JP3969405B2 - 火花点火式内燃機関 - Google Patents
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Description
例えば、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクの両方に低オクタン価燃料タンクを給油してしまう、あるいは、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクの両方に高オクタン価燃料を給油してしまう、あるいは、高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料を給油し、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料を給油してしまう、ということが起こり得る。その結果、運転状況に適さない燃料が噴射され、機関本来の性能が得られない可能性がある。
ところが、特許文献1に記載の装置ではこのような燃料の誤った貯留状態を検出することができない。
負荷が大きいほど高オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、負荷が小さいほど低オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、なるように高オクタン価燃料タンクからの燃料と低オクタン価燃料タンクからの燃料を所定の混合比で混合する燃料混合手段と、
実運転時に、ノッキング発生状態にもとづいて実行点火時期を決定する実行点火時期決定手段と、
予め所定の関係に基づいて負荷に応じて定められた点火時期である比較点火時期を記憶する比較点火時期記憶手段と、を具備し、
予め定められた複数の負荷値における比較点火時期と実行点火時期の差に基づいて、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されているか、否か、を判定する、火花点火式内燃機関が提供される。
このように構成される火花点火式内燃機関は、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクを有するが、複数の負荷値における比較点火時期と実行点火時期の差に基づいて、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されているか、否か、が判定される。
異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が小さい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が大きい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも進角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも遅角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。
低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、ようにされている火花点火式内燃機関が提供される。
このように構成された火花点火式内燃機関では、運転者は低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに正しく燃料が貯留されているか、否か、を認知することができる。
図1は、この実施形態のハード構成を模式的に示す図であって、図1において車両100は、低オクタン価燃料が給油されるべき低オクタン価燃料タンク5と、高オクタン価燃料が給油されるべき高オクタン価燃料タンク7が設けられている。
低オクタン価燃料タンク5内の燃料は低オクタン価燃料ポンプ5aにより、高オクタン価燃料タンク7内の燃料は高オクタン価燃料ポンプ7aにより、点火栓11を有する火花点火式の内燃機関(以下、単に機関という)10の吸気ポート12に取り付けられている燃料噴射弁13a、13bにそれぞれ送給される。燃料噴射弁13a、13bは電子制御ユニット(ECU)20からの指令により低オクタン価燃料と高オクタン価燃料を運転条件に適した所定の割合で吸気ポート12内に噴射し、噴射された燃料は吸気ポート12、および、燃焼室内で混合される。したがって、燃料混合手段は燃料噴射弁13a、13b、ECU20、吸気ポート12、および、燃焼室によって構成されている。
ECU20にはその他にも多くのセンサ類の信号が送られ、また、ECU20から多くの制御機器に信号が送られるが本発明に直接の関係のないものは省略してある。
低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインと高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは平行である。
細い実線で示されるのはMBT(Minimum Spark Advance for Best Torque)ラインであり、基本点火時期ライン、正混合比燃料ノッキン発生点火時期ラインと同様に開発時に実験にもとづき決定され、ECU20に記憶されている。
しかし、低オクタン価ノッキング発生点火時期ライン、高オクタン価ノッキング発生点火時期ライン、逆混合比ノッキング発生点火時期ラインは、予想されるラインであって、ECU20に記憶されるものではない。
実行点火時期SA=基本点火時期SAB +調整進角量DSA である。
しかし、MBTがノッキング限界よりも遅角側にある場合には、実行点火時期SAはMBTとされる。
ケースA:低オクタン価燃料タンク5に低オクタン価燃料が、高オクタン価燃料タンク7に低オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、正しく貯留された場合である。
ケースB:低オクタン価燃料タンク5と高オクタン価燃料タンク7に共に低オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、高オクタン価燃料タンク7に誤って低オクタン価燃料を貯留した場合である。
ケースC:低オクタン価燃料タンク5と高オクタン価燃料タンク7に共に高オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、低オクタン価燃料タンク5に誤って高オクタン価燃料を貯留した場合である。
ケースD:低オクタン価燃料タンク5に高オクタン価燃料が、高オクタン価燃料タンク7には低オクタン価燃料が貯留された場合、すなわち、高オクタン価燃料と低オクタン価燃料の両方とも貯留すべきタンクを誤った場合である。
実行点火時期SAは、正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は正混合比燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
前述したように、基本点火時期SABは正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインから負荷値に拘わらず所定の安全巾SASだけ遅角側にシフトしたものである。したがって、このケースAの場合は、基本点火時期SABから実行点火時期SAまでの調整進角量DSAは、正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において一定で、前述した正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインから基本点火時期ラインをもとめるためにシフトした安全巾SASと同じである。したがって、正混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1=DSA2である。
実行点火時期SAは、低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
そして、低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは負荷の小さい方が負荷の大きい方よりも正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近している。したがって、低オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1>DSA2である。
実行点火時期SAは、高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
そして、高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期ラインは負荷の小さい方が負荷の大きい方よりも正混合比燃料ノッキング発生点火時期ラインに接近している。したがって、高オクタン価燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲において、予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1>DSA2である。
実行点火時期SAは、逆混合比燃料燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある場合は逆混合比燃料ノッキング発生点火時期とされ、逆に逆混合比燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも進角側にある場合はMBTとされる。したがって、実行点火時期SAは太い実線で示されるようになる。
したがって、逆混合比燃料燃料ノッキング発生点火時期がMBTよりも遅角側にある範囲で予め選んだ負荷値L1とL2(L1<L2)における調整進角量DSA1とDSA2を比較すると、DSA1>DSA2である。
しかし、誤貯留の場合にどのような誤貯留かはわからない。
あるいは、実行点火時期と正混合比ノッキング発生点火時期を比較して、実行点火時期が正混合比ノッキング発生点火時期より進角側にあればあればケースCと判定し、実行点火時期が正混合比ノッキング発生点火時期より遅角側にあればあればケースBまたはケースDと判定することもできる。
しかし、いずれの場合も、ケースBであるかケースDであるかの判定まではできない。
ケースBとケースDを比較してみると、負荷を増大した場合のDSAの値の減少のしかたがケースBよりもケースDの方が大きい。
そこで、例えば、予め定めた2つの負荷値におけるDSAの値の差を算出し、このDSAの値の差が予め定めた判定値Aより大きければケースDと判定し、小さければケースBと判定する。
ここで、負荷L1とL2を、それぞれ予め定めた値にしておけば、DSA1−DSA2で、DSAの値の差をもとめることができ、再度負荷値を変更してDSAの値の変化量をもとめる必要がないので計算負荷が小さくなる。そこで、この実施の形態ではL1とL2はそれぞれ予め定めた値とされている。
この場合も上述のように、L1とL2を、それぞれ予め定めた値にしておくことによってDSA1を判定値Bと比較(あるいは、DSA2を判定値B'と比較)することができる。
先ず、ステップ1では、予め定めた負荷値L1、L2における調整進角量DSA1、DSA2等、各データを読み込む。次いで、ステップ2に進み、DSA1とDSA2が等しいか、否か、を判定する。そして、ステップ2で肯定判定された場合はステップ5に進んで、正しい貯留、すなわち、ケースAの低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留されている、という判定をしてからステップ9に進んで終了する。
なお、ステップ5、6、7、8で得た判定結果は、図1において参照符号21で示される判定結果表示装置に表示され運転者が認知できるようになっている。
一方、ステップ12で否定判定された場合は、ステップ13に進んで、ケースBの低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留され、高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、という判定をしてから、ステップ5に進んで終了する。
この変形例は請求項4に対応するものである。
5 低オクタン価燃料タンク
7 高オクタン価燃料タンク
10 機関
10a クランク角センサ
10b ノックセンサ
11 点火栓
12 吸気ポート
13a (低オクタン価燃料用)燃料噴射弁
13b (高オクタン価燃料用)燃料噴射弁
20 ECU
21 判定結果表示装置
Claims (9)
- 低オクタン価燃料を貯留するための低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料を貯留するための高オクタン価燃料タンクを有し、低オクタン価燃料タンク内の燃料と高オクタン価燃料タンク内の燃料を、運転状態に応じた混合比で燃焼室に噴射する火花点火式内燃機関であって、
負荷が大きいほど高オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、負荷が小さいほど低オクタン価燃料タンクからの燃料の比率が大きく、なるように高オクタン価燃料タンクからの燃料と低オクタン価燃料タンクからの燃料を所定の混合比で混合する燃料混合手段と、
実運転時に、ノッキング発生状態にもとづいて実行点火時期を決定する実行点火時期決定手段と、
予め所定の関係に基づいて負荷に応じて定められた点火時期である比較点火時期を記憶する比較点火時期記憶手段と、を具備し、
予め定められた複数の負荷値における比較点火時期と実行点火時期の差に基づいて、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに、低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されているか、否か、を判定する、ことを特徴とする火花点火式内燃機関。 - 比較点火時期記憶手段が、低オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が給油され高オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が給油された場合の各負荷におけるノッキング発生点火時期である正混合比燃料ノッキング発生点火時期に対して一定値だけ遅角した点火時期として設定されている基本点火時期を比較点火時期として記憶しており、
実行点火時期決定手段は実際のノッキング限界まで進角させた点火時期を実行点火時期とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の火花点火式内燃機関。 - 異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じである場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が正しく貯留されていると判定し、
異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでない場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の火花点火式内燃機関。 - 異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでない場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。
- 比較点火時期記憶手段が基本点火時期に加えて更に、正混合比燃料ノッキング発生点火時期を比較点火時期として記憶しており、
異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が小さい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
負荷が大きいほど、正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差が大きい場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。 - 比較点火時期記憶手段が基本点火時期に加えて更に、正混合比燃料ノッキング発生点火時期を比較点火時期として記憶しており、
異なる負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が同じでなく、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料と高オクタン価燃料が誤って貯留されていると判定された場合に、
実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも進角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に高オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
実行点火時期が正混合比燃料ノッキング発生点火時期よりも遅角側にある場合には、低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の火花点火式内燃機関。 - 低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
予め定めた2つの負荷における正混合比燃料ノッキング発生点火時期と実行点火時期の差の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の火花点火式内燃機関。 - 低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されているか、あるいは、低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されている、と判定された場合に、
予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より大きい場合には低オクタン価燃料タンクに高オクタン価燃料が貯留され高オクタン価燃料タンクに低オクタン価燃料が貯留されていると判定し、
予め定めた負荷における基本点火時期と実行点火時期の差が予め定めた判定値より小さい場合には低オクタン価燃料タンクと高オクタン価燃料タンクに共に低オクタン価燃料が貯留されていると判定する、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の火花点火式内燃機関。 - 判定結果を表示する判定結果表示手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の火花点火式内燃機関。
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