っ張られて、その終端部分が吸引ドラム10から外れてフリーな状態になることがないので、熱接着性ラベルlの始端部分から終端部分までを確実に楕円ボトルAの胴部に巻き付けることができる。
【0031】
なお、上述した実施形態では、楕円ボトルに対するラベルの貼着について説明したが、このような楕円ボトルAに限定されるものではなく、前記回転カム37や揺動カム46を取り替えることにより、胴部が角筒状や円筒状の容器にも適用することができる。また、貼着するラベルについても、楕円ボトルに適した、始端部、中間部及び終端部の3ヶ所に熱接着層が形成されたものについて説明したが、ラベルの始端部及び終端部の2ヶ所に熱接着層が形成されたものやラベルの全面に熱接着層が形成されたものであってもよく、熱接着性ラベル以外に通常の粘着ラベルを使用することもできる。但し、胴部が円筒状の容器の場合は、前記容器揺動機構41を作動させる必要がなく、粘着ラベルの場合は、前記ラベル加熱部4が不要であることはいうまでもない。
【0032】
また、上述した実施形態では、回転カム37、扇形ギヤ33及びギヤ35によって自転軸32の回転をコントロールしているが、自転軸32にサーボモータを直結することで、サーボモータによって直接自転軸32の回転をコントロールすることも可能である。
【0033】
また、上述した実施形態では、揺動カム46等によって回転軸32を揺動させて楕円ボトルに対するラベルの巻き付け位置が吸引ドラム10の外周面11から大きく離反しないようにしているが、例えば、前記揺動カム46に代えて、前記吸引ドラム10と略同一外径のギヤを設けると共に、このギヤに歯合する、楕円ボトルAの胴部形状と相似形の楕円ギヤを自転軸32に取付けることで、楕円ボトルAの外周面を前記吸引ドラム10の外周面に常時接触させた状態で楕円ボトルAを自転させることも可能である。
【0034】
また、上述した実施形態では、ラベルの巻き始めから巻き終わりまでの間を通して、常時楕円ボトルAに対するラベルの巻き付け位置が吸引ドラム10の外周面11から大きく離反しないように楕円ボトルAを吸引ドラム10に対して揺動させているが、少なくともラベルの巻き付け後半段階、即ち、図6に示すように、楕円ボトルAが180度自転した状態から図8に示す巻き終わりの状態までの間で、ラベルの巻き付け位置が吸引ドラム10の外周面から大きく離反しないように、楕円ボトルAを吸引ドラム10に対して揺動させればよい。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、この発明のラベリング装置は、ラベル貼着手段に容器揺動機構を設けることにより、ラベルの巻き付け後半段階で、容器の胴部に対するラベルの巻き付け位置がラベルの保持面付近から大きく離反しないように、容器の自転に連動して容器全体をラベルの保持面に対して接近離反させるようにしたため、ラベルの巻き始めから巻き終わりまでの間に、ラベルが前記保持面から外れることがなく、ラベルの巻き始めから巻き終わりまで概ね一定の状態でラベルを容器に巻き付けることができるので、容器の胴部の全周にわたってラベルを均一かつ適性に貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態であるラベリング装置を示す概略構成図である。
【図2】同上のラベル貼着手段の詳細を示す部分断面図である。
【図3】(a)は、図2のX−X線に沿った矢視平面図、(b)は、図2のY−Y線に沿った矢視平面図である。
【図4】同上のラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。
【図5】同上のラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。
【図6】同上のラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。
【図7】同上のラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。
【図8】同上のラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。
【図9】従来例を示す概略構成図である。
【図10】同上のラベルの貼着動作を説明するための動作説明図である。
【符号の説明】
1 ラベリング装置
2 ラベル供給部
3 ラベル搬送部
4 ラベル加熱部
5 ボトル供給部
6 ラベル貼着部
7 ボトル送出部
10 吸引ドラム
20 ラベル貼着手段
21 容器移動機構
23 回転軸
24 回転テーブル
25 容器載置台
26 上部チャック
31 容器自転機構
32 自転軸
33 扇形ギヤ
35 ギヤ
36 従節
37 回転カム
41 容器揺動機構
43 揺動軸
44 揺動アーム
45 従節
46 揺動カム

Claims (3)

  1. 所定の保持面にラベルを吸引保持するラベル保持手段と、
    前記保持面に吸引保持されたラベルの一端に、容器載置台上に自転可能に保持された容器の胴部を当接させることで、ラベルの一端を容器の胴部に貼着し、その容器を自転させると共に容器を前記保持面に対して前記保持面に沿う方向に相対移動させることで、ラベルを容器の胴部に巻き付けて貼着するラベル貼着手段とを備えたラベリング装置において、
    容器の自転に連動して容器全体を前記保持面に対して接近離反させる容器揺動機構を前記ラベル貼着手段に設け、
    前記ラベル貼着手段がラベルを容器の胴部に巻き付ける際の少なくとも巻き付け後半段階で、容器の胴部に対するラベルの巻き付け位置が前記保持面付近から大きく離反しないように、前記容器揺動機構が容器全体を前記保持面に接近させるようになっていることを特徴とするラベリング装置。
  2. 外周面にラベルを吸引保持した状態で自転する吸引ドラムを有するラベル保持手段と、
    容器載置台上に自転可能に保持された容器を、前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させる容器移動機構及びこの容器移動機構による容器の移動途中に、容器を自転させる容器自転機構を有するラベル貼着手段とを備え、
    前記ラベル貼着手段が、前記吸引ドラムの外周面に吸引保持されたラベルの一端に容器の胴部を当接させることで、ラベルの一端を容器の胴部に貼着し、その容器を前記容器自転機構によって自転させながら、前記容器移動機構によって前記吸引ドラムの自転速度より遅い移動速度で前記吸引ドラムの外周面に沿って移動させることで、ラベルを容器の胴部に巻き付けて貼着するようにしたラベリング装置において、
    前記容器自転機構による容器の自転速度を、容器の周速が前記吸引ドラムの周速より大きくなるように設定し、
    容器の自転に連動して容器全体を前記吸引ドラムの外周面に対して接近離反させる容器揺動機構を前記ラベル貼着手段に設け、
    前記ラベル貼着手段がラベルを容器の胴部に巻き付ける際の少なくとも巻き付け後半段階で、容器の胴部に対するラベルの巻き付け位置が前記吸引ドラムの外周面付近から大きく離反しないように、前記容器揺動機構が容器全体を前記吸引ドラムの外周面に接近させるようになっていることを特徴とするラベリング装置。
  3. 前記容器移動機構は、前記吸引ドラムの自転軸心を中心として、容器を公転させるようにした請求項2に記載のラベリング装置。
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