JP3972358B2 - 情報提供方法及び装置、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報提供方法及び装置、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データベースに記憶されている各種の情報を、ユーザの要求に応じて、そのユーザが使用するナビゲーション装置や携帯端末等の情報処理装置に、例えば、インターネット等の通信回線を介して提供する技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネット等の通信環境を利用して、外部のサーバ等からパーソナルコンピュータに各種情報を取得する技術が普及しており、例えば特開平11−143358号には、係る通信環境において通信可能に接続された通信機能を備える車載ナビゲーション装置と情報センターとの間において、経路誘導等のナビゲーションを行う技術が提案されている。
【0003】
上記従来のナビゲーション装置によれば、目的地への移動中において、有益な各種情報を取得することができ、効率的な移動が行える。
【0004】
また、特開平9−198439号や特開2000−215231号には、予め登録された施設情報を、旅行を計画するユーザによる検索要求に応じて、そのユーザに提供する旅行情報提供装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般的に、ユーザが出かけようとする施設(場所)は、以前に出かけた施設であることも多いので、そのような施設に関しては、後日ユーザにより、位置情報を始めとして容易に入手できることが望まれる。そこで、情報センターにユーザ専用の記憶領域(以降、「ユーザメモリ」と称する場合がある)を設けておき、そのユーザメモリにユーザが所望の施設に関する情報(位置情報等)を登録しておき、後日、そのユーザの要求に応じて当該ユーザのユーザメモリから読み出された施設に関する情報を提供するサービスが考えられている。
【0006】
一方で、ユーザは、ユーザメモリに情報が登録された施設(即ち、以前に出かけた施設)に再び出かける際には、以前の移動手段と同一の移動手段によって到達する傾向がある。
【0007】
従って、ユーザメモリに登録された施設に関する情報は、その施設にユーザ所望の移動手段によって到達するに際して、そのユーザが利用する情報端末(以降、「特定情報端末(特定の情報端末)」と称する場合がある)に提供され、その特定情報端末によって当該施設への経路誘導等の各種の情報提供が行われるのが望ましいので、その特定情報端末にてユーザメモリに登録されたユーザ所望の施設に関する情報を読み出すことが可能なシステム構成を実現できれば良い。
【0008】
ところが、移動手段による移動に際して使用する特定情報端末(例えば、ディスプレイや入力デバイスの操作性が制限されるPDAや携帯電話等の携帯端末)よりも操作性の良い他の情報端末(例えば、据置型のパーソナル・コンピュータ等)を利用してユーザメモリにアクセスしたいというニーズが場合によってはある一方で、目的地であるユーザ所望の施設に対して最終的には歩行(徒歩)によって到達する場合に、徒歩による移動を開始する駐車場に至るまでは自動車に搭載されたナビゲーション装置によって当該ユーザのユーザメモリにアクセスして、当該施設に関する情報を入手したいというニーズがあったりして、他の情報端末にてユーザメモリにアクセスするケースも考えられる。
【0009】
従って、上記のようなシステム構成においては、情報提供を受けるべくアクセスした情報端末に対しては必要な施設に関する情報が提供されるが、ユーザが実際に移動するに際して使用する特定情報端末に対しての係る情報の提供はできないので、その特定情報端末にて再度ユーザメモリにアクセスすることにより、係る必要な施設に関する情報を読み出す必要があり、ユーザにとって利便性が悪い。
【0010】
ここで、上記のような利便性の悪さを改善すべく、他の情報端末にてユーザメモリにアクセスした際に施設に関する情報の送信先(提供先)を指定することによって、ユーザが移動するに際して利用する特定情報端末を特定するシステム構成も想定されるが、係るシステム構成においては、ユーザはその都度特定情報端末を指定する必要があるため、やはりユーザにとって利便性が悪いことが容易に想像できる。
【0011】
そこで本発明は、予めユーザメモリ(ユーザ専用の記憶領域)に登録したユーザ所望の施設に出かけるに際して、その施設への特定情報端末とは異なる他の情報端末によるアクセスであっても、ユーザにとって利便性が良く、特定情報端末に対して施設情報が提供できるようにした情報提供方法及び装置、並びにコンピュータ・プログラムの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る情報提供方法は、以下の構成を特徴とする。
【0015】
即ち、記憶領域に予め記憶された施設に関する情報を、ユーザの指示に応じて情報端末に提供する情報提供方法であって、ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の施設に該ユーザが移動するに際して利用する情報端末を判別可能な識別情報と、その施設の所在位置情報を少なくとも含む該施設に関する施設情報とを関連付けて登録する第1登録工程と、前記ユーザに関して、前記識別情報と、前記ユーザが前記施設に移動する際の移動手段の種別を表わす種別情報とを関連付けて登録する第2登録工程と、前記ユーザの要求に応じて、前記第2登録工程にて登録された前記識別情報と同じ識別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされて記憶されている前記施設情報を、前記識別情報に従って送信することにより、前記第2登録工程にて前記識別情報に関連付けて登録されたところの、前記種別情報に対応する前記移動手段によって前記ユーザが移動するに際して、該施設情報を、前記ユーザが利用する特定の情報端末に提供する情報提供工程と、を有し前記第1登録工程では、前記ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の複数の施設に関して前記施設情報を登録可能であって、前記情報提供工程は、前記施設情報の送信に先立って、今回の移動に際しての移動手段を前記ユーザに対して確認すると共に、前記複数の施設に関する前記施設情報のうち、その確認の結果に応じた特定の移動手段を表わす種別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされている施設情報だけを抽出すると共に、抽出した施設情報の中から所望のものを前記ユーザが選択可能に提示する提示工程を含むことを特徴とする。
【0016】
上記の場合において、好ましくは前記第2登録工程では、前記種別情報が、前記所望の施設への移動が複数種類の移動手段によることを表わす場合に、その移動手段毎に登録され、
前記情報提供工程では、前記施設情報が、前記第2登録工程にて登録された移動手段毎の前記種別情報に従って送信されることにより、前記複数種類の移動手段によって前記ユーザが移動するに際して順次利用するところの、個々の移動手段に対応する特定の情報端末に提供されると良い。
【0017】
また、この場合、好ましくは、前記第2登録工程では、前記種別情報として、前記複数種類の移動手段によることを表わす情報が登録されるに際して、更に、それら移動手段のうち、ある移動手段から他の移動手段に変更される変更場所の位置情報または前記施設周辺の場所であって移動手段を変更可能な場所の位置情報が関連付けて登録されると良い。
【0018】
また、上記の場合において更に好ましくは、前記第2登録工程において、前記複数種類の移動手段によることを表わす情報が、前記変更場所の位置情報または前記変更可能な場所の位置情報に関連付けて登録された場合に、
前記情報提供工程では、前記施設情報が、前記移動手段毎に登録された識別情報に従って送信されるに際して、送信先の情報端末が、少なくともその情報端末から取得した現在位置情報と、前記第2登録工程にて登録された前記変更場所の位置情報または前記変更可能な場所の位置情報とに基づいて変更されると良い。
【0019】
また、好適な実施形態において、前記情報提供工程は、前記種別情報に関連付けされている前記識別情報に従って判別される情報端末に対して、前記施設情報を送信しても良いかを、送信に先立って前記ユーザに確認する確認工程を含むと良い。
【0021】
また、例えば前記情報提供工程では、少なくとも、前記種別情報と、前記施設情報に含まれる前記ユーザ所望の施設の所在位置情報とに基づいて、その施設に前記種別情報が表わす移動手段によって移動するに際しての、その移動手段に対応した経路誘導路を表わす情報が提供されると良い。
【0022】
尚、同目的は、上記の各構成を有する情報提供方法に対応する情報提供装置によっても達成される。
【0023】
また、同目的は、上記情報提供方法の各工程をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラムによっても達成される。
【0024】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、予めユーザメモリ(ユーザ専用の記憶領域)に登録したユーザ所望の施設に出かけるに際して、その施設への特定情報端末とは異なる他の情報端末によるアクセスであっても、ユーザにとって利便性が良く、特定情報端末に対して施設情報が提供が実現する。
【0025】
即ち、請求項1請求項7、並びに請求項の発明によれば、予め登録したユーザ所望の施設に出かけるに際して、その施設への移動手段による移動が合理的に行なえるように、当該ユーザに情報を提供することができる。即ち、ユーザ所望の施設に移動する際にそのユーザが実際に利用している情報端末(特定の情報端末)に対して、その施設に関する情報が提供されるので、複数種類の移動手段によって移動すると共に、複数種類の情報端末を利用するユーザの所望施設への移動を合理的に支援することができ、利便性が高い。また、ユーザ所望の複数の施設に関して施設情報が登録されている場合に、実際の移動に際してユーザ自身が選択した移動手段に対応する施設情報だけが提供されるようにすることができるので、ユーザによる目的地(施設)の選択を容易にすることができ、且つ施設情報が不適当な情報端末に対して提供されることを防止することができる。
【0026】
また、例えば車両(自動車)を利用して移動する場合等には、ユーザ所望の最終目的地まで自分の車両によって移動するのではなく、その最終目的地の周辺の駐車場にて駐車した後、その最終目的地までユーザ自身が徒歩によって移動する、即ち、複数種類の移動手段によって移動する場合も多く、この場合、ユーザは、車両による移動中には車載ナビゲーション装置を使用し、徒歩による移動中には携帯電話や所謂PDAを使用する、というように、複数種類の情報端末を使用することになる。
【0027】
このような場合において、請求項、請求項の発明によれば、情報端末を判別する識別情報が移動手段別に登録されるので、ユーザが移動手段を変えるのに応じて自動的に、適当な情報端末に施設情報が提供されるので、利便性が高い。
【0028】
また、請求項、請求項10の発明によれば、例えば、移動手段が駐車場において車両から徒歩に変更される上記の場合等において、その移動手段の変更場所である駐車場の位置情報または目的地の施設周辺の駐車場の位置情報が予め登録されるので、上記請求項及び請求項に係る発明の効果をより顕著にすることができる。
【0029】
また、請求項、請求項11の発明によれば、例えば駐車場においてユーザが移動手段を車両から徒歩に変えるのに応じて自動的に、適当な情報端末(上記の例では車載ナビゲーション装置から携帯電話等)に施設情報が提供されるので、利便性が高い。
【0030】
一方で、例えば、通常は車両で移動する目的地にその車両の故障中に別な移動手段によって移動する場合や、通常は情報端末を所持して徒歩にて移動する目的地に急を要するために車両によって移動する場合等のように、ユーザは、予め登録されている移動手段に対応した情報端末に施設情報が提供されることを場合によっては望まない場合も想定されるところ、請求項及び請求項12の発明によれば、その登録に応じて施設情報が自動的に提供されるのに先立って、例えば送信の要否や、一時的な変更、登録内容の変更等の確認の機会をユーザに与えることができるので、このような状況においても柔軟に対応することができ、現実的であり、且つ利便性が高い。
【0032】
また、請求項、請求項13の発明によれば、移動中にユーザが使用する情報端末が経路誘導機能を有していない場合であっても、その情報端末に対してユーザ所望の施設への経路誘導路を表わす情報が提供されるので、その情報端末の処理負担を大きくすること無く、ユーザは、その経路誘導路を辿って、合理的且つ容易に当該所望の施設まで移動することができるので、利便性が高い。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報提供システムの一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
図1は、本実施形態における情報提供システムの全体概要を例示する図である。また、図2は、本実施形態において情報提供システムを構成する情報センター1及びナビゲーション装置2の構成を例示するブロック図である。
【0035】
図1及び図2において、情報センター1は、通信機能を有するサーバ・コンピュータ等の情報処理装置(情報提供装置)であって、情報センター1のCPU31は、メモリ(記憶媒体)32に記憶されているところの、本実施形態に係る情報提供処理、並びに一般的な通信処理等の各種ソフトウエア・プログラムを実行することにより、データベース33のユーザ専用の記憶領域等を適宜参照しながら、ユーザが使用する情報端末としてのナビゲーション装置2に対して、通信ネットワーク7及び無線通信基地局4を介してデータ通信を行なうことにより、そのユーザ所望の施設(場所)に関する情報を提供することにより、当該ユーザによる移動を支援すると共に、必要とされる場合には、その施設を目的地として経路誘導を行なう(詳細は後述する)。
【0036】
データベース(DB)33には、本実施形態に係る情報提供処理によって情報提供を受けることが可能な複数のユーザに関するユーザ識別(ID)情報が格納されると共に、ユーザ別に専用に用意された記憶領域には、ユーザの登録操作に従って、
・ユーザ識別情報、
・ユーザ所望の施設に関する施設情報(少なくとも当該施設の位置情報を含む)、
・その施設に移動する際の移動手段(車両、徒歩、及びその組み合わせ等)、
・その移動手段による移動に際して当該ユーザが使用する情報端末(車載ナビゲーション装置、携帯電話、PDA等)を判別する識別情報(例えば、電話番号、インターネット等の通信回線における各種のアカウント(アドレス)等)、
・複数種類の移動手段による場合に、ある移動手段から他の移動手段に変更する場所(例えば、駐車場、目的地となる当該施設周辺の駐車場等)の位置情報、等の情報が互いに関連付けされた状態で登録さる。
【0037】
ナビゲーション装置2は、本システムによる情報提供サービスを受けることが可能な車両100の乗員(ドライバ等のユーザ)が利用する情報端末であって、車両100に搭載された状態において、車載機として一般的なナビゲーション機能を実現すると共に、無線送受信機19、基地局4、並びに通信ネットワーク7を介して、情報センター1とのデータ通信を行なうことができる。
【0038】
より具体的に、ナビゲーション装置2は、ROM21等の記憶デバイスに記憶されているところの、ユーザ所望の目的地への経路誘導等を行なう一般的なナビゲーション機能のソフトウエア(ソフトウエアプログラム)を有しており、このソフトウエアがCPU11においてRAM22を参照しながら適宜実行されることにより、ナビゲーション装置2は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信機12によって検出された現在位置、VICS受信機13によって検出された交通情報、ユーザによるスイッチ15の操作状態、DVD−ROM14等の記憶媒体から読み出した当該現在位置周辺の地図情報、車速センサ16及びジャイロセンサ17による検出結果等に基づいて、ディスプレイ18上に車両100の周辺の地図画像を表示すると共に、ユーザ所望の目的地が設定されている場合には、スピーカ20から出力する合成音声等によって、その目的地までの経路誘導を行なう。
【0039】
また、ナビゲーション装置2は、ROM21等の記憶デバイスに記憶されているところの、本実施形態に係る情報入手処理(詳細は後述する)、インターネット通信を行うことが可能な一般的な通信プロトコルのソフトウエア(ソフトウエアプログラム)、そのソフトウエアに従って無線送受信機19を介して外部装置とデータを送受信するインターネットブラウザ機能及びメール機能、並びにブラウザを描画する一般的なソフトウエア群を有しており、これらのソフトウエアがCPU11においてRAM22を参照しながら適宜実行されることにより、ナビゲーション装置2は、情報センター1からの各種の情報提供を受ける。
【0040】
尚、本実施形態において、情報センター1とナビゲーション装置2においては、位置情報(座標値)を扱うに際して、共通の座標系が採用されている。
【0041】
次に、情報センター1と、ユーザが使用する情報端末の一例であるナビゲーション装置2との具体的な動作例を説明することにより、本実施形態において行われる情報提供サービスについて詳細に説明する。
【0042】
<ナビゲーション装置2>
図3及び図4は、本実施形態においてナビゲーション装置2が行なう情報入手処理を示すフローチャートであり、例えば、ナビゲーション装置2のCPU11が、情報センター1にログインした状態において、インターネットブラウザ機能上において行なう処理の手順を表わす。
【0043】
同図において、ステップS31:ナビゲーション装置2は、例えば情報センター1へのログイン後にディスプレイ18に表示されるメニュー画面(不図示)において、施設検索を要求する操作が行われたかを判断し、当該操作が行われた場合にはステップS32に進み、当該操作が行われない場合にはステップS46に進む。
【0044】
ステップS32:ナビゲーション装置2は、ステップS31における操作の検出に応じて、施設検索のためのリクエスト信号を、情報センター1に送信する。
【0045】
ステップS33:ナビゲーション装置2は、上記のステップS32における処理に応じて情報センター1から受信した施設に関する情報(施設情報)を、ディスプレイ18等を利用してユーザに適宜提示する。この施設情報には、当該施設についての営業時間、料金、特徴、場所等の各種の情報、並びに当該施設の所在地を表わす位置情報(上記共通の座標系における座標値)が含まれる。本ステップにおいて、ナビゲーション装置2は、受信した当該施設の位置情報に基づいて、地図情報14を参照することにより、当該施設及びその周辺の地図画面を、ディスプレイ18に表示することもできる。
【0046】
ステップS34:ナビゲーション装置2は、上記のステップS33において提示された施設情報に対応する施設を、ユーザお気に入りの施設(ユーザ所望の施設)として情報センター1に新たに登録すべく、地点登録を要求する操作がユーザによって行われたかを判断し、当該操作が行われた場合にはステップS35に進み、当該操作が行われない場合にはステップS38に進む。
【0047】
ステップS35:ナビゲーション装置2は、ステップS34における操作の検出に応じて、上記ユーザ所望の施設についての地点登録のためのリクエスト信号を、情報センター1に送信する。
【0048】
ステップS36:ナビゲーション装置2は、上記のステップS35における処理に応じて情報センター1から受信した情報に基づいて、図7に例示するような地点登録確認画面を、ディスプレイ18に表示する(詳細は後述する)。
【0049】
ステップS37:ナビゲーション装置2は、地点登録確認画面(図7)にて指定された項目を表わす情報を、情報センター1に送信する。
【0050】
ステップS38:ナビゲーション装置2は、情報センター1のデータベース33に既に登録済みの地点内容(即ち、上述したデータベース33内のユーザ専用の領域に既に登録されている個々の項目の情報)を要求する操作が行われたかを判断し、当該操作が行われた場合にはステップS39に進み、当該操作が行われない場合にはステップS46に進む。
【0051】
ステップS39:ナビゲーション装置2は、上記のステップS38における処理に応じて情報センター1から受信した情報に基づいて、図8に例示するようなユーザ確認画面を、ディスプレイ18に表示する(詳細は後述する)。
【0052】
ステップS40:ナビゲーション装置2は、ユーザ確認画面(図8)にて選択された検索条件を表わす情報を、情報センター1に送信する。
【0053】
ステップS41:ナビゲーション装置2は、上記のステップS40における処理に応じて情報センター1から受信した情報に基づいて、図9に例示するような詳細画面を、ディスプレイ18に表示する(詳細は後述する)。
【0054】
ステップS42:ナビゲーション装置2は、上記のステップS41における詳細画面(図9)に対するユーザの操作に応じた情報を、情報センター1に送信する。
【0055】
ステップS43:ナビゲーション装置2は、ディスプレイ18に表示されている詳細画面(図9)において、ユーザによる経路誘導の要求操作が行われたかを判断し、当該操作が行われた場合にはステップS44に進み、当該操作が行なわれない場合にはステップS46に進む。
【0056】
即ち、ステップS43では、詳細画面(図9)において何れかの施設が目的地として選択され、且つ選択された目的地に対応する「経路誘導」ボタンが操作されたことが検出された場合には、その目的地への経路誘導を要求するためのリクエスト信号が、情報センター1に送信される。このリクエスト信号には、GPS受信機12によって取得した自端末の現在位置情報が含まれる。
【0057】
ステップS44:ナビゲーション装置2は、情報センター1から当該施設(目的地)に関する施設情報を受信する。この施設情報には、少なくとも、当該施設の位置情報(または当該施設への経路誘導路情報)が含まれる。
【0058】
ここで、ステップS44にて受信する施設情報は、上記のステップS43におけるナビゲーション装置2によるリクエスト信号の送信に応じて情報センター1から送信されたものである場合の他に、データベース33内のユーザ専用領域に登録されているところの、当該ユーザが利用する他の情報端末(この場合、例えば無線電話等の携帯情報端末3、パーソナル・コンピュータ等のユーザ端末5)にて実行されている本情報入手処理と同様な処理手順の情報入手処理において、上記ステップS43の如く、図9に例示するような詳細画面において何れかの施設が目的地として選択され、且つ選択された目的地に対応する「経路誘導」ボタンが操作されるのに応じて情報センター1から送信されたものである場合との2つの場合がある。
【0059】
ステップS45:ナビゲーション装置2は、上記のステップS44にて受信した施設情報に含まれる当該施設の位置情報(または当該施設への経路誘導路情報)に基づく経路誘導処理を行なう。即ち、ナビゲーション装置2は、本ステップにおいて、当該施設の位置情報を目的地とする経路誘導路を自ら算出し、算出した経路誘導路に従ってナビゲーションを行なう必要があるが、ステップS44にて当該施設への経路誘導路情報を受信可能なシステム構成の場合は、自ら経路誘導路を算出する必要ない。
【0060】
尚、本実施形態において、ステップS44にて情報センター1から受信した施設情報には、目的地として選択したユーザ所望の施設の位置情報または当該施設への経路誘導路情報が含まれるものとしたが、係る経路誘導路を表わす情報は、経路誘導路を表わす複数地点の座標値からなる情報だけであっても、或いは、経路誘導路周辺の地図画像を表示するための情報が含まれていても良い。即ち、本実施形態においてナビゲーション装置2が行なう経路誘導処理は、現在では一般的なナビゲーション機能であるため、詳細な説明は省略するが、経路誘導路を表わす複数地点の座標値からなる情報を情報センター1から受信するシステム構成の場合は、受信した当該情報に基づいて、ナビゲーション装置2が備える地図情報14を参照しながら経路誘導が行われ、一方、経路誘導路周辺の地図画像を表示するための情報も情報センター1から受信できるシステム構成の場合には、ナビゲーション装置2には地図情報14を用意しなくて良い。
【0061】
ステップS46,ステップS47:ナビゲーション装置2は、指定されたユーザ所望項目の各種の情報(例えば、天気、音楽、交通情報等)を要求するためのリクエスト信号を、情報センター1に送信し(ステップS46)、そのリクエスト信号の送信に応じて情報センター1から受信した各種情報を、ディスプレイ18及び/またはスピーカ20を適宜利用してユーザに提示する(ステップS47)。
【0062】
上述したナビゲーション装置の情報入手処理(図3)では、これから出かける目的地(所望の施設)を決定しようとするユーザが操作する情報端末として、車両100に搭載されたナビゲーション装置2を使用する場合について説明したが、これに限られるものではなく、本発明に係る情報提供方法は、図1に示すように、ユーザが携帯可能な情報端末として、無線電話等の携帯情報端末3を利用する場合であっても適用することができる。
【0063】
より具体的に、携帯情報端末3を利用する場合には、その携帯情報端末に搭載されたGPS受信機によって現在位置情報を入手する、或いは、携帯情報端末3がGPS受信機を搭載していない場合には、例えば、多少精度が落ちることが予想されるが、その携帯情報端末が存在するセルを、情報センター1が基地局4から入手すれば良い。
【0064】
また、ユーザが移動中に操作する情報端末として携帯情報端末3を利用する場合であって、その情報端末が地図情報を有していない場合には、情報センター1に現在位置情報を送信する代わりに、そのユーザ端末において入力された所望の場所の住所(例えば、当該ユーザの居所等)を、情報センター2にて現在位置情報に変換するようにすれば良い。そして、この場合、ステップS45における経路誘導処理において情報センター1から受信する経路誘導路を表わす情報には、経路誘導路を表わす複数地点の座標値だけではく、その経路誘導路周辺の地図画像を表示するための情報が含まれている必要がある。
【0065】
尚、ユーザの居所等に設置されたパーソナル・コンピュータ等のユーザ端末5においても、例えばユーザの実際の外出に先立って、データエース33内のユーザ専用の記憶領域への情報登録、上述したステップS44及びステップS45を除く各ステップの処理が実行されることによる地点登録確認(図7)、ユーザ確認(図8)、並びに詳細確認(図9)の各機能を実行して好適である。
【0066】
<情報センター1>
図5及び図6は、本実施形態において情報センター1が行なう情報提供処理を示すフローチャートであり、情報センター1のCPU31が行なう処理の手順を表わす。
【0067】
同図において、ステップS1,ステップS2:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS31乃至ステップS33に対応する処理であって、情報センター1は、本システムによるサービスを受けることが可能な情報端末(ナビゲーション装置2、携帯情報端末3、或いはユーザ端末5)から、施設検索のためのリクエスト信号を受信した場合(ステップS1)には、受信したリクエスト信号に含まれる情報(検索条件)に基づく検索処理によって得られた施設に関する情報(少なくとも当該施設の位置情報を含む施設情報)を、対象となる情報端末(ここでは情報入手処理(図3)にて例示したナビゲーション装置2)に送信する(ステップS2)。一方、ステップS1において当該リクエスト信号を受信しない場合には、ステップS3に処理が進められる。
【0068】
ステップS3,ステップS4:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS34乃至ステップS36に対応する処理であって、情報センター1は、対象となる情報端末に対してステップS2にて提供した施設情報が表わす施設に関して、その情報端末のユーザ専用に用意されたデータベース33内の所定の記憶領域に登録(地点登録)するためのリクエスト信号を受信した場合(ステップS3)には、当該施設に対応する地点登録確認画面(図7)を表示するための情報を、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3))に送信する(ステップS4)。一方、ステップS3において当該リクエスト信号を受信しない場合には、ステップS7に処理が進められる。
【0069】
図7は、本実施形態に係る情報提供サービスを受けるユーザが使用するナビゲーション2のディスプレイ18において表示される地点登録確認画面を例示する図である。
【0070】
同図に示す地点登録確認画面において、表示項目41は、データベース33内の当該ユーザ専用の記憶領域に登録する対象となっている施設(地点)をユーザ自身が設定するために使用されるものであり、ステップS2における検索結果(同図に示す例では「平和公園」)の他に、当該情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)の現在位置、ユーザ所望の目的地を選択することができる。
【0071】
また、表示項目42は、上記の表示項目41において登録対象としてユーザが選択した施設を訪れるための移動手段をユーザ自身が設定するために使用されるものであり、移動手段として、「歩行(徒歩)」、「車(自動車)」、並びに「車→歩行」の3つの選択肢がある。より具体的に、
・「歩行」は、登録対象としてユーザが選択した施設を訪れるための移動手段が歩行(鉄道やバス等の公共交通機関の利用を含む)であることを表わし、
・「車」は、当該施設を訪れるための移動手段が自動車によることを表わし、・「車→歩行」は、当該施設を訪れるための移動手段が複数種類の移動手段であって、自動車による移動の後、歩行による移動が行われることを表わす。
【0072】
また、「車→歩行」の場合は、歩行による移動を始める前に、一般に自動車を何れかの場所に駐車する必要があるので、当該複数種類の移動手段のうち、ある移動手段である「車」から、他の移動手段である「歩行」への変更場所としての駐車場として、当該施設周辺の任意の駐車場、ユーザが指定した駐車場、或いは何れの駐車場も指定しない(未指定)の3つの選択肢が用意されている。ここで、当該施設周辺の任意の駐車場が選択された場合には、情報センター1によって当該施設周辺の駐車場が適宜選択され、ユーザが特定の駐車場を選択した場合には、選択された駐車場が登録対象に設定される。
【0073】
そして、表示項目43には、表示項目42において設定した移動手段による移動に際して、当該ユーザが使用する情報端末(車載ナビゲーション装置2、携帯情報端末3)を判別する識別情報(例えば、電話番号、インターネット等の通信回線における各種のアカウント(アドレス)等)が設定される。
【0074】
尚、表示項目43における設定は、本ステップにおける地点登録の度に行なうのではなく、移動手段毎の適当な情報端末を、例えば据え置き型のユーザ端末5の情報端末を情報センター1に登録するとき等に、予め登録しておくシステム構成であっても良い。
【0075】
ステップS5,ステップS6:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS37に対応する処理であって、情報センター1は、当該情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)にて表示された地点登録確認画面(図7)において、上記の表示項目41及び42への設定操作、並びにユーザ識別情報(ID)、パスワード等の入力操作が行われた後、同画面において「ok」ボタンが操作されたことを検出した場合(ステップS5)には、同画面において設定及び入力された情報内容を、データベース33内の当該ユーザ専用の記憶領域に関連付けて記憶する(ステップS6)。
【0076】
即ち、ステップS6において、当該ユーザ専用の記憶領域には、表示項目41にて設定された施設(場所)に関して、
・当該ユーザの識別情報(ID)、
・当該施設に関する施設情報(少なくとも当該施設の位置情報を含む)、
・表示項目42にて設定された当該施設に移動する際の移動手段、
・その移動手段による移動に際して当該ユーザが使用する情報端末を判別する識別情報、
・表示項目42にて複数種類(「車→歩行」)の移動手段が選択された場合に、ある移動手段から他の移動手段に変更する場所の位置情報、
等の情報内容が互いに関連付けされた状態で登録される。
【0077】
尚、本実施形態では、説明の便宜上、ユーザ専用の記憶領域に上記の如く本情報提供システムにおいて必要とされる各情報項目をまとめて記憶するものとしたが、このシステム構成に限られるものではなく、ユーザ専用の記憶領域には、ユーザの識別情報(ID)、ユーザ所望の施設に該ユーザが移動するに際して利用する情報端末を判別可能な識別情報、並びにその施設の所在位置情報を少なくとも含む該施設に関する施設情報とが関連付けて登録されていれば、他の項目の情報は、ユーザの識別情報等によって関連付けが可能な限り、別の記憶領域に記憶されても良い。
【0078】
一方、ステップS5において「ok」ボタンの操作が検出されない場合には、ステップS7に処理が進められる。
【0079】
ステップS7,ステップS8:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS38及びステップS39に対応する処理であって、情報センター1は、対象となる情報端末のユーザ専用の記憶領域に既に登録済みの施設に関する情報(地点内容)を読み出すためのリクエスト信号を受信した場合(ステップS7)には、当該施設に対応するユーザ確認画面(図8)を表示するための情報を、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)に送信する(ステップS8)。一方、ステップS7において当該リクエスト信号を受信しない場合には、ステップS22に処理が進められる。
【0080】
図8は、本実施形態に係る情報提供サービスを受けるユーザが使用するナビゲーション2のディスプレイ18において表示されるユーザ確認画面を例示する図である。
【0081】
同図に示すユーザ確認画面には、検索条件である移動手段として、地点登録確認画面(図7)の場合と同様の「歩行(徒歩)」、「車(自動車)」、並びに「車→歩行」の3つの選択肢に加えて、それらの選択肢を全て対象として設定可能な選択肢が用意されている。
【0082】
ステップS9,ステップS10:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS40及びステップS41に対応する処理であって、情報センター1は、当該情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)にて表示されたユーザ確認画面(図8)において、検索条件としての移動手段の設定操作、ユーザ識別情報(ID)、並びにパスワードの入力操作が行われた後、同画面において「ok」ボタンが操作されたことを検出した場合(ステップS9)には、データベース33内の当該ユーザ専用の記憶領域に既に記憶(登録)されているユーザ所望の施設に関するレコード(地点登録内容)を、ユーザ確認画面(図8)において設定された移動手段を検索条件(検索キー)として検索することにより、その検索条件に合致するレコード、または対象となる情報端末が一致するレコードを抽出すると共に、抽出したレコードを対象とする詳細画面(図9)を表示するための情報を、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)に送信する(ステップS10)。一方、ステップS9において「ok」ボタンの操作が検出されない場合には、ステップS22に処理が進められる。
【0083】
図9は、本実施形態に係る情報提供サービスを受けるユーザが使用するナビゲーション2のディスプレイ18において表示される詳細画面を例示する図である。
【0084】
同図に示す詳細画面は、図8に例示するユーザ確認画面において「全移動手段」なる検索条件が設定されたのに応じたステップS10における検索結果として、表示項目51には、当該ユーザ専用の記憶領域から抽出されたユーザ所望の施設として、移動手段が「車→歩行」である喫茶○○、移動手段が「歩行」である駐車場△△、そして移動手段が「車」である××映画館が表示されている。
【0085】
係る詳細画面(図8)の表示項目51に表示された項目毎に対応して表示される操作ボタン52乃至54において、操作ボタン52が操作された場合には、対応する施設に関する各種の詳細情報が提示され、操作ボタン53が操作された場合には、対応する施設の所在を示す地図画像が表示され、操作ボタン54が操作された場合には、対応する施設を目的地とする経路誘導が開始される。
【0086】
また、操作ボタン55は、係る詳細画面(図8)の表示項目51に表示された施設に関するレコードに登録されている移動手段を、他の移動手段に変更する際にユーザが操作するボタンである。
【0087】
そして、表示項目56には、当該ユーザが使用する情報端末を判別する識別情報が確認のために表示されると共に、既に登録されている識別情報(例えば、電話番号、インターネット等の通信回線における各種のアカウント(アドレス)等)を、変更するための操作ボタン57、一時的に変更するための操作ボタン58が表示される。
【0088】
ステップS11:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS42に対応する処理であって、情報センター1は、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)にて表示された詳細画面(図8)の表示項目51において何れかの施設が選択された状態で、操作ボタン55が操作されると共に、移動手段を変更する操作を検出した場合には、その変更操作に応じて、当該ユーザ専用の記憶領域に登録されている当該施設に関するレコードにおいて、移動手段を表わす情報を変更(更新)する。
【0089】
ステップS12:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS42に対応する処理であって、情報センター1は、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)にて表示された詳細画面(図8)の表示項目56において、操作ボタン57または操作ボタン58が操作されると共に、情報端末の識別情報を変更する操作を検出した場合には、その変更操作に応じて、当該ユーザ専用の記憶領域に登録されている当該施設に関するレコードにおいて、移動手段に対応する情報端末の識別情報を変更(更新)する。
【0090】
ステップS13:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS42に対応する処理であって、情報センター1は、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)にて表示された詳細画面(図8)の表示項目51において、操作ボタン52または操作ボタン53の操作を検出した場合には、その変更操作に応じて、対応する施設に関する各種の詳細情報、或いは、対応する施設の所在を示す地図画像を、対象となる情報端末に提供する。
【0091】
そして、ステップS14乃至ステップS21の各ステップは、上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS43乃至ステップS45に対応する処理である。
【0092】
尚、以下の説明においてステップS16、ステップS19乃至ステップS21において情報を送信する送信先は、詳細画面(図8)において変更または一時変更された場合には、その変更後の送信先である。
【0093】
また、経路誘導に際しては、目的地となる施設の位置情報だけでなく、その位置情報に基づいて算出した経路誘導路を表わす情報を、ステップS16、ステップS19乃至ステップS21において提供しても良く、この場合により好ましくは、移動手段に応じて最適な経路誘導路(即ち、車両が通行するのに適した経路誘導路、徒歩による移動に適した経路誘導路)を算出すると良い。このようにすれば、移動中にユーザが使用する情報端末が経路誘導機能を有していない場合であっても、その情報端末に対してユーザ所望の施設への経路誘導路を表わす情報が提供されるので、その情報端末の処理負担を大きくすること無く、ユーザは、その経路誘導路を辿って、合理的且つ容易に当該所望の施設まで移動することができるので、利便性が高い。
【0094】
ステップS14,ステップS15:情報センター1は、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)にて表示された詳細画面(図8)の表示項目51において、操作ボタン54の操作を検出した場合(ステップS14)には、対応する施設に関して登録されている移動手段の種類を判断する(ステップS15)。一方、ステップS14において何れの操作ボタン54の操作も検出されない場合には、ステップS22に処理が進められる。
【0095】
ステップS16:経路誘導対象の施設への移動手段が「車」であるとステップS15にて判断された場合には、その移動手段による移動に際してユーザが使用するのは、車に搭載されたナビゲーション装置2である。そこで、本ステップにおいて、情報センター1は、当該ユーザ専用の記憶領域に登録されているところの、当該施設に関するレコード内に含まれる当該施設の位置情報を、同レコード内に含まれる情報端末の識別情報を利用して、係る移動手段である車に搭載されたナビゲーション装置2に送信する。
【0096】
ステップS17:経路誘導対象の施設への移動手段が「車→歩行」であるとステップS15にて判断された場合に、情報センター1は、当該ユーザ専用の記憶領域に登録されているところの、当該施設に関するレコード内に、駐車場についての設定情報が含まれるかを判断する。
【0097】
上記の設定情報は、地点登録確認画面(図7)の表示項目42における駐車場に関する設定に対応しており、ステップS17において、その設定情報がユーザ所望の「特定の駐車場」の位置情報を表わすと判断した場合にはステップS18に進み、その設定情報が「周辺の任意駐車場」である場合には該当する適当な駐車場の検索が情報センター1によって行われ、その検索によって入手した駐車場の位置情報を利用するものとしてステップS18に進む。一方、ステップS17において当該設定情報が含まれないと判断した場合にはステップS21に処理が進められる。
【0098】
ステップS18:情報センター1は、当該ユーザが使用する携帯情報端末3及びナビゲーション装置2からそれぞれの現在位置情報を入手し、図10に位置関係を例示する如く、携帯情報端末3の現在位置が目的の施設周辺であり、及び/またはナビゲーション装置2(車両100)の現在位置が駐車場に位置するかを、入手した携帯情報端末3及びナビゲーション装置2の現在位置、当該施設に関するレコード内に含まれる当該施設の位置情報、並びに駐車場の位置情報に基づいて判断する。
【0099】
そして、ステップS18では、携帯情報端末3の現在位置が目的の施設周辺である場合、ナビゲーション装置2(車両100)の現在位置が駐車場に位置する場合、或いは、これら2つの場合が共に成立している場合には、ステップS19に処理が進められる。一方、前記の3つの場合の何れにも合致しない場合には、ステップS20に処理が進められる。
【0100】
ステップS19:経路誘導対象の施設への移動手段が「歩行」であるとステップS15にて判断された場合、ステップS18にて上記3つの場合の何れかに合致する場合に、移動に際してユーザが使用するのは、携帯電話等の携帯情報端末3である。そこで、本ステップにおいて、情報センター1は、当該ユーザ専用の記憶領域に登録されているところの、当該施設に関するレコード内に含まれる当該施設の位置情報を、同レコード内に含まれる情報端末の識別情報を利用して、携帯情報端末3に送信する。
【0101】
ステップS20:ステップS18にて上記3つの場合の何れにも合致しない場合に、移動に際してユーザが使用するのは、車両100に搭載されたナビゲーション装置2である。そこで、本ステップにおいて、情報センター1は、当該ユーザ専用の記憶領域に登録されているところの、当該施設に関するレコード内に含まれる当該施設の位置情報と、その施設に対応する駐車場の位置情報とを、同レコード内に含まれる情報端末の識別情報を利用して、ナビゲーション装置2に送信する。
【0102】
ステップS21:ステップS17にて当該施設に関するレコード内に駐車場についての設定情報が含まれないと判断した場合に、移動に際してユーザが使用するのは、車両100に搭載されたナビゲーション装置2または携帯電話等の携帯情報端末3である。そこで、本ステップにおいて、情報センター1は、当該ユーザ専用の記憶領域に登録されているところの、当該施設に関するレコード内に含まれる当該施設の位置情報を、同レコード内に含まれる情報端末の識別情報を利用して、ナビゲーション装置2と携帯情報端末3とに送信する。
【0103】
ステップS22:上述したナビゲーション装置2の情報入手処理(図3)におけるステップS46及びステップS47に対応する処理であって、情報センター1は、ユーザからの要求に応じて一般的な情報提供処理を行なうことにより、対象となる情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)に情報を適宜提供する。
【0104】
上述した本実施形態によれば、地点登録確認画面(図7)を利用して、ナビゲーション装置2、携帯情報端末3、或いはユーザ端末5から予め登録したユーザ所望の施設に出かけるに際して、その施設への移動手段による移動が合理的に行なえるように、当該ユーザに情報を提供することができる。
【0105】
即ち、ユーザ所望の施設に移動する際に、そのユーザが実際に利用している特定の情報端末(ナビゲーション装置2または携帯情報端末3)に対して、その施設に関する情報が的確に提供されるので、複数種類の移動手段によって移動すると共に、複数種類の情報端末を利用する(利用可能な)ユーザの所望施設への移動を合理的に支援することができ、利便性が高い。
【0106】
また、例えば車両(自動車)を利用して移動する場合等には、ユーザ所望の最終目的地まで自分の車両によって移動するのではなく、その最終目的地の周辺の駐車場にて駐車した後、その最終目的地までユーザ自身が徒歩によって移動する、即ち、複数種類の移動手段によって移動する場合も多く、この場合、ユーザは、車両による移動中には車載ナビゲーション装置、徒歩による移動中には携帯電話や所謂PDAというように、複数種類の情報端末を使用することになるが、上述した本実施形態によれば、情報端末を判別する識別情報が移動手段別に登録され、且つ移動手段の変更場所である駐車場の位置情報または目的地の施設周辺の駐車場の位置情報が予め登録されるので、ユーザが例えば駐車場にて移動手段を変えるのに応じて自動的に、ユーザが実際に利用している特定の情報端末に対して施設情報が提供されるので、利便性が高い。
【0107】
また、本実施形態では、ユーザ確認画面(図8)によって、登録に応じて施設情報が自動的に提供されるのに先立って、例えば送信の要否や、一時的な変更、登録内容の変更等の確認の機会をユーザに与えることができるので、通常は車両で移動する目的地にその車両の故障中に別な移動手段によって移動する場合や、通常は情報端末を所持して徒歩にて移動する目的地に急を要するために車両によって移動する場合等のように、予め登録されている移動手段に対応した情報端末に施設情報が提供されることをユーザが望まない場合であっても柔軟に対応することができ、地点登録確認画面(図7)を利用して予め登録された移動手段に対応した情報端末に対してのみ施設情報が固定的に提供されるシステム構成と比較して現実的であり、且つ利便性が高い。
【0108】
また、本実施形態では、ユーザ所望の複数の施設に関して施設情報が登録されている場合に、ユーザ確認画面(図8)によって、実際の移動に際してユーザ自身が選択した移動手段に対応する施設情報だけが提供されるようにすることができるので、ユーザによる目的地(施設)の選択を容易にすることができ、且つ施設情報が不適当な情報端末に対して提供されることを防止することができる。
【0109】
尚、上述した各実施形態を例に説明した本発明は、上述した、情報センター1、情報端末(ナビゲーション装置2、携帯情報端末3)に対して、その説明において参照したフローチャートの機能を実現可能なコンピュータ・プログラムを供給した後、その装置のCPUに読み出して実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータ・プログラムは、読み書き可能なメモリまたはハードディスク装置等の記憶デバイスに格納すれば良い。
【0110】
また、前記の場合において、当該各装置内へのコンピュータ・プログラムの供給方法は、フロッピーディスク等の各種記録媒体を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することができ、このような場合において、本発明は、係るコンピュータ・プログラムのコード或いは記憶媒体によって構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における情報提供システムの全体概要を例示する図である。
【図2】本実施形態において情報提供システムを構成する情報センター1及びナビゲーション装置2の構成を例示するブロック図である。
【図3】本実施形態においてナビゲーション装置2が行なう情報入手処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態においてナビゲーション装置2が行なう情報入手処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態において情報センター1が行なう情報提供処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態において情報センター1が行なう情報提供処理を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態に係る情報提供サービスを受けるユーザが使用するナビゲーション2のディスプレイ18において表示される地点登録確認画面を例示する図である。
【図8】本実施形態に係る情報提供サービスを受けるユーザが使用するナビゲーション2のディスプレイ18において表示されるユーザ確認画面を例示する図である。
【図9】本実施形態に係る情報提供サービスを受けるユーザが使用するナビゲーション2のディスプレイ18において表示される詳細画面を例示する図である。
【図10】情報端末としてのナビゲーション装置2及び携帯情報端末3、目的地であるユーザ所望の施設、並びにその施設周辺の駐車場の位置関係を説明する図である。
【符号の説明】
1:情報センター,
2:ナビゲーション装置,
3:携帯情報端末,
4:基地局,
5:ユーザ端末,
7:通信ネットワーク,
11,31:CPU,
12:GPS受信機,
13:VICS受信機,
14:地図情報,
15:操作スイッチ,
16:車速センサ,
17:ジャイロセンサ,
18:ディスプレイ,
19:無線送受信機,
20:スピーカ,
21:ROM,
22:RAM,
32:メモリ,
33:データベース,
100:車両

Claims (13)

  1. 記憶領域に予め記憶された施設に関する情報を、ユーザの指示に応じて情報端末に提供する情報提供方法であって、
    ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の施設に該ユーザが移動するに際して利用する情報端末を判別可能な識別情報と、その施設の所在位置情報を少なくとも含む該施設に関する施設情報とを関連付けて登録する第1登録工程と、
    前記ユーザに関して、前記識別情報と、前記ユーザが前記施設に移動する際の移動手段の種別を表わす種別情報とを関連付けて登録する第2登録工程と、
    前記ユーザの要求に応じて、前記第2登録工程にて登録された前記識別情報と同じ識別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされて記憶されている前記施設情報を、前記識別情報に従って送信することにより、前記第2登録工程にて前記識別情報に関連付けて登録されたところの、前記種別情報に対応する前記移動手段によって前記ユーザが移動するに際して、該施設情報を、前記ユーザが利用する特定の情報端末に提供する情報提供工程と、
    を有
    前記第1登録工程では、前記ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の複数の施設に関して前記施設情報を登録可能であって、
    前記情報提供工程は、前記施設情報の送信に先立って、今回の移動に際しての移動手段を前記ユーザに対して確認すると共に、前記複数の施設に関する前記施設情報のうち、その確認の結果に応じた特定の移動手段を表わす種別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされている施設情報だけを抽出すると共に、抽出した施設情報の中から所望のものを前記ユーザが選択可能に提示する提示工程を含むことを特徴とする情報提供方法。
  2. 前記第2登録工程では、前記種別情報が、前記所望の施設への移動が複数種類の移動手段によることを表わす場合に、その移動手段毎に登録され、
    前記情報提供工程では、前記施設情報が、前記第2登録工程にて登録された移動手段毎の前記種別情報に従って送信されることにより、前記複数種類の移動手段によって前記ユーザが移動するに際して順次利用するところの、個々の移動手段に対応する特定の情報端末に提供されることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  3. 前記第2登録工程では、前記種別情報として、前記複数種類の移動手段によることを表わす情報が登録されるに際して、更に、それら移動手段のうち、ある移動手段から他の移動手段に変更される変更場所の位置情報または前記施設周辺の場所であって移動手段を変更可能な場所の位置情報が関連付けて登録されることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  4. 前記第2登録工程において、前記複数種類の移動手段によることを表わす情報が、前記変更場所の位置情報または前記変更可能な場所の位置情報に関連付けて登録された場合に、前記情報提供工程では、前記施設情報が、前記移動手段毎に登録された識別情報に従って送信されるに際して、送信先の情報端末が、少なくともその情報端末から取得した現在位置情報と、前記第2登録工程にて登録された前記変更場所の位置情報または前記変更可能な場所の位置情報とに基づいて変更されることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  5. 前記情報提供工程は、前記種別情報に関連付けされている前記識別情報に従って判別される情報端末に対して、前記施設情報を送信しても良いかを、送信に先立って前記ユーザに確認する確認工程を含むことを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  6. 前記情報提供工程では、少なくとも、前記種別情報と、前記施設情報に含まれる前記ユーザ所望の施設の所在位置情報とに基づいて、その施設に前記種別情報が表わす移動手段によって移動するに際しての、その移動手段に対応した経路誘導路を表わす情報が提供されることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  7. 記憶領域に予め記憶された施設に関する情報を、ユーザの指示に応じて情報端末に提供する情報提供装置であって、
    ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の施設に該ユーザが移動するに際して利用する情報端末を判別可能な識別情報と、その施設の所在位置情報を少なくとも含む該施設に関する施設情報とを関連付けて登録する第1登録手段と、
    前記ユーザに関して、前記識別情報と、前記ユーザが前記施設に移動する際の移動手段の種別を表わす種別情報とを関連付けて登録する第2登録手段と、
    前記ユーザの要求に応じて、前記第2登録手段によって登録された前記識別情報と同じ識別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされて記憶されている前記施設情報を、前記識別情報に従って送信することにより、前記第2登録手段によって前記識別情報に関連付けて登録されたところの、前記種別情報に対応する前記移動手段によって前記ユーザが移動するに際して、該施設情報を、前記ユーザが利用する特定の情報端末に提供する情報提供手段と、
    を備え
    前記第1登録手段は、前記ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の複数の施設に関して前記施設情報を登録可能であって、
    前記情報提供手段は、前記施設情報の送信に先立って、今回の移動に際しての移動手段を前記ユーザに対して確認すると共に、前記複数の施設に関する前記施設情報のうち、その確認の結果に応じた特定の移動手段を表わす種別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされている施設情報だけを抽出すると共に、抽出した施設情報の中から所望のものを前記ユーザが選択可能に提示する提示することを特徴とする情報提供装置。
  8. 記憶領域に予め記憶された施設に関する情報を、ユーザの指示に応じて情報端末に提供するコンピュータに、
    ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の施設に該ユーザが移動するに際して利用する情報端末を判別可能な識別情報と、その施設の所在位置情報を少なくとも含む該施設に関する施設情報とを関連付けて登録する第1登録工程と、
    前記ユーザに関して、前記識別情報と、前記ユーザが前記施設に移動する際の移動手段の種別を表わす種別情報とを関連付けて登録する第2登録工程と、
    前記ユーザの要求に応じて、前記第2登録工程にて登録された前記識別情報と同じ識別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされて記憶されている前記施設情報を、前記識別情報に従って送信することにより、前記第2登録工程にて前記識別情報に関連付けて登録されたところの、前記種別情報に対応する前記移動手段によって前記ユーザが移動するに際して、該施設情報を、前記ユーザが利用する特定の情報端末に提供する情報提供工程と、
    を実行させるコンピュータ・プログラムであって、
    前記第1登録工程では、前記ユーザ専用の記憶領域に、そのユーザ所望の複数の施設に関して前記施設情報を登録可能であって、
    前記情報提供工程は、前記施設情報の送信に先立って、今回の移動に際しての移動手段を前記ユーザに対して確認すると共に、前記複数の施設に関する前記施設情報のうち、その確認の結果に応じた特定の移動手段を表わす種別情報が前記ユーザ専用の記憶領域において関連付けされている施設情報だけを抽出すると共に、抽出した施設情報の中から所望のものを前記ユーザが選択可能に提示する提示工程を含むことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  9. 前記第2登録工程では、前記種別情報が、前記所望の施設への移動が複数種類の移動手段によることを表わす場合に、その移動手段毎に登録され、
    前記情報提供工程では、前記施設情報が、前記第2登録機能によって登録された移動手段毎の前記種別情報に従って送信されることにより、前記複数種類の移動手段によって前記ユーザが移動するに際して順次利用するところの、個々の移動手段に対応する特定の情報端末に提供されることを特徴とする請求項記載のコンピュータ・プログラム。
  10. 前記第2登録工程では、前記種別情報として、前記複数種類の移動手段によることを表わす情報が登録されるに際して、更に、それら移動手段のうち、ある移動手段から他の移動手段に変更される変更場所の位置情報または前記施設周辺の場所であって移動手段を変更可能な場所の位置情報が関連付けて登録されることを特徴とする請求項記載のコンピュータ・プログラム。
  11. 前記第2登録工程において、前記複数種類の移動手段によることを表わす情報が、前記変更場所の位置情報または前記変更可能な場所の位置情報に関連付けて登録された場合に、前記情報提供工程では、前記施設情報が、前記移動手段毎に登録された識別情報に従って送信されるに際して、送信先の情報端末が、少なくともその情報端末から取得した現在位置情報と、前記第2登録工程にて登録された前記変更場所の位置情報または前記変更可能な場所の位置情報とに基づいて変更されることを特徴とする請求項10記載のコンピュータ・プログラム。
  12. 前記情報提供工程は、前記種別情報に関連付けされている前記識別情報に従って判別される情報端末に対して、前記施設情報を送信しても良いかを、送信に先立って前記ユーザに確認する確認工程を含むことを特徴とする請求項記載のコンピュータ・プログラム。
  13. 前記情報提供工程では、少なくとも、前記種別情報と、前記施設情報に含まれる前記ユーザ所望の施設の所在位置情報とに基づいて、その施設に前記種別情報が表わす移動手段によって移動するに際しての、その移動手段に対応した経路誘導路を表わす情報が提供されることを特徴とする請求項記載のコンピュータ・プログラム。
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