JP3970981B2 - 輪郭線映像信号符号化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号で表現された物体の輪郭線を符号化する輪郭線符号化映像信号方法に関し、特に、オクタントベース頂点符号化技法及び頂点追加技法に基づく、適応的符号化技法を用いる輪郭線映像信号符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビ電話、電子会議及び高精細度テレビジョンシステムのようなディジタルテレビジョンシステムにおいて、映像フレーム信号のビデオライン信号が「画素値」と呼ばれる一連のディジタルデータよりなっているため、各映像フレーム信号を定義するには大量のディジタルデータが必要となる。しかしながら、従来の伝送チャネル上の利用可能な周波数帯域幅は制限されているため、特に、テレビ電話及び電子会議のシステムのような低ビットレートの映像信号符号化器の場合、そのような伝送チャネルを通じて多量のディジタルデータを伝送するためには、多様なデータ圧縮技法を用いて伝送すべきデータの量を圧縮するか減らす必要がある。
【0003】
低ビットレートの符号化システムに於いて、映像信号の符号化方法の中の1つに、いわゆる、物体指向分析−合成符号化方法がある。ここで、入力映像は複数の物体に分けられ、各物体の動き、輪郭線、画素データを定義するための3つの組よりなるパラメータが異なる符号化チャネルを通じて処理される。
【0004】
物体の輪郭線の処理の際、物体の形状を分析及び合成するには、輪郭線情報が重要なものとして用いられる。この輪郭線情報を表す通常の符号化方法に、チェーン符号化方法(chain coding method)がある。しかし、このチェーン符号化方法は、たとえ輪郭線情報を損失することなく符号化しても、輪郭線情報を表現のために大量のデータビットが必要となる短所を有する。
【0005】
これに関連して、多角近似化、B−スプライン近似化及び多角近似化技法に組み合わせられたDST(離散的サイン変換)のような輪郭線情報符号化法が幾つか提案されてきた。このような近似化方法において、輪郭線は該輪郭線上で一対の隣接頂点間を結んだ線分(例えば、複数の直線または曲線)によって近似され、各頂点は、例えば、いわゆる局部適応的オクタントベースの頂点符号化技法(locally-adaptive octant-based vertex coding technique)に基づいて符号化される(“International Organization for Standardization, Coding of Moving Pictures and Audio Information, ISO/IEC JTCI/SC29/WG11, Shape Coding AHG, July30, 1996の、K.O'Connell,P.Gerken”及びJ.H.Kimの論文、“Revised Description of S4a:Geometrical Representation Method”参照)。
【0006】
図1を参照すれば、オクタントベース頂点符号化技法を用いて、物体の輪郭線の各頂点を符号化する従来の符号化装置の概略的なブロック図が示されている。
【0007】
2進マスクが輪郭線取出し部10に入力される。この2進マスクにおいて、各画素は二進値(即ち、0または1)のうちの1つで表現され、これらの値はその画素が物体領域または背景領域のうちの何れかの一方に位置することを表す。
【0008】
輪郭線取出し部10は、2進マスクから物体の輪郭線映像を取出し、その輪郭線映像を頂点選択部20に供給する。この輪郭線は、各々が物体の境界線上に位置する物体画素である複数の輪郭線画素からなる。
【0009】
頂点選択部20は従来の反復的近似度改善法(iterated refinement technique)(例えば、多角近似化技法)を用いて、複数の頂点を選択する。最初、最大距離だけ隔たっている一対の輪郭線画素を開始頂点として決定し、一対の隣接頂点を結ぶ線分から該一対の隣接頂点によって定義された輪郭線分までの最大垂直距離dmaxが予め定められた閾値Dmaxを超えない大きさになるまで、他の輪郭線画素を1つずつ他の頂点として選択し続ける。頂点符号化部30では、頂点選択部20から取り出された各頂点を例えば、オクタントベース頂点符号化方法を用いて符号化する。
【0010】
オクタントベース頂点符号化において、隣接頂点の毎対間の変位Rに対するx成分X及びy成分Yが計算される。その後、全ての成分X及びYのうち、最大大きさに対応する2つの頂点が輪郭線の開始頂点及び終了頂点として選択される。その後、図2に示したように、N個の各頂点が、開始頂点から終了頂点の方へ輪郭線を沿って順にインデクシング、即ち指標付けされる。図2において、一対の頂点V1及びV8に対応するx成分が頂点V1〜V8で計算された8対のX及びYの中で最大値として求められる。ここで、Nは輪郭線上の頂点の総数であって、説明の便宜上、ここでは8個とする。
【0011】
開始頂点及び終了頂点を決定した後、変位Riのx成分Xi及びy成分Yiで各最大値、x_max及びy_maxが各々輪郭線に対するx_dynamic_range及びy_dynamic_rangeとして決定される。ここで、変位RiはPi+1−Pi(i=1、2、…、N−1)であり、Piは頂点Viに対応する位置ベクトルである。その後、頂点の総数N、x_dynamic_range、y_dynamic_range及び開始頂点V1の絶対位置が符号化され、前頂点Vi(i=1、2、…、N−1)における変位Riに基づいて、残余頂点Vi+1の各々が符号化される。詳述すると、図3に示したように、頂点Vi+1が属するオクタントが変位Riのx成分Xi(x)及びy成分Yi(y)に基づいて、オクタント0〜7から決定され、交点を基準としてレンジの最も近い8個の点(図3において黒点に表示)は8個のオクタントの開始点を表す。
【0012】
各頂点Vi+1のオクタントを決定した後、オクタントのインデックスが通常の微分チェーン符号化技法を用いて符号化され、前頂点Viに対する頂点Vi+1の相対的位置を表すx成分Xiの大きさ(即ち、X_mag)及びy成分Yiの大きさ(即ち、y_mag)は、各々x_dynamic_range及びy_dynamic_rangeに基づいて決定されたビットを用いて符号化される。
【0013】
また他のオクタントベース頂点符号化技法として、オクタントインデックス及びRiは、いわゆる、シンタクス適応的算術符号化(syntax-adaptive arithmetic coding;SAAC)を用いて選択的に符号化される。このSAACにおいて可能なシンボルの数はダイナミックレンジの最大値(即ち、max(x_dynamic_range、y_dynamic_range))によって決まる。このオクタントベース頂点符号化技法の詳細は上記したK.O'Connellらの論文に記載されており、これを参照されたい。
【0014】
上に述べたように、頂点を配列するプロセスよって、開始頂点を除いた全頂点がそれに属するオクタント、Xi及びYiの大きさによって表現され、また、それらの大きさを符号化するため必要なビット数はx_dynamic_range及びy_dynamic_rangeによって直接決まることから、各頂点を表すデータの量をオクタントベース頂点符号化技法によって効果的に減らすことができる。
【0015】
しかし、そのような従来の輪郭線符号化技法においては、とりわけ、各隣接頂点に対するx及びy成分の大部分がx_dynamic_range及びy_dynamic_rangeより大幅に小さい場合でも、依然として頂点表現のための大量のビット数を要するという不都合がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の主な目的は、通常の多角近似化技法によって決定された複数の第1頂点に対して1つまたはそれ以上の第2頂点を適切に付加してX及びY成分のダイナミックレンジを減らすことによって、伝送すべきデータの量をより一層減らし、かつ頂点符号化効率をより一層向上させ得る輪郭線符号化映像信号装置が提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、複数の第1頂点が輪郭線画素からなる輪郭線上で決定され、該輪郭線上の2つの隣接した第1頂点によって定義される各輪郭線分が、前記2つの隣接した第1頂点間を結ぶ線分によって近似される反復的近似度改善法(iterated refinement technique)を用いて、物体の輪郭線映像信号を符号化する輪郭線映像信号符号化装置であって、
前記各輪郭線分に対する変位を計算して、前記2つの隣接した第1頂点の対の全てに対する変位を求める変位計算手段と、
前記変位に基づいて、前記輪郭線上の画素データを符号化するために予め定められた閾値に基づいて決定される、前記輪郭線に対するダイナミックレンジを決定するダイナミックレンジ決定手段と、
前記ダイナミックレンジに基づいて、画素データの符号化に必要な輪郭線分のビット数が前記ダイナミックレンジのビット数より大きい、より大きい輪郭線分をサーチするより大きい輪郭線分探索手段と、
前記ダイナミックレンジに基づいて、前記より大きい輪郭線分上に1つまたはそれ以上の第2頂点を追加する第2頂点追加手段と、
前記ダイナミックレンジに基づいて、前記第1頂点及び前記第2頂点上の画素データを符号化する符号化手段とを含むことを特徴とする輪郭線映像信号符号化装置が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施例について図面を参照しながらより詳しく説明する。
【0019】
図4を参照すると、本発明による輪郭線映像データ符号化装置100のブロック図が示されている。この輪郭線映像データは物体の輪郭線を構成する輪郭線の画素の位置を表し、頂点決定部110及び頂点追加部190に各々供給される。
【0020】
頂点決定部110は、通常の反復的近似度改善法(例えば、多角近似化技法)を用いて輪郭線上に複数の第1頂点を決定する。第1頂点は輪郭線を沿って処理順序に配列され、配列された第1頂点に対する情報は開始頂点選択部115及び頂点カウンタ130に順に供給される。
【0021】
最初、頂点カウンタ160は配列された第1頂点の個数Nをカウントして、その個数Nを開始頂点選択部115及び減少ビット数計算部145に各々供給する。
【0022】
一方、開始頂点選択部115は従来の頂点再配列技法を用いて、開始頂点及び終了頂点を選択する。従来の頂点再配列技法において、隣接した第1頂点の各対間の変位に対する水平成分X及び垂直成分Yが計算され、N個の第1頂点のうち、両成分X及びYの中で最大値に対応する2つの第1頂点が、該輪郭線に対する開始頂点及び終了頂点として選択される。その後、他の第1頂点が、輪郭線を沿って開始頂点から終了頂点の方へ順にインデクシングされ再配列される。開始頂点と終了頂点に基づいて再配列された第1頂点の位置に対する情報は、候補レンジ計算部120及び頂点追加部190に各々供給される。
【0023】
候補レンジ計算部120は、変位Riのx成分Xi及びy成分Yiを計算する。ここで、変位R1はPi+1−P1(i=1、2、…、N)であり、Piは開始頂点V1、Piはi番目の頂点Vi及びPNは終了頂点VNの位置ベクトルを各々表す。開始頂点V1と終了頂点VNとの間の変位P1−PNは鑑みていないほうが好ましいが、それは、変位P1−PNはビット数を減らすための符号化が必要でないためである。本発明によって、下記に述べるように、全てのXi及びYj(i及びjは1、2、…、N−1)が、各々輪郭線に対するx_dynamic_range及びy_dynamic_rangeとして決定され得るため、Xi及びYjは各輪郭線に対するx候補レンジ及びy候補レンジとして呼ばれ得る。即ち、候補レンジCij=(Xi、Yj)においてx候補レンジXi及びy候補レンジYjは互いに独立している。i及びjは1、2、…、N−1の場合、Xi及びYjは各々その符号化に必要な最小ビット数を表すX_biti及びY_bitjに変換され、これらの両候補レンジXi、Yjと両最小ビット数X_biti、Y_bitjは、順にレンジ減少値計算部140、追加頂点カウンタ150及び増加ビット数計算部155に各々供給される。
【0024】
また、本発明の他の実施例に於いては、Xi及びYjが各々その大きさの順に分類されて、分類された各候補レンジが順に次の処理部に供給されることもでき、各々のXi及びYjに対する重複数を考慮して高速計算を行うこともできる。ここで、Xi及びYjに対する重複数は同じ大きさを有するXiまたはYjの個数を表す。
【0025】
レンジ減少値計算部140は最大レンジM=(x_max、y_max)に基づいて、各候補レンジCij=(Xi、Yj)に対するビットの差を計算する。ここで、i、jは1、2、…、N−1であるとき、x_maxは各々全ての変位RiのXiに対する最大値、y_maxは全ての変位RjのYjに対する最大値を各々表し、各候補レンジCijに対するビットの差は、最大レンジMに対するx_bitmaxとy_bitmaxとの和と、各候補レンジCij=(Xi、Yi)に対するx_bitiとy_bitjとの和との間の差を表す。例えば、x_max及びy_maxの符号化のため、各々6ビット及び5ビットが割り当てられる場合、x_bit及びy_bitが各々3及び4である候補レンジCijに対するビットの差は4(=(6−3)+(5−4))ビットとなる。各候補レンジCijに対するビットの差は減少ビット数計算部145に供給される。
【0026】
この減少ビット数計算部145は各候補レンジに対する減少ビット数を計算する。ここで、減少ビット数は、全ての第1頂点が最大レンジMによって符号化されず、各候補レンジによって符号化される場合、最大レンジと候補レンジとの間のビットの差によって生成されたビット数減少量を表す。各候補レンジCijに対する減少ビット数は、ビットの差と頂点カウンタ160からの頂点数との乗算によって計算される。各候補レンジCijに対する減少ビット数は順に輪郭線ビット数計算部170に供給される。
【0027】
候補レンジCij=(Xi、Yj)が最大レンジMと異なる場合には、1つまたはそれ以上のより大きい輪郭線分Lijが存在する。ここで、候補レンジCijに対するより大きい輪郭線分Lijの各々は、x成分XがXiより大きいか、y成分YがYjより大きい変位を有する輪郭線分を表す。よって、1つまたはそれ以上の第2頂点を各々より大きい輪郭線分Lij上に追加することによって、第2頂点を含む全ての頂点が候補レンジCijによって符号化され得る。従って、追加頂点カウンタ150は、より大きい輪郭線分上Cijに第2頂点をいくつ追加する必要があるかを計算する。候補レンジCijに対する全てのより大きい輪郭線分Lijに対する第2頂点の総数Nijは増加ビット数計算部155に供給される。
【0028】
図5に示したように、一方の大きさ17〜32及び他方の大きさ65〜128を表現するために各々5ビット及び7ビットが必要であるので、大きさ65の線分上に2個の第2頂点を、大きさ128の線分上に3個の第2頂点を各々追加することによって、7ビットの大きさを5ビット単位で符号化し得る。
【0029】
一方、図6に示したように、Xiを基準にすれば、x方向を沿って4つの第2頂点Vx1〜Vx4が必要であり、Yjを基準にすればy方向を沿って2つの第2頂点Vy1及びVy2が必要である場合、小さい頂点数の2つでない大きい頂点数の4つを2つの隣接した第1頂点VkとVk+1との間に追加することが好ましい。
【0030】
また他の実施例において、適合な位置に第2頂点を追加するため、輪郭線追跡技法を用いて、より大きい輪郭線分それ自体の形状を考慮するのが好ましい。図7を参照すると、2つの隣接した第1頂点Vk及びVk+1によって形成された1つのより大きい輪郭線分が示されている。本発明によって、3つの第2頂点Va1〜Va3が、図7で点線として示した候補レンジCij=(Xi、Yj)に基づいて、より大きい輪郭線分上に追加されている。k番目の第1頂点Vkから(K+1)番目の第1頂点Vk+1までのより大きい輪郭線分を追跡する間、k番目の第1頂点Vkからより大きい輪郭線分上の任意の輪郭線画素までの変位に対するx成分X及びy成分Yが計算され、XはXiとYはYjと比較されることによって、XがXiと等しいかYがYiと等しい輪郭線画素が第2頂点Va1として決定される。その後、第2頂点Va1に基づいて、輪郭線追跡を反復して他の輪郭線画素を次の第2頂点Va2として逐次決定してゆく。
【0031】
図4を再び参照すると、増加ビット数計算部155は、追加頂点カウンタ150からの第2頂点の総数Nijに基づいて、各候補レンジCijに対する増加ビット数を計算する。ここで、増加ビット数は、各候補レンジCijに対するより大きい輪郭線分Lij上に追加される各第2頂点による頂点数の増加を表す。各候補レンジCijに対する増加ビット数は、第2頂点数Nijを候補レンジCij=(Xi、Yj)に対するx_bitiとy_bitjとの和に乗じることにより計算される。各候補レンジCijに対する各増加ビット数が順に輪郭線ビット数計算部170に供給される。
【0032】
輪郭線ビット数計算部170は、各対応減少ビット数から対応する増加ビット数を減算して、各候補レンジCijに対する輪郭線ビット数Bijを計算すると共に、輪郭線ビット数Bijに関する情報をレンジ決定部180に供給する。
【0033】
レンジ決定部180は、全ての輪郭線ビット数Bijのうち、最大値に該当する候補レンジを頂点符号化のためダイナミックレンジD=(Xd、Yd)として決定し、ダイナミックレンジDに対する情報を頂点追加部190及び頂点符号化部200に各々供給する。
【0034】
頂点追加部190は、レンジ決定部180から供給されたダイナミックレンジD=(Xd、Yd)に基づいて、輪郭線上に第2頂点を追加する。開始頂点決定部115からの再配列された第1頂点の位置情報によって、1つまたはそれ以上の第2頂点がより大きい輪郭線分の各々に追加される。ここで、各々のより大きい輪郭線分は、x成分XがダイナミックレンジのXdより大きいか、またはy成分YがダイナミックレンジのYdより大きい変位を有する輪郭線分を表す。そのような頂点追加過程の詳細は、図7に示したように、各候補レンジCijのXi及びYjをダイナミックレンジDのXd及びYdに各々代置することを除いて、上記の輪郭線追跡技法と同様であるのが好ましい。頂点追加部190は全体頂点、即ち、第1頂点及び第2頂点に対する情報を処理順に頂点符号化部200に供給する。
【0035】
頂点符号化部200は、レンジ決定部180からのダイナミックレンジDに基づいて、頂点追加部190からの全ての頂点情報を符号化して頂点符号化データを生成し、伝送器(図示せず)に伝送する。
【0036】
上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の請求レンジを逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。
【0037】
【発明の効果】
従って、本発明によれば、複数の第1頂点に対して1つまたはそれ以上の第2頂点を適切に付加してダイナミックレンジを減らすことによって、伝送すべきデータの量をより一層減らし、かつ頂点符号化効率をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オクタントベース頂点符号化技法を用いて、映像信号で表現された物体輪郭線の頂点を符号化する従来の装置の概略的なブロック図である。
【図2】従来の輪郭線頂点符号化装置に於ける開始頂点選択過程を説明するための例示的輪郭線を表す模式図である。
【図3】相対的なアドレスオクタント領域を説明するための模式図である。
【図4】本発明の輪郭線映像データ符号化装置のブロック図である。
【図5】A及びBからなり、各々7ビットで符号化されるべき2つの異なる輪郭線を表す模式図である。
【図6】本発明による、x及びy方向を沿って輪郭線上に各々異なる数の第2頂点が追加された輪郭線を表す模式図である。
【図7】輪郭線追跡技法を用いて、第2頂点追加過程を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 輪郭線取出し部
20 頂点選択部
30 オクタントベース頂点符号化部
100 輪郭線映像信号符号化装置
110 頂点決定部
115 開示頂点選択部
120 候補レンジ計算部
140 レンジ減少値計算部
145 減少ビット数計算部
150 追加頂点カウンタ
155 増加ビット数計算部
160 頂点カウンタ
170 輪郭線ビット数計算部
180 レンジ決定部
190 頂点追加部
200 頂点符号化部

Claims (1)

  1. a)2進マスクから物体の輪郭線映像を取り出し、
    b)前記輪郭線映像において最大距離隔たっている一対の輪郭線上の画素を開始頂点として決定し、一対の隣接頂点を結ぶ直線線分から該一対の隣接頂点によって定められた輪郭線までの最大垂直距離が予め定められた閾値を越えない大きさになるまで他の輪郭線上の画素を1つずつ他の頂点として選択し続け、これにより輪郭線上の第1頂点を決定し、
    c)前記輪郭線上の各一対の第1頂点間の変位の水平成分及び垂直成分を求め、
    d)前記輪郭線上の各一対の第1頂点間の変位の水平成分及び垂直成分を符号化するのに必要なビット数を求め、
    e)各一対の第1頂点間の変位の水平成分及び垂直成分を符号化するのに必要なビット数のうち最大のビット数と各一対の第1頂点間の変位の水平成分及び垂直成分を符号化するに必要なビット数との差を各一対の第1頂点間の変位毎に順次求め、
    f)各一対の第1頂点間の変位毎に順次求めた前記差に第1頂点の総数を乗算して各一対の第1頂点間の変位毎に減少ビット数を求め、
    g)各一対の第1頂点間の変位の一を基準変位として選択し、各一対の第1頂点間の変位が前記基準変位を越える各一対の第1頂点間の輪郭線分を基準変位より大きな輪郭線分とし、
    h)前記基準変位より大きな輪郭線分上の点であって、前記基準変位より大きな輪郭線分のいずれかの第1頂点を基準点として前記基準点から前記基準変位の水平成分又は垂直成分に符合する長さ離れた点のうち前記基準点に近い方の点を第1番目の第2頂点と決定し、以後、先に決定した第2頂点を基準点として前記第1番目の第2頂点と同様にして、前記基準変位より大きな輪郭線分の範囲内にて、第2頂点を順次決定して、各一対の第1頂点間の第2頂点の数を求め、
    i)前記基準変位に係る前記各一対の第1頂点間の水平成分を符号化するのに必要なビット数と垂直成分を符号化するのに必要なビット数の和に前記第2頂点の総数を乗じて前記基準変位に係る前記各一対の第1頂点間の変位での増加ビット数を求め、
    j)各一対の第1頂点間の変位の各々を順次基準変位として選択して前記g)、h)、i)の過程を繰り返し、これにより、各一対の第1頂点間の変位毎に各増加ビット数を求め、
    k)各一対の第1頂点間の前記各減少ビット数から各一対の第1頂点間の前記各増加ビット数を減算して各一対の第1頂点間の変位毎に輪郭線ビット数を求め、
    l)各一対の第1頂点間の変位のうち、前記輪郭線ビット数が最大となる一対の第1頂点間の変位を決定された基準変位とし、各一対の第1頂点間の変位が前記決定された基準変位を越える各一対の第1頂点間の輪郭線分を決定されたより大きな輪郭線分とし、
    m)前記決定されたより大きな輪郭線分上の点であって、前記決定されたより大きな輪郭線分のいずれかの第1頂点を基準点として前記基準点から前記決定された基準変位の水平成分又は垂直成分に符合する長さ離れた点のうち前記基準点に近い方の点を第1番目の最終第2頂点と決定し、以後、先に決定した最終第2頂点を基準点として前記第1番目の最終第2頂点と同様にして、前記決定されたより大きな輪郭線分の範囲内にて、最終第2頂点を順次決定し、
    前記輪郭線上の前記第1頂点及び最終第2頂点の画素データを符号化することを特徴とする物体の輪郭線映像信号符号化方法。
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