JP3969931B2 - シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシートに関する。本発明のシートは、例えば、列車等の壁に沿って設けられるロングシート(2人掛け・3人掛け・2人掛けを連設した7人掛けのロングシート等)である。
【0002】
【従来の技術】
図3と図4は従来のロングシートを示す。図3(a)は背ずり2 と脚フレーム3 の一部を背面側から見た斜視図、図3(b)は背ずり2 を脚フレーム3 に固定した様子を示す縦断面図、図4(a)は背ずり2 を脚フレーム3 に固定する手順を図解する斜視図、図4(b)は脚フレーム3 を示す斜視図である。
【0003】
図示のロングシートは、脚フレーム3 の縦部(床面に略垂直な部分/取付部材37やパイプ35で構成されている部分)の前面に、背ずり2 の背ずりフレーム22を押し当てて、背ずりフレーム22の背面の所定部位に設けられている背ずり押さえバネ(嵌合部材)25を、該背ずり押さえバネ25に対応するように脚フレーム3 の縦部の前面の所定部位に設けられているパイプ(受け部材)35に嵌合させることで、背ずりフレーム22を脚フレーム3 に固定するものである。
【0004】
かかる構成であるため、背ずり2 を脚フレーム3 から取り外す際には、手をA部(図3(b)参照)に差し込んで矢印b方向(手前側)へ引くことにより、パイプ35を掴持している背ずり押さえバネ25をパイプ35から取り外す。即ち、背ずり2 の下端側から取り外すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図3と図4に示す従来のロングシートは、列車の壁等に取り付けられている脚フレーム3 のパイプ35に背ずり押さえバネ25を嵌合させることによって、背ずり2 を脚フレーム3 に組み付けるものであるため、背ずり押さえバネ25とパイプ35とを手作業で正確に位置決めして組み付ける必要があり、このため、組み付け作業に困難性があった。
【0006】
また、背ずり2 を脚フレーム3 から取り外す際には、手を前記のA部に差し込んで手前側へ引くことによって、パイプ35と背ずり押さえバネ25との嵌合を解除するものであるため、手を差し込むための隙間が背ずり2の下端部に有り、この隙間部分にゴミが溜まりやすいという不具合があった。
【0007】
本発明は、背ずり2 を脚フレーム3 に組み付ける作業を容易に行うことができるシートの提供を目的とする。また、背ずり2 の下端部に隙間が無く、したがって、ゴミも溜まらないシートの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のシートは、脚フレーム(3) と背ずりフレーム(22)を有し、背ずりフレーム(22)の背面の嵌合部材(25)を、脚フレーム(3) の一部であって壁に取り付けられるべき部位である縦部前面の受け部材(35)に嵌合することで、前記背ずりフレーム(22)を脚フレーム(3) に対して固定状態と成すシートであって、背ずりフレーム(22)の背面の下端部から下方へ突出するように設けられた板状の引掛部材(29)と、前記脚フレーム(3) の座ぶとん (33) 支持用のシートパン(32)の奥側から連設されて上方に延び、前記固定状態に於いて前記引掛部材(29)の前面(290) を背面(390) にて係止する係止部材(39)とを有し、前記背ずりフレーム (22) の背面と前記引掛部材 (29) の前面 (290) との間に前記座ぶとん (33) の奥側上縁部及び該奥側上縁部を支持する前記係止部材 (39) が挟み込まれて前記背ずりフレーム (22) の背面と前記座ぶとん (33) の奥側上縁部との間の隙間の形成を抑えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1と図2は本発明の実施の形態のロングシートを示す。図1(a)は背ずり2 と脚フレーム3 の一部を背面側から見た斜視図、図1(b)は背ずり2 を脚フレーム3 に固定した様子を示す縦断面図、図2(a)は背ずり2 の縦断面図、図2(b)は引掛部材29の正面図(左側)と側面図(右側)である。図3と図4の従来例と同じ構成部分については同じ符号を付して示す。
【0010】
図示のロングシートは、取付部材37(図4参照)によって、列車の壁に沿うように取り付けられる。このロングシートは、脚フレーム3 の縦部(取付部材37やパイプ35で構成される部分)の前面に、背ずり2 の背ずりフレーム22を押し当てて、背ずりフレーム22の背面の所定部位(下端から所定高さの部位)に設けられている1又は2個以上(図示の例では3個)の背ずり押さえバネ(嵌合部材)25を、該背ずり押さえバネ25に対応するように脚フレーム3 の縦部の前面の所定部位(床面から所定高さの部位)に水平に設けられているパイプ(受け部材)35に嵌合させることで、背ずりフレーム22が脚フレーム3 に固定される。
【0011】
このロングシートの背ずりフレーム22には、その下端部から下方へ突出するように、板状の引掛部材29が設けられている。この引掛部材29は、上下方向の中央部の段部29d により上部分29b と下部分29a に分けられる。上部分29b には3個のボルト孔29c が設けられており、このボルト孔29c に挿通されるボルトによって、背ずりフレーム22の下端部の所定部位(図示の例では3個の背ずり押さえバネ25の各直下の部位)に取り付けられる。
【0012】
このロングシートの脚フレーム3 は、取付部材37により水平方向に支持されるパイプ35と、取付部材37により水平に支持されて手前側(列車内中央側)に張り出されるシートパン32とを有する。このシートパン32上には座ぶとん33が載せられて固定される。また、シートパン32の奥側(手前側の反対側)には、縦方向上方に延びる連設部39が形成されており、この連設部39が、前記引掛部材29に対応する係止部材39としての機能を持つ。
【0013】
背ずり2 を脚フレーム3 に取り付ける際には、まず、前記引掛部材29を、前記係止部材39の上方からその背後側に差し込み、引掛部材29の前面290 を係止部材39の背面390 で係止させる。このとき、引掛部材29の段部29d が係止部材39の上端に載るため、作業者が背ずり2 を手で持っている力を若干緩めたとしても、背ずり2 は脚フレーム3 側に支えられてその位置を保つ。このため、組み付け作業が容易となる。また、このとき、背ずり2 は、背面側の背ずり押さえバネ25がパイプ35と略同じ高さに在るため、その状態で背ずり2 を脚フレーム3 側へ押し当てることにより、背ずり押さえバネ25をパイプ35に嵌合させることができる。なお、本例では、引掛部材29に段部29d が形成されており、この段部29d が係止部材39の上端に載るのであるが、これに代えて、背ずりフレーム22の下端部に段差を設け、その段差が係止部材39の上端に載るように構成してもよい。
【0014】
このように、背ずり2 は、その下端側を係止(引掛部材29を係止部材39で係止すること)した後、背ずり押さえバネ25をパイプ35に嵌合させることにより、脚フレーム3 に固定されるため、下端側に隙間が無く、したがって、隙間にゴミが溜まるという不具合も防止される。
【0015】
背ずり2を脚フレーム3 から取り外す際には、手でB部(図1(b)参照)を持ち、矢印aのように手前側へ引くことによって、パイプ35と背ずり押さえバネ25との嵌合を解除し、その後、背ずり2 を手で持って上方へ引き上げることにより、引掛部材29と係止部材39との係止を解除することになる。なお、図内23は背ずりクッションである。
【0016】
【発明の効果】
本発明のシートは、脚フレーム(3) と背ずりフレーム(22)を有し、背ずりフレーム(22)の背面の嵌合部材(25)を、脚フレーム(3) の一部であって壁に取り付けられるべき部位である縦部前面の受け部材(35)に嵌合することで、背ずりフレーム(22)を脚フレーム(3) に対して固定状態と成すシートであって、前記背ずりフレーム(22)の背面の下端部から下方へ突出するように設けられた板状の引掛部材(29)と、前記脚フレーム(3) の座ぶとん (33) 支持用のシートパン(32)の奥側から連設されて上方に延び、前記固定状態に於いて前記引掛部材(29)の前面(290) を背面(390) にて係止する係止部材(39)とを有し、前記背ずりフレーム (22) の背面と前記引掛部材 (29) の前面 (290) との間に前記座ぶとん (33) の奥側上縁部及び該奥側上縁部を支持する前記係止部材 (39) が挟み込まれて前記背ずりフレーム (22) の背面と前記座ぶとん (33) の奥側上縁部との間の隙間の形成を抑えるため、背ずり(2) の下端部に隙間が無く、ゴミが溜まることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のシートの背ずりを脚フレーム(及びシートパン)側に取り付ける手順の説明図(a)と、取り付け後を示す断面図(b)。
【図2】実施の形態のシートの背ずり部分の側面図(a)と、引掛部材の正面図及び側面図(b)。
【図3】従来のシートの背ずりを脚フレーム(及びシートパン)側に取り付ける手順の説明図(a)と、取り付け後を示す断面図(b)。
【図4】従来のシートの背ずりを脚フレーム(及びシートパン)側に取り付ける手順を説明する斜視図(a)と、脚フレーム及びシートパンを示す斜視図(b)。
【符号の説明】
22 背ずりフレーム
23 背ずりクッション
25 背ずり押さえバネ
29 引掛部材
32 シートパン
33 座ぶとん
35 脚フレームのパイプ
Claims (1)
- 脚フレーム(3) と背ずりフレーム(22)を有し、背ずりフレーム(22)の背面の嵌合部材(25)を、脚フレーム(3) の一部であって壁に取り付けられるべき部位である縦部前面の受け部材(35)に嵌合することで、背ずりフレーム(22)を脚フレーム(3) に対して固定状態と成すシートであって、
前記背ずりフレーム(22)の背面の下端部から下方へ突出するように設けられた板状の引掛部材(29)と、
前記脚フレーム(3) の座ぶとん (33) 支持用のシートパン(32)の奥側から連設されて上方に延び、前記固定状態に於いて前記引掛部材(29)の前面(290) を背面(390) にて係止する係止部材(39)と、
を有し、前記背ずりフレーム (22) の背面と前記引掛部材 (29) の前面 (290) との間に前記座ぶとん (33) の奥側上縁部及び該奥側上縁部を支持する前記係止部材 (39) が挟み込まれて前記背ずりフレーム (22) の背面と前記座ぶとん (33) の奥側上縁部との間の隙間の形成を抑えることを特徴とするシート。
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