JP3970948B2 - 遊技場用データ管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数台の遊技機に係る遊技データを利用して顧客サービスを行い得るようにした遊技場用データ管理システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
パチンコホールにおいては、店内に設置されたパチンコ遊技機に係る複数種類の遊技データのうち、遊技客にとって有益なデータを提供することにより、パチンコホール内での遊技に対する興趣及び期待感の向上を図り、これを集客力のアップに結び付ける試みが行われている。
【0003】
具体的には、従来では、CRTディスプレイなどより成る表示装置及び操作用キースイッチを備えた情報提供端末をパチンコホール内の適宜場所に設置し、上記表示装置に対して、パチンコ遊技機に関する出玉率、特賞状態の発生回数及び発生履歴、打止状態の発生回数などの遊技データを選択的に表示できるように構成することが行われている。
【0004】
しかし、上記のような情報提供端末は、1台当たりの価格が比較的高価であって、パチンコホール内の1〜2箇所に設置されるのが普通であるため、遊技データの提供サービスを、同時期に多数の遊技客に提供することが困難になり、結果的に、その利用者数が限られて、集客力アップを図るという本来の目的を十分に達成できなくなる虞があった。
【0005】
そこで、本発明は、多数台の遊技機に係る遊技データの中から必要なものを選択的に表示可能なデータ表示部を各遊技機と1対1で対応した位置に設けることによって、上記のような問題点を効果的に解決するようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、遊技場内に設置された多数台の遊技機に係る遊技データを当該遊技機の台番号と対応付けた状態で蓄積するためのデータ記憶手段と、遊技機と1対1で対応した位置に前記データ記憶手段に記憶された遊技データを表示可能に設けられたデータ表示部と、このデータ表示部と1対1で対応した位置に、前記遊技データの種類に応じた検索条件を入力可能に設けられた入力手段と、この入力手段により検索条件が入力されたときに前記データ記憶手段中から上記検索条件に対応した遊技データを読み出して前記データ表示部に表示させる表示制御手段と、前記遊技機と1対1で対応した位置に、遊技会員となった遊技客に割り当てられたIDコードが記録された記録担体から上記IDコードを読み込み可能に設けられたデータ読み込み手段とを備えた上で、前記表示制御手段を、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んでいない状態では、前記データ表示部に対し所定の遊技データを表示し、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んだ状態では、前記所定の遊技データに加えて他の遊技データも表示可能とする構成としたものである(請求項1)。
【0007】
このような構成によれば、データ記憶手段に対しては、遊技場内に設置された多数台の遊技機に係る遊技データが当該遊技機の台番号と対応付けた状態で蓄積される。遊技機と1対1で対応した位置に設けられた入力手段を通じて、前記遊技データの種類に応じた検索条件が入力されると、表示制御手段が、前記データ記憶手段に蓄積された遊技データのうち、上記のように入力された検索条件に対応した遊技データをデータ表示部に表示させるようになる。従って、遊技客は、入力手段を通じた入力操作を行うことによって、前記データ記憶手段に記憶された多数台の遊技機に関する遊技データのうち、所望の検索条件に対応したデータをデータ表示部に選択的に表示させることができる。この場合、データ表示部は、遊技機と1対1で対応した位置に設けられているから、遊技機に係る遊技データを遊技場内の多数の遊技客に対して同時期に提供可能となるものである。また、記録担体に記録されたIDコードをデータ読み込み手段に読み込ませた状態でのみ、データ表示部に入力手段により入力された検索条件に対応した他の遊技データが表示されることになるから、その記録担体を遊技場の顧客に対する会員カードとして発行する構成とした場合において、当該会員カードの付加価値を高めることができて、その発行数の増大、ひいてはこれに伴う集客力のアップを期待できるようになる。
【0008】
また、前記データ読み込み手段を、前記記録担体を取り込んだ状態でIDコードを読み込む形式のカードリーダで構成し、前記表示制御手段を、前記データ表示部に遊技客の操作に応じて特定画面を表示している状態で前記カードリーダが取り込んだ記録担体を排出したときは、前記特定画面を初期状態へ自動的に戻し、その後に所定時間が経過する前に前記カードリーダが再度同じ記録担体を取り込んだときは、前記特定画面を再表示する構成としても良いものである(請求項2)
【0009】
このような構成によれば、カードリーダが記録担体を取り込んだ状態、つまり記録担体を使用した場合のみ、データ表示部に最大限の遊技データが表示されて、その表示機能が最大限に発揮されることになるから、その記録担体を遊技場の顧客に対する会員カードとして発行する構成とした場合において、当該会員カードの付加価値を高める上で有益になる。また、データ表示部に遊技客の操作に応じて特定画面を表示している状態でカードリーダが取り込んだ記録担体が排出されるのに応じて、表示部の表示内容が初期状態に自動的に戻された後に、所定時間が経過する前に上記記録担体をカードリーダに取り込ませた場合には、前記特定画面が表示部に自動的に再表示されるから、遊技客が短時間の休憩などにより記録担体をカードリーダから取り出した状態で遊技機から離れる場合において、上記特定画面を再表示させるための操作を最初からやり直す必要がなくなるものであり、結果的に操作性に優れたものとすることができる
【0012】
以上のような各構成とする場合において、前記表示制御手段を、前記検索条件が入力された状態では、所定時間が経過する毎に前記データ記憶手段から当該検索条件に対応した遊技データを新たに読み出して前記データ表示部に表示させる構成としても良く、この構成によれば、データ表示部に対し常に最新の遊技データが表示されることになり、その表示内容の信頼性を高め得るようになる(請求項)。
【0013】
また、前記目的を達成するために、遊技場内に設置された多数台の遊技機に係る遊技データを当該遊技機の台番号と対応付けた状態で蓄積するためのデータ記憶手段と、遊技機と1対1で対応した位置に前記データ記憶手段に記憶された遊技データを表示可能に設けられたデータ表示部と、このデータ表示部と1対1で対応した位置に、任意の台番号を入力可能に設けられた入力手段と、この入力手段により台番号が入力されたときに前記データ記憶手段中から上記台番号に対応した遊技データを読み出して前記データ表示部に表示させる表示制御手段と、前記遊技機と1対1で対応した位置に、遊技会員となった遊技客に割り当てられたIDコードが記録された記録担体から上記IDコードを読み込み可能に設けられたデータ読み込み手段とを備えた上で、前記表示制御手段を、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んでいない状態では、前記データ表示部に対し当該遊技機に係る遊技データ表示し、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んだ状態では、前記遊技データに加えて前記入力手段を通じて入力される台番号に対応した他の遊技機に係る遊技データを表示可能とする構成としても良い(請求項4)。
【0014】
このような構成においても、データ記憶手段に対しては、遊技場内に設置された多数台の遊技機に係る遊技データが当該遊技機の台番号と対応付けた状態で蓄積される。遊技機と1対1で対応した位置に設けられた入力手段を通じて台番号が入力されると、表示制御手段が、前記データ記憶手段に蓄積された遊技データのうち、上記のように入力された台番号に対応した遊技データをデータ表示部に表示させるようになる。従って、遊技客は、入力手段を通じた入力操作を行うことによって、データ記憶手段に記憶された多数台の遊技機に関する遊技データのうち、任意の台番号の遊技機についての遊技データをデータ表示部に選択的に表示させることができる。この場合、データ表示部は、遊技機と1対1で対応した位置に設けられているから、遊技機に係る遊技データを遊技場内の多数の遊技客に対して同時期に提供可能となるものである。さらに、記録担体に記録されたIDコードをデータ読み込み手段に読み込ませた状態でのみ、データ表示部に対し当該データ表示部と対応しない他の遊技機に係る遊技データが表示されることになるから、上記記録担体を遊技場の顧客に対する会員カードとして発行する構成とした場合において、当該会員カードの付加価値を高めることができて、その発行数の増大、ひいてはこれに伴う集客力のアップを期待できるようになる。
【0015】
また、前記データ読み込み手段を、前記記録担体を取り込んだ状態でIDコードを読み込む形式のカードリーダで構成し、前記表示制御手段を、前記データ表示部に遊技客の操作に応じて特定画面を表示している状態で前記カードリーダが取り込んだ記録担体を排出したときは、前記特定画面を初期状態へ自動的に戻し、その後に所定時間が経過する前に前記カードリーダが再度同じ記録担体を取り込んだときは、前記特定画面を再表示する構成としても良いものである(請求項5)。
【0016】
このような構成によれば、カードリーダが記録担体を取り込んだ状態、つまり記録担体を使用した場合のみ、データ表示部に最大限の遊技データが表示されて、その表示機能が最大限に発揮されることになるから、その記録担体を遊技場の顧客に対する会員カードとして発行する構成とした場合において、当該会員カードの付加価値を高める上で有益になる。また、データ表示部に遊技客の操作に応じて特定画面を表示している状態でカードリーダが取り込んだ記録担体が排出されるのに応じて、表示部の表示内容が初期状態に自動的に戻された後に、所定時間が経過する前に上記記録担体をカードリーダに取り込ませた場合には、前記特定画面が表示部に自動的に再表示されるから、遊技客が短時間の休憩などにより記録担体をカードリーダから取り出した状態で遊技機から離れる場合において、上記特定画面を再表示させるための操作を最初からやり直す必要がなくなるものであり、結果的に操作性に優れたものとすることができる
【0019】
上記した請求項4または5のような各構成とする場合において、前記表示制御手段を、前記台番号が入力された状態では、所定時間が経過する毎に前記データ記憶手段から当該台番号に対応した遊技データを新たに読み出して前記データ表示部に表示させる構成としても良く、この構成によれば、データ表示部に対し常に最新の遊技データが表示されることになり、その表示内容の信頼性を高め得るようになる(請求項)。
【0020】
以下、本発明の参考実施例である第1実施例について図1〜図23を参照しながら説明する。
全体の構成を示す図17において、パチンコ遊技機1はパチンコホール内に一列状配置の複数台を一単位とした状態で多数台列設されるものであり、各パチンコ遊技機1の上方位置には、これと1対1で対応するようにして呼び出しランプユニット2が設置されている。
【0021】
上記呼び出しランプユニット2は、パチンコ遊技機1と、パチンコホール内の管理室に設置された集中管理コンピュータ3(本発明でいうデータ記憶手段に相当)及びパチンコホール内の適宜場所に設置された情報提供端末4との間での信号中継機能などを備えた構成となっている。また、上記集中管理コンピュータ3及び情報提供端末4は、互いの間での信号授受を後述のように行う構成となっている。
【0022】
上記情報提供端末4は、集中管理コンピュータ3に後述のように蓄積される遊技データ(累計データ、出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データ)を受信して選択的に表示するためのもので、以下においては、この情報提供端末4について説明する。
【0023】
図18には、情報提供端末4の概略構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図18において、情報提供端末4は、後述する遊技データを表示するためのCRTディスプレイなどより成る比較的大形の表示部4a、この表示部4a上に設けられた透明タッチスイッチ或いは別途設けられたキーボードより成る操作部4b、呼び出しランプユニット2との間でデータの送受信を行うための入出力部4c、表示部4aの表示制御や呼び出しランプユニット2及び集中管理コンピュータ3との間のデータ送受信制御を行うためのCPUを含んで成る制御部4dを備えた構成となっている。
【0024】
上記制御部4dは、集中管理コンピュータ3から受信した遊技データを、操作部4bの操作に応じて種々アレンジした状態で表示部4aに選択的に表示させるという周知の機能の他に、図19に示すようなデータ送受信機能を備えた構成となっている。
【0025】
この図19の内容は、制御部4dによるメインプログラム中において例えば割り込みルーチンとして繰り返し実行されるもので、まず、リクエスト入力の有無、つまり呼び出しランプユニット2から後述のように送信されてくる条件データリクエスト信号Rx、台番号リクエスト信号Ry及び自データリクエスト信号Rdの受信の有無を判断する(ステップR1)。
【0026】
ここで、上記条件データリクエスト信号Rx、台番号リクエスト信号Ry及び自データリクエスト信号Rdは、夫々図20、図21及び図22に示すようなフォーマットとなっている。
【0027】
即ち、図20において、条件データリクエスト信号Rxは、当該条件データリクエスト信号Rxであることを示す識別コード、送信源となった呼び出しランプユニット2を示す端末番号コード(例えば対応するパチンコ遊技機1の台番号を示すコード)、パチンコ遊技機1に係る複数の機種についての検索条件データδ1〜δn、エンドコードを組み合わせた構成となっている。尚、端末番号コードは、各桁を「χ」で示す任意の十進数(実際には4ビットの2進コード)で表される3桁の数字列である。
【0028】
また、上記検索条件データδ1〜δnは、パチンコ遊技機1の各機種を示す機種コード、非稼働状態のパチンコ遊技機1を検索することを示す休止フラグ、検索対象のパチンコ遊技機1の特賞回数の下限値を指定するための特賞回数データ、検索対象のパチンコ遊技機1における特賞終了後のスタート回数(これの意味については後述の説明により明らかとなる)の下限値を指定するためのスタート回数データとを組み合わせた構成となっている。
【0029】
図21において、台番号リクエスト信号Ryは、当該台番号リクエスト信号Ryであることを示す識別コード、送信源となった呼び出しランプユニット2を示す端末番号コード、パチンコ遊技機1についての台番号データ、エンドコードを組み合わせた構成となっている。
【0030】
図22において、自データリクエスト信号Rdは、当該自データリクエスト信号Rdであることを示す識別コード、送信源となった呼び出しランプユニット2を示す前述の端末番号コード、エンドコードを組み合わせた構成となっている。
【0031】
図19に翻って、条件データリクエスト信号Rx、台番号リクエスト信号Ry及び自データリクエスト信号Rdを何れも受信していない状態(ステップR1で「NO」)には、そのままリターンするが、受信した場合には、その受信信号が条件データリクエスト信号Rxであるか否かを判断する(ステップR2)。
【0032】
このステップR2で「YES」と判断した場合には、データ検索処理ルーチンR3を実行する。このルーチンR3では、集中管理コンピュータ3に蓄積されている遊技データ中から、受信した条件データリクエスト信号Rx中の検索条件データδ1〜δnに該当したデータを検索して抽出する。次いで、上記のような検索条件に該当した遊技データを抽出できたか否かを判断し(ステップR4)、抽出できなかった場合には、上記条件データリクエスト信号Rx中の端末番号コードに対応した呼び出しランプユニット2に対しデータ無信号を送信するステップR5を実行してリターンする。
【0033】
これに対して、検索条件に該当した遊技データが抽出された場合(ステップR4で「YES」)には、データ作成ルーチンR6を実行する。このデータ作成ルーチンR6は、前記ステップR2で「NO」と判断される場合、つまり受信信号が台番号リクエスト信号Ry及び自データリクエスト信号Rdの何れかであった場合にも実行される。
【0034】
上記データ作成ルーチンR6では、集中管理コンピュータ3に蓄積されている遊技データに基づいて図23に示すようなフォーマットの返信データAdを作成する。
【0035】
即ち、図23において、返信データAdは、当該返信データAdであることを示す識別コード、送信先の呼び出しランプユニット2を示す端末番号コード(前記条件データリクエスト信号Rx、台番号リクエスト信号Ry、自データリクエスト信号Rdのうち受信した信号に含まれるもの)、条件データリクエスト信号Rx或いは台番号リクエスト信号Ryにより指定される台数分のパチンコ遊技機1についての表示用遊技データΔ1〜Δn(自データリクエスト信号Rdに応答する場合には該当するパチンコ遊技機1についての1台分の表示用遊技データΔ1)、エンドコードを組み合わせた構成となっている。
【0036】
この場合、上記表示用遊技データΔ1〜Δnは、該当するパチンコ遊技機1の台番号、その台番号のパチンコ遊技機1が稼働中であるか否かを示す稼働フラグ、前回の特賞が終了した時点からのスタート回数を含むヘッドデータQ0に対応付けて、当日を含む例えば過去3日分の遊技データQ1〜Q3を並べた構成となっている。
【0037】
上記各遊技データQ1〜Q3は、該当日を示す日付データ、累計スタート回数、累計特賞回数、累計打止回数を示す各データと、出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データ(パチンコ遊技機1において特賞が発生した各時点毎の累計アウト玉数及び差玉数を示す履歴データ、特賞が終了した各時点毎の累計アウト玉数及び差玉数を示す履歴データ)を組み合わせた構成となっている。
【0038】
このようなデータ作成ルーチンR6の実行後には、当該ルーチンR6で作成した返信データAdを、当該返信データAdに含まれる端末番号コードに対応した呼び出しランプユニット2へ送信するデータ送信ルーチンR7を実行した後にリターンする。
【0039】
図1には、呼び出しランプユニット2及びこれに関連した部分の電気的構成が示されており、以下これについて説明する。
パチンコ遊技機1は、具体的には図示しないが、通常の入賞孔の他に、動作状態で入賞率が極端に高くなる電気役物を備えた特賞用入賞孔と、パチンコ玉が入賞したときに上記電気役物を所定の確率(パチンコ遊技機1の機種によっては不確定の確率)で動作状態に切り換えるためのスタート入賞孔とを備えた周知の構成となっている。
【0040】
このパチンコ遊技機1は、遊技に伴うアウト玉数及びセーフ玉数をそれぞれ示すアウト玉計数信号Sa及びセーフ玉計数信号Sb、前記電気役物の動作状態つまり特賞状態が発生したことを示す特賞信号Sf、前記スタート入賞孔へのパチンコ玉の入賞に応じたスタート信号Ss、図示しないパチンコ玉発射機構の操作ハンドルが操作状態にあることを示す操作検知信号Sgをそれぞれリアルタイムで出力する構成となっており、それらの信号は、呼び出しランプユニット2に与えられるようになっている。
【0041】
尚、上記特賞信号Sfは、この実施例ではパチンコ遊技機1が特賞状態にある期間中継続して出力される構成となっているが、特賞発生時点で特賞発生信号を出力し、特賞終了時点で特賞終了信号を出力する構成も可能である。
【0042】
また、パチンコ遊技機1用の椅子1aには、遊技客の着座を検出して着座信号Sdを発生する着座センサ(図示せず)が設けられており、上記着座信号Sdも呼び出しランプユニット2に与えられるようになっている。
【0043】
呼び出しランプユニット2からパチンコ遊技機1に対しては、打止信号Szが与えられるようになっており、パチンコ遊技機1は、打止信号Szの入力期間中には前記パチンコ玉発射機構の電源を遮断して遊技不能な打止状態に切換わる構成となっている。
【0044】
呼び出しランプユニット2は、以下のような構成となっている。
即ち、呼び出しランプユニット2は、本発明でいう表示制御手段及び検出手段の機能を兼用する制御部5を中心に構成されたもので、この制御部5に対しては、周知の呼び出しスイッチ6からのオン信号、パチンコ遊技機1からの特賞信号Sf、スタート信号Ss、操作検知信号Sg、図示しない着座センサからの着座信号Sdがそれぞれ入力されるようになっている。
【0045】
アウト玉数レジスタ7は、パチンコ遊技機1からのアウト玉計数信号Saにより示される数値を順次累積記憶するようになっており、前記制御部5から一定周期で出力される転送指令信号を受ける毎に、累積記憶数値を示す数値信号Δaを当該制御部5へ転送すると共に、記憶内容をリセットする構成となっている。
【0046】
セーフ玉数レジスタ8は、パチンコ遊技機1からのセーフ玉計数信号Sbにより示される数値を順次累積記憶するようになっており、前記制御部5から一定周期で出力される転送指令信号を受ける毎に、累積記憶数値を示す数値信号Δbを当該制御部5へ転送すると共に、記憶内容をリセットする構成となっている。
【0047】
データ表示部としての表示ユニット9は、例えばドットマトリックスタイプのLEDパネルを備えた構成とされたもので、その表示画面上には、入力手段としての例えばマトリックス方式の透明タッチスイッチ10が設定されている。
【0048】
前記制御部5は、CPUを含む論理制御回路を含んで構成されたもので、前記集中管理コンピュータ3及び情報提供端末4との間での送受信回路11及び12を介した信号送受信動作、前記打止信号Szをドライバ13を通じてパチンコ遊技機1に与える動作、周知の打止表示ランプ14、特賞表示ランプ15及び呼び出しランプ16の点灯状態をそれぞれドライバ17、18及び19を介して制御する動作、前記表示ユニット9の表示内容をドライバ20を介して制御する動作を、予め設定された制御プログラムに基づいて行うようになっている。
【0049】
また、制御部5は、表示ユニット9に設けられたタッチスイッチ10をスキャニングすることにより、当該タッチスイッチ10からその押圧操作位置を示す信号を受ける構成となっている。
【0050】
上記制御部5は、表示ユニット9に係る後述のような制御機能、並びに送受信回路12を通じた情報提供端末4との間のデータ授受機能の他に、アウト玉数レジスタ7及びセーフ玉レジスタ8から数値信号Δa及びΔbが転送される毎に、それらの数値信号Δa及びΔbを集中管理コンピュータ3へ送受信回路11を介して送信する機能、並びにパチンコ遊技機1から特賞信号Sf及びスタート信号Ssを受ける毎に、それらの信号Sf及びSsを集中管理コンピュータ3へ送受信回路11を介して送信する機能を備えた構成となっている。
【0051】
ここで、集中管理コンピュータ3は、上述のように入力される数値信号Δa及びΔb、特賞信号Sf、スタート信号Ssに基づいて、パチンコ遊技機1毎の管理データ(アウト玉数及びセーフ玉数の差、出玉率、特賞回数、スタート入賞孔への入賞回数など)を演算すると共に、その演算結果に基づいたパチンコ遊技機1の打止制御機能を備えた周知構成のものである。
【0052】
この場合、集中管理コンピュータ3にあっては、打止となったパチンコ遊技機1が発生したときに、当該パチンコ遊技機1に対応した呼び出しランプユニット2に対して打止指令信号を送信するものであり、当該呼び出しランプユニット2内の制御部5は、上記打止指令信号を受信したときに前記打止信号Szをパチンコ遊技機1へ送信する構成となっている。
【0053】
また、集中管理コンピュータ3は、上記演算結果に基づいて、各パチンコ遊技機1に関する以下▲1▼、▲2▼に述べるような累計データと、出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データとを、情報提供端末4及び表示ユニット9において表示するための遊技データとして当日及び過去の所定日数分にわたって蓄積する構成となっている。
【0054】
▲1▼…各営業日の日付を示すデータと、各営業日におけるパチンコ遊技機1毎の累計アウト玉数、累計セーフ玉数、累計スタート回数(スタート入賞孔へ入賞回数)、累計特賞回数、累計打止回数、特賞確率(累計特賞回数÷累計スタート回数)、特賞終了後のスタート回数を含む累計データ。
【0055】
▲2▼…パチンコ遊技機1において特賞が発生した各時点毎の累計アウト玉数及び差玉数(アウト玉数−セーフ玉数)を示す履歴データと、特賞が終了した各時点毎の累計アウト玉数及び差玉数とを示す履歴データとを組み合わせて成る出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データ。
【0056】
尚、集中管理コンピュータ3は、上記累計データと出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データとを、所定時間経過する毎に最新のものに更新しながら蓄積するように構成されている。
【0057】
さて、以下においては、呼び出しランプユニット2側の制御部による制御内容のうち、本発明の要旨に直接関係した表示ユニット9に係る制御機能について説明する。
【0058】
図6には、制御部5に設定された検出手段としての機能、つまりパチンコ遊技機1の稼働状態及び非稼働状態を検出する機能を実現するための稼働判定ルーチンの内容が示されている。
【0059】
この稼働判定ルーチンでは、操作検知信号Sgまたは着座信号Sdが入力されるまで、若しくはそれら操作検知信号Sg及び着座信号Sdの入力状態が停止されるまで待機する(ステップB1、B2)。
【0060】
操作検知信号Sgまたは着座信号が入力された場合(ステップB1で「YES」)には、稼働中フラグFonが「1」にセットされているか否かを判断する(ステップB3)。このとき、上記稼働中フラグFonがセットされていた場合には、ステップB2へ移行するが、セットされていなかった場合には、タイマ動作時間が5〜10秒程度に設定された内部遅延タイマのタイマ動作を初期状態からスタートさせ(ステップB4)、この後には、当該内部遅延タイマがタイムアップするまで、若しくは操作検知信号Sg及び着座信号Sdの入力が停止されるまで待機する(ステップB5、B6)。
【0061】
内部遅延タイマがタイムアップする前の時点で操作検知信号Sg及び着座信号Sdの入力が停止されたときには、そのままステップB1へ戻るが、タイムアップしたときには稼働中フラグFonを「1」にセットするステップB7を実行した後にステップB1へ戻る。
【0062】
前記ステップB2で「YES」と判断した場合(操作検知信号Sg及び着座信号Sdの入力状態が停止された場合)には、稼働中フラグFonが「0」にリセットされているか否かを判断する(ステップB8)。上記稼働中フラグFonがリセットされていた場合には、ステップB1へ戻るが、リセットされていなかった場合には、タイマ動作時間が5〜10秒程度に設定された内部遅延タイマのタイマ動作を初期状態からスタートさせ(ステップB9)、この後には、当該内部遅延タイマがタイムアップするまで、若しくは操作検知信号Sgまたは着座信号Sdが入力されるまで待機する(ステップB10、B11)。
【0063】
内部遅延タイマがタイムアップする前の時点で操作検知信号Sgまたは着座信号Sdが入力されたときには、そのままステップB1へ戻るが、タイムアップしたときには稼働中フラグFonを「0」にリセットするステップB12を実行した後にステップB1へ戻る。
【0064】
要するに、上記のような稼働判定ルーチンが行われる結果、対応するパチンコ遊技機1側においてパチンコ玉発射機構の操作ハンドルが操作されたとき、または当該パチンコ遊技機1用の椅子1aに遊技客が着座したときには、その操作状態または着座状態が内部遅延タイマに設定されたタイマ動作時間(5〜10秒程度)以上継続したときに、稼働中フラグFonが「1」にセットされるものであり、このような稼働中フラグFonのセットに応じて、対応するパチンコ遊技機1が稼働状態にある旨の検出が行われることになる。
【0065】
さらに、パチンコ遊技機1側においてパチンコ玉発射機構の操作ハンドルの操作が解除されたとき、または当該パチンコ遊技機1用の椅子1aから遊技客が立ち上がったときには、その操作解除状態または立ち上がり状態が内部遅延タイマに設定されたタイマ動作時間(5〜10秒程度)以上継続したときに、稼働中フラグFonが「0」にリセットされるものであり、このような稼働中フラグFonのリセットに応じて、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態にある旨の検出が行われることになる。
【0066】
図2〜図5には、制御部5に設定された表示制御手段としての機能、つまり表示ユニット9に対するデータ表示機能を実現するための表示制御ルーチンの内容が示されている。
【0067】
この表示制御ルーチンは、制御部5の電源立ち上げに応じて開始されるものであり、まず、図2に示すように、自データリクエスト処理ルーチンA1を実行する。このルーチンA1では、当該制御部5が属する呼び出しランプユニット2の端末番号コードを含む自データリクエスト信号Rd(図22参照)を作成して、情報提供端末4へ送信すると共に、その送信に応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd(図23参照)中の表示用遊技データΔ1、つまり、対応するパチンコ遊技機1に係る遊技データを図示しない内部メモリに記憶する。
【0068】
引き続いて、タイマ動作時間が例えば5分に設定されたデータ更新用の内部タイマのタイマ動作をスタートさせ(ステップA2)、この後に表示ユニット9に対して図7に示すような通常画面を表示する(ステップA3)。
【0069】
具体的には、図7の通常画面には、当日の日付及び現在時刻を示す文字a1 、「大当たり回数/特賞確率」の文字a2 、「2日前、前日、本日」の文字a3 、前述のように記憶した表示用遊技データΔ1に基づいて作成した大当たりデータΔF及び特賞確率データΔKが、当日を含む過去3日分について前記文字a3 と対応した状態で表示される。尚、上記大当たり回数とは、前述した特賞状態の発生回数のことである。
【0070】
また、上記大当たりデータΔFは、返信データAd(図23参照)中の累計特賞回数に基づいて得られるデータであり、特賞確率データΔKは、前記表示用遊技データΔ1中の累計特賞回数及び累計スタート回数に基づいた演算(累計特賞回数÷累計スタート回数)により得られるデータである。
【0071】
上記通常画面表示ステップA3の実行後には、前記稼働中フラグFonが「1」にセットされた状態となるまで、若しくは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップA4、A5)。この場合、内部タイマがタイムアップした場合には、前記自データリクエスト処理ルーチンA1へ戻る。
【0072】
これに対して、稼働中フラグFonがセットされた状態となったとき、つまり対応するパチンコ遊技機1が稼働状態となったときには、表示ユニット9に対して図8に示すような稼働中画面を表示する(ステップA6)。
【0073】
具体的には、図8の稼働中画面は、前述した図7のような通常画面中に、「出玉」、「履歴」、「他台照会」の文字b1 、b2 、b3 及びこれらを囲む枠を追加表示した形態のものである。
【0074】
この場合、文字b1 、b2 、b3 に対応した部分が手指などにより押圧操作されたときには、その押圧操作位置が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような押圧操作箇所が、それぞれ出玉推移グラフ選択スイッチ(文字b1 部分)、特賞履歴選択スイッチ(文字b2 部分)、他台照会スイッチ(文字b3 部分)として機能するようになっている。
【0075】
上記稼働中画面を表示した状態では、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字b1 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、特賞履歴選択スイッチ(文字b2 部分)を通じた特賞履歴選択操作、他台照会スイッチ(文字b3 部分)を通じた他台照会操作の何れかが行われた否かを判断し(ステップA7、A8、A9)、何れの選択操作も行われていない状態では、稼働中フラグFonが「0」にリセットされたか否かを判断する(ステップA10)。
【0076】
稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップA10で「YES」)、つまり、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには、前記通常画面表示ステップA3へ移行する。
【0077】
これに対して、ステップA10で「NO」と判断される場合、つまり稼働中フラグFonが「1」にセットされた状態にある場合には、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップA11)。この場合、内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップA7へ戻るが、タイムアップしたときには、前述同様の自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンA12、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップA13を順次実行した後に、前記稼働中画面表示ステップA6へ戻る。
【0078】
稼働中画面(図8参照)の表示状態で、出玉推移グラフ選択操作が行われた場合(ステップA7で「YES」)には、表示ユニット9に対して図9に示すような出玉推移グラフ画面を表示する(ステップA14)。
【0079】
具体的には、図9の出玉推移グラフ画面には、当日の日付及び現在時刻を示す文字c1 、「出玉推移グラフ」の文字c2 、前記自データリクエスト処理ルーチンA1で記憶した表示用遊技データΔ1に基づいて作成した対応パチンコ遊技機1に係る出玉推移グラフΔG、「履歴」、「終了」の各文字c3 、c4 及びこれらの文字c3 、c4 を囲む枠が表示される。
【0080】
この場合、文字c3 、c4 に対応した部分が押圧操作されたときには、その押圧操作位置が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような押圧操作箇所が、それぞれ特賞履歴選択スイッチ(文字c3 部分)、終了スイッチ(文字c4 部分)として機能するようになっている。
【0081】
また、上記出玉推移グラフΔGは、前述のように記憶した表示用遊技データΔ1中の出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データ(図23中に示した返信データAd中の履歴データ)に基づいて作成されるもので、それらの履歴データのうち当日分の各データについて1画面分ずつの出玉推移グラフΔGを得るようになっている。この場合、出玉推移グラフΔGは、履歴データ中の特賞発生時点及び特賞終了時点の各累計アウト玉数を横軸とし、特賞発生時点及び特賞終了時点の各差玉数を縦軸として作成されるものであり、このグラフΔGからはパチンコ遊技機1における出玉の推移状態が一目で分かるようになる。
【0082】
尚、前記出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データは当日を含む過去3日分のデータであるから、3日分の出玉推移グラフを一度に表示する構成としても良いものである。
【0083】
上記出玉推移グラフ画面を表示した状態では、特賞履歴選択スイッチ(文字c3 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字c4 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われたか否かを判断し(ステップA15、A16)、何れの選択操作も行われていない状態では、稼働中フラグFonが「0」にリセットされたか否かを判断する(ステップA17)。
【0084】
稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップA17で「YES」)、つまり対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには、前記通常画面表示ステップA3へ移行する。
【0085】
これに対して、ステップA17で「NO」と判断される場合、つまり稼働中フラグFonが「1」にセットされた状態にある場合には、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップA18)。内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップA15へ戻るが、タイムアップしたときには、自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンA19、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップA20を順次実行した後に、前記出玉推移グラフ画面表示ステップA14へ戻る。
【0086】
出玉推移グラフ画面を表示した状態で、終了スイッチ(文字c4 部分)を通じた終了指定操作が行われたとき(ステップA16で「YES」)には、前記稼働中画面表示ステップA6へ戻る。
【0087】
また、出玉推移グラフ画面の表示状態で、特賞履歴選択スイッチ(文字c3 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたとき(ステップA15で「YES」)には、特賞履歴画面表示ステップA21へ移行する。
【0088】
上記特賞履歴画面表示ステップA21は、前記ステップA8で「YES」と判断された場合、つまり、図8に示された稼働中画面表示状態で特賞履歴選択スイッチ(文字b2 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたときにも実行される構成となっている。
【0089】
この特賞履歴画面表示ステップA21では、表示ユニット9に対して図10に示すような特賞履歴画面を表示する。具体的には、図10の特賞履歴画面には、当日の日付及び現在時刻を示す文字d1 、「特賞履歴」の文字d2 、前記表示用遊技データΔ1に基づいて作成した対応するパチンコ遊技機1に係る特賞履歴グラフΔH、「出玉」、「終了」の各文字d3 、d4 及びこれらの文字d3 、d4 を囲む枠が表示される。
【0090】
この場合、文字d3 、d4 に対応した部分が押圧操作されたときには、その押圧操作箇所が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような押圧操作箇所が、それぞれ出玉推移グラフ選択スイッチ(文字d3 部分)、終了スイッチ(文字d4 部分)として機能するようになっている。
【0091】
また、上記特賞履歴グラフΔHは、前記表示用遊技データΔ1中の出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データ(図23中に示した返信データAd中の履歴データ)に基づいて作成されるもので、それらの履歴データの全部(当日を含む過去3日分のデータ)についての特賞履歴グラフΔHを得るようになっている。この場合、特賞履歴グラフΔHは、履歴データ中の特賞発生時点の累計アウト玉数データに基づいて、特賞発生時点を時間軸(当日を含む過去3日分)である横軸にプロット(「$」印)することにより作成されるものであり、このグラフΔHからは、パチンコ遊技機1における特賞状態の発生履歴が過去3日分について一目で分かるようになる。尚、特賞履歴グラフΔH中には、対応する位置に「2日前」、「前日」、「本日」の各文字が表示される。
【0092】
上記特賞履歴画面を表示した状態では、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字d3 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、終了スイッチ(文字d4 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われたか否かを判断し(ステップA22、A23)、何れの選択操作も行われていない状態では、稼働中フラグFonが「0」にリセットされたか否かを判断する(ステップA24)。
【0093】
稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップA24で「YES」)、つまり対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには、前記通常画面表示ステップA3へ移行する。
【0094】
これに対して、ステップA24で「NO」と判断される場合、つまり稼働中フラグFonが「1」にセットされた状態にある場合には、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップA25)。内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップA22へ戻るが、タイムアップしたときには、自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンA26、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップA27を順次実行した後に、前記特賞履歴画面表示ステップA21へ戻る。
【0095】
特賞履歴画面を表示した状態で、終了スイッチ(文字d4 部分)を通じた終了指定操作が行われたとき(ステップA23で「YES」)には、前記稼働中画面表示ステップA6へ戻る。
【0096】
また、特賞履歴画面の表示状態で、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字d3 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作が行われたとき(ステップA22で「YES」)には、前記出玉推移グラフ画面表示ステップA14へ移行する。
【0097】
稼働中画面の表示状態で、他台照会操作が行われた場合(ステップA9で「YES」)には、図3に示す機種選択画面表示ステップA28以降の制御を実行する。即ち、図3において、機種選択画面表示ステップA28では、表示ユニット9に対して図11に示すような機種選択画面を表示する。
【0098】
具体的には、図11の機種選択画面には、当日の日付を示す文字e1 、パチンコホール内に設置されたパチンコ遊技機1についての機種名を示す「ドリーム1」などの文字e2 群、「検索」、「台番指定」、「終了」の各文字e3 〜e5 及びこれらの文字e3 〜e5 を囲む枠が表示される。
【0099】
このとき、機種選択画面中の文字e2 〜e5 に対応した部分が手指などにより押圧操作された各場合には、その操作位置が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような操作箇所が、それぞれ機種選択スイッチ(文字e2 部分)、検索スイッチ(文字e3 部分)、台番指定スイッチ(文字e4 部分)、終了スイッチ(文字e5 部分)として機能するようになっている。
【0100】
尚、機種選択スイッチ(文字e2 部分)が操作されたときには、当該機種選択スイッチに対応した機種名が例えば反転表示(図11では斜線帯で表現)により特定される構成となっており、これにより当該機種名が選択された旨の報知を行うようになっている。このような反転表示は、実際には複数の機種名について行い得る構成、つまり、複数の機種名を選択可能な構成となっているが、以下においては、説明の便宜上、一つの機種名のみ選択可能な構成であるものとし、また、機種選択画面の表示当初には、所定の機種名(図11の例では「ドリーム1」)を自動的に反転表示することにより、当該機種名が自動選択された状態とする構成になっているものとする。
【0101】
上記のような機種選択画面の表示状態では、前述した検索スイッチ、台番指定スイッチ、終了スイッチの何れかが操作されるまで、若しくは前記稼働中フラグFonが「0」にリセットされるまで待機する(ステップA29〜A32)。
【0102】
このような待機状態(機種選択画面の表示状態)において、終了スイッチが操作されたとき(ステップA31で「YES」)には、図2に示す稼働中画面表示ステップA6へ移行し、稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップA32で「YES」)、つまり、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには、図2に示す通常画面表示ステップA3へ移行する。
【0103】
また、機種選択画面の表示状態で、検索スイッチ(文字e3 部分)が操作された場合(ステップA29で「YES」)には、表示ユニット9に対し図12のような検索条件設定画面を表示する(ステップA33)。
【0104】
具体的には、図12の検索条件設定画面には、当日の日付を示す文字f1 、前記機種選択画面上で選択された機種名を示す文字f2 、例えば4種類の検索条件を示す「休止中の遊技機を検索」、「特賞回数χχ回以上を検索」、「特賞回数χχ回以下を検索」、「前回特賞終了後のスタート回数χχχχ回以上を検索」の各文字f3 、f4 、f5 、f6 (但し、χは十進数を表現)、テンキースイッチを示す「0」から「9」までの数字列f7 、上記した4種類の検索条件を選択するためのスイッチの位置を示す例えば「休止中」、「特賞以上」、「特賞以下」、「スタート」の各文字f8 、f9 、f10、f11、「実行」、「取消」、「終了」の各文字f12、f13、f14及びこれら数字列f7 、文字f2 、f8 〜f14を囲む枠が表示される。
【0105】
このとき、検索条件設定画面中の数字列f7 、文字f8 〜f14に対応した部分が手指などにより押圧操作された各場合には、その操作位置が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような操作箇所が、それぞれテンキースイッチ(数字列f7 部分)、検索条件選択スイッチ(文字f8 〜f11部分)、実行スイッチ(文字f12部分)、取消スイッチ(文字f13部分)、終了スイッチ(文字f14部分)として機能するようになっている。
【0106】
尚、検索条件を示す文字f3 〜f6 部分が押圧操作された各場合に、その操作箇所をタッチスイッチ10のスキャニングにより特定する構成としても良く、このような構成とした場合には、上記した検索条件選択スイッチに対応した文字f8 〜f11を省略できることになる。
【0107】
また、検索条件を示す各文字f4 、f5 、f6 中の「χ」部分には、検索条件設定画面の表示当初において適宜の初期値が表示される構成となっている。例えば、文字f4 部分には「特賞回数10回以上を検索」と表示され、文字f5 部分には「特賞回数15回以下を検索」と表示され、文字f6 部分には「前回特賞終了後のスタート回数500回以上を検索」と表示される構成となっている。
【0108】
この場合、各文字f3 、f4 、f5 、f6 に対応した検索条件が、検索条件選択スイッチ(文字f8 〜f11部分)により選択された状態では、選択された検索条件を示す文字の全体が反転表示などにより特定されるようになっており、その選択は重複して行い得る構成となっている。さらに、文字f4 、f5 、f6 に対応した検索条件が選択された状態では、それら各文字f4 、f5 、f6 中の「χ」部分の表示数値を、前記キースイッチ(文字f7 部分)を通じた数値入力操作に応じて任意に変更できる構成となっている。
【0109】
しかして、上記検索条件設定画面を表示した状態では、上述のように検索条件選択スイッチにより選択された検索条件を受け付けて記憶する検索条件入力処理ルーチンA35を実行する。
【0110】
このルーチンA35の実行後には、前述した実行スイッチ(文字f12部分)、取消スイッチ(文字f13部分)、終了スイッチ(文字f14部分)の操作状態を判断し(ステップA36〜A38)、それらスイッチが何れも操作されていない状態では、検索条件入力処理ルーチンA35以降の制御を反復して実行する。
【0111】
検索条件設定画面の表示状態で、終了スイッチ(文字f14部分)が操作された場合(ステップA38で「YES」)には、前記機種選択画面表示ステップA28へ戻る。また、取消スイッチ(文字f13部分)が操作されたとき(ステップA37で「YES」)には、前記検索条件入力処理ルーチンA35で受け付けた検索条件をクリアするステップA39を実行した後に、当該検索条件入力処理ルーチンA35以降の制御を実行する。
【0112】
検索条件設定画面の表示状態で、実行スイッチ(文字f12部分)が操作された場合(ステップA36で「YES」)には、検索条件を受け付けた状態にあるか否かを判断し(ステップA40)、非受け付け状態では、表示ユニット9中の余白スペースに例えば「検索条件が選択されていません」というようなメッセージを所定時間だけ表示し(ステップA41)、この後に検索条件入力処理ルーチンA35へ戻る。
【0113】
これに対して、上記実行スイッチの操作時において検索条件を受け付けた状態にあった場合(ステップA40で「YES」)には、条件データリクエスト信号送信処理ルーチンA42を実行する。このルーチンA42では、上述のように受け付けた状態にある検索条件に基づいて、自身が属する呼び出しランプユニット2の端末番号コードを含む条件データリクエスト信号Rx(図20参照)を作成し、その信号Rxを情報提供端末4へ送信する。
【0114】
この場合、上記データリクエスト信号Rxを受信した情報提供端末4は、前述したように、集中管理コンピュータ3に蓄積されている遊技データ中から、上記条件データリクエスト信号Rxによる検索条件(検索条件データδ1〜δnより示される)に該当したデータを検索・抽出する動作を行う。そして、検索条件に該当する遊技データがなかった場合には、データリクエスト信号Rxの送信源となった呼び出しランプユニット2へデータ無信号をアンサバックし、該当する遊技データがあった場合には、その遊技データを含む返信データAd(図23参照)をアンサバックする。
【0115】
上記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンA42の実行後には、情報提供端末4からアンサバックされる返信データAdまたはデータ無信号を受信するまで待機し(ステップA43、A44)、データ無信号を受信したときには、表示ユニット9中の余白スペースに例えば「該当データがありません」というようなメッセージを所定時間だけ表示し(ステップA45)、この後に検索条件入力処理ルーチンA35へ戻る。
【0116】
これに対して、返信データAdを受信したときには、その返信データAd中の表示用遊技データΔ1〜Δnを図示しない内部メモリに更新記憶するステップA46、内部タイマのタイマ動作を開始するステップA47順次を実行した後に、図4に示す他台データ一覧画面表示ステップA48以降の制御を実行する。
【0117】
即ち、図4において、他台データ一覧画面表示ステップA48では、表示ユニット9に対し図14に示すような他台データ一覧画面を表示する。具体的には、図14の他台データ一覧画面には、当日の日付及び現在時刻を示す文字g1 、「大当たり回数/スタート回数」の文字g2 、「2日前、前日、本日」の文字g3 、前記データ記憶処理ルーチンA46或いは後述するデータ更新処理ルーチンA55、A66、A76において内部メモリに記憶した表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した例えば3台分のパチンコ遊技機1についての大当たりデータΔF及び特賞終了後のスタート回数データΔJが、当該パチンコ遊技機1の台番号g4 及び機種名g5 と共に前記文字g3 と対応した状態で表示される。この場合、大当たりデータΔFは、当日を含む過去3日分について表示され、スタート回数データΔJは当日分のみについて表示される。さらに、他台データ一覧画面には、「次画面」、「出玉」、「履歴」、「終了」の各文字g6 〜g9 及びこれらの文字g6 〜g9 を囲む枠が表示される。
【0118】
このとき、他台データ一覧画面中の台番号g4 、文字g6 〜g9 に対応した部分が手指などにより押圧操作された各場合には、その操作位置が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような操作箇所が、それぞれ台番号選択スイッチ(台番号g4 部分)、次画面スイッチ(文字g6 部分)、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字g7 部分)、特賞履歴選択スイッチ(文字g8 部分)、終了スイッチ(文字g9 部分)として機能するようになっている。
【0119】
尚、台番号選択スイッチ(台番号g4 部分)が操作されたときには、当該台番号選択スイッチに対応した台番号が例えば反転表示(図14では斜線帯)により特定される構成となっており、これにより当該台番号が選択された旨を報知するようになっている。このような反転表示は、複数の台番号について行い得る構成、つまり、複数の台番号を選択可能な構成となっているが、他台データ一覧画面の表示当初には、第1番目の台番号を自動的に反転表示することにより、当該台番号が自動選択された状態を呈する構成になっている。
【0120】
上記のような他台データ一覧画面を表示した状態では、次画面スイッチ(文字g6 部分)を通じた次画面選択操作、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字g7 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、特賞履歴選択スイッチ(文字g8 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字g9 部分)を通じた終了操作の何れかが行われるまで、若しくは前記稼働中フラグFonが「0」にリセットされるまで、或いは前記ステップA47でタイマ動作を開始した状態にある内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップA49〜A54)。
【0121】
このような待機状態(他台データ一覧画面の表示状態)で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップA52で「YES」)には図3に示す検索条件設定画面表示ステップA33へ移行し、また、稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップA53で「YES」)、つまり、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには図2に示す通常画面表示ステップA3へ移行する。
【0122】
さらに、内部タイマがタイムアップした場合(ステップA54で「YES」)には、データ更新処理ルーチンA55、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップA56を順次実行した後に、前記他台データ一覧画面表示ステップA48へ戻る。
【0123】
ここで、上記データ更新処理ルーチンA55では、情報提供端末4に対して、前記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンA42で送信したものと同じ内容の条件データリクエスト信号Rxを再送信し、これに応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd中の表示用遊技データΔ1〜Δnを、図示しない内部メモリに更新記憶する。
【0124】
他台データ一覧画面の表示状態で、次画面選択操作が行われた場合(ステップA49で「YES」)には、内部メモリに記憶されている表示用遊技データΔ1〜Δnのうち、大当たりデータΔF及び特賞終了後のスタート回数データΔJについて未表示のものがあったときのみ、図14の他台データ一覧画面中に上記データΔF及びΔJを表示するように変更し(ステップA57)、この後に判断ステップA49へ戻る。尚、上記のような次画面選択操作に応じた表示内容の変更は、内部メモリに対し4台分以上のパチンコ遊技機1についての表示用遊技データΔ1〜Δnが記憶されている場合に行われることになる。
【0125】
また、他台データ一覧画面の表示状態において、出玉推移グラフ選択操作が行われた場合(ステップA50で「YES」)には、表示ユニット9に対して図15に示すような他台データについての出玉推移グラフ画面を表示する(ステップA58)。
【0126】
具体的には、図15の出玉推移グラフ画面には、当日の日付及び現在時刻を示す文字h1 、「出玉推移グラフ」の文字h2 、内部メモリに記憶されている前記表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した対応パチンコ遊技機1に係る出玉推移グラフΔG、「次画面」、「一覧」、「履歴」、「終了」の各文字h3 〜h6 及びこれらの文字h3 〜h6 を囲む枠が表示される。
【0127】
この場合、文字h3 〜h6 に対応した部分が押圧操作されたときには、その押圧操作位置が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような押圧操作箇所が、それぞれ次画面スイッチ(文字h3 部分)、一覧画面復帰スイッチ(文字h4 部分)、特賞履歴選択スイッチ(文字h5 部分)、終了スイッチ(文字h6 部分)として機能するようになっている。
【0128】
また、上記出玉推移グラフΔGは、前述のように記憶した表示用遊技データΔ1〜Δn中の出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データ(図23中に示した返信データAd中の履歴データ)に基づいて作成されるもので、それらの履歴データのうち当日分の各データについて1画面分ずつの出玉推移グラフΔGを、前記図9に示された出玉推移グラフΔGと同様に得るようになっている。尚、この場合においても、3日分の出玉推移グラフを一度に表示する構成としても良いものである。
【0129】
上記出玉推移グラフ画面を表示した状態では、次画面スイッチ(文字h3 部分)を通じた次画面選択操作、一覧画面復帰スイッチ(文字h4 部分)を通じた一覧画面復帰操作、特賞履歴選択スイッチ(文字h5 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字h6 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われるまで、若しくは前記稼働中フラグFonが「0」にリセットされるまで、或いは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップA59〜A64)。
【0130】
このような待機状態(出玉推移グラフ画面の表示状態)で、次画面選択操作が行われた場合(ステップA59で「YES」)には、画面に未表示の出玉推移グラフΔGがあったときのみ、図15の出玉推移グラフ画面中に前記表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した新たな出玉推移グラフΔGを表示するように変更し(ステップA65)、この後に判断ステップA59へ戻る。尚、上記のような次画面選択操作に応じた表示内容の変更は、内部メモリに対し2台分以上のパチンコ遊技機1についての表示用遊技データΔ1〜Δnが記憶されている場合に行われることになる。
【0131】
出玉推移グラフ画面の表示状態で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップA62で「YES」)には、図3に示す検索条件設定画面表示ステップA33へ移行し、また、稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップA63で「YES」)、つまり、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには、図2に示す通常画面表示ステップA3へ移行する。
【0132】
出玉推移グラフ画面の表示状態で、前記内部タイマがタイムアップした場合(ステップA64で「YES」)には、データ更新処理ルーチンA66、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップA67を順次実行した後に、前記出玉推移グラフ画面表示ステップA58へ戻る。
【0133】
上記データ更新処理ルーチンA66では、情報提供端末4に対して、前記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンA42で送信したものと同じ内容の条件データリクエスト信号Rxを再送信し、これに応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd中の表示用遊技データΔ1〜Δnを、図示しない内部メモリに更新記憶する。
【0134】
また、出玉推移グラフ画面の表示状態で、一覧画面復帰スイッチを通じた一覧画面復帰操作が行われたとき(ステップA60で「YES」)には、前記他台データ一覧画面表示ステップA48へ移行し、特賞履歴選択スイッチを通じた特賞履歴選択操作が行われたとき(ステップA61で「YES」)には、以下に述べる特賞履歴画面表示ステップA68へ移行する。
【0135】
上記特賞履歴画面表示ステップA68は、前記ステップA51で「YES」と判断された場合、つまり、図14に示された他台データ一覧画面表示状態で特賞履歴選択スイッチ(文字g8 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたときにも実行される構成となっている。
【0136】
この特賞履歴画面表示ステップA68では、表示ユニット9に対して図16に示すような特賞履歴画面を表示する。具体的には、図16の特賞履歴画面には、当日の日付及び現在時刻を示す文字i1 、「特賞履歴」の文字i2 、前記返信データAdに基づいて作成した対応するパチンコ遊技機1に係る特賞履歴グラフΔH、「次画面」、「一覧」、「出玉」、「終了」の各文字i3 〜i6 及びこれらの文字i3 〜i6 を囲む枠が表示される。
【0137】
この場合、文字i3 〜i6 に対応した部分が押圧操作されたときには、その押圧操作箇所が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような押圧操作箇所が、それぞれ次画面スイッチ(文字i3 部分)、一覧画面復帰スイッチ(文字i4 部分)、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字i5 部分)、終了スイッチ(文字i6 部分)として機能するようになっている。
【0138】
また、上記特賞履歴グラフΔHは、前述のように記憶した表示用遊技データΔ1〜Δn中の出玉推移グラフ及び特賞履歴グラフ作成用の履歴データ(図23中に示した返信データAd中の履歴データ)に基づいて作成されるもので、各パチンコ遊技機1毎の履歴データの全部(当日を含む過去3日分のデータ)についての特賞履歴グラフΔHを、前記図10に示された特賞履歴グラフΔHと同様に得るようになっている。
【0139】
上記特賞履歴画面を表示した状態では、次画面スイッチ(文字i3 部分)を通じた次画面選択操作、一覧画面復帰スイッチ(文字i4 部分)を通じた一覧画面復帰操作、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字i5 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、終了スイッチ(文字i6 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われるまで、若しくは前記稼働中フラグFonが「0」にリセットされるまで、或いは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップA69〜A74)。
【0140】
このような待機状態(特賞履歴画面の表示状態)で、次画面選択操作が行われた場合(ステップA69で「YES」)には、画面に未表示の特賞履歴グラフΔHがあったときのみ、図16の特賞履歴画面中に前記表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した新たな特賞履歴グラフΔHを表示するように変更し(ステップA75)、この後に判断ステップA69へ戻る。尚、上記のような次画面選択操作に応じた表示内容の変更は、内部メモリに対し2台分以上のパチンコ遊技機1についての表示用遊技データΔ1〜Δnが記憶されている場合に行われることになる。
【0141】
特賞履歴画面の表示状態で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップA72で「YES」)には、図3に示す検索条件設定画面表示ステップA33へ移行し、また、稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップA73で「YES」)、つまり、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには図2に示す通常画面表示ステップA3へ移行する。
【0142】
特賞履歴画面の表示状態で、前記内部タイマがタイムアップした場合(ステップA74で「YES」)には、前記データ更新処理ルーチンA66と同じ内容のデータ更新処理ルーチンA76、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップA77を順次実行した後に、前記特賞履歴画面表示ステップA68へ戻る。
【0143】
また、特賞履歴画面の表示状態で、一覧画面復帰スイッチを通じた一覧画面復帰操作が行われたとき(ステップA70で「YES」)には、前記他台データ一覧画面表示ステップA48へ移行し、出玉推移グラフ選択スイッチを通じた出玉推移グラフ選択操作が行われたとき(ステップA71で「YES」)には、前記出玉推移グラフ画面表示ステップA58へ移行する。
【0144】
図3に翻って、ステップA30で「YES」と判断した場合、つまり、図11に示すような機種選択画面の表示状態で台番指定スイッチ(文字e4 部分)が操作された場合には、表示ユニット9に対し図13のような台番号選択画面を表示する(ステップA78)。
【0145】
具体的には、図13の台番号選択画面には、当日の日付を示す文字j1 、前記機種選択画面上で選択された機種名を示す文字j2 、当該機種名に対応したパチンコ遊技機1の全ての台番号j3 、「実行」、「取消」、「終了」の各文字j4 〜j6 及びこれらの文字j2 、j4 〜j6 を囲む枠が表示される。尚、上記台番号j3 の表示は、パチンコ遊技機1の設置時において例えば情報提供端末4側に予め記憶されているデータに基づいて行われるものである。
【0146】
このとき、台番号選択画面中の台番号j3 、文字j4 〜j6 に対応した部分が手指などにより押圧操作された各場合には、その操作位置が前記タッチスイッチ10のスキャニングに応じて特定されるようになっており、当該タッチスイッチ10にあっては、上記のような操作箇所が、それぞれ台番号選択スイッチ(台番号j3 部分)、実行スイッチ(文字j4 部分)、取消スイッチ(文字j5 部分)、終了スイッチ(文字j6 部分)として機能するようになっている。
【0147】
尚、上記台番号選択スイッチは、表示された多数の台番号j3 の中から所望のものを選択するためのもので、台番号j3 部分の操作毎に当該台番号j3 部分が反転表示状態及び通常表示状態に交互に切り換えられると共に、その反転表示による台番号の選択状態を報知するようになっており、その選択は重複して行い得る構成となっている。
【0148】
また、上記台番号選択画面では、前記機種選択画面で選択された機種についての台番号のみを選択可能な構成としたが、選択された機種とは無関係に任意の台番号を入力できる構成としても良く、この場合には、例えば、画面中にテンキースイッチを表示し、そのテンキースイッチの操作に応じて任意の台番号を入力できるように構成すれば良い。
【0149】
しかして、上記台番号選択画面を表示した状態では、上述のように台番号選択スイッチにより選択された台番号を受け付けて記憶する台番号入力処理ルーチンA79を実行する。
【0150】
このルーチンA79の実行後には、前述した実行スイッチ(文字j4 部分)、取消スイッチ(文字j5 部分)、終了スイッチ(文字j6 部分)の操作状態を判断し(ステップA80〜A82)、それらスイッチが何れも操作されていない状態では、台番号入力処理ルーチンA79以降の制御を反復して実行する。
【0151】
台番号選択画面の表示状態で、終了スイッチ(文字j6 部分)が操作された場合(ステップA82で「YES」)には、前記機種選択画面表示ステップA28へ戻る。また、取消スイッチ(文字j5 部分)が操作されたとき(ステップA81で「YES」)には、前記台番号入力処理ルーチンA79で受け付けた台番号をクリアするステップA83を実行した後に、当該台番号入力処理ルーチンA79以降の制御を実行する。
【0152】
台番号選択画面の表示状態で、実行スイッチ(文字j5 部分)が操作された場合(ステップA80で「YES」)には、台番号を受け付けた状態にあるか否かを判断し(ステップA84)、非受け付け状態では、表示ユニット9中の余白スペースに例えば「台番号が入力されていません」というようなメッセージを所定時間だけ表示し(ステップA85)、この後に台番号入力処理ルーチンA79へ戻る。
【0153】
これに対して、上記実行スイッチの操作時において台番号を受け付けた状態にあった場合(ステップA84で「YES」)には、台番号リクエスト信号送信処理ルーチンA86を実行する。このルーチンA86では、上述のように受け付けた状態にある台番号に基づいて、自身が属する呼び出しランプユニット2の端末番号コードを含む台番号リクエスト信号Ry(図21参照)を作成し、その信号Ryを情報提供端末4へ送信する。
【0154】
この場合、上記台番号リクエスト信号Ryを受信した情報提供端末4は、前述したように、集中管理コンピュータ3に蓄積されている遊技データ中から、上記台番号リクエスト信号Ryに含まれる台番号データに該当したパチンコ遊技機1に係る遊技データを読み出し、その遊技データを含む返信データAd(図23参照)をアンサバックする。
【0155】
上記台番号リクエスト信号送信処理ルーチンA86の実行後には、情報提供端末4からアンサバックされる返信データAdまたは一定時間が経過するまで待機し(ステップA87、A88)、返信データAdがアンサバックされることなく一定時間が経過したときには、表示ユニット9中の余白スペースに例えば「操作を最初からやり直して下さい」というようなメッセージを所定時間だけ表示し(ステップA89)、この後に台番号入力処理ルーチンA79へ戻る。
【0156】
これに対して、返信データAdを受信したときには、その返信データAd中の表示用遊技データΔ1〜Δnを図示しない内部メモリに更新記憶するステップA90、内部タイマのタイマ動作を開始するステップA91を順次実行した後に、図5に示す他台データ一覧画面表示ステップA92以降の制御を実行する。
【0157】
即ち、図5において、他台データ一覧画面表示ステップA92では、前述した他台データ一覧画面表示ステップA48(図4参照)と同様に、表示ユニット9に対し図14に示すような他台データ一覧画面を表示する。但し、この場合、上記他台データ一覧画面中の大当たりデータΔF及び特賞終了後のスタート回数データΔJは、前記データ記憶処理ルーチンA90或いは後述するデータ更新処理ルーチンA99、A110、A120で内部メモリに記憶した表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成されるものである。
【0158】
ここで、図5に示された他台データ一覧画面表示ステップA92からステップA121までの制御内容は、図4に示した他台データ一覧画面表示ステップA48からステップA77までの制御内容と同様の内容であるから、その具体的説明は省略する。但し、図5の制御例では、他台データデータ一覧画面の表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップA96で「YES」)、出玉推移グラフ画面表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップA106で「YES」)、特賞履歴画面表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップA116で「YES」)には、図3に示す台番号選択画面表示ステップA78へ移行するようになっている。
【0159】
要するに、上記した本実施例の構成によれば、多数台のパチンコ遊技機1と1対1で対応するように設けられた表示ユニット9には、当該パチンコ遊技機1が稼働していない期間においては、そのパチンコ遊技機1に係る大当たり回数及び特賞確率のみが図7に示すような形式で限定的に表示される。従って、このような表示によって、非稼働状態にあるパチンコ遊技機1の大まかな特性をパチンコホール内の遊技客に対して報知できるようになる。
【0160】
また、パチンコ遊技機1の稼働状態では、前記表示ユニット9に対して、当該パチンコ遊技機1についての大当たり回数、特賞確率の他に、出玉推移グラフ、特賞履歴グラフのような実用度の高い遊技データを選択的に表示できるようになると共に、他のパチンコ遊技機1に係る大当たり回数、特賞終了後のスタート回数、出玉推移グラフ、特賞履歴グラフのような遊技データも選択的に表示できるようになる。具体的には、パチンコ遊技機1の稼働状態では、表示ユニット9に設けられたタッチスイッチ10を通じて入力された検索条件或いは台番号に対応した遊技データが、図8〜図16に示すような形式で選択的に表示されるようになる。
【0161】
この結果、パチンコ遊技機1での遊技客は、タッチスイッチ10の操作に応じて、パチンコホール内の多数台のパチンコ遊技機1に関する遊技データのうち、所望の検索条件に対応したデータ、並びに所望の台番号のパチンコ遊技機1に係る遊技データを、自身が遊技中のパチンコ遊技機1に対応した表示ユニット9に対し選択的に表示させることが可能となるものであり、これにより、パチンコ遊技機1に係る遊技データをパチンコホール内の多数の遊技客に対して同時期に提供できるようになって、パチンコホール内での遊技に対する興趣及び期待感の向上を図り得るようになり、特に、遊技中のパチンコ遊技機1に係る遊技データに止まらず、他のパチンコ遊技機1に係る遊技データをも表示ユニット9に表示させることができるから、その表示ユニット9の付加価値が高まるようになる。
【0162】
また、遊技客が上記のように表示ユニット9に限定的に表示された遊技データ(当該表示ユニット9に対応したパチンコ遊技機1に係る大当たり回数及び特賞確率)以外の遊技データを、上記表示ユニット9に表示させようとする場合には、対応するパチンコ遊技機1において遊技を行う必要が出てくるから、これをもってパチンコ遊技機1の稼動率向上を期待できるようになり、パチンコホールにとって有益となる。
【0163】
この場合、上記のように表示される遊技データは、表示ユニット9の表示内容を制御するための制御部5に設定された内部タイマがタイムアップする毎(5分経過毎)に新たなデータに差し替えられる構成となっているから、常に最新の遊技データを提供できることになる。従って、このように遊技客側に有益な最新情報が提供される結果、その表示内容の信頼性を高め得るようになる。
【0164】
図24〜図35には本発明をパチンコホールに適用した実施例である第2実施例が示されており、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ説明する。
即ち、この実施例は、図25に示すような会員カード21(本発明でいう記録担体に相当)を利用することが特徴となっている。この会員カード21は、例えばパチンコホールの遊技会員となった遊技客に対し1人1枚宛て発行されるもので、表面にテープ状の磁気記録部21aが設けられていると共に、加盟店名21b、加盟店及び会員に固有のデータに対応した数字列21c(「χ」は十進数を表現)、会員の氏名を示す文字列21d、カード有効年月日を示す数字列21eがエンボス加工によって形成されている。この場合、上記磁気記録部21aには、例えばパチンコホールを特定するための加盟店コード、前記会員(遊技客)に割り当てられたIDコード、カード有効年月日を示す有効期限データなどが記録されている。
【0165】
図示しないが、本実施例では、情報提供端末4に対し、上記会員カード1の記憶データを読み込むためのカードリーダが追加した状態で設けられており、例えば、当該情報提供端末4は、このカードリーダを通じて会員カード1のIDコードを読み込んだ状態でのみ遊技データの表示機能が有効化される構成となっている。
【0166】
図32には、上記情報提供端末4が有する制御部4d(第1実施例における図18参照)によるデータ送受信ルーチンの内容が示されている。即ち、このデータ送受信ルーチンは、基本的には第1実施例におけるデータ送受信ルーチン(図19参照)の内容と同じであり、まず、リクエスト入力の有無、つまり呼び出しランプユニット2から後述のように送信されてくる条件データリクエスト信号Rx′、台番号リクエスト信号Ry′及び自データリクエスト信号Rdの受信の有無を判断する(ステップR1′)。
【0167】
ここで、上記自データリクエスト信号Rdは、前記第1実施例で述べた自データリクエスト信号と同様のフォーマット(図22参照)のものであるが、条件データリクエスト信号Rx′及び台番号リクエスト信号Ry′は、夫々図33及び図34に示すようなフォーマットとなっている。
【0168】
即ち、図33において、上記条件データリクエスト信号Rx′は、前記第1実施例における条件データリクエスト信号Rx(図20参照)に対して、呼び出しランプユニット2側で読み込んだ会員カード21のIDコードを付加した構成となっている。また、図34において、前記台番号リクエスト信号Ry′は、第1実施例における台番号リクエスト信号Ry(図21参照)に対して、呼び出しランプユニット2側で読み込んだ会員カード21のIDコードを付加した構成となっている。
【0169】
図32に翻って、条件データリクエスト信号Rx′、台番号リクエスト信号Ry′及び自データリクエスト信号Rdを何れも受信していない状態(ステップR1′で「NO」)には、そのままリターンするが、受信した場合には、その受信信号が条件データリクエスト信号Rx′であるか否かを判断する(ステップR2′)。
【0170】
このステップR2′で「YES」と判断した場合には、データ検索処理ルーチンR3′を実行する。このルーチンR3′では、集中管理コンピュータ3に蓄積されている遊技データ中から、受信した条件データリクエスト信号Rx′中の検索条件データδ1〜δnに該当したデータを検索して抽出する。次いで、上記のような検索条件に該当した遊技データを抽出できたか否かを判断し(ステップR4′)、抽出できなかった場合には、上記条件データリクエスト信号Rx′中の端末番号コードに対応した呼び出しランプユニット2に対しデータ無信号を送信するステップR5′を実行してリターンする。
【0171】
これに対して、検索条件に該当した遊技データが抽出された場合(ステップR4′で「YES」)には、データ作成ルーチンR6′を実行する。このデータ作成ルーチンR6′は、前記ステップR2′で「NO」と判断される場合、つまり受信信号が台番号リクエスト信号Ry′及び自データリクエスト信号Rdの何れかであった場合にも実行される。
【0172】
データ作成ルーチンR6′では、集中管理コンピュータ3に蓄積されている遊技データに基づいて図35に示すようなフォーマットの返信データAd′を作成する。即ち、図35において、返信データAd′は、第1実施例における返信データ(図23参照)に対して、受信した条件データリクエスト信号Rx′或いは台番リクエスト信号Ry′中のIDコードを付加した構成となっている。尚、自データリクエスト信号Rdを受信したときに行うデータ作成ルーチンR6′では、上記返信データAd′中のIDコードは空欄となるように制御される。
【0173】
このようなデータ作成ルーチンR6′の実行後には、当該ルーチンR6′で作成した返信データAd′を、当該返信データAd′に含まれる端末番号コードに対応した呼び出しランプユニット2へ送信するデータ送信ルーチンR7′を実行した後にリターンする。
【0174】
図24には、本実施例における呼び出しランプユニット2及びこれに関連した部分の電気的構成が示されている。この実施例では、呼び出しランプユニット2の制御部5には、パチンコ遊技機1側からの操作検知信号Sg並びにパチンコ遊技機1用の椅子1aからの着座信号Sdが入力されない構成となっており、これにより、制御部5の制御機能から、パチンコ遊技機1の稼働状態判定機能が除去されている。本実施例では、このような除去された稼働状態判定機能を補うために、前記会員カード21を利用している。
【0175】
制御部5により制御されるカードリーダ22(本発明でいうデータ読み込み手段に相当)は、呼び出しランプユニット2と1対1で対応するように設けられたもので、図示しないカード挿入口にカードが差し込まれたときに、そのカードを取り込むと共にこれに記憶されたデータを読み込む構成となっており、読み込んだデータを制御部5に与える構成となっている。また、上記カードリーダ22にはイジェクトボタン23が設けられており、このイジェクトボタン23の操作信号も当該カードリーダ22を通じて制御部5に与えられる構成となっている。
【0176】
図26〜図30には、制御部5に設定された表示制御手段としての機能(データ表示機能)を実現するための表示制御ルーチンの内容が示されている。
この表示制御ルーチンは、制御部5の電源立ち上げに応じて開始されるもので、まず、図26に示すように、自データリクエスト処理ルーチンC1を実行する。このルーチンC1では、当該制御部5が属する呼び出しランプユニット2の端末番号コードを含む自データリクエスト信号Rd(図22参照)を作成して、情報提供端末4へ送信すると共に、その送信に応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd′(図36参照)中の表示用遊技データΔ1、つまり、対応するパチンコ遊技機1に係る遊技データを図示しない内部メモリに記憶する。
【0177】
引き続いて、タイマ動作時間が例えば5分に設定された内部タイマのタイマ動作をスタートさせ(ステップC2)、この後に表示ユニット9に対して図31に示すような通常画面を表示する(ステップC3)。
【0178】
具体的には、図31の通常画面は、前記第1実施例における通常画面(図7参照)に対して、会員カード21をカード挿入口へ挿入することを促すメッセージ、例えば「会員カードを挿入して下さい」の文字a4 を追加表示した形態となっている。
【0179】
上記通常画面表示ステップC3の実行後には、カードリーダ22のカード挿入口に対しカードが挿入されるまで、若しくは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップC4、C5)。この場合、内部タイマがタイムアップした場合には、前記自データリクエスト処理ルーチンC1へ戻り、カードが挿入された場合、つまりカードリーダ22がカードを取り込んだ場合には、その挿入カードが適正な会員カード21であるか否かを、当該カードリーダ22による読み込みデータに基づいて判断する(ステップC6)。
【0180】
尚、この場合、カードリーダ22が読み込んだデータ中に会員カード21に記録されたIDコード及び有効期限データが存在するか否かに基づいて、挿入カードが会員カード21であるか否かを判断し、さらに、その会員カード21から読み込んだIDコード及び有効期限データを集中管理コンピュータ3側に蓄積されている顧客データベースと照会することにより、当該会員カード21が適正なものであるか否かを判断するものである。
【0181】
挿入された会員カード21が、適正な会員カード21以外のものであった場合には、その会員カード21を排出するステップC7を実行して通常画面表示ステップC1へ戻るが、適正な会員カード21であった場合には、その会員カード21中のIDコードが、前回挿入された会員カード21のIDコードと一致するか否かを判断する(ステップC8)。尚、この判断は、イジェクトボタン23の操作に伴う割り込み処理として行われる後述のイジェクト処理ルーチン(図30に内容が示されている)において記憶したIDコードに基づいて行われるものである。
【0182】
上記ステップC8で「NO」と判断した場合、つまり挿入された会員カード21が前回挿入されたものと異なる場合には、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の稼働中画面(図8参照)を表示する(ステップC9)。
【0183】
上記稼働中画面を表示した状態では、出玉推移グラフ選択スイッチ(図8中の文字b1 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、特賞履歴選択スイッチ(文字b2 部分)を通じた特賞履歴選択操作、他台照会スイッチ(文字b3 部分)を通じた他台照会操作の何れかが行われた否かを判断し(ステップC10〜C12)、何れの選択操作も行われていない状態では、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップC13)。
【0184】
この場合、内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップC10へ戻るが、タイムアップしたときには、前述同様の自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd′中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンC14、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップC15を順次実行した後に、前記稼働中画面表示ステップC9へ戻る。
【0185】
稼働中画面(図8参照)の表示状態で、出玉推移グラフ選択操作が行われた場合(ステップC10で「YES」)には、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の出玉推移グラフ画面(図9参照)を表示する(ステップC16)。
【0186】
上記出玉推移グラフ画面を表示した状態では、特賞履歴選択スイッチ(図9中の文字c3 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字c4 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われたか否かを判断し(ステップC17、C18)、何れの選択操作も行われていない状態では、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップC19)。
【0187】
そして、内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップC17へ戻るが、タイムアップしたときには、自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd′中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンC20、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップC21を順次実行した後に、前記出玉推移グラフ画面表示ステップC16へ戻る。
【0188】
出玉推移グラフ画面を表示した状態で、終了スイッチ(文字c4 部分)を通じた終了指定操作が行われたとき(ステップC18で「YES」)には、前記稼働中画面表示ステップC9へ戻る。
【0189】
また、出玉推移グラフ画面の表示状態で、特賞履歴選択スイッチ(文字c3 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたとき(ステップC17で「YES」)には、特賞履歴画面表示ステップC22へ移行する。
【0190】
上記特賞履歴画面表示ステップC22は、前記ステップC11で「YES」と判断された場合、つまり、稼働中画面(図8参照)の表示状態で特賞履歴選択スイッチ(文字b2 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたときにも実行される構成となっている。
【0191】
この特賞履歴画面表示ステップC22では、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の特賞履歴画面(図10参照)を表示する。このように特賞履歴画面を表示した状態では、出玉推移グラフ選択スイッチ(図10中の文字d3 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、終了スイッチ(文字d4 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われたか否かを判断し(ステップC23、C24)、何れの選択操作も行われていない状態では、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップC25)。
【0192】
そして、内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップC23へ戻るが、タイムアップしたときには、自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd′中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンC26、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップC27を順次実行した後に、前記特賞履歴画面表示ステップC22へ戻る。
【0193】
特賞履歴画面を表示した状態で、終了スイッチ(文字d4 部分)を通じた終了指定操作が行われたとき(ステップC24で「YES」)には、前記稼働中画面表示ステップC9へ戻る。
【0194】
また、特賞履歴画面の表示状態で、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字d3 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作が行われたとき(ステップC23で「YES」)には、前記出玉推移グラフ画面表示ステップC16へ移行する。
【0195】
稼働中画面の表示状態で、他台照会操作が行われた場合(ステップC12で「YES」)には、図27に示す機種選択画面表示ステップC28以降の制御を実行する。即ち、図27において、上記機種選択画面表示ステップC28では、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の機種選択画面(図11参照)を表示する。
【0196】
上記のような機種選択画面の表示状態では、前述した検索スイッチ、台番指定スイッチ、終了スイッチの何れかが操作されるまで待機する(ステップC29〜C31)。
【0197】
このような待機状態(機種選択画面の表示状態)において、終了スイッチが操作されたとき(ステップC31で「YES」)には、図26に示す稼働中画面表示ステップC9へ移行する。
【0198】
また、機種選択画面の表示状態で、検索スイッチ(文字e3 部分)が操作された場合(ステップC29で「YES」)には、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の検索条件設定画面(図12参照)を表示する(ステップC33)。
【0199】
そして、この検索条件設定画面の表示状態では、第1実施例中の図3に示したA35〜A47と同様の検索条件入力処理ルーチンC35、ステップC36〜C41、条件データリクエスト信号送信処理ルーチンC42、ステップC43〜C45、データ記憶処理ルーチンC46、ステップC47を実行する。但し、上記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンC42では、情報提供端末4に対し図33のようなフォーマットの条件データリクエスト信号Rx′を送信するものであり、これに応じて情報提供端末4側からは、図35に示すようなフォーマットの返信データAd′がアンサバックされる。
【0200】
この場合、内部タイマのタイマ動作を開始させるステップC47の実行後には、図28に示す他台データ一覧画面表示ステップC48以降の制御を実行する。
【0201】
即ち、図28において、他台データ一覧画面表示ステップC48では、表示ユニット9に対し第1実施例と同様の他台データ一覧画面(図14参照)を表示する。このように他台データ一覧画面を表示した状態では、次画面スイッチ(図14中の文字g6 部分)を通じた次画面選択操作、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字g7 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、特賞履歴選択スイッチ(文字g8 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字g9 部分)を通じた終了操作の何れかが行われるまで、若しくは前記ステップC47でタイマ動作を開始した状態にある内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップC49〜C53)。
【0202】
このような待機状態(他台データ一覧画面の表示状態)で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップC52で「YES」)には図27に示す検索条件設定画面表示ステップC33へ移行し、また、内部タイマがタイムアップした場合(ステップC53で「YES」)には、データ更新処理ルーチンC54、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップC55を順次実行した後に、前記他台データ一覧画面表示ステップC48へ戻る。尚、上記データ更新処理ルーチンC54では、情報提供端末4に対して、前記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンC42で送信したものと同じ内容の条件データリクエスト信号Rx′を送信すると共に、これに応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd′中の表示用遊技データΔ1〜Δnを、図示しない内部メモリに更新記憶する。
【0203】
他台データ一覧画面の表示状態で、次画面選択操作が行われた場合(ステップC49で「YES」)には、内部メモリに記憶されている表示用遊技データΔ1〜Δnのうち、大当たりデータΔF及び特賞終了後のスタート回数データΔJについて未表示のものがあったときのみ、図14の他台データ一覧画面中に上記データΔF及びΔJを表示するように変更し(ステップC56)、この後に判断ステップC49へ戻る。尚、上記のような次画面選択操作に応じた表示内容の変更は、内部メモリに対し4台分以上のパチンコ遊技機1についての表示用遊技データΔ1〜Δnが記憶されている場合に行われる。
【0204】
また、他台データ一覧画面の表示状態において、出玉推移グラフ選択操作が行われた場合(ステップC50で「YES」)には、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の他台データについての出玉推移グラフ画面(図15参照)を表示する(ステップC57)。
【0205】
上記出玉推移グラフ画面を表示した状態では、次画面スイッチ(図15中の文字h3 部分)を通じた次画面選択操作、一覧画面復帰スイッチ(文字h4 部分)を通じた一覧画面復帰操作、特賞履歴選択スイッチ(文字h5 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字h6 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われるまで、若しくは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップC58〜C62)。
【0206】
このような待機状態(出玉推移グラフ画面の表示状態)で、次画面選択操作が行われた場合(ステップC58で「YES」)には、画面に未表示の出玉推移グラフΔGがあったときのみ、図15の出玉推移グラフ画面中に前記表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した新たな出玉推移グラフΔGを表示するように変更し(ステップC63)、この後に判断ステップC58へ戻る。尚、上記のような次画面選択操作に応じた表示内容の変更は、内部メモリに対し2台分以上のパチンコ遊技機1についての表示用遊技データΔ1〜Δnが記憶されている場合に行われる。
【0207】
出玉推移グラフ画面の表示状態で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップC61で「YES」)には、図27に示す検索条件設定画面表示ステップC33へ移行し、また、内部タイマがタイムアップした場合(ステップC62で「YES」)には、データ更新処理ルーチンC64、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップC66を順次実行した後に、前記出玉推移グラフ画面表示ステップC57へ戻る。尚、上記データ更新処理ルーチンC64では、情報提供端末4に対して、前記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンC42で送信したものと同じ内容の条件データリクエスト信号Rx′を送信し、これに応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd′中の表示用遊技データΔ1〜Δnを、図示しない内部メモリに更新記憶するものである。
【0208】
また、出玉推移グラフ画面の表示状態で、一覧画面復帰スイッチを通じた一覧画面復帰操作が行われたとき(ステップC59で「YES」)には、前記他台データ一覧画面表示ステップC48へ移行し、特賞履歴選択スイッチを通じた特賞履歴選択操作が行われたとき(ステップC60で「YES」)には、以下に述べる特賞履歴画面表示ステップC66へ移行する。
【0209】
上記特賞履歴画面表示ステップC66は、前記ステップC51で「YES」と判断された場合、つまり、図14に示された他台データ一覧画面表示状態で特賞履歴選択スイッチ(文字g8 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたときにも実行される構成となっており、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の特賞履歴画面(図16参照)を表示する。
【0210】
上記特賞履歴画面を表示した状態では、次画面スイッチ(図16中の文字i3 部分)を通じた次画面選択操作、一覧画面復帰スイッチ(文字i4 部分)を通じた一覧画面復帰操作、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字i5 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、終了スイッチ(文字i6 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われるまで、若しくは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップC67〜C71)。
【0211】
このような待機状態(特賞履歴画面の表示状態)で、次画面選択操作が行われた場合(ステップC67で「YES」)には、画面に未表示の特賞履歴グラフΔHがあったときのみ、図16の特賞履歴画面中に前記表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した新たな特賞履歴グラフΔHを表示するように変更し(ステップC72)、この後に判断ステップC67へ戻る。尚、上記のような次画面選択操作に応じた表示内容の変更は、内部メモリに対し2台分以上のパチンコ遊技機1についての表示用遊技データΔ1〜Δnが記憶されている場合に行われるものである。
【0212】
特賞履歴画面の表示状態で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップC70で「YES」)には、図27に示す検索条件設定画面表示ステップC33へ移行し、また、前記内部タイマがタイムアップした場合(ステップC71で「YES」)には、前記データ更新処理ルーチンC64と同じ内容のデータ更新処理ルーチンC73、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップC74を順次実行した後に、前記特賞履歴画面表示ステップC66へ戻る。
【0213】
特賞履歴画面の表示状態で、一覧画面復帰スイッチを通じた一覧画面復帰操作が行われたとき(ステップC68で「YES」)には、前記他台データ一覧画面表示ステップC48へ移行し、出玉推移グラフ選択スイッチを通じた出玉推移グラフ選択操作が行われたとき(ステップC69で「YES」)には、前記出玉推移グラフ画面表示ステップC57へ移行する。
【0214】
図27に翻って、ステップC30で「YES」と判断した場合、つまり、図11に示すような機種選択画面の表示状態で台番指定スイッチ(文字e4 部分)が操作された場合には、表示ユニット9に対し第1実施例と同様の台番号選択画面(図13参照)を表示する(ステップC78)。
【0215】
そして、この台番号選択画面の表示状態では、第1実施例中の図3に示したA79〜A91と同様の台番号入力処理ルーチンC79、ステップC80〜C85、条件データリクエスト信号送信処理ルーチンC86、ステップC90〜C89、データ記憶処理ルーチンC90、ステップC91を実行する。但し、上記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンC86では、情報提供端末4に対し図33のようなフォーマットの条件データリクエスト信号Rx′を送信するものであり、これに応じて情報提供端末4側からは、図35に示すようなフォーマットの返信データAd′がアンサバックされる。
【0216】
この場合、内部タイマのタイマ動作を開始させるステップC91の実行後には、図29に示す他台データ一覧画面表示ステップC92以降の制御を実行する。
【0217】
即ち、図29において、他台データ一覧画面表示ステップC92では、前述した他台データ一覧画面表示ステップC48(図28参照)と同様に、表示ユニット9に対し図14に示すような他台データ一覧画面を表示する。但し、この場合、上記他台データ一覧画面中の大当たりデータΔF及び特賞終了後のスタート回数データΔJは、データ記憶処理ルーチンC90或いはデータ更新処理ルーチンC98、C108、C117で内部メモリに記憶した表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成されるものである。
【0218】
ここで、図29に示された他台データ一覧画面表示ステップC92からステップC118までの制御内容は、図28に示した他台データ一覧画面表示ステップC48からステップC74での制御内容と同様の内容であるから、その具体的説明は省略する。但し、図29の制御例では、他台データデータ一覧画面の表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップC96で「YES」)、出玉推移グラフ画面表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップC105で「YES」)、特賞履歴画面表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップC114で「YES」)には、図27に示す台番号選択画面表示ステップC78へ移行するようになっている。
【0219】
しかして、制御部5は、イジェクトボタン23からの操作信号を受けたときには、図30に示すようなイジェクト処理ルーチンを割り込み処理により実行するようになっている。
【0220】
図30のイジェクト処理ルーチンに移行したときには、まず、表示ユニット9に特定画面が表示されているか否かを判断する(ステップD1)。ここで、上記特定画面とは、図9〜図16に示された各画面(遊技客がタッチスイッチ10を操作することに応じて表示される画面)である。このような特定画面が表示されていない状態では、カードリーダ22が取り込んだ状態にある会員カード21を排出するステップD4を実行した後に、図26中の通常画面表示ステップC3へ戻る。
【0221】
これに対して、上記特定画面が表示された状態にあった場合には、当該挿入会員カード21から読み込んだIDコードを記憶すると共に、図示しない内部メモリに記憶されている遊技データ(表示ユニット9に表示中の遊技データに相当)を消去することなく保持するステップD2、タイマ動作時間が例えば10分に設定されたデータ保留タイマのタイマ動作を開始させるステップD3、前記カード排出ステップD4を順次実行した後に図26中の通常画面表示ステップC3へ戻る。
【0222】
従って、イジェクトボタン23の操作に応じてカードリーダ22から会員カード21が排出された場合、表示ユニット9は通常画面(図7参照)を表示した状態へ自動的に戻されることになる。
【0223】
図26に翻って、ステップC8で「YES」と判断した場合、つまり、カード挿入口に新たに挿入された会員カード21中のIDコードが、前回挿入された会員カード21のIDコードと一致する場合には、前記イジェクト処理ルーチンの実行に応じてタイマ動作が開始されたデータ保留タイマがタイムアップしているか否かを判断する(ステップC119)。
【0224】
上記データ保留タイマがタイムアップしていた場合には、稼働中画面表示ステップC9へ移行するが、タイムアップしていない場合には、表示復帰処理ルーチンC120を実行する。
【0225】
この表示復帰処理ルーチンC120では、内部メモリに保持された状態にある遊技データ、つまり、上記会員カード21が一旦排出された時点において表示ユニット9に表示されていた遊技データを当該表示ユニット9に再表示すると共に、その再表示画面の内容に応じた所定ステップへ移行する。
【0226】
具体的には、再表示画面が、図9の出玉推移グラフ画面であった場合にはステップC17へ移行し、図10の特賞履歴画面であった場合にはステップC23へ移行し、図11の機種選択画面であった場合にはステップC29へ移行し、図12の検索条件設定画面であった場合には検索条件入力処理ルーチンC35へ移行し、図13の台番号選択画面であった場合には台番号入力処理ルーチンC79へ移行する。
【0227】
さらに、図14の他台データ一覧画面であった場合にはステップC49若しくはC93(検索条件の指定による画面のときにステップC49、台番指定による画面のときにステップC93)へ移行し、図15の出玉推移グラフ画面であった場合にはステップC58若しくはC102(検索条件の指定による画面のときにステップC58、台番指定による画面のときにステップC102)へ移行し、図16の特賞履歴画面であった場合にはステップC67若しくはC111(検索条件の指定による画面のときにステップC67、台番指定による画面のときにステップC111)へ移行する。
【0228】
要するに、上記した第2実施例の構成によれば、多数台のパチンコ遊技機1と1対1で対応するように設けられた表示ユニット9には、当該パチンコ遊技機1に対応した呼び出しランプユニット2のカード挿入口に対し会員カード21が挿入されていない状態において、そのパチンコ遊技機1に係る大当たり回数及び特賞確率のみが図31に示すような形式で限定的に表示される。従って、このような表示によって、非稼働状態にあるパチンコ遊技機1の大まかな特性をパチンコホール内の遊技客に対して報知できるようになる。
【0229】
また、上記呼び出しランプユニット2のカード挿入口に対し適正な会員カード21が挿入された稼働状態では、前記表示ユニット9に対して、当該パチンコ遊技機1についての大当たり回数、特賞確率の他に、出玉推移グラフ、特賞履歴グラフのような実用度の高い遊技データを選択的に表示できるようになると共に、他のパチンコ遊技機1に係る大当たり回数、特賞終了後のスタート回数、出玉推移グラフ、特賞履歴グラフのような遊技データも選択的に表示できるようになる。具体的には、適正な会員カード1の挿入状態では、表示ユニット9に設けられたタッチスイッチ10を通じて入力された検索条件或いは台番号に対応した遊技データが、図8〜図16に示すような形式で選択的に表示されるようになる。
【0230】
従って、本実施例においても、会員カード21の発行を受けている遊技客は、パチンコホール内の多数台のパチンコ遊技機1に関する遊技データを、自身が遊技中のパチンコ遊技機1に対応した表示ユニット9に対し選択的に表示させることが可能となるものであり、これにより、パチンコ遊技機1に係る遊技データをパチンコホール内の多数の遊技客に対して同時期に提供できるようになるなど、前記第1実施例と同様の効果を奏するようになる。
【0231】
特に、本実施例では、会員カード21を使用した場合のみ、表示ユニット9による表示機能が最大限に発揮されることになるから、その会員カード21の付加価値を高めることができて、その発行数の増大、ひいてはこれに伴う集客力のアップを期待できるようになる
また、イジェクトボタン23の操作に応じて会員カード21が一旦排出されるのに応じて、表示ユニット9の表示内容が初期状態(通常画面表示状態)に自動的に戻された後に、所定時間(前記データ保留タイマに設定された10分)が経過する前に上記会員カード21が再挿入された場合には、会員カード21が一旦排出された時点において表示されていた遊技データが表示ユニット9に自動的に再表示されるから、遊技客が短時間の休憩などにより会員カード21を排出させた状態でパチンコ遊技機1から離れる場合において、上記遊技データを再表示させるための操作を最初からやり直す必要がなくなるものであり、結果的に操作性に優れたものとすることができる。
【0232】
尚、上記第2実施例では、挿入された会員カード21を取り込んだ状態でデータを読み込む形式のカードリーダ22を設ける構成としたが、手に持ったままの状態の会員カード21がスリット状の磁気ヘッドに対してスライド操作されるのに応じてデータを読み込む形式のカードリーダを利用する構成とした場合でも、第2実施例と同様の効果を奏し得るものである。
【0233】
図36〜図41には、上記のようなスライド形式のカードリーダを利用した本発明の第3実施例が示されており、以下これについて前記第1実施例及び第2実施例と異なる部分のみ説明する。
【0234】
本実施例における呼び出しランプユニット2及びこれに関連した部分の電気的構成を示す図36において、データ読み込み手段としてのカードリーダ24は、呼び出しランプユニット2と1対1で対応するように設けられたもので、図示しないスリットに対し会員カード21(図25参照)がスライド操作されたときに、当該会員カード21の磁気記録部21aからデータを読み込むと共に、読み込んだデータを制御部5に与える構成となっている。この場合、制御部5は、カードリーダ24から読み込みデータが与えられたときは、その読み込みデータを図示しない内部メモリに逐次記憶すると共に、その記憶データを次の読み込みデータが与えられた状態でもそのまま保持する構成となっている。
【0235】
ここで、制御部5には、パチンコ遊技機1の稼働状態を、当該パチンコ遊技機1からの操作検知信号Sg及び椅子1aからの着座信号Sdに基づいて判定する機能が第1実施例と同様に付加されており、これにより、パチンコ遊技機1が稼働状態にあるときに稼働中フラグFonが「1」にセットされ、非稼働状態にあるときに稼働中フラグFonが「0」にリセットされる構成となっている。
【0236】
また、本実施例では、情報提供端末4に対し、前記第2実施例と同様のデータ送受信機能が付加されており、呼び出しランプユニット2からの条件データリクエスト信号Rx′(図33参照)、台番号リクエスト信号Ry′(図34参照)及び自データリクエスト信号Rd(図20参照)の受信動作を行うと共に、呼び出しランプユニット2に対して返信データAd′(図23参照)をアンサバックする動作を行うようになっている。
【0237】
図37〜図40には、制御部5に設定された表示制御手段としての機能(データ表示機能)を実現するための表示制御ルーチンの内容が示されている。
この表示制御ルーチンは、制御部5の電源立ち上げに応じて開始されるもので、まず、図37に示すように、自データリクエスト処理ルーチンE1を実行する。このルーチンE1では、当該制御部5が属する呼び出しランプユニット2の端末番号コードを含む自データリクエスト信号Rd(図22参照)を作成して、情報提供端末4へ送信すると共に、その送信に応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd′(図36参照)中の表示用遊技データΔ1を図示しない内部メモリに記憶する。
【0238】
引き続いて、タイマ動作時間が例えば5分に設定された内部タイマのタイマ動作をスタートさせ(ステップE2)、この後に表示ユニット9に対して図41に示すような通常画面を表示する(ステップE3)。
【0239】
具体的には、図41の通常画面は、前記第1実施例における通常画面(図7参照)に対して、会員カード21をカードリーダ24のスリットに対しスライド操作することを促すメッセージ、例えば「会員カードをスライド操作して下さい」の文字a5 を追加表示した形態となっている。
【0240】
上記通常画面表示ステップE3の実行後には、カードリーダ24のスリットに対しカードのスライド操作が行われるまで、若しくは前記内部タイマがタイムアップするまで、或いはタイマ動作時間が例えば10分に設定された後述のようなデータ保留タイマがタイムアップするまで待機する(ステップE4、E5、E5a)。
【0241】
この場合、内部タイマがタイムアップした場合には、前記自データリクエスト処理ルーチンE1へ戻り、保留タイマがタイムアップした場合には、図示しない内部メモリに記憶されているIDコード及び遊技データを初期化するステップE5bを実行した後に前記判断ステップE4へ戻る。
【0242】
また、カードのスライド操作が行われた場合(ステップE4で「YES」)、つまり、カードリーダ24がデータを読み込んだ場合には、稼働中フラグFonが「1」にセットされているか否かを判断する(ステップE6)。
【0243】
このステップE6で「NO」と判断した場合、つまり、対応するパチンコ遊技機1が稼働していない状態にあった場合には、表示ユニット9の余白部に対して例えば「会員カードは遊技中のみ使用できます」というようなメッセージを所定時間だけ表示するステップE6aを実行した後に、通常画面表示ステップE3へ戻る。
【0244】
これに対して、上記ステップE6で「YES」と判断した場合、つまり、カードのスライド操作時において対応するパチンコ遊技機1が稼働状態にあった場合には、前記カードリーダ24による読み込みデータ中のIDコード及び集中管理コンピュータ3側に蓄積された顧客データベースに基づいて、前述のようにスライド操作されたカードが適正な会員カード21であるか否かを判断する(ステップE7)。
【0245】
このステップE7で「NO」と判断した場合には、表示ユニット9の余白部に対して例えば「このカードは使用できません」というようなメッセージを所定時間だけ表示するステップE7aを実行した後に、通常画面表示ステップE3へ戻る。
【0246】
上記ステップE7で「YES」と判断した場合、つまり適正な会員カード21のスライド操作が行われた場合には、その会員カード21から読み込んだIDコードが、前回スライド操作された会員カード21から読み込んだIDコードと一致するか否かを判断する(ステップE8)。
【0247】
上記ステップE8で「NO」と判断した場合、つまり、スライド操作された会員カード21が前回スライド操作されたものと異なる場合には、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の稼働中画面(図8参照)を表示する(ステップE9)。
【0248】
上記稼働中画面を表示した状態では、出玉推移グラフ選択スイッチ(図8中の文字b1 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、特賞履歴選択スイッチ(文字b2 部分)を通じた特賞履歴選択操作、他台照会スイッチ(文字b3 部分)を通じた他台照会操作の何れかが行われた否かを判断し(ステップE10〜E12)、何れの選択操作も行われていない状態では、稼働中フラグFonが「0」にリセットされたか否かを判断する(ステップE13)。
【0249】
稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップE13で「YES」)、つまり、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには、前記通常画面表示ステップE3へ移行する。
【0250】
これに対して、ステップE13で「NO」と判断される場合には、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップE13a)。この場合、内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップE10へ戻るが、タイムアップしたときには、前述同様の自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd′中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンE14、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップE15を順次実行した後に、前記稼働中画面表示ステップE9へ戻る。
【0251】
稼働中画面(図8参照)の表示状態で、出玉推移グラフ選択操作が行われた場合(ステップE10で「YES」)には、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の出玉推移グラフ画面(図9参照)を表示する(ステップE16)。
【0252】
上記出玉推移グラフ画面を表示した状態では、特賞履歴選択スイッチ(図9中の文字c3 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字c4 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われたか否かを判断し(ステップE17、E18)、何れの選択操作も行われていない状態では、稼働中フラグFonが「0」にリセットされたか否かを判断する(ステップE18a)。
【0253】
稼働中フラグFonが「0」にリセットされた状態となったとき(ステップE18aで「YES」)には、前記通常画面表示ステップE3へ移行する。これに対して、稼働中フラグFonが「1」にセットされた状態にあったとき(ステップE18aで「NO」)には、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップE19)。
【0254】
この場合、内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップE17へ戻るが、タイムアップしたときには、自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd′中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンE20、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップE21を順次実行した後に、前記出玉推移グラフ画面表示ステップE16へ戻る。
【0255】
出玉推移グラフ画面を表示した状態で、終了スイッチ(文字c4 部分)を通じた終了指定操作が行われたとき(ステップE18で「YES」)には、前記稼働中画面表示ステップE9へ戻る。
【0256】
また、出玉推移グラフ画面の表示状態で、特賞履歴選択スイッチ(文字c3 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたとき(ステップE17で「YES」)には、特賞履歴画面表示ステップE22へ移行する。
【0257】
上記特賞履歴画面表示ステップE22は、前記ステップE11で「YES」と判断された場合、つまり、稼働中画面(図8参照)の表示状態で特賞履歴選択スイッチ(文字b2 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたときにも実行される構成となっている。
【0258】
この特賞履歴画面表示ステップE22では、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の特賞履歴画面(図10参照)を表示する。このように特賞履歴画面を表示した状態では、出玉推移グラフ選択スイッチ(図10中の文字d3 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、終了スイッチ(文字d4 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われたか否かを判断し(ステップE23、E24)、何れの選択操作も行われていない状態では、稼働中フラグFonが「0」にリセットされたか否かを判断する(ステップE24a)。
【0259】
稼働中フラグFonが「0」にリセットされた状態となったとき(ステップE24aで「YES」)には、前記通常画面表示ステップE3へ移行する。これに対して、稼働中フラグFonが「1」にセットされた状態にあったとき(ステップE24aで「NO」)には、前記内部タイマがタイムアップしたか否かを再判断する(ステップE25)。
【0260】
そして、内部タイマがタイムアップしていない状態では前記判断ステップE23へ戻るが、タイムアップしたときには、自データリクエスト信号Rdを作成して情報提供端末4へ送信すると共に、これに伴う返信データAd′中の表示用遊技データΔ1を記憶する自データリクエスト処理ルーチンE26、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップE27を順次実行した後に、前記特賞履歴画面表示ステップE22へ戻る。
【0261】
特賞履歴画面を表示した状態で、終了スイッチ(文字d4 部分)を通じた終了指定操作が行われたとき(ステップE24で「YES」)には、前記稼働中画面表示ステップE9へ戻る。
【0262】
また、特賞履歴画面の表示状態で、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字d3 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作が行われたとき(ステップE23で「YES」)には、前記出玉推移グラフ画面表示ステップE16へ移行する。
【0263】
稼働中画面の表示状態で、他台照会操作が行われた場合(ステップE12で「YES」)には、図38に示す機種選択画面表示ステップE28以降の制御を実行する。即ち、図38に示された機種選択画面表示ステップE28以降の制御内容は、前記第1実施例中の図3に示した制御内容と同様のものであるから、その説明を割愛する。但し、図38中の条件データリクエスト信号送信処理ルーチンE42では、情報提供端末4に対し図33のようなフォーマットの条件データリクエスト信号Rx′を送信し、また、図38中の台番データリクエスト信号送信処理ルーチンE86では、情報提供端末4に対し図34のようなフォーマットの台番号リクエスト信号Ry′を送信するものであり、このような各送信動作に応じて情報提供端末4側からは、図35に示すようなフォーマットの返信データAd′がアンサバックされる。
【0264】
この場合、内部タイマのタイマ動作を開始させるステップE47の実行後には、図39に示す他台データ一覧画面表示ステップE48以降の制御を実行する。
【0265】
即ち、図39において、他台データ一覧画面表示ステップE48では、表示ユニット9に対し第1実施例と同様の他台データ一覧画面(図14参照)を表示する。
【0266】
このように他台データ一覧画面を表示した状態では、次画面スイッチ(図14中の文字g6 部分)を通じた次画面選択操作、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字g7 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、特賞履歴選択スイッチ(文字g8 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字g9 部分)を通じた終了操作の何れかが行われるまで、若しくは前記稼働中フラグFonが「0」にリセットされるまで、或いは前記ステップE47でタイマ動作を開始した状態にある内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップE49〜E54)。
【0267】
このような待機状態(他台データ一覧画面の表示状態)で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップE52で「YES」)には図38に示す検索条件設定画面表示ステップE33へ移行し、また、稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップE53で「YES」)、つまり、対応するパチンコ遊技機1が非稼働状態となったときには、図示しない内部メモリに記憶されているIDコード及び遊技データ(表示ユニット9に表示中の遊技データに相当)を消去することなく保持するステップE53a、タイマ動作時間が例えば10分に設定された前記データ保留タイマのタイマ動作を開始させるステップE53bを順次実行した後に、図37に示す通常画面表示ステップE3へ移行する。
【0268】
さらに、内部タイマがタイムアップした場合(ステップE54で「YES」)には、データ更新処理ルーチンE55、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップE56を順次実行した後に、前記他台データ一覧画面表示ステップE48へ戻る。尚、上記データ更新処理ルーチンE55では、情報提供端末4に対して、前記条件データリクエスト信号送信処理ルーチンE42で送信したものと同じ内容の条件データリクエスト信号Rx′を送信すると共に、これに応じて情報提供端末4側からアンサバックされてくる返信データAd′中の表示用遊技データΔ1〜Δnを、図示しない内部メモリに更新記憶する。
【0269】
他台データ一覧画面の表示状態で、次画面選択操作が行われた場合(ステップE49で「YES」)には、内部メモリに記憶されている表示用遊技データΔ1〜Δnのうち、大当たりデータΔF及び特賞終了後のスタート回数データΔJについて未表示のものがあったときのみ、図14の他台データ一覧画面中に上記データΔF及びΔJを表示するように変更し(ステップE57)、この後に判断ステップE49へ戻る。
【0270】
また、他台データ一覧画面の表示状態において、出玉推移グラフ選択操作が行われた場合(ステップE50で「YES」)には、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の他台データについての出玉推移グラフ画面(図15参照)を表示する(ステップE58)。
【0271】
上記出玉推移グラフ画面を表示した状態では、次画面スイッチ(図15中の文字h3 部分)を通じた次画面選択操作、一覧画面復帰スイッチ(文字h4 部分)を通じた一覧画面復帰操作、特賞履歴選択スイッチ(文字h5 部分)を通じた特賞履歴選択操作、終了スイッチ(文字h6 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われるまで、若しくは前記稼働中フラグFonが「0」にリセットされるまで、或いは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップE59〜E64)。
【0272】
このような待機状態(出玉推移グラフ画面の表示状態)で、次画面選択操作が行われた場合(ステップE59で「YES」)には、画面に未表示の出玉推移グラフΔGがあったときのみ、図15の出玉推移グラフ画面中に前記表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した新たな出玉推移グラフΔGを表示するように変更し(ステップE65)、この後に判断ステップE59へ戻る。
【0273】
出玉推移グラフ画面の表示状態で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップE62で「YES」)には、図38に示す検索条件設定画面表示ステップE33へ移行し、また、稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップE63で「YES」)には、図示しない内部メモリに記憶されているIDコード及び遊技データ(表示ユニット9に表示中の遊技データに相当)を消去することなく保持するステップE63a、前記データ保留タイマのタイマ動作を開始させるステップE63bを順次実行した後に、図37に示す通常画面表示ステップE3へ移行する。
【0274】
さらに、内部タイマがタイムアップした場合(ステップE64で「YES」)には、前述同様のデータ更新処理ルーチンE66、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップE67を順次実行した後に、前記出玉推移グラフ画面表示ステップE58へ戻る。
【0275】
また、出玉推移グラフ画面の表示状態で、一覧画面復帰スイッチを通じた一覧画面復帰操作が行われたとき(ステップE60で「YES」)には、前記他台データ一覧画面表示ステップE48へ移行し、特賞履歴選択スイッチを通じた特賞履歴選択操作が行われたとき(ステップE61で「YES」)には、以下に述べる特賞履歴画面表示ステップE68へ移行する。
【0276】
上記特賞履歴画面表示ステップE68は、前記ステップE51で「YES」と判断された場合、つまり、図14に示された他台データ一覧画面表示状態で特賞履歴選択スイッチ(文字g8 部分)を通じた特賞履歴選択操作が行われたときにも実行される構成となっており、表示ユニット9に対して、第1実施例と同様の特賞履歴画面(図16参照)を表示する。
【0277】
上記特賞履歴画面を表示した状態では、次画面スイッチ(図16中の文字i3 部分)を通じた次画面選択操作、一覧画面復帰スイッチ(文字i4 部分)を通じた一覧画面復帰操作、出玉推移グラフ選択スイッチ(文字i5 部分)を通じた出玉推移グラフ選択操作、終了スイッチ(文字i6 部分)を通じた終了指定操作の何れかが行われるまで、若しくは前記稼働中フラグFonが「0」にリセットされるまで、或いは前記内部タイマがタイムアップするまで待機する(ステップE69〜E74)。
【0278】
このような待機状態(特賞履歴画面の表示状態)で、次画面選択操作が行われた場合(ステップE69で「YES」)には、画面に未表示の特賞履歴グラフΔHがあったときのみ、図16の特賞履歴画面中に前記表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成した新たな特賞履歴グラフΔHを表示するように変更し(ステップE75)、この後に判断ステップE69へ戻る。
【0279】
特賞履歴画面の表示状態で、終了スイッチを通じた終了指定操作が行われたとき(ステップE72で「YES」)には、図38に示す検索条件設定画面表示ステップE33へ移行し、また、稼働中フラグFonがリセットされた状態となったとき(ステップE73で「YES」)には、図示しない内部メモリに記憶されているIDコード及び遊技データ(表示ユニット9に表示中の遊技データに相当)を消去することなく保持するステップE73a、前記データ保留タイマのタイマ動作を開始させるステップE73bを順次実行した後に、図37に示す通常画面表示ステップE3へ移行する。
【0280】
さらに、前記内部タイマがタイムアップした場合(ステップE74で「YES」)には、前述同様のデータ更新処理ルーチンE76、上記内部タイマのタイマ動作をリスタートするステップE77を順次実行した後に、前記特賞履歴画面表示ステップE68へ戻る。
【0281】
特賞履歴画面の表示状態で、一覧画面復帰スイッチを通じた一覧画面復帰操作が行われたとき(ステップE70で「YES」)には、前記他台データ一覧画面表示ステップE48へ移行し、出玉推移グラフ選択スイッチを通じた出玉推移グラフ選択操作が行われたとき(ステップE71で「YES」)には、前記出玉推移グラフ画面表示ステップE58へ移行する。
【0282】
図38に翻って、内部タイマのタイマ動作を開始させるステップE91の実行後には、図40に示す他台データ一覧画面表示ステップE92以降の制御を実行する。
【0283】
即ち、図40において、他台データ一覧画面表示ステップE92では、前述した他台データ一覧画面表示ステップE48(図28参照)と同様に、表示ユニット9に対し図14に示すような他台データ一覧画面を表示する。但し、この場合、上記他台データ一覧画面中の大当たりデータΔF及び特賞終了後のスタート回数データΔJは、データ記憶処理ルーチンE90或いはデータ更新処理ルーチンE99、E110、E120で内部メモリに記憶した表示用遊技データΔ1〜Δnに基づいて作成されるものである。
【0284】
ここで、図40に示された他台データ一覧画面表示ステップE92からステップE121までの制御内容は、図39に示した他台データ一覧画面表示ステップE48からステップE77での制御内容と同様の内容であるから、その具体的説明は省略する。但し、図40の制御例では、他台データデータ一覧画面の表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップE96で「YES」)、出玉推移グラフ画面表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップE106で「YES」)、特賞履歴画面表示状態で終了スイッチが操作されたとき(ステップE116で「YES」)には、図38に示す台番号選択画面表示ステップE78へ移行するようになっている。
【0285】
図37に翻って、ステップE8で「YES」と判断した場合、つまり、カードリーダ24のスリットに対しスライド操作された会員カード21中のIDコードが、前回スライド操作された会員カード21のIDコード(前記ステップE53a、E63a、E73a、E97a、E107a、117aの何れかにおいて内部メモリに記憶されたもの)と一致する場合には、前記ステップE53b、E63b、E73b、E97b、E107b、117bの何れかにおいてタイマ動作が開始された状態にあるデータ保留タイマがタイムアップしているか否かを判断する(ステップE122)。
【0286】
上記データ保留タイマがタイムアップしていた場合には、稼働中画面表示ステップE9へ移行するが、タイムアップしていない場合には、表示復帰処理ルーチンE123を実行する。
【0287】
この表示復帰処理ルーチンE123では、前記ステップE53a、E63a、E73a、E97a、E107a、117aの何れかにおいて内部メモリに保持された状態にある遊技データ、つまり、上記パチンコ遊技機1が一旦非稼働状態となった時点において表示ユニット9に表示されていた遊技データを当該表示ユニット9に再表示すると共に、その再表示画面の内容に応じた所定ステップへ移行する。
【0288】
具体的には、再表示画面が、図9の出玉推移グラフ画面であった場合にはステップE17へ移行し、図10の特賞履歴画面であった場合にはステップE23へ移行し、図11の機種選択画面であった場合にはステップE29へ移行し、図12の検索条件設定画面であった場合には検索条件入力処理ルーチンE35へ移行し、図13の台番号選択画面であった場合には台番号入力処理ルーチンE79へ移行する。
【0289】
さらに、図14の他台データ一覧画面であった場合にはステップE49若しくはE93(検索条件の指定による画面のときにステップE49、台番指定による画面のときにステップE93)へ移行し、図15の出玉推移グラフ画面であった場合にはステップE59若しくはE103(検索条件の指定による画面のときにステップE59、台番指定による画面のときにステップE103)へ移行し、図16の特賞履歴画面であった場合にはステップE69若しくはE113(検索条件の指定による画面のときにステップE69、台番指定による画面のときにステップE113)へ移行する。
【0290】
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
データ記憶手段として集中管理コンピュータ3を利用する構成としたが、情報提供端末4を利用してデータ記憶手段を構成しても良い。パチンコ遊技機1の稼働状態、非稼働状態を検出する検出手段は、アウト玉計数信号Saを利用したもの、例えば、アウト玉計数信号Saが出力される毎にトリガされるリトリガブル単安定マルチバイブレータを利用して構成しても良く、或いはパチンコ遊技機1に設けられたパチンコ玉発射機構からの信号を利用することも可能である。
【0291】
イジェクトボタン23の操作に応じて会員カード21が一旦排出されるのに応じて、表示ユニット9の表示内容が初期状態に自動的に戻された後に、所定時間が経過する前に上記会員カード21が再挿入された場合には、会員カード21が一旦排出された時点において表示されていた遊技データを表示ユニット9に自動的に再表示させるという第2実施例で述べた機能、並びに、パチンコ遊技機1が非稼働状態になるのに応じて、表示ユニット9の表示内容が初期状態に自動的に戻された後に、所定時間が経過する前に前回と同じ会員カード21がカードリーダ24に対しスライド操作された場合には、パチンコ遊技機1が非稼働状態となった時点において表示されていた遊技データを表示ユニット9に自動的に再表示させるという第3実施例で述べた機能を実現するために、遊技データの記憶状態を保持しておく構成としたが、情報提供端末5に対し必要な遊技データを再リクエストする構成により上記機能を実現することも可能である。
【0292】
会員カード21をICカード或いはICメモリカードにより構成としても良い。また、記録担体としては、上記のような会員カードに限られるものではなく、プリペイドカードを記録担体として利用する構成も可能である。また、パチンコ遊技機1を管理対象としたが、遊技用メタルを利用して遊技を行う遊技機(スロットマシン)を管理対象としても良いものである。
【0293】
【発明の効果】
本発明によれば以上の説明によって明らかなように、多数台の遊技機に係る遊技データを当該遊技機と台番号と対応付けた状態で蓄積するためのデータ記憶手段を備えた遊技場用データ管理システムにおいて、前記遊技機と1対1で対応した位置にデータ表示部を設けると共に、このデータ表示部と1対1で対応した位置に、前記遊技データの種類に応じた検索条件を入力可能な入力手段、或いは任意の台番号を入力可能な入力手段を設けた上で、その入力手段により検索条件或いは台番号が入力されたときには、前記データ記憶手段中から上記のように入力された検索条件或いは台番号に対応した遊技データを読み出して前記データ表示部に表示する構成としたから、遊技機に係る遊技データを、各遊技機に1対1で対応されたデータ表示部を通じての多数の遊技客に対して同時期に提供できるようになると共に、上記データ表示部により、これに対応した遊技機に係る遊技データに止まらず他の遊技機に係る遊技データをも選択的に表示できて、その付加価値の向上を実現できるようになるという有益な効果を総するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考実施例である第1実施例における要部の電気的構成を示す機能ブロック図
【図2】呼び出しランプユニットが有する制御部による制御内容を示すフローチャートその1
【図3】同制御部による制御内容を示すフローチャートその2
【図4】同制御部による制御内容を示すフローチャートその3
【図5】同制御部による制御内容を示すフローチャートその4
【図6】同制御部による制御内容を示すフローチャートその5
【図7】表示ユニットによる表示内容を示す図その1
【図8】表示ユニットによる表示内容を示す図その2
【図9】表示ユニットによる表示内容を示す図その3
【図10】表示ユニットによる表示内容を示す図その4
【図11】表示ユニットによる表示内容を示す図その5
【図12】表示ユニットによる表示内容を示す図その6
【図13】表示ユニットによる表示内容を示す図その7
【図14】表示ユニットによる表示内容を示す図その8
【図15】表示ユニットによる表示内容を示す図その9
【図16】表示ユニットによる表示内容を示す図その10
【図17】全体の接続関係を示す機能ブロック図
【図18】情報提供端末の電気的構成を示す機能ブロック図
【図19】情報提供端末の制御内容を示すフローチャート
【図20】条件データリクエスト信号のフォーマット例を説明するための図
【図21】台番号リクエスト信号のフォーマット例を説明するための図
【図22】自データリクエスト信号のフォーマット例を説明するための図
【図23】返信データのフォーマット例を説明するための図
【図24】 本発明をパチンコホールに適用した実施例である第2実施例における要部の電気的構成を示す機能ブロック図
【図25】会員カードの正面図
【図26】呼び出しランプユニットが有する制御部による制御内容を示すフローチャートその1
【図27】同制御部による制御内容を示すフローチャートその2
【図28】同制御部による制御内容を示すフローチャートその3
【図29】同制御部による制御内容を示すフローチャートその4
【図30】同制御部による制御内容を示すフローチャートその5
【図31】表示ユニットによる表示内容を示す図
【図32】情報提供端末の制御内容を示すフローチャート
【図33】条件データリクエスト信号のフォーマット例を説明するための図
【図34】台番号リクエスト信号のフォーマット例を説明するための図
【図35】返信データのフォーマット例を説明するための図
【図36】本発明の第3実施例における要部の電気的構成を示す機能ブロック図
【図37】呼び出しランプユニットが有する制御部による制御内容を示すフローチャートその1
【図38】同制御部による制御内容を示すフローチャートその2
【図39】同制御部による制御内容を示すフローチャートその3
【図40】同制御部による制御内容を示すフローチャートその4
【図41】表示ユニットによる表示内容を示す図
【符号の説明】
図面中、1はパチンコ遊技機、2は呼び出しランプユニット、3は集中管理コンピュータ(データ記憶手段)、4は情報提供端末、5は制御部(表示制御手段、検出手段)、9は表示ユニット(データ表示部)、10はタッチスイッチ(入力手段)、21は会員カード(記録担体)、22、24はカードリーダ(データ読み込み手段)を示す。

Claims (6)

  1. 遊技場内に設置された多数台の遊技機に係る遊技データを当該遊技機の台番号と対応付けた状態で蓄積するためのデータ記憶手段と、
    遊技機と1対1で対応した位置に前記データ記憶手段に記憶された遊技データを表示可能に設けられたデータ表示部と、
    このデータ表示部と1対1で対応した位置に、前記遊技データの種類に応じた検索条件を入力可能に設けられた入力手段と、
    この入力手段により検索条件が入力されたときに前記データ記憶手段中から上記検索条件に対応した遊技データを読み出して前記データ表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記遊技機と1対1で対応した位置に、遊技会員となった遊技客に割り当てられたIDコードが記録された記録担体から上記IDコードを読み込み可能に設けられたデータ読み込み手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んでいない状態では、前記データ表示部に対し所定の遊技データを表示し、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んだ状態では、前記所定の遊技データに加えて他の遊技データも表示可能とするように構成されていることを特徴とする遊技場用データ管理システム。
  2. 前記データ読み込み手段は、前記記録担体を取り込んだ状態でIDコードを読み込む形式のカードリーダで構成され、
    前記表示制御手段は、前記データ表示部に遊技客の操作に応じて特定画面を表示している状態で前記カードリーダが取り込んだ記録担体を排出したときは、前記特定画面を初期状態へ自動的に戻し、その後に所定時間が経過する前に前記カードリーダが再度同じ記録担体を取り込んだときは、前記特定画面を再表示することを特徴とする請求項1記載の遊技場用データ管理システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記検索条件が入力された状態では、所定時間が経過する毎に前記データ記憶手段から当該検索条件に対応した遊技データを新たに読み出して前記データ表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用データ管理システム。
  4. 遊技場内に設置された多数台の遊技機に係る遊技データを当該遊技機の台番号と対応付けた状態で蓄積するためのデータ記憶手段と、
    遊技機と1対1で対応した位置に前記データ記憶手段に記憶された遊技データを表示可能に設けられたデータ表示部と、
    このデータ表示部と1対1で対応した位置に、任意の台番号を入力可能に設けられた入力手段と、
    この入力手段により台番号が入力されたときに前記データ記憶手段中から上記台番号に対応した遊技データを読み出して前記データ表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記遊技機と1対1で対応した位置に、遊技会員となった遊技客に割り当てられたIDコードが記録された記録担体から上記IDコードを読み込み可能に設けられたデータ読み込み手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んでいない状態では、前記データ表示部に対し当該遊技機に係る遊技データ表示し、前記データ読み込み手段が前記IDコードを読み込んだ状態では、前記遊技データに加えて前記入力手段を通じて入力される台番号に対応した他の遊技機に係る遊技データ表示可能とするように構成されていることを特徴とする遊技場用データ管理システム。
  5. 前記データ読み込み手段は、前記記録担体を取り込んだ状態でIDコードを読み込む形式のカードリーダで構成され、
    前記表示制御手段は、前記データ表示部に遊技客の操作に応じて特定画面を表示している状態で前記カードリーダが取り込んだ記録担体を排出したときは、前記特定画面を初期状態へ自動的に戻し、その後に所定時間が経過する前に前記カードリーダが再度同じ記録担体を取り込んだときは、前記特定画面を再表示することを特徴とする請求項4記載の遊技場用データ管理システム。
  6. 前記表示制御手段は、前記台番号が入力された状態では、所定時間が経過する毎に前記データ記憶手段から当該台番号に対応した遊技データを新たに読み出して前記データ表示部に表示させるように構成されていることを特徴とする請求項4または5記載の遊技場用データ管理システム。
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