JP3970130B2 - 配電系統における分散型電源の連系状態推定方法 - Google Patents

配電系統における分散型電源の連系状態推定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、配電系統における分散型電源の連系状態を推定する連系状態推定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の配電系統における分散型電源の連系状態推定システムの構成を示す概略線図である。この図に示すように配電系統は、上位系統に相当する電源200と、連系する配電用変圧器(図示せず)の2次側に接続された母線220に遮断器231や251を介して接続された配電線230や250等から構成される。ここで、状態推定は、配電線に沿った負荷の分布に着目するので、配電線を適当な負荷区間に分割し、例えば配電線250については、負荷ノードを252、253、254、255としたモデルを使用する。負荷ノードは、計算の便宜上、当該区間に分布する負荷を集中して扱うためのものであり、例えば負荷ノード252の場合、区間#1に分布の複数の家庭の総負荷を注入電力とする。なお、各負荷ノードは区分開閉器の設置点とすることが多い。
【0003】
配電線の電圧や電流および力率(または、有効、無効電力)は、通常、送り出し個所(配電線230では241、配電線250では261)でしか計測されず、各区間またはノードの電力はオンラインでは計測されない。しかし、特高需要家等の一部の(特に大容量の)負荷259や分散電源発電機257の出力、ならびに一部家庭の使用電力については、将来的には自動検針の普及等により計測される可能性が高い(267、265、263はその計測点を例示している)。
また、258は調相設備を表わす。これらの計測値は、通信用子局(262、264、266、268)や通信線260および通信用親局270を介してデータベース280に取り込まれる。なお、親局270やデータベース280および後述の状態推定装置290等は、通常、営業所の配電自動化計算機システムの構成要素となっている。
【0004】
図10は、このような系統において、状態推定の処理を概念的に示す図である。この図において、実線矢印は計測値(オンライン情報)、破線矢印は仮定値を示す。上述のように配電線では送り出しの個所以外ではほとんどオンラインの情報はなく、各区間の負荷を仮定して推定計算を行なうが、この推定結果には、実測値(送り出し電力)との整合性が要求される。仮に、ミスマッチが大きければ、上述の各ノードの負荷の値が不適切と考えられるので、補正の必要がある。
補正の方法としては、ミスマッチの電力を各ノード一律に負荷量の大きさに比例して配分している。しかし、一律に負荷量の大きさに比例して行なう補正では、以下のような不具合が生じる。例えば、区間#2の場合、負荷量P2から分散電源の出力PGを差引いた値を新たに区間#2の負荷量P2とする。
ここで、PGは発電機の定格に近い値のことが多いのに対し、元のP2(PG差引前)は契約電力値を上限として電力消費に応じて大きく変動する。すなわち、電力値のバラツキが大きく異なるので、精度を無視して加減するのは実情に合わない。仮に、契約電力値で代用の元のP2の値の大きさがPGの定格値とたまたま略等しいとすると、区間#2の負荷量は0に近い値となり、区間#2には、その後の処理として行なうミスマッチに対する補正がほとんど行なわれないことになる。また、例えば区間#lや#4のように、一部の負荷の計測情報が得られているのに活用されず、全く計測されていない区間#3などと同様に処理されることも問題である。
【0005】
このように、各区間に出入りする注入電力が適切に推定計算に用いられないと、配電線各区間の電圧等の推定の精度を著しく損なうことになる。
このため、従来の配電系統の状態推定装置290は図11のように構成されていた。この図において、100は、状態推定統括処理手段、110はノード電力のバラツキ算定手段、120は各区間の電圧および送り出し電力計算手段、130はミスマッチ計算手段、140はミスマッチ評価手段、150は区間電力補正手段、160は計算結果出力手段、280はデータベース、291は表示装置である。すなわち、各区間の電力値のサンプル情報または特高需要家の計測情報にもとづいて各区間の注入電力のバラツキ(分布)を算定する区間電力のバラツキ算定手段110の算定結果を各区間の電圧および送り出し電力計算手段120に与え、ここでバラツキにもとづいて各区間の注入電力の初期値を求め、各区間の電圧および送り出し電力を推定する。なお、送り出し電力については計測情報があり、推定結果を評価可能なため、ミスマッチ計算手段130で計測値と推定値との差を求め、この差についてミスマッチ評価手段140でミスマッチの大小評価を行なう。また、送り出しのミスマッチが大きい場合には、各区間に対して想定の電力値が不適切であったと判断し、補正比率にもとづいて区間電力補正手段150が各区間の補正量を算定し、次の時間断面での処理を開始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の連系状態推定方法は以上のように構成されており、負荷特性判定のために負荷特性のサンプルが必要であるが、サンプルの採り方によっては配電線各区間の電圧推定の精度を著しく損なう可能性があるという問題点があった。
また、従来の推定方法で用いられてきた電圧値は、配電線の区間であまり大きく変動しないため、電圧値を用いた高精度の状態推定には配電線に設置される測定器にかなりの精度が求められるという問題点もあった。
【0007】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、電圧に代えて他の計測電気量を用いることにより、配電系統の連系状態を精度よく推定することができる分散型電源の連系状態推定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る配電系統における分散型電源の連系状態推定方法は、配電系統への分散型電源の連系状態を推定する方法において、上記配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、隣接する計測点間に配設された負荷ノードからの流出電流の有無及び大きさにより上記隣接する計測点における電流の方向または電流値が変化することを利用して上記負荷ノードへの分散型電源の連系状態を推定するようにしたものである。
【0009】
この発明に係る配電系統における分散型電源の連系状態推定方法は、また、配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、上記各計測点における電圧及び電流を計測し、これらの電圧及び電流にもとづいて有効電力潮流量と無効電力潮流量を算出すると共に、これらにもとづいて各計測点の流入電力量及び無効電力量並びに力率を算出し、各計測点の力率が所定値以上か以下かを判定することにより分散型電源の連系状態を推定するようにしたものである。
【0010】
この発明に係る配電系統における分散型電源の連系状態推定方法は、また、配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、上記各計測点における力率を異なる時間断面で計測し、時間経過による力率の変化を検出すると共に、変化した力率のデータのうち、有効電力が変化しているが無効電力がほとんど変化していないデータが検出された時、その計測点に分散型電源が連系されたと判断するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1の構成と状態推定の根拠となる現象を説明するための概略図である。
この図において、330は配電線、331は負荷ノード、Lは需要家負荷、332〜335は配電線上に複数個設定された計測点で、系統の分岐点や発電機の付近あるいは系統の末端等を中心に設定されている。実施の形態1は、上記各計測点における電流値あるいは電流の方向を計測するもので、計測時点において計測点付近に分散型電源が連系されている場合には、隣接する計測点間で通常は起こり得ない電流方向の反転や電流値の増加現象が発生するため、これらの現象を捉えることによって分散型電源の連系状態を推定しようとするものである。
なお、Iは計測点333で計測された電流値、その上の矢印はIの方向を示す。
また、Iは計測点334で計測された電流値、その上の矢印はIの方向を示す。
更に、Iは負荷ノード331に流入する電流値、その左側の矢印はIの方向を示す。
【0013】
図1は、負荷ノード331に分散型電源が連系されていない通常の状態を示すもので、この場合には隣接する計測点333と334及び両計測点の間に位置する負荷ノード331の各電流I、I、Iの関係は、I=I−I となっており、各電流の方向はそれぞれの矢印で示すようになっている。
図2は、図1に示す配電系統の負荷ノード331に大容量の分散型電源Gが連系されている場合を示す。図中、IDGは負荷ノード331から流出する電流を示している。この場合には、計測点333の流入電流Iの方向と、隣接する計測点334の流出電流Iの方向が図示のように、共に外部方向となって両電流の向きが互いに反対となり、I、I、IDGの関係は、IDG=I+I となる。
図3は、図1に示す配電系統の負荷ノード331に中容量の分散型電源Gが連系されている場合を示す。この場合には、隣接する計測点333と334の電流I、Iの方向は反転しないが、配電変電所より計測点333に流入する電流Iより、需要家側で流出する電流Iの方が大きくなり、I、I、IDGの関係は、I=I+IDG となる。
【0014】
図4は、上述した隣接計測点の電流の関係から分散型電源の連系状態を推定するフローチャートである。
先ず、ステップST1で各計測点における電圧及び電流を計測する。次に、ステップST2で隣接する各計測点における電流の方向判定を行なう。隣接する計測点の電流の向きが図2に示すように、互いに反対である場合には、両計測点の間に大容量の分散型電源Gが連系されていると判断(推定)し、ステップST3で次の計測点の処理を開始する。
ステップST2で両計測点の電流の向きが反対でない場合には、ステップST4で隣接する計測点の電流値の大小判定を行なう。図3に示すように、流入電流Iより、流出電流Iの方が大きい場合には、両計測点の間に中容量の分散型電源Gが連系されていると判断(推定)する。
実施の形態1は以上のように構成されているため、計測器が設置されていない分散型電源の連系状態を計測点の電流の方向判定及び大小判定によって精度よく推定することができる。
【0015】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図にもとづいて説明する。この実施の形態においても、図1に示すように、配電線330上に複数個の計測点332〜335を設ける構成を基本とする。また、各計測点において電圧及び電流を計測するが、この実施の形態では電圧及び電流にもとづいて有効電力潮流量と無効電力潮流量を算出すると共に、これらにもとづいて各計測点の流入電力量及び無効電力量並びに力率を算出し、最終的に力率のしきい値判断、すなわち力率が所定値以上か以下かを判定することによって分散型電源の連系状態を推定しようとするものである。
【0016】
図5は、各計測点における力率をプロットした測定データで、横軸は有効電力、縦軸は無効電力を示し、図中のドットは各計測点での有効電力及び無効電力にもとづいて算出された力率を示している。同じ計測点についても異なる時間断面で複数回、計測した結果を表示しているため計測点の数倍のドットが表示されている。また、図中の左下から右上にかけての実線Rは、しきい値の一例としての力率0.75の点を結んだ線である。従って、図中の実線Rより上方のドットは力率が0.75以下であることを示し、実線Rより下方のドットは力率が0.75以上であることを示している。また、図中のドットA、B、Cは例えば図1の計測点334における力率であり、それぞれ異なる時間に計測したものであるため力率の値は異なっているが、いずれも、しきい値である力率0.75以下になっている。
このように所定のしきい値以下に力率が低下する現象は、負荷ノード331に分散型電源Gが連系されている場合に生ずるものであることが図5を一例とする計測結果によって確認された。ただし、力率のしきい値Rには多少の幅があり、図示した0.75は一例である。
【0017】
図6は、上述した力率のしきい値判定によって分散型電源の連系状態を推定するフローチャートである。
先ず、ステップST11で実施の形態1と同様に、各計測点、例えば計測点334における電圧及び電流を計測する。次に、ステップST12で電圧、電流から各計測点の有効潮流量及び無効潮流量を算出する。その後、ステップST13で有効潮流量及び無効潮流量から各計測点の流入電力量及び無効電力量並びに力率を算出する。次に、ステップST14で力率のしきい値判定を行ない、力率が例えば0.75以下かどうかをチェックする。力率が0.75以下である場合には、ステップST15で負荷ノード331に分散型電源Gが連系されていると判断(推定)する。ステップST14で力率が0.75以下でない場合には、分散型電源の連系なしと判断(推定)し、次のステップST16で全ての計測点での推定処理が終了したかどうかをチェックし、終了しておれば処理を完了し、まだ終了していない場合には、ステップST17で次の計測点の処理を開始し、同じ処理を全計測点について繰り返す。
【0018】
実施の形態2は以上のように構成され、各計測点の力率のしきい値判定を行なうことにより、連系状態を推定するようにしているため、誘導負荷により遅れ力率もしくは力率改善コンデンサによって進み力率になっている配電系統に小容量分散型電源が連系され、配電系統に需要家側から系統に向かって潮流が発生しない場合でも、分散型電源の連系状態を推定することができる。
【0019】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3を図にもとづいて説明する。この実施の形態においても、図1に示すように、配電線330上に複数個の計測点332〜335を設ける構成を基本とする。また、各計測点において計測された電圧及び電流にもとづいて実施の形態2と同様に力率を算出して状態推定に利用するが、この実施の形態では、力率改善コンデンサなどにより力率1に保たれた配電系統での力率を用いて分散型電源の連系状態を推定しようとするものである。
【0020】
図7(a)は、全ての負荷ノードに分散型電源が連系されていない状態で、各計測点について実施の形態2と同様にして算出した力率をプロットした測定データで、横軸は有効電力、縦軸は無効電力を示す。また、図7(b)は、特定の負荷ノード、例えば図1の負荷ノード331に分散型電源が連系されている場合の各計測点について算出した力率をプロットしたもので、図7(a)の計測とは時間断面が異なるため、同じ計測点についても力率が変化しているものが見られる。特に、図7(b)にD、E、Fで示した力率は、無効電力はほとんど変化せずに有効電力のみが変化するという形で力率が変化している。
このように無効電力がほとんど変化せずに有効電力のみが変化するという形で力率が変化する現象は、例えば負荷ノード331に分散型電源Gが連系されている場合に生ずるものであることが図7(a)(b)を一例とする計測結果によって確認されている。
【0021】
図8は、上述した力率の時間経過に対する変化によって分散型電源の連系状態を推定するフローチャートである。
力率算出までのステップST21〜ST23は、図6のフローチャートにおけるステップST11〜ST13と同内容であるため説明を省略する。
次に、ステップST24で各計測点において求めた力率を、その時点での力率として前時間断面外部記憶装置(図示せず)に記憶させる。続いて、ステップST25で所定時間経過後に、次の時間断面での力率を各計測点についてステップST21〜ST24と同様に計測し記憶させて力率の変化を検出する。
次に、ステップST26で力率の変化したデータのうち、有効電力が変化しているが無効電力があまり変化していないデータを検出する。該当データが検出された場合には、その計測点につながる負荷ノードに分散型電源が連系されていると判断(推定)し、該当データが検出されない場合には、分散型電源の連系ではなく負荷変動によるものと判断(推定)して処理を終了する。
【0022】
実施の形態3は以上のように構成され、時間断面の違いによる力率の変化によって連系状態を推定するようにしているため、力率改善コンデンサ等により力率が1となっている配電系統に小容量分散型電源が連系され、配電系統に需要家側から系統に向かって潮流が発生しない場合でも、分散型電源の連系状態を推定することができる。
【0023】
【発明の効果】
この発明に係る配電系統における分散型電源の連系状態推定方法は、配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、上記各計測点における電流の方向あるいは電流値を計測し、隣接する計測点の電流方向あるいは電流値を比較することにより分散型電源の連系状態を推定するようにしたため、計測器が設置されていない分散型電源の連系状態を精度よく推定することができる。
【0024】
この発明に係る配電系統における分散型電源の連系状態推定方法は、また、配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、上記各計測点における力率を計測し、各計測点の力率が所定値以上か以下かを判定することにより分散型電源の連系状態を推定するようにしたため、誘導負荷により遅れ力率もしくは力率改善コンデンサによって進み力率になっている配電系統に小容量分散型電源が連系され、配電系統に需要家側から系統に向かって潮流が発生しない場合でも、分散型電源の連系状態を推定することができる。
【0025】
この発明に係る配電系統における分散型電源の連系状態推定方法は、また、上記配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、上記各計測点における力率を異なる時間断面で計測し、時間経過による力率の変化を検出することにより分散型電源の連系状態を推定するようにしたため、力率改善コンデンサ等により力率が1となっている配電系統に小容量分散型電源が連系され、配電系統に需要家側から系統に向かって潮流が発生しない場合でも、分散型電源の連系状態を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の配電系統の構成と状態推定の根拠となる現象を説明するための説明図である。
【図2】 図1の配電系統に大容量の分散型電源が連系されている状態を示す説明図である。
【図3】 図1の配電系統に中容量の分散型電源が連系されている状態を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1の状態推定手順を説明するフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2のベースとなる測定データである。
【図6】 実施の形態2の状態推定手順を説明するフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3のベースとなる測定データである。
【図8】 実施の形態3の状態推定手順を説明するフローチャートである。
【図9】 従来の配電系統における状態推定システムの構成を示す概略線図である。
【図10】 従来の配電系統における状態推定の処理を概念的に示す図である。
【図11】 従来の配電系統における状態推定装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
330 配電線、 331 負荷ノード、 L 需要家負荷、
332〜335 計測点、 I、I 計測点の電流、
I 負荷ノードの流入電流、 G 分散型電源、
IDG 負荷ノードからの流出電流。

Claims (3)

  1. 配電系統への分散型電源の連系状態を推定する方法において、上記配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、隣接する計測点間に配設された負荷ノードからの流出電流の有無及び大きさにより上記隣接する計測点における電流の方向または電流値が変化することを利用して上記負荷ノードへの分散型電源の連系状態を推定するようにしたことを特徴とする配電系統における分散型電源の連系状態推定方法。
  2. 配電系統への分散型電源の連系状態を推定する方法において、上記配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、上記各計測点における電圧及び電流を計測し、これらの電圧及び電流にもとづいて有効電力潮流量と無効電力潮流量を算出すると共に、これらにもとづいて各計測点の流入電力量及び無効電力量並びに力率を算出し、各計測点の力率が所定値以上か以下かを判定することにより分散型電源の連系状態を推定するようにしたことを特徴とする配電系統における分散型電源の連系状態推定方法。
  3. 配電系統への分散型電源の連系状態を推定する方法において、上記配電系統に複数個の計測点を設定すると共に、上記各計測点における力率を異なる時間断面で計測し、時間経過による力率の変化を検出すると共に、変化した力率のデータのうち、有効電力が変化しているが無効電力がほとんど変化していないデータが検出された時、その計測点に分散型電源が連系されたと判断することを特徴とする配電系統における分散型電源の連系状態推定方法。
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