JP3970351B2 - 液晶表示装置とバスライン断線の処理方法 - Google Patents

液晶表示装置とバスライン断線の処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、TFTをマトリクス状に配設し、ゲートバスラインまたはデータバスラインまたはその双方の両端から電圧を供給し駆動されるアクティブマトリクス型液晶表示装置と、そのバスライン修復方法に関する。
【0002】
近年、高精細アクティブマトリクス型液晶表示装置(AM−LCD)は、パーソナルコンピータを始めとする各種OA機器に広く利用されており、さらに、エンジニヤリング・ワース・ステーション(EWS)等への適用を狙って、大型化・高精細化が進んでいる。
【0003】
このように液晶表示パネルの大型化・高精細化が進むと、ゲートバスラインおよびデータバスラインの時定数によって印加電圧の波形がなまり、輝度傾斜やクロストークの発生といった画質の劣化が問題になる。
【0004】
その解決手段として、ゲートバスラインやデータバスラインの両端から電圧を供給する方式がある。しかし、何らかの原因でバスラインが断線すると、その断線位置によって異なるが、切断されたバスラインの時定数が断線前に比べて著しく大きくなる場合があり、その結果、表示領域に線欠陥が発生するという問題点があった。
【0005】
【従来の技術】
基本的に、AM−LCD(TFT液晶表示パネル)は、それぞれ複数本のゲートバスラインとデータバスライン、ゲートバスラインとデータバスラインに接続しその各交点近傍に配設されたTFT、TFTのソース電極に接続する画素電極が形成されたTFT基板と、画素電極の周辺部に対向する遮光マスク、画素電極に対向し該遮光マスクの開口部を埋める着色フィルタ膜、その着色フィルタ膜を覆う透明電極膜を形成したカラーフィルタ基板との間に、液晶を充填した構成である。
【0006】
かかる液晶表示パネルは、ゲートバスラインとデータバスラインとを、それぞれの駆動回路に接続し、線順次方式でゲートバスラインを順々に走査し、同一のゲートバスラインに連通する全てのTFTを一時導通状態にし、信号回路からTFTのドレイン電極(データバスラインに接続する電極)を介して各信号蓄積キャパシタ(ドット)に信号を供給するようになる。
【0007】
図17は基本的なTFT基板の要部の説明図、図18は片側駆動方式のTFT基板の説明図、図19は両側駆動方式のTFT基板の説明図である。ただし、図18(a)と19(a)は便宜上層間絶縁層とTFTを省略してある。
【0008】
図17において、TFT基板8の表面には、図17(a)の左右方向に延在する多数本のゲートバスライン1と、図17(a)の上下方向に延在する多数本のデータバスライン2が形成され、ゲートバスライン1とデータバスライン2の各交差点近傍には、TFT3が形成されている。
【0009】
ゲートバスライン1とデータバスライン2に囲われた領域には、TFT3を避けTFT3のソース電極4に接続された画素電極5がパターン形成されている。透光性である画素電極5は、一般にITOにて形成される。
【0010】
ゲートバスライン1とデータバスライン2は、層間絶縁層11によって電気的に隔離されており、データバスライン2と画素電極5は配向膜12に覆われている。
【0011】
TFT基板8に対向するフィルター基板9には、ゲートバスライン1とデータバスライン2およびTFT3に対向する遮光マスク13と、画素電極5に対向するフィルターパターン例えば赤・青・緑の透光性着色樹脂パターン14が形成され、樹脂パターン14の上に被着した対向電極15は、配向膜16に覆われている。
【0012】
TFT基板8とフィルター基板9の対向間隙には液晶10が充填され、その液晶10は、TFT基板8とフィルター基板9を接合させるシール(図示せず)によって封止されている。
【0013】
図18(a) において、二点鎖線17で囲った領域はTFT基板8の表示領域であり、図の左右方向に延在する多数本のゲートバスライン1の一端例えば左端は、図示しない駆動装置のゲート電源に接続され、図の上下方向に延在する多数本のデータバスライン2の一端例えば下端は、図示しない駆動装置のデータ電源に接続される。
【0014】
ゲートバスライン1に並行する多数本の電極6は、補助容量(CS ) 電極であり、その一端例えば右端は、連通され図示しない駆動装置のCS 電源に接続される。
【0015】
図18(b) は、TFT基板8においてドット数を一部省略したゲートバスライン1の等価回路であり、RC回路であるゲートバスライン1の入力端から見て、時定数τが最も大きくなるドット(画素)は電圧入力側から見て最遠端ドットであり、
τ=αRC
ただし:αは分布定数回路を集中定数回路で置き換えた時の係数
R=Σri
C=Σci
i はi個の各ドットの抵抗
i はi個の各ドットの容量
となる。
【0016】
そして、AM−LCDパネルが大型化・高精細化すると、1ドット当たりの書込み時間が短く、例えば3μsec 程度に短くなるため、各バスラインに要求される時定数τは非常に小さくなる。
【0017】
それに対し、各バスラインの幅は細く、例えばゲートバスライン1が15μmでデータバスライン2が6μm程度に細くなり、長さが増すことになる。そのため、時定数τは大きくなる方向に向かう。
【0018】
従って、図18に示すような片側駆動方式のパネルでは、結果的に要求された時定数、例えば3μsec 程度の時定数τを満足することが困難となり、画質の劣化を招くことになる。
【0019】
片側駆動方式における前記問題点の解決手段として、図19に示す如き両側駆動方式のLCDパネルが出現した。
図19(a) において、二点鎖線17で囲った領域はTFT基板8′の表示領域であり、図の左右方向に延在する多数本のゲートバスライン1の両端は、図示しない駆動装置のゲート電源に接続され、図の上下方向に延在する多数本のデータバスライン2の両端は、図示しない駆動装置のデータ電源に接続され、同時に所定の電圧が供給されるようになる。
【0020】
補助容量電極6も前記データバスライン2と同様に、それぞれ図示しない駆動装置に接続され、それらの両端から所定の電圧が供給されるようになる。
図19(b) は、TFT基板8′においてドット数を一部省略して示すゲートバスライン8の等価回路であり、RC回路であるゲートバスライン8の入力端から見て、時定数τが最も大きくなるドットは中央部であり、
τ=α(R/4)C
となる。
【0021】
即ち、両側駆動方式において時定数が最も大きいのは、長さ方向の中央に位置するドットであり、ゲートバスライン8の入力側から見た時定数τを片側駆動方式のそれと対比したとき、容量Cは同じになるが、抵抗Rは1/4(長さが1/2で幅が2倍)にしたことと等価であり、要求抵抗は片側駆動方式の場合の4倍になる。
【0022】
そして、ゲートバスライン8の中間部で切断されると、その等価回路は図11(c)に示す如くなり、特に、図示する如く切断個所が長さ方向の中央から偏ったとき、長い方の先端ドットにおいて時定数τが最大になる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、両側駆動方式の採用によって時定数を小さくできる。しかし、バスラインに断線が発生した場合、そのバスラインは一端から電圧の供給を受けることになり、その最先端ドットは時定数τの増大によって適当な輝度が得られないため線欠陥となり、画質が劣化するという問題点があった。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ゲートバスラインまたはデータバスラインまたはゲートバスラインとデータバスラインの双方が、その両端から電圧を供給される液晶表示装置において、ゲートバスラインまたはデータバスラインまたはゲートバスラインとデータバスラインの双方の不本意の断線に対し、断線に対応可能な手段、即ち時定数τの増加を低減可能な手段を具えた液晶表示装置と、その手段によって断線ラインを補修する方法を提供するものである。
【0025】
本発明の第1の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該TFT基板に、該データバスラインと並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインおよび補助バスラインのそれぞれの長さ方向の両端部と交差するリペアバスラインが形成され、該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと補助バスラインおよびリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なることである。
【0026】
本発明の第2の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該データバスラインに並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のゲートバスラインの整列方向に延在し、かつ、該複数本のデータバスラインの両外側に配設された一対の第1のリペアバスラインとが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、該ゲートバスラインに並行して該表示領域外で該複数本のデータバスラインの整列方向に延在し、該一対の第1のリペアバスラインの長さ方向の両端部が交差し、該複数本のゲートバスラインの両外側に配設された一対の第2のリペアバスラインが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、該一対の第1のリペアバスラインと一対の第2のリペアバスラインが、その交差部で電気的に接続されてなることである。
【0027】
本発明の第3の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、データバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該TFT基板に、該ゲートバスラインと並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のゲートバスラインと複数本のデータバスラインおよび補助バスラインのそれぞれの長さ方向の両端部と交差するリペアバスラインが形成され、該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと補助バスラインおよびリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なることである。
【0028】
本発明の第4の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該ゲートバスラインに並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のデータバスラインの整列方向に延在し、かつ、該複数本のゲートバスラインの両外側に配設された一対の第1のリペアバスラインとが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、該データバスラインに並行して該表示領域外で該複数本のゲートバスラインの整列方向に延在し、該一対の第1のリペアバスラインの長さ方向の両端部が交差し、該複数本のデータバスラインの両外側に配設された一対の第2のリペアバスラインが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、該複数本のゲートバスラインと複数本のデータバスラインと補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、該一対の第1のリペアバスラインと一対の第2のリペアバスラインが、その交差部で電気的に接続されてなることである。
【0029】
本発明の第5の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインおよびデータバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該TFT基板に、該データバスラインと並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する第1の補助バスラインと、該ゲートバスラインと並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと該第1の補助バスラインおよび第2の補助バスラインのそれぞれの長さ方向の両端部と交差する少なくとも1本のリペアバスラインが形成され、該複数本のゲートバスラインと複数本のデータバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインおよびリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なることである。
【0030】
本発明の第6の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインおよびデータバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該データバスラインに並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する第1の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のゲートバスラインの整列方向に延在し、かつ、該複数本のデータバスラインの両外側に少なくとも1本ずつ配設された第1のリペアバスラインとが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、該ゲートバスラインに並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する第2の補助バスラインと、該表示領域外で該複数本のデータバスラインの整列方向に延在し、該一対の第1のリペアバスラインの長さ方向の両端部が交差し、該複数本のゲートバスラインの両外側に少なくとも1本ずつ配設された第2のリペアバスラインとが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、該表示領域から外側に同一順位にある該第1のリペアバスラインと第2のリペアバスラインが、その交差部で電気的に接続されてなることである。
【0031】
本発明の第7の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該TFT基板に、該データバスラインと並行、かつ、該データバスラインの長さ方向の中央部から該データバスラインの一端に向けて延伸しその間に配設された該ゲートバスラインと交差する第1の補助バスラインと、該データバスラインと並行、かつ、該中央部から該データバスラインの他端に向けて延伸しその間に配設された該ゲートバスラインと交差する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で、該第1の補助バスラインが交差する該複数本のゲートバスラインの両端と該複数本のデータバスラインの該一端とに交差する第1のリペアバスラインと、該表示領域外で、該第2の補助バスラインが交差する該複数本のゲートバスラインの両端と該複数本のデータバスラインの該他端とに交差する第2のリペアバスラインが形成され、該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なることである。
【0032】
本発明の第8の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、該データバスラインに並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差し、かつ、該データバスラインの長さ方向の中央部から該データバスラインの一端に向けて延伸する第1の補助バスラインと、該データバスラインと並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差し、かつ、該データバスラインの長さ方向の中央部から該データバスラインの他端に向けて延伸する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該第1の補助バスラインが交差する複数本のゲートバスラインの長さ方向の両端部がそれぞれ交差する一対の第1のリペアバスラインと、該表示領域外で該第2の補助バスラインが交差する複数本のゲートバスラインの長さ方向の両端部がそれぞれ交差する一対の第2のリペアバスラインが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、該ゲートバスラインに並行し該表示領域外で該複数本のデータバスラインの両端部がそれぞれ交差する一対の第3のリペアバスラインが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと一対の第1のリペアバスラインと一対の第2のリペアバスラインおよび一対の第3のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、該一対の第1のリペアバスラインと第3のリペアバスラインおよび該一対の第2のリペアバスラインと第3のリペアバスラインが、その交差で電気的に接続されてなることである。
【0033】
本発明の第9の液晶表示装置は、前記第1、2、3、4、5、6、7および第8の液晶表示装置において、補助バスラインの形成に伴って狭小化された前記画素電極に合わせて、全ての画素電極の大きさを同じにしたことである。
【0034】
本発明の第1のバスライン断線の処理方法は、前記本発明の第1および第2の液晶表示装置において、不本意に切断された前記データバスラインと前記補助バスライン、該切断されたデータバスラインと前記リペアバスライン、該補助バスラインと該リペアバスラインを、それぞれの交差部における層間絶縁層を溶解せしめ接続させることである。
【0035】
本発明の第2のバスライン断線の処理方法は、前記本発明の第3および第4の液晶表示装置において、不本意に切断された前記ゲートバスラインと前記補助バスライン、該切断されたゲートバスラインと前記リペアバスライン、該補助バスラインと該リペアバスラインを、それぞれの交差部における層間絶縁層を溶解せしめ接続させることである。
【0036】
本発明の第3のバスライン断線の処理方法は、前記本発明の第5および第6の液晶表示装置において、不本意に切断された前記ゲートバスラインと前記第1の補助バスラインまたは不本意に切断された前記データバスラインと前記第2の補助バスライン、切断された該ゲートバスラインまたはデータバスラインと前記リペアバスラインをそれぞれの交差点で層間絶縁層を溶解せしめ接続させると共に、切断された該ゲートバスラインまたはデータバスラインが接続された該第1または第2の補助バスラインと該リペアバスラインの交差部で層間絶縁層を溶解せしめ接続させることであり、さらには複数本のリペアバスラインを有する装置では、切断されたゲートバスラインとデータバスラインをそれぞれ別のリペアバスラインに接続させることである。
【0037】
前記本発明の第1の液晶表示装置は、ゲートバスライン補修用補助バスラインとリペアバスラインを設けたことにより、不本意に切断されたゲートバスラインの補修が可能、即ち前記本発明の第1のバスライン断線の処理方法を適用し、切断されたゲートバスラインの中間部に電圧が供給可能となり、切断によって時定数が最大となるドットの時定数が低減される。
【0038】
前記本発明の第2の液晶表示装置は、本発明の第1のバスライン断線の処理方法を適用し、本発明の第1の液晶表示装置と同様に、切断によって時定数が最大となるドットの時定数が低減されると共に、ゲートバスライン形成用導電膜とデータバスライン形成用導電膜から補助バスラインとリペアラインを形成する、即ち特別の導電膜を被着させることなく補助バスラインとリペアラインが形成可能になる。
【0039】
前記本発明の第3の液晶表示装置は、データバスライン補修用補助バスラインとリペアバスラインを設けたことにより、不本意に切断されたデータバスラインの補修が可能、即ち前記本発明の第2のバスライン断線の処理方法を適用し、切断されたデータバスラインの中間部に電圧が供給可能となり、切断によって時定数が最大となるドットの時定数が低減される。
【0040】
前記本発明の第4の液晶表示装置は、本発明の第2のバスライン断線の処理方法を適用し、本発明の第3の液晶表示装置と同様に、切断によって時定数が最大となるドットの時定数が低減されると共に、ゲートバスライン形成用導電膜とデータバスライン形成用導電膜から補助バスラインとリペアラインを形成する、即ち特別の導電膜を被着させることなく補助バスラインとリペアラインが形成可能になる。
【0041】
前記本発明の第5の液晶表示装置は、ゲートバスライン補修用補助バスラインとデータバスライン補修用補助バスラインおよび、それらのリペアバスラインを設けたことにより、不本意に切断されたゲートバスラインまたはデータバスラインの補修が可能、即ち前記本発明の第3のバスライン断線の処理方法を適用し、切断されたゲートバスラインまたはデータバスライン、あるいは切断されたゲートバスラインとデータバスラインの双方の中間部に電圧が供給可能となり、切断によって時定数が最大となるドットの時定数が低減される。
【0042】
さらに、本発明の第5の液晶表示装置は、リペアバスラインを複数本とし、本発明の第3のバスライン断線の処理方法を適用することで、切断されたゲートバスラインとデータバスライン双方の補修が可能になる。
【0043】
前記本発明の第6の液晶表示装置は、本発明の第3のバスライン断線の処理方法を適用し、本発明の第5の液晶表示装置と同様に、切断によって時定数が最大となるドットの時定数が低減されると共に、ゲートバスライン形成用導電膜とデータバスライン形成用導電膜から補助バスラインとリペアラインを形成する、即ち特別の導電膜を被着させることなく補助バスラインとリペアラインが形成可能になる。
【0044】
前記本発明の第7の液晶表示装置は、本発明の第1の液晶表示装置と同様に、切断されゲートバスラインの時定数を低減可能にすると共に、リペアバスラインをコ字形状としたことにより、リペアバスライン形成領域を狭めることが可能である。
【0045】
前記本発明の第8の液晶表示装置は、本発明の第7の液晶表示装置と同様に、切断されゲートバスラインの時定数を低減可能にし、リペアバスライン形成領域を狭めることを可能にすると共に、特別の導電膜を被着させることなく補助バスラインとリペアラインを形成可能にする。
【0046】
前記本発明の第9の液晶表示装置は、バスライン補修用補助バスラインの形成に伴って狭小化さた画素電極に合わせ、全ての画素電極の大きさを同一にしたことにより、各画素の明るさが均一化されるようになる。
【0047】
さらに、本発明の液晶表示装置は、▲1▼バスライン補修用補助バスラインを全てのデータバスラインまたはゲートバスラインに沿わせて形成することで全画素電極の大きさを揃える、▲2▼バスライン補修用補助バスラインが形成されたことで狭域化され小形化された画素電極の大きさに合わせ全画素電極を同じ大きさに形成することで、表示領域の明るさが均一化されるようになる。
【0048】
特に、前記▲1▼の構成では、切断されたバスラインに対し最適位置から所定電圧の新規印加が可能となり、好適条件でバスラインの補修が可能になる。
【0049】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図2は本発明に係わるバスライン等の接続例の説明図、図3は補助バスラインを接続したバスラインの等価回路である。
【0050】
層間絶縁層およびTFTを省略した図1において、一般にガラス板を使用したTFT基板81の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、ゲートバスライン1に交差する複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、1本のゲートバスライン補修用補助バスライン21が形成され、前記視野領域の外側には、例えば透明電極形成用ITO膜から形成されたリペアバスライン31が形成されている。
【0051】
図の左右方向に延伸する複数本のゲートバスライン1は、所定ピッチで図の上下方向に整列し、そのゲートバスライン1の整列間に配設された複数本の補助容量電極6は、両端部において連通している。
【0052】
図の上下方向に延伸し、ゲートバスライン1と補助容量電極6と図示しない第1の絶縁層を介して交差する複数本のデータバスライン2は、所定ピッチで図の左右方向に整列する。
【0053】
整列方向の中央に位置するデータバスライン2に沿って配設され、データバスライン2と同一導電膜、例えばTi−Al−Tiの3層膜から形成された補助バスライン21は、データバスライン2と同じく、前記第1の絶縁層を介してゲートバスライン1と補助容量電極6に交差する。
【0054】
TFT基板81の視野領域外に形成されたリペアバスライン31は、前記第1および第2の絶縁層を介してゲートバスライン1の両端部と交差し、データバスライン2および補修用バスライン21を覆う第2の絶縁層(図示せず)を介して、データバスライン2および補助バスライン21の両端部と交差する。
【0055】
かかるTFT基板81は、ゲートバスライン1の補修手段を有する基本構成であり、TFT基板81を用いた液晶表示パネルは、図示しない駆動装置に接続され、ゲートバスライン1およびデータバスライン2は、その両端から所定の電圧を供給し駆動される。
【0056】
表示パネルに組み込む前または後の検査で、TFT基板81のゲートバスライン1の1本、例えば図1(b)に示す如く上から5本目のゲートバスライン1-1の中間部に不本意の断線が検出されたとすると、ゲートバスライン1-1と補助バスライン21の交点、ゲートバスライン1-1とリペアバスライン31の交点、補助バスライン21とリペアバスライン31の交点において、層間絶縁層を溶解除去せしめライン間を電気的に接続させる。
【0057】
その結果、2本に切り離されたゲートバスライン1-1の長い方(切断点から右方)は、中間部が補助バスライン21と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、そのことによって、切断に伴う時定数の増加が低減されるようになる。
【0058】
なお、図1(b)において、補助バスライン21とリペアバスライン31は、交差する2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン1-1の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0059】
前記接続の実施例を示す図2(a)において、ガラス基板51の表面にはデータバスライン2(または補助バスライン21)を形成したのち、絶縁層52を介してリペアバスライン31(またはゲートバスライン1-1)が形成され、その上に絶縁層53が形成されている。
【0060】
一般に、Ti−Al−Tiの3層構成のデータバスライン2と補修用バスライン21は、厚さが1500Å程度であり、Crにてなるゲートバスライン1-1の厚さは1500Å程度である。そして、Si2 3 にてなる絶縁層52と53の厚さは、4000Å程度である。
【0061】
データバスライン2とリペアバスライン31(または補助バスライン21とゲートバスライン1-1)を電気的に接続させるには、ガラス基板51を通して適当強度のレーザ光、即ちデータバスライン2とリペアバスライン31および絶縁層52と53を溶解させるのに必要な強度のレーザ光54を照射する。
【0062】
すると、図2(b)に示す如く、溶解されたデータバスライン2の一部が延伸しリペアバスライン31と接続され、切断されたゲートバスライン1-1の等価回路は図3に示す如く、切断されて長い方の中間部からも所定電圧が供給されるようになる。
【0063】
従って、該切断されて長い方のバスライン回路の最先端の時定数τ′は
τ′<α(R/2)(C/2)
ただし R=Σri,C=ΣCi
となり、これは補助バスライン21を接続する前の時定数τ″
τ″>α(R/4)C
より小さくなる。
【0064】
図4は本発明の第2の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図5は本発明の第2の実施例における所要バスライン形成方法の説明図、図6と7は本発明の第2の実施例におけるリペアバスライン接続例の説明図である。
【0065】
層間絶縁層およびTFTを省略した図4において、一般にガラス板を使用したTFT基板91の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、1本のゲート電極補修用補助バスライン21が形成され、視野領域の外側には、リペアバスライン32が形成されている。
【0066】
リペアバスライン32は、視野領域を挟みデータバスライン2の両端部が交差する一対のバスライン33と、視野領域を挟みゲートバスライン1の両端部が交差する一対のバスライン34からなり、絶縁層を挟んで形成されたバスライン33と34は、両端の交差部32′で電気的に接続されている。
【0067】
かかるTFT基板91は、TFT基板81と同様に切断されたゲートバスライン1の修復、即ち、例えば図4(b)に示す如く上から5本目のゲートバスライン1-1の中間部に不本意の断線が検出されたとすると、ゲートバスライン1-1と補助バスライン21の交点、ゲートバスライン1-1とリペアバスライン31の交点、補助バスライン21とリペアバスライン31の交点において、層間絶縁層を溶解除去せしめライン間を電気的に接続せしめ、切断に伴う時定数の増加を低減させる。
【0068】
なお、図4(b)において、補助バスライン21とリペアバスライン32は、交差する2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン1-1の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0069】
図5において、(a)はゲートバスライン形成用導電膜から、ゲートバスライン1と、ゲートバスライン1に並行する一対のバスライン33を形成した平面図であり、ゲートバスライン1とバスライン33を覆う絶縁層の上には、(b)に示す如くデータバスライン2と、データバスライン2に並行する一対のバスライン34が形成され、バスライン34の両端部はバスライン33と電気的に接続されるようになる。
【0070】
層間絶縁層を有するバスライン33と34の交差部32′における接続方法として本発明では、図2を用いて説明したレーザ光照射方法と、層間絶縁層にコンタクトホールを形成し、そのホール内でバスライン33と34を直接に接続させる方法と、画素電極の形成に使用する透明導電膜(ITO)を利用する方法について提案する。
【0071】
バスライン33と34を直接的に接続させる方法の説明図である図6において、ガラス基板51の表面にバスライン33を形成し、その上に絶縁膜(SiN)52を被着させる。
【0072】
次いで、絶縁膜52の所定部に透孔54を形成し、バスライン33の端部を露呈させたのち、画素形成用透明導電膜(ITO)55を被着し、その導電膜55から図示しない画素電極と共に、バスライン34およびそのバスライン33と34に連通するパターン56を形成する。
【0073】
ITO膜を利用する方法の説明図である図7において、ガラス基板51の上にバスライン33を形成したのち、バスライン33を覆う絶縁層52を被着し、絶縁層52の上にバスライン34を形成したのち、バスライン34を覆う絶縁層53を被着させる。
【0074】
次いで、バスライン33と34の交差部近傍において、絶縁層53の一部を除去しバスライン34の所定部を露呈させると共に、積層された絶縁層52と53の一部を除去しバスライン33の所定部を露呈させる。
【0075】
しかるのち、画素電極形成用ITO膜54を被着し、ITO膜54の選択的除去によって、バスライン33と34の露呈部を繋ぐ導電体55を形成する。
なお、図6および7において、ガラス基板51の表面には、図示しないTFTが形成され、そのTFTのチャネル電極を形成するためにa−Si膜が、バスライン34およびデータバスラインを形成する導電膜に先立って被着される。
【0076】
従って、a−Si膜から形成したパターンにデータバスライン34が積層形成されたTFT基板では、バスライン34の下に、a−Si膜から形成したa−Siパターンが形成されるようにしてもよい。
【0077】
図8は本発明の第3の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図9は本発明の第4の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図10は本発明の第5の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図11は本発明の第6の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図である。
【0078】
層間絶縁層およびTFTを省略した図8において、一般にガラス板を使用したTFT基板82の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、複数本(図は2本)のゲートバスライン補修用補助バスライン21-1と21-2が形成され、前記視野領域の外側には、補助バスライン21-1と21-2に対応する複数本(図は2本)のリペアバスライン31-1と31-2が形成されている。
【0079】
常識的には、複数本のデータバスライン2を等分する位置のデータバスライン2に沿って配設される補助バスライン21-1と21-2は、データバスライン2と同一導電膜例えばCr膜から形成され、データバスライン2と同じ絶縁層(第1の絶縁層)を介してゲートバスライン1と補助容量電極6が交差する。
【0080】
リペアバスライン31-1と31-2は、前記絶縁層を介してゲートバスライン1の両端部と交差し、データバスライン2および補助バスライン21-1と21-2を覆う絶縁層(第2の絶縁層)を介して、データバスライン2および補助バスライン21-1と21-2の両端部と交差する。
【0081】
かかるTFT基板82を用いた液晶表示パネルは、図示しない駆動装置に接続され、ゲートバスライン1およびデータバスライン2は、その両端から所定の電圧を供給し駆動される。
【0082】
表示パネルに組み込む前または後の検査で、TFT基板82のゲートバスライン1の2本、例えば図8(b)に示す如く、上から3本目のゲートバスライン1-1と5本目のゲートバスライン1-2の中間部に、不本意の断線が検出されたとする。
【0083】
その時、TFT基板82はゲートバスライン1-1と補助バスライン21-1の交点、ゲートバスライン1-1とリペアバスライン31-1の交点、補助バスライン21-1とリペアバスライン31-1の交点において、層間絶縁層を溶解しライン間を電気的に接続させると共に、ゲートバスライン1-2と補助バスライン21-2の交点、ゲートバスライン1-2とリペアバスライン31-2の交点、補助バスライン21-2とリペアバスライン31-2の交点において、層間絶縁層を溶解除去させてライン間を電気的に接続させる。
【0084】
その結果、中間部で切断されたゲートバスライン1-1および1-2の長い方が、補助バスライン21-1または21-2と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、切断に伴う時定数の最大値は、TFT基板81における補修結果と同じく、補助バスライン21-1と21-2を接続しない場合に比べて低減されるようになる。
【0085】
なお、図8(b)において、補助バスライン21-1と21-2は、リペアバスライン31-1または31-2と交差するそれぞれの2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン1-1と1-2の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0086】
層間絶縁層およびTFTを省略した図9において、一般にガラス板を使用したTFT基板92の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、複数本(図は2本)のゲートバスライン補修用補助バスライン21-1と21-2が形成され、前記視野領域の外側には、複数本(図は2本)のリペアバスライン32-1と32-2が形成されている。
【0087】
リペアバスライン32-1と32-2は、視野領域を挟みデータバスライン2の両端部が交差する各一対のバスライン33-1および32-2と、視野領域を挟みゲートバスライン1の両端部が交差する各一対のバスライン34-1および34-2からなり、絶縁層を挟んで形成されたバスライン33-1と34-1および32-2と34-2は、両端の交差部32-1′または32-1″で電気的に接続されている。
【0088】
交差部32-1′の電気的接続は、TFT基板91における交差点32′の接続と同様に行なわれる。
かかるTFT基板92は、TFT基板82と同様に切断されたゲートバスライン1の修復、即ち、例えば図9(b)に示す如く上から3本目のゲートバスライン1-1と5本目のゲートバスライン1-2の中間部に不本意の断線が検出されたとすると、ゲートバスライン1-1と補助バスライン21-1の交点、ゲートバスライン1-1とリペアバスライン34-2の交点、補助バスライン21-1とリペアバスライン33-2の交点において、層間絶縁層を溶解しライン間を電気的に接続させる。
【0089】
と共に、ゲートバスライン1-2と補助バスライン21-1の交点、ゲートバスライン1-2とリペアバスライン34-1の交点、補助バスライン21-2とリペアバスライン33-1の交点において、層間絶縁層を溶解除去させてライン間を電気的に接続させる。
【0090】
その結果、ゲートバスライン1-1と1-2の切断に伴う時定数の増加を低減させることができる。
なお、図9(b)において、補助バスライン21-1と21-2は、リペアバスライン32-1または32-2と交差するそれぞれの2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン1-1と1-2の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0091】
層間絶縁層およびTFTを省略した図10において、一般にガラス板を使用したTFT基板83の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、複数本(図は3本)のゲートバスライン補修用補助バスライン21-1と21-2および21-3が形成され、前記視野領域の外側には、補助バスラインより少ない複数本(図は2本)のリペアバスライン31-1と31-2が形成されている。
【0092】
常識的には、複数本のデータバスライン2を等分する位置のデータバスライン2に沿って配設される補助バスライン21-1と21-2と21-3は、データバスライン2と同一導電膜から形成され、データバスライン2と同じ絶縁層(第1の絶縁層)を介してゲートバスライン1と補助容量電極6が交差する。
【0093】
リペアバスライン31-1と31-2は、前記絶縁層を介してゲートバスライン1の両端部と交差し、データバスライン2および補助バスライン21-1と21-2と21-3を覆う絶縁層(第2の絶縁層)を介して、データバスライン2および補助バスライン21-1と21-2と21-3の両端部と交差する。
【0094】
かかるTFT基板83を用いた液晶表示パネルは、図示しない駆動装置に接続され、ゲートバスライン1およびデータバスライン2は、その両端から所定の電圧を供給し駆動される。
【0095】
表示パネルに組み込む前または後の検査で、TFT基板83のゲートバスライン1の2本、例えば図10(b)に示す如く上から3本目のゲートバスライン1-1と、下から3本目のゲートバスライン1-2の中間部に不本意の断線が検出されたとき、本発明では補助バスライン21-1と21-2と21-3から有効的な2本、例えば補助バスライン21-1と21-3の2本を選択し利用する。
【0096】
即ち、ゲートバスライン1-1と補助バスライン21-1の交点、ゲートバスライン1-1とリペアバスライン31-1の交点、補助バスライン21-1とリペアバスライン31-1の交点において、層間絶縁層を溶解除去させてライン間を電気的に接続させる。
【0097】
と共に、ゲートバスライン1-2と補助バスライン21-3の交点、ゲートバスライン1-2とリペアバスライン31-2の交点、補助バスライン21-3とリペアバスライン31-2の交点において、層間絶縁層を溶解除去させてライン間を電気的に接続させる。
【0098】
その結果、前記TFT基板82と同じく、中間部で切断されたゲートバスライン1-1および1-2の長い方が、補助バスライン21-1または21-2と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、切断に伴う時定数の最大値は低減可能となり、かつ、補助バスライン21-1と21-2と21-3を選択利用する、即ち切断点に近い位置に電圧供給が可能になることで、TFT基板82より優れた時定数低減効果が得られる。
【0099】
なお、図10(b)において、補助バスライン21-1と21-3は、リペアバスライン31-1または31-2と交差するそれぞれの2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン1-1と1-2の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0100】
層間絶縁層およびTFTを省略した図11において、一般にガラス板を使用したTFT基板93の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、複数本(図は3本)のゲートバスライン補修用補助バスライン21-1と21-2および21-3が形成され、前記視野領域の外側には、補助バスラインより少ない複数本(図は2本)のリペアバスライン32-1と32-2が形成されている。
【0101】
リペアバスライン32-1と32-2は、TFT基板92のそれと同じく、各一対のバスライン33-1と32-2および34-1と34-2からなり、それらの交差部32-1′または32-1″で電気的に接続されている。
【0102】
かかるTFT基板92は、TFT基板82と同様に切断されたゲートバスライン1の修復はTFT基板82のそれと同じ、即ち、例えば図11(b)に示す如く上から3本目のゲートバスライン1-1と5本目のゲートバスライン1-2の中間部に不本意の断線が検出されたとすると、ゲートバスライン1-1と補助バスライン21-1の交点、ゲートバスライン1-1とリペアバスライン34-2の交点、補助バスライン21-1とリペアバスライン33-2の交点において、層間絶縁層を溶解しライン間を電気的に接続させる。
【0103】
と共に、ゲートバスライン1-2と補助バスライン21-1の交点、ゲートバスライン1-2とリペアバスライン34-1の交点、補助バスライン21-2とリペアバスライン33-1の交点において、層間絶縁層を溶解除去させてライン間を電気的に接続させる。
【0104】
その結果、ゲートバスライン1-1と1-2の切断に伴う時定数の増加を低減させることができる。
なお、図11(b)において、補助バスライン21-1と21-3は、リペアバスライン32-1または32-2と交差するそれぞれの2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン1-1と1-2の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0105】
図12は本発明の第7の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図13は本発明の第8の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図14は本発明の第9の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図、図15は本発明の第10の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図である。
【0106】
層間絶縁層およびTFTを省略した図12において、一般にガラス板を使用したTFT基板84の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、1本のデータバスライン補修用補助バスライン41が形成され、前記視野領域の外側にはリペアバスライン31が形成されている。
【0107】
図の左右方向に延伸する複数本のゲートバスライン1は、所定ピッチで図の上下方向に整列し、そのゲートバスライン1の整列間に配設された複数本の補助容量電極6は、両端部において連通している。
【0108】
図の上下方向に延伸し、ゲートバスライン1および補助容量電極6と、図示しない第1の絶縁層を介して交差する複数本のデータバスライン2は、所定ピッチで図の左右方向に整列する。
【0109】
整列方向の中央に位置するゲートバスライン1に沿って配設され、ゲートバスライン1と同一導電膜から形成された補助バスライン41は、ゲートバスライン1と同じく、前記第1の絶縁層を介してデータバスライン2と補助容量電極6に交差する。
【0110】
TFT基板84の視野領域外に形成されたリペアバスライン31は、前記第1の絶縁層を介してゲートバスライン1の両端部および補助バスライン41と交差し、データバスライン2を覆う第2の絶縁層(図示せず)を介して、データバスライン2の両端部と交差する。
【0111】
かかるTFT基板84を用いた液晶表示パネルは、図示しない駆動装置に接続され、ゲートバスライン1およびデータバスライン2は、その両端から所定の電圧を供給し駆動される。
【0112】
表示パネルに組み込む前または後の検査で、TFT基板84のデータバスライン2の1本、例えば図12(b)に示す如く左から3本目のデータバスライン2-1の中間部に不本意の断線が検出されたとすると、データバスライン2-1と補助バスライン41の交点、データバスライン2-1とリペアバスライン31の交点、補助バスライン41とリペアバスライン31の交点において、層間絶縁層を溶解除去させてライン間を電気的に接続させる。
【0113】
その結果、2本に切り離されたデータバスライン2-1の長い方(切断点から上方)が、補助バスライン41と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、そのことによって、切断に伴うデータバスライン2-1の時定数は、前述のゲートバスライン1切断補修と同様に、補助バスライン41を接続しないものより低減されるようになる。
【0114】
以上説明したように、データバスライン補修用補助バスライン41とリペアバスライン31を、それぞれ1本ずつ有するTFT基板84は、データバスライン2の補修手段を有する基本構成である。
【0115】
しかし、複数本のデータバスライン2が切断されたときに対応する構成、補助バスライン41の接続を一層効果的にする構成、特別の導電膜を形成しないでリペアバスライン31を形成させる構成は、前記TFT基板82と83と91と92および93から容易に理解されるであろう。
【0116】
即ち、複数本のデータバスライン2が切断されたときに対応する構成は、補助バスライン41とリペアバスライン31を、それぞれ複数本ずつ設けることであり、補助バスライン41の一層の効果的な接続を可能にする構成は、リペアバスライン31より多数本の補助バスライン41を設けることであり、特別の導電膜を必要としないでリペアバスライン31を製造する構成は、リペアバスライン31を分割しゲートバスライン形成用導電膜とデータバスライン形成用導電膜から形成しそれを電気的に接続させた構成とすることである。
【0117】
なお、図12(b)において、補助バスライン41リペアバスライン31は、交差する2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン2-1の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0118】
層間絶縁層およびTFTを省略した図13において、一般にガラス板を使用したTFT基板85の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、ゲートバスライン補修用補助バスライン21と、データバスライン補修用補助バスライン41が形成され、前記視野領域の外側にはリペアバスライン31-1と31-2が形成されている。
【0119】
図の左右方向に延伸する複数本のゲートバスライン1は、所定ピッチで図の上下方向に整列し、そのゲートバスライン1の整列間に配設された複数本の補助容量電極6は、両端部において連通している。
【0120】
図の上下方向に延伸し、ゲートバスライン1および補助容量電極6と、図示しない第1の絶縁層を介して交差する複数本のデータバスライン2は、所定ピッチで図の左右方向に整列する。
【0121】
整列方向の中央に位置するデータバスライン2に沿って配設され、データバスライン2と同一導電膜から形成されたゲートバスライン補修用補助バスライン21は、データバスライン2と同じく、前記第1の絶縁層を介してゲートバスライン1と補助容量電極6に交差する。
【0122】
整列方向の中央に位置するゲートバスライン1に沿って配設され、ゲートバスライン1と同一導電膜から形成されたデータバスライン補修用補助バスライン41は、ゲートバスライン1と同じく、前記第1の絶縁層を介してデータバスライン2と補助容量電極6に交差する。
【0123】
TFT基板85の視野領域外に形成されたリペアバスライン31-1と31-2は、前記第1の絶縁層を介してゲートバスライン1および補助バスライン41の両端部と交差し、データバスライン2および補助バスライン21を覆う第2の絶縁層(図示せず)を介して、データバスライン2および補修用バスライン21の両端部と交差する。
【0124】
かかるTFT基板85を用いた液晶表示パネルは、図示しない駆動装置に接続され、ゲートバスライン1およびデータバスライン2は、その両端から所定の電圧を供給し駆動される。
【0125】
表示パネルに組み込む前または後の検査で、TFT基板85のデータバスライン2の1本、例えば図13(b)に示す如く右から7本目のデータバスライン2-1の中間部と、上から4本目のゲートバスライン1-1に不本意の断線が検出されたとすると、ゲートバスライン1-1と補助バスライン21の交点、ゲートバスライン1-1とリペアバスライン31-1との交点、補助バスライン21とリペアバスライン31-1との交点および、データバスライン2-1と補助バスライン41の交点、データバスライン2-1とリペアバスライン31-2の交点、補助バスライン41とリペアバスライン31-2の交点において、層間絶縁層を溶解除去させて層間ラインを電気的に接続させる。
【0126】
その結果、2本に切り離されたデータバスライン2-1の長い方(切断点から下方)が、補助バスライン41と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、切断に伴うデータバスライン2-1の時定数は、前述のデータバスライン2切断補修と同様に、補助バスライン41を接続しないときより低減されると共に、2本に切り離されたゲートバスライン1-1の長い方(切断点から右方)が、補助バスライン21と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、切断に伴うゲートバスライン1-1の時定数は、前述のゲートバスライン1切断補修と同様に、補助バスライン21を接続しないときより低減されるようになる。
【0127】
以上説明したようなTFT基板85は、ゲートバスライン1とデータバスライン2双方の補修手段を有する基本構成であり、複数本のゲートバスライン1とデータバスライン2が切断されたときに対応する構成、補修用バスライン21および41の接続を一層効果的にする構成、特別の導電膜を形成しないでリペアバスライン31を形成させる構成は、前記TFT基板82と83と91と92および93から容易に理解されるであろう。
【0128】
即ち、それぞれ複数本のゲートバスライン1データバスライン2が切断されたときに対応する構成は、それぞれ複数本の補助バスライン21と41および、その補助バスライン21と41に対応する複数のリペアバスライン31を設けることであり、補助バスライン21と41の一層の効果的な接続を可能にする構成は、リペアバスライン31より多数本の補助バスライン21と41を設けた構成とすることであり、特別の導電膜を必要としないでリペアバスライン31を製造する構成は、リペアバスライン31を分割しゲートバスライン形成用導電膜とデータバスライン形成用導電膜から形成しそれを電気的に接続させた構成とすることである。
【0129】
なお、図13(b)において、補助バスライン21とリペアバスライン31-1および補助バスライン41とリペアバスライン31-2は、それぞれが交差する2箇所で接続している。しかし、切断されたバスライン1-1と2-1の中間部に所定電圧を流すようにする本発明では、前記2箇所の一方のみ接続してもよい。
【0130】
層間絶縁層およびTFTを省略した図14において、一般にガラス板を使用したTFT基板86の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、一対のゲートバスライン補修用補助バスライン25-1および25-2と、前記視野領域の外側に一対のリペアバスライン35-1と35-2が形成されている。
【0131】
図の左右方向に延伸する複数本のゲートバスライン1は、所定ピッチで図の上下方向に整列し、そのゲートバスライン1の整列間に配設された複数本の補助容量電極6は、両端部において連通している。
【0132】
図の上下方向に延伸し、ゲートバスライン1および補助容量電極6と、図示しない第1の絶縁層を介して交差する複数本のデータバスライン2は、所定ピッチで図の左右方向に整列する。
【0133】
表示領域の中心部から1本のデータバスライン2に沿って一方(図の上方)に配設され、データバスライン2と同一導電膜から形成された補助バスライン25-1および、該中心部から1本のデータバスライン2に沿って他方(図の下方)に配設され、データバスライン2と同一導電膜から形成された補助バスライン25-2は、データバスライン2と同じく、前記第1の絶縁層を介してゲートバスライン1と補助容量電極6に交差する。
【0134】
TFT基板86の視野領域外に形成されたリペアバスライン35-1は、補助バスライン25-1が交差するゲートバスライン1の端部と、データバスライン2を覆う第2の絶縁層(図示せず)を介して交差すると共に、TFT基板86の視野領域外に形成されたリペアバスライン35-2は、補助バスライン25-2が交差するゲートバスライン1の端部と該第2の絶縁層を介して交差する。
【0135】
かかるTFT基板86を用いた液晶表示パネルは、図示しない駆動装置に接続され、ゲートバスライン1およびデータバスライン2は、その両端から所定の電圧を供給し駆動される。
【0136】
表示パネルに組み込む前または後の検査で、TFT基板86のゲートバスライン1の2本、例えば図14(b)に示す如く上から3本目のゲートバスライン1-1および、下から3本目のゲートバスライン1-2の中間部に不本意の断線が検出されたとすると、ゲートバスライン1-1と補助バスライン25-1の交点、ゲートバスライン2-1とリペアバスライン35-1の交点、補助バスライン25-1とリペアバスライン35-1の交点、ゲートバスライン1-2と補助バスライン25-2の交点、ゲートバスライン2-2とリペアバスライン35-2の交点、補助バスライン25-2とリペアバスライン35-2の交点の交点において、層間絶縁層を溶解除去させて層間ラインを電気的に接続させる。
【0137】
その結果、2本に切り離されたゲートバスライン1-1と1-2は、補助バスライン25-1または25-2と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、そのことによって、切断に伴うゲートバスライン1-1および1-2の時定数は、補修前より低減されるようになる。
【0138】
かかるTFT基板86は、リペアバスライン形成領域を狭めることが可能、即ち2本のゲートバスライン1-1と1-2の補修に必要なコ字形リペアバスライン35-1と35-2の形成に必要な領域は、TFT基板81において一つのロ字形リペアバスライン31と同一領域で済むようになる。
【0139】
なお、TFT基板86はリペアバスライン形成領域を狭められる基本構成であり、さらに多くのゲートバスライン1の切断に対応するには、補助バスライン25-1および25-2に相当する補助バスラインの数を増やすと共に、コ字形リペアバスライン35-1と35-2を、それぞれ複数本ずつ表示領域から離れる方向に整列させて形成すればよい。
【0140】
さらに、TFT基板86を基本構成とし、補修用バスライン25-1と25-2の接続を一層効果的にする構成、特別の導電膜を形成しないでリペアバスライン35-1と35-2を形成させる構成は、前記TFT基板83と91および93から容易に理解されるであろう。
【0141】
即ち、補助バスライン25-1と25-2の一層の効果的な接続を可能にする構成は、補助バスライン25-1と25-2をリペアバスライン35-1および35-2より多数本とする構成であり、特別の導電膜を必要としないでリペアバスライン35-1および35-2を製造する構成は、リペアバスライン35-1および35-2を分割し、ゲートバスライン形成用導電膜とデータバスライン形成用導電膜から形成しそれを電気的に接続させた構成とすることである。
【0142】
層間絶縁層およびTFTを省略した図15において、一般にガラス板を使用したTFT基板87の表面には、二点鎖線17で囲った視野領域を貫通する複数本のゲートバスライン1と、複数本のデータバスライン2と、複数本の補助容量電極6と、一対のデータバスライン補修用補助バスライン26-1および26-2と、前記視野領域の外側に一対のリペアバスライン36-1と36-2が形成されている。
【0143】
図の左右方向に延伸する複数本のゲートバスライン1は、所定ピッチで図の上下方向に整列し、そのゲートバスライン1の整列間に配設された複数本の補助容量電極6は、両端部において連通している。
【0144】
図の上下方向に延伸し、ゲートバスライン1および補助容量電極6と、図示しない第1の絶縁層を介して交差する複数本のデータバスライン2は、所定ピッチで図の左右方向に整列する。
【0145】
表示領域の中心部から1本のゲートバスライン1に沿って一方(図の左方)に配設され、ゲートバスライン1と同一導電膜から形成された補助バスライン26-1および、該中心部から1本のゲートバスライン1に沿って他方(図の右方)に配設され、ゲートバスライン1と同一導電膜から形成された補助バスライン26-2は、ゲートバスライン1と同じ絶縁層を介して、データバスライン2と補助容量電極6に交差する。
【0146】
TFT基板87の視野領域外に形成されたリペアバスライン36-1は、補助バスライン26-1が交差するデータバスライン2の端部と、ゲートバスライン1を覆う第2の絶縁層(図示せず)を介して交差すると共に、TFT基板87の視野領域外に形成されたリペアバスライン36-2は、補助バスライン26-2が交差するゲートバスライン1の端部と該第2の絶縁層を介して交差する。
【0147】
かかるTFT基板87を用いた液晶表示パネルは、図示しない駆動装置に接続され、ゲートバスライン1およびデータバスライン2は、その両端から所定の電圧を供給し駆動される。
【0148】
表示パネルに組み込む前または後の検査で、TFT基板87のデータバスライン2の2本、例えば図15(b)に示す如く左から3本目のデータバスライン2-1および、右から3本目のデータバスライン2-2の中間部に不本意の断線が検出されたとすると、データバスライン2-1と補助バスライン26-1の交点、データバスライン2-1とリペアバスライン36-1の交点、補助バスライン26-1とリペアバスライン36-1の交点、データバスライン2-2と補助バスライン26-2の交点、データバスライン2-2とリペアバスライン36-2の交点、補助バスライン26-2とリペアバスライン36-2の交点の交点において、層間絶縁層を溶解除去させて電気的に接続させる。
【0149】
その結果、2本に切り離されたデータバスライン2-1と2-2は、補助バスライン26-1または26-2と接続し、その接続部からも所定の電圧が供給されるようになり、そのことによって、切断に伴うデータバスライン2-1および2-2の時定数は、補修前より低減されるようになる。
【0150】
かかるTFT基板87は、リペアバスライン形成領域を狭めることが可能、即ち2本のデータバスライン2-1と2-2の補修に必要なコ字形リペアバスライン36-1と36-2の形成に必要な領域は、TFT基板84におけるロ字形リペアバスライン31と同一領域で済むようになる。
【0151】
なお、TFT基板87はリペアバスライン形成領域を狭められる基本構成であり、さらに多くのデータバスライン2の切断に対応するには、補助バスライン26-1または26-2に相当する補助バスラインの数を増やすと共に、コ字形リペアバスライン36-1と36-2を、それぞれ複数本ずつ表示領域から離れる方向に整列せしめて形成すればよい。
【0152】
さらに、TFT基板86を基本構成とし、補助バスライン26-1と26-2の接続を一層効果的にする構成、特別の導電膜を形成しないでリペアバスライン36-1と36-2を形成させる構成は、前記TFT基板83と91および93から容易に理解されるであろう。
【0153】
即ち、補助バスライン26-1と26-2の一層の効果的な接続を可能にする構成は、補助バスライン26-1と26-2をリペアバスライン36-1および36-2より多数本とする構成であり、特別の導電膜を必要としないでリペアバスライン36-1および36-2を製造する構成は、リペアバスライン36-1および36-2を分割し、ゲートバスライン形成用導電膜とデータバスライン形成用導電膜から形成しそれを電気的に接続させた構成とすることである。
【0154】
図16は本発明に係わる画素電極形成例の説明図である。
本発明による補助バスライン、例えば図16(a)に示す如く、データバスライン2が一定ピッチで形成されたTFT基板に、ゲートバスライン補修用補助バスライン21を形成すると、補助バスライン21に隣接する画素5-1は、他の画素5より幅が狭くなり、明るさのむらが発生する。
【0155】
かかる、明るさむらをなくす実施例を、図16(b)と(c)に示す。
図16(b)において、補助バスライン21に隣接しない画素5-2は、補助バスライン21が隣接する画素5-1に合わせて形成、即ち、ゲートバスライン1とデータバスライン2に囲われた領域を補助バスライン21が通過しない画素5-2は、画素5-1と同一大きさに形成し、そのことによって前記明るさむらを解消する構成である。
【0156】
図16(c)において、補助バスライン21は、全てのデータバスライン2に沿って形成し、全てが画素5-1となる構成である。かかる構成において、補助バスライン21は全てのデータバスライン2に対し補修可能とする。
【0157】
なお、図16はデータバスライン2に対する補助バスライン21を設けた構成について記載してあるが、かかる構成はゲートバスライン1の補助バスライン、例えば図6の補助バスライン41を設けたTFT基板および、ゲートバスライン1とデータバスライン2双方の補助バスライン、例えば図13の補助バスライン21と41を設けたTFT基板85についても、同じ方法を適用し明るさむらが解消される。
【0158】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、TFT基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、該ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、ゲートバスラインまたはデータバスラインまたはゲートバスラインとデータバスライの切断に伴う表示欠陥をなくし、さらに、該表示欠陥をなくすために形成した補助バスラインに伴う明るさむらが、解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図2】 本発明に係わるバスライン等の接続例の説明図
【図3】 補助バスラインを接続したバスラインの等価回路
【図4】 本発明の第2の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図5】 本発明の第2の実施例における所要バスライン形成方法の説明図
【図6】 本発明の第2の実施例におけるリペアバスライン接続例の説明図(その1)
【図7】 本発明の第2の実施例におけるリペアバスライン接続例の説明図(その2)
【図8】 本発明の第3の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図9】 本発明の第4の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図10】 本発明の第5の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図11】 本発明の第6の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図12】 本発明の第7の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図13】 本発明の第8の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図14】 本発明の第9の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図15】 本発明の第10の実施例における液晶表示パネルのTFT基板と切断バスライン処理方法の説明図
【図16】 本発明に係わる画素電極形成例の説明図
【図17】 基本的なTFT基板の要部の説明図
【図18】 片側駆動方式のTFT基板の説明図
【図19】 両側駆動方式のTFT基板の説明図
【符号の説明】
1 ゲートバスライン
-1、1-2 切断されたゲートバスライン
2 データバスライン
-1、2-2 切断されたデータバスライン
5、5-1、5-2 画素電極
17 TFT基板の表示領域を示す二点鎖線
21、21-1、21-2、21-3、25-1、25-2 ゲートバスライン補修用補助バスライン
31、31-1、31-2、32、32-1、32-2、35-1、35-2、36-1、36-2 リペアバスライン
32′、32-1′、32-1″ 第1のリペアバスラインと第2のリペアバスラインの交差部
33、33-1、33-2 第2のリペアバスライン
34、34-1、34-2 第1のリペアバスライン
41、26-1、26-2 データバスライン補修用補助バスライン
81、82、83、84、85、86、87、91、92、93 TFT基板

Claims (27)

  1. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該TFT基板に、該データバスラインと並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインおよび補助バスラインのそれぞれの長さ方向の両端部と交差するリペアバスラインが形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと補助バスラインおよびリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該データバスラインに並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のゲートバスラインの整列方向に延在し、かつ、該複数本のデータバスラインの両外側に配設された一対の第1のリペアバスラインとが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、
    該ゲートバスラインに並行して該表示領域外で該複数本のデータバスラインの整列方向に延在し、該一対の第1のリペアバスラインの長さ方向の両端部が交差し、該複数本のゲートバスラインの両外側に配設された一対の第2のリペアバスラインが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、該一対の第1のリペアバスラインと一対の第2のリペアバスラインが、その交差部で電気的に接続されてなること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  3. 前記補助バスラインが、全ての前記データバスラインに沿って形成されてなること、
    を特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  4. 前記補助バスラインの形成によって狭小化された前記画素電極に合わせて、全ての画素電極の大きさを同じにしたこと、
    を特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装置。
  5. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、データバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該TFT基板に、該ゲートバスラインと並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のゲートバスラインと複数本のデータバスラインおよび補助バスラインのそれぞれの長さ方向の両端部と交差するリペアバスラインが形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと補助バスラインおよびリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  6. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該ゲートバスラインに並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のデータバスラインの整列方向に延在し、かつ、該複数本のゲートバスラインの両外側に配設された一対の第1のリペアバスラインとが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、
    該データバスラインに並行して該表示領域外で該複数本のゲートバスラインの整列方向に延在し、該一対の第1のリペアバスラインの長さ方向の両端部が交差し、該複数本のデータバスラインの両外側に配設された一対の第2のリペアバスラインが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、
    該複数本のゲートバスラインと複数本のデータバスラインと補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、該一対の第1のリペアバスラインと一対の第2のリペアバスラインが、その交差部で電気的に接続されてなること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記補助バスラインが、全ての前記ゲートバスラインに沿って形成されてなること、
    を特徴とする請求項5または6記載の液晶表示装置。
  8. 前記補助バスラインの形成によって狭小化された前記画素電極に合わせて、全ての画素電極の大きさを同じにしたこと、
    を特徴とする請求項5または6記載の液晶表示装置。
  9. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインおよびデータバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該TFT基板に、該データバスラインと並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する第1の補助バスラインと、該ゲートバスラインと並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと該第1の補助バスラインおよび第2の補助バスラインのそれぞれの長さ方向の両端部と交差する少なくとも1本のリペアバスラインが形成され、
    該複数本のゲートバスラインと複数本のデータバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインおよびリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  10. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインおよびデータバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該データバスラインに並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差する第1の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該複数本のゲートバスラインの整列方向に延在し、かつ、該複数本のデータバスラインの両外側に少なくとも1本ずつ配設された第1のリペアバスラインとが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、
    該ゲートバスラインに並行かつ該複数本のデータバスラインと交差する第2の補助バスラインと、該表示領域外で該複数本のデータバスラインの整列方向に延在し、該一対の第1のリペアバスラインの長さ方向の両端部が交差し、該複数本のゲートバスラインの両外側に少なくとも1本ずつ配設された第2のリペアバスラインとが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、
    該表示領域から外側に同一順位にある該第1のリペアバスラインと第2のリペアバスラインが、その交差部で電気的に接続されてなること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  11. 前記第1の補助バスラインが全ての前記データバスラインに沿って形成され、前記第2の補助バスラインが全ての前記ゲートバスラインに沿って形成されてなること、
    を特徴とする請求項9または10記載の液晶表示装置。
  12. 前記第1の補助バスラインおよび第2の補助バスラインの形成によって狭小化された前記画素電極に合わせて、全ての画素電極の大きさを同じにしたこと、
    を特徴とする請求項9または10記載の液晶表示装置。
  13. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該TFT基板に、該データバスラインと並行、かつ、該データバスラインの長さ方向の中央部から該データバスラインの一端に向けて延伸しその間に配設された該ゲートバスラインと交差する第1の補助バスラインと、該データバスラインと並行、かつ、該中央部から該データバスラインの他端に向けて延伸しその間に配設された該ゲートバスラインと交差する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で、該第1の補助バスラインが交差する該複数本のゲートバスラインの両端と該複数本のデータバスラインの該一端とに交差する第1のリペアバスラインと、該表示領域外で、該第2の補助バスラインが交差する該複数本のゲートバスラインの両端と該複数本のデータバスラインの該他端とに交差する第2のリペアバスラインが形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  14. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、ゲートバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該データバスラインに並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差し、かつ、該データバスラインの長さ方向の中央部から該データバスラインの一端に向けて延伸する第1の補助バスラインと、該データバスラインと並行かつ該複数本のゲートバスラインと交差し、かつ、該データバスラインの長さ方向の中央部から該データバスラインの他端に向けて延伸する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該第1の補助バスラインが交差する複数本のゲートバスラインの長さ方向の両端部がそれぞれ交差する一対の第1のリペアバスラインと、該表示領域外で該第2の補助バスラインが交差する複数本のゲートバスラインの長さ方向の両端部がそれぞれ交差する一対の第2のリペアバスラインが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、
    該ゲートバスラインに並行し該表示領域外で該複数本のデータバスラインの両端部がそれぞれ交差する一対の第3のリペアバスラインが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと一対の第1のリペアバスラインと一対の第2のリペアバスラインおよび一対の第3のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、
    該一対の第1のリペアバスラインと第3のリペアバスラインおよび該一対の第2のリペアバスラインと第3のリペアバスラインが、その交差で電気的に接続されてなること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  15. 前記第1、第2の補助バスラインが全ての前記データバスラインに沿って形成されてなること、
    を特徴とする請求項13または14記載の液晶表示装置。
  16. 前記第1、第2の補助バスラインの形成によって狭小化された前記画素電極に合わせて、全ての画素電極の大きさを同じにしたこと、
    を特徴とする請求項13または14記載の液晶表示装置。
  17. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、データバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該TFT基板に、該ゲートバスラインと並行、かつ、該ゲートバスラインの長さ方向の中央部から該ゲートバスラインの一端に向けて延伸しその間に配設された該データバスラインと交差する第1の補助バスラインと、該ゲートバスラインと並行、かつ、該中央部から該ゲートバスラインの他端に向けて延伸しその間に配設された該データバスラインと交差する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で、該第1の補助バスラインが交差する該複数本のデータバスラインの両端と該複数本のゲートバスラインの該一端とに交差する第1のリペアバスラインと、該表示領域外で、該第2の補助バスラインが交差する該複数本のデータバスラインの両端と該複数本のゲートバスラインの該他端とに交差する第2のリペアバスラインが形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインと第1のリペアバスラインおよび第2のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  18. 薄膜トランジスタ(TFT)基板に、複数本のゲートバスラインと、該ゲートバスラインに交差する複数本のデータバスラインと、該ゲートバスラインとデータバスラインの各交点近傍に配設された複数のTFTと、該TFTに接続する画素電極が少なくとも形成され、データバスラインの両端から電圧を供給し駆動される液晶表示装置において、
    該ゲートバスラインに並行かつ該複数本のデータバスラインと交差し、かつ、該ゲートバスラインの長さ方向の中央部から該ゲートバスラインの一端に向けて延伸する第1の補助バスラインと、該ゲートバスラインと並行かつ該複数本のデータバスラインと交差し、かつ、該中央部から該ゲートバスラインの他端に向けて延伸する第2の補助バスラインと、該TFT基板の表示領域外で該第1の補助バスラインが交差する複数本のデータバスラインの長さ方向の両端部がそれぞれ交差する一対の第1のリペアバスラインと、該表示領域外で該第2の補助バスラインが交差する複数本のデータバスラインの長さ方向の両端部がそれぞれ交差する一対の第2のリペアバスラインが、該ゲートバスライン形成用導電膜から形成され、
    該データバスラインに並行し該表示領域外で該複数本のゲートバスラインの両端部がそぞれ交差する一対の第3のリペアバスラインが、該データバスライン形成用導電膜から形成され、
    該複数本のデータバスラインと複数本のゲートバスラインと第1の補助バスラインと第2の補助バスラインと一対の第1のリペアバスラインと一対の第2のリペアバスラインおよび一対の第3のリペアバスラインが、それぞれの交差部で絶縁層を介して重なり、
    該一対の第1のリペアバスラインと第3のリペアバスラインおよび該一対の第2のリペアバスラインと第3のリペアバスラインが、その交差部で電気的に接続されてなること、
    を特徴とする液晶表示装置。
  19. 前記第1、第2の補助バスラインが全ての前記ゲートバスラインに沿って形成されてなること、
    を特徴とする請求項17または18記載の液晶表示装置。
  20. 前記第1、第2の補助バスラインの形成によって狭小化された前記画素電極に合わせて、全ての画素電極の大きさを同じにしたこと、
    を特徴とする請求項17または18記載の液晶表示装置。
  21. 請求項1記載の液晶表示装置において、不本意に切断された前記ゲートバスラインと前記補助バスライン、該切断されたゲートバスラインと前記リペアバスライン、該補助バスラインと該リペアバスラインを、それぞれの交差部における前記絶縁層を溶解せしめる溶接で接続させること、
    を特徴とするバスライン断線の処理方法。
  22. 請求項2記載の液晶表示装置において、不本意に切断された前記ゲートバスラインと前記補助バスライン、該切断されたゲートバスラインと前記一対の第1のリペアバスライン、該補助バスラインと前記一対の第2のリペアバスラインを、それぞれの交差部における前記絶縁層を溶解せしめる溶接で接続させること、
    を特徴とするバスライン断線の処理方法。
  23. 請求項5記載の液晶表示装置において、不本意に切断された前記データバスラインと前記補助バスライン、該切断されたデータバスラインと前記リペアバスライン、該補助バスラインと該リペアバスラインを、それぞれの交差部における前記絶縁層を溶解せしめる溶接で接続させること、
    を特徴とするバスライン断線の処理方法。
  24. 請求項6記載の液晶表示装置において、不本意に切断された前記データバスラインと前記補助バスライン、該切断されたデータバスラインと前記一対の第1のリペアバスライン、該補助バスラインと前記一対の第2のリペアバスラインを、それぞれの交差部における前記絶縁層を溶解せしめる溶接で接続させること、
    を特徴とするバスライン断線の処理方法。
  25. 請求項9記載の液晶表示装置において、不本意に切断された前記ゲートバスラインと前記第1の補助バスラインと1本の前記リペアバスライン、または不本意に切断された前記データバスラインと前記第2の補助バスラインと1本の前記リペアバスラインを、それぞれの交差部で前記絶縁層を溶解せしめる溶接で接続させること、
    を特徴とするバスライン断線の処理方法。
  26. 請求項10記載の液晶表示装置において、不本意に切断された前記ゲートバスラインと前記第1の補助バスラインまたは不本意に切断された前記データバスラインと前記第2の補助バスライン、該切断されたデータバスラインと前記第2のリペアバスラインまたは該切断されたゲートバスラインと前記第1のリペアバスライン、該第2の補助バスラインと該第1のリペアバスラインまたは該第1の補助バスラインと該第2のリペアバスラインを、それぞれの交差部で前記絶縁層を溶解せしめる溶接で接続させること、
    を特徴とするバスライン断線の処理方法。
  27. 請求項21〜26記載の溶接が、レーザ光照射であること、
    を特徴とするバスライン断線の処理方法。
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