JP3969155B2 - マルチメディア通信転送方法、マルチメディア通信端末、交換機、管理装置 - Google Patents

マルチメディア通信転送方法、マルチメディア通信端末、交換機、管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディア通信端末間で通信回線を介して行われているマルチメディア通信を、他のマルチメディア通信端末に転送するマルチメディア通信転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ITU−T勧告H.324や、その無線端末向けの拡張である付属資料Cで規定されるマルチメディア通信端末間の通信では、通信を行う両端末の間でITU−T勧告H.245に規定される通信制御プロトコルを用い、各々の保有する送信、受信の能力に関する情報交換を行い、その通信に使用するメディア多重分離や映像、音声の符号化に係る動作パラメータを決定する。
【0003】
つまり、メディア多重分離や映像、音声の符号化に係る動作パラメータは、そのマルチメディア通信端末を規定する勧告により一意に決定しているものでは無く、両端末の保有能力や状態により、その通信の都度決定されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば、第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で行っているマルチメディア通信の途中で、第三のマルチメディア通信端末に通信を転送した場合、第三のマルチメディア通信端末は、本マルチメディア通信に使用されているメディア多重分離や映像、音声等の符号化に係る動作パラメータの情報を有さないため、第二のマルチメディア通信端末との間で保有能力に係るネゴシエーションを実施しない限り、第二のマルチメディア通信端末からの受信データを正しく処理する事が出来ない可能性が高い。
【0005】
更には、第三のマルチメディア通信端末は、該動作パラメータの情報に一切関係無く送信データを生成するため、その送信データを通信相手となる第二のマルチメディア通信端末が処理する事が出来ない可能性が高い。
【0006】
そして、第二のマルチメディア通信端末との間で保有能力に係るネゴシエーションを実施して該動作パラメータを知ることが出来た場合、ネゴシエーション処理を行っている期間、第一/第三のマルチメディア通信端末に映像、音声等が表示/出力されず、スムーズな通信が損なわれる可能性が有る。
【0007】
また、該動作パラメータを知ることが出来た場合でも、第二のマルチメディア通信端末の送信するデータ内容に関知せずに第三のマルチメディア通信端末に対するデータ転送処理を行うと、第一/第三のマルチメディア通信端末に映像、音声等が表示/出力されない期間が生じ、スムーズな通信が損なわれる可能性が有る。
【0008】
さらに、第一/第三のマルチメディア通信端末の送信するデータ内容に関知せずに第二のマルチメディア通信端末に送信するデータの切り替えを行うと、第二のマルチメディア通信端末において映像、音声等が表示/出力されない期間が生じ、スムーズな通信が損なわれる可能性が有る。
【0009】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、通信転送に先立ち、第三のマルチメディア通信端末に対してマルチメディア通信に使用されているメディア多重分離や映像、音声等の符号化に係る動作パラメータを通知することにより、第三のマルチメディア通信端末で第二のマルチメディア通信端末からの受信データの処理及び第二のマルチメディア通信端末が処理可能なデータ送信を可能とするマルチメディア通信転送方法、マルチメディア通信端末、交換機、管理装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、第二のマルチメディア通信端末からの送信データを第三のマルチメディア通信端末に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とするマルチメディア通信転送方法、マルチメディア通信端末、交換機、管理装置を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、第二のマルチメディア通信端末に対する、第一のマルチメディア通信端末からの送信データから、第三のマルチメディア通信端末からの送信データへの切り替えに際して、各々の送信信号に含まれる映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りにて切り替えることにより、スムーズな通信を続けることを可能とするマルチメディア通信転送方法、マルチメディア通信端末、交換機、管理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、マルチメディア通信の転送に先立ち、第一のマルチメディア通信端末は、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、第三のマルチメディア通信端末に通知し、この動作パラメータに従い、第二のマルチメディア通信端末と第三のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信を行うマルチメディア通信転送方法である。
【0014】
また、転送元である第一のマルチメディア通信端末は通信転送に際し、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信を管理する交換機に対して通知し、交換機では通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知するマルチメディア通信転送方法である。
【0015】
また、転送元である第一のマルチメディア通信端末は予め、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを交換機に対して通知し、交換機にて蓄積しておき、交換機は通信転送の要求があったときに、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知するマルチメディア通信転送方法である。
【0016】
また、交換機は、転送元である第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを監視、蓄積しておき、通信転送の要求があったときに、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知するマルチメディア通信転送方法である。
【0017】
また、転送元である第一のマルチメディア通信端末は通信転送に際し、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを管理装置に対して通知し、管理装置では通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知するマルチメディア通信転送方法である。
【0018】
また、転送元である第一のマルチメディア通信端末は予め、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを管理装置に対して通知、管理装置にて蓄積しておき、管理装置は通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知するマルチメディア通信転送方法である。
【0019】
また、転送元である第一のマルチメディア通信端末と通信相手である第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを呼制御情報に含めて、交換機および第三のマルチメディア通信端末に通知する請求項3〜請求項5いずれか請求項に記載のマルチメディア通信転送方法。
【0020】
また、転送元である第一のマルチメディア通信端末と通信相手である第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、上記マルチメディア通信に用いている通信ベアラと異なる通信ベアラを用いて、交換機あるいは管理装置、第三のマルチメディア通信端末に通知するマルチメディア通信転送方法である。
【0021】
また、転送元である第一のマルチメディア通信端末と通信相手である第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、上記マルチメディア通信に用いている通信パスと異なる通信パスを用いて、交換機あるいは管理装置、第三のマルチメディア通信端末に通知するマルチメディア通信転送方法である。
【0022】
また、交換機が、第二のマルチメディア通信端末からの受信信号を、転送先である第三のマルチメディア通信端末に送出し始めるのに際し、受信信号に含まれる映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りから送出開始するマルチメディア通信転送方法である。
【0023】
また、交換機が、第二のマルチメディア通信端末に送信する信号として、転送元である第一のマルチメディア通信端末からの送信信号から、転送先である第三のマルチメディア通信端末からの送信信号に切り替えるのに際して、各々の送信信号に含まれる映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りにて切り替えるマルチメディア通信転送方法である。
【0024】
また、第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、マルチメディア通信の転送に先立ち、第一のマルチメディア通信端末は、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、第三のマルチメディア通信端末に通知し、この動作パラメータに従い、第二のマルチメディア通信端末と第三のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信を行うマルチメディア通信端末である。
【0025】
また、第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータが通知されてきた場合、通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知する交換機である。
【0026】
また、第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータが通知されてきた場合、通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知する管理装置である。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるマルチメディア通信転送システムのブロック図である。
本図において、11〜13はマルチメディア通信端末、2は構内交換機、3は電話網である。ここでのマルチメディア通信端末11〜13は、例えば、ITU−T勧告H.324の規定するマルチメディア端末(Annex Cに記される移動体端末を含む)や第三世代携帯電話標準に関する業界団体である3GPP(Third Generation Partnership Project)の規定するマルチメディア通信端末(以下、3G−324M)である。従って、電話網3は特定の網ではなく、マルチメディア通信端末11〜13に対応する網であれば良い。
【0028】
なお、本実施の形態では、映像符号化方式に、例えばITU−T勧告H.324のようにITU−T勧告H.263を採用した場合について記している。
【0029】
以上のように構成された本実施の形態におけるマルチメディア通信転送システムの動作説明を行う。
【0030】
マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12の間でのマルチメディア通信では、電話網3及び構内交換機2を介して呼が確立された後、両端末は、まずITU−T勧告H.223及びその付属文書に規定される多重化レベルの同期処理を行う。次いで、ITU−T勧告H.245で規定されるインチャネルの通信制御プロトコルに従って、各々の保有する送信、受信の能力に関する情報交換を行い、その通信に使用するメディア多重分離や映像、音声の符号化に係る動作パラメータを決定する。
【0031】
ここで決定される動作パラメータの種類としては、例えば、映像、音声の符号化方式、映像復号に必要な符号化に係るパラメータ、メディア多重分離処理に係る各種オプション機能などである。万が一、これらの動作パラメータが送信側端末と受信側端末で一致しない場合、受信側端末は正しくメディア分離処理、各メディア信号の復号処理を行うことが出来ない。
【0032】
そのため、マルチメディア通信が、マルチメディア通信転送の前後でスムーズに保たれるように、本システムでは、マルチメディア通信端末11及びマルチメディア通信端末12は、マルチメディア通信端末を規定する勧告で規定される必須能力のみを保有能力として、各々の保有する送信、受信の能力に関する情報交換を行い、必須の能力のみによるマルチメディア通信が行われるように誘導する。
【0033】
動作パラメータが決定すると、マルチメディア通信端末11、マルチメディア通信端末12は、決定された動作パラメータに従い、各メディア信号の符号化処理、メディア多重化処理を行い、相手端末に送出する。一方、相手端末からの受信信号に対して、決定された動作パラメータに従い、メディア分離処理、各メディア信号の復号処理を行う。
【0034】
次いで、図2〜図5を用いてマルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間で実施しているマルチメディア通信を、マルチメディア通信端末11からマルチメディア通信端末13へ通信転送を行う動作を説明する。
【0035】
図2は、マルチメディア通信端末11〜13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示したシーケンス図である。
【0036】
図3は、構内交換機2において、端末Aからの受信マルチメディア情報を、端末Bから端末Cに出力先を切り替える処理において、一時的に端末B及び端末Cに対して同時に出力する動作を示している。本例では、端末Aがマルチメディア通信端末12、端末Bがマルチメディア通信端末11、端末Cがマルチメディア通信端末13に相当する。
【0037】
図4及び図5は、構内交換機2において、端末cへの送信マルチメディア情報を、端末aから端末bに入力元を切り替える処理を示している。本例では、端末aがマルチメディア通信端末11、端末bがマルチメディア通信端末13、端末cがマルチメディア通信端末12に相当する。
なお、図3〜図5において、簡単化のために映像情報についてのみ記しているが、音声信号は映像情報が多重されていない期間に、有意な単位毎にまとめて多重化されるため、映像情報の切れ目で切り替えを実施する事により、音声信号は有意な単位で切り替えられる。
【0038】
図2に示すPhase1では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われ、マルチメディア通信が行われている。
【0039】
Phase2は、マルチメディア通信端末11からの転送要求に従い、構内交換機2がマルチメディア通信端末13へ発呼を行い、呼が確立されるまでの期間である。
マルチメディア通信端末11のユーザが、マルチメディア通信端末13への転送を希望した場合、マルチメディア通信端末11から構内交換機2に対して、例えば、呼制御情報のユーザ情報を用いて転送要求メッセージが発行される。構内交換機2は、呼設定メッセージのユーザユーザ情報等にマルチメディア通信端末11から通知されたマルチメディア通信で使用している動作パラメータを含め、転送要求メッセージに含まれる転送先(マルチメディア通信端末13)に対して発呼を行い、マルチメディア通信端末13との間で呼を確立する。なお、本図では、発呼受付等の呼確立に掛かるメッセージは、本発明に関係無いため省略している(以下、同じ)。
【0040】
Phase3は、構内交換機2において、マルチメディア情報を切り替える期間を示しており、マルチメディア通信端末13へ出力される方向をPhase3A、マルチメディア通信端末13から入力される方向をPhase3Bとしてまとめている。なお、簡単化のために個別に記しているが、各々は独立に動作しているため、各々の処理は前後する場合がある。
【0041】
図3を用いてPhase3Aの動作を説明する。
本図において、端末Aがマルチメディア通信端末12、端末Bがマルチメディア通信端末11、端末Cがマルチメディア通信端末13に対応する。
構内交換機2では、マルチメディア通信端末13との呼の確立を受け、マルチメディア情報の切り替え待機状態となっている。この時点では、構内交換機2は、マルチメディア通信端末11より通知された動作パラメータに従い、スタッフィングをマルチメディア通信端末13に送出している。
【0042】
次いで、マルチメディア通信端末12からのマルチメディア情報を監視し、映像情報の有意な区切りを探索する。ここで記す有意な区切りとは、例えば、ピクチャの区切りを示す。映像情報の有意な区切りが検出された場合、マルチメディア通信端末13に対する出力を、有意な区切りの先頭よりマルチメディア通信端末12から入力したマルチメディア情報に切り替える。
なお、切り替え前にマルチメディア通信端末13に対してスタッフィングを送出しているため、多重化フレームの同期はずれが発生しないように、バッファリングにより送出タイミングの調整を行う。
【0043】
通信転送先であるマルチメディア通信端末13では、受信したマルチメディア情報を、先に送付された動作パラメータに従ってメディア分離、復号等の処理を行い、映像、音声の表示/出力を行う。
【0044】
図4及び図5を用いてPhase3Bの動作を説明する。
本図において、端末aがマルチメディア通信端末11、端末bがマルチメディア通信端末13、端末cがマルチメディア通信端末12に対応する。
構内交換機2には、マルチメディア通信端末11からマルチメディア情報、マルチメディア通信端末13から先に通知された動作パラメータに従ったスタッフィングが入力され、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報を選択してマルチメディア通信端末12に送出している。
ここで、マルチメディア通信端末13からの出力はスタッフィングとしているが、本端末は前述のように既にマルチメディア情報の送出に掛かる処理を開始しているため、速やかにマルチメディア情報の出力に移行する。
【0045】
構内交換機2では、マルチメディア通信端末13との間の呼の確立で切り替え待機状態となり、マルチメディア通信端末11及びマルチメディア通信端末13からのマルチメディア情報を監視し、映像情報の有意な区切りを探索する。
【0046】
図4を用いてPhase3B1の動作を説明する。
本図は、マルチメディア通信端末13に先だって、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報から映像情報の有意な区切りが検出された場合の動作を示している。
【0047】
構内交換機2は、マルチメディア通信端末11から入力するマルチメディア情報に含まれる映像情報の有意な区切りの最終より、マルチメディア通信端末12に対する出力を停止し、先に通知された動作パラメータに従ってスタッフィングの送出を開始する。
【0048】
次いで、マルチメディア通信端末13からのマルチメディア情報より映像情報の有意な区切りを検出した場合、その区切りにおいてマルチメディア通信端末12に対する出力をマルチメディア通信端末13から入力したマルチメディア情報に切り替える。
その際、多重化フレームの同期はずれが発生しないように、バッファリングにより送出タイミングの調整を行う。
【0049】
図5を用いてPhase3B2の動作を説明する。
本図は、マルチメディア通信端末11に先だって、マルチメディア通信端末13からのマルチメディア情報から映像情報の有意な区切りが検出された場合の動作を示している。
【0050】
構内交換機2は、マルチメディア通信端末13からのマルチメディア情報を映像情報の有意な区切りを検出した場合、その先頭より蓄積を開始し、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報の監視を続行する。
【0051】
次いで、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報より映像情報の有意な区切りを検出した場合、その区切りにおいてマルチメディア通信端末12に対する出力を、マルチメディア通信端末13から入力したマルチメディア情報に切り替える。
【0052】
なお、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報から映像情報の有意な区切りを検出する前に、マルチメディア通信端末13からのマルチメディア情報の蓄積量が装置の実装するバッファのサイズを超える場合は、蓄積したマルチメディア情報を廃棄し、再度両マルチメディア通信端末からのマルチメディア情報を監視する状態まで戻るものとする。
【0053】
Phase3B1、Phase3B2のいずれの場合においても、マルチメディア通信端末13は、先に通知された動作パラメータに従ってマルチメディア情報を生成しているため、マルチメディア通信端末12は、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0054】
Phase4は、マルチメディア通信転送実施後に転送元の呼を切断する処理である。
構内交換機2では、マルチメディア通信端末13への送出マルチメディア情報の切り替え、及びマルチメディア通信端末12への送出マルチメディア情報の切り替えにより、マルチメディア通信端末11に対して切断要求を発行し、呼の切断を行う。
【0055】
Phase5では、マルチメディア通信端末13とマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われる。
【0056】
なお、上記の説明では、マルチメディア通信端末11からの転送要求時に動作パラメータの通知を行っているが、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間での動作パラメータが決定した時点で、構内交換機2に対して通知するようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0057】
また、上記の説明では、構内交換機2に対してマルチメディア通信端末11より動作パラメータの通知を行っているが、構内交換機2がマルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間でのマルチメディア通信を監視し、自ら動作パラメータを抽出、蓄積しておくようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0058】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11と構内交換機2間、マルチメディア通信端末13と構内交換機2間で呼制御情報を用いて動作パラメータ通知を行ったが、図6及び図7に示すように10Base−T/100Base−TX等のLANやパケット等の異なるベアラの呼を用いても同様な効果を得る事が可能である。
【0059】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを構内交換機2が管理し、マルチメディア通信端末13に通知していたが、図8〜図10に示すようにシステム管理を行う管理装置が管理する形態にしても同様な効果を得る事が可能である。
【0060】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間が同一の構内交換機2に収容される例を用いたが、勿論異なる交換機に収容されていても良い。
【0061】
以上のように、本実施の形態1では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12とマルチメディア通信端末13間の保有能力等のネゴシエーション処理を省略することができ、両端末間でのマルチメディア通信開始までの時間を短縮することを可能とする。
【0062】
また、本実施の形態1では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末13においてマルチメディア通信端末12からの受信マルチメディア情報をメディア分離、復号可能とし、正しく映像、音声を表示/出力可能とする。
【0063】
また、本実施の形態1では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12がメディア分離、復号を行い、正しく映像、音声を表示/出力可能なメディア情報をマルチメディア通信端末13が送出可能とする。
【0064】
また、本実施の形態1では、マルチメディア通信端末12からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0065】
また、本実施の形態1では、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末12に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0066】
実施の形態2.
本実施の形態2は、実施の形態1のシステム構成において、マルチメディア通信端末として、映像符号化方式に、例えば3G−324MのようにMPEG4を採用した場合について記している。MPEG4の場合、ITU−T勧告H.263と異なり、復号に際してDCI(Decoder Configuration Information)と呼ばれる符号化パラメータを必要とし、本DCI値無しでは正常な復号処理を行うことが出来ない。本DCI値は、通常映像符号化装置毎に固定の値となり、相手端末には映像符号化信号の先頭、及びITU−T勧告H.245の映像論理チャネル開設メッセージにて通知され、3G−324Mでは後者の方法で送られたものを復号側で使用することになっている。なお、実施の形態2のシステム構成図は、図1に示す実施の形態1と変わらないので、図1を参照して実施の形態2のシステムの動作等を説明する。
【0067】
図11に、実施の形態2におけるマルチメディア通信端末11〜13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れシーケンス図により示す。
【0068】
図12に、図11に示す実施の形態2におけるPhase3Bの動作を示す。図12は、構内交換機2において端末cへの送信マルチメディア情報を、端末aから端末bに入力元を切り替える処理を示している。本例では、端末aがマルチメディア通信端末11、端末bがマルチメディア通信端末13、端末cがマルチメディア通信端末12に相当する。
【0069】
図11に示すPhase1では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われ、マルチメディア通信が行われている。
【0070】
Phase2は、マルチメディア通信端末11からの転送要求に従い、構内交換機2がマルチメディア通信端末13へ発呼を行い、呼が確立されるまでの期間である。尚、本動作は、実施の形態1におけるPhase2と同様の動作であるため、詳細は省略する。
【0071】
Phase3は、構内交換機2において、マルチメディア情報を切り替える期間を示しており、マルチメディア通信端末13へ出力される方向をPhase3A、マルチメディア通信端末13から入力される方向をPhase3Bとしてまとめている。なお、簡単化のために個別に記しているが、各々は独立に動作しているため、各々の処理は前後する場合がある。
【0072】
Phase3Aの動作は、マルチメディア通信端末12から入力されていたマルチメディア情報を、マルチメディア通信端末11だけでなく、マルチメディア通信端末13に対しても出力する動作である。なお、本動作も、実施の形態1におけるPhase3Aと同様の動作であるため、詳細を省略する。
【0073】
マルチメディア通信端末13は、予め動作パラメータが通知されているため、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0074】
図11及び図12を用いて、実施の形態2特有のPhase3Bの動作について説明する。
本図において、端末aがマルチメディア通信端末11、端末bがマルチメディア通信端末13、端末cがマルチメディア通信端末12に対応する。
構内交換機2には、マルチメディア通信端末11からマルチメディア情報、マルチメディア通信端末13から先に通知された動作パラメータに従ったスタッフィングが入力され、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報を選択してマルチメディア通信端末12に送出している。
ここで、マルチメディア通信端末13からの出力はスタッフィングとしているが、本端末は前述のように既にマルチメディア情報の送出に掛かる処理を開始しているため、速やかにマルチメディア情報の出力に移行する。
【0075】
構内交換機2では、マルチメディア通信端末11に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて映像論理チャネルの閉鎖要求を行う。マルチメディア通信端末11では、本要求を受けて映像論理チャネルの閉鎖処理を行い、閉鎖処理が完了した時点で構内交換機2に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて出力する映像論理チャネルの閉鎖が完了した事を通知する。
【0076】
構内交換機2は、マルチメディア通信端末11からの映像論理チャネル閉鎖完了通知を受け、マルチメディア通信端末12への送出信号を、マルチメディア通信端末11より入力されたものから、マルチメディア通信端末13より入力されたものに切り替える。
この時、マルチメディア通信端末12にて多重化フレームの同期はずれが発生しないように、また音声情報の有意な単位の途中(音声フレームの途中)で切り替わらないようにバッファリングを行う。
【0077】
次いで、構内交換機2は、マルチメディア通信端末13に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて、映像論理チャネル開設を要求する。マルチメディア通信端末13では、本要求を受けてITU−T勧告H.245に従った映像論理チャネルの開設処理を行い、映像情報の送出を開始する。その後、構内交換機2に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて、映像及び音声の論理チャネル開設を通知する。
【0078】
マルチメディア通信端末13は、先に通知された動作パラメータに従ってマルチメディア情報を生成しているため、マルチメディア通信端末12は、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0079】
Phase4は、マルチメディア通信転送実施後に転送元の呼を切断する処理である。
構内交換機2では、マルチメディア通信端末13への送出マルチメディア情報の切り替え、及びマルチメディア通信端末12への送出マルチメディア情報における映像論理チャネル開設により、マルチメディア通信端末11に対して切断要求を発行し、呼の切断を行う。
【0080】
Phase5では、マルチメディア通信端末13とマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われる。
【0081】
なお、上記の説明では、マルチメディア通信端末11からの転送要求時に動作パラメータの通知を行っているが、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間での動作パラメータが決定した時点で、構内交換機2に対して通知するようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0082】
また、上記の説明では、構内交換機2に対してマルチメディア通信端末11より動作パラメータの通知を行っているが、構内交換機2がマルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間でのマルチメディア通信を監視し、自ら動作パラメータを抽出、蓄積しておくようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0083】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11と構内交換機2間、マルチメディア通信端末13と構内交換機2間で呼制御情報を用いて動作パラメータ通知を行ったが、図6及び図7に示すように10Base−T/100Base−TX等のLANやパケット等の異なるベアラの呼を用いても同様な効果を得る事が可能である。
【0084】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを構内交換機2が管理し、マルチメディア通信端末13に通知していたが、図8〜図10に示すようにシステム管理を行う管理装置が管理する形態にしても同様な効果を得る事が可能である。
【0085】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間が同一の構内交換機2に収容される例を用いたが、勿論異なる交換機に収容されていても良い。
【0086】
以上のように、本実施の形態2では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12とマルチメディア通信端末13間の保有能力等のネゴシエーション処理を省略することができ、両端末間でのマルチメディア通信開始までの時間を短縮することを可能とする。
【0087】
また、本実施の形態2では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末13においてマルチメディア通信端末12からの受信マルチメディア情報をメディア分離、復号可能とし、正しく映像、音声を表示/出力可能とする。
【0088】
また、本実施の形態2では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12がメディア分離、復号を行い、正しく映像、音声を表示/出力可能なメディア情報をマルチメディア通信端末13が送出可能とする。
【0089】
また、本実施の形態2では、マルチメディア通信端末12からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0090】
また、本実施の形態2では、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末12に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0091】
また、本実施の形態2では、マルチメディア通信端末12に対して送出するマルチメディア情報をマルチメディア通信端末11が出力するものからマルチメディア通信端末13が出力するものに切り替える際に、マルチメディア通信端末13が送出する映像信号に対応する新たな動作パラメータをマルチメディア通信端末12に通知することにより、マルチメディア通信端末12において、マルチメディア通信端末13からの映像信号を正しく復号し、表示/出力することを可能とする。
【0092】
実施の形態3.
本実施の形態3は、実施の形態1のシステム構成において、転送処理中にマルチメディア通信端末11への転送保留処理、及びマルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行う場合を示している。従って、映像符号化方式に、ITU−T勧告H.263を採用しているため、映像情報の切り替え時に論理チャネルの閉鎖、再設定を必要としない。なお、実施の形態3のシステム構成図は、実施の形態2の場合と同様に、図1に示す実施の形態1と変わらないので、図1を参照して実施の形態2のシステムの動作等を説明する。
【0093】
図13及び図14は、本実施の形態3におけるマルチメディア通信端末11〜13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示すシーケンス図である。なお、構内交換機2において、端末Aからの受信マルチメディア情報を、端末Bから端末Cに出力先を切り替える処理において、一時的に端末B及び端末Cに対して同時に出力する処理は、図3及び図15を使用する。また、構内交換機2において、端末cへの送信マルチメディア情報を、端末aから端末bに入力元を切り替える処理は、実施の形態1と同様に図4及び図5を使用する。また、各図において、簡単化のために映像情報についてのみ記しているが、音声信号は映像情報が多重されていない期間に、有意な単位毎にまとめて多重化されるため、映像情報の切れ目で切り替えを実施する事により、音声信号は有意な単位で切り替えられる。
【0094】
図13に示すPhase1では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われ、マルチメディア通信が行われている。
【0095】
Phase2は、マルチメディア通信端末11からの転送要求に従い、構内交換機2がマルチメディア通信端末13へ発呼を行い、呼が確立されるまでの期間である。本動作は、実施の形態1におけるPhase2と同様の動作であるため、詳細は省略する。
【0096】
Phase3は、マルチメディア通信の転送に先立って実施する転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間のマルチメディア通信を確立するまでの期間を示しており、マルチメディア通信端末13へ出力される方向をPhase3A、マルチメディア通信端末13から入力される方向をPhase3Bとしてまとめている。なお、簡単化のために個別に記しているが、各々は独立に動作しているため、各々の処理は前後する場合がある。
【0097】
まず、構内交換機2は、マルチメディア通信端末13との呼の確立を受け、マルチメディア情報の切り替え待機状態となり、マルチメディア通信端末12に対して、例えば、呼制御情報のユーザ情報を用いて保留開始要求メッセージを発行する。
【0098】
図15を用いてPhase3Aの動作を説明する。
この時点では、構内交換機2はマルチメディア通信端末11より通知された動作パラメータに従い、スタッフィングをマルチメディア通信端末13に送出している。
【0099】
次いで、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報を監視し、映像情報の有意な区切りを探索する。ここで記す有意な区切りとは、例えば、ピクチャの区切りを示す。映像情報の有意な区切りが検出された場合、マルチメディア通信端末13に対する出力を、有意な区切りの先頭よりマルチメディア通信端末11から入力したマルチメディア情報に切り替える。なお、切り替え前にマルチメディア通信端末13に対してスタッフィングを送出しているので、多重化フレームの同期はずれが発生しないように、バッファリングにより送出タイミングの調整を行う。
また、マルチメディア通信端末12に対しては、マルチメディア通信端末11からのマルチメディア情報の出力を停止し、先に通知された動作パラメータに従い、スタッフィングの送出を開始する。
【0100】
通信転送先であるマルチメディア通信端末13では、受信したマルチメディア情報を、先に送付された動作パラメータに従ってメディア分離、復号等の処理を行い、映像、音声の表示/出力を行う。また、マルチメディア通信端末12では、構内交換機2からの保留開始要求メッセージを受け、例えば、予め蓄積されている映像、音声よりなる保留アナウンスの表示/出力を行う。
【0101】
Phase3Bは、マルチメディア通信端末11に対する出力を、マルチメディア通信端末12からの入力を、マルチメディア通信端末13からの入力に切り替える動作である。本動作は、図4及び図5で説明される実施の形態1におけるPhase3B動作と同様であるため、説明を省略する。なお、図4及び図5において、端末aがマルチメディア通信端末12、端末bがマルチメディア通信端末13、端末cがマルチメディア通信端末11に対応する。
【0102】
マルチメディア通信端末13は、先に通知された動作パラメータに従ってマルチメディア情報を生成しているため、マルチメディア通信端末11は、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0103】
Phase4は、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われる。
【0104】
Phase5は、転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13で行っているマルチメディア通信を、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信に切り替える期間を示しており、マルチメディア通信端末13へ出力される方向をPhase5A、マルチメディア通信端末13から入力される方向をPhase5Bとしてまとめている。なお、簡単化のために個別に記しているが、各々は独立に動作しているため、各々の処理は前後する場合がある。
【0105】
マルチメディア通信端末11が転送処理の完了を希望した場合、構内交換機2に対して、例えば、呼制御情報のユーザ情報を用いて転送完了要求メッセージを発行する。
構内交換機2は、マルチメディア通信端末11からの転送完了要求メッセージを受け、マルチメディア情報の切り替え待機状態となり、マルチメディア通信端末12に対して、例えば、呼制御情報のユーザ情報を用いて保留解除要求メッセージを発行する。
【0106】
Phase5Aは、マルチメディア通信端末13に対する出力をマルチメディア通信端末11からマルチメディア通信端末12からの入力に切り替える動作である。
本動作は、図4及び図5で説明される実施の形態1におけるPhase3B動作と、動作開始の条件を除いて同様の振る舞いであるため説明を省略する。
なお、図4及び図5において、端末aがマルチメディア通信端末11、端末bがマルチメディア通信端末12、端末cがマルチメディア通信端末13に対応する。また、各々の図の端末bからの映像入力において、映像信号の先頭前にスタッフィングが挿入されているが、本例では映像信号が挿入されている。
【0107】
マルチメディア通信端末13は、予め通知された動作パラメータが通知されているため、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0108】
Phase5Bは、マルチメディア通信端末12に対する出力をスタッフィングからマルチメディア通信端末13からの入力に切り替える動作である。
本動作は、図3で説明される実施の形態1におけるPhase3A動作と、動作開始の条件を除いて同様の振る舞いであるため説明を省略する。
なお、図3において、端末Aがマルチメディア通信端末13、端末Aがマルチメディア通信端末11、端末Cがマルチメディア通信端末12に対応する。
【0109】
マルチメディア通信端末13は、先に通知された動作パラメータに従ってマルチメディア情報を生成しているため、マルチメディア通信端末12は、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0110】
Phase6は、マルチメディア通信転送実施後に転送元の呼を切断する処理である。
構内交換機2では、マルチメディア通信端末13への送出マルチメディア情報の切り替え、及びマルチメディア通信端末12への送出マルチメディア情報の切り替えにより、マルチメディア通信端末11に対して切断要求を発行し、呼の切断を行う。
【0111】
Phase7では、第三のマルチメディア通信端末13と第二のマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われる。
【0112】
なお、上記の説明では、マルチメディア通信端末11からの転送要求時に動作パラメータの通知を行っているが、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間での動作パラメータが決定した時点で、構内交換機2に対して通知するようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0113】
また、上記の説明では、構内交換機2に対してマルチメディア通信端末11より動作パラメータの通知を行っているが、構内交換機2がマルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間でのマルチメディア通信を監視し、自ら動作パラメータを抽出、蓄積しておくようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0114】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11と構内交換機2間、マルチメディア通信端末13と構内交換機2間で呼制御情報を用いて動作パラメータ通知を行ったが、図6及び図7に示すように10Base−T/100Base−TX等のLANやパケット等の異なるベアラの呼を用いても同様な効果を得る事が可能である。
【0115】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを構内交換機2が管理し、マルチメディア通信端末13に通知していたが、図8〜図10に示すようにシステム管理を行う管理装置が管理する形態にしても同様な効果を得る事が可能である。
【0116】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間が同一の構内交換機2に収容される例を用いたが、勿論異なる交換機に収容されていても良い。
【0117】
以上のように、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うことにより、マルチメディア通信転送の前後において、スムーズな意志の疎通を可能可能とする。
【0118】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間の保有能力等のネゴシエーション処理を省略することができ、両端末間でのマルチメディア通信開始までの時間を短縮することを可能とする。
【0119】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末13においてマルチメディア通信端末11からの受信マルチメディア情報をメディア分離、復号可能とし、正しく映像、音声を表示/出力可能とする。
【0120】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末11がメディア分離、復号を行い、正しく映像、音声を表示/出力可能なメディア情報をマルチメディア通信端末13が送出可能とする。
【0121】
また、本実施の形態3では、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末11からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0122】
また、本実施の形態3では、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末11に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0123】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12とマルチメディア通信端末13間の保有能力等のネゴシエーション処理を省略することができ、両端末間でのマルチメディア通信開始までの時間を短縮することを可能とする。
【0124】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末13においてマルチメディア通信端末12からの受信マルチメディア情報をメディア分離、復号可能とし、正しく映像、音声を表示/出力可能とする。
【0125】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12がメディア分離、復号を行い、正しく映像、音声を表示/出力可能なメディア情報をマルチメディア通信端末13が送出可能とする。
【0126】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末12からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0127】
また、本実施の形態3では、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末12に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0128】
実施の形態4.
本実施の形態4は、実施の形態2のシステム構成において、転送処理中にマルチメディア通信端末11への転送保留処理、及びマルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行う場合を示している。従って、映像符号化方式に、MPEG4を採用しているため、映像情報の切り替え時に論理チャネルの閉鎖、再設定を行い、DCIの通知を行う必要がある。なお、実施の形態4のシステム構成図は、実施の形態2,3の場合と同様に、図1に示す実施の形態1と変わらないので、図1を参照して実施の形態2のシステムの動作等を説明する。
【0129】
図16及び図17は、本実施の形態4におけるマルチメディア通信端末11〜マルチメディア通信端末13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示したシーケンス図である。なお、構内交換機2において、端末Aからの受信マルチメディア情報を、端末Bから端末Cに出力先を切り替える処理において、一時的に端末B及び端末Cに対して同時に出力する処理は、図3及び図15を使用する。また、構内交換機2において、端末cへの送信マルチメディア情報を、端末aから端末bに入力元を切り替える処理は、実施の形態1と同様に図4及び図5を使用する。また、各図において、簡単化のために映像情報についてのみ記しているが、音声信号は映像情報が多重されていない期間に、有意な単位毎にまとめて多重化されるため、映像情報の切れ目で切り替えを実施する事により、音声信号は有意な単位で切り替えられる。
【0130】
図16に示すPhase1では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われ、マルチメディア通信が行われている。
【0131】
Phase2は、マルチメディア通信端末11からの転送要求に従い、構内交換機2がマルチメディア通信端末13へ発呼を行い、呼が確立されるまでの期間である。本動作は、実施の形態1におけるPhase2と同様の動作であるため、詳細は省略する。
【0132】
Phase3は、マルチメディア通信の転送に先立って実施する転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間のマルチメディア通信を確立するまでの期間を示しており、マルチメディア通信端末13へ出力される方向をPhase3A、マルチメディア通信端末13から入力される方向をPhase3Bとしてまとめている。なお、簡単化のために個別に記しているが、各々は独立に動作しているため、各々の処理は前後する場合がある。
【0133】
まず、構内交換機2は、マルチメディア通信端末13との呼の確立を受け、マルチメディア情報の切り替え待機状態となり、マルチメディア通信端末12に対して、例えば、呼制御情報のユーザ情報を用いて保留開始要求メッセージを発行する。
【0134】
Phase3Aの動作は、構内交換機2において、マルチメディア通信端末11からの入力をマルチメディア通信端末13に対して送出開始し、マルチメディア通信端末12に対してスタッフィングを送出開始する動作である。
【0135】
図18を用いてPhase3Aの動作を説明する。なお、図18において、端末Aがマルチメディア通信端末11、端末Bがマルチメディア通信端末12、端末Cがマルチメディア通信端末13に対応する。
【0136】
構内交換機2には、マルチメディア通信端末11からマルチメディア情報がマルチメディア通信端末12に送出している。また、マルチメディア通信端末13に対してスタッフィングを出力している。
【0137】
構内交換機2では、マルチメディア通信端末11に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて映像論理チャネルの閉鎖要求を行う。マルチメディア通信端末11では、本要求を受けて映像論理チャネルの閉鎖処理を行い、閉鎖処理が完了した時点で構内交換機2に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて出力する映像論理チャネルの閉鎖が完了した事を通知する。
【0138】
構内交換機2は、マルチメディア通信端末11からの映像論理チャネル閉鎖完了通知を受け、マルチメディア通信端末13への送出信号を、スタッフィングから、マルチメディア通信端末11より入力されたものに切り替える。
この時、マルチメディア通信端末13にて多重化フレームの同期はずれが発生しないように、また音声情報の有意な単位の途中(音声フレームの途中)で切り替わらないようにバッファリングを行う。
【0139】
次いで、構内交換機2は、マルチメディア通信端末11に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて、映像論理チャネル開設を要求する。マルチメディア通信端末11では、本要求を受けてITU−T勧告H.245に従った映像論理チャネルの開設処理を行い、映像情報の送出を開始する。その後、構内交換機2に対して、呼制御情報のユーザ情報等を用いて、映像及び音声の論理チャネル開設を通知する。
【0140】
マルチメディア通信端末13は、先に通知された動作パラメータに従い映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
また、マルチメディア通信端末12では、構内交換機2からの保留開始要求メッセージを受け、例えば、予め蓄積されている映像、音声よりなる保留アナウンスの表示/出力を行う。
【0141】
なお、本例では、マルチメディア通信端末11が映像論理チャネルの閉鎖及び再開設を行うことにより、マルチメディア通信端末13に対してDCI値の通知を行っているが、呼設定時に通知することで本処理を行わないようにすることも可能である。この場合の動作は、図15で説明される実施の形態3におけるPhase3Aと同じであるため、詳細は省略する。なお、図15において、端末Aがマルチメディア通信端末11、端末Bがマルチメディア通信端末12、端末Cがマルチメディア通信端末13に対応する。
【0142】
Phase3Bは、マルチメディア通信端末11に対する出力を、マルチメディア通信端末12からの入力を、マルチメディア通信端末13からの入力に切り替える動作である。本動作は、図12で説明される実施の形態2におけるPhase3B動作と同様の振る舞いであるため説明を省略する。なお、図12において、端末aがマルチメディア通信端末12、端末bがマルチメディア通信端末13、端末cがマルチメディア通信端末11に対応する。
【0143】
マルチメディア通信端末13は、先に通知された動作パラメータに従ってマルチメディア情報を生成しているため、マルチメディア通信端末11は、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0144】
Phase4は、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われる。
【0145】
Phase5は、転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13で行っているマルチメディア通信を、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信に切り替える期間を示しており、マルチメディア通信端末13へ出力される方向をPhase5A、マルチメディア通信端末13から入力される方向をPhase5Bとしてまとめている。なお、簡単化のために個別に記しているが、各々は独立に動作しているため、各々の処理は前後する場合がある。
【0146】
マルチメディア通信端末11が転送処理の完了を希望した場合、構内交換機2に対して、例えば、呼制御情報のユーザ情報を用いて転送完了要求メッセージを発行する。
構内交換機2は、マルチメディア通信端末11からの転送完了要求メッセージを受け、マルチメディア情報の切り替え待機状態となり、マルチメディア通信端末12に対して、例えば、呼制御情報のユーザ情報を用いて保留解除要求メッセージを発行する。
【0147】
Phase5Aは、マルチメディア通信端末13に対する出力をマルチメディア通信端末11からマルチメディア通信端末12からの入力に切り替える動作である。
本動作は、図12で説明される実施の形態2におけるPhase3B動作と、動作開始の条件を除いて同様の振る舞いであるため説明を省略する。
なお、図12において、端末aがマルチメディア通信端末11、端末bがマルチメディア通信端末12、端末cがマルチメディア通信端末13に対応する。また、各々の図の端末bからの映像入力において、映像信号の先頭前にスタッフィングが挿入されているが、本例では映像信号が挿入されている。
【0148】
マルチメディア通信端末13は、予め通知された動作パラメータが通知されているため、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0149】
Phase5Bは、マルチメディア通信端末12に対する出力をスタッフィングからマルチメディア通信端末13からの入力に切り替える動作である。
本動作は、本実施の形態におけるPhase3A動作と、動作開始の条件を除いて同様の振る舞いであるため説明を省略する。なお、図16において、端末Aがマルチメディア通信端末13、端末Bがマルチメディア通信端末11、端末Cがマルチメディア通信端末12に対応する。
【0150】
マルチメディア通信端末13は、先に通知された動作パラメータに従ってマルチメディア情報を生成しているため、マルチメディア通信端末12は、映像、音声信号を正しく復号、表示することが可能である。
【0151】
Phase6は、マルチメディア通信転送実施後に転送元の呼を切断する処理である。
構内交換機2では、マルチメディア通信端末12からの映像論理チャネル開設通知、及びマルチメディア通信端末13からの映像論理チャネル開設通知により、マルチメディア通信端末11に対して切断要求を発行し、呼の切断を行う。
【0152】
Phase7では、第三のマルチメディア通信端末13と第二のマルチメディア通信端末12の間で、構内交換機2を介してマルチメディア情報の送受が行われる。
【0153】
なお、上記の説明では、マルチメディア通信端末11からの転送要求時に動作パラメータの通知を行っているが、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間での動作パラメータが決定した時点で、構内交換機2に対して通知するようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0154】
また、上記の説明では、構内交換機2に対してマルチメディア通信端末11より動作パラメータの通知を行っているが、構内交換機2がマルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間でのマルチメディア通信を監視し、自ら動作パラメータを抽出、蓄積しておくようにしても同様な効果を得る事が可能である。
【0155】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11と構内交換機2間、マルチメディア通信端末13と構内交換機2間で呼制御情報を用いて動作パラメータ通知を行ったが、図6及び図7に示すように10Base−T/100Base−TX等のLANやパケット等の異なるベアラの呼を用いても同様な効果を得る事が可能である。
【0156】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを構内交換機2が管理し、マルチメディア通信端末13に通知していたが、図8〜図10に示すようにシステム管理を行う管理装置が管理する形態にしても同様な効果を得る事が可能である。
【0157】
また、上記の説明では、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間が同一の構内交換機2に収容される例を用いたが、勿論異なる交換機に収容されていても良い。
【0158】
以上のように、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うことにより、マルチメディア通信転送の前後において、スムーズな意志の疎通を可能可能とする。
【0159】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末11とマルチメディア通信端末13間の保有能力等のネゴシエーション処理を省略することができ、両端末間でのマルチメディア通信開始までの時間を短縮することを可能とする。
【0160】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末13においてマルチメディア通信端末11からの受信マルチメディア情報をメディア分離、復号可能とし、正しく映像、音声を表示/出力可能とする。
【0161】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末11がメディア分離、復号を行い、正しく映像、音声を表示/出力可能なメディア情報をマルチメディア通信端末13が送出可能とする。
【0162】
また、本実施の形態4では、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末11からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0163】
また、本実施の形態4では、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末11に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0164】
また、本実施の形態4では、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末11からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像信号に対応する新たな動作パラメータをマルチメディア通信端末13に通知することにより、映像信号を正しく復号し、表示/出力することを可能とする。
【0165】
また、本実施の形態4では、転送処理中に転送元のマルチメディア通信端末11と転送先のマルチメディア通信端末13間でマルチメディア通信を行うのに際し、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末11に送出し始めるのに際し、映像信号に対応する新たな動作パラメータをマルチメディア通信端末11に通知することにより、映像信号を正しく復号し、表示/出力することを可能とする。
【0166】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12とマルチメディア通信端末13間の保有能力等のネゴシエーション処理を省略することができ、両端末間でのマルチメディア通信開始までの時間を短縮することを可能とする。
【0167】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末13においてマルチメディア通信端末12からの受信マルチメディア情報をメディア分離、復号可能とし、正しく映像、音声を表示/出力可能とする。
【0168】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末11がマルチメディア通信端末12との間で実施しているマルチメディア通信をマルチメディア通信端末13に転送するシステムにおいて、転送元であるマルチメディア通信端末11と通信相手であるマルチメディア通信端末12間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、通信転送に先立ち、転送先であるマルチメディア通信端末13に通知することにより、マルチメディア通信端末12がメディア分離、復号を行い、正しく映像、音声を表示/出力可能なメディア情報をマルチメディア通信端末13が送出可能とする。
【0169】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末12からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0170】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末12に送出し始めるのに際し、映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りより送出開始することにより、スムーズな通信を続けることを可能とする。
【0171】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末12からの送信データをマルチメディア通信端末13に送出し始めるのに際し、映像信号に対応する新たな動作パラメータをマルチメディア通信端末13に通知することにより、映像信号を正しく復号し、表示/出力することを可能とする。
【0172】
また、本実施の形態4では、マルチメディア通信端末13からの送信データをマルチメディア通信端末12に送出し始めるのに際し、映像信号に対応する新たな動作パラメータをマルチメディア通信端末12に通知することにより、映像信号を正しく復号し、表示/出力することを可能とする。
【0173】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、マルチメディア通信の転送に先立ち、第一のマルチメディア通信端末は、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信モードに係る動作パラメータを、第三のマルチメディア通信端末に通知し、この動作パラメータに従い、第二のマルチメディア通信端末と第三のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信を行うようにしたので、第一のマルチメディア通信端末と第三のマルチメディア通信端末との間の保有能力等のネゴシエーション処理を省略することができ、両端末間でのマルチメディア通信開始までの時間を短縮することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるマルチメディア通信転送システムのブロック図。
【図2】 マルチメディア通信端末11〜13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示すシーケンス図。
【図3】 図2におけるPhase3Aの動作を示す図。
【図4】 図2におけるPhase3B1の動作を示す図。
【図5】 図2おけるPhase3B2の動作を示す図。
【図6】 実施の形態1のマルチメディア通信転送システムにおいてマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを10Base−T/100Base−TX等のLANを用いて転送するシステムに適応した例を示す構成図。
【図7】 実施の形態1のマルチメディア通信転送システムにおいてマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータをパケット等の異なるベアラの呼を用いて転送するシステムに適応した例を示す構成図。
【図8】 マルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを構内交換機の代わりに、システム管理を行う管理装置が管理し、マルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを10Base−T/100Base−TX等のLANを用いて転送する実施の形態1におけるマルチメディア通信転送システムの構成例を示すブロック図。
【図9】 マルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを構内交換機の代わりに、システム管理を行う管理装置が管理し、マルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータをパケット等の異なるベアラの呼を用いて転送する実施の形態1におけるマルチメディア通信転送システムの他の構成例を示すブロック図。
【図10】 マルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを構内交換機の代わりに、システム管理を行う管理装置が管理し、マルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に掛かる動作パラメータを10Base−T/100Base−TX等のLAN、パケット等の異なるベアラの呼を用いて転送する実施の形態1におけるマルチメディア通信転送システムの他の構成例を示すブロック図。
【図11】 実施の形態2におけるマルチメディア通信端末11〜13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示すシーケンス図。
【図12】 図11におけるPhase3Bの動作を示す図。
【図13】 実施の形態3におけるマルチメディア通信端末11〜13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示すシーケンス図。
【図14】 実施の形態3におけるマルチメディア通信端末11〜13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示すシーケンス図。
【図15】 図13におけるPhase3Aの動作を示す図。
【図16】 実施の形態4におけるマルチメディア通信端末11〜マルチメディア通信端末13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示したシーケンス図。
【図17】 実施の形態4におけるマルチメディア通信端末11〜マルチメディア通信端末13、構内交換機2の間の呼制御情報やマルチメディア情報の流れを示したシーケンス図。
【図18】 図16に示すPhase3Aの動作を説明する図。
【符号の説明】
11〜13 マルチメディア通信端末、2 構内交換機、3 電話網,4 LAN,5 管理装置。

Claims (14)

  1. 第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、上記マルチメディア通信の転送に先立ち、第一のマルチメディア通信端末は、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを、第三のマルチメディア通信端末に通知し、この動作パラメータに従い、第二のマルチメディア通信端末と第三のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信を行うことを特徴とするマルチメディア通信転送方法。
  2. 転送元である第一のマルチメディア通信端末は上記マルチメディア通信転送に際し、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを、通信を管理する交換機に対して通知し、交換機では通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項記載のマルチメディア通信転送方法。
  3. 転送元である第一のマルチメディア通信端末は予め、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを交換機に対して通知し、交換機にて蓄積しておき、交換機は通信転送の要求があったときに、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項記載のマルチメディア通信転送方法。
  4. 交換機は、転送元である第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを監視、蓄積しておき、通信転送の要求があったときに、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項記載のマルチメディア通信転送方法。
  5. 転送元である第一のマルチメディア通信端末は通信転送に際し、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを管理装置に対して通知し、管理装置では通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項記載のマルチメディア通信転送方法。
  6. 転送元である第一のマルチメディア通信端末は予め、通信相手である第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを管理装置に対して通知、管理装置にて蓄積しておき、管理装置は通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項記載のマルチメディア通信転送方法。
  7. 転送元である第一のマルチメディア通信端末と通信相手である第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを呼制御情報に含めて、交換機および第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項〜請求項いずれか請求項に記載のマルチメディア通信転送方法。
  8. 転送元である第一のマルチメディア通信端末と通信相手である第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを、上記マルチメディア通信に用いている通信ベアラと異なる通信ベアラを用いて、交換機あるいは管理装置、第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項〜請求項いずれか請求項に記載のマルチメディア通信転送方法。
  9. 転送元である第一のマルチメディア通信端末と通信相手である第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを、上記マルチメディア通信に用いている通信パスと異なる通信パスを用いて、交換機あるいは管理装置、第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする請求項〜請求項いずれかの請求項に記載のマルチメディア通信転送方法。
  10. 交換機が、第二のマルチメディア通信端末からの受信信号を、転送先である第三のマルチメディア通信端末に送出し始めるのに際し、受信信号に含まれる映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りから送出開始することを特徴とする請求項1〜請求項いずれかの請求項に記載のマルチメディア通信転送方法。
  11. 交換機が、第二のマルチメディア通信端末に送信する信号として、転送元である第一のマルチメディア通信端末からの送信信号から、転送先である第三のマルチメディア通信端末からの送信信号に切り替えるのに際して、各々の送信信号に含まれる映像、音声等のマルチメディア情報の有意な区切りにて切り替えることを特徴とする請求項1〜請求項いずれかの請求項に記載のマルチメディア通信転送方法。
  12. 第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、上記マルチメディア通信の転送に先立ち、第一のマルチメディア通信端末は、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信に係る動作パラメータを、第三のマルチメディア通信端末に通知し、この動作パラメータに従い、第二のマルチメディア通信端末と第三のマルチメディア通信端末との間のマルチメディア通信を行うことを特徴とするマルチメディア通信端末。
  13. 第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に係る動作パラメータが通知されてきた場合、通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする交換機。
  14. 第一のマルチメディア通信端末が第二のマルチメディア通信端末との間で実施しているマルチメディア通信を、第一のマルチメディア通信端末から第三のマルチメディア通信端末に転送する際、第一のマルチメディア通信端末と第二のマルチメディア通信端末間のマルチメディア通信に係る動作パラメータが通知されてきた場合、通信転送に先立ち、該パラメータを転送先である第三のマルチメディア通信端末に通知することを特徴とする管理装置。
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