JP3970753B2 - 棟面戸ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は屋根の棟面戸に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、切妻屋根や寄棟屋根等の屋根形状を持つ家屋では、その屋根の頂上部にのし瓦を重ねてその上に棟瓦を載せるといった、所謂のし積が施されている。こののし積の施工時には、野地板上に敷設された屋根瓦の頂部に棟瓦を設置し、屋根瓦と大のし瓦の間隙に棟面戸が設けられ、屋根構造が形成されるようになっていた。この屋根構造の棟面戸は漆喰を用いて形成したり、また漆喰を用いる以外の方法では雨水等の浸入を防ぐために、防水性に優れた弾性体シートで作られた棟面戸を利用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、屋根内部の通気性をよくするため、棟面戸の上部に樹脂線体により形成した棟瓦支持材を設置することも知られていた(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−30311号公報
【特許文献2】
特開平11−141059号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の漆喰を用いる方法では一般的な住宅では屋根に約300kgの加重が余分にかかり屋根が重くなるという問題がある。また、特許文献1に記載の発明では、弾性体シートで作られた棟面戸は防水性に優れている反面、外部との換気が充分にできず、また釘を用いて野地板に直接打ち付けなければならないため、施工に手間がかかるという問題があった。また、特許文献2に記載の発明では、樹脂線体を用いた支持材は通気性に優れているが、樹脂線体の隙間から雨水が入り込む可能性があるという問題があった。また樹脂線体を形成せねばならず費用が高くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、軽量にでき、かつ換気機能を持ち、また雨水の浸入を防ぎ、容易に取付が可能な棟面戸ユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の棟面戸ユニットは、瓦屋根の屋根葺きの際に使用される棟面戸を備え、屋根頂上部に固定された角材に固定される棟面戸ユニットであって、長方形の金属板の長手方向に平行な両端部の一端部側が所定幅折り曲げられて形成され、前記角材に取り付けられる取付部と、前記金属板の前記取付部とは反対側の他端部側を前記取付部の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げて形成された第1折り曲げ部と、当該第1折り曲げ部の先端側を前記取付部方向に所定幅折り曲げて形成された第2折り曲げ部と、当該第2折り曲げ部の先端側を前記金属板の板面から離れる方向に所定幅折り曲げて形成された棟面戸とを備えたことを特徴とする構成となっている。
【0007】
この構成の棟面戸ユニットでは、棟面戸と、角材に固定される長方形の金属製の固定部材を備えているので、屋根瓦と大のし瓦の間に土を埋めて棟面戸を形成する必要がなく、また、取付が容易であるため、作業の効率を上げることができる。
【0008】
請求項2に記載の棟面戸ユニットは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第2折り曲げ部には、換気のための換気口を設けたことを特徴とする構成となっている。
【0009】
この構成の棟面戸ユニットでは、請求項1に記載の発明の作用に加え、第2折り曲げ部に設けられた換気口により棟面戸の内側の空気の換気が行える。
【0010】
請求項3に記載の棟面戸ユニットは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記第2折り曲げ部の内側から外側に向けて金属板をコの字形に打ち抜いて前記換気口と前記換気口に雨水が浸入しないように覆う覆部とを形成し、当該覆部は、前記第2折り曲げ部において前記第1折り曲げ部側から延設されていることを特徴とする構成となっている。
【0011】
この構成の棟面戸ユニットでは、請求項2に記載の発明の作用に加え、第2折り曲げ部の内側から外側に向けて金属板をコの字形に打ち抜いて換気口と換気口に雨水が浸入しないように覆う覆部とを形成し、当該覆部は、第2折り曲げ部において第1折り曲げ部側から延設されているので、換気口の開口部が棟面戸に向けて形成されることになり、雨が吹き付けても換気口の開口部は、覆部で覆われて雨水が入ることを防止できる。
【0012】
請求項4に記載の棟面戸ユニットでは、請求項2又は3に記載の発明の構成に加え、前記第2折り曲げ部と前記棟面戸との間には、前記換気口から浸入した雨水の前記棟面戸の内側への浸入防止のための凸部が設けられ、当該凸部と前記金属板との間には間隙が設けられていることを特徴とする構成となっている。
【0013】
この構成の棟面戸ユニットでは、請求項2又は3に記載の発明の作用に加え、第2折り曲げ部と棟面戸との間には、凸部が設けられているので、換気口から浸入した雨水の棟面戸の内側への浸入を防止することができ、また凸部と金属板との間には間隙が設けられており、棟面戸の内側と外気との空気通路となり、換気を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。ここで、図1は、屋根頂上部から所定の傾斜角ではられた野地板16に下方から順次積み上げられた屋根瓦13と、棟心材17に固定された大のし瓦12との間に棟面戸ユニット1が装着された屋根上部の部分斜視図である。
【0015】
図1に示すように、屋根頂上部20から所定の傾斜角ではられた野地板16上には、アスファルトルーフィング22を挟んで、屋根瓦13を引っ掛ける引っ掛け桟木15が棟方向に対して平行に、屋根瓦13の取り付け位置に合わせて固定されている。この野地板16上には屋根瓦13が下方より順次積み重ねられている。アスファルトルーフィング22は、アスファルトフェルトの両面に被覆用アスファルトを塗布しさらに鉱物質粉粒を塗布したものであり、防湿性及び耐候性に優れていることから屋根下葺材として広く用いられている。引っ掛け桟木15は、断面略長方形の木材で、図1に示す屋根21の棟方向と平行方向に延設されている。また、屋根頂上部20には、積層される複数枚ののし瓦の内、その最下部に配設される大のし瓦12を保持する棟心材17が固設される木製の角材14が設けられている。角材14は、断面略正方形の木材で、野地板16に取り付けられた角材支持金具18によって保持され、棟方向に延設されている。
【0016】
ここで、大のし瓦12とその上にのし積みされる瓦を固定する棟心材17は角材14に取り付けられている。棟心材17は正面視略鍋蓋形状を有し、のし瓦を左右に保持する瓦保持部17b,17cと、棟心材17を他の棟心材と上下方向に積層可能にするための突出部17aとを備えており、野地板16の頂上部に取り付けられた角材支持金具18によって保持された角材14の地面と平行面を有する上面部に取り付けられる。また、棟心材17は突出部17aにより、他の棟心材を上方向にいくつも積むことが可能であるため、土等を使わずにのし瓦を重ね、のし積をすることができる。
【0017】
次に、棟面戸ユニット1について図1及び図2を参照して説明する。図2は図1から棟心材17と大のし瓦12を除いた角材14に棟面戸ユニット1を取り付けた状態を示す屋根上部の斜視図である。図1に示すように、屋根上部の野地板16の頂上部に設置された屋根瓦13と棟心材17によって固定された大のし瓦12の間に棟面戸9が挟まれた状態になるように、棟面戸ユニット1が装着されている。また、図2に示すように、棟面戸ユニット1の棟面戸9の外縁に沿ってシーリング部10が固着されており、このシーリング部10により棟面戸9が屋根瓦13の上面形状に隙間なく密着する。シーリング部10はウレタン等の弾性を持つ合成樹脂材であり、棟面戸9の外縁に沿って接着剤で接着されている。そして、屋根頂上部20に固定された角材14の地面に対し垂直な側面に棟面戸ユニット1の取付部3を当接させて、取付ネジ3bにより棟面戸ユニット1の取付部3を固定し、棟面戸ユニット1が角材14に固定される。
【0018】
次に、図3乃至図5を参照して、棟面戸ユニット1の構造の詳細について説明する。ここで、図3は棟面戸ユニット1の斜視図であり、図4は棟面戸ユニット1の展開図であり、図5は図3におけるA−A’線の矢視方向からみた棟面戸ユニット1の断面図である。棟面戸ユニット1はシーリング部10以外は1枚の金属板で形成されており、図3及び図5に示すように、長方形状の金属板2の長手方向に平行な両端部の一端部側を所定幅でほぼ直角に折り曲げた取付部3と、取付部3とは反対側の他端部側を取付部3の折り曲げ方向とは反対方向に所定幅をほぼ直角に折り曲げて形成された第1折り曲げ部4と、第1折り曲げ部4の先端側を取付部3方向に所定幅をほぼ直角に折り曲げて形成された第2折り曲げ部5と、また、外気との換気をするために第2折り曲げ部5に設けた換気口8bと、換気口8bから浸入した雨水の棟面戸9の内側への浸入防止のための凸部6と、棟面戸9とを備えた構成となっている。
【0019】
また、図1、図3及び図4に示すように、棟面戸ユニット1の長方形状の金属板2は右端部から左端部までの長手方向の直線寸法がほぼ560mmで切断された長方形の金属板から形成されている。尚、角材14への取付部3は金属板2をほぼ直角に所定幅を上方に折り曲げて形成されている。また、屋根勾配、又は角材の幅や厚みにより折り幅や折り曲げ角度は変えることができる。取付部3には角材14に固定するための取付穴3aが取付部3の左端、中央、右端の3ヶ所孔設されている。取付穴3aに、取付ネジ3bを貫通させて、取付部3を角材14の地面に対し垂直面な側面に当接して固定することにより、棟面戸ユニット1を角材14に容易に固定することができる。
【0020】
また、図5に示すように、長方形状の金属板2の長手方向と平行な両端部の取付部3とは反対側である他端部側を下方へ折り曲げて形成された第1折り曲げ部4が形成され、この先端側を取付部3方向、図5に於ける左方へ折り曲げて形成された第2折り曲げ部5が設けられている。この第2折り曲げ部5の内側から外側に向けて、第2折り曲げ部5を構成する金属板をコの字形に打ち抜いて換気口8bと、当該換気口8bに雨水が浸入しないように換気口8bを覆う覆部である換気口覆8aとを形成し、当該換気口覆8aは、第2折り曲げ部5において第1折り曲げ部4側から斜め下方に延設されている。従って、外気が換気口8bを通って通気経路11bに入り、通気間隙11aを通って棟面戸9の内側に流入するようになっている。また、逆に内側に溜まった熱気を同経路を通って外部に排出することもできるので空気循環が生じる。そのため、棟面戸9の内側と外側との温度差が縮まり、冬場等には結露等が棟面戸9に発生しにくくなり、通気性に優れた構造となっている。さらに換気口覆8aにより換気口8bが図5に於ける下側の左方側(外側から)覆われているので、風雨の場合にも雨水が入りにくくなっている。
【0021】
尚、図4に示すように、2つの換気口覆8aは、第2折り曲げ部5を形成する金属板を図4の展開図裏面から手前方向に打ち抜いて形成され、第1折り曲げ部4と第3折り曲げ部6aとの間に挟まれた箇所にそれぞれ位置する。尚、図5に示すように、第2折り曲げ部5を打ち抜かれて形成された換気口8bは棟面戸9の板面側に向けられ、雨水の浸入や風による異物の浸入を防ぐことができる。また、換気口覆8aの形状、開き角度は使用状況に合わせ変更可能である。
【0022】
また、図5に示すように凸部6は、第2折り曲げ部5の先端側を所定幅を金属板2の板面側に向かって、ほぼ直角に上方へ折り曲げて形成された第3折り曲げ部6aと、さらに先端部の所定幅を金属板2との間に間隙を有する程度に、第1折り曲げ部4とは離れる方向に第3折り曲げ部6aとほぼ直角に折り曲げて形成される第4折り曲げ部6bと、棟面戸9の上部とによって構成される。この凸部6は換気口8bから浸入した雨水等の棟面戸9内側への浸入を防ぐために形成されている。尚、通気間隙11aは換気口8bからの通気を妨げないように形成されている。
【0023】
また、図5に示すように棟面戸ユニット1には、棟面戸9が設けられている。この棟面戸9は第4折り曲げ部6bの先端部を金属板2の板面に垂直かつ、離れる方向に所定幅折り曲げて形成されている。また、図1、図2に示すように棟面戸9は屋根瓦13表面部と接する外縁部分を、屋根21に積まれた屋根瓦13表面の凹部と凸部の繰り返し形状に合わせて形成されている。屋根瓦13の端と端が重なる部分には棟面戸9の凹部が当接し、瓦の凹部には棟面戸9の凸部が当接する。さらに棟面戸9の屋根瓦13との当接部分には、弾性を持つ合成樹脂材であるシーリング部10が棟面戸9の外縁に沿って接着されている。従って棟面戸9は屋根瓦13表面上の凹凸と隙間なく当接することができる。
【0024】
次に、上記に説明した形状の棟面戸ユニット1の使用法について図1を参照して説明する。まず、屋根上部の野地板16には、アスファルトルーフィング22がはられ、引っ掛け桟木15を棟方向に平行して所定間隔を開けて固定し、屋根瓦13が下方より積み上げられる。屋根瓦13は必要により、銅線や釘で固定される。また、屋根頂上部20には野地板16に固定された角材支持金具18により、角材14が棟方向に平行に取り付けらている。次に、棟面戸ユニット1の棟面戸9のシーリング部10を屋根瓦13の凹凸に合わせて載置し、取付部3を角材14の地面に対して垂直な側面に当接させ、取付ネジ3bで固定し、棟面戸ユニット1が角材14に固定される。屋根頂上部20に固定された角材14の地面に平行面を有する上面部に棟心材17が固定され、大のし瓦12が瓦保持部17b,17cにそれぞれ取り付けられ、棟面戸ユニット1が屋根瓦13と大のし瓦12に挟み込まれる構造になっている。
【0025】
以上説明したように、本実施の形態の棟面戸ユニット1は、屋根頂上部20の野地板16上の角材支持金具18によって固定された角材14に取り付ける取付部3と、棟面戸9を備えており、取付場所と位置を決めるだけで容易に棟面戸9を固定することができ、作業の効率を上げることができる。また、棟面戸9の外縁部にはシーリング部10が取り付けられており、屋根瓦13の表面に隙間なく当接させることが可能である。また、図5に示すように第2折り曲げ部5に設けられた換気口8b、第1折り曲げ部4と第2折り曲げ部5の内側にできた通気経路11b、通気間隙11aにより、外気と棟面戸9の内側との換気が可能となり、年中通気性を保つことができる。また、第2折り曲げ部5と棟面戸9との間に凸部6を設けることにより、換気口8bから入った雨水等が棟面戸9の内側に流入しない構造になっている。
【0026】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、各種の変形が可能である。例えば、シーリング部10にはウレタン素材を使用したが、弾力性があり、かつ防水性のある素材であればいずれも使用できる。さらに、棟面戸9は、略長方形状の金属板を一体成形して作られているが、合成樹脂材の板を金属製の棟面戸9の代わりに取り付けてもよい。また、取付部3の折り曲げ角度は、屋根の勾配により、自由に変えて角材14に取り付けることになる。さらに、角材14は、木材に限らず、鉄骨、アルミ建材等でもよく、その断面形状は、四角柱に限られず、他の形状、例えば丸太等でもよい。
【0027】
また、棟面戸ユニット1の各寸法は前記実施の形態のものに限られず、各寸法をより大きく、又はより小さくして成形することも可能である。さらに、換気口8bは棟面戸ユニット1つにつき2つ設けたが、必要に応じ、増やしても減らしてもよい。換気口覆8aの開き度合いも自由に変えることができ、換気口形状も変えられる。また、凸部6は換気口8bから浸入した雨水等を棟面戸9の内側に浸入するのを防ぐことができれば形状はこの限りではない。
【0028】
【発明の効果】
以上、詳述したとおり、請求項1に記載の棟面戸ユニットでは、長方形の金属板の長手方向に平行な両端部の一端部側が所定幅折り曲げられて形成され、角材に取り付けられる取付部と、金属板の取付部とは反対側の他端部側を取付部の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げて形成された第1折り曲げ部と、第1折り曲げ部の先端側を取付部方向に所定幅折り曲げて形成された第2折り曲げ部と、第2折り曲げ部の先端側を金属板の板面から離れる方向に所定幅折り曲げて形成された棟面戸を備えているため、容易に棟面戸を取り付けることができ、施工の効率を上げることができる。また、漆喰を使用しないので、屋根を軽くすることができる。また、金属板1枚で形成できることから量産が容易である。
【0029】
また、請求項2に記載の棟面戸ユニットでは、請求項1に記載の発明の効果に加え、換気のための換気口を設けているので、外気と棟面戸内側との換気ができる。従って、屋根内部の換気が容易にできる。
【0030】
また、請求項3に記載の棟面戸ユニットでは、請求項2に記載の発明の効果に加え、第2折り曲げ部の内側から外側に向けて金属板をコの字形に打ち抜いて換気口と換気口に雨水が浸入しないように覆う覆部とを形成し、当該覆部は、第2折り曲げ部において第1折り曲げ部側から延設されているので、換気口の開口部が棟面戸の板面側に向けて形成されることになり、雨が吹き付けても換気口の開口部は、覆部で覆われて雨水が入ることを防止できる。従って、棟面戸の内側に雨水が入り雨漏りすることを防止できる。
【0031】
また、請求項4に記載の棟面戸ユニットでは、請求項2又は3に記載の発明の効果に加え、第2折り曲げ部と棟面戸との間には、凸部が設けられ、その凸部と金属板との間には間隙が設けられているので、換気口から浸入した雨水の棟面戸の内側への浸入を防ぐと同時に、間隙を空気の通路として外気との換気を行うことができる。従って、屋根内部に雨水が入り雨漏りしてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は屋根上部に装着された棟面戸ユニット1の部分斜視図である。
【図2】 図2は棟面戸ユニット1を角材に取付た状態を示す斜視図である。
【図3】 図3は棟面戸ユニット1の斜視図である。
【図4】 図4は棟面戸ユニット1の展開図である。
【図5】 図5は棟面戸ユニット1の断面図である。
【符号の説明】
1 棟面戸ユニット
2 金属板
3 取付部
3a 取付穴
3b 取付ネジ
4 第1折り曲げ部
5 第2折り曲げ部
6 凸部
6a 第3折り曲げ部
6b 第4折り曲げ部
8a 換気口覆
8b 換気口
9 棟面戸
10 シーリング部
11a 通気間隙
11b 通気経路

Claims (4)

  1. 瓦屋根の屋根葺きの際に使用される棟面戸を備え、屋根頂上部に固定された角材に固定される棟面戸ユニットであって、
    方形の金属板の長手方向に平行な両端部の一端部側が所定幅折り曲げられて形成され、前記角材に取り付けられる取付部と、
    前記金属板の前記取付部とは反対側の他端部側を前記取付部の折り曲げ方向と反対方向に折り曲げて形成された第1折り曲げ部と、
    当該第1折り曲げ部の先端側を前記取付部方向に所定幅折り曲げて形成された第2折り曲げ部と、
    当該第2折り曲げ部の先端側を前記金属板の板面から離れる方向に所定幅折り曲げて形成された棟面戸と
    を備えたことを特徴とする棟面戸ユニット。
  2. 前記第2折り曲げ部には、換気のための換気口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の棟面戸ユニット。
  3. 前記第2折り曲げ部の内側から外側に向けて金属板をコの字形に打ち抜いて前記換気口と前記換気口に雨水が浸入しないように覆う覆部とを形成し、当該覆部は、前記第2折り曲げ部において前記第1折り曲げ部側から延設されていることを特徴とする請求項2に記載の棟面戸ユニット。
  4. 前記第2折り曲げ部と前記棟面戸との間には、前記換気口から浸入した雨水の前記棟面戸の内側への浸入防止のための凸部が設けられ、当該凸部と前記金属板との間には間隙が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の棟面戸ユニット。
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