JP3969569B2 - 内袋を有する箱 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外箱内に内袋を固定した構造の内袋を有する箱に係り、特に開封後は米櫃等の収容容器として使用することができる内袋を有する箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、精米を2〜5kg程度の少量に分けて販売することは汎く行なわれているが、これらの精米は、ほとんどプラスチック製の収容袋に収容されているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、精米をプラスチック製の収容袋に収容した場合、収容袋内にわずかでも気体が残っている場合には、収容袋を段積みした際に荷崩れが発生し易くなるため、この種の収容袋には、精米収容後に小さな孔を穿け、段積みした際に、内部の気体がこの小孔を通して外部に逃げるようにするのが通例である。
【0004】
このため、収容袋内の精米は、常時空気に晒されることになり、短時間で鮮度が低下するという問題がある。
【0005】
また、開封後の精米は、米櫃に収容されるのが通例であるが、最近では米櫃を有していない人が多くなってきており、この場合には、収容袋に収容したままで保管せざるを得ず、計量カップを用いた計量作業等が容易でないという問題がある。
【0006】
本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、収容されている精米等の鮮度を長時間に亘っ保つことができ、また開封後は米櫃等の収容容器として使用することができる内袋を有する箱を提供することを目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は、第1天面部を開閉蓋として使用する際に、その開閉が容易で、かつ閉状態で安定させることができる内袋を有する箱を提供するにある。
【0008】
本発明の他の目的は、開封後に米櫃等の収容容器として使用する際に、その取扱いを容易なものとすることができるとともに、内部の精米等の残量を容易に確認することができる内袋を有する箱を提供するにある。
【0009】
本発明の他の目的は、開封後に米櫃等の収容容器として使用する際の取扱いを、より容易なものとすることができる内袋を有する箱を提供するにある。
【0010】
本発明の他の目的は、第1天面部を開閉蓋として使用する際に、第1天面部を外側に開けば、内袋も同時に外部に引出すことができる内袋を有する箱を提供するにある。
【0011】
本発明のさらに他の目的は、内袋の開封が容易で、しかも開閉蓋としての第1天面部を閉じた際に、内袋の開封部を確実に閉じることができる内袋を有する箱を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部を、三角形または台形状に形成するとともに、前記第2天面部および第4天面部に、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ設け、かつ第1天面部および第3天面部の高さ寸法を、天壁を構成した際に両天面部の先端部がオーバラップする長さに設定するようにしたことを特徴とする。そして、第2天面部および第4天面部を、切除用断続切れ目から切除すれば第1天面部が露出するので、この第1天面部を外側に開けば、内袋を引出して開封することが可能となる。また、内袋の開封後、第1天面部の先端が、第3天面部に係止されるので、開閉蓋としての第1天面部を、閉状態で安定に保持することが可能となる。
【0013】
本発明はまた、折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部を、三角形または台形状に形成するとともに、前記第2天面部および第4天面部に、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ設け、かつ前記第1天面部の少なくともいずれか一方の斜辺部に、第2天面部または第4天面部の残存部分に先端部がオーバラップする長さの係止部を設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、第1天面部を開閉蓋として使用することが可能となり、しかも係止部の係合により、第1天面部を閉状態で安定に保持することが可能となる。
【0014】
本発明はまた、折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部を、三角形または台形状に形成するとともに、前記第2天面部および第4天面部に、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ設け、かつ第2天面部または第4天面部のうちの少なくともいずれか一方の切除用断続切れ目部分に、第1天面部に先端がオーバラップする長さの係合用突部を設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、第1天面部を開閉蓋として使用することが可能となり、しかも係合用突部の係合により、第1天面部を、閉状態で安定に保持することが可能となる。
【0015】
本発明はまた、第3天面部における第1天面部のオーバラップ部分を挾んだ両側位置に、一対の切込みを設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、第1天面部の第3天面部への係脱が容易となり、第1天面部を開閉蓋として使用する際に、その開閉を容易なものとすることが可能となるとともに、閉状態で安定させることが可能となる。
【0016】
本発明はまた、第2天面部または第4天面部の残存部分における係止部を挾んだ両側位置に、一対の切込みを設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、第1天面部の係止部を第2天面部または第4天面部に係脱する作業が容易となり、また第1天面部を閉状態で安定させることが可能となる。
【0017】
本発明はまた、第1天面部の係合用突部を挾んだ両側位置に、一対の切込みを設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、第1天面部の係合用突部との係脱が容易となり、また第1天部を閉状態で安定させることが可能となる。
【0018】
本発明はまた、第3側面部に、切り起こし構造の把手を形成するための把手用切込みを設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、内袋開封後に米櫃等の収容容器として使用する際に、その取扱いを容易なものとすることが可能となり、また切起こされた把手部分を介して、内部の精米等の残量を容易に確認することが可能となる。
【0019】
本発明はまた、切り起こし構造の把手を、開口端を突合わせた状態で2個設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、外箱の保持が安定し、米櫃等の収容容器として使用する際の取扱いを、より容易なものとすることが可能となる。
【0020】
本発明はまた、内袋を、天部フラップのうちの少なくとも第1天面部内面の先端近傍位置に固定するようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、第1天面部を外側に開けば、内袋も同時に外部に引出すことが可能となる。
【0021】
本発明はさらに、内袋を、収容物の収容後に、第1天面部の中心と第3天面部の中心とを結ぶ方向にシールするようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、内袋の開封が容易となり、しかも開閉蓋としての第1天面部を閉じた際に、内袋の開封部を確実に閉じることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る内袋を有する箱を示すもので、この箱1は、方形容器状に組立てられる段ボール製の外箱2と、この箱2内に接着固定された透明または半透明の内袋3とから構成されており、精米その他の収容物は、前記内袋3内に収容されるようになっている。
【0023】
前記外箱2は、図2に示すように、折線4,5,6を介し順次連結された第1側面部7,第2側面部8,第3側面部9および第4側面部10と、第4側面部10に折線11を介し連結された糊代12と、前記各側面部7,8,9,10の下端部に折線13,14,15,16を介しそれぞれ連結された底部フラップ17,18,19,20と、前記各側面部7,8,9,10の上端部に折線21,22,23,24を介しそれぞれ連結された第1天面部25,第2天面部26,第3天面部27および第4天面部28とで構成されており、前記各側面部7,8,9,10により、方形状をなす外箱2の周壁29が構成されるとともに、前記各底部フラップ17,18,19,20により、外箱2の底壁30が構成され、また前記各天面部25,26,27,28により、外箱2の天壁31が構成されるようになっている。
【0024】
前記第3側面部9には、図1および図2に示すように、切り起こし構造の2個の把手32a,32bを形成するための把手用切込み33a,33bが設けられており、これら両把手32a,32bは、開口端を突合わせた状態で配されている。そして、これら両把手32a,32bを切り起こすことにより、切り起こされた開口部を通して、内袋3内の収容物の残量を容易に確認することができるようになっている。
【0025】
また、前記第1天面部25は、図2および図3に示すように、上端部に短寸法の上底部を有する三角形近似の台形状をなしており、また前記第2天面部26および第4天面部28の第1天面部25に対応する部位には、図2ないし図4に示すように、天壁31を構成した際に第1天面部25を露出させるための切除用断続切れ目34,35がそれぞれ設けられている。そして、開封時にこれら各切除用断続切れ目34,35から各天面部26,28の切除部26a,28aを切除することにより、図5に示すように第1天面部25を露出させることができるようになっている。
【0026】
また、第1天面部25および第3天面部27の高さ寸法は、図6に示すように、両天面部25,27を内側に折曲げた際に、先端部が相互にオーバラップする長さとなるよう寸法設定されており、これにより、第1天面部25を開閉蓋として使用する際に、その先端部を第3天面部27に係止して、閉状態で固定できるようになっている。なお、これについては後に詳述する。
【0027】
前記第3天面部27先端縁の第1天面部25を挾んだ両側位置には、図2および図6に示すように、一対の切込み36がそれぞれ設けられており、これら両切込み36により、第1天面部25先端の第3天面部27への係脱を、容易に行なうことができるようになっている。なお、これについても後に詳述する。
【0028】
一方、前記内袋3は、図2ないし図4に示すように、例えばPETまたはPE等の透明または半透明の80〜90μm厚のプラスチックフィルムを二枚重ねにし、その両側縁および下縁を熱溶着して、下端が二等辺三角形状をなす平封筒状に形成されており、その横幅は、隣位する二つの側面部7,10または8,9を合計した値とほぼ同一に設定され、また下端の二等辺三角形状の底角は、ともに45度に設定されている。
【0029】
このように構成された内袋3は、各側面部7,8,9,10に対しては、図2に符号Pで示すように、各折線4,5,6の上下端部および両把手32a,32bの中間2箇所の合計8箇所で糊付けされるようになっており、また各天面部25,26,27,28に対しては、第1天面部25および第3天面部27の中央上端近傍位置の2箇所で糊付けされるようになっている。
【0030】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
箱1の製造に際しては、まず予め定められた形状にカットされた外箱2を用意し、図2に示すように、その各側面部7,8,9,10の8箇所の糊付け部Pに接着剤を塗布するとともに、両天面部25,27の2箇所の糊付け部Pに接着剤を塗布する。そしてその後、外箱2上に内袋3を載置した状態で、糊代12を第1側面部7に貼着固定する。
【0031】
次いで、周壁29を方形に開くとともに、内袋3の下端部を折りたたみ、各底部フラップ17,18,19,20を内側に折曲げて固定する。これにより、底壁30が構成される。なお、この作業方法は、例えば特開平9−278031公報に示されている手順と基本的に同一である。
【0032】
次いで、内袋3内に精米等の収容物を所定量収容した後、図7に示すように、第1天面部25および第3天面部27を外側に折曲げるとともに、第2天面部26および第4天面部28を内側に折曲げる。すると、内袋3の上端部が、第2天面部26および第4天面部28により両側から押さえられて二枚合わせ状となるので、この二枚合わせ状となった内袋3の開口端をシールするとともに、内袋3上端の不要部分をカットする。
【0033】
内袋3のシール後、まず第1天面部25および第3天面部27を先に内側に折曲げた後、第2天面部26および第4天面部28を内側に折曲げ、所定の手段で固定する。これにより、天壁31が構成されて箱1が完成する。
【0034】
開封に際しては、まず図5に示すように、第2天面部26の切除部26aおよび第4天面部28の切除部28aを、各切除用断続切れ目34,35から切除する。すると、第1天面部25が露出するので、この第1天面部25を外側に引出す。すると、図1に示すように、内袋3も第1天面部25とともに外側に引出されるので、内袋3の端部をカットして開封する。
【0035】
内袋3を開封したならば、両把手32a,32bを切り起こし、これら両把手32a,32bを把持して、箱1を第1天面部25側に傾ける。すると、内袋3の開封部から内容物が排出される。
【0036】
内容物を所定量排出したならば、外側に折曲げていた第1天面部25を内側に折曲げる。すると、内袋3は、第1天面部25の下端位置で折曲げられた状態で、内側に折返されることになるので、内袋3の開封部は、完全に閉じた状態となる。
【0037】
内側に折曲げた第1天面部25は、図6に示すように、その先端部が第3天面部27にオーバラップしているので、第3天面部27に接触した後に、第1天面部25の先端部を強く内側に押圧すれば、第1天面部25の先端部が第3天面部27の下側に入って、閉じた状態で係止固定される。
【0038】
逆に、第3天面部27の第1天面部25近傍位置を強く内側に押圧すれば、第3天面部27が第1天面部25の先端部の下側に入って、第1天面部25を外側に開くことが可能となる。
【0039】
ところでこの際、第1天面部25と第3天面部27とを単にオーバラップさせただけでは、各天面部25,27をかなり強く押圧しなければ、第1天面部25を係脱することができないが、第3天面部27の第1天面部25を挾んだ両側位置には、一対の切込み36が設けられているので、各天面部25,27をそれほど強く押圧しなくても、第1天面部25を係脱することができ、しかも押圧しない状態では、第1天面部25を安定に閉じ状態で保持できることが、本発明者等の実験により確認されている。
【0040】
しかして、第1天面部25を開閉蓋として使用することができるので、箱1を米櫃等の収容容器として使用することができる。また、精米等の内容物は、把手32a,32bの切り起こし部分を通して残量が確認できるので、使い勝手のよい収容容器が得られる。
【0041】
図8は、本発明の第2の実施の形態を示すもので、第1天面部25を第3天面部27に係止するのではなく、第2天面部26および第4天面部28に係止するようにしたものである。
【0042】
すなわち、第1天面部25の両斜辺部には、図8に示すように、第2天面部26あるいは第4天面部28の残存部分(切除部26a,28aを切除した後に残った部分)に先端部がオーバラップする長さの係止部41,42がそれぞれ設けられており、また第2天面部26および第4天面部28の各係止部41,42を挾んだ両側位置には、一対の切込み43,44がそれぞれ設けられている。
なお、その他の点については、前記第1の実施の形態と同一構成となっており、作用も同一である。
【0043】
しかして、第1天面部25を第2天面部26および第4天面部28に係止するようにしても、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0044】
図9は、本発明の第3の実施の形態を示すもので、前記第2の実施の形態の場合とは逆に、第2天面部26および第4天面部28に、係合用突部51,52をそれぞれ設けるようにしたものである。
【0045】
すなわち、第2天面部26および第4天面部28の切除用断続切れ目34,35部分には、第1天面部25に先端がオーバラップする長さの係合用突部51,52がそれぞれ設けられており、また第1天面部25両斜辺部の各係合用突部51,52を挾んだ両側位置には、一対の切込み53,54がそれぞれ設けられている。
なお、その他の点については、前記第1の実施の形態と同一構成となっており、作用も同一である。
【0046】
しかして、本実施の形態の場合にも、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0047】
なお、前記第2および第3の実施の形態においては、係止部41,42あるいは係合用突部51,52を2個設ける場合について説明したが、いずれか一方のみを設ければ、所期の効果を得ることができる。
【0048】
また、前記各実施の形態においては、箱1を米櫃として使用する場合について説明したが、精米以外の穀物の収容箱としても使用することができ、またドッグフードやキャットフードの収容箱等としても使用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部を、三角形または台形状に形成するとともに、前記第2天面部および第4天面部に、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ設け、かつ第1天面部および第3天面部の高さ寸法を、天壁を構成した際に両天面部の先端部がオーバラップする長さに設定するようにしているので、第2天面部および第4天面部を切除用断続切れ目から切除することで、第1天面部が露出することになり、この第1天面部を外側に開けば、内袋を引出して開封することができる。また、内袋の開封後、第1天面部の先端が、第3天面部に係止されるので、開閉蓋としての第1天面部を、閉状態で安定に保持することができる。
【0050】
本発明はまた、折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部を、三角形または台形状に形成するとともに、前記第2天面部および第4天面部に、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ設け、かつ前記第1天面部の少なくともいずれか一方の斜辺部に、第2天面部または第4天面部の残存部分に先端部がオーバラップする長さの係止部を設けるようにしているので、第1天面部を開閉蓋として使用することができ、しかも係止部の係合により、第1天面部を閉状態で安定に保持することができる。
【0051】
本発明はまた、折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部を、三角形または台形状に形成するとともに、前記第2天面部および第4天面部に、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ設け、かつ第2天面部または第4天面部のうちの少なくともいずれか一方の切除用断続切れ目部分に、第1天面部に先端がオーバラップする長さの係合用突部を設けるようにしているので、第1天面部を開閉蓋として使用することができ、しかも係合用突部の係合により、第1天面部を、閉状態で安定に保持することができる。
【0052】
本発明はまた、第3天面部における第1天面部のオーバラップ部分を挾んだ両側位置に、一対の切込みを設けるようにしているので、第1天面部の第3天面部への係脱が容易となり、第1天面部を開閉蓋として使用する際に、その開閉を容易なものとすることができるとともに、閉状態で安定させることができる。
【0053】
本発明はまた、第2天面部または第4天面部の残存部分における係止部を挾んだ両側位置に、一対の切込みを設けるようにしているので、第1天面部の係止部を第2天面部または第4天面部に係脱する作業が容易となり、また第1天面部を閉状態で安定させることができる。
【0054】
本発明はまた、第1天面部の係合用突部を挾んだ両側位置に、一対の切込みを設けるようにしているので、第1天面部の係合用突部との係脱が容易となり、また第1天部を閉状態で安定させることができる。
【0055】
本発明はまた、第3側面部に、切り起こし構造の把手を形成するための把手用切込みを設けるようにしているので、内袋開封後に米櫃等の収容容器として使用する際に、その取扱いを容易なものとすることができ、また切起こされた把手部分を介して、内部の精米等の残量を容易に確認することができる。
【0056】
本発明はまた、切り起こし構造の把手を、開口端を突合わせた状態で2個設けるようにしているので、外箱の保持が安定し、米櫃等の収容容器として使用する際の取扱いを、より容易なものとすることができる。
【0057】
本発明はまた、内袋を、天部フラップのうちの少なくとも第1天面部内面の先端近傍位置に固定するようにしているので、第1天面部を外側に開けば、内袋も同時に外部に引出すことができる。
【0058】
本発明はさらに、内袋を、収容物の収容後に、第1天面部の中心と第3天面部の中心とを結ぶ方向にシールするようにしているので、内袋の開封が容易となり、しかも開閉蓋としての第1天面部を閉じた際に、内袋の開封部を確実に閉じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内袋を有する箱を示す斜視図である。
【図2】図1の箱の全体構成を示す展開図である。
【図3】図1の箱の組立て前の状態を示す外観構成図である。
【図4】図3の背面図である。
【図5】図1の箱の天壁において切除部を切除して第1天面部を露出させた状態を示す説明図である。
【図6】第1天面部と第3天面部とがオーバラップしている状態を示す説明図である。
【図7】内袋の開口端をシールする際の方法を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 箱
2 外箱
3 内袋
4,5,6,11,13,14,15,16,21,22,23,24 折線
7 第1側面部
8 第2側面部
9 第3側面部
10 第4側面部
12 糊代
17,18,19,20 底部フラップ
25 第1天面部
26 第2天面部
26a,28a 切除部
27 第3天面部
28 第4天面部
29 周壁
30 底壁
31 天壁
32a,32b 把手
33a,33b 把手用切込み
34,35 切除用断続切れ目
36,43,44,53,54 切込み
41,42 係止部
51,52 係合用突部
P 糊付け部

Claims (10)

  1. 折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部は、三角形または台形状に形成されているとともに、前記第2天面部および第4天面部は、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ有し、かつ第1天面部および第3天面部の高さ寸法は、天壁を構成した際に両天面部の先端部がオーバラップする長さに設定されていることを特徴とする内袋を有する箱。
  2. 折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部は、三角形または台形状に形成されているとともに、前記第2天面部および第4天面部は、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ有し、かつ前記第1天面部の少なくともいずれか一方の斜辺部には、第2天面部または第4天面部の残存部分に先端部がオーバラップする長さの係止部が設けられていることを特徴とする内袋を有する箱。
  3. 折線を介し順次連結した第1側面部,第2側面部,第3側面部および第4側面部で構成される方形の周壁と、前記各側面部の下端部に折線を介しそれぞれ連結され内側に折曲げられて底壁を構成する底部フラップと、前記各側面部の上端部に折線を介しそれぞれ連結した第1天面部,第2天面部,第3天面部および第4天面部からなり内側に折曲げられて天壁を構成する天部フラップとを備えた外箱と;透明または半透明のプラスチック材で形成され前記外箱内に取付けられる内袋と;を具備する内袋を有する箱において、前記第1天面部は、三角形または台形状に形成されているとともに、前記第2天面部および第4天面部は、天壁を構成した際に第1天面部を露出させるための切除用断続切れ目をそれぞれ有し、かつ第2天面部または第4天面部のうちの少なくともいずれか一方は、その切除用断続切れ目部分に、第1天面部に先端がオーバラップする長さの係合用突部を有していることを特徴とする内袋を有する箱。
  4. 第3天面部は、第1天面部のオーバラップ部分を挾んでその両側位置に、一対の切込みを有していることを特徴とする請求項1記載の内袋を有する箱。
  5. 第2天面部または第4天面部の残存部分は、係止部を挾んでその両側位置に、一対の切込みを有していることを特徴とする請求項2記載の内袋を有する箱。
  6. 第1天面部は、係合用突部を挾んでその両側位置に、一対の切込みを有していることを特徴とする請求項3記載の内袋を有する箱。
  7. 第3側面部は、切り起こし構造の把手を形成するための把手用切込みを有していることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載の内袋を有する箱。
  8. 切起こし構造の把手は、開口端を突合わせた状態で2個設けられていることを特徴とする請求項7記載の内袋を有する箱。
  9. 内袋は、天部フラップのうちの少なくとも第1天面部内面の先端近傍位置に固定されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の内袋を有する箱。
  10. 内袋は、収容物の収容後に、第1天面部の中心と第3天面部の中心とを結ぶ方向にシールされることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の内袋を有する箱。
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