JP3969790B2 - 輪郭線符号化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪郭線符号化装置に関し、特に、フレーム内の複数の輪郭線を符号化する輪郭線符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、テレビ電話、電子会議及び高精細度テレビジョンシステムのようなディジタルテレビジョンシステムにおいて、映像フレーム信号のビデオライン信号が「画素値」と呼ばれる一連のディジタルデータよりなっているため、各映像フレーム信号を定義するには大量のディジタルデータが必要となる。
しかしながら、従来の伝送チャネル上の利用可能な周波数帯域幅は制限されているため、とりわけ、テレビ電話及び電子会議のシステムのような低ビットレートの映像信号エンコーダの場合、そのような伝送チャネルを通じて多量のディジタルデータを伝送するためには、多様なデータ圧縮技法を用いて伝送すべきデータの量を圧縮するかまたは減らす必要がある。
【0003】
低ビットレートの符号化システムに於いて、映像信号の符号化方法のうちの1つに、いわゆる、物体指向分析−合成符号化方法がある。ここで、入力映像は複数の物体に分けられ、各物体の動き、輪郭線、画素データを定義するための3つの組よりなるパラメータが異なる符号化チャネルを通じて処理される。
【0004】
物体の輪郭線の処理の際、物体の形状を分析及び合成するためには、輪郭線情報が重要である。この輪郭線情報を表す通常の符号化方法に、チェーン符号化方法(chain coding method)がある。ここで、輪郭線上の全ての画素(以下、「輪郭線画素」と称する)は頂点として取り扱われ、これらの頂点は符号化されて輪郭線情報を形成する。しかし、このチェーン符号化方法は、たとえ輪郭線情報を損失なく符号化しても、輪郭線情報を表現のために大量のデータビットが必要となる短所を有する。
【0005】
これに関連して、B−スプライン近似化技法及び多角近似化技法のような輪郭線情報符号化法が幾つか提案されてきた。これらの方法では、選択された輪郭線画素は頂点として決定され、輪郭線は該頂点に基づいて表現される。多角形近似化方法には、輪郭線が粗く表現されるという短所がある。一方、B−スプライン近似化技法は輪郭線をより詳細に表現し得るが、近似化エラーを減らすため高次多項式を必要とするので、映像信号符号化器の全体的な計算量が増加するという不都合がある。
【0006】
輪郭線の頂点情報の符号化の際、最初、輪郭線上の複数の頂点の中で開始頂点が選択され、対になった隣接する頂点の間の相対変位が求められる。その後、頂点情報は開始頂点の絶対位置及び残りの頂点の変位に基づいて、例えば、局所適応オクタント単位の頂点符号化技法(locally−adaptive octant−based vertex coding technique)を用いて符号化される(「Revised description of S4a:Geometrical Representation Method」, International Organization for Standardization ISO/IEC JTC1/SC29/WG11, Coding of Moving Pictures and Audio Information, Shape Coding AHG, 30,July,1996 参照)。
【0007】
従って、そのような従来の輪郭線符号化技法によれば、各輪郭線の開始頂点がフレーム内の絶対位置で表現されるので、該フレーム内に複数の輪郭線がある場合、符号化の効率が低下するという不都合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の主な目的は、フレーム内に1つまたは複数の輪郭線が存在する場合、各輪郭線の間の変位に基づいて、開始頂点を符号化して符号化の効率をより一層高める輪郭線符号化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、入力映像フレーム内のL個(Lは正の整数)の物体の輪郭線を符号化する輪郭線符号化装置であって、
前記L個の物体のL個の輪郭線を取出す輪郭線取出手段と、
各輪郭線を結ぶ頂点の組を選択する第1選択手段と、
前記頂点の組のうち、各輪郭線の開始頂点を決める開始頂点決定手段と、
予め定められた閾値に基づいて、前記L個の輪郭線を最大L個の群に分類する第1群付け手段と、
各輪郭線の群内における該輪郭線の開始頂点のうち、第1開始頂点を選択する第2選択手段と、
頂点の絶対アドレスが前記映像フレーム内の該頂点の位置を表す時、全ての輪郭線の群内の前記第1開始頂点の絶対アドレスを符号化する第1符号化手段と、
開始頂点の変位が前開始頂点に基づいて求められる時、全ての輪郭線の群内の残余開始頂点の変位を符号化する第2符号化手段と、
前記符号化絶対アドレス及び前記変位を符号化開始頂点データとして出力する出力手段とを含むことを特徴とする輪郭線符号化装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施例について図面を参照しながらより詳しく説明する。
【0011】
図1には、本発明の輪郭線符号化装置10のブロック図が示されている。この輪郭線符号化装置10は輪郭線取出し部110と、頂点選択部120と、輪郭線計数部130と、頂点符号化部140と、開始頂点符号化部150と、マルチプレクサ(MUX)180とから構成されている。
【0012】
1つまたは複数の物体と背景とからなる入力映像信号の分割マスクが輪郭線取出し部110に入力される。この分割マスク内の各画素は、該画素が属する領域を表すラベルを有する。本発明の好適実施例によれば、物体を構成する全ての画素(以下、「物体画素」と称する)は2進値の一方(例えば、1)で表現され、背景を構成する画素(以下、「背景画素」と称する)は2進値の他方(例えば、0)で表現される。他の実施例においては、背景画素全体が0値として表現され、物体画素が、該物体を表す0でない値のうちの何れか1つ(例えば、1、2、…、255)として表現されるように、分割マスクが構成されてもよい。上記の各場合において、各物体は、物体内の画素ラベルによって容易に識別され得る。輪郭線取出し部110は各物体の輪郭線を取出す働きを果たす。この輪郭線は、物体の境界線にある物体画素を表す輪郭線画素から構成される。輪郭線取出し部110によって取出された輪郭線は、頂点選択部120及び輪郭線計数部130に各々供給される。
【0013】
輪郭線計数部130は、輪郭線取出し部110からの輪郭線の数をカウントして、入力映像内の輪郭線の総数を検出すると共に、その輪郭線の総数をラインL3を通じて開始頂点符号化部150に供給する。
【0014】
頂点選択部120は、例えば、複数の線分で輪郭線を結ぶ従来の多角近似化方法を用いて各輪郭線上で頂点を特定する。ここで、輪郭線に沿って互いに隣接して配された2つの頂点によって定義される輪郭線分は、両頂点を結んで形成される線分によって表現される。多角近似化の程度は、特性定数Dmaxによって左右される。このような多角近似化方法において、輪郭線線分上の各輪郭線画素とそれに対応する線分との間の距離は定数Dmax以下になる必要がある。もし、Dmaxが1つの画素分距離より小さい場合は、全ての輪郭線画素は頂点として選択される。
【0015】
また、頂点選択部120は輪郭線の頂点を選択することに加えて、従来の方法を用いて各輪郭線に対する開始頂点を決定する。例えば、輪郭線の各線分の長さが計算され、最長線分に対応する両頂点のうちの1つが該輪郭線の開始頂点として選択される。他の例によれば、各線分の長さの方向成分(例えば、水平または垂直)が計算され、一番大きい方向成分に対応する両頂点のうちの1つが輪郭線の開始頂点として選択される。
【0016】
頂点選択部120からの位置情報、即ち、各輪郭線に対する選択頂点の絶対アドレスはラインL1を通じて頂点符号化部140に、開始頂点の位置情報はラインL2を通じて開始頂点符号化部150に各々入力される。
【0017】
頂点符号化部140は従来の頂点符号化技法、例えば、局所適応的オクタントベース頂点符号化方法などを用いて、各輪郭線上の非開始頂点(即ち、開始頂点を除いた残りの頂点)の相対位置を符号化して、符号化非開始頂点データをMUX180に供給する。ここで、頂点の相対位置は、前に符号化された頂点から該当頂点までの変位を示す。ある頂点が符号化されるべき輪郭線の第1非開始頂点である場合、輪郭線の開始頂点と頂点との間の変位が符号化される。開始頂点符号化部150は入力された開始頂点を符号化して、符号化開始頂点データとしてMUX180に送る。
【0018】
MUX180は、開始頂点符号化部150からの符号化開始頂点データと符号化非開始頂点データとを組み合わせて符号化輪郭線データを形成すると共に、その伝送のため伝送器(図示せず)に送る。
【0019】
図2には、開始頂点符号化部150の詳細なブロック図が示されている。この開始頂点符号化部150は切換え部152と、第1比較部154と、絶対アドレス符号化部156と、群付け部158と、ダイナミックレンジ計算部160と、変位計算部162と、第2比較部164と、セレクタ166と、拡張符号化部168と、変位符号化部170とから構成されている。
【0020】
図1中の輪郭線計数部130からのラインL3上の輪郭線の数は、第1比較部154及びダイナミックレンジ計算部160に各々供給される。
【0021】
第1比較部154は輪郭線の数を予め定められた数と比較し、輪郭線の数が予め定められた数より小さい場合、切換え部152に第1切換え信号を発生する。この切換え部152は第1切換え信号に応じて、開始頂点の位置情報を絶対アドレス符号化部156の方へ送り出す。反面、輪郭線の数が予め定められた数以上である場合には、第1比較部154は第2切換え信号を切換え部152に供給して、切換え部152が開始頂点の位置情報を群付け部158に供給するようにする。
【0022】
切換え部152は、図1中の頂点選択部120からの開始頂点の位置情報をラインL2を通じて受け取る。この切換え部152は第1比較部154からの切換え信号に応じて、ラインL2上の開始頂点に対する位置情報を絶対アドレス符号化部156または群付け部158のうちの何れか1つに供給する。
【0023】
絶対アドレス符号化部156は入力された開始頂点の位置情報に応じて、開始頂点の絶対アドレスを符号化して、符号化絶対アドレスを開始頂点データとして図1中のMUX180に供給する。
【0024】
一方、ダイナミックレンジ計算部160はラインL3を通じて受け取った輪郭線の数に基づいて、水平ダイナミックレンジ及び垂直ダイナミックレンジを計算して、該当ダイナミックレンジを群付け部158、第2比較部164及び変位符号化部170に各々供給する。これらのダイナミックレンジは、開始頂点の符号化に必要なビット数を決定する要因であって、次例のように計算される。
【0025】
説明の便宜上、フレームの水平大きさFSHが352個の画素からなり、垂直大きさFSVが240個の画素からなると仮定する。水平及び垂直ダイナミックレンジは、両大きさFSH、FSVを各々輪郭線の数Lで割算して求められる。本発明の好適実施例によれば、FSH/Lが2M以上、2M+1未満であり、FSV/Lが2N以上、2N+1未満である場合、水平ダイナミックレンジDRHは2M+1−1として、垂直ダイナミックレンジDRVは2N+1−1として決定される。ここで、M及びNは各々正の整数である。例えば、1つのフレーム内に20個の輪郭線がある場合、FSH/L(=17.6)は24以上25未満である。従って、Mは4に決まり、水平ダイナミックレンジDRHは25−1(=31)になる。
【0026】
同様に、FSV/Lは12である場合は、20個の輪郭線よりなるフレームの垂直ダイナミックレンジDRVは24−1(=15)として決まる。
【0027】
上記のような例において、水平ダイナミックレンジの表現に要するビット数はM+1=5として、垂直ダイナミックレンジの表現に要するビット数はN+1=4として各々決定されて、変位符号化部170に供給される。
【0028】
群付け部158では、映像内の輪郭線の開始頂点はそれらの間の変位に基づいて1つまたは複数の群に分類される。図3には、群付け部158の分類過程を説明するための模式図が示されている。ここで、例示的な開始頂点I1〜I13が3つの群A、B及びCに分類される。まず、群付け部158は切換え部152からの開始頂点の位置情報とダイナミックレンジ計算部160からの水平及び垂直ダイナミックレンジとに基づいて、図心が開始頂点と一致し、横及び縦の長さが各々水平及び垂直ダイナミックレンジと同一である長方形を形成して、各開始頂点に対するダイナミック領域を決定する。図3中の開始頂点I1〜I13に対する各ダイナミック領域R1〜R13が以下のようにして求められる。各開始頂点のダイナミックレンジを決定した後、ダイナミック領域が重ね合せられるか、または他の開始頂点と隣接する開始頂点が1つの群に決定される。一群における2つのダイナミック領域は1つの重複領域を形成し、またそのダイナミック領域は他の群に属する開始頂点のダイナミック領域とは重ね合せない。図3に示したように、開始頂点I1〜I13は、1つまたは複数の開始頂点(例えば、I1、I2〜I5、I6〜I13)を含む3つの異なる群A、B及びCに各々分類される。1つまたは複数の開始頂点を有する群内の各開始頂点は、少なくとも1つの開始頂点とダイナミック領域を通じて繋がっている。例えば、群B内のI2及びI5と、群C内のI6、I11及びI13は各々1つの隣接開始頂点と繋がっており、群C内のI8は3つの隣接開始頂点I7、I9及びI12と繋がっており、両群B、C内の残余の開始頂点は全て2つの隣接開始頂点と繋がっている。更に、ダイナミック領域が重ね合さるかまたは隣接する、一対の開始頂点間の変位の水平成分及び垂直成分は、各々水平または垂直ダイナミックレンジ以下となる。
【0029】
その後、開始頂点の位置情報データは、群単位で一回1つずつ変位計算部162及びセレクタ166に出力される。この場合、群の出力順序は決まられないため、例えば、群Aが一番先に出力される場合、その次は群Bまたは群Cのうちの何れか1つが先に選択、出力されてもよい。ここで、群内の開始頂点は、例えば、群B内において隣接開始頂点を1つのみ有する開始頂点I2またはI5のうちの何れか1つから始まって、繋がっている順番どおり順に出力されることに注目されたい。例えば、群B内の開始頂点I2、I3、I4及びI5は、特定順序またはその逆順(即ち、I5からI2の方へ)に出力される。もし、1つの群内に、2つまたは複数の隣接開始頂点を有する分岐頂点(例えば、群CのI8)があれば、まず、一方の分岐に対応する頂点(例えば、I6からI11まで)がその順に出力され、他方の分岐に対応する頂点(例えば、I13及びI12)がその順に出力される。
【0030】
変位計算部162は、続いて入力される両開始頂点間の水平及び垂直変位を計算する。ADDH(i)及びADDV(i)が、各々群付け部158から入力された第iの開始頂点の水平アドレス及び垂直アドレスである場合、第iの水平変位DH(i)及び第iの垂直変位DV(i)は、下記の通り定義され得る。
DH(i)= ADDH(i)− ADDH(i−1)
DV(i)= ADDV(i)− ADDV(i−1)
ここで、iは1〜Lのレンジを有する正の整数であり、Lは開始頂点の総数であり、ADDH(0)及びADDV(0)は、その絶対値が可能なあらゆる水平及び垂直ダイナミックレンジより大きいDH(1)及びDV(1)を生成するようにする、大きい値を有する予め定められた初期値を各々表す。
【0031】
計算された水平及び垂直変位は第2比較部164及びセレクタ166に各々入力される。第2比較部164は各開始頂点に対して、DH(i)の絶対値を水平ダイナミックレンジDRHと、DV(i)の絶対値を垂直ダイナミックレンジDRVと各々比較する。もし、開始頂点の水平及び垂直変位の絶対値が該当ダイナミックレンジ以下である場合、第2比較部164は開始頂点を相対頂点として決め、セレクタ166に第1選択信号を発生する。しかし、両変位DH(i)及びDV(i)の大きさのうちの何れか1つが該当ダイナミックレンジより大きい場合には、第2比較部164は開始頂点を絶対頂点として決め、セレクタ166に第2選択信号を発生する。
【0032】
セレクタ166は第2比較部164からの第1選択信号に応じて、両変位DH(i)及びDV(i)を変位符号化部170に供給し、第2選択信号に応じて、絶対アドレス(即ち、ADDH(i)及びADDV(i))を拡張符号化部168に供給する。詳述すると、セレクタ166は第1または第2選択信号に応じて、相対頂点または絶対頂点を変位符号化部170または拡張符号化部168に選択的に供給する。図3に示すような開始頂点の場合、頂点がI1からI11、I13及びI12の順に群付け部158から拡張符号化部168に供給されると、拡張符号化部168への頂点は各群A、B及びCにおける第1頂点I1、I2及びI6と、群Cにおける分岐の第1頂点I13である。これらのI1、I2、I6及びI13は絶対頂点である。その理由は、I1が群付け部158からの第1頂点であり、後続の頂点I2、I6及びI3が各々ダイナミック領域の外側にあるからである。
【0033】
拡張符号化部168は予め定められた拡張符号を用いて、入力された各絶対頂点の位置情報を符号化する。この拡張符号は、後続する符号語が符号化絶対アドレスであることを示す。例えば、絶対頂点I12の水平及び垂直アドレスを受信すると、拡張符号化部168は拡張符号を発生した後、I12の符号化水平絶対アドレス及び符号化垂直絶対アドレスを発生する。拡張符号化部168からの拡張符号化データは図1中のMUX180に入力される。この拡張符号化データは拡張符号と、各絶対頂点の符号化水平アドレス及び符号化垂直アドレスとを有する。
【0034】
変位符号化部170はダイナミックレンジ計算部160によって割り当てられたビット数を用いて、セレクタ166からの相対頂点の水平及び垂直変位を符号化して、各相対頂点に対する符号化相対頂点データをMUX180に伝送する。例えば、ダイナミックレンジ計算部170によって決定された水平ダイナミックレンジのビットが5ビットであり、垂直ダイナミックレンジのビットが4ビットである場合、変位符号化部170はまず各ダイナミックレンジを示すビットデータを発生した後、各ダイナミックレンジビットを用いて各相対頂点に対する変位を符号化する。本発明の好適実施例によれば、水平及び垂直レンジビットデータは各々3ビットで示される。各相対頂点に対するレンジビットデータ及び符号化変位データはMUX180に供給される。
【0035】
本発明の他の好適実施例によれば、群付け部158は各開始頂点に群指標(即ち、インデックス)を付し得るように変更してもよい。この群指標はその開始頂点が属する群を示す。その後、群付け部158は各開始頂点の絶対アドレスを変位計算部162に送る。この変位計算部162は、変位を変位符号化部170に直接供給し得るように変形してもよい。このような実施例においては、第2比較部164及びセレクタ166は不要であるので、変位計算部162は各群の第1開始頂点の絶対アドレスを拡張符号化部168に送り、各群内の後続開始頂点の変位を変位符号化部170に伝送する。このような例においては、図3中の群Cのように分岐を有する群である場合、群付け部158は第2分岐における第1開始頂点に対する基準頂点情報をも供給する。例えば、群Cの頂点が群付け部158からI6からI11の順に出力されると、頂点I12及びI13は基準頂点情報と共に、その順に変位計算部162に出力される。この基準頂点情報は、第2分岐における第1開始頂点I12の基準頂点がI8であることを示す。変位計算部162は基準頂点情報に基づいて、分岐頂点I8を基準として得られたI12の変位データを計算する。
【0036】
要するに、映像フレーム内の輪郭線の数が予め定められた数未満である場合、輪郭線の開始頂点の全ての絶対アドレスが絶対アドレス符号化部156にて符号化されると共に、符号化開始頂点データとしてMUX180に伝送される。しかし、輪郭線の数が予め定められた数以上である場合には、輪郭線は複数の群に分けられる。ここで、群内の開始頂点の位置は知られている場合、群内の他の開始頂点の以前の開始頂点に対する相対変位は輪郭線の数によって決定されるダイナミックレンジで表現されることができる。しかる後、各群における第1開始頂点の絶対位置情報は拡張符号化部168によって符号化され、他の残余開始頂点はそれらの変位及びダイナミックレンジに基づいて変位符号化部170によって符号化される。拡張符号化データ及び変位符号化データは、符号化開始頂点データとしてMUX180に供給される。このMUX180では、頂点符号化部140からの符号化非開始頂点データと開始頂点符号化部150からの符号化開始頂点データとが符号化輪郭線データとして多重化されて、その伝送のため伝送器(図示せず)に送られる。
【0037】
上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の請求範囲を逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。
【0038】
【発明の効果】
従って、本発明によれば、フレーム内の各輪郭線の間の変位に基づいて、開始頂点の符号化に必要なビット数を低減して符号化することによって、エンコーダの符号化の効率をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例による輪郭線符号化装置のブロック図。
【図2】図1中の開始頂点符号化部の詳細なブロック図。
【図3】図2中の群付け部を用いて、フレーム内の開始頂点を群付けて符号化する過程を説明するための模式図。
【符号の説明】
110 輪郭線取出し部
120 頂点選択部
130 輪郭線計数部
140 頂点符号化部
150 開始頂点符号化部
152 切換え部
154 第1比較部
156 絶対アドレス符号化部
158 群付け部
160 ダイナミックレンジ計算部
162 変位計算部
164 第2比較部
166 セレクタ
168 拡張符号化部
170 変位符号化部

Claims (8)

  1. 入力映像フレーム内のL個(Lは正の整数)の物体の輪郭線を符号化する輪郭線符号化装置であって、
    前記L個の物体のL個の輪郭線を取出す輪郭線取出手段と、
    各輪郭線を結ぶ頂点の組を選択する第1選択手段と、
    前記頂点の組のうち、各輪郭線の開始頂点を決める開始頂点決定手段と、
    予め定められた閾値に基づいて、前記L個の輪郭線を最大L個の群に分類する第1群付け手段と、
    各輪郭線の群内における該輪郭線の開始頂点のうち、第1開始頂点を選択する第2選択手段と、
    頂点の絶対アドレスが前記映像フレーム内の該頂点の位置を表す時、全ての輪郭線の群内の前記第1開始頂点の絶対アドレスを符号化する第1符号化手段と、
    開始頂点の変位が前開始頂点に基づいて求められる時、全ての輪郭線の群内の残余開始頂点の変位を符号化する第2符号化手段と、
    前記符号化絶対アドレス及び前記変位を符号化開始頂点データとして出力する出力手段とを含むことを特徴とする輪郭線符号化装置。
  2. 前記第1群付け手段が
    前記第2符号化手段の符号化に必要なビット数と、水平及び垂直ダイナミックレンジビットとを決定する、水平ダイナミックレンジDRH及び垂直ダイナミックレンジDRVを設定するダイナミックレンジ設定手段と、
    前記両DRH及びDRVに基づいて、各開始頂点に対するダイナミック領域を決定するダイナミック領域決定手段と、
    群における2つのダイナミック領域は1つの重複領域を形成し、群内のダイナミック領域が他の群に属する開始頂点の何れのダイナミック領域と重ね合せない時、各ダイナミック領域が互いに重ね合せるかまたは隣接する輪郭線を共に分類する第2群付け手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の輪郭線符号化装置。
  3. 前記ダイナミックレンジ設定手段が、
    前記フレームの水平大きさFSH及び垂直大きさFSVを輪郭線の数L(正の整数)で割り算する割算手段と、
    前記FSH/Lが2M以上2M+1未満であり、前記FSV/Lが2N以上2N+1未満である時(M及びNは各々正の整数)、前記水平ダイナミックレンジDRHは2M+1−1として、前記垂直ダイナミックレンジDRVは2N+1−1として決定するダイナミックレンジ設定手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の輪郭線符号化装置。
  4. 前記水平ダイナミックレンジビットがM+1ビットに、前記垂直ダイナミックレンジビットがN+1ビットに各々設定されることを特徴とする請求項3に記載の輪郭線符号化装置。
  5. 前記開始頂点に対するダイナミック領域が、中心が前記開始頂点の位置と一致し、横長さが前記水平ダイナミックレンジDRHと、縦の長さが前記垂直ダイナミックレンジDRVと各々同一である長方形を形成することによって求められることを特徴とする請求項4に記載の輪郭線符号化装置。
  6. 前記第2選択手段が、
    前記開始頂点の群のうち、前記ダイナミック領域を通じて1つの隣接開始頂点のみを有する開始頂点を検出する開始頂点検出手段と、
    前記開始頂点を前記群に対する前記第1開始頂点として設定する開始頂点設定手段と、前記全ての群の開始頂点に対して前記過程を繰り返す手段とを有することを特徴とする請求項5に記載の輪郭線符号化装置。
  7. iが1〜Lの範囲を有する正の整数であり、ADDH(i)及びADDV(i)が各々前記第iの開始頂点の水平絶対アドレス及び垂直絶対アドレスであり、ADDH(0)及びADDV(0)が、絶対値が各々他の可能な水平及び垂直ダイナミックレンジより大きいDH(1)及びDV(1)を発生するようにする、大きい値を有する予め定められた初期値であり、前記第iの開始頂点の水平絶対アドレス及び垂直絶対アドレスが各々前記映像フレームにおける前記第iの開始頂点の水平位置及び垂直位置を示す時、前記L個の輪郭線の第iの開始頂点の前記変位が、水平変位DH(i)及び垂直変位DV(i)からなり、下記式
    DH(i)= ADDH(i)− ADDH(i−1)
    DV(i)= ADDV(i)− ADDV(i−1)
    のように定義されることを特徴とする請求項6に記載の輪郭線符号化装置。
  8. 前記出力手段が、
    各輪郭線群の前記開始頂点の前記符号化絶対アドレスと前記各群内の残余開始頂点の前記符号化変位とを多重化して、前記各群に対する符号化開始頂点データを発生する多重化手段と、
    前記各群の開始頂点の前記符号化開始頂点データを群単位で出力する出力手段とを有することを特徴とする請求項7に記載の輪郭線符号化装置。
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