JP3969405B2 - 火花点火式内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は高オクタン価燃料と低オクタン価燃料を混合して燃焼室に供給してなる火花点火式内燃機関に関する。
低オクタン価燃料は着火性がよいが耐ノッキング性は悪く、高オクタン価燃料は着火性は悪いが耐ノッキング性がよいという性質を有している。そこで、低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料を給油して貯留し、高オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料を給油して貯留し、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料を、運転条件に合うように燃料噴射弁で混合して燃焼室に供給するようにした内燃機関が公知であり、例えば、特許文献1に記載のものがある。
このような内燃機関においては、2つの燃料タンクを有するために、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに正しく貯留されない可能性がある。
例えば、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクの両方に低オクタン価燃料タンクを給油してしまう、あるいは、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクの両方に高オクタン価燃料を給油してしまう、あるいは、高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料を給油し、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料を給油してしまう、ということが起こり得る。その結果、運転状況に適さない燃料が噴射され、機関本来の性能が得られない可能性がある。
ところが、特許文献1に記載の装置ではこのような燃料の誤った貯留状態を検出することができない。
特開2001−050070号公報
本発明は上記問題に鑑み、低オクタン価燃料を貯留するための低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料を貯留するための高オクタン価燃料タンクを有し、運転状態に応じた混合比で燃焼室に噴射する火花点火式内燃機関において、燃料の誤った貯留状態を検出することを目的としている。
請求項1に記載の発明によれば、低オクタン価燃料を貯留するための低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料を貯留するための高オクタン価燃料タンクを有し、低オクタン価燃料タンク内の燃料と高オクタン価燃料タンク内の燃料を、運転状態に応じた混合比で燃焼室に噴射する火花点火式内燃機関であって、
負荷が大きいほど高オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、負荷が小さいほど低オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、なるように高オクタン価燃料タンクからの燃料と低オクタン価燃料タンクからの燃料を所定の混合比で混合する燃料混合手段と、
実運転時に、ノッキング発生状態にもとづいて実行点火時期を決定する実行点火時期決定手段と、
予め所定の関係に基づいて負荷に応じて定められた点火時期である比較点火時期を記憶する比較点火時期記憶手段と、を具備し、
予め定められた複数の負荷値における比較点火時期と実行点火時期の差に基づいて、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されているか、否か、を判定する、火花点火式内燃機関が提供される。
このように構成される火花点火式内燃機関は、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクを有するが、複数の負荷値における比較点火時期と実行点火時期の差に基づいて、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されているか、否か、が判定される。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、比較点火時期記憶手段が、低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が給油され高オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が給油された場合の各負荷におけるノッキング発生点火時期である正混合比燃料ノッキング発生点火時期に対して一定値だけ遅角した点火時期として設定されている基本点火時期を比較点火時期として記憶しており、実行点火時期決定手段は実際のノッキング限界まで進角させた点火時期を実行点火時期とする、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じである場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されていると判定し、異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでない場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定する、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明において、異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでない場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定するようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
請求項5の発明によれば、請求項3の発明において、比較点火時期記憶手段が基本点火時期に加えて更に、正混合比燃料ノッキング発生点火時期を比較点火時期として記憶しており、
異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が小さい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が大きい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
請求項6の発明によれば、請求項3の発明において、比較点火時期記憶手段が基本点火時期に加えて更に、正混合比燃料ノッキング発生点火時期を比較点火時期として記憶しており、
異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも進角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも遅角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。
請求項7の発明によれば、請求項5または6の発明において、
低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
請求項8の発明によれば、請求項5または6の発明において、
低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
請求項9の発明によれば、請求項1の発明において、判定結果を表示する判定結果表示手段を有するようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
このように構成された火花点火式内燃機関では、運転者は低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに正しく燃料が貯留されているか、否か、を認知することができる。
各請求項に記載の発明によれば、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに正しい燃料が貯留されているか、否か、を容易に正確に判定することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、この実施形態のハード構成を模式的に示す図であって、図1において車両100は、低オクタン価燃料が給油されるべき低オクタン価燃料タンク5と、高オクタン価燃料が給油されるべき高オクタン価燃料タンク7が設けられている。
低オクタン価燃料タンク5内の燃料は低オクタン価燃料ポンプ5aにより、高オクタン価燃料タンク7内の燃料は高オクタン価燃料ポンプ7aにより、点火栓11を有する火花点火式の内燃機関(以下、単に機関という)10の吸気ポート12に取り付けられている燃料噴射弁13a、13bにそれぞれ送給される。燃料噴射弁13a、13bは電子制御ユニット(ECU)20からの指令により低オクタン価燃料と高オクタン価燃料を運転条件に適した所定の割合で吸気ポート12内に噴射し、噴射された燃料は吸気ポート12、および、燃焼室内で混合される。したがって、燃料混合手段は燃料噴射弁13a、13b、ECU20、吸気ポート12、および、燃焼室によって構成されている。
なお、この実施の形態では2つの燃料噴射弁13a、13bを吸気ポート12に備えているが、一方を筒内に直接噴射するものにしてもよいし、あるいは、吸気ポート12に2つの燃料を噴射できる一体型の燃料噴射弁を1個設けるようにしてもよい。
機関10には機関回転数を検出するためのクランク角センサ10a,ノッキングの発生状態を測定するノックセンサ10bが取り付けられている。また、吸気管14には負荷としての吸気量を検出するエアフローメータ14aが取り付けられている。これらのセンサ、メータの検出値はECU20に送られる。
ECU20にはその他にも多くのセンサ類の信号が送られ、また、ECU20から多くの制御機器に信号が送られるが本発明に直接の関係のないものは省略してある。
次に、本実施の形態に関わる点火時期について図2を参照して説明する。図2の上段に示されるのは、同じ回転数における負荷の大小に対応する低オクタン価燃料タンク5から送られる燃料と高オクタン価燃料タンク7から内燃機関10に供給される燃料の混合比であって、図示されるように無負荷では低オクタン価燃料タンク5からの燃料が100%、全負荷では高オクタン価燃料タンク7からの燃料が100%になるように設定されている。
一点鎖線で示されるのは、低オクタン価燃料タンク5と高オクタン価燃料タンク7の両方に低オクタン価燃料が貯留され、全ての負荷域で低オクタン価燃料のみ噴射される場合の各負荷におけるノッキング発生点火時期のラインである。以下、このラインを低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインという。
二点鎖線で示されるのは、低オクタン価燃料タンク5と高オクタン価燃料タンク7の両方に高オクタン価燃料が貯留され、全ての負荷域で高オクタン価燃料のみ噴射される場合の各負荷におけるノッキング発生点火時期のラインである。以下、このラインを高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインという。
低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインと高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは平行である。
破断間隔の長い破線で示されるのは、低オクタン価燃料タンク5に低オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンク7に高オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち正しく貯留された場合のノッキング発生点火時期のラインである。以下、このラインを正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインという。正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインは負荷が大きくなると高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近し全負荷では高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインと一致する。逆に、負荷が小さくなると低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近し無負荷では低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインと一致する。
破断間隔の短い破線で示されるのは、低オクタン価燃料タンクに誤って高オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに誤って低オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、全く逆に貯留した場合のノッキング発生点火時期のラインである。以下、このラインを逆混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインという。逆混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインは負荷が大きくなると低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近し全負荷では低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインと一致する。逆に、負荷が小さくなると高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近し無負荷では高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインと一致する。
点線で示されるのは、正混合比燃料ノッキン発生点火時期ラインから全域で略均一の安全巾だけ遅れ側にシフトして正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインに平行に設定される基本点火時期SABのラインである。以下、このラインを基本点火時期ラインという。この基本点火時期ラインは正混合比燃料ノッキン発生点火時期ラインと共に開発時に実験にもとづき決定されECU20に記憶されている。
細い実線で示されるのはMBT(Minimum Spark Advance for Best Torque)ラインであり、基本点火時期ライン、正混合比燃料ノッキン発生点火時期ラインと同様に開発時に実験にもとづき決定され、ECU20に記憶されている。
しかし、低オクタン価ノッキング発生点火時期ライン、高オクタン価ノッキング発生点火時期ライン、逆混合比ノッキング発生点火時期ラインは、予想されるラインであって、ECU20に記憶されるものではない。
運転時には基本点火時期SABからノッキング限界まで進角させた実行点火時期SAで点火がおこなわれる。この進角は、ノックセンサ10aがノッキングを検出するまで進角させ、ノッキングが検出されたならばノッキングが検出されないように微少量だけ遅角させ、再び、ノックセンサ10aがノッキングを検出するまで進角させることを繰り返す、所謂ノックコントロールにより実行される。
この基本点火時期SABから実行点火時期SAまでの進角量を調整進角量と呼び、DSAで表わす。したがって、以下の関係となる。
実行点火時期SA=基本点火時期SAB +調整進角量DSA である。
しかし、MBTがノッキング限界よりも遅角側にある場合には、実行点火時期SAはMBTとされる。
ところで、貯留の正誤に関しては、前述したように、以下の4つのケースが考えられる。
ケースA:低オクタン価燃料タンク5に低オクタン価燃料が、高オクタン価燃料タンク7に低オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、正しく貯留された場合である。
ケースB:低オクタン価燃料タンク5と高オクタン価燃料タンク7に共に低オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、高オクタン価燃料タンク7に誤って低オクタン価燃料を貯留した場合である。
ケースC:低オクタン価燃料タンク5と高オクタン価燃料タンク7に共に高オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、低オクタン価燃料タンク5に誤って高オクタン価燃料を貯留した場合である。
ケースD:低オクタン価燃料タンク5に高オクタン価燃料が、高オクタン価燃料タンク7には低オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、高オクタン価燃料と低オクタン価燃料の両方とも貯留すべきタンクを誤った場合である。
図3はケースAを説明する図であって、図2に示した6つの点火時期ライン(低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ライン、高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ライン、正混合比燃料ノッキング発生点火時期ライン、逆混合比燃料ノッキング発生点火時期ライン、基本点火時期ライン、および、MBTライン)が示されている。
実行点火時期SAは、正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は正混合比燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
前述したように、基本点火時期SABは正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインから負荷値に拘わらず所定の安全巾SASだけ遅角側にシフトしたものである。したがって、このケースAの場合は、基本点火時期SABから実行点火時期SAまでの調整進角量DSAは、正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において一定で、前述した正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインから基本点火時期ラインをもとめるためにシフトした安全巾SASと同じである。したがって、正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1=DSA2である。
図4がケースBを説明する図であって、同じ回転数において、無負荷から全負荷まで、低オクタン価燃料のみが噴射される。そして、図2に示したのと同じ6つの点火時期ラインが示されている。
実行点火時期SAは、低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
そして、低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは負荷の小さい方が負荷の大きい方よりも正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近している。したがって、低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1>DSA2である。
図5がケースCを説明する図であって、同じ回転数において、無負荷から全負荷まで、高オクタン価燃料のみが噴射される。そして、図2に示したのと同じ6つの点火時期ラインが示されている。
実行点火時期SAは、高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
そして、高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは負荷の小さい方が負荷の大きい方よりも正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近している。したがって、高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において、予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1>DSA2である。
図6がケースDを説明する図であって、同じ回転数において、負荷が大きいほど低オクタン価燃料の比率が大きく、高オクタン価燃料の比率が小さくなるようにして、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が混合されて噴射される。そして、図6には、図2に示したのと同じ6つの点火時期ラインが示されている。
実行点火時期SAは、逆混合比燃料燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は逆混合比燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に逆混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
したがって、逆混合比燃料燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲で予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1>DSA2である。
上記より、ケースAについてはDSA1=DSA2であり、ケースB、C、Dについては、いずれも、DSA1>DSA2である。したがって、DSA1=DSA2であればケースAの正貯留であり、DSA1=DSA2でなければケースB、C、Dのいずれかの誤貯留であると判定できる。
しかし、誤貯留の場合にどのような誤貯留かはわからない。
そこで、次に、正混合比燃料ノッキング発生点火時期を中間比較点火時期として、負荷値L1とL2で、実行点火時期SAと比較し、その差をそれぞれ中間比較点火時期差ESA1、ESA2として、この中間比較点火時期差ESA1、ESA2の大小を比較して、誤貯留の場合にケースB、C、Dのどれであるかを判定する。
ケースBの場合は、上述した実行点火時期SAのラインである低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインより遅れ側にあって、負荷が小さいほど正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近しているので、ESA1<ESA2となる。
ケースCの場合について同様に、中間比較点火時期差ESA1、ESA2の大小を比較すると、ケースCの場合は、上述した実行点火時期SAのラインである高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインより進み側にあって、負荷が大きいほど正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近しているので、ESA1>ESA2である。
ケースDの場合について同様に、中間比較点火時期差ESA1、ESA2の大小を比較すると、ケースDの場合は、図6に示されているように上述した実行点火時期SAのラインである逆混合比ノッキング発生点火時期ラインは、負荷が大きいほど正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインから離間しているので、ESA1<ESA2である。
したがって、ESA1とESA2の比較をおこなって、ESA1>ESA2であればケ−スCであり、ESA1<ESA2であればケースBまたはケースDであるといえる。
あるいは、実行点火時期と正混合比ノッキング発生点火時期を比較して、実行点火時期が正混合比ノッキング発生点火時期より進角側にあればあればケースCと判定し、実行点火時期が正混合比ノッキング発生点火時期より遅角側にあればあればケースBまたはケースDと判定することもできる。
しかし、いずれの場合も、ケースBであるかケースDであるかの判定まではできない。
そこで、次にケースBであるかケースDであるかの判定について説明する。
ケースBとケースDを比較してみると、負荷を増大した場合のDSAの値の減少のしかたがケースBよりもケースDの方が大きい。
そこで、例えば、予め定めた2つの負荷値におけるDSAの値の差を算出し、このDSAの値の差が予め定めた判定値Aより大きければケースDと判定し、小さければケースBと判定する。
ここで、負荷L1とL2を、それぞれ予め定めた値にしておけば、DSA1−DSA2で、DSAの値の差をもとめることができ、再度負荷値を変更してDSAの値の変化量をもとめる必要がないので計算負荷が小さくなる。そこで、この実施の形態ではL1とL2はそれぞれ予め定めた値とされている。
あるいは、ケースBとケースDの同じ負荷の値におけるDSAの値を比較してみると、ケースDの場合のDSAの値はケースBの場合のDSAの値よりも大きい。そこで、同じ負荷の値におけるDSAの値が、予め定めた判定値Bより大きければケースDと判定し、小さければケースBと判定する。
この場合も上述のように、L1とL2を、それぞれ予め定めた値にしておくことによってDSA1を判定値Bと比較(あるいは、DSA2を判定値B'と比較)することができる。
上記の考えに基づく、本発明における貯留の判定の制御を図7に示すフローチャートにしたがって説明する。
先ず、ステップ1では、予め定めた負荷値L1、L2における調整進角量DSA1、DSA2等、各データを読み込む。次いで、ステップ2に進み、DSA1とDSA2が等しいか、否か、を判定する。そして、ステップ2で肯定判定された場合はステップ5に進んで、正しい貯留、すなわち、ケースAの低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留されている、という判定をしてからステップ9に進んで終了する。
ステップ2で否定判定された場合は、ステップ3に進み、ESA1>ESA2か、否か、あるいは実行点火時期が正混合比ノッキング発生点火時期よりも進角しているか、否か、を判定する。ステップ3で肯定判定された場合はステップ6に進んで、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料を貯留するケースCの誤貯留がされている、という判定をしてからステップ9に進んで終了する。
ステップ3で否定判定された場合は、ステップ4に進み、DSA1−DSA2>Aであるか、あるいは、DSA1>B(またはDSA2>B')か、否か、を判定する。そして、ステップ4で否定判定された場合はステップ7に進んで、高オクタン価燃料タンクと低オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料を貯留するケースBの誤貯留がされている、という判定をしてからステップ9に進んで終了する。
一方、ステップ4で肯定判定された場合は、ステップ8に進んで、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料を、高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料を貯留するケースDの誤貯留がされているという判定をしてからステップ9に進んで終了する。
なお、ステップ5、6、7、8で得た判定結果は、図1において参照符号21で示される判定結果表示装置に表示され運転者が認知できるようになっている。
図8に示すのは、上述の実施の形態の変形例であって、上述の実施の形態と同様に、ステップ11で各データを読み込んでからステップ12に進み、DSA1とDSA2が等しいか、否か、を判定する。そして、ステップ12で肯定判定された場合はステップ14に進んで、正しい貯留、すなわち、低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留されている、という判定をしてからステップ15に進んで終了する。
一方、ステップ12で否定判定された場合は、ステップ13に進んで、ケースBの低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、という判定をしてから、ステップ5に進んで終了する。
前述したように、DSA1=DSA2でない場合には、ケースBの外、ケースC、ケースDもあり得るにも拘わらずに、上記のように、直ぐに、ケースBの低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されている、という判定をおこなうのは、以下の理由による。
一般に、高オクタン価燃料は低オクタン価燃料よりも価格が高い。また、低オクタン価燃料の給油設備を有するが、高オクタン価燃料の給油設備を有していないガソリンスタンドもある。これらのことから、ケースBの誤貯留、すなわち、低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留される可能性が最も高い。したがって、直ぐに、ケースBと判定するのである。
この変形例は請求項4に対応するものである。
以上、本発明の実施の形態、および、その変形例を、説明してきたが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、車両に燃料分離装置を備え、原料燃料を燃料分離装置で低オクタン価燃料と高オクタン価燃料に分離し、それぞれ、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに貯留するような場合にも適用することができる。このような場合には、燃料分離装置の作動が正常か、否か、の判定をすることもできる。
本発明のハードの構成を示す図である。 点火時期の設定を説明する図である。 正しく給油された時の点火時期を説明する図である。 低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクの両方に低オクタン価燃料が貯留された場合の点火時期を説明する図である。 低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクの両方に高オクタン価燃料が貯留された場合の点火時期を説明する図である。 低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留された場合の点火時期を説明する図である。 貯留の判定のフローチャートである。 変形例における貯留の判定のフローチャートである。
符号の説明
3 原料燃料タンク
5 低オクタン価燃料タンク
7 高オクタン価燃料タンク
10 機関
10a クランク角センサ
10b ノックセンサ
11 点火栓
12 吸気ポート
13a (低オクタン価燃料用)燃料噴射弁
13b (高オクタン価燃料用)燃料噴射弁
20 ECU
21 判定結果表示装置

Claims (9)

  1. 低オクタン価燃料を貯留するための低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料を貯留するための高オクタン価燃料タンクを有し、低オクタン価燃料タンク内の燃料と高オクタン価燃料タンク内の燃料を、運転状態に応じた混合比で燃焼室に噴射する火花点火式内燃機関であって、
    負荷が大きいほど高オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、負荷が小さいほど低オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、なるように高オクタン価燃料タンクからの燃料と低オクタン価燃料タンクからの燃料を所定の混合比で混合する燃料混合手段と、
    実運転時に、ノッキング発生状態にもとづいて実行点火時期を決定する実行点火時期決定手段と、
    予め所定の関係に基づいて負荷に応じて定められた点火時期である比較点火時期を記憶する比較点火時期記憶手段と、を具備し、
    予め定められた複数の負荷値における比較点火時期と実行点火時期の差に基づいて、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されているか、否か、を判定する、ことを特徴とする火花点火式内燃機関。
  2. 比較点火時期記憶手段が、低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が給油され高オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が給油された場合の各負荷におけるノッキング発生点火時期である正混合比燃料ノッキング発生点火時期に対して一定値だけ遅角した点火時期として設定されている基本点火時期を比較点火時期として記憶しており、
    実行点火時期決定手段は実際のノッキング限界まで進角させた点火時期を実行点火時期とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の火花点火式内燃機関。
  3. 異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じである場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されていると判定し、
    異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでない場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の火花点火式内燃機関。
  4. 異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでない場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。
  5. 比較点火時期記憶手段が基本点火時期に加えて更に、正混合比燃料ノッキング発生点火時期を比較点火時期として記憶しており、
    異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
    負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が小さい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
    負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が大きい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。
  6. 比較点火時期記憶手段が基本点火時期に加えて更に、正混合比燃料ノッキング発生点火時期を比較点火時期として記憶しており、
    異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
    実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも進角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
    実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも遅角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。
  7. 低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
    予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
    予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の火花点火式内燃機関。
  8. 低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
    予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
    予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の火花点火式内燃機関。
  9. 判定結果を表示する判定結果表示手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の火花点火式内燃機関。
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